JPH086573Y2 - 自動車のサスペンション装置 - Google Patents

自動車のサスペンション装置

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JPH086573Y2
JPH086573Y2 JP1986056173U JP5617386U JPH086573Y2 JP H086573 Y2 JPH086573 Y2 JP H086573Y2 JP 1986056173 U JP1986056173 U JP 1986056173U JP 5617386 U JP5617386 U JP 5617386U JP H086573 Y2 JPH086573 Y2 JP H086573Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、例えば、車輪側部材と車体側部材との間
に介装されるエアサスペンションのような自動車のサス
ペンション装置に関する。
(従来の技術) 従来、上述例の自動車のサスペンション装置として
は、例えば、実開昭59−11751号公報に記載の装置があ
る。
この従来装置は第5図に示す如く、車輪側部材と車体
側部材との間に介装したショックアブソーバ51,51と、 上述のショックアブソーバ51,51上部に配設し、一部
をベローズ52,52で画成した容積変化可能な主空気室53
と、 副空気室54,54と、 左右の車輪に配設した各ショックアブソーバ51,51に
設けた上述の各副空気室54,54を互に連結する空気吸排
気通路55と、加圧空気発生源としてのエアコンプレッサ
56との間に介設し、開閉作動することで上述の各副空気
室54,54への空気の吸排を制御する制御弁57を有する車
高調整機構58と、 上述の主空気室53と副空気室54とを結ぶ連通路59中に設
けられ、この連通路59を連通、非連通することで、ばね
定数を切換える開閉弁60を有するばね定数切換機構61と
を備えて、 上述の空気吸排気通路55の先端を延長した延長路62,6
2を左右の主空気室53,53に連通したエアサスペンション
装置である。
そして、この従来のエアサスペンション装置では、左
右の開閉弁60,60を開放したソフト時において、エアコ
ンプレッサ56からの加圧エアを、制御弁57、空気吸排気
通路55、延長路62を介して主、副の各空気室53,54に吸
排して車高調整する一方、左右の開閉弁60,60を閉じた
ハード時においては、エアコンプレッサ56からの加圧エ
アを各要素57,55,62を介して主空気室53にのみ吸排して
車高調整し、さらに上述の開閉弁60,60の開閉に対応し
てばね定数を可変制御し、乗心地重視の時には開閉弁6
0,60を開いてソフトに、またコーナリング時には開閉弁
60,60を閉じてハードにすべく構成している。
しかし、上述した従来装置においては、次の如き問題
点があった。
すなわち、左右の副空気室54,54が空気吸排気通路55
で互いに連通されている関係上、上述の各開閉弁60,60
を閉成したハード状態で旋回するコーナリング時におい
て、旋回外側に位置する車輪、例えば第5図の右側の車
輪に外力Fが付勢され、右側の主空気室53内の加圧エア
が、延長路62、空気吸排気通路55を介して左側の主空気
室53に流入する。
この結果、上述のコーナリング時において車体が旋回
外側方向に過度に傾き、旋回時の沈み込みが大となる問
題点を有していた。
(考案の目的) この考案は、制御および構成が簡単であり、左右間の
圧力を定常時に一定にすることができると共に、コーナ
リング時の過度な傾きを防止することができ、かつ車高
調整も可能な自動車のサスペンション装置の提供を目的
とする。
(考案の構成) この考案は、車輪側部材と車体側部材との間に介装さ
れるショックアブソーバと、該ショックアブソーバ上部
に配設され、少なくとも、一部がベローズで画成されて
容積変化可能な主室と、副室とから構成されるばね装置
と、左右の車輪に配設された上記各副室を互に連結する
流体吸排用通路と、この流体吸排用通路と加圧発生源と
の間に設けられ、開閉作動することにより上記両副室へ
の流体の吸排を制御する制御弁を備えた車高調整機構
と、上記主室と副室とを連通する第1連通路と、該第1
連通路中に設けられ、該通路を開閉する開閉弁と、上記
主室と副室とを常時連通する第2連通路とを備え、該第
2連通路面積は、第1連通路が開状態である時の通路面
積より小さく設定した自動車のサスペンション装置であ
ることを特徴とする。
(考案の効果) この考案によれば、左右の各副室を流体吸排用通路で
互いに連通させて、左右統合制御タイプに構成したの
で、制御および構成が簡単であり、左右間の圧力を定常
時に一定にすることができる。
しかも、上記左右統合制御タイプの自動車のサスペン
ション装置において次の如き効果がある。
すなわち、上述の第2連通路を例えばオリフィスによ
り構成するか、或は流体抵抗の小さい通路に制御弁と連
動して開閉する弁を介設して第2連通路を構成すること
で、上述の各開閉弁を閉成したハード状態で旋回するコ
ーナリング時に、旋回外側に位置する車輪に外力が付勢
されても、この外力に起因する旋回外側の主室内の流体
が副室および流体吸排用通路を介して旋回内側の主室内
に流入するのを防止することができる。
この結果、コーナリング時の過度な傾きを防止するこ
とができる効果がある。
また上述のハード状態下での車高調整は、上述のオリ
フィスにより構成した第2連通路、或は制御弁と連動す
る弁を介設した流体抵抗の小さい通路よりなる第2連通
路を介して容易に行なうことができる。
要するに、容積可変構造の主室と、容積一定構造の副
室とを、開閉弁を設けた第1連通路と、通路面積が小さ
い第2連通路とで連通し、流体吸排用通路を左右の各副
室に接続することにより、上記左右統合制御タイプの自
動車のサスペンション装置において、コーナリング時の
過度な傾きを防止しつつ、ハード選択時における車高調
整を容易に行なうことができる効果がある。
(実施例) この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は自動車のサスペンション装置を示し、第1図、
第2図において、このエアサスペンション装置は、 車輪側部材と車体側部材としてのボディフレーム1と
の間に介装し、ピストンロッド2およびストラットバー
3を備えたショックアブソーバ4と、 このショックアブソーバ4上部に配設し、一部をベロ
ーズ5で画成して容積変化可能に構成した主室としての
メインタンク6と、 このメインタンク6上に形成した副室としてのサブタ
ンク7とから構成されるばね装置と、 左右の車輪に配設する各ショックアブソーバ4,4に設
けた上述のサブタンク7,7を互に連結する空気吸排気通
路8と、 加圧発生源としてのエアコンプレッサ9と、 上述の空気吸排気通路8とエアコンプレッサ9との間
に制御弁10を介設して、この制御弁10の開閉作動によっ
て、上述の両サブタンク7,7への加圧エアの吸排を制御
する車高調整機構11と、 上述のメインタンク6とサブタンク7とを連通する第
1連通路12と、 この第1連通路12を開閉する開閉弁としての電磁ソレ
ノイド弁13を設け、この電磁ソレノイド弁13により上述
の第1連通路12を開放、閉鎖することで、上述のばね装
置のばね定数を切換えるばね定数切換機構14と、 上述の電磁ソレノイド弁13のプランジャ15内部に形成
して、サブタンク7とメインタンク6とを連通し、かつ
第1連通路12に対して独立した第2連通路としてのオリ
フィス16とを備えている。
ここで、上述のメインタンク6は、下端をストラット
バー3外周に固定したアウタシェル17と、上端をピスト
ンロッド2外周に固定したインナシェル18との間に前述
のベローズ5を配設して容積変化可能に構成している。
また上述のストラットバー3にブラケット19を介して
マグネット20を配設する一方、上述のインナシェル18に
ブラケット21を介して近接スイッチ22を配設し、この近
接スイッチ22と上述のマグネット20で車高センサ23を形
成している。
さらに上述のメインタンク6内にはバンプストップラ
バー24を配設し、このバンプストップラバー24で所定以
上の大荷重を止めるように構成している。
前述のサブタンク7は、金属などの硬質材からなるタ
ンクハウジング25と、上述のインナシェル18とで囲繞形
成し、このインナシェル18の一側には前述の電磁ソレノ
イド弁13を取り付けている。
そして、この電磁ソレノイド弁13のプランジャ15と対
向するインナシェル18の一部には、上下の各タンク7,6
を互に連通する前述の第1連通路12を穿設している。
ところで、前述のピストンロッド2内にはアクチュエ
ータ26で操作される減衰力制御用のロッド27を挿通する
一方、前述のエアコンプレッサ9からの加圧エアを、制
御弁10、空気吸排気通路8、アクチュエータ取付ブラケ
ット28内のエア通路29、ピストンロッド2内のエア通路
30、通路ブロック31内のエア通路32を介してサブタンク
7内に供給すべく構成している。
一方、上述のタンクハウジング25とアクチュエータ取
付ブラケット28との間には、外筒33と内筒34とで保持さ
れた弾性ラバー35を設け、この弾性ラバー35の外筒33を
ボルトナット36で前述のボディフレーム1に取付けると
共に、内筒34はベアリング37を介してピストンロッド2
の上部に配設している。
前述の電磁ソレノイド弁13は、第3図、第4図に示す
如く弁ハウジング38内に励磁コイル39を有し、この励磁
コイル39への通電時に、リターンスプリング40に抗して
プランジャ15を突出させる弁で、このプランジャ15先端
にはシール部材41を一体的に取付けている。
そして、前述の第2連通路としてのオリフィス16を、
上述のプランジャ15およびシール部材41に貫通形成して
いる。
ここで、第1連通路12の通路面積に対してその通路面
積が小さく設定された上述のオリフィス16は、上部が小
径で、下部が大径の固定絞りであって、第4図に示すハ
ード対応時に車高調整を行なう際、同図の矢印a方向に
加圧エアを流入して、車高をアップする時にはエアを流
れやすくして、調整時間を短縮すると共に、同図の矢印
b方向に加圧エアを抜いて、車高をダウンさせる時に
は、エアを流れにくくして、車体降下スピードを遅くす
るように構成している。
図示実施例は上記の如く構成するものにして、以下作
用を説明する。
上述の電磁ソレノイド弁13を第4図に示すように操作
したハード状態で車両を旋回するコーナリング時には、
旋回外側に位置する車輪に外力が付勢され、この外力に
よってメインタンク6内のエアが圧縮傾向になるが、こ
のメインタンク6とサブタンク7とを連通する第2連通
路は、流体抵抗の大きいオリフィス16で構成しているの
で、この旋回外側のメインタンク6内のエアが、サブタ
ンク7等を介して旋回内側のメインタンク6内に流入す
るのを抑制することができる。
この結果、コーナリング時の車体の過度な傾きを防止
することができる効果がある。
しかも、第4図に示すハード状態下において車高調整
を行なうには、車高調整機構11の制御弁10を開弁し、エ
アコンプレッサ9の加圧エアを、空気吸排気通路8、左
右のサブタンク7,7、左右のオリフィス16,16を介してメ
インタンク6,6に吸排することで、容易に行なうことが
できる。
以上要するに、容積可変構造の主室6,6と、容積一定
構造の副室7,7とを、開閉弁13を設けた第1連通路12
と、通路面積が小さい第2連通路16とで連通し、流体吸
排用通路8を左右の各副室7,7に接続することにより、
左右統合制御タイプの自動車のサスペンション装置にお
いて、コーナリング時の過度な傾きを防止しつつ、ハー
ド選択時における車高調整を容易に行なうことができる
効果がある。
なお、前述の電磁ソレノイド弁13で第1連通路12を開
放すると、第3図に示す如く上述のばね装置のばね定数
が切換わってソフト状態となることは勿論である。
また実施態様に示した如く、電磁ソレノイド弁13のプ
ランジャ15内に上述にオリフィス16を形成すると、同オ
リフィス16による流体抵抗の設定が容易となる。
この考案の構成と、上述の実施例との対応において、 この考案の車体側部材は、実施例のボディフレーム1
に対応し、 以下同様に、 主室はメインタンク6に対応し、 副室はサブタンク7に対応し、 流体吸排用通路は空気吸排気通路8に対応し、 加圧発生源はエアコンプレッサ9に対応し、 開閉弁は電磁ソレノイド弁13に対応し、 第2連通路はオリフィス16に対応するも、 この考案は、上述の実施例の構成のみに限定されるも
のではない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の自動車のエアサスペンション装置を示
す概略系統図、 第2図は本考案のエアサスペンション装置の片側を示す
断面図、 第3図はソフト状態の電磁ソレノイド弁の断面図、 第4図はハード状態の電磁ソレノイド弁の断面図、 第5図は従来のエアサスペンション装置の概略系統図で
ある。 1……ボディフレーム 4……ショックアブソーバ 5……ベローズ 6……メインタンク(主室) 7……サブタンク(副室)、8……空気吸排気通路 9……エアコンプレッサ、10……制御弁 11……車高調整機構、12……第1連通路 13……電磁ソレノイド弁(開閉弁) 15……プランジャ 16……オリフィス(第2連通路)
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭59−50810(JP,U) 実開 昭60−72307(JP,U) 実開 昭59−137806(JP,U) 実開 昭57−176310(JP,U) 実開 昭60−38808(JP,U) 実開 昭58−95310(JP,U)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車輪側部材と車体側部材(1)との間に介
    装されるショックアブソーバ(4)と、 該ショックアブソーバ(4)上部に配設され、少なくと
    も一部がベローズ(5)で画成されて容積変化可能な主
    室(6)と、 副室(7)とから構成されるばね装置と、 左右の車輪に配設された上記各副室(7,7)を互いに連
    結する流体吸排用通路(8)と、 該流体吸排用通路(8)と加圧発生源(9)との間に設
    けられ、開閉作動することにより上記両副室(7,7)へ
    の流体の吸排を制御する制御弁(10)を備えた車高調整
    機構(11)と、 上記主室(6)と副室(7)とを連通する第1連通路
    (12)と、 該第1連通路(12)中に設けられ、 該通路(12)を開閉する開閉弁(13)と、 上記主室(6)と副室(7)とを常時連通する第2連通
    路(16)とを備え、 該第2連通路(16)面積は、第1連通路(12)が開状態
    である時の通路面積より小さく設定した 自動車のサスペンション装置。
  2. 【請求項2】上記第2連通路(16)を、電磁ソレノイド
    弁で構成される開閉弁(13)のプランジャ(15)内部に
    形成した 実用新案登録請求の範囲第1項記載の 自動車のサスペンション装置。
JP1986056173U 1986-04-14 1986-04-14 自動車のサスペンション装置 Expired - Lifetime JPH086573Y2 (ja)

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JPS62167708U JPS62167708U (ja) 1987-10-24
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5950810U (ja) * 1982-09-29 1984-04-04 三菱自動車工業株式会社 車両用サスペンシヨン装置
JPS6072307U (ja) * 1983-10-25 1985-05-22 いすゞ自動車株式会社 車両のばね定数可変型空気ばね懸架装置

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JPS62167708U (ja) 1987-10-24

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