JPH0881429A - 新規イミド化合物およびその製造方法 - Google Patents

新規イミド化合物およびその製造方法

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JPH0881429A
JPH0881429A JP24335094A JP24335094A JPH0881429A JP H0881429 A JPH0881429 A JP H0881429A JP 24335094 A JP24335094 A JP 24335094A JP 24335094 A JP24335094 A JP 24335094A JP H0881429 A JPH0881429 A JP H0881429A
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JP
Japan
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group
carbon atoms
aryl group
imide
cinnamic acid
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Application number
JP24335094A
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English (en)
Inventor
Keiki Kishikawa
圭希 岸川
Kazutoshi Yamada
和俊 山田
Tadashi Yamamoto
忠 山本
Shigeo Komoto
重男 幸本
Satoshi Akimoto
聡 秋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maruzen Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Maruzen Petrochemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 下記の一般式[1] 【化1】 (式中、Arは炭素数6〜11のアリール基を示し、R
1 は炭素数1〜5のアルキル基または炭素数6〜11の
アリール基を示し、R2 、R3 およびR4 はそれぞれ独
立に選ばれた水素、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数
2〜4のアルコキシカルボニル基または炭素数6〜11
のアリール基を示し、かつ、R1 、R2 、R3 およびR
4 の少なくとも1つは炭素数6〜11のアリール基を示
す。)で表される新規イミド化合物および第1アミンと
2種の酸ハロゲン化物とを原料とする該イミド化合物の
製造方法。 【効果】 耐可視光安定性に優れ、紫外線領域のみで吸
収特性が可逆的に変化して記録材料として有用なイミド
化合物およびその経済的な製造方法が与えられた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、可視光に対して安定
で、しかも紫外線領域のみで吸収特性が可逆的に変化
し、光記録材料や複写媒体として好適に利用することの
できる新規イミド化合物およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、光異性化のような光反応が起
こる有機化合物は、光の吸収特性が変化することが知ら
れており、このような特徴を活かして、光と熱、または
波長の異なる光により光の吸収特性が可逆的に変化する
化合物が開発されてきている。中でも、可視光領域の吸
収特性が変化するフォトクロミック化合物はよく知られ
ており、スピロピラン類、スピロオキサジン類、アゾベ
ンゼン類、ジアリールエテン類、フルギミド類などが、
光記録、複写媒体などの記録材料として種々検討されて
いる。しかし、これらの化合物は紫外線で環化または異
性化することにより可視光領域に吸収のある構造に変化
して着色し、さらに可視光を照射すると可視光領域に吸
収のない元の化合物に戻ることにより消色するタイプの
化合物であるために、本質的に耐可視光安定性が低いと
いう実用上の問題があった。
【0003】一方、可視光領域に吸収がなく、紫外線領
域のみで吸収特性が可逆的に変化する反応も知られてお
り、スチルベンのトランス−シス異性化、ベンゼンから
ベンズバレンへの異性化、α−トロポロンメチルエーテ
ルから1−メトキシビシクロ[3.2.0]ヘプタジエ
ン−2−オンへの異性化などを挙げることができる。し
かし、スチルベンやベンゼンは光異性化生成物が不安定
で、取扱いを低温で行う必要があり、α−トロポロンメ
チルエーテルでは副反応が多く進行する。しかも化合物
自体の光反応収率は低く、いずれの場合も光記録材料と
しての実用性に欠けるものであった。
【0004】さらに、これらの光吸収特性が可逆的に変
化する化合物は製造方法が複雑で、多くの工程を必要と
するので製造コストが高くつくという欠点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
のような従来技術の問題点を解決し、紫外線領域のみで
吸収特性が可逆的に変化し、光反応生成物が安定で、し
かも光反応収率も比較的高く、光記録、複写媒体といっ
た記録材料などに好適に利用することのできる新しいタ
イプの化合物およびその製造方法を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成すべく鋭意検討した結果、特定構造のイミド化合
物は可視光に対して安定で、しかも紫外線領域でのみ吸
収特性が可逆的に変化し、上記のような従来技術の種々
の欠点を克服し得ることを見出し、本発明を完成した。
【0007】すなわち、第一の発明の要旨は、下記の一
般式[1]
【化5】 (式中、Arは炭素数6〜11のアリール基を示し、R
1 は炭素数1〜5のアルキル基または炭素数6〜11の
アリール基を示し、R2 、R3 およびR4 はそれぞれ独
立に選ばれた水素、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数
2〜4のアルコキシカルボニル基または炭素数6〜11
のアリール基を示し、かつ、R1 、R2 、R3 およびR
4 の少なくとも1つは炭素数6〜11のアリール基を示
す。)で表される新規イミド化合物にあり、また、第二
の発明の要旨は、1つの酸ハロゲン化物と第1アミンと
を反応させてアミドとする工程と、該アミドにさらに他
の酸ハロゲン化物を反応させる工程とからなるイミドの
製造方法であって、原料として一般式[2]
【化6】 (式中、Arは前記と同じ意味を持ち、Xはハロゲンを
示す。)で表される酸ハロゲン化物(A)と、一般式
[3]
【化7】 (式中、R1 は前記と同じ意味を持ち、Xはハロゲンを
示す。)で表される酸ハロゲン化物(B)および一般式
[4]
【化8】 (式中、R2 、R3 およびR4 は前記と同じ意味を持
つ。)で表される第一アミンを用い、かつ、これらの原
料において、R1 、R2 、R3およびR4 の少なくとも
1つが炭素数6〜11のアリール基であることを特徴と
する上記新規イミド化合物の製造方法にある。
【0008】まず、本発明のイミド化合物についてさら
に詳述すると、一般式[1]においてArの炭素数6〜
11のアリール基としては例えばフェニル基、ベンゼン
核のo-、m-またはp-位にメチル基、エチル基、イソプロ
ピル基、イソブチル基、sec-ブチル基、 tert-ブチル
基、 tert-ペンチル基などのアルキル基、メトキシル
基、エトキシル基、イソプロポキシル基などのアルコキ
シル基もしくはフッ素、塩素、臭素、ヨウ素などのハロ
ゲンが置換した置換フェニル基が挙げられる。
【0009】また、R1 の炭素数1〜5のアルキル基と
しては例えばメチル基、エチル基、イソプロピル基、イ
ソブチル基、sec-ブチル基、 tert-ブチル基、 tert-ペ
ンチル基などが挙げられ、炭素数6〜11のアリール基
としては例えばフェニル基、ベンゼン核のo-、m-または
p-位にメチル基、エチル基、イソプロピル基、イソブチ
ル基、sec-ブチル基、 tert-ブチル基、 tert-ペンチル
基などのアルキル基、メトキシル基、エトキシル基、イ
ソプロポキシル基などのアルコキシル基もしくはフッ
素、塩素、臭素、ヨウ素などのハロゲンが置換した置換
フェニル基が挙げられる。
【0010】さらに、R2 、R3 およびR4 の炭素数1
〜4のアルキル基の例としては、メチル基、エチル基、
イソプロピル基、イソブチル基、sec-ブチル基、 tert-
ブチル基などが挙げられ、炭素数2〜4のアルコキシカ
ルボニル基の例としては、メトキシカルボニル基、エト
キシカルボニル基、イソプロポキシカルボニル基などが
挙げられ、炭素数6〜11のアリール基としては例えば
フェニル基、ベンゼン核のo-、m-またはp-位にメチル
基、エチル基、イソプロピル基、イソブチル基、sec-ブ
チル基、tert-ブチル基、 tert-ペンチル基などのアル
キル基、メトキシル基、エトキシル基、イソプロポキシ
ル基などのアルコキシル基もしくはフッ素、塩素、臭
素、ヨウ素などのハロゲンが置換した置換フェニル基が
挙げられる。
【0011】このような構造を有する本発明のイミド化
合物は、紫外線領域にのみ吸収を示し、紫外線を照射す
ると、Arの置換したエテニル基とR1 、R2 、R3
よびR4 の中の1つの炭素数6〜11のアリール基のベ
ンゼン核とが反応して環化する。この光環化反応の収率
は高いものが多く、一般に約50%以上である。
【0012】反応生成物である環化物は、R1 が炭素数
1〜5のアルキル基の場合は下記一般式[5]
【化9】 (式中、Arは炭素数6〜11のアリール基、R1 は炭
素数1〜5のアルキル基、R2 およびR3 はそれぞれ独
立に選ばれた水素、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数
2〜4のアルコキシカルボニル基または炭素数6〜11
のアリール基を示し、Yは水素、ハロゲン、炭素数1〜
5のアルキル基から選ばれた置換基を示す。)で表わさ
れる化合物である。
【0013】そしてR1 が炭素数6〜11のアリール基
の場合は下記一般式[6]
【化10】 (式中、Ar、R2 、R3 およびYは前記と同じ意味を
持ち、R4 は水素、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数
2〜4のアルコキシカルボニル基または炭素数6〜11
のアリール基から選ばれた置換基を示す。)で表わされ
る化合物である。
【0014】これらの光環化物は加熱することにより開
環して元の化合物に戻る。また、これらの光環化物は一
般式[1]で表されるイミド化合物と比べて、240nm
より長波長の光をほとんど吸収しない。さらに環化反応
に関与するベンゼン環とエテニル基が空間的に近接した
構造であるため副反応が起こりにくく、繰り返しの可逆
反応に耐えることができる。従って、以上のような特徴
を利用して、弱い紫外線による読取りが可能であり、強
い紫外線や熱で書き込みや消去を行える記録材料として
の利用が期待できる。例えば、予め紫外線により全面を
露光しておけば感熱紙としても使用できる。具体的な用
途としては、例えば機密情報記録用の感熱または感光記
録紙、リサイクルが可能な感熱または感光記録紙、更に
は光スイッチのような光学素子電子材料など多方面での
使用が期待できる。
【0015】次に、本発明のイミド化合物の製造方法に
ついて詳述すると、原料の1つである酸ハロゲン化物
(A)は、一般式[2]において、Arは上記一般式
[1]のArと同一であり、具体的には、例えば桂皮酸
および桂皮酸のベンゼン核のo-、m-またはp-位にメチル
基、エチル基、イソプロピル基、イソブチル基、sec-ブ
チル基、 tert-ブチル基、n-ペンチル基、イソペンチル
基、ネオペンチル基、tert-ペンチル基などのアルキル
基、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素などのハロゲンが置換
した化合物の塩化物および臭化物が挙げられる。酸ハロ
ゲン化物(A)の好ましい具体例は、桂皮酸ハライドで
ある。
【0016】一般式[3]で表される酸ハロゲン化物
(B)の例としては、脂肪族カルボン酸および芳香族カ
ルボン酸の塩化物または臭化物が挙げられ、脂肪族カル
ボン酸としては例えば酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソ
酪酸、吉草酸、イソ吉草酸、ピバリン酸などが挙げら
れ、芳香族カルボン酸としては安息香酸および種々の置
換安息香酸が挙げられる。酸ハロゲン化物(B)の好ま
しい具体例は、安息香酸ハライド、メチル安息香酸ハラ
イド、ハロゲン化安息香酸ハライドおよび炭素数2〜4
の脂肪酸ハライドである。
【0017】一般式[4]で表される第一アミンの例と
しては、脂肪族アミン、芳香族置換脂肪族アミンまたは
脂肪族アミノ酸エステルが挙げられ、脂肪族アミンとし
ては、例えばエチルアミン、プロピルアミン、イソプロ
ピルアミン、ブチルアミン、sec-ブチルアミン、 tert-
ブチルアミン、n-ペンチルアミン、iso-ペンチルアミ
ン、tert-ペンチルアミン、ネオペンチルアミン、2-ペ
ンチルアミン、3-ペンチルアミン、4-ヘプチルアミンな
どが挙げられ、芳香族置換脂肪族アミンとしては、例え
ばベンジルアミン、1-フェニルエチルアミン、1-フェニ
ルプロピルアミン、1-メチル-1-フェニルエチルアミ
ン、1-フェニルブチルアミン、2-メチル-1-フェニルプ
ロピルアミン、1-フェニルペンチルアミン、3-メチル-1
-フェニルブチルアミンおよびこれらのベンゼン核のo
-、m-またはp-位にメチル基、エチル基、イソプロピル
基、イソブチル基、sec-ブチル基、tert-ブチル基、n-
ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、tert-
ペンチル基などのアルキル基、フッ素、塩素、臭素、ヨ
ウ素などのハロゲンが置換した化合物が挙げられる。脂
肪族アミノ酸エステルとしてはグリシン、アラニン、バ
リンなどの脂肪族アミノ酸のアルキルエステルが挙げら
れ、エステル部のアルキル基としては、メチル基、エチ
ル基、イソプロピル基などが挙げられる。第一アミンの
好ましい具体例は、ベンジルアミン、1−フェニルエチ
ルアミン、1−メチル−1−フェニルエチルアミン、1
−フェニルプロピルアミン、ジフェニルメチルアミンお
よびグリシンアルキルエステルである。
【0018】本発明の一般式[1]で表される新規イミ
ド化合物の製造は、上記のような酸ハロゲン化物
(A)、酸ハロゲン化物(B)および第一アミンであっ
て、これらにおいて、R1 、R2 、R3 およびR4 の少
なくとも1つが炭素数6〜11のアリール基であるもの
を出発原料として反応させることによって行われる。具
体的には、まず、第一アミンと(A)または(B)、い
ずれか一方の酸ハロゲン化物を反応させてアミドとし、
該アミドに他の一方の酸ハロゲン化物を反応させる。こ
の反応においては、通常、副生するハロゲン化水素を補
足するために、トリエチルアミンの如き活性プロトンを
持たないアミン類または含窒素複素環などの有機塩基を
共存させる。反応は溶媒の存在下または不存在下に行な
われ、好ましくは溶媒存在下で行なわれる。用いる溶媒
としては、原料となる上記のような酸ハロゲン化物や第
一アミンなどと反応しないものなら特に制限されない
が、例えばベンゼン、トルエン、キシレン、ヘキサン、
ヘプタン、シクロヘキサンなどの炭化水素系溶剤、塩化
メチレン、クロロホルム等の塩素系溶剤、テトラヒドロ
フラン、ジオキサン、グライム等のエーテル系溶剤等が
挙げられる。反応条件としては、反応温度は0〜180
℃、好ましくは10〜150℃であり、反応時間はそれ
ぞれ0.1〜100時間、好ましくは0.5〜50時間
である。
【0019】
【実施例】以下に本発明を実施例によりさらに詳細に説
明するが、本発明の内容は、これらによって制限される
ものではない。 実施例1 桂皮酸クロリド5.07g(30mmol)を50mlの乾燥
したエーテルに溶解し、トリエチルアミン4.59ml
(当量比1.1)、ベンジルアミン3.60ml(当量比
1.1)を加え、室温にて1時間撹拌した。水50ml、
飽和NaHCO3水溶液50mlおよび1N塩酸で洗浄
後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮した。ヘ
キサン−酢酸エチルを展開溶媒、シリカゲルを支持担体
としてカラムクロマトにより精製を行い、N−ベンジル
桂皮酸アミド4.79g(20mmol)を得た。桂皮酸ク
ロリド基準の収率は67%であった。
【0020】N−ベンジル桂皮酸アミド0.40g
(1.7mmol)を20mlのベンゼンに溶解し、トリエチ
ルアミン0.28ml(当量比1.2)および安息香酸ク
ロリド0.29g(当量比1.2)を加え、撹拌しなが
ら加熱して24時間ベンゼンを還流させた。次いで飽和
NaHCO3 水溶液20ml、1N塩酸20mlで洗浄後、
硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮した。ヘキサ
ン−酢酸エチルを展開溶媒、シリカゲルを支持担体とし
てカラムクロマトにより精製を行い、N−ベンジル−N
−ベンゾイル桂皮酸イミド0.37gを無色の結晶とし
て得た。N−ベンジル桂皮酸アミド基準の収率は64
%、桂皮酸クロリド基準の収率は43%であった。
【0021】融点: 116℃
【0022】1H-NMR(270MHz,CDCl3
δ:5.16(s,2H),6.28(d,J=15.
0Hz,1H),7.08−7.66(m,15H),
7.53(d,J=15.0Hz,1H)
【0023】13C−NMR(22.4MHz,CDCl
3)δ:49.2(t),121.6(d),127.
5(d),127.9(d),128.2(d),12
8.5(d),128.7(d),128.8(d),
130.2(d),132.6(d),134.4
(s),136.3(s),137.5(s),14
3.4(d),169.3(s),173.4(s)
【0024】IR(KBr)cm -1:1695,165
5,1620,1350,1205,1190,114
0,705
【0025】元素分析(C2319NO2 ): 計算値 C=80.91%;H=5.61%;N=4.
10% 実測値 C=80.93%;H=5.53%;N=4.
38%
【0026】実施例2 実施例1で合成したN−ベンジル桂皮酸アミドを0.4
0g(1.7mmol)用い、実施例1の安息香酸クロリド
の代りにp−メチル安息香酸クロリド0.32g(当量
比1.2)を用いた以外は実施例1と同様にして反応さ
せ、N−ベンジル−N−p−メチルベンゾイル桂皮酸イ
ミド0.61gを無色の結晶として得た。N−ベンジル
桂皮酸アミド基準の収率は100%、桂皮酸クロリド基
準の収率は67%であった。
【0027】融点: 114℃
【0028】1H-NMR(270MHz,CDCl3
δ:2.33(s,3H),5.14(s,2H),
6.29(d,J=15.4Hz,1H),7.08−
7.44(m,12H),7.54(d,J=15.4
Hz,1H),7.55(d,J=10.0Hz,2
H)
【0029】13C−NMR(22.4MHz,CDCl
3)δ:21.6(q),49.2(t),121.7
(d),127.4(d),127.9(d),12
8.2(d),128.5(d),128.7(d),
129.0(d),129.5(d),130.2
(d),133.5(s),134.6(s),13
7.6(s),143.1(d),143.5(s),
169.3(s),173.5(s)
【0030】IR(KBr)cm -1:1695,165
5,1620,1345,1310,1185,113
5,980,760,700
【0031】元素分析(C2421NO2 ): 計算値 C=81.10%;H=5.96%;N=3.
94% 実測値 C=81.04%;H=5.89%;N=4.
16%
【0032】実施例3 実施例1で合成したN−ベンジル桂皮酸アミドを0.4
0g(1.7mmol)用い、実施例1の安息香酸クロリド
の代りにm−メチル安息香酸クロリド0.32g(当量
比1.2)を用いた以外は実施例1と同様にして反応さ
せ、N−ベンジル−N−m−メチルベンゾイル桂皮酸イ
ミド0.32gを無色の結晶として得た。N−ベンジル
桂皮酸アミド基準の収率は53%、桂皮酸クロリド基準
の収率は36%であった。
【0033】融点: 76−77℃
【0034】1H-NMR(270MHz,CDCl3
δ:2.32(s,3H),5.13(s,2H),
6.32(d,J=15.4Hz,1H),7.12
(dd,J=2.0,8.1Hz,2H),7.20−
7.45(m,12H),7.53(d,J=15.4
Hz,1H)
【0035】13C−NMR(22.4MHz,CDCl
3)δ:21.2(q),49.1(t),121.7
(d),125.9(d),127.4(d),12
7.8(d),128.2(d),128.5(d),
128.6(d),129.2(d),130.1
(d),133.2(d),134.4(s),13
6.2(s),137.6(s),138.7(s),
143.0(d),169.3(s),173.6
(s)
【0036】IR(KBr)cm -1:1695,165
5,1620,1345,1165
【0037】元素分析(C2421NO2 ): 計算値 C=81.10%;H=5.96%;N=3.
94% 実測値 C=81.03%;H=5.92%;N=3.
90%
【0038】実施例4 実施例1で合成したN−ベンジル桂皮酸アミドを0.4
0g(1.7mmol)用い、実施例1の安息香酸クロリド
の代りにo−メチル安息香酸クロリド0.32g(当量
比1.2)を用いた以外は実施例1と同様にして反応さ
せ、N−ベンジル−N−o−メチルベンゾイル桂皮酸イ
ミド0.29gを無色の結晶として得た。N−ベンジル
桂皮酸アミド基準の収率は48%、桂皮酸クロリド基準
の収率は32%であった。
【0039】融点: 94−95℃
【0040】1H- NMR(270MHz,CDCl3
δ:2.32(s,3H),5.09(s,2H),
6.48(d,J=15.1Hz,1H),7.12−
7.38(m,14H),7.54(d,J=15.1
Hz,1H)
【0041】13C−NMR(22.4MHz,CDCl
3)δ:19.3(q),48.4(t),121.0
(d),125.9(d),127.4(d),12
7.6(d),127.9(d),128.3(d),
128.4(d),128.6(d),130.1
(d),130.9(d),131.2(d),13
4.4(s),136.3(s),137.4(s),
143.4(d),169.3(s),173.2
(s)
【0042】IR(KBr)cm -1:1695,165
5,1620,1345,1310,1190,114
5,1045,975
【0043】元素分析(C2421NO2 ): 計算値 C=81.10%;H=5.96%;N=3.
94% 実測値 C=80.97%;H=5.78%;N=3.
78%
【0044】実施例5 実施例1で合成したN−ベンジル桂皮酸アミドを0.4
0g(1.7mmol)用い、実施例1の安息香酸クロリド
の代わりにp−クロロ安息香酸クロリド0.46g(当
量比1.2)を用いた以外は実施例1と同様にして反応
させ、N−ベンジル−N−p−クロロベンゾイル桂皮酸
イミド0.36gを無色の結晶として得た。N−ベンジ
ル桂皮酸アミド基準の収率は56%、桂皮酸クロリド基
準の収率は38%であった。
【0045】融点: 121−122℃
【0046】1H−NMR(270MHz,CDCl3
δ 5.14(s,2H),6.33(d,J=15.2H
z,1H),7.18(dd,J=2.1,8.4H
z,2H),7.25−7.41(m,10H),7.
38(d,J=8.7Hz,2H),7.56(d,J
=8.7Hz,2H),7.58(d,J=15.2H
z,1H)
【0047】13C−NMR(22.4MHz,CDCl
3)δ:49.1(t),121.0(d),127.
5(d),127.9(d),128.0(d),12
8.5(d),128.7(d),128.9(d),
130.0(d),130.4(d),134.1
(s),134.5(s),137.2(s),13
8.7(s),144.0(d),169.0(s),
172.3(s)
【0048】IR(KBr)cm-1:1700,165
0,1615,1335,1310,1185,113
5,975
【0049】元素分析(C2318NO2Cl): 計算値 C=73.50%;H=4.83%;N=3.
73% 実測値 C=73.49%;H=4.73%;N=3.
70%
【0050】実施例6 実施例1で合成したN−ベンジル桂皮酸アミドを0.4
0g(1.7mmol)用い、実施例1の安息香酸クロリド
の代わりにm−クロロ安息香酸クロリド0.46g(当
量比1.2)を用いた以外は実施例1と同様にして反応
させ、N−ベンジル−N−m−クロロベンゾイル桂皮酸
イミド0.43gを無色の結晶として得た。N−ベンジ
ル桂皮酸アミド基準の収率は67%、桂皮酸クロリド基
準の収率は45%であった。
【0051】融点: 101−102℃
【0052】1H−NMR(270MHz,CDCl3
δ:5.13(s,2H),6.36(d,J=15.
4Hz,1H),7.19(dd,J=1.8,7.8
Hz,2H),7.24−7.47(m,11H),
7.58(d,J=15.4Hz,1H),7.63
(dd,J=1.8,1.8Hz,1H),
【0053】13C−NMR(22.4MHz,CDCl
3)δ:49.1(t),121.1(d),126.
6(d),127.6(d),128.0(d×2),
128.6(d),128.8(d),130.0
(d),130.5(d),132.3(d),13
4.2(s),134.9(s),137.2(s),
137.9(s),144.2(d),169.2
(s),172.0(s)
【0054】IR(KBr)cm-1:1695,165
5,1620,1345,1190
【0055】元素分析(C2318NO2Cl): 計算値 C=73.50%;H=4.83%;N=3.
73% 実測値 C=73.69%;H=4.71%;N=3.
60%
【0056】実施例7 実施例1のベンジルアミンの代わりに1-フェニルエチ
ルアミン3.96g(当量比1.1)を用いた以外は実
施例1と同様にして、N−(1-フェニルエチル)桂皮
酸アミド4.05gを得た。収率は57%であった。次
いで得られたN−(1-フェニルエチル)桂皮酸アミド
0.43g(1.7mmol)に、実施例1と同様にして安
息香酸クロリド0.29g(当量比1.2)を反応させ
て、N−ベンゾイル−N−(1-フェニルエチル)桂皮
酸イミド0.59gを無色の液体として得た。N−(1
-フェニルエチル)桂皮酸アミド基準の収率は98%、
桂皮酸クロリド基準の収率は56%であった。
【0057】1H−NMR(270MHz,CDCl3
δ:1.88(d,J=7.2Hz,3H),6.06
(q,J=7.2Hz,1H),6.11(d,J=1
5.5Hz,1H),7.01−7.70(m,16
H)
【0058】13C−NMR(22.4MHz,CDCl
3)δ:17.4(q),54.7(d),122.5
(d),126.8(d),126.9(d),12
7.4(d),127.9(d),128.3(d),
128.4(d),129.8(d),130.1
(d),132.2(d),133.9(s),13
6.9(s),140.7(s),142.3(d),
168.7(s),173.0(s)
【0059】IR(neat)cm-1:1660,16
25,1380,1340,1305,1275,11
95,1070,765,700
【0060】高分解能質量分析(FAB)(m/z)
(C2422NO2)MH+: 計算値 356.1650, 実測値 356.165
【0061】実施例8 実施例7において、安息香酸クロリドの代わりにp−メ
チル安息香酸クロリド0.32g(当量比1.2)を用
いた以外は、実施例7と同様に反応させて、N−p−メ
チルベンゾイル−N−(1−フェニルエチル)桂皮酸イ
ミド0.63gを無色の液体として得た。N−(1−フ
ェニルエチル)桂皮酸アミド基準の収率は100%、桂
皮酸クロリド基準の収率は57%であった。
【0062】1H−NMR(270MHz,CDCl3
δ:1.88(d,J=7.2Hz,3H),2.32
(s,3H),6.04(q,J=7.2Hz,1
H),6.11(d,J=15.7Hz,1H),7.
06(dd,J=1.6,7.9Hz,2H),7.1
5−7.35(m,8H),7.41(d,J=15.
7Hz,1H),7.50(dd,J=1.6,7.9
Hz,2H),7.57(dm,J=8.2Hz,2
H)
【0063】13C−NMR(22.4MHz,CDCl
3)δ:17.7(q),21.4(q),55.0
(d),122.6(d),127.0(d),12
7.2(d),127.6(d),128.1(d),
128.5(d),129.0(d),129.3
(d),129.9(d),134.3(s),14
0.9(s),142.3(d),143.5(s),
168.8(s),173.3(s)
【0064】IR(neat)cm-1:1694,16
58,1620,1450,1374,1338,13
06,1272,1196,1176
【0065】高分解能質量分析(FAB)(m/z)
(C2524NO2)MH+: 計算値 370.1807, 実測値 370.180
【0066】実施例9 実施例7において、安息香酸クロリドの代わりにp-ク
ロロ安息香酸クロリド0.46g(当量比1.2)を用
いた以外は、実施例7と同様に反応させて、N−p−ク
ロロベンゾイル−N−(1−フェニルエチル)桂皮酸イ
ミド0.60gを無色の液体として得た。N−(1−フ
ェニルエチル)桂皮酸アミド基準の収率は91%、桂皮
酸クロリド基準の収率は57%であった。
【0067】融点: 121−122℃
【0068】1H−NMR(270MHz,CDCl3
δ:1.87(d,J=7.2Hz,3H),6.03
(q,J=7.2Hz,1H),6.12(d,J=1
5.7Hz,1H),7.10(dd,J=1.6,
7.9Hz,2H),7.20−7.38(m,8
H),7.39(d,J=15.7Hz,1H),7.
48(dd,J=1.6,7.9Hz,2H),7.5
9(dm,J=8.6Hz,2H)
【0069】13C−NMR(22.4MHz,CDCl
3)δ:17.6(q),54.9(d),122.1
(d),127.0(d),127.6(d),12
8.1(d),128.5(d),128.8(d),
130.0(d),130.1(d),133.9
(s),135.3(s),138.6(s),14
0.6(s),143.1(d),168.7(s),
172.0(s)
【0070】IR(neat)cm-1:1696,16
52,1620,1340,1192,1172,75
【0071】高分解能質量分析(FAB)(m/z)
(C2421NO2Cl)MH+: 計算値 390.1261, 実測値 390.127
【0072】実施例10 実施例1のベンジルアミンの代わりに1−メチル−1−
フェニルエチルアミンを用いた以外は実施例1と同様に
して、N−(1−メチル−1−フェニルエチル)桂皮酸
アミドを収率41%で得た。次いで得られたN−(1−
メチル−1−フェニルエチル)桂皮酸アミド0.45g
(1.7mmol)に、実施例1と同様にして安息香酸クロ
リド0.29g(当量比1.2)を反応させて、N−ベ
ンゾイル−N−(1−メチル−1−フェニルエチル)桂
皮酸イミド0.46gを無色の液体として得た。N−
(1−メチル−1−フェニルエチル)桂皮酸アミド基準
の収率は73%、桂皮酸クロリド基準の収率は30%で
あった。
【0073】1H−NMR(270MHz,CDCl3
δ:1.87(s,6H),6.19(d,J=15.
3Hz,1H),7.10−7.65(m,13H),
7.44(d,J=15.3Hz,1H),8.03
(ddd,J=1.5,3.1,8.0Hz,2H)
【0074】13C−NMR(22.4MHz,CDCl
3)δ:29.3(q),62.9(s),121.5
(d),125.0(d),126.4(d),12
7.7(d),128.2(d),128.5(d),
129.0(d),129.8(d),130.1
(d),133.8(d),134.4(s),13
6.6(s),142.7(d),147.2(s),
166.2(s),174.8(s)
【0075】IR(neat)cm-1:1700,16
62,1622,1344,1268,1232,11
58,784,764,698
【0076】高分解能質量分析(FAB)(m/z)
(C2524NO2)MH+: 計算値 370.1807, 実測値 370.181
【0077】実施例11 実施例1のベンジルアミンの代わりに1-フェニルプロ
ピルアミンを用いた以外は実施例1と同様にして、N−
(1−フェニルプロピル)桂皮酸アミドを38%の収率
で得た。次いで得られたN−(1−フェニルプロピル)
桂皮酸アミド0.45g(1.7mmol)に、実施例1と
同様にして安息香酸クロリド0.29g(当量比1.
2)を反応させて、N−ベンゾイル−N−(1−フェニ
ルプロピル)桂皮酸イミド0.60gを無色の液体とし
て得た。N−(1-フェニルプロピル)桂皮酸アミド基
準の収率は95%、桂皮酸クロリド基準の収率は36%
であった。
【0078】1H−NMR(270MHz,CDCl3
δ:1.06(t,J=7.3Hz,3H),2.31
(ddq,J=6.6,13.8,7.3Hz,1
H),2.52(ddq,J=9.6,13.8,7.
3Hz,1H),5.82(dd,J=6.6,9.6
Hz,1H),6.06(d,J=15.5Hz,1
H),7.02(ddd,J=1.5,1.5,7.7
Hz,2H),7.16−7.48(m,10H),
7.55(ddd,J=1.5,1.5,7.7Hz,
2H),7.63(ddd,J=2.3,3.2,8.
3Hz,2H)
【0079】13C−NMR(22.4MHz,CDCl
3)δ:11.6(q),24.6(t),61.8
(d),122.9(d),127.2(d),12
7.6(d),128.0(d),128.5(d),
128.6(d),128.8(d),130.0
(d),132.4(d),134.1(s),13
7.2(s),140.1(s),142.4(d),
169.5(s),173.1(s)
【0080】IR(neat)cm-1:1696,16
56,1620,1338,1192,1176,78
8,760,698
【0081】高分解能質量分析(FAB)(m/z)
(C2524NO2)MH+: 計算値 370.1807, 実測値 370.180
【0082】実施例12 実施例1のベンジルアミンの代わりにジフェニルメチル
アミンを用いた以外は実施例1と同様にして、N−(ジ
フェニルメチル)桂皮酸アミドを収率87%で得た。次
いで得られたN−(ジフェニルメチル)桂皮酸アミド
0.53g(1.7mmol)に、実施例1と同様にして安
息香酸クロリド0.29g(当量比1.2)を反応させ
て、N−ベンゾイル−N−(ジフェニルメチル)桂皮酸
イミド0.67gを無色の結晶として得た。N−(ジフ
ェニルメチル)桂皮酸アミド基準の収率は95%、桂皮
酸クロリド基準の収率は83%であった。
【0083】融点: 129−131℃
【0084】1H−NMR(270MHz,CDCl3
δ:6.15(d,J=15.4Hz,1H),7.0
3(dd,J=1.4,8.0Hz,2H),7.17
−7.49(m,17H),7.70(ddd,J=
2.7,4.4,8.4Hz,2H)
【0085】13C−NMR(22.4MHz,CDCl
3)δ:63.8(d),122.6(d),127.
4(d),127.8(d),128.2(d),12
8.6(d),128.8(d),128.9(d),
129.0(d),130.2(d),132.8
(d),134.3(s),137.1(s),13
8.9(s),143.2(d),169.0(s),
172.8(s)
【0086】実施例13 実施例7において、安息香酸クロリドの代わりに酢酸ク
ロリド0.16g(当量比1.2)を用いた以外は、実
施例7と同様に反応させて、N−アセチル−N−(1−
フェニルエチル)桂皮酸イミド0.23gを無色の結晶
として得た。N−(1−フェニルエチル)桂皮酸アミド
基準の収率は47%、桂皮酸クロリド基準の収率は27
%であった。
【0087】融点: 92℃
【0088】1H−NMR(270MHz,CDCl3
δ:1.79(d,J=6.0Hz,3H),2.39
(s,3H),5.98(q,J=6.0Hz,1
H),6.67(d,J=15.5Hz,1H),7.
32−7.41(m,10H),7.62(d,J=1
5.5Hz,1H)
【0089】13C−NMR(22.4MHz,CDCl
3)δ:17.7(q),26.2(q),52.2
(d),121.2(d),126.0(d),12
6.8(d),127.9(d),128.3(d),
128.5(d),130.1(d),134.0
(s),140.8(s),144.1(d),16
9.9(s),173.0(s)
【0090】IR(KBr)cm-1:1705,161
5,1380,1330,1315,1235,120
0,1005,765
【0091】元素分析(C1919NO2): 計算値 C=77.79%;H=6.53%;N=4.
77% 実測値 C=77.61%;H=6.45%;N=4.
79%
【0092】実施例14 実施例7において、安息香酸クロリドの代りにプロピオ
ン酸クロリド0.19g(当量比1.2)を用いた以外
は、実施例7と同様に反応させて、N−プロピオニル−
N−(1-フェニルエチル)桂皮酸イミド0.34gを
無色の液体として得た。N−(1-フェニルエチル)桂
皮酸アミド基準の収率は64%、桂皮酸クロリド基準の
収率は36%であった。
【0093】1H- NMR(270MHz,CDCl3
δ:1.14(t,J=7.3Hz,3H)1.78
(d,J=7.0Hz,3H),2.66(dq,J=
7.3,7.3Hz,1H),2.67(dq,J=
7.3,7.3Hz,1H),5.95(q,J=7.
0Hz,1H),6. 67(d,J=15.5Hz,
1H),7.32−7.42(m,10H),7.61
(d,J=15.5Hz,1H)
【0094】13C−NMR(22.4MHz,CDCl
3)δ:9.7(q),18.1(q),32.1
(t),52.6(d),121.6(d),126.
4(d),127.2(d),128.2(d),12
8 .6(d),128.9(d),130.4
(d),134.5(s),141.2(s),14
4.3(d),170.3(s),177.7(s)
【0095】IR(neat)cm -1:1684,16
18,1452,1378,1332,1178,10
74,764,700
【0096】高分解能質量分析(FAB)(m/z)
(C2022NO2 )MH+ : 計算値 308.1650, 実測値 308.165
【0097】実施例15 酢酸クロリド2.36g(30mmol)を50mlの乾燥し
たエーテルに溶解し、トリエチルアミン4.59ml(当
量比1.1)、ジフェニルメチルアミン6.04g(当
量比1.1)を加え、室温にて1時間撹拌した。水50
ml、飽和NaHCO3 水溶液50mlおよび1N塩酸で洗
浄後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮した。
ヘキサン−酢酸エチルを展開溶媒、シリカゲルを支持担
体としてカラムクロマトにより精製を行い、N−(ジフ
ェニルメチル)酢酸アミド3.37g(15mmol)を得
た。酢酸クロリド基準の収率は49%であった。
【0098】N−(ジフェニルメチル)酢酸アミド0.
38g(1.7mmol)を20mlのベンゼンに溶解し、ト
リエチルアミン0.26ml(当量比1.1)および桂皮
酸クロリド0.31g(当量比1.1)を加え、撹拌し
ながら加熱して24時間ベンゼンを還流させた。次いで
飽和NaHCO3 水溶液20ml、1N塩酸20mlで洗浄
後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮した。ヘ
キサン−酢酸エチルを展開溶媒、シリカゲルを支持担体
としてカラムクロマトにより精製を行い、N−アセチル
−N−(ジフェニルメチル)桂皮酸イミド0.60gを
無色の液体として得た。N−(ジフェニルメチル)酢酸
アミド基準の収率は99%、酢酸クロリド基準の収率は
49%であった。
【0099】13C−NMR(22.4MHz,CDCl
3)δ:26.3(q),61.6(d),121.6
(d),127.3(d),128.0(d),12
8.2(d),128.6(d),130.2(d),
134.1(s),138.4(s),144.0
(d),169.9(s),173.0(s)
【0100】IR(neat)cm -1:1684,16
22,1378,1334,1244,1172,78
4,760,700
【0101】高分解能質量分析(FAB)(m/z)
(C2422NO2 )MH+ : 計算値 356.1650, 実測値 356.165
【0102】実施例16 桂皮酸クロリド1.01g(6.0mmol)を20mlのエ
ーテルに溶解し、グリシンエチルエステルヒドロクロリ
ド1.00g(7.2mmol)を加えて撹拌し、懸濁させ
た後、トリエチルアミン2.0ml(14.4mmol)をゆ
っくり滴下し、室温で14時間撹拌した。水20mlで反
応を停止した。酢酸エチル10mlで抽出し、1N塩酸2
0mlと飽和炭酸水素ナトリウム水溶液20mlで洗浄し、
硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧にて濃縮して、N−
(エトキシカルボニルメチル)桂皮酸アミド1.151
gを収率84%で得た。
【0103】得られたN−(エトキシカルボニルメチ
ル)桂皮酸アミド0.95g(4.1mmol)をベンゼン
(20ml)に懸濁させ、安息香酸クロリド0.69g
(4.9mmol)、トリエチルアミン0.68ml(4.9
mmol)を加え、加熱還流した。水10mlを加え、有機層
を1N塩酸と飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、
硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、N−ベンゾイ
ル−N−(エトキシカルボニルメチル)桂皮酸イミド
1.15gを無色の液体として得た。N−(エトキシカ
ルボニルメチル)桂皮酸アミド基準の収率は84%、桂
皮酸クロリド基準の収率は57%であった。
【0104】1H- NMR(270MHz,CDCl3
δ:1.30(t,J=7.1Hz,3H),4.25
(q,J=7.1Hz,2H),4.70(s,2
H),6.28(d,J=15.2Hz,1H),7.
00−7.85(m,11H)
【0105】参考例1〜5 実施例1、6、12、13および16で得たイミド化合
物をそれぞれ0.1mmolとり、当量のベンジルと共にベ
ンゼン5mlづつに溶かし、この溶液をパイレックスのテ
ストチューブに入れ、アルゴン雰囲気下、室温で高圧水
銀灯を用いて所定時間、紫外線を照射した。減圧下で溶
媒を除去し、酢酸エチルーヘキサンを展開溶媒、シリカ
ゲルを支持担体としてカラムクロマトにより精製して生
成物を単離した。原料のイミド化合物、生成した環化
物、紫外線照射時間、単離収率、光環化物の 1H- NM
R、IRを表1および表2に示す。原料のイミドならび
に生成した環化物の紫外線吸収スペクトルはそれぞれ図
1〜図5に示す。
【0106】上記の紫外線照射により生成した環化物を
70℃に加熱したところ、表に示す時間でそれぞれ元の
イミド化合物にほぼ完全に開環した。
【0107】
【表1】
【0108】
【表2】
【0109】
【発明の効果】本発明の新規イミド化合物は、可視光の
吸収がほとんど無いため耐可視光安定性に優れ、紫外線
による光反応収率および光反応の生成物の安定性が高
く、熱により可逆反応もスムーズにいく等、種々の特性
を有するので記録材料として有用である。また、本発明
の製造方法は、安価な原料を用い、製造工程も少ないの
で、該イミド化合物を経済的に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】参考例1で用いた原料イミドならびに得られた
環化物の紫外線吸収スペクトルである。
【図2】参考例2で用いた原料イミドならびに得られた
環化物の紫外線吸収スペクトルである。
【図3】参考例3で用いた原料イミドならびに得られた
環化物の紫外線吸収スペクトルである。
【図4】参考例4で用いた原料イミドならびに得られた
環化物の紫外線吸収スペクトルである。
【図5】参考例5で用いた原料イミドならびに得られた
環化物の紫外線吸収スペクトルである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 秋本 聡 埼玉県北葛飾郡杉戸町内田2−14−3

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の一般式[1] 【化1】 (式中、Arは炭素数6〜11のアリール基を示し、R
    1 は炭素数1〜5のアルキル基または炭素数6〜11の
    アリール基を示し、R2 、R3 およびR4 はそれぞれ独
    立に選ばれた水素、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数
    2〜4のアルコキシカルボニル基または炭素数6〜11
    のアリール基を示し、かつ、R1 、R2 、R3 およびR
    4 の少なくとも1つは炭素数6〜11のアリール基を示
    す。)で表される新規イミド化合物。
  2. 【請求項2】1つの酸ハロゲン化物と第1アミンとを反
    応させてアミドとする工程と、該アミドにさらに他の酸
    ハロゲン化物を反応させる工程とからなるイミドの製造
    方法であって、原料として一般式[2] 【化2】 (式中、Arは請求項1におけると同じ意味を持ち、X
    はハロゲンを示す。)で表される酸ハロゲン化物(A)
    と、一般式[3] 【化3】 (式中、R1 は請求項1におけると同じ意味を持ち、X
    はハロゲンを示す。)で表される酸ハロゲン化物(B)
    および一般式[4] 【化4】 (式中、R2 、R3 およびR4 は請求項1におけると同
    じ意味を持つ。)で表される第一アミンを用い、かつ、
    これらの原料において、R1 、R2 、R3およびR4
    少なくとも1つが炭素数6〜11のアリール基であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の新規イミド化合物の製造
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008509199A (ja) * 2004-08-12 2008-03-27 グリューネンタール・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング パラ−アルキル置換n−(4−ヒドロキシ−3−メトキシベンジル)−ケイ皮酸アミドおよび医薬品を調製するためのその使用

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008509199A (ja) * 2004-08-12 2008-03-27 グリューネンタール・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング パラ−アルキル置換n−(4−ヒドロキシ−3−メトキシベンジル)−ケイ皮酸アミドおよび医薬品を調製するためのその使用
JP4850834B2 (ja) * 2004-08-12 2012-01-11 グリューネンタール・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング パラ−アルキル置換n−(4−ヒドロキシ−3−メトキシベンジル)−ケイ皮酸アミドおよび医薬品を調製するためのその使用

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