JPH083739Y2 - 歯車装置 - Google Patents

歯車装置

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JPH083739Y2
JPH083739Y2 JP40244190U JP40244190U JPH083739Y2 JP H083739 Y2 JPH083739 Y2 JP H083739Y2 JP 40244190 U JP40244190 U JP 40244190U JP 40244190 U JP40244190 U JP 40244190U JP H083739 Y2 JPH083739 Y2 JP H083739Y2
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JP
Japan
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gear
coil spring
pinion
cylindrical body
force
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JP40244190U
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JPH0495152U (ja
Inventor
卓男 占部
Original Assignee
株式会社精工舎
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば置時計の回転飾
りに用いる駆動装置を構成する歯車装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】最近、回転飾り付き置時計における回転
飾りの駆動装置として、往復回転可能なステップモータ
を採用しているものがある。通常、モータは作動パルス
によって加速され、パルスが切れることによって制動さ
れ、このような加速と制動が繰返されることによって脈
動しながら回転するので、この回転がそのまま伝達され
ると、回転飾りに回転むらを生じてしまう。そこで、モ
ータの回転を伝達する輪列の内のいずれかの軸と歯車と
を相対的に回転可能とし、この両者間に回転力を伝達す
るコイルバネを設け、バネの緩衝力によって滑らかな回
転を得るようにしている。この場合コイルバネの一端は
歯車の側部に固定的に係止し、コイルバネの他端は歯車
から離れた軸の端部に固定的に係止している。
【0003】
【解決しようとする課題】上記従来例においては、コイ
ルバネの両端部がそれぞれ歯車および軸に固定されたも
のであるため、モータから加速が伝えられてコイルバネ
が巻き締められると、コイルバネは軸方向に縮もうとす
るが、両端を固定されているため伸縮できず、この伸縮
すべき量に対応した力が軸方向に、例えば歯車を押し下
げる方向に働く。またモータから制動力が伝えられてコ
イルバネが巻き戻されると、コイルバネは軸方向に伸び
ようとするが、同様に両端が固定されているためにこの
力が軸方向に作用し、例えば歯車を押し下げる方向に働
く。このような回転方向以外に働く力によって、上記の
ような回転飾りには滑らかな回転運動が得られず、回転
むらを生じてしまう。また、コイルバネの両端部が軸方
向の力を受けるので、コイルバネの係支手段もこの力に
耐え得るように強固にしなければならず、製造コストを
上昇させる原因になっている。
【0004】本考案の目的は、コイルバネに生じる軸方
向の力を逃がすようにして、滑らかな回転力の伝達を可
能にする歯車装置を安価に提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本考案の歯車装置は、一体に形成した軸部を有する
ピニオンと、軸部に回転自在に嵌合している歯車と、ピ
ニオンと協働して歯車の軸方向への移動を規制するよう
に軸部に設けてあり、かつ外端部には軸方向に所定深さ
の溝部が設けてある円筒体と、この円筒体に巻回してあ
り、ピニオンと歯車との間の回転力を伝達するコイルバ
ネとを備え、コイルバネは一端部が歯車の側部に係支し
てあり、他端部が溝部に移動自在に係合している。
【0006】
【作用】コイルバネは、駆動源から加速力または制動力
が伝えられて巻き締められれたり緩められたりする動作
を繰返すときに、コイルバネの他端部が円筒体の溝部に
沿って移動することによって、軸方向に作用する力を逃
がすとともに速度変化を緩和し、回転ムラを無くするよ
うにする。
【0007】
【実施例】図1〜図3に示すように、ピニオン1は外周
に歯部1aを設けてあり、下面中央部から下方に突出
し、下端部を図示しないケースに支持されているホゾ1
bと、上面中央部から上方へ所定長さに延伸してなる軸
部1cとを一体に備えている。歯部1aの上端部は鍔状
に形成してあり、ピニオンの上面部と軸部1cの基部に
は段差1dが設けてある。
【0008】軸部1cには、歯車2が回動自在に挿篏し
てある。歯車2は、円板状をなし外周に歯部2aが形成
してある平歯車であり、上面にコイルバネ4の係支片2
bが逆L字状に突設してある。歯車2の下面とピニオン
1の上面とは、段差1dを除いて対向面が離してあり、
摩擦トルクを小さくしている。
【0009】歯車2の上面に突出したピニオンの軸部1
cには、円筒体3の下端部中心に設けてある圧入孔3a
が圧入状態で嵌合してあり、ピニオン1と円筒体3とを
一体回転可能に連結している。円筒体3の上面中心部に
はホゾ3bが形成してあり、図示しない上ケースに支持
されている。また、円筒体3の上端面には、図2に示す
ように、2本の平行かつ軸方向に所定の深さ有する溝部
3c,3cが設けてある。
【0010】コイルバネ4は、円筒体3の外径よりも大
きな内径に形成してあり、円筒体3に所定の間隔を保っ
て嵌合してあり、その一端部4a(下端部)は、直角に
屈成されて歯車3の係支片2bに脱出不能に係支してあ
る。またその他端部(上端部)4bは図2に示すように
U字状に屈成されており、円筒体の溝部3cに移動自在
に係合している。
【0011】上記の構成において、図示しない駆動源か
らの回転力が歯車2に伝達されるが、加速力が伝えられ
ると、コイルバネ4がこれに従って回転しようとする
が、ピニオン1および円筒体2のイナーシャにより抵抗
するためコイルバネは巻き締められ、軸方向に収縮す
る。このときコイルバネ4の一端部4aは歯車2の係支
片2bに係支してあるので移動しないが、円筒体2の溝
部3cに係合している他端部4bは溝部3cに沿って図
1下方に移動する。さらに駆動源からの制動力が歯車2
に伝えられたときには、コイルバネ4が伸長し、その他
端部4bが溝部3cに沿って図1上方に移動する。この
ようにしてコイルバネ4が伸縮することによって生じる
軸方向への力は、他端部4bが溝部3c内を上下に移動
することによって逃がされる。そこで歯車2からコイル
バネ4に伝達された回転方向の力のみがピニオン1に伝
えられ、しかも回転方向に対してフックの法則に基ずく
弾性力が生じ、加速・制動が緩かに伝達されて回転ムラ
のない回転運動が得られる。
【0012】そこでこの歯車装置を回転飾り付き置時計
の往復駆動装置として採用した場合には、回転飾りを正
弦曲線的に速度変化させることが可能となり、優雅な動
きをさせることができる。
【0013】上記の実施例における円筒体3を別部材で
形成し、圧入によってピニオンと連結しているが、他の
実施例として、円筒体を軸部と一体に設け、この軸部の
端部に溝部を形成し、この軸部に歯車を連結するように
構成したものでもよい。
【0014】
【考案の効果】以上説明したように、本考案はコイルバ
ネの他端部が円筒体の溝部に移動自在に係合してあるの
で、駆動力が伝えられてコイルバネを巻き締めたり緩め
たりするとき軸方向に伸長しても、他端部が溝部内を移
動することにより軸方向への力が逃がされる。また回転
方向の力の変動はコイルバネの弾性力によって吸収さ
れ、緩かな速度変化となって伝えられる、このために回
転ムラの解消に有効である。またコイルバネの他端部が
溝部に移動自在に係合してあり、軸方向に無理な力が働
かないので、係合部を強固にする手段を設ける必要がな
く、加工が容易となり歯車装置のコストの引下げに寄与
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す断面図である。
【図2】同上の平面図である。
【図3】同上の正面図である。
【符号の説明】
1 ピニオン 1c 軸部 2 歯車 3 円筒体 3c 溝部 4 コイルバネ 4a 一端部 4b 他端部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一体に形成した軸部を有するピニオン
    と、上記軸部に回転自在に嵌合している歯車と、上記ピ
    ニオンと協働して上記歯車の軸方向への移動を規制する
    ように上記軸部に設けてあり、外端部には軸方向に所定
    深さの溝部が設けてある円筒体と、上記円筒体に巻回し
    てあり、上記ピニオンと上記歯車との間の回転力を伝達
    するコイルバネとを備え、上記コイルバネは一端部が上
    記歯車の側部に係支してあり、他端部が上記溝部に移動
    自在に係合していることを特徴とする歯車装置。
JP40244190U 1990-12-27 1990-12-27 歯車装置 Expired - Fee Related JPH083739Y2 (ja)

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JPH0495152U JPH0495152U (ja) 1992-08-18
JPH083739Y2 true JPH083739Y2 (ja) 1996-01-31

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JP5131778B2 (ja) * 2009-03-27 2013-01-30 リズム時計工業株式会社 装飾体の駆動装置

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JPH0495152U (ja) 1992-08-18

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