JPH09167311A - 複合型磁気ヘッドのヘッドコアピースの製造方法 - Google Patents
複合型磁気ヘッドのヘッドコアピースの製造方法Info
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- JPH09167311A JPH09167311A JP34697195A JP34697195A JPH09167311A JP H09167311 A JPH09167311 A JP H09167311A JP 34697195 A JP34697195 A JP 34697195A JP 34697195 A JP34697195 A JP 34697195A JP H09167311 A JPH09167311 A JP H09167311A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 比較的要求精度の低いイレーズ用ガラスボン
ドバーを構成するUバーの加工が、要求精度の高いリー
ドライト用のUバーの加工と同様なので過剰適応になっ
ており、性能/コストを低下させていた。 【解決手段】 イレーズ用のガラスボンドバーを構成す
るUバー411のIバーとの突き合わせ面に対して、マ
ルチ砥石412によって形状付け加工すると同時に、U
バー411の側断面にバックハイト基準面423を加工
することにより、バックハイト422の一方の基準であ
るエイペックス414を決めるための従来の鏡面加工に
よる工程を省略した。
ドバーを構成するUバーの加工が、要求精度の高いリー
ドライト用のUバーの加工と同様なので過剰適応になっ
ており、性能/コストを低下させていた。 【解決手段】 イレーズ用のガラスボンドバーを構成す
るUバー411のIバーとの突き合わせ面に対して、マ
ルチ砥石412によって形状付け加工すると同時に、U
バー411の側断面にバックハイト基準面423を加工
することにより、バックハイト422の一方の基準であ
るエイペックス414を決めるための従来の鏡面加工に
よる工程を省略した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はFDD用の磁気ヘッ
ドの、特にイレーズ用のヘッドコアピースの製造方法に
関する。
ドの、特にイレーズ用のヘッドコアピースの製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】FDD用の磁気ヘッドの性能/製造コス
トは、広範囲な製造技術によって得られるリード/ライ
ト及びイレーズのヘッドコアピース(以下ではHCPと
略称する)に依存していると言っても過言ではない。即
ち、基本的な磁気特性を支配するのは(1)フエライト
磁性材、(2)フェライト磁性材と接合するボンディン
グガラス材料及びモールドガラス材料、(3)ガラス材
料の融着温度パターン、(4)フエライト磁性材の無歪
み加工、(5)後工程での加工基準を得るための前段加
工、(6)各工程での洗浄方法、などである。しかしな
がら、このような技術を過剰に適用すると、性能の向上
が頭打ちになるだけではなく、コストを押し上げる要因
になる。
トは、広範囲な製造技術によって得られるリード/ライ
ト及びイレーズのヘッドコアピース(以下ではHCPと
略称する)に依存していると言っても過言ではない。即
ち、基本的な磁気特性を支配するのは(1)フエライト
磁性材、(2)フェライト磁性材と接合するボンディン
グガラス材料及びモールドガラス材料、(3)ガラス材
料の融着温度パターン、(4)フエライト磁性材の無歪
み加工、(5)後工程での加工基準を得るための前段加
工、(6)各工程での洗浄方法、などである。しかしな
がら、このような技術を過剰に適用すると、性能の向上
が頭打ちになるだけではなく、コストを押し上げる要因
になる。
【0003】以下では、従来のHCPの一例を図面に基
づいて説明する。図3の(A)〜(E)及び図4の
(F)〜(G)は従来のHCPの主な製造工程のフロー
図である。図5は従来のUバーのエーペックスを決める
斜鏡面加工の説明図である。図6は一対の夫々トラック
溝加工されたリードライト用とイレーズ用のガラスボン
ドバーとスペーサの組み付けを示す斜視図である。図7
は完成されたHCPの斜視図である。
づいて説明する。図3の(A)〜(E)及び図4の
(F)〜(G)は従来のHCPの主な製造工程のフロー
図である。図5は従来のUバーのエーペックスを決める
斜鏡面加工の説明図である。図6は一対の夫々トラック
溝加工されたリードライト用とイレーズ用のガラスボン
ドバーとスペーサの組み付けを示す斜視図である。図7
は完成されたHCPの斜視図である。
【0004】図3において、製造工程100及び200
は夫々共通の主な製造工程(A)〜(E)を有してい
て、製造工程100によって得られたリードライト用の
トラック溝入りガラスボンドバー150と、製造工程2
00によって得られたイレーズ用のトラック溝入りガラ
スボンドバー250は、図4に示す製造工程(F)で一
体に接合されてガラスモールドバー300に、更に製造
工程(G)でフォーミング加工が施されてHCPバー3
50となる。
は夫々共通の主な製造工程(A)〜(E)を有してい
て、製造工程100によって得られたリードライト用の
トラック溝入りガラスボンドバー150と、製造工程2
00によって得られたイレーズ用のトラック溝入りガラ
スボンドバー250は、図4に示す製造工程(F)で一
体に接合されてガラスモールドバー300に、更に製造
工程(G)でフォーミング加工が施されてHCPバー3
50となる。
【0005】工程(A):図3(A)において、製造工
程100では、NiーZn系、又はMnーZn系のフエ
ライトブロックから切り出された板状のワーク(被加工
物)110はマルチ砥石(後述)によって図のように形
状付け加工されてリードライト用のUバー111とな
る。製造工程200においても、同様にして、イレーズ
用のワーク210は溝加工されてUバー211が得られ
る。一例としてマルチ砥石は#400〜600で加工面
の表面粗さは約3μmである。(以下の説明では、リー
ドライトとイレーズの共通の工程を説明する場合、ワー
ク110(210)のように略記する。)
程100では、NiーZn系、又はMnーZn系のフエ
ライトブロックから切り出された板状のワーク(被加工
物)110はマルチ砥石(後述)によって図のように形
状付け加工されてリードライト用のUバー111とな
る。製造工程200においても、同様にして、イレーズ
用のワーク210は溝加工されてUバー211が得られ
る。一例としてマルチ砥石は#400〜600で加工面
の表面粗さは約3μmである。(以下の説明では、リー
ドライトとイレーズの共通の工程を説明する場合、ワー
ク110(210)のように略記する。)
【0006】工程(B):図3(B)において、Uバー
111(211)の突き合わせ面121(221)は、
例えば細かい粒径1μm以下のダイヤモンド砥粒で加工
歪みの少ない鏡面状にラップ加工されて、Uバー120
(220)となる。
111(211)の突き合わせ面121(221)は、
例えば細かい粒径1μm以下のダイヤモンド砥粒で加工
歪みの少ない鏡面状にラップ加工されて、Uバー120
(220)となる。
【0007】工程(C):図3(C)の詳細を図5に基
づいて説明する。この工程では、治具(詳細省略)13
4(234)にワックスなどで接着固定されたUバー1
20(220)に対して、ギャップ深さ136(23
6)の基準となるエーペックス131(231)の設定
を行い、次にエーペックス131(231)を基準とし
て突っ切り砥石(図省略)で側断面加工することにより
バックハイト基準面(以下BH基準と略称)137(2
37)が形成され、バックハイト(以下BHと略称)1
32(232)が設定される。
づいて説明する。この工程では、治具(詳細省略)13
4(234)にワックスなどで接着固定されたUバー1
20(220)に対して、ギャップ深さ136(23
6)の基準となるエーペックス131(231)の設定
を行い、次にエーペックス131(231)を基準とし
て突っ切り砥石(図省略)で側断面加工することにより
バックハイト基準面(以下BH基準と略称)137(2
37)が形成され、バックハイト(以下BHと略称)1
32(232)が設定される。
【0008】即ち、工程(B)のままでは鏡面加工され
た突き合わせ面121(221)とギャップ深さ側の斜
面の交点138(238)は鏡面と粗い面が交わってい
て乱反射し、チッピングもあるので光学的方法ではその
位置を特定し難い。そのため、一例として、#2500
のカップ砥石135(235)によって斜鏡面133
(233)の加工を行えば、加工面の乱反射が消失して
エーペックス131(231)を正確に特定することが
できる。この工程によって完成Uバー130(230)
となる。
た突き合わせ面121(221)とギャップ深さ側の斜
面の交点138(238)は鏡面と粗い面が交わってい
て乱反射し、チッピングもあるので光学的方法ではその
位置を特定し難い。そのため、一例として、#2500
のカップ砥石135(235)によって斜鏡面133
(233)の加工を行えば、加工面の乱反射が消失して
エーペックス131(231)を正確に特定することが
できる。この工程によって完成Uバー130(230)
となる。
【0009】上記の加工に於ける加工精度は、例えば、
2.7mm高さのHCPでは、リードライト用のBH1
32が2.67±0.002mm、イレーズ用のBH2
32は2.64±0.002mmと、同一方法による加
工の為リードライト用とイレーズ用とで同じ加工精度と
なっている。なお、ギャップ深さ136(236)はB
H基準137(237)から所定の設定値を与えること
によって、HCP工程が終了した後の磁気ヘッドの組み
立て工程を経て最終仕上げ加工で完成される。
2.7mm高さのHCPでは、リードライト用のBH1
32が2.67±0.002mm、イレーズ用のBH2
32は2.64±0.002mmと、同一方法による加
工の為リードライト用とイレーズ用とで同じ加工精度と
なっている。なお、ギャップ深さ136(236)はB
H基準137(237)から所定の設定値を与えること
によって、HCP工程が終了した後の磁気ヘッドの組み
立て工程を経て最終仕上げ加工で完成される。
【0010】工程(D):図3(D)において、Uバー
130(230)の突き合わせ面121(221)側に
スパッタリングなどでSiO2の薄膜が形成されたIバ
ー141(241)とUバー130(230)は、ギャ
ップ長さ(IバーとUバーの間隔)を精度よく保持する
ために、治具(図省略)に、直径数100μm前後で長
さ数10mmのボンディングガラス142(242),
143(243)と共にセットされ、設定された温度パ
ターンによる熱工程を経てガラスボンドバー140(2
40)となる。
130(230)の突き合わせ面121(221)側に
スパッタリングなどでSiO2の薄膜が形成されたIバ
ー141(241)とUバー130(230)は、ギャ
ップ長さ(IバーとUバーの間隔)を精度よく保持する
ために、治具(図省略)に、直径数100μm前後で長
さ数10mmのボンディングガラス142(242),
143(243)と共にセットされ、設定された温度パ
ターンによる熱工程を経てガラスボンドバー140(2
40)となる。
【0011】工程(E):図3(E)において、ガラス
ボンドバー140(240)にトラック溝151(25
1)の加工が施され、リードライト用のトラック溝入り
ガラスボンドバー150と、イレーズ用のトラック溝入
りガラスボンドバー250となる。
ボンドバー140(240)にトラック溝151(25
1)の加工が施され、リードライト用のトラック溝入り
ガラスボンドバー150と、イレーズ用のトラック溝入
りガラスボンドバー250となる。
【0012】工程(F):図4(F)の詳細を図6の斜
視図に基づいて説明する。リードライト用のガラスボン
ドバー150とイレーズ用のガラスボンドバー250の
夫々のIバー141,241同士をセラミック又はガラ
スからなるスペーサ301を挟んで対向させ、前記トラ
ック溝151(251)にガラスを流し込んで接合する
(図省略)ことによりガラスモールドバー300とな
る。
視図に基づいて説明する。リードライト用のガラスボン
ドバー150とイレーズ用のガラスボンドバー250の
夫々のIバー141,241同士をセラミック又はガラ
スからなるスペーサ301を挟んで対向させ、前記トラ
ック溝151(251)にガラスを流し込んで接合する
(図省略)ことによりガラスモールドバー300とな
る。
【0013】工程(G):図4(G)において、ガラス
モールドバー300はフォーミング加工されて、Iバー
141(241)の一部に加工残り150a(250
a)のあるHCPバー350となる。
モールドバー300はフォーミング加工されて、Iバー
141(241)の一部に加工残り150a(250
a)のあるHCPバー350となる。
【0014】図7は上記のHCPバー350をスライス
して得られるHCPの完成体700を示すものである。
完成体700は、イレーズトラック溝251a、イレー
ズIバーのピース251p、リードライトIバーのピー
ス141p及び上記のスペーサ301のピース301p
とで形成される両コイル挿入脚150p,250p、リ
ードライトトラック溝151a、両加工残り部150a
p,250apなどから構成される。以上の説明から分
かるように、図3に示す製造工程(A)〜(C)で両U
バー130,230の製作方法は殆ど同一である。
して得られるHCPの完成体700を示すものである。
完成体700は、イレーズトラック溝251a、イレー
ズIバーのピース251p、リードライトIバーのピー
ス141p及び上記のスペーサ301のピース301p
とで形成される両コイル挿入脚150p,250p、リ
ードライトトラック溝151a、両加工残り部150a
p,250apなどから構成される。以上の説明から分
かるように、図3に示す製造工程(A)〜(C)で両U
バー130,230の製作方法は殆ど同一である。
【0015】上記のHCPの完成体700において、前
工程のガラスボンドバー140(240)の要求精度
は、一例としてBHはリードライト用で2.67±0.
002mm、イレーズ用で2.64±0.02mm、ギ
ャップ深さはリードライト用で30±10μm、イレー
ズ用で60±40μmである。したがって、イレーズ用
のガラスボンドバー240に要求されるBH及びギャッ
プ深さの要求精度は、リードライト用のガラスボンドバ
ー140のそれと比較して許容値が4〜10倍大きいこ
とが分かる。これは、磁気ヘッドのリードライト用のB
H及びギャップ深さの要求精度が厳しいのに対して、イ
レーズ用のそれ等は消去特性に余裕があり要求精度が緩
やかなためである。
工程のガラスボンドバー140(240)の要求精度
は、一例としてBHはリードライト用で2.67±0.
002mm、イレーズ用で2.64±0.02mm、ギ
ャップ深さはリードライト用で30±10μm、イレー
ズ用で60±40μmである。したがって、イレーズ用
のガラスボンドバー240に要求されるBH及びギャッ
プ深さの要求精度は、リードライト用のガラスボンドバ
ー140のそれと比較して許容値が4〜10倍大きいこ
とが分かる。これは、磁気ヘッドのリードライト用のB
H及びギャップ深さの要求精度が厳しいのに対して、イ
レーズ用のそれ等は消去特性に余裕があり要求精度が緩
やかなためである。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、リード
ライト用の加工精度を保証する為の加工方法をイレーズ
用にも適用しているために、イレーズ側に対しては加工
方法が過剰適応となっていてイレーズ用の要求精度に見
合った製造工程が実現していないことになる。従って、
磁気ヘッドの性能(例えば消去特性)を向上させている
訳ではないのに、イレーズ側に過剰な製造コストを掛け
ていると言える。このことは、磁気ヘッドの性能/コス
トを相対的に低下させ、磁気ヘッドを用いた製品の普及
を遅らせる要因となる恐れがある。
ライト用の加工精度を保証する為の加工方法をイレーズ
用にも適用しているために、イレーズ側に対しては加工
方法が過剰適応となっていてイレーズ用の要求精度に見
合った製造工程が実現していないことになる。従って、
磁気ヘッドの性能(例えば消去特性)を向上させている
訳ではないのに、イレーズ側に過剰な製造コストを掛け
ていると言える。このことは、磁気ヘッドの性能/コス
トを相対的に低下させ、磁気ヘッドを用いた製品の普及
を遅らせる要因となる恐れがある。
【0017】本発明の目的は、イレーズ用のガラスボン
ドバーのUバーのIバーと対向する面の形状付け加工を
マルチ砥石によってのみ行い、斜鏡面加工を行わないこ
とにより、磁気ヘッドの性能/コストの改善を実現する
ことである。
ドバーのUバーのIバーと対向する面の形状付け加工を
マルチ砥石によってのみ行い、斜鏡面加工を行わないこ
とにより、磁気ヘッドの性能/コストの改善を実現する
ことである。
【0018】
【課題を解決するための手段】課題を解決するための手
段は、リードライト用のUバーのIバーとの対向面に形
状付け加工を行う工程と、前記Uバーのエーペックスを
決める斜鏡面加工を施す工程と、前記Uバーの側断面加
工によりエーペックスからのBHが決められる工程と、
リードライト用のIバーとのガラス接合によりリードラ
イト用のガラスボンドバーが形成される工程と、前記ガ
ラスボンドバーと対をなすイレーズ用のUバーのIバー
との対向面にマルチ砥石によって形状付け加工を施すと
同時にBHを決める側断面加工が施される工程とを有す
ることを特徴とする。
段は、リードライト用のUバーのIバーとの対向面に形
状付け加工を行う工程と、前記Uバーのエーペックスを
決める斜鏡面加工を施す工程と、前記Uバーの側断面加
工によりエーペックスからのBHが決められる工程と、
リードライト用のIバーとのガラス接合によりリードラ
イト用のガラスボンドバーが形成される工程と、前記ガ
ラスボンドバーと対をなすイレーズ用のUバーのIバー
との対向面にマルチ砥石によって形状付け加工を施すと
同時にBHを決める側断面加工が施される工程とを有す
ることを特徴とする。
【0019】さらには、BHを決める側断面加工におい
ては砥石の外周部の側面を、砥石側面と平行に突出させ
た内周稜線部及び外周稜線部を有する砥石を用いて内周
稜線部が被加工物の下面を抜け切るように加工すること
を特徴とする。
ては砥石の外周部の側面を、砥石側面と平行に突出させ
た内周稜線部及び外周稜線部を有する砥石を用いて内周
稜線部が被加工物の下面を抜け切るように加工すること
を特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下では本発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1は本発明のUバーのエーペ
ックス及びエーペックスを基準とするBHを決めるマル
チ砥石による加工の説明図である。図2の(A)〜
(E)は本発明のHCPの主な製造工程のフロー図であ
る。
面に基づいて説明する。図1は本発明のUバーのエーペ
ックス及びエーペックスを基準とするBHを決めるマル
チ砥石による加工の説明図である。図2の(A)〜
(E)は本発明のHCPの主な製造工程のフロー図であ
る。
【0021】図2において、リードライト用のガラスボ
ンドバーの製造工程とガラスモールドバーの製造工程
(F)とHCPの製造工程(G)とは従来のそれぞれの
製造工程と同様なので図と説明とを省略する。イレーズ
用ガラスボンドバー440の工程(A)〜(E)からな
る製造工程400について、工程(C)の斜鏡面加工は
ない。又、この後の工程(D),(E)は従来と全く同
様であり、説明を省略する。
ンドバーの製造工程とガラスモールドバーの製造工程
(F)とHCPの製造工程(G)とは従来のそれぞれの
製造工程と同様なので図と説明とを省略する。イレーズ
用ガラスボンドバー440の工程(A)〜(E)からな
る製造工程400について、工程(C)の斜鏡面加工は
ない。又、この後の工程(D),(E)は従来と全く同
様であり、説明を省略する。
【0022】次に、上記の工程(A),(B)の詳細を
図1に基づいて説明する。加工機(図省略)の軸受けは
ボールベアリングであり、軸受け剛性はラジアルで約5
kgf/μm、スラスト剛性は約9kgf/μm、軸振
れは約3μm以内であり、砥石の振れは約2μm以内に
抑えられている。フエライトブロックから切り出された
フエライトの被加工物であるUバー411は治具413
(詳細省略)にワックスなどで接着固定される。溝切り
加工用のマルチ砥石412は#400のメタルボンド
で、斜面のある砥石412a,412b及び外周部の側
面を砥石側面と平行に突出させた段部416を有する直
径125mmの突っ切り砥石412cから構成される。
図1に基づいて説明する。加工機(図省略)の軸受けは
ボールベアリングであり、軸受け剛性はラジアルで約5
kgf/μm、スラスト剛性は約9kgf/μm、軸振
れは約3μm以内であり、砥石の振れは約2μm以内に
抑えられている。フエライトブロックから切り出された
フエライトの被加工物であるUバー411は治具413
(詳細省略)にワックスなどで接着固定される。溝切り
加工用のマルチ砥石412は#400のメタルボンド
で、斜面のある砥石412a,412b及び外周部の側
面を砥石側面と平行に突出させた段部416を有する直
径125mmの突っ切り砥石412cから構成される。
【0023】Uバー411のエーペックス414は砥石
412aで加工されると同時に、BH422は突っ切り
砥石412cの外周稜線部426、内周稜線部425が
Uバー411のワーク下面424を突っ切ることによっ
て加工されて得られる。次に、マルチ砥石412によっ
てUバー411の形状付け加工が実施された後で、粒径
1μm以下のダイヤモンド砥粒を用いて50μm程度の
研磨代427により鏡面のラップ面421が形成され
る。同時に、BH422は予め研磨代427を見込んで
大き目に設定されているが、研磨工程後は所定の要求精
度内に入れられる。
412aで加工されると同時に、BH422は突っ切り
砥石412cの外周稜線部426、内周稜線部425が
Uバー411のワーク下面424を突っ切ることによっ
て加工されて得られる。次に、マルチ砥石412によっ
てUバー411の形状付け加工が実施された後で、粒径
1μm以下のダイヤモンド砥粒を用いて50μm程度の
研磨代427により鏡面のラップ面421が形成され
る。同時に、BH422は予め研磨代427を見込んで
大き目に設定されているが、研磨工程後は所定の要求精
度内に入れられる。
【0024】上記の突っ切り砥石412cの側面と平行
に突出された段部416は加工面からの砥石の逃げ41
7を僅少にし、BH基準423とラップ面421(突き
合わせ面)との直角度を保持する働きがある。斜鏡面加
工を行わないので、エーペックス414の斜面414a
の表面粗さが大きい為、加工汚れが斜面414aに擦り
込まれることが多く、その汚れがガラスボンデングの際
の熱で気化して気泡が発生し、それに伴う品質不良が心
配される。しかしこれは、洗浄方法を以下のように選ぶ
ことによって解決された。(1)ワックスで治具に接着
固定されたUバー420をホットプレートにセットし、
その熱によって剥離してトリクレン洗浄を行う。(2)
Uバー420のガラスボンデング前の洗浄として、アル
カリ系洗剤−中性洗剤−市水−純水−IPA等による洗
浄を行う。以上の洗浄工程により加工汚れを落とすこと
ができる。
に突出された段部416は加工面からの砥石の逃げ41
7を僅少にし、BH基準423とラップ面421(突き
合わせ面)との直角度を保持する働きがある。斜鏡面加
工を行わないので、エーペックス414の斜面414a
の表面粗さが大きい為、加工汚れが斜面414aに擦り
込まれることが多く、その汚れがガラスボンデングの際
の熱で気化して気泡が発生し、それに伴う品質不良が心
配される。しかしこれは、洗浄方法を以下のように選ぶ
ことによって解決された。(1)ワックスで治具に接着
固定されたUバー420をホットプレートにセットし、
その熱によって剥離してトリクレン洗浄を行う。(2)
Uバー420のガラスボンデング前の洗浄として、アル
カリ系洗剤−中性洗剤−市水−純水−IPA等による洗
浄を行う。以上の洗浄工程により加工汚れを落とすこと
ができる。
【0025】このように、イレーズボンドバーのUバー
の加工方法と洗浄方法を用いた本発明の磁気ヘッドのコ
アピースの製造方法によって得られた加工精度は、BH
がリードライト用で2.67±0.002mm、イレー
ズ用で2.64±0.02mmであり、要求精度に見合
った加工精度となっている。また、後工程の組み立て後
の最終仕上のギャップ深さは、リードライト用で30±
10μm、イレーズ用で60±40μmであり、BHと
同様に要求精度を満足している。さらに、磁気ヘッドの
特性(例えば消去特性)も従来の物と本発明の物とでの
差異は認められなかった。
の加工方法と洗浄方法を用いた本発明の磁気ヘッドのコ
アピースの製造方法によって得られた加工精度は、BH
がリードライト用で2.67±0.002mm、イレー
ズ用で2.64±0.02mmであり、要求精度に見合
った加工精度となっている。また、後工程の組み立て後
の最終仕上のギャップ深さは、リードライト用で30±
10μm、イレーズ用で60±40μmであり、BHと
同様に要求精度を満足している。さらに、磁気ヘッドの
特性(例えば消去特性)も従来の物と本発明の物とでの
差異は認められなかった。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、磁気ヘッドのHCPの
製造工程の一つであるイレーズ用のガラスボンドバーの
製造工程において、Uバーの形状付け加工後の斜鏡面加
工を行わなくても特性に差異はなく、工程が簡略化され
た分だけ性能/コストが改善される。また、Uバーの形
状付け加工用のマルチ砥石の突っ切り砥石に砥石側面と
平行に外周部に段部を設けることによって、砥石の逃げ
が少なくBH基準と突き合わせ面(ラップ面)との直角
度が維持され、その結果、リードライト用のガラスボン
ドバーの寸法変動も少なくなり、磁気ヘッドの品質が格
段に安定する。
製造工程の一つであるイレーズ用のガラスボンドバーの
製造工程において、Uバーの形状付け加工後の斜鏡面加
工を行わなくても特性に差異はなく、工程が簡略化され
た分だけ性能/コストが改善される。また、Uバーの形
状付け加工用のマルチ砥石の突っ切り砥石に砥石側面と
平行に外周部に段部を設けることによって、砥石の逃げ
が少なくBH基準と突き合わせ面(ラップ面)との直角
度が維持され、その結果、リードライト用のガラスボン
ドバーの寸法変動も少なくなり、磁気ヘッドの品質が格
段に安定する。
【図1】本発明のイレーズ用Uバーのマルチ砥石による
加工の説明図である。
加工の説明図である。
【図2】本発明のガラスボンドバーの製造工程を示した
工程フロー図である。
工程フロー図である。
【図3】従来のガラスボンドバーの製造工程を示した工
程フロー図である。
程フロー図である。
【図4】従来のHCPバーの製造工程を示した工程フロ
ー図である。
ー図である。
【図5】従来のUバーの斜鏡面加工の説明図である。
【図6】ガラスボンドバーとスペーサの組み付けを示す
斜視図である。
斜視図である。
【図7】HCPの完成体斜視図である。
411 Uバー 412 マルチ砥石 412a,412b 砥石 412c 突っ切り砥石 413 治具 414 エーペックス 414a 斜面 416 段部 417 砥石の逃げ 421 ラップ面 422 バックハイト 423 バックハイト基準面 424 ワーク下面 425 内周稜線部 426 外周稜線部 427 研磨代
Claims (2)
- 【請求項1】 フエライト磁性材ブロックから切り出さ
れた板状被加工物がリードライト用のIバー及びUバー
に形状付け加工される工程と、同じくイレーズ用のIバ
ー及びUバーに形状付け加工される工程と、前記夫々一
対のIバーとUバーのガラス接合によりギャップが形成
されるリードライト用及びイレーズ用のガラスボンドバ
ーが形成される工程と、一対の前記リードライト用及び
イレーズ用のガラスボンドバーにトラック溝が加工され
る工程と、前記一対のガラスボンドバーが一体に接合し
て形成されるガラスモールドバーが形成される工程と、
前記ガラスモールドバーのフォーミング加工工程と、ス
ライシング工程とからなるFDD用の複合型磁気ヘッド
のヘッドコアピースの製造方法において、前記リードラ
イト用のUバーのIバーとの対向面に形状付け加工を行
う工程と、該Uバーのエーペックスを決める斜鏡面加工
を施す工程と、該Uバーの側断面加工によりバックハイ
トが決められる工程と、前記リードライト用のIバーと
のガラス接合によりリードライト用のガラスボンドバー
が形成される工程と、該ガラスボンドバーと対をなす前
記イレーズ用のUバーのIバーとの対向面にマルチ砥石
によって形状付け加工を施すと同時にバックハイトを決
める側断面加工が施される工程とを有することを特徴と
するFDD用の複合型磁気ヘッドのヘッドコアピースの
製造方法。 - 【請求項2】 前記バックハイトを決める前記側断面加
工においては砥石の外周部の側面を、砥石側面と平行に
突出させた内周稜線部及び外周稜線部を有する砥石を用
いて前記内周稜線部が被加工物の下面を抜け切るように
加工することを特徴とする請求項1に記載の複合型磁気
ヘッドのヘッドコアピースの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34697195A JPH09167311A (ja) | 1995-12-14 | 1995-12-14 | 複合型磁気ヘッドのヘッドコアピースの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34697195A JPH09167311A (ja) | 1995-12-14 | 1995-12-14 | 複合型磁気ヘッドのヘッドコアピースの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09167311A true JPH09167311A (ja) | 1997-06-24 |
Family
ID=18387057
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34697195A Pending JPH09167311A (ja) | 1995-12-14 | 1995-12-14 | 複合型磁気ヘッドのヘッドコアピースの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09167311A (ja) |
-
1995
- 1995-12-14 JP JP34697195A patent/JPH09167311A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050308 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050419 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051018 |