JPH0892246A - ジヒドロベンゾフラン誘導体とそれを含む液晶組成物 - Google Patents

ジヒドロベンゾフラン誘導体とそれを含む液晶組成物

Info

Publication number
JPH0892246A
JPH0892246A JP6227828A JP22782894A JPH0892246A JP H0892246 A JPH0892246 A JP H0892246A JP 6227828 A JP6227828 A JP 6227828A JP 22782894 A JP22782894 A JP 22782894A JP H0892246 A JPH0892246 A JP H0892246A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
compound
crystal composition
dihydrobenzofuran
general formula
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6227828A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadao Takehara
貞夫 竹原
Kayoko Ito
佳代子 伊藤
Tamejirou Hiyama
爲次郎 檜山
Tetsuo Kusumoto
哲生 楠本
Kenichi Sato
健一 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DIC Corp
Sagami Chemical Research Institute
Original Assignee
Sagami Chemical Research Institute
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sagami Chemical Research Institute, Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd filed Critical Sagami Chemical Research Institute
Priority to JP6227828A priority Critical patent/JPH0892246A/ja
Publication of JPH0892246A publication Critical patent/JPH0892246A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Liquid Crystal Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 一般式(I) 【化1】 (R1:F又はC1〜10のアルコキシル基により置換
されていてもよいC1〜18のアルキル基、X:単結合
又は−O−、m:0又は1、環A:1個又は2個のフッ
素原子により置換されていてもよい1,4−フェニレン
基又はトランス−1,4−シクロヘキシレン基、R2
C1〜16のアルキル基、*:(R)又は(S)配置の
不斉炭素原子)で表わされる化合物及びそれを含有する
液晶組成物。 【効果】 この化合物は、水、光等に対する化学的安定
性に優れ、工業的に容易に製造することができる。ま
た、SC相を示すホスト液晶に少量添加することによ
り、大きな自発分極を誘起して、広い温度範囲で高速応
答性の強誘電性液晶組成物を得ることができる。この化
合物を含有する強誘電液晶組成物は、約100μ秒以下
の高速応答性を示す。従って、表示用液晶光スイッチン
グ素子の材料として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規な光学活性なジヒ
ドロベンゾフラン誘導体とその製造中間体及びそれを用
いた液晶材料に係わり、主として、応答性、メモリー性
に優れた強誘電性液晶表示用材料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶表示素子は、その優れた特徴(低電
圧作動、低消費電力、薄型表示が可能、明るい場所でも
使用でき目が疲れない。)によって、現在広く用いられ
ている。しかしながら、そのうち最も一般的な表示方式
であるTN型においては、CRT等の他の発光型表示方
式と比較すると応答が極めて遅く、且つ印加電場を切っ
た場合の表示の記憶(メモリー効果)が得られないた
め、高速応答の必要な光シャッター、プリンターヘッ
ド、あるいは更に時分割駆動の必要なテレビなど動画面
への応用には多くの制約があり、必ずしも適した表示方
式とは言えなかった。
【0003】最近になって強誘電性液晶を用いる表示方
式が報告され、これによると、強誘電性液晶を用いる表
示方式を用いた場合、TN型液晶の100〜1000倍
という高速応答とメモリー効果が得られるため、次世代
液晶表示素子として期待され、現在盛んに研究開発が進
められている。
【0004】強誘電性液晶の液晶相はチルト系のキラル
スメクチック相に属するものであるが、そのうちキラル
スメクチックC(以下SC*と省略する)相が最も低粘
性であり最も望ましい。SC*相を示す液晶化合物は既
に数多く合成され検討されているが、強誘電性液晶素子
として用いるための以下の条件、すなわち(イ)室温を
含む広い温度範囲でSC*相を示すこと、(ロ)良好な
配向性を得るためにSC*相の高温側に適当な相系列を
有し、且つその螺旋ピッチが大きいこと、(ハ)適当な
チルト角を有すること、(ニ)粘性が小さいこと、
(ホ)自発分極がある程度大きいこと、(ヘ)高速応答
を示すこと等を単独で満足するような化合物は知られて
いない。そのため数種あるいはそれ以上の化合物を混合
してSC*相を示す液晶組成物(以下SC*液晶組成物と
省略する)として用いる必要がある。
【0005】SC*液晶組成物の調製方法としては、ア
キラルな化合物からなり、スメクチックC(以下SCと
省略する)相を示すホスト液晶に、光学活性化合物から
なるドーパントを、いわゆるキラルドーパントとして添
加する方法が、より低粘性の組成物を得ることができ、
高速応答が可能となりるので、最も一般的である。
【0006】ホスト液晶としては、広い温度範囲でSC
相を有すること及び低粘性であることが特に重要である
が、それに用いる個々の化合物は単独では必ずしもSC
相を示す必要はなく、また、低粘性で且つ添加によるS
C相の温度範囲の低下が少なければ、ホスト液晶の粘度
低下用材料として有用である。
【0007】キラルドーパントとして用いる化合物は、
単独では必ずしもSC*相を示す必要はなく、また液晶
相すら示す必要もないが、少量の添加で液晶組成物に充
分な自発分極を誘起させることや、キラルドーパントと
して誘起する螺旋のピッチが充分大きいことなどの性質
を示すことが必要である。
【0008】キラルドーパントとして大きな自発分極を
誘起するためには、強い双極子モーメントを有する基が
化合物分子の中心骨格(コア)及び不斉炭素原子になる
べく近接し、固定されていることが必要である。こうし
た条件をある程度満足し、比較的大きい自発分極を示す
化合物として、一般式(III)
【0009】
【化4】
【0010】(式中、R’は炭素原子数2以上のアルキ
ル基を表わし、*は不斉炭素原子を表わす。)で表わさ
れる光学活性基を有する液晶化合物が以前から知られて
いる。(第11回液晶討論会講演予稿集P174等) しかしながら、このような基を有する化合物をキラルド
ーパントの主成分としてSC相を示すホスト液晶に添加
しても、高速応答性のSC*液晶組成物を得ることは難
しい。即ち、キラルドーパントとしての添加量が少ない
と自発分極が充分に大きくならず、添加量が多いと組成
物の粘性が大きくなりすぎてしまうためである。
【0011】この化合物の自発分極が充分大きくない原
因のひとつとしては、その双極子(この場合、酸素原子
上の不対電子対)の向きの固定が充分でないことが挙げ
られる。固定化するためには、炭素−酸素結合における
自由回転を阻害する必要があるわけであるが、そのため
にはその結合するフェニレン基のオルト位にハロゲン原
子やシアノ基などの置換基を導入することも有力な手段
である。この場合には置換基による双極子モーメントも
加算されるので、その自発分極を非常に大きくすること
も可能である。
【0012】しかしながら、このような置換基の導入
は、しばしばその粘性を著しく大きくさせるという問題
点があった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】前述の一般式(II
I)の光学活性基において、その双極子を固定する方法
としては、そのメチル基をメチレン鎖によってフェニレ
ン基のオルト位に連結する方法が考えられる。これによ
ると酸素原子の双極子モーメントを、液晶分子の分子長
軸に垂直な方向に固定でき、しかも前述のような置換基
の導入による粘性の増大も考えにくい。また場合によっ
ては置換基を他のオルト位に導入しその自発分極を更に
大きくすることも可能である。
【0014】本発明が解決しようとする課題は、上記の
考えに基づき、一般式(III)において、そのメチル
基がメチレン鎖によりフェニレン基のオルト位と連結し
た構造を有し、双極子の向きが固定され、自発分極が大
きい光学活性な液晶化合物を提供し、更にこの化合物を
含有し、配向性に優れ、高速応答が可能な強誘電性液晶
組成物を提供することにある。
【0015】また、前記の化合物と同じ構造を有し、ホ
スト液晶用化合物として有用な非光学活性化合物を提供
し、この化合物を含有し、SC相を示す温度範囲が広
く、低粘性であるホスト液晶を提供することにある。
【0016】更にこれらの液晶化合物を得るための重要
中間体である化合物、上記液晶化合物を含有する液晶組
成物、これを用いて構成される液晶素子をも提供するこ
とにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、キラルドーパントとして好適な化合物とし
て、一般式(I)
【0018】
【化5】
【0019】(式中、R1はフッ素原子又は炭素原子数
1〜10のアルコキシル基により置換されていてもよい
炭素原子数1〜18のアルキル基を表わし、好ましくは
炭素原子数3〜12の直鎖状アルキル基を表わす。Xは
単結合又は−O−を表わす。mは0又は1を表わし、m
=1の場合に環Aは1個又は2個のフッ素原子により置
換されていてもよい1,4−フェニレン基又はトランス
−1,4−シクロヘキシレン基を表わす。R2は炭素原
子数1〜16のアルキル基を表わすが、好ましくは炭素
原子数1〜12の直鎖状のアルキル基を表わす。C*
その炭素原子が(R)又は(S)配置の不斉炭素である
ことを表わす。)で表わされる光学活性なジヒドロベン
ゾフラン誘導体を提供する。
【0020】本発明はまた、ホスト液晶用化合物とし
て、一般式(I)の化合物と同様の構造を有するが、非
光学活性である一般式(Ir)
【0021】
【化6】
【0022】(式中、R1はフッ素原子又は炭素原子数
1〜10のアルコキシル基により置換されていてもよい
炭素原子数1〜18のアルキル基を表わし、好ましくは
炭素原子数3〜12の直鎖状アルキル基を表わす。Xは
単結合又は−O−を表わす。mは0又は1を表わし、m
=1の場合に環Aは1個又は2個のフッ素原子により置
換されていてもよい1,4−フェニレン基又はトランス
−1,4−シクロヘキシレン基を表わす。R2は炭素原
子数1〜16のアルキル基を表わすが、好ましくは炭素
原子数1〜12の直鎖状のアルキル基を表わす。)で表
わされるジヒドロベンゾフラン誘導体を提供する。
【0023】また、本発明は一般式(I)及び(Ir)
で表わされるジヒドロベンゾフラン誘導体を製造するう
えにおいて重要な中間体として、一般式(II)
【0024】
【化7】
【0025】(式中、R2は一般式(I)におけると同
じ意味を表わす。)で表わされる2−アルキル−5−シ
アノ−2,3−ジヒドロベンゾフランを提供する。本発
明はまた、一般式(I)あるいは一般式(Ir)で表わ
されるジヒドロベンゾフラン誘導体を含有する液晶組成
物を提供する。
【0026】本発明の液晶組成物は、上記一般式(I)
あるいは一般式(Ir)の化合物の少なくとも1種を構
成成分として含有するものであり、特に強誘電性液晶表
示用として、主成分であるSC相を示すホスト液晶中
に、上記一般式(I)の化合物の少なくとも1種を、キ
ラルドーパントの一部又は全部として添加してなるSC
*液晶組成物が望ましいものである。また、ホスト液晶
の構成成分として一般式(Ir)で表わされる化合物の
少なくとも1種を含有するSC*液晶組成物も同様に望
ましい。また、本発明の一般式(I)の化合物をネマチ
ック液晶に少量添加することにより、TN型液晶として
いわゆるリバースドメインの防止に、あるいはSTN型
液晶としての用途などに利用することもできる。
【0027】本発明はまた、上記液晶組成物を用いた液
晶素子をも提供する。本発明の液晶素子は、主として強
誘電性液晶表示素子であるが、これ以外にも通常のネマ
チック(コレステリック)液晶を用いたTN型、STN
型、あるいは相転移型の液晶表示素子、光変調素子、非
線形光学素子、光コンピューター用素子等を包含する。
【0028】本発明の一般式(I)あるいは一般式(I
r)の化合物は、一般式(II)の2−アルキル−5−
シアノ−2,3−ジヒドロベンゾフランを中間体とし
て、例えば、以下の製造方法に従って製造することがで
きる。
【0029】一般式(II)で表わされる化合物を非水
条件下にエタノール中で塩化水素ガスと反応させ、次い
でアンモニアと反応させて一般式(II−1)
【0030】
【化8】
【0031】(式中、R2は一般式(I)におけると同
じ意味を表わす。)で表わされるアミジン塩酸塩得る。
次に、これを一般式(IV)
【0032】
【化9】
【0033】(式中、R1、X、m及び環Aは一般式
(I)におけると同じ意味を表わす。)で表わされる3
−(ジメチルアミノ)アクロレイン誘導体と塩基性条件
下で反応させて、一般式(Ir)で表わされるジヒドロ
ベンゾフラン誘導体を得ることができる。
【0034】あるいは一般式(IV)に換えて、一般式
(V)
【0035】
【化10】
【0036】(式中、R1、X、m及び環Aは一般式
(I)におけると同じ意味を表わす。)で表わされるマ
ロン酸エステルを反応させ、オキシ塩化リン等により塩
素化し、次いで接触還元等により脱塩素化しても一般式
(Ir)を得ることができる。
【0037】更にこの一般式(Ir)を光学異性体分離
カラム等を用いて、(+)体及び(−)体に光学分割す
ることにより、一般式(I)の光学活性なジヒドロベン
ゾフラン誘導体を得ることができる。
【0038】ここで中間体として用いた一般式(II)
の2−アルキル−5−シアノ−2,3−ジヒドロベンゾ
フランも新規な化合物であり、本発明はこの化合物をも
提供するが、これは例えば一般式(VI)
【0039】
【化11】
【0040】(式中、R2は一般式(I)におけると同
じ意味を表わす。)で表わされる2−アルキル−2,3
−ジヒドロベンゾフランから以下のようにして製造でき
る。一般式(VI)をアセチル化し、次いで次亜臭素酸
ナトリウム等で酸化して一般式(VII)
【0041】
【化12】
【0042】(式中、R2は一般式(I)におけると同
じ意味を表わす。)で表わされる2−アルキル−2,3
−ジヒドロベンゾフラン−5−カルボン酸を得る。次
に、これをアンモニア存在下にポリリン酸エチル等の脱
水剤を反応させるか、あるいはいったんアミドとした後
脱水剤と反応させることにより一般式(II)を得るこ
とができる。
【0043】ここで、一般式(VI)で表わされる2−
アルキル−2,3−ジヒドロベンゾフランは、例えば、
以下の方法に従って製造することができる。
【0044】
【化13】
【0045】2−ブロモアニソールをアルキルリチウム
でリチオ化し、ヨウ化銅(I)等の銅(I)塩存在下に、ある
いは銅アート錯体とした後に、オキシランと反応させ、
次にこれをジメチルスルフィド−塩化アルミニウム等で
脱メチル化してジオール体とし、更に酸触媒存在下に環
化させることにより得ることができる。
【0046】上記のようにして本発明の一般式(I)、
(Ir)及び(II)で表わされる化合物を得ることが
できるが、これらに属する個々の具体的な化合物は、融
点などの相転移温度、赤外吸収スペクトル(IR)、核
磁気共鳴スペクトル(NMR)、質量スペクトル(M
S)等の手段により確認することができる。
【0047】斯くして得られた一般式(I)の化合物の
例を第1表に示す。
【0048】
【表1】
【0049】(表中、Crは結晶相を、N*はキラルネ
マチック相を、S1は帰属不明のスメクチック相を、I
は等方性液体相を各々表わす。) この一般式(I)の化合物をSC相を示すホスト液晶に
少量添加することにより、充分な自発分極を誘起し、高
速応答が可能となる。
【0050】例えば、第1表中の(No.1)
【0051】
【化14】
【0052】の化合物10重量%及びフェニルピリミジ
ン系のホスト液晶(H)
【0053】
【化15】
【0054】(式中、「%」は「重量%」を表わす。)
90重量%からなるSC*液晶組成物(M−1)を調製
したところ、この組成物の25℃における自発分極は+
2.60nC/cm2であり、この組成物を用いて作製
した表示用セルでは、150μ秒の高速応答が確認され
た。
【0055】第1表からわかるように、一般式(I)の
化合物は液晶相は示すが、必ずしもSC*相を示すわけ
ではない。しかしながら、その添加による液晶組成物の
SC*相の温度範囲の低下は少ないので好都合である。
【0056】SC*液晶組成物における一般式(I)の
化合物の含有量は5〜50重量%が好ましいが、他の光
学活性化合物と併用する場合にはその量は更に少なくて
もよい。
【0057】本発明の一般式(I)の化合物をドーパン
トとして添加するホスト液晶に用いられるSC化合物と
しては、例えば下記一般式(A)
【0058】
【化16】
【0059】(式中、Ra及びRbは直鎖又は分岐のアル
キル基、アルコキシル基、アルコキシカルボニル基、ア
ルカノイルオキシ基又はアルコキシカルボニルオキシ基
を表わし、互いに同一であっても異なっていてもよ
い。)で表わされるフェニルベンゾエート系化合物や一
般式(B)
【0060】
【化17】
【0061】(式中、Ra及びRbは一般式(A)におけ
ると同じ意味を表わす。)で表わされるピリミジン系化
合物をあげることができる。また一般式(A)、(B)
を含めて一般式(C)
【0062】
【化18】
【0063】(式中、Ra及びRbは一般式(A)におけ
ると同じ意味を表わし、環L及び環Mはそれぞれ1,4
−フェニレン基、1,4−シクロヘキシレン基、ピリジ
ン−2,5−ジイル基、ピリミジン−2,5−ジイル
基、ピラジン−2,5−ジイル基、ピリダジン−3,6
−ジイル基、1,3−ジオキサン−2,5−ジイル基あ
るいはこれらのハロゲン置換体を表わし、互いに同一で
あっても異なっていてもよく、Zaは−COO−、−O
CO−、−CH2O−、−OCH2−、−CH2CH2−、
−C≡C−又は単結合を表わす。)で表わされる化合物
も同様の目的に使用することができる。
【0064】また、SC相の温度範囲を高温域に拡大す
る目的には一般式(D)
【0065】
【化19】
【0066】(式中、Ra及びRbは一般式(A)におけ
ると同じ意味を表わし、環L、環M及び環Nは前記式
(C)における環L、環Mと同じ意味を表わし、互いに
同一であっても異なっていてもよく、Za及びZbはそれ
ぞれ前記一般式(C)のZaと同じ意味を表わし、互い
に同一であっても異なっていてもよい。)で表わされる
3環の化合物を用いることができる。
【0067】これらの化合物は混合してSC相を示す液
晶組成物として用いるのが効果的であるが、組成物とし
てSC相を示せばよいのであって、個々の化合物につい
ては必ずしもSC相を示す必要はない。
【0068】一方、本発明における一般式(Ir)の化
合物はホスト液晶の構成成分として好適に使用できる。
第1表(No.1)あるいは(No.2)の化合物のラ
セミ体に相当する(Ir−1)
【0069】
【化20】
【0070】の化合物20重量%及び前述のホスト液晶
(H)80重量%からなるホスト液晶(H−1)は47
℃までSC相を示し、61℃までスメクチックA(S
A)相を、65℃までネマチック(N)相を示し、それ
以上の温度で等方性液体(I)相となった。
【0071】かくして本発明により得られたSC*液晶
組成物は、2枚の透明ガラス電極間に1〜20μm程度
の薄膜として封入することにより、表示用セルとして使
用できる。後述の実施例にも示すように、本発明のSC
*液晶組成物を用いることにより、良好なコントラスト
と、100μ秒以下の高速応答を得ることも容易であ
る。
【0072】
【実施例】以下に実施例をあげて、本発明を具体的に説
明するが、勿論本発明の主旨、及び適用範囲は、これら
の実施例により制限されるものではない。
【0073】なお、化合物の構造はNMR、IR、MS
及び元素分析により確認した。相転移温度の測定は温度
調節ステージを備えた偏光顕微鏡及び示差走査熱量計
(DSC)を併用して行った。IRにおける(KBr)
は錠剤成形による、(neat)は液膜による測定を表
わす。NMRにおけるCDCl3は溶媒を表わし、sは
1重線、dは2重線、tは3重線、quintetは5
重線を、mは多重線を、また例えばdtは2重の3重線
を表わし、bは幅広い線を表わす。Jはカップリング定
数を表わす。MSにおけるM+は親ピークを表わし、
( )内の数値はそのピークの相対強度を表わす。温度
は℃を表わし、組成物中における「%」はすべて「重量
%」を表わす。 (参考例) 2−オクチル−2,3−ジヒドロベンゾ
フランの合成
【0074】
【化21】
【0075】(a) 1−(2−メトキシフェニル)
−2−デカノールの合成 2−ブロモアニソール28g(150mmol)のエー
テル75ml溶液に−78℃で1.6Mブチルリチウム
−ヘキサン溶液94mlを加え30分間攪拌した。反応
終了後、これにヨウ化銅(I)14.3g(75mmo
l)を加え、1時間かけて−20℃まで昇温した後、
1,2−エポキシデカン11.72g(75mmol)
のエーテル(30ml)溶液を滴下し、室温まで昇温さ
せながら一晩攪拌した。反応液を飽和塩化アンモニウム
水溶液で処理し、セライトろ過後、エーテルで抽出し、
濃縮後、残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲ
ル,ヘキサン/酢酸エチル=10/1〜3/1及びトル
エン/エーテル=20/1〜10/1)を用いて精製
し、1−(2−メトキシフェニル)−2−デカノール1
7.2g(収率87%)を得た。 無色油状物質 Rf値:0.5(ヘキサン/酢酸エチル
=5/1) IR(neat) 3200〜3700,2925,1
600,1495,1460,1240,1030,7
50cm-1 1 H NMR(CDCl3) δ 0.88(t,J=
7.0Hz,3H),1.20〜1.55(m,14
H),2.04(d,J=3.7Hz,1H),2.6
8(dd,J=13.6and8.3Hz,1H),
2.89(dd,J=13.6and3.8Hz,1
H),3.83(s,3H),3.79〜3.90
(m,1H),6.88(d,J=8.1Hz,1
H),6.92(td,J=7.4and1Hz,1
H),7.15(dd,J=7.4and1.8Hz,
1H),7.22(td,J=8.1and1.8H
z,1H) MS m/z=264(M+,1),122(100) 元素分析:C17282として 計算値:C,77.22;H,10.67% 実測値:C,77.02;H,10.68% (b) 1−(2−ヒドロキシフェニル)−2−デカ
ノールの合成 上記(a)で得られた1−(2−メトキシフェニル)−
2−デカノール16.4g(62mmol)のジクロロ
メタン(80ml)溶液に、室温でジメチルスルフィド
27ml(373mmol)と塩化アルミニウム25g
(186mmol)を加えた後、一晩攪拌した。反応終
了後、反応液を減圧濃縮し、ジクロロメタン(50m
l)を加えた後、1M塩酸(500ml)に注ぎ、有機
層を分離後、ジクロロメタン(150ml×2)で抽出
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧濃縮後、残渣
をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル,ヘキサン/
酢酸エチル=10/1〜5/1)を用いて精製して1−
(2−ヒドロキシフェニル)−2−デカノール14.8
g(収率95%)を得た。 無色油状物質 Rf値:0.3(ヘキサン/酢酸エチル
=5/1) IR(neat) 3000〜3700,2920,1
585,1490,1460,1245,750cm-1 1 H NMR(CDCl3) δ 0.88(t,J=7
Hz,3H),1.2〜1.6(m,14H),2.3
8(d,J=3.1Hz,1H),2.79(dd,J
=14.7and7.3Hz,1H),2.86(d
d,J=14.7and2.6Hz,1H),3.86
〜4.04(m,1H),6.84(td,J=7.5
and1.2Hz,1H),6.92(dd,J=8.
0and1.2Hz,1H),7.03(dd,J=
7.7and1.7Hz,1H),7.15(td,J
=8.0and1.7Hz,1H),8.18(s,1
H) MS m/z=250(M+,8),108(100) 元素分析:C16262として 計算値:C,76.75;H,10.47% 実測値:C,76.67;H,10.35% (c) 2−オクチル−2,3−ジヒドロベンゾフラ
ンの合成 上記(b)で得られた1−(2−ヒドロキシフェニル)
−2−デカノール14.7g(58.5mmol)のト
ルエン(50ml)溶液にp−トルエンスルホン酸3.
35g(18mmol)を加え、2時間加熱還流した。
反応終了後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(100m
l)に注ぎ、エチルエーテル(50ml×3)で抽出
し、飽和食塩水(50ml×1)で洗浄後、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマ
トグラフィー(シリカゲル,ヘキサン/酢酸エチル=1
0/1)を用いて精製して2−オクチル−2,3−ジヒ
ドロベンゾフラン9.75g(収率72%)を得た。 無色油状物 沸点 160℃/2mmHg IR(neat) 2920,2850,1600,1
480,1460,1230,750cm-1 1 H NMR(CDCl3) δ 0.88(t,J=7
Hz,3H),1.20〜1.60(m,12H),
1.66(ddt,J=13.5,11.4and5.
7Hz,1H),1.83(dddd,J=13.5,
9.8,7.2and5.2Hz,1H),2.85
(dd,J=15.4and7.9Hz,1H),3.
26(dd,J=15.4and8.9Hz,1H),
4.76(dddd,J=8.9,7.9,5.9an
d5.2Hz,1H),6.75(dd,J=8.0a
nd0.41Hz,1H),6.81(td,J=7.
4and0.9Hz,1H),7.09(dd,J=
8.0and7.4Hz,1H),7.14(dd,J
=7.4and0.9Hz,1H) MS m/z=232(M+,58),133(4
0),107(100),91(38),43(3
9),41(49) 元素分析:C1624Oとして 計算値:C,82.70;H,10.41% 実測値:C,82.93;H,10.50% (実施例1) 2−オクチル−5−シアノ−2,3−
ジヒドロベンゾフラン(一般式(II)の化合物)の合
【0076】
【化22】
【0077】(1−a) 5−アセチル−2−オクチ
ル−2,3−ジヒドロベンゾフランの合成 上記参考例で得た2−オクチル−2,3−ジヒドロベン
ゾフラン4.25g(18.3mmol)のジクロロメ
タン25ml溶液に室温で塩化アルミニウム2.93g
(22mmol)を加えた後、無水酢酸1.73ml
(18.3mmol)を滴下し、更に一晩攪拌した。反
応終了後、反応液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液15
0mlに注ぎ、セライトろ過した。ジクロロメタン(5
0ml×3)で抽出し、飽和食塩水50mlで洗浄後、
無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をカ
ラムクロマトグラフィー(シリカゲル,ヘキサン/酢酸
エチル=5/1)を用いて精製して5−アセチル−2−
オクチル−2,3−ジヒドロベンゾフランと7−アセチ
ル−2−オクチル−2,3−ジヒドロベンゾフランの
6:1混合物2.44g(収率48%)を得た。 無色粉末 融点 38〜40℃ IR(KBr) 2900,2850,1660,16
00,1490,1430,1270,825cm-1 1 H NMR(CDCl3) δ 0.88(t,J=7
Hz,3H),1.20〜1.53(m,12H),
1.68(ddt,J=13.6,10.0and5.
7Hz,1H),1.83(dddd,J=13.6,
9.7,7.1and5.2Hz,1H),2.53
(s,3H),2.88(dd,J=15.6and
7.6Hz,1H),3.31(dd,J=15.6a
nd9.0Hz,1H),4.77(dtd,J=8.
9,7.5and5.9Hz,1H),6.76(d,
J=8.3Hz,1H),7.76〜7.84(m,2
H) MS m/z=274(M+,86),259(8
4),150(57),149(55),133(1
6),43(100),41(27) 元素分析:C18262として 計算値:C,78.79;H,9.55% 実測値:C,78.87;H,9.28% (1−b) 2−オクチル−2,3−ジヒドロベンゾ
フラン−5−カルボン酸の合成 水酸化ナトリウム水溶液(4.8g/40mlH0
2O)に0℃で臭素1.55ml(30mmol)を加
え、15分間攪拌した。更に室温で臭化テトラブチルア
ンモニウム1.5g(4.7mmol)及び中性洗剤水
溶液5ml、上記(1−a)で得た5−アセチル−2−
オクチル−2,3−ジヒドロベンゾフラン及び7−アセ
チル−2−オクチル−2,3−ジヒドロベンゾフランの
6:1混合物2.58g(9.4mmol)を加え、一
晩攪拌した。反応終了後、反応液を亜硫酸水素ナトリウ
ム水溶液100mlに注ぎ、濃塩酸20mlでpH1に
した後、エチルエーテル抽出(50ml×3)し、無水
硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をカラム
クロマトグラフィー(シリカゲル,ヘキサン/酢酸エチ
ル=2/1〜1/1)を用いて精製して2−オクチル−
2,3−ジヒドロベンゾフラン−5−カルボン酸と2−
オクチル−2,3−ジヒドロベンゾフラン−7−カルボ
ン酸の6:1混合物1.97g(収率76%)を得た。
更にヘキサン/トルエン/エタノールの20/10/1
混合溶媒から3回再結晶して2−オクチル−2,3−ジ
ヒドロベンゾフラン−5−カルボン酸と2−オクチル−
2,3−ジヒドロベンゾフラン−7−カルボン酸の1
2:1混合物1.04g(収率40%)を得た。 無色板状晶 融点 113℃ IR(KBr) 2100〜3300,2900,28
30,1665,1600,1440,1400,12
70,1240,1180,1130,910,83
0,770,660,550cm-1 1 H NMR(CDCl3) δ 0.88(t,J=7
Hz,3H),1.20〜1.60(m,12H),
1.69(ddt,J=13.6,9.9and5.7
Hz,1H),1.84(dddd,J=13.6,
9.6,7.2and5.4Hz,1H),2.88
(dd,J=15.7and7.7Hz,1H),3.
32(dd,J=15.7and9.0Hz,1H),
4.88(dtd,J=8.8,7.4and6.1H
z,1H),6.78(d,J=8.4Hz,1H),
7.90(d,J=1.8Hz,1H),7.93(d
d,J=8.4and1.8Hz,1H),8.70〜
13.7(s,1H) MS m/z=276(M+,76),164(10
0),151(86),69(28),55(27),
43(29),41(37) 元素分析:C17243として 計算値:C,73.88;H,8.75% 実測値:C,73.66;H,8.74% (I−c) 2−オクチル−5−シアノ−2,3−ジ
ヒドロベンゾフランの合成 上記(I−b)で得られた2−オクチル−2,3−ジヒ
ドロベンゾフラン−5−カルボン酸と2−オクチル−
2,3−ジヒドロベンゾフラン−7−カルボン酸の1
2:1混合物276mg(1.0mmol)、ポリリン
酸エチルエステル(PPE)−クロロホルム溶液5m
l、アンモニアガスを室温で3時間反応させ、更にPP
E5mlを加えて5時間加熱還流した後、飽和炭酸水素
ナトリウム水溶液で処理した。反応終了後、エーテルで
抽出し、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル,ヘキ
サン/酢酸エチル=5/1)を用いて精製し、2−オク
チル−5−シアノ−2,3−ジヒドロベンゾフラン18
4mg(収率71%)を得た。 無色針状晶 融点55℃ IR(KBr) 2900,2840,2200,16
00,1485,1465,1245,1120,10
60,885,825,720,582cm-1 1H NMR(CDCl3) δ 0.88(t,J=7
Hz,3H),1.20〜1.54(m,12H),
1.68(ddt,J=13.7,10.1and5.
7Hz,1H),1.83(dddd,J=13.7,
9.7,7.2and5.2Hz,1H),2.87
(dd,J=15.8and7.7Hz,1H),3.
30(dd,J=15.8and9.0Hz,1H),
4.87(dtd,J=8.9,7.4and5.9H
z,1H),6.78(d,J=8.1Hz,1H),
7.38〜7.46(m,2H) MS m/z 257(M+,50),145(10
0),133(64),116(23),83(3
0),69(59),55(34),43(28) 元素分析:C1723NOとして 計算値:C,79.33;H,9.01;N,5.44
% 実測値:C,79.41;H,9.11;N,5.31
% (実施例2) 5−(5−デシルピリミジン−2−イ
ル)−2−オクチル−2,3−ジヒドロベンゾフラン
(一般式(I)の化合物)の合成
【0078】
【化23】
【0079】実施例1で得られた2−オクチル−5−シ
アノ−2,3−ジヒドロベンゾフラン494mg(1.
9mmol)、ジクロロメタン2ml、エチルエーテル
4ml、エタノール0.2mlの混合溶液を塩化水素雰
囲気下、室温で7日間攪拌した。減圧濃縮後、残渣にメ
タノール5ml加え、アンモニアガス雰囲気下、室温で
5日間攪拌した。減圧濃縮後、エーテル30mlを加
え、白色沈澱をろ別、乾燥してアミジン塩酸塩408m
g得た。この塩酸塩124mgに1−(N,N−ジメチ
ルアミノ)−2−ホルミル−1−ドデセン115mg,
メタノール1mlを加え、更にナトリウム46mgとメ
タノール2mlより調製したナトリウムメトキシド−メ
タノール溶液を加え、22時間加熱還流した。減圧濃縮
後、残渣に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液20mlを加
え、エーテル(15ml×3)で抽出した。反応終了
後、抽出液を硫酸ナトリウムで乾燥して、減圧濃縮し、
残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル,ヘキサ
ン/酢酸エチル=20/1)を用いて精製して(±)−
5−(5−デシルピリミジン−2−イル)−2−オクチ
ル−2,3−ジヒドロベンゾフラン(Ir−1)15m
g(収率64%)を得た。更に分取高速液体クロマトグ
ラフィー(CHIRALCEL OD,ヘキサン/2−
プロパノール=9/1)を用いて分離精製して(+)−
5−(5−デシルピリミジン−2−イル)−2−オクチ
ル−2,3−ジヒドロベンゾフラン47mg(収率26
%)と(−)−5−(5−デシルピリミジン−2−イ
ル)−2−オクチル−2,3−ジヒドロベンゾフラン4
8mg(収率27%)を得た。 (+)−5−(5−デシルピリミジン−2−イル)−2
−オクチル−2,3−ジヒドロベンゾフラン 無色針状晶 Cr40 (S139) N*47 I [α]D 20+64.5°(c=0.58,CHCl3) IR(KBr) 2920,2850,1585,15
50,1470,1440,1420,1330,12
40,800cm-1 1H NMR(CDCl3) δ 0.88(t,J=7
Hz,3H),0.89(t,J=7.1Hz,3
H),1.20〜1.54(m,26H),1.64
(quintet,J=7.3Hz,2H),1.69
(ddt,J=13.7,10.2and5.3Hz,
1H),1.86(dddd,J=13.7,9.8,
7.2and5.2Hz,1H),2.59(t,J=
7.5Hz,2H),2.91(dd,J=15.6a
nd7.7Hz,1H),3.33(dd,J=15.
6and8.9Hz,1H),4.85(quinte
t,J=7.4Hz,1H),6.83(d,J=8.
9Hz,1H),8.18〜8.24(m,2H) MS m/z 450(M+,100),325(1
0) 元素分析:C30462Oとして 計算値:C,79.95;H,10.29;N,6.2
2% 実測値:C,79.88;H,10.07;N,6.2
0% (−)−5−(5−デシルピリミジン−2−イル)−2
−オクチル−2,3−ジヒドロベンゾフラン 無色針状晶 Cr40 (S139) N*47 I [α]D 20−62.7°(c=0.59,CHCl3) IR(KBr) 2920,2850,1585,15
50,1470,1440,1420,1330,12
40,800cm-1 1H NMR(CDCl3) δ 0.88(t,J=7
Hz,3H),0.89(t,J=7.1Hz,3
H),1.20〜1.54(m,26H),1.64
(quintet,J=7.4Hz,2H),1.69
(ddt,J=13.6,10.3and5.5Hz,
1H),1.86(dddd,J=13.6,9.6,
7.1and5.2Hz,1H),2.59(t,J=
7.6Hz,2H),2.91(dd,J=15.5a
nd7.7Hz,1H),3.33(dd,J=15.
5and9.0Hz,1H),4.85(quinte
t,J=7.5Hz,1H),6.83(d,J=8.
9Hz,1H),8.18〜8.24(m,2H) MS m/z 450(M+,100),325(1
1) 高分解能 MS(M+) C30462Oとして 計算値(m/z)450.3607 実測値(m/z)450.3588 (実施例3) SC*液晶組成物の調製
【0080】
【化24】
【0081】からなるSC相を示すホスト液晶(H)を
調製した。このホスト液晶の相転移温度は以下の通りで
あった。 12.5℃(Cr→SC)、55.5℃(SC−S
A)、64.5℃(SA−N)、70℃(N−I) このホスト液晶(H)90%及び第1表中(No.1)
の化合物10%からなるSC*液晶組成物(M−1)を
調製した。その相転移温度は以下の通りであった。 51.0℃(SC*−SA)、63.0℃(SA−
*)、67.0℃(N*−I) なお、融点は明確でなかった。
【0082】同様にしてホスト液晶(H)80%及び第
1表中(No.1)の化合物20%からなるSC*液晶
組成物(M−2)を調製した。その相転移温度は以下の
通りであった。 46.5℃(SC*−SA)、61.0℃(SA−
*)、65.0℃(N*−I) (実施例4) SC相を示す液晶組成物の調製 ホスト液晶(H)80%及び実施例2で得たラセミ体の
(±)−5−(5−デシルピリミジン−2−イル)−2
−オクチル−2,3−ジヒドロベンゾフラン20%から
なる液晶組成物(N−1)を調製した。その相転移温度
は以下の通りであった。 47.0℃(SC−SA)、61.0℃(SA−N)、
65.0℃(N−I) (実施例5) 液晶表示素子の作製 実施例3で得られたSC*液晶組成物(M−1)を等方
性液体(I)相まで加熱し、これを厚さ2μmの2枚の
透明電極板(ポリイミドコーティング−ラビングによる
配向処理を施してある)からなるガラスセルに充填し
て、表示用素子を作製した。これを室温まで徐冷したと
ころ均一に配向したSC*相のセルが得られた。このセ
ルに電界強度10Vp-p/μm、50Hzの矩形波を印
加して、その電気光学的応答速度を測定したところ、2
5℃で150μ秒という高速応答が確認できた。このと
きのチルト角は20.5゜であった。また自発分極は+
2.6nC/cm2であった。
【0083】同様にして、実施例3で得られたSC*
晶組成物(M−2)を用いて液晶表示用素子を作製し、
その特性を測定した。結果を以下に示す。 (M−2):応答80μ秒、チルト角22.0゜、自発
分極+5.5nC/cm 2
【0084】
【発明の効果】本発明の一般式(I)で表わされる光学
活性なジヒドロベンゾフラン誘導体は、SC相を示すホ
スト液晶中にキラルドーパントとして少量添加するだけ
で、充分な自発分極を誘起することができ、広い温度範
囲で高速応答が可能で、且つ配向性の優れた液晶組成物
を提供することができ、一般式(I)のラセミ体である
一般式(Ir)で表わされる非光学活性なジヒドロベン
ゾフラン誘導体は、ホスト液晶の構成成分として好適で
ある。
【0085】また本発明の化合物は、工業的に容易に製
造でき、無色で水、光等に対する化学的安定性にも優れ
ているので非常に実用的である。更に、本発明のSC*
液晶組成物では約100μ秒の高速応答を実現すること
も可能であり、表示用光スイッチング素子として極めて
有用である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年9月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】SC*液晶組成物の調製方法としては、ア
キラルな化合物からなり、スメクチックC(以下SCと
省略する)相を示すホスト液晶に、光学活性化合物から
なるドーパントを、いわゆるキラルドーパントとして添
加する方法が、より低粘性の組成物を得ることができ、
高速応答が可能となり得るので、最も一般的である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0075
【補正方法】変更
【補正内容】
【0075】(a) 1−(2−メトキシフェニル)
−2−デカノールの合成 2−ブロモアニソール28g(150mmol)のエー
テル75ml溶液に−78℃で1.6Mブチルリチウム
−ヘキサン溶液94mlを加え30分間攪拌した。これ
にヨウ化銅(I)14.3g(75mmol)を加え、1
時間かけて−20℃まで昇温した後、1,2−エポキシ
デカン11.72g(75mmol)のエーテル(30
ml)溶液を滴下し、室温まで昇温させながら一晩攪拌
した。反応液を飽和塩化アンモニウム水溶液で処理し、
セライトろ過後、エーテルで抽出し、濃縮後、残渣をカ
ラムクロマトグラフィー(シリカゲル,ヘキサン/酢酸
エチル=10/1〜3/1及びトルエン/エーテル=2
0/1〜10/1)を用いて精製し、1−(2−メトキ
シフェニル)−2−デカノール17.2g(収率87
%)を得た。 無色油状物質 Rf値:0.5(ヘキサン/酢酸エチル
=5/1) IR(neat) 3200〜3700,2925,1
600,1495,1460,1240,1030,7
50cm-1 1 H NMR(CDCl3) δ 0.88(t,J=
7.0Hz,3H),1.20〜1.55(m,14
H),2.04(d,J=3.7Hz,1H),2.6
8(dd,J=13.6and8.3Hz,1H),
2.89(dd,J=13.6and3.8Hz,1
H),3.83(s,3H),3.79〜3.90
(m,1H),6.88(d,J=8.1Hz,1
H),6.92(td,J=7.4and1Hz,1
H),7.15(dd,J=7.4and1.8Hz,
1H),7.22(td,J=8.1and1.8H
z,1H) MS m/z=264(M+,1),122(100) 元素分析:C17282として 計算値:C,77.22;H,10.67% 実測値:C,77.02;H,10.68% (b) 1−(2−ヒドロキシフェニル)−2−デカ
ノールの合成 上記(a)で得られた1−(2−メトキシフェニル)−
2−デカノール16.4g(62mmol)のジクロロ
メタン(80ml)溶液に、室温でジメチルスルフィド
27ml(373mmol)と塩化アルミニウム25g
(186mmol)を加えた後、一晩攪拌した。反応液
を減圧濃縮し、ジクロロメタン(50ml)を加えた
後、1M塩酸(500ml)に注ぎ、有機層を分離後、
ジクロロメタン(150ml×2)で抽出し、無水硫酸
ナトリウムで乾燥した。減圧濃縮後、残渣をカラムクロ
マトグラフィー(シリカゲル,ヘキサン/酢酸エチル=
10/1〜5/1)を用いて精製して1−(2−ヒドロ
キシフェニル)−2−デカノール14.8g(収率95
%)を得た。 無色油状物質 Rf値:0.3(ヘキサン/酢酸エチル
=5/1) IR(neat) 3000〜3700,2920,1
585,1490,1460,1245,750cm-1 1 H NMR(CDCl3) δ 0.88(t,J=7
Hz,3H),1.2〜1.6(m,14H),2.3
8(d,J=3.1Hz,1H),2.79(dd,J
=14.7and7.3Hz,1H),2.86(d
d,J=14.7and2.6Hz,1H),3.86
〜4.04(m,1H),6.84(td,J=7.5
and1.2Hz,1H),6.92(dd,J=8.
0and1.2Hz,1H),7.03(dd,J=
7.7and1.7Hz,1H),7.15(td,J
=8.0and1.7Hz,1H),8.18(s,1
H) MS m/z=250(M+,8),108(100) 元素分析:C16262として 計算値:C,76.75;H,10.47% 実測値:C,76.67;H,10.35% (c) 2−オクチル−2,3−ジヒドロベンゾフラ
ンの合成 上記(b)で得られた1−(2−ヒドロキシフェニル)
−2−デカノール14.7g(58.5mmol)のト
ルエン(50ml)溶液にp−トルエンスルホン酸3.
35g(18mmol)を加え、2時間加熱還流した。
反応終了後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(100m
l)に注ぎ、エチルエーテル(50ml×3)で抽出
し、飽和食塩水(50ml×1)で洗浄後、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマ
トグラフィー(シリカゲル,ヘキサン/酢酸エチル=1
0/1)を用いて精製して2−オクチル−2,3−ジヒ
ドロベンゾフラン9.75g(収率72%)を得た。 無色油状物 沸点 160℃/2mmHg IR(neat) 2920,2850,1600,1
480,1460,1230,750cm-1 1 H NMR(CDCl3) δ 0.88(t,J=7
Hz,3H),1.20〜1.60(m,12H),
1.66(ddt,J=13.5,11.4and5.
7Hz,1H),1.83(dddd,J=13.5,
9.8,7.2and5.2Hz,1H),2.85
(dd,J=15.4and7.9Hz,1H),3.
26(dd,J=15.4and8.9Hz,1H),
4.76(dddd,J=8.9,7.9,5.9an
d5.2Hz,1H),6.75(dd,J=8.0a
nd0.41Hz,1H),6.81(td,J=7.
4and0.9Hz,1H),7.09(dd,J=
8.0and7.4Hz,1H),7.14(dd,J
=7.4and0.9Hz,1H) MS m/z=232(M+,58),133(4
0),107(100),91(38),43(3
9),41(49) 元素分析:C1624Oとして 計算値:C,82.70;H,10.41% 実測値:C,82.93;H,10.50% (実施例1) 2−オクチル−5−シアノ−2,3−
ジヒドロベンゾフラン(一般式(II)の化合物)の合
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0077
【補正方法】変更
【補正内容】
【0077】(1−a) 5−アセチル−2−オクチ
ル−2,3−ジヒドロベンゾフランの合成 上記参考例で得た2−オクチル−2,3−ジヒドロベン
ゾフラン4.25g(18.3mmol)のジクロロメ
タン25ml溶液に室温で塩化アルミニウム2.93g
(22mmol)を加えた後、無水酢酸1.73ml
(18.3mmol)を滴下し、更に一晩攪拌した。反
応終了後、反応液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液15
0mlに注ぎ、セライトろ過した。ジクロロメタン(5
0ml×3)で抽出し、飽和食塩水50mlで洗浄後、
無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をカ
ラムクロマトグラフィー(シリカゲル,ヘキサン/酢酸
エチル=5/1)を用いて精製して5−アセチル−2−
オクチル−2,3−ジヒドロベンゾフランと7−アセチ
ル−2−オクチル−2,3−ジヒドロベンゾフランの
6:1混合物2.44g(収率48%)を得た。 無色粉末 融点 38〜40℃ IR(KBr) 2900,2850,1660,16
00,1490,1430,1270,825cm-1 1 H NMR(CDCl3) δ 0.88(t,J=7
Hz,3H),1.20〜1.53(m,12H),
1.68(ddt,J=13.6,10.0and5.
7Hz,1H),1.83(dddd,J=13.6,
9.7,7.1and5.2Hz,1H),2.53
(s,3H),2.88(dd,J=15.6and
7.6Hz,1H),3.31(dd,J=15.6a
nd9.0Hz,1H),4.77(dtd,J=8.
9,7.5and5.9Hz,1H),6.76(d,
J=8.3Hz,1H),7.76〜7.84(m,2
H) MS m/z=274(M+,86),259(8
4),150(57),149(55),133(1
6),43(100),41(27) 元素分析:C18262として 計算値:C,78.79;H,9.55% 実測値:C,78.87;H,9.28% (1−b) 2−オクチル−2,3−ジヒドロベンゾ
フラン−5−カルボン酸の合成 水酸化ナトリウム水溶液(4.8g/40mlH0
2O)に0℃で臭素1.55ml(30mmol)を加
え、15分間攪拌した。更に室温で臭化テトラブチルア
ンモニウム1.5g(4.7mmol)及び中性洗剤水
溶液5ml、上記(1−a)で得た5−アセチル−2−
オクチル−2,3−ジヒドロベンゾフラン及び7−アセ
チル−2−オクチル−2,3−ジヒドロベンゾフランの
6:1混合物2.58g(9.4mmol)を加え、一
晩攪拌した。反応終了後、反応液を亜硫酸水素ナトリウ
ム水溶液100mlに注ぎ、濃塩酸20mlでpH1に
した後、エチルエーテル抽出(50ml×3)し、無水
硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をカラム
クロマトグラフィー(シリカゲル,ヘキサン/酢酸エチ
ル=2/1〜1/1)を用いて精製して2−オクチル−
2,3−ジヒドロベンゾフラン−5−カルボン酸と2−
オクチル−2,3−ジヒドロベンゾフラン−7−カルボ
ン酸の6:1混合物1.97g(収率76%)を得た。
更にヘキサン/トルエン/エタノールの20/10/1
混合溶媒から3回再結晶して2−オクチル−2,3−ジ
ヒドロベンゾフラン−5−カルボン酸と2−オクチル−
2,3−ジヒドロベンゾフラン−7−カルボン酸の1
2:1混合物1.04g(収率40%)を得た。 無色板状晶 融点 113℃ IR(KBr) 2100〜3300,2900,28
30,1665,1600,1440,1400,12
70,1240,1180,1130,910,83
0,770,660,550cm-1 1 H NMR(CDCl3) δ 0.88(t,J=7
Hz,3H),1.20〜1.60(m,12H),
1.69(ddt,J=13.6,9.9and5.7
Hz,1H),1.84(dddd,J=13.6,
9.6,7.2and5.4Hz,1H),2.88
(dd,J=15.7and7.7Hz,1H),3.
32(dd,J=15.7and9.0Hz,1H),
4.88(dtd,J=8.8,7.4and6.1H
z,1H),6.78(d,J=8.4Hz,1H),
7.90(d,J=1.8Hz,1H),7.93(d
d,J=8.4and1.8Hz,1H),8.70〜
13.7(s,1H) MS m/z=276(M+,76),164(10
0),151(86),69(28),55(27),
43(29),41(37) 元素分析:C17243として 計算値:C,73.88;H,8.75% 実測値:C,73.66;H,8.74% (I−c) 2−オクチル−5−シアノ−2,3−ジ
ヒドロベンゾフランの合成 上記(I−b)で得られた2−オクチル−2,3−ジヒ
ドロベンゾフラン−5−カルボン酸と2−オクチル−
2,3−ジヒドロベンゾフラン−7−カルボン酸の1
2:1混合物276mg(1.0mmol)、ポリリン
酸エチルエステル(PPE)−クロロホルム溶液5m
l、アンモニアガスを室温で3時間反応させ、更にPP
E5mlを加えて5時間加熱還流した後、飽和炭酸水素
ナトリウム水溶液で処理した。エーテルで抽出し、カラ
ムクロマトグラフィー(シリカゲル,ヘキサン/酢酸エ
チル=5/1)を用いて精製し、2−オクチル−5−シ
アノ−2,3−ジヒドロベンゾフラン184mg(収率
71%)を得た。 無色針状晶 融点55℃ IR(KBr) 2900,2840,2200,16
00,1485,1465,1245,1120,10
60,885,825,720,582cm-1 1H NMR(CDCl3) δ 0.88(t,J=7
Hz,3H),1.20〜1.54(m,12H),
1.68(ddt,J=13.7,10.1and5.
7Hz,1H),1.83(dddd,J=13.7,
9.7,7.2and5.2Hz,1H),2.87
(dd,J=15.8and7.7Hz,1H),3.
30(dd,J=15.8and9.0Hz,1H),
4.87(dtd,J=8.9,7.4and5.9H
z,1H),6.78(d,J=8.1Hz,1H),
7.38〜7.46(m,2H) MS m/z 257(M+,50),145(10
0),133(64),116(23),83(3
0),69(59),55(34),43(28) 元素分析:C1723NOとして 計算値:C,79.33;H,9.01;N,5.44
% 実測値:C,79.41;H,9.11;N,5.31
% (実施例2) 5−(5−デシルピリミジン−2−イ
ル)−2−オクチル−2,3−ジヒドロベンゾフラン
(一般式(I)の化合物)の合成
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0079
【補正方法】変更
【補正内容】
【0079】実施例1で得られた2−オクチル−5−シ
アノ−2,3−ジヒドロベンゾフラン494mg(1.
9mmol)、ジクロロメタン2ml、エチルエーテル
4ml、エタノール0.2mlの混合溶液を塩化水素雰
囲気下、室温で7日間攪拌した。減圧濃縮後、残渣にメ
タノール5ml加え、アンモニアガス雰囲気下、室温で
5日間攪拌した。減圧濃縮後、エーテル30mlを加
え、白色沈澱をろ別、乾燥してアミジン塩酸塩408m
g得た。この塩酸塩124mgに1−(N,N−ジメチ
ルアミノ)−2−ホルミル−1−ドデセン115mg,
メタノール1mlを加え、更にナトリウム46mgとメ
タノール2mlより調製したナトリウムメトキシド−メ
タノール溶液を加え、22時間加熱還流した。減圧濃縮
後、残渣に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液20mlを加
え、エーテル(15ml×3)で抽出した。抽出液を硫
酸ナトリウムで乾燥して、減圧濃縮し、残渣をカラムク
ロマトグラフィー(シリカゲル,ヘキサン/酢酸エチル
=20/1)を用いて精製して(±)−5−(5−デシ
ルピリミジン−2−イル)−2−オクチル−2,3−ジ
ヒドロベンゾフラン(Ir−1)15mg(収率64
%)を得た。更に分取高速液体クロマトグラフィー(C
HIRALCEL OD,ヘキサン/2−プロパノール
=9/1)を用いて分離精製して(+)−5−(5−デ
シルピリミジン−2−イル)−2−オクチル−2,3−
ジヒドロベンゾフラン47mg(収率26%)と(−)
−5−(5−デシルピリミジン−2−イル)−2−オク
チル−2,3−ジヒドロベンゾフラン48mg(収率2
7%)を得た。 (+)−5−(5−デシルピリミジン−2−イル)−2
−オクチル−2,3−ジヒドロベンゾフラン 無色針状晶 Cr40 (S139) N*47 I [α]D 20+64.5°(c=0.58,CHCl3) IR(KBr) 2920,2850,1585,15
50,1470,1440,1420,1330,12
40,800cm-1 1H NMR(CDCl3) δ 0.88(t,J=7
Hz,3H),0.89(t,J=7.1Hz,3
H),1.20〜1.54(m,26H),1.64
(quintet,J=7.3Hz,2H),1.69
(ddt,J=13.7,10.2and5.3Hz,
1H),1.86(dddd,J=13.7,9.8,
7.2and5.2Hz,1H),2.59(t,J=
7.5Hz,2H),2.91(dd,J=15.6a
nd7.7Hz,1H),3.33(dd,J=15.
6and8.9Hz,1H),4.85(quinte
t,J=7.4Hz,1H),6.83(d,J=8.
9Hz,1H),8.18〜8.24(m,2H) MS m/z 450(M+,100),325(1
0) 元素分析:C30462Oとして 計算値:C,79.95;H,10.29;N,6.2
2% 実測値:C,79.88;H,10.07;N,6.2
0% (−)−5−(5−デシルピリミジン−2−イル)−2
−オクチル−2,3−ジヒドロベンゾフラン 無色針状晶 Cr40 (S139) N*47 I [α]D 20−62.7°(c=0.59,CHCl3) IR(KBr) 2920,2850,1585,15
50,1470,1440,1420,1330,12
40,800cm-1 1H NMR(CDCl3) δ 0.88(t,J=7
Hz,3H),0.89(t,J=7.1Hz,3
H),1.20〜1.54(m,26H),1.64
(quintet,J=7.4Hz,2H),1.69
(ddt,J=13.6,10.3and5.5Hz,
1H),1.86(dddd,J=13.6,9.6,
7.1and5.2Hz,1H),2.59(t,J=
7.6Hz,2H),2.91(dd,J=15.5a
nd7.7Hz,1H),3.33(dd,J=15.
5and9.0Hz,1H),4.85(quinte
t,J=7.5Hz,1H),6.83(d,J=8.
9Hz,1H),8.18〜8.24(m,2H) MS m/z 450(M+,100),325(1
1) 高分解能 MS(M+) C30462Oとして 計算値(m/z)450.3607 実測値(m/z)450.3588 (実施例3) SC*液晶組成物の調製
フロントページの続き (72)発明者 檜山 爲次郎 神奈川県相模原市上鶴間4−29−3−101 (72)発明者 楠本 哲生 神奈川県相模原市南台1−9−2−102 (72)発明者 佐藤 健一 神奈川県相模原市上溝35−11

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 (式中、R1はフッ素原子又は炭素原子数1〜10のア
    ルコキシル基により置換されていてもよい炭素原子数1
    〜18のアルキル基を表わし、Xは単結合又は−O−を
    表わし、mは0又は1を表わし、m=1のとき、環Aは
    1個又は2個のフッ素原子により置換されていてもよい
    1,4−フェニレン基又はトランス−1,4−シクロヘ
    キシレン基を表わし、R2は炭素原子数1〜16のアル
    キル基を表わし、*はその炭素原子が(R)又は(S)
    配置の不斉炭素であることを表わす。)で表わされる光
    学活性化合物。
  2. 【請求項2】 mが0であることを特徴とする請求項1
    記載の光学活性化合物。
  3. 【請求項3】 Xが単結合であることを特徴とする請求
    項2記載の光学活性化合物。
  4. 【請求項4】 R1が炭素原子数3〜12のアルキル基
    であることを特徴とする請求項3記載の光学活性化合
    物。
  5. 【請求項5】 R2が炭素原子数1〜12の直鎖状アル
    キル基であることを特徴とする請求項4記載の光学活性
    化合物。
  6. 【請求項6】 一般式(Ir) 【化2】 (式中、R1はフッ素原子又は炭素原子数1〜10のア
    ルコキシル基により置換されていてもよい炭素原子数1
    〜18のアルキル基を表わし、Xは単結合又は−O−を
    表わし、mは0又は1を表わし、m=1の場合に環Aは
    1個又は2個のフッ素原子により置換されていてもよい
    1,4−フェニレン基又はトランス−1,4−シクロヘ
    キシレン基を表わし、R2は炭素原子数1〜16のアル
    キル基を表わす。)で表わされる化合物。
  7. 【請求項7】 mが0であることを特徴とする請求項6
    記載の化合物。
  8. 【請求項8】 Xが単結合であることを特徴とする請求
    項7記載の化合物。
  9. 【請求項9】 R1が炭素原子数3〜12のアルキル基
    であることを特徴とする請求項8記載の化合物。
  10. 【請求項10】 R2が炭素原子数1〜12の直鎖状ア
    ルキル基であることを特徴とする請求項9記載の化合
    物。
  11. 【請求項11】 一般式(II) 【化3】 (式中、R2は炭素原子数1〜16のアルキル基を表わ
    し、*はその炭素原子が(R)又は(S)配置の不斉炭
    素であることを表わす。)で表わされる化合物。
  12. 【請求項12】 請求項1、2、3、4又は5記載の一
    般式(I)で表わされる光学活性化合物を含有する液晶
    組成物。
  13. 【請求項13】 強誘電性キラルスメクチック相を示す
    請求項12記載の液晶組成物。
  14. 【請求項14】 請求項6、7、8、9又は10記載の
    一般式(Ir)で表わされる化合物を含有する液晶組成
    物。
  15. 【請求項15】 スメクチック相を示す請求項14記載
    の液晶組成物。
  16. 【請求項16】 一般式(I)で表わされる光学活性化
    合物の含有量が5〜50重量%の範囲にあることを特徴
    とする請求項12記載の液晶組成物。
  17. 【請求項17】 請求項12乃至16記載の液晶組成物
    を用いて構成される液晶素子。
JP6227828A 1994-09-22 1994-09-22 ジヒドロベンゾフラン誘導体とそれを含む液晶組成物 Pending JPH0892246A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6227828A JPH0892246A (ja) 1994-09-22 1994-09-22 ジヒドロベンゾフラン誘導体とそれを含む液晶組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6227828A JPH0892246A (ja) 1994-09-22 1994-09-22 ジヒドロベンゾフラン誘導体とそれを含む液晶組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0892246A true JPH0892246A (ja) 1996-04-09

Family

ID=16867014

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6227828A Pending JPH0892246A (ja) 1994-09-22 1994-09-22 ジヒドロベンゾフラン誘導体とそれを含む液晶組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0892246A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH05132448A (ja) 光学活性フルオロシクロプロピル安息香酸誘導体、その合成用中間体、それを含む液晶組成物及び液晶表示素子
JPH06100551A (ja) 光学活性な2,5置換テトラヒドロフラン誘導体、その製造方法、その誘導体を含む液晶組成物及び液晶表示素子
JPH06256337A (ja) 光学活性な環状エーテル化合物及びそれを含有する液晶組成物
JPH05271213A (ja) 光学活性な2,5−ジ置換テトラヒドロフラン誘導体とそれを含有する液晶組成物及び液晶表示素子
JP2797114B2 (ja) 光学活性ラクトン誘導体,その中間体,液晶組成物及び液晶表示素子
JPH0625210A (ja) 光学活性5,6−ジヒドロ−2−ピロン誘導体、及びその製造方法、その誘導体を含む液晶組成物及び液晶表示素子
JPH0892246A (ja) ジヒドロベンゾフラン誘導体とそれを含む液晶組成物
JP2855346B2 (ja) 光学活性オキサゾリドン誘導体、その中間体、液晶材料及び液晶表示素子
JP3194399B2 (ja) 光学活性ラクトン環を有するフェニルピリミジン誘導体及び液晶組成物
JP3252923B2 (ja) 光学活性テトラヒドロフラン環を有するフェニルピリミジン誘導体及び液晶組成物
JPH0578272A (ja) 光学活性ジフルオロシクロプロパン誘導体、それを含有する液晶組成物及び液晶表示素子
JPH08169883A (ja) 光学活性なジヒドロベンゾフラン誘導体とその製造中間体及びこれを含む液晶組成物
JP3160964B2 (ja) 光学活性シアノシクロプロピル安息香酸エステル誘導体とその中間体、それを含む液晶組成物及び液晶表示素子
JP3206682B2 (ja) 光学活性シアノシクロプロパン環を有するフェニルピリミジン誘導体及び液晶組成物
JP3803759B2 (ja) 5−置換アルコキシル基を有する光学活性化合物及び液晶組成物
JP3047498B2 (ja) 光学活性テトラヒドロフラン誘導体、それを含む液晶組成物及び液晶表示素子
JPH05262698A (ja) 光学活性トリフルオロメチルシクロプロパン誘導体、その合成中間体、それを含む液晶組成物及び液晶表示素子
JPH08157409A (ja) 5−置換−2−アルキニルオキシ基を有する光学活性化合物及び液晶組成物
JP3723989B2 (ja) 光学活性化合物、その製造方法、その中間体及びそれを含有する液晶組成物
JPH0558937A (ja) フツ素置換光学活性化合物とそれを含む液晶組成物及び液晶表示素子
JPH0782261A (ja) 光学活性なジヒドロベンゾフラノン誘導体及び液晶組成物
JPH0692952A (ja) 光学活性ラクトン誘導体とそれを含む液晶組成物および液晶表示素子
JPH06184142A (ja) 光学活性オキサゾリジノン環を有するフェニルピリミジン誘導体及び液晶組成物
JPH08143488A (ja) 4−フルオロ−1−アルキニル基を有する光学活性化合物及び液晶組成物
JPH06157475A (ja) 5−ホルミルピリミジン誘導体及びその製造方法