JPH08246142A - 酸化物焼結体 - Google Patents
酸化物焼結体Info
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- JPH08246142A JPH08246142A JP7043711A JP4371195A JPH08246142A JP H08246142 A JPH08246142 A JP H08246142A JP 7043711 A JP7043711 A JP 7043711A JP 4371195 A JP4371195 A JP 4371195A JP H08246142 A JPH08246142 A JP H08246142A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 インジウム、錫および酸素を主成分とする酸
化物焼結体において、In2O3相、SnO2相、金属錫
相から構成される酸化物焼結体。また、上記構成でSn
O2相の(110)面のX線回折ピークの積分強度が、
In2O3相の(222)面のX線回折ピークの積分強度
の2%以下であり、且つ金属錫相の(101)面のX線
回折ピークの積分強度が、In2O3相の(222)面の
X線回折ピークの積分強度の4%以下である酸化物焼結
体。また、上記いずれかの構成で、In2O3相に2重量
%以上の錫元素が固溶されている酸化物焼結体。 【効果】 スパッタリング中の異常放電回数がきわめて
少なく、また長時間使用後においてもノジュールが発生
しないITOターゲットを提供することができる。
化物焼結体において、In2O3相、SnO2相、金属錫
相から構成される酸化物焼結体。また、上記構成でSn
O2相の(110)面のX線回折ピークの積分強度が、
In2O3相の(222)面のX線回折ピークの積分強度
の2%以下であり、且つ金属錫相の(101)面のX線
回折ピークの積分強度が、In2O3相の(222)面の
X線回折ピークの積分強度の4%以下である酸化物焼結
体。また、上記いずれかの構成で、In2O3相に2重量
%以上の錫元素が固溶されている酸化物焼結体。 【効果】 スパッタリング中の異常放電回数がきわめて
少なく、また長時間使用後においてもノジュールが発生
しないITOターゲットを提供することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、酸化インジウム・酸化
錫(以下、「ITO」という)焼結体に関し、特にスパ
ッタリング法によって透明導電膜を形成する際のスパッ
タリング用ターゲットとして極めて優れた性能を有する
ITO焼結体に関する。
錫(以下、「ITO」という)焼結体に関し、特にスパ
ッタリング法によって透明導電膜を形成する際のスパッ
タリング用ターゲットとして極めて優れた性能を有する
ITO焼結体に関する。
【0002】
【従来の技術】ITO焼結体をスパッタリングして得ら
れる透明導電膜は、その比抵抗値の低さから有望な膜と
して注目されている。例えば300℃程度の高温に加熱
された基板上に適当な条件でITOを物理蒸着すること
により、透明性が良く且つ比抵抗値が2.0×10-4Ω
・cm以下の良質なITO膜が得られる。
れる透明導電膜は、その比抵抗値の低さから有望な膜と
して注目されている。例えば300℃程度の高温に加熱
された基板上に適当な条件でITOを物理蒸着すること
により、透明性が良く且つ比抵抗値が2.0×10-4Ω
・cm以下の良質なITO膜が得られる。
【0003】このような高温に加熱された基板上に比抵
抗値の低いITO膜を成膜するためのITO焼結体とし
て、特開昭62−21751号公報にはIn2O3粉末と
SnO2粉末を適当な量だけ配合し、混合・粉砕を行
い、これを成形して仮焼した後再度粉砕を行って粉末と
し、得られた仮焼済み粉末を更に成形・焼結して製造さ
れたITO焼結体と、混合・粉砕した後ホットプレスの
ような高温加圧下で焼結する方法とが開示されている。
また、特開平2−115326号公報には、In2O3粉
末と金属錫粉末を適当な量だけ配合し、仮焼した後再度
粉砕を行って粉末とし、得られた仮焼済み粉末に更にホ
ットプレスを行うITO焼結体の製造方法が開示されて
いる。
抗値の低いITO膜を成膜するためのITO焼結体とし
て、特開昭62−21751号公報にはIn2O3粉末と
SnO2粉末を適当な量だけ配合し、混合・粉砕を行
い、これを成形して仮焼した後再度粉砕を行って粉末と
し、得られた仮焼済み粉末を更に成形・焼結して製造さ
れたITO焼結体と、混合・粉砕した後ホットプレスの
ような高温加圧下で焼結する方法とが開示されている。
また、特開平2−115326号公報には、In2O3粉
末と金属錫粉末を適当な量だけ配合し、仮焼した後再度
粉砕を行って粉末とし、得られた仮焼済み粉末に更にホ
ットプレスを行うITO焼結体の製造方法が開示されて
いる。
【0004】しかし、このようにして得られたITO焼
結体を用いてスパッタリングを行うと、異常放電の発生
によりプラズマ状態が不安定になり、安定した成膜が行
われず、スパッタされた膜の構造が悪化し、膜の特性値
が劣化するという不都合が生じる。また、異常放電が頻
繁に発生する状況下において長時間ITOターゲットを
使用していると、ターゲット表面にノジュールが生じ、
これにより成膜速度が低下し、生産性が低下するという
問題も生じる。
結体を用いてスパッタリングを行うと、異常放電の発生
によりプラズマ状態が不安定になり、安定した成膜が行
われず、スパッタされた膜の構造が悪化し、膜の特性値
が劣化するという不都合が生じる。また、異常放電が頻
繁に発生する状況下において長時間ITOターゲットを
使用していると、ターゲット表面にノジュールが生じ、
これにより成膜速度が低下し、生産性が低下するという
問題も生じる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明は、上述
したITOターゲットのスパッタリングにかかわる問題
点を解決し、異常放電の発生およびノジュールの生成を
有効に抑制することが可能な酸化物焼結体を提供するこ
とを目的とする。
したITOターゲットのスパッタリングにかかわる問題
点を解決し、異常放電の発生およびノジュールの生成を
有効に抑制することが可能な酸化物焼結体を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するため手段】本発明の酸化物焼結体は、
インジウム、錫および酸素を主成分とする酸化物焼結体
において、In2O3相、SnO2相、金属錫相から構成
されることを特徴とする。また、上記構成で、SnO2
相の(110)面のX線回折ピークの積分強度が、In
2O3相の(222)面のX線回折ピークの積分強度の2
%以下であり、且つ金属錫相の(101)面のX線回折
ピークの積分強度が、In2O3相の(222)面のX線
回折ピークの積分強度の4%以下であることを特徴とす
る。また、上記いずれかの構成で、In2O3相に2重量
%以上の錫元素が固溶されていることを特徴とする。
インジウム、錫および酸素を主成分とする酸化物焼結体
において、In2O3相、SnO2相、金属錫相から構成
されることを特徴とする。また、上記構成で、SnO2
相の(110)面のX線回折ピークの積分強度が、In
2O3相の(222)面のX線回折ピークの積分強度の2
%以下であり、且つ金属錫相の(101)面のX線回折
ピークの積分強度が、In2O3相の(222)面のX線
回折ピークの積分強度の4%以下であることを特徴とす
る。また、上記いずれかの構成で、In2O3相に2重量
%以上の錫元素が固溶されていることを特徴とする。
【0007】
【作用】異常放電の発生およびノジュールの生成原因を
調べるために従来法で得た焼結体を分析すると、特開昭
62−21751号公報にある方法で作製されるITO
焼結体では、例えば10重量%のSnO2粉末を配合し
て製造される場合、In2O3相中に固溶される錫原子は
3重量%前後であり、残りの錫は凝集して錫濃度の高い
中間相として形成されている。またこの焼結体は低密度
であるため、大きな空孔部が点在している。一方、高密
度を得るためにホットプレスを用いれば大きな空孔部は
消失するが、600〜800℃程度の低温処理であるた
め、錫原子はほとんど固溶されずに錫は全てSnO2相
として形成される。
調べるために従来法で得た焼結体を分析すると、特開昭
62−21751号公報にある方法で作製されるITO
焼結体では、例えば10重量%のSnO2粉末を配合し
て製造される場合、In2O3相中に固溶される錫原子は
3重量%前後であり、残りの錫は凝集して錫濃度の高い
中間相として形成されている。またこの焼結体は低密度
であるため、大きな空孔部が点在している。一方、高密
度を得るためにホットプレスを用いれば大きな空孔部は
消失するが、600〜800℃程度の低温処理であるた
め、錫原子はほとんど固溶されずに錫は全てSnO2相
として形成される。
【0008】さらに特開平2−115326号公報にあ
る方法で焼結体を作製すれば、SnO2相がなく、かつ
高密度である焼結体は得られるが、In2O3粉末と添加
される金属錫粉末との濡れ性が悪いためにIn2O3相と
金属錫相に分離され、その界面には大きな空孔部が存在
しやすい。またホットプレスによって焼結体の表面に金
属錫がシミだし、その焼結体を用いて成膜すれば粗悪な
膜質しか得ることができず、さらに異常放電が発生して
放電状態が安定化しない。
る方法で焼結体を作製すれば、SnO2相がなく、かつ
高密度である焼結体は得られるが、In2O3粉末と添加
される金属錫粉末との濡れ性が悪いためにIn2O3相と
金属錫相に分離され、その界面には大きな空孔部が存在
しやすい。またホットプレスによって焼結体の表面に金
属錫がシミだし、その焼結体を用いて成膜すれば粗悪な
膜質しか得ることができず、さらに異常放電が発生して
放電状態が安定化しない。
【0009】以上のことから異常放電およびノジュール
は以下の2点が原因となって発生していることがわかっ
た。 1.焼結体中に存在する表面抵抗値の低いSnO2相、
もしくは錫濃度の高い中間相 2.焼結体表面にある大きな空孔部 すなわち、本発明は上記2点を解消することによって異
常放電の発生およびノジュールの生成を有効に抑制する
ことを可能としたものである。
は以下の2点が原因となって発生していることがわかっ
た。 1.焼結体中に存在する表面抵抗値の低いSnO2相、
もしくは錫濃度の高い中間相 2.焼結体表面にある大きな空孔部 すなわち、本発明は上記2点を解消することによって異
常放電の発生およびノジュールの生成を有効に抑制する
ことを可能としたものである。
【0010】本発明の酸化物焼結体は、例えばIn2O3
粉末中に添加する錫原料粉末を金属錫粉末とSnO2粉
末とし、焼結工程を熱間静水圧プレス法(HIP)とす
ることで得られる。即ち、錫原料粉として金属錫粉末と
SnO2粉末を配合することによって、In2O3粉末と
金属錫粉末との濡れ性を改善し、且つ加圧下における焼
結体表面への金属錫のシミだしを防止することができ
る。そして金属錫粉末を添加することによって、異常放
電、ノジュールの生成の起点となるSnO2相の割合を
低く抑えることができる。
粉末中に添加する錫原料粉末を金属錫粉末とSnO2粉
末とし、焼結工程を熱間静水圧プレス法(HIP)とす
ることで得られる。即ち、錫原料粉として金属錫粉末と
SnO2粉末を配合することによって、In2O3粉末と
金属錫粉末との濡れ性を改善し、且つ加圧下における焼
結体表面への金属錫のシミだしを防止することができ
る。そして金属錫粉末を添加することによって、異常放
電、ノジュールの生成の起点となるSnO2相の割合を
低く抑えることができる。
【0011】この際の金属錫粉末とSnO2粉末の配合
比は3:7〜7:3の割合が好ましい。また焼結体内に
少量存在するSnO2相は、ボールミル混合を十分に行
うことで微細に分散されて、異常放電、ノジュールの生
成の起点となることはない。更にカプセル内に充填して
真空封止した後、HIP処理を行うことによって金属錫
粉末の酸化防止、焼結体表面への金属錫のシミだしを抑
制することができる。
比は3:7〜7:3の割合が好ましい。また焼結体内に
少量存在するSnO2相は、ボールミル混合を十分に行
うことで微細に分散されて、異常放電、ノジュールの生
成の起点となることはない。更にカプセル内に充填して
真空封止した後、HIP処理を行うことによって金属錫
粉末の酸化防止、焼結体表面への金属錫のシミだしを抑
制することができる。
【0012】このようにして得られた焼結体は、SnO
2相の(110)面のX線回折ピークの積分強度が、I
n2O3相の(222)面のX線回折ピークの積分強度の
2%以下であり、且つ金属錫相の(101)面のX線回
折ピークの積分強度が、In2O3相の(222)面のX
線回折ピークの積分強度の4%以下である。また、In
2O3相中に固溶される錫原子は2重量%以上である。更
に、焼結密度は相対密度90%以上が達成される。
2相の(110)面のX線回折ピークの積分強度が、I
n2O3相の(222)面のX線回折ピークの積分強度の
2%以下であり、且つ金属錫相の(101)面のX線回
折ピークの積分強度が、In2O3相の(222)面のX
線回折ピークの積分強度の4%以下である。また、In
2O3相中に固溶される錫原子は2重量%以上である。更
に、焼結密度は相対密度90%以上が達成される。
【0013】(ITO焼結体)本発明のITO焼結体は
実質的にインジウム、錫および酸素からなるものであ
り、In2O3−SnO2系のものである。この組成自体
は公知のITO焼結体と同様であり、一般に錫の平均組
成は3〜12重量%であり、インジウムの平均組成は7
0〜78重量%にある。
実質的にインジウム、錫および酸素からなるものであ
り、In2O3−SnO2系のものである。この組成自体
は公知のITO焼結体と同様であり、一般に錫の平均組
成は3〜12重量%であり、インジウムの平均組成は7
0〜78重量%にある。
【0014】(ITO焼結体の製造)本発明のITO焼
結体の製造には、平均粒径が1μm以下の微細なIn2
O3粉末中に平均粒径が5μm以下のSnO2粉末と金属
錫粉末を添加して原料粉末として用いることができる。
原料粉末の混合には湿式ボールミルを用いることができ
る。この場合、例えばボールはジルコニアボールを用
い、混合時間は18時間とする。また従来技術の例に述
べられている仮焼は行わう必要はない。仮焼による錫の
凝集を防止するためである。仮焼を行わない場合、焼結
工程で割れ、欠け等の不良が発生しやすくなるが、この
問題については焼結工程を工夫することにより解決でき
る。
結体の製造には、平均粒径が1μm以下の微細なIn2
O3粉末中に平均粒径が5μm以下のSnO2粉末と金属
錫粉末を添加して原料粉末として用いることができる。
原料粉末の混合には湿式ボールミルを用いることができ
る。この場合、例えばボールはジルコニアボールを用
い、混合時間は18時間とする。また従来技術の例に述
べられている仮焼は行わう必要はない。仮焼による錫の
凝集を防止するためである。仮焼を行わない場合、焼結
工程で割れ、欠け等の不良が発生しやすくなるが、この
問題については焼結工程を工夫することにより解決でき
る。
【0015】焼結体の作製方法はHIP処理によって行
う。まず原料粉末をカプセル内に充填して真空封止した
後、800℃以上、100MPa以上でHIP処理を行
う。
う。まず原料粉末をカプセル内に充填して真空封止した
後、800℃以上、100MPa以上でHIP処理を行
う。
【0016】
【実施例】以下に実施例を用いて本発明の優れた効果を
説明する。 実施例1 ・・・ 平均粒経5.0μmからなる金属錫
粉末と平均粒径1.0μmからなるSnO2粉末とを重
量割合が7:3になるように配合して、これを錫原料粉
末とした。そして該原料粉末を錫組成が7.8重量%と
なるように平均粒径0.2μmからなるIn2O3粉末中
に配合し、湿式ボールミルで18時間混合し乾燥を行っ
た。そして銅製のカプセルに原料粉末を充填して真空封
止後、1000℃、100MPaで2時間のHIP処理
した。得られた焼結体の大きさは、φ127mm×厚さ
6mmの円盤状の焼結体である。
説明する。 実施例1 ・・・ 平均粒経5.0μmからなる金属錫
粉末と平均粒径1.0μmからなるSnO2粉末とを重
量割合が7:3になるように配合して、これを錫原料粉
末とした。そして該原料粉末を錫組成が7.8重量%と
なるように平均粒径0.2μmからなるIn2O3粉末中
に配合し、湿式ボールミルで18時間混合し乾燥を行っ
た。そして銅製のカプセルに原料粉末を充填して真空封
止後、1000℃、100MPaで2時間のHIP処理
した。得られた焼結体の大きさは、φ127mm×厚さ
6mmの円盤状の焼結体である。
【0017】この焼結体の一部を切断し切断面を研磨し
た後、X線回折測定を2θ=25゜〜37゜の角度範囲
で行い、10回積算した結果、In2O3相の(222)
面のX線回折ピークの積分強度に対するSnO2相の
(110)面のX線回折ピークの積分強度、及び金属錫
相の(101)面のX線回折ピークの積分強度の強度
比、焼結体の相対密度、ビ−ム径1μmの電子線マイク
ロアナライザ−(EPMA)線分析により錫原子の固溶
量を測定した。さらに焼結体をφ100mm×厚さ6mmの
円盤状に加工してスパッタリング用ターゲット材として
使用し、DCマグネトロンスパッタ法によってスパッタ
リングを行った。使用開始から20時間経過後の10分
間当たりの異常放電回数の測定と、40時間経過後のタ
ーゲット表面のノジュールの生成状況の観察を行った。
得られた結果を表1に示す。
た後、X線回折測定を2θ=25゜〜37゜の角度範囲
で行い、10回積算した結果、In2O3相の(222)
面のX線回折ピークの積分強度に対するSnO2相の
(110)面のX線回折ピークの積分強度、及び金属錫
相の(101)面のX線回折ピークの積分強度の強度
比、焼結体の相対密度、ビ−ム径1μmの電子線マイク
ロアナライザ−(EPMA)線分析により錫原子の固溶
量を測定した。さらに焼結体をφ100mm×厚さ6mmの
円盤状に加工してスパッタリング用ターゲット材として
使用し、DCマグネトロンスパッタ法によってスパッタ
リングを行った。使用開始から20時間経過後の10分
間当たりの異常放電回数の測定と、40時間経過後のタ
ーゲット表面のノジュールの生成状況の観察を行った。
得られた結果を表1に示す。
【0018】実施例2 ・・・ 平均粒経5.0μmか
らなる金属錫粉末と平均粒径1.0μmからなるSnO
2粉末の重量割合が5:5になるように配合して、これ
を錫原料粉末とした。そして該原料粉末を錫組成が7.
8重量%となるように平均粒径0.2μmからなるIn
2O3粉末中に配合し、湿式ボールミルで18時間混合し
乾燥を行った。そして銅製のカプセルに原料粉末を充填
して真空封止後、800℃、100MPaで2時間のH
IP処理した。得られた焼結体の大きさはφ127mm
×厚さ6mmの円盤状の焼結体である。得られた焼結体
を実施例1と同様に試験した結果を表1に示す。
らなる金属錫粉末と平均粒径1.0μmからなるSnO
2粉末の重量割合が5:5になるように配合して、これ
を錫原料粉末とした。そして該原料粉末を錫組成が7.
8重量%となるように平均粒径0.2μmからなるIn
2O3粉末中に配合し、湿式ボールミルで18時間混合し
乾燥を行った。そして銅製のカプセルに原料粉末を充填
して真空封止後、800℃、100MPaで2時間のH
IP処理した。得られた焼結体の大きさはφ127mm
×厚さ6mmの円盤状の焼結体である。得られた焼結体
を実施例1と同様に試験した結果を表1に示す。
【0019】実施例3 ・・・ 平均粒経5.0μmか
らなる金属錫粉末と平均粒径1.0μmからなるSnO
2粉末の重量割合が3:7になるように配合して、これ
を錫原料粉末とした。そして該原料粉末を錫組成が7.
8重量%となるように平均粒径0.2μmからなるIn
2O3粉末中に配合し、湿式ボールミルで18時間混合し
乾燥を行った。そして銅製のカプセルに原料粉末を充填
して真空封止後、1000℃、100MPaで2時間の
HIP処理した。得られた焼結体の大きさはφ127m
m×厚さ6mmの円盤状の焼結体である。得られた焼結
体を実施例1と同様に試験した結果を表1に示す。
らなる金属錫粉末と平均粒径1.0μmからなるSnO
2粉末の重量割合が3:7になるように配合して、これ
を錫原料粉末とした。そして該原料粉末を錫組成が7.
8重量%となるように平均粒径0.2μmからなるIn
2O3粉末中に配合し、湿式ボールミルで18時間混合し
乾燥を行った。そして銅製のカプセルに原料粉末を充填
して真空封止後、1000℃、100MPaで2時間の
HIP処理した。得られた焼結体の大きさはφ127m
m×厚さ6mmの円盤状の焼結体である。得られた焼結
体を実施例1と同様に試験した結果を表1に示す。
【0020】比較例1 ・・・ 平均粒径0.2μmか
らなるIn2O3粉末中に平均粒径1.0μmからなるS
nO2粉末を錫組成が7.8重量%となるように配合
し、湿式ボールミルで18時間混合し乾燥を行った。そ
して銅製のカプセルに原料粉末を充填して真空封止後、
1000℃、100MPaで2時間のHIP処理した。
得られた焼結体の大きさはφ127mm×厚さ6mmの
円盤状の焼結体である。得られた焼結体を実施例1と同
様に試験した結果を表1に示す。
らなるIn2O3粉末中に平均粒径1.0μmからなるS
nO2粉末を錫組成が7.8重量%となるように配合
し、湿式ボールミルで18時間混合し乾燥を行った。そ
して銅製のカプセルに原料粉末を充填して真空封止後、
1000℃、100MPaで2時間のHIP処理した。
得られた焼結体の大きさはφ127mm×厚さ6mmの
円盤状の焼結体である。得られた焼結体を実施例1と同
様に試験した結果を表1に示す。
【0021】比較例2 ・・・ 平均粒径0.2μmか
らなるIn2O3粉末中に平均粒径5.0μmからなる金
属錫粉末を錫組成が7.8重量%となるように配合し、
湿式ボールミルで18時間混合し乾燥を行った。そして
銅製のカプセルに原料粉末を充填して真空封止後、10
00℃、100MPaで2時間のHIP処理した。得ら
れた焼結体の大きさはφ127mm×厚さ6mmの円盤
状の焼結体である。得られた焼結体を実施例1と同様に
試験した結果を表1に示す。
らなるIn2O3粉末中に平均粒径5.0μmからなる金
属錫粉末を錫組成が7.8重量%となるように配合し、
湿式ボールミルで18時間混合し乾燥を行った。そして
銅製のカプセルに原料粉末を充填して真空封止後、10
00℃、100MPaで2時間のHIP処理した。得ら
れた焼結体の大きさはφ127mm×厚さ6mmの円盤
状の焼結体である。得られた焼結体を実施例1と同様に
試験した結果を表1に示す。
【0022】比較例3 ・・・ 平均粒径0.2μmか
らなるIn2O3粉末中に平均粒径1.0μmからなるS
nO2粉末を錫組成が7.8重量%となるように配合
し、バインダーとして1重量%のPVAを添加後、湿式
ボールミルで18時間混合し乾燥・造粒を行った。そし
て造粒粉末をビニル製の型に充填し、3ton/cm2
にて静水圧プレスにて成形した。成形体を炉内の容器に
配置した後、炉内を5リットル/minにて酸素ガスを
流しながら焼結を行った。焼結は1500℃まで1℃/
minで昇温して10時間保持した。得られた焼結体の
大きさはφ127mm×厚さ6mmの円盤状の焼結体で
ある。得られた焼結体を実施例1と同様に試験した結果
を表1に示す。
らなるIn2O3粉末中に平均粒径1.0μmからなるS
nO2粉末を錫組成が7.8重量%となるように配合
し、バインダーとして1重量%のPVAを添加後、湿式
ボールミルで18時間混合し乾燥・造粒を行った。そし
て造粒粉末をビニル製の型に充填し、3ton/cm2
にて静水圧プレスにて成形した。成形体を炉内の容器に
配置した後、炉内を5リットル/minにて酸素ガスを
流しながら焼結を行った。焼結は1500℃まで1℃/
minで昇温して10時間保持した。得られた焼結体の
大きさはφ127mm×厚さ6mmの円盤状の焼結体で
ある。得られた焼結体を実施例1と同様に試験した結果
を表1に示す。
【0023】
【表1】
【0024】表1より、本発明の酸化物焼結体は、従来
のものより焼結密度が高く、また、本発明の酸化物焼結
体を用いた場合は、従来のものを用いた場合に比べて、
成膜時の異常放電の回数が減少し、ターゲット表面のノ
ジュールの発生も減少していることがわかる。
のものより焼結密度が高く、また、本発明の酸化物焼結
体を用いた場合は、従来のものを用いた場合に比べて、
成膜時の異常放電の回数が減少し、ターゲット表面のノ
ジュールの発生も減少していることがわかる。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、スパッタリング中の異
常放電回数がきわめて少なく、また長時間使用後におい
てもノジュールが発生しないITOターゲットを提供す
ることができる。
常放電回数がきわめて少なく、また長時間使用後におい
てもノジュールが発生しないITOターゲットを提供す
ることができる。
Claims (3)
- 【請求項1】 インジウム、錫および酸素を主成分とす
る酸化物焼結体において、In2O3相、SnO2相、金
属錫相から構成されることを特徴とする酸化物焼結体。 - 【請求項2】 SnO2相の(110)面のX線回折ピ
ークの積分強度が、In2O3相の(222)面のX線回
折ピークの積分強度の2%以下であり、且つ金属錫相の
(101)面のX線回折ピークの積分強度が、In2O3
相の(222)面のX線回折ピークの積分強度の4%以
下であることを特徴とする請求項1に記載の酸化物焼結
体。 - 【請求項3】 In2O3相に2重量%以上の錫元素が固
溶されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に
記載の酸化物焼結体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7043711A JPH08246142A (ja) | 1995-03-03 | 1995-03-03 | 酸化物焼結体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7043711A JPH08246142A (ja) | 1995-03-03 | 1995-03-03 | 酸化物焼結体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08246142A true JPH08246142A (ja) | 1996-09-24 |
Family
ID=12671396
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7043711A Pending JPH08246142A (ja) | 1995-03-03 | 1995-03-03 | 酸化物焼結体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08246142A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005063628A1 (ja) * | 2003-12-25 | 2005-07-14 | Mitsui Mining & Smelting Co., Ltd. | 酸化インジウム一酸化錫粉末及びそれを用いたスパッタリングターゲット |
| JP2011527384A (ja) * | 2008-07-08 | 2011-10-27 | ベーカート・アドヴァンスト・コーティングス | 第1の相および第2の相を含む酸化物スパッタターゲットの製造方法 |
-
1995
- 1995-03-03 JP JP7043711A patent/JPH08246142A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005063628A1 (ja) * | 2003-12-25 | 2005-07-14 | Mitsui Mining & Smelting Co., Ltd. | 酸化インジウム一酸化錫粉末及びそれを用いたスパッタリングターゲット |
| JPWO2005063628A1 (ja) * | 2003-12-25 | 2007-07-19 | 三井金属鉱業株式会社 | 酸化インジウム一酸化錫粉末及びそれを用いたスパッタリングターゲット |
| US7601661B2 (en) | 2003-12-25 | 2009-10-13 | Mitsui Mining & Smelting Co., Ltd. | Indium oxide-tin oxide powder and sputtering target using the same |
| JP4721901B2 (ja) * | 2003-12-25 | 2011-07-13 | 三井金属鉱業株式会社 | 酸化インジウム−酸化錫粉末及びそれを用いたスパッタリングターゲット |
| JP2011527384A (ja) * | 2008-07-08 | 2011-10-27 | ベーカート・アドヴァンスト・コーティングス | 第1の相および第2の相を含む酸化物スパッタターゲットの製造方法 |
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