JPH08321602A - Mis半導体装置およびその制御方法 - Google Patents
Mis半導体装置およびその制御方法Info
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- JPH08321602A JPH08321602A JP12694795A JP12694795A JPH08321602A JP H08321602 A JPH08321602 A JP H08321602A JP 12694795 A JP12694795 A JP 12694795A JP 12694795 A JP12694795 A JP 12694795A JP H08321602 A JPH08321602 A JP H08321602A
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- Japan
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- gate electrode
- gate
- oxide film
- switching
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- Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】絶縁ゲート型電界効果トランジスタにおいて、
高速スイッチング特性および低オン抵抗特性の両特性を
同時に実現する。 【構成】MOSFETのゲート電極を、絶縁膜を挟んだ
二層のゲート電極27と26を重合わせた構造のゲート
電極とし、その二つのゲート電極を使い分け、ターンオ
ン、ターンオフ時のスイッチング用のゲート電極27と
オン状態用のゲート電極26とする。ゲート電極とシリ
コン基板間のミラー容量の小さなゲート電極27を使え
ばスイッチング速度が速く、ゲート酸化膜厚が薄いゲー
ト電極26を使えば定常状態のオン抵抗が小さくなる。
そして、ターンオン時には、ゲート電極27にゲート信
号33を与えてオンした後にゲート電極26にゲート信
号34を与え、逆にターンオフ時には、先ずゲート電極
26のゲート信号34をオフしたのち、ゲート電極27
のゲート信号33をオフする。
高速スイッチング特性および低オン抵抗特性の両特性を
同時に実現する。 【構成】MOSFETのゲート電極を、絶縁膜を挟んだ
二層のゲート電極27と26を重合わせた構造のゲート
電極とし、その二つのゲート電極を使い分け、ターンオ
ン、ターンオフ時のスイッチング用のゲート電極27と
オン状態用のゲート電極26とする。ゲート電極とシリ
コン基板間のミラー容量の小さなゲート電極27を使え
ばスイッチング速度が速く、ゲート酸化膜厚が薄いゲー
ト電極26を使えば定常状態のオン抵抗が小さくなる。
そして、ターンオン時には、ゲート電極27にゲート信
号33を与えてオンした後にゲート電極26にゲート信
号34を与え、逆にターンオフ時には、先ずゲート電極
26のゲート信号34をオフしたのち、ゲート電極27
のゲート信号33をオフする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、金属−絶縁膜−半導
体構造のゲートを有し、スイッチング動作を行う半導体
装置(以下MIS半導体装置と略す)に関する。
体構造のゲートを有し、スイッチング動作を行う半導体
装置(以下MIS半導体装置と略す)に関する。
【0002】
【従来の技術】MIS半導体装置の一種であるMOSF
ET(金属−酸化膜−半導体構造のゲートをもつ電界効
果トランジスタ)の部分断面図を図2(a)に示す。M
OSFETは、図に示した電流のオン・オフを行う活性
部分の他に、主に周縁部分に耐圧を担う部分があるが、
本発明の本質にかかわる部分ではないので省略する。
ET(金属−酸化膜−半導体構造のゲートをもつ電界効
果トランジスタ)の部分断面図を図2(a)に示す。M
OSFETは、図に示した電流のオン・オフを行う活性
部分の他に、主に周縁部分に耐圧を担う部分があるが、
本発明の本質にかかわる部分ではないので省略する。
【0003】図において、低抵抗のn型サブストレート
1上にエピタキシャル成長したnドリフト層2がありそ
の表面層に、選択的にp型の不純物の導入によりpベー
ス領域3が形成されている。そのpベース領域3の表面
層の一部にnソース領域4が形成され、隣接する二つの
pベース領域3内のnソース領域4に挟まれたpベース
領域3およびnドリフト層2の表面露出部上にゲート酸
化膜5を介して多結晶シリコンからなるゲート電極6が
形成されている。そして、nソース領域4とpベース領
域3の表面に共通に接触するソース電極8が設けられ、
n型サブストレート1の裏面にはAl合金の烝着により
ドレイン電極9が設けられている。図のようにゲート電
極6の上部および側部を絶縁膜10で覆って、ソース電
極8を延長することもできる。
1上にエピタキシャル成長したnドリフト層2がありそ
の表面層に、選択的にp型の不純物の導入によりpベー
ス領域3が形成されている。そのpベース領域3の表面
層の一部にnソース領域4が形成され、隣接する二つの
pベース領域3内のnソース領域4に挟まれたpベース
領域3およびnドリフト層2の表面露出部上にゲート酸
化膜5を介して多結晶シリコンからなるゲート電極6が
形成されている。そして、nソース領域4とpベース領
域3の表面に共通に接触するソース電極8が設けられ、
n型サブストレート1の裏面にはAl合金の烝着により
ドレイン電極9が設けられている。図のようにゲート電
極6の上部および側部を絶縁膜10で覆って、ソース電
極8を延長することもできる。
【0004】このMOSFETの動作を次に説明する。
ソース電極8を接地し、ドレイン電極9に正電位を与え
て、ゲート電極6にある電圧以上の電位を与えると、ゲ
ート電極6の直下のpベース領域3の表面層に反転層
(一部は蓄積層)11が誘起される。そしてその反転層
11を通じてドレイン電極9とソース電極8間が導通
し、電流が流れることになる。ゲート電極6の正電位を
取り去れば、反転層11は消滅し、電流は止まる。この
ように、従来は単一のゲート電極でMOSFETのオン
・オフ動作の制御を行っていた。
ソース電極8を接地し、ドレイン電極9に正電位を与え
て、ゲート電極6にある電圧以上の電位を与えると、ゲ
ート電極6の直下のpベース領域3の表面層に反転層
(一部は蓄積層)11が誘起される。そしてその反転層
11を通じてドレイン電極9とソース電極8間が導通
し、電流が流れることになる。ゲート電極6の正電位を
取り去れば、反転層11は消滅し、電流は止まる。この
ように、従来は単一のゲート電極でMOSFETのオン
・オフ動作の制御を行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図2(b)に図2
(a)のゲート電極6近傍の拡大図を示す。従来のMO
SFETにおいてそのターンオン、ターンオフ時のスイ
ッチング速度は、図2(b)に示す、ゲート電極とシリ
コン基板との間のミラー容量Cmiの大きさによって決
まる。図3に、このスイッチング時間とゲート酸化膜の
膜厚との関係を示す。横軸はゲート酸化膜の厚さ、縦軸
はスイッチング時間であり、ゲート酸化膜厚が100n
mの素子を標準とした相対値で示してある。この図に見
られるように、ゲート酸化膜が厚くなるほど、スイッチ
ング時間は短く、すなわちスイッチング速度は速くなっ
ている。この理由は、ゲート酸化膜が厚くなるほど、ミ
ラー容量Cmiが小さくなるためと考えられる。
(a)のゲート電極6近傍の拡大図を示す。従来のMO
SFETにおいてそのターンオン、ターンオフ時のスイ
ッチング速度は、図2(b)に示す、ゲート電極とシリ
コン基板との間のミラー容量Cmiの大きさによって決
まる。図3に、このスイッチング時間とゲート酸化膜の
膜厚との関係を示す。横軸はゲート酸化膜の厚さ、縦軸
はスイッチング時間であり、ゲート酸化膜厚が100n
mの素子を標準とした相対値で示してある。この図に見
られるように、ゲート酸化膜が厚くなるほど、スイッチ
ング時間は短く、すなわちスイッチング速度は速くなっ
ている。この理由は、ゲート酸化膜が厚くなるほど、ミ
ラー容量Cmiが小さくなるためと考えられる。
【0006】一方、MOSFETのオン状態時のオン抵
抗は主に図2(b)に示す反転層11の電荷量によって
決まるが、その電荷量はゲート酸化膜の厚さに依存して
いる。図3に、そのオン抵抗とゲート酸化膜の膜厚との
関係も示す。縦軸は、オン抵抗であり、やはりゲート酸
化膜厚が100nmの素子を標準とした相対値で示して
ある。この図に見られるように、ゲート酸化膜が厚くな
るほど、オン抵抗は大きくなっている。
抗は主に図2(b)に示す反転層11の電荷量によって
決まるが、その電荷量はゲート酸化膜の厚さに依存して
いる。図3に、そのオン抵抗とゲート酸化膜の膜厚との
関係も示す。縦軸は、オン抵抗であり、やはりゲート酸
化膜厚が100nmの素子を標準とした相対値で示して
ある。この図に見られるように、ゲート酸化膜が厚くな
るほど、オン抵抗は大きくなっている。
【0007】すなわち、スイッチング速度とオン抵抗は
トレードオフの関係にある。従って、従来技術において
は高スイッチング速度でかつ低オン抵抗という二つの特
性を同時に満足することはできなかった。以上の問題に
鑑みて、本発明の目的は、高速スイッチング特性と低オ
ン抵抗特性の両特性を同時に満足するMIS半導体装置
を提供することにある。
トレードオフの関係にある。従って、従来技術において
は高スイッチング速度でかつ低オン抵抗という二つの特
性を同時に満足することはできなかった。以上の問題に
鑑みて、本発明の目的は、高速スイッチング特性と低オ
ン抵抗特性の両特性を同時に満足するMIS半導体装置
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めに、本発明の金属−絶縁膜−半導体構造のゲートを有
するMIS半導体装置は、ゲート電極が絶縁膜を挟んだ
二層の導電膜からなるものとする。特に、絶縁膜が酸化
膜であり、導電膜が多結晶シリコンからなることがよ
い。
めに、本発明の金属−絶縁膜−半導体構造のゲートを有
するMIS半導体装置は、ゲート電極が絶縁膜を挟んだ
二層の導電膜からなるものとする。特に、絶縁膜が酸化
膜であり、導電膜が多結晶シリコンからなることがよ
い。
【0009】また、本発明のMIS半導体装置の制御方
法としては、上層のゲート電極に信号を与えた後に下層
のゲート電極に信号を与え、また、下層のゲート電極の
信号を取り去った後に上層のゲート電極の信号を取り去
るものとする。
法としては、上層のゲート電極に信号を与えた後に下層
のゲート電極に信号を与え、また、下層のゲート電極の
信号を取り去った後に上層のゲート電極の信号を取り去
るものとする。
【0010】
【作用】上記のように、絶縁膜を挟んだ二層の導電膜か
らなるゲート電極を有するMIS半導体装置とすれば、
ターンオン、ターンオフ時およびオン状態の各動作状態
において、それぞれの動作モードに合わせて二層のゲー
ト電極をそれぞれ独立に使い分けることができ、ゲート
電極と半導体基板間のミラー容量Cmiを変えることが
できる。
らなるゲート電極を有するMIS半導体装置とすれば、
ターンオン、ターンオフ時およびオン状態の各動作状態
において、それぞれの動作モードに合わせて二層のゲー
ト電極をそれぞれ独立に使い分けることができ、ゲート
電極と半導体基板間のミラー容量Cmiを変えることが
できる。
【0011】特に、絶縁膜が酸化膜であり、導電膜が多
結晶シリコンであるものとすれば、半導体プロセスで最
も一般な材料であり、製造が容易である。
結晶シリコンであるものとすれば、半導体プロセスで最
も一般な材料であり、製造が容易である。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて説明する。図1は本発明の実施例のMOSFET
の活性部分の部分断面図である。図において、低抵抗の
n型サブストレート21上にエピタキシャル成長したn
ドリフト層22の表面層に、選択的にp型の不純物の導
入によりpベース領域23が形成されている。そのpベ
ース領域23の表面層の一部にnソース領域24が形成
され、隣接する二つのpベース領域23内のnソース領
域24に挟まれたpベース領域23およびnドリフト層
22の表面露出部上にゲート酸化膜25を介して酸化膜
を挟んだ二層の多結晶シリコンからなるゲート電極2
6、27が形成されている。そして、nソース領域24
とpベース領域23の表面に共通に接触するソース電極
28がAl合金の烝着により設けられ、n型サブストレ
ート21の裏面にはAl合金の烝着によりドレイン電極
29が設けられている。図のようにゲート電極27の上
部および側部を絶縁膜30で覆って、ソース電極28を
延長することもできる。なお、ゲート電極26と27と
は互いに独立に制御できるようにする。半導体基板とな
るシリコン基板上にゲート酸化膜25を挟んで構成され
たゲート電極26はオン状態用であり、さらにそのゲー
ト電極26の上に酸化膜を挟んで構成されたゲート電極
27はスイッチング用である。
ついて説明する。図1は本発明の実施例のMOSFET
の活性部分の部分断面図である。図において、低抵抗の
n型サブストレート21上にエピタキシャル成長したn
ドリフト層22の表面層に、選択的にp型の不純物の導
入によりpベース領域23が形成されている。そのpベ
ース領域23の表面層の一部にnソース領域24が形成
され、隣接する二つのpベース領域23内のnソース領
域24に挟まれたpベース領域23およびnドリフト層
22の表面露出部上にゲート酸化膜25を介して酸化膜
を挟んだ二層の多結晶シリコンからなるゲート電極2
6、27が形成されている。そして、nソース領域24
とpベース領域23の表面に共通に接触するソース電極
28がAl合金の烝着により設けられ、n型サブストレ
ート21の裏面にはAl合金の烝着によりドレイン電極
29が設けられている。図のようにゲート電極27の上
部および側部を絶縁膜30で覆って、ソース電極28を
延長することもできる。なお、ゲート電極26と27と
は互いに独立に制御できるようにする。半導体基板とな
るシリコン基板上にゲート酸化膜25を挟んで構成され
たゲート電極26はオン状態用であり、さらにそのゲー
ト電極26の上に酸化膜を挟んで構成されたゲート電極
27はスイッチング用である。
【0013】この構成においてそれぞれのゲート酸化膜
厚は、次のような厚さを設定する。オン状態用のゲート
電極26の下の酸化膜厚は、従来構造の酸化膜厚さ、例
えば100nmより薄くなるように、80nmとする。
スイッチング用のゲート電極27の下の酸化膜厚は、オ
ン状態用のゲート電極26の下の酸化膜厚にゲート電極
26とゲート電極27の間の酸化膜厚を加算した値が、
従来構造の酸化膜厚さより厚くなるように例えば120
nmとする。
厚は、次のような厚さを設定する。オン状態用のゲート
電極26の下の酸化膜厚は、従来構造の酸化膜厚さ、例
えば100nmより薄くなるように、80nmとする。
スイッチング用のゲート電極27の下の酸化膜厚は、オ
ン状態用のゲート電極26の下の酸化膜厚にゲート電極
26とゲート電極27の間の酸化膜厚を加算した値が、
従来構造の酸化膜厚さより厚くなるように例えば120
nmとする。
【0014】このMOSFETの動作を次に説明する。
上のような状態において、図4に示すようなゲート信号
33、34をそれぞれのゲート電極に印加する。図1
(b)に図1(a)のゲート電極26、27近傍の拡大
図を示した。 ターンオン過程においては、ソース電極28を接地
し、ドレイン電極29に正電位を与えて、図1(b)に
示すスイッチング用のゲート電極27に電圧信号33を
印加する。この時、オン状態用のゲート電極26はオー
プン状態とする。すると、ゲート電極27の直下のpベ
ース領域23の表面層に反転層(一部は蓄積層)31が
誘起される。そしてその反転層31を通じてドレイン電
極29とソース電極28間が導通し、電流が流れる。ス
イッチング用のゲート電極27の下のゲート酸化膜は、
オン状態用のゲート電極26の下のゲート酸化膜25
(厚さ80nm)にゲート電極26とゲート電極27の
間の酸化膜(厚さ40nm)を加算した厚さとなり、ミ
ラー容量Cmi2 は小さいため、スイッチング時間は、
約0.9倍と短くなり、すなわちスイッチング速度は、
その分だけ速くなる。図4に示すように、スイッチング
用の電圧信号として、初期に大きな電圧を与える方法
は、スイッチングを速めるために通常行われている方法
である。
上のような状態において、図4に示すようなゲート信号
33、34をそれぞれのゲート電極に印加する。図1
(b)に図1(a)のゲート電極26、27近傍の拡大
図を示した。 ターンオン過程においては、ソース電極28を接地
し、ドレイン電極29に正電位を与えて、図1(b)に
示すスイッチング用のゲート電極27に電圧信号33を
印加する。この時、オン状態用のゲート電極26はオー
プン状態とする。すると、ゲート電極27の直下のpベ
ース領域23の表面層に反転層(一部は蓄積層)31が
誘起される。そしてその反転層31を通じてドレイン電
極29とソース電極28間が導通し、電流が流れる。ス
イッチング用のゲート電極27の下のゲート酸化膜は、
オン状態用のゲート電極26の下のゲート酸化膜25
(厚さ80nm)にゲート電極26とゲート電極27の
間の酸化膜(厚さ40nm)を加算した厚さとなり、ミ
ラー容量Cmi2 は小さいため、スイッチング時間は、
約0.9倍と短くなり、すなわちスイッチング速度は、
その分だけ速くなる。図4に示すように、スイッチング
用の電圧信号として、初期に大きな電圧を与える方法
は、スイッチングを速めるために通常行われている方法
である。
【0015】続いて、オン状態においては、図1
(b)に示すオン状態用のゲート電極26に電圧信号3
4を印加する。この時、スイッチング用のゲート電極2
7は、オン状態用のゲート電極26と短絡してもよい。
オン状態用のゲート電極26の下のゲート酸化膜25の
厚さ(80nm)は薄いため、誘起される反転層31の
電荷数が多く、強度に反転されることとなるため、オン
抵抗は従来より10%以上低くなる。このとき、ゲート
電極26とシリコン基板間のミラー容量Cmi1 は大き
いが、定常状態であるので問題にはならない。
(b)に示すオン状態用のゲート電極26に電圧信号3
4を印加する。この時、スイッチング用のゲート電極2
7は、オン状態用のゲート電極26と短絡してもよい。
オン状態用のゲート電極26の下のゲート酸化膜25の
厚さ(80nm)は薄いため、誘起される反転層31の
電荷数が多く、強度に反転されることとなるため、オン
抵抗は従来より10%以上低くなる。このとき、ゲート
電極26とシリコン基板間のミラー容量Cmi1 は大き
いが、定常状態であるので問題にはならない。
【0016】ターンオフ過程においては、図1(b)
に示すオン状態用のゲート電極26へのゲート信号34
をまずオフにし、次にスイッチング用のゲート電極27
の電圧信号33をしきい値以下にする。このとき、と
同様にゲート電極27の下の酸化膜のミラー容量Cmi
2 は小さいため、スイッチング速度は速くなる。このよ
うに、ターンオン、ターンオフ動作時は、ゲート酸化膜
の厚い方のゲート電極を使用し、オン状態時は、ゲート
酸化膜が薄い方のゲート電極を使用する。従来単一のゲ
ート電極であったものを、二つの電極を二重に重ね合わ
せた構成のゲート電極とし、ターンオン、ターンオフ時
のスイッチング素子動作時とオン状態時とでゲート電極
を使い分けることによって、高速スイッチング特性と低
オン抵抗特性とを同時に満足するMOSFETが実現さ
れる。
に示すオン状態用のゲート電極26へのゲート信号34
をまずオフにし、次にスイッチング用のゲート電極27
の電圧信号33をしきい値以下にする。このとき、と
同様にゲート電極27の下の酸化膜のミラー容量Cmi
2 は小さいため、スイッチング速度は速くなる。このよ
うに、ターンオン、ターンオフ動作時は、ゲート酸化膜
の厚い方のゲート電極を使用し、オン状態時は、ゲート
酸化膜が薄い方のゲート電極を使用する。従来単一のゲ
ート電極であったものを、二つの電極を二重に重ね合わ
せた構成のゲート電極とし、ターンオン、ターンオフ時
のスイッチング素子動作時とオン状態時とでゲート電極
を使い分けることによって、高速スイッチング特性と低
オン抵抗特性とを同時に満足するMOSFETが実現さ
れる。
【0017】実施例として、MOSFETをとり上げて
説明したが、本発明はMOSFETのみに限定されるも
のではなく、IGBTと呼ばれるMOSゲートをもつバ
イポーラトランジスタ、MOS型のゲートを有するMO
S制御サイリスタ(MCT)などにも適用できる。更
に、絶縁膜は酸化膜に限らないので、いわゆるMIS半
導体装置一般に適用されるものである。
説明したが、本発明はMOSFETのみに限定されるも
のではなく、IGBTと呼ばれるMOSゲートをもつバ
イポーラトランジスタ、MOS型のゲートを有するMO
S制御サイリスタ(MCT)などにも適用できる。更
に、絶縁膜は酸化膜に限らないので、いわゆるMIS半
導体装置一般に適用されるものである。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のMIS半
導体装置は、二つの電極を二重に重ね合わせた構成のゲ
ート電極とし、ターンオン、ターンオフ時のスイッチン
グ素子動作時とオン状態時とでゲート電極を使い分ける
ことによって、高速スイッチング特性と低オン抵抗特性
とを同時に満足するMIS半導体装置となる。その結
果、半導体装置或いはそれを使用した電力変換装置の損
失を大幅に低減できる。
導体装置は、二つの電極を二重に重ね合わせた構成のゲ
ート電極とし、ターンオン、ターンオフ時のスイッチン
グ素子動作時とオン状態時とでゲート電極を使い分ける
ことによって、高速スイッチング特性と低オン抵抗特性
とを同時に満足するMIS半導体装置となる。その結
果、半導体装置或いはそれを使用した電力変換装置の損
失を大幅に低減できる。
【図1】(a)は本発明の実施例のMOSFETの部分
断面図、(b)はそのゲート電極近傍の拡大図
断面図、(b)はそのゲート電極近傍の拡大図
【図2】(a)は従来のMOSFETの部分断面図、
(b)はそのゲート電極近傍の拡大図
(b)はそのゲート電極近傍の拡大図
【図3】スイッチング時間および反転層部のオン抵抗の
ゲート酸化膜厚依存性を示す図
ゲート酸化膜厚依存性を示す図
【図4】本発明の実施例のMOSFETを動作させるゲ
ート信号のタイミングチャート
ート信号のタイミングチャート
1、21 n型サブストレート 2、22 nドリフト層 3、23 pベース領域 4、24 nソース領域 5、25 ゲート酸化膜 6 ゲート電極 26 (オン状態用)ゲート電極 27 (スイッチング用)ゲート電極 8、28 ソース電極 9、29 ドレイン電極 10、30 絶縁膜 11、31 反転層 Cmi ミラー容量
Claims (4)
- 【請求項1】金属−絶縁膜−半導体構造のゲートを有す
る半導体装置において、ゲート電極が絶縁膜を挟んだ二
層の導電膜からなることを特徴とするMIS半導体装
置。 - 【請求項2】絶縁膜が酸化膜であり、導電膜が多結晶シ
リコンからなることを特徴とする請求項1に記載のMI
S半導体装置。 - 【請求項3】絶縁膜を挟んだ二層の導電膜からなるゲー
トを有するMIS半導体装置の制御方法において、上層
のゲート電極に信号を与えた後に下層のゲート電極に信
号を与えることを特徴とするMIS半導体装置の制御方
法。 - 【請求項4】下層のゲート電極の信号を取り去った後に
上層のゲート電極の信号を取り去ることを特徴とする請
求項3に記載のMIS半導体装置の制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12694795A JPH08321602A (ja) | 1995-05-26 | 1995-05-26 | Mis半導体装置およびその制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12694795A JPH08321602A (ja) | 1995-05-26 | 1995-05-26 | Mis半導体装置およびその制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08321602A true JPH08321602A (ja) | 1996-12-03 |
Family
ID=14947840
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12694795A Pending JPH08321602A (ja) | 1995-05-26 | 1995-05-26 | Mis半導体装置およびその制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08321602A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006516365A (ja) * | 2003-01-21 | 2006-06-29 | ザ ノース ウエスト ユニヴァーシティ | 高速スイッチング絶縁ゲート型パワー半導体デバイス |
| CN107564814A (zh) * | 2016-06-30 | 2018-01-09 | 株洲中车时代电气股份有限公司 | 一种制作功率半导体的方法 |
| CN113078805A (zh) * | 2020-01-06 | 2021-07-06 | 半导体元件工业有限责任公司 | 形成半导体器件及其电路的方法 |
| CN113809178A (zh) * | 2020-06-12 | 2021-12-17 | 株式会社东芝 | 半导体装置 |
-
1995
- 1995-05-26 JP JP12694795A patent/JPH08321602A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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