JPH08272083A - 平版印刷版の製版方法 - Google Patents

平版印刷版の製版方法

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JPH08272083A
JPH08272083A JP7076098A JP7609895A JPH08272083A JP H08272083 A JPH08272083 A JP H08272083A JP 7076098 A JP7076098 A JP 7076098A JP 7609895 A JP7609895 A JP 7609895A JP H08272083 A JPH08272083 A JP H08272083A
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acid
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weight
rinsing
plate
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JP7076098A
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English (en)
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Noriyoshi Kojima
紀美 小島
Hideyuki Nakai
英之 中井
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 不溶物やゲルを生じず、長期間にわたり多量
の印刷版を安定して製造できる製版方法を提供する。 【構成】 感光性平版印刷版を画像露光及びアルカリ性
現像液で現像した後にアニオン界面活性剤及び/又はノ
ニオン界面活性剤と酸とその塩(緩衝剤)とを含有する
リンス液でリンス処理する平版印刷版の製版方法におい
て、リンス処理を複数のリンス浴で行い、後段になるほ
どリンス液中の酸の含有率を高くし、かつ緩衝剤の含有
率を低くすることを特徴とする平版印刷版の製版方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感光性平版印刷版を画
像露光及び現像処理して得られた平版印刷版に施すリン
ス処理に関する。
【0002】
【従来の技術】感光性平版印刷版を画像露光及び現像し
た後、流水や循環使用する水洗水による水洗、更に複数
の浴からなる多段水洗で水洗する方法は公知である。し
かし、水洗浴に持ち込まれた現像液が水洗水によって希
釈されると、現像液中では溶解、分散していた感光層成
分が析出して不溶物を生じることがしばしばある。特に
自動現像機等で水洗水を循環使用する方法においては、
水洗水中に生じたこれらの不溶物がスプレーノズルを詰
まらせたり、パイプや槽に付着して水洗水の循環に不都
合をきたすことがしばしばある。更に、この不溶物が印
刷版上に付着することにより、非画像部に汚れを生じる
場合があった。
【0003】一方、界面活性剤やpH緩衝剤を含有する
いわゆるリンス液を循環使用して現像後リンス処理する
方法が特公昭62−16200号公報に記載されている
が、多数枚の印刷版を処理するとリンス液中に不溶物が
発生するとともに印刷版の非画線部が汚れることに起因
する印刷汚れや、インキ着肉不良というような問題が発
生する。また、特開昭63−172270号公報には複
数のリンス浴でリンス処理を行い、リンス液のpHを後
段になるほど低くする方法が記載されているが、この方
法でも上記問題の改善が未だ不充分であり、処理量には
限界があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、不溶物やゲルを生じず、長期間にわたり多量の印刷
版を安定して製造できる製版方法を提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、感光性平版
印刷版を画像露光及びアルカリ性現像液で現像した後に
アニオン界面活性剤及び/又はノニオン界面活性剤と酸
と緩衝剤とを含有するリンス液でリンス処理する平版印
刷版の製版方法において、リンス処理を複数のリンス浴
で行い、後段になるほどリンス液中の酸の含有率を高く
し、かつ緩衝剤の含有率を低くすることを特徴とする平
版印刷版の製版方法によって達成される。 以下、本発
明について詳述する。
【0006】本発明のリンス液に含有させる酸として
は、酢酸、蓚酸、酒石酸、安息香酸、モリブデン酸、ホ
ウ酸、硝酸、硫酸、リン酸等が挙げられ、緩衝剤(酸の
塩)としてはこれらの酸の水溶性アルカリ金属塩及びア
ンモニウム塩、例えば酢酸アンモニウム、酢酸ナトリウ
ム、酢酸カリウム、モリブデン酸ナトリウム、モリブデ
ン酸カリウム、ホウ酸ナトリウム、ホウ酸アンモニウ
ム、硝酸リチウム、硝酸ナトリウム、硝酸カリウム、第
一リン酸ナトリウム、第二リン酸ナトリウム、第三リン
酸ナトリウム、第一リン酸カリウム、第二リン酸カリウ
ム、第三リン酸カリウム、第三リン酸アンモニウム、ポ
リリン酸ナトリウム等が好ましい。緩衝剤の詳細は、例
えば「化学便覧基礎編II 改訂2版」日本化学会編 丸善
1490〜1499頁に記載されており、これらは本
発明にそのまま適用することができる。
【0007】本発明のリンス液中の酸と緩衝剤の含有率
(重量百分率)は、最初のリンス浴のリンス液が含有す
る酸は0.01〜1重量%の範囲が好ましく、0.05
〜0.5重量%がより好ましく、緩衝剤は0.1〜10
重量%の範囲が好ましく、1〜5重量%がより好まし
く、最後のリンス浴のリンス液が含有する酸は0.1〜
10重量%の範囲が好ましく、0.3〜5重量%がより
好ましく、緩衝剤は0.01〜2重量%の範囲が好まし
く、0.05〜1重量%がより好ましい。
【0008】本発明のリンス液に含有させるアニオン界
面活性剤としては、脂肪酸塩類、アビチエン酸塩類、ヒ
ドロキシアルカンスルホン酸塩類、アルカンスルホン酸
塩類、ジアルキルスルホこはく酸エステル塩類、直鎖ア
ルキルベンゼンスルホン酸塩類、分岐鎖アルキルベンゼ
ンスルホン酸塩類、アルキルナフタレンスルホン酸塩
類、アルキルフェノキシポリオキシエチレンプロピルス
ルホン酸塩類、ポリオキシエチレンアルキルスルホフェ
ニルエーテル塩類、N-メチル-N-オレイルタウリンナト
リウム類、N-アルキルスルホこはく酸モノアミド二ナト
リウム塩類、石油スルホン酸塩類、硫酸化ひまし油、硫
酸化牛脚油、脂肪酸アルキルエステルの硫酸エステル塩
類、アルキル硫酸エステル塩類、ポリオキシエチレンア
ルキルエーテル硫酸エステル塩類、脂肪酸モノグリセリ
ド硫酸エステル塩類、ポリオキシエチレンアルキルフェ
ニルエーテル硫酸エステル塩類、ポリオキシエチレンス
チリルフェニルエーテル硫酸エステル塩類、アルキルり
ん酸エステル塩類、ポリオキシエチレンアルキルエーテ
ルりん酸エステル塩類、ポリオキシエチレンアルキルフ
ェニルエーテルりん酸エステル塩類、スチレン−無水マ
レイン酸共重合物の部分けん化物類、オレフィン−無水
マレイン酸共重合物の部分けん化物類、ナフタレンスル
ホン酸塩ホルマリン縮合物類等が挙げられる。
【0009】本発明のリンス液に含有されるノニオン界
面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル類、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル
類、ポリオキシエチレンポリスチルフェニルエーテル、
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエー
テル、グリセリン脂肪酸部分エステル類、ソルビタン脂
肪酸部分エステル類、ペンタエリスリトール脂肪酸部分
エステル類、プロピレングリコールモノ脂肪酸エステ
ル、しょ糖脂肪酸部分エステル、ポリオキシエチレンソ
ルビタン脂肪酸部分エステル類、ポリオキシエチレンソ
ルビトール脂肪酸部分エステル類、ポリエチレングリコ
ール脂肪酸エステル類、ポリグリセリン脂肪酸部分エス
テル類、ポリオキシエチレン化ひまし油類、ポリオキシ
エチレングリセリン脂肪酸部分エステル類、脂肪酸ジエ
タノールアミド類、N,N-ビス-2-ヒドロキシアルキルア
ミン類、ポリオキシエチレンアルキルアミン、トリエタ
ノールアミン脂肪酸エステル、トリアルキルアミンオキ
シド等が挙げられる。
【0010】本発明のリンス液には、親油性物質を含有
させておくことが好ましい。これにより、平版印刷版の
画像部がより高い感脂性を示すようになり、現像インキ
盛りが容易になるばかりでなく、リンス液による処理の
後、版面保護剤処理を行う場合は、画像部の感脂性の低
下を強く抑えることができる。
【0011】好ましい親油性物質には、例えばオレイン
酸、ラウリン酸、吉草酸、ノニル酸、カプリン酸、ミス
チリン酸、パルミチン酸などのような炭素数が5〜25の
有機カルボン酸、ひまし油などが含まれる。これらの親
油性物質は単独もしくは2以上組み合わせて使用するこ
とができる。本発明のリンス液中に含まれる親油性物質
の含有量は、好ましくは、0.005重量%から約10重量
%、より好ましくは0.05〜5重量%の範囲である。
【0012】本発明のリンス液には更にソルビン酸、p-
オキシ安息香酸エチルなどの防腐剤、防黴剤、没食子酸
プロピル、2,6−ジ-t-ブチル-4-エチルフェノール、2,6
-ジ-t-ブチル-4-メチルフェノールなどの酸化防止剤を
含有させておくことができる。これらの保存料としての
防腐剤、防黴剤、酸化防止剤は少量添加することによ
り、リンス液の保存による変質等を防止することができ
るが、好ましい添加量は0.001〜5重量%である。
【0013】更に、本発明のリンス液には有機シラン化
合物等の消泡剤を含有させておくことが好ましい。
【0014】本発明が適用される感光性平版印刷版は、
アルカリ水溶液で現像されるタイプの感光性平版印刷版
であり、例えば英国特許第1460978号、同第15
05739号の各明細書に記戟されているジアゾ樹脂と
ヒドロキシエチルメタクリレート単位又はヒドロキシエ
チルアクリレート単位を主なる繰り返し単位として含む
ポリマーとの混合物からなる感光層をアルミニウム板上
に設けたネガ型感光性平版印刷版及びo−キノンジアジ
ド化合物からなる感光層をアルミニウム板上に設けたポ
ジ型感光性平版印刷版が含まれるが、本発明の製版方法
は、特に後者のポジ型感光性平版印刷版から平版印刷版
を作成する製版方法において、特に顕著な効果を発揮す
るので、以下、この態様について、以下に詳細に説明す
る。
【0015】本発明の製版方法の好ましい態様において
使用されるポジ型感光性平版印刷版は、支持体上にo−
キノンジアジド化合物、より好ましくはo−ナフトキノ
ンジアジド化合物からなる感光層を設けたものである。
好適な支持体は、アルミニウム板であり、砂目立て処
理、例えば珪酸ソーダ、弗化ジルコニウム酸カリウム、
燐酸塩などの水溶液への浸漬処理、陽極酸化処理などの
表面処理がなされていることが好ましい。上記陽極酸化
処理は、例えば、燐酸、クロム酸、硫酸、硼酸等の無機
酸、若しくは、蓚酸、スルファミン酸等の有機酸又はこ
れらの塩の水溶液又は非水溶液の単独又は二種以上を組
み合わせた電解液中でアルミニウム板を陽極として電流
を流すことにより実施される。また、米国特許第365
8662号明細書に記載されているようなシリケート電
着も有効である。
【0016】更には特公昭46−27481号公報、特
開昭52−58602号公報、特開昭52−30503
号公報に開示されているような電解グレインを施した支
持体を上記の陽極酸化処理したものも有用である。
【0017】支持体の親水性表面の上に設けられる感光
層はo−ナフトキノンジアジド化合物からなる。かかる
o−ナフトキノンジアジド化合物は、多数の刊行物に記
されており、これらは好適に使用することができる。こ
れらの内でも、特に芳香族ヒドロキシ化合物のo−ナフ
トキノンジアジドスルホン酸エステル又はo−ナフトキ
ノンジアジドカルボン酸エステル、及び芳香族アミノ化
合物のo−ナフトキノンジアジドスルホン酸アミド又は
o−ナフトキノンジアジドカルボン酸アミドが好まし
く、さらに米国特許第3635709号明細書に記され
ているピロガロールとアセトンとの縮合物にo−ナフト
キノンジアジドスルホン酸をエステル反応させたもの、
米国特許第4028111号明細書に記されている末端
にヒドロキシ基を有するポリエステルにo−ナフトキノ
ンジアジドスルホン酸、またはo−ナフトキノンジアジ
ドカルボン酸をエステル反応させたもの、英国特許第1
494043号明細書に記されているようなp−ヒドロ
キシスチレンのホモポリマー又はこれと他の共重合し得
るモノマーとの共重合体にo−ナフトキノンジアジドス
ルホン酸又はo−ナフトキノンジアジドカルボン酸をエ
ステル反応させたものでもよい。
【0018】これらのo−ナフトキノンジアジド化合物
は、単独で使用することができるが、アルカリ可溶性樹
脂と混合し、この混合物を感光層として設けた方が好ま
しい。好適なアルカリ可溶性樹脂には、ノボラック型フ
ェノール樹脂が含まれ、具体的には、フェノールホルム
アルデヒド樹脂、o−クレゾールホルムアルデヒド樹
脂、m−クレゾールホルムアルデヒド樹脂などが含まれ
る。更に特開昭50−125806号公報に記されてい
る様に上記のようなフェノール樹脂と共に、t−ブチル
フェノールホルムアルデヒド樹脂のような炭素数3〜8
のアルキル基で置換されたフェノールまたはクレゾール
とホルムアルデヒドとの縮合物とを併用すると、よリ一
層好ましい。アルカリ可溶性樹脂は、感光層中に約50
%〜約85重量、より好ましくは60〜80重量%、含
有させられる。
【0019】o−ナフトキノンジアジド化合物からなる
感光層には、必要に応じて更に染料、可塑剤、プリント
アウト性能を与える成分などの添加剤を加えることがで
きる。更に、特開昭52−80022号公報に記されて
いるように感光層中に環状酸無水物を加えることにより
感度を上昇させることができる。
【0020】かかるo−ナフトキノンジアジドからなる
感光性組成物は適当な溶剤の溶液から支持体上に塗布さ
れる。適当なる溶剤としてはエチレングリコールモノメ
チルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテ
ル、酢酸2−メトキシエチルなどのグリコールエーテル
類、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン
などのケトン類、エチレンジクロライド等の塩素化炭化
水素類等が含まれる。
【0021】支持体上に設けられるo−ナフトキノンジ
アジド化合物からなる感光層の塗布量は約0.5〜約7
g/m2であり、より好ましくは1.5〜3g/m2であ
る。
【0022】かくして得られるポジ型感光性平版印刷版
は透明原図を通してカーボンアーク灯、水銀灯、メタル
ハライドランプ、キセノンランプ、タングステンプなど
の活性光線の豊富な光線により露光されると、その部分
はアルカリ可溶性に変る。従って、アルカリ水溶液によ
リ感光層の露光部分は溶出され、支持体の親水性表面が
露出される。
【0023】ポジ型感光性平版印刷版の現像液は珪酸塩
を溶解含有するアルカリ水溶液である。好ましい珪酸塩
は水に溶解したときにアルカリ性を示すものであり、例
えば珪酸ナトリウム、珪酸カリウム、メタ珪酸ナトリウ
ムなどのアルカリ金属珪酸塩および珪酸アンモニウムな
どが含まれる。現像液中の珪酸塩の量は、現像液の総重
量に対して一般的には約1〜約10重量%、より好まし
くは1〜8重量%、最も好ましくは2〜6重量%で使用
される。
【0024】現像液はアルカリ性であればよく、好まし
くは25℃でのpHが約10.5〜約13.5である。
pHが10.5よりも低くなるにつれて、前記のポジ型
感光性平版印刷版の露光された感光層の溶出が不十分と
なる。一方pHが13.5より高くなるにつれて、界面
活性剤を含有する水溶液中の酸の必要量が多くなる。従
って、最も好ましいpH12〜13.5である。
【0025】現像液には、更に有機溶剤を総重量に対し
て5重量%以下の範囲で含有させてもよい。かかる有機
溶剤としては、例えばベンジルアルコール、2−ブトキ
シエタノール、トリエタノールアミン、ジエタノールア
ミン、モノエタノールアミン、グリセリン、エチレング
リコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレング
リコールなどがある。
【0026】現像液には、更に界面活性剤を含有させる
ことができる。これにより現像液が感光性平版印刷版の
感光層の表面に良く濡れるようになり、現像液の処理能
力(単位容積の現像液が溶解除去できる感光層の量)を
向上させることができ、更に最適な結果を与える現像条
件(温度および処理時間など)の巾を広げることができ
る。このような界面活性剤の好ましいものには、アニオ
ン界面活性剤と両性界面活性剤が含まれる。アニオン界
面活性剤の好ましい具体例には、例えばドデシルベンゼ
ンスルホン酸ナトリウムのようなアルキルベンゼンスル
ホン酸塩類(該アルキル基の炭素原子数は8〜18、よ
り好ましくは12〜16)、例えば、イソプロピルナフ
タレンスルホン酸ナトリウムのようなアルキルナフタレ
ンスルホン酸塩類(該アルキル基の炭素数は3〜1
0)、ナフタレンスルホン酸塩のホルマリン縮合物、ジ
アルキルスルホこはく酸塩類(該アルキル基の炭素数は
2〜18)、ジアルキルアミドスルホン酸塩類(該アル
キル基の炭素数は11〜17)などが含まれる。両性界
面活性剤の好ましい具体例には、イミダゾリン誘導体、
例えばN−アルキル−N,N,N−トリス(カルボキシ
メチル)アンモニウム(該アルキル基の炭素数は12〜
18)、N−アルキル−N−カルボキシメチル−N,N
−ジヒドロキシエチルアンモニウム(該アルキル基の数
は12〜18)などのべタイン型化合物が含まれる。か
かる界面活性剤の使用量は特に制限はないが、一般的に
は約0.003〜約3重量%、より好ましくは0.00
6〜1重量%の濃度で現像液中に含有させられる。
【0027】現像液には、更に、消泡剤を含有させるこ
とができる。好適な消泡剤には、米国特許第32507
27号、同第3545970号、英国特許第13829
01号、同第l3877l3号などの各明細書に記され
ている化合物がある。これらの内でも有機シラン化合物
は好ましい。
【0028】現像液は、感光性平版印刷版の感光層の表
面に対し、良好な濡れ性を有していることが望まし。特
に感光性平版印刷版の感光層の表面に対する現像液の接
触角が空中水滴法で85°以下であることが好ましく、
より好ましくは60°以下である。接触角が85°より
も大きい現像液を使用して本発明を実施すると、印刷イ
ンキが均一に付着すべき平版印刷版の画像部にインキが
むらになって付着する傾向が出て来るようになり、従っ
て、このような平版印刷版からは良好な印刷物を得るこ
とが困難となる。感光性平版印刷版の感光層の表面に対
する接触角が低い現像液を得る為には、前記の界面活性
剤を現像液に含有させる。
【0029】上記のような現像液で、画像露光された感
光性平版印刷版を現像する方法としては従来公知の種々
の方法が可能である。具体的には、画像露光された感光
性平版印刷版を現像液中に浸漬する方法、当該感光性平
版印刷版の感光層に対して多数のノズルから現像液を噴
射する方法、現像液が湿潤されたスポンジで当該感光性
平版印刷版の感光層を拭う方法、当該感光性平版印刷版
の感光層の表面に現像液をローラー塗市する方法などが
挙げられる。またこのようにして感光性平版印刷版の感
光層に現像液が施された後、感光層の表面をブラシなど
で軽く擦ることもできる。現像条件については、上記の
現像方法に応じて、当業者が適宜決定することができ
る。一例を示すと、例えば浸漬による現像方法では、約
15〜35℃の現像液に、約20〜80秒間浸漬され
る。
【0030】上記のようにして感光性平版印刷版を画像
露光および現像されて得られた平版印刷版はスクィーズ
されて、版面上の現像液の量が少なくなる様にすること
が好ましい。本発明においては、スクィーズされた後に
残存する平版印刷版の版面上の現像液の量は10ml/
2以下であることが好ましく、この量はできるだけ少
ない方が好ましい。従って、より好ましい現像液の残存
量は5ml/m2以下であり、最も好ましくは3ml/
2以下である。スクィーズされた後の量が10ml/
2よりも多くなると、リンス液がより早く劣化してし
まい、その処理能力が早目に低下してしまう。
【0031】平版印刷版の版面をスクィーズする方法と
しては、例えばゴムのような弾性部材をローラー表面に
被覆した弾性ローラー対の間に平版印刷版を通して、そ
のニップ圧力によって版画の現像液を除去する方法、或
いは表面の滑らかな弾性プラスチック材を平版印刷版の
搬送路に沿わせた状態で配置し、その版面と摺接させる
ことにより版画の現像液を掻取る方法などを採用するこ
とができる。
【0032】かくして現像されて得られた平版印刷版
は、本発明の処理剤で処理される。具体的な処理方法
は、版面上に上記水溶液を適量注ぎ、これを版面全体に
塗市するようにスポンジで擦る方法、上記水溶液が満た
された容器に浸漬する方法、上記水溶液をローラーで塗
布する方法、上記水溶液を版面にスプレーで噴射する方
法などを使用することができる。
【0033】
【実施例】以下、本発明の実施例について比較例ととも
に説明する。
【0034】実施例1 ノボラック型クレゾールホルムアルデヒド樹脂の1,2
−ナフトキノン−2−ジアジド−5−スルホン酸部分エ
ステル1重量部とノボラック型クレゾールホルムアルデ
ヒド2重量部とを20重量部のエチレングリコールモノ
メチルエーテルに溶解して感光液を調製した。厚さ0.
3mmの砂目立てされたアルミニウム板に電解陽極酸化
により約2g/m2の酸化皮膜をつくり、よく洗浄した
後乾燥し、その上に上記感光液を塗布乾燥し、約2g/
2の感光層を有する感光性平版印刷版を得た。この印
刷版に網点ポジフィルムを用いて露光を行った。
【0035】次に下記に示すような現像液およびリンス
液、特開昭63−172270実施例に記載の自動現像
機により現像処理を行った。
【0036】(現像液)下記組成からなる現像液(pH
l2.8)21lを現像浴に仕込み、1030mm×8
00mmの印刷版を1版処理する毎に下記組成の現像補
充液を40m1ずつ補充した。
【0037】 ケイ酸カリウムA(SiO2 26%,K2O 13.5%) 80重量部 86%水酸化カリウム 50重量部 水 326重量部 (現像補充液) ケイ酸カリウムA(SiO2 26%,K2O 13.5%) 100重量部 86%水酸化カリウム 50重量部 水 350重重部 (第一リンス液)下記組成からなるリンス液(pH5.
8)8lを第一リンス浴に仕込み、1030mm×80
0mmの印刷版を1版処理する毎に30m1のリンス液
を補充した。(第一リンス浴の貯溜槽は8lでオーバー
フローする構造になっている) ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム 2重量部 85%燐酸 0.1重量部 リン酸二水素ナトリウム・2水塩 1重量部 リン酸水素二ナトリウム・12水塩 4重量部 水 93重量部 (第二リンス液)下記組成からなるリンス液(pH6.
0)8lを第二リンス浴に仕込み、1030mm×80
0mmの印刷版を1版処理する毎に30m1のリンス液
を補充した。(第二リンスの貯溜槽は8lでオーバーフ
ローする構造になっている) ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム 2重量部 85%燐酸 0.4重量部 リン酸二水素ナトリウム・2水塩 0.05重量部 リン酸水素二ナトリウム・12水塩 0.8重量部 水 97重量部 以上の条件で1030mm×800mmサイズの平版印
刷版500枚を連続して処理を行ったところ、第1、第
2リンス浴ともに不溶物やゲルを生じることはなかっ
た。また、500版目の印刷版について印刷を行ったと
ころ、非画像部の汚れや画像部のインキ着肉不良の見ら
れない美しい印刷物が得られた。
【0038】実施例2 第一リンス液、第二リンス液の組成を下記のものに変え
た以外は実施例1と同様にして処理を行ったところ、第
1、第2リンス浴ともに不溶物やゲルを生じることはな
かった。また、500版目の印刷版について印刷を行っ
たところ、非画像部の汚れや画像部のインキ着肉不良の
見られない美しい印刷物が得られた。
【0039】 (第一リンス液) pH=5.5 ラウリル硫酸ナトリウム 1重量部 ポリオキシエチレンセチルエーテル(HLB=13) 0.5重量部 85%燐酸 0.1重量部 リン酸二水素ナトリウム・2水塩 2重量部 こはく酸エステルナトリウム 2重量部 水 95重量部 (第二リンス液) pH=5.7 ラウリル硫酸ナトリウム 1重量部 ポリオキシエチレンセチルエーテル(HLB=13) 0.5重量部 85%燐酸 0.5重量部 リン酸二水素ナトリウム・2水塩 0.01重量部 こはく酸エステルナトリウム 0.55重量部 水 98重量部 比較例l 第1リンス浴、第2リンス浴ともに水道水を各8lずつ
仕込み、処理に応じた補充をしなかった以外は全て実施
例1と同様にして処理を行ったところ、10版処理した
ところで第lリンス液に不溶物が浮遊しはじめ、15版
目の印刷版上の非画像部に付着し、印刷を行ったところ
その部分に汚れが見られた。
【0040】更に続けて処理を行ったところ、70版目
ごろから印刷開始時画像部へのインキ肉性が徐々に劣る
ようになり、また、非画像部にもインキが薄く付着して
印刷物に薄汚れを生じた。
【0041】比較例2 第一リンス液、第二リンス液の組成を下記のものに変え
た以外は実施例1と同様にして処理を行ったところ、1
50版処理したところで第lリンス浴に不溶物が浮遊し
はじめ、150版目の印刷版上の非画像部に付着し、印
刷を行ったところその部分に汚れが見られた。
【0042】更に続けて処理を行ったところ、200版
目ごろから印刷開始時画像部へのインキ着肉性が徐々に
劣るようになり、また、非画像部にもインキが薄く付着
して印刷物に薄汚れを生じた。
【0043】 (第一リンス液) pH=10.7 リン酸−水酸化ナトリウム(pH10.7の緩衝液) 1000重量部 ドデシルジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウム 10重量部 (第二リンス液) pH=6.5 リン酸−水酸化ナトリウム水溶液(pH6.5の緩衝液) 1000重量部 ドデシルジフェニルエーテルスルホン酸ナトリウム(40重量%水溶液) 10重量部
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、不溶物やゲルを生じ
ず、長期間にわたり多量の印刷版を安定して製造できる
製版方法が提供される。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光性平版印刷版を画像露光及びアルカ
    リ性現像液で現像した後にアニオン界面活性剤及び/又
    はノニオン界面活性剤と酸と緩衝剤とを含有するリンス
    液でリンス処理する平版印刷版の製版方法において、リ
    ンス処理を複数のリンス浴で行い、後段になるほどリン
    ス液中の酸の含有率を高くし、かつ緩衝剤の含有率を低
    くすることを特徴とする平版印刷版の製版方法。
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