JPH08306569A - 異形コイルの巻線方法および巻線装置 - Google Patents
異形コイルの巻線方法および巻線装置Info
- Publication number
- JPH08306569A JPH08306569A JP7107408A JP10740895A JPH08306569A JP H08306569 A JPH08306569 A JP H08306569A JP 7107408 A JP7107408 A JP 7107408A JP 10740895 A JP10740895 A JP 10740895A JP H08306569 A JPH08306569 A JP H08306569A
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- JP
- Japan
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- coil
- wire
- winding
- flyer
- space
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- Pending
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Landscapes
- Coil Winding Methods And Apparatuses (AREA)
- Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】線材を目的の位置に巻線することができる異形
コイルの巻線方法および巻線装置を提供する。 【構成】線材5が巻き回される隙間4を形成するために
組み合わされた凸型2および凹型3と、隙間4に線材5
を繰り出すフライヤ1と、フライヤ1を、組み合わされ
た凸型2および凹型3の周りで回転させるためのモータ
14と、当該回転の回転軸と平行な面内でフライヤ1を
揺動し、隙間4に侵入する線材5の侵入角度を設定する
ためのモータ35、40とを有する。
コイルの巻線方法および巻線装置を提供する。 【構成】線材5が巻き回される隙間4を形成するために
組み合わされた凸型2および凹型3と、隙間4に線材5
を繰り出すフライヤ1と、フライヤ1を、組み合わされ
た凸型2および凹型3の周りで回転させるためのモータ
14と、当該回転の回転軸と平行な面内でフライヤ1を
揺動し、隙間4に侵入する線材5の侵入角度を設定する
ためのモータ35、40とを有する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、偏向ヨークのコイルな
どに代表される異形コイルの巻線方法および巻線装置に
関するものである。
どに代表される異形コイルの巻線方法および巻線装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】ブラウン管の電子ビームを偏向し、これ
を螢光体に当てて画像を映し出す偏向ヨークが知られて
いるが、この偏向ヨークには、鞍型コイルのような異形
コイルが用いられる。鞍型コイルをはじめ、通常の円筒
形、角柱形以外の形状を有する異形コイルの製造では、
普通、コイル形状に即した凸型および凹型を用意し、こ
れらを突き合わせて巻線が巻回される空間をつくり、こ
の空間に線材を供給してコイルを製造する。図7には、
代表的な従来の巻線装置の構成が示されている。この巻
線装置は、凸型に相当する成形型901と、凹型に相当
する成形型902とを有している。そして、ノズル90
3から線材を供給し、この線材を、適当な曲率を持たせ
た案内ブロック上を滑らせて落としこみ巻回していく。
線材を巻回すときには、案内ブロックが当該線材と接触
するため、これらの間に摩擦力が生じている。
を螢光体に当てて画像を映し出す偏向ヨークが知られて
いるが、この偏向ヨークには、鞍型コイルのような異形
コイルが用いられる。鞍型コイルをはじめ、通常の円筒
形、角柱形以外の形状を有する異形コイルの製造では、
普通、コイル形状に即した凸型および凹型を用意し、こ
れらを突き合わせて巻線が巻回される空間をつくり、こ
の空間に線材を供給してコイルを製造する。図7には、
代表的な従来の巻線装置の構成が示されている。この巻
線装置は、凸型に相当する成形型901と、凹型に相当
する成形型902とを有している。そして、ノズル90
3から線材を供給し、この線材を、適当な曲率を持たせ
た案内ブロック上を滑らせて落としこみ巻回していく。
線材を巻回すときには、案内ブロックが当該線材と接触
するため、これらの間に摩擦力が生じている。
【0003】つまり、この従来例では、線材に付与され
ている張力と比較して、その摩擦力が小さくなっとき
に、線材が案内ブロック上を滑り落ち、前記空間内に巻
回されていく仕組みになっている。このような方式は、
例えば、特開平4−47635号公報に記載されてい
る。
ている張力と比較して、その摩擦力が小さくなっとき
に、線材が案内ブロック上を滑り落ち、前記空間内に巻
回されていく仕組みになっている。このような方式は、
例えば、特開平4−47635号公報に記載されてい
る。
【0004】一方、ブラウン管を用いた表示器では、パ
ーソナルコンピュータ、CAD表示器、ハイデフィニッ
ションテレビジョン等に対応した高品質画像への要求が
強くなってきており、その表示画素のピッチも、より小
さくなってきている。また、近年では、表示画面も大型
化している。
ーソナルコンピュータ、CAD表示器、ハイデフィニッ
ションテレビジョン等に対応した高品質画像への要求が
強くなってきており、その表示画素のピッチも、より小
さくなってきている。また、近年では、表示画面も大型
化している。
【0005】このような状況になると、正しい位置に電
子ビームを偏向させるための、偏向ヨークの磁界調整が
困難になり、従来のテレビジョン用ブラウン管に比べて
調整時間が格段に長くなる。
子ビームを偏向させるための、偏向ヨークの磁界調整が
困難になり、従来のテレビジョン用ブラウン管に比べて
調整時間が格段に長くなる。
【0006】この磁界調整は、磁界分布のばらつきを校
正するためのものであるが、このばらつきを左右する大
きな要因として、偏向ヨークを構成するコイルの巻線状
態が挙げられる。
正するためのものであるが、このばらつきを左右する大
きな要因として、偏向ヨークを構成するコイルの巻線状
態が挙げられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来例では、案内ブロックに沿って線材が落下する際
に、前述の摩擦力が働くため、例えば、三角形の二辺を
なしていた線材が短時間に三角形の一辺になるような現
象が絶えず発生する。つまり、この現象が発生した瞬間
には、線材の張力が、ゼロまたはマイナスとなった状態
(すなわち、張力無しまたは弛んだ状態)になる。この
ような状況で巻回しを行っていくと、巻回された線材の
位置がコイルごとに一定にならず、これにともなって、
磁界分布もばらついてしまう。
た従来例では、案内ブロックに沿って線材が落下する際
に、前述の摩擦力が働くため、例えば、三角形の二辺を
なしていた線材が短時間に三角形の一辺になるような現
象が絶えず発生する。つまり、この現象が発生した瞬間
には、線材の張力が、ゼロまたはマイナスとなった状態
(すなわち、張力無しまたは弛んだ状態)になる。この
ような状況で巻回しを行っていくと、巻回された線材の
位置がコイルごとに一定にならず、これにともなって、
磁界分布もばらついてしまう。
【0008】このようなばらつきのもとでは、カラーブ
ラウン管のR(赤)G(緑)B(青)の3色の電子ビー
ムが設計通りの軌道を通らなくなり色ずれが発生する。
色ずれが発生すれば、所望の表示性能を得ることができ
なくなる。
ラウン管のR(赤)G(緑)B(青)の3色の電子ビー
ムが設計通りの軌道を通らなくなり色ずれが発生する。
色ずれが発生すれば、所望の表示性能を得ることができ
なくなる。
【0009】なお、前述の磁界調整は、コイルの内面に
フエライトシートや小さな電磁軟鉄を貼付て磁界を部分
的に修正する方法が一般的であるが、この作業は、ブラ
ウン管のサイズが大形化するほど、また、画素ピッチが
小さくなるほど調整時間が増加する。さらに、この作業
は、いろいろなケースに対処する必要があるので、その
手法はノウハウに属し、熟練作業が必要となる。
フエライトシートや小さな電磁軟鉄を貼付て磁界を部分
的に修正する方法が一般的であるが、この作業は、ブラ
ウン管のサイズが大形化するほど、また、画素ピッチが
小さくなるほど調整時間が増加する。さらに、この作業
は、いろいろなケースに対処する必要があるので、その
手法はノウハウに属し、熟練作業が必要となる。
【0010】このような問題点を考慮し、本発明の目的
は、線材を目的の位置に巻線することができる異形コイ
ルの巻線方法および巻線装置を提供することにある。
は、線材を目的の位置に巻線することができる異形コイ
ルの巻線方法および巻線装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の第1の態様によれば、異型コイルの巻線装置
において、線材が巻き回される空間を形成するために組
み合わされた凸型および凹型と、前記空間に前記線材を
繰り出すフライヤと、前記フライヤを前記組み合わされ
た凸型および凹型の周りで回転させるとともに、当該回
転の回転軸と平行な面内で前記フライヤを揺動し、前記
空間に侵入する線材の侵入角度を設定する機構とを備え
ることを特徴とする異形コイルの巻線装置が提供され
る。
の本発明の第1の態様によれば、異型コイルの巻線装置
において、線材が巻き回される空間を形成するために組
み合わされた凸型および凹型と、前記空間に前記線材を
繰り出すフライヤと、前記フライヤを前記組み合わされ
た凸型および凹型の周りで回転させるとともに、当該回
転の回転軸と平行な面内で前記フライヤを揺動し、前記
空間に侵入する線材の侵入角度を設定する機構とを備え
ることを特徴とする異形コイルの巻線装置が提供され
る。
【0012】上記目的を達成するための本発明の第2の
態様によれば、第1の態様において、前記空間の形状を
設定するための複数の可動駒と、これらの可動駒の位置
を制御し、前記異形コイルの線材の分布を設定する機構
とをさらに備えることを特徴とする異形コイルの巻線装
置が提供される。
態様によれば、第1の態様において、前記空間の形状を
設定するための複数の可動駒と、これらの可動駒の位置
を制御し、前記異形コイルの線材の分布を設定する機構
とをさらに備えることを特徴とする異形コイルの巻線装
置が提供される。
【0013】上記目的を達成するための本発明の第3の
態様によれば、第1または第2の態様において、前記凸
型および前記凹型の少なくとも一方には、予め定めた方
向に移動可能な案内部が設けられ、前記案内部は、繰り
出された線材を前記予め定めた方向に案内することを特
徴とする異形コイルの巻線装置が提供される。
態様によれば、第1または第2の態様において、前記凸
型および前記凹型の少なくとも一方には、予め定めた方
向に移動可能な案内部が設けられ、前記案内部は、繰り
出された線材を前記予め定めた方向に案内することを特
徴とする異形コイルの巻線装置が提供される。
【0014】上記目的を達成するための本発明の第4の
態様によれば、第1、第2または第3の態様において、
前記異形コイルは、2つのフリンジ部を有する鞍型コイ
ルであることを特徴とする異形コイルの巻線装置が提供
される。
態様によれば、第1、第2または第3の態様において、
前記異形コイルは、2つのフリンジ部を有する鞍型コイ
ルであることを特徴とする異形コイルの巻線装置が提供
される。
【0015】上記目的を達成するための本発明の第5の
態様によれば、凸型および凹型によって形成された、異
形コイルを成形するための空間に線材を巻すための異型
コイルの巻線方法において、前記線材が繰り出される供
給口を、前記凸型および凹型の周囲で回転させるととも
に、当該回転の回転軸と平行な面内で前記供給口を揺動
し、前記空間に侵入する線材の侵入角度を設定すること
を特徴とする異形コイルの巻線方法が提供される。
態様によれば、凸型および凹型によって形成された、異
形コイルを成形するための空間に線材を巻すための異型
コイルの巻線方法において、前記線材が繰り出される供
給口を、前記凸型および凹型の周囲で回転させるととも
に、当該回転の回転軸と平行な面内で前記供給口を揺動
し、前記空間に侵入する線材の侵入角度を設定すること
を特徴とする異形コイルの巻線方法が提供される。
【0016】
【作用】本発明によれば、凸型および凹型によって形成
された空間への線材の侵入角度を設定することができる
ため、これらの型に前記線材を接触させることなく、線
材の巻き回しを進行させることができる。
された空間への線材の侵入角度を設定することができる
ため、これらの型に前記線材を接触させることなく、線
材の巻き回しを進行させることができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
する。
【0018】図1、図5に示すように、本実施例の巻線
装置は、フライヤ1の軸線の延長上に凸型2および凹型
3が組み合わされており、コイルを成形するための隙間
4を形成している。
装置は、フライヤ1の軸線の延長上に凸型2および凹型
3が組み合わされており、コイルを成形するための隙間
4を形成している。
【0019】線材5は、フライヤ軸21の中心に設けら
れた孔6を通り、回転自在のローラ7a,7b,7c,
7dで案内され、上記隙間4に巻回される。フライヤ1
は、ベアリング8a,8bにより、支持体10に回転自
在に支持されている。支持体10は、ベース9に固定さ
れている。
れた孔6を通り、回転自在のローラ7a,7b,7c,
7dで案内され、上記隙間4に巻回される。フライヤ1
は、ベアリング8a,8bにより、支持体10に回転自
在に支持されている。支持体10は、ベース9に固定さ
れている。
【0020】フライヤ1の一端には、歯車11が固定さ
れている。歯車11には、ピニオン12が噛み合ってい
る。ピニオン12は、サーボモータ14の軸に固定され
ている。サーボモータ14は、ブラケット13によって
支持体10に取り付けられている。サーボモータ14に
は、ロータリエンコーダ(図示せず)が設けられてい
る。ロータリエンコーダは、フライヤ1の回転位相を検
出する。
れている。歯車11には、ピニオン12が噛み合ってい
る。ピニオン12は、サーボモータ14の軸に固定され
ている。サーボモータ14は、ブラケット13によって
支持体10に取り付けられている。サーボモータ14に
は、ロータリエンコーダ(図示せず)が設けられてい
る。ロータリエンコーダは、フライヤ1の回転位相を検
出する。
【0021】フライヤ1の回転軸の他端には、ベアリン
グ15a,15bが設けられている。軸16は、これら
に支持されており、フライヤ1の回転にかかわらず静止
することができる。
グ15a,15bが設けられている。軸16は、これら
に支持されており、フライヤ1の回転にかかわらず静止
することができる。
【0022】前述した凸型2と凹型3は、フライヤ1の
軸線の延長上で突き合わされ、複数のピン(図示せず)
で回転方向の相互の動きを規制されている。これらのピ
ンはエアシリンダ(図示せず)でそれぞれ凹型3方向に
がた無く出し入れできるようになっている。
軸線の延長上で突き合わされ、複数のピン(図示せず)
で回転方向の相互の動きを規制されている。これらのピ
ンはエアシリンダ(図示せず)でそれぞれ凹型3方向に
がた無く出し入れできるようになっている。
【0023】フライヤ1は、軸20を介して中空軸23
に取り付けてあり、中空軸23の軸線と平行な面で回動
することができる。中空軸23は、前述したフライヤ軸
21の一端に形成されたスプライン部22に係合してい
る。
に取り付けてあり、中空軸23の軸線と平行な面で回動
することができる。中空軸23は、前述したフライヤ軸
21の一端に形成されたスプライン部22に係合してい
る。
【0024】さらに、フライヤ1には、ピン24によっ
てリンク25が回動可能に取り付けられている。リンク
25の他端は、ピン26によって溝カム27に回動自在
に取り付けられている。
てリンク25が回動可能に取り付けられている。リンク
25の他端は、ピン26によって溝カム27に回動自在
に取り付けられている。
【0025】溝カム27には、カムフォロア28が噛み
合っており、カムフォロア28は、テーブル29に固定
されている。テーブル29は、リニアガイド(図示せ
ず)によってテーブル30に摺動自在に取り付けられて
いる。さらに、テーブル29には、ナット31が設けら
れており、ナット31は、ボールねじ32と係合してい
る。ボールねじ32の一端は、カップリング33を介し
てモータ35の軸に係合している。モータ35には、例
えばサーボモータやステッピングモータを用いることが
できる。モータ35は、ブラケット34に取り付けられ
ており、ブラケット34は、テーブル30に固定されて
いる。
合っており、カムフォロア28は、テーブル29に固定
されている。テーブル29は、リニアガイド(図示せ
ず)によってテーブル30に摺動自在に取り付けられて
いる。さらに、テーブル29には、ナット31が設けら
れており、ナット31は、ボールねじ32と係合してい
る。ボールねじ32の一端は、カップリング33を介し
てモータ35の軸に係合している。モータ35には、例
えばサーボモータやステッピングモータを用いることが
できる。モータ35は、ブラケット34に取り付けられ
ており、ブラケット34は、テーブル30に固定されて
いる。
【0026】そして、モータ35は、フライヤ1の回転
に同期して回転し、溝カム27を図中、左右方向にスラ
イドさせる。フライヤ1は、溝カム27の動きにともな
って軸20を中心に揺動し、隙間4に対する線材5の侵
入角を設定する。
に同期して回転し、溝カム27を図中、左右方向にスラ
イドさせる。フライヤ1は、溝カム27の動きにともな
って軸20を中心に揺動し、隙間4に対する線材5の侵
入角を設定する。
【0027】テーブル30は、リニアガイド(図示せ
ず)によってベース9に摺動自在に取り付けられてお
り、さらに、テーブル30には、ナット36が設けられ
ている。ナット36は、ボールねじ37と係合してい
る。ボールねじ37の一端は、カップリング38を介し
てモータ40の軸に係合している。モータ40には、例
えばサーボモータやステッピングモータを用いることが
できる。モータ40は、ブラケット39に取り付けられ
ており、ブラケット39は、ベース9に固定されてい
る。すなわち、モータ40は、前述したフライヤ1をは
じめ、および、フライヤ1の角度を変化させる機構全体
を巻軸の方向(図中、左右方向)に移動させることがで
きる。
ず)によってベース9に摺動自在に取り付けられてお
り、さらに、テーブル30には、ナット36が設けられ
ている。ナット36は、ボールねじ37と係合してい
る。ボールねじ37の一端は、カップリング38を介し
てモータ40の軸に係合している。モータ40には、例
えばサーボモータやステッピングモータを用いることが
できる。モータ40は、ブラケット39に取り付けられ
ており、ブラケット39は、ベース9に固定されてい
る。すなわち、モータ40は、前述したフライヤ1をは
じめ、および、フライヤ1の角度を変化させる機構全体
を巻軸の方向(図中、左右方向)に移動させることがで
きる。
【0028】また、上記した凹型3およびそれに設けた
機構は、全てブロック60を介して支柱61に支持され
ており、支柱61は、テーブル62に固定されたブロッ
ク63によって支持されている。テーブル62は、スラ
イダ64によってベース9に摺動可能に取り付けられて
いる。スライダ64は、図示しないエアシリンダによっ
て、凸型2側に押しつけられている。
機構は、全てブロック60を介して支柱61に支持され
ており、支柱61は、テーブル62に固定されたブロッ
ク63によって支持されている。テーブル62は、スラ
イダ64によってベース9に摺動可能に取り付けられて
いる。スライダ64は、図示しないエアシリンダによっ
て、凸型2側に押しつけられている。
【0029】図2は、異型コイルの代表的なものであ
る、偏向ヨーク用コイルの斜視図である。このコイル
は、ブラウン管を構成するガラスの外部から、電子ビー
ムが飛ぶ内部に向けて磁場を発生させるとともに、その
磁場を変化させ、電子ビームによる走査を実現する。
る、偏向ヨーク用コイルの斜視図である。このコイル
は、ブラウン管を構成するガラスの外部から、電子ビー
ムが飛ぶ内部に向けて磁場を発生させるとともに、その
磁場を変化させ、電子ビームによる走査を実現する。
【0030】このとき、磁界に大きく寄与するのは、フ
リンジ部102、103をつなぐ101a、101bの
部分であり、従来のコイル生産では「従来技術」で述べ
たような現象が発生する。すなわち、線材5を巻回すと
きには、線材5と案内部材との間に摩擦力が発生し、線
材5がテンション0または甚だしい場合は弛んだ状態で
巻線が行われる。このような状況のもとでは、発生磁界
がコイルごとに異なってしまう。すなわち、設計通りの
性能を引き出すためには、多くの時間をかけて磁界をフ
エライト片などにより修正し、画質を所定のレベルにす
る必要がある。
リンジ部102、103をつなぐ101a、101bの
部分であり、従来のコイル生産では「従来技術」で述べ
たような現象が発生する。すなわち、線材5を巻回すと
きには、線材5と案内部材との間に摩擦力が発生し、線
材5がテンション0または甚だしい場合は弛んだ状態で
巻線が行われる。このような状況のもとでは、発生磁界
がコイルごとに異なってしまう。すなわち、設計通りの
性能を引き出すためには、多くの時間をかけて磁界をフ
エライト片などにより修正し、画質を所定のレベルにす
る必要がある。
【0031】そこで、本実施例では、図2の101a
部、101b部を巻線するときには、回転するフライヤ
1から繰り出される線材5が凸型2、凹型3に接触しな
いよう、サーボモータ35、40を制御している。な
お、サーボモータ35、40は、前述したサーボモータ
14のロータリエンコーダが発生するパルスを基準とし
て、所定のプログラムに従って駆動される。このプログ
ラムは、制御装置800で実行される。
部、101b部を巻線するときには、回転するフライヤ
1から繰り出される線材5が凸型2、凹型3に接触しな
いよう、サーボモータ35、40を制御している。な
お、サーボモータ35、40は、前述したサーボモータ
14のロータリエンコーダが発生するパルスを基準とし
て、所定のプログラムに従って駆動される。このプログ
ラムは、制御装置800で実行される。
【0032】すなわち、本実施例のようにコイルの10
1a部、101b部を整列に巻線すれば、調整時間を最
小にすることができる。
1a部、101b部を整列に巻線すれば、調整時間を最
小にすることができる。
【0033】図3は2つの上記コイルを対向させてブラ
ウン管104に組み込んだときの一断面を示す図であ
る。コイルの101a部、101b部は、同図に示すよ
うに、中心部分の巻線が少なく、相手コイルに近い部分
の巻線が多くなるように設計するのが一般的である。
ウン管104に組み込んだときの一断面を示す図であ
る。コイルの101a部、101b部は、同図に示すよ
うに、中心部分の巻線が少なく、相手コイルに近い部分
の巻線が多くなるように設計するのが一般的である。
【0034】したがって本実施例では、このような線分
布に対応できるよう、図4に示すような可動駒50a,
50b,50cを設けている。可動駒50a,50b,
50cは、凹型3に対して左右対象に、また、摺動可能
に取り付けられている。可動駒50a,50b,50c
のそれぞれは、ねじ51a,51b,51cの回転に応
じて軸方向に移動する。ねじ51a,51b,51c
は、タイミングベルト55a、55b、55cを介し
て、モータ56a,56bで駆動することができる。こ
れにより、巻線の進行にしたがい、図6のような順序で
可動駒50a,50b,50cの位置を制御することが
できる。なお、図4には、線材が順に1、2、3、…11ま
で巻き回された状態が示されており、このとき可動駒5
0a,50b,50cは、同図の位置に配置される。
布に対応できるよう、図4に示すような可動駒50a,
50b,50cを設けている。可動駒50a,50b,
50cは、凹型3に対して左右対象に、また、摺動可能
に取り付けられている。可動駒50a,50b,50c
のそれぞれは、ねじ51a,51b,51cの回転に応
じて軸方向に移動する。ねじ51a,51b,51c
は、タイミングベルト55a、55b、55cを介し
て、モータ56a,56bで駆動することができる。こ
れにより、巻線の進行にしたがい、図6のような順序で
可動駒50a,50b,50cの位置を制御することが
できる。なお、図4には、線材が順に1、2、3、…11ま
で巻き回された状態が示されており、このとき可動駒5
0a,50b,50cは、同図の位置に配置される。
【0035】また、凹型3には、図1および図5に示す
ように、線材案内駒57a,57bが設けられており、
これらは、巻軸に直角な方向に摺動できるように凹型3
に取り付けられている。線材案内駒57a,57bは、
モータ59によって駆動され、前述したフライヤ1の回
転位相角に同期して図中左右に移動する。線材案内駒5
7a,57bのそれぞれには、案内溝が形成されてお
り、図2で示したフリンジ部102、103を巻線する
場合には、ここに線材5を掛けて案内する。なお、線材
案内駒57a,57bは、フリンジ部102、103に
対応して凹型3の上下に設けてある。
ように、線材案内駒57a,57bが設けられており、
これらは、巻軸に直角な方向に摺動できるように凹型3
に取り付けられている。線材案内駒57a,57bは、
モータ59によって駆動され、前述したフライヤ1の回
転位相角に同期して図中左右に移動する。線材案内駒5
7a,57bのそれぞれには、案内溝が形成されてお
り、図2で示したフリンジ部102、103を巻線する
場合には、ここに線材5を掛けて案内する。なお、線材
案内駒57a,57bは、フリンジ部102、103に
対応して凹型3の上下に設けてある。
【0036】図6は、コイルの磁界形成に最も重要な働
きをする、ブラウン管に添った部分(図2のコイルの1
01a部、101b部)の整列巻線のプロセスの説明図
である。図6に示す各構成部品は、図4で説明した通り
である。
きをする、ブラウン管に添った部分(図2のコイルの1
01a部、101b部)の整列巻線のプロセスの説明図
である。図6に示す各構成部品は、図4で説明した通り
である。
【0037】以下、これらの図を用いて本発明に係る整
列巻線の方法を説明する。
列巻線の方法を説明する。
【0038】まず、フライヤ1から供給された線材5の
端部を凹型3の一部に仮止めして巻線の準備をする。こ
の際、隙間4の一方には、スペーサ208を挿入する。
スペーサ208は、駆動源209によって移動させるこ
とができる。
端部を凹型3の一部に仮止めして巻線の準備をする。こ
の際、隙間4の一方には、スペーサ208を挿入する。
スペーサ208は、駆動源209によって移動させるこ
とができる。
【0039】つぎに、フライヤ1を回転させ、凸型2、
凹型3で構成される隙間4に線材5を1〜8の順に巻線す
る。なお、巻線量が図6(a)の状態では、可動駒50
a,50b,50cは、図6の(a)の位置に配置して
おく。また、線材5の隙間4への侵入角度はθ1に設定
されるよう、図1のフライヤ1の角度、および、フライ
ヤユニット全体の位置をサーボモータ35、40で制御
する。これらの動作は全て、フライヤ1の回転位相角を
検出するロータリエンコーダのパルスをもとに制御装置
800で制御する。
凹型3で構成される隙間4に線材5を1〜8の順に巻線す
る。なお、巻線量が図6(a)の状態では、可動駒50
a,50b,50cは、図6の(a)の位置に配置して
おく。また、線材5の隙間4への侵入角度はθ1に設定
されるよう、図1のフライヤ1の角度、および、フライ
ヤユニット全体の位置をサーボモータ35、40で制御
する。これらの動作は全て、フライヤ1の回転位相角を
検出するロータリエンコーダのパルスをもとに制御装置
800で制御する。
【0040】つぎに、可動駒50a,50b,50c
を、図6(b)の状態まで移動させ、既に巻いた5、6、
7、8の巻線の上に9、10、11を巻線する。このとき、線
材5の侵入角はθ1からθ2に変更する。
を、図6(b)の状態まで移動させ、既に巻いた5、6、
7、8の巻線の上に9、10、11を巻線する。このとき、線
材5の侵入角はθ1からθ2に変更する。
【0041】以上のような動作・制御を図6の(c)〜
(f)まで行う。侵入角についてはこれにともなって、
θ3からθ5まで変化する。また、巻線を行う際には、必
要に応じて仕切りピンを差し込んでいく。
(f)まで行う。侵入角についてはこれにともなって、
θ3からθ5まで変化する。また、巻線を行う際には、必
要に応じて仕切りピンを差し込んでいく。
【0042】なお、図2のフリンジ部102、103の
巻線については、線材案内駒57a,57bを用いて行
う。具体的には、これらの線材案内駒で線材5を挟持
し、これを、フライヤ1の回転運動と協調しながら水平
移動させ、線材5を所定の位置に整列させていく。これ
らの動作は全て、フライヤ1の回転角に同期したプログ
ラム制御によって行われる。
巻線については、線材案内駒57a,57bを用いて行
う。具体的には、これらの線材案内駒で線材5を挟持
し、これを、フライヤ1の回転運動と協調しながら水平
移動させ、線材5を所定の位置に整列させていく。これ
らの動作は全て、フライヤ1の回転角に同期したプログ
ラム制御によって行われる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、異
型コイルの巻線を行う際に、磁界を形成する部分の線材
を所定の位置に整列させることができので、設計で計画
した通りのコイルを生産することができる。
型コイルの巻線を行う際に、磁界を形成する部分の線材
を所定の位置に整列させることができので、設計で計画
した通りのコイルを生産することができる。
【図1】本発明に係る巻線装置の一実施例の構成図。
【図2】本発明に係る巻線装置が対象とする異型コイル
の一例である偏向ヨーク用コイルの斜視図。
の一例である偏向ヨーク用コイルの斜視図。
【図3】ブラウン管に取り付けた状態にある図2の異型
コイルの一部示した説明図。
コイルの一部示した説明図。
【図4】図1の凹型に設けた複数の可動駒の構成図。
【図5】図1の巻線装置を上方から見た場合の構成図。
【図6】図4の可動駒の位置と、巻線との関係を示した
説明図。
説明図。
【図7】従来の巻線装置の一例を示した斜視図。
1…フライヤ、 2…凸型、 3…凹型、 4…隙間、
5…線材、 6…孔、 7a〜7d…ローラ、 8
a、8b、15a、15b…ベアリング、 9…ベー
ス、 10…支持体、 11…歯車、 12…ピニオ
ン、 13、39…ブラケット、 14、35、40、
56a、56b、59…モータ、 16、20…軸、
21…フライヤ軸、 22…スプライン部、 23…中
空軸、 24、26…ピン、 25…リンク、 27…
溝カム、 28…カムフォロア、 29、30、62…
テーブル、 31、36…ナット、 32、37…ボー
ルねじ、33、38…カップリング、 34…ブラケッ
ト、 50a、50b、50c…可動駒、 51a、5
1b、51c…ねじ、 55a、55b、55c…タイ
ミングベルト、 57a、57b…線材案内駒、 6
0、63…ブロック、 61…支柱、 64…スライ
ダ、 800…制御装置
5…線材、 6…孔、 7a〜7d…ローラ、 8
a、8b、15a、15b…ベアリング、 9…ベー
ス、 10…支持体、 11…歯車、 12…ピニオ
ン、 13、39…ブラケット、 14、35、40、
56a、56b、59…モータ、 16、20…軸、
21…フライヤ軸、 22…スプライン部、 23…中
空軸、 24、26…ピン、 25…リンク、 27…
溝カム、 28…カムフォロア、 29、30、62…
テーブル、 31、36…ナット、 32、37…ボー
ルねじ、33、38…カップリング、 34…ブラケッ
ト、 50a、50b、50c…可動駒、 51a、5
1b、51c…ねじ、 55a、55b、55c…タイ
ミングベルト、 57a、57b…線材案内駒、 6
0、63…ブロック、 61…支柱、 64…スライ
ダ、 800…制御装置
フロントページの続き (72)発明者 太田 隆司 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 堀内 立夫 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 細谷 直樹 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 ▲吉▼田 真也 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所電子デバイス事業部内 (72)発明者 浦 貢 岩手県水沢市真城字北野1番地 株式会社 日立水沢エレクトロニクス内
Claims (5)
- 【請求項1】異型コイルの巻線装置において、 線材が巻き回される空間を形成するために組み合わされ
た凸型および凹型と、 前記空間に前記線材を繰り出すフライヤと、 前記フライヤを前記組み合わされた凸型および凹型の周
りで回転させるとともに、当該回転の回転軸と平行な面
内で前記フライヤを揺動し、前記空間に侵入する線材の
侵入角度を設定する機構とを備えることを特徴とする異
形コイルの巻線装置。 - 【請求項2】請求項1において、 前記空間の形状を設定するための複数の可動駒と、 これらの可動駒の位置を制御し、前記異形コイルの線材
の分布を設定する機構とをさらに備えることを特徴とす
る異形コイルの巻線装置。 - 【請求項3】請求項1または2において、 前記凸型および前記凹型の少なくとも一方には、予め定
めた方向に移動可能な案内部が設けられ、 前記案内部は、繰り出された線材を前記予め定めた方向
に案内することを特徴とする異形コイルの巻線装置。 - 【請求項4】請求項1、2または3において、 前記異形コイルは、2つのフリンジ部を有する鞍型コイ
ルであることを特徴とする異形コイルの巻線装置。 - 【請求項5】凸型および凹型によって形成された、異形
コイルを成形するための空間に線材を巻すための異型コ
イルの巻線方法において、 前記線材が繰り出される供給口を、前記凸型および凹型
の周囲で回転させるとともに、当該回転の回転軸と平行
な面内で前記供給口を揺動し、前記空間に侵入する線材
の侵入角度を設定することを特徴とする異形コイルの巻
線方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7107408A JPH08306569A (ja) | 1995-05-01 | 1995-05-01 | 異形コイルの巻線方法および巻線装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7107408A JPH08306569A (ja) | 1995-05-01 | 1995-05-01 | 異形コイルの巻線方法および巻線装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08306569A true JPH08306569A (ja) | 1996-11-22 |
Family
ID=14458399
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7107408A Pending JPH08306569A (ja) | 1995-05-01 | 1995-05-01 | 異形コイルの巻線方法および巻線装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08306569A (ja) |
-
1995
- 1995-05-01 JP JP7107408A patent/JPH08306569A/ja active Pending
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