JPH09129764A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents
半導体装置およびその製造方法Info
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- JPH09129764A JPH09129764A JP7287137A JP28713795A JPH09129764A JP H09129764 A JPH09129764 A JP H09129764A JP 7287137 A JP7287137 A JP 7287137A JP 28713795 A JP28713795 A JP 28713795A JP H09129764 A JPH09129764 A JP H09129764A
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- H10D84/401—Combinations of FETs or IGBTs with BJTs
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- Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 MOSゲート電極とバイポーラエミッタ電極
を同一工程で形成し、BiCMOSの製造工程を削減す
る。 【解決手段】 上下2層の多結晶シリコン層で構成され
ているMOSゲートの下層多結晶シリコン層が、P型不
純物の拡散を抑制するとともに空乏化を防止するために
十分高濃度のN型不純物を導入する。また、CMOSと
同一の多結晶シリコン層をバイポーラトランジスタにも
用いる。
を同一工程で形成し、BiCMOSの製造工程を削減す
る。 【解決手段】 上下2層の多結晶シリコン層で構成され
ているMOSゲートの下層多結晶シリコン層が、P型不
純物の拡散を抑制するとともに空乏化を防止するために
十分高濃度のN型不純物を導入する。また、CMOSと
同一の多結晶シリコン層をバイポーラトランジスタにも
用いる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CMOSトランジ
スタおよびバイポーラトランジスタを同一基板上に形成
した複合型LSIに関し、特にMOSゲート電極とバイ
ポーラエミッタ電極の構造およびその製造方法に関する
ものである。
スタおよびバイポーラトランジスタを同一基板上に形成
した複合型LSIに関し、特にMOSゲート電極とバイ
ポーラエミッタ電極の構造およびその製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、高電流駆動能力を有するバイポー
ラトランジスタと高集積化に適したCMOSトランジス
タを同一チップ上に形成するBiCMOS技術は、ディ
ジタルおよびアナログ回路が混在するLSIの低電圧
化、高速化を実現する手法として注目されてきている。
しかし、バイポーラとCMOSを作り込むBiCMOS
では、工程数が多いためコスト面で不利となっており、
製造工程数削減のための提案が数多くなされている。
ラトランジスタと高集積化に適したCMOSトランジス
タを同一チップ上に形成するBiCMOS技術は、ディ
ジタルおよびアナログ回路が混在するLSIの低電圧
化、高速化を実現する手法として注目されてきている。
しかし、バイポーラとCMOSを作り込むBiCMOS
では、工程数が多いためコスト面で不利となっており、
製造工程数削減のための提案が数多くなされている。
【0003】従来、工程削減を実現するために用いられ
ているBiCMOS構造を有する半導体装置の一例を図
12に示す。図12の半導体装置の製造方法を図9〜1
1を用いて示すと、まずN+ 埋め込み層2、P+ 埋め込
み層3が形成された半導体基板1上にN型エピタキシャ
ル層4を形成した後、LOCOS法によりフィールド酸
化膜5を形成する。その後、N型ウェル領域6、P型ウ
ェル領域7およびN+型コレクタ引き出し領域8、バイ
ポーラトランジスタのベース領域9を形成する。次に、
MOSトランジスタのゲート酸化膜10を50〜200
Å形成した直後、多結晶シリコン層27を500〜10
00Å成長する。この多結晶シリコン層27は、引き続
いて行なわれるエミッタコンタクトを形成する工程にお
いて、MOSトランジスタのゲート酸化膜10の汚染や
損傷によるゲート酸化膜の耐性不良などの問題を防止す
るために用いられる(図9)。ゲート酸化膜形成直後、
多結晶シリコン層を形成する上記の手法については、例
えば特開平4−373163号公報で述べられている。
ているBiCMOS構造を有する半導体装置の一例を図
12に示す。図12の半導体装置の製造方法を図9〜1
1を用いて示すと、まずN+ 埋め込み層2、P+ 埋め込
み層3が形成された半導体基板1上にN型エピタキシャ
ル層4を形成した後、LOCOS法によりフィールド酸
化膜5を形成する。その後、N型ウェル領域6、P型ウ
ェル領域7およびN+型コレクタ引き出し領域8、バイ
ポーラトランジスタのベース領域9を形成する。次に、
MOSトランジスタのゲート酸化膜10を50〜200
Å形成した直後、多結晶シリコン層27を500〜10
00Å成長する。この多結晶シリコン層27は、引き続
いて行なわれるエミッタコンタクトを形成する工程にお
いて、MOSトランジスタのゲート酸化膜10の汚染や
損傷によるゲート酸化膜の耐性不良などの問題を防止す
るために用いられる(図9)。ゲート酸化膜形成直後、
多結晶シリコン層を形成する上記の手法については、例
えば特開平4−373163号公報で述べられている。
【0004】次に、図10に示すように、バイポーラト
ランジスタのエミッタ領域の多結晶シリコン27および
ゲート酸化膜10をエッチングしてエミッタコンタクト
12を形成した後、全面に多結晶シリコン層28を10
00〜2000Å堆積する。
ランジスタのエミッタ領域の多結晶シリコン27および
ゲート酸化膜10をエッチングしてエミッタコンタクト
12を形成した後、全面に多結晶シリコン層28を10
00〜2000Å堆積する。
【0005】次に、図11に示すように、多結晶シリコ
ン層28および27をエッチングしてNMOSトランジ
スタのゲート電極14、PMOSトランジスタのゲート
電極15、バイポーラトランジスタのエミッタ電極16
を形成する。その後、酸化膜を1000Å堆積した後、
異方性のドライエッチを行なってNMOSおよびPMO
S各トランジスタのゲート電極14,15およびバイポ
ーラトランジスタのエミッタ電極16の側壁にサンドウ
ォール17を形成する。次に、PMOSトランジスタの
ソース、ドレイン領域18a、ゲート電極15およびバ
イポーラトランジスタの外部ベース領域18bへ注入量
5〜7×1015cm-2でボロンをイオン注入する。一
方、NMOSトランジスタのソース、ドレイン領域19
およびゲート電極14とともにバイポーラトランジスタ
のエミッタ電極16には注入量1〜2×1016cm-2で
ヒ素をイオン注入する。その後、850〜900℃の窒
素雰囲気中で熱処理を行なって、イオン注入した不純物
を活性化する。この時、PMOSトランジスタのゲート
電極15では上層多結晶シリコン層28から下層多結晶
シリコン層27へボロンが拡散し、P型ゲート電極を形
成する。また、PMOSトランジスタのゲート電極15
では上層多結晶シリコン層28から下層多結晶シリコン
層27へヒ素が拡散し、N型ゲート電極が形成できる。
さらに、バイポーラトランジスタのエミッタ電極16で
は、上層多結晶シリコン層28からN型エピタキシャル
層4へヒ素が拡散し、バイポーラトランジスタのエミッ
タ領域20が形成される。
ン層28および27をエッチングしてNMOSトランジ
スタのゲート電極14、PMOSトランジスタのゲート
電極15、バイポーラトランジスタのエミッタ電極16
を形成する。その後、酸化膜を1000Å堆積した後、
異方性のドライエッチを行なってNMOSおよびPMO
S各トランジスタのゲート電極14,15およびバイポ
ーラトランジスタのエミッタ電極16の側壁にサンドウ
ォール17を形成する。次に、PMOSトランジスタの
ソース、ドレイン領域18a、ゲート電極15およびバ
イポーラトランジスタの外部ベース領域18bへ注入量
5〜7×1015cm-2でボロンをイオン注入する。一
方、NMOSトランジスタのソース、ドレイン領域19
およびゲート電極14とともにバイポーラトランジスタ
のエミッタ電極16には注入量1〜2×1016cm-2で
ヒ素をイオン注入する。その後、850〜900℃の窒
素雰囲気中で熱処理を行なって、イオン注入した不純物
を活性化する。この時、PMOSトランジスタのゲート
電極15では上層多結晶シリコン層28から下層多結晶
シリコン層27へボロンが拡散し、P型ゲート電極を形
成する。また、PMOSトランジスタのゲート電極15
では上層多結晶シリコン層28から下層多結晶シリコン
層27へヒ素が拡散し、N型ゲート電極が形成できる。
さらに、バイポーラトランジスタのエミッタ電極16で
は、上層多結晶シリコン層28からN型エピタキシャル
層4へヒ素が拡散し、バイポーラトランジスタのエミッ
タ領域20が形成される。
【0006】次に、上述の工程で形成した素子上に堆積
した層間絶縁膜21にコンタクトを開口した後、タング
ステン等でプラグ22を形成し、各金属配線23を形成
すると、図12に示す半導体装置が得られる。
した層間絶縁膜21にコンタクトを開口した後、タング
ステン等でプラグ22を形成し、各金属配線23を形成
すると、図12に示す半導体装置が得られる。
【0007】この従来例では、ゲート電極とエミッタ電
極を同一の多結晶シリコン層で形成し、PMOSトラン
ジスタのソース、ドレイン領域とバイポーラトランジス
タの外部ベース領域とを同一工程で形成するとともに、
NMOSトランジスタのソース、ドレイン形成とバイポ
ーラトランジスタのエミッタ電極への不純物導入を同一
工程で行なうなどして製造工程の簡略化が図られてい
る。
極を同一の多結晶シリコン層で形成し、PMOSトラン
ジスタのソース、ドレイン領域とバイポーラトランジス
タの外部ベース領域とを同一工程で形成するとともに、
NMOSトランジスタのソース、ドレイン形成とバイポ
ーラトランジスタのエミッタ電極への不純物導入を同一
工程で行なうなどして製造工程の簡略化が図られてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図12
に示す構造の従来の半導体装置およびその製造方法で
は、次のような問題点がある。
に示す構造の従来の半導体装置およびその製造方法で
は、次のような問題点がある。
【0009】上層多結晶シリコン層にボロンを注入し、
拡散して形成されるPMOSトランジスタのP型ゲート
電極部では、下層多結晶シリコン層へ拡散したボロンが
ゲート酸化膜を通してシリコン基板へと拡散(公知のボ
ロンの突き抜け現象)し、PMOSトランジスタのしき
い値電圧ばらつきの原因となる。またボロンの突き抜け
は、熱処理雰囲気や温度、また、多結晶シリコン中にフ
ッ素が存在することによって加速されるため、ゲート電
極へのボロン導入後の製造工程への制約が多くなる。
拡散して形成されるPMOSトランジスタのP型ゲート
電極部では、下層多結晶シリコン層へ拡散したボロンが
ゲート酸化膜を通してシリコン基板へと拡散(公知のボ
ロンの突き抜け現象)し、PMOSトランジスタのしき
い値電圧ばらつきの原因となる。またボロンの突き抜け
は、熱処理雰囲気や温度、また、多結晶シリコン中にフ
ッ素が存在することによって加速されるため、ゲート電
極へのボロン導入後の製造工程への制約が多くなる。
【0010】また、下層多結晶シリコン層成長後のエミ
ッタコンタクト形成工程でレジストマスク形成やその後
のレジスト除去工程等が入るため、下層多結晶シリコン
層表面に薄い自然酸化膜が生じてしまう。この薄い酸化
膜はNMOSトランジスタにおいて次のような不具合を
生じさせる。即ち、ゲート電極の上層多結晶シリコン層
に導入された不純物が、下層多結晶シリコン層へ拡散す
るときのバリアとなり、上下層多結晶シリコン層中に均
一に再分布しようとするのを妨げて下層多結晶シリコン
層の不純物濃度が低くなってしまう。下層多結晶シリコ
ン層中の不純物濃度が低いと、ゲート電極に電圧を印加
し、MOSトランジスタをオン状態にしようとした際
に、多結晶シリコン層内で空乏層が広がるため、シリコ
ン基板内に十分チャネルが形成されず、NMOSトラン
ジスタ特性の低下を生じるという問題がある。また、バ
イポーラトランジスタのエミッタ部においては、エミッ
タコンタクト近傍の下層多結晶シリコン層から十分エミ
ッタ領域へ不純物が拡散されず、エミッタコンタクト周
辺部の不純物が低下するいわゆる“プラグ効果”が著し
くなり、電流増幅率の低下や、エミッタ抵抗の増大等の
不具合を生じる。
ッタコンタクト形成工程でレジストマスク形成やその後
のレジスト除去工程等が入るため、下層多結晶シリコン
層表面に薄い自然酸化膜が生じてしまう。この薄い酸化
膜はNMOSトランジスタにおいて次のような不具合を
生じさせる。即ち、ゲート電極の上層多結晶シリコン層
に導入された不純物が、下層多結晶シリコン層へ拡散す
るときのバリアとなり、上下層多結晶シリコン層中に均
一に再分布しようとするのを妨げて下層多結晶シリコン
層の不純物濃度が低くなってしまう。下層多結晶シリコ
ン層中の不純物濃度が低いと、ゲート電極に電圧を印加
し、MOSトランジスタをオン状態にしようとした際
に、多結晶シリコン層内で空乏層が広がるため、シリコ
ン基板内に十分チャネルが形成されず、NMOSトラン
ジスタ特性の低下を生じるという問題がある。また、バ
イポーラトランジスタのエミッタ部においては、エミッ
タコンタクト近傍の下層多結晶シリコン層から十分エミ
ッタ領域へ不純物が拡散されず、エミッタコンタクト周
辺部の不純物が低下するいわゆる“プラグ効果”が著し
くなり、電流増幅率の低下や、エミッタ抵抗の増大等の
不具合を生じる。
【0011】本発明は、上記問題に鑑み、これらの問題
点を解決し、良好な特性を有する半導体装置およびその
製造方法を提供することを目的とするものである。
点を解決し、良好な特性を有する半導体装置およびその
製造方法を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の半導体装置は、COMSおよびバイポーラ
トランジスタが同一半導体基板上に形成された半導体集
積回路において、CMOSのゲート電極およびバイポー
ラトランジスタのエミッタ電極が同一の上下2層多結晶
シリコン層から構成されており、PMOSゲート電極の
多結晶シリコン層中に含まれるP型不純物濃度がN型不
純物濃度よりも高く設定されており、前記N型不純物と
同種のN型不純物がNMOSゲート電極およびバイポー
ラエミッタ電極にも含まれている。
に、本発明の半導体装置は、COMSおよびバイポーラ
トランジスタが同一半導体基板上に形成された半導体集
積回路において、CMOSのゲート電極およびバイポー
ラトランジスタのエミッタ電極が同一の上下2層多結晶
シリコン層から構成されており、PMOSゲート電極の
多結晶シリコン層中に含まれるP型不純物濃度がN型不
純物濃度よりも高く設定されており、前記N型不純物と
同種のN型不純物がNMOSゲート電極およびバイポー
ラエミッタ電極にも含まれている。
【0013】また、本発明の半導体装置は、PMOSゲ
ート電極の多結晶シリコン層中に含まれるP型不純物濃
度が第1のN型不純物濃度よりも高く設定されており、
NMOSゲート電極およびバイポーラエミッタ電極の多
結晶シリコン層中に前記第1のN型不純物と第2のN型
不純物を含んでいる。
ート電極の多結晶シリコン層中に含まれるP型不純物濃
度が第1のN型不純物濃度よりも高く設定されており、
NMOSゲート電極およびバイポーラエミッタ電極の多
結晶シリコン層中に前記第1のN型不純物と第2のN型
不純物を含んでいる。
【0014】また、本発明の半導体装置の製造方法は、
バイポーラとMOS部よりなる集積回路において、半導
体基板上のMOSおよびバイポーラトランジスタ部にM
OSのゲート絶縁膜となる第1の絶縁膜を形成した後、
前記第1の絶縁膜上に第1のN型不純物を含む第1の多
結晶シリコン層を形成する工程と、少なくとも前記バイ
ポーラ部の前記第1の多結晶シリコン層および前記第1
の絶縁膜に電極窓を開口した後、全面に第2の多結晶シ
リコン層を形成する工程と、前記第1および第2の多結
晶シリコン層をエッチング法によりMOSトランジスタ
のゲート電極およびバイポーラトランジスタのエミッタ
電極に形成する工程と、前記第1および第2の多結晶シ
リコン層に不純物を導入する工程とを備えている。
バイポーラとMOS部よりなる集積回路において、半導
体基板上のMOSおよびバイポーラトランジスタ部にM
OSのゲート絶縁膜となる第1の絶縁膜を形成した後、
前記第1の絶縁膜上に第1のN型不純物を含む第1の多
結晶シリコン層を形成する工程と、少なくとも前記バイ
ポーラ部の前記第1の多結晶シリコン層および前記第1
の絶縁膜に電極窓を開口した後、全面に第2の多結晶シ
リコン層を形成する工程と、前記第1および第2の多結
晶シリコン層をエッチング法によりMOSトランジスタ
のゲート電極およびバイポーラトランジスタのエミッタ
電極に形成する工程と、前記第1および第2の多結晶シ
リコン層に不純物を導入する工程とを備えている。
【0015】また、本発明の半導体装置の製造方法は、
上記第1および第2の多結晶シリコン層に不純物を導入
する工程において、PMOSゲート電極の多結晶シリコ
ン層には第1のN型不純物の濃度よりも高いP型不純物
を導入し、NMOSゲート電極およびバイポーラエミッ
タ電極の多結晶シリコン層には同じ第1のN型不純物を
導入している。
上記第1および第2の多結晶シリコン層に不純物を導入
する工程において、PMOSゲート電極の多結晶シリコ
ン層には第1のN型不純物の濃度よりも高いP型不純物
を導入し、NMOSゲート電極およびバイポーラエミッ
タ電極の多結晶シリコン層には同じ第1のN型不純物を
導入している。
【0016】さらに、本発明の半導体装置の製造方法で
は、前記NMOSゲート電極およびバイポーラ電極の多
結晶シリコン層には前記第1層目の多結晶シリコン層に
含まれる第1のN型不純物とは異なる第2のN型不純物
を導入してもよい。
は、前記NMOSゲート電極およびバイポーラ電極の多
結晶シリコン層には前記第1層目の多結晶シリコン層に
含まれる第1のN型不純物とは異なる第2のN型不純物
を導入してもよい。
【0017】また、本発明の半導体装置の製造方法で
は、前記第1のN型不純物を含む第1の多結晶シリコン
層を形成する工程は、第1のN型不純物を第1の多結晶
シリコン層と同時に導入しても、また、第1の多結晶シ
リコン層を堆積後、イオン注入法等により導入してもよ
い。また、前述のPMOSゲート電極、NMOSゲート
電極、エミッタ電極の多結晶シリコン層への不純物導入
の順番は制約を受けるものではない。
は、前記第1のN型不純物を含む第1の多結晶シリコン
層を形成する工程は、第1のN型不純物を第1の多結晶
シリコン層と同時に導入しても、また、第1の多結晶シ
リコン層を堆積後、イオン注入法等により導入してもよ
い。また、前述のPMOSゲート電極、NMOSゲート
電極、エミッタ電極の多結晶シリコン層への不純物導入
の順番は制約を受けるものではない。
【0018】
【作用】本発明は、上記に示した構成によって次のよう
に作用を営む。
に作用を営む。
【0019】CMOSのPMOS電極ゲートを構成する
多結晶シリコン層中に含まれるN型不純物によりP型多
結晶シリコン層中のボロンの拡散が抑制され、ボロンが
ゲート酸化膜を突き抜けてシリコン基板内へ入ることが
抑制され、しきい値電圧変動等のトランジスタ特性の変
動量を問題なくすることができる。
多結晶シリコン層中に含まれるN型不純物によりP型多
結晶シリコン層中のボロンの拡散が抑制され、ボロンが
ゲート酸化膜を突き抜けてシリコン基板内へ入ることが
抑制され、しきい値電圧変動等のトランジスタ特性の変
動量を問題なくすることができる。
【0020】一方、NMOSゲート電極を構成する上下
2層多結晶シリコン層間に薄い界面酸化膜が生じた場合
でも、あらかじめ下層多結晶シリコン層中に高濃度のN
型不純物を導入してあるので、ゲート電極の空乏化を防
止できる。
2層多結晶シリコン層間に薄い界面酸化膜が生じた場合
でも、あらかじめ下層多結晶シリコン層中に高濃度のN
型不純物を導入してあるので、ゲート電極の空乏化を防
止できる。
【0021】また、バイポーラトランジスタのエミッタ
電極においては、エミッタコンタクト近傍の下層多結晶
シリコン層中に含まれたN型不純物もエミッタ領域へ拡
散されるため、公知のエミッタプラグ効果によるエミッ
タコンタクト周辺部でのN型不純物濃度の低下がなく、
バイポーラトランジスタの電流増幅率を向上できるとと
もにエミッタ抵抗を低減することができる。
電極においては、エミッタコンタクト近傍の下層多結晶
シリコン層中に含まれたN型不純物もエミッタ領域へ拡
散されるため、公知のエミッタプラグ効果によるエミッ
タコンタクト周辺部でのN型不純物濃度の低下がなく、
バイポーラトランジスタの電流増幅率を向上できるとと
もにエミッタ抵抗を低減することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下本発明の第1の実施形態につ
いて、図面に基づいて説明する。図1〜図4は、本発明
の第1の実施形態における半導体装置の各製造工程断面
図を示す。
いて、図面に基づいて説明する。図1〜図4は、本発明
の第1の実施形態における半導体装置の各製造工程断面
図を示す。
【0023】まず、N+ 埋め込み層2、P+ 埋め込み層
3が形成されたP型シリコン基板1上にN型エピタキシ
ャル層4を形成した後、LOCOS法によりフィールド
酸化膜5を形成する。その後、N型ウェル領域6、P型
ウェル領域7、N+ 型コレクタ引き出し領域8、バイポ
ーラトランジスタのベース領域9を形成する。次に、M
OSトランジスタのゲート酸化膜10を50〜200Å
形成した後、全面に成長した厚さ500〜1000Åの
多結晶シリコン層11にヒ素をイオン注入してドープす
る。このとき、ヒ素の注入量は、ゲート電極に電圧を印
加した際、空乏層が広がることを防止するため、2〜6
×1015cm-2とする(図1)。なお、多結晶シリコン
層へのヒ素導入方法としては、多結晶シリコン層11中
のヒ素濃度が上記のイオン注入法と同等に設定できるな
らば、CVDによる多結晶シリコン成長と同等にヒ素を
導入するinsitu法等、他の方法を用いてもよい。
また、注入する不純物としては、N型不純物であるリ
ン、アンチモンを用いても良い。
3が形成されたP型シリコン基板1上にN型エピタキシ
ャル層4を形成した後、LOCOS法によりフィールド
酸化膜5を形成する。その後、N型ウェル領域6、P型
ウェル領域7、N+ 型コレクタ引き出し領域8、バイポ
ーラトランジスタのベース領域9を形成する。次に、M
OSトランジスタのゲート酸化膜10を50〜200Å
形成した後、全面に成長した厚さ500〜1000Åの
多結晶シリコン層11にヒ素をイオン注入してドープす
る。このとき、ヒ素の注入量は、ゲート電極に電圧を印
加した際、空乏層が広がることを防止するため、2〜6
×1015cm-2とする(図1)。なお、多結晶シリコン
層へのヒ素導入方法としては、多結晶シリコン層11中
のヒ素濃度が上記のイオン注入法と同等に設定できるな
らば、CVDによる多結晶シリコン成長と同等にヒ素を
導入するinsitu法等、他の方法を用いてもよい。
また、注入する不純物としては、N型不純物であるリ
ン、アンチモンを用いても良い。
【0024】次に、バイポーラトランジスタ領域の多結
晶シリコン11およびゲート酸化膜10をエッチングし
てエミッタコンタクト12を形成した後、全面に厚さ1
000〜2000Åのヒ素をドープされた多結晶シリコ
ン層13を形成する(図2)。
晶シリコン11およびゲート酸化膜10をエッチングし
てエミッタコンタクト12を形成した後、全面に厚さ1
000〜2000Åのヒ素をドープされた多結晶シリコ
ン層13を形成する(図2)。
【0025】次に、多結晶シリコン層13および11を
エッチングしてNMOSトランジスタのゲート電極1
4、PMOSトランジスタのゲート電極15、バイポー
ラトランジスタのエミッタ電極16を形成する。その
後、酸化膜を1000Å堆積した後、異方性のドライエ
ッチを行なってゲート電極14,15およびエミッタ電
極16それぞれの側壁にサイドウォール17を形成す
る。次に、PMOSトランジスタのソース、ドレイン領
域18a、ゲート電極15およびバイポーラトランジス
タの外部ベース領域18bへ注入量5〜9×1015cm
-2でボロンをイオン注入する。一方、NMOSトランジ
スタのソース、ドレイン領域19およびゲート電極14
とともにバイポーラトランジスタのエミッタ電極16に
は、1〜2×1016cm-2でヒ素をイオン注入する。な
お、注入不純物はリンであってもよい。その後、850
〜900℃の窒素雰囲気中で熱処理を行なって、イオン
注入した不純物を活性化する。この時、PMOSトラン
ジスタのゲート電極15では上層多結晶シリコン層13
から下層多結晶シリコン層11へボロンが拡散し、下層
多結晶シリコン層のN型不純物が補償され、P型ゲート
電極が形成できる。また、バイポーラトランジスタのエ
ミッタ電極16では、上層多結晶シリコン層13からN
型エピタキシャル層4へヒ素が拡散し、バイポーラトラ
ンジスタのエミッタ領域20が形成される(図3)。な
お、上記構造のバイポーラトランジスタでは、エミッタ
コンタクト12外側のゲート酸化膜10上に形成されて
いる多結晶シリコン層11からもエミッタ領域へヒ素が
拡散されるため、エミッタコンタクト12周辺部のヒ素
濃度を高める事が出来、バイポーラトランジスタの電流
増幅率を向上できるとともにエミッタ抵抗を低減するこ
とができる。
エッチングしてNMOSトランジスタのゲート電極1
4、PMOSトランジスタのゲート電極15、バイポー
ラトランジスタのエミッタ電極16を形成する。その
後、酸化膜を1000Å堆積した後、異方性のドライエ
ッチを行なってゲート電極14,15およびエミッタ電
極16それぞれの側壁にサイドウォール17を形成す
る。次に、PMOSトランジスタのソース、ドレイン領
域18a、ゲート電極15およびバイポーラトランジス
タの外部ベース領域18bへ注入量5〜9×1015cm
-2でボロンをイオン注入する。一方、NMOSトランジ
スタのソース、ドレイン領域19およびゲート電極14
とともにバイポーラトランジスタのエミッタ電極16に
は、1〜2×1016cm-2でヒ素をイオン注入する。な
お、注入不純物はリンであってもよい。その後、850
〜900℃の窒素雰囲気中で熱処理を行なって、イオン
注入した不純物を活性化する。この時、PMOSトラン
ジスタのゲート電極15では上層多結晶シリコン層13
から下層多結晶シリコン層11へボロンが拡散し、下層
多結晶シリコン層のN型不純物が補償され、P型ゲート
電極が形成できる。また、バイポーラトランジスタのエ
ミッタ電極16では、上層多結晶シリコン層13からN
型エピタキシャル層4へヒ素が拡散し、バイポーラトラ
ンジスタのエミッタ領域20が形成される(図3)。な
お、上記構造のバイポーラトランジスタでは、エミッタ
コンタクト12外側のゲート酸化膜10上に形成されて
いる多結晶シリコン層11からもエミッタ領域へヒ素が
拡散されるため、エミッタコンタクト12周辺部のヒ素
濃度を高める事が出来、バイポーラトランジスタの電流
増幅率を向上できるとともにエミッタ抵抗を低減するこ
とができる。
【0026】次に、上述の工程で形成した素子上に堆積
した層間絶縁膜21にコンタクトを開口した後、タング
ステン等でプラグ22を形成し、各金属配線23を形成
すると、図4に示す半導体装置が得られる。
した層間絶縁膜21にコンタクトを開口した後、タング
ステン等でプラグ22を形成し、各金属配線23を形成
すると、図4に示す半導体装置が得られる。
【0027】図5〜図7は、本発明の第2の実施形態に
おける半導体装置の各製造工程断面図を示す。製造工程
の初めの部分は、第1の実施形態と同一であるので説明
を省略する。
おける半導体装置の各製造工程断面図を示す。製造工程
の初めの部分は、第1の実施形態と同一であるので説明
を省略する。
【0028】第1の実施形態に示した図1の工程の後、
バイポーラトランジスタのエミッタ領域およびMOSト
ランジスタのソース、ドレイン形成予定領域の一部の多
結晶シリコン11およびゲート酸化膜10をエッチング
してエミッタコンタクト12およびダイレクトコンタク
ト24を形成した後、全面に膜厚1000〜2000Å
の多結晶シリコン層13を堆積する(図5)。なお、ダ
イレクトコンタクト24は、従来メモリセル内部のトラ
ンジスタ拡散領域から引き出し電極を取り出す際に使わ
れるコンタクト構造である。
バイポーラトランジスタのエミッタ領域およびMOSト
ランジスタのソース、ドレイン形成予定領域の一部の多
結晶シリコン11およびゲート酸化膜10をエッチング
してエミッタコンタクト12およびダイレクトコンタク
ト24を形成した後、全面に膜厚1000〜2000Å
の多結晶シリコン層13を堆積する(図5)。なお、ダ
イレクトコンタクト24は、従来メモリセル内部のトラ
ンジスタ拡散領域から引き出し電極を取り出す際に使わ
れるコンタクト構造である。
【0029】次に、多結晶シリコン層13,11をエッ
チングしてNMOSトランジスタのゲート電極14、P
MOSトランジスタのゲート電極15、ダイレクトコン
タクト引き出し電極25、バイポーラトランジスタのエ
ミッタ電極16を形成する。その後、酸化膜を1000
Å堆積した後、異方性のドライエッチを行なってゲート
電極14,15、ダイレクトコンタクト引き出し電極2
5およびバイポーラトランジスタのエミッタ電極16の
側壁にサイドウォール17を形成する。次に、PMOS
トランジスタのソース、ドレイン領域18aおよびバイ
ポーラトランジスタの外部ベース領域18bへ注入量5
〜9×1015cm-2でボロンをイオン注入する。一方、
NMOSトランジスタのソース、ドレイン領域19、ゲ
ート電極14およびダイレクトコンタクト引き出し電極
25には、2〜4×1015cm-2の注入量でヒ素又はリ
ンをイオン注入する。また、バイポーラトランジスタの
エミッタ電極16には1〜2×1016cm-2の注入量で
ヒ素又はリンをイオン注入する。その後、850〜90
0℃の窒素雰囲気中で熱処理を行ない、注入した不純物
を活性化する。この時、PMOSトランジスタのゲート
電極15では上層多結晶シリコン層13から下層多結晶
シリコン層11へボロンが拡散し、下層多結晶シリコン
層のN型不純物が補償され、ゲート電極15全体をP型
に形成することができる。また、バイポーラトランジス
タのエミッタ電極16では、上層多結晶シリコン層13
からN型エピタキシャル層4へヒ素が拡散し、エミッタ
領域20が形成される。さらに、ダイレクトコンタクト
引き出し電極25においては、多結晶シリコン層13か
らシリコン基板へ十分ヒ素が拡散され、接触抵抗が低減
される。続いて、スパッタ法等で200Å程度の厚さの
チタンを全面に成膜し、熱処理して拡散層のPMOSト
ランジスタのソース、ドレイン領域18a、バイポーラ
トランジスタの外部ベース領域18b、NMOSトラン
ジスタのソース、ドレイン領域19、ゲート電極14,
15、ダイレクトコンタクト引き出し電極25およびバ
イポーラトランジスタのエミッタ電極16の多結晶シリ
コン層表面にシリサイド層26を形成する(図6)。
チングしてNMOSトランジスタのゲート電極14、P
MOSトランジスタのゲート電極15、ダイレクトコン
タクト引き出し電極25、バイポーラトランジスタのエ
ミッタ電極16を形成する。その後、酸化膜を1000
Å堆積した後、異方性のドライエッチを行なってゲート
電極14,15、ダイレクトコンタクト引き出し電極2
5およびバイポーラトランジスタのエミッタ電極16の
側壁にサイドウォール17を形成する。次に、PMOS
トランジスタのソース、ドレイン領域18aおよびバイ
ポーラトランジスタの外部ベース領域18bへ注入量5
〜9×1015cm-2でボロンをイオン注入する。一方、
NMOSトランジスタのソース、ドレイン領域19、ゲ
ート電極14およびダイレクトコンタクト引き出し電極
25には、2〜4×1015cm-2の注入量でヒ素又はリ
ンをイオン注入する。また、バイポーラトランジスタの
エミッタ電極16には1〜2×1016cm-2の注入量で
ヒ素又はリンをイオン注入する。その後、850〜90
0℃の窒素雰囲気中で熱処理を行ない、注入した不純物
を活性化する。この時、PMOSトランジスタのゲート
電極15では上層多結晶シリコン層13から下層多結晶
シリコン層11へボロンが拡散し、下層多結晶シリコン
層のN型不純物が補償され、ゲート電極15全体をP型
に形成することができる。また、バイポーラトランジス
タのエミッタ電極16では、上層多結晶シリコン層13
からN型エピタキシャル層4へヒ素が拡散し、エミッタ
領域20が形成される。さらに、ダイレクトコンタクト
引き出し電極25においては、多結晶シリコン層13か
らシリコン基板へ十分ヒ素が拡散され、接触抵抗が低減
される。続いて、スパッタ法等で200Å程度の厚さの
チタンを全面に成膜し、熱処理して拡散層のPMOSト
ランジスタのソース、ドレイン領域18a、バイポーラ
トランジスタの外部ベース領域18b、NMOSトラン
ジスタのソース、ドレイン領域19、ゲート電極14,
15、ダイレクトコンタクト引き出し電極25およびバ
イポーラトランジスタのエミッタ電極16の多結晶シリ
コン層表面にシリサイド層26を形成する(図6)。
【0030】ここで、シリサイド層の抵抗は、多結晶シ
リコン層へヒ素注入量の影響を強く受け、図8に示す関
係がある。このため、多結晶シリコン層13へヒ素注入
量が2〜4×1015cm-2と低いNMOSトランジスタ
のゲート電極14およびダイレクトコンタクト引き出し
電極25上では、低抵抗のシリサイド層を形成できるの
に対して、ヒ素注入量が1〜2×1016cm-2と高いバ
イポーラトランジスタ部のエミッタ電極16上では、シ
リサイド反応が抑制されてシリサイド膜厚が薄くなるた
め、ゲート電極上のシリサイド層よりも高抵抗となる。
しかし、エミッタ電極の最小幅は、通常2〜3μmとM
OSトランジスタのゲート電極(0.2〜0.3μm)
に比べて10倍程度大きいため、抵抗が高くなったとし
ても実使用上問題ない。
リコン層へヒ素注入量の影響を強く受け、図8に示す関
係がある。このため、多結晶シリコン層13へヒ素注入
量が2〜4×1015cm-2と低いNMOSトランジスタ
のゲート電極14およびダイレクトコンタクト引き出し
電極25上では、低抵抗のシリサイド層を形成できるの
に対して、ヒ素注入量が1〜2×1016cm-2と高いバ
イポーラトランジスタ部のエミッタ電極16上では、シ
リサイド反応が抑制されてシリサイド膜厚が薄くなるた
め、ゲート電極上のシリサイド層よりも高抵抗となる。
しかし、エミッタ電極の最小幅は、通常2〜3μmとM
OSトランジスタのゲート電極(0.2〜0.3μm)
に比べて10倍程度大きいため、抵抗が高くなったとし
ても実使用上問題ない。
【0031】次に、上述の工程で形成した素子上に堆積
した層間絶縁膜21にコンタクトを開口した後、タング
ステン等でプラグ22を形成し、各金属配線23を形成
すると、図7に示す半導体装置が得られる。
した層間絶縁膜21にコンタクトを開口した後、タング
ステン等でプラグ22を形成し、各金属配線23を形成
すると、図7に示す半導体装置が得られる。
【0032】上記の方法を用いれば、CMOSトランジ
スタ部に低抵抗のシリサイド層を形成できるだけでな
く、工程数を増やすことなしにバイポーラトランジスタ
のエミッタコンタクトと同時にダイレクトコンタクト引
き出し電極の抵抗を同時に低減することができる。
スタ部に低抵抗のシリサイド層を形成できるだけでな
く、工程数を増やすことなしにバイポーラトランジスタ
のエミッタコンタクトと同時にダイレクトコンタクト引
き出し電極の抵抗を同時に低減することができる。
【0033】また、下層の第1層多結晶シリコン層に導
入するN型不純物は、前述のようにヒ素、リン、アンチ
モン等を選ぶことが出来るが、多結晶シリコン粒界への
不純物偏析が少なく低濃度でも制御性の高いリンが最適
である。一方、上層の第2層多結晶シリコン層に導入す
るN型不純物は、エミッタ拡散層の深さを浅く形成し、
バイポーラトランジスタの特性を向上したい場合にはヒ
素が適当であるが、ダイレクトコンタクトの抵抗低減な
どにはリンが適している。また、チタンシリサイド化に
おいても、リンを導入することにより図8に示すような
不純物とシリサイド抵抗値の関係をヒ素よりも改善でき
る。従って、これらのことから第1層および第2層多結
晶シリコン層にそれぞれ導入する不純物は、リン(第1
のN型不純物)とヒ素(第2のN型不純物)とを所望の
トランジスタ特性に導入し分けることができる。
入するN型不純物は、前述のようにヒ素、リン、アンチ
モン等を選ぶことが出来るが、多結晶シリコン粒界への
不純物偏析が少なく低濃度でも制御性の高いリンが最適
である。一方、上層の第2層多結晶シリコン層に導入す
るN型不純物は、エミッタ拡散層の深さを浅く形成し、
バイポーラトランジスタの特性を向上したい場合にはヒ
素が適当であるが、ダイレクトコンタクトの抵抗低減な
どにはリンが適している。また、チタンシリサイド化に
おいても、リンを導入することにより図8に示すような
不純物とシリサイド抵抗値の関係をヒ素よりも改善でき
る。従って、これらのことから第1層および第2層多結
晶シリコン層にそれぞれ導入する不純物は、リン(第1
のN型不純物)とヒ素(第2のN型不純物)とを所望の
トランジスタ特性に導入し分けることができる。
【0034】なお、上記の実施形態において、導入する
不純物の導電型を入れ替えても、従来の構造および製造
方法で生じていた問題を解決できることは言うまでもな
い。
不純物の導電型を入れ替えても、従来の構造および製造
方法で生じていた問題を解決できることは言うまでもな
い。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、下記に示
す効果が得られた。
す効果が得られた。
【0036】CMOSトランジスタのP型電極ゲートを
構成する下層多結晶シリコン層にN型不純物ヒ素が導入
されたため、上層多結晶シリコンからのP型不純物が下
層多結晶シリコン層へ拡散されP型になっても、膜中に
含まれるヒ素原子がボロン原子をトラップし、更に拡散
するのを抑制し、P型不純物がゲート酸化膜を突き抜け
てシリコン基板内へ入ることを防止する。この結果、ト
ランジスタ特性の変動を抑制することが可能になる。
構成する下層多結晶シリコン層にN型不純物ヒ素が導入
されたため、上層多結晶シリコンからのP型不純物が下
層多結晶シリコン層へ拡散されP型になっても、膜中に
含まれるヒ素原子がボロン原子をトラップし、更に拡散
するのを抑制し、P型不純物がゲート酸化膜を突き抜け
てシリコン基板内へ入ることを防止する。この結果、ト
ランジスタ特性の変動を抑制することが可能になる。
【0037】また、N型ゲート電極を構成する上下多結
晶シリコン層間に薄い酸化膜が生じた場合でも、あらか
じめ下層多結晶シリコン層に高濃度のN型不純物をドー
プしてあるため、ゲートの空乏化を防止するとことが可
能になる。
晶シリコン層間に薄い酸化膜が生じた場合でも、あらか
じめ下層多結晶シリコン層に高濃度のN型不純物をドー
プしてあるため、ゲートの空乏化を防止するとことが可
能になる。
【0038】さらに、バイポーラトランジスタ部では、
エミッタコンタクト近傍の多結晶シリコン層からもエミ
ッタ領域へヒ素が十分拡散されるため、エミッタコンタ
クト周辺部でのヒ素濃度を高く出来、高い電流増幅率と
十分低いエミッタ抵抗を実現できる。
エミッタコンタクト近傍の多結晶シリコン層からもエミ
ッタ領域へヒ素が十分拡散されるため、エミッタコンタ
クト周辺部でのヒ素濃度を高く出来、高い電流増幅率と
十分低いエミッタ抵抗を実現できる。
【図1】本発明の第1の実施形態における第1の製造工
程断面図である。
程断面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態における第2の製造工
程断面図である。
程断面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態における第3の製造工
程断面図である。
程断面図である。
【図4】本発明の第1の実施形態における最終構造断面
図である。
図である。
【図5】本発明の第2の実施形態における第1の製造工
程断面図である。
程断面図である。
【図6】本発明の第2の実施形態における第2の製造工
程断面図である。
程断面図である。
【図7】本発明の第2の実施形態における最終構造断面
図である。
図である。
【図8】シリサイド層の抵抗とヒ素注入量の関係を示す
グラフである。
グラフである。
【図9】従来の技術における第1の製造工程断面図であ
る。
る。
【図10】従来の技術における第2の製造工程断面図で
ある。
ある。
【図11】従来の技術における第3の製造工程断面図で
ある。
ある。
【図12】従来の技術における最終構造断面図である。
1 P型シリコン基板 2 N+ 埋め込み層 3 P+ 埋め込み層 4 N型エピタキシャル層 5 フィールド酸化膜 6 N型ウェル領域 7 P型ウェル領域 8 N+ 型コレクタ引き出し領域 9 バイポーラトランジスタのベース領域 10 ゲート酸化膜 11 多結晶シリコン層 12 エミッタコンタクト 13 多結晶シリコン層 14 NMOSトランジスタのゲート電極 15 PMOSトランジスタのゲート電極 16 バイポーラトランジスタのエミッタ電極 17 サイドウォール 18a PMOSトランジスタのソース、ドレイン領
域 18b バイポーラトランジスタの外部ベース領域 19 NMOSトランジスタのソース、ドレイン領域 20 バイポーラトランジスタのエミッタ領域 21 層間絶縁膜 22 プラグ 23 金属配線 24 ダイレクトコンタクト 25 ダイレクトコンタクト引き出し電極 26 シリサイド層 27 多結晶シリコン層 28 多結晶シリコン層
域 18b バイポーラトランジスタの外部ベース領域 19 NMOSトランジスタのソース、ドレイン領域 20 バイポーラトランジスタのエミッタ領域 21 層間絶縁膜 22 プラグ 23 金属配線 24 ダイレクトコンタクト 25 ダイレクトコンタクト引き出し電極 26 シリサイド層 27 多結晶シリコン層 28 多結晶シリコン層
Claims (7)
- 【請求項1】 相補型MOSおよびバイポーラトランジ
スタが同一半導体基板上に形成された半導体集積回路に
おいて、相補型MOSのゲート電極およびバイポーラト
ランジスタのエミッタ電極が同一の上下2層の多結晶シ
リコン層から構成されており、一方導電型ゲート電極の
多結晶シリコン層中に含まれる一方導電型不純物濃度が
他方導電型不純物濃度よりも高く設定されており、前記
他方導電型不純物と同一イオン種の不純物が他方導電型
ゲート電極およびバイポーラエミッタ電極にも含まれて
いることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】 一方導電型ゲート電極の多結晶シリコン
層中に含まれる一方導電型不純物濃度が他方導電型不純
物濃度よりも高く設定されており、他方導電型MOSゲ
ート電極およびバイポーラエミッタ電極の多結晶シリコ
ン層中に他方導電型の2種のイオン種の不純物を含んで
いることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。 - 【請求項3】 バイポーラとMOS部よりなる半導体装
置において、半導体基板上のMOSおよびバイポーラト
ランジスタ部にMOSのゲート絶縁膜となる第1の絶縁
膜を形成した後、前記第1の絶縁膜上に第1の他方導電
型不純物を含む第1の多結晶シリコン層を形成する工程
と、少なくとも前記バイポーラ部の前記第1の多結晶シ
リコン層および前記第1の絶縁膜に電極窓を開口した
後、全面に第2の多結晶シリコン層を形成する工程と、
前記第1および第2の多結晶シリコン層をエッチング法
によりMOSトランジスタのゲート電極およびバイポー
ラトランジスタのエミッタ電極に形成する工程と、前記
第1および第2の多結晶シリコン層に不純物を導入する
工程とを備えた半導体装置の製造方法。 - 【請求項4】 上記第1および第2の多結晶シリコン層
に不純物を導入する工程において、一方導電型ゲート電
極の多結晶シリコン層には第1の他方導電型不純物の濃
度よりも高い一方導電型不純物を導入し、他方導電型ゲ
ート電極およびバイポーラエミッタ電極の多結晶シリコ
ン層には同一イオン種の他方導電型不純物を導入するこ
とを特徴とする請求項3記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項5】 前記他方導電型ゲート電極およびバイポ
ーラ電極の多結晶シリコン層には前記第1層目の多結晶
シリコン層に含まれる第1の他方導電型不純物とは異な
るイオン種の第2の他方導電型不純物を導入することを
特徴とする請求項3記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項6】 前記第1の他方導電型不純物を含む第1
の多結晶シリコン層を形成する工程は、第1の他方導電
型不純物を第1の多結晶シリコン層形成と同時に導入す
ることを特徴とする請求項3記載の半導体装置の製造方
法。 - 【請求項7】 前記第1の他方導電型不純物を含む第1
の多結晶シリコン層を形成する工程は、第1の多結晶シ
リコン層を堆積後、イオン注入法により導入することを
特徴とする請求項3記載の半導体装置の製造方法。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7287137A JP3058067B2 (ja) | 1995-11-06 | 1995-11-06 | 半導体装置の製造方法 |
| KR1019960051977A KR100201246B1 (ko) | 1995-11-06 | 1996-11-05 | 반도체 장치 및 그 제조 방법 |
| US08/744,931 US5998843A (en) | 1995-11-06 | 1996-11-06 | Semiconductor device with stable threshold voltages |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7287137A JP3058067B2 (ja) | 1995-11-06 | 1995-11-06 | 半導体装置の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09129764A true JPH09129764A (ja) | 1997-05-16 |
| JP3058067B2 JP3058067B2 (ja) | 2000-07-04 |
Family
ID=17713557
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7287137A Expired - Fee Related JP3058067B2 (ja) | 1995-11-06 | 1995-11-06 | 半導体装置の製造方法 |
Country Status (3)
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|---|---|
| US (1) | US5998843A (ja) |
| JP (1) | JP3058067B2 (ja) |
| KR (1) | KR100201246B1 (ja) |
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|---|---|---|---|---|
| JP2985824B2 (ja) * | 1997-03-14 | 1999-12-06 | 日本電気株式会社 | 半導体装置及びその製造方法 |
| KR100273987B1 (ko) * | 1997-10-31 | 2001-02-01 | 윤종용 | 디램 장치 및 제조 방법 |
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