JPH09150589A - 直描型水なし平版印刷版原版 - Google Patents

直描型水なし平版印刷版原版

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JPH09150589A
JPH09150589A JP7313172A JP31317295A JPH09150589A JP H09150589 A JPH09150589 A JP H09150589A JP 7313172 A JP7313172 A JP 7313172A JP 31317295 A JP31317295 A JP 31317295A JP H09150589 A JPH09150589 A JP H09150589A
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JP
Japan
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printing plate
ink
sensitive layer
silicone rubber
hydroxy
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Application number
JP7313172A
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English (en)
Inventor
Shunichi Yanagida
俊一 柳田
Norimasa Ikeda
憲正 池田
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Priority to KR1019970704668A priority patent/KR100459623B1/ko
Priority to CN96192409A priority patent/CN1093801C/zh
Priority to PCT/JP1996/003296 priority patent/WO1997017208A1/ja
Priority to AU75071/96A priority patent/AU7507196A/en
Priority to CA002209831A priority patent/CA2209831C/en
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41CPROCESSES FOR THE MANUFACTURE OR REPRODUCTION OF PRINTING SURFACES
    • B41C2210/00Preparation or type or constituents of the imaging layers, in relation to lithographic printing forme preparation
    • B41C2210/16Waterless working, i.e. ink repelling exposed (imaged) or non-exposed (non-imaged) areas, not requiring fountain solution or water, e.g. dry lithography or driography

Landscapes

  • Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
  • Printing Plates And Materials Therefor (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】地汚れ性の向上した、直描型水なし平版印刷版
原版が得られる。 【解決手段】基板、該基板上に設けたシリコーンゴム層
および該シリコーンゴム層上に設けた、インキ受容性感
熱層からなる直描型水なし平版印刷版原版において、イ
ンキ受容性感熱層がカーボンブラックを含有することを
特徴とする直描型水なし平版印刷版原版。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は湿し水を用いずに印
刷が可能な、水なし平版印刷版原版に関するものであ
り、特にレーザ光で直接製版できる直描型水なし平版印
刷版原版に関するものである。
【0002】
【従来の技術】製版用フィルムを使用しないで、原稿か
ら直接オフセット印刷版を作製する、いわゆるダイレク
ト製版は、熟練度を必要としない簡易性、短時間で印刷
版が得られる迅速性、多様なシステムから品質とコスト
に応じて選択可能である合理性などの特徴を生かして、
軽印刷業界のみでなく、一般オフセット印刷、グラビア
印刷の分野にも進出し始めている。
【0003】特に最近では、プリプレスシステムやイメ
ージセッター、レーザプリンタなどの出力システムの急
激な進歩によって新しいタイプの各種平版印刷材料が開
発されている。
【0004】これらの平版印刷版を、製版方法から分類
すると、レーザ光を照射する方法、サーマルヘッドで書
き込む方法、ピン電極で電圧を部分的に印加する方法、
インクジェットでインキ反撥層またはインキ着肉層を形
成する方法などが挙げられる。
【0005】なかでも、レーザ光を用いる方法は解像
度、および製版速度の面で他の方式よりも優れており、
その種類も多い。
【0006】このレーザ光を用いる平版印刷版はさら
に、光反応によるフォトンモードのものと、光熱変換を
行って熱反応を起こさせるヒートモードの2つのタイプ
に分けられる。
【0007】フォトンモードタイプとしては (1)フォトポリマーを用いた高感度PS版 (2)有機光導電体や酸化亜鉛を用いた電子写真式平版 (3)銀塩方式平版 (4)銀塩複合方式平版 (5)直描マスター 等があり、ヒートモードタイプとしては (6)熱破壊方式平版 が挙げられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、(1)
の方式はレーザ光源に主としてアルゴンイオンレーザを
使用しているため装置が大型となり、また印刷版も高感
度のフォトポリマーを使用しているため、印刷版の取扱
いに注意が必要で、なおかつ保存安定性も低下しやすい
といった欠点がある。
【0009】(2)の電子写真式平版は、明室で取り扱
えるといった利点はあるが、感光層の帯電後2〜5分の
間で暗減衰が大きくなるため、帯電後短時間で露光現像
処理をする必要があり、大判サイズを高解像力で出力す
るのは難しい。
【0010】(3)の銀塩方式は、さまざま波長のレー
ザに対応した印刷版が開発されているが、銀廃液が出る
ことが問題となっており、また感度が高いために、取扱
いに注意を要するといった問題もある。
【0011】(4)の銀塩複合方式平版は、感光層上に
高感度ハロゲン化銀乳剤層を設けて上層のハロゲン化銀
乳剤層をアルゴンイオンレーザで露光、現像後それをマ
スクとしてさらに紫外線で露光、現像を行うものであ
る。しかし、この印刷版は露光、現像工程が2回あるた
め、印刷版の処理が複雑になるという問題がある。
【0012】(5)の直描マスターは、直接印刷版にレ
ーザで書き込むわけではないが、レーザプリンタで形成
されたトナー画像をインキ着肉部として、印刷版上に転
写するものである。しかし、印刷版の解像度という面で
は、他の方式と比較して劣っている。
【0013】(6)の熱破壊方式は、上記の方式に比べ
て、感度が低いといった欠点はあるが、それが逆に明室
で取り扱えるといった利点となり、また光源となる半導
体レーザの出力の急激な進歩と低価格化によって、最近
その有用性が見直されてきている。
【0014】例えば、特開平6―55723号、特開平
6―199064号、特開平7―164773号、US
P5339737号、USP5353705号、EP0
573091号、EP0580393号公報にはレーザ
光を光源として用いる、直描型水なし平版印刷版原版が
記載されている。
【0015】この熱破壊方式の印刷版原版のレーザ感光
層は、レーザ光吸収化合物としてカーボンブラックを用
いており、これがレーザ光を吸収することによって熱エ
ネルギーに変換される。すなわち、レーザ感光層が感熱
層となっており、この熱によってレーザ感光層が破壊さ
れ、現像によってこの部分を除去することによって上層
のシリコーンゴム層が剥離され、インキ着肉部となる。
【0016】しかしながら、この印刷版は、印刷時に版
表面の温度が上昇した場合、非画線部であるシリコーン
ゴム層上にインキが付着し、結果的に印刷物が汚れる
(地汚れする)といった問題を有していた。
【0017】この原因として、シリコーンゴム層の膜厚
が薄いことが挙げられる。
【0018】したがって、この地汚れ性を向上させるた
めには、シリコーンゴム層の膜厚を厚くする必要がある
が、膜厚を厚くすると、現像性が低下するといった問題
が生じる。
【0019】また、画像部のセルの深さが深いため、イ
ンキを多く盛りすぎ、インキの消費量が多くなりやすい
といった問題もあった。
【0020】さらに、USP5379698では同様の
方式で、感熱層として金属の薄膜を形成する直描型水な
し平版印刷版原版が記載されている。
【0021】この場合、画像部のセルの深さは、感熱層
が薄膜である分、浅くなっているが、カーボンブラック
系と同じ版構成のため、印刷時の地汚れ性については、
同様の問題点を有していた。
【0022】これらの問題はシリコーンゴム上層型の水
なし平版印刷版に共通する問題であり、これを解決する
方法として、従来の水なし平版印刷版では、シリコーン
ゴム層を感光層の下層に設ける、いわゆるシリコーンゴ
ム下層型水なし平版印刷版が特公昭56―14976に
記載されている。
【0023】これは、直描型ではなく、通常の水なし平
版印刷版であるが、シリコーンゴム層上に感光層を積層
することは、シリコーン層が多くの液体を反撥しやすい
ため、良好に塗布することは極めて難しい。
【0024】また、良好に塗布できても、シリコーンゴ
ム層との接着性が悪いために、印刷で表面層が剥がれ易
く、耐刷性が悪くなるといった問題があった。
【0025】これは、シリコーンゴム層と感光層の間に
化学結合が形成されにくいことによるものであった。
【0026】本発明はかかる従来技術の欠点を改良する
ため、シリコーンゴム層をインキ受容性感熱層の下層に
設け、このインキ受容性感熱層中に水酸基含有化合物を
添加したり、シリコーンゴム層、またはインキ受容性感
熱層中に、シランカップリング剤を添加したりすること
によって、シリコーンゴム層への接着性を向上させ、結
果的に地汚れ性の向上した直描型水なし平版印刷版原版
を提供することを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は下記の構成からなる。
【0028】1.基板、該基板上に設けたシリコーンゴ
ム層および該シリコーンゴム層上に設けた、インキ受容
性感熱層からなる直描型水なし平版印刷版原版におい
て、インキ受容性感熱層がカーボンブラックを含有する
ことを特徴とする直描型水なし平版印刷版原版。
【0029】2.前記1において、カーボンブラック
が、ファーネス型のカーボンブラックであることを特徴
とする直描型水なし平版印刷版原版。
【0030】3.前記1においてインキ受容性感熱層
が、水酸基含有ポリマー、水酸基含有モノマーのうちの
少なくとも1種を含有することを特徴とする、直描型水
なし平版印刷版原版。
【0031】4.前記1においてインキ受容性感熱層
が、ニトロセルロースを含有することを特徴とする、直
描型水なし平版印刷版原版。
【0032】5.前記1においてシリコーンゴム層、ま
たはインキ受容性感熱層が、シランカップリング剤を含
有することを特徴とする、直描型水なし平版印刷版原
版。
【0033】6.前記1においてシリコーンゴム層、ま
たはインキ受容性感熱層が、アクリルシラン、メタアク
リルシラン、ビニルシラン、アリルシランのうち少なく
とも1種を含有することを特徴とする、直描型水なし平
版印刷版原版。
【0034】7.前記1においてシリコーンゴム層、ま
たはインキ受容性感熱層が、エポキシシラン、アミノシ
ラン、メルカプトシランのうち少なくとも1種を含有す
ることを特徴とする、直描型水なし平版印刷版原版。
【0035】8.前記1〜7のいずれかに記載の直描型
水なし平版印刷版原版を選択的に露光、現像してなる、
水なし平版印刷版。
【0036】9.片側にシリコーンゴム層を有する基板
と、片側にインキ受容性感熱層を有するフィルムを、シ
リコーンゴム層面とインキ受容性感熱層面が接するよう
にラミネートすることを特徴とする、直描型水なし平版
印刷版原版の製造方法。
【0037】10.前記1〜7のいずれかに記載の直描
型水なし平版印刷版原版に、レーザ光線を照射してイン
キ受容性感熱層を除去し、下層のシリコーンゴムを露出
させてインキ反撥性非画像部を形成することを特徴とす
る直描型水なし平版印刷版の製造方法。
【0038】
【発明の実施の形態】ここで、直描型とは、露光時にネ
ガあるいはポジのフィルムを用いずに、印刷版上に直接
記録ヘッドから、画像形成を行うことをいう。
【0039】次に、本発明に使用する直描型水なし平版
印刷版について説明する。
【0040】本発明で使用されるインキ受容性感熱層
は、レーザ光を効率よく吸収して熱に変換し、その熱に
よって瞬間的に一部または全部が分解し、なおかつシリ
コーン層上に積層することから、シリコーンゴムへの塗
布性および接着性が良好である必要がある。
【0041】まず、レーザ光を効率良く吸収して熱に変
換するためには、光熱変換物質を含有させることが好ま
しい。
【0042】このような化合物としては、光を吸収して
熱に変換し得る物質であれば、特に限定されるものでは
なく、例えばカーボンブラック、カーボングラファイ
ト、アニリンブラック、シアニンブラック等の黒色顔
料、フタロシアニン、ナフタロシアニン系の緑色顔料、
鉄粉、ジアミン系金属錯体、ジチオール系金属錯体、フ
ェノールチオール系金属錯体、メルカプトフェノール系
金属錯体、アリールアルミニウム金属塩類、結晶水含有
無機化合物、硫酸銅、硫化クロム、珪酸塩化合物、、酸
化チタン、酸化バナジウム、酸化マンガン、酸化鉄、酸
化コバルト、酸化タングステン等の金属酸化物、これら
の金属の水酸化物、硫酸塩、さらにビスマス、スズ、テ
ルル、鉄、アルミ、マグネシウム等の金属粉等の添加剤
を添加することが好ましい。
【0043】これらのなかでも、光熱変換効率および、
経済性、および取扱い性の面から、カーボンブラックが
特に好ましい。さらに、カーボンブラックにおいても、
その種類の豊富さからファーネス型のカーボンブラック
が特に好ましい。
【0044】この、カーボンブラックは様々な粒径のも
のが市販されているが、本発明の印刷版については、1
5nm〜29nmの粒径のものが好ましい。粒径が15
nmよりも小さいと、粒子が凝集して分散性が低下しや
すく、29nmよりも大きいと着色性が低下して、レー
ザ光を効率よく吸収できなくなるためである。
【0045】また上記の化合物以外に、赤外線または近
赤外線を吸収する染料も、光熱変換物質として好ましく
使用される。
【0046】これらの、光熱変換物質の使用量は全イン
キ受容性感熱層組成物に対して2〜70重量%が好まし
く、より好ましくは、5〜60重量%である。2重量%
よりも少ない場合には、印刷版の感度が低下しやすく、
70重量%よりも多い場合には、印刷版の耐刷性が低下
しやすい。
【0047】次に、上記の条件のうち易熱分解性を満た
す化合物としては、硝酸アンモニウム、硝酸カリウム、
硝酸ナトリウム、ニトロセルロース等のニトロ化合物が
好ましく使用される。
【0048】また、これらのなかでもニトロセルロース
は高分子であるため、溶液での粘度が高く、そのためシ
リコーンへの塗布性が良好となる。
【0049】さらにニトロセルロースはJIS K 6
703で規定されているように水酸基を有しており、こ
の水酸基がシリコーン層への接着性に極めて有効に作用
する。これは、ニトロセルロースは直鎖状の高分子であ
り、繰り返し単位であるD―グルコースが水酸基を最大
で3個もっていることから、シリコーン層との界面で縮
合反応が起こり、特に接着性の面で有効に作用している
ためである。
【0050】ニトロセルロースは、ニトロ基の置換度に
よって窒素含有量が規定されており、本発明で使用され
る窒素含有量は6.8%から13.5%が好ましく、よ
り好ましくは10.3%から12.8%である。窒素含
有量が6.8%よりも少ない場合には、印刷版の感度が
低下し、13.5%よりも多い場合には、1分子中の水
酸基の数が減少するため、シリコーン層との接着性が低
下し、結果的に耐刷性が低下してしまうため、好ましく
ない。
【0051】さらに、ニトロセルロースには、平均重合
度によってさまざまな分子量のものが得られ、それらを
すべて用いることができるが、本発明に用いられるもの
としては、平均重合度が35から480が好ましく、よ
り好ましくは45から290である。平均重合度が35
よりも小さいと、インキ受容性感熱層の粘度が低くな
り、シリコーン層への塗布性が低下しやすく、480よ
りも多いと、粘度が高くなり過ぎ、取扱いが不便にな
る。
【0052】これら熱分解性化合物の使用量は、全イン
キ受容性感熱層組成物に対して10〜80重量%が好ま
しく、より好ましくは20〜60重量%である。使用量
が10重量%よりも少ないと、印刷版の感度が低下し、
80重量%よりも多いと、印刷版の保存安定性が低下し
やすい。
【0053】また、インキ受容性感熱層には、シリコー
ンゴム層との接着性、すなわち耐刷性を向上させるため
に、水酸基含有ポリマーを含有させることが好ましい。
【0054】この、水酸基含有ポリマーとしては、前述
のニトロセルロース以外のセルロース誘導体すなわち、
カルボキシメチルセルロース、セルロースアセテート、
セルロースプロピルアセテート、セルロースブチルアセ
テート、セルローストリアセテート、ヒドロキシプロピ
ルセルロースエーテル、エチルセルロースエーテル、リ
ン酸セルロース等の他、エポキシ樹脂、フェノ−ル樹
脂、アクリル樹脂、ポリビニルアルコール、ポリビニル
ブチラール、ポリビニルアルコール―アセタール共重合
体、ポリビニルアセタール、ポリビニルアルコール―ポ
リアセタール共重合体、ポリビニルアルコール―ポリビ
ニルブチラール共重合体、などが挙げられるが中でも、
セルロースアセテート、エポキシ樹脂、フェノ−ル樹
脂、などが好ましく、より好ましくは、セルロースアセ
テート、エポキシ樹脂である。
【0055】これらの水酸基含有ポリマーの使用量は、
全インキ受容性感熱層組成物に対して、10から60重
量%が好ましく、より好ましくは20〜50重量%であ
る。含有量が10重量%よりも少ないと耐刷性が低下し
やすく、60重量%よりも多いと感度が低下しやすい。
【0056】インキ受容性感熱層には、下層のシリコー
ンゴム層との接着性を強固にする目的で、シラン系化合
物を添加させることが好ましい。
【0057】このような、シラン系化合物としては、公
知のシランカップリング剤の他、シリル基を有する化合
物であれば、いかなるものでも使用できるが、本発明に
おいては、アクリルシラン、メタアクリルシラン(以下
両者をあわせて(メタ)アクリルシランと記述する)、
ビニルシラン及びアリルシラン等の不飽和基含有シラン
カップリング剤やエポキシシラン、アミノシラン、メル
カプトシラン、等の官能基含有シランカップリング剤が
好ましく用いられる。
【0058】これらの中でも、不飽和基含有シランカッ
プリング剤は感熱層を光または熱キュアーした際に、他
のモノマーと共重合し、かつシリコーン層との界面で接
着力を発現するため、本発明における、感熱層の接着に
有効に作用する。
【0059】(メタ)アクリルシランとしては具体的に
は、N―(3―(メタ)アクリロキシ―2―ヒドロキシ
プロピル)―3―アミノプロピルトリエトキシシラン、
ビス((メタ)アクリロキシプロピル)―1,1,3,
3―テトラメチルジシロキサン、2―(メタ)アクリロ
キシエチルジメチル(3―(トリメトキシシリル)プロ
ピル)アンモニウムクロライド、(メタ)アクリロキシ
プロピルビス(トリメチルシロキシ)メチルシラン、3
―(メタ)アクリロキシプロピルジメチルクロロシラ
ン、3―(メタ)アクリロキシプロピルメチルジクロロ
シラン、3―(メタ)アクリロキシプロピルトリクロロ
シラン、3―(メタ)アクリロキシプロピルジメチルエ
トキシシラン、3―(メタ)アクリロキシプロピルメチ
ルジエトキシシラン、3―(メタ)アクリロキシプロピ
ルトリエトキシシラン、3―(メタ)アクリロキシプロ
ピルジメチルメトキシシラン、3―(メタ)アクリロキ
シプロピルメチルジメトキシシラン、3―(メタ)アク
リロキシプロピルトリメトキシシラン、3―(メタ)ア
クリロキシプロピルペンタメチルジシロキサン、3―
(メタ)アクリロキシプロピルトリス(メトキシエトキ
シ)シラン、3―(メタ)アクリロキシトリス(トリメ
チルシロキシ)シラン、2―(トリメチルシロキシ)エ
チル(メタ)アクリレート、トリメチルシリル(メタ)
アクリレート等が挙げられるが、好ましくは、3―(メ
タ)アクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3―
(メタ)アクリロキシプロピルジメチルエトキシシラ
ン、3―(メタ)アクリロキシプロピルメチルジエトキ
シシラン、3―(メタ)アクリロキシプロピルトリエト
キシシラン、3―(メタ)アクリロキシプロピルジメチ
ルメトキシシラン、3―(メタ)アクリロキシプロピル
メチルジメトキシシラン、3―(メタ)アクリロキシプ
ロピルトリメトキシシラン、等が挙げられる。
【0060】また、ビニルシラン、及びアリルシラン
は、特に下層のシリコーンゴム層が付加型の場合、ハイ
ドロジェンポリシロキサンと反応して、接着力を発揮す
る。
【0061】ビニルシランとして具体的には、ビス(ジ
メチルアミノ)メチルビニルシラン、1―ブロモビニル
トリメチルシラン、クロロメチルジメチルビニルシラ
ン、3―クロロプロピルジメチルビニルシラン、1―ク
ロロビニルトリクロロシラン、N,N―ジメチルアミノ
ビニルジエトキシシラン、ジフェニルビニルクロロシラ
ン、ジフェニルビニルエトキシシラン、1,3―ジビニ
ル―1,3―ジメチル―1,3―ジクロロジシロキサ
ン、ジビニルジメチルシラン、1,3―ジビニル―1,
3―ジフェニル―1,3―ジメチルジシラザン、1,3
―ジビニル―1,3―ジフェニル―1,3―ジメチルジ
シロキサン、1,3―ジビニルテトラテトラエトキシジ
シロキサン、1,3―ジビニルテトラメチルジシラザ
ン、1,3―ジビニルテトラメチルジシロキサン、1,
4―ジビニル―1,1,4,4―テトラメチルジシリル
エチレン、フェニルジメチルビニルシラン、フェニルメ
チルビニルクロロシラン、フェニルメチルビニルシラ
ン、フェニルビニルクロロシラン、フェニルビニルジメ
トキシシラン、1,1,3,3―テトラビニルジメチル
ジシロキサン、テトラビニルシラン、1,3,5,7―
テトラビニルテトラメチルシクロテトラシロキサン、ト
リフェニルビニルシラン、トリビニルメチルシラン、
1,3,5―トリビニル―1,1,3,5,5―ペンタ
メチルトリシロキサン、ビニルジエチルメチルシラン、
ビニルジメチルクロロシラン、ビニルジメチルエトキシ
シラン、ビニルエチルジクロロシラン、ビニルメチルジ
アセトキシシラン、ビニルメチルジクロロシラン、ビニ
ルメチルジエトキシシラン、1―ビニルシラトラン、ビ
ニルトリアセトキシシラン、ビニルトリクロロシラン、
ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリイソプロポキシ
シラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリメチル
シラン、ビニルトリフェノキシシラン、ビニルトリス
(トリ―s―ブトキシシロキサニル)シラン、ビニルト
リス(t―ブチルパーオキシ)シラン、ビニルトリス
(2―メトキシエトキシ)シラン、ビニルトリス(トリ
メチルシロキシ)シランが挙げられるが、好ましくは、
ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリス(2―メトキ
シエトキシ)シラン、ビニルトリメトキシシラン、ジビ
ニルジエトキシシラン、ビニルトリアセトキシシランで
ある。
【0062】アリルシランとして具体的には、アリルジ
メチルクロロシラン、アリルジメチルシラン、アリルメ
チルジクロロシラン、アリルトリクロロシラン、アリル
トリエトキシシラン、アリルトリメトキシシラン、ジア
リルジエトキシシラン、ジアリルジメトキシシラン、ト
リアリルエトキシシラン、トリアリルメトキシシラン、
フェニルアリルジエトキシシラン、フェニルアリルジメ
トキシシラン、フェニルジアリルエトキシシラン、フェ
ニルジアリルメトキシシタン、アリルトリメチルシラ
ン、ジアリルジクロロシラン、ジアリルジメチルシラ
ン、ジフェニルジアリルシラン、フェニルアリルジクロ
ロシラン、テトラアリロキシシラン、O―トリメチルシ
リルアリルアルコール等が挙げられるが、好ましくはア
リルトリエトキシシラン、アリルトリメトキシシラン、
ジアリルジエトキシシラン、ジアリルジメトキシシラン
である。
【0063】エポキシシランとしては、3―グリシドキ
シプロピルトリメトキシシラン、2―(3,4―エポキ
シシクロヘキシル)エチルトリメトキシシランであり、
アミノシランとしては、N―2―(アミノエチル)―3
―アミノプロピルトリメトキシシラン、N―2―(アミ
ノエチル)―3―アミノプロピルメチルジメトキシシラ
ン、3―アミノプロピルトリエトキシシランであり、メ
ルカプトシランとしては、3―メルカプトプロピルトリ
メトキシシラン、3―メルカプトプロピルトリエトキシ
シラン等が挙げられる。
【0064】このような、シラン系化合物の添加量は、
全感熱層組成物に対して、0.01〜20重量%が好ま
しく、より好ましくは0.05〜10重量%である。
【0065】あるいは、シランカップリング剤を、適当
な溶剤に溶解して希薄溶液の状態で、シリコーンゴム層
上に塗布して、接着層として用いることも可能である。
【0066】この場合、シランカップリング剤層の膜厚
は、シランカップリング剤の単分子膜が形成される程度
の膜厚があれば十分であり、具体的には1000オング
ストローム以下が好ましく、より好ましくは500オン
グストローム以下である。膜厚が1000オングストロ
ームよりも厚い場合には、シリコーンゴム層との接着性
が低下しやすくなり、印刷版の耐刷性や溶剤耐性が低下
する。
【0067】また感熱層の感度を向上させる目的で、尿
素及び尿素誘導体、亜鉛華、炭酸鉛、ステアリン酸鉛、
グリコール酸等の熱分解助剤を添加することも有効であ
る。これら、熱分解助剤の添加量は、全感光層組成物に
対して0.02〜10重量%が好ましく、より好ましく
は0.1〜5重量%である。
【0068】これらの感熱層は、印刷インキに対する溶
剤耐性を高めるために、架橋構造をとることが好まし
い。
【0069】架橋構造を導入せしめるために用いられる
多官能性架橋剤としては、イソシアネート化合物、エポ
キシ化合物、あるいは重合性モノマー等が挙げられる
が、本発明においては重合性モノマーが好ましく用いら
れる。また重合性モノマーの中でも、水酸基を含有する
モノマーがより好ましく用いられる。この理由は、前述
のニトロセルロースの場合と同様で、水酸基が下層のシ
リコーンゴム層との接着に、極めて良好に作用するため
である。
【0070】このような、水酸基含有光重合性モノマー
としては、アルコール性、またはフェノール性の水酸基
を分子内にもっていればいかなるものでも使用できる
が、特に好ましいものは、ジアミン化合物とグリシジル
(メタ)アクリレートとモノグリシジル化合物を反応さ
せた以下のモノマーである。
【0071】脂肪族系の水酸基含有モノマーとしては、
N,N,N´,N´―テトラ―(2―ヒドロキシ―3
―(メタ)アクリロイルオキシプロピル)モノオキシエ
チレンジアミン、N,N,N´,N´―テトラ―(2―
ヒドロキシ―3―(メタ)アクリロイルオキシプロピ
ル)ジオキシエチレンジアミン、N,N,N´,N´―
テトラ―(2―ヒドロキシ―3―(メタ)アクリロイル
オキシプロピル)デカオキシエチレンジアミン、N,
N,N´,N´―テトラ―(2―ヒドロキシ―3―(メ
タ)アクリロイルオキシプロピル)トリトリアコンタオ
キシエチレンジアミン、N,N,N´,N´―テトラ―
(2―ヒドロキシ―3―(メタ)アクリロイルオキシプ
ロピル)トリオキシエチレンジアミン、N,N,N´―
トリ―(2―ヒドロキシ―3―(メタ)アクリロイルオ
キシプロピル)―N´―モノ(2―ヒドロキシ―3―メ
トキシプロピル)モノオキシエチレンジアミン、N,
N,N´―トリ―(2―ヒドロキシ―3―(メタ)アク
リロイルオキシプロピル)―N´―モノ―(2―ヒドロ
キシ―3―メトキシプロピル)ジオキシエチレンジアミ
ン、N,N´―ジ―(2―ヒドロキシ―3―(メタ)ア
クリロイルオキシプロピル)―N,N´―ジ―(2―ヒ
ドロキシ―3―メトキシプロピル)モノオキシエチレン
ジアミン、N,N´―ジ―(2―ヒドロキシ―3―(メ
タ)アクリロイルオキシプロピル)―N,N´―ジ―
(2―ヒドロキシ―3―メトキシプロピル)ジオキシエ
チレンジアミン、N,N,N´―トリ―(2―ヒドロキ
シ―3―(メタ)アクリロイルオキシプロピル)―N´
―モノ―(2―ヒドロキシ―3―ブトキシプロピル)モ
ノオキシエチレンジアミン、N,N,N´―トリ―(2
―ヒドロキシ―3―(メタ)アクリロイルオキシプロピ
ル)―N´―モノ―(2―ヒドロキシ―3―ブトキシプ
ロピル)ジオキシエチレンジアミン、N,N´―ジ―
(2―ヒドロキシ―3―(メタ)アクリロイルオキシプ
ロピル)―N,N´―ジ―(2―ヒドロキシ―3―ブト
キシプロピル)モノオキシエチレンジアミン、N,N´
―ジ―(2―ヒドロキシ―3―(メタ)アクリロイルオ
キシプロピル)―N,N´―ジ―(2―ヒドロキシ―3
―ブトキシプロピル)ジオキシエチレンジアミン、N,
N,N´,N´―テトラ―(2―ヒドロキシ―3―(メ
タ)アクリロイルオキシプロピル)モノオキシプロピレ
ンジアミン、N,N,N´,N´―テトラ―(2―ヒド
ロキシ―3―(メタ)アクリロイルオキシプロピル)デ
カオキシプロピレンジアミン、N,N,N´,N´―テ
トラ―(2―ヒドロキシ―3―(メタ)アクリロイルオ
キシプロピル)トリトリアコンタオキシプロピレンジア
ミン、N,N,N´,N´―テトラ―(2―ヒドロキシ
―3―(メタ)アクリロイルオキシプロピル)トリオキ
シプロピレンジアミン、N,N,N´,N´―テトラ―
(2―ヒドロキシ―3―(メタ)アクリロイルオキシプ
ロピル)ヘキサオキシプロピレンジアミン、N,N,N
´―トリ―(2―ヒドロキシ―3―(メタ)アクリロイ
ルオキシプロピル)―N´―モノ(2―ヒドロキシ―3
―メトキシプロピル)モノオキシプロピレンジアミン、
N,N,N´―トリ―(2―ヒドロキシ―3―(メタ)
アクリロイルオキシプロピル)―N´―モノ―(2―ヒ
ドロキシ―3―メトキシプロピル)ジオキシプロピレン
ジアミン、N,N,N´―トリ―(2―ヒドロキシ―3
―(メタ)アクリロイルオキシプロピル)―N´―モノ
―(2―ヒドロキシ―3―メトキシプロピル)デカオキ
シプロピレンジアミン、N,N´―ジ―(2―ヒドロキ
シ―3―(メタ)アクリロイルオキシプロピル)―N,
N´―ジ―(2―ヒドロキシ―3―メトキシプロピル)
モノオキシプロピレンジアミン、N,N―ジ―(2―ヒ
ドロキシ―3―(メタ)アクリロイルオキシプロピル)
―N,N´―ジ―(2―ヒドロキシ―3―メトキシプロ
ピル)ジオキシプロピレンジアミン、N,N,N´―ト
リ―(2―ヒドロキシ―3―(メタ)アクリロイルオキ
シプロピル)―N´―モノ―(2―ヒドロキシ―3―ブ
トキシプロピル)モノオキシプロピレンジアミン、N,
N,N´―トリ―(2―ヒドロキシ―3―(メタ)アク
リロイルオキシプロピル)―N´―モノ―(2―ヒドロ
キシ―3―ブトキシプロピル)ジオキシプロピレンジア
ミン、N,N´―ジ―(2―ヒドロキシ―3―(メタ)
アクリロイルオキシプロピル)―N,N´―ジ―(2―
ヒドロキシ―3―ブトキシプロピル)モノオキシプロピ
レンジアミン、N,N´―ジ―(2―ヒドロキシ―3―
(メタ)アクリロイルオキシプロピル)―N,N´―ジ
―(2―ヒドロキシ―3―ブトキシプロピル)ジオキシ
プロピレンジアミン、N,N,N´―トリ―(2―ヒド
ロキシ―3―(メタ)アクリロイルオキシプロピル)―
N´―モノ―(2―ヒドロキシ―3―2エチルヘキシロ
キシプロピル)トリオキシプロピレンジアミン、N,
N,N´―トリ―(2―ヒドロキシ―3―(メタ)アク
リロイルオキシプロピル)―N´―モノ―(2―ヒドロ
キシ―3―フェノキシプロピル)トリオキシプロピレン
ジアミンなどがある。
【0072】また、芳香族系の水酸基含有重合性モノマ
ーとしては、N,N,N´―トリ―(2―ヒドロキシ―
3―(メタ)アクリロイルオキシプロピル)―N´―モ
ノ―(2―ヒドロキシ―3―メトキシプロピル)m―キ
シリレンジアミン、N,N,N´―トリ―(2―ヒドロ
キシ―3―(メタ)アクリロイルオキシプロピル)―N
´―モノ―(2―ヒドロキシ―3―メトキシプロピル)
p―キシリレンジアミン、N,N´―ジ―(2―ヒドロ
キシ―3―(メタ)アクリロイルオキシプロピル)―
N,N´―ジ―(2―ヒドロキシ―3―メトキシプロピ
ル)m―キシリレンジアミン、N,N´―ジ―(2―ヒ
ドロキシ―3―(メタ)アクリロイルオキシプロピル)
―N,N´―ジ―(2―ヒドロキシ―3―メトキシプロ
ピル)p―キシリレンジアミン、N―モノ―(2―ヒド
ロキシ―3―(メタ)アクリロイルオキシプロピル)―
N,N´,N´―トリ―(2―ヒドロキシ―3―メトキ
シプロピル)m―キシリレンジアミン、N―モノ―(2
―ヒドロキシ―3―(メタ)アクリロイルオキシプロピ
ル)―N,N´,N´―トリ―(2―ヒドロキシ―3―
メトキシプロピル)p―キシリレンジアミン、N,N,
N´―トリ―(2―ヒドロキシ―3―(メタ)アクリロ
イルオキシプロピル)―N´―モノ―(2―ヒドロキシ
―3―メトキシプロピル)m―キシリレンジアミン、
N,N,N´―トリ―(2―ヒドロキシ―3―(メタ)
アクリロイルオキシプロピル)―N´―モノ―(2―ヒ
ドロキシ―3―メトキシプロピル)p―キシリレンジア
ミン、N―モノ―(2―ヒドロキシ―3―(メタ)アク
リロイルオキシプロピル)―N,N´,N´―トリ―
(2―ヒドロキシ―3―メトキシプロピル)m―キシリ
レンジアミン、N―モノ―(2―ヒドロキシ―3―(メ
タ)アクリロイルオキシプロピル)―N,N´,N´―
トリ―(2―ヒドロキシ―3―メトキシプロピル)p―
キシリレンジアミン、N,N,N´―トリ―(2―ヒド
ロキシ―3―(メタ)アクリロイルオキシプロピル)―
N´―モノ―(2―ヒドロキシ―3―ブトキシプロピ
ル)m―キシリレンジアミン、N,N,N´―トリ―
(2―ヒドロキシ―3―(メタ)アクリロイルオキシプ
ロピル)―N´―モノ―(2―ヒドロキシ―3―ブトキ
シプロピル)p―キシリレンジアミン、N,N´―ジ―
(2―ヒドロキシ―3―(メタ)アクリロイルオキシプ
ロピル)―N,N´―ジ―(2―ヒドロキシ―3―ブト
キシプロピル)m―キシリレンジアミン、N,N´―ジ
―(2―ヒドロキシ―3―(メタ)アクリロイルオキシ
プロピル)―N,N´―ジ―(2―ヒドロキシ―3―ブ
トキシプロピル)p―キシリレンジアミン、N,N,N
´―トリ―(2―ヒドロキシ―3―(メタ)アクリロイ
ルオキシプロピル)―N´―モノ―(2―ヒドロキシ―
3―2エチルヘキシロキシプロピル)m―キシリレンジ
アミン、N,N,N´―トリ―(2―ヒドロキシ―3―
(メタ)アクリロイルオキシプロピル)―N´―モノ―
(2―ヒドロキシ―3―2エチルヘキシロキシプロピ
ル)p―キシリレンジアミン、N,N´―ジ―(2―ヒ
ドロキシ―3―(メタ)アクリロイルオキシプロピル)
―N,N´―ジ―(2―ヒドロキシ―3―2エチルヘキ
シロキシプロピル)m―キシリレンジアミン、N,N´
―ジ―(2―ヒドロキシ―3―(メタ)アクリロイルオ
キシプロピル)―N,N´―ジ―(2―ヒドロキシ―3
―2エチルヘキシロキシプロピル)p―キシリレンジア
ミン、N,N´―ジ―(2―ヒドロキシ―3―(メタ)
アクリロイルオキシプロピル)―N,N´―ジ―(2―
ヒドロキシ―3―フェノキシプロピル)m―キシリレン
ジアミン、N,N´―ジ―(2―ヒドロキシ―3―(メ
タ)アクリロイルオキシプロピル)―N,N´―ジ―
(2―ヒドロキシ―3―フェノキシプロピル)p―キシ
リレンジアミンなどが挙げられる。
【0073】これらのなかでも、特に、N,N´―ジ―
(2―ヒドロキシ―3―(メタ)アクリロイルオキシプ
ロピル)―N,N´―ジ―(2―ヒドロキシ―3―メト
キシプロピル)m―キシリレンジアミン、N,N´―ジ
―(2―ヒドロキシ―3―(メタ)アクリロイルオキシ
プロピル)―N,N´―ジ―(2―ヒドロキシ―3―メ
トキシプロピル)p―キシリレンジアミン、N,N´―
ジ―(2―ヒドロキシ―3―(メタ)アクリロイルオキ
シプロピル)―N,N´―ジ―(2―ヒドロキシ―3―
ブトキシプロピル)m―キシリレンジアミン、N,N´
―ジ―(2―ヒドロキシ―3―(メタ)アクリロイルオ
キシプロピル)―N,N´―ジ―(2―ヒドロキシ―3
―ブトキシプロピル)p―キシリレンジアミン、N,N
´―ジ―(2―ヒドロキシ―3―(メタ)アクリロイル
オキシプロピル)―N,N´―ジ―(2―ヒドロキシ―
3―2エチルヘキシロキシプロピル)m―キシリレンジ
アミン、N,N´―ジ―(2―ヒドロキシ―3―(メ
タ)アクリロイルオキシプロピル)―N,N´―ジ―
(2―ヒドロキシ―3―2エチルヘキシロキシプロピ
ル)p―キシリレンジアミン、N,N´―ジ―(2―ヒ
ドロキシ―3―(メタ)アクリロイルオキシプロピル)
―N,N´―ジ―(2―ヒドロキシ―3―フェノキシプ
ロピル)m―キシリレンジアミン、N,N´―ジ―(2
―ヒドロキシ―3―(メタ)アクリロイルオキシプロピ
ル)―N,N´―ジ―(2―ヒドロキシ―3―フェノキ
シプロピル)p―キシリレンジアミンがより好ましく使
用される。
【0074】また、上記のモノマー以外にも、グリセリ
ンやトリメチロ−ルエタン等の多官能アルコ−ルにエチ
レンオキサイドやプロピレンオキサイドを付加させた後
(メタ)アクリレ−ト化したもの、特公昭48−417
08号、特公昭51−37193号各公報に記載されて
いるようなウレタンアクリレ−ト類、特公昭48−64
183号、特公昭49−43191号、特公昭52−3
0490号公報に記載されているポリエステルアクリレ
−ト類、エポキシ樹脂と(メタ)アクリル酸を反応させ
たエポキシアクリレ−ト類等の多官能のアクリレ−トや
メタクリレ−ト等、水酸基を持つものであれば、好まし
く用いることができる。
【0075】さらに、特願平4―271522に記載の
多官能性架橋剤の分子鎖中に有機シリル基を導入して、
下層のシリコーン層との接着性を高めたものも好ましく
使用できる。
【0076】上記の水酸基含有重合性モノマーを公知の
光重合開始剤、熱重合開始剤、増感剤と併用することに
よって、架橋が可能となる。
【0077】これら水酸基含有重合性モノマーの使用量
は、全インキ受容性感熱層組成物に対して1〜50重量
%が好ましく、より好ましくは3〜40重量%である。
1重量%よりも少ない場合には、印刷版の耐溶剤性が低
下しやすく、50重量%よりも多い場合には、印刷版が
硬くなり、耐刷性が低下しやすい。
【0078】さらに、前記感熱層には、防腐剤、ハレー
ション防止染料、消泡剤、帯電防止剤、分散剤、乳化
剤、界面活性剤等の添加剤を適宜含有させても良い。
【0079】特に、塗布性を向上させるためにフッソ系
界面活性剤を添加することは、好ましい。これらの添加
剤の添加量は通常全インキ受容性感熱層組成物に対して
10重量%以下である。
【0080】上記のインキ受容性感熱層を形成するため
の組成物は、DMF、メチルエチルケトン、メチルイソ
ブチルケトン、ジオキサン、トルエン、キシレン、酢酸
エチル、酢酸ブチル、酢酸イソブチル、酢酸イソアミ
ル、プロピオン酸メチル、エチレングリコールモノメチ
ルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、エ
チレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコ
ールジエチルエーテル、アセトン、メチルアルコール、
エチルアルコール、シクロペンタノール、シクロヘキサ
ノール、ジアセトンアルコール、ベンジルアルコール、
酪酸ブチル、乳酸エチル等の適当な有機溶剤に溶解させ
ることによって組成物溶液として調整される。かかる組
成物溶液を基板上に均一に塗布し必要な温度で必要な時
間加熱することにより、インキ受容性感熱層が形成され
る。
【0081】これらの熱硬化は熱分解性化合物が分解し
ない範囲、通常160℃以下で行う必要があり、このた
めに触媒を併用することが好ましい。
【0082】あるいは、光重合性モノマーを使用する場
合には、塗布、加熱後、超高圧水銀灯やハロゲンランプ
等の光源で、光硬化させる必要がある。
【0083】これら、インキ受容性感熱層の膜厚は0.
2μmから10μmが好ましく、より好ましくは0.5
μmから5μmである。膜厚が0.2μmよりも薄い場
合は感熱層の感度が低下しやすく、また印刷時にシリコ
ーン層から剥離しやすくなる。また10μmよりも厚い
場合には、露光時に感熱層が完全に分解せず、下層のシ
リコーンが露出しなくなるために、上記の範囲が特に好
ましい。
【0084】この、インキ受容性感熱層はシリコーンゴ
ム層上に塗布することも可能であるが、別のフィルム上
に形成したものを、シリコーンゴム層上にラミネートす
ることによって積層することも可能である。
【0085】この場合は、シリコーンゴム層上に塗布す
る場合の問題点となる、ハジキを考慮する必要が無いた
め、より容易にインキ受容性感熱層を形成することが可
能となる。
【0086】この印刷版の基板としては、寸法的に安定
な板状物が用いられる。この様な寸法的に安定な板状物
としては、従来印刷版の基板として使用されたものが含
まれ、それらを好適に使用することができる。かかる基
板としては、紙、プラスチック(例えばポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリスチレンなど)がラミネ−トされ
た紙、例えばアルミニウム(アルミニウム合金も含
む。)、亜鉛、銅などのような金属の板、例えばセルロ
ース、カルボキシメチルセルロース、セルロースアセテ
ート、ポリエチレンテレフタレ−ト、ポリエチレン、ポ
リエステル、ポリアミド、ポリイミド、ポリスチレン、
ポリプロピレン、ポリカ−ボネ−ト、ポリビニルアセタ
−ルなどのようなプラスチックのフィルム、上記の如き
金属がラミネ−トもしくは蒸着された紙もしくはプラス
チックフィルムなどが含まれる。これらの基板のうち、
アルミニウム板は寸法的に著しく安定であり、しかも安
価であるので特に好ましい。また、軽印刷用の基板とし
て用いられている、ポリエチレンテレフタレ−トフィル
ムも好ましく使用される。
【0087】本発明で使用する直描型水なし平版印刷版
原版には、基板とシリコーンゴム層との接着を強固にす
るため、プライマ−層を設けても良い。本発明で使用す
る直描型水なし平版印刷版原版のプライマ−層は、次の
条件を満たすことが必要である。すなわち、基板とシリ
コーンゴム層とをよく接着し、経時において安定である
こと、さらに現像液の溶剤に対する耐溶剤性が良いこと
である。このような条件を満たすものとして、特公昭6
1−54219号公報に示されるようなエポキシ樹脂を
含むものの他、ポリウレタン樹脂、フェノ−ル樹脂、ア
クリル樹脂、アルキッド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリ
アミド樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、ベンゾグアナミ
ン樹脂、塩化ビニル―酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル
樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、エチレン―酢酸ビニ
ル共重合体、ポリカーボネート樹脂、ポリアクリロニト
リル―ブタジエン共重合体、ポリエーテル樹脂、ポリエ
ーテルスルフォン樹脂、ミルクカゼイン、ゼラチン等を
使用することが出来る。これらの樹脂は単独であるいは
二種以上混合して用いることができる。
【0088】またシリコーンゴム層と類似の組成物を光
あるいは熱硬化したものを使用しても良い。
【0089】これらの中では、ポリウレタン樹脂、ポリ
エステル樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、尿素樹脂
等を単独で、あるいは2種以上を混合して用いることが
好ましい。
【0090】また、上記プライマー層を構成するアンカ
ー剤としては、例えばシランカップリング剤等の、公知
の接着剤を用いることができ、また有機チタネート等も
有効である。
【0091】さらに塗工性を改良する目的で、界面活性
剤を添加することも任意である。
【0092】また、プライマー層中に染料、顔料等の添
加剤を含有させて検版性を向上させることが好ましい。
この場合の染料、顔料は感熱層と異なる色相であれば、
どのようなものでも使用できるが、緑色、青色、黄色系
の染料及び顔料、または白色顔料が好ましい。
【0093】上記のプライマー層を形成するための組成
物は、DMF、メチルエチルケトン、メチルイソブチル
ケトン、ジオキサン、トルエン、キシレン等の適当な有
機溶剤に溶解させることによって組成物溶液として調整
される。かかる組成物溶液を基板上に均一に塗布し必要
な温度で必要な時間加熱することにより、プライマー層
が形成される。
【0094】プライマ−層の厚さは被覆層にして0.5
〜50g/m2 が好ましく、より好ましくは1〜10g
/m2である。厚さが0.5g/m2よりも薄いと基板表
面の形態欠陥および化学的悪影響の遮断効果がおとり、
50g/m2よりも厚いと経済的見地から不利となるの
で上記の範囲が好ましい。
【0095】シリコーンゴム層としては、従来の水なし
平版印刷版のシリコーンゴム組成物がすべて使用でき
る。
【0096】このようなシリコ−ンゴム層は線状オルガ
ノポリシロキサン(好ましくはジメチルポリシロキサ
ン)をまばらに架橋することにより得られるものであ
り、代表的なシリコ−ンゴム層は、次式(I)に示すよ
うな繰り返し単位を有するものである。
【0097】
【化1】 (ここでnは2以上の整数である。Rは炭素数1〜10
のアルキル、アリ−ル、あるいはシアノアルキル基であ
る。全体のRの40%以下がビニル、フェニル、ハロゲ
ン化ビニル、ハロゲン化フェニルであり、Rの60%以
上がメチル基であるものが好ましい。また、鎖末端もし
くは側鎖のかたちで分子鎖中に少なくとも一つ以上の水
酸基を有する。) 本発明の印刷版に適用するシリコ−ンゴム層の場合には
次に示すような縮合型の架橋を行うシリコ−ンゴム(R
TV、LTV型シリコ−ンゴム)を用いることができ
る。このようなシリコ−ンゴムとしてはオルガノポリシ
ロキサン鎖のRの一部がHに置換されたものも使用でき
るが、通常次式(II)と(III )、(IV)で表される末
端基どうしの縮合によって架橋される。これにさらに過
剰の架橋剤を存在させる場合もある。
【0098】
【化2】
【化3】
【化4】 (ここでRは先に説明したRと同様であり、R1 、R2
は一価の低級アルキル基であり、Acはアセチル基であ
る。) このような縮合型の架橋を行うシリコ−ンゴムには、
錫、亜鉛、鉛、カルシウム、マンガンなどの金属カルボ
ン酸塩、例えばラウリン酸ジブチル錫、錫(II)オクト
エ−ト、ナフテン酸塩など、あるいは塩化白金酸のよう
な触媒が添加される。
【0099】更に、本発明において用いられる次式
(V)と(VI)との付加反応により架橋を行ったシリコ
−ンゴム層としては、多価ハイドロジェンオルガノポリ
シロキサンと1分子中に2個以上の式(VI)結合を有す
るポリシロキサンとの反応によって得られ、望ましくは
以下の成分からなる組成物を架橋硬化したものが挙げら
れる。
【0100】
【化5】
【化6】 (1)1分子中にケイ素原子に直接結合したアルケニル基(望ましくはビニル基 )を少なくとも2個有するオルガノポリシロキサン 100重量部 (2)1分子中に少なくとも式(V)基を2個有するオルガノハイドロジェンポ リシロキサン 0.1〜1000重量部 (3)付加触媒 0.00001〜10重量部 成分(1)のアルケニル基は分子鎖末端、中間のいずれ
にあってもよく、アルケニル基以外の有機基としては、
置換もしくは非置換のアルキル基、アリ−ル基である。
成分(1)は水酸基を微量有していることが好ましい。
成分(2)は成分(1)と反応してシリコ−ンゴム層を
形成するが、感熱層に対する接着性の付与の役割を果た
す。成分(2)の水素基は分子鎖末端、中間のいずれに
あってもよく、水素以外の有機基としては成分(1)と
同様のものから選ばれる。成分(1)と成分(2)の有
機基はインキ反撥性の向上の点で総じて基数の60%以
上がメチル基であることが好ましい。成分(1)及び成
分(2)の分子構造は直鎖状、環状、分枝状いずれでも
よく、どちらか少なくとも一方の分子量が1000を超
えることがゴム物性の面で好ましく、更に、成分(2)
の分子量が1000を超えることが好ましい。成分
(1)としては、α,ω−ジビニルポリジメチルシロキ
サン、両末端メチル基の(メチルビニルシロキサン)
(ジメチルシロキサン)共重合体などが例示され、成分
(2)としては、両末端水素基のポリジメチルシロキサ
ン、α,ω−ジメチルポリメチルハイドロジェンシロキ
サン、両末端メチル基の(メチルハイドロジェンシロキ
サン)(ジメチルシロキサン)共重合体、環状ポリメチ
ルハイドロジェンシロキサンなどが例示される。成分
(3)の付加触媒は、公知のもののなかから任意に選ば
れるが、特に白金系の化合物が望ましく、白金単体、塩
化白金、塩化白金酸、オレフィン配位白金などが例示さ
れる。これらの組成物の硬化速度を制御する目的で、テ
トラシクロ(メチルビニル)シロキサンなどのビニル基
含有のオルガノポリシロキサン、炭素−炭素三重結合含
有のアルコ−ル、アセトン、メチルエチルケトン、メタ
ノ−ル、エタノ−ル、プロピレングリコ−ルモノメチル
エ−テルなどの架橋抑制剤を添加することも可能であ
る。これらの組成物は、3成分を混合した時点において
付加反応が起き、硬化が始まるが、硬化速度は反応温度
が高くなるに従い急激に大きくなる特徴を有する。故に
組成物のゴム化までのポットライフを長くし、かつ感光
層上での硬化時間を短くする目的で、組成物の硬化条件
は、基板、感光層の特性が変わらない範囲の温度条件
で、かつ完全に硬化するまで高温に保持しておくこと
が、感光層との接着力の安定性の面で好ましい。
【0101】また、この時シランカップリング剤を接着
成分として添加することが好ましい。
【0102】この時のシランカップリング剤としては、
前述のインキ受容性感熱層中に添加した、シランカップ
リング剤が全て好適に使用できる。
【0103】これら、シランカップリング剤の添加量
は、全シリコーンゴム層組成物に対して、0.01〜1
0重量%が好ましくより好ましくは0.05〜5重量%
である。
【0104】これらの組成物の他に、ゴム強度を向上さ
せる目的で、シリカなどの公知の充填剤を添加させるこ
とも任意である。
【0105】これら、シリコーンゴム層の膜厚は、すで
に述べたように印刷版の地汚れ性に大きく影響を与える
ため、できるだけ厚いほうが好ましい。
【0106】特に、本発明ではシリコーンゴム層がイン
キ受容性感熱層の下層にあるため、膜厚を厚くして、地
汚れ性を向上させることが可能となる。
【0107】具体的には、膜厚としては0.5〜50g
/m2が好ましく、さらに好ましくは0.5〜10g/
2である。膜厚が0.5g/m2よりも小さい場合には
印刷版のインキ反撥性が低下しやすく、50g/m2
りも大きい場合には、経済的見地から不利である。
【0108】以上説明したようにして構成された直描型
水なし平版印刷版原版の表面のインキ受容性感熱層を保
護するなどの目的で、感熱層の表面にプレ−ンまたは凹
凸処理した薄い保護フィルムをラミネ−トしたり、特開
平5―323588号公報に記載の現像溶媒に溶解する
ような、ポリマーの塗膜を形成することも可能である。
【0109】また、前述のように、フィルム上にインキ
受容性感熱層を形成したものを、シリコーンゴム層上に
ラミネートすることも可能である。
【0110】特に、保護フィルムをラミネートした場合
には、保護フィルム上からレーザ露光を行い、その後保
護フィルムを剥離することによって印刷版上にパターン
を形成する、いわゆる剥離現像を行うことによって印刷
版を作成することも可能である。
【0111】次に、本発明における水なし平版印刷版原
版の製造方法について説明する。基板上にリバースロー
ルコーター、エアーナイフコーター、メーヤバーコータ
ーなどの通常のコーターあるいはホエラーのような回転
塗布装置を用い、必要に応じてプライマー層組成物を塗
布し100〜300℃で数分間硬化した後、シリコーン
ゴム組成物を塗布し50〜150℃の温度で数分間熱処
理してゴム硬化させて形成する。その後、インキ受容性
感熱層組成物を塗布、または予めインキ受容性感熱層が
塗布されたフィルムをラミネートする。
【0112】塗布する場合は、50〜160℃の温度で
数分間乾燥及び必要に応じて熱キュアー、または光キュ
アーする。
【0113】そして、必要に応じて保護フィルムをラミ
ネートするかあるいは、保護層を形成する。
【0114】このようにして得られた直描型水なし平版
印刷版原版を、保護フィルムを剥離してからまたは、保
護フィルム上からレーザ光で画像状に露光する。
【0115】露光には通常レーザ光が使用されるが、こ
の時の光源としては、発振波長が300nm〜1500
nmの範囲にあるArイオンレーザ、Krイオンレー
ザ、He―Neレーザ、He―Cdレーザ、ルビーレー
ザ、ガラスレーザ、半導体レーザ、YAGレーザ、チタ
ンサファイアレーザ、色素レーザ、窒素レーザ、金属蒸
気レーザ等の種々のレーザが使用できる。なかでも、半
導体レーザは近年の技術的進歩により、小型化し、経済
的にも他のレーザ光源よりも有利であるので、好まし
い。
【0116】上記の方法で露光された、直描型水なし平
版印刷版は保護フィルムを剥いでから露光した場合は基
本的には、現像不要であるが、保護フィルム上から露光
した場合には、剥離現像、または通常の溶剤現像処理さ
れる。
【0117】本発明で用いられる現像液としては、例え
ば水や、水に下記の極性溶媒を添加したものや、脂肪族
炭化水素類(ヘキサン、ヘプタン、「アイソパーE,
G,H」(ESSO製イソパラフィン系炭化水素の商品
名)、ガソリン、灯油など)、芳香族炭化水素類(トル
エン、キシレンなど)、ハロゲン化炭化水素類(トリク
レンなど)などの少なくとも1種類以上の混合溶媒に下
記の極性溶媒を少なくとも1種類添加したものが好まし
く用いられる。
【0118】アルコール類(メタノール、エタノール、
プロパノール、エチレングリコール、ジエチレングリコ
ール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、プロピレングルコール、ジプロピレングリコール、
トリプロピレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル、1,3―ブチレングリコール、2,3―ブチレング
リコール、ヘキシレングリコール、2―エチル―1,3
―ヘキサンジオールなど) エーテル類(エチレングリコールモノエチルエーテル、
ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレン
グリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコール
モノヘキシルエーテル、ジエチレングリコールモノ―2
―エチルヘキシルエーテル、トリエチレングリコールモ
ノエチルエーテル、テトラエチレングリコールモノエチ
ルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテ
ル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリ
プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジオキサ
ン、テトラヒドロフランなど) ケトン類(アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソ
ブチルケトン、ジアセトンアルコールなど) エステル類(酢酸エチル、酢酸ブチル、乳酸メチル、乳
酸エチル、乳酸ブチル、エチレングリコールモノメチル
エーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエ
ーテルアセテート、ジエチレングリコールモノメチルエ
ーテルアセテート、ジエチレングリコールモノエチルエ
ーテルアセテートなど) カルボン酸(2―エチル酪酸、カプロン酸、カプリル
酸、2―エチルヘキサン酸、カプリン酸、オレイン酸、
ラウリル酸など) また、上記の現像液組成には、公知の界面活性剤を添加
することも自由に行われる。また、さらにアルカリ剤、
例えば炭酸ナトリウム、モノエタノールアミン、ジエタ
ノールアミン、ジグリコールアミン、モノグリコールア
ミン、トリエタノールアミン、ケイ酸ナトリウム、ケイ
酸カリウム、水酸化カリウム、ホウ酸ナトリウムなどを
添加することもできる。
【0119】現像する際には、これらの現像液を、不織
布、脱脂綿、布、スポンジ等に含浸させて、版面を拭き
取ることによって、現像することができる。
【0120】また、現像には特開昭63―163357
に記載されているような自動現像機を用い、上記の現像
液で版面を前処理した後に水道水などでシャワーしなが
ら回転ブラシで版面を擦ることによって、好適に現像す
ることができる。
【0121】上記の現像液に代えて、温水や水蒸気を版
面に噴射することによっても現像が可能である。
【0122】
【実施例】以下実施例によって本発明をさらに詳しく説
明するが、本発明はこれらに限定されない。
【0123】実施例1〜6 厚さ0.15mmのアルミ板(住友金属(株)製)に下
記のプライマ組成物をバ−コ−タ−を用いて塗布し、2
20℃、2分間熱処理して5g/m2のプライマ層を設
けた。
【0124】 (a)ポリウレタン樹脂(サンプレンLQ−T1331,三洋化成工業(株)製 ) 90重量部 (b)ブロックイソシアネ−ト(タケネ−トB830、武田薬品(株)製) 15重量部 (c)エポキシ・フェノ−ル・尿素樹脂(SJ9372、関西ペイント(株)製 ) 8重量部 (d)テトラグリセロ−ルジメタクリレ−ト 0.2重量部 (e)ジメチルホルムアミド 725重量部 次いでこのプライマー層の上に下記の組成を有するシリ
コ−ンゴム組成物を回転塗布後、115℃、露点30
℃、3.5分間湿熱硬化させて5g/m2のシリコ−ン
ゴム層を設けた。
【0125】 (a)ポリジメチルシロキサン(分子量約25,000、末端水酸基) 100重量部 (b)ビニルトリ(メチルエチルケトオキシム)シラン 8重量部 (c)“アイソパ−E”(エクソン化学(株)製) 1400重量部 次に、厚さ80μmのポリプロピレンフィルム“トレフ
ァン”(東レ(株)製)上に下記の感熱層組成物をバ−
コ−タを用いて塗布し、120℃の熱風中で1分間乾燥
して膜厚2μmの感熱層を設けた。
【0126】 (a)ニトロセルロース(粘度1/2秒、窒素含有量11.0% “Berge rac NC” エス・エヌ・ピー・イージャパン(株)製) 25重量部 (b)ファーネス型カーボンブラック(平均粒子径28nm、#33三菱化学( 株)製) 15重量部 (c)シランカップリング剤 (表1) (d)水酸基含有重合性モノマー (表1) (e)ポリビニルブチラール(#2000―L 電気化学工業(株)製) 20重量部 (f)イルガキュアー651(チバーガイギー(株)製) 7重量部 (g)メチルエチルケトン 700重量部 このフィルムと、シリコーンゴム層が塗布された基板
の、それぞれの塗布面が接するように、カレンダーロー
ラーを用いてラミネートし、直描型水なし平版印刷版原
版を得た。
【0127】さらに、この積層板にメタルハライドラン
プ(岩崎電気(株)製アイドルフィン2000)を用
い、60秒露光を行った。
【0128】この印刷原版の保護フィルムを剥離し、感
熱式イメージセッター TE―R1070(大日本スク
リーン(株)製)に装着し、画像露光を行った。
【0129】得られた印刷版を、現像することなく、オ
フセット印刷機(小森スプリント4色機)に取り付け、
大日本化学工業(株)製 “ドライオカラー” 墨、
藍、紅、黄インキを用いて、上質紙に印刷を行い、印刷
物に汚れが見られる時の、版面の温度を地汚れ温度とし
て評価した。
【0130】比較例1,2 実施例1、及び2において、同一組成で基板上にプライ
マー層、インキ受容性感熱層、シリコーンゴム層の順に
塗布し(シリコーンゴム層の膜厚のみ2g/m2に変
更)、あとはすべて同様にして評価した。
【0131】表1において、本発明の印刷版は従来のも
のよりも、地汚れ性が向上していることがわかる。
【0132】
【表1】
【0133】
【発明の効果】本発明の直描型水なし平版印刷版は、従
来の直描型水なし平版印刷版よりも地汚れ性が向上し
た。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板、該基板上に設けたシリコーンゴム層
    および該シリコーンゴム層上に設けた、インキ受容性感
    熱層からなる直描型水なし平版印刷版原版において、イ
    ンキ受容性感熱層がカーボンブラックを含有することを
    特徴とする直描型水なし平版印刷版原版。
  2. 【請求項2】請求項1において、カーボンブラックが、
    ファーネス型のカーボンブラックであることを特徴とす
    る直描型水なし平版印刷版原版。
  3. 【請求項3】請求項1においてインキ受容性感熱層が、
    水酸基含有ポリマー、水酸基含有モノマーのうちの少な
    くとも1種を含有することを特徴とする、直描型水なし
    平版印刷版原版。
  4. 【請求項4】請求項1においてインキ受容性感熱層が、
    ニトロセルロースを含有することを特徴とする、直描型
    水なし平版印刷版原版。
  5. 【請求項5】請求項1においてシリコーンゴム層、また
    はインキ受容性感熱層が、シランカップリング剤を含有
    することを特徴とする、直描型水なし平版印刷版原版。
  6. 【請求項6】請求項1においてシリコーンゴム層、また
    はインキ受容性感熱層が、アクリルシラン、メタアクリ
    ルシラン、ビニルシラン、アリルシランのうち少なくと
    も1種を含有することを特徴とする、直描型水なし平版
    印刷版原版。
  7. 【請求項7】請求項1においてシリコーンゴム層、また
    はインキ受容性感熱層が、エポキシシラン、アミノシラ
    ン、メルカプトシランのうち少なくとも1種を含有する
    ことを特徴とする、直描型水なし平版印刷版原版。
  8. 【請求項8】請求項1〜7のいずれかに記載の直描型水
    なし平版印刷版原版を選択的に露光、現像してなる、水
    なし平版印刷版。
  9. 【請求項9】片側にシリコーンゴム層を有する基板と、
    片側にインキ受容性感熱層を有するフィルムを、シリコ
    ーンゴム層面とインキ受容性感熱層面が接するようにラ
    ミネートすることを特徴とする、直描型水なし平版印刷
    版原版の製造方法。
  10. 【請求項10】請求項1〜7のいずれかに記載の直描型
    水なし平版印刷版原版に、レーザ光線を照射してインキ
    受容性感熱層を除去し、下層のシリコーンゴムを露出さ
    せてインキ反撥性非画像部を形成することを特徴とする
    直描型水なし平版印刷版の製造方法。
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