JPH08333914A - 動力伝達用歯車遊転装置および歯車遊転装置を利用した立体駐車場のコンベヤ動力伝達装置 - Google Patents

動力伝達用歯車遊転装置および歯車遊転装置を利用した立体駐車場のコンベヤ動力伝達装置

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JPH08333914A
JPH08333914A JP13976695A JP13976695A JPH08333914A JP H08333914 A JPH08333914 A JP H08333914A JP 13976695 A JP13976695 A JP 13976695A JP 13976695 A JP13976695 A JP 13976695A JP H08333914 A JPH08333914 A JP H08333914A
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JP
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gear
transmission
transmission gear
passive
conveyor
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JP13976695A
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English (en)
Inventor
Tadao Yoshikawa
忠男 吉川
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Kanadevia Corp
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
Hitachi Shipbuilding and Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 動力伝達用ギヤの噛み合い時に、電磁クラッ
チを使用すること無く、ギヤを所定ピッチ範囲で遊転可
能で、動力を伝達可能に構成する。 【構成】 伝動軸45に固定されたボス62に、外周に伝動
ギヤ46が形成されたリング体64を回転自在に配置し、ボ
ス62に突設された規制鍔部66に所定ピッチ範囲の切欠き
部65を形成し、リング体に、切欠き部65に移動自在に嵌
合するストッパピン66を突設し、切欠き部65の中央位置
でストッパピン66の位置を保持するコイルバネ68A,68B
を設けて、伝動ギヤ46の歯先位置を移動可能に保持させ
た。 【効果】 切欠き部の範囲内で伝動ギヤを遊転可能と
し、ストッパを切欠き部端の規制壁に当接させることに
より、動力を伝達する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ギヤとギヤとを噛み合
わせる際にギヤを遊転可能に保持する動力伝達用歯車遊
転装置と、複数の駐車階でたとえば走行台車に設けられ
たコンベヤ装置の駆動力を、駐車室や自動車用エレベー
ターの昇降台に設けられたコンベヤ装置に伝達するため
に歯車遊転装置を使用した立体駐車場のコンベヤ動力伝
達装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ギヤを接近離間させて噛み合わ
せ、動力を伝達する装置は、たとえば複数の駐車階に設
けられた駐車室に自動車をパレットを介して、あるいは
直接入出庫する立体駐車場に設けられており、特に各駐
車階の中央空間部に移動自在に配置された走行台車のコ
ンベヤ装置と、中央空間部の両側の駐車棚のコンベヤ装
置との間に接地される。これはたとえば特開平5−23
9951号公報に提案されており、噛み合わせ時に伝動
ギヤと受動ギヤとの噛み合わせをスムーズにするため
に、伝動ギヤに噛合する駆動ギヤと駆動軸との間に電磁
クラッチを介装して、伝動ギヤを遊転状態にするもので
あった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、電磁クラッチ
を使用した場合、伝動部が大型になるとともに、クラッ
チのオン−オフ制御装置も必要で、コスト高になってい
た。また、伝動ギヤと受動ギヤとの歯部の噛み合わせも
難しく、軸の傾斜によって歯先が交差して突き合わさ
れ、噛み合わせに時間を要することがあった。
【0004】本発明は、上記問題点を解決して、ギヤの
噛み合いを短時間で行え、クラッチを不要として小型化
およびコストダウンできる動力伝達用歯車遊転装置およ
び歯車遊転装置を利用した立体駐車場のコンベヤ動力伝
達装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明の動力伝達用歯車遊転装置は、接近離間移動
されて噛み合わされる伝動ギヤと受動ギヤの少なくとも
一方、もしくは伝動ギヤと受動ギヤに常時噛合されるギ
ヤに設けられて伝動ギヤまたは受動ギヤを所定ピッチ範
囲で遊転可能に保持しかつ動力を伝達可能な動力伝達用
歯車遊転装置であって、軸部に回転自在に支持されて外
周部にギヤが形成されたリング体と、軸部に固定されて
所定ピッチ範囲の遊転空間が形成された規制体と、リン
グ体に突設されて前記遊転空間に移動自在に嵌合するス
トッパと、このストッパを遊転空間の中間位置に付勢し
て保持する付勢部材とで構成したものである。
【0006】また上記構成の伝動ギヤと受動ギヤの刃先
部を先窄まり状のプラス転位ギヤに形成し、伝動ギヤお
よび受動ギヤの刃先部で、歯幅の一部に鋭角の先尖り部
を形成したものである。
【0007】さらに本発明の歯車遊転装置を利用した立
体駐車場のコンベヤ動力伝達装置は、各駐車階の中央空
間部に走行台車を配置するとともに、中央空間部の両側
に走行台車の走行方向に沿って複数の駐車室が区分けさ
れた駐車棚を設け、これら駐車室の任意の一つを自動車
用エレベーター装置の昇降空間とし、前記駐車室と走行
台車とエレベーター装置の昇降台とにそれぞれ自動車を
受渡し可能なコンベヤ装置を備えた立体駐車場のコンベ
ヤ動力伝達装置であって、走行台車の駐車室対向部に、
走行台車用コンベヤ装置に連動連結された連動軸を走行
台車の走行方向に沿って配置し、この連動軸に駆動ギヤ
を固定するとともに揺動アームを回動自在に支持させ、
この揺動アームに前記駆動ギヤに噛合するとともに少な
くとも駐車室のコンベヤ装置に連動連結された受動ギヤ
に噛合可能な伝動ギヤを設け、前記揺動アームを回動し
て駐車室側に伝動ギヤを移動させ伝動ギヤを受動ギヤに
噛合させる出退装置を設け、伝動ギヤと受動ギヤの少な
くとも一方、もしくは伝動ギヤと受動ギヤに常時噛合さ
れるギヤに、軸部に回転自在に支持されて歯部を有する
リングギヤと、軸部に固定されて所定ピッチ範囲の遊転
空間が形成された規制体と、リングギヤに突設されて前
記遊転空間に移動自在に嵌合するストッパと、このスト
ッパを遊転空間の中間位置に付勢して保持する付勢部材
とで構成されて、伝動ギヤまたは受動ギヤの少なくとも
一方を所定ピッチ範囲で遊転可能に保持しかつ動力を伝
達可能な歯車遊転装置を設けたものである。
【0008】さらにまた上記構成の伝動ギヤと受動ギヤ
の刃先部を先窄まり状のプラス転位ギヤに形成し、伝動
ギヤおよび受動ギヤの刃先部で、歯幅の一部に鋭角の先
尖り部を形成したものである。
【0009】
【作用】上記動力伝達用歯車遊転装置の構成によれば、
歯部を有するリング体が付勢部材により一定位置に保持
され、かつ所定ピッチ範囲で回動されるので、伝動ギヤ
または受動ギヤの少なくとも一方が負荷のかからない状
態となるので、軽い接触でギヤが回動されて極めて高い
確率で伝動ギヤと受動ギヤとを噛み合わせることができ
る。回転時はストッパが規制体に係止されて確実に動力
が伝達される。したがって、電磁クラッチも不要で、歯
車遊転装置をギヤに内蔵できるので、全体を小型化で
き、オン−オフ制御も不要で、コストを低減することが
できる。
【0010】また、歯先に形成された先尖り部により、
先尖り部が先に刃先に触れてリング体を回動させること
で、歯先の突き合わせ状態をほとんどなくすことがで
き、確実に噛み合わせることができてスムーズな噛み合
いを実現できる。またギヤの軸が交差状に傾斜されるこ
とによる歯の突き合わせ状態でも、先尖り部が先に刃先
に触れてリング体を回動させることにより、容易に回避
することができる。
【0011】上記歯車遊転装置を立体駐車場のコンベヤ
動力伝達装置に適用することにより、コンベヤ装置間の
動力を伝達をスムーズに行うことができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明に係るコンベヤ動力伝達装置に
動力伝達用歯車遊転装置の利用した立体駐車場の一実施
例を図面に基づいて説明する。
【0013】図9において、1は立体駐車場で、その建
屋内における各駐車階2の中央空間部3には、所定方向
に沿って左右一対の案内レール4が配設されるととも
に、この案内レール4上を走行自在な走行台車5が設け
られている。また、各駐車階2の中央空間部3の両側に
は、走行方向に沿って駐車棚6がそれぞれ設けられてお
り、これら各駐車棚6は複数の駐車室7に区分けされる
とともに、任意の一つが自動車用エレベーター装置8の
昇降台の昇降空間に構成されている。そして,走行台車
5、駐車室7に対応する駐車棚6およびエレベーター装
置8の昇降台9には、それぞれ自動車を受渡し自在な前
輪用スラットコンベヤ10A,11A,12Aおよび後
輪用スラットコンベヤ10B,11B,12Bがそれぞ
れ配置されている。そして、自動車の出入口があるたと
えば一階の出入口に対応する床部には、自動車をエレベ
ーター装置8の昇降台9に入出庫するための入出庫装置
13が設けられている。
【0014】前記走行台車5は、図7,図8に示すよう
に、台車フレーム21の四隅位置に走行車輪23が配設
され、前部の走行車輪23は走行用モーター22により
回転駆動される。そして、台車フレーム21には前輪用
スラットコンベヤ10Aと後輪用スラットコンベヤ10
Bが前後方向に所定間隔をあけて幅方向に配置されてい
る。両スラットコンベヤ10A,10Bは、スラットコ
ンベヤ10A,10B間で台車フレーム21の両側に走
行方向に沿う連動軸24A,24Bがそれぞれ回転自在
に支持され、一方の連動軸24Aがスプロケット26,
27およびチェーン28を介してコンベヤ駆動モーター
29の出力軸に連動連結された駆動軸に構成されてい
る。そして、両連動軸24A,24Bは、両端にカップ
リングを介してコンベヤ駆動軸30およびコンベヤ従動
軸31にそれぞれ連結され、コンベヤ駆動軸30および
コンベヤ従動軸31に固定されたコンベヤスプロケット
に巻張された複数のコンベヤチェーン32,33間にス
ラットバーが取り付けられてスラットコンベヤ10A,
10Bが構成されている。34A,34Bは前輪用スラ
ットコンベヤ10A上で互いに接近離間自在に配置され
た前輪固定装置、35,36は前輪用スラットコンベヤ
10Aおよび後輪用スラットコンベヤ10Bの移動端側
に配置された前輪用補助ローラーおよび後輪用補助ロー
ラーで、コンベヤ駆動軸30およびコンベヤ従動軸31
にスプロケットおよびチェーンからなる伝動機構37,
38を介して連動連結されて自動車の受渡しをスムーズ
に行わせるものである。
【0015】前記走行台車5には、連動軸24A,24
Bにそれぞれ駐車室7のスラットコンベヤ11A,11
Bに動力を伝達するための動力伝達装置41が配設され
ている。この動力伝達装置41は、図4〜図6に示すよ
うに、連動軸24A,24Bに駆動ギヤ43が設けら
れ、連動軸24A,24Bの駆動ギヤ43両側に揺動ア
ーム44が中間部を回動自在に支持されている。この揺
動アーム44の先端側には伝動軸45が支持されるとと
もに、この伝動軸45に本発明に係る動力伝達用歯車遊
転装置42を介して伝動ギヤ46が回転自在に支持さ
れ、この伝動ギヤ46と駆動ギヤ43が互いに噛合され
ている。また伝動軸45の揺動アーム44の両外側に、
伝動ギヤ46のピッチ円と同一直径のアイドルローラー
47がそれぞれ設けられている。また、台車フレーム2
1には、揺動アーム44を回動して伝動ギヤ46を出退
させる電動式連結ジャッキ48が配設され、その出力ロ
ッド48aが揺動アーム44の基端部に連結されてい
る。前記連結ジャッキ48には、その推力を検知する推
力検知器と出力ロッド48aの出退量を検出する移動量
検出センサーが組み込まれている。
【0016】一方、各駐車室7に設けられる前輪用スラ
ットコンベヤ11Aと後輪用スラットコンベヤ11B
は、中央空間部3側のコンベヤ駆動軸51が受動軸52
を介して互いに連結されており、この受動軸52に、前
記伝動ギヤ46に噛み合い可能な受動ギヤ53が固定さ
れるとともに、前記アイドルローラー47が当接可能な
一対の受けアイドルローラー54が受動ギヤ53の両側
の受動軸52に取り付けられている。
【0017】前記歯車遊転装置42は、図1,図2に示
すように、伝動軸45にキー61を介して固定されたボ
ス62と、このボス62に軸受63を介して回転自在に
支持されて外周部に伝動ギヤ46が形成されたリング体
64と、ボス部62に突設されて所定幅の切欠き部(遊
転空間)65が形成された規制鍔体(規制体)66と、
リング体64の側面から突設されて切欠き部65に移動
自在に嵌合するストッパピン(ストッパ)67と、この
ストッパピン67を切欠き部65の中心位置に保持する
2個のコイルバネ(付勢部材)68A,68Bとを具備
している。そして、切欠き部65はストッパピン67を
係止する規制壁66a,66bの間隔Lが中心から伝動
ギヤ46の1/2ピッチ以上(図示では1ピッチ)に設
定される。さらにコイルバネ(付勢部材)68A,68
Bは、それぞれ一端がボス62の溝部62aに形成され
た係止穴62bに掛止されるとともに、溝部62aに互
いに逆方向に巻付けられ、他端がストッパピン67に掛
止されており、互いに逆方向に回動付勢する一対のバネ
力が均衡されてストッパピン67が切欠き部65の中心
位置に保持され、リング体64の伝動ギヤ46を遊転可
能に一定位置に保持することができる。
【0018】また伝動ギヤ46は、図1,図3に示すよ
うに、基準ピッチ円よりピッチ円が歯元側に位置して、
通常より先端部の肉厚を小さくした先窄まり状のプラス
転位ギヤで、刃先46aが比較的肉厚の小さい湾曲状に
形成されるとともに、中央部で鋭角的に突出して先端部
および両側部が丸く加工された先尖り部46bが形成さ
れている。またこの先尖り部46bは、常用荷重が負荷
されないように、歯面の厚みが小さい逃がし加工が施さ
れている。これにより、伝動ギヤ46と受動ギヤ53と
が突き合わせ状態になるのを殆ど無くすことができ、ま
た先尖り部46bにより、伝動軸45と受動軸52の傾
斜による歯先の突き合わせも大幅に改善されて回避する
ことができ、スムーズな噛み合わせが実現できる。
【0019】なお、エレベーター装置8の昇降台9に設
けられるスラットコンベヤ12A,12Bは詳細に図示
説明しないが、駆動装置を具備したものであってもよい
し、また駐車室7と同様に、走行台車5の動力伝達装置
41により駆動されるものであってもよい。
【0020】次に、上記動力伝達装置41の動作を説明
する。 (1)自動車がエレベーター装置8の昇降台9から走行
台車5のスラットコンベヤ10A,10B上に受け渡さ
れ、走行台車5は案内レール4に沿って移動し所定の駐
車室6に対向して停止する。
【0021】(2)連結ジャッキ48を作動して出力ロ
ッド48aを収縮させ、揺動アーム44を矢印A方向に
回動させて伝動ギヤ46を受動ギヤ53側に突出移動さ
せる。
【0022】(3)アイドルローラー47が受けアイド
ルローラー54に当接すると、連結ジャッキ48が停止
され、この接触を連結ジャッキ48の推力検知器と移動
量検出センサーの検出値により、伝動ギヤ46が受動ギ
ヤ53に正確に噛み合ったことを確認する。
【0023】この時、歯車遊転装置42により伝動ギヤ
46が遊転可能な状態にあり、しかも伝動ギヤ46は円
弧方向に移動して受動ギヤ53に噛み合うことから、受
動ギヤ53との歯先のずれは伝動ギヤ46が回転して適
正な噛み合い位置に移動し、適正な噛み合いが行われ
て、歯先と歯先が突き合わされて噛み合わなくなる場合
は極めて少ない。また、中央部に形成された先尖り部4
6bにより伝動軸45と受動軸52とが互いに傾斜する
ことがあっても、歯先の突き合わせが回避されてスムー
ズな噛み合わせが可能となる。さらに伝動ギヤ46が遊
転可能な状態にあるので、噛み合いまたは離脱動作中に
受動ギヤ53が回転されて無負荷側のスラットコンベヤ
11A,11Bを作動させることもない。
【0024】(4)アイドルローラー47が受けアイド
ルローラー54に当接せず噛み合いが確認できない場合
は、連結ジャッキ48により伝動ギヤ46を後退させ、
コンベヤ駆動モーター29を僅かに作動し伝動ギヤ46
をおよそ1/2ピッチ分回転させた後、前記動作を繰り
返す。
【0025】(5)コンベヤ駆動モーター29を作動し
てスラットコンベヤ10A,10Bを駆動するととも
に、連動軸24Aまたは24Bから動力伝達装置41を
介して駐車室7のスラットコンベヤ11A,11Bが駆
動される。この時、歯車遊転装置42はストッパピン6
7が切欠き部67の規制壁66aに掛止されて伝動ギヤ
46に動力が伝達される。そして、自動車がスラットコ
ンベヤ10A,10Bから補助ローラー35,36を介
して駐車室7のスラットコンベヤ11A,11B上に移
載される。
【0026】(6)連結ジャッキ48を作動して揺動ア
ーム44を矢印Bに回動させ、伝動ギヤ46を後退させ
て受動ギヤ53から離脱させる。上記実施例によれば、
電磁クラッチを使用することなく、動力を伝達可能な歯
車遊転装置42により、切欠き部65の範囲で伝動ギヤ
46が遊転できることから、受動ギヤ53の歯の位置ず
れに対応して確実な噛み合わせを行うことができる。ま
たコイルバネ68A,68Bにより切欠き部65の中央
部にストッパピン67を保持するので、伝動ギヤ46が
正逆方向にそれぞれ遊転可能となり、噛み合わせ方向の
異なる歯の両方向の位置ずれに常に確実に対応すること
ができる。
【0027】さらに、駆動時はストッパピン67を切欠
き部65の規制壁66a,66bの一方に当接させるこ
とで、動力を確実に伝達することができ、遊転と動力伝
達の切り換えも不要で、制御装置を必要としない。
【0028】また、伝動ギヤ46をプラス転位ギヤに形
成して、歯先を薄肉に形成することにより、受動ギヤ5
3との噛み合いをスムーズに行え、歯先が突き合わせ状
態になるのを極めて少なくすることができる。さらに先
尖り部46bを形成することにより、突き合わせ状態に
なる事態を殆どなくすことができ、さらに主に走行台車
5の姿勢変動により伝動軸45と受動軸52とが互いに
傾斜して起こる歯先の突き合わせも殆ど解消することが
できる。ここで、この先尖り部46bの歯面が逃がし加
工されていることから、先尖り部46bに常用荷重が負
荷されて損傷されることもない。
【0029】また、上記歯車遊転装置42を備えた動力
伝達装置41を立体駐車場1の走行台車5に設けること
により、走行台車のスラットコンベヤ10A,10Bの
動力を駐車室7のスラットコンベヤ11A,11Bにス
ムーズに伝達することができ、車の受渡しを確実に行う
ことができる。
【0030】なお、上記実施例では、伝動ギヤ46に歯
車遊転装置42を設けたが、駆動ギヤ43や受動ギヤ5
3に設けることもできる。また、伝動ギヤ46の歯先部
46aに形成された先尖り部46bは、中央部に限るも
のではなく、さらに単に刃先の案内だけの機能を持たせ
ればよいため、先尖り部46bの幅を極めて小さく形成
することもできる。
【0031】
【発明の効果】以上に述べたごとく本発明の動力伝達用
歯車遊転装置によれば、歯部を有するリング体が付勢部
材により一定位置に保持され、かつ所定ピッチ範囲で回
動されるので、伝動ギヤまたは受動ギヤの少なくとも一
方が負荷のかからない状態となるので、軽い接触でギヤ
が回動されて極めて高い確率で伝動ギヤと受動ギヤとを
噛み合わせることができる。回転時はストッパが規制体
に係止されて確実に動力が伝達される。したがって、電
磁クラッチも不要で、歯車遊転装置をギヤに内蔵できる
ので、全体を小型化でき、オン−オフ制御も不要で、コ
ストを低減することができる。
【0032】また、歯先に形成された先尖り部により、
先尖り部が先に刃先に触れてリング体を回動させること
で、歯先の突き合わせ状態をほとんどなくすことがで
き、確実に噛み合わせることができてスムーズな噛み合
いを実現できる。またギヤの軸が交差状に傾斜されるこ
とによる歯の突き合わせ状態でも、先尖り部が先に刃先
に触れてリング体を回動させることにより、容易に回避
することができる。
【0033】上記歯車遊転装置を立体駐車場のコンベヤ
動力伝達装置に適用することにより、コンベヤ装置間の
動力を伝達をスムーズに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る動力伝達用歯車遊転装置の一実施
例を示す縦断面図である。
【図2】同歯車遊転装置の側面図である。
【図3】同歯車遊転装置を備えた伝動ギヤの刃先部の拡
大斜視図である。
【図4】同歯車遊転装置を利用した動力伝達装置の側面
図である。
【図5】同歯車遊転装置を利用した動力伝達装置の平面
図である。
【図6】同歯車遊転装置を利用した動力伝達装置の正面
図である。
【図7】同動力伝達装置を装備した走行台車の平面図で
ある。
【図8】同動力伝達装置を装備した走行台車および駐車
室の斜視図である。
【図9】同立体駐車場の駐車階を示す斜視図である。
【符号の説明】
5 走行台車 6 駐車室 8 エレベーター装置 9 昇降台 10A〜12A 前輪用スラットコンベヤ 10B〜12B 後輪用スラットコンベヤ 13 入出庫装置 21 台車フレーム 24A,24B 連動軸 29 コンベヤ駆動モーター 41 動力伝達装置 42 歯車遊転装置 43 駆動ギヤ 44 揺動アーム 45 伝動軸 46 伝導ギヤ 48 連結ジャッキ 51 コンベヤ駆動軸 52 受動軸 53 受動ギヤ 62 ボス 64 リング体 65 切欠き部(遊転空間) 66 規制鍔体(規制体) 66 規制鍔体(規制体) 67 ストッパピン(ストッパ) 68A,68B コイルバネ(付勢部材)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接近離間移動されて噛み合わされる伝動
    ギヤと受動ギヤの少なくとも一方、もしくは伝動ギヤと
    受動ギヤに常時噛合されるギヤに設けられて伝動ギヤま
    たは受動ギヤを所定ピッチ範囲で遊転可能に保持しかつ
    動力を伝達可能な動力伝達用歯車遊転装置であって、軸
    部に回転自在に支持されて外周部にギヤが形成されたリ
    ング体と、軸部に固定されて所定ピッチ範囲の遊転空間
    が形成された規制体と、リング体に突設されて前記遊転
    空間に移動自在に嵌合するストッパと、このストッパを
    遊転空間の中間位置に付勢して保持する付勢部材とで構
    成してことを特徴とする動力伝達用歯車遊転装置。
  2. 【請求項2】 伝動ギヤと受動ギヤの刃先部を先窄まり
    状のプラス転位ギヤに形成し、伝動ギヤおよび受動ギヤ
    の刃先部で、歯幅の一部に鋭角の先尖り部を形成したこ
    とを特徴とする請求項1に記載の動力伝達用歯車遊転装
    置。
  3. 【請求項3】 各駐車階の中央空間部に走行台車を配置
    するとともに、中央空間部の両側に走行台車の走行方向
    に沿って複数の駐車室が区分けされた駐車棚を設け、こ
    れら駐車室の任意の一つを自動車用エレベーター装置の
    昇降空間とし、前記駐車室と走行台車とエレベーター装
    置の昇降台とにそれぞれ自動車を受渡し可能なコンベヤ
    装置を備えた立体駐車場のコンベヤ動力伝達装置であっ
    て、走行台車の駐車室対向部に、走行台車用コンベヤ装
    置に連動連結された連動軸を走行台車の走行方向に沿っ
    て配置し、この連動軸に駆動ギヤを固定するとともに揺
    動アームを回動自在に支持させ、この揺動アームに前記
    駆動ギヤに噛合するとともに少なくとも駐車室のコンベ
    ヤ装置に連動連結された受動ギヤに噛合可能な伝動ギヤ
    を設け、前記揺動アームを回動して駐車室側に伝動ギヤ
    を移動させ伝動ギヤを受動ギヤに噛合させる出退装置を
    設け、伝動ギヤと受動ギヤの少なくとも一方、もしくは
    伝動ギヤと受動ギヤに常時噛合されるギヤに、軸部に回
    転自在に支持されて歯部を有するリングギヤと、軸部に
    固定されて所定ピッチ範囲の遊転空間が形成された規制
    体と、リングギヤに突設されて前記遊転空間に移動自在
    に嵌合するストッパと、このストッパを遊転空間の中間
    位置に付勢して保持する付勢部材とで構成されて、伝動
    ギヤまたは受動ギヤの少なくとも一方を所定ピッチ範囲
    で遊転可能に保持しかつ動力を伝達可能な歯車遊転装置
    を設けたことを特徴とする歯車遊転装置を利用した立体
    駐車場のコンベヤ動力伝達装置。
  4. 【請求項4】 伝動ギヤと受動ギヤの刃先部を先窄まり
    状のプラス転位ギヤに形成し、伝動ギヤおよび受動ギヤ
    の刃先部で、歯幅の一部に鋭角の先尖り部を形成したこ
    とを特徴とする請求項3に記載の歯車遊転装置を利用し
    た立体駐車場のコンベヤ動力伝達装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200465754Y1 (ko) * 2011-05-31 2013-03-08 현대엘리베이터주식회사 컨베이어 방식 자동차 주차설비의 컨베이어 구동장치
CN108217514A (zh) * 2017-12-23 2018-06-29 安徽乐库智能停车设备有限公司 一种智能停车设备链条驱动装置
CN108343298A (zh) * 2018-04-27 2018-07-31 金陵科技学院 一种使用发条弹簧的举升机和多层停车位用配重替代机构

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