JPH0826727B2 - 移動間仕切装置 - Google Patents

移動間仕切装置

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JPH0826727B2
JPH0826727B2 JP1255609A JP25560989A JPH0826727B2 JP H0826727 B2 JPH0826727 B2 JP H0826727B2 JP 1255609 A JP1255609 A JP 1255609A JP 25560989 A JP25560989 A JP 25560989A JP H0826727 B2 JPH0826727 B2 JP H0826727B2
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wall
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rail
moving
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信一 金田
進 中島
洋治 中道
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Kokuyo Co Ltd
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Kokuyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ホテルやオフィス等のフロアーを必要に応
じて仕切る場合に使用される移動間仕切装置に関するも
のである。
[従来の技術] この種の移動間仕切装置は、底壁に連続的な開口部を
有してなる天井レールを建物の天井に固設し、この天井
レール内に複数の走行体を走行可能に配設するととも
に、これら各走行体の中間部分に懸吊杆を装着し、それ
ら懸吊杆の下端側を前記開口部を通過させて天井レール
の下方に垂下させている。そして、対をなす懸吊杆に移
動壁をそれぞれ懸吊杆支持させ、その移動壁を前記天井
レールに沿って移動させ得るようにしている。
[発明が解決しようとする課題] ところが、従来の移動壁は自走力がなく、作業者の押
圧力により移動させるようになっている。そのため、移
動作業に多大な労力を必要とするだけでなく、移動壁を
押圧する部位は概ね一定しているため、その部位のみが
汚れ易いという問題がある。また、背の高い移動壁で
は、その下半部分を押圧して移動させることになるた
め、走行体の走行抵抗の影響で、その移動壁が厚み方向
に、のれん的に傾動することがあり、懸吊杆に無理な力
が作用し易いという問題もある。
このような問題に対処するために、モータ等により走
行体に駆動力を付与し、移動壁を自走し得るように構成
することが考えられている。
ところで、このような構成のものでは、天井レールが
交差している部分に、走行体を所望のルートに導くため
の機構を設けておくことが必要となる。従来考えられて
いるものは、第11図に示すように、天井レールpが交差
している部分に、小径なターンテーブルqを設け、各走
行体r、sがその交差点Aに達する毎に、そのターンテ
ーブルqを旋回させて該走行体r、sを所望のルートに
導くようにしている。
ところが、このような構成のものでは、走行体r、s
が交差点Aに達する毎にターンテーブルqを回動動作さ
せなければならないため、制御が複雑化するという不具
合があり、また、交差点Aを通過する移動壁tの走行体
r、s同士の相対速度制御が難しいという問題もある。
具体的には、図示例のように、天井レールpが直交して
いる交差点Aを移動壁tが通過する際には、進行方向前
方側の走行体rが交差点Aから離れる瞬間から、進行方
向後方の走行体sが交差点Aに達するまでの間は、前記
両走行体r、sの相対速度を刻々と変化させなければ、
走行駆動部分に無理が生じることになる。
このような不具合に対処するために、可動レールを、
各移動壁を支持する両走行体を同時に収容することがで
きる寸法のものにしたターンテーブルを使用することが
考えられている。
しかして、このようなターンテーブルを用いれば、移
動壁を一気に旋回させることができるので、前述した問
題を解決することができるが、従来の移動壁は、その左
右両側縁の近傍を対をなす懸吊杆により懸吊支持するよ
うにしているので、このような方式を採用すると、前記
ターンテーブルの旋回部分が移動壁の幅寸法に対応する
ような径を有する大形のものになる。そのため、建築物
の天井部分に組付けるのに大掛かりな工事を必要とす
る。また、この種のターンテーブルは、旋回部分の外側
に枠状の固定フレームが存在し、その固定フレームを建
築構造材に支持させて天井部分に配置するようになって
いる。そのため、可動レールを含む旋回部分を建築壁に
極接近させて配置するのが難しい。その結果、例えば、
建築壁に平行な第1の天井レールに沿って引き出してき
た移動壁を、ターンテーブルにより旋回させて、建築壁
に直交する第2の天井レールに導き、この第2の天井レ
ールに沿って配置した移動壁により空間を仕切るような
場合に不具合が生じやすい。すなわち、この場合には、
最後にターンテーブルに導入して旋回させた移動壁の側
縁に設けたテレスコープ部を、そのターンテーブルの近
傍に存在する建築壁に当接させて遮光や遮音を行う必要
があるが、前述のようにターンテーブルを壁に接近させ
て設けるのが難しいため、旋回後の移動壁の側縁と、建
築壁との間に比較的大きな隙間が形成される。そのた
め、最後の移動壁にはストロークの大きなテレスコープ
部を設ける必要が生じ、移動壁の内部スペースを確保す
るのが難しくなる等、設計の自由度が大幅に低下する。
一方、この種の移動壁には、上縁近傍に天井面に向け
て突没可能に上密接部材が配設され、この上密接部材
は、移動壁の幅方向中心部もしくはそこから幅方向へ若
干変位した位置に配設した昇降シャフトの上端に連結さ
れて突没動作を与えられるようになっている。すなわ
ち、上密接部材は移動壁の使用位置で天井面に密着して
この部位における遮音や遮光を図るために使用されるも
のであり、本来なら幅方向に沿って均等に駆動されるこ
とが望ましい。しかし、従来では懸吊杆が移動壁の幅方
向縁部近傍に一対に存在しており、昇降シャフトが懸吊
杆の配設位置を避けて配設される結果、上密接部材は昇
降シャフトと1箇所のみにおいて連結されている。した
がって、昇降シャフトと懸吊杆とが干渉することはない
が、昇降シャフトの駆動力が上密接部材に対して長手方
向に均等に伝わりにくく、使用位置で遮音性や遮光性が
低下し易いという問題がある。
本発明は、このような課題をことごとく解決すること
を目的としている。
[課題を解決するための手段] 本発明は、以上のような目的を達成するために、次の
ような構成を採用したものである。
すなわち、本発明に係る移動間仕切装置は、端部を交
差点にそれぞれ臨ませて水平に配設された複数本の天井
レールと、前記交差点に配設される、天井レールと等し
い断面形状をなす可動レールを備えたターンテーブル
と、前記ターンテーブルを水平旋回させて、前記可動レ
ールの端部を前記天井レールの端部に選択的に合致させ
得るように構成されたテーブル駆動機構と、前記天井レ
ール内に走行可能に配設された走行体と、対をなす走行
体から垂下させた対をなす懸吊杆を介して天井レールに
懸吊支持された移動壁と、この移動壁を移動させる移動
壁走行駆動機構と、この移動壁の上縁部に収容されて天
井面に向けて突没可能な上密接部材と、前記移動壁の内
部に昇降可能に配設された昇降シャフトと、この昇降シ
ャフトの昇降動作を前記上密接部材の左右2箇所に分配
して伝達する天秤アーム及び左右一対の付勢ロッドとを
具備してなり、各移動壁を懸吊する対をなす懸吊杆の離
間距離を、その移動壁の幅寸法の1/2未満の値を設定す
るとともに、両付勢ロッドを、移動壁の幅方向中心線か
ら移動壁の幅寸法の略1/4だけそれぞれかけ離れた位置
に左右対称に配置し、さらにターンテーブルの可動レー
ルを、対をなす走行体が同時に保持され得る寸法に設定
していることを特徴とする。
簡単な構成により、移動壁を確実に自走させるには、
移動壁走行駆動機構を、天井レール及び可動レールの側
壁内面に固設したチェーンと、このチェーンに噛合させ
たスプロケットと、上端に前記スプロケットがそれぞれ
固設され前記各懸吊杆の外周に回転可能に外装された対
をなす回転スリーブと、移動壁内に収容されこれら回転
スリーブの下端部を回転駆動するモータとを具備してな
るものにするのがよい。
[作用] このような構成のものであれば、移動壁走行駆動機構
の働きにより走行体に駆動力を付与することによって、
各移動壁を天井レールに沿って、それぞれ独立に移動さ
せることができる。移動壁に交差点を通過させる場合に
は、当該移動壁を支持する対をなす走行体が完全にター
ンテーブルの可動レールに収納された段階で、該移動壁
の走行を一旦停止させる。この状態で、そのターンテー
ブルを旋回させ、移動壁の向きを変える。可動レールの
端部が所望の天井レールの端部に合致した段階でターン
テーブルの旋回を終了し、再度、移動壁の走行を開始す
る。しかして、この動作によれば、ターンテーブルを1
度旋回させるだけで移動壁の向きを一挙に変更すること
ができ、所望の天井レールに案内することができる。
なお、対をなす懸吊杆の離間距離を、その移動壁の幅
寸法の1/2未満の値に設定しているので、前記可動レー
ルは、移動壁の幅寸法よりも遥かに短いものですむ。そ
のため、この可動レールを回動させて移動壁を旋回させ
る場合には、移動壁の側縁は、ターンテーブルの外縁よ
りも外側を移動することになる。したがって、ターンテ
ーブルを、建築壁から比較的離れた位置に配設しておい
ても、移動壁を旋回させることによって、該移動壁の側
縁が建築壁に極接近するように各部の寸法を設定するこ
とが容易になる。
また、両懸吊杆の位置を近付けて、これら両懸吊杆の
間に走行用のモータ等を配した場合には、移動壁の上密
接部材を押圧するための付勢ロッドを2本設けて懸吊杆
の外側に配設する必要が生じるが、懸吊杆の離間距離を
移動壁の幅寸法の1/2未満の値に設定しておけば、前記
付勢ロッドの離間距離を移動壁の幅寸法の1/2又はそれ
に近い値に設定することが可能なる。移動壁の幅寸法に
相当する長さの上密閉部材の2箇所を下側から押圧して
各部を均等に天井面に押し付けるには、その押圧箇所
を、移動壁の幅方向中心位置から幅寸法の1/4だけそれ
ぞれ離間した位置に設定するのが理想であるが、本発明
によれば、その理想的な配置又はそれに近い配置を実現
することが可能となる。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を、第1図〜第10図を参照し
て説明する。
この移動間仕切装置は、第1図及び第2図に示すよう
に、建物の天井に複数本の天井レール11、12を固設する
とともに、それら天井レール11、12の交差点Aに、ター
ンテーブル2を設け、このターンテーブル2をテーブル
駆動機構3により旋回駆動するようにしている。
天井レール11、12は、第1図〜第4図に示すように、
天壁12と、側壁13と、底壁14とを一体に具備してなるも
ので、その底壁14には、連続した開口部11が設けてあ
る。これらの天井レール11、12は、図示しない吊りボル
トを介して建物の構造材に支持されている。
ターンテーブル2は、第2図及び第3図に示すよう
に、固定フレーム21と、この固定フレーム21に旋回可能
に支持された可動レール22とを具備してなる。固定フレ
ーム21は、図示しない吊りボルトを介して建物の構造材
に懸吊支持された枠状のものである。可動レール22は、
第5図に示すように、天壁22a、側壁22b、底壁22cを具
備してなるもので、図示しない支持ローラや位置決めロ
ーラを介して前記固定フレーム21に水平旋回可能に保持
されている。可動レール22の天壁22a上には、従動アー
ム23が固設してある。
テーブル駆動機構3は、ターンテーブル2に隣設した
回動アーム31と、この回動アーム31を水平回動可能に保
持するギャボックス32と、このギャボックス32内のギャ
及び減速機33を介して前記回動アーム31を回動させるモ
ータ34と、前記回動アーム31の回動端を前記可動レール
22に固定した従動アーム23に接続するリンク棒35とを具
備してなるもので、前記回動アーム31を180°回動させ
ることにより、前記ターンテーブル2の可動レール22が
90°旋回するように構成してある。すなわち、回動アー
ム31をターンテーブル2側に設定した始点aに位置させ
た場合には、可動レール22の一端が、第1の天井レール
11の端部に合致し、回動アーム31を180°回動させて終
点bに位置させた場合には、前記可動レール22の一端が
第2の天井レール12の端部に合致するようになってい
る。
このような天井レール11、12又は可動レール22に、移
動壁5を対をなす走行体6及び対をなす懸吊杆7を介し
て懸吊支持させ、これらの移動壁5を移動壁走行駆動機
構8によりそれぞれ独立に自走させ得るようにしてい
る。
前記移動壁5は、対をなす端縁部材51を複数本の横桟
52a、52b、52c、52dにより連結して壁本体52を構成し、
その壁本体52の両面に化粧パネル53を装着してなるもの
で、その上縁部に上密接部材54を突没可能に収容すると
ともに、下縁部に下密接部材55を突没可能に設けてい
る。なお、第1図では化粧パネル53を省略して、移動壁
5の内部を示している。
上密接部材54は、両化粧パネル53の上縁間に形成され
る空間に収容されており、天井面Cに向けて突没し得る
ようになっている。この上密接部材54は、遮音及び遮光
を行うための弾性材製のプロフィル54b1、54b2、54c1、
54c2を上、下縁に設けてなる対をなす遮蔽板部54a1、54
a2と、これら各遮蔽板部54a1、54a2の内側に設けたブラ
ケット54d1、54d2と、上端をこれら両遮蔽板部54a1、54
a2のブラケット54d1、54d2間にスペーサ54e1、54e2を介
して位置させた付勢ロッド54fと、前記両ブラケット54d
1、54d2をこの付勢ロッド54fの上端に軸着するピン54g
とを具備してなる。なお、この実施例のものは、ピン54
gと各ブラケット54d1、54d2との間及びピン54gと付勢ロ
ッド54fとの間に該ピン54gの傾動を許容するクリアラン
スが設けてあり、このピン54gの傾動に伴って、一面側
の遮蔽板部54a1と他面側の遮蔽板部54b2とが、限られた
範囲で上下方向に差動偏位し得るようにしてある。この
場合、密接部材54の左右両端に装着するエンドスティッ
ク56も、一面側の遮蔽板部54a1又は他面側の遮蔽板部54
a2のいずれか一方に固設された凹形部材56aと、他方に
固設された凸形部材56bとに分断されており、これら両
部材56a、56bをアリ溝係合部56cを介して相互に上下動
可能に接続している。付勢ロッド54fは、第1図に示す
ように、2本設けてあり、これに伴って、前記ブラケッ
ト54d1、54d2、及び、スペーサ54e1、54e2も、第8図の
ように2組づつ設けてある。両付勢ロッド54fは、前記
上密接部材54の各片半部の中央をそれぞれ押圧し得る位
置に配設してある。具体的には、両付勢ロッド54fは、
移動壁5の幅方向中心線nを挟んで対称な位置であっ
て、その中心線nから移動壁5の幅寸法Wの1/4寸法だ
けそれぞれ離れた位置に配設してある。各付勢ロッド54
fの下端は、天秤アーム54hの両端に枢着してある。
下密接部材55は、両化粧パネル53の下縁間に形成され
る空間に収容されており、床面Fに向けて突没し得るよ
うになっている。この下密接部材55は、遮音及び遮光を
行うための弾性材製のプロフィル55b1、55b2、55c1、55
c2を上、下縁に設けてなる対をなす遮蔽板部55a1、55a2
と、これら各遮蔽板部55a1、55a2の内側に設けたブラケ
ット55d1、55d2と、これら両遮蔽板部55a1、55a2のブラ
ケット55d1、55d2間にスペーサ55e1、55e2を介して配設
した天秤アーム55fと、前記両ブラケット55d1、55d2を
この天秤アーム55fの左右両端部に軸着するピン55gとを
具備してなる。なお、このものも、ピン55gと各ブラケ
ット55d1、55d2との間及びピン55gと天秤アーム55fとの
間に該ピン55gの傾動を許容するクリアランスが設けて
あり、このピン55gの傾動に伴って、一面側の遮蔽板部5
5a1と地面側の遮蔽板部55b2とが、限られた範囲で上下
方向に差動偏位し得るようにしてある。密接部材55の左
右両端に装着するエンドスティック57も、一面側の遮蔽
板部55a1又は地面側の遮蔽板部55a2のいずれか一方に固
設されて凹形部材57aと、他方に固設された凸形部材57b
とに分断されており、これら両部材57a、57bをアリ溝係
合部57cを介して相互に上下動可能に接続している。
移動壁5の内部には、遊動枠150が昇降可能に設けて
あり、この遊動枠150に、前記上、下密接部材54、55を
同時に突没動作させるための密接部材駆動機構160を支
持させている。遊動枠150は、第1図に示すように、
左、右の側枠材151を上、下枠材152、153により結合し
てなる長方形のもので、側枠材151の外面には合成樹脂
等により作られた平断面コ字形の突起154が突設されて
おり、壁本体52の横架材52b、52c間に配設されている。
横架材52b、52cの両端近傍部間には案内枠材58が固設し
てあり、第1図及び第7図に示すように、これら案内枠
材58の内面に、前記突起154を上下摺動可能に案内する
レール59を固設している。密接部材駆動機構160は、第
1図に示すように、相互に逆ねじとなる2種類のねじ部
161a、161bを有してなる水平な操作軸161と、この操作
軸161の各ねじ部161a、161bに螺合させた対をなすナッ
ト162と、リンクメンバ163a〜163dを菱形に枢結してな
り左、右の枢結点163eを前記各ナット162に枢着した4
点リンク163と、この4点リンク163の上、下の枢結点16
3f、163gと前記上、下密着部材54、55とをそれぞれ接続
する上、下の昇降シャフト164、165とを具備してなり、
前記操作軸161を前記遊動枠150に支持させている。すな
わち、操作軸161の一端161cは、軸受166を介して一方の
側枠材151に枢支させてあり、他端161d側はヘリカルギ
ャ等を内蔵しギャボックス167を介して他方の側枠材151
に支持させている。操作軸161の他端161dは、案内枠材5
8を貫通して端縁部材51内に延出させてあり、この操作
軸161の他端161dに図示しないハンドルを装着して手動
により回動操作し得るようになっている。しかして、前
記案内枠材58及び端縁部材51には、遊動枠150の上下遊
動距離に対応する寸法の長孔がそれぞれ穿設してある。
操作軸161は、ギャボックス167内に配設したギャを介し
てモータ168にも接続されており、このモータ168の回転
力により該操作軸161を回転操作することもできるよう
にしてある。昇降シャフト164、165は、パイプ状の基端
管材164a、165aと、この基端部材164a、165aの先端部内
周に所定長さになるまで突出し得るように係合させた先
端軸材164b、165bと、この先端軸材164b、165bを突出方
向に付勢する押圧スプリング164c、165cとを具備してな
るもので、その先端軸材164b、165bを前記天秤アーム54
h、55fの中央部に軸着している。上、下の密接部材54、
55及び密接部材駆動機構160にかかる重力は、遊動枠150
に作用することになるが、この遊動枠150は、遊動枠支
持機構170により、その遊動範囲の中間位置に弾性的に
浮上支持されている。遊動枠支持機構170は、横架材52c
から突設したガイドピン171を前記遊動枠150の下枠材15
3に摺動可能に貫通させておき、横架材52cと遊動枠150
との間に圧縮コイルスプリング172を、そのガイドピン1
71に巻装して介設したものである。
このようにしてなる移動壁5は、対をなす走行体6か
ら垂下させた対をなす懸吊杆7を介して天井レール11、
12に懸吊支持されており、移動壁走行駆動機構8により
自走し得るようになっている。移動壁走行駆動機構8
は、第6図に示すように、前記走行体6及び懸吊杆7に
関連させて設けてある。すなわち、各走行体6は、中央
部に上下貫通孔63を有してなる本体61に、4つの車輪62
を軸着し、その車輪62を天井レール11、12又は可動レー
ル22の底壁14、22cの上面に転動可能に支持させてい
る。各懸吊杆7は、上端に係止鍔71を有するとともに、
下半部外周にねじ部72を有してなるボルト状のもので、
その軸心に中空部73が形成されている。懸吊杆7は、前
記走行体6の貫通孔63に挿通されており、その下半部を
天井レール11、12又は可動レール22の開口部11を通過さ
せて下方に垂下させてある。懸吊杆7の下端部には、高
さ調整用のナット部材74が螺着してあり、このナット部
材74の下端フランジ部74aを移動壁5の横桟52aの下面に
係止させて、該移動壁5を懸吊支持している。ナット部
材74は、下端にフランジ部74aを有する筒状のもので、
前記横桟52aに回転可能に貫通させてある。ナット部材7
4の上部貫通端には、該ナット部材74を回転操作するた
めのレンチ掛け部74bが設けてあり、前記フランジ部74a
の外周には、自動防止機構75の係止爪75aを係合させる
ための複数の凹陥部74cが形成してある。自動防止機構7
5は、使用中にナット部材74が自転して調整位置に狂い
が生じるのを防止するためのもので、前記横桟52aの下
面に固定したハウジング75bと、このハウジング75bに保
持されて前記フランジ部方向に進退する係止爪75aと、
この係止爪75aをフランジ部74a方向に弾性付勢するスプ
リング75cとを具備してなるもので、前記係止爪75aの基
端部には、該係止爪75aを前記フランジ部74aから離間さ
せるための手動つまみ部75dが設けてある。しかして、
このつまみ部75dを手動操作して、前記係止爪75aをフラ
ンジ部74aの凹陥部74cから離間させ、前記レンチ掛け部
74bにレンチを掛けて該ナット部材74を回転させること
によって、移動壁5の懸吊高さを調節することができる
ようになっている。移動壁走行駆動機構8は、第6図に
示すように、天井レール11、12及び可動レール22の側壁
内面に固設したチェーン81と、このチェーン81に噛合さ
せたスプロケット82と、上端にこのスプロケット82が固
設され各懸吊杆7の外周に回転可能に外装された回転ス
リーブ83と、移動壁5内に収容されこの回転スリーブ83
の下端部を回転駆動するモータ84とを具備してなる。詳
述すれば、前記スプロケット82と前記回転スリーブ83と
は一体に作られており、走行体6を貫通するようにして
懸吊杆7の外周に回転可能に外装してある。このスプロ
ケット82と前記懸吊杆7の係止鍔71との間、及び、スプ
ロケット82と走行体6との間には、スラストべアリング
85、86がそれぞれ介設してある。なお、前記スラストベ
アリング86の下面は球面に成形されており、この球面
を、前記走行体6の球面受座64により支持することによ
って、該回転スリーブ83及び懸吊杆7の走行体6に対す
る若干の傾動を許容している。各回転スリーブ83の下端
外周には、従動スプロケット87をそれぞれ固設し、これ
ら従動ギヤ87に伝動チェーン88aを介して駆動スプロケ
ット88の動力を伝達し得るようにしている。駆動スプロ
ケット88は、横桟52aに取着された減速機89に支持され
たもので、モータ84の動力をこの減速機89を介して駆動
スプロケット88に伝達させることによって、前記両回転
スリーブ83及び両スプロケット82を同一方向に回転駆動
し得るようになっている。
ところで、これらの両懸吊杆7は、第10図に示すよう
に、前記両付勢ロッド54fの内側であって移動壁5の幅
方向中心nを挟んで対称な位置に突設してある。しかし
て、これらの両懸吊杆7の離間距離Lは、移動壁5の幅
寸法Wの1/2未満の値に設定してある。
なお、この移動壁走行駆動機構8の走行用モータ84、
及び、密接部材駆動機構160の密閉用モータ168を作動さ
せるための電力線や信号線(図示せず)は、前記懸吊杆
7の軸心中空部73を通過させて移動壁5内に導入してい
る。すなわち、天井レール11、12、及び、可動レール22
の天壁内面側には、絶縁材182を介して複数本の導電線1
81が架設してある。各走行体6には、前記各導電線181
に摺接する複数のブラシ65を絶縁状態で保持する集電体
66が搭載してあり、これら各ブラシ65に接続した電力線
や制御用の信号線を前記懸吊杆7の軸心中空部73に挿入
している。懸吊杆7の下端近傍部には、線材取出口76が
開口させてあり、軸心中空部73内に挿入した電力線や信
号線は、この線材取出口76から移動壁5内に導入され、
該移動壁5内に配設したコントローラ(図示せず)に導
かれている。
懸吊杆7の下端部には、回転防止用のボルト77が貫通
させてあり、このボルト77の両端部を前記横桟52aに固
設したブラケット78に設けた上下に伸びる長孔78aに上
下摺動可能に係合させている。
次いで、この実施例の作動を説明する。まず、走行用
モータ84を起動させると、この走行用モータ84の回転動
力が減速機89、駆動スプロケット88、伝動チェーン88a
及び従動スプロケット87を介して両回転スリーブ83に伝
達され、両スプロケット82が同期回転する。これら両ス
プロケット82は、天井レール11に固設されたチェーン81
に噛合させてあるため、スプロケット82の回転により、
両走行体6が天井レール11内を自走することになる。こ
れにより移動壁5が天井レール11に沿って移動する。移
動壁5に交差点Aを通過させる場合には、当該移動壁5
を支持する2台の走行体6が共にターンテーブル2の可
動レール22に収納された段階(第2図参照)で、該移動
壁5の走行を一旦停止させる。可動レール22内にもチェ
ーン81が固設してあるため、走行体5を可動レール22内
の所望位置まで進行させることは可能である。この状態
で、そのターンテーブル2を旋回させ、移動壁5の向き
を変える。具体的には、テーブル駆動機構3のモータ34
を作動させて回動アーム31を始点aから終点bまで回動
させると、リンク棒35を介してこの回動アーム31に接続
された可動レール22が水平旋回して90°向きを変える
(第3図参照)。その結果、可動レール22の端部が第2
の天井レール12の端部に合致する。この段階でターンテ
ーブル2の旋回を停止し、再度、走行用モータ84を起動
させて移動壁5の走行を開始する。しかして、この動作
によれば、ターンテーブル2を1度旋回させるだけで移
動壁5の向きを一挙に変更することができ、所望の天井
レール12に案内することができる。
なお、このものは対をなす懸吊杆7の離間距離Lを移
動壁5の幅寸法Wの1/2未満の値に設定しているので、
その可動レール22は、移動壁5の幅寸法Wよりも遥かに
短いものですむ。そのため、この可動レール22を回転さ
せて移動壁5を旋回させる場合には、移動壁5の側縁5a
は、ターンテーブル2の外縁2aよりも外側を移動するこ
とになる。したがって、ターンテーブル2を、建築壁G
から比較的離れた位置に配設しておいても、移動壁5を
旋回させることによって、該移動壁5の側縁5aが建築壁
Gに極接近するように各部の寸法を設定することが容易
になる。したがって、移動壁5からテレスコープ部を突
出させて、該移動壁5と建築壁Gとの間の遮音や遮光を
行う場合でも、そのテレスコープ部の突没ストロークが
非常に小さなものでよくなる。
以上のようにして、移動壁5を所望の位置まで移動さ
せた段階で、走行用モータ84を停止させ、次いで、密閉
用モータ168を作動させて、上、下密閉部材54、55を天
井面C及び床面Fに押し付ける。なお、この実施例のも
のは、前記密閉部材駆動機構160を遊動枠150に保持させ
ているので、上密接部材54と、下密接部材55との間で差
動押圧作用が営まれ、これら両密接部材54、55が均等な
力で、天井面C及び床面Fに押し付けられる。
以上説明した動作は、通常のシーケンサやマイクロコ
ンピュータを使用して適宜自動的に行わせることができ
る。そのために、各移動壁5には、隣接する移動壁5に
当接したか否かを検出するためのリミットスイッチや、
上、下密接部材54、55が天井面C及び床面Fに押し付け
られたか否かを検出するためのリミットスイッチを設け
ておく。また、ターンテーブル2には、移動壁5の走行
体6が可動レール22の所定位置にまで侵入したか否かを
検出するセンサや、可動レール22の旋回位置を検出する
リミットスイッチ等を設けておく。
なお、移動壁走行駆動機構の構成は、図示実施例のも
のに限定されないのは勿論であり、例えば、対をなす走
行体と、対をなす懸吊杆と、移動壁走行駆動機構とを共
通のフレームに組み付けてユニット化しておき、そのユ
ニットを移動壁の本体に着脱可能に取着するようにして
もよい。
[発明の効果] 本発明は、天井レールの交差点に、各移動壁を支持す
る対をなす走行体を同時に収容可能な可動レールを設
け、この可動レールを水平旋回させて移動壁の進行ルー
トを選択することができるようにしているので、走行体
が交差点に達する毎に可動レールを旋回させる場合に比
べてその旋回回数を少なくすることができ、ターンテー
ブルの制御が単純化される。しかも、このようなもので
あれば、移動壁を支持する複数の走行体の相対走行速度
を微妙に変化させるようなことなしに、移動壁の向きを
無理なく変えることが可能となる。
その上、対をなす懸吊杆の離間距離を、移動壁の幅寸
法の1/2未満の値を設定しているので、従来の移動壁を
一気に旋回させるのに必要なターンテーブルよりも、遥
かに小さなターンテーブルを用いて移動壁を旋回させる
ことができる。そのため、ターンテーブルの設置工事を
容易に行うことが可能になるだけでなく、使用時に最端
に配置される移動壁のテレスコープ部のストロークを小
さなものにすることが可能となる。そのため、移動壁内
部にテレスコープ部を収容するための大きなスペースを
確保する必要がなくなり、設計の自由度を向上させるこ
とができる。また、このようにすれば、これら両懸吊杆
の外側に配設する必要のある付勢ロッドの離間距離を、
移動壁の幅寸法の1/2又はそれに近い値に設定すること
が可能となる。そのため、これら両付勢ロッドによる上
密接部材の押圧位置を理想的な箇所にセットすることが
でき、該密接部材の各部を均等に天井面に押し付けるこ
とが可能となる。すなわち、本発明によれば、移動壁の
側縁を建築壁に確実に密着させると同時に、移動壁の上
縁を上密接部材を介して天井面に確実に密着させること
ができるため、移動壁全体に高い遮音性と遮光性を付与
することができるものとなる。
なお、移動壁を自走式にした場合には、移動壁の下半
部分を押圧して走行体を従動させる必要がなくなるた
め、懸吊杆に作用する倒れモーメントを大幅に軽減させ
ることが可能となる。そのため、懸吊杆の離間距離の前
述のような小さな値に設定しても、無理なく移動壁を走
行させることが可能となる。
また、移動壁走行駆動機構を、前述のような構成にす
れば、モータを走行体に搭載する必要がなくなる。その
ため、狭い天井レール内に配設された走行体に強力な駆
動力を発揮させることができ、移動壁を確実に自走させ
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第10図は本発明の一実施例を示し、第1図は
一部省略した正面図、第2図及び第3図ははターンテー
ブル部分を概略的に示す平断面、第4図は天井レールを
示す横断面図、第5図は可動レールの横断面図、第6図
は移動壁走行駆動機構の詳細を示す拡大正断面図、第7
図は第1図におけうVII−VII線断面図、第8図は密着部
材を示す平面図、第9図は密着部材を示す横断面図、第
10図は上密接部材の押圧位置及び懸吊杆の配設位置を説
明するための説明図である。第11図は従来例を示す概略
平断面図である。 11、12…天井レール、2…ターンテーブル 3…テーブル駆動機構、5…移動壁 6…走行体、7…懸吊杆 8…移動壁走行駆動機構 9…案内杆、11…開口部 22…可動レール、81…チェーン 82…スプロケット、83…回転スリーブ 84…モータ、A…交差点 C…天井面、F…床面 W…移動壁の幅寸法 L…懸吊杆の離間距離 54…上密接部材 54f…付勢ロッド 54h…天秤アーム 164…昇降シャフト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】端部を交差点にそれぞれ臨ませて水平に配
    設された複数本の天井レールと、前記交差点に配設され
    る、天井レールと等しい断面形状をなす可動レールを備
    えたターンテーブルと、前記ターンテーブルを水平旋回
    させて、前記可動レールの端部を前記天井レールの端部
    に選択的に合致させ得るように構成されたテーブル駆動
    機構と、前記天井レール内に走行可能に配設された走行
    体と、対をなす走行体から垂下させた対をなす懸吊杆を
    介して天井レールに懸吊支持された移動壁と、この移動
    壁を移動させる移動壁走行駆動機構と、この移動壁の上
    縁部に収容されて天井面に向けて突没可能な上密接部材
    と、前記移動壁の内部に昇降可能に配設された昇降シャ
    フトと、この昇降シャフトの昇降動作を前記上密接部材
    の左右2箇所に分配して伝達する天秤アーム及び左右一
    対の付勢ロッドとを具備してなり、 各移動壁を懸吊する対をなす懸吊杆の離間距離を、その
    移動壁の幅寸法の1/2未満の値に設定するとともに、両
    付勢ロッドを、移動壁の幅方向中心線から移動壁の幅寸
    法の略1/4だけそれぞれかけ離れた位置に左右対称に配
    置し、さらにターンテーブルの可動レールを、対をなす
    走行体が同時に保持され得る寸法に設定していることを
    特徴とする移動間仕切装置。
  2. 【請求項2】移動壁走行駆動機構が、天井レール及び可
    動レールの側壁内面に固設したチェーンと、このチェー
    ンに噛合させたスプロケットと、上端に前記スプロケッ
    トがそれぞれ固設され前記各懸吊杆の外周に回転可能に
    外装された対をなす回転スリーブと、移動壁内に収容さ
    れこれら回転スリーブの下端部を回転駆動するモータと
    を具備してなることを特徴とする請求項1記載の移動間
    仕切装置。
JP1255609A 1989-09-30 1989-09-30 移動間仕切装置 Expired - Lifetime JPH0826727B2 (ja)

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