JPH0893042A - プレキャストコンクリート函用一次止水材 - Google Patents

プレキャストコンクリート函用一次止水材

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JPH0893042A
JPH0893042A JP6229595A JP22959594A JPH0893042A JP H0893042 A JPH0893042 A JP H0893042A JP 6229595 A JP6229595 A JP 6229595A JP 22959594 A JP22959594 A JP 22959594A JP H0893042 A JPH0893042 A JP H0893042A
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Fumio Kadota
文夫 門田
Nobuyuki Tanaka
伸幸 田中
Masayuki Fujii
真之 藤井
Takeaki Hayasaka
武昌 早坂
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Hayakawa Rubber Co Ltd
Maeta Concrete Industry Ltd
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Hayakawa Rubber Co Ltd
Maeta Concrete Industry Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プレキャストコンクリート函(以下、PC函
という)連結部の確実な止水をすることができるPC函
用一次止水材を提供する。 【構成】 複数のPC函6を水密に連結するため、PC
函6の連結端面7に設けた止水部1から構成されるPC
函用一次止水材において、前記止水部1と一体に、引き
抜け防止用の凹部5を有する埋め込み部4を形成し、前
記止水部1を、止水部本体2と、この止水部本体2の全
周を覆うとともにその端部3aが前記埋め込む部4まで
達するシール部3とから構成し、前記埋め込み部4と前
記シール部3の端部3aとを、前記PC函6の連結端面
7に埋め込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のプレキャストコ
ンクリート函(以下、PC函という)を連結することに
より構築される共同溝、枡等の連結部を水密にするた
め、PC函の連結端面に設けた止水部から構成されるP
C函用一次止水材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、共同溝、枡等はPC函を連結
して構成されており、連結部を水密に保つために、その
連結部に一次止水材を設けている。従来のPC函用一次
止水材の一例の構成を説明するため、PC函の連結状態
の一例を図7に断面図として示すとともに、連結端面の
一例を図8に平面図として示す。
【0003】図7および図8に示す例において、31、
32はPC函、33、34はPC函31、32の外周
面、35、36はPC函31、32の内周面である。ま
た、37はPC函32の連結端面、38はこの連結端面
37の内周面36の周囲全体に設けた凹部、39はこの
凹部38に接着して取り付けた一次止水材、40は凹部
38のコーナー部である。一次止水材39の取付は、P
C函32の凹部38に接着剤、主にクロロプレン系接着
剤を塗布し、一次止水材39を接着施工していき、一次
止水材39の接合部はシーラー類を上から覆って実施し
ている。また、一次止水材39としては、水圧に応じて
スポンジ単体、スポンジとシーラーの複合体、シーラー
単体、弾性架橋体、水膨張型止水材等を使用する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来のPC函用止水材では、以下のような問題があった。 (1)一次止水材39を凹部38に接着剤を使用して取
り付けているため、PC函31、32が雨水等で濡れて
いる場合は、取り付けることができない。 (2)凹部38のコーナー部40へ一次止水材39を取
り付けようとすると、直線の一次止水材39は無理に曲
げられるため元の直線状態に戻ろうとする力が働き、一
次止水材39が凹部38からはずれやすくなる。
【0005】(3)PC函31、32を連結する場合、
必ず微調整が必要となるが、一次止水材39は凹部38
へ接着剤で接着されているだけなので、一旦一次止水材
39に連結すべきPC函31が触れると一次止水材39
に無理な力が加わり凹部38よりはずれ、微調整のため
再度連結すると一次止水材39は正常な形状を保つこと
ができない。 (4)一次止水材39の両末端のつなぎ目はシール材で
覆うだけで、しかも両末端において一次止水材39は凹
部38へ接着剤で接着されているだけなので、水圧に対
しつなぎ目は極端に弱く漏水しやすい。
【0006】本発明の目的は上述した課題を解消して、
PC函連結部の確実な止水をすることができるPC函用
一次止水材を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のPC函用一次止
水材は、複数のPC函を水密に連結するため、PC函の
連結端面に設けた止水部から構成されるPC函用一次止
水材において、前記止水部と一体に、引き抜け防止用の
凹部を有する埋め込み部を形成し、前記止水部を、止水
部本体と、この止水部本体の全周を覆うとともにその端
部が前記埋め込み部まで達するシール部とから構成し、
前記埋め込み部と前記シール部の端部とを、前記PC函
の連結端面に埋め込んだことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】上述した構成において、止水部と一体に埋め込
み部を形成し、埋め込み部をPC函の連結端面に埋め込
むこと、および止水部を止水部本体とそれを覆うシール
部とから構成し、シール部の端部を埋め込み部と同様に
PC函の連続端面に埋め込むことで、どのような力が加
えられようとも、また微調整のために再度連結しようと
も、止水部がPC函の連結端面からはずれて脱落するこ
とはない。また、予め埋め込み部およびシール部の端部
をPC函の連続端面に形成することで、接着剤で止水部
をPC函の連結端面に取り付ける際の問題を解消するこ
とができる。さらに、止水部を、引き抜け防止用の凹部
を有する埋め込み部でPC函の連結端面に取り付けるこ
とで、つなぎ目でもはがれにくく、シール材でつなぎ目
を覆うだけでも漏水することはない。その結果、止水性
の良好なPC函用一次止水材を得ることができる。
【0009】なお、上述した各部の材質は一次止水材と
して従来から使用されているものならば特に限定するも
のでないが、埋め込み部としては加硫ゴムまたはスポン
ジゴムを使用し、止水部のうち止水部本体としてはスポ
ンジゴムを使用し、止水部のうちシール部としてはブチ
ルゴムを使用すると、以下の実施例からもわかるように
好ましい態様となる。
【0010】
【実施例】図1は本発明のPC函用一次止水材の一例の
構成を示す図である。なお、図1に示す一次止水材も、
従来技術として説明した図7および図8に示すPC函の
連結端面で使用されることはいうまでもない。図1に示
す例において、止水部1は、止水部本体2と、この止水
部本体2の全周を覆うシール部3とから構成されてい
る。また、埋め込み部4は、引き抜け防止用の凹部5を
有し、止水部1の止水部本体2と一体化されている。そ
して、埋め込み部4とシール部3の端部3aとを、PC
函6を作製すると同時に連結端面7に埋め込んで固定す
ることで、本発明のPC函用一次止水材を形成してい
る。
【0011】図1に示す例において、止水部本体2をス
ポンジゴムから構成した場合は、PC函6の不均一な仕
上がり面から密着性をより良くし、且つ、耐水性を向上
させるために、比重が0.2〜0.7のものを使用する
ことが好ましい。シール部3をブチルゴムから構成した
場合は、厚みが0.5〜3mmのものを使用することが
好ましく、さらに好ましくは1〜2mmのものを使用す
る。ただ、厚みよりは、止水部本体2の全周をあますこ
となく覆うことが重要であり、PC函6の作製の際その
端面3aを連結端面7に埋め込んでいる。
【0012】また、埋め込み部4を加硫ゴムで形成する
場合は、デューロA硬度で35〜90のものを使用する
ことが好ましく、70〜80がさらに好ましい。さら
に、埋め込み部4をスポンジゴムで形成する場合は、比
重0.4以上のものを使用することが好ましく、且つ、
止水部本体2を形成するスポンジゴムよりも大きい比重
のものを使用することが好ましい。
【0013】以下、実際の例について説明する。まず、
以下に述べる構成の実施例1、比較例1および比較例2
の一次止水材を準備した。
【0014】(実施例1)図1に示す構造の一次止水材
で、止水部1を、比重0.45のスポンジゴムからなる
止水部本体2と厚み1mmのブチル系接着剤からなるシ
ール部3から構成するとともに、埋め込み部4をデュー
ロA硬度70の加硫ゴムから構成する。 (比較例1)図2に示す構造の一次止水材で、実施例1
と同様、止水部1を止水部本体2とシール部3とから構
成し、この止水部1と埋め込み部4を一体化し、埋め込
み部4をPC函6の連結端面7に埋め込んでいる。た
だ、止水部1のシール部3が埋め込み部4まで達してお
らず、PC函6の連結端面7に埋まっていない。 (比較例2)図3に示す構造の一次止水材で、止水部1
だけで構成されており、止水部1は止水部本体2の全周
をシール部3で覆って構成している。そして、止水部1
のシール部3とPC函6の連結端面7とを接着剤で固定
している。
【0015】準備した実施例1、比較例1および比較例
2のそれぞれの一次止水材に対し、以下のように、取り
付け性、施工安定性および止水性を調べた。取り付け性
の結果を表1に、施工安定性の結果を表2に、止水性の
結果を表3にそれぞれ示す。
【0016】(1)取り付け性 図4に示すように、300×300×50mmのコンク
リート平板11に、上述した実施例1、比較例1および
比較例2の構造の一次止水材12を半径150mmでそ
れぞれ取り付け、耐ローリング性および保持性を目視で
評価した。ここで、耐ローリング性は、図4のA−A’
断面における一次止水材12の形状変形の度合いを優5
から劣1の5段階で表した。また、保持性は、図4のB
方向を上として1週間保持後の一次止水材12の剥落の
有無を調べた。
【0017】
【表1】
【0018】(2)施工安定性 図5に示すように、図4に示したコンクリート平板11
上に一次止水材12を形成した取り付け性試験体へ、別
のコンクリート平板13を押しつけ、再度コンクリート
平板13を離した後の一次止水材12の形状変化の度合
いを優5から劣1の5段階で表した。ここで、コンクリ
ート平板13の押しつけは、一次止水材12が3mm程
度変形するまで押しつけ1分間保持後、引き離した。
【0019】
【表2】
【0020】(3)止水性 図6(a)に示すように、コンクリート平板21に、上
述した実施例1、比較例1および比較例2の構造の一次
止水材22を300mm直径の円形状に取り付けた。次
に、図6(b)に示すように、一次止水材22の厚みの
1/2の厚みのライナープレート23を配し、コンクリ
ート平板24を重ねて締結ボルト25で固定した。コン
クリート平板24には、バルブ26を有する入水管27
と圧力管28とを設け、入水管27より水を注入し、水
圧0.5kgf/cm2 、1.0kgf/cm2 、1.
5kgf/cm2 で、それぞれ1時間加圧保持し、漏水
の有無を調べた。
【0021】
【表3】
【0022】以上の結果から、本発明の実施例1の一次
止水材は、比較例1および比較例2の一次止水材と比較
して、止水部を埋め込み型にすることで水圧による変形
を抑止でき、高い水圧に対しても止水効果が高く、コー
ナー追従性すなわち耐ローリング性の良く、取り付け
性、施工安定性、止水性のすべての点で良好な性能を示
し、PC函用止水材として最適であることがわかる。
【0023】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、止水部と一体に埋め込み部を形成し、埋め込
み部をPC函の連結端面に埋め込むため、および止水部
を止水部本体とそれを覆うシール部とから構成し、シー
ル部の端部を埋め込み部と同様にPC函の連続端面に埋
め込むため、どのような力が加えられようとも、また微
調整のために再度連結しようとも、止水部がPC函の連
結端面からはずれて脱落することはなく、止水性の高い
PC函用一次止水材を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のPC函用一次止水材の一例の構成を示
す図である。
【図2】比較例1の一次止水材の構成を示す図である。
【図3】比較例2の一次止水材の構成を示す図である。
【図4】取り付け性の評価を行う試験体の状態を示す図
である。
【図5】施工安定性の評価を行う試験体の状態を示す図
である。
【図6】(a)は止水性の評価を行う試験体の状態を示
す図であり、(b)はそのC−C断面を示す図である。
【図7】従来のPC函の連結状態の一例を示す図であ
る。
【図8】従来のPC函の連結断面の一例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 止水部 2 止水部本体 3 シール部 3a 端部 4 埋め込み部 5 凹部 6 PC函 7 連結端面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 早坂 武昌 山形県酒田市上本町6番7号 前田製管株 式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のプレキャストコンクリート函(以
    下、PC函という)を水密に連結するため、PC函の連
    結端面に設けた止水部から構成されるPC函用一次止水
    材において、前記止水部と一体に、引き抜け防止用の凹
    部を有する埋め込み部を形成し、前記止水部を、止水部
    本体と、この止水部本体の全周を覆うとともにその端部
    が前記埋め込み部まで達するシール部とから構成し、前
    記埋め込み部と前記シール部の端部とを、前記PC函の
    連結端面に埋め込んだことを特徴とするPC函用一次止
    水材。
  2. 【請求項2】 前記埋め込み部を加硫ゴムまたはスポン
    ジゴムから構成した請求項1記載のPC函用一次止水
    材。
  3. 【請求項3】 前記止水部本体をスポンジゴムから構成
    した請求項1記載のPC函用一次止水材。
  4. 【請求項4】 前記シール部をブチルゴムを主原料とす
    る材料から構成した請求項1記載のPC函用一次止水
    材。
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