JPH09173219A - 物品焙焼器 - Google Patents

物品焙焼器

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JPH09173219A
JPH09173219A JP8326975A JP32697596A JPH09173219A JP H09173219 A JPH09173219 A JP H09173219A JP 8326975 A JP8326975 A JP 8326975A JP 32697596 A JP32697596 A JP 32697596A JP H09173219 A JPH09173219 A JP H09173219A
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JP
Japan
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article
temperature
roasting
control
signal
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JP8326975A
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Inventor
Jean-Pierre Hazan
アザン ジャン−ピエール
Jean-Louis Nagel
ナジェル ジャン−ルイ
Serge Gourrier
グリエ セルジュ
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Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Philips Electronics NV
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Publication date
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Publication of JPH09173219A5 publication Critical patent/JPH09173219A5/ja
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    • A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47J—KITCHEN EQUIPMENT; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; APPARATUS FOR MAKING BEVERAGES
    • A47J37/00—Baking; Roasting; Grilling; Frying
    • A47J37/06—Roasters; Grills; Sandwich grills
    • A47J37/08—Bread-toasters
    • A47J37/0814—Bread-toasters with automatic bread ejection or timing means
    • A47J37/0842—Bread-toasters with automatic bread ejection or timing means with electronic timers
    • A—HUMAN NECESSITIES
    • A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47J—KITCHEN EQUIPMENT; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; APPARATUS FOR MAKING BEVERAGES
    • A47J37/00—Baking; Roasting; Grilling; Frying
    • A47J37/06—Roasters; Grills; Sandwich grills
    • A47J37/08—Bread-toasters
    • A47J37/0814—Bread-toasters with automatic bread ejection or timing means
    • A47J37/085—Bread-toasters with automatic bread ejection or timing means with means for sensing the bread condition

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Electric Stoves And Ranges (AREA)
  • Baking, Grill, Roasting (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 種々の異なる初期条件のパラメタの影響にも
拘わらず再現性のある良好な焙焼品質が得られる物品焙
焼器(例えばパン焼き器)の提供 【解決手段】 物品(10)を高熱で焼くための焙焼器(5)
が、焙焼中の物品の焙焼条件の変動を検出し、ユーザー
が焙焼結果を所望のように調整することを許容する検出
手段(12)を含む。該焙焼器は物品の温度を測定する温度
センサー(13)を含む。タイミング手段(14)は予め定めら
れた温度 (Td)に達したときにスタートする。またタイ
ミング手段(14)は、もう1つの予め定められた温度 (T
f)に達したときか又は予め定められた期間が経過したと
きかどちらかで停止する。焙焼器は物品を高熱で焼くに
先立って該物品を解凍する過程を制御することもでき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱手段と;加熱
手段を制御するための制御手段と;制御手段の時間制御
を行うタイミング手段と;焙焼中に物品の焙焼条件の変
動を検出するため、及び少なくとも1つの焙焼条件しき
い値に達したときにタイミング手段を起動させるところ
の制御信号を少なくとも1つ供給するための検出手段
と;を有して成る物品焙焼器に関する。
【0002】
【従来の技術】パン焼き器(トースタ)は基本的に、加
熱手段(加熱抵抗又は赤外線エレメント)と、幾切れか
のパンを受容する区画と、パンが満足すべき焼け具合の
達したときに加熱手段の通電を切断するための制御手段
と、を有する。
【0003】パン焼き器の使用中に生じる問題点は焙焼
過程中にパンの焙焼条件を制御することについてであ
る。種々の解答が提案されているがそれらはこの問題点
を部分的に解決するもののみである。
【0004】焙焼器の或るものは制御手段を含み、それ
はユーザーが設定することができ、加熱手段の動作時間
を制御することができる。従ってユーザーは順次試行す
ることに基づきパンの焦げ具合を所望のように調整でき
る。
【0005】更に最近の焙焼器は、焙焼条件を定めて加
熱手段に反映させるために、焙焼中にパンの表面の発す
る熱輻射を測定する。米国特許第 4,976,194号という文
献は、この原理に基づいてパンを焼くことと上の部分に
置いた食品を暖めることとを同時に行うことのできるパ
ン焼き器を提案している。本発明に関連するのは、該文
献がパンの焙焼条件を検出し焙焼条件しきい値に達した
とき焙焼過程を停止する制御デバイスを開示しているこ
とである。
【0006】しかし、そのような制御デバイスは、次の
ようなパンのタイプ及びその特性、すなわち: − 初期組成、密度、及び色彩(白、淡、濃); − 初期温度(常温のパン、冷たいパン、凍ったパ
ン); − 水分含有量; − 焼こうとするパンの厚さ; 等とは無関係に、再現可能な焙焼品質を得るには不適切
である。
【0007】実際問題として、パンの発する熱輻射(rad
iation) とパンの温度との関係は、パンの輻射性(emiss
ivity)に依存し、またその輻射性は逆にこれらのパラメ
タのすべてに依存するので、このようにして得られた焙
焼品質は寧ろ不確実になる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、これ
ら種々の初期条件のパラメタの影響にも拘わらず遙かに
よい再現性のある焙焼品質を得ることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的は、冒頭に規定
した焙焼器が、上記検出手段は物品の温度を測定する温
度センサーを含み;また、上記検出手段は、物品の温度
が1番目の焙焼条件しきい値を定義する予め定められた
温度より高いときに、タイミング手段をスタートさせる
1番目の制御信号を供給するための1番目の比較手段を
含む;ことにより達成される。
【0010】このやり方では、実効的な焙焼過程の開始
と実際に一致する適切な温度にパンが達するまで、タイ
ミング手段は起動しない。これにより、例えばパンの初
期温度、重さ、及び初期の水分含有の程度、というよう
なパラメタの違いの影響を、かなり減少させることがで
きる。従って焙焼が開始される瞬間、すなわち実際の焙
焼サイクルの精密な制御が開始される瞬間が、以前に較
べて一層正確に規定され、焙焼はパンの温度が十分高い
ときにのみ実行される。この1番目の温度しきい値が、
タイミング手段の行動にとって開始温度を構成する。こ
の瞬間に制御手段はタイミング手段の制御の下に一時的
に最終期間に入り、その最終期間の間に主な焙焼過程が
行われる。
【0011】焙焼しようとする物品は一般的にかなりの
量の水分を含んでいるという事実を考慮に入れるため
に、開始温度は 100℃より僅かに高く選定される。この
やり方で、特に一切れのパンの表面に含まれる水分の大
半は初期加熱期間中に蒸発させることができ、該一切れ
のパンの中央は、もしそれが非常に冷たかったとして
も、相当暖められている。
【0012】1番目の制御信号が現れるとタイミング手
段は最終焙焼期間中の動作を実行する。該最終期間の長
さは2つのやり方で定めることができる。
【0013】第1のモードでは、最終期間の長さはタイ
ミング手段自身によって時間の関数として定義され、そ
れは予め定められた時間の満期後に最終期間が終了する
ことを決定する。タイミング手段は加熱手段を停止する
瞬間を定める。焙焼過程は時間的に最終期間中に行わ
れ、それは加熱電力の変化を伴うこともあり、伴わない
こともある。加熱電力の減少も有り得る。最終期間の長
さは前もって決めて置くこともでき、或いはユーザーが
設定して焙焼過程をその個人的な好みに適合させること
もできる。この目的のためにユーザーはその管轄下の制
御手段を持つ。
【0014】そのために、上記タイミング手段は上記1
番目の制御信号により動作開始するカウンタを含み、該
カウンタは時間制御期間を測定し、また、上記タイミン
グ手段は、上記時間制御期間が焙焼の終わりを定義する
予め定められた長さに達したときに、上記制御手段に切
断信号を供給する。
【0015】第2のモードでは、1番目の制御信号が現
れると加熱電力は規則的に変わり、パンが予め定められ
たもう1つの温度に到達するまで焙焼過程は継続する。
そのときには、上記検出手段は、上記物品の温度が2番
目の焙焼条件しきい値を定義する2番目の予め定められ
た温度に達したときに、2番目の制御信号を供給するた
めの2番目の比較手段を含み、また、上記タイミング手
段は、上記1番目の制御信号に応答して上記制御手段に
加熱特性変更信号を供給し、及び、上記2番目の制御信
号に応答して上記加熱手段への通電を切断するために上
記制御手段に切断信号を供給する。
【0016】この2番目の予め定められた温度は停止温
度と呼ばれ、それは約 180℃ないし200℃の温度範囲内
に在る。
【0017】この第2のモードでは、加熱特性変更信号
が生じると最終期間中は自動的に加熱電力の減少が行わ
れる。この電力の減少は、段階的に実行することも、或
いは連続的に実行することもできる。これはパンの焼け
具合の判断をより精密に制御することを可能にする。事
実、最終期間は焙焼過程の大部分が其処で起きるものな
のである。それ故にこの最終期間に生起する動作を精密
に制御することが望ましい。焙焼過程が余りに急速に進
んで、その結果それを制御することが更に困難になる、
ということが起きないことを保証するために、加熱特性
は最終期間の始めの段階で変えられる。このことは、加
熱手段の停止する瞬間に対し更に広いマージンを持つこ
とを可能にし、従って、焙焼過程の終わりに一層強力に
なる傾向を持つ焙焼機構でパンが焦げ過ぎるのを防ぐこ
とを可能にする。この停止の瞬間に対するマージンは、
温度測定に誤差のある場合に重要である。この誤差は特
に測定する領域が当該一切れのパンの表面の極く一部分
しか占めていないという事実によって起きる可能性があ
る。更に、温度測定誤差は、パンの温度が高く加熱電力
が強いときに、一層厳しい結果をもたらす。従って焙焼
機構の精細な制御は極めて重要である。
【0018】第1のモード、第2のモードのいずれにお
いても、加熱手段の停止は、加熱を停止するために切断
信号を制御手段に供給するタイミング手段によって実行
される。
【0019】機械的な接触をすることなく物品の発する
赤外輻射線を測定する温度センサーを用いることは好適
である。パンの輻射性とは無関係にするために、検出手
段は、センサーと焙焼されようとする物品との間で交換
される熱束(fluxes)の間の平衡(equilibrium) を測定す
ることにより、動作することを好適とする。
【0020】焙焼されようとするパンが未だ凍っている
ときには、焙焼器が焙焼を始める前にパンの解凍を制御
することから開始することを保証することができる。こ
の目的のために、上記検出手段は、物品を解凍する過程
を制御するために、2つの状態を持つ3番目の制御信号
を供給するための3番目の比較手段を含み、また、上記
タイミング手段は、物品の温度が0℃より低いときは上
記2つの状態のうちの第1状態の信号により動作を開始
し、物品の温度が0℃を越えているときは上記2つの状
態のうちの第2状態の信号により動作を停止するように
してある。
【0021】
【実施例】本発明は以下に記載する非限定的な実例の図
面及び実施例の説明により一層完全に理解されるであろ
う。
【0022】図1は、物品10を高熱で焼くための焙焼器
5を示し、それは例えばパン焼き器すなわちトースタで
ある。該焙焼器5は加熱手段17を含み、それは例えば加
熱抵抗又は赤外線加熱エレメントである。これらの加熱
手段の動作は図中にCONTROLと記した制御手段11により
制御され、該制御手段11はスイッチ16を介して電源Vに
接続している。検出手段12は、例えば一切れのパンのよ
うな物品10の温度の変動を検出することができる。
【0023】本発明によれば上記検出手段は温度センサ
ー13を含み、該温度センサーはパンの表面の温度を、機
械的に接触して、或いは機械的に接触することなく、測
定する。タイミング手段14が、検出手段12と制御手段11
との間に配置される。
【0024】トースタに電圧が与えられるときはスイッ
チ16が起動して、それにより制御手段11は初期期間の間
は加熱手段17に通電することができるようにする。する
と上記一切れのパンは加熱手段の生成する熱輻射に曝さ
れて、その結果として該一切れのパンの温度が上昇し、
その温度上昇は温度センサー13によって測定される。パ
ンの温度が、 100℃より僅かに高いことを好適とする予
め定められた1番目の温度Td に到達すると、検出手段
12は1番目の制御信号Sd をタイミング手段14に供給
し、次に該タイミング手段14は、その間はタイミング手
段が制御手段11を制御するところの最終期間の、長さの
判定をスタートさせる。この制御モードは最終期間の終
わりに終了する。
【0025】図4では、温度センサー13は検出手段12の
中に含まれる。該温度センサー13は信号ST を供給し、
この信号ST は比較器27d で規準値Ref1と比較される。
検出手段は信号ST が規準値Ref1と等しくなる時を判定
してそれから制御信号Sd を供給する。この規準値は規
準電圧によって形成することができ、又は電子メモリに
記憶された値によって形成することもできる。
【0026】第1のモードでは、最終期間の終わりはタ
イミング手段自身により時間の関数として定められる。
この目的のために、該タイミング手段はカウンタ19を含
み、該カウンタ19が上記1番目の制御信号の現れた瞬間
から経過した時間を測定し且つ最終期間の終わりを定め
る。予め定められる最終期間の長さは、例えば把手18の
ような設定手段を用いて、ユーザーが変えることができ
る。焙焼過程の行き過ぎを避けるために、最終期間の経
過中に加熱エレメントの消耗する電力を減少させること
ができる。それは焙焼過程が終わりに近づくに従って一
層差し迫ってくる。電力の減少のさせ方は、漸進的にす
ることも、段階的にすることも、或いはそれ以外の変更
ルールに従うこともできる。予め定められる長さはトー
スタの仕様:すなわち、上記加熱エレメントの配置;上
記一切れのパンの位置;焙焼器の構造;に従って定めら
れる。それ故にその典型的な長さは該焙焼器の設計中の
予備テストの段階で定められる。平均的にはそれは1〜
2分程度である。
【0027】第2のモードでは、最終期間の終わりはパ
ンの温度が停止温度Tf と呼ばれる予め定められた2番
目の温度に達する時と定められる。この温度Tf は約 1
80℃ないし 200℃の温度範囲から選定される。実際に、
満足すべきパンの焙焼はこの温度範囲で得られ、これよ
り高い温度はパンの焦げ過ぎの恐れのあることが実験に
より判っている。温度センサーがこの停止温度を測定す
ると、検出手段12は停止信号Sf をタイミング手段14に
供給する。するとそれに応じて該タイミング手段は加熱
手段への通電を停止するため通電停止信号Cf を制御手
段11に供給する。
【0028】図4は検出手段12が比較手段27f を含むこ
とを示し、該比較手段27f は温度センサー13から信号S
T を受信し、またこの信号ST を、予め定められた温度
Tfに対応する規準値Ref2と比較する。比較手段27f
は、信号ST が規準値Ref2に等しいときに制御信号Sf
を供給する。
【0029】第2のモードでは、上記1番目の制御信号
が現れると、タイミング手段が制御手段に働き掛けて加
熱手段の加熱電力を変更する。この目的のためにタイミ
ング手段14は、制御手段11に作用する加熱特性変更信号
Ca を供給し、加熱電力で消耗する電力を減少させる。
【0030】焙焼器にはスイッチ15を設けることがで
き、該スイッチ15は、最終期間の終わりを定めるモード
をどれか選択することができる。
【0031】図2は、初期温度の異なる2切れのパンに
関する2つのカーブを示す。例えばスライス1は初期温
度Ti =20℃であり、スライス2は初期温度Ti =−10
℃であるとする。そのとき開始温度Td を 100℃に選定
するとスライス1はスライス2よりもかなり前に 100℃
に達する。スライスが加熱手段の輻射に曝される最初の
瞬間から計時を始めると、例えば時点t1にもし焙焼過程
が停止したとするならば、それはスライス1にとっては
遅すぎる(Tf の後)し、スライス2にとっては早すぎ
る(Tf の前)ことは明らかである。本発明によれば、
タイミング手段はパンが開始温度 (Td)に達した瞬間か
らしか焙焼過程の制御を行わない。すると実際の焙焼動
作は、前述のとおり各パンのスライスにとって最終期間
Δt1又はΔt2の間だけ進行することができる。焙焼過程
が停止温度Tf によって限定される場合(図2)は、期
間Δt1及びΔt2は相互に接近するように見え、それは焙
焼過程が以前よりも良く制御されていることを示す。逆
に、動作期間Δt が固定している場合は、該期間の終わ
りに得られる温度は常にほぼ等しい。カーブは焙焼動作
の終わりに僅かに曲がっているが、これは焙焼機構を更
に良く制御するために加熱電力が減少することを示して
いる。
【0032】凍ったパンの場合には、本発明の原理はパ
ンの解凍期間に応用できる。パンが挿入されたときに、
もし温度センサーがパンの温度を0℃より下と検出した
ら、検出手段12は解凍プログラムを起動させる制御信号
Sc を、例えばアナログで供給する。するとタイミング
手段がスタートする。信号Sc を生成するために、温度
センサーにより供給される信号ST が3番目の比較手段
27c に与えられ、該3番目の比較手段27c は、0℃とい
う規準温度に対応する規準信号Ref3も受け取る。3番目
の比較手段27c は比較信号Sc を供給し、この比較信号
Sc の正負の符号はパンの温度が0℃のしきい値を越え
ると変わる。加熱電力を変える動作は前に述べたのと同
様に実行できる。加熱電力はパンの解凍を速くするよう
に変えることができる。解凍は、予め定められた時間が
経過したときか、又は予め定められた温度に達したとき
か、のどちらかで終わらせることができる。解凍プログ
ラムでの予め定められた時間というのは臨界的なもので
はない。典型的にそれは 0.5ないし1分程度である。予
め定められた温度は周囲温度に近いものとすることがで
き、それが 100℃より下とすればやはり全く臨界的では
ない。それは例えばアナログ信号Sc の所与の値に対応
することができよう。解凍が終わると上述の焙焼動作が
自動的に開始される。
【0033】図3は、機械的接点なしで動作する温度セ
ンサー13の構造を示す。熱伝導度の低い基板30、例えば
ポリイミドの基板が、金属層31、例えばコンスタンタン
の層を載せており、その上に他の金属層32、例えば銅で
形成されたパッドが置かれている。コンスタンタン層31
の表面で銅32から空隙36に移行する接合点A,Bは各々
が熱電対を形成する。吸収層33が入射する輻射線40を吸
収する。2つの接合点のうちの1つ、例えばBを、輻射
線40への暴露に対して、例えば金の反射層34を用いて1
つ置きにマスクすることにより(反射した輻射線41)、
直列に配置した熱電対が得られて、その起電力は、容易
に測定するのに十分な大きさの電圧を生成するよう累積
される。基板の背面は使用中は等温であるように設計さ
れている。基板30は、良導体の支持部35、例えば銅の平
板上に置かれて、基板30の背面が均一の温度であること
を保証する(等温面)。それにも拘わらず、センサーは
低い熱容量を持つであろう。
【0034】該センサーは、直接の熱輻射からは遮蔽さ
れている更にもう1つの温度センサー130 を含むことも
あり、それを用いて基板の温度を測定することができ、
その基板の温度から熱輻射に暴露されていない熱電対の
接合点の温度が求められる。このもう1つの温度センサ
ー130 は、基板に付随するもう1つの熱電対であっても
よいし、又は例えば負の温度係数を持つ抵抗である抵抗
体エレメントであってもよい。
【0035】検出手段12の動作は、センサー13と温度を
測定しようとしている物品10との間で交換される束(flu
xes)間の平衡を検出することにより行うのが、好適であ
る。その測定原理は次の通りである。2つの物体X及び
Yの温度をそれぞれTX 及びTY とし、それらが互いに
向かい合って置かれていると、熱交換が生じる。それに
よって温度の関数として表される熱束(thermal flux)
は、 Φr を熱交換から生じる熱束とし; S を向き合っている表面とし; σ をボルツマンの常数とし; εX ,εY を向き合っている表面の平均輻射とし; f(εX ,εY )=1/ (1/εX +1/εY −1)とし; F を形成因数 とするとき;次の数式: Φr =F.f(εX ,εY ).σ.S(TX 4 −TY 4 ) によって表される。
【0036】温度TY が既知であるならば、その結果と
してTX を決定することができる。
【0037】センサーの熱輻射に曝されている表面と、
背面との温度差を測定することにより、センサーの前に
置かれた物品の温度を推論することができる。背面は温
度が均一であるから、背面の温度は表面に在る冷接合
(熱輻射に曝されていない)の温度である。従って温接
合と冷接合との間に生じる起電力によって物品の温度を
測定することが可能になる。しかし、交換される熱束は
当該表面の輻射性に依存する。これらのパラメタの影響
を消去するために、検出手段の動作は、交換される熱束
を消去することにより行うのも好適である。このこと
は、熱電対により測定された温度差が消滅するまで、セ
ンサーを加熱することによって達成される。基板の温度
を測定することにより、物品の温度が求められる。この
場合には、熱輻射に曝されている表面の輻射性がこの測
定に何の役割も果していないから、センサーの基板の温
度は、物品の温度に等しいか又はそれに極めて接近して
いる。基板の温度はセンサー130 により測定される。
【0038】茲に述べた構成で基板35を加熱するのに
は、加熱抵抗RH を該基板に設け、それを通して電流が
供給される。加熱抵抗RH は、例えば基板の温度の均一
な背面に配置することができる。検出手段12は加熱抵抗
RH 中で電力を消費させることができる。
【0039】センサー13の熱容量は十分に小さくして、
それによりパンが予め定められた温度に達するのに要す
る時間よりも更に速やかに該センサー13が加熱されるよ
うにする。該センサーは連続的に且つ急速に加熱されて
種々の温度、例えば約 100℃とか約 180-200℃に到達す
ることができる。該センサー13の熱容量の小さいこと
は、加熱電流が切断された後はやはり急速に冷却して再
び次の一切れのパンに備えることを許容する。
【0040】測定は次のようなやり方で実行できる。消
費された電力は基板の温度を急速に上昇させることを可
能にし、その基板の温度は、選定されている予め定めら
れた温度に達するまで、補助センサー130 により測定さ
れる。焙焼中にパンの温度が上昇するときは、センサー
13により供給される信号ST が変わり、焙焼物品が所望
の温度に達するときにそれは0となって、その場合にパ
ンとセンサーとの間の輻射束に平衡状態が存在する。す
ると検出手段12は制御信号Sz を供給する。そのために
基板が、選定されている予め定められた温度(茲で問題
になっている段階に依存して約 100℃及び約 180-200
℃)に達した後で、比較器27z が信号STを、その値が
0である規準値Ref4と比較することにより、検出手段
が、信号STの0になった時を検出する。比較器27z は
ST がRef4に等しいときに制御信号Sz を供給すること
が可能になる。この目的のために、信号ST が0である
ことを検出したときに状態の変わるラッチ28z が、比較
器の後に置かれる。この制御信号Sz がタイミング手段
14をスタートさせる。この瞬間から始めて、予め定めら
れた温度を例えば約 180-200℃という2番目の値に変え
ることができる。比較器27z は信号ST が0であるかど
うかを再度チェックする。それはパンがこの2番目の予
め定められた温度に達したときに生じる。比較器27z は
ラッチ28z の状態を再び変えて、その結果、タイミング
手段14が停止する。
【0041】これ以外のタイプの温度センサーを用いる
ことも可能であり、特にボロメータのように機械的接点
を持たない温度センサー、又は物品と機械的接触を行う
温度センサーを用いることが可能である。図5は物品と
機械的接触を行うタイプのセンサーを含む実施例を示
す。この図は、基底20に対して連接する火格子71a,71b
を持つトースタでパン10をトーストできるようにしたも
のを図式的に示す。火格子のうちの1つ71b が温度セン
サー13を含み、火格子がパンに近づくとそれに接触す
る。連接する加熱エレメント17a,17b が火格子71a,71b
を通してパンをトーストすることを可能にする。
【0042】温度センサーは表面センサーであることを
好適とする(図6)。センサーは低い熱容量で寸法が小
さく、パンをトーストすることを妨害しないようにする
ことが勧められる。温度センサー13は加熱エレメントか
ら直接熱輻射を受けないことを保証するようにスクリー
ン52で防護することができる。可動火格子を熱的に絶縁
するために、該火格子は例えばテフロン又はその他の熱
伝導率の低い化合物素材による絶縁支持体51上に搭載で
きる。センサーエレメントと支持体との間に配置される
フェルト53又は高温を遮断する泡沫素材がこの絶縁を更
に改善できる。このセンサーは、ポリマー膜(例えばポ
リイミド)上に、或いは薄いが機械的には堅いセラミッ
ク13b 上にデポジットした薄膜熱電対又はボロメータ13
a であることができる。前の記述と同様に表面センサー
はパンの温度を検出する検出手段の一部を形成する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明によるパン焼き器の主要エレメ
ントの概略図である。
【図2】図2は、初期温度の異なる2切れのパンの温度
の変動を表す2つのカーブを示す図である。
【図3】図3は、機械的な接触をすることなく動作する
温度センサーの断面図である。
【図4】図4は、パンの表面の温度測定に基礎を置く種
々の制御信号を供給する検出手段の概略図である。
【図5】図5は、パンと接触するようにしてある温度セ
ンサーを含むパン焼き器の主要エレメントを示す概略図
である。
【図6】図6は、図5によるパンと接触するようにして
ある温度センサーの配置の詳細な概略図である。
【符号の説明】
5 焙焼器(パン焼き器) 10 焙焼される物品(例えば一切れのパン) 11 制御手段 12 検出手段 13, 130 温度センサー 14 タイミング手段 15, 16 スイッチ 17 加熱手段 18 把手 19 カウンタ 30 基板(例えばポリイミドの) 31 金属層(例えばコンスタンタンの) 32 パッド(例えば銅で形成された金属層の) 33 吸収層 34 反射層(例えば金の) 35 支持部(良導体の) 36 空隙
フロントページの続き (72)発明者 ジャン−ルイ ナジェル フランス国 94453 リメユ−ブルヴァン ヌ リュ ピエール キュリー 4 (72)発明者 セルジュ グリエ フランス国 75012 パリ リュ デュ ランデ−ヴー 66

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱手段(17)と;加熱手段を制御するた
    めの制御手段(11)と;制御手段の時間制御を行うタイミ
    ング手段(14)と;焙焼中に物品の焙焼条件の変動を検出
    するため、及び少なくとも1つの焙焼条件しきい値に達
    したときにタイミング手段を起動させるところの少なく
    とも1つの制御信号を供給するための検出手段(12)と;
    を有して成る物品焙焼器において、 上記検出手段(12)は物品の温度を測定する温度センサー
    (13)を含み;また、上記検出手段は、物品の温度が1番
    目の焙焼条件しきい値を定義する予め定められた温度
    (Td)より高いときに、タイミング手段をスタートさせ
    る1番目の制御信号 (Sd)を供給するための1番目の比
    較手段(27d) を含む;ことを特徴とする物品焙焼器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の物品焙焼器において、
    上記検出手段は、上記物品の温度が2番目の焙焼条件し
    きい値を定義する2番目の予め定められた温度 (Tf)に
    達したときに、2番目の制御信号 (Sf)を供給するため
    の2番目の比較手段(27f) を含み;また上記タイミング
    手段は、上記1番目の制御信号に応答して上記制御手段
    に加熱特性変更信号 (Ca)を供給し、及び、上記2番目
    の制御信号 (Sf)に応答して、上記加熱手段への通電を
    切断するために上記制御手段に切断信号 (Cf)を供給す
    る;ことを特徴とする物品焙焼器。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の物品焙焼器において、
    上記タイミング手段(14)は上記1番目の制御信号 (Sd)
    により動作開始するカウンタ(19)を含み、該カウンタは
    時間制御期間を測定し;また、上記タイミング手段は、
    上記時間制御期間が焙焼の終わりを定義する予め定めら
    れた長さに達したときに、上記制御手段(11)に切断信号
    (Cf)を供給する;ことを特徴とする物品焙焼器。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の物品焙焼器において、
    上記1番目の焙焼条件しきい値を定義する予め定められ
    た温度は、 100℃より僅かに高いことを特徴とする物品
    焙焼器。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載の物品焙焼器において、
    上記2番目の焙焼条件しきい値を定義する予め定められ
    た温度は、約 180℃ないし 200℃の温度範囲内に在るこ
    とを特徴とする物品焙焼器。
  6. 【請求項6】 請求項3に記載の物品焙焼器において、
    上記タイミング手段は、予め定められる時間制御期間を
    ユーザーが設定することを可能にするところの設定手段
    (18)を含むことを特徴とする物品焙焼器。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の物品焙焼器において、
    上記タイミング手段は、上記1番目の制御信号に応答し
    て上記制御手段に加熱特性変更信号を供給することを特
    徴とする物品焙焼器。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の物品焙焼器において、
    上記検出手段は、物品を解凍する過程を制御するため
    に、2つの状態を持つ3番目の制御信号 (Sc)を供給す
    るための3番目の比較手段(27c) を含み;上記タイミン
    グ手段は、物品の温度が0℃より低いときは上記2つの
    状態のうちの第1状態の信号により動作を開始し、物品
    の温度が0℃を越えているときは上記2つの状態のうち
    の第2状態の信号により動作を停止するようにしてあ
    る;ことを特徴とする物品焙焼器。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載の物品焙焼器において、
    上記検出手段は、物品の温度が0℃より低いときに3番
    目の制御信号 (Sc)を供給するための3番目の比較手段
    (27c) を含み;上記タイミング手段は、上記3番目の制
    御信号により動作を開始し、予め定められた期間後に停
    止するようにしてある;ことを特徴とする物品焙焼器。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載の物品焙焼器におい
    て、上記温度センサーは、物品の発する赤外線輻射を、
    機械的接触をすることなく測定することを特徴とする物
    品焙焼器。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の物品焙焼器におい
    て、上記検出手段(12)は、温度センサー(13)と物品(10)
    との間で交換される熱束の中の平衡を検出することによ
    り該物品の温度を定めるための4番目の比較手段(27z)
    を含むことを特徴とする物品焙焼器。
JP8326975A 1995-12-06 1996-12-06 物品焙焼器 Pending JPH09173219A (ja)

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