JPH09128720A - ヘッドクリーナーおよび磁気記録再生装置 - Google Patents

ヘッドクリーナーおよび磁気記録再生装置

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JPH09128720A
JPH09128720A JP8115540A JP11554096A JPH09128720A JP H09128720 A JPH09128720 A JP H09128720A JP 8115540 A JP8115540 A JP 8115540A JP 11554096 A JP11554096 A JP 11554096A JP H09128720 A JPH09128720 A JP H09128720A
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JP
Japan
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head
head cleaner
sheet
abrasive
rotary
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Application number
JP8115540A
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English (en)
Inventor
Kenji Hasegawa
賢治 長谷川
Yoshiaki Mizoo
嘉章 溝尾
Masaya Sakaguchi
昌也 坂口
Keizo Miyata
敬三 宮田
Tetsuo Fuchi
鉄男 渕
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は回転型磁気ヘッドを有する磁気記録
再生装置のヘッドクリーナーに関するもので、回転型磁
気ヘッドに付着する異物を効率よく取り除きその異物を
捕集することを目的とする。 【解決手段】 ヘッドクリーナーは軟質部材2と回転具
3から構成される回転ローラー1と回転ローラー1を回
転自在に保持する回転ローラー支持部材4から構成され
る。回転ローラー1は、シート状で少なくとも1部分に
研磨性を持つ不織布を回転軸に放射状に固着したもので
ある。この構成によって回転型磁気ヘッドに付着した異
物を、効率よく取り除くとともに取り除いた異物を不織
布に捕集することによって、信頼性の高い磁気記録再生
装置を提供することが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は回転型磁気ヘッドを
有する磁気記録再生装置において、磁気ヘッド摺動面に
付着した異物を除去するために用いるヘッドクリーナー
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】回転型磁気ヘッドを用いるビデオテープ
レコーダー(VTR)やデジタルオーディオテープ(D
AT)およびデジタルデータストレージ(DDS)など
の磁気記録再生装置においては、回転型磁気ヘッドに異
物が付着するとスペーシングロスが発生し回転型磁気ヘ
ッドの記録再生能力を低下させ、またテープの信頼性を
も低下させる。これらの付着物をヘッド表面から除去す
るクリーニング作用が必要である。回転型磁気ヘッドに
付着する異物は、塵埃、ゴミあるいは回転型磁気ヘッド
やドラムによって削り取られたテープの磁性粉、バイン
ダー、テープ走行系部材の切削粉等である。回転型磁気
ヘッド表面に付着した異物を取り除くためスポンジ等の
軟質部材からなる円筒型のヘッドクリーナーが取り付け
られている。回転型磁気ヘッドのクリーニングは、テー
プのローディング時に所定時間行われている。
【0003】図23に従来のヘッドクリーナーの外観図
を示す。図23において80はヘッドクリーナー、69
は軟質部材、68はヘッドクリーナー作動方向、76は
回転型磁気ヘッド、38は磁気テープ、20、27は回
転ポスト、29、30は傾斜ポスト、7は回転ドラム、
41は回転ドラム回転方向、8は固定ドラムを示す。従
来のヘッドクリーナーは、円筒型に打ち抜いたスポンジ
等からなる軟質部材69を用いる場合と軟質部材69に
アルミナ等の研磨粒子を含浸させて研磨力を回転面全体
に持たせる場合があった。(例えば特開平5−2582
52号公報)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、軟質部
材69のみが回転型磁気ヘッド76と摺動する構成で
は、十分なクリーニング作用が得られないという問題が
あった。また、研磨粒子を軟質部材に含浸させた構成で
は、アルミナを含浸させた後の軟質部材69の回転型磁
気ヘッド76と接触する部分が、端の部分に対して凹ん
でしまうことがあり、ヘッドクリーナー80動作時に回
転ローラーの両端で回転ドラム7の表面を傷つけてしま
ったり、回転型磁気ヘッド76の異物の拭き取り効果が
不十分という問題があった。また、研磨粒子自身が剥離
してテープ、ヘッドを傷つけ、信頼性を低下させるとい
う問題があった。
【0005】本発明の目的は、回転ドラムを傷つけずに
効率よく回転型磁気ヘッドの異物を取り去るヘッドクリ
ーナーを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のヘッドクリーナーは、磁気記録再生装置に用
いる回転型磁気ヘッドのテープ摺動面を接触しながらク
リーニングするヘッドクリーナーにおいて、少なくとも
1部分に研磨力を持つシート状不織布が回転型磁気ヘッ
ドのテープ摺動面に接触する構成を備えたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明実施の形態について
図1から図22を用いて説明する。
【0008】(実施の形態1)図1にヘッドクリーナー
の外観図を示す。図1において、1は回転ローラー、2
は研磨力を持つシート状の不織布(以下クリーニングシ
ートと呼ぶ)、3は回転具、4は回転ローラー支持部を
示す。ヘッドクリーナーは、回転ローラー1と回転ロー
ラー支持部4から構成され、回転ローラー1はクリーニ
ングシート2と回転具3から構成されている。クリーニ
ングシート2は、例えば全厚が180μmでナイロン繊
維からなるシート状の不織布に、1μmのアルミナ粒子
が片面だけに塗布してある。回転ローラー1は、例えば
プラスチック製の回転具3の中心軸に、短冊状に切断さ
れたクリーニングシート2が放射状に研磨力のある面が
同じ向きになるように固着されており、回転ローラ支持
部4によって回転自在になるように支持されている。
【0009】本実施の形態におけるクリーニングシート
2の作製方法を説明する。まず研磨材塗布液を以下のよ
うに作製する。まず、研磨材および結合剤、必要に応じ
て分散剤、硬化剤等を溶剤とともに混合機にて十分混合
分散し所望の成分比を有する研磨材塗布液を作製する。
【0010】ここで用いる研磨材としては、αアルミ
ナ、γアルミナ、酸化チタン、ベンガラ、酸化クロム、
炭化珪素、酸化セリウム、炭化チタン炭化ホウ素、酸化
珪素、窒化ホウ素等の無機高硬度微粒子やプラスチック
微粉末、ダイヤモンド微粉末のうち一種あるいは二種以
上の組み合わせを用いる。
【0011】結合剤としては、ニトロセルロース、セル
ロースアセチルブチレート等の繊維系樹脂、塩化ビニー
ル酢酸ビニール共重合体樹脂、塩化ビニリデン樹脂、ポ
リウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、ウレア樹脂、エポキ
シ樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、フッ素樹
脂、アクリルニトリル樹脂、フェノール樹脂等およびこ
れらの樹脂の誘導体のうちから分散性および塗膜の耐久
性を考えて一種あるいは二種以上の組み合わせを用い
る。
【0012】分散剤としては、高級脂肪酸、高級脂肪酸
金属塩、高級脂肪酸アミド、高級アルコール、リン酸エ
ステル、グリセリン、シランカップリング剤、チタンカ
ップリング剤、アルミカップリング剤等があり必要に応
じて添加される。
【0013】硬化剤としては熱硬化を用いる場合は多官
能性の低分子イソシアネート、低分子ポリアミド、電子
線硬化や放射線硬化を用いる場合は多官能性の低分子ポ
リエポキシ等がある。さらに反応性を改良するため有機
錫化合物、酸性触媒、アルカリ性触媒等の架橋促進剤や
架橋抑制剤を加えても良い。
【0014】溶剤としては、有機溶剤としてメチルエチ
ルケトン、メチルイソブチルケトン、トルエン、ベンゼ
ン、キシレン、シクロヘキサノン、酢酸エチル、酢酸ブ
チル、テトラハイドロフラン、ジメチルフォルムアミ
ド、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、エチ
レンクロライド、エチルセルソルブ等の混合液または水
が用いられる。
【0015】これらの組成物を溶剤とともに混合機にて
十分に混合分散し、所望の成分比を有する研磨塗料を作
製する。混合機としては、ペイントシェーカー、ボール
ミル、ポットミル、ダイナミル、サンドミル、ピンミ
ル、ペブルミル、ストーンミル、ディゾルバー、アトラ
イタ、高速ミキサー、ヘンシェルミキサー、プラネタリ
ウムミキサー、加圧ニーダ、コンテニュアスローダ、三
本ロールミル、二本ロールミル、超音波分散機、ディス
パー等を使えばよい。
【0016】次にこうして得られた研磨材塗料をシート
状の不織布に塗布する。塗布方式としては、ドクターブ
レード方式、グラビアロール方式、リバースロール方
式、キスロール方式、スピンコート方式、スプレイコー
ト方式を用いる。塗布直後の塗膜の均一性を上げるた
め、スムーザを接触させても良い。これには、バースム
ーザ、ワイヤースムーザ、フィルムスムーザが用いられ
る。
【0017】こうして得られた原反ロールから所望の幅
に裁断されてヘッドクリーナーに用いられる不織布が作
製される。
【0018】研磨材塗料は例えば以下のように調整し
た。 アルミナ研磨材(粒子径1μm) 3wt% ポリウレタン樹脂 4wt% ニトロセルロース 4wt% メチルエチルケトン 44wt% トルエン 45wt% 上記組成物をサンドミルにて10時間混合分散した後、
濾過精度2μmを有するフィルターで濾過し、100μm
厚のナイロン繊維からなる不織布上にドクターブレード
方式で4μm厚に塗布し、乾燥を行いジャンボロールを
得る。図2に研磨剤塗布後の不織布の断面図を示す。不
織布6上に均一に研磨材5が固着される。また、研磨材
塗布面の電子顕微鏡写真を図3に示す。
【0019】本実施の形態ではドクターブレード方式で
研磨塗料を塗布した例を示したが、グラビアロール方式
で塗布することによって、図4に示すように研磨剤5を
不織布6上に散在させることもできる。また、研磨材塗
布面の電子顕微鏡の写真を図5に示す。
【0020】研磨粒子の粒径は25μm以下が良く、好
ましくは2μm以下である。研磨粒子の粒径が大きいと
ヘッド表面、シリンダ表面に研磨痕が発生する。
【0021】本実施の形態によれば、回転磁気ヘッドに
回転ローラー1が接触した時、クリーニングシート2の
研磨力のある面で磁気ヘッド上の付着物を落とし、同時
にその異物を不織布でトラップすることにより、異物の
再付着を少なくする効果がある。また従来の円筒形の表
面に比べてクリーニングシート2が確実に回転磁気ヘッ
ドに接触するために、ヘッドクリーニングの効率もアッ
プする。
【0022】また、実際に本実施の形態のヘッドクリー
ナーを動作させると、回転ローラーは回転ドラムの回転
速度と速度差を持って回転する。これは回転ドラムおよ
び回転型磁気ヘッドと回転ローラーが接触したときにク
リーニングシートが適度に変形して摩擦力が小さくなる
ためである。このとき回転型磁気ヘッドはクリーニング
シートと徐々に場所を変えながら、またクリーニングシ
ートの端部のみでなく側面にも接触することになるた
め、従来のヘッドクリーナーに比べ付着物を効率よく除
去することが出来る。また除去した付着物を回りに飛散
させることなくクリーニングシート内に捕集できるた
め、除去した付着物がテープや回転型磁気ヘッドに再付
着して磁気記録再生装置の記録再生に悪影響を与えるこ
ともない。
【0023】また本実施の形態のヘッドクリーナーを動
作させる時に回転ドラムの回転方向を変えることによ
り、クリーニングシートの研磨力のある面だけ回転型磁
気ヘッドに接触させることや、その反対に研磨力のない
不織布の面だけを接触させることができる。つまり回転
型磁気ヘッドの付着物の種類によってクリーニングシー
トのどちらかの面を選択して回転型磁気ヘッドに接触さ
せることができる。
【0024】また本実施の形態において不織布の材質と
してナイロン繊維を用いた例を示したが、ケブラー繊維
やポリエステル繊維等からなる不織布を用いてもよい。
【0025】(実施の形態2)図6にヘッドクリーナー
の外観図を示す。図6において、11は回転ローラー、
12はクリーニングシート、13は回転具、14は回転
ローラー支持部、17はシート状の不織布を示す。ヘッ
ドクリーナーは、回転ローラー11と回転ローラー支持
部14から構成され、回転ローラー11はクリーニング
シート12と不織布17および回転具13から構成され
ている。クリーニングシート2は、例えばナイロン繊維
からなる全厚200μmのシート状不織布に0.5μmのア
ルミナ粒子が両面に塗布してある。回転ローラー11
は、例えば樹脂製の回転具13の中心軸に、短冊状に切
断されたクリーニングシート12と不織布17が放射状
に交互に固着されており、回転ローラ支持部14によっ
て回転自在になるように支持されている。
【0026】本実施の形態によれば、回転型磁気ヘッド
に回転ローラー11が接触した時、研磨力のあるクリー
ニングシート12と不織布17が交互に当たるため、ま
ず回転型磁気ヘッド上の異物をクリーニングシート12
で落とし、次に不織布17でその異物を捕集することに
より、異物の再付着をなくする効果がある。またクリー
ニングシート12、不織布17がソフトな材料であるた
め、ヘッドクリーナー作動時に回転ドラムを傷つけるこ
とも少ない。
【0027】(実施の形態3)図7にヘッドクリーナー
の外観図を示す。図7において、21は回転ローラー、
22、25、26はクリーニングシート、23は回転
具、24は回転ローラー支持部を示す。ヘッドクリーナ
ーは、回転ローラー21と回転ローラー支持部24から
構成され、回転ローラー21はクリーニングシート2
2、25、26と回転具23から構成されている。クリ
ーニングシート22は、例えばナイロン繊維からなるシ
ート状の不織布に0.5μmのアルミナ粒子を片面に塗布し
たもの、クリーニングシート25は、ナイロン繊維から
なるシート状の不織布に1μmのアルミナ粒子を片面に塗
布したもの、クリーニングシート26は、ナイロン繊維
からなるシート状の不織布に1.5μmのアルミナ粒子を片
面に塗布したものである。例えばクリーニングシート2
2、25、26の全厚はみな200μmである。回転ロ
ーラー21は、例えばプラスチック製の回転具23の中
心軸に、短冊状に切断されたクリーニングシート22、
25、26が順番に放射状に固着されており、回転ロー
ラ支持部24によって回転自在になるように支持されて
いる。
【0028】本実施の形態によれば、回転型磁気ヘッド
に回転ローラー21が接触した時、研磨力の異なるクリ
ーニングシート22、25、26が回転型磁気ヘッドに
当たるため、ヘッド上の異物を効率よく除去することが
できる。またその異物を捕集することにより、異物の再
付着をなくする効果がある。
【0029】本実施の形態のヘッドクリーナーは研磨効
果が高いため、回転型磁気ヘッドに強固に付着した焼き
付き等の除去に優れている。
【0030】本実施の形態において研磨力の異なる研磨
粒子を塗布した場合について述べたが、ケブラー繊維や
金属繊維からなる研磨性を持つクリーニングシートを用
いても良い。
【0031】(実施の形態4)図8にヘッドクリーナー
の外観図を示す。図8において、91は回転ローラー、
92はクリーニングシート、93は回転具、94は回転
ローラー支持部を示す。ヘッドクリーナーは、回転ロー
ラー91と回転ローラー支持部94から構成され、回転
ローラー91はクリーニングシート92および回転具9
3から構成されている。クリーニングシート92は、ナ
イロン繊維からなる不織布に研磨性のある繊維、例えば
ケブラー繊維がナイロン繊維に対して30wt%織り込
んで作製されており全厚は170μmである。回転ロー
ラー91は、例えば樹脂製の回転具93の中心軸に、短
冊状に切断されたクリーニングシート92が約80枚固
着されており、回転ローラ支持部94によって回転自在
になるように支持されている。
【0032】本実施の形態によれば、回転型磁気ヘッド
に回転ローラー91が接触した時、クリーニングシート
92内の研磨力のあるケブラー繊維が回転型磁気ヘッド
上の異物を取り除くとともに不織布内に捕集するため、
異物の再付着をなくす効果がある。
【0033】本実施の形態においてナイロン繊維にケブ
ラー繊維を30wt%織り込んだ場合について述べた
が、ケブラー繊維を100%にしても良い。他の繊維に
織り込む場合は、織り込む量を変えることにより、クリ
ーニングシートの研磨力と剛性を調整できるため有効で
ある。
【0034】本実施の形態においてはケブラー繊維をナ
イロン繊維に織り込んだ例を示したが、ステンレス繊維
などの金属繊維を織り込んでも同様な効果が得られる。
【0035】(実施の形態5)図9にヘッドクリーナー
の外観図を示す。図9において、31は回転ローラー、
32はクリーニングシート、33は回転具、34は回転
ローラー支持部、37は研磨テープを示す。ヘッドクリ
ーナーは、回転ローラー31と回転ローラー支持部34
から構成され、回転ローラー31はクリーニングシート
32と研磨テープ37および回転具33から構成されて
いる。クリーニングシート32は、例えば全厚が180
μmのポリエステル繊維からなるシート状の不織布であ
る。また研磨テープ37は例えば#15000で全厚が
25μmである。回転ローラー31は、例えばプラスチ
ック製の回転具33の中心軸に、短冊状に切断されたク
リーニングシート32とクリーニングテー37が放射状
に交互に固着されており、回転ローラ支持部34によっ
て回転自在になるように支持されている。
【0036】本実施の形態によれば、回転型磁気ヘッド
に回転ローラー31が接触した時、研磨力のあるクリー
ニングシート32と研磨テープ37が交互に当たるた
め、回転型磁気ヘッドの異物を研磨テープ37で落と
し、次にクリーニングシート32でその異物を捕集する
ことにより、異物の再付着をなくすとともに強固な付着
物を取り去る効果がある。
【0037】(実施の形態6)図10にヘッドクリーナ
ーの外観図を示す。図10において、41は回転ローラ
ー、42はクリーニングシート、43は回転具、44は
回転ローラー支持部を示す。ヘッドクリーナーは、回転
ローラー41と回転ローラー支持部44から構成され、
回転ローラー41はクリーニングシート42と回転具4
3から構成されている。クリーニングシート42は、例
えばナイロン繊維からなるシート状の不織布に1μmの
アルミナ粒子が片面だけに塗布したもので、全厚は15
0μmである。クリーニングシートは短冊状に切断した
後、研磨力のある面が外側になるように長手方向に半分
に折り曲げておく。回転ローラー41は、例えばプラス
チック製の回転具43の中心軸に、折り曲げて短冊状に
したクリーニングシート42が放射状に固着されてお
り、回転ローラ支持部44によって回転自在になるよう
に支持されている。
【0038】本実施の形態によれば、回転ヘッドに回転
ローラー41が接触した時、クリーニングシート42が
弾力性を持ちかつ回転ヘッドと接触する先端がループ上
であるためより効率よく拭き取り効果が得られる。そし
て、研磨力のある面でヘッドの異物を落とし、同時にそ
の異物を不織布でトラップすることにより、異物の再付
着を少なくする効果がある。
【0039】(実施の形態7)図11にヘッドクリーナ
ーの外観図を示す。図11において、51は回転ローラ
ー、52はクリーニングシート、53は回転具、54は
回転ローラー支持部を示す。ヘッドクリーナーは、回転
ローラー51と回転ローラー支持部54から構成され、
回転ローラー51はクリーニングシート52と回転具5
3から構成されている。クリーニングシート52は、例
えばナイロン繊維からなるシート状の不織布に1.5μmの
アルミナ粒子が片面だけに塗布してあり、全厚は170
μmである。クリーニングシートは短冊状に切断した
後、長手方向の一方の研磨力のある端面と他方の研磨力
の無い端面を接着してループ状にしておく。回転ローラ
ー51は、例えばプラスチック製の回転具53の中心軸
に、折り曲げて短冊状にしたクリーニングシート52が
放射状に固着されており、回転ローラ支持部54によっ
て回転自在になるように支持されている。
【0040】本実施の形態によれば、回転型磁気ヘッド
に回転ローラー51が接触した時、クリーニングシート
52が弾力性を持ちかつ回転型磁気ヘッドと接触する先
端がループ状でねじれているため効率よく拭き取り効果
が得られる。そして、研磨力のある面で回転型ヘッドの
異物を落とし、同時にその異物を不織布でトラップする
ことにより、異物の再付着を少なくする効果がある。ま
た接触面に弾力性があるため回転磁気ヘッドに対してソ
フトな接触をする。
【0041】(実施の形態8)図12にヘッドクリーナ
ーの外観図を示す。図12において、61は回転ローラ
ー、62はクリーニングシート、63は回転具、64は
回転ローラー支持部を示す。ヘッドクリーナーは、回転
ローラー61と回転ローラー支持部64から構成され、
回転ローラー61はクリーニングシート62と回転具6
3から構成されている。クリーニングシート62は、例
えばナイロン繊維からなるシート状の不織布に0.5μmの
アルミナ粒子が片面だけに塗布してあり、全厚は200
μmである。クリーニングシートは円盤状に打ち抜いて
おく。回転ローラー61は、例えばプラスチック製の回
転具63の中心軸に、円盤状に作製したクリーニングシ
ート62が多数層状に積み重ねて固着されており、回転
ローラ支持部64によって回転自在になるように支持さ
れている。
【0042】本実施の形態によれば、回転型磁気ヘッド
に回転ローラー61が接触した時、層状のクリーニング
シートがヘッドの形に合わせて変形し、研磨力のある面
と無い面がランダムに接触するため回転型磁気ヘッドに
付着した異着物を効率よく取り除くことができる。
【0043】(実施の形態9)図13は代表的な磁気記
録再生装置であるVHS方式VTRの走行系概略図であ
る。70は本発明のヘッドクリーナー、76は回転型磁
気ヘッド、7は回転ドラム、9は供給リール、10は巻
き取りリール、15、16はガイドポスト、18はテン
ションレギュレーター、19、20、27は回転ポス
ト、28は消去ヘッド、29、30は傾斜ポスト、35
は音声コントロールヘッド、36はキャプスタン、37
はピンチローラー、38は磁気テープ、39はヘッドク
リーナー作動方向である。供給リール9に巻かれた磁気
テープ38は、ピンチローラー37とキャプスタン36
による引き込み動作で走行し、傾斜ポスト29、30に
よる案内で回転ドラム7に搭載される回転型ヘッド76
に押しつけられ、ピンチローラー37とキャプスタン3
6の間を通って巻き取りリール10に巻き取られてい
く。ヘッドクリーナー70はテープの挿入時および排出
時に作動するほか、ヘッドの出力をモニターしていて、
出力低下を検知すると作動するようにプログラムされて
いる。この装置によると回転ヘッドの汚れを取るととも
に、焼き付き等による回転型磁気ヘッドにこびりついた
異物を取り去ることにより安定した記録再生を行うこと
が出来る。
【0044】(実施の形態10)図14はDDS(ディ
ジタル・データ・ストレージ)の走行系概略図である。
45は本発明のヘッドクリーナー、77は回転型磁気ヘ
ッド、47は回転ドラム、49は供給リール、50は巻
き取りリール、55、56、78はガイドポスト、5
7、58は回転ポスト、59、60は傾斜ポスト、65
はキャプスタン、66はピンチローラー、67は磁気テ
ープ、46はヘッドクリーナー作動方向である。供給リ
ール49に巻かれた磁気テープ67は、ピンチローラー
66とキャプスタン65による引き込み動作で走行し、
傾斜ポスト59、60による案内で回転ドラム7に搭載
される回転型磁気ヘッド77に押しつけられ、ピンチロ
ーラー66とキャプスタン65の間を通って巻き取りリ
ール50に巻き取られていく。ヘッドクリーナー45
は、実施の形態1のヘッドクリーナーで研磨力があるの
は片面だけである。ヘッドクリーナーは、回転ドラムが
通常回転中に動作させたとき、クリーニングシートの研
磨力の無い面が回転ヘッドに接触するように取り付けて
ある。通常ヘッドクリーナーは磁気ヘッドに異物が付着
するのを未然に予防するため、テープローディング、ア
ンローディング時や巻き戻し時に定期的にヘッドクリー
ナーを動作させ、クリーニングシートの研磨力のない面
だけを回転型磁気ヘッドに接触させておく。そして、焼
き付きなどの強固な異着物が原因でエラーレートや記
録、再生信号が低下した時は、ドラムの回転方向を通常
と逆回転にすることにより、ヘッドクリーナーの研磨力
ある面が磁気ヘッドに接触し、異物を除去することがで
きる。このようにヘッドクリーナーを動作させることに
より、回転ドラムや回転型磁気ヘッドを傷つけることな
く回転型磁気ヘッド上の汚れを取り去ることができる。
【0045】(実施の形態11)図15はヘッドクリー
ナーを動作させるときの回路図である。実施の形態10
で示したような磁気記録再生装置において、この回路を
用いることにより、ヘッドクリーナーは、回転型磁気ヘ
ッドからの再生信号からエラーレートを算出し、そのエ
ラーレートが所定の値以下の場合は回転ドラムを正回転
させた状態でヘッドクリーナーの研磨力のない面を接触
させて、エラーレートが所定の値以上になると回転ドラ
ムを逆回転させてヘッドクリーナーの研磨力のある面を
接触させる。この回路を備えた磁気記録再生装置によっ
て回転型磁気ヘッドに焼き付き等によって再生出力が低
下してきても、本発明のヘッドクリーナーが作動するこ
とによって焼き付き等を除去するため、信頼性の高い磁
気記録再生装置を提供することが出来る。また通常は研
磨力のない面が接触するため、回転ドラムや回転型磁気
ヘッドにキズやダメージを与えることはほとんどない。
【0046】本実施の形態ではエラーレートが所定の値
以上になると回転ドラムを逆回転させてヘッドクリーナ
ーを接触させる場合を示したが、その時以外、例えば焼
き付きは低温低湿時に発生するので低温環境を検知して
動作させることも効果的である。
【0047】本実施の形態では、回転型磁気ヘッドを用
いるヘリキャルスキャン型VTRのヘッドクリーナーに
ついて述べたが、固定ヘッド方式、垂直スキャンヘッド
方式について用いても良いことは言うまでもない。
【0048】(実施の形態12)図16にヘッドクリー
ナーの外観図を示す。図16において、81は回転ロー
ラー、82はシート状の不織布、83は回転具、84は
回転ローラー支持部を示す。ヘッドクリーナーは、回転
ローラー81と回転ローラー支持部84から構成され、
回転ローラー81はクリーニングシート82と回転具8
3から構成されている。シート状の不織布82は全厚が
200μmで、例えばナイロン繊維から出来ている。回
転ローラー81は、例えばプラスチック製の回転具83
の中心軸に、短冊状に切断されたシート状の不織布82
が放射状に固着されており、回転ローラ支持部84によ
って回転自在になるように支持されている。
【0049】本実施の形態によれば、回転型磁気ヘッド
に回転ローラー1が接触した時、シート状の不織布82
で回転型磁気ヘッドの汚れや異物を拭き取り、同時にそ
の異物を不織布内にトラップすることにより、異物の再
付着を少なくする効果がある。また従来の円筒形の表面
に比べてシート状の不織布82が確実に回転型磁気ヘッ
ドに接触するために、ヘッドクリーニングの効率もアッ
プする。
【0050】本実施の形態においてクリーニングシート
の厚みが200μmの場合について述べたが、シート全
厚が厚くなるとヘッドおよびドラムへの接触圧力が増大
しヘッドの損傷、ドラムの回転負荷が増大する等の問題
があり、シート全厚は500μm以下が望ましい。また
薄すぎると十分な接触圧が得られないため、効果的なク
リーニング作用が得られない。
【0051】(実施の形態13)図17にヘッドクリー
ナーの外観図を示す。図17において、71は回転ロー
ラー、72はクリーニングシート、75は軟質部材、7
3は回転具、74は回転ローラー支持部を示す。ヘッド
クリーナーは、回転ローラー71と回転ローラー支持部
74から構成され、回転ローラー71はクリーニングシ
ート72と軟質部材75と回転具73から構成されてい
る。クリーニングシート72は、例えば繊維直径が約1
5μmのナイロン繊維からなるシート状の不織布に1μm
のアルミナ粒子が片面だけに塗布してあり、全厚は18
0μmである。クリーニングシート72は円筒状のスポ
ンジ等からなる軟質部材75の側面に研磨力のある面が
外側になるように巻き付けて接着する。軟質部材75と
クリーニングシート72との接着には、例えば塩素系の
ガスやオルガノポリシロキ酸ガスの発生が少ない両面粘
着テープを用いる。回転ローラー71は、例えばプラス
チック製の回転具73に取り付けられており、回転ロー
ラ支持部74によって回転自在になるように支持されて
いる。
【0052】本実施の形態によれば、回転型磁気ヘッド
に回転ローラー71が接触した時、適度な弾力でクリー
ニングシート72の研磨力のある面が回転型磁気ヘッド
に接触するために、ヘッドについた異着物を効率よく取
り去ることができる。両面粘着テープからの塩素系のガ
スやオルガノポリシロキ酸ガス等の揮発ガスが少ないた
め、機器内部の金属を腐食したり、回転型磁気ヘッドの
焼き付き当を促すことはない。
【0053】また、回転型磁気ヘッドのテープ摺動面は
コア幅が約70μm程度なので、不織布の繊維直径は1
0μmから30μmの間が望ましい。繊維が10μmより
細くなると強度が落ち、30μmより大きくなると繊維
同士の隙間が大きくなり拭き取り効果が悪くなる。
【0054】また、クリーニングシートの全厚は500
μmより厚くなると軟質部材の弾力性が損なわれ、回転
型磁気ヘッドとの接触状態が悪くなるため、全厚は50
0μm以下が望ましい。
【0055】研磨粒子径は1μm以下が望ましい。研磨
粒子径が大きくなると回転ドラムや回転型磁気ヘッドの
テープ摺動面にキズをつけてしまう。一般に回転型磁気
ヘッドの研磨は、研磨粒子径が1μm以下の研磨テープ
等で行われているため、クリーニングシートに用いる研
磨粒子径も1μm以下にすることによって、キズをつけ
ることなく付着物を除去することができる。実際のドラ
イブにおいて、本実施例のヘッドクリーナーを4400
rpmで回転している回転ドラムに、1回2秒間の接触
を3000回行った後、回転型磁気ヘッドの表面および
回転ドラムの表面を光学顕微鏡で観察したがどちらにも
キズ等は観察されなかった。
【0056】本実施の形態のヘッドクリーナーを従来の
ヘッドクリーナーとクリーニング効果を比較した。DD
S2のドライブを2台用意し、一方に研磨性のない円筒
形状の不織布からなるヘッドクリーナーを取り付け、も
う一方は本実施例のヘッドクリーナを取り付けた。テー
プは目詰まりしやすいテープを用い、環境は25℃、湿
度20%で記録再生を繰り返し行う耐久テストを100
時間行った。ドライブは常にエラーレートをモニターし
ており、エラーレートが悪化するとヘッドクリーナーが
動作するようになっている。そして、ヘッドクリーナー
が動作してもエラーレートが回復しない時は、エラーメ
ッセージを出してストップするように設定した。実験を
開始して約30時間以内にどちらのドライブのヘッドク
リーナーも作動し、研磨性のない円筒形状の不織布から
なるヘッドクリーナーを搭載したドライブは回転型磁気
ヘッド上の付着物が除去できず、エラーレートが回復し
なかったためストップしてしまった。一方、本実施例の
ヘッドクリーナーを搭載したドライブはヘッドクリーナ
ーが作動して回転型磁気ヘッド上の付着物が除去出来た
ため、エラーレートが回復し100時間動作した。10
0時間中3回ヘッドクリーナーが動作したがいずれもエ
ラーレートが回復し正常な記録再生が行われた。
【0057】(実施の形態14)図18にヘッドクリー
ナーの外観図を示す。図18において、101は回転ロ
ーラー、102はクリーニングシート、105は軟質部
材、103は回転具、104は回転ローラー支持部を示
す。ヘッドクリーナーは、回転ローラー101と回転ロ
ーラー支持部104から構成され、回転ローラー101
はクリーニングシート102と軟質部材105と回転具
103から構成されている。クリーニングシート102
は、例えば繊維直径が約15μmのナイロン繊維からな
るシート状の不織布に1μmのアルミナ粒子が片面だけ
に塗布してあり、全厚は180μmである。塗布方式は
グラビアコーティング法で行い、クリーニングシートの
研磨材塗布面積が、全表面積の約60%になるように塗
布した。クリーニングシート102は円筒状のスポンジ
等からなる軟質部材105の側面に研磨力のある面が外
側になるように巻き付けて接着する。軟質部材105と
クリーニングシート102の接着は、例えば塩素系のガ
スやオルガノポリシロキ酸ガスの発生が少ない両面粘着
テープを用いる。回転ローラー104は、例えばプラス
チック製の回転具103に取り付けられており、回転ロ
ーラ支持部104によって回転自在になるように支持さ
れている。
【0058】本実施の形態によれば、回転型磁気ヘッド
に回転ローラー101が接触した時、適度な弾力でクリ
ーニングシート102の研磨力のある部分と無い部分が
回転型磁気ヘッドに接触するために、ヘッドについた異
着物を効率よく取り去ることができる。クリーニングシ
ート102の研磨材塗布面積が全表面積の30%より小
さいとヘッドクリーナーとしての研磨力が十分得られな
い。また研磨材塗布面積が全表面積の80%より大きく
なると研磨効果は大きくなるが、削り取った回転型磁気
ヘッドの付着物を捕集する効果が十分得られなくなるた
め、削り取った付着物が回転型磁気ヘッドや磁気テープ
に再付着したり、さらに走行系のポスト等に付着して記
録再生に支障を与えてしまう。そのため、研磨材塗布面
積は全表面積の30%〜80%の間が効果的である。
【0059】(実施の形態15)図19にヘッドクリー
ナーの外観図を示す。図19において、111は回転ロ
ーラー、112はクリーニングシート、115は軟質部
材、113は回転具、114は回転ローラー支持部を示
す。ヘッドクリーナーは、回転ローラー111と回転ロ
ーラー支持部114から構成され、回転ローラー111
はクリーニングシート112と軟質部材115と回転具
113から構成されている。クリーニングシート112
は、例えば繊維直径が約20μmのポリエステル繊維か
らなる全厚170μmのシート状不織布に0.5μmのア
ルミナ粒子を片面に塗布した後、潤滑剤を含浸させたも
のである。クリーニングシート112は円筒状のスポン
ジ等からなる軟質部材115の側面に研磨力のある面が
外側になるように巻き付けて接着されている。軟質部材
115とクリーニングシート112の接着は、例えば塩
素系のガスやオルガノポリシロキ酸ガスの発生が少ない
両面粘着テープを用いる。
【0060】 HOOC−CF2−(OC24)m−(OCF2)n−OCF2−COOH 本実施例において潤滑剤は例えば上式の構造を有するパ
ーフロロポリエーテル(以後PFPEと略す)を用い
た。ここで化学構造式中m、nは1以上の整数を示す。
PFPEは耐熱性、耐薬品性、不燃性といった特徴を持
ち、かつシリコンオイルや高級脂肪酸といった潤滑剤に
比べて優れた潤滑性を有するものとして知られている。
またPFPEは室温中で液体であり不織布に含浸させる
のが容易である。
【0061】PFPEの化学構造式は上式に限るもので
はない。式では両末端カルボキシル基であるが、回転型
磁気ヘッドへの付着性を向上させるためにアミノ基、水
酸基、スルホン酸基などを導入してもよい。
【0062】回転ローラー111は、例えばプラスチッ
ク製の回転具113に取り付けられており、回転ローラ
支持部114によって回転自在になるように支持されて
いる。
【0063】本実施例によれば、回転型磁気ヘッドに回
転ローラー111が接触した時、適度な弾力でクリーニ
ングシート112が回転型磁気ヘッドに接触するため
に、ヘッドについた異着物を効率よく取り去ることがで
きる。また、潤滑剤の効果により回転型磁気ヘッドの耐
摩耗性が向上するとともに、回転型磁気ヘッドに異物が
付着しにくくなる。
【0064】本実施の形態では潤滑剤を研磨材を塗布し
た後に含浸させた場合について述べたが、潤滑剤を研磨
粒子と一緒にバインダーに分散させて研磨材の塗料を作
り、シート状不織布に塗布を行ってももちろん良い。
【0065】(実施の形態16)図20にヘッドクリー
ナーの外観図を、図21に回転ローラーの断面図を示
す。図20、図21において、121は回転ローラー、
122はクリーニングシート、125は円盤状に打ち抜
いた不織布を層状に重ね合わせた軟質部材、123は回
転具、124は回転ローラー支持部を示す。ヘッドクリ
ーナーは、回転ローラー121と回転ローラー支持部1
24から構成され、回転ローラー121はクリーニング
シート122と軟質部材125と回転具123から構成
されている。クリーニングシート122は、例えば繊維
直径が約20μmのポリエステル繊維からなるシート状
の不織布に1μmのアルミナ粒子が片面だけに塗布して
あり、全厚は180μmである。軟質部材125は、例
えば厚みが100μmの不織布を円盤状に打ち抜き、3
5枚重ねて円筒形状にした物である。クリーニングシー
ト122は、軟質部材125の側面に研磨力のある面が
外側になるように巻き付けて接着する。軟質部材125
とクリーニングシート122との接着には、例えば塩素
系のガスやオルガノポリシロキ酸ガスの発生が少ない両
面粘着テープを用いる。回転ローラー121は、例えば
プラスチック製の回転具123に取り付けられており、
回転ローラ支持部124によって回転自在になるように
支持されている。
【0066】本実施の形態のヘッドクリーナーは、回転
型磁気ヘッドと接触させたときに、回転ドラムや回転型
磁気ヘッドの形状に合わせてヘッドクリーナーが変形す
るため回転型磁気ヘッドに付着した異物を効率よく取り
除くことができる。また、軟質部材として用いる不織布
の厚みや密度を調整することによってヘッドクリーナー
作動時の弾力性を調整することができる。
【0067】(実施の形態17)図22にヘッドクリー
ナーの外観図を示す。図22において、131は回転ロ
ーラー、132はクリーニングシート、135は軟質部
材、133は回転具、134は回転ローラー支持部を示
す。ヘッドクリーナーは、回転ローラー131と回転ロ
ーラー支持部134から構成され、回転ローラー131
はクリーニングシート132と軟質部材135と回転具
133から構成されている。クリーニングシート132
は、例えば繊維直径が約15μmのナイロン繊維からな
るシート状の不織布に1μmのアルミナ粒子が片面だけ
に塗布してあり、全厚は180μmである。軟質部材1
35は、例えば弾性率が0.2MPaの円筒形のスポン
ジである。クリーニングシート132は軟質部材135
の側面に研磨力のある面が外側になるように巻き付けて
接着する。軟質部材135とクリーニングシート132
との接着には、例えば塩素系のガスやオルガノポリシロ
キ酸ガスの発生が少ない両面粘着テープを用いる。回転
ローラー131は、例えばプラスチック製の回転具13
3に取り付けられており、回転ローラ支持部134によ
って回転自在になるように支持されている。
【0068】本実施の形態のヘッドクリーナーが回転型
磁気ヘッドをクリーニングする効果には軟質部材の弾力
性が大きな影響を与える。軟質部材の弾性率は0.1M
Pa以上2MPa以下が望ましい。弾性率が0.05M
Paより小さくなると軟らかすぎて十分なクリーニング
効果が得られず、逆に弾性率が2MPaより大きくなる
と回転型磁気ヘッドの摺動面との接触状態が悪くなり、
十分なクリーニング効果が得られなくなる。また、軟質
部材が堅くなると、回転型磁気ヘッドとヘッドクリーナ
ーが接触したときの衝撃力が吸収できずにヘッドチップ
が破損してしまうなどの悪影響もある。
【0069】
【発明の効果】以上のように本発明のヘッドクリーナー
によれば回転ドラムに傷をつけることなく回転型磁気ヘ
ッドに付着した異物を効率よく拭き取ることが出来る。
このため信頼性の高い磁気記録再生装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるヘッドクリ
ーナーの外観図
【図2】本発明の第1実施の形態における不織布の断面
【図3】本発明の第1実施の形態における電子顕微鏡写
【図4】本発明の第1実施の形態における不織布の断面
【図5】本発明の第1実施の形態における電子顕微鏡写
【図6】本発明の第2実施の形態におけるヘッドクリー
ナーの外観図
【図7】本発明の第3実施の形態におけるヘッドクリー
ナーの外観図
【図8】本発明の第4実施の形態におけるヘッドクリー
ナーの外観図
【図9】本発明の第5実施の形態におけるヘッドクリー
ナーの外観図
【図10】本発明の第6実施の形態におけるヘッドクリ
ーナーの外観図
【図11】本発明の第7実施の形態におけるヘッドクリ
ーナーの外観図
【図12】本発明の第8実施の形態におけるヘッドクリ
ーナーの外観図
【図13】本発明の第9実施の形態における磁気記録再
生装置のテープ走行系の概略図
【図14】本発明の第10実施の形態における磁気記録
再生装置のテープ走行系の概略図
【図15】本発明の第11実施の形態におけるヘッドク
リーナーの作動回路図
【図16】本発明の第12実施の形態におけるヘッドク
リーナーの外観図
【図17】本発明の第13実施の形態におけるヘッドク
リーナーの外観図
【図18】本発明の第14実施の形態におけるヘッドク
リーナーの外観図
【図19】本発明の第15実施の形態におけるヘッドク
リーナーの外観図
【図20】本発明の第16実施の形態におけるヘッドク
リーナーの外観図
【図21】本発明の第16実施の形態におけるヘッドク
リーナーの外観図
【図22】本発明の第17実施の形態におけるヘッドク
リーナーの外観図
【図23】従来例のヘッドクリーナーの外観図
【符号の説明】
1,11,21,31,41,51,61,71,8
1,91,101,111,121,131 回転ロー
ラー 2,12,22,,25,26,32,42,52,6
2,72,92,102,112,122,132 ク
リーニングシート 69,75,105,115,125,135 軟質部
材 3,13,23,33,43,53,63,73,9
3,103,113,123,133 回転具 4,14,24,34,44,54,64,74,9
4,104,114,124,134 回転ローラー支
持部 5 研磨剤 6,17,82 不織布 69,75 軟質部材 37 研磨テープ 70,45,80 ヘッドクリーナー 76,77 回転型磁気ヘッド 8 固定ドラム 7,47 回転ドラム 9,49 供給リール 10,50 巻き取りリール 15,16,55,56,78 ガイドポスト 18 テンションレギュレーター 19,20,27,57,58 回転ポスト 28 消去ヘッド 29,30,59,60 傾斜ポスト 35 音声・コントロールヘッド 36,65 キャプスタン 37,66 ピンチローラー 38,67 磁気テープ 39,46,68 ヘッドクリーナー作動方向 41 回転ドラム回転方向
フロントページの続き (72)発明者 宮田 敬三 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 渕 鉄男 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気記録再生装置に用いる回転型磁気ヘ
    ッドのテープ摺動面を接触しながらクリーニングするヘ
    ッドクリーナーにおいて、少なくとも1部分に研磨力を
    持つシート状不織布がテープ摺動面に接触する構成を持
    つことを特徴とするヘッドクリーナー。
  2. 【請求項2】 シート状不織布の片面に研磨材とバイン
    ダーからなる研磨材塗料を塗布していることを特徴とす
    る請求項1記載のヘッドクリーナー。
  3. 【請求項3】 シート状不織布に研磨材を部分的に含浸
    していることを特徴とする請求項1記載のヘッドクリー
    ナー。
  4. 【請求項4】 シート状不織布に少なくともナイロン繊
    維を含んでいることを特徴とする請求項2記載のヘッド
    クリーナー。
  5. 【請求項5】 シート状不織布がケブラー繊維またはス
    テンレス繊維を含んでいることを特徴とする請求項1記
    載の不織布のヘッドクリーナー。
  6. 【請求項6】 研磨材を塗布した後のシート状不織布の
    全厚が200μm以下であることを特徴とする請求項2
    記載のヘッドクリーナー。
  7. 【請求項7】 短冊状のシート状不織布をヘッドクリー
    ナーの回転軸に放射状に固着したことを特徴とする請求
    項1記載のヘッドクリーナー。
  8. 【請求項8】 短冊状のシート状不織布をヘッドクリー
    ナーの回転軸に研磨材塗料塗布面が同じ向きになるよう
    に放射状に固着していることを特徴とする請求項2記載
    のヘッドクリーナー。
  9. 【請求項9】 研磨力を持つシート状不織布と研磨力の
    ないシート状不織布を交互に配置することを特徴とする
    請求項7記載のヘッドクリーナー。
  10. 【請求項10】 研磨力の異なる複数のシート状不織布
    を用いることを特徴とする請求項7記載のヘッドクリー
    ナー。
  11. 【請求項11】 磁気記録再生装置に用いる回転型磁気
    ヘッドのテープ摺動面を接触しながらクリーニングする
    ヘッドクリーナーにおいて、短冊状のシート状不織布と
    研磨テープをヘッドクリーナーの回転軸に交互に放射状
    に固着していることを特徴とするヘッドクリーナー。
  12. 【請求項12】 短冊状のシート状不織布を研磨力があ
    る面が外側になるように長手方向に半分に折り曲げ、そ
    のループ状端面が外側になるように、回転軸に放射状に
    固着していることを特徴とする請求項2記載のヘッドク
    リーナー。
  13. 【請求項13】 短冊状のシート状不織布を長手方向の
    一方の端面と他方の同じ面でない端面を合わせてねじれ
    たループができるように固着し、そのループ状の不織布
    を回転軸に放射状に固着したことを特徴とする請求項2
    記載のヘッドクリーナー。
  14. 【請求項14】 シート状不織布を層状に重ね、側面が
    テープ摺動面に接触することを特徴とする請求項1記載
    のヘッドクリーナー。
  15. 【請求項15】 回転型磁気ヘッドを有する磁気記録再
    生装置であって、部分的に研磨力を持つシート状不織布
    からなるヘッドクリーナーを備えた磁気記録再生装置。
  16. 【請求項16】 回転型磁気ヘッドを有し、片面に研磨
    材を塗布した短冊状のシート状不織布を回転軸に研磨材
    塗布面が同じ向きになるように、放射状に固着したヘッ
    ドクリーナーを備えた磁気記録再生装置であって、ヘッ
    ドクリーナー作動時に通常は磁気ヘッドが研磨力の無い
    面と接触するように回転ドラムが回転し、磁気ヘッドに
    焼き付き等の強固な異物の付着を検知した場合には回転
    ドラムが逆方向に回転して磁気ヘッドに研磨力のある面
    が接触するように動作することを特徴とする磁気記録再
    生装置。
  17. 【請求項17】 記録再生時にエラーレートを検知し、
    所定のエラーレート以上になるとヘッドクリーナーを回
    転磁気ヘッドに接触させることを特徴とする請求項16
    記載の磁気記録再生装置。
  18. 【請求項18】 磁気記録再生装置に用いる回転型磁気
    ヘッドのテープ摺動面を接触しながらクリーニングする
    ヘッドクリーナーにおいて、短冊状のシート状不織布を
    ヘッドクリーナーの回転軸に放射状に固着していること
    を特徴とするヘッドクリーナー。
  19. 【請求項19】 磁気記録再生装置に用いる回転型磁気
    ヘッドのテープ摺動面を接触しながらクリーニングする
    ヘッドクリーナーにおいて、シート状で部分的に研磨力
    を持つ不織布を円筒状の軟質部材の外周に巻き付けて固
    着したことを特徴とするヘッドクリーナー。
  20. 【請求項20】 シート状不織布を、塩素や珪素の成分
    を含む揮発ガスの発生量が全体の重量に対して3%以内
    である両面粘着テープを用いて円柱状の軟質部材の外周
    に巻き付けて固着したことを特徴とする請求項19記載
    のヘッドクリーナー。
  21. 【請求項21】 直径が10μm以上30μm以下の繊維
    から作られたシート状の不織布に研磨材を部分的に塗布
    したことを特徴とする請求項19記載のヘッドクリーナ
    ー。
  22. 【請求項22】 シート状の不織布に研磨粒子径が1μ
    m以下の研磨材を部分的に塗布したことを特徴とする請
    求項19記載のヘッドクリーナー。
  23. 【請求項23】 磁気記録再生装置に用いる回転型磁気
    ヘッドのテープ摺動面を接触しながらクリーニングする
    ヘッドクリーナーにおいて、シート状不織布の表面に研
    磨材を部分的に塗布し、全体の表面積に対する塗布した
    面積の割合が30%以上80%以下であるシート状不織
    布を、円筒状の軟質部材の外周に巻き付けて固着したこ
    とを特徴とするヘッドクリーナー。
  24. 【請求項24】 磁気記録再生装置に用いる回転型磁気
    ヘッドのテープ摺動面を接触しながらクリーニングする
    ヘッドクリーナーにおいて、研磨材と潤滑剤を表面に備
    えたシート状不織布を円筒状の軟質部材の外周に巻き付
    けて固着したことを特徴とするヘッドクリーナー。
  25. 【請求項25】 磁気記録再生装置に用いる回転型磁気
    ヘッドのテープ摺動面を接触しながらクリーニングする
    ヘッドクリーナーにおいて、円盤状に打ち抜いた不織布
    を層状に重ねて円筒形状にし、その外周にシート状で部
    分的に研磨力を持つ不織布を巻き付けて固着したことを
    特徴とするヘッドクリーナー。
  26. 【請求項26】 磁気記録再生装置に用いる回転型磁気
    ヘッドのテープ摺動面を接触しながらクリーニングする
    ヘッドクリーナーにおいて、部分的に研磨力を持つシー
    ト状不織布を、ヤング率が0.1MPa以上2MPa以
    下である円筒状の軟質部材の外周に巻き付けて固着した
    ことを特徴とするヘッドクリーナー。
  27. 【請求項27】 部分的に研磨力を持つシート状不織布
    を、ヤング率が0.05MPa以上2MPa以下である
    円筒状のスポンジの外周に巻き付けて固着したことを特
    徴とする請求項26記載のヘッドクリーナー。
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JP (1) JPH09128720A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002113435A (ja) * 2000-07-31 2002-04-16 Nitto Denko Corp クリーニングシ―ト、及びこれを用いた基板処理装置のクリーニング方法

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