JPH0850634A - 手書き文字認識方法および装置 - Google Patents

手書き文字認識方法および装置

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JPH0850634A
JPH0850634A JP6183141A JP18314194A JPH0850634A JP H0850634 A JPH0850634 A JP H0850634A JP 6183141 A JP6183141 A JP 6183141A JP 18314194 A JP18314194 A JP 18314194A JP H0850634 A JPH0850634 A JP H0850634A
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JP
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character
recognition
stroke
ink data
candidate
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JP6183141A
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English (en)
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Yoshifumi Sakai
良文 坂井
Yoshitaka Ikeda
佳隆 池田
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低画数文字に対する入力枠なしオンライン手
書き文字認識において、インクデータに対する射影操作
を行なうことなく、正確な文字切り出しが行なえるよう
にする。 【構成】 インクデータ格納部13の中から利用者によ
る入力順に1ストロークを取り出して、既に取り出され
た未切り出しのストロークと合わせて認識辞書17と比
較・照合し、候補文字とその候補文字に対応する認識誤
差量を求め、その候補文字が他の文字の部分図形要素と
なり得る文字である場合にはその認識誤差量に重み付け
を行なう文字認識エンジン部14を設ける。文字認識エ
ンジン部14は、所定のストローク数に達するまで候補
文字の探索を繰り返し実行し、その後、求められた認識
誤差量のうちの最小のものに対応する候補文字を認識文
字と判別して文字切り出しを行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オンライン手書き文字
認識に関し、特に、入力枠を指定されずに入力された比
較的低画数の手書き文字を認識する方法および装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のオンライン手書き文字認識におけ
る入力インタフェースでは、入力装置上に予め設定され
た概四角形の領域(入力枠)ごとに、利用者が1字ずつ
手書き文字を入力するようになっている。指定された枠
に1字ずつ入力するという作業は、利用者にかなりのス
トレスを与えるとともに、通常の紙に対して字を書く作
業とはかなり異なる動作であり、この入力インタフェー
スは、決してよいユーザインタフェースであるとはいえ
ない。このような問題点を解決するため、現在、入力枠
を設けることなく文字認識が可能となるようなオンライ
ン文字認識方法が開発されつつある。
【0003】1字ごとの入力枠を設けない場合、文字認
識に先立って、連続して入力される複数の手書き文字デ
ータから1字分ずつのデータを順次切り出す処理を実行
しなければならない。現在、この切り出しの方法として
は、2次元平面内のデータとして入力された手書き文字
データをこの平面内で各種の方向に射影し、文字間に存
在するスペースを探索して文字の切れ目とする方法が用
いられている。この方法では、文字の変形や、射影方向
に関する文字の重なり合いが起きると切り出しがうまく
行なわれない。通常の人が手書き文字入力を行なった場
合には、かなりの頻度でこのような切り出しの失敗が発
生する。また、ひらがなや数字などの低画数の文字を入
力する場合、文字内に存在するスペース領域が文字間の
スペース領域として誤認され、誤った位置での切り出し
が行なわれることが多い。例えば、「いた」と入力する
ことを意図して図4に示すような手書き文字データ91
を入力した場合に、「い」,「た」と切り出されずに、
「し」,「け」,「こ」と切り出される場合がある。図
4において、Aの矢印は正しい切り出し位置を示し、B
の矢印は誤った切り出し位置を示している。
【0004】以下の説明において、「文字」とは、文字
コードと1対1に対応するものを指し、具体的にはこの
ように文字コードによって一意に指定されるものの名前
のことを意味し、「インクデータ」とは、利用者がペン
などの入力デバイスによって入力した軌跡データを指
し、「ストローク」とは一筆分(一画分)の軌跡データ
を指し、「手書き文字入力」とは、文字認識の対象とな
るインクデータを入力する作業を指し、「手書き文字」
とは、手書き文字認識処理を施すことを意図して利用者
が入力したインクデータのことを指し、「文字切り出
し」とは、手書き文字のインクデータ群の中から、1文
字に相当するインクデータを抽出することを指す。ま
た、認識誤差量とは、インクデータをもとに認識辞書を
探索してそのインクデータに対応する候補文字を見つけ
出した場合に、認識辞書中の候補文字の図形的データと
認識対象のインクデータとの差を定量的に表わす尺度の
ことであり、認識誤差量が小さいほど、認識辞書中のデ
ータとよく一致している、すなわち、探索された候補文
字が利用者の意図した文字である可能性が高いというこ
とになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、1文
字に対応する入力枠を設けないオンライン手書き文字認
識における従来の切り出し方法では、手書き文字のサイ
ズやスペース領域の大きさの変動、手書き文字の重なり
合いなどによって、文字切り出しをうまく行なうことが
できず、したがって正しく手書き文字認識を行なうこと
ができないという問題点がある。
【0006】本発明の目的は、特に低画数文字の手書き
文字認識を行なう場合に、文字の切り出しが正しく行な
われ、正確な手書き文字認識を行なうことができる方法
と装置とを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の手書き文字認識
方法は、利用者の入力したインクデータから文字切り出
しを行なって手書き文字認識を行なう手書き文字認識方
法において、未切り出しのインクデータの中から前記利
用者による入力順に1ストロークを取り出して、既に取
り出された未切り出しのストロークと合わせて認識辞書
と比較・照合し、候補文字と当該候補文字に対応する認
識誤差量を求める第1の工程と、所定のストローク数に
達するまで前記第1の工程を繰り返し実行し、最小の認
識誤差量に対応する候補文字を判別して文字切り出しを
行なう第2の工程とを有し、前記第1の工程では、探索
された候補文字が他の文字の部分図形要素となり得る文
字である場合には当該候補文字に対応する認識誤差量に
重み付けがなされる。
【0008】本発明の手書き文字認識方法では、取り出
されたストロークの数に応じて認識誤差量に対して正規
化処理が施されるようにしてもよいし、未切り出しのイ
ンクデータがなくなるまで第2の工程が繰り返されるよ
うにしてもよい。
【0009】本発明の手書き文字認識装置は、利用者の
入力したインクデータから文字切り出しを行ない、手書
き文字認識を行なう手書き文字認識装置において、前記
インクデータを記憶するインクデータ格納手段と、認識
辞書と、前記インクデータ格納手段の中から前記利用者
による入力順に1ストロークを取り出して、既に取り出
された未切り出しのストロークと合わせて前記認識辞書
と比較・照合し、候補文字と当該候補文字に対応する認
識誤差量を求め、当該候補文字が他の文字の部分図形要
素となり得る文字である場合には前記認識誤差量に重み
付けを行ない、所定のストローク数に達するまで前記候
補文字の探索を繰り返し実行し、その後、求められた認
識誤差量のうちの最小のものに対応する候補文字を認識
文字と判別して文字切り出しを行なう文字認識手段と、
を有する。
【0010】
【作用】オンライン手書き文字認識では、各ストローク
の入力順を知ることができる。筆順には個人差があるも
のの一般には1つの文字に対応するストロークは続けて
入力されるから、入力順に各ストロークを順次取り出し
て既に取り出したストロークに追加していけば、いずれ
かの時点で、利用者が意図した文字と取り出されたスト
ロークからなるインクデータとが対応することになる。
ストロークを取り出すたびに認識辞書と比較して候補文
字を探索しそのときの認識誤差量を算出しておくと、逐
次算出された認識誤差量の中で、利用者の意図した文字
と取り出されたストロークからなるインクデータとが対
応したときの認識誤差量が最小になることが期待され
る。本発明は、このことを原理として文字切り出しや手
書き文字認識を行なうものである。算出される認識誤差
量は、ストローク数にもある程度依存するので、ストロ
ーク数に応じて認識誤差量に対する正規化処理を施して
から認識誤差量の相互比較を行なうようにすることが望
ましい。上述したような処理を順次繰り返すことによっ
て、入力した一連のインクデータから次々と文字の切り
出しおよび手書き文字認識が行なわれることになる。
【0011】ところで、例えば利用者が「+」を手書き
文字入力しようとした場合、「|」と「―」のストロー
クを順次入力するが、本発明によれば、まず、「|」の
みで認識辞書との照合が行なわれ、その後、「+」のイ
ンクデータと認識辞書との照合が行なわれる。この過程
において、「|」のみを認識辞書と照合した段階で候補
文字として例えば「1」が得られるので、最終的な認識
誤差量の比較で「+」でなく「1」と判定されることが
ある。これは候補文字「1」が他の文字(この例では
「+」)の部分文字要素、すなわち他の文字を構成する
一ないし数画分の線図形要素(この例では「|」)とほ
ぼ完全に一致するであるためである。そこで本発明で
は、候補文字が他の文字の部分図形要素となり得る文字
である場合には、その候補文字に対する認識誤差量に重
み付けを行なうようにして、例えば「1」と判定され難
くし、正しい認識結果が得られるようにしている。
【0012】本発明では、インクデータに対する射影操
作を行なうことなく文字の切り出しが行なわれるので、
手書き文字でのサイズやスペース領域の大きさの変動、
手書き文字の重なり合いなどがある場合であっても、文
字切り出しが正しく行なわれ、正確な文字認識結果を得
ることができる。
【0013】
【実施例】次に、本発明の実施例について、図面を参照
して説明する。図1は本発明の一実施例の手書き文字認
識装置の構成を示すブロック図である。この手書き文字
認識装置は、オンライン手書き認識を実行するものであ
って、利用者によるインクデータが入力するとともに必
要な情報を表示するための入力・表示パネル11と、入
力したインクデータをストロークごとのデータとして格
納するインクデータ格納部13と、インクデータに対す
る文字切り出し処理および文字認識処理を行なう文字認
識エンジン部14と、文字認識エンジン部14での文字
認識結果を格納する認識結果格納部15と、文字認識結
果に応じて入力・表示パネル11に対して表示を行なう
とともにこの文字認識結果から数式を抽出する数式判定
エンジン部16と、文字認識用の認識辞書17と、後述
する特定文字に対する認識誤差量への重み付けのための
データを格納する重み付け用辞書18とによって構成さ
れている。入力・表示パネル11は、表示部とインクデ
ータ21の入力部とが一体になったいわゆる表示一体型
入力パネルであり、例えば、液晶フラットディスプレイ
上に透明型タブレットを積層した構成のものを使用する
ことができる。利用者は、ペン12でこの入力・表示パ
ネル11の入力・表示画面をなぞることによって、所望
のインクデータ21を入力できる。
【0014】文字認識エンジン部14は、インクデータ
格納部13に格納されたインクデータについて、利用者
によるストロークの入力順に応じて文字切り出しおよび
手書き文字認識の処理とを一括して実行するものであ
る。具体的には、文字認識エンジン部14は、インクデ
ータ格納部13の中から利用者による入力順に1ストロ
ークを取り出して、既に取り出された未切り出しのスト
ロークと合わせて認識辞書17と比較・照合し、取り出
されているストロークに対する候補文字とその候補文字
に対応する認識誤差量を求め、取り出されたストローク
の数で認識誤差量を除算し(正規化処理)、重み付け用
辞書18を参照してその候補文字が特定文字かどうかを
調べ、その候補文字が特定文字である場合にはその候補
文字の認識誤差量に重み付けを実行する。そして、文字
認識エンジン部14は、予め定めたストローク数(以
下、窓Nともいう)に達するまでこの一連の処理を繰り
返し実行し、そののち、上述の繰り返し処理で求められ
た各認識誤差量に対して中で最小のものに対応する候補
文字を認識文字として判別して認識結果格納部15に書
込むとともに、その認識結果に応じて文字切り出しを行
なう。切り出されたストロークを除外し、インクデータ
中の未切り出しのストロークを対象としてこれらの処理
を再度実行することにより、順次、文字認識および文字
切り出しが行なわれることになる。
【0015】候補文字を求める方法としては、通常のオ
ンライン手書き文字認識に使用される方法、例えば、パ
ターンマッチング法や、特徴ベクトルを求めて認識辞書
中の代表点と比較する方法などがある。1回のストロー
クの取り出しごとに複数個の候補文字を選び出すように
してもよい。本実施例では、特定文字に対して重み付け
が行なわれるので、第2順位の候補文字が最終的に選び
出される可能性もある。また、認識誤差量はストローク
数にも依存するので、認識誤差量をストロークの数に応
じて正規化することが望ましいが、この正規化の方法と
しては、ここで示したような単純に認識誤差量をストロ
ーク数で割る方法のほか、例えば、ストロークの数に応
じて変化する関数(パラメータ)を定義し、この関数で
もって認識誤差量を除算する方法などがある。また、ス
トローク数による認識誤差量の依存性をなくすために、
現実のストロークの数によらずにこれら複数のストロー
クをつなげて1ストロークとした仮想的なインクデータ
を考え、この仮想的なインクデータをもとに認識を実行
する方法もある。
【0016】ここで特定文字について説明する。特定文
字とは、文字であると同時に、他の文字の部分図形要素
となり得るもののことである。特定文字としては、「作
用」欄で説明した「1」を初めとして、「ー」、
「く」、「C」、「V」、「/」、「し」などが例示さ
れる。本実施例では、特定文字に対しては認識誤差量に
対する重み付けがなされているので、「+」の入力を意
図して「|」と「―」のストロークを入力した場合に、
「1」や「ー」が候補文字となってもその認識誤差量は
「+」に対する認識誤差量より大きくなり、「1」や
「ー」と認識されることなく、正しく「+」と認識され
ることになる。一方、「−1」の入力を意図して「―」
と「|」のストロークが位置的に分離して入力した場合
には、「1」や「ー」に対する認識誤差量に重み付けが
なされていても、入力されたインクデータは「+」の字
形とは大きく異なり、候補文字「+」に対する認識誤差
量が十分大きな値となるので、正しく「ー」および
「1」が認識されることになる。特定文字に対する重み
付けの方法としては、一律に所定の係数を認識誤差量に
加算するか乗算する方法があり、また、特定文字ごとに
この係数を変化させるようにしてもよい。
【0017】次に、数式判定エンジン部16における数
式抽出処理の原理について説明する。本実施例では、文
字の切り出しおよび認識は、インクデータに対する射影
処理を必要としない。このため、各文字ごとのインクデ
ータを例えば左から右への一方向に入力する必要はな
く、入力用の画面の任意の位置に各文字のインクデータ
を入力することが可能である。そして、文字認識と同時
に、認識された手書き文字の位置(例えばインクデータ
における重心位置の座標で表わされる)や相互の配置な
どに関する情報を入手することができる。そこで、例え
ば、一本の横線のストロークの上下に数字に対応するイ
ンクデータが配置されていれば、それは分数の入力であ
るとみなすことができる。また、比較的長い一本線の上
方に2段以上にわたって数字が配置され、さらに、
「+」、「−」や「×」などの文字が配置されている場
合には、筆算形式で数式が入力されたものとすることが
できる。数式判定エンジン部16は、数式が入力された
場合に計算結果を算出し、入力・表示パネル11に表示
するようになっている。
【0018】次に、本実施例の動作について、図3のフ
ローチャートを用いて説明する。ここでは、窓Nを3と
する。
【0019】入力・表示パネル11にインクデータを入
力すると、そのインクデータはストロークごとにインク
データ格納部13に格納、保存される(ステップ10
1)。このとき各ストロークには、その入力順に、1か
ら始まる連続番号で表わされるストローク番号が付与さ
れる。利用者が認識開始を指示したかが判定され(ステ
ップ102)、認識開始ではない場合にはステップ10
1に戻って次に入力するインクデータの保存が行なわ
れ、認識開始であれば、次のステップ103に移行す
る。利用者による認識開始の指示は、例えば、特定のパ
ターンのストローク(ジェスチュア)の入力や、特定の
ボタンへのクリック操作などで行なわれる。
【0020】認識処理においては、まず、変数SとEと
を1に初期化する(ステップ103)。変数SおよびE
は、連続した順番で入力され認識辞書17との照合が行
なわれる一連のストロークにおいて、それぞれ、それら
のストロークのうちの最初に入力したものと最後に入力
したものとをストローク番号で特定するために使用され
る。そして、ストローク番号が[S,E]の間であるス
トロークを対象として、認識辞書17中から候補文字を
探索し、その候補文字に対する認識誤差量を求めて、結
果を保存する(ステップ104)。最初に候補文字探索
を行なう場合には、ストローク番号が1であるストロー
ク(最初に入力したストローク)のみが対象となる。そ
して、ストローク数に対する正規化のために、得られた
認識誤差量をストロークの数で除算する(ステップ10
5)。
【0021】次に、重み付け用辞書18を検索し、得ら
れた候補文字が特定文字であるかを判定する(ステップ
106)。特定文字でない場合にはそのままステップ1
08に移行し、特定文字である場合にはその候補文字の
認識誤差量に重み付けを行なって(ステップ107)、
ステップ108に移行する。ここでは、例えば一律に2
を加算することによって、重み付けを行なう。
【0022】ステップ108では、EとSとの差が窓N
より小さいかどうか、すなわち、未切り出しのストロー
クのうち取り出されたストロークの数が予め定めた数に
達していないかどうかが判定される。予め定めた数に達
した場合(N≦E−S)には、ステップ111に移行す
る。一方、予め定めた数に達していない場合(N>E−
S)には、次のストロークを取り出すためにEに1を加
算し(ステップ109)、加算後のEとインクデータ格
納部13内の最後に入力されたストロークのストローク
番号とを比較する(ステップ110)。加算後のEが最
後のストロークのストローク番号より大きい場合には、
次に取り出すべきストロークがもはや存在しない場合で
あるから、ステップ111に移行し、そうでない場合に
は、次のストロークを追加して文字認識を行なうため
に、ステップ104に戻る。
【0023】ステップ111では、ステップ104〜1
10の実行で得られた候補文字の全てについて、認識誤
差量の大小によってソートを行ない、最小の認識誤差量
に対応する候補文字(第1候補)を認識文字とし、結果
を認識結果格納部15に保存する。そして、文字の切り
出しを行なって次に文字認識を開始すべきストロークを
特定するために、第1候補に対応する変数Eに1を加え
た値を算出して、変数SSとする(ステップ112)。
この変数SSは、次に文字認識を開始すべきストローク
のストローク番号を表わしている。そして、まだ切り出
されていないストロークの有無を確かめるために、SS
とインクデータ格納部13内の最後に入力されたストロ
ークのストローク番号とを比較する(ステップ11
3)。SSが最後のストロークのストローク番号より大
きい場合は、未切り出しのストロークが存在しない場合
であるから、数式判定エンジン部16に制御を渡し、得
られた文字の位置関係から数式を判定して結果を入力・
表示パネル11に表示し(ステップ115)、処理を終
了する。ステップ113で、SSが最後のストロークの
ストローク番号以下である場合には、次の文字切り出し
を行なうために、変数SとEとに変数SSの値を代入し
(ステップ114)、ステップ104に戻る。
【0024】以上の処理を実行することにより、インク
データ格納部13内に格納されたインクデータを対象と
して、文字切り出し、文字認識が次々と実行されること
になる。
【0025】次に、具体例を示して本実施例の動作をさ
らに詳しく説明する。ここでは、予め定められたストロ
ークの数(N)が3であり、図3に示すような4ストロ
ークからなるインクデータ21が入力したものとする。
このインクデータ21は、文字列「1+2」の入力を意
図したものである。図において丸付き数字(〜)
は、そのストロークの入力順、すなわちストローク番号
を示している。
【0026】まずのストロークから入力順に1ストロ
ークずつ取り出され、すでに読み込まれたストロークと
合わせて順次、候補文字の探索が行なわれる。窓Nが3
なので、のストロークまで取り出され、その時点で、
認識誤差量の比較が行なわれる。表1は、ストロークが
取り出されるごとに得られる候補文字と、その候補文字
に対する生の認識誤差量、正規化後の認識誤差量、重み
付け量、最終的な認識誤差量が示されている。のスト
ロークを取り出した時点で候補文字として「1」が得ら
れるが、「1」は特定文字なので重み付けが行なわれ、
2が加算されている。
【0027】
【表1】 のストロークを取り出した時点では、とのストロ
ークを合わせたインクデータを対象として候補文字が探
索され、「ト」が得られている。このときのストローク
数が2であるので、正規化により生の認識誤差量20が
2で除算され、認識誤差量が10となっている。そし
て、のストロークを取り出した時点でも同様の処理が
行なわれたのち、得られた認識誤差量の中で最小のもの
が探索される。この場合、処理順1の認識誤差量が最小
であるから、候補文字「1」が認識文字とされ、文字切
り出しが行なわれる。
【0028】2番目の文字の認識のための処理は、最初
の文字認識でのストロークのみが切り出されているの
で、のストロークから開始される。その過程が表2に
上述の場合と同様に示されている。ここでは、正規化後
の認識誤差量に関しては、のストロークのみを取り出
した場合(処理順1)とのストロークまで取り出した
場合(処理順2)とで同じであるが、候補文字「ー」が
特定文字であるので処理順1の方には重み付けがなさ
れ、認識誤差量が大きくなっている。したがって、候補
文字「+」が認識文字として判別されている。
【0029】
【表2】 「+」が認識され切り出されたのちは、のストロー
ク、すなわち「2」に対応するストロークのみが未切り
出し状態であるので、3番目の文字認識はこののスト
ロークのみを対象として実行され、文字「2」が正しく
切り出される。以上のようにして、手書き文字同士の重
なり合いがあり、また手書き文字間のスペース領域が変
動しているようなインクデータに対しても、文字切り出
しを正しく実行できるようになる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、入力順に
ストロークを取り出して既に取り出された未切り出しの
ストロークと合わせて候補文字を探索し、かつ、他の部
品の部分図形要素となる候補文字に対しては認識誤差量
に重み付けを行なうことにより、インクデータに対する
射影操作を行なうことなく文字の切り出しが行なわれる
ことになり、手書き文字でのサイズやスペース領域の大
きさの変動、手書き文字の重なり合いなどがある場合で
あっても、文字切り出しが正しく行なわれ、正確な文字
認識結果が得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の手書き文字認識装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】図1の手書き文字認識装置の動作を示すブロッ
ク図である。
【図3】入力されたインクデータの一例を示す図であ
る。
【図4】手書き文字データの一例を示す図である。
【符号の説明】
11 入力・表示パネル 12 ペン 13 インクデータ格納部 14 文字認識エンジン部 15 認識結果格納部 16 数式判定エンジン部 17 認識辞書 18 重み付け用辞書 21 インクデータ 101〜115 ステップ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 利用者の入力したインクデータから文字
    切り出しを行なって手書き文字認識を行なう手書き文字
    認識方法において、 未切り出しのインクデータの中から前記利用者による入
    力順に1ストロークを取り出して、既に取り出された未
    切り出しのストロークと合わせて認識辞書と比較・照合
    し、候補文字と当該候補文字に対応する認識誤差量を求
    める第1の工程と、 所定のストローク数に達するまで前記第1の工程を繰り
    返し実行し、最小の認識誤差量に対応する候補文字を判
    別して文字切り出しを行なう第2の工程とを有し、 前記第1の工程では、探索された候補文字が他の文字の
    部分図形要素となり得る文字である場合には当該候補文
    字に対応する認識誤差量に重み付けがなされることを特
    徴とする手書き文字認識方法。
  2. 【請求項2】 取り出されたストロークの数に応じた正
    規化処理が前記認識誤差量に対して施される請求項1に
    記載の手書き文字認識方法。
  3. 【請求項3】 未切り出しのインクデータがなくなるま
    で前記第2の工程が繰り返される請求項1または2に記
    載の手書き文字認識方法。
  4. 【請求項4】 利用者の入力したインクデータから文字
    切り出しを行ない、手書き文字認識を行なう手書き文字
    認識装置において、 前記インクデータを記憶するインクデータ格納手段と、 認識辞書と、 前記インクデータ格納手段の中から前記利用者による入
    力順に1ストロークを取り出して、既に取り出された未
    切り出しのストロークと合わせて前記認識辞書と比較・
    照合し、候補文字と当該候補文字に対応する認識誤差量
    を求め、当該候補文字が他の文字の部分図形要素となり
    得る文字である場合には前記認識誤差量に重み付けを行
    ない、所定のストローク数に達するまで前記候補文字の
    探索を繰り返し実行し、その後、求められた認識誤差量
    のうちの最小のものに対応する候補文字を認識文字と判
    別して文字切り出しを行なう文字認識手段と、を有する
    ことを特徴とする手書き文字認識装置。
JP6183141A 1994-08-04 1994-08-04 手書き文字認識方法および装置 Withdrawn JPH0850634A (ja)

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JP6183141A JPH0850634A (ja) 1994-08-04 1994-08-04 手書き文字認識方法および装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007072718A (ja) * 2005-09-06 2007-03-22 Univ Of Tokyo 手書き数式の認識装置及び認識方法

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JP2007072718A (ja) * 2005-09-06 2007-03-22 Univ Of Tokyo 手書き数式の認識装置及び認識方法

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