JPH09180232A - 光学ピックアップのスキュー調整装置 - Google Patents

光学ピックアップのスキュー調整装置

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JPH09180232A
JPH09180232A JP35420095A JP35420095A JPH09180232A JP H09180232 A JPH09180232 A JP H09180232A JP 35420095 A JP35420095 A JP 35420095A JP 35420095 A JP35420095 A JP 35420095A JP H09180232 A JPH09180232 A JP H09180232A
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biaxial
optical
skew
objective lens
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JP35420095A
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Masanori Ogata
政徳 尾形
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タンジェンシャルスキュー,ラジアルスキュ
ーが容易に且つ正確に調整されるようにした、光学ピッ
クアップのスキュー調整装置を提供すること。 【解決手段】 発光手段11と、発光手段からの光を光
ディスク上に照射する対物レンズ14と、この対物レン
ズを二軸方向に移動可能に支持する二軸アクチュエータ
15と、光ディスクからの戻り光を検出する光検出器
と、二軸アクチュエータの固定部を支持する二軸ベース
14aが取り付けられる光学ベース19と、を含んでい
る、光学ピックアップ10において、上記光学ベース
が、弾性材料から構成されており、この光学ベースに対
して、二軸アクチュエータの二軸ベースの一側が固定的
に取り付けられ、且つ他側が調整ネジ20により光学ベ
ースに対して接近離反可能に取り付けられるように、光
学ピックアップのスキュー調整装置を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク再生用
の光学ピックアップに係り、特にタンジェンシャルスキ
ュー,ラジアルスキューのスキュー調整装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディスク再生用の光学ピックア
ップは、例えば図10及び図11に示すように構成され
ている。図10及び図11において、光学ピックアップ
1は、対物レンズ2を二軸方向に対して移動可能に支持
する二軸アクチュエータ3と、二軸アクチュエータ3の
固定部を支持する二軸ベース3aを、球座等の支持部4
aによりスキュー調整可能に支持する光学ベース4と、
から構成されている。
【0003】ここで、二軸アクチュエータ3は、図7に
示すように、対物レンズを支持するレンズホルダー(図
示せず)を二軸方向即ちトラッキング方向及びフォーカ
シング方向に移動可能に支持していると共に、トラッキ
ング方向及びフォーカシング方向への駆動のためのトラ
ッキング用コイル及びフォーカシング用コイルを備えて
いる。これに対して、二軸アクチュエータ3の固定部で
ある二軸ベース3a上には、上記トラッキング用コイル
及びフォーカシング用コイルに対向するように、マグネ
ット及びヨーク(何れも図示せず)が配設されている。
また、対物レンズ2は、図示しない発光手段からの光ビ
ームを、光ディスク5の信号記録面に集光させると共
に、光ディスク5からの戻り光を、図示しない光学系を
介して、光検出器の受光面にスポットとして結像させ
る。
【0004】かくして、光検出器からの検出信号に基づ
いて、光ディスクの再生信号が検出されると共に、トラ
ッキングエラー信号及びフォーカスエラー信号が検出さ
れる。これにより、これらトラッキングエラー信号及び
フォーカスエラー信号に基づいて、二軸アクチュエータ
のトラッキング用コイル及びフォーカシング用コイルへ
の駆動電圧を制御することにより、トラッキングサーボ
及びフォーカスサーボが行われるようになっている。
【0005】さらに、二軸ベース3aは、上記球座に対
して、光ディスク5の接線方向の端部付近と半径方向の
端部付近にて、スキュー調整機構6,7を備えている。
これらのスキュー調整機構6,7は、同じ構成であるの
で、以下スキュー調整機構6についてのみ説明する。ス
キュー調整機構6は、図10に示すように、二軸ベース
3aに螺合すると共に、その先端が、光学ベース4の上
面に当接する調整ネジ6aと、光学ベース4に螺合する
と共に、その先端が光学ベース4から上方に突出して、
二軸ベース3aの下面に当接すべきロックネジ6bと、
二軸ベース3aを下方に向かって付勢する調整反力を発
生させるための圧縮バネ6cとを備えている。この場
合、圧縮バネ6cは、二軸ベース3aを貫通して光学ベ
ース4に螺合したネジ6dのネジ頭部と二軸ベース3a
との間に挿入されている。尚、ネジ6dは、図示の場
合、スキュー調整機構6及び7のほぼ中間位置に配設さ
れており、圧縮バネ6cがスキュー調整機構7に対して
も作用し得るようになっている。
【0006】このように構成された光学ピックアップ1
によれば、外部から、各コイルに対して、上述のように
トラッキングサーボ及びフォーカスサーボにより制御さ
れた駆動電圧が供給されることにより、各コイルに発生
する磁束が、二軸ベース53a上に備えられたマグネッ
ト及びヨークによる磁束と相互に作用して、二軸アクチ
ュエータ3の可動部が移動調整される。かくして、二軸
アクチュエータ3の可動部であるレンズホルダーに取り
付けられた対物レンズ2が、フォーカシング方向及びト
ラッキング方向に対して適宜に移動調整されるようにな
っている。これにより、光ディスクからの戻り光が光検
出器の受光面に正確にスポットを形成することになり、
この光検出器からの検出信号に基づいて、光ディスクの
再生信号が検出されることになる。
【0007】また、スキュー調整は、以下のようにして
行なわれる。即ち、スキュー調整機構6,7にて、ロッ
クネジ6bが緩められ、調整ネジ6aが回転調整され
る。これにより、調整ネジ6aの二軸ベース3aから下
方に延びる突出長が変化することになる。ここで、二軸
ベース3aは圧縮バネ6cにより下方に付勢されている
ことから、調整ネジ6aの先端が常に光学ベース4の上
面に当接するように、二軸ベース6aが追従することに
なる。かくして、対物レンズ2の光軸が光ディスク5に
対する垂直軸に平行になるように、スキュー調整が行な
われる。その後、ロックネジ6bが締め付けられること
により、二軸ベース6aは、調整ネジ6aとロックネジ
6bにより、調整位置に固定保持されることになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな光学ピックアップ1のスキュー調整装置6,7にお
いては、調整ネジ6a,ロックネジ6b及び圧縮バネ6
cが必要であることから、スキュー調整のために必要な
部品点数が多く、部品コスト及び組立コストが高くなっ
てしまうという問題があった。また、スキュー調整装置
6,7によるスキュー調整の後、振動や温度及び湿度の
変化によって、スキュー調整がずれてしまうという問題
もあった。
【0009】本発明は、以上の点に鑑み、簡単な構成に
より、タンジェンシャルスキュー,ラジアルスキューが
容易に且つ正確に調整されるようにした、光学ピックア
ップのスキュー調整装置を提供することを目的としてい
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、発光手段と、この発光手段からの光を光ディスク
上に照射する対物レンズと、この対物レンズを二軸方向
に移動可能に支持する二軸アクチュエータと、光ディス
クからの戻り光を検出する光検出器と、二軸アクチュエ
ータの固定部を支持する二軸ベースが取り付けられる光
学ベースとを備えており、前記光学ベースが、弾性材料
から構成されていて、この光学ベースに対して、二軸ア
クチュエータの二軸ベースの一側が固定的に取り付けら
れ、且つこの二軸ベースの他側が、調整手段により光学
ベースに対して、接近離反可能に取り付けられている、
光学ピックアップのスキュー調整装置により、達成され
る。
【0011】上記構成によれば、調整手段、例えば調整
ネジを回動させることにより、弾性材料から構成された
光学ベースまたは弾性変形可能な部材が変形することに
なり、二軸アクチュエータの二軸ベースの他側にて、二
軸ベースと光学ベースとの間隔が調整されることにな
る。これに対して、二軸ベースの一側では、二軸ベース
と光学ベースとの間隔は変化しない。これにより、二軸
ベースは、光学ベースに対して傾斜角度が調整され、所
望のスキュー調整が行われることになる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を図1乃至図9を参照しながら、詳細に説明する。尚、
以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例である
から、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、
本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定
する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもの
ではない。
【0013】図1は、本発明によるスキュー調整装置を
組み込んだ光学ピックアップの第一の実施形態を示して
いる。図1において、光学ピックアップ10は、発光手
段としての半導体レーザ素子11,コリメータレンズ1
2,光路折り曲げ手段としての立上げミラー13,対物
レンズ14と、対物レンズ14を二軸方向に移動調整す
る二軸アクチュエータ15とを備えている。
【0014】上記半導体レーザ素子11は、半導体の再
結合発光を利用した発光素子であり、光源として使用さ
れる。半導体レーザ素子11から出射した光ビームは、
コリメータレンズ12に導かれる。
【0015】コリメータレンズ12は、凸レンズであっ
て、半導体レーザ素子11からの光ビームを平行光に変
換する。
【0016】立上げミラー13は、反射ミラーであっ
て、コリメータレンズ12からの平行光を上方に向かっ
て反射させる。
【0017】対物レンズ14は、凸レンズであって、立
上げミラー13からの光ビームを、スピンドルモータ1
6により回転駆動される光ディスク17の信号記録面の
所望のトラック上に結像させる。さらに、対物レンズ1
4は、二軸アクチュエータ15によって、二軸方向、即
ち図1にて紙面に垂直なトラッキング方向及び上下方向
であるフォーカシング方向に移動可能に支持されてい
る。
【0018】さらに、光ディスク17の信号記録面に照
射された光ビームは、戻り光ビームとして、再び対物レ
ンズ14及び立上げミラー13を介して、光路中に挿入
されたビームスプリッタ等の光分離手段(図示せず)に
よって分離された後、光検出器(図示せず)の受光部に
入射されることになる。
【0019】ここで、上記半導体レーザ素子11,コリ
メータレンズ12及び立上げミラー13は、光学ピック
アップ10の本体18に対して固定されている。
【0020】さらに、上記二軸アクチュエータ15は、
図示の場合、二軸ベース15aに取り付けられた支持軸
15bに軸方向に沿って摺動可能に且つ軸の周りに揺動
可能に支持されたレンズホルダー15cを備えている。
そして、このレンズホルダー15cが支持軸15bの周
りに揺動することにより、レンズホルダー15cに保持
された対物レンズ14が、実質的にトラッキング方向に
移動され、またレンズホルダー15cが支持軸15bに
沿って摺動することにより、対物レンズ14がフォーカ
シング方向に移動されるようになっている。
【0021】尚、上記レンズホルダー15cは、フォー
カス用コイル及びトラッキング用コイルを備えており、
これらのフォーカス用コイル及びトラッキング用コイル
に通電することにより、各コイルに発生する磁束が、二
軸ベース15a上にてこれらのコイルに対向して配設さ
れたマグネット及びヨークによる磁束と相互に作用し
て、レンズホルダー15cが、支持軸15bに対して摺
動及び揺動されるようになっている。
【0022】光学ベース19は、本体18の上面に対し
て、所定の間隔を有するように、両側にて螺着されてい
る。これにより、光学ベース19は、中央領域が弾性に
基づいて上方または下方に向かって変形し得るようにな
っている。そして、この光学ベース19の上面に対し
て、上記二軸アクチュエータ15の二軸ベース15a
は、光ディスク17の接線方向の一側(図示の場合、左
側)の端部が、固定されていると共に、他側(右側)の
端部が、調整ネジ20を介して保持されている。
【0023】この調整ネジ20は、二軸ベース15aに
螺合していると共に、その先端が二軸ベース15aの下
面から下方に突出して、光学ベース19の上面に当接す
るようになっている。さらに、光学ベース19の上面に
は、中央付近にて上方に突出して、二軸ベース15aの
下面に当接するスキュー支点19aが設けられている。
かくして、弾性材料から成る光学ベース19と調整ネジ
20とにより、スキュー調整装置21が構成されること
になる。
【0024】本実施形態による光学ピックアップ10
は、以上のように構成されており、半導体レーザ素子1
1からの光ビームは、コリメータレンズ12及び立上げ
ミラー13及び対物レンズ14を介して、光ディスク1
7の信号記録面に結像される。光ディスク17からの戻
り光は、対物レンズ14,立上げミラー13及びコリメ
ータレンズ12を介して、さらに図示しない光分離手段
を介して、光検出器に入射する。これにより、光検出器
の検出信号に基づいて、再生信号とフォーカスサーボ信
号及びトラッキングサーボ信号が検出される。
【0025】ここで、二軸アクチュエータ15は、スキ
ュー調整装置21によって、タンジェンシャルスキュー
調整される。このタンジェンシャルスキュー調整は、調
整ネジ20を回動調整することによって、その先端の二
軸ベース15aから下方に延びる長さが変化する。この
長さが長くなる場合には、調整ネジ20の先端が光学ベ
ース19を相対的に押動して、弾性に基づいて変形させ
ることにより、二軸ベース15aは、その他側(図にお
いて右側)が、上方に持ち上げられる。また、上記長さ
が短くなる場合には、調整ネジ20の先端が下方に移動
し、且つ光学ベース19がその弾性に基づいて、調整ネ
ジ20の先端に追従することにより、二軸ベース15a
は、その他側(図において右側)が、下方に引き下げら
れる。
【0026】従って、調整ネジ20の回動によって、ス
キュー支点19aを中心として、対物レンズ14の光軸
が、光ディスク17の信号記録面に対して接線方向に傾
斜されることになる。かくして、調整ネジ20の回動を
適宜に調整することによって、対物レンズ14の光軸
が、光ディスク17の信号記録面に対して垂直に設定さ
れることになり、タンジェンシャルスキュー調整が行わ
れる。
【0027】この場合、スキュー調整ネジ20によるス
キュー調整に対する調整反力は、光学ベース19の弾性
に基づいて発生することになるが、この光学ベース19
の曲げ力が比較的大きいことから、スキュー調整は、振
動や温度,湿度の変化等によってずれてしまうようなこ
とはない。
【0028】図2及び図3は、本発明によるスキュー調
整装置を備えた光学ピックアップの第二の実施形態の要
部を示している。図4は、図1のピックアップのかばー
を外した断面図である。図2乃至図4において、光学ピ
ックアップ30は、対物レンズ31を二軸方向に移動可
能に支持する二軸アクチュエータ32と、二軸アクチュ
エータ32の二軸ベース33が取り付けられるべき光学
ベース34のみが示されており、光学ピックアップの本
体及び光学系は省略されている。
【0029】上記二軸アクチュエータ32は、二軸ベー
ス33に取り付けられた支持軸32aに軸方向に沿って
摺動可能に且つ軸の周りに揺動可能に支持されたレンズ
ホルダー32bを備えている。そして、このレンズホル
ダー32bが支持軸32aの周りに揺動することによ
り、レンズホルダー32bに保持された対物レンズ31
が、実質的にトラッキング方向に移動され、またレンズ
ホルダー32bが支持軸32aに沿って摺動することに
より、対物レンズ31がフォーカシング方向に移動され
るようになっている。
【0030】さらに、上記レンズホルダー32bは、フ
ォーカス用コイル32c及びトラッキング用コイル32
dを備えており、これらのフォーカス用コイル32c及
びトラッキング用コイル32dに通電することにより、
各コイル32c,32dに発生する磁束が、二軸ベース
33上にてこれらのコイル32c,32dに対向して配
設されたマグネット33a及びヨーク33bによる磁束
と相互に作用して、レンズホルダー32bが、支持軸3
2aに対して摺動及び揺動されるようになっている。
【0031】さらに、上記光学ベース34は、弾性材料
から構成されている。そして、この光学ベース34は、
図1の光学ピックアップの本体に対して、四隅が取付ネ
ジによって固定されるようになっている。この光学ベー
ス34の中央付近に対して、上記二軸アクチュエータ3
2の二軸ベース33は、四隅のうち、三つの隅が、取付
ネジ35により、スペーサ36を介して、固定されると
共に、残りの一つの隅(図2にて右下の隅)が、調整ネ
ジ37により、光学ベース34に対して支持されてい
る。この調整ネジ37は、二軸ベース33に螺合すると
共に、二軸ベース33の下面から下方に向かって突出し
て、その先端が光学ベース34の上面に当接するように
なっている。かくして、弾性材料から成る光学ベース3
4と調整ネジ37によって、スキュー調整装置が構成さ
れることになる。
【0032】このような構成によれば、二軸アクチュエ
ータ32のスキュー調整は、調整ネジ37を回動調整す
ることによって、その先端の二軸ベース33から下方に
延びる長さが変化する。これにより、調整ネジ37の先
端が光学ベース34を相対的に押動して、弾性に基づい
て変形させることになる。従って、二軸ベース33は、
その他側が、上方に持ち上げられることになり、対物レ
ンズ31の光軸が、光ディスクの信号記録面に対して半
径方向に傾斜される。その際、調整ネジ37の回動を適
宜に調整することによって、対物レンズ31の光軸が、
光ディスクの信号記録面に対して垂直に設定されること
になる。かくして、ラジアルスキュー調整が行われるこ
とになる。
【0033】尚、この場合、取付ネジ35により固定さ
れる二軸ベース33の三つの隅にて、二軸ベース33と
光学ベース34との間に挿入されるスペーサ36の厚さ
が適宜に選定されることにより、所望のスキュー角調整
が可能になっている。また、二軸ベース33の四隅のう
ちひとつを調整すると、タンジェンシャル方向(図にお
いて左右方向)以外にラジアル方向(図において上下の
方向)も動いてしまう。しかしながら、図示しない別の
手段でラジアルスキューの調整を行うようにしている。
【0034】図5は、本発明によるスキュー調整装置を
備えた光学ピックアップの第三の実施形態の要部を示し
ている。図5において、光学ピックアップ40は、対物
レンズ41を二軸方向に移動可能に支持する二軸アクチ
ュエータ42と、二軸アクチュエータ42の二軸ベース
43が取り付けられるべき光学ピックアップの本体44
及び光学ベース45のみが示されており、光学ピックア
ップの光学系は省略されている。
【0035】上記二軸アクチュエータ42は、二軸ベー
ス43に取り付けられた支持軸42aに軸方向に沿って
摺動可能に且つ軸の周りに揺動可能に支持されたレンズ
ホルダー42bを備えている。そして、このレンズホル
ダー42bが支持軸42aの周りに揺動することによ
り、レンズホルダー42bに保持された対物レンズ41
が、実質的にトラッキング方向に移動され、またレンズ
ホルダー42bが支持軸42aに沿って摺動することに
より、対物レンズ41がフォーカシング方向に移動され
るようになっている。さらに、上記レンズホルダー42
bは、フォーカス用コイル及びトラッキング用コイル4
2cを備えており、このフォーカス用コイル及びトラッ
キング用コイル42cに通電することにより、コイル4
2cに発生する磁束が、二軸ベース43上にてこのコイ
ル42cに対向して配設されたマグネット43c及びヨ
ーク43bによる磁束と相互に作用して、レンズホルダ
ー42bが、支持軸42aに対して摺動及び揺動される
ようになっている。
【0036】さらに、上記光学ベース45は、弾性材料
から構成されている。そして、この光学ベース45は、
光学ピックアップの本体44に対して、四隅が取付ネジ
46によって固定されるようになっている。この光学ベ
ース45の中央付近に対して、上記二軸アクチュエータ
42の二軸ベース43は、一側(図示の場合、左側)の
端部が、取付ネジ47により固定されると共に、他側
(右側)の端部が、調整ネジ48により、光学ベース4
5に対して支持されている。この調整ネジ48は、二軸
ベース43に緩く嵌合すると共に、二軸ベース43の下
面から下方に向かって突出して、その先端が光学ベース
45に螺合するようになっている。さらに、上記二軸ベ
ース43は、この下面から下方に突出したスキュー支点
43aを備えている。かくして、弾性材料から成る光学
ベース45と調整ネジ48及びスキュー支点43aによ
って、スキュー調整装置が構成されることになる。
【0037】このような構成によれば、二軸アクチュエ
ータ42のスキュー調整は、調整ネジ48を回動調整す
ることによって、その頭部と光学ベース45の間の間隔
が変化する。これにより、調整ネジ48の先端は、その
ねじ込みにより、光学ベース45に接近することにな
り、光学ピックアップの本体44を相対的に引張り、弾
性に基づいて変形させることになる。従って、二軸ベー
ス43は、その他側が、下方に引き下げられることにな
り、スキュー支点43aを中心として、対物レンズ41
の光軸が、光ディスクの信号記録面に対して接線方向に
傾斜される。その際、調整ネジ48の回動を適宜に調整
することによって、対物レンズ41の光軸が、光ディス
クの信号記録面に対して垂直に設定されることになる。
かくして、タンジェンシャルスキュー調整が行われるこ
とになる。
【0038】尚、この場合、二軸ベース43のスキュー
支点43aが、光学ベース45の中央付近を下方に押圧
することにより、二軸ベース43の他側は、調整ネジ4
7を介して常に上方に向かって付勢されることになるの
で、調整ネジ48を緩めることにより、逆方向に即ち二
軸ベース43の他側が上方に向かって持ち上げられ、逆
方向のタンジェンシャルスキュー調整が行われるように
なっている。
【0039】図6は、本発明によるスキュー調整装置を
備えた光学ピックアップの第四の実施形態の要部を示し
ている。図6において、光学ピックアップ50は、対物
レンズ51を二軸方向に移動可能に支持する二軸アクチ
ュエータ52と、二軸アクチュエータ52の二軸ベース
53が取り付けられるべき光学ピックアップの光学ベー
ス54のみが示されており、二軸アクチュエータ52の
内部構成と光学ピックアップの本体及び光学系は省略さ
れている。
【0040】ここで、上記光学ベース54は、弾性材料
から構成されている。そして、この光学ベース54は、
図示しない光学ピックアップの本体に対して、四隅が取
付ネジによって固定されるようになっている。この光学
ベース54の中央付近に対して、上記二軸アクチュエー
タ52の二軸ベース53は、一側(図示の場合、左側)
の端部が、取付ネジ(図示せず)により固定されると共
に、他側(右側)の端部が、調整ネジ55により、光学
ベース54に対して支持されている。
【0041】この調整ネジ54は、二軸ベース53に螺
合すると共に、二軸ベース53の下面から下方に向かっ
て突出して、その先端が光学ベース45に当接するよう
になっている。さらに、上記二軸ベース53は、この下
面から下方に突出したスキュー支点53aを備えてい
る。かくして、弾性材料から成る光学ベース54と調整
ネジ55及びスキュー支点53aによって、スキュー調
整装置が構成されることになる。
【0042】このような構成によれば、二軸アクチュエ
ータ52のスキュー調整は、調整ネジ55を回動調整す
ることによって、その先端が、二軸ベース53の下面か
ら突出する長さが変化する。これにより、調整ネジ55
の先端が光学ベース45を押動して、その弾性に基づい
て変形させることになる。従って、二軸ベース53は、
その他側(図において右側)が、上方に持ち上げられ、
あるいは引き下げられることになり、スキュー支点53
aを中心として、対物レンズ51の光軸が、光ディスク
の信号記録面に対して接線方向に傾斜される。その際、
調整ネジ55の回動を適宜に調整することによって、対
物レンズ51の光軸が、光ディスクの信号記録面に対し
て垂直に設定されることになる。かくして、タンジェン
シャルスキュー調整が行われることになる。
【0043】図7は、本発明によるスキュー調整装置を
備えた光学ピックアップの第五の実施形態の要部を示し
ている。図7において、光学ピックアップ60は、対物
レンズ61を二軸方向に移動可能に支持する二軸アクチ
ュエータ62と、二軸アクチュエータ62の二軸ベース
63が取り付けられるべき光学ピックアップの光学ベー
ス64のみが示されており、二軸アクチュエータの内部
構成と光学ピックアップの本体及び光学系は省略されて
いる。
【0044】さらに、上記光学ベース64は、剛性の板
材から構成されている。そして、この光学ベース64
は、図示しない光学ピックアップの本体に対して、四隅
が取付ネジによって固定されるようになっている。この
光学ベース64の中央付近に対して、上記二軸アクチュ
エータ62の二軸ベース63は、一側(図示の場合、左
側)の端部が、スキュー支点63aにより、光学ベース
64に対して揺動可能に支持されていると共に、他側
(右側)の端部が、調整ネジ65により、光学ベース6
4に対して支持されている。この調整ネジ65は、二軸
ベース63に緩く嵌合すると共に、二軸ベース63の下
面から下方に向かって突出して、その先端が光学ベース
64に螺合するようになっている。
【0045】さらに、上記二軸ベース63と光学ベース
64との間にて、調整ネジ64には、ワッシャ66が被
嵌されている。このワッシャ66は、図8(a)に示す
ように、断面が円弧状に形成された所謂曲げワッシャで
あって、軸方向に関して圧縮弾性を有するように形成さ
れている。そして、ワッシャ66は、図8(b)に示す
ように中心に調整ネジ64が貫通する穴66aを有して
いる。かくして、弾性を有するワッシャ66と調整ネジ
65及びスキュー支点63aによって、スキュー調整装
置が構成されることになる。
【0046】このような構成によれば、二軸アクチュエ
ータ62のスキュー調整は、調整ネジ65を回動調整す
ることによって、その頭部と光学ベース64の間の間隔
が変化する。これにより、調整ネジ65のねじ込みによ
って、二軸ベース63の他側の下面が光学ベース64に
接近することになり、光学ピックアップの本体を相対的
に引張り、弾性に基づいて変形させることになる。従っ
て、二軸ベース63は、その他側が、下方に引き下げら
れることになり、スキュー支点63aを中心として、対
物レンズ61の光軸が、光ディスクの信号記録面に対し
て接線方向に傾斜される。その際、調整ネジ65の回動
を適宜に調整することによって、対物レンズ61の光軸
が、光ディスクの信号記録面に対して垂直に設定される
ことになる。かくして、タンジェンシャルスキュー調整
が行われることになる。
【0047】このように、上述の実施形態の場合、調整
ネジの回動によるスキュー調整に対する調整反力は、光
学ベース自体または弾性変形可能なワッシャによって発
生することになると共に、従来のようなロックネジが不
要であることから、部品点数が低減されることになり、
部品コスト及び組立コストが削減される。さらに、スキ
ュー調整の際の調整ネジによる光学ベースや弾性変形可
能なワッシャの曲げ力が比較的大きいことから、振動や
温度,湿度の変化によって、スキュー調整がずれてしま
うようなことはない。
【0048】上記調整ネジが、二軸ベースに緩く嵌合す
ると共に、その先端が、光学ベースに設けられたネジ穴
に螺合している場合には、調整ネジは、所謂引きネジと
して作用することにより、光学ベースを引っ張ることに
より変形させ、二軸ベースと光学ベースとの間の間隔を
短縮するようにして、スキュー調整が行われることにな
る。
【0049】上記調整ネジが、二軸ベースに螺合すると
共に、その先端が、光学ベースを押圧する場合には、調
整ネジは、所謂押しネジとして作用することにより、光
学ベースを押動することにより変形させ、二軸ベースと
光学ベースとの間の間隔を拡げるようにして、スキュー
調整が行われることになる。
【0050】尚、この場合、二軸ベース63と光学ベー
ス64との間に挿入されたワッシャ66が、調整ネジ6
5の軸方向即ち図面にて上下方向に関して圧縮弾性を備
えていることにより、二軸ベース63の他側は、常に上
方に向かって付勢されることになるので、調整ネジ65
を緩めることにより、逆方向に即ち二軸ベース63の他
側が上方に向かって持ち上げられ、逆方向のタンジェン
シャルスキュー調整が行われるようになっている。さら
に、上記ワッシャ66は、所謂曲げワッシャとして形成
されているが、これに限らず、軸方向に関して圧縮弾性
を有するものであればよく、例えば図9に示すように、
断面がS字状に形成された、所謂ウェーブワッシャ67
として形成されていてもよいことは明らかである。
【0051】上記実施形態においては、二軸アクチュエ
ータ15,32,42は、何れも支持軸に摺動可能に且
つ揺動可能に支持されたレンズホルダーにより、対物レ
ンズを二軸方向に移動可能に支持する、所謂軸摺回動型
アクチュエータとして構成されているが、弾性支持部材
によって二軸方向に並進可能に支持されたレンズホルダ
ーを有するサスペンション型二軸アクチュエータとして
構成されている二軸アクチュエータにも本発明を適用し
得ることは明らかである。
【0052】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、タ
ンジェンシャルスキュー,ラジアルスキューが容易に且
つ正確に調整されるようにした、光学ピックアップのス
キュー調整装置が提供されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるスキュー調整装置を備えた光学ピ
ックアップの第一の実施形態を示す概略断面図である。
【図2】本発明によるスキュー調整装置を備えた光学ピ
ックアップの第二の実施形態の要部を示す平面図であ
る。
【図3】図2の光学ピックアップの概略断面図である。
【図4】図2の光学ピックアップのスキュー調整装置を
示す側面図である。
【図5】本発明によるスキュー調整装置を備えた光学ピ
ックアップの第三の実施形態を示す概略断面図である。
【図6】本発明によるスキュー調整装置を備えた光学ピ
ックアップの第四の実施形態を示す概略断面図である。
【図7】本発明によるスキュー調整装置を備えた光学ピ
ックアップの第五の実施形態を示す概略断面図である。
【図8】図7のスキュー調整装置におけるワッシャの第
一の構成例を示す側面図及び平面図である。
【図9】図7のスキュー調整装置におけるワッシャの第
二の構成例を示す側面図及び平面図である。
【図10】従来のスキュー調整装置を備えた光学ピック
アップの一例を示す概略側面図である。
【図11】図10の光学ピックアップの概略平面図であ
る。
【符号の簡単な説明】
10 光学ピックアップ 11 半導体レーザ素子(発光手段) 12 コリメータレンズ 13 立上げミラー 14 対物レンズ 15 二軸アクチュエータ 15a 二軸ベース 16 スピンドルモータ 17 光ディスク 18 本体 19 光学ベース 20 調整ネジ 30,40,50,60 光学ピックアップ 31,41,51,61 対物レンズ 32,42,52,62 二軸アクチュエータ 33,43,53,63 二軸ベース 34,44,54,64 光学ベース 35 取付ネジ 36 スペーサ 37,48,55,65 調整ネジ 66,67 ワッシャ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光手段と、 発光手段からの光を光ディスク上に照射する対物レンズ
    と、 この対物レンズを二軸方向に移動可能に支持する二軸ア
    クチュエータと、 光ディスクからの戻り光を検出する光検出器と、 二軸アクチュエータの固定部を支持する二軸ベースが取
    り付けられる光学ベースとを備えており、 前記光学ベースが、弾性材料から構成されていて、 この光学ベースに対して、二軸アクチュエータの二軸ベ
    ースの一側が固定的に取り付けられ、 且つこの二軸ベースの他側が、調整手段により光学ベー
    スに対して、接近離反可能に取り付けられていることを
    特徴とする光学ピックアップのスキュー調整装置。
  2. 【請求項2】 前記調整手段は調整ネジであり、この調
    整ネジが、二軸ベースに緩く嵌合すると共に、その先端
    が、光学ベースに設けられたネジ穴に螺合していること
    を特徴とする請求項1に記載のスキュー調整装置。
  3. 【請求項3】 前記調整ネジが、二軸ベースに螺合する
    と共に、その先端が、光学ベースを押圧することを特徴
    とする請求項2に記載のスキュー調整装置。
  4. 【請求項4】 発光手段と、 発光手段からの光を光ディスク上に照射する対物レンズ
    と、 この対物レンズを二軸方向に移動可能に支持する二軸ア
    クチュエータと、 光ディスクからの戻り光を検出する光検出器と、 二軸アクチュエータの固定部を支持する二軸ベースが取
    り付けられる光学ベースと、 前記光学ベースに対して、二軸アクチュエータの二軸ベ
    ースの一側が揺動可能に取り付けられ、 且つこの二軸ベースの他側が、弾性変形可能な部材を介
    して、調整手段により光学ベースに対して接近離反可能
    に取り付けられていることを特徴とする光学ピックアッ
    プのスキュー調整装置。
  5. 【請求項5】 前記弾性変形可能な部材がワッシャであ
    り、このワッシャは、断面が円弧状の曲げワッシャであ
    ることを特徴とする請求項4に記載のスキュー調整装
    置。
  6. 【請求項6】 前記ワッシャが、断面がS字状のワッシ
    ャであることを特徴とする請求項5に記載のスキュー調
    整装置。
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