JPH0826060B2 - 1−(2−デオキシ−β−D−トレオ−ペントフラノシル)チミン誘導体の製造方法 - Google Patents
1−(2−デオキシ−β−D−トレオ−ペントフラノシル)チミン誘導体の製造方法Info
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- JPH0826060B2 JPH0826060B2 JP24460691A JP24460691A JPH0826060B2 JP H0826060 B2 JPH0826060 B2 JP H0826060B2 JP 24460691 A JP24460691 A JP 24460691A JP 24460691 A JP24460691 A JP 24460691A JP H0826060 B2 JPH0826060 B2 JP H0826060B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエイズの治療薬として用
いられている3’−アジド−3’−デオキシチミジン
(別名、ジドブシン)や同様の薬理作用を持つ他の3’
−置換−3’−デオキシチミジン類の重要な合成中間体
である1−(2−デオキシ−β−D−トレオ−ペントフ
ラノシル)チミンの製造方法に関するものである。
いられている3’−アジド−3’−デオキシチミジン
(別名、ジドブシン)や同様の薬理作用を持つ他の3’
−置換−3’−デオキシチミジン類の重要な合成中間体
である1−(2−デオキシ−β−D−トレオ−ペントフ
ラノシル)チミンの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の方法】3’−アジド−3’−デオキシチミジン
に代表される3’−置換−3’−デオキシチミジン類の
製造に関しては様々な方法が開発されているが、それら
は大きく2つに分類することができる。第一の方法はチ
ミジン製造原料とし、その3’位の水酸基を反転させた
1−(2−デオキシ−β−D−トレオ−ペントフラノシ
ル)チミンに変換し、この水酸基をメタンスルホニルエ
ステルなどの脱離基とした後アジド基を導入する方法で
[J.P.Horwizら,J.Org.Chem.,
29巻,2076ページ,1964年]、第二の方法
は、あらかじめアジドを導入した糖を構築しておき、こ
の糖部分とチミンとをカップリングさせることにより
3’−アジド−3’−デオキシチミジンとするものであ
る[C.K.Chuら,Tetrahedron Le
tt,29巻,5349ページ,1988年]。
に代表される3’−置換−3’−デオキシチミジン類の
製造に関しては様々な方法が開発されているが、それら
は大きく2つに分類することができる。第一の方法はチ
ミジン製造原料とし、その3’位の水酸基を反転させた
1−(2−デオキシ−β−D−トレオ−ペントフラノシ
ル)チミンに変換し、この水酸基をメタンスルホニルエ
ステルなどの脱離基とした後アジド基を導入する方法で
[J.P.Horwizら,J.Org.Chem.,
29巻,2076ページ,1964年]、第二の方法
は、あらかじめアジドを導入した糖を構築しておき、こ
の糖部分とチミンとをカップリングさせることにより
3’−アジド−3’−デオキシチミジンとするものであ
る[C.K.Chuら,Tetrahedron Le
tt,29巻,5349ページ,1988年]。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
第一の方法では天然由来の高価なチミジンを原料として
用いること、また、第二の方法では、一般にα、β両ア
ノマーがほぼ1:1の比の混合物として生成するために
両者の分離が困難であり、そのうちのβ−アノマーのみ
しか使用できないことなどの欠点があり、必ずしも工業
的に有利な方法とは言えない。
第一の方法では天然由来の高価なチミジンを原料として
用いること、また、第二の方法では、一般にα、β両ア
ノマーがほぼ1:1の比の混合物として生成するために
両者の分離が困難であり、そのうちのβ−アノマーのみ
しか使用できないことなどの欠点があり、必ずしも工業
的に有利な方法とは言えない。
【0004】本発明は、原料として天然由来のヌクレオ
シドに頼らず、β選択的なカップリング反応によって
3’−アジド−3’−デオキシチミジンなどの3’−置
換−3’−デオキシチミジン類の有用な合成中間体の製
造方法を提供することを目的とするものである。
シドに頼らず、β選択的なカップリング反応によって
3’−アジド−3’−デオキシチミジンなどの3’−置
換−3’−デオキシチミジン類の有用な合成中間体の製
造方法を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、安価な糖
由来の原料を用いるβ選択的なカップリング反応を開発
すベく研究を重ねた結果、下記化3(化3中、Rは、水
酸基の保護基を示す。)の反応工程中の一般式[1]で
表されるフェニル 2−デオキシ−1−チオ−D−トレ
オ−ペントフラノシド誘導体を原料としてチミン誘導体
とカップリングさせるに際し、一般式[1]に示される
保護基Rを限定することにより、β−N−グリコシドが
選択的に得られることを見いだし、本発明を完成するに
至った。
由来の原料を用いるβ選択的なカップリング反応を開発
すベく研究を重ねた結果、下記化3(化3中、Rは、水
酸基の保護基を示す。)の反応工程中の一般式[1]で
表されるフェニル 2−デオキシ−1−チオ−D−トレ
オ−ペントフラノシド誘導体を原料としてチミン誘導体
とカップリングさせるに際し、一般式[1]に示される
保護基Rを限定することにより、β−N−グリコシドが
選択的に得られることを見いだし、本発明を完成するに
至った。
【化3】
【0006】すなわち、本発明は一般式[1]で表され
る水酸基の保護されたフェニル 2−デオキシ−1−チ
オ−D−トレオ−ペントフラノシドとビス(トリメチル
シリル)チミン[2]とをN−プロモコハク酸イミド
(NBS)を活性化剤としてカップリングさせるに際
し、保護基Rを限定することを特徴とする一般式[3]
で示される1−(2−デオキシ−β−D−トレオ−ペン
トフラノシル)チミン誘導体の製造方法に関するもので
ある。
る水酸基の保護されたフェニル 2−デオキシ−1−チ
オ−D−トレオ−ペントフラノシドとビス(トリメチル
シリル)チミン[2]とをN−プロモコハク酸イミド
(NBS)を活性化剤としてカップリングさせるに際
し、保護基Rを限定することを特徴とする一般式[3]
で示される1−(2−デオキシ−β−D−トレオ−ペン
トフラノシル)チミン誘導体の製造方法に関するもので
ある。
【0007】以下、本発明について詳述する。本発明方
法における原料化合物である1−チオグリコシド誘導体
は、一般式[1]で表されるものであるが、Rの具体例
としては通常の水酸基の保護基として使用されるものの
中から選ばれた、ベンゾイルなどのアシル基、ベンジル
などのアリールアルキル基、t−ブチルジメチルシリル
などのシリル基などがあるが、好ましくはベンジリデ
ン、イソプロピリデンなどのアルキリデン基である。
法における原料化合物である1−チオグリコシド誘導体
は、一般式[1]で表されるものであるが、Rの具体例
としては通常の水酸基の保護基として使用されるものの
中から選ばれた、ベンゾイルなどのアシル基、ベンジル
などのアリールアルキル基、t−ブチルジメチルシリル
などのシリル基などがあるが、好ましくはベンジリデ
ン、イソプロピリデンなどのアルキリデン基である。
【0008】チミン誘導体としては、ビス(トリアルキ
ルシリル)チミンが好ましく、たとえば、ビス(トリメ
チルシリル)チミンなどが用いられる。その使用量は、
一般式[1]化合物中1モルに対して2〜3モルが用い
られる。
ルシリル)チミンが好ましく、たとえば、ビス(トリメ
チルシリル)チミンなどが用いられる。その使用量は、
一般式[1]化合物中1モルに対して2〜3モルが用い
られる。
【0009】カップリング反応における活性化剤として
は、ハロニウムイオンが好ましく、たとえば、N−ブロ
モコハク酸イミドのようなブロモニウムイオンを発生す
る試剤が用いられる。活性化剤の使用量は、一般式
[1]化合物1モルに対して1〜2モル、好ましくは
1.1〜1.3モルである。
は、ハロニウムイオンが好ましく、たとえば、N−ブロ
モコハク酸イミドのようなブロモニウムイオンを発生す
る試剤が用いられる。活性化剤の使用量は、一般式
[1]化合物1モルに対して1〜2モル、好ましくは
1.1〜1.3モルである。
【0010】反応は、非プロトン性有機溶媒中(たとえ
ば、ジクロロメタン、ジクロロエタンなど)、窒素ある
いはアルゴンなどの不活性ガス雰囲気下で、モレキュラ
ーシーブス4Aを添加して実施し、反応温度は−80〜
+50℃、好ましくは室温前後である。
ば、ジクロロメタン、ジクロロエタンなど)、窒素ある
いはアルゴンなどの不活性ガス雰囲気下で、モレキュラ
ーシーブス4Aを添加して実施し、反応温度は−80〜
+50℃、好ましくは室温前後である。
【0011】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明を説明する。
NMRスペクトルは、日本電子社製FA−90Aまたは
EX−400を用いて測定した。
NMRスペクトルは、日本電子社製FA−90Aまたは
EX−400を用いて測定した。
【0012】
原料化合物であるフェニル 2−デオキシ
−1−チオ−D−トレオ−ペントフラノシドの合成
−1−チオ−D−トレオ−ペントフラノシドの合成
【0013】
2,3:4,5−ジ−O−イソプロピリデ
ン−アルデヒド−L−アラビノース23.37g(0.
101mol)とフェニルビニルスルフィド16.58
g(0.122mol)を、アルゴン雰囲気下の無水ジ
クロロメタン(500mL)に溶解し、−78℃に冷却
する。三フッ化ほう素−ジエチルエーテル錯体15.7
7g(0.111mol)の無水ジクロロメタン溶液
(50mL)を40分かけて滴下する。−78℃にて1
時間撹拌した後トリエチルアミン(15mL)を少量ず
つ加え、室温まで昇温する。飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液を加えた後、有機層を分離し、水層をジクロロメタ
ンで2回抽出する。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後
濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサ
ン:酢酸エチル=9:1)にて精製して、フェニル 2
−デオキシ−3,5:6.7−ジ− O−イソプロピリデ
ン−1−チオ−L−グルコ−ヘプトフラノシドを28.
16g得た(収率76%)。引き続き、この化合物5.
16g(14.5mmol)をエタノール(50mL)
に溶解して、20%トリフルオロ酢酸(50mL)を加
え、室温で4時間撹拌する。炭酸水素ナトリウムを加え
中和した後、氷冷下で過ヨウ素酸ナトリウム7.75g
(36mmol)水溶液を滴下し、更に0℃にて30分
撹拌する。水素化ほう素ナトリウム2.70g(72m
mol)を少量ずつ加え反応混合物を室温まで昇温す
る。1時間後、減圧下、エタノールを除去し残渣を酢酸
エチルで5回抽出する。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥
後濃縮し、カラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸
エチル=1:1)により標記化合物を2.30g(収率
70%)得る。白色固体;融点 72.5−73.0℃
(ヘキサン.酢酸エチル)。
ン−アルデヒド−L−アラビノース23.37g(0.
101mol)とフェニルビニルスルフィド16.58
g(0.122mol)を、アルゴン雰囲気下の無水ジ
クロロメタン(500mL)に溶解し、−78℃に冷却
する。三フッ化ほう素−ジエチルエーテル錯体15.7
7g(0.111mol)の無水ジクロロメタン溶液
(50mL)を40分かけて滴下する。−78℃にて1
時間撹拌した後トリエチルアミン(15mL)を少量ず
つ加え、室温まで昇温する。飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液を加えた後、有機層を分離し、水層をジクロロメタ
ンで2回抽出する。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後
濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサ
ン:酢酸エチル=9:1)にて精製して、フェニル 2
−デオキシ−3,5:6.7−ジ− O−イソプロピリデ
ン−1−チオ−L−グルコ−ヘプトフラノシドを28.
16g得た(収率76%)。引き続き、この化合物5.
16g(14.5mmol)をエタノール(50mL)
に溶解して、20%トリフルオロ酢酸(50mL)を加
え、室温で4時間撹拌する。炭酸水素ナトリウムを加え
中和した後、氷冷下で過ヨウ素酸ナトリウム7.75g
(36mmol)水溶液を滴下し、更に0℃にて30分
撹拌する。水素化ほう素ナトリウム2.70g(72m
mol)を少量ずつ加え反応混合物を室温まで昇温す
る。1時間後、減圧下、エタノールを除去し残渣を酢酸
エチルで5回抽出する。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥
後濃縮し、カラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸
エチル=1:1)により標記化合物を2.30g(収率
70%)得る。白色固体;融点 72.5−73.0℃
(ヘキサン.酢酸エチル)。
【0014】
1
HNMR(CDCl
3
)δ=2.23
(dd,1H,J=6.3、14.2),2.2−2.
3(br,1H),2.47(ddd,1H,J=2,
6.8,14.2),3.21−3.27(m,1
H),3.99−4.11(m,2H),4.12−
4.17(m,1H),4.54−4.60(m,1
H),5.84(dd,1H,J=6.4,6.8),
7.23−7.36(m,3H),7.50−7.55
(m,2H).
(dd,1H,J=6.3、14.2),2.2−2.
3(br,1H),2.47(ddd,1H,J=2,
6.8,14.2),3.21−3.27(m,1
H),3.99−4.11(m,2H),4.12−
4.17(m,1H),4.54−4.60(m,1
H),5.84(dd,1H,J=6.4,6.8),
7.23−7.36(m,3H),7.50−7.55
(m,2H).
【0015】
このようにして得られた フェニル 2−
デオキシ−1−チオ−D−トレオ−ペントフラノシドの
水酸基に常法によって保護基を導入し以下の反応に用い
た。
デオキシ−1−チオ−D−トレオ−ペントフラノシドの
水酸基に常法によって保護基を導入し以下の反応に用い
た。
【0016】
【実施例1】1−(2−デオキシ−3,5−O−イソプ
ロピリデン−β−D−トレオ−ペントフラノシル)チミ
ンの製造
ロピリデン−β−D−トレオ−ペントフラノシル)チミ
ンの製造
【0017】 チミン252mg(2.0mmol)にア
ルゴン雰囲気下、1,1,1,3,3,3−ヘキサメチ
ルジシラザン1.2mlとN,N−ジメチルホルムアミ
ド0.1mlを加え16時間加熱還流する。溶液を室温
に戻し、減圧下過剰の試薬を除去する。この残渣とフェ
ニル 2−デオキシ−2,3−O−イソプロピリデン−
1−チオ−α−D−トレオ−ペントフラノシド266m
g(1.0mmol)をアルゴン雰囲気下で乾燥ジクロ
ロメタン(10ml)に溶解し、モレキュラーシーブス
4Aを加え10分間撹はんする。この混合物の中へ、N
−ブロモコハク酸イミド196mg(1.1mmol)
をアルゴン下で加え、さらに室温にて20分間撹はんす
る。チオ硫酸ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタン
により抽出し、抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液
で洗浄する。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後濃
縮し、シリカゲル薄層クロマトグラフィー(展開溶媒;
ヘキサン:酢酸エチル=1:3)により標記化合物を2
38mg(収率85%)を得た。1HNMRによりその
構造を確認した。得られたスペクトルデータを下に示
す。
ルゴン雰囲気下、1,1,1,3,3,3−ヘキサメチ
ルジシラザン1.2mlとN,N−ジメチルホルムアミ
ド0.1mlを加え16時間加熱還流する。溶液を室温
に戻し、減圧下過剰の試薬を除去する。この残渣とフェ
ニル 2−デオキシ−2,3−O−イソプロピリデン−
1−チオ−α−D−トレオ−ペントフラノシド266m
g(1.0mmol)をアルゴン雰囲気下で乾燥ジクロ
ロメタン(10ml)に溶解し、モレキュラーシーブス
4Aを加え10分間撹はんする。この混合物の中へ、N
−ブロモコハク酸イミド196mg(1.1mmol)
をアルゴン下で加え、さらに室温にて20分間撹はんす
る。チオ硫酸ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタン
により抽出し、抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液
で洗浄する。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後濃
縮し、シリカゲル薄層クロマトグラフィー(展開溶媒;
ヘキサン:酢酸エチル=1:3)により標記化合物を2
38mg(収率85%)を得た。1HNMRによりその
構造を確認した。得られたスペクトルデータを下に示
す。
【0018】 1 HNMR(CDCl3):δ=1.39
(s,3H),1.49(s,3H),1.96(s,
3H),2.18(d,J=15Hz,1H)2.55
−2.62(m,1H),3.82(s,1H)4.1
9(s,2H)4.45−4.47(m,1H)5.3
0(s,2H)6.16(d,J=6.4Hz,1H)
8.01(s,1H)8.4−8.5(br,1H).
(s,3H),1.49(s,3H),1.96(s,
3H),2.18(d,J=15Hz,1H)2.55
−2.62(m,1H),3.82(s,1H)4.1
9(s,2H)4.45−4.47(m,1H)5.3
0(s,2H)6.16(d,J=6.4Hz,1H)
8.01(s,1H)8.4−8.5(br,1H).
【0019】
【実施例2】1−(2−デオキシ−3,5−O−ベンジ
リデン−β−D−トレオ−ペントフラノシル)チミンの
製造
リデン−β−D−トレオ−ペントフラノシル)チミンの
製造
【0020】 上記実施例1のフェニル 2−デオキシ−
2,3−O−イソプロピリデン−1−チオ−α−D−ト
レオーペントフラノシドの代わりにフェニル 2−デオ
キシ−2,3−O−ベンジリデン−1−チオ−α−D−
トレオ−ペントフラノシドを使用し、同様に反応を行う
ことにより標記化合物を得ることができた。収率88
%。1HNMRにより構造を確認した。そのデータを以
下に示す。
2,3−O−イソプロピリデン−1−チオ−α−D−ト
レオーペントフラノシドの代わりにフェニル 2−デオ
キシ−2,3−O−ベンジリデン−1−チオ−α−D−
トレオ−ペントフラノシドを使用し、同様に反応を行う
ことにより標記化合物を得ることができた。収率88
%。1HNMRにより構造を確認した。そのデータを以
下に示す。
【0021】 1 HNMR(CDCl3):δ=1.62
(d,J=1Hz,3H),2.32(dd,J=1,
15Hz,1H),2.66(ddd,J=5,8,1
5Hz,1H),3.85−4.01(m,1H),
4.26(dd,J=2,13.5Hz,1H),4.
45−4.73(m,2H),5.65(s,1H),
6.28(dd,J=2,8Hz,1H),7.22−
7.56(m,5H),7.98(d,J=1Hz,1
H),9.00−9.23(br,1H).
(d,J=1Hz,3H),2.32(dd,J=1,
15Hz,1H),2.66(ddd,J=5,8,1
5Hz,1H),3.85−4.01(m,1H),
4.26(dd,J=2,13.5Hz,1H),4.
45−4.73(m,2H),5.65(s,1H),
6.28(dd,J=2,8Hz,1H),7.22−
7.56(m,5H),7.98(d,J=1Hz,1
H),9.00−9.23(br,1H).
【0022】
【実施例3】1−(2−デオキシ−3,5−ジ−O−ベ
ンジル−β−D−トレオ−ペントフラノシル)チミンの
製造
ンジル−β−D−トレオ−ペントフラノシル)チミンの
製造
【0023】 上記実施例1のフェニル 2−デオキシ−
2,3−O−イソプロピリデン−1−チオ−α−D−ト
レオ−ペントフラノシドの代わりにフェニル 2−デオ
キシ−2,3−ジ−O−ベンジル−1−チオ−α−D−
トレオ−ペントフラノシドを使用し、同様に反応を行う
ことにより標記化合物をα:β=1:4で得ることがで
きた。収率92%。1HNMRにより構造を確認した。
そのデータを以下に示す。
2,3−O−イソプロピリデン−1−チオ−α−D−ト
レオ−ペントフラノシドの代わりにフェニル 2−デオ
キシ−2,3−ジ−O−ベンジル−1−チオ−α−D−
トレオ−ペントフラノシドを使用し、同様に反応を行う
ことにより標記化合物をα:β=1:4で得ることがで
きた。収率92%。1HNMRにより構造を確認した。
そのデータを以下に示す。
【0024】 1 HNMR(CDCl3):δ=1.6
8,1.91(d,J=1Hz,3H),1.90−
2.85(m,2H),3.70−3.95(m,2
H)3.05−3.35(m,2H)4.47(s,2
H),5.10(s,2H),6.10−6.38
(m,1H),7.08−7.45(m,10H),
7.56(d,J=1Hz,1H)8.05−8.42
(br,1H).
8,1.91(d,J=1Hz,3H),1.90−
2.85(m,2H),3.70−3.95(m,2
H)3.05−3.35(m,2H)4.47(s,2
H),5.10(s,2H),6.10−6.38
(m,1H),7.08−7.45(m,10H),
7.56(d,J=1Hz,1H)8.05−8.42
(br,1H).
【0025】
【実施例4】1−(2−デオキシ−3,5−ジ−O−t
−ブチルジメチルシリル−β−D−トレオ−ペントフラ
ノシル)チミンの製造
−ブチルジメチルシリル−β−D−トレオ−ペントフラ
ノシル)チミンの製造
【0026】 上記実施例1のフェニル 2−デオキシ−
2,3−O−イソプロピリデン−1−チオ−α−D−ト
レオ−ペントフラノシドの代わりにフェニル 2−デオ
キシ−2,3−ジ−O−t−ブチルジメチルシリル−1
−チオ−α−D−トレオ−ペントフラノシドを使用し、
同様に反応を行うことにより標記化合物をα:β=1:
5で得ることができた。収率92%。1HNMRにより
構造を確認した。そのデータを以下に示す。
2,3−O−イソプロピリデン−1−チオ−α−D−ト
レオ−ペントフラノシドの代わりにフェニル 2−デオ
キシ−2,3−ジ−O−t−ブチルジメチルシリル−1
−チオ−α−D−トレオ−ペントフラノシドを使用し、
同様に反応を行うことにより標記化合物をα:β=1:
5で得ることができた。収率92%。1HNMRにより
構造を確認した。そのデータを以下に示す。
【0027】 1 HNMR(CDCl3):δ=0.10
(s,12H),0.88(s,9H),0.92
(s,9H),1.90(d,J=1Hz,3H),
2.00−2.85(m,2H),3.75−3.95
(m,3H),4.25−4.42(m,1H),6.
08−6.25(m,1H),7.16,7.57
(d,J=1Hz,1H),8.77−8.90(b
r,1H).
(s,12H),0.88(s,9H),0.92
(s,9H),1.90(d,J=1Hz,3H),
2.00−2.85(m,2H),3.75−3.95
(m,3H),4.25−4.42(m,1H),6.
08−6.25(m,1H),7.16,7.57
(d,J=1Hz,1H),8.77−8.90(b
r,1H).
【0028】
【実施例5】1−(2−デオキシ−3,5−ジ−O−ベ
ンゾイル−β−D−トレオ−ペントフラノシル)チミン
の製造
ンゾイル−β−D−トレオ−ペントフラノシル)チミン
の製造
【0029】 上記実施例1のフェニル 2−デオキシ−
2,3−O−イソプロピリデン−1−チオ−α−D−ト
レオ−ペントフラノシドの代わりにフェニル 2−デオ
キシ−2,3−ジ−O−ベンゾイル−D−トレオ−ペン
トフラノシドを使用し、同様に反応を行うことにより標
記化合物をα:β=1:2で得ることができた。収率8
6%。1HNMRにより構造を確認した。そのデータを
以下に示す。
2,3−O−イソプロピリデン−1−チオ−α−D−ト
レオ−ペントフラノシドの代わりにフェニル 2−デオ
キシ−2,3−ジ−O−ベンゾイル−D−トレオ−ペン
トフラノシドを使用し、同様に反応を行うことにより標
記化合物をα:β=1:2で得ることができた。収率8
6%。1HNMRにより構造を確認した。そのデータを
以下に示す。
【0030】 1 HNMR(CDCl3):δ=1.8
3,1.96(s,3H),2.14−3.14(m,
2H),4.42−5.04(m,3H),5.70−
6.00(m,1H),6.19−6.44(m,1
H),7.10−7.75(m,7H),7.85−8
15(m,4H),9.20−0.40(br,1
H).
3,1.96(s,3H),2.14−3.14(m,
2H),4.42−5.04(m,3H),5.70−
6.00(m,1H),6.19−6.44(m,1
H),7.10−7.75(m,7H),7.85−8
15(m,4H),9.20−0.40(br,1
H).
【0031】
【発明の効果】本発明によって、原料として天然由来の
ヌクレオシドに頼らず、β選択的なカップリング反応に
より3’−アジド−3’−デオキシチミジンなどの3’
−置換−3’−デオキシチミジン類の有用な合成中間体
である1−(2−デオキシ−β−D−トレオ−ペントフ
ラノシル)チミン誘導体の製造方法を提供することが可
能となった。
ヌクレオシドに頼らず、β選択的なカップリング反応に
より3’−アジド−3’−デオキシチミジンなどの3’
−置換−3’−デオキシチミジン類の有用な合成中間体
である1−(2−デオキシ−β−D−トレオ−ペントフ
ラノシル)チミン誘導体の製造方法を提供することが可
能となった。
Claims (1)
- 【請求項1】化1で表される水酸基の保護されたフェニ
ル 2−デオキシ−1−チオ−D−トレオ−ペントフラ
ノシドとビス(トリメチルシリル)チミンとをN−ブロ
モコハク酸イミドを活性化剤としてカップリングさせる
ことを特徴とする化2で示される1−(2−デオキシ−
β−D−トレオ−ペントフラノシル)チミン誘導体の製
造方法。 【化1】(化1中、Rは、ベンゾイル基、ベンジル基、
t−ブチルジメチルシリル基、あるいはイソプロピリデ
ン基、ベンジリデン基を示す。) 【化2】(化1中、Rは、ベンゾイル基、ベンジル基、
t−ブチルジメチルシリル基、あるいはイソプロピリデ
ン基、ベンジリデン基を示す。)
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24460691A JPH0826060B2 (ja) | 1991-08-29 | 1991-08-29 | 1−(2−デオキシ−β−D−トレオ−ペントフラノシル)チミン誘導体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24460691A JPH0826060B2 (ja) | 1991-08-29 | 1991-08-29 | 1−(2−デオキシ−β−D−トレオ−ペントフラノシル)チミン誘導体の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0559086A JPH0559086A (ja) | 1993-03-09 |
| JPH0826060B2 true JPH0826060B2 (ja) | 1996-03-13 |
Family
ID=17121236
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24460691A Expired - Lifetime JPH0826060B2 (ja) | 1991-08-29 | 1991-08-29 | 1−(2−デオキシ−β−D−トレオ−ペントフラノシル)チミン誘導体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0826060B2 (ja) |
-
1991
- 1991-08-29 JP JP24460691A patent/JPH0826060B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0559086A (ja) | 1993-03-09 |
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