JPH08306002A - ロータリートランス及び磁気再生装置 - Google Patents
ロータリートランス及び磁気再生装置Info
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- JPH08306002A JPH08306002A JP7132627A JP13262795A JPH08306002A JP H08306002 A JPH08306002 A JP H08306002A JP 7132627 A JP7132627 A JP 7132627A JP 13262795 A JP13262795 A JP 13262795A JP H08306002 A JPH08306002 A JP H08306002A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】再生アンプより出力される出力信号のSN比を
向上し、かつ周波数帯域を高帯域化する。 【構成】ステーター側巻線Mの中点より引出し線19を
引き出すと共に、このステーター側巻線Mに隣接して配
置されたショートリング18とこの中点とを接続する。
向上し、かつ周波数帯域を高帯域化する。 【構成】ステーター側巻線Mの中点より引出し線19を
引き出すと共に、このステーター側巻線Mに隣接して配
置されたショートリング18とこの中点とを接続する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロータリートランス及
び磁気再生装置に関し、例えばディジタルビデオテープ
レコーダ等において、再生アンプ側巻線の中点にショー
トリングを接続することにより、再生アンプより出力さ
れる出力信号のSN比を向上し、かつ周波数帯域を高帯
域化する。
び磁気再生装置に関し、例えばディジタルビデオテープ
レコーダ等において、再生アンプ側巻線の中点にショー
トリングを接続することにより、再生アンプより出力さ
れる出力信号のSN比を向上し、かつ周波数帯域を高帯
域化する。
【0002】
【従来の技術】従来、ディジタルビデオテープレコーダ
等の磁気再生装置においては、高速度で回転する回転ド
ラムに再生ヘッドが搭載されることにより、ロータリー
トランスを介してこの再生ヘッドの出力信号を再生アン
プに供給するようになされている。すなわち図6に示す
ように、この種の磁気再生装置は、再生アンプ1及び再
生ヘッド2間にロータリートランス3が介挿される。な
お実際上、この種の磁気再生装置は、複数対の再生ヘッ
ドを用いて形成され、この図6においては、このうちの
1つの再生ヘッドについて接続を説明する。
等の磁気再生装置においては、高速度で回転する回転ド
ラムに再生ヘッドが搭載されることにより、ロータリー
トランスを介してこの再生ヘッドの出力信号を再生アン
プに供給するようになされている。すなわち図6に示す
ように、この種の磁気再生装置は、再生アンプ1及び再
生ヘッド2間にロータリートランス3が介挿される。な
お実際上、この種の磁気再生装置は、複数対の再生ヘッ
ドを用いて形成され、この図6においては、このうちの
1つの再生ヘッドについて接続を説明する。
【0003】ここでロータリートランス3は、回転ドラ
ムと共に回転するローターと、磁気再生装置のシャーシ
に固定されて配置されるステーターとで磁気回路が形成
され、ローター側に配置されたローター側巻線とステー
ター側に配置されたステーター側巻線とがこの磁気回路
により磁気結合するように形成される。ロータリートラ
ンス3は、このローター側巻線に再生ヘッドより再生信
号を受け、ステーター側巻線を再生アンプ1に接続す
る。
ムと共に回転するローターと、磁気再生装置のシャーシ
に固定されて配置されるステーターとで磁気回路が形成
され、ローター側に配置されたローター側巻線とステー
ター側に配置されたステーター側巻線とがこの磁気回路
により磁気結合するように形成される。ロータリートラ
ンス3は、このローター側巻線に再生ヘッドより再生信
号を受け、ステーター側巻線を再生アンプ1に接続す
る。
【0004】このときロータリートランス3は、ステー
ター側巻線の一端を再生アンプ1の入力端に接続し、ス
テーター側巻線の他端を再生アンプ1のアース側に接続
する。これによりこの種の磁気再生装置では、ローター
側巻線及びステーター側巻線間の電磁誘導により再生ヘ
ッド2から出力される再生信号を再生アンプ1に供給す
るようになされている。
ター側巻線の一端を再生アンプ1の入力端に接続し、ス
テーター側巻線の他端を再生アンプ1のアース側に接続
する。これによりこの種の磁気再生装置では、ローター
側巻線及びステーター側巻線間の電磁誘導により再生ヘ
ッド2から出力される再生信号を再生アンプ1に供給す
るようになされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところでディジタルビ
デオテープレコーダにおいて、この再生ヘッド2から再
生アンプ1までの再生系は、周波数帯域を高帯域化し、
かつSN比を向上することが求められる。
デオテープレコーダにおいて、この再生ヘッド2から再
生アンプ1までの再生系は、周波数帯域を高帯域化し、
かつSN比を向上することが求められる。
【0006】すなわち周波数帯域を高帯域化すれば、転
送レートを向上でき、その分磁気テープの記録密度を向
上でき、また編集作業等においても、高速度でデータ転
送できることにより、作業時間を短縮して効率を向上す
ることができる。またSN比を向上すれば、記録トラッ
クを狭トラック化することができ、その分記録密度を向
上することができる。
送レートを向上でき、その分磁気テープの記録密度を向
上でき、また編集作業等においても、高速度でデータ転
送できることにより、作業時間を短縮して効率を向上す
ることができる。またSN比を向上すれば、記録トラッ
クを狭トラック化することができ、その分記録密度を向
上することができる。
【0007】ところが従来方式の再生系においては、周
波数帯域を高帯域化し、かつSN比を向上することが困
難な問題があった。
波数帯域を高帯域化し、かつSN比を向上することが困
難な問題があった。
【0008】すなわち図7に再生系の等価回路を用いて
示すように、この再生系においては、ロータリートラン
ス3のインダクタンスL0及び再生アンプ1の入力容量
C0により、次式
示すように、この再生系においては、ロータリートラン
ス3のインダクタンスL0及び再生アンプ1の入力容量
C0により、次式
【数1】 で並列共振周波数f0が表され、この並列共振周波数f
0を高い周波数に設定することにより、周波数帯域を高
帯域化することができる。
0を高い周波数に設定することにより、周波数帯域を高
帯域化することができる。
【0009】このためには入力容量C0の小さな再生ア
ンプを用いる方法が考えられるが、一般に入力容量C0
の小さな再生アンプにおいては、SN比が劣る欠点があ
る。これに対してロータリートランス3の巻線数を低減
してインダクタンスL0を小さくすることにより周波数
帯域を高帯域化する方法もあるが、ロータリートランス
3の巻線数を低減すれば、その分再生アンプに入力され
る再生信号の信号レベルが低下する。
ンプを用いる方法が考えられるが、一般に入力容量C0
の小さな再生アンプにおいては、SN比が劣る欠点があ
る。これに対してロータリートランス3の巻線数を低減
してインダクタンスL0を小さくすることにより周波数
帯域を高帯域化する方法もあるが、ロータリートランス
3の巻線数を低減すれば、その分再生アンプに入力され
る再生信号の信号レベルが低下する。
【0010】すなわち再生ヘッド2及びロータリートラ
ンス3は、配線等を含めて、信号レベルERで再生信号
を出力する信号源8、インダクタンスL0、浮遊容量C
1で表され、浮遊容量C1を介して外部回路等でなるノ
イズ源9より信号レベルENのノイズが混入する。従っ
てロータリートランス3の巻線数を低減したのでは、信
号源8からの信号レベルERが低下することにより、再
生アンプ1より出力される出力信号のSN比が劣化する
ことになる。
ンス3は、配線等を含めて、信号レベルERで再生信号
を出力する信号源8、インダクタンスL0、浮遊容量C
1で表され、浮遊容量C1を介して外部回路等でなるノ
イズ源9より信号レベルENのノイズが混入する。従っ
てロータリートランス3の巻線数を低減したのでは、信
号源8からの信号レベルERが低下することにより、再
生アンプ1より出力される出力信号のSN比が劣化する
ことになる。
【0011】因みに、ノイズ源9より混入するノイズ
は、ロータリートランス3の他方の配線からも再生アン
プ1に入力されるが、この他方の配線はアース側配線で
なることにより、結局、ノイズ成分は、再生アンプ1の
利得でそのまま増幅されて出力されることになる。
は、ロータリートランス3の他方の配線からも再生アン
プ1に入力されるが、この他方の配線はアース側配線で
なることにより、結局、ノイズ成分は、再生アンプ1の
利得でそのまま増幅されて出力されることになる。
【0012】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、これらの再生系について、周波数帯域を高帯域化
し、かつSN比を向上することができるロータリートラ
ンスと、このロータリートランスを適用した磁気再生装
置を提案しようとするものである。
で、これらの再生系について、周波数帯域を高帯域化
し、かつSN比を向上することができるロータリートラ
ンスと、このロータリートランスを適用した磁気再生装
置を提案しようとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、ステーター側巻線の中点より引き
出し線を引き出すと共に、このステーター側巻線に隣接
して配置されたショートリングをこの中点と接続する。
め本発明においては、ステーター側巻線の中点より引き
出し線を引き出すと共に、このステーター側巻線に隣接
して配置されたショートリングをこの中点と接続する。
【0014】またこのとき先のステーター側巻線の巻線
溝内、又は先のショートリングを配置するショートリン
グ溝内で、先の中点とショートリングを接続する。
溝内、又は先のショートリングを配置するショートリン
グ溝内で、先の中点とショートリングを接続する。
【0015】さらに磁気再生装置において、ステーター
側巻線の中点より引き出し線を引き出すと共に、隣接し
て配置されたショートリングをこの中点と接続したロー
タリートランスを有し、このステーター側巻線の引き出
し線を再生アンプの差動入力端に入力し、先の中点より
の引き出し線を接地する。
側巻線の中点より引き出し線を引き出すと共に、隣接し
て配置されたショートリングをこの中点と接続したロー
タリートランスを有し、このステーター側巻線の引き出
し線を再生アンプの差動入力端に入力し、先の中点より
の引き出し線を接地する。
【0016】
【作用】ステーター側巻線の中点より引き出し線を引き
出すと共に、このステーター側巻線に隣接して配置され
たショートリングとこの中点とを接続すれば、このショ
ートリングを接地して再生アンプの入力端から見てロー
タリートランスのインダクタンスを1/2に低減でき
る。また外部から混入するノイズは、このショートリン
グを接地して、アースに対してステーター側巻線の2つ
の引き出し線に同相で、しかもほぼ等しいレベルで混入
し、再生アンプ側で差動増幅してノイズ成分をキャンセ
ルすることができる。
出すと共に、このステーター側巻線に隣接して配置され
たショートリングとこの中点とを接続すれば、このショ
ートリングを接地して再生アンプの入力端から見てロー
タリートランスのインダクタンスを1/2に低減でき
る。また外部から混入するノイズは、このショートリン
グを接地して、アースに対してステーター側巻線の2つ
の引き出し線に同相で、しかもほぼ等しいレベルで混入
し、再生アンプ側で差動増幅してノイズ成分をキャンセ
ルすることができる。
【0017】このとき先のステーター側巻線の巻線溝
内、又は先のショートリングを配置するショートリング
溝内で、先の中点をショートリングと接続して、全体構
成を簡略化することができ、また能率の低下も有効に回
避することができる。
内、又は先のショートリングを配置するショートリング
溝内で、先の中点をショートリングと接続して、全体構
成を簡略化することができ、また能率の低下も有効に回
避することができる。
【0018】従って磁気再生装置に適用して、再生系の
SN比を向上し、周波数特性を高帯域化することができ
る。
SN比を向上し、周波数特性を高帯域化することができ
る。
【0019】
【実施例】以下、適宜図面を参照しながら本発明の実施
例を詳述する。
例を詳述する。
【0020】図1は、本発明の一実施例に係るロータリ
ートランスを示し、ディジタルビデオテープレコーダに
適用される。ここでロータリートランス10は、シャー
シに固定されて配置されるステーター11と、回転ドラ
ムに固定されて、回転ドラムと共に回転するローター1
2とで形成される。なお図1においては、ステーター1
1の一つの巻線溝についてのみ巻線及び接続を記載し、
他の巻線溝についてはこれと同一でなることにより、記
載を省略する。
ートランスを示し、ディジタルビデオテープレコーダに
適用される。ここでロータリートランス10は、シャー
シに固定されて配置されるステーター11と、回転ドラ
ムに固定されて、回転ドラムと共に回転するローター1
2とで形成される。なお図1においては、ステーター1
1の一つの巻線溝についてのみ巻線及び接続を記載し、
他の巻線溝についてはこれと同一でなることにより、記
載を省略する。
【0021】このうちローター12は、略円筒形状の磁
性材料で形成され、内側側面に複数の巻線溝と巻線の引
出し溝とが形成されるようになされている。ロータリー
トランス10では、これら巻線溝に、ローター12に固
定されてそれぞれマグネットワイヤが巻線され、これら
巻線の引き出し線が引出し溝より引出される。これによ
りロータリートランス10では、この引き出し線が再生
ヘッドに接続され、再生ヘッドより出力される再生信号
が供給されるようになされている。
性材料で形成され、内側側面に複数の巻線溝と巻線の引
出し溝とが形成されるようになされている。ロータリー
トランス10では、これら巻線溝に、ローター12に固
定されてそれぞれマグネットワイヤが巻線され、これら
巻線の引き出し線が引出し溝より引出される。これによ
りロータリートランス10では、この引き出し線が再生
ヘッドに接続され、再生ヘッドより出力される再生信号
が供給されるようになされている。
【0022】なおこの複数の巻線溝間には、ショートリ
ングの巻線溝(以下ショートリング溝と呼ぶ)が形成さ
れ、ロータリートランス10では、このショートリング
溝にショートリングが形成され、隣接チャンネルとの間
のクロストークを低減するようになされている。
ングの巻線溝(以下ショートリング溝と呼ぶ)が形成さ
れ、ロータリートランス10では、このショートリング
溝にショートリングが形成され、隣接チャンネルとの間
のクロストークを低減するようになされている。
【0023】これに対してステーター11は、略円柱形
状の磁性材料で形成され、規定のギャップ空間を間に挟
んで、ローター12の内側に同軸状に保持される。これ
によりステーター11は、ローター12と磁気回路を形
成するようになされている。
状の磁性材料で形成され、規定のギャップ空間を間に挟
んで、ローター12の内側に同軸状に保持される。これ
によりステーター11は、ローター12と磁気回路を形
成するようになされている。
【0024】さらにステーター11は、ローター12の
巻線溝及びショートリング溝に対応して外側側面に複数
の巻線溝13及びショートリング溝14が形成され、さ
らにこれら巻線溝13及びショートリング溝14から引
出し溝15が形成されるようになされている。ロータリ
ートランス10では、これら巻線溝13に、ステーター
11に固定されてそれぞれマグネットワイヤが巻線さ
れ、これら巻線Mの引き出し線16及び17が平衡線に
より引出し溝15から引出される。
巻線溝及びショートリング溝に対応して外側側面に複数
の巻線溝13及びショートリング溝14が形成され、さ
らにこれら巻線溝13及びショートリング溝14から引
出し溝15が形成されるようになされている。ロータリ
ートランス10では、これら巻線溝13に、ステーター
11に固定されてそれぞれマグネットワイヤが巻線さ
れ、これら巻線Mの引き出し線16及び17が平衡線に
より引出し溝15から引出される。
【0025】これによりロータリートランス10では、
ローター12側巻線及びステーター11側巻線M間の電
磁誘導によって、ローター12側巻線に供給された再生
信号をステーター11側巻線Mに誘起するようになされ
ている。
ローター12側巻線及びステーター11側巻線M間の電
磁誘導によって、ローター12側巻線に供給された再生
信号をステーター11側巻線Mに誘起するようになされ
ている。
【0026】さらにこの実施例において、ステーター1
1は、ショートリング溝14にショートリング18が配
置され、これによりこのショートリング18を接地して
隣接チャンネル間のクロストークを低減し得るように形
成されている。さらにステーター11は、巻線溝13の
巻線数が2ターンに選定され、この巻線の中点位置にて
ショートリング18の引き出し線19が接続されるよう
になされている。
1は、ショートリング溝14にショートリング18が配
置され、これによりこのショートリング18を接地して
隣接チャンネル間のクロストークを低減し得るように形
成されている。さらにステーター11は、巻線溝13の
巻線数が2ターンに選定され、この巻線の中点位置にて
ショートリング18の引き出し線19が接続されるよう
になされている。
【0027】これにより図2に巻線の詳細を示すよう
に、ロータリートランス10では、各巻線溝13の巻線
にセンタータップが形成され、このセンタータップが巻
線溝13内にてショートリング18と接続されて、引き
出し線16及び17の引き出し溝15より引き出される
ようになされている。
に、ロータリートランス10では、各巻線溝13の巻線
にセンタータップが形成され、このセンタータップが巻
線溝13内にてショートリング18と接続されて、引き
出し線16及び17の引き出し溝15より引き出される
ようになされている。
【0028】図3は、このロータリートランス10を適
用したディジタルビデオテープレコーダの再生系を示
し、再生ヘッド2は、ローター側巻線に接続されてロー
タリートランス10に再生信号を供給し、再生アンプ2
1は、平衡線でなる引き出し線16及び17が差動入力
端に接続され、ステーター側巻線Mより再生信号が入力
される。さらに再生アンプ21は、ショートリング18
の引き出し線19が入力側のアースに接続されるように
なされている。
用したディジタルビデオテープレコーダの再生系を示
し、再生ヘッド2は、ローター側巻線に接続されてロー
タリートランス10に再生信号を供給し、再生アンプ2
1は、平衡線でなる引き出し線16及び17が差動入力
端に接続され、ステーター側巻線Mより再生信号が入力
される。さらに再生アンプ21は、ショートリング18
の引き出し線19が入力側のアースに接続されるように
なされている。
【0029】これにより図4に等価回路にて示すよう
に、この実施例による再生系では、再生アンプ21の差
動入力端にそれぞれインダクタンスL0/2が接続され
たことになり、次式
に、この実施例による再生系では、再生アンプ21の差
動入力端にそれぞれインダクタンスL0/2が接続され
たことになり、次式
【数2】 の関係式により並列共振周波数f01を表すことができ
る。従って図7について上述した従来の再生系に比し
て、ロータリートランスの巻線数を等しく選定して、並
列共振周波数f01を約1.4倍に高周波化することが
でき、その分周波数帯域を高帯域化することができる。
る。従って図7について上述した従来の再生系に比し
て、ロータリートランスの巻線数を等しく選定して、並
列共振周波数f01を約1.4倍に高周波化することが
でき、その分周波数帯域を高帯域化することができる。
【0030】これに対してセンタータップを接地し、巻
線Mよりの再生信号を差動入力端に入力したことによ
り、再生アンプ21の差動入力端においては、ノイズ源
9のノイズが同相にて入力される。さらにこのときセン
タータップが巻線Mの中点位置でなることにより、また
引き出し線16及び17を平衡線により形成したことに
より、再生アンプ21の差動入力端に付加される浮遊容
量C2及びC3は、ほぼ等しい値に保持され、これによ
りこの同相で入力されるノイズ成分については、ほぼ等
しい信号レベルに保持される。
線Mよりの再生信号を差動入力端に入力したことによ
り、再生アンプ21の差動入力端においては、ノイズ源
9のノイズが同相にて入力される。さらにこのときセン
タータップが巻線Mの中点位置でなることにより、また
引き出し線16及び17を平衡線により形成したことに
より、再生アンプ21の差動入力端に付加される浮遊容
量C2及びC3は、ほぼ等しい値に保持され、これによ
りこの同相で入力されるノイズ成分については、ほぼ等
しい信号レベルに保持される。
【0031】これによりこの再生系において、入力側に
より混入するノイズ成分は、差動増幅されてキャンセル
され、この差動増幅によってはキャンセルし得ない不平
衡成分だけが出力されることになる。従って図6に示す
構成に比して再生アンプ21より出力されるノイズ成分
を格段的に低減することができる。
より混入するノイズ成分は、差動増幅されてキャンセル
され、この差動増幅によってはキャンセルし得ない不平
衡成分だけが出力されることになる。従って図6に示す
構成に比して再生アンプ21より出力されるノイズ成分
を格段的に低減することができる。
【0032】さらにこの再生アンプ21に入力される再
生信号については、差動増幅されることにより、図6に
ついて上述した従来構成の場合と同じように、再生アン
プ21の利得で増幅されて出力されることになる。これ
によりノイズを低減し、SN比を向上することができ
る。
生信号については、差動増幅されることにより、図6に
ついて上述した従来構成の場合と同じように、再生アン
プ21の利得で増幅されて出力されることになる。これ
によりノイズを低減し、SN比を向上することができ
る。
【0033】以上の構成において、再生ヘッド1より出
力される再生信号は、ロータリートランス10のロータ
ー側巻線に供給され、電磁誘導によりステーター側巻線
Mに誘起されて再生アンプ21に供給される。
力される再生信号は、ロータリートランス10のロータ
ー側巻線に供給され、電磁誘導によりステーター側巻線
Mに誘起されて再生アンプ21に供給される。
【0034】このときステーター側巻線Mの出力信号
は、ステーター側巻線Mの中点がセンタータップ(1
9)により接地された状態で、平衡線により再生アンプ
21に供給され、再生アンプ21にて差動増幅して出力
される。これにより再生アンプ21の差動入力端には、
互いに打ち消し合うように、同相で、かつほぼ等しい信
号レベルでノイズ成分が混入することになり、再生アン
プ21より出力されるノイズ成分の信号レベルが格段的
に低減され、SN比が向上される。
は、ステーター側巻線Mの中点がセンタータップ(1
9)により接地された状態で、平衡線により再生アンプ
21に供給され、再生アンプ21にて差動増幅して出力
される。これにより再生アンプ21の差動入力端には、
互いに打ち消し合うように、同相で、かつほぼ等しい信
号レベルでノイズ成分が混入することになり、再生アン
プ21より出力されるノイズ成分の信号レベルが格段的
に低減され、SN比が向上される。
【0035】また各差動入力端においては、各入力端か
ら見て、ロータリートランス10のインダクタンスがほ
ぼ1/2に低減されることになり、その分周波数帯域が
高帯域化される。
ら見て、ロータリートランス10のインダクタンスがほ
ぼ1/2に低減されることになり、その分周波数帯域が
高帯域化される。
【0036】以上の構成によれば、ステーター側巻線M
の中点を接地すると共に、この巻線Mの出力信号を平衡
線により再生アンプ21に供給し、差動増幅したことに
より、ノイズ成分を打ち消し合うようにして再生信号を
増幅することができ、その分出力信号のSN比を向上す
ることができる。また各差動入力端に接続されるインダ
クタンスの値を約1/2に低減でき、その分周波数帯域
を高帯域化することができる。
の中点を接地すると共に、この巻線Mの出力信号を平衡
線により再生アンプ21に供給し、差動増幅したことに
より、ノイズ成分を打ち消し合うようにして再生信号を
増幅することができ、その分出力信号のSN比を向上す
ることができる。また各差動入力端に接続されるインダ
クタンスの値を約1/2に低減でき、その分周波数帯域
を高帯域化することができる。
【0037】さらにこのとき共に接地するショートリン
グ18とセンタータップとを予めロータリートランス1
0内にて接続したことにより、その分引き出し線の数を
低減することができ、特に引き出し溝の増加を有効に回
避することができ、その分ロータリートランス10、さ
らにはディジタルビデオテープレコーダの構成を簡略化
することができる。
グ18とセンタータップとを予めロータリートランス1
0内にて接続したことにより、その分引き出し線の数を
低減することができ、特に引き出し溝の増加を有効に回
避することができ、その分ロータリートランス10、さ
らにはディジタルビデオテープレコーダの構成を簡略化
することができる。
【0038】特に、ショートリング18とセンタータッ
プとを外部にて接続する場合、その分引き出し溝が増加
することにより、ロータリートランス10においては、
ステーター11の外側側面が奥まった位置に多く形成さ
れることになり、ローターとの間の磁気結合係数が低下
することになる。従ってこの場合、単に引き出し線の数
が増大して構成が煩雑化するだけでなく、ロータリート
ランス10の能率も低下することになり、その分内部に
て接続して能率の低下を有効に回避することができる。
かくするにつき、小型のロータリートランスにてこの効
果が顕著に表れることになる。
プとを外部にて接続する場合、その分引き出し溝が増加
することにより、ロータリートランス10においては、
ステーター11の外側側面が奥まった位置に多く形成さ
れることになり、ローターとの間の磁気結合係数が低下
することになる。従ってこの場合、単に引き出し線の数
が増大して構成が煩雑化するだけでなく、ロータリート
ランス10の能率も低下することになり、その分内部に
て接続して能率の低下を有効に回避することができる。
かくするにつき、小型のロータリートランスにてこの効
果が顕著に表れることになる。
【0039】なお上述の実施例においては、巻線Mの巻
線数を2ターンに設定した場合について述べたが、本発
明はこれに限らず、種々の巻線数に設定する場合に広く
適用することができる。なお巻線数を奇数巻線数、例え
ば3ターンに選定する場合、図5に示すように、巻線M
の引き出し線16及び17の引き出し位置より逆側の位
置にて、ショートリング18を巻線Mの中点に接続し
て、引き出し線の数の増加を有効に回避でき、また巻線
Mの中点を接地でき、これによりSN比を向上し、また
周波数特性を向上することができる。
線数を2ターンに設定した場合について述べたが、本発
明はこれに限らず、種々の巻線数に設定する場合に広く
適用することができる。なお巻線数を奇数巻線数、例え
ば3ターンに選定する場合、図5に示すように、巻線M
の引き出し線16及び17の引き出し位置より逆側の位
置にて、ショートリング18を巻線Mの中点に接続し
て、引き出し線の数の増加を有効に回避でき、また巻線
Mの中点を接地でき、これによりSN比を向上し、また
周波数特性を向上することができる。
【0040】さらに上述の実施例においては、平衡線に
より引き出し線16、17を形成した場合について述べ
たが、本発明はこれに限らず、実用上充分な範囲で、例
えば巻線Mのマグネットワイヤを捻じって引出し、再生
アンプに接続してもよい。
より引き出し線16、17を形成した場合について述べ
たが、本発明はこれに限らず、実用上充分な範囲で、例
えば巻線Mのマグネットワイヤを捻じって引出し、再生
アンプに接続してもよい。
【0041】また上述の実施例においては、円柱形状の
ステーター11と円筒形状のローターによりロータリー
トランスを形成する場合について述べたが、本発明はこ
れに限らず、片面に同心円状に巻線溝を形成した円盤形
状のステーター及びローターによりロータリートランス
を形成する場合等に広く適用することができる。
ステーター11と円筒形状のローターによりロータリー
トランスを形成する場合について述べたが、本発明はこ
れに限らず、片面に同心円状に巻線溝を形成した円盤形
状のステーター及びローターによりロータリートランス
を形成する場合等に広く適用することができる。
【0042】さらに上述の実施例においては、本発明を
ディジタルビデオテープレコーダに適用した場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、回転ドラムを用い
て映像信号、オーディオ信号、ディジタル信号を再生す
る磁気再生装置に広く適用することができる。
ディジタルビデオテープレコーダに適用した場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、回転ドラムを用い
て映像信号、オーディオ信号、ディジタル信号を再生す
る磁気再生装置に広く適用することができる。
【0043】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、ステータ
ー側巻線の中点より引き出し線を引き出すと共に、この
ステーター側巻線に隣接して配置されたショートリング
にこの中点を接続することにより、再生アンプに混入す
るノイズ成分の信号レベルをほぼ等しく、かつ同相に設
定することができ、これによりSN比を向上することが
できる。また再生アンプの入力端より見たインダクタン
スを低減できることにより、その分周波数特性を高帯域
化することができる。
ー側巻線の中点より引き出し線を引き出すと共に、この
ステーター側巻線に隣接して配置されたショートリング
にこの中点を接続することにより、再生アンプに混入す
るノイズ成分の信号レベルをほぼ等しく、かつ同相に設
定することができ、これによりSN比を向上することが
できる。また再生アンプの入力端より見たインダクタン
スを低減できることにより、その分周波数特性を高帯域
化することができる。
【図1】本発明の一実施例によるロータリートランスを
示す分解斜視図である。
示す分解斜視図である。
【図2】図1のロータリートランスの巻線の詳細を示す
略線図である。
略線図である。
【図3】図1のロータリートランスを用いた再生系を示
す接続図である。
す接続図である。
【図4】図3の等価回路を示す接続図である。
【図5】他の実施例によるロータリートランスの巻線の
詳細を示す略線図である。
詳細を示す略線図である。
【図6】従来のロータリートランスを用いた再生系を示
す接続図である。
す接続図である。
【図7】図6の等価回路を示す接続図である。
1、21 再生アンプ 2 再生ヘッド 3、10 ロータリートランス 8 信号源 9 ノイズ源 11 ステーター 13 巻線溝 14 ショートリング溝 15 引き出し溝 16、17 引き出し線 18 ショートリング 19 ショートリング引き出し線 M 巻線
Claims (3)
- 【請求項1】ステーター側巻線の中点より引き出し線を
引き出すと共に、前記ステーター側巻線に隣接して配置
されたショートリングを前記中点に接続したことを特徴
とするロータリートランス。 - 【請求項2】前記ステーター側巻線は、規定の巻線溝に
巻線され、 前記ショートリングは、規定のショートリング溝に配置
され、 前記巻線溝内又は前記ショートリング溝内で、前記中点
と前記ショートリングを接続したことを特徴とする請求
項1に記載のロータリートランス。 - 【請求項3】ステーター側巻線の中点より引き出し線を
引き出すと共に、前記ステーター側巻線に隣接して配置
されたショートリングに前記中点を接続したロータリー
トランスを有し、 前記ステーター側巻線の引き出し線を再生アンプの差動
入力端に入力し、 前記中点からの引き出し線を接地したことを特徴とする
磁気再生装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7132627A JPH08306002A (ja) | 1995-05-08 | 1995-05-08 | ロータリートランス及び磁気再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7132627A JPH08306002A (ja) | 1995-05-08 | 1995-05-08 | ロータリートランス及び磁気再生装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08306002A true JPH08306002A (ja) | 1996-11-22 |
Family
ID=15085753
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7132627A Pending JPH08306002A (ja) | 1995-05-08 | 1995-05-08 | ロータリートランス及び磁気再生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08306002A (ja) |
-
1995
- 1995-05-08 JP JP7132627A patent/JPH08306002A/ja active Pending
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