JPH0876254A - シート状メディアの処理装置 - Google Patents

シート状メディアの処理装置

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JPH0876254A
JPH0876254A JP6211092A JP21109294A JPH0876254A JP H0876254 A JPH0876254 A JP H0876254A JP 6211092 A JP6211092 A JP 6211092A JP 21109294 A JP21109294 A JP 21109294A JP H0876254 A JPH0876254 A JP H0876254A
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JP
Japan
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acid
sheet
drying
medium
paper
Prior art date
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Application number
JP6211092A
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English (en)
Inventor
雅弘 ▲吉▼田
Masahiro Yoshida
Takuji Yamamoto
卓司 山本
Koji Yamamoto
剛二 山本
Keizo Nishiguchi
圭三 西口
Haruhiko Shinko
治彦 新子
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 複数種のシート状メディアMを湿式処理する
処理装置1に、複数の作動条件で作動可能なメディア乾
燥装置13と、メディアMの種類を判別する判別センサ
36,37と、その判別結果に応じて乾燥装置13の作
動条件を変更する制御装置CPUとを設けた。メディア
Mの判別結果に応じてメディアの種類に適した条件で乾
燥装置13が作動される。例えば、メディアが紙であれ
ばは熱を加えて内部に含まれる水分が除去される。他
方、メディアがOHPフィルムであれば、熱を加えるこ
となく表面に付着している水分だけが除去される。 【効果】 OHPフィルムに永久的な変形が残ることが
ない。また、熱の無駄な消費が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液体内で用紙やフィル
ムシートなどのシート状メディアを処理する装置、特に
液体内から取り出したメディアを乾燥する部分の構成に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、液体内でシート状メディアを搬送
しながら処理する装置として、例えばトナーで画像が形
成されている用紙やOHP用の合成樹脂フィルムをトナ
ー脱墨液に浸漬し、これらシートからトナーを除去して
再生する装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、紙とOHP
フィルムでは吸水性や熱に対する変形性が著しく相違す
る。具体的に、紙はフィルムに比べて吸水性が高いの
で、液体から取り出した後に十分熱を加えて乾燥しなけ
れば再利用できないが、フィルムは全く又は殆ど水を吸
収しないので、表面の水分を除去するだけですぐに再利
用可能である。従って、フィルムの水分を除去するに当
たり、紙と同じ熱量をフィルムに付与すると、フィルム
は容易に変形していまい、皺、波打ち、溶解等を引き起
こす。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、液体
中で処理されたシートを、その種類に応じて乾燥処理す
る装置を提供することを目的としており、複数種のシー
ト状メディアを湿式処理する処理装置において、複数の
作動条件で作動可能な上記メディアを乾燥させる乾燥手
段と、上記メディアの種類を判別する判別手段と、該判
別手段の判別結果に応じて乾燥手段の作動条件を変更す
る制御手段と、を備えたことを特徴としている。
【0005】
【発明の効果】本発明に係るシート状メディアの処理装
置によれば、処理されるシートの種類が判別され、その
判別結果に応じてシートに適した条件で乾燥手段が作動
される。例えば、メディアが紙であれば、このメディア
は熱を加えて内部に含まれる水分が除去され、他方、メ
ディアがOHPフィルムであれば、熱を加えることなく
表面に付着している水分だけが除去される。そのため、
フィルムメディアに永久的な変形が加えられることがな
いうえ、熱量の無駄な消費が防止される。
【0006】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の実施例に
ついて説明する。図1は、トナーで画像が形成されてい
るシートを脱墨液に浸漬し、このシートからトナーを除
去して再生する装置1が示されている。この再生装置1
は、本体2内に脱墨液W(後に詳述する。)の収容槽3
を備えている。被処理材であるシート状メディアすなわ
ち複写シートMは、本体2に付設された給紙部4に積層
されており、点線で示す搬送路Pに沿って斜めに脱墨液
Wに侵入し、第1の搬送方向変更装置5により搬送方向
を水平方向に切り替えられてシート収容部6に供給され
る。シート収容部6は、浸漬されたシートを脱墨液Wに
一定時間保持するために、多段階に配置された複数のシ
ート収容用デッキ7を備えており、上記第1の搬送方向
変更装置5によって方向転換されたシートMが各段のデ
ッキ7に一枚づつ導入される。シートがデッキ7に収容
されている間、このシートMに付着しているトナーの全
部又は一部が脱墨液Wに溶解するか、膨潤して剥離し易
い状態になる。デッキ7に一定時間保持されたシートM
は導入順に排出され、第2の搬送方向変更装置8により
斜め下方に方向転換されてUターン搬送部9に供給され
る。Uターン搬送部9では、シートMは斜め上方に方向
が切り替えられ、トナー除去装置10によってシート表
面に残留する除去される。このトナー除去装置10とし
てはブラシローラが好適に用いられ、ブラシの接触によ
りトナーが除去される。次に、シートMは、例えばロー
ラ対などの搬送装置を有する取り出し装置11で脱墨液
Wから取り出された後、一対のゴムローラを備えた絞り
装置12によって水分が絞り出され、乾燥装置13で乾
燥された後、シートMの種類に応じて排出部14又は排
出部15に排出される。
【0007】次に、図2を参照して、取り出し装置1
1、絞り装置12、乾燥装置13の構成を詳細に説明す
る。上記取り出し装置11は、脱墨液W中に対向配置さ
れた一対のブラシローラ21,22と、脱墨液Wから液
面上へ斜めに伸び、上記ブラシローラ21,22で搬送
されるシートMを通路25に沿って絞り装置12に向け
て案内するガイド23,24を備えている。上記絞り装
置12は、外周部をゴムなどの弾性材料で被覆した一対
の絞りローラ26,27を備えている。
【0008】上記乾燥装置13は、絞り装置12を通過
したシートMを排出部14又は15に搬送するために、
ガイド28,29,30によって、絞り装置12を通過
したシートMをガイドする通路31と、この通路31か
ら分岐した通路32,33が形成されている。これらの
通路32,33の分岐部34には、通路31から供給さ
れたシートMを通路32又は33に振り分ける切換レバ
ー35が設けてあり、この切換レバー35はレバー切換
用ソレノイドSol(図3参照)によって、シートMを
通路32に案内する実線位置と通路33に案内する点線
位置に選択的に切り換えできるようになっている。
【0009】通路31の外側には、透過型のフォトセン
サからなるシート検出センサ36、メカ式スイッチから
なる検出センサ37が設けてあり、シート搬送方向の上
流側に配置されたセンサ36によってシートMの透過光
量が検出されるようになっている。また、検出通路32
の出口近傍には、ヒータ39,41を内蔵した一対の乾
燥ローラ38,40と、これらの乾燥ローラ38,40
を通過したシートMを排出部14に搬送する一対の排出
ローラ42,43が設けてある。一方、通路33の出口
近傍には、外周部を吸湿性の材料(例えば、フェルト、
多孔性のスポンジやゴム)で被覆した一対の吸湿ローラ
44,45と、これらの吸湿ローラ44,45を通過し
たシートMを排出部15に搬送する一対の排出ローラ4
6,47が設けてある。
【0010】上記の乾燥装置13において、通路31,
32,33、切換レバー35、レバー切換用ソレノイド
Solによって通路切換手段が構成されており、乾燥ロ
ーラ42,43によって加熱手段が構成されている。
又、これら通路切換手段及び加熱手段によって乾燥手段
が構成されている。
【0011】以上の構成からなる装置11,12,13
の動作を、図3に示す制御装置CPUの回路図を参照し
て説明する。トナー除去装置10を通過したシートM
は、ブラシローラ21,22により通路25に案内さ
れ、脱墨液Wから取り出された後、絞りローラ27,2
7で挾圧されて水分が絞り出される。
【0012】次に、シートMは通路31に案内される。
そして、第1のセンサ37がシートMの先端を検出する
と、制御装置CPUはタイマTをスタートするととも
に、そのタイマTのカウント中第2のセンサ36の出力
信号を受け付ける。なお、ここでの出力信号はシートM
の透過光量、すなわちシートMの材質によって異なり、
シートMが透明なOHPフィルムであれば出力が大き
く、シートMが紙であれば出力は小さい。センサ36の
出力信号は、タイマTがカウントアップするまで継続的
に受け付けられ、タイマTのカウント中に入力されたセ
ンサ36の出力を積分してシートMが紙かOHPフィル
ムかを判別する。
【0013】そして、シートMが紙と判定された場合、
レバー35が点線状態に設定されていれば、制御装置C
PUはレバー切換用ソレノイドSolを駆動してレバー
35を実線状態に切り換える。また、制御装置CPU
は、ヒータ電源Bをオンしてヒータ39,41を加熱す
ると共に乾燥ローラ駆動モータM1を駆動して乾燥ロー
ラ38,40を回転する。なお、ヒータ電源Bは、紙を
判定する前からオンしていてもよい。これにより、シー
ト(紙)Mは通路32に導かれ、乾燥ローラ38,40
に挾持搬送されながら、ヒータ39,41で加熱されて
内部に含まれる水分が蒸発除去され、排出ローラ42,
43により排出部14に排出される。
【0014】一方、シートMがOHPフィルムと判定さ
れた場合、レバー35が実線状態に設定されていれば、
制御装置CPUはレバー切換用ソレノイドSolを駆動
してレバー35を点線状態に切り換える。なお、レバー
は、ソレノイドSOLが作動していないときは、実線で
示される位置に位置するようにバネで付勢されている。
また、制御装置CPUは、吸湿ローラ駆動モータM2を
駆動して吸湿ローラ44,45を回転する。これによ
り、シート(OHPフィルム)Mは通路33に導かれ、
吸湿ローラ44,45で表面に残留した水分が吸収除去
され、排出ローラ46,47により排出部15に排出さ
れる。したがって、OHPフィルムは熱が加えられるこ
とがないので皺やその他の変形を生じることがなく、排
出されたOHPフィルムは良好に再利用に供される。な
お、乾燥ローラ38,40と吸湿ローラ44,45を同
一の駆動源で駆動してもよい。
【0015】上記実施例では、OHPフィルムの専用通
路に吸湿ローラ44,45を設け、これによりOHPフ
ィルムの表面に残留する水分を除去するものとしたが、
図4に示すように、外周面を吸湿材で被覆したローラ4
8,49を分岐部34のシート搬送方向上流側に設け、
これらのローラ48,49で再度水分が除去されたOH
Pフィルムを排出部15に排出するようにしてもよい。
また、同図に示すように、紙の排出部14の上流側に
は、ヒータ内蔵の乾燥ローラ38,40の外に、別のヒ
ータ内蔵型乾燥ローラ50,51を設け、紙を2段階に
分けて乾燥するようにしてもよい。このようにすれば、
一度に紙に加える熱量が少なく済み、紙の損傷や皺の発
生も軽減される。ここで、紙やOHPシートを乾燥する
手段はヒータ内蔵の乾燥ローラに限るものでなく、ドラ
イヤや吸湿ローラを用いてもよく、第1の乾燥ローラ4
8,49、又はこれに代わる乾燥手段は、OHPシート
から水分を除去する能力があればよく、第2の乾燥ロー
ラ50,51、38,40、又はこれらに代わる乾燥手
段は、第1の乾燥手段では乾燥しきれない紙から水分を
除去し得る能力のあるものであればよい。
【0016】さらに、図2の実施例では、紙の専用通路
には一組のヒータ内蔵型乾燥ローラ38,40を設け、
OHPの専用通路には吸湿ローラ44,45を設けるも
のとしたが、紙の専用通路には、上記乾燥ローラに代え
て、複数のヒータ内蔵型乾燥ローラ又はドライヤを設け
てもよいし、OHPの専用通路には、吸湿ローラに代え
て、一組の乾燥ローラ若しくはドライヤ、又は複数組の
乾燥ローラ若しくはドライヤを設けてもよく、水分の含
有量に応じて適当な乾燥手段を配置するのが好ましい。
【0017】図5はその他の実施例を示す。本実施例で
は、透過型のフォトセンサからなるシート検出センサ5
2とメカ式スイッチからなる検出センサ53で、脱墨液
Wに進入する前にシートMを検出するようにしてある。
このような構成を採用すると、シートの種類を判別して
から乾燥条件を変更するまでに十分な時間的余裕を確保
することができる。また、このような構成を有する装置
では、乾燥装置13に複数の乾燥ローラ、ドライヤ、又
は吸湿ローラを設け、シートの種類に応じてこれらの乾
燥手段の作動数を切り替えるようにしてもよい。
【0018】さらに、一対の加熱ローラのみを乾燥装置
13に設けて乾燥手段を構成し、シートMの種類を判別
してからこの加熱ローラの温度を調節するようにしても
よい。即ち、通路切換手段を設けず、加熱手段のみで乾
燥手段を構成してもよい。具体的には、シートが紙の場
合、紙を乾燥するのに十分な温度T1に調整し、シート
がOHPシートの場合、温度T1より低く、OHPシー
トに皺が発生しない程度の温度T2に調整する。
【0019】図6は別の実施例を示す。本実施例では、
絞り装置12から排出部14に至るまでの通路55の側
部にヒータ内蔵型のローラ対又はドライヤ等の乾燥器5
6が設けてある。通路55はまた、乾燥器56の上流側
と下流側で通路55に繋がる環状の通路57に接続され
ており、乾燥器56下流側の通路55と57との連結部
には切換レバー58が設けてある。この装置では、シー
トMがOHPフィルムと判定された場合、このシートM
は乾燥器56で一度乾燥された後、点線状態に設定され
た切換レバー8に案内されて排出部14に排出される。
一方、シートMが紙と判定された場合、切換レバー58
はまず実線位置に設定される。これにより、乾燥部56
を通過したシートMは、環状通路57を介して複数回に
亘り乾燥部56で乾燥される。そして、シートMが十分
に乾燥すると、切換レバー58を点線位置に切り換えて
シートMは排出部14に排出される。
【0020】図6の実施例では、通路55、環状通路5
7、切換レバー58によって通路切換手段が構成されて
おり、乾燥器56によって加熱手段が構成されている。
これら通路切換手段及び加熱手段によって乾燥手段が構
成されている。以上説明した実施例において、乾燥手段
を通路切換手段及び加熱手段によって構成する形態で
は、シートの種類に基づいて通路切換手段を切り換える
だけでシートに最適な乾燥処理が行われ、制御が簡単で
ある。一方、乾燥手段を加熱手段のみによって構成し、
この加熱手段をシートの種類に基づいて作動条件を変更
する(作動する加熱手段の数を変更する、或いは加熱手
段の温度調整を行う)形態では、分岐した複数の通路を
有さないため装置がコンパクトであるという利点を有す
る。
【0021】上記脱墨液16について説明する。複写シ
ート等の記録媒体上に、少なくとも樹脂を含む印字材料
によって可視化された印字面を脱墨する脱墨液は、前
記印字材料の樹脂を溶解或いは膨潤する成分、脱墨し
た印字材料が再度紙へ付着するのを防止するために脱墨
後の印字材料を凝集させる作用のある成分、記録材料
の一つである紙を繊維を膨潤させ、印字材料が紙繊維か
ら離脱を起こし易い状態にする成分、脱墨液の印字材
料及び紙への浸透性を高め、脱墨時間の短縮に寄与する
成分などを必要に応じて配合し製造する。 印字材料の
樹脂を溶解或いは膨潤する成分としては、例えば二価有
機酸モノエステル、グリコールエーテル、その他の有機
溶剤が挙げられる。
【0022】二価有機酸モノエステルについて具体的に
説明すると、二価有機酸のモノエステルの二価有機酸と
しては、飽和あるいは不飽和脂肪酸、例えば、シュウ
酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピ
メリン酸、スベリン酸、マゼライン酸、セバシン酸、マ
レイン酸あるいはフマル酸、または芳香族脂肪酸、例え
ばフタル酸、イソフタル酸およびテレフタル酸等を使用
可能である。これらの中でもシュウ酸、マロン酸、コハ
ク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン
酸、アゼライン酸およびセバシン酸等の飽和脂肪酸が好
ましい。
【0023】二価有機酸のモノエステルのアルコール成
分としては、例えばメタノール、エタノール、プロパノ
ール、ブタノール、ペンタノール等の一価アルコール類
(直鎖あるいは分岐鎖であってもよい)、エチレングリ
コール、グリセリン、ペンタエリスリトールおよびソル
ビトール等の多価アルコール類、ジエチレングリコー
ル、ジプロピレンングリコールおよびポリエチレングリ
コール等のグリコール類またはエチルセロソルブおよび
ブチルセロソルブ等のセロソルブ類が使用可能である。
これらのアルコールは単独であるいは2種以上混合して
使用することができる。
【0024】二価有機酸のモノエステルは上記二価有機
酸とアルコールとのエステル化反応によって、もしくは
二価有機酸ジエステルの加水分解反応によって与えられ
る。好ましい二価有機酸のモノエステルは下記一般式:
【0025】
【化1】HOOC−(CH2n−COOR1 (式中、R1は炭素酸1〜5のアルキル基を表し、nは
0〜8の整数を表す)で表されるものである。
【0026】具体的には、シュウ酸モノエステル(HO
OC−COOR1)、マロン酸モノエステル(HOOC
−CH2−COOR1)、コハク酸モノエステル(HOO
C−(CH22−COOR1)、グルタル酸モノエステ
ル(HOOC−(CH23−COOR1)、アジピン酸
モノエステル(HOOC−(CH24−COOR1)、
ピメリン酸モノエステル(HOOC−(CH25−CO
OR1)、スベリン酸モノエステル(HOOC−(C
26−COOR1)、アゼライン酸モノエステル(H
OOC−(CH27−COOR1)、セバシン酸モノエ
ステル(HOOC−(CH28−COOR1)等を挙げ
ることができる。もちろん二価有機酸モノエステルとし
ては単独であるいは2種以上混合して使用してもよい。
【0027】二価有機酸モノエステルは、カルボン酸基
の存在により、記録材料である紙の繊維を膨潤させ、印
字材料が紙繊維から容易に離脱を起こし易い状態にさせ
る材料である水と相溶するとともに、印字材料への浸透
力に優れ、エステル基の存在により、トナーへの膨潤、
溶解力が確保されていると考えられる。
【0028】脱墨液全体における添加量は5〜60重量
%、好ましくは20〜40重量%の範囲で使用する。5
重量%未満であると印字材料への膨潤性、溶解性が劣
り、脱墨効果が無く、60重量%より多いと、印字材料
への溶解力が高まりすぎ、紙へ再付着しやすくなる。
【0029】次に、グリコールエーテルについて具体的
に説明すると、例えばエチレングリコールモノメチルエ
ーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチ
レングリコールモノイソプロピルエーテル、エチレング
リコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノ
イソアミルエーテル、ジエチレングリコールモノメチル
エーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、
ジエチレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレ
ングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコ
ールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノ
エチルエーテル、トリプロピレンモノメチルエーテル等
が挙げられ、一種類あるいは二種類以上混合して使用し
ても良い。
【0030】グリコールエーテルは紙への浸透性も有す
る。脱墨液全体における添加量は5〜95重量%、好ま
しくは10〜80重量%の範囲で使用する。5重量%未
満であると印字材料への膨潤性、溶解性が劣り、脱墨効
果が無く、95重量%より多いと、印字材料への溶解力
が高まりすぎ、紙へ再付着しやすくなる。
【0031】その他の有機溶剤について具体的に説明す
ると、水と混合せず、かつトナーを溶解もしくは膨潤さ
せるものが挙げられる。例えばベンゼン、トルエン、キ
シレン、ジクロルメタン、メチルエチルケトン、酢酸メ
チル、酢酸エチル、エチルエーテル、プロピルエーテ
ル、ブチルエーテル、ジイソブチルケトン、酢酸ブチ
ル、エチルブチルアセタート、プロピオン酸メチル、プ
ロピオン酸エチル等が好適に用いられる。これらの有機
溶剤は単独でも2種以上混合しても用いられる。脱墨液
全体における添加量は10〜70重量%、好ましくは2
0〜60重量%の範囲で使用する。10重量%未満であ
ると印字材料への膨潤性、溶解性が劣り、脱墨効果が無
く、70重量%より多いと、印字材料への溶解力が高ま
りすぎ、紙へ再付着しやすくなる。
【0032】脱墨した印字材料が再度紙へ付着するのを
防止するために、脱墨後のトナー等の印字材料を凝集さ
せる作用のある成分としては、例えば界面活性剤、高級
脂肪酸、高級脂肪酸エステルが挙げられる。
【0033】界面活性剤について具体的に説明すると、
陰イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、陽イオ
ン性界面活性剤および両性界面活性剤等が使用できる。
従来より、パルプ化した古紙の脱墨剤として界面活性剤
が用いられているが、印字材料が樹脂である場合、界面
活性剤を単独で記録媒体に直接作用させても脱墨作用は
非常に弱いので本発明では上記したような樹脂を溶解あ
るいは膨潤する成分を含むことが好ましい。
【0034】陰イオン界面活性剤としては脂肪酸塩類、
アルキル硫酸エステル塩類、アルキルベンゼンスルフォ
ン酸塩類、アルキルナフタレンスルフォン酸塩類、アル
キルスルホコハク酸塩類、アルキルジフェニルエーテル
ジスルフォン酸塩類、アルキルスルホコハク酸塩類、ナ
フタリンスルフォン酸ホルマリン縮合物、ポリカルボン
酸高分子界面活性剤等が好適に用いられ得る。
【0035】非イオン性界面活性剤としてはポリオキシ
エチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキ
ルアリルエーテル、オキシエチレン−オキシプロピレン
コポリマー、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエ
チレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン
アルキルアミン等が好適に用いられ得る。
【0036】陽イオン性界面活性剤あるいは両性界面活
性剤としては、アルキルアミン塩、第四級アンモニウム
塩、アルキルベタイン、アミンオキサイド等が好まし
い。上記各界面活性剤は、単独または2種以上混合して
使用できる。特に好ましい界面活性剤は、化学式;RO
(CH2CH2O)nH(式中、RはC21〜C22のア
ルキル基またはアルキルフェニル基、nは1〜10の整
数を表す)で示されるエチレンオキサイド付加型の非イ
オン界面活性剤である。
【0037】界面活性剤は脱墨された印字材料を囲み込
み、記録媒体に再付着しない効果をもたせる。さらに、
記録媒体が普通紙等の紙である場合、紙の編目構造に内
に入り込んで印字材料を囲み込み、繊維の奥深く侵入し
た印字材料の脱墨を容易にする作用もある。さらにま
た、印字材料を溶解或いは膨潤する液が水に不溶であ
り、かつ水を脱墨剤に使用する場合は、安定なO/W型
エマルジョンの脱墨液をつくる作用もある。
【0038】脱墨液全体における添加量は0.1〜10
重量%、好ましくは0.1〜5重量%の範囲で使用す
る。0.1重量%未満であると上記効果が得られにく
く、10重量部より多いと泡などが多くなり、取扱いが
困難である。
【0039】高級脂肪酸について具体的に説明すると、
例えばカプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチ
ン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リシ
ノール酸、リノール酸、リノレン酸、エレオステアリン
酸、アラキジン酸、アラキドン酸、ベヘニン酸、エルカ
酸、アビエチン酸、ロジン酸、ヤシ油、アマニ油、牛
油、トール脂肪酸、フィチン酸などが例示される。
【0040】高級脂肪酸エステルは、上記高級脂肪酸と
ヒドロキシ化合物、例えばメチルアルコール、エチルア
ルコール、プロピルアルコール、ブチルアルコール等の
アルコール類、エチレンングリコール、グリセリン、ペ
ンタエリスリトール、ソルビトール、ジエチレングリコ
ール、ジプロピレングリコール等の多価アルコール類と
のエステル化合物が好ましい。
【0041】高級脂肪酸及び/又は高級脂肪酸エステル
は脱墨後の印字材料を凝集させて記録媒体に再付着させ
ない作用がある。脱墨液全体における添加量は5〜95
重量%、好ましくは20〜80重量%の範囲で使用す
る。5重量%未満であると凝集効果が低くなり、95重
量%より多いと印字材料を溶解或いは膨潤する液の効果
を低下させる。
【0042】記録材料の一つである紙の繊維を膨潤さ
せ、印字材料が紙繊維から離脱を起こし易い状態にさせ
る成分としては、水が挙げられる。水の脱墨液全体にお
ける添加量は脱墨液全体の1〜90重量%、好ましくは
30〜80重量%含有させる。水の使用量が90重量%
を越えると紙の繊維を破壊してしまい、また、脱墨後の
乾燥に労力がかかりすぎるため好ましくない。水の使用
量が1重量%より少ない場合には、紙の繊維を広げる効
果が得られず、脱墨剤の紙内部への浸透が適当に行われ
ない。樹脂を溶解或いは膨潤する液の種類によって適当
な量の設定をおこなう。
【0043】脱墨液の印字材料及び紙への浸透性を高
め、脱墨時間の短縮に寄与する成分としては、例えば有
機酸が挙げられる。具体的には、飽和脂肪族カルボン
酸、例えばギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、吉草酸、
ピミル酸、カプロン酸、カプリル酸、カプリン酸、ラウ
リン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸およびステアリン
酸等、不飽和脂肪族カルボン酸、例えばアクリル酸、プ
ロピオール酸、メタクリル酸、クロトン酸、オレイン
酸、レノール酸、エルカ酸、リシノール酸、アビエチン
酸、ロジン酸、あるいは芳香族カルボン酸、例えば安息
香酸、トルイル酸、ナフトエ酸、ケイ皮酸、2−フル
酸、ニコチン酸およびイソニコチン酸等が使用可能であ
る。これらの有機酸は単独であるいは2種以上混合して
使用可能である。これらの中でもラウリン酸、ミリスチ
ン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノ
ール酸、エルカ酸、リシノール酸、アビエチン酸および
ロジン酸等の高級脂肪酸が好ましい。それらの高級脂肪
酸を含有してなるヤシ油、アマニ油、牛脂および鯨油等
も使用可能である。
【0044】有機酸は脱墨剤全体の1〜10重量%含有
させることが望ましい。本発明で使用する有機酸の脱墨
作用における働きは、必ずしも明らかでないが、本発明
の脱剤のトナーおよび紙等への浸透性をよくし、脱墨の
時間を短くし、効率良く脱する作用があると考えられ
る。
【0045】本発明の脱墨剤には本発明の効果を損なわ
ない範囲で、例えばメタノール、エタノール、n−ブタ
ノール、イソプロパノール、エトキシエタノール等を加
えてもよい。
【0046】脱墨を容易にかつ効率的に行うためのそれ
ぞれの成分の配合形態として、(二価有機酸モノエステ
ル、有機酸、界面活性剤、水)、(グリコールエーテル
系溶剤、高級脂肪酸及び/又は高級脂肪酸エスエル、界
面活性剤、水)、(有機溶剤、界面活性剤、水)などが
例示できるが、装置との組み合わせにより、これらに限
定されないことはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る搬送装置を有する再生装置の概
略構成図である。
【図2】 取り出し装置、絞り装置、乾燥装置の構成を
示す断面図である。
【図3】 制御装置CPUを含む回路図である。
【図4】 乾燥装置の他の実施例を示す断面図である。
【図5】 シート検出センサで脱墨液に進入する前の段
階でシートを検出するようにした再生装置の他の実施例
を示す部分断面図である。
【図6】 乾燥装置の別の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1…再生装置、13…乾燥装置、35…切換レバー、3
8,40…乾燥ローラ、36,37…センサ、CPU…
制御装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 剛二 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 西口 圭三 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 新子 治彦 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種のシート状メディアを湿式処理す
    る処理装置において、 複数の作動条件で作動可能な上記メディアを乾燥させる
    乾燥手段と、 上記メディアの種類を判別する判別手段と、 該判別手段の判別結果に応じて乾燥手段の作動条件を変
    更する制御手段と、を備えたことを特徴とするシート状
    メディアの処理装置。
JP6211092A 1994-09-05 1994-09-05 シート状メディアの処理装置 Pending JPH0876254A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020029340A (ja) * 2018-08-23 2020-02-27 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 搬送装置

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