JPH08305080A - トナー用樹脂組成物及びトナー - Google Patents
トナー用樹脂組成物及びトナーInfo
- Publication number
- JPH08305080A JPH08305080A JP7113245A JP11324595A JPH08305080A JP H08305080 A JPH08305080 A JP H08305080A JP 7113245 A JP7113245 A JP 7113245A JP 11324595 A JP11324595 A JP 11324595A JP H08305080 A JPH08305080 A JP H08305080A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toner
- molecular weight
- resin composition
- resin
- polymer component
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 長期間複写機において使用した場合でも、感
光体へのトナーの固着を防止することができ、定着低、
耐オフセット性及び非凝集性に優れたトナーを提供する
ことを可能とするトナー用樹脂組成物を得る。 【構成】 分子量分布における極大値が2×103 〜4
×104 の範囲にある低分子量重合体成分と、3×10
5 〜8×106 の範囲にある高分子量重合体成分とを含
むビニル系共重合体を主成分とし、平均分子量が10万
〜40万の範囲にあるポリスチレンを全体の5〜40重
量%の割合で含むトナー用樹脂組成物。
光体へのトナーの固着を防止することができ、定着低、
耐オフセット性及び非凝集性に優れたトナーを提供する
ことを可能とするトナー用樹脂組成物を得る。 【構成】 分子量分布における極大値が2×103 〜4
×104 の範囲にある低分子量重合体成分と、3×10
5 〜8×106 の範囲にある高分子量重合体成分とを含
むビニル系共重合体を主成分とし、平均分子量が10万
〜40万の範囲にあるポリスチレンを全体の5〜40重
量%の割合で含むトナー用樹脂組成物。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真などに使用さ
れるトナー用樹脂組成物及びトナーに関し、より詳しく
は、静電荷像を現像する方式の内、いわゆる乾式現像方
式に使用されるトナー用樹脂組成物及びトナーに関す
る。
れるトナー用樹脂組成物及びトナーに関し、より詳しく
は、静電荷像を現像する方式の内、いわゆる乾式現像方
式に使用されるトナー用樹脂組成物及びトナーに関す
る。
【0002】
【従来の技術】電子写真等において、静電荷像を現像す
る方法として、乾式現像方式が多用されている。乾式現
像方式では、バインダとなるトナー用樹脂にカーボンブ
ラックなどの着色剤、その他の添加剤を含有させてなる
微粉末に、鉄粉やガラスビーズなどのキャリアーを混合
してなる摩擦帯電性のトナー(現像剤)が用いられる。
る方法として、乾式現像方式が多用されている。乾式現
像方式では、バインダとなるトナー用樹脂にカーボンブ
ラックなどの着色剤、その他の添加剤を含有させてなる
微粉末に、鉄粉やガラスビーズなどのキャリアーを混合
してなる摩擦帯電性のトナー(現像剤)が用いられる。
【0003】複写物を得るには、通常、感光体上に静電
潜像を形成し、この静電潜像に摩擦帯電性のトナーを電
気的に付着させて現像し、得られたトナー像を用紙など
のシート上に転写する。しかる後、トナーに対して離型
性を有する熱ロールなどにより転写されたトナー像を定
着し、永久可視像とする。
潜像を形成し、この静電潜像に摩擦帯電性のトナーを電
気的に付着させて現像し、得られたトナー像を用紙など
のシート上に転写する。しかる後、トナーに対して離型
性を有する熱ロールなどにより転写されたトナー像を定
着し、永久可視像とする。
【0004】定着の方法としては、トナーに対して離型
性を有する材料で表面が形成された加熱ローラの表面
に、被定着シートのトナー像を圧接させつつ通過させる
ことにより行う、いわゆる加熱ローラ法が多用されてい
る。
性を有する材料で表面が形成された加熱ローラの表面
に、被定着シートのトナー像を圧接させつつ通過させる
ことにより行う、いわゆる加熱ローラ法が多用されてい
る。
【0005】ところで、上記のようなトナーでは、その
性能として、耐オフセット性(定着用の加熱ローラにト
ナーが付着し、次に搬送されてくる用紙を汚す現象が発
生し難いこと)、低温定着性(低温でトナーが用紙に強
固に付着され、従って低温でトナー像を確実に定着され
得ること)、耐ブロッキング性(トナー粒子が凝集し難
いこと)及び画像安定性(帯電量の変化が少なく、画像
濃度が均一であること)に優れていることが要求され
る。
性能として、耐オフセット性(定着用の加熱ローラにト
ナーが付着し、次に搬送されてくる用紙を汚す現象が発
生し難いこと)、低温定着性(低温でトナーが用紙に強
固に付着され、従って低温でトナー像を確実に定着され
得ること)、耐ブロッキング性(トナー粒子が凝集し難
いこと)及び画像安定性(帯電量の変化が少なく、画像
濃度が均一であること)に優れていることが要求され
る。
【0006】ところで、加熱ローラ法においては、消費
電力などの経済性を高めるため、及び複写速度を上げる
ために、より低温で定着可能なトナー用樹脂が求められ
ている。そこで、ビニル系共重合体を主成分とするトナ
ー用樹脂を用いたトナーにおいて、低温定着性を高める
ために、上記ビニル系共重合体の分子量を低下させる方
法が提案されている。しかしながら、このような方法で
は、トナーの低温定着性は高められるが、トナーの一部
が加熱ローラの表面に移行し易くなりオフセット現象が
発生し易くなったり、あるいはトナーが凝集し易くなっ
たりするという問題があった。
電力などの経済性を高めるため、及び複写速度を上げる
ために、より低温で定着可能なトナー用樹脂が求められ
ている。そこで、ビニル系共重合体を主成分とするトナ
ー用樹脂を用いたトナーにおいて、低温定着性を高める
ために、上記ビニル系共重合体の分子量を低下させる方
法が提案されている。しかしながら、このような方法で
は、トナーの低温定着性は高められるが、トナーの一部
が加熱ローラの表面に移行し易くなりオフセット現象が
発生し易くなったり、あるいはトナーが凝集し易くなっ
たりするという問題があった。
【0007】上記のような問題を解決するために、トナ
ー用樹脂を、低分子量の重合体成分と高分子量の重合体
成分とからなる樹脂で構成した技術が提案されている
(特開昭56−158340号公報、特開昭58−20
2455号公報など)。例えば、特開昭56−1583
40号公報では、重量平均分子量が5万以下である低分
子量のビニル系重合体成分と、重量平均分子量が8万以
上である高分子量のビニル系重合体成分とを含むトナー
用樹脂組成物を用いることにより、低温における定着性
が高められている。
ー用樹脂を、低分子量の重合体成分と高分子量の重合体
成分とからなる樹脂で構成した技術が提案されている
(特開昭56−158340号公報、特開昭58−20
2455号公報など)。例えば、特開昭56−1583
40号公報では、重量平均分子量が5万以下である低分
子量のビニル系重合体成分と、重量平均分子量が8万以
上である高分子量のビニル系重合体成分とを含むトナー
用樹脂組成物を用いることにより、低温における定着性
が高められている。
【0008】低分子量重合体成分と高分子量重合体成分
とを含むトナー用樹脂組成物を用いた場合、得られたト
ナーにおいて、耐オフセット性、低温定着性、耐ブロッ
キング性などが一応高められ、しかも一定レベルの帯電
制御能力や環境変動による画像安定性は高められる。近
年、複写機の分野では、パーソナル化が進行しており、
より小型の複写機が強く求められている。また、複写機
の小型化に応じて、複写機に用いられる感光体について
も、より小さなものが求めれており、感光体の小型化を
果たすために有機感光体が主として用いられてきてい
る。
とを含むトナー用樹脂組成物を用いた場合、得られたト
ナーにおいて、耐オフセット性、低温定着性、耐ブロッ
キング性などが一応高められ、しかも一定レベルの帯電
制御能力や環境変動による画像安定性は高められる。近
年、複写機の分野では、パーソナル化が進行しており、
より小型の複写機が強く求められている。また、複写機
の小型化に応じて、複写機に用いられる感光体について
も、より小さなものが求めれており、感光体の小型化を
果たすために有機感光体が主として用いられてきてい
る。
【0009】しかしながら、有機感光体を含む小型の感
光体が備えられている複写機において、従来のトナーを
用いて長期間使用した場合、トナーの一部が感光体表面
に固着し、帯電性が低下し、画像かぶりが発生するとい
う問題が生じがちであった。そこで、複写機を長期間使
用した場合であっても、感光体へのトナー固着を確実に
防止することができ、さらに上述した定着性、耐オフセ
ット性及びトナーの非凝集性などを高め得るトナー用樹
脂組成物及びトナーの登場が強く望まれている。
光体が備えられている複写機において、従来のトナーを
用いて長期間使用した場合、トナーの一部が感光体表面
に固着し、帯電性が低下し、画像かぶりが発生するとい
う問題が生じがちであった。そこで、複写機を長期間使
用した場合であっても、感光体へのトナー固着を確実に
防止することができ、さらに上述した定着性、耐オフセ
ット性及びトナーの非凝集性などを高め得るトナー用樹
脂組成物及びトナーの登場が強く望まれている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な従来のトナー用樹脂組成物及びトナーの問題点を解消
し、長期間使用した場合でも、感光体へのトナーの固着
を防止でき、安定な画像を得ることを可能とし、耐オフ
セット性及び定着性に優れ、トナーの凝集を生じさせ難
いトナー用樹脂組成物及びトナーを提供することを目的
とする。
な従来のトナー用樹脂組成物及びトナーの問題点を解消
し、長期間使用した場合でも、感光体へのトナーの固着
を防止でき、安定な画像を得ることを可能とし、耐オフ
セット性及び定着性に優れ、トナーの凝集を生じさせ難
いトナー用樹脂組成物及びトナーを提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を達
成するためになされたものであり、請求項1に記載の発
明は、ビニル系共重合体を主成分とするトナー用樹脂組
成物であって、分子量分布における極大値が2×103
〜4×104 の範囲にある低分子量重合体成分と、分子
量分布における極大値が3×105 〜8×106 の範囲
にある高分子量重合体成分とを少なくとも含むビニル系
共重合体を主成分とし、重量平均分子量が10万〜40
万のポリスチレンを樹脂組成物全体の5〜40重量%含
むことを特徴とするトナー用樹脂組成物である。
成するためになされたものであり、請求項1に記載の発
明は、ビニル系共重合体を主成分とするトナー用樹脂組
成物であって、分子量分布における極大値が2×103
〜4×104 の範囲にある低分子量重合体成分と、分子
量分布における極大値が3×105 〜8×106 の範囲
にある高分子量重合体成分とを少なくとも含むビニル系
共重合体を主成分とし、重量平均分子量が10万〜40
万のポリスチレンを樹脂組成物全体の5〜40重量%含
むことを特徴とするトナー用樹脂組成物である。
【0012】また、請求項2に記載の発明は、上記請求
項1に記載の発明のトナー用樹脂組成物を用いて構成さ
れたことを特徴とするトナーである。以下、本発明を詳
細に説明する。
項1に記載の発明のトナー用樹脂組成物を用いて構成さ
れたことを特徴とするトナーである。以下、本発明を詳
細に説明する。
【0013】本発明におけるビニル系共重合体として
は、スチレン系単量体、アクリル酸エステルもしくはメ
タクリル酸エステル単量体を構成単位とすることが好ま
しい。上記スチレン系単量体の具体例としては、スチレ
ンの他にo−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p
−メチルスチレン、α−メチルスチレン、p−エチルス
チレン、2,4−ジメチルスチレン、p−n−ブチルス
チレン、p−ter−ブチルスチレン、p−n−ヘキシ
ルスチレン、p−n−オクチルスチレン、p−n−ドデ
シルスチレン、p−メトキシスチレン、p−フェニルス
チレン、p−クロルスチレン、3,4−ジクロルスチレ
ンなどを挙げることができる。
は、スチレン系単量体、アクリル酸エステルもしくはメ
タクリル酸エステル単量体を構成単位とすることが好ま
しい。上記スチレン系単量体の具体例としては、スチレ
ンの他にo−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p
−メチルスチレン、α−メチルスチレン、p−エチルス
チレン、2,4−ジメチルスチレン、p−n−ブチルス
チレン、p−ter−ブチルスチレン、p−n−ヘキシ
ルスチレン、p−n−オクチルスチレン、p−n−ドデ
シルスチレン、p−メトキシスチレン、p−フェニルス
チレン、p−クロルスチレン、3,4−ジクロルスチレ
ンなどを挙げることができる。
【0014】上記アクリル酸エステルもしくはメタクリ
ル酸エステル単量体の具体例としては、アクリル酸メチ
ル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル
酸n−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸n−
オクチル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸2−エチル
ヘキシル、アクリル酸ステアリル、メタクリル酸メチ
ル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタ
クリル酸n−ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタク
リル酸n−オクチル、メタクリル酸ドデシル、メタクリ
ル酸ステアリルなどのアクリル酸またはメタクリル酸の
アルキルエステルの他、アクリル酸2−クロルエチル、
アクリル酸フェニル、α−クロルアクリル酸メチル、メ
タクリル酸フェニル、メタクリル酸ジメチルアミノエチ
ル、メタクリル酸ジエチルアミノエチル、メタクリル酸
2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸グリシジル、ビス
グリシジルメタクリレート、ポリエチレングリコールジ
メタクリレート、メタクリロキシエチルホスフェートな
どをあげることができ、アクリル酸エチル、アクリル酸
プロピル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸メチル、メ
タクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル
酸ブチルなどが特に好ましく用いられる。
ル酸エステル単量体の具体例としては、アクリル酸メチ
ル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル
酸n−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸n−
オクチル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸2−エチル
ヘキシル、アクリル酸ステアリル、メタクリル酸メチ
ル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタ
クリル酸n−ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタク
リル酸n−オクチル、メタクリル酸ドデシル、メタクリ
ル酸ステアリルなどのアクリル酸またはメタクリル酸の
アルキルエステルの他、アクリル酸2−クロルエチル、
アクリル酸フェニル、α−クロルアクリル酸メチル、メ
タクリル酸フェニル、メタクリル酸ジメチルアミノエチ
ル、メタクリル酸ジエチルアミノエチル、メタクリル酸
2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸グリシジル、ビス
グリシジルメタクリレート、ポリエチレングリコールジ
メタクリレート、メタクリロキシエチルホスフェートな
どをあげることができ、アクリル酸エチル、アクリル酸
プロピル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸メチル、メ
タクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル
酸ブチルなどが特に好ましく用いられる。
【0015】本発明におけるその他のビニル系単量体と
しては、アクリル酸、メタクリル酸、α−エチルアクリ
ル酸、クロトン酸などのアクリル酸及びそのα−あるい
はβ−アルキル誘導体、フマル酸、マイレン酸、シトラ
コン酸、イタコン酸などの不飽和ジカルボン酸及びその
モノエステル誘導体及びジエステル誘導体、コハク酸モ
ノアクリロイルオキシエチルエステル、コハク酸モノメ
タクリロイルオキシエチルエステル、アクリロニトリ
ル、メタクリロニトリル、アクリルアミドなどを挙げる
ことができる。
しては、アクリル酸、メタクリル酸、α−エチルアクリ
ル酸、クロトン酸などのアクリル酸及びそのα−あるい
はβ−アルキル誘導体、フマル酸、マイレン酸、シトラ
コン酸、イタコン酸などの不飽和ジカルボン酸及びその
モノエステル誘導体及びジエステル誘導体、コハク酸モ
ノアクリロイルオキシエチルエステル、コハク酸モノメ
タクリロイルオキシエチルエステル、アクリロニトリ
ル、メタクリロニトリル、アクリルアミドなどを挙げる
ことができる。
【0016】本発明におけるビニル系共重合体は、トナ
ー用樹脂として通常に使用されているものであれば特に
制限されるものではないが、ゲルパーミエーションクロ
マトグラフィー(GPC)で測定された分子量分布にお
いて、前記低分子量の重合体成分の分子量分布の極大値
が2×103 〜4×104 の範囲にあり、前記高分子量
の重合体成分の分子量分布の極大値が3×105 〜8×
106 の範囲にあることが必要であり、ゲル分を含んで
もよい。
ー用樹脂として通常に使用されているものであれば特に
制限されるものではないが、ゲルパーミエーションクロ
マトグラフィー(GPC)で測定された分子量分布にお
いて、前記低分子量の重合体成分の分子量分布の極大値
が2×103 〜4×104 の範囲にあり、前記高分子量
の重合体成分の分子量分布の極大値が3×105 〜8×
106 の範囲にあることが必要であり、ゲル分を含んで
もよい。
【0017】低分子量の重合体成分の分子量分布の極大
値が、前記範囲より小さいとトナーの凝集性が悪化した
り、高分子量体と相溶化してしまい機能を果たせないこ
とがあり、また前記範囲よりも大きいと定着性が低下す
ることがある。
値が、前記範囲より小さいとトナーの凝集性が悪化した
り、高分子量体と相溶化してしまい機能を果たせないこ
とがあり、また前記範囲よりも大きいと定着性が低下す
ることがある。
【0018】また、高分子量の重合体成分の分子量分布
の極大値が前記範囲より小さいと、耐オフセット性が悪
化するおそれがあり、前記範囲より大きいと、定着性が
低下することがある。
の極大値が前記範囲より小さいと、耐オフセット性が悪
化するおそれがあり、前記範囲より大きいと、定着性が
低下することがある。
【0019】上記低分子量重合体と高分子量重合体成分
とを含む上記ビニル系共重合体では、高分子量の重合体
成分の含有量がビニル系共重合体中10重量%よりも少
ない場合には、耐オフセット性の低下を生じる場合があ
る。従って、好ましくは、ビニル系共重合体中の高分子
量重合体成分の含有量は、10重量%以上とされ、より
好ましくは20重量%以上とされる。また、上記ビニル
系共重合体中の高分子量重合体成分の含有量が50重量
%より高い場合には、十分な定着性能を得ることができ
ないことがあるため、好ましくは、高分子量重合体成分
の含有量は50重量%以下とされる。
とを含む上記ビニル系共重合体では、高分子量の重合体
成分の含有量がビニル系共重合体中10重量%よりも少
ない場合には、耐オフセット性の低下を生じる場合があ
る。従って、好ましくは、ビニル系共重合体中の高分子
量重合体成分の含有量は、10重量%以上とされ、より
好ましくは20重量%以上とされる。また、上記ビニル
系共重合体中の高分子量重合体成分の含有量が50重量
%より高い場合には、十分な定着性能を得ることができ
ないことがあるため、好ましくは、高分子量重合体成分
の含有量は50重量%以下とされる。
【0020】また、上記ビニル系共重合体は、トナーの
非凝集性を高めるためには、そのガラス転移点が50℃
以上のものであることが望ましい。本発明のトナー用樹
脂組成物では、上記のように重量平均分子量10万〜4
0万、好ましくは20万〜30万の範囲にあるポリスチ
レンが、トナー用樹脂組成物全体の5〜40重量%配合
される。上記ポリスチレンの重量平均分子量が10万未
満または40万超である場合、あるいはポリスチレンの
配合割合が5重量%未満の場合には、感光体へのトナー
の固着を防止する作用が十分に得られ難いことがある。
また、ポリスチレンが40重量%を超えて含有されてい
る場合には、十分な定着性能を得られないことがある。
非凝集性を高めるためには、そのガラス転移点が50℃
以上のものであることが望ましい。本発明のトナー用樹
脂組成物では、上記のように重量平均分子量10万〜4
0万、好ましくは20万〜30万の範囲にあるポリスチ
レンが、トナー用樹脂組成物全体の5〜40重量%配合
される。上記ポリスチレンの重量平均分子量が10万未
満または40万超である場合、あるいはポリスチレンの
配合割合が5重量%未満の場合には、感光体へのトナー
の固着を防止する作用が十分に得られ難いことがある。
また、ポリスチレンが40重量%を超えて含有されてい
る場合には、十分な定着性能を得られないことがある。
【0021】上記ビニル系共重合体の合成法としては、
懸濁重合,乳化重合,溶液重合,塊重合などが利用でき
る。低分子量の重合体成分と高分子量の重合体成分は熱
溶融ブレンドされてもかまわないが、より均質に分散さ
せるためには溶剤に分散した上で脱溶剤するのが好まし
い。さらに好ましくは高分子量の重合体成分の存在下で
低分子量の重合体成分を重合する方法が採用される。ま
た、上記ビニル系共重合体とポリスチレンは、熱溶融ブ
レンドされてもよいが、より均質なトナー用樹脂組成物
を得るには、溶剤にこれらを分散した後に脱溶剤するこ
とが好ましい。より好ましくは、ポリスチレンの存在下
において、上記ビニル系共重合体を重合する方法が採用
される。
懸濁重合,乳化重合,溶液重合,塊重合などが利用でき
る。低分子量の重合体成分と高分子量の重合体成分は熱
溶融ブレンドされてもかまわないが、より均質に分散さ
せるためには溶剤に分散した上で脱溶剤するのが好まし
い。さらに好ましくは高分子量の重合体成分の存在下で
低分子量の重合体成分を重合する方法が採用される。ま
た、上記ビニル系共重合体とポリスチレンは、熱溶融ブ
レンドされてもよいが、より均質なトナー用樹脂組成物
を得るには、溶剤にこれらを分散した後に脱溶剤するこ
とが好ましい。より好ましくは、ポリスチレンの存在下
において、上記ビニル系共重合体を重合する方法が採用
される。
【0022】本発明のトナー用樹脂組成物では、本発明
の目的を達成し得る範囲内で、酢酸ビニル、塩化ビニ
ル、エチレン等が前記ビニル系共重合体に共重合されて
もよく、またこれらのモノマーの重合体がブレンドされ
ていてもさしつかえない。また、ポリエステル樹脂やエ
ポキシ樹脂が混合されてもよい。さらに、脂肪族アミ
ド、ビス脂肪族アミド、金属石鹸、パラフィン等が混合
されてもよい。
の目的を達成し得る範囲内で、酢酸ビニル、塩化ビニ
ル、エチレン等が前記ビニル系共重合体に共重合されて
もよく、またこれらのモノマーの重合体がブレンドされ
ていてもさしつかえない。また、ポリエステル樹脂やエ
ポキシ樹脂が混合されてもよい。さらに、脂肪族アミ
ド、ビス脂肪族アミド、金属石鹸、パラフィン等が混合
されてもよい。
【0023】さらに、本発明を達成し得る範囲内で、帯
電制御剤としてニグロシン、スピロンブラック(保土ヶ
谷化学社製)等の染料やその他フタロシアニン系の顔料
を添加することができる。また、着色剤としてカーボン
ブラック、クロームイエロー、アニリンブルーなどを用
いることができる。
電制御剤としてニグロシン、スピロンブラック(保土ヶ
谷化学社製)等の染料やその他フタロシアニン系の顔料
を添加することができる。また、着色剤としてカーボン
ブラック、クロームイエロー、アニリンブルーなどを用
いることができる。
【0024】また、離型剤として低分子ポリエチレンや
ポリプロピレンワックス等を添加したり、流動性を高め
るために疎水性シリカ等を添加してもよい。本発明のト
ナーは、上記トナー用樹脂組成物を用いたことを特徴と
し、上記トナー用樹脂組成物に、前述したカーボンブラ
ックなどの着色剤やその他の添加剤を含有させてなる微
粉末に、鉄粉やガラスビーズなどのキャリアを混合する
ことにより構成される。さらに、磁性粉を混合して磁性
トナーとして使用してもよい。
ポリプロピレンワックス等を添加したり、流動性を高め
るために疎水性シリカ等を添加してもよい。本発明のト
ナーは、上記トナー用樹脂組成物を用いたことを特徴と
し、上記トナー用樹脂組成物に、前述したカーボンブラ
ックなどの着色剤やその他の添加剤を含有させてなる微
粉末に、鉄粉やガラスビーズなどのキャリアを混合する
ことにより構成される。さらに、磁性粉を混合して磁性
トナーとして使用してもよい。
【0025】
【作用】前述した定着性、耐オフセット性、トナーの非
凝集性などを考慮して、従来、トナー用樹脂組成物に
は、ビニル系共重合体、特にスチレン−アクリル系共重
合体が汎用されている。しかしながら、前述したよう
に、スチレン−アクリル系共重合体を用いたトナーを複
写機において長期間使用した場合、感光体へのトナーの
固着が生じることがあった。
凝集性などを考慮して、従来、トナー用樹脂組成物に
は、ビニル系共重合体、特にスチレン−アクリル系共重
合体が汎用されている。しかしながら、前述したよう
に、スチレン−アクリル系共重合体を用いたトナーを複
写機において長期間使用した場合、感光体へのトナーの
固着が生じることがあった。
【0026】本願発明者は、上記問題を種々検討した結
果、ビニル系共重合体を主成分とするトナー用樹脂組成
物において、特定のポリスチレンを特定の割合で分散さ
せれば、感光体へのトナーの固着を抑制し得ることを見
い出し、本発明を成すに至った。すなわち、本発明は、
本願発明者により実験的に確かめられたものであり、ポ
リスチレンを分散させることにより、上記課題を達成し
得る理由は必ずしも明確ではないが、ビニル系共重合体
中に分散されている上記特定のポリスチレンの粒子が感
光体表面の固着物を削り取るように作用するものと考え
られる。
果、ビニル系共重合体を主成分とするトナー用樹脂組成
物において、特定のポリスチレンを特定の割合で分散さ
せれば、感光体へのトナーの固着を抑制し得ることを見
い出し、本発明を成すに至った。すなわち、本発明は、
本願発明者により実験的に確かめられたものであり、ポ
リスチレンを分散させることにより、上記課題を達成し
得る理由は必ずしも明確ではないが、ビニル系共重合体
中に分散されている上記特定のポリスチレンの粒子が感
光体表面の固着物を削り取るように作用するものと考え
られる。
【0027】すなわち、請求項1に記載の発明は、耐オ
フセット性、低温定着性、画像安定性及びトナーの非凝
集性などに優れた低分子量重合体成分と高分子量重合体
成分とを含むビニル系共重合体を主成分とするトナー用
樹脂組成物において、上記特定のポリスチレンを含有さ
せることにより、さらに、トナーの感光体への固着を抑
制したことに特徴を有する。
フセット性、低温定着性、画像安定性及びトナーの非凝
集性などに優れた低分子量重合体成分と高分子量重合体
成分とを含むビニル系共重合体を主成分とするトナー用
樹脂組成物において、上記特定のポリスチレンを含有さ
せることにより、さらに、トナーの感光体への固着を抑
制したことに特徴を有する。
【0028】従って、請求項1に記載の発明に係るトナ
ー用樹脂組成物を用いた請求項2に記載の発明のトナー
では、上記ポリスチレンの作用により、感光体へのトナ
ーの固着が効果的に防止される。
ー用樹脂組成物を用いた請求項2に記載の発明のトナー
では、上記ポリスチレンの作用により、感光体へのトナ
ーの固着が効果的に防止される。
【0029】
【実施例】以下、本発明の非限定的な実施例を説明する
ことにより、本発明を明らかにする。なお、以下におけ
る分子量極大値は、GPCにより測定された分子量分布
における極大値である。また、部は、特に断らない限
り、重量部を意味する。
ことにより、本発明を明らかにする。なお、以下におけ
る分子量極大値は、GPCにより測定された分子量分布
における極大値である。また、部は、特に断らない限
り、重量部を意味する。
【0030】実施例1 3リットルのセパラブルフラスコにトルエン900gを
入れ、ポリスチレン(旭化成工業社製、ポリスチレン6
66R、重量平均分子量Mw=20万)200gと、ス
チレン70部及びメタクリル酸ブチルエステル30部を
重合して得られた分子量極大値が80万の樹脂200g
とを投入し、溶解した。気相を窒素ガスにて置換した
後、系をトルエンの沸点まで加温した。
入れ、ポリスチレン(旭化成工業社製、ポリスチレン6
66R、重量平均分子量Mw=20万)200gと、ス
チレン70部及びメタクリル酸ブチルエステル30部を
重合して得られた分子量極大値が80万の樹脂200g
とを投入し、溶解した。気相を窒素ガスにて置換した
後、系をトルエンの沸点まで加温した。
【0031】トルエンの還流が起きた状態で、攪拌下に
おいて、スチレン300g、メタクリル酸メチル100
g、アクリル酸2−エチルヘキシル100g及び重合開
始剤としてのアゾビスイソブチロニトリル15gを溶解
してなる混合物を、6時間かけて滴下しつつ、溶液重合
を行った。
おいて、スチレン300g、メタクリル酸メチル100
g、アクリル酸2−エチルヘキシル100g及び重合開
始剤としてのアゾビスイソブチロニトリル15gを溶解
してなる混合物を、6時間かけて滴下しつつ、溶液重合
を行った。
【0032】滴下終了後、さらにトルエンの沸騰する温
度にて攪拌しつつ6時間熟成した。しかる後、系の温度
を180℃まで徐々に高めつつ、減圧下においてトルエ
ンを脱溶剤し、樹脂を得た。この樹脂を冷却し、粉砕す
ることにより、本発明樹脂Aを得た。
度にて攪拌しつつ6時間熟成した。しかる後、系の温度
を180℃まで徐々に高めつつ、減圧下においてトルエ
ンを脱溶剤し、樹脂を得た。この樹脂を冷却し、粉砕す
ることにより、本発明樹脂Aを得た。
【0033】樹脂Aは、分子量分布において、1万、1
5万及び80万に極大値を有し、ガラス転移点Tg=5
7℃であった。樹脂A100部と、カーボンブラック
(三菱化成社製、MA−100)5重量部と、ニグロシ
ン1部と、ポリプロピレンワックス(三洋化成社製、ビ
スコール660P)3部とをメルトブレンドし、冷却後
粗粉砕し、さらにジェットミルで微粉砕し、約13〜1
5μmの平均粒度を有するトナー粉末を作製した。
5万及び80万に極大値を有し、ガラス転移点Tg=5
7℃であった。樹脂A100部と、カーボンブラック
(三菱化成社製、MA−100)5重量部と、ニグロシ
ン1部と、ポリプロピレンワックス(三洋化成社製、ビ
スコール660P)3部とをメルトブレンドし、冷却後
粗粉砕し、さらにジェットミルで微粉砕し、約13〜1
5μmの平均粒度を有するトナー粉末を作製した。
【0034】上記トナー10gを100mlのサンプル
瓶に取り、50℃の恒温槽中に16時間放置した後、パ
ウダーテスター(ホソカワミクロン社製)で凝集度を測
定したところ、凝集性は認められなかった。
瓶に取り、50℃の恒温槽中に16時間放置した後、パ
ウダーテスター(ホソカワミクロン社製)で凝集度を測
定したところ、凝集性は認められなかった。
【0035】上記トナー4重量部を、約50〜80ミク
ロンの平均粒径を有する鉄粉キャリアー96部と混合し
て現像剤を作り、該現像剤を用いて複写物を得た。使用
した電子写真複写機はシャープ社製Z−52を改造した
ものである。上記複写物について、下記の要領で定着
性、オフセット度を評価するとともに、感光体へのトナ
ーの固着を目視により観察した。
ロンの平均粒径を有する鉄粉キャリアー96部と混合し
て現像剤を作り、該現像剤を用いて複写物を得た。使用
した電子写真複写機はシャープ社製Z−52を改造した
ものである。上記複写物について、下記の要領で定着
性、オフセット度を評価するとともに、感光体へのトナ
ーの固着を目視により観察した。
【0036】定着温度は、電子写真複写機の熱ローラー
の設定温度を170℃として得られた複写物をタイプラ
イター用砂消しゴムで摩擦したときに、複写画像の濃度
が変化するか否かで判断した。本実施例で作製した上記
現像剤では、複写画像の濃度が変化せず、従って現像剤
は十分に定着していることが確かめられた。
の設定温度を170℃として得られた複写物をタイプラ
イター用砂消しゴムで摩擦したときに、複写画像の濃度
が変化するか否かで判断した。本実施例で作製した上記
現像剤では、複写画像の濃度が変化せず、従って現像剤
は十分に定着していることが確かめられた。
【0037】オフセットは、電子写真複写機の熱ローラ
ーの設定温度を220℃として複写し、オフセット現象
が発生するか否かを観察した。本実施例では、上記現像
剤を用いて複写したところ、オフセット現象の発生は見
られなかった。また、複写物2万枚を得るランニングテ
ストを行ったところ、感光体へのトナーの固着は一切認
められなかった。
ーの設定温度を220℃として複写し、オフセット現象
が発生するか否かを観察した。本実施例では、上記現像
剤を用いて複写したところ、オフセット現象の発生は見
られなかった。また、複写物2万枚を得るランニングテ
ストを行ったところ、感光体へのトナーの固着は一切認
められなかった。
【0038】実施例2 3リットルのセパラブルフラスコにキシレン1200g
を入れ、ポリスチレン(旭化成工業社製、ポリスチレン
666R、重量平均分子量Mw=20万)200gと、
スチレン60部、アクリル酸ブチルエステル20部及び
メタクリル酸メチル20部を重合して得られた分子量極
大値200万の樹脂200gと、スチレン70部、アク
リル酸n−ブチル10部及びメタクリル酸メチル20部
を重合して得られた分子量極大値が7000にある共重
合体500gとを投入し、溶解した。気相を窒素ガスに
て置換した後、この系をキシレンの沸点まで加温した。
を入れ、ポリスチレン(旭化成工業社製、ポリスチレン
666R、重量平均分子量Mw=20万)200gと、
スチレン60部、アクリル酸ブチルエステル20部及び
メタクリル酸メチル20部を重合して得られた分子量極
大値200万の樹脂200gと、スチレン70部、アク
リル酸n−ブチル10部及びメタクリル酸メチル20部
を重合して得られた分子量極大値が7000にある共重
合体500gとを投入し、溶解した。気相を窒素ガスに
て置換した後、この系をキシレンの沸点まで加温した。
【0039】キシレンの還流が起きた状態で2時間攪拌
し、しかる後、系の温度を180℃まで徐々に高めつ
つ、減圧下においてキシレンを脱溶剤し、樹脂を得た。
得られた樹脂を冷却し、粉砕することにより、本発明樹
脂Bを得た。
し、しかる後、系の温度を180℃まで徐々に高めつ
つ、減圧下においてキシレンを脱溶剤し、樹脂を得た。
得られた樹脂を冷却し、粉砕することにより、本発明樹
脂Bを得た。
【0040】上記樹脂Bは分子量分布における700
0、15万と200万に極大値を有し、ガラス転移点T
g=63℃であった。実施例1において、樹脂Aの代わ
りに樹脂Bを用いたことを除いては、実施例1と同様に
して現像剤を作製し、評価した。その結果、実施例2に
おいても、トナーの凝集性は認められず、かつ複写物に
おいて画像が十分に定着していた。また、オフセット発
生温度も見られず、2万枚のランニングテストにおいて
も感光体へのトナーの固着は一切見られなかった。
0、15万と200万に極大値を有し、ガラス転移点T
g=63℃であった。実施例1において、樹脂Aの代わ
りに樹脂Bを用いたことを除いては、実施例1と同様に
して現像剤を作製し、評価した。その結果、実施例2に
おいても、トナーの凝集性は認められず、かつ複写物に
おいて画像が十分に定着していた。また、オフセット発
生温度も見られず、2万枚のランニングテストにおいて
も感光体へのトナーの固着は一切見られなかった。
【0041】実施例3 スチレン70部、メタクリル酸ブチルエステル20部及
びアクリル酸n−ブチル10部を重合して得られた分子
量極大値が2万の樹脂60部と、ポリスチレン(旭化成
工業社製、ポリスチレン685、重量平均分子量Mw=
30万)7部と、スチレン70部及びメタクリル酸ブチ
ルエステル30部を重合して得られた分子量極大値が3
0万の樹脂33部とを、窒素ガスで置換したニーダーで
170℃の温度で10分間混練して樹脂を得、得られた
樹脂を冷却し、粉砕し、本発明樹脂Cを得た。
びアクリル酸n−ブチル10部を重合して得られた分子
量極大値が2万の樹脂60部と、ポリスチレン(旭化成
工業社製、ポリスチレン685、重量平均分子量Mw=
30万)7部と、スチレン70部及びメタクリル酸ブチ
ルエステル30部を重合して得られた分子量極大値が3
0万の樹脂33部とを、窒素ガスで置換したニーダーで
170℃の温度で10分間混練して樹脂を得、得られた
樹脂を冷却し、粉砕し、本発明樹脂Cを得た。
【0042】樹脂Cの分子量分布において、2万と30
万とに極大値があり、樹脂Cのガラス転移点Tgは60
℃であった。実施例1において樹脂Aの代わりに樹脂C
を用いることを除けば同様に現像剤を作製しテストを行
った結果、凝集性は認められず十分定着していた。オフ
セットの発生も見られず、2万枚のランニングテストで
も感光体へのトナーの固着は一切見られなかった。
万とに極大値があり、樹脂Cのガラス転移点Tgは60
℃であった。実施例1において樹脂Aの代わりに樹脂C
を用いることを除けば同様に現像剤を作製しテストを行
った結果、凝集性は認められず十分定着していた。オフ
セットの発生も見られず、2万枚のランニングテストで
も感光体へのトナーの固着は一切見られなかった。
【0043】比較例1 実施例1において分子量ピーク80万の樹脂200gを
用いないことを除けば同様に現像剤を作製しテストを行
った結果、凝集性は認められず、十分定着していたが、
オフセットが見られた。2万枚のランニングテストでは
感光体へのトナーの固着は見られなかった。
用いないことを除けば同様に現像剤を作製しテストを行
った結果、凝集性は認められず、十分定着していたが、
オフセットが見られた。2万枚のランニングテストでは
感光体へのトナーの固着は見られなかった。
【0044】比較例2 実施例1においてポリスチレンを用いないことを除けば
同様に現像剤を作製しテストを行った結果、凝集性は認
められず、十分定着しており,オフセットも見られなか
った。しかし、2万枚のランニングテストでは感光体へ
のトナーの固着が見られた。
同様に現像剤を作製しテストを行った結果、凝集性は認
められず、十分定着しており,オフセットも見られなか
った。しかし、2万枚のランニングテストでは感光体へ
のトナーの固着が見られた。
【0045】比較例3 実施例3において、重合開始剤としてアゾビスイソブチ
ロニトリルを15gの代わりに100g用いることを除
けば同様に現像剤を作製しテストを行った結果(樹脂は
分子量分布の1500と15万と80万に極大値があ
り、ガラス転移点=46℃)、十分定着しており、オフ
セットも見られず、2万枚のランニングテストでも感光
体へのトナーの固着が見られなかったが、凝集性が認め
られた。
ロニトリルを15gの代わりに100g用いることを除
けば同様に現像剤を作製しテストを行った結果(樹脂は
分子量分布の1500と15万と80万に極大値があ
り、ガラス転移点=46℃)、十分定着しており、オフ
セットも見られず、2万枚のランニングテストでも感光
体へのトナーの固着が見られなかったが、凝集性が認め
られた。
【0046】比較例4 実施例3において、分子量ピーク2万の樹脂を用いない
ことを除けば同様に現像剤を作製しテストを行った結
果、オフセットは見られず、凝視性は認められなかった
が、定着性が悪くランニングテストを行うことができな
かった。
ことを除けば同様に現像剤を作製しテストを行った結
果、オフセットは見られず、凝視性は認められなかった
が、定着性が悪くランニングテストを行うことができな
かった。
【0047】比較例5 実施例3において、ポリスチレン(旭化成工業社製、ポ
リスチレン685、重量平均分子量Mw=30万)7重
量部の代わりに65重量部を用いることを除けば同様に
現像剤を作製しテストを行った結果、オフセットは見ら
れず、凝集性は認められなかったが、定着性が悪くラン
ニングテストを行うことができなかった。
リスチレン685、重量平均分子量Mw=30万)7重
量部の代わりに65重量部を用いることを除けば同様に
現像剤を作製しテストを行った結果、オフセットは見ら
れず、凝集性は認められなかったが、定着性が悪くラン
ニングテストを行うことができなかった。
【0048】上記実施例1〜3及び比較例1〜5の構成
及び評価結果を、下記の表1にまとめて示す。なお、表
1における記号の意味は以下の通りである。 LP…低分子量重合体成分 HP…高分子量重合体成分
及び評価結果を、下記の表1にまとめて示す。なお、表
1における記号の意味は以下の通りである。 LP…低分子量重合体成分 HP…高分子量重合体成分
【0049】
【表1】
【0050】
【発明の効果】請求項1に記載の発明のトナー用樹脂組
成物が、上記特定の低分子量重合体成分と高分子量の重
合体成分とを少なくとも含むビニル系共重合体成分を主
成分とするため、定着性能、耐オフセット性及びトナー
の非凝集性が高められている。しかも、上記特定のポリ
スチレンが上記特定の割合で配合されているため、長期
間複写機において使用した場合でも、感光体へのトナー
の固着を確実に抑制することができ、安定な画像を得る
ことができる。
成物が、上記特定の低分子量重合体成分と高分子量の重
合体成分とを少なくとも含むビニル系共重合体成分を主
成分とするため、定着性能、耐オフセット性及びトナー
の非凝集性が高められている。しかも、上記特定のポリ
スチレンが上記特定の割合で配合されているため、長期
間複写機において使用した場合でも、感光体へのトナー
の固着を確実に抑制することができ、安定な画像を得る
ことができる。
【0051】よって、請求項2に記載のトナーのよう
に、請求項1に記載のトナー用樹脂組成物を用いてトナ
ーを構成することにより、定着性、耐オフセット性及び
非凝集性に優れたトナーを提供することができ、かつ複
写機の感光体へのトナーの固着が抑制されるため、複写
機の汚染も確実に防止することができる。
に、請求項1に記載のトナー用樹脂組成物を用いてトナ
ーを構成することにより、定着性、耐オフセット性及び
非凝集性に優れたトナーを提供することができ、かつ複
写機の感光体へのトナーの固着が抑制されるため、複写
機の汚染も確実に防止することができる。
Claims (2)
- 【請求項1】 ビニル系共重合体を主成分とするトナー
用樹脂組成物であって、 分子量分布における極大値が2×103 〜4×104 の
範囲にある低分子量重合体成分と、分子量分布における
極大値が3×105 〜8×106 の範囲にある高分子量
重合体成分とを少なくとも含むビニル系共重合体を主成
分とし、 重量平均分子量が10万〜40万のポリスチレンを樹脂
組成物全体の5〜40重量%含むことを特徴とするトナ
ー用樹脂組成物。 - 【請求項2】 請求項1に記載のトナー用樹脂組成物を
主成分として含むことを特徴とするトナー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7113245A JPH08305080A (ja) | 1995-05-11 | 1995-05-11 | トナー用樹脂組成物及びトナー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7113245A JPH08305080A (ja) | 1995-05-11 | 1995-05-11 | トナー用樹脂組成物及びトナー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08305080A true JPH08305080A (ja) | 1996-11-22 |
Family
ID=14607258
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7113245A Pending JPH08305080A (ja) | 1995-05-11 | 1995-05-11 | トナー用樹脂組成物及びトナー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08305080A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013001848A (ja) * | 2011-06-17 | 2013-01-07 | Asahi Kasei E-Materials Corp | 樹脂組成物、当該樹脂組成物を用いた光学板、及びその製造方法 |
-
1995
- 1995-05-11 JP JP7113245A patent/JPH08305080A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013001848A (ja) * | 2011-06-17 | 2013-01-07 | Asahi Kasei E-Materials Corp | 樹脂組成物、当該樹脂組成物を用いた光学板、及びその製造方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5561023A (en) | Toner with ethylene-vinyl acetate copolymer | |
| JPH0421860A (ja) | 加熱ローラー定着用トナー樹脂組成物 | |
| JPH05313413A (ja) | トナー用樹脂組成物およびトナー | |
| JP3192744B2 (ja) | トナー用樹脂組成物およびトナー | |
| JPH08305082A (ja) | トナー用樹脂組成物及びトナー | |
| US5547798A (en) | Toner composition and toner with low and high M.W. vinyl polymers | |
| JPH08305080A (ja) | トナー用樹脂組成物及びトナー | |
| JP3025043B2 (ja) | トナー用樹脂組成物 | |
| US5597674A (en) | Toner resin composition and toner | |
| JPH04361271A (ja) | トナー用樹脂組成物 | |
| JPH08123080A (ja) | トナー用樹脂組成物及びトナー | |
| JP2726172B2 (ja) | トナー用樹脂組成物 | |
| JPH08123078A (ja) | トナー用樹脂組成物及びトナー | |
| JP3169543B2 (ja) | トナー用樹脂組成物及びトナー | |
| JPH1039543A (ja) | トナー用樹脂組成物及びトナー | |
| JP4384308B2 (ja) | フルカラートナーの製造方法 | |
| JPH10133420A (ja) | トナー用樹脂組成物及びトナー | |
| JP2661740B2 (ja) | トナー用樹脂組成物 | |
| JPH0675426A (ja) | トナー用樹脂組成物およびトナー | |
| JPH096047A (ja) | トナー用樹脂組成物及びトナー | |
| JPH1124307A (ja) | トナー用樹脂組成物及びトナー | |
| JPH08123081A (ja) | トナー | |
| JPH07219269A (ja) | トナー用樹脂組成物及びトナー | |
| JPH05188638A (ja) | トナー用樹脂組成物 | |
| JPH06342227A (ja) | トナー用樹脂組成物及びトナー |