JPH0887532A - 論理回路検証方法及び双方向バッファ回路 - Google Patents

論理回路検証方法及び双方向バッファ回路

Info

Publication number
JPH0887532A
JPH0887532A JP6224400A JP22440094A JPH0887532A JP H0887532 A JPH0887532 A JP H0887532A JP 6224400 A JP6224400 A JP 6224400A JP 22440094 A JP22440094 A JP 22440094A JP H0887532 A JPH0887532 A JP H0887532A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
input
logic
state
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6224400A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeo Kondo
武夫 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
Priority to JP6224400A priority Critical patent/JPH0887532A/ja
Publication of JPH0887532A publication Critical patent/JPH0887532A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 論理シュミレータにて論理回路の機能や動作
を検証する際、利用者の手間を省きながら、検証の精度
を向上する。 【構成】 トライステート出力バッファゲートB1及び
入力バッファゲートB2でなる双方向バッファ回路10
を有する論理回路では、前記トライステート出力バッフ
ァゲートB1の出力Uからの信号I1と、外部からの信
号IO1との衝突等に関して、その動作等の検証が困難
である。入出力状態検出回路12を特に備えることで、
前記信号I1やIO1の衝突等もより容易に検出するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被検証論理回路の構成
を示す回路情報データに基づいて該被検証論理回路を模
擬的に動作させながら、該被検証論理回路のその外部に
対する入出力信号の論理状態を観測し、又、その内部の
ネットの信号の論理状態を観測し、これら観測結果に基
づいて該被検証論理回路の機能や動作を検証する論理回
路検証方法に係り、あるいは、出力用トライステート論
理ゲート及び入力用論理ゲートで構成される双方向バッ
ファ回路に係り、特に、被検証論理回路の機能や動作を
検証する際の、利用者の手間をより省きながら、同時
に、その検証の精度をより向上することができる論理回
路検証方法及び双方向バッファ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ装置が広く普及し、又ソフ
トウエア技術が進歩することによって、例えばEWS
(engineering workstation )等のコンピュータ装置を
用いたCAD(computer aided design )装置が広く用
いられるようになっている。
【0003】例えば、集積回路等に組込む論理回路の設
計等にも、このようなCAD装置が用いられるようにな
っている。集積回路の設計に用いられるCAD装置は、
例えば階層設計の考え方を基幹とし、例えば隣接する論
理回路素子等の集合によって階層ブロックを定義しなが
ら、又、該階層ブロックに対応するブロックシンボルを
用いながら順次論理回路を設計し、入力していくという
ものである。
【0004】このような集積回路の設計に用いるCAD
装置においては、設計された後の論理回路をコンピュー
タ装置上で模擬的に動作させるという、論理シミュレー
ションの機能を備えた、論理シミュレータと称するもの
がある。あるいは、このような集積回路の設計用のCA
D装置で得られた、設計された回路の回路情報データに
基づいて、他のコンピュータ装置にて論理シミュレーシ
ョンを行う論理シミュレータもある。
【0005】その集積回路の設計を行うCAD装置と共
に1つのコンピュータ装置に構成されたものでも、ある
いは別に構成されたものでも、前述のような論理シミュ
レータは、被検証論理回路の構成を示す回路情報デー
タ、例えば構成される素子やその接続を示す回路情報デ
ータに基づいて、その被検証論理回路を模擬的に動作さ
せながら、該被検証論理回路の機能や動作を検証する。
即ち、このように模擬的に動作させながら、該被検証論
理回路のその外部に対する入出力の信号の論理状態を観
測し、又、その内部のネット(配線)の信号の論理状態
を観測し、これら観測結果に基づいて、その被検証論理
回路の機能や動作を検証する。
【0006】例えば半導体集積回路等では、その機能や
動作を検証するための試作物を得るためには、多くの工
程を要し、多大のコストや時間を要するものである。従
って、前述のような論理シミュレータによれば、設計さ
れた論理回路の回路情報データを中心として、その試作
物がなくても、コンピュータ装置等でその機能や動作を
検証することができ、このため多くの利点を有してい
る。例えば、比較的短期間で、被検証論理回路の機能や
動作について、存在している多くの不具合を見出すこと
ができる。このため、半導体集積回路の設計等に要する
コストや設計期間をより低減することができる。
【0007】しかしながら、このような論理シミュレー
タにおいて、特に、トライステート出力バッファゲート
等の出力用のトライステート論理ゲート、及び一般的な
入力バッファゲート等の入力用論理ゲートで構成される
双方向バッファ回路を有する被検証論理回路について
は、前記論理シミュレータによる、その機能や動作の検
証の際には種々の工夫を要するものであった。
【0008】これは、このような双方向入出力バッファ
の出力側は、その信号の伝達が双方向となるためであ
る。即ち、このような双方向バッファ回路の出力がトラ
イステートで論理状態が変化するため、該双方向バッフ
ァ回路の出力の論理状態と、該双方向バッファ回路に対
して外部から入力される論理状態とを、特に区別しなけ
ればならないためである。このような該双方向バッファ
回路では、例えば、その双方向バッファ回路での信号方
向を切換える信号方向切換え信号について、その機能や
動作を検証することが困難となってしまったり、あるい
は不可能となってしまう場合もあった。
【0009】従来、このような双方向バッファ回路に関
する機能や動作を検証する際、図9に示されるような工
夫を行っている。この図9においては、被検証論理回路
中の双方向バッファ回路10Bの機能や動作を検証する
際、ダミーゲートと称し、バッファゲートB3を接続す
るようにしている。これによって、前記双方向バッファ
回路10Bのその双方向入出力IOへ当該双方向バッフ
ァ回路10Bの外部から入出力される双方向信号につい
て、該双方向入出力IOから外部へと、特に信号を出力
するもの(出力O)と、一方、該双方向入出力へと外部
から、特に信号を入力するもの(入力I2)とを、明確
に区別できる。
【0010】この図9のように前記バッファゲートB3
を備えることで、前記信号方向切換え信号Cを中心とし
た被検証論理回路の検証は、次のように行うことができ
る。
【0011】(1)論理シミュレーションの際に、前記
図9の信号Yの論理状態が不定となってしまった場合:
この場合、前記双方向バッファ回路10Bが出力する
“1”又は“0”の論理状態と、前記バッファゲートB
3が出力する“0”又は“1”の論理状態とが衝突して
しまい、且つ相互の論理状態が不一致の場合と判定す
る。このような場合には、前記信号方向切換え信号Cに
不具合があって、このため、前記双方向バッファ回路1
0Bの前記トライステートバッファゲートB1の出力が
ハイインピーダンス状態でなければならないところ、
“1”又は“0”の論理状態となってしまっていると考
えられる。
【0012】(2)前記信号Yがハイインピーダンス状
態となる場合:本来、“1”又は“0”の論理状態とな
る前記信号Yがハイインピーダンス状態となってしまう
場合、前記信号方向切換え信号Cに不具合が生じてしま
っていると判断し、前記双方向バッファ回路10Bの前
記トライステートバッファゲートB1の出力が“1”又
は“0”の論理状態となるところ、ハイインピーダンス
状態となってしまっていると判断する。
【0013】このように、前記図9に示される如く前記
バッファゲートB3をダミーゲートとして設けること
で、前記双方向バッファ回路10Bに関する種々の不具
合を、論理シミュレーションを行いながらなされる論理
回路検証によって見出すことが可能である。
【0014】一方、前記双方向バッファ回路を有する被
検証回路について、論理シミュレーションを行いながら
その機能や動作の検証、特に前記信号方向切換え信号C
の動作や機能に関する検証を、シミュレーション結果の
ログや入力パターンに基づいて行うということもなされ
ている。
【0015】即ち、前記信号方向切換え信号Cの論理状
態のログや、前記双方向バッファ回路10Bの前記トラ
イステートバッファゲートB1の論理状態(トライステ
ートともなる)のログや、又、該双方向バッファ回路1
0Bへ外部から入力される論理状態(トライステートと
もなる)のログや、又、他の入力パターン等、多くのロ
グを相互に比較し、これらの間で矛盾がないか等検討し
ながら、その被検証論理回路の機能や動作を検証すると
いうものである。
【0016】
【発明が達成しようとする課題】しかしながら、前述の
ように双方向バッファ回路を有する被検証論理回路の動
作や機能を論理シミュレーションにて検証する際、前記
図9のように前記バッファゲートB3をダミーゲートと
して設けた場合、次のような問題がある。
【0017】(1)前記図9の前記双方向バッファ回路
10Bの前記トライステートバッファゲートB1の出力
が“1”又は“0”となり、且つ、前記バッファゲート
B3の出力が“1”又は“0”となってしまい、信号が
衝突してしまうような状態となってしまったとしても、
前記信号Yの論理状態が不定とはならない場合がある。
即ち、このように2つの出力が衝突する際、前記トライ
ステートバッファゲートB1の論理状態と前記バッファ
ゲートB3の論理状態とが一致する場合、前記信号Yの
論理状態は不定とはならない。従って、前記信号方向切
換え信号C等の不具合によってこのように2つの出力が
衝突してしまったとしても、衝突する2つの論理状態が
一致してしまう場合、前記信号Yが不定とはならないた
め、その不具合を検出することはできない。
【0018】(2)前記図9の前記バッファゲートB3
を設けることで、被検証論理回路の動作条件が実際と異
なってしまう。前記バッファゲートB3はダミーゲート
であり、本来のその被検証論理回路には存在しないもの
である。従って、このような該バッファゲートB3を設
けることで、該バッファゲートB3が接続される配線の
配線容量(論理シミュレーションでは仮配線容量)の値
や、レイアウト等が、本来の前記被検証論理回路と異な
ってしまう。このため、論理回路検証の際の論理シミュ
レーションの、例えば動作タイミング等の精度が低下し
てしまう。このような問題を低減するため、前記バッフ
ァゲートB3を設けたことによる影響を無視する処理を
行って、前記バッファゲートB3を設けたことによる仮
配線容量やレイアウトの変化のバックアノテーションを
行うことも考えられる。しかしながら、このような処理
のための工数や時間が増大してしまう。特に、大規模回
路では、このような工数や時間の増大は無視できないも
のとなってしまう。
【0019】一方、前記双方向バッファ回路を有する前
記被検証論理回路の論理シミュレーションを行いながら
その機能や動作を検証する際に、特に、前述のようにそ
の論理シミュレーション結果のログに基づいて行うよう
にした場合、次のような問題がある。
【0020】(1)例えば前記図9や後述する図1に示
す前記双方向バッファ回路10Bにおいて、前記信号方
向切換え信号Cの論理状態が変化してから、前記トライ
ステートバッファゲートB1の出力の論理状態が変化す
るまでには遅れ時間がある。しかしながら、前記信号方
向切換え信号Cの論理状態のログや、前記トライステー
トバッファゲートB1の出力の論理状態のログや、更に
は前記双方向バッファ回路10Bの双方向入出力IOへ
外部から入力される信号の論理状態のログ等、これらロ
グを比較し検討する際、このような遅れ時間を考慮する
ことはほとんどできない。このため、その機能や動作の
検証の精度が低下してしまうという問題がある。
【0021】(2)対象となる論理シミュレーション結
果のログが一般に膨大となってしまい、このような膨大
なログを解析するための時間が増大してしまうという問
題がある。特に、被検証論理回路の回路規模が大きくな
るほど、又、検証時の論理シミュレーションの時間が長
くなるほど、その結果のログは増大してしまい、これに
伴なって該ログに基づいた解析に要する処理時間等は増
大してしまう。
【0022】本発明は、前記従来の問題点を解決するべ
くなされたもので、被検証論理回路の機能や動作を検証
する際の、利用者の手間をより省きながら、同時に、そ
の検証の精度をより向上することができる論理回路検証
方法及びこのような論理回路検証方法に用いられる双方
向バッファ回路を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を達成するための手段】まず、本願の第1発明の
論理回路検証方法は、被検証論理回路の構成を示す回路
情報データに基づいて該被検証論理回路を模擬的に動作
させながら、該被検証論理回路のその外部に対する入出
力信号の論理状態を観測し、又、その内部のネットの信
号の論理状態を観測し、これら観測結果に基づいて該被
検証論理回路の機能や動作を検証する論理回路検証方法
において、出力用トライステート論理ゲート及び入力用
論理ゲートで構成される双方向バッファ回路を有する前
記被検証論理回路に対して、前記出力用トライステート
論理ゲートの出力をUとし前記入力用論理ゲートの入力
をVとし、又、論理回路検証時以外の通常時には前記出
力U及び前記入力Vが接続される、前記双方向バッファ
回路の双方向入出力をIOとした場合に、これら出力
U、入力V及び双方向入出力IOにあって、その入力I
1が前記出力Uに接続され、その出力Y1が前記入力V
に接続され、その双方向入出力IO1が前記双方向入出
力IOに接続される、これら入力I1、出力Y1及び双
方向入出力IO1を有する入出力状態検証回路を少なく
とも前記論理回路検証時に設け、該入出力状態検証回路
によって、その前記入力I1へ入力される論理状態及び
その前記双方向入出力IO1へ入力される論理状態に基
づいて、その前記出力Y1から出力される論理状態を決
定すると共に、その前記双方向入出力IO1から出力さ
れる論理状態を決定しながら前記被検証論理回路を動作
させながら、前記入力I1及び前記双方向入出力IO1
の信号の論理状態を観測し、前記被検証論理回路の機能
や動作を検証するようにしたことにより、前記課題を達
成したものである。
【0024】又、前記第1発明の論理回路検証方法にお
いて、前記入力I1の論理状態及び前記双方向入出力I
O1の論理状態が同一の確定値の場合に、論理回路検証
に活用する第1エラー情報を生成し、又、これら入力I
1の論理状態及び双方向入出力IO1の論理状態がいず
れもハイインピーダンスの場合に、論理回路検証に活用
する第2エラー情報を生成することにより、前記課題を
達成すると共に、より最低限のエラー情報のみを生成す
ることで、前記双方向バッファ回路以外の部分をも含め
た全体的な論理回路検証の作業能率をより向上するよう
にしたものである。
【0025】又、本願の第2発明の論理回路検証方法
は、被検証論理回路の構成を示す回路情報データに基づ
いて該被検証論理回路を模擬的に動作させながら、該被
検証論理回路のその外部に対する入出力信号の論理状態
を観測し、又、その内部のネットの信号の論理状態を観
測し、これら観測結果に基づいて該被検証論理回路の機
能や動作を検証する論理回路検証方法において、出力用
トライステート論理ゲート及び入力用論理ゲートで構成
される双方向バッファ回路を有する前記被検証論理回路
に対して、まず、前記出力用トライステート論理ゲート
について、その入力する論理状態に基づいて、信号の遅
延時間をも配慮しながら、その出力するバッファ側論理
状態I1を求め、又、前記出力用トライステート論理ゲ
ートの出力及び前記入力用論理ゲートの入力が共に接続
された、前記双方向バッファ回路の双方向入出力IOへ
と、該双方向バッファ回路の外部から入力される対バッ
ファ論理状態IO1を求め、前記バッファ側論理状態I
1及び前記対バッファ論理状態IO1に基づいて、論理
回路検証に活用するエラー情報を生成するようにしたこ
とにより、前記課題を達成したものである。
【0026】一方、本願の第3発明の双方向バッファ回
路は、出力用トライステート論理ゲート及び入力用論理
ゲートで構成される双方向バッファ回路において、前記
出力用トライステート論理ゲートの出力をUとし、前記
入力用論理ゲートの入力をVとし、又、前記双方向バッ
ファ回路の双方向入出力をIOとした場合に、これら出
力U、入力V及び双方向入出力IOにあって、その入力
I1が前記出力Uに接続され、その出力Y1が前記入力
Vに接続され、その双方向入出力IO1が前記双方向入
出力IOに接続される、これら入力I1、出力Y1及び
双方向入出力IO1を有する入出力状態検出回路を備え
るようにし、又、該入出力状態検出回路は、その前記入
力I1へ入力される論理状態及びその前記双方向入出力
IO1へ入力される論理状態に基づいて、その前記出力
Y1から出力される論理状態を決定すると共に、その前
記双方向入出力IO1から出力される論理状態を決定す
るものであることにより、前記課題を達成することがで
きる、前記第1発明の論理回路検証方法あるいは前記第
2発明の論理回路検証方法等に用いることができる双方
向バッファ回路を提供したものである。
【0027】
【作用】図1は、一般的な双方向バッファの回路図であ
る。
【0028】この図1に示される如く、双方向バッファ
10Bは、トライステート出力バッファゲートB1と、
入力バッファゲートB2とにより構成されている。
【0029】又、前記トライステート出力バッファゲー
トB1の出力をUとし、前記入力バッファゲートB2の
入力をVとした場合、前記出力U及び前記入力Vは、前
記双方向バッファ10Bの双方向入出力IOへ接続され
ている。又、前記トライステート出力バッファゲートB
1の入力は、該双方向バッファ10Bの入力Iとされて
いる。前記入力バッファゲートB2の出力は、該双方向
バッファ10Bの出力Yとされている。
【0030】このような双方向バッファ回路10Bを有
する被検証回路の機能や動作を検証する際、前記第1発
明〜前記第3発明では、前記トライステート出力バッフ
ァゲートB1の出力する論理状態や、該双方向バッファ
10Bの前記双方向入出力IOへと、該双方向バッファ
10Bの外部から入力される論理状態を観測しながら、
その機能や動作を検証するようにしている。
【0031】又、これに限定されるものではないが、前
記トライステート出力バッファゲートB1の前記出力U
の論理状態は、該トライステート出力バッファゲートB
1が入力する論理状態に基づいて求めることができる。
【0032】このため、まず、前記第1発明において
は、図2に示す如く、少なくとも論理回路検証時には、
その被検証論理回路中の双方向バッファ回路10へと、
特に入出力状態検出回路12を設けるようにしている。
【0033】該入出力状態検出回路12は、入力I1、
出力Y1及び双方向入出力IO1を有する。又、該入出
力状態検出回路12は、前記トライステート出力バッフ
ァゲートB1の前記出力Uに対してその入力I1が接続
され、前記入力バッファゲートB2の前記入力Vに対し
てその前記出力Y1が接続されている。又、前記双方向
入出力IOへと、該入出力状態検出回路12のその前記
双方向入出力IO1が接続されている。
【0034】このように接続される前記入出力状態検出
回路12の動作は、まず、該入出力状態検出回路12が
設けられている当該双方向バッファ回路10が、前記双
方向バッファ回路10Bと同一の動作をするようになさ
れる。従って、前記入出力状態検出回路12にあって、
その前記入力I1へ入力される論理状態、及びその前記
双方向入出力IO1へ入力される論理状態に基づいて、
その前記出力Y1から出力される論理状態が決定され
る。又、前記入力I1へ入力される論理状態、及び前記
双方向入出力IO1へ入力される論理状態に基づいて、
その前記双方向入出力IO1から出力される論理状態が
決定される。
【0035】同時に、このような前記入出力状態検出回
路12にあって、前記第1発明では、前記入力I1の信
号の論理状態及び前記双方向入出力IO1の信号の論理
状態を観測し、前記被検証論理回路の機能や動作を検証
するようにしている。
【0036】例えば、従来から用いられている論理シミ
ュレータでも、前記トライステート出力バッファゲート
B1の前記出力Uについて、その論理状態が“1”、
“0”あるいはハイインピーダンス状態であるか求める
ことができる。更には、該出力Uの論理状態が不定であ
るか求めることも可能である。
【0037】一方、前記双方向バッファ回路10の外部
から入力され、前記双方向入出力IO1へ入力される論
理状態についても、従来から用いられる論理シミュレー
タによって、これが“1”、“0”あるいはハイインピ
ーダンス状態であるか求めることができる。更には、従
来の論理シミュレータでも、該双方向入出力IO1へ入
力される論理状態が不定であるか求めることも可能であ
る。
【0038】ここで、前記第1発明では、これら前記入
力I1の論理状態や、前記双方向入出力IO1の論理状
態を観測しながら、このような前記双方向バッファ回路
10が用いられる被検証論理回路の機能や動作を検証す
ることができる。
【0039】なお、前記第2発明は、考え方として前記
第1発明に類似しており、基本的には同じである。即
ち、まず、前記第1発明は、このような前記図2に示さ
れるような特に前記入出力状態検出回路12を有する、
前記双方向バッファ回路10を用いた論理回路検証方法
である。これに対して、前記第2発明については、前記
第1発明と同様の原理に基づき、仮想的に前記入出力状
態検出回路12を考え、同様な論理回路の機能や動作の
検証を行っている。
【0040】即ち、前記第2発明については、前記トラ
イステート出力バッファゲートB1について、その入力
する論理状態に基づいて、信号の遅延時間をも配慮しな
がら、その前記出力Uの論理状態(バッファ側論理状態
I1)を求めている。又、該第2発明では、前記双方向
バッファ回路10の外部から入力される、前記双方向入
出力IO1へと入力されるような論理状態(対バッファ
論理状態IO1)を求めるようにしている。又、このよ
うにして求められた論理状態I1及びIO1に基づい
て、論理回路検証に活用するエラー情報を生成するよう
にしている。
【0041】又、前記第3発明の双方向バッファ回路
は、特に前記第1発明に用いられる前記双方向バッファ
回路10である。即ち、前記トライステート出力バッフ
ァゲートB1及び前記入力バッファゲートB2に加え、
前述のような前記入出力状態検出回路12を備えたもの
である。
【0042】なお、前記第1発明〜前記第3発明におい
て、例えば前記図2に示される前記トライステート出力
バッファゲートB1や前記入力バッファゲートB2につ
いては、文字通りのバッファゲートに限定されるもので
はない。即ち、前記トライステート出力バッファゲート
B1は、トライステートの出力であればよく、例えばト
ライステート出力のAND論理ゲート等であってもよ
く、又トライステート出力のOR論理ゲートであっても
よい。同様に、前記入力バッファゲートB2について
も、単なるバッファゲートに限定されるものではなく、
より多機能とし、例えばAND論理ゲートやOR論理ゲ
ート等としてもよい。
【0043】このような前記第1発明〜前記第3発明に
よれば、前記図9に示したようなダミーゲートとなる前
記バッファゲートB3を用いて論理回路の機能や動作を
検出する場合に比べ、次のような利点を有する。
【0044】即ち、前記入力I1の信号の論理状態及び
前記双方向入出力IO1の信号の論理状態の観測に基づ
いて論理回路の機能や動作を検証する際に、前記トライ
ステート出力バッファゲートB1の出力と、当該双方向
バッファ回路の双方向入出力IOへ外部からの入力と
が、同一の論理状態で衝突するような場合であっても、
その不具合を検出することが可能である。又、前記図9
の前記バッファゲートB3のようなダミーゲートを用い
ないため、このようなダミーゲートによって、配線容量
(論理シミュレーションでは仮配線容量)等の動作条件
に変動を与えてしまうこともない。
【0045】又、前記第1発明〜前記第3発明によれ
ば、前述したような、論理シミュレーション結果のログ
を中心とした従来の論理回路の機能や動作の検証と比べ
て、次のような利点を有している。
【0046】即ち、前記トライステートバッファB1の
前記出力Uから出力される論理状態は、論理シミュレー
タで求められ、信号や動作の遅延時間をも配慮しながら
前記トライステート出力バッファゲートB1へ入力され
る論理状態に基づいて求められる。このため、前記第1
発明〜前記第3発明によれば、各論理ゲートの実際の動
作タイミングに従った、被検証論理回路の機能や動作の
検証を行うことが可能である。又、論理シミュレーショ
ン結果のログを解析するというものではないため、ログ
解析に要する処理時間を削減することができる。
【0047】
【実施例】以下、図を用いて本発明の実施例を詳細に説
明する。
【0048】図3は、前記第1発明あるいは前記第2発
明を適用しながら論理回路の検証がなされる、前記第3
発明が適用された双方向バッファ回路を有する被検証論
理回路の実施例の回路図である。
【0049】この図3に示される如く、本実施例の被検
証論理回路14は、信号入力端子CINと、信号方向切
換え信号入力端子CTLと、信号出力端子COUTと、
双方向入出力端子IOとを有する。又、該被検証論理回
路14は、前記第3発明が適用された双方向バッファ回
路10に加え、インバータゲートIV1及びIV2を有
する。又、これらインバータゲートIV1及びIV2又
双方向バッファ回路10には、この順に、“I1”、
“I2”、“I3”の、該被検証論理回路14において
各論理ゲートを識別するインスタンス名が付されてい
る。
【0050】なお、これら端子CIN、CTL、COU
T及びIOにおいて、それぞれの信号についても同符号
を用いる。なお、前記双方向バッファ回路10は、前記
図2に示したものであり、前記入出力状態検出回路12
を有する。
【0051】図4は、本実施例の前記被検証論理回路の
動作例を示すタイムチャートである。
【0052】この図4のタイムチャートにおいて、まず
時刻0から時刻20の期間では、前記双方向切換え信号
CTLはL状態である。従って、前記双方向バッファ回
路10の前記トライステート出力バッファゲートB1の
出力は、当該双方向バッファ回路10の入力Iへ入力さ
れる論理状態と同一であり、該トライステート出力バッ
ファゲートB1の入力へ入力される論理状態と同一とな
る。
【0053】従って、時刻0から時刻10までの期間で
は、H状態の入力信号CINが前記インバータIV1へ
入力され、又該インバータゲートIV1にて反転される
ため、前記トライステート出力バッファゲートB1から
はL状態が出力される。この時刻0から時刻10までの
期間、外部から入力される双方向入出力信号IOはH状
態であるため、該双方向入出力信号IOは前記トライス
テートバッファB1の出力と衝突する。このとき、前記
トライステートバッファB1の前記出力Uの論理状態は
“L状態”であり、一方、前記双方向入出力信号IOの
論理状態はH状態である。従って、最終的な該双方向入
出力信号IOは不定となる。
【0054】次に、時刻10から時刻20までの期間、
L状態の前記入力信号CINは前記インバータIV1で
反転される。従って、前記トライステート出力バッファ
ゲートB1の前記出力Uからは、H状態の論理状態が出
力される。該出力Uの論理状態は、ハイインピーダンス
状態ではない前記双方向入出力信号IOと衝突してしま
う。ここで、該出力Uの論理状態はH状態であり、前記
双方向入出力信号IOの論理状態もH状態であるため、
最終的な該双方向入出力信号IOもH状態となる。
【0055】続いて、時刻20から時刻40までの期
間、前記信号方向切換え信号CTLはH状態となる。従
って、前記双方向バッファ回路10中の前記トライステ
ート出力バッファゲートB1のその出力Uはハイインピ
ーダンス状態となる。
【0056】ここで、時刻20から時刻30までの期
間、外部からの前記双方向入出力信号IOはハイインピ
ーダンス状態である。従って、前記トライステート出力
バッファゲートB1のその出力Uと共に、このような外
部からの前記双方向入出力信号IOは、共にハイインピ
ーダンス状態となってしまう。
【0057】続いて時刻30から時刻40までの期間で
は、外部から入力される前記双方向入出力信号IOはL
状態である。このとき、前記トライステート出力バッフ
ァゲートB1の出力はハイインピーダンス状態であるた
め、最終的な該双方向入出力信号IOについても、外部
から入力された論理状態、即ちL状態となる。
【0058】以上、この図4のタイムチャートで示した
動作例では、合計3個の不具合と思われる信号状態が観
測される。
【0059】即ち、第1に、時刻0から時刻10にあっ
て、前記トライステート出力バッファゲートB1のその
出力Uと、外部からの前記双方向入出力信号IOとが衝
突してしまっている。第2に、時刻10から時刻20に
おいても、同様に前記出力Uと外部からの前記双方向入
出力信号IOとが衝突してしまっている。第3に、時刻
20から時刻30の期間において、前記トライステート
出力バッファゲートB1のその出力Uと共に、外部から
の前記双方向入出力信号が、共にハイインピーダンス状
態となってしまっている。
【0060】図5は、本実施例の論理回路検証方法にお
ける主要部の処理を示すフローチャートである。
【0061】この図5においては、本実施例において、
特に前記第1発明及び前記第2発明の論理回路検証方法
が適用される部分を中心とした処理を示している。即
ち、被検証論理回路の特に双方向バッファ回路に関する
不具合の有無を検証する処理を中心として示されてい
る。
【0062】この図5のフローチャートにおいて、まず
ステップS110では、処理要求のイベントが発生した
か否かを判定している。このイベントは、信号の論理状
態の、特にその変化時に発生する。例えば、このような
イベントは、前記図2に示される、前記トライステート
バッファB1から出力される信号I1の論理状態が変化
するか、あるいは、前記双方向バッファ回路10の外部
から入力される前記信号IO1の論理状態に変化が生じ
た場合に発生する。該ステップS110において、イベ
ント発生時には次にステップS112へ進み、イベント
が発生していないと判定された場合、該ステップS11
0の前方へ分岐する。
【0063】次にステップS112では、イベント発生
の判定に応じ、論理状態が変化した信号のその論理状態
を含め、必要な信号の論理状態を取り出す。例えば、前
記信号I1やIO1についてイベントの発生が判定され
た場合、そのときの前記信号I1及びIO1の論理状態
を取り出す。これら信号I1及びIO1の論理状態は、
いずれもトライステートであり、“1”、“0”及びハ
イインピーダンス状態の、これらのいずれかの論理状態
に加え、本実施例では特に“不定”の論理状態をも有す
る。この不定の論理状態は、信号の衝突等によってその
論理状態が定まらないものである。
【0064】この後、続くステップS114及びS12
0については、前記第1発明〜前記第3発明が適用され
る、特有の処理を行う。即ち、前記双方向バッファ回路
10の特に前記入出力状態検出回路12に入力される、
前記信号I1及びIO1に関する処理をする。
【0065】まず、ステップS114では、前記信号I
1及びIO1の論理状態が、いずれも確定値であるか否
か判定する。即ち、これら信号I1及びIO1の論理状
態が同一の論理状態ではないとしても、いずれも、それ
ぞれ“1”又は“0”の論理状態となっているか否かを
判定する。このような判定の結果、これら信号I1及び
IO1がいずれも確定値であれば、次にステップS11
6へ進み、いずれか一方でも確定値ではない場合にはス
テップS120へ進む。
【0066】ステップS120では、前記信号I1及び
IO1の論理状態が、いずれもハイインピーダンス状態
であるか否か判定する。これら信号I1及びIO1の論
理状態がいずれもハイインピーダンス状態であれば、次
にステップS116へ進む。一方、少なくともいずれか
一方がハイインピーダンス状態ではない場合には、ステ
ップS110の前方へ分岐する。
【0067】ここで、ステップS116は、前記信号I
1は前記信号IO1の論理状態に応じたエラーメッセー
ジを出力する。このエラーメッセージは、論理回路の機
能や動作の検証に用いられる。又、そのエラーメッセー
ジについて、例えばその内容等については、図6や図7
を用いて詳しく後述する。
【0068】図6は、本実施例に用いられる前記入出力
状態検出回路の動作を示す、その入出力信号や出力メッ
セージテーブルポインタMTPの対応テーブルを示す線
図である。
【0069】この図6においては、まず、前記入出力状
態検出回路12へ入力される前記信号I1及びIO1の
論理状態の組合せに対する、該入出力状態検出回路12
から出力される前記信号IO1の論理状態及び前記信号
Y1の論理状態が示されている。更に、この図6におい
ては、前記入出力状態検出回路12に入力される前記信
号I1及びIO1の論理状態の組合せに対する、前記出
力メッセージテーブルポインタMTPの値が示されてい
る。
【0070】該出力メッセージテーブルポインタMTP
は、後述する図7の出力メッセージテーブルの検索に用
いられる。即ち、該出力メッセージテーブルポインタM
TPは、前記出力メッセージテーブルのアドレスであ
る。該出力メッセージテーブルポインタMTPの値が
“1”又は“2”であれば、前記出力メッセージテーブ
ルで、これに対応するメッセージ内容が得られる。一
方、該出力メッセージテーブルポインタMTPが“−”
であれば、該ポインタMTPのその値は具体的には
“0”であり、特にエラーメッセージの出力は行わな
い。
【0071】この図6において、まず、前記入出力状態
検出回路12に入力される前記信号I1が“1”、
“0”、“X(不定)”あるいは“Z(ハイインピーダ
ンス状態)”の論理状態であって、且つ、同じく前記入
出力状態検出回路12へ外部から入力される前記信号I
O1がこのときの前記信号I1と同一の“1”、
“0”、“X”又は“Z”の論理状態の場合、該入出力
状態検出回路12から出力される前記信号IO1の論理
状態、及び前記信号Y1の論理状態は、いずれも“X”
となる。
【0072】又、前記入出力状態検出回路12へ入力さ
れる前記信号I1あるいはIO1の論理状態の、いずれ
か一方のみが“Z”であって、他方が“1”又は“0”
の確定値である場合、該確定値が前記信号IO1及びY
1の論理状態として出力される。
【0073】又、前記入出力状態検出回路12へ入力さ
れる前記信号I1及びIO1の論理状態がいずれも
“Z”の場合、このとき出力される前記信号IO1及び
Y1の論理状態はいずれも“Z”となる。
【0074】又、この図6において、入力される前記信
号I1及びIO1の論理状態がいずれも“0”である場
合、あるいはいずれも“1”である場合、前記出力メッ
セージテーブルポインタMTPの値は“1”となる。
【0075】又、入力される前記信号I1及びIO1の
論理状態がいずれも“Z”の場合、前記出力メッセージ
テーブルポインタMTPの値は“2”となる。
【0076】以上説明したように、前記入出力状態検出
回路12へ入力される前記信号I1及びIO1の論理状
態に応じて、該入出力状態検出回路12から出力される
前記信号IO1及びY1の論理状態が設定されることが
できる。これによって、該入出力状態検出回路12が設
けられている前記双方向バッファ回路10の動作を、例
えば前記図1に示す従来の前記双方向バッファ回路10
Bと同等とすることができる。又、より詳しく後述する
ようなエラーメッセージについて、論理回路の検証によ
り有効なものをより適確に選択し、出力することができ
る。
【0077】図7は、本実施例で用いられる出力メッセ
ージテーブルを示す線図である。
【0078】この図7においては、前記図6を用い前述
した前記出力メッセージテーブルポインタMTPの値を
アドレスとして参照される、本実施例で出力されるエラ
ーメッセージの内容が記憶されたテーブルが示されてい
る。
【0079】この図7において、前記出力メッセージテ
ーブルポインタMTPの値が“1”の場合、前記図2に
示す前記双方向バッファ回路10において、前記トライ
ステート出力バッファゲートB1が出力する前記信号I
1と、外部から入力される前記信号IO1とが衝突する
ことを示すメッセージ、即ち“CONFLICT ER
ROR:・・・”のメッセージが参照され取り出され
る。又、前記出力メッセージテーブルポインタMTPの
値が“2”の場合、前記トライステート出力バッファゲ
ートB1が出力する前記信号I1の論理状態がハイイン
ピーダンス状態であると共に、前記双方向バッファ回路
10の外部から入力される前記信号IO1の論理状態が
ハイインピーダンス状態であることで、該双方向バッフ
ァ回路10から出力される前記信号IO及びYに不具合
があることを示すエラーメッセージ、即ち“DISAB
LE ERROR:・・・”のエラーメッセージが参照
され取り出される。
【0080】なお、これらのエラーメッセージにおい
て、“Instance ”のメッセージと共に、変数“$inst
ance”にて参照されるインスタンス名(インスタンス番
号(論理回路の論理ゲート等に付される番号))のメッ
セージが得られる。更に、“pin ”のメッセージと共
に、変数“$io”で参照されるピン番号(あるいはIO
番号)が得られる。又、“at time ”のメッセージと共
に変数“$time”にて参照されるイベント発生時刻のメ
ッセージも得られる。
【0081】図8は、本実施例で印字出力されるエラー
メッセージの一例を示す線図である。
【0082】この図8においては、前記図4のタイムチ
ャートに示した動作例において得られたエラーメッセー
ジの印字例が示されている。該印字例は、3行でなる。
【0083】これら3行のエラーメッセージのうち、ま
ず第1行は、前記図4のタイムチャートにおける時刻0
で、前記入力信号CINの論理状態が変化することで前
記信号I1の論理状態が変化するか、あるいは外部から
入力される前記双方向入出力信号IOが変化することで
前記信号IO1が変化し、これに伴ってイベントが発生
した時に得られたエラーメッセージである。このエラー
メッセージによって、インスタンスI3のピンIOにて
“CONFLICT ERROR”が発生したことが示
される。このインスタンスI3は前記双方向バッファ回
路10であり、エラーメッセージの“ピンIO”は該双
方向バッファ回路10のものである。このエラーメッセ
ージは、前述したように、前記図4のタイムチャートに
おける時刻0から時刻10の期間での、前記信号I1と
前記信号IO1との衝突の、特にその発生を示すエラー
である。
【0084】続いて前記図8の第2行は、前記図4のタ
イムチャートの時刻10で、前記入力信号CINの論理
状態が変化し、前記信号I1の論理状態が変化すること
でイベントが発生した時に得られたエラーを示すエラー
メッセージである。この第3行についても、“インスタ
ントI3”や、その“ピンIO”に関するものである。
又、このエラーメッセージは、前記図4の時刻10から
時刻20までの期間に生じた、前述のような前記信号I
1と前記信号IO1との衝突の、特にその発生を示すも
のである。
【0085】続いて、前記図8の第3行では、前記図4
の時刻20において前記双方向入出力信号IOの論理状
態が変化することで、前記信号IO1の論理状態が変化
して発生したイベント発生時に得られたエラーを示すエ
ラーメッセージである。このエラーメッセージで示され
るものも、前記インスタンスI3の前記ピンIOに関す
るものである。又、このエラーメッセージは、前記図4
の時刻20から時刻30の期間で生じる、前記信号I1
の論理状態と前記信号IO1の論理状態とが共にハイイ
ンピーダンス状態となってしまうというエラーを示すも
のである。
【0086】以上説明したとおり、本実施例によれば、
前記第3発明が適用された双方向バッファ回路を用いな
がら、前記第1発明や前記第2発明の適用された論理回
路検証を行うことができる。特に、本実施例において、
前記図8に示したようなエラーメッセージを印字出力す
ることができるため、前記被検証論理回路14の動作
や、該被検証論理回路14へと入力される信号で問題と
なるものがあった場合、特にその前記双方向バッファ回
路10について問題となるものがあった場合、その発生
時刻と共に、その問題に関する情報をエラーメッセージ
として印字出力することが可能である。従って、前記被
検証論理回路14の機能や動作、又該被検証論理回路1
4へ入力される信号の異常の検証を能率良く行うことが
可能である。
【0087】なお、例えば以上説明したような機能や動
作の検証時には、前述のように前記入出力状態検出回路
12を有する前記双方向バッファ回路10を用いてい
る。しかしながら、このような検証後、実際にその前記
被検証論理回路14を用いる際には、該双方向バッファ
回路10を、前記図1に示した前記入出力状態検出回路
12を含まない前記双方向バッファ回路10Bへ置き換
えることもできる。これによって、前記入出力状態検出
回路12を含まない分、集積度の向上、動作速度の向上
を図ることができる。
【0088】又、このような前記双方向バッファ回路1
0から前記双方向バッファ回路10Bへの置き換え、更
に、機能や動作の検証に先立って行う前記双方向バッフ
ァ回路10Bを前記双方向バッファ回路10へ置き換え
る置き換え等は、例えばCAD装置内で自動的に行うこ
とも可能である。このように自動化することで、その利
用者の手間をより省くことが可能である。
【0089】なお、本実施例においては、前記図6を用
いて前述した如く、前記信号I1の確定値の論理状態と
前記信号IO1の確定値の論理状態とが衝突してしまっ
たとしても、衝突した論理状態が相互に同一でない場
合、エラーメッセージの出力を省略している。これは、
このようにエラーメッセージを省略したとしても、この
ように異なる論理状態の衝突では前記双方向バッファ回
路10から出力される前記信号IO1やY1の論理状態
は“不定(X)”となるため、このような不定の論理状
態のその一連の論理回路中での伝播によってその不具合
を捕らえることができるためである。このように必要最
低限のエラーメッセージのみ出力することで、より重要
なエラーメッセージのみ利用者に示すことができる。特
に、従来では検出できなかったような不具合について、
このようなエラーメッセージにてその有無を利用者は容
易に把握することができる。
【0090】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、被
検証論理回路の機能や動作を検証する際の、利用者の手
間をより省きながら、同時に、その検証の精度をより向
上することができるという優れた効果を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の第1発明及び第2発明の論理回路検証方
法及び第3発明の双方向バッファ回路が対象とする双方
向バッファ回路の一例を示す回路図
【図2】前記第1発明〜前記第3発明の要旨を示す双方
向バッファ回路の回路図
【図3】前記第1発明〜前記第3発明が適用された実施
例の被検証論理回路の回路図
【図4】前記実施例の前記被検証論理回路の動作例を示
すタイムチャート
【図5】前記実施例での論理回路検証方法を示すフロー
チャート
【図6】前記実施例に用いられる入出力状態検出回路の
動作を示す入力と出力の論理状態の対応や出力メッセー
ジテーブルポインタの対応を示す線図
【図7】前記実施例で用いられる出力メッセージテーブ
ルの一例を示す線図
【図8】前記実施例で印字出力されるエラーメッセージ
の一例を示す線図
【図9】従来の双方向バッファ回路を有する回路の検証
を示す回路図
【符号の説明】
10、10B…双方向バッファ回路 12…入出力状態検出回路 14…被検証論理回路 B1…トライステート出力バッファゲート B2、B3…バッファゲート IV1、IV2…インバータゲート

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検証論理回路の構成を示す回路情報デー
    タに基づいて該被検証論理回路を模擬的に動作させなが
    ら、該被検証論理回路のその外部に対する入出力信号の
    論理状態を観測し、又、その内部のネットの信号の論理
    状態を観測し、これら観測結果に基づいて該被検証論理
    回路の機能や動作を検証する論理回路検証方法におい
    て、 出力用トライステート論理ゲート及び入力用論理ゲート
    で構成される双方向バッファ回路を有する前記被検証論
    理回路に対して、 前記出力用トライステート論理ゲートの出力をUとし前
    記入力用論理ゲートの入力をVとし、又、論理回路検証
    時以外の通常時には前記出力U及び前記入力Vが接続さ
    れる、前記双方向バッファ回路の双方向入出力をIOと
    した場合に、 これら出力U、入力V及び双方向入出力IOにあって、
    その入力I1が前記出力Uに接続され、その出力Y1が
    前記入力Vに接続され、その双方向入出力IO1が前記
    双方向入出力IOに接続される、これら入力I1、出力
    Y1及び双方向入出力IO1を有する入出力状態検証回
    路を少なくとも前記論理回路検証時に設け、 該入出力状態検証回路によって、その前記入力I1へ入
    力される論理状態及びその前記双方向入出力IO1へ入
    力される論理状態に基づいて、その前記出力Y1から出
    力される論理状態を決定すると共に、その前記双方向入
    出力IO1から出力される論理状態を決定しながら前記
    被検証論理回路を動作させながら、 前記入力I1及び前記双方向入出力IO1の信号の論理
    状態を観測し、前記被検証論理回路の機能や動作を検証
    するようにしたことを特徴とする論理回路検証方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記入力I1の論理状態及び前記双方向入出力IO1の
    論理状態が同一の確定値の場合に、論理回路検証に活用
    する第1エラー情報を生成し、 又、これら入力I1の論理状態及び双方向入出力IO1
    の論理状態がいずれもハイインピーダンスの場合に、論
    理回路検証に活用する第2エラー情報を生成することを
    特徴とする論理回路検証方法。
  3. 【請求項3】被検証論理回路の構成を示す回路情報デー
    タに基づいて該被検証論理回路を模擬的に動作させなが
    ら、該被検証論理回路のその外部に対する入出力信号の
    論理状態を観測し、又、その内部のネットの信号の論理
    状態を観測し、これら観測結果に基づいて該被検証論理
    回路の機能や動作を検証する論理回路検証方法におい
    て、 出力用トライステート論理ゲート及び入力用論理ゲート
    で構成される双方向バッファ回路を有する前記被検証論
    理回路に対して、 まず、前記出力用トライステート論理ゲートについて、
    その入力する論理状態に基づいて、信号の遅延時間をも
    配慮しながら、その出力するバッファ側論理状態I1を
    求め、 又、前記出力用トライステート論理ゲートの出力及び前
    記入力用論理ゲートの入力が共に接続された、前記双方
    向バッファ回路の双方向入出力IOへと、該双方向バッ
    ファ回路の外部から入力される対バッファ論理状態IO
    1を求め、 前記バッファ側論理状態I1及び前記対バッファ論理状
    態IO1に基づいて、論理回路検証に活用するエラー情
    報を生成するようにしたことを特徴とする論理回路検証
    方法。
  4. 【請求項4】出力用トライステート論理ゲート及び入力
    用論理ゲートで構成される双方向バッファ回路におい
    て、 前記出力用トライステート論理ゲートの出力をUとし、
    前記入力用論理ゲートの入力をVとし、又、前記双方向
    バッファ回路の双方向入出力をIOとした場合に、 これら出力U、入力V及び双方向入出力IOにあって、
    その入力I1が前記出力Uに接続され、その出力Y1が
    前記入力Vに接続され、その双方向入出力IO1が前記
    双方向入出力IOに接続される、これら入力I1、出力
    Y1及び双方向入出力IO1を有する入出力状態検出回
    路を備えるようにし、 又、該入出力状態検出回路は、その前記入力I1へ入力
    される論理状態及びその前記双方向入出力IO1へ入力
    される論理状態に基づいて、その前記出力Y1から出力
    される論理状態を決定すると共に、その前記双方向入出
    力IO1から出力される論理状態を決定するものである
    ことを特徴とする双方向バッファ回路。
JP6224400A 1994-09-20 1994-09-20 論理回路検証方法及び双方向バッファ回路 Pending JPH0887532A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6224400A JPH0887532A (ja) 1994-09-20 1994-09-20 論理回路検証方法及び双方向バッファ回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6224400A JPH0887532A (ja) 1994-09-20 1994-09-20 論理回路検証方法及び双方向バッファ回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0887532A true JPH0887532A (ja) 1996-04-02

Family

ID=16813165

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6224400A Pending JPH0887532A (ja) 1994-09-20 1994-09-20 論理回路検証方法及び双方向バッファ回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0887532A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7260791B2 (en) 2004-06-18 2007-08-21 Fujitsu Limited Integrated circuit designing system, method and program

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7260791B2 (en) 2004-06-18 2007-08-21 Fujitsu Limited Integrated circuit designing system, method and program

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4862399A (en) Method for generating efficient testsets for a class of digital circuits
CN111624475B (zh) 大规模集成电路的测试方法及系统
US20030135838A1 (en) Method and apparatus for isolating the root of indeterminate logic values in an HDL simulation
US6317861B1 (en) Delay verification device for logic circuit and delay verification method therefor
JPH0887532A (ja) 論理回路検証方法及び双方向バッファ回路
JP2001021618A (ja) 故障伝搬経路推定方法、故障伝搬経路推定装置及び記録媒体
JPH03290761A (ja) 論理回路の設計方法
JP2669968B2 (ja) 回路故障擬似試験装置及び回路故障擬似試験方法
JP2872076B2 (ja) 論理検証装置およびその方法
JP2000304829A (ja) 半導体検査方法
JP3144617B2 (ja) 論理回路の検証方法
JP3860030B2 (ja) 故障解析方法、故障解析支援装置および故障解析支援プログラム
JP2891004B2 (ja) 論理icのタイミングチェック方式
JP2658857B2 (ja) 等価故障抽出方法及び装置
JPH02105232A (ja) 論理回路の動作検証方法
JPH0391846A (ja) 障害検出回路の相互関係図生成方式
JPH06324117A (ja) 故障検出率算出方法及び装置
JPS6310244A (ja) 故障辞書作成方法
JPH04273382A (ja) Lsiの論理シミュレーション方式
CN120509363A (zh) Rtl故障仿真方法、装置、电子设备及计算机可读介质
JPH04311269A (ja) シミュレーション方式
CN111241764A (zh) 以处理器为核心的电路时序测量方法和装置
JPH05307585A (ja) 故障シミュレータ
JPH0627774B2 (ja) 故障シミュレーション方法
JP2000293563A (ja) 論理回路接続検証装置