JPH0858558A - マスタシリンダ - Google Patents
マスタシリンダInfo
- Publication number
- JPH0858558A JPH0858558A JP20256694A JP20256694A JPH0858558A JP H0858558 A JPH0858558 A JP H0858558A JP 20256694 A JP20256694 A JP 20256694A JP 20256694 A JP20256694 A JP 20256694A JP H0858558 A JPH0858558 A JP H0858558A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure chamber
- peripheral portion
- inner peripheral
- piston
- pressure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ブレーキフィーリングの良いマスタシリンダ
を提供すること。 【構成】 一端に第1内周部12aとそれより小径の第
2内周部12bを有し、内部に作動液を収容する有底の
シリンダボディ11と、シリンダボディ11の内孔内を
第1圧力室12と第2圧力室13に区画するとともに第
1圧力室12の圧力が高くなったときにその圧力を第2
圧力室に供給する連通機構26を形成するピストン15
とを備え、第1内周部11a側に配され、ピストン15
の移動に応じて第1圧力室12とリザーバタンク17の
間を連通或いは遮断可能な第1ポート18と、第2内周
部12b側に配され、第2圧力室13を液圧管路と常時
連通する第2ポート19とを有し、第1圧力室12の受
圧面積を第2圧力室13の受圧面積より大きくなるよう
にした。
を提供すること。 【構成】 一端に第1内周部12aとそれより小径の第
2内周部12bを有し、内部に作動液を収容する有底の
シリンダボディ11と、シリンダボディ11の内孔内を
第1圧力室12と第2圧力室13に区画するとともに第
1圧力室12の圧力が高くなったときにその圧力を第2
圧力室に供給する連通機構26を形成するピストン15
とを備え、第1内周部11a側に配され、ピストン15
の移動に応じて第1圧力室12とリザーバタンク17の
間を連通或いは遮断可能な第1ポート18と、第2内周
部12b側に配され、第2圧力室13を液圧管路と常時
連通する第2ポート19とを有し、第1圧力室12の受
圧面積を第2圧力室13の受圧面積より大きくなるよう
にした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車輌のホイルシリンダ
にブレーキ液圧を付与するマスタシリンダに関するもの
であり、特にポートレス型のマスタシリンダに関する。
にブレーキ液圧を付与するマスタシリンダに関するもの
であり、特にポートレス型のマスタシリンダに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術として、例えば実開平1−1
61167号公報に開示されるマスタシリンダがある。
このマスタシリンダは、シリンダボディの内孔内にシー
ルカップを介して液密的且つ軸方向へ摺動可能に挿嵌さ
れて同内孔内に液圧管路に常時連通する圧力室とリザー
バに常時連通する補給室とを形成すると共に圧力室と補
給室とを連通させる連通孔を有するピストンと、ピスト
ンを非作動位置に向けて付勢するリターンスプリング
と、一端に弁体を嵌着し他端に連通孔内に遊嵌するバル
ブロッド及び弁体を着座方向に付勢するスプリングと、
ピストンが非作動位置にある時連通孔を開放し、ピスト
ンが作動位置にある時に連通孔を遮閉することにより圧
力室内に液圧を発生させるバルブ機構と、を備えたマス
タシリンダにおいて、補給室側を小径の段付に形成し
て、その小径部とシリンダボディ内孔との間に液密的に
嵌合するシリンダカラーをシリンダボディに固定し、ピ
ストンが非作動位置にあるときストッパがシリンダカラ
ーに当接するものであり、ピストンにバルブ機構とスト
ッパを取付けて、シリンダボディの内孔内に嵌挿した後
でシリンダカラーを内孔開口より挿入して内孔開口端近
傍で固定させればよく、これにより組付け性を悪化させ
ることなくマスタシリンダの軸長の短縮を可能にしたも
のである。
61167号公報に開示されるマスタシリンダがある。
このマスタシリンダは、シリンダボディの内孔内にシー
ルカップを介して液密的且つ軸方向へ摺動可能に挿嵌さ
れて同内孔内に液圧管路に常時連通する圧力室とリザー
バに常時連通する補給室とを形成すると共に圧力室と補
給室とを連通させる連通孔を有するピストンと、ピスト
ンを非作動位置に向けて付勢するリターンスプリング
と、一端に弁体を嵌着し他端に連通孔内に遊嵌するバル
ブロッド及び弁体を着座方向に付勢するスプリングと、
ピストンが非作動位置にある時連通孔を開放し、ピスト
ンが作動位置にある時に連通孔を遮閉することにより圧
力室内に液圧を発生させるバルブ機構と、を備えたマス
タシリンダにおいて、補給室側を小径の段付に形成し
て、その小径部とシリンダボディ内孔との間に液密的に
嵌合するシリンダカラーをシリンダボディに固定し、ピ
ストンが非作動位置にあるときストッパがシリンダカラ
ーに当接するものであり、ピストンにバルブ機構とスト
ッパを取付けて、シリンダボディの内孔内に嵌挿した後
でシリンダカラーを内孔開口より挿入して内孔開口端近
傍で固定させればよく、これにより組付け性を悪化させ
ることなくマスタシリンダの軸長の短縮を可能にしたも
のである。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】上記のマスタシリン
ダはピストンが加圧する圧力室の受圧面積は常に一定で
あるので、ピストンを押す力に比例してピストンの移動
量が変化する。即ちシリンダボディ内の圧力室はピスト
ンを押す力に比例して加圧される。
ダはピストンが加圧する圧力室の受圧面積は常に一定で
あるので、ピストンを押す力に比例してピストンの移動
量が変化する。即ちシリンダボディ内の圧力室はピスト
ンを押す力に比例して加圧される。
【0004】マスタシリンダを車輌のブレーキ装置に用
いる場合において、急ブレーキを掛けたとき、即ちピス
トンをいきなり強い力で押したときには、車輌のブレー
キが効き過ぎることなく、車輪がロックするのを防ぐ必
要がある。また、市街地等を比較的低速で走行している
状態では軽いブレーキ操作によって十分な制動効果を得
ることが必要である。しかし、上記のマスタシリンダで
は急ブレーキを掛けたとき、即ちピストンをいきなり強
い力で押すときには、車輌のブレーキが効き過ぎてしま
い、車輪がロックしてしまう恐れがある。
いる場合において、急ブレーキを掛けたとき、即ちピス
トンをいきなり強い力で押したときには、車輌のブレー
キが効き過ぎることなく、車輪がロックするのを防ぐ必
要がある。また、市街地等を比較的低速で走行している
状態では軽いブレーキ操作によって十分な制動効果を得
ることが必要である。しかし、上記のマスタシリンダで
は急ブレーキを掛けたとき、即ちピストンをいきなり強
い力で押すときには、車輌のブレーキが効き過ぎてしま
い、車輪がロックしてしまう恐れがある。
【0005】そこで、本発明はブレーキペダルを軽く踏
んだときにはブレーキがよく効いて、さらにその時点か
らブレーキペダルの踏力を上昇するとブレーキペダルが
重くなり、ストロークの短い高剛性のブレーキとなるよ
うなマスタシリンダを提供することを課題とする。
んだときにはブレーキがよく効いて、さらにその時点か
らブレーキペダルの踏力を上昇するとブレーキペダルが
重くなり、ストロークの短い高剛性のブレーキとなるよ
うなマスタシリンダを提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のマスタシリンダは、一端に第1内周部及び第
1内周部より小径の第2内周部を有し、第1内周部およ
び第2内周部に作動液を収容する有底のシリンダボディ
と、シリンダボディ内に液密かつ摺動可能に挿入され、
第1内周部との間に第1シールカップを有し、第2内周
部との間に第2シールカップを有し、第2シールカップ
と第1シールカップの間に第1圧力室を形成し、シリン
ダボディ内周の底部と第2シールカップとの間に第2圧
力室を形成するピストンと、ピストンがシリンダボディ
の有底の方向に付勢されたときに第1圧力室と第2圧力
室の間を遮閉し、ピストンがシリンダボディの有底の方
向に付勢されていないときに第1圧力室と第2圧力室の
間を連通するバルブ機構と、第1内周部内に配され、ピ
ストンが所定量移動すると第1圧力室とリザーバタンク
の間を連通から遮断に切り替える第1ポートと、第2内
周部側に配され、第2圧力室とホイールシリンダに接続
される液圧管路とを常時連通させる第2ポートと、第1
圧力室の圧力が所定圧力より高くなると第1圧力室内の
作動液を第2圧力室へ供給する連通機構とを備えた。こ
こで、第2ポートからホイールシリンダに接続される液
圧管路について、第2ポートとホイールシリンダを直接
接続していてもよいし、第2ポートとホイールシリンダ
の間に電磁弁等を介して接続していてもどちらでもよ
い。
に本発明のマスタシリンダは、一端に第1内周部及び第
1内周部より小径の第2内周部を有し、第1内周部およ
び第2内周部に作動液を収容する有底のシリンダボディ
と、シリンダボディ内に液密かつ摺動可能に挿入され、
第1内周部との間に第1シールカップを有し、第2内周
部との間に第2シールカップを有し、第2シールカップ
と第1シールカップの間に第1圧力室を形成し、シリン
ダボディ内周の底部と第2シールカップとの間に第2圧
力室を形成するピストンと、ピストンがシリンダボディ
の有底の方向に付勢されたときに第1圧力室と第2圧力
室の間を遮閉し、ピストンがシリンダボディの有底の方
向に付勢されていないときに第1圧力室と第2圧力室の
間を連通するバルブ機構と、第1内周部内に配され、ピ
ストンが所定量移動すると第1圧力室とリザーバタンク
の間を連通から遮断に切り替える第1ポートと、第2内
周部側に配され、第2圧力室とホイールシリンダに接続
される液圧管路とを常時連通させる第2ポートと、第1
圧力室の圧力が所定圧力より高くなると第1圧力室内の
作動液を第2圧力室へ供給する連通機構とを備えた。こ
こで、第2ポートからホイールシリンダに接続される液
圧管路について、第2ポートとホイールシリンダを直接
接続していてもよいし、第2ポートとホイールシリンダ
の間に電磁弁等を介して接続していてもどちらでもよ
い。
【0007】
【作用】本発明のマスタシリンダは、ピストンが作動す
るとバルブ機構にて第1圧力室と第2圧力室の間が遮閉
されて、第2圧力室は密閉される。しかし、第1シール
カップが第1ポートを通過するまではリザーバタンクと
第1圧力室は連通しているので、ピストンは第2圧力室
のみを加圧している。その後さらにピストンを作動させ
ることによって第1シールカップが第1ポートを通過す
ると第1圧力室が密閉される。このときピストンを更に
作動させると第1圧力室の容積が減少する。減少した容
積分の作動液は連通機構を介して第2圧力室に入り込
み、第2ポートから液圧管路へ導入される。ここで、第
1内周部の径は第2内周部の径より大きいので、第1シ
ールカップが第1ポートを通過するのを境にピストンが
液圧を受ける面積が大きくなる。従って、ピストンの移
動量が一定となるようにピストンを押していると、シー
ルカップが第1ポートを通過するのを境にしてピストン
が受ける力が大きくなるので、この状態から更に液圧管
路に作動液を導入するにはかなり大きな力をピストンに
加えなければならない。
るとバルブ機構にて第1圧力室と第2圧力室の間が遮閉
されて、第2圧力室は密閉される。しかし、第1シール
カップが第1ポートを通過するまではリザーバタンクと
第1圧力室は連通しているので、ピストンは第2圧力室
のみを加圧している。その後さらにピストンを作動させ
ることによって第1シールカップが第1ポートを通過す
ると第1圧力室が密閉される。このときピストンを更に
作動させると第1圧力室の容積が減少する。減少した容
積分の作動液は連通機構を介して第2圧力室に入り込
み、第2ポートから液圧管路へ導入される。ここで、第
1内周部の径は第2内周部の径より大きいので、第1シ
ールカップが第1ポートを通過するのを境にピストンが
液圧を受ける面積が大きくなる。従って、ピストンの移
動量が一定となるようにピストンを押していると、シー
ルカップが第1ポートを通過するのを境にしてピストン
が受ける力が大きくなるので、この状態から更に液圧管
路に作動液を導入するにはかなり大きな力をピストンに
加えなければならない。
【0008】
【実施例】以下、本発明のマスタシリンダの実施例を図
面に基づいて説明する。
面に基づいて説明する。
【0009】図1において、マスタシリンダ10はシリ
ンダボディ11を備えている。シリンダボディ11は一
端に第1内周部11aを有するとともに第1内周部11
aと連続且つ第1内周部11aより小径の第2内周部1
1bを有し、第1内周部11aおよび第2内周部11b
に作動液を収容するものである。シリンダボディ11の
内周部内には、シールカップ14を介して液密的かつ摺
動可能に嵌挿され、第1内周部11aと第2内周部11
bにそれぞれ第1圧力室12と第2圧力室13を形成す
るとともに、第1圧力室12と第2圧力室13の間に形
成され、第1圧力室12の圧力が高くなったときにその
圧力を第2圧力室13に供給する連通機構としての連通
孔26を有するピストン15と、リターンスプリング1
6が収容されている。シールカップ14は第1内周部1
1a側に装着する第1シールカップ14aと第2内周部
11b側に装着する第2シールカップ14bにて構成さ
れる。シリンダボディ11の第1内周部11a内にはピ
ストン15の移動に応じて第1圧力室12とリザーバタ
ンク17の間を連通或いは遮断可能な第1ポート18が
配され、シリンダボディ11の第2内周部11b側に
は、第2圧力室13と図示しないホイルシリンダとを常
時連通する第2ポート19が配されている。
ンダボディ11を備えている。シリンダボディ11は一
端に第1内周部11aを有するとともに第1内周部11
aと連続且つ第1内周部11aより小径の第2内周部1
1bを有し、第1内周部11aおよび第2内周部11b
に作動液を収容するものである。シリンダボディ11の
内周部内には、シールカップ14を介して液密的かつ摺
動可能に嵌挿され、第1内周部11aと第2内周部11
bにそれぞれ第1圧力室12と第2圧力室13を形成す
るとともに、第1圧力室12と第2圧力室13の間に形
成され、第1圧力室12の圧力が高くなったときにその
圧力を第2圧力室13に供給する連通機構としての連通
孔26を有するピストン15と、リターンスプリング1
6が収容されている。シールカップ14は第1内周部1
1a側に装着する第1シールカップ14aと第2内周部
11b側に装着する第2シールカップ14bにて構成さ
れる。シリンダボディ11の第1内周部11a内にはピ
ストン15の移動に応じて第1圧力室12とリザーバタ
ンク17の間を連通或いは遮断可能な第1ポート18が
配され、シリンダボディ11の第2内周部11b側に
は、第2圧力室13と図示しないホイルシリンダとを常
時連通する第2ポート19が配されている。
【0010】ピストン15の図示左側面は一端を第2内
周部11bの底面(シングルマスタシリンダの場合)も
しくは図示しないピストン(タンデムマスタシリンダの
場合)に係止されたリターンスプリング16により図示
右方向に付勢されていて、図1に示す非作動位置に保持
される。これにより、ピストン15はシリンダボディ1
1の第1内周部11a内を第1ポート18を通してリザ
ーバタンク17と連通或いは遮断可能な第1圧力室12
と、バルブ機構を通して第1圧力室12に連通するとと
もに第2ポート19を通して液圧管路に連通する第2圧
力室13とに区画している。
周部11bの底面(シングルマスタシリンダの場合)も
しくは図示しないピストン(タンデムマスタシリンダの
場合)に係止されたリターンスプリング16により図示
右方向に付勢されていて、図1に示す非作動位置に保持
される。これにより、ピストン15はシリンダボディ1
1の第1内周部11a内を第1ポート18を通してリザ
ーバタンク17と連通或いは遮断可能な第1圧力室12
と、バルブ機構を通して第1圧力室12に連通するとと
もに第2ポート19を通して液圧管路に連通する第2圧
力室13とに区画している。
【0011】本実施例におけるバルブ機構について説明
する。ピストン15はその軸心に第1圧力室12と第2
圧力室13とを連通する軸方向孔15aと軸方向孔15
aの一端が開口する凹部15bを有するとともに軸方向
孔15aの他端が開口して軸方向孔15aとともに連通
する貫通孔15cを有している。またピストン15は第
1シールカップ14aが装着される小径部15dと第2
シールカップ14bが装着される大径部15eを有した
段付状に形成されている。
する。ピストン15はその軸心に第1圧力室12と第2
圧力室13とを連通する軸方向孔15aと軸方向孔15
aの一端が開口する凹部15bを有するとともに軸方向
孔15aの他端が開口して軸方向孔15aとともに連通
する貫通孔15cを有している。またピストン15は第
1シールカップ14aが装着される小径部15dと第2
シールカップ14bが装着される大径部15eを有した
段付状に形成されている。
【0012】バルブ機構は、軸方向孔15aの一端が開
口する凹部15bの底面に形成されるシート部に着座可
能な弁体20が一端に嵌着され、弁体20を着座方向に
付勢するスプリング22により構成されている。弁体2
0の他端にはバルブロッド21が備えられ、ピストン1
5の先端には弁体20が凹部15bから抜けないように
リテーナ25が嵌着している。更にバルブロッド21は
第2内周部11bの底面(シングルマスタシリンダの場
合)において軸方向に移動可能に掛止され、ピストン1
5が非作動位置にあるときには弁体20が凹部15bに
着座しないように弁体20の軸方向の移動を規制してい
る。このバルブ機構はピストン15が非作動位置にある
ときには弁体20が凹部15bに着座しないようにバル
ブロッド21にて規制され、このとき第1圧力室12と
第2圧力室13は連通している。
口する凹部15bの底面に形成されるシート部に着座可
能な弁体20が一端に嵌着され、弁体20を着座方向に
付勢するスプリング22により構成されている。弁体2
0の他端にはバルブロッド21が備えられ、ピストン1
5の先端には弁体20が凹部15bから抜けないように
リテーナ25が嵌着している。更にバルブロッド21は
第2内周部11bの底面(シングルマスタシリンダの場
合)において軸方向に移動可能に掛止され、ピストン1
5が非作動位置にあるときには弁体20が凹部15bに
着座しないように弁体20の軸方向の移動を規制してい
る。このバルブ機構はピストン15が非作動位置にある
ときには弁体20が凹部15bに着座しないようにバル
ブロッド21にて規制され、このとき第1圧力室12と
第2圧力室13は連通している。
【0013】上記のようなバルブ機構において、ピスト
ン15が非作動位置にあるときにはバルブロッド21が
第2圧力室13の底面に掛止されることにより軸方向孔
15aを開放しており、ピストン15がブレーキペダル
の操作により図面左方に移動すると、バルブロッド21
による弁体20の位置規制が解除され、スプリング力に
よって弁体20が凹部15bの底面に向けて付勢される
とともに軸方向孔15aを遮閉して第2圧力室13内に
液圧を発生させる。
ン15が非作動位置にあるときにはバルブロッド21が
第2圧力室13の底面に掛止されることにより軸方向孔
15aを開放しており、ピストン15がブレーキペダル
の操作により図面左方に移動すると、バルブロッド21
による弁体20の位置規制が解除され、スプリング力に
よって弁体20が凹部15bの底面に向けて付勢される
とともに軸方向孔15aを遮閉して第2圧力室13内に
液圧を発生させる。
【0014】以上の構成から成る本実施例の作動を説明
する。ピストン15の一端にはプッシュロッド24が嵌
挿されており、図示しないブレーキペダルの操作によっ
てプッシュロッド24及びピストン15を図示左方へ押
動して摺動すると、弁体20がスプリング22により凹
部15bの底面に着座させられて第1圧力室12と第2
圧力室13との連通が遮断されるとともに第2圧力室1
3内に液圧が発生する。しかし、第1シールカップ14
aが第1ポート18を通過する前はリザーバタンク17
と第1圧力室12は連通しているので第1圧力室12内
に液圧は発生せず、ピストン15は第2圧力室13の液
圧のみを加圧する。
する。ピストン15の一端にはプッシュロッド24が嵌
挿されており、図示しないブレーキペダルの操作によっ
てプッシュロッド24及びピストン15を図示左方へ押
動して摺動すると、弁体20がスプリング22により凹
部15bの底面に着座させられて第1圧力室12と第2
圧力室13との連通が遮断されるとともに第2圧力室1
3内に液圧が発生する。しかし、第1シールカップ14
aが第1ポート18を通過する前はリザーバタンク17
と第1圧力室12は連通しているので第1圧力室12内
に液圧は発生せず、ピストン15は第2圧力室13の液
圧のみを加圧する。
【0015】その後さらにブレーキペダルを踏み込むこ
とによって第1シールカップ14aが第1ポート18を
通過すると第1圧力室12も密閉される。ここで、第1
内周部11aの径は第2内周部11bの径より大きいの
で、ピストン15に加える力を一定に増加していくと第
1シールカップ14aが第1ポート18を通過するのを
境にピストン15の移動量が減少する。このとき、第1
圧力室12の容積は減少するため、減少した容積分の作
動液は連通孔26から第2シールカップ14bを第2圧
力室13側へ押し込むことによって第2圧力室13に入
り込み、第2ポート19から液圧管路へ導入される。
とによって第1シールカップ14aが第1ポート18を
通過すると第1圧力室12も密閉される。ここで、第1
内周部11aの径は第2内周部11bの径より大きいの
で、ピストン15に加える力を一定に増加していくと第
1シールカップ14aが第1ポート18を通過するのを
境にピストン15の移動量が減少する。このとき、第1
圧力室12の容積は減少するため、減少した容積分の作
動液は連通孔26から第2シールカップ14bを第2圧
力室13側へ押し込むことによって第2圧力室13に入
り込み、第2ポート19から液圧管路へ導入される。
【0016】ブレーキペダルをもとの位置に戻すことに
よりリターンスプリング16の付勢力によりピストン1
5がシリンダボディ11の開口方向に付勢されたときに
は、第1シールカップ14aが第1ポート18よりシリ
ンダボディ11の開口側へ戻るまでは第1圧力室12の
容積は大きくなるとともに密閉されているので、ホイー
ルシリンダから戻される第2圧力室13内の作動液のう
ち、第1圧力室の容積の増大分が連通孔26を介して第
1圧力室12へ供給されるようになっている。
よりリターンスプリング16の付勢力によりピストン1
5がシリンダボディ11の開口方向に付勢されたときに
は、第1シールカップ14aが第1ポート18よりシリ
ンダボディ11の開口側へ戻るまでは第1圧力室12の
容積は大きくなるとともに密閉されているので、ホイー
ルシリンダから戻される第2圧力室13内の作動液のう
ち、第1圧力室の容積の増大分が連通孔26を介して第
1圧力室12へ供給されるようになっている。
【0017】本実施例において、ピストン15を押す力
を横軸に、第2ポート19を通じてホイルシリンダに付
与される圧力を縦軸にとったグラフを図2に示す。ま
た、この場合のピストン15のストローク量を横軸に、
ホイルシリンダの液圧を縦軸にとったグラフを図3に示
す。図2および図3のグラフにおいて点線で表されてい
るのはピストンの受圧面積が変わらないマスタシリンダ
の場合を示している。図2および図3のグラフの接点P
の圧力は、図1におけるLの長さを変えることにより任
意に設定することができる。
を横軸に、第2ポート19を通じてホイルシリンダに付
与される圧力を縦軸にとったグラフを図2に示す。ま
た、この場合のピストン15のストローク量を横軸に、
ホイルシリンダの液圧を縦軸にとったグラフを図3に示
す。図2および図3のグラフにおいて点線で表されてい
るのはピストンの受圧面積が変わらないマスタシリンダ
の場合を示している。図2および図3のグラフの接点P
の圧力は、図1におけるLの長さを変えることにより任
意に設定することができる。
【0018】以上より、本実施例のマスタシリンダ10
は、通常の使用域ではピストン15が第2圧力室13の
みを加圧して液圧管路に液圧が供給されるので、例えば
車輌が市街地等を比較的低速で走行している状態では軽
いブレーキ操作によって十分な制動効果を得ることがで
きる。しかし、車輌の運転中に急ブレーキを掛けたとき
など、突然大きな力でピストン15を作動させることに
よって第1シールカップ14aが第1ポート18を通過
すると、ピストン15は第1圧力室12も加圧すること
になる。第1ポート18を第1シールカップ14aが通
過することによってピストン15の受圧面積が大きくな
り、これによりストロークの短い高剛性のブレーキフィ
ーリングを得ることができ、安心感のあるブレーキとな
り、急ブレーキ時における車輪のロック防止にも役立
つ。
は、通常の使用域ではピストン15が第2圧力室13の
みを加圧して液圧管路に液圧が供給されるので、例えば
車輌が市街地等を比較的低速で走行している状態では軽
いブレーキ操作によって十分な制動効果を得ることがで
きる。しかし、車輌の運転中に急ブレーキを掛けたとき
など、突然大きな力でピストン15を作動させることに
よって第1シールカップ14aが第1ポート18を通過
すると、ピストン15は第1圧力室12も加圧すること
になる。第1ポート18を第1シールカップ14aが通
過することによってピストン15の受圧面積が大きくな
り、これによりストロークの短い高剛性のブレーキフィ
ーリングを得ることができ、安心感のあるブレーキとな
り、急ブレーキ時における車輪のロック防止にも役立
つ。
【0019】本発明のバルブ機構は本実施例のバルブ機
構に限定されるものではなく、同等の作用を有するもの
であればどのようなバルブ機構を用いてもよい。また、
本実施例では連通機構として連通孔を用いたが、それ以
外にもリリーフ弁を第1圧力室と第2圧力室との間に設
ける等の方法があるが、本実施例のように第2シールカ
ップに当接する連通孔とするのが好ましい。また、第2
圧力室を2分割してそれぞれに第2ポートを設けて別の
ホイールシリンダに連通するように液圧管路を設ける
と、タンデムマスタシリンダにも用いることができる。
構に限定されるものではなく、同等の作用を有するもの
であればどのようなバルブ機構を用いてもよい。また、
本実施例では連通機構として連通孔を用いたが、それ以
外にもリリーフ弁を第1圧力室と第2圧力室との間に設
ける等の方法があるが、本実施例のように第2シールカ
ップに当接する連通孔とするのが好ましい。また、第2
圧力室を2分割してそれぞれに第2ポートを設けて別の
ホイールシリンダに連通するように液圧管路を設ける
と、タンデムマスタシリンダにも用いることができる。
【0020】
【効果】本発明のマスタシリンダは、シリンダボディの
内周を第1内周部と第1内周部より小径の第2内周部と
し、第1内周部と第2内周部をそれぞれ第1圧力室と第
2圧力室とに区画するピストンを備えたことにより、通
常の使用域ではピストンは第2圧力室のみを加圧して液
圧管路に液圧が供給される。ピストンの作動によりシー
ルカップが第1ポートを通過すると、ピストンは第1圧
力室を加圧することになる。第1ポートを第1シールカ
ップが通過することによってピストンの受圧面積が大き
くなるので、ストロークの短い高剛性のブレーキフィー
リングを得ることができ、安心感のあるブレーキとな
る。また、急ブレーキ時における車輪のロック防止にも
役立つ。更に、本発明のマスタシリンダは液圧式ブレー
キブースタと負圧式ブレーキブースタのどちらにも用い
ることが可能であるとともに、構成が簡単であるので安
価に製造することができる。
内周を第1内周部と第1内周部より小径の第2内周部と
し、第1内周部と第2内周部をそれぞれ第1圧力室と第
2圧力室とに区画するピストンを備えたことにより、通
常の使用域ではピストンは第2圧力室のみを加圧して液
圧管路に液圧が供給される。ピストンの作動によりシー
ルカップが第1ポートを通過すると、ピストンは第1圧
力室を加圧することになる。第1ポートを第1シールカ
ップが通過することによってピストンの受圧面積が大き
くなるので、ストロークの短い高剛性のブレーキフィー
リングを得ることができ、安心感のあるブレーキとな
る。また、急ブレーキ時における車輪のロック防止にも
役立つ。更に、本発明のマスタシリンダは液圧式ブレー
キブースタと負圧式ブレーキブースタのどちらにも用い
ることが可能であるとともに、構成が簡単であるので安
価に製造することができる。
【図1】本発明の一実施例のマスタシリンダである。
【図2】本実施例のマスタシリンダの特性を示すグラフ
である。
である。
【図3】本実施例のマスタシリンダの特性を示すグラフ
である。
である。
10・・・マスタシリンダ 11・・・シリンダボディ 12・・・第1圧力室 13・・・第2圧力室 14・・・シールカップ 15・・・ピストン 16・・・リターンスプリング 17・・・リザーバタンク 18・・・第1ポート 19・・・第2ポート 20・・・弁体 21・・・バルブロッド 22・・・スプリング 24・・・プッシュロッド 25・・・リテーナ 26・・・連通孔
Claims (1)
- 【請求項1】 一端に第1内周部及び該第1内周部より
小径の第2内周部を有し、前記第1内周部および第2内
周部に作動液を収容する有底のシリンダボディと、 該シリンダボディ内に液密かつ摺動可能に挿入され、前
記第1内周部との間に第1シールカップを有し、前記第
2内周部との間に第2シールカップを有し、前記第2シ
ールカップと第1シールカップの間に第1圧力室を形成
し、前記シリンダボディ内周の底部と第2シールカップ
との間に第2圧力室を形成するピストンと、 前記ピストンが前記シリンダボディの有底の方向に付勢
されたときに前記第1圧力室と第2圧力室の間を遮閉
し、前記ピストンが前記シリンダボディの有底の方向に
付勢されていないときに前記第1圧力室と第2圧力室の
間を連通するバルブ機構と、 前記第1内周部内に配され、前記ピストンが所定量移動
すると前記第1圧力室とリザーバタンクの間を連通から
遮断に切り替える第1ポートと、 前記第2内周部側に配され、前記第2圧力室とホイール
シリンダに接続される液圧管路とを常時連通させる第2
ポートと、 前記第1圧力室の圧力が所定圧力より高くなると前記第
1圧力室内の作動液を前記第2圧力室へ供給する連通機
構と、 を備えるマスタシリンダ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20256694A JPH0858558A (ja) | 1994-08-26 | 1994-08-26 | マスタシリンダ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20256694A JPH0858558A (ja) | 1994-08-26 | 1994-08-26 | マスタシリンダ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0858558A true JPH0858558A (ja) | 1996-03-05 |
Family
ID=16459624
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20256694A Pending JPH0858558A (ja) | 1994-08-26 | 1994-08-26 | マスタシリンダ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0858558A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100342301B1 (ko) * | 2000-06-15 | 2002-06-27 | 엄상수 | 자동차용 마스터 실린더 |
| KR100495757B1 (ko) * | 2001-02-26 | 2005-06-16 | 가부시끼가이샤 히다치 세이사꾸쇼 | 마스터 실린더 |
-
1994
- 1994-08-26 JP JP20256694A patent/JPH0858558A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100342301B1 (ko) * | 2000-06-15 | 2002-06-27 | 엄상수 | 자동차용 마스터 실린더 |
| KR100495757B1 (ko) * | 2001-02-26 | 2005-06-16 | 가부시끼가이샤 히다치 세이사꾸쇼 | 마스터 실린더 |
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