JPH08328083A - 一眼レフカメラ用物性シャッタユニット - Google Patents

一眼レフカメラ用物性シャッタユニット

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Publication number
JPH08328083A
JPH08328083A JP7153892A JP15389295A JPH08328083A JP H08328083 A JPH08328083 A JP H08328083A JP 7153892 A JP7153892 A JP 7153892A JP 15389295 A JP15389295 A JP 15389295A JP H08328083 A JPH08328083 A JP H08328083A
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JP
Japan
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physical property
polarizing plate
polarized light
shutter unit
unit
Prior art date
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Application number
JP7153892A
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English (en)
Inventor
Etsuo Tanaka
悦男 田中
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半透過性を有する主ミラーを持った一眼レフ
カメラ用の物性シャッタユニットにおいて、構図決めと
測距が一度にできるようにする。 【構成】 半透過性を有する主ミラーを持った一眼レフ
カメラ用の物性シャッタユニットにおいて、第1直線偏
光板(20)と、第1直線偏光板と直交ニコルに置かれ
た第2直線偏光板(22)と、第1直線偏光板と第2直
線偏光板との間に配置された電気光学素子または磁気光
学素子(21)とで構成された物性シャッタ(25)
と、入射した直線偏光を円偏光または楕円偏光に変換す
る1/4波長板(23)とを具備し、1/4波長板が、
第2直線偏光板と半透過性を有する主ミラーとの中間に
配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一眼レフカメラ用物性
シャッタユニットに関する。本発明による物性シャッタ
ユニットは、著るしく速いシャッタスピードが必要な場
合、あるいはフラッシュ撮影で速いシンクロスピードが
必要な場合に、一眼レフカメラのレンズの先端に装着し
て使用される。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の物性シャッタユニット
が、写真工業誌Vol46 〓5 PAGE63〜67、
1988(1988年5月号)に記載されている。図4
に従来の物性シャッタユニットを装着したAF付一眼レ
フカメラの概略を示す。101は、AF付一眼レフカメ
ラのカメラボディー本体、102はカメラボディー本体
101に装着されたレンズ鏡筒、126はレンズ鏡筒1
02の先端に取付られた物性シャッタユニットである。
【0003】120は第1の直線偏光板、122は第2
の直線偏光板で、第1直線偏光板120とは偏光軸が直
交ニコルとなるように配置されている。121は第1直
線偏光板120と第2直線偏光板122の間に配置され
た電気光学効果を有する物質の1種であるPLZTであ
る。これらの第1直線偏光板120、PLZT121、
および第2直線偏光板122でPLZTシャッタ125
を構成している。
【0004】124は、シャッタ保持部材で、PLZT
シャッタ125をレンズ鏡筒102の先端に保持する役
割をしている。これらkPLZTシャッタ125とシャ
ッタ保持部材124で、物性シャッタユニット126を
構成している。
【0005】127はPLZT121に所定の電圧を印
加するための電源であり、128はスイッチである。ス
イッチ128がOFFして、PLZT121に電圧が印
加されていない時には、第1直線偏光板120を透過し
た直線偏光は、PLZT121をそのまま通り抜けて、
第1直線偏光板120と直交ニコルに置かれた第2直線
偏光板122で遮られて暗視野状態となり、物性シャッ
タユニット126は、閉勢されていることになる。
【0006】スイッチ128がONして、PLZT12
1に所定の電圧が印加されている時には、第1直線偏光
板120を透過した直線偏光は、PLZT121を通過
するとき、その振動面が90度旋回して、第1直線偏光
板120とは直交ニコルをなす第2直線偏光板122を
透過して、明視野状態となり、物性シャッタユニット1
26は開勢される。
【0007】103はレンズ鏡筒102内部の撮影レン
ズ、105は半透過性を有する主ミラーで、その反射光
は直線偏光成分を少量含む部分偏光で、焦点板兼コンデ
ンサレンズ107、ペンタプリズム108、接眼レンズ
109を経由して、ファインダー接眼部110へ導かれ
る。また半透過性を有する主ミラー105の透過光は直
線偏光成分を多く含む部分偏光で、サブミラー106に
反射されて測距部115に導かれる。
【0008】116はAF駆動部で、測距部115から
の信号を受けてカップリング部117を回転させ、伝達
部118を経由して、撮影レンズの駆動力をレンズ駆動
部104に伝達する。レンズ駆動部104は、撮影レン
ズ103を光軸〓と平行な方向に移動させて撮影像をフ
ィルム114上に結像させるようになっている。113
はメカシャッタであり、113aは第1遮光部材であっ
て、展張されて画面を覆い、113c部に折り畳まれて
画面を開く。113bは第2遮光部材で、第1遮光部材
が折り畳まれて画面を開いた後、113bが展張されて
画面を覆うようになっている。〓以上のように、従来公
知の技術では、PLZT121に所定の電圧を印加する
か否かによって、光を透過したり遮ったりする電気光学
効果を利用した物性シャッタユニット126が、第1直
線偏光板120とPLZT121と第2直線偏光板12
2とシャッタ保持部124で構成されている。このよう
な電気光学効果を利用した物性シャッタユニットは、直
線偏光板を利用しているためにその透過光は直線偏光と
なる性質を持っていた。
【0009】従来技術の物性シャッタユニット126は
次のようにして使用する。
【0010】まず始めに物性シャッタユニット126を
撮影レンズ103の撮影光路外へ退避させる。例えばレ
ンズ鏡筒102から取り外す。次にファインダー接眼部
110から構図決めを行ない、図示せぬカメラ本体の操
作部材(例えばシャッタ釦)を操作して、測距部115
で被写体までの距離を測距する。さらにAF駆動部11
6を作動させ、カップリング部117および伝達部11
8を経由してレンズ駆動部104に動力を伝達する。レ
ンズ駆動部104は、撮影レンズ103を動かして合焦
させる。この合焦状態を撮影終了までホールドする。
【0011】その後物性シャッタユニット126を図4
のようにレンズ鏡筒102の先端に再び取り付ける。こ
の時物性シャッタユニット126は、スイッチ128を
OFFにして閉勢状態にしておく。
【0012】さらに半透過性を有する主ミラー105と
サブミラー106を図4の破線で示す撮影光路外に退避
させ、メカシャッタ113の第1遮光部材113aを1
13cの部分に、折り畳んで画面を開く。この時フィル
ム114はまだ露光されていない。
【0013】次にスイッチ128を所定の時間だけON
にしてPLZT121に所定の電圧を印加し、物性シャ
ッタユニット126を開勢状態にして撮影光を透過さ
せ、フィルム114に露光を与える。露光後はスイッチ
128をOFFにして物性シャッタユニット126を閉
勢し、撮影光を遮えぎる。
【0014】その後メカシャッタ113の第2遮光部材
113bを展張して画面を閉じると共に、半透過性を有
する主ミラー105およびサブミラー106を図4の実
線の位置に復帰させて1回の撮影を終了する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来技術
では、撮影毎あるいは測距毎に物性シャッタユニット1
26を鏡筒102に取り外し、取り付けを行なわなけれ
ばならず、その使用法は甚だやっかいであった。
【0016】これを解決する方法としては、物性シャッ
タユニット126を鏡筒102に取り付けたままでスイ
ッチ128をONにして、物性シャッタユニットを開勢
状態にしたままで、測距と構図決めができれば良いよう
に思われる。しかしこの方法は、以下のような理由で、
従来技術を用いた物性シャッタユニット126用いたの
では、難しい。
【0017】図4で半透過性を有する主ミラー105を
透過して測距部115へ向かう光は、物性シャッタユニ
ット126を付けない場合でも多くの直線偏光成分を持
った部分偏光である。従って半透過性を有する主ミラー
105は、反射特性と透過特性を併せ持ち、一部で直線
偏光を作り出す直線偏光板の作用を持っていることにな
る。
【0018】一方、従来技術の物性シャッタユニット1
26を透過して来る光は、前記したように直線偏光であ
る。物性シャッタユニット126内の第2直線偏光板1
22を通過する偏光の振動面と半透過性を有する主ミラ
ー105を透過する光の振動面が合っていないと、半透
過性を有する主ミラー105を透過する光はほとんど無
くなってしまい、測距部115には、ほとんど光が届か
なくなってしまう。従って、測距不能な状態に陥ってし
まう。仮に第2直線偏光板122と半透過性を有する主
ミラー105を透過する光の振動面が合っていたとして
も、今度は、半透過性を有する主ミラーで反射される光
が少なくなってしまい、ファインダー接眼部110から
観察される被写体像が暗くなってしまい、構図決めがで
きなくなってしまう。
【0019】いずれにしても従来技術のように第1直線
偏光板120とこれと直交ニコルをなす第2直線偏光板
122と、それらの間にはさまれたPLZT121とで
構成されたPLZTシャッタ125だけを有する物性シ
ャッタユニット126を用いたのでは、測距と構図決め
が一度にできず問題であった。
【0020】以上のように、撮影毎あるいは測距毎に物
性シャッタユニット126を取り外し取り付けを行なわ
ねばならず取扱いがめんどうな点と、測距と構図決めが
一度にできない点が、従来技術の物性シャッタユニット
で問題となる所であった。
【0021】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
もので、半透過性を有する主ミラーを持った一眼レフカ
メラ用の物性シャッタユニットにおいて、構図決めと測
距が一度にできるようにすることを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の一眼レフカメラ用物性シャッタユニット
は、半透過性を有する主ミラーを持った一眼レフカメラ
用の物性シャッタユニットにおいて、第1直線偏光板
(20)と、第1直線偏光板と直交ニコルに置かれた第
2直線偏光板(22)と、第1直線偏光板と第2直線偏
光板との間に配置された電気光学素子または磁気光学素
子(21)とで構成された物性シャッタ(25)と、入
射した直線偏光を円偏光または楕円偏光に変換する1/
4波長板(23)とを具備し、1/4波長板が、第2直
線偏光板と半透過性を有する主ミラーとの中間に配置さ
れている。
【0023】
【作用】上記構成の一眼レフカメラ用物性シャッタユニ
ットにおいては、第2直線偏光板の背後に1/4波長板
を配置したので、電気光学素子に電圧が印加、または磁
気光学素子に電流が通電されて物性シャッタユニットが
開勢したとき、ここから射出してくる光は、直線偏光で
はなく円偏光あるいは円偏光に近い楕円偏光になる。
【0024】従って、半透過性を有する主ミラーには、
直線偏光ではなく円偏光あるいは円偏光に近い楕円偏光
が入射して、ファインダー接眼部へ向う光と測距部へ向
う光がそれぞれ応分に分けられ、構図決めにも測距にも
充分な光量が分配されて、構図決めと測距が一度にでき
る。よって従来技術であったような撮影毎や測距毎に物
性シャッタユニットを取り外して、また取り付けする必
要がなくなり、物性シャッタユニットを取り付けたまま
で撮影を続けることができる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0026】図1は、本発明による一眼レフカメラ用物
性シャッタユニットの一実施例を示す断面図である。
【0027】図1において、AF付一眼レフカメラのカ
メラボディー本体1に、レンズ鏡筒2を取り付け、さら
にレンズ鏡筒2の先端に本発明の物性シャッタユニット
26が装着されている。20は第1直線偏光板であり、
22は第1直線偏光板に対して直交ニコルに置かれた第
2直線偏光板である。第1直線偏光板20の偏光軸と第
2直線偏光板22の偏光軸の向きは、互に90度ずれて
いる。
【0028】21は、第1直線偏光板20と第2直線偏
光板22とにはさまれて配置された電気光学効果を有す
る物質で作られた電気光学素子で、電極21aを有して
いる。本実施例では、電気光学効果を有する物質として
PLZTを使用しているので21はPLZT素子であ
る。以上の第1直線偏光板20と電気光学素子21と第
2直線偏光板22によって、電気光学効果利用のシャッ
タ25が構成されている。本実施例の場合に、21はP
LZTなので、25はPLZTシャッタである。
【0029】電気光学効果を有する物質21としては、
PLZTの他にニオブ酸リチューム(LiNbO3)の
結晶、タンタル酸リチューム(LiTaO3)の結晶、
KDP(KH2PO4)の結晶、あるいはニオブ酸カリ
ウムとタンタル酸カリウムの混晶(KTa0.65Nb0.35
3)などがあり、これらを用いて電気光学効果利用の
シャッタ25を構成しても良い。
【0030】23は、電気光学効果利用のシャッタ25
の第2直線偏光板22の背後に配置された1/4波長板
である。24は、光線が入射する側から第1直線偏光板
20、電気光学素子21、第2直線偏光板22、1/4
波長板23の順に保持する保持部材である。1/4波長
板23に近い側の端部には、レンズ鏡筒2の先端部に設
けられたフィルターネジあるいはバヨネット等の締結手
段2dと結合するための結合部24bを有している。
【0031】以上のように、本発明の物性シャッタユニ
ット26は、電気光学効果利用のシャッタ25(PLZ
Tシャッタ25)と、その背後に配置された1/4波長
板23と、これらを保持する保持部材24とによって構
成されている。
【0032】物性シャッタユニット26の保持部材24
には、レンズ鏡筒2との結合部近傍に設けられ、レンズ
鏡筒2側の接点2bと接触して、PLZTシャッタ25
に電源27からの電圧を受給する接点24aが設けられ
ている。これらの接点は、図1では2箇所しか示されて
いないが、電圧の受給の他にカメラのシーケンスやPL
ZTシャッタの開閉制御等のための電気信号を授受する
ための信号接点が、接点24aや接点2bと同様に、物
性シャッタユニット26とレンズ鏡筒2の端部の周囲に
複数個設けられている。
【0033】上記と同様に、レンズ鏡筒2とカメラボデ
ィー本体1のレンズマウント2cおよび1bのまわりに
も、レンズ鏡筒2側の接点2aとカメラボディー本体1
側の接点1aが接触可能なように多数設けられ、PLZ
Tシャッタ25への電圧の供給やカメラのシーケンス信
号およびPLZTシャッタ25の開閉制御のための電気
信号の授受が行なえるようになっている。
【0034】27は、PLZTシャッタ25を含む物性
シャッタユニット26の電源で、28はスイッチであ
る。以後、PLZTシャッタ25の開閉を物性シャッタ
ユニットの透過あるいは非透過と呼ぶことにする。
【0035】29は、カメラのシーケンスと物性シャッ
タユニットの透過非透過状態の整合をとる制御部であ
る。19はシャッタ釦、30は半押タイマーである。半
押タイマー30は、シャッタ釦19を半押の状態から指
を離しても、カメラ本体が一定時間半押の状態を持続す
る。
【0036】図1では、これらの電源27、スイッチ2
8、制御部29、半押タイマー30、およびシャッタ釦
19が、カメラボディー本体1の外側に描かれている
が、本来はカメラボディー本体1の内部に収納されて、
接点1a、2a、2b、および24aを介して、物性シ
ャッタユニット26を駆動制御している。また、レンズ
鏡筒の接点を介さないで外付コードでカメラボディー本
体1と物性シャッタユニット26を繋いで駆動制御して
も良い。さらに、電源27とスイッチ28を物性シャッ
タユニット26側に設け、これらの制御信号のみをレン
ズ鏡筒の接点を介してカメラボディー本体1から物性シ
ャッタユニット26に伝えるようにしても良い。更にま
た、制御部29および半押タイマー30をも物性シャッ
タユニット側に設け、カメラボディーのシーケンス信号
のみを物性シャッタユニット26に伝えるようにしても
良い。
【0037】図2は、本発明物性シャッタユニット26
の原理を示したものである。Aは、あらゆる方向に振動
面を持つ自然光を発する光源で、ここでは被写体光を意
味する。被写体光Aは、y軸と時計まわりに45度傾い
た偏光軸を持つ第1偏光板20を通過する。第1偏光板
20を透過した光は、Bの区間でy軸と時計まわりに4
5度の傾きを持つ面内で振動する直線偏光となる。21
はPLZT素子で、くし歯状の電極21aが設けられて
おり、スイッチ28が破線で示すようにONして電源2
7から電極21aに所定の電圧が印加されたとき、B区
間を伝わって来た直線偏光はPLZT素子21通り抜け
ることで、電気光学効果によりその振動面を90度旋回
させられ、y軸と反時計方向に45度傾いた面内で振動
する直線偏光となり、区間Cを伝わって行く。
【0038】22は第2直線偏光板で、区間Cを伝わっ
てくる直線偏光の振動面と同じ、y軸に対して反時計方
向に45度傾いた方向の偏光軸を持っており、区間Cを
伝わって来た直線偏光をそのまま透過し、区間Dに進ま
せる。23は、1/4波長板で、x軸とy軸方向に偏光
軸を持っている。すなわち、第2直線偏光板22の偏光
軸とは互に45度の傾きの方向に偏光軸を持っている。
そしてx軸と平行な面の成分の振動波の位相をπ/2だ
け進める作用をする。区間Dから入射した直線偏光は、
1/4波長板23を通過すると円偏光となる。すなわち
区間Eを進行する光は円偏光である。
【0039】1/4波長板23は、x軸と平行な面の成
分の振動波の位相をπ/2だけ進めると述べたが、実際
にはすべての波長の光についてπ/2だけ進めるのでは
なく、所定の波長の光だけ位相をπ/2だけ進める。そ
の波長の近傍の光は、π/2に合前後した量だけ位相を
進める働きがある。そこで所定の波長が可視光の中心付
近になるように、1/4波長板23を作れば、区間Dか
ら1/4波長板23に入射する直線偏光は可視光全域に
わたって、円偏光か円偏光に近い楕円偏光になって区間
Eへ射出して行く。
【0040】すなわちスイッチ28が破線のようにON
しているときは、物性シャッタユニット26は透過状態
になって、光源Aから物性シャッタユニット26へ入射
した自然光は、円偏光または円偏光に近い楕円偏光にな
って区間Eへ射出される。他方、スイッチ28が実線の
ようにOFFの時は、被写体光Aは、第1直線偏光板2
0を通過することによって、第1直線偏光板の偏光軸で
ある、y軸に対して時計方向に45度傾いた面内で振動
する直線偏光となって区間Bを伝播し、PLZT素子2
1に入射する。
【0041】スイッチ28がOFFしているので、PL
ZT素子21に電気光学効果は起きず、区間Bから入射
した直線偏光は、そのままの振動面を保ったままPLZ
T素子21を通過し、区間Cへ伝わり、第2直線偏光板
22へ入射する。第2直線偏光板22は、y軸と反時計
まわりに45度傾いた方向に偏光軸を持っており、第1
直線偏光板20の偏光軸とは90度の角度をなしてい
る。第2直線偏光板22は、第1直線偏光板とは直交ニ
コルに配置されているわけで、第1直線偏光板20を通
過した直線偏光の振動面は、第2直線偏光板22の偏光
軸と90度の角度をなすことになる。そこで区間Cを通
過した直線偏光は、第2直線偏光板22で遮光されて、
区間Dへは伝わらない。物性シャッタユニット26は非
透過状態になる。すなわちスイッチ28がOFFしてい
るときは、被写体光Aは第2直線偏光板22に遮光され
て、物性シャッタユニット26は非透過状態になる。
【0042】以上をまとめると、本発明の物性シャッタ
ユニット26は、スイッチ28がONしているとき透過
状態になって、被写体光Aは物性シャッタユニット26
に入射して、区間Eに円偏光あるいは円偏光に近い楕円
偏光を射出する。他方、スイッチ28がOFFしている
ときには非透過状態になって、物性シャッタユニット2
6に自然光が入射しても区間Eには光は出力しない。
【0043】次に本発明の物性シャッタユニット26を
装着した一眼レフカメラについて説明する。
【0044】スイッチ28がONされて物性シャッタユ
ニット26が透過状態になったとき、撮影光は、物性シ
ャッタユニット26を透過して円偏光あるいは円偏光に
近い楕円偏光が撮影レンズ3を通過して、半透過性を有
する主ミラー5に入射する。半透過性を有する主ミラー
5では、その入射光が直線偏光ではなく円偏光か円偏光
に近い楕円偏光なので、入射光は反射成分と透過成分に
応分に分けられる。このうち反射光は、焦点板兼コンデ
ンサレンズ7を通りペンタプリズム8で方向を変えら
れ、接眼レンズ9を通ってファインダー接眼部10に達
する。従って、ファインダー接眼部10からは、被写体
の構図決めが行なえる。また、ペンタプリズム8を通っ
た光は測光部11に達するので、被写体の輝度を測光で
きる。
【0045】半透過性を有する主ミラー5を透過した光
は、サブミラー6で反射されて測距部15へ入射する。
測距部15では被写体までの距離を測距し、AF駆動部
16へ撮影レンズ駆動信号を出力する。AF駆動部16
では、信号に従ってカップリング17を回転させ、伝達
部18を経由して撮影レンズの駆動力を、撮影レンズ駆
動部4に伝える。撮影レンズ駆動部4は、撮影レンズ3
を光軸〓と平行な方向へ移動させて、フィルム14上に
被写体像を結像させる。
【0046】以上のように本発明の物性シャッタユニッ
ト26において、構図決めと測距測光が同時に行なうこ
とができる。
【0047】図1における54は、絞りである。通常は
全開であり、撮影時には作動して撮影レンズ3の有効径
を絞り込んでフィルム面の被写体像の明るさを調節す
る。13はメカシャッタである。13aは第1遮光部材
であって、展張されて画面を覆い、収納部13cに折り
畳まれて画面を開く、13bは第2遮光部材で、第1遮
光部材が折り畳まれて画面を開いた後、13bが展張さ
れて画面を覆うようになっている。12はストロボを取
り付けるホットシューで、ストロボを取付けたストロボ
撮影のとき、物性シャッタユニット26とのシンクロが
取れるようになっている。
【0048】次に図3のフローチャートを用いて、本発
明の物性シャッタユニット26を装着した一眼レフカメ
ラの作動を説明する。
【0049】ステップS201のスタートで撮影を開始
する。ステップS202でYesならば、シャッタ釦1
9を半押してステップS203に進む。Noで半押して
いなければ、ステップS202に戻って半押しを待つ。
ステップS203で、制御部29の中の半押タイマー3
0が作動しシャッタ釦から指を離しても、一定時間半押
の状態を維持し続ける。ステップS204では、制御部
29からの信号でスイッチ28がONする。ステップS
205では、物性シャッタユニット26が透過状態とな
り、円偏光か円偏光に近い楕円偏光が撮影レンズ3に入
射する。ステップS206でファインダー接眼部10か
ら構図決めを行なう。ステップS207で測距AF動動
作と被写体輝度の測光を行なう。
【0050】ステップS208でシャッタ釦19を全押
していなければ(Noのとき)、ステップS222へ進
む。全押していれば(Yesのとき)、制御部29の信
号により、半透過性の有する主ミラー5とサブミラー6
が図1の破線で示した撮影光路外へ退避すると共に、絞
り54が作動して撮影レンズ3の有効径を適正な位置ま
で絞り込む。ステップS210で制御部29からの信号
でスイッチ28がOFFし、ステップS211で物性シ
ャッタユニット26が非透過になる。ステップS212
で制御部29の信号によりメカシャッタが全開し画面を
開く。ステップS213で制御部29の信号によりスイ
ッチ28がONする。ステップS214で物性シャッタ
ユニット26が透過状態になり、ステップS215でフ
ィルムに露光が与えられる。ステップS216で制御部
29の信号によりスイッチ28がOFFし、ステップS
217で物性シャッタユニット26が非透過状態にな
る。
【0051】ステップS213からステップS216ま
での時間が、制御部29が与える所定のシャッタ秒時で
あり、ステップS214からステップS217までの時
間が露出時間である。所定のシャッタ秒時と露出時間は
等しくなる。
【0052】ステップS218で制御部29の信号によ
りメカシャッタが画面を全閉にする。ステップS219
で制御部29の信号により主ミラー5とサブミラー6が
図10の実線の位置へ復帰し、絞り54も全開となる。
ステップS220でメカ部分のチャージとフィルム送り
を行ない、ステップS221リターンで1回の撮影が終
了する。
【0053】ステップS208でシャッタボタンを全押
ししなければ(No)、ステップS222でシャッタ釦
19の半押解除かどうか判別する。半押が解除されてい
なれければ(No)、ステップS203に戻る。Yes
でシャッタ釦の半押が解除されていなければステップS
223へ進み、一定時間後に半押タイマー30の作動が
停止し、ステップS224で制御部29の信号によりス
イッチ28がOFFする。ステップS225で物性シャ
ッタユニット26が非透過となり、ステップS226リ
ターンで次の撮影に備える。
【0054】以上が本発明の物性シャッタユニット26
を装着した時の一眼レフカメラの作動である。
【0055】以上で説明した実施例によれば、電気光学
効果を利用したシャッタでありながら直線偏光ではな
く、円偏光あるいは円偏光に近い楕円偏光を射出するの
で、AF付一眼レフカメラに取付けた場合に、ファイン
ダー接眼部からの構図決めと測距AFが同時にできると
いう効果がある。
【0056】本発明の物性シャッタユニットは応答性の
速い電気光学効果を利用したシャッタを組み込んでいる
ので、1/16000秒以上という超高速シャッタスピ
ードを実現できるという効果がある。
【0057】本発明の物性シャッタユニットは、電気光
学効果を利用したシャッタを組み込んでいるので、速い
シャッタスピードで全画面同時露出できるので、フラッ
シュ撮影の場合、全速シンクロが可能になるという効果
がある。
【0058】なお上記の説明で、スイッチ28は、単純
なリーフスイッチを図示したが、実際には制御部の電気
的な信号で作動する電子回路を応用したものであっても
良い。また制御部には、シャッタ秒時を作り出す計時手
段が備えられているのはもちろんである。
【0059】また、図1および図2では、第1直線偏光
板20と電気光学素子21と第2直線偏光板22と1/
4波長板23の間には、隙間が設けられているが、物性
シャッタユニット26の小型化のために、これらを密着
させて配置しても良い。
【0060】更に、物性シャッタユニットの光学部材を
保持部材で保持して物性シャッタユニットを構成してい
るが、これらの光学部材、すなわち第1直線偏光板20
と電気光学素子21と第2直線偏光板22と1/4波長
板23を、レンズ鏡筒2の中に組込んでレンズシャッタ
としても良い。
【0061】
【発明の効果】以上のように、本発明の一眼レフカメラ
用物性シャッタユニットによれば、第2直線偏光板の背
後に1/4波長板を配置したので、電気光学素子に電圧
が印加されて物性シャッタユニットが開勢したとき、こ
こから射出してくる光は、直線偏光ではなく円偏光ある
いは円偏光に近い楕円偏光になる。従って、半透過性を
有する主ミラーには、直線偏光ではなく円偏光あるいは
円偏光に近い楕円偏光が入射して、ファインダー接眼部
へ向う光と測距部へ向う光がそれぞれ応分に分けられ、
構図決めにも測距にも充分な光量が分配されて、構図決
めと測距と測光とが一度にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一眼レフカメラ用物性シャッタユ
ニットの一実施例を示す断面図である。
【図2】本発明による一眼レフカメラ用物性シャッタユ
ニットの一実施例を示す斜視図である。
【図3】本発明による一眼レフカメラ用物性シャッタユ
ニットの一実施例を示すフローチャートである。
【図4】従来の一眼レフカメラ用物性シャッタユニット
の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 カメラボディー本体 1a 接点 1b ボディー側レンズマウント 2 レンズ鏡筒 2a 接点 2b 接点 2c レンズ側レンズマウント 2d 締結手段 3 撮影レンズ 4 撮影レンズ駆動部 5 主ミラー 6 サブミラー 7 焦点板兼コンデンサレンズ 8 ペンタプリズム 9 接眼レンズ 10 ファインダー接眼部 11 測光部 13c 収納部 14 フィルム 15 測距部 16 AF駆動部 17 カップリング 18 伝達部 19 シャッタ釦 21 電気光学素子(物質) 21a 電極 23 1/4波長板 24 保持部材 24a 接点 24b 結合部 25 PLZTシャッタ 26 物性シャッタユニット 27 電源 28 スイッチ 29 制御部 30 半押タイマー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半透過性を有する主ミラーを持った一眼レ
    フカメラ用の物性シャッタユニットにおいて、 第1直線偏光板と、 前記第1直線偏光板と直交ニコルに置かれた第2直線偏
    光板と、 前記第1直線偏光板と第2直線偏光板との間に配置され
    た電気光学素子または磁気光学素子とで構成される物性
    シャッタと、 直線偏光が入射すると円偏光または楕円偏光に変換する
    1/4波長板とを具備し、 前記1/4波長板を、前記第2直線偏光板と前記半透過
    性を有する主ミラーとの中間に配置したことを特徴とす
    る一眼レフカメラ用物性シャッタユニット。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記第1直線偏光板と前記電気光学素子または磁気光学
    素子と前記第2直線偏光板と前記1/4波長板とを保持
    する保持部材を更に具備し、 該保持部材をレンズ鏡筒に着脱自在としたことを特徴と
    する一眼レフカメラ用物性シャッタユニット。
  3. 【請求項3】請求項2において、 前記保持部材および前記レンズ鏡筒は、電気的接続手段
    を具備し、 該電気的接続手段を介して駆動信号の伝達を行うことを
    特徴とする一眼レフカメラ用物性シャッタユニット。
JP7153892A 1995-05-29 1995-05-29 一眼レフカメラ用物性シャッタユニット Pending JPH08328083A (ja)

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