JPH09183937A - 溶液型塗料組成物 - Google Patents

溶液型塗料組成物

Info

Publication number
JPH09183937A
JPH09183937A JP35429195A JP35429195A JPH09183937A JP H09183937 A JPH09183937 A JP H09183937A JP 35429195 A JP35429195 A JP 35429195A JP 35429195 A JP35429195 A JP 35429195A JP H09183937 A JPH09183937 A JP H09183937A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vinyl
monomer
mol
coating composition
fluorine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP35429195A
Other languages
English (en)
Inventor
Etsuzo Marumoto
悦造 丸本
Tatsuo Nishio
竜夫 西尾
Akihito Iida
晃人 飯田
Hiroshi Inukai
宏 犬飼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toagosei Co Ltd
Original Assignee
Toagosei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toagosei Co Ltd filed Critical Toagosei Co Ltd
Priority to JP35429195A priority Critical patent/JPH09183937A/ja
Publication of JPH09183937A publication Critical patent/JPH09183937A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paints Or Removers (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】脂肪族系有機溶剤を用いた耐候性に優れる含フ
ッ素塗料組成物の開発 【解決手段】(a)フルオロオレフィン、(b)カルボ
ン酸のビニルエステル、(c)アクリル酸ヒドロキシア
ルキルエステル並びに(d)クロトン酸ヒドロキシアル
キルエステルおよび/またはヒドロキシアルキルビニル
エーテルから構成される含フッ素共重合体、脂肪族系有
機溶剤および硬化剤からなる溶液型塗料組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、含フッ素溶液型塗
料組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】含フッ素共重合体は耐薬品性、耐候性に
優れるため、塗料用樹脂として注目されており、近年、
塗工の容易な溶液型塗料に該共重合体を使用する検討が
盛んになされている。具体的には、例えばクロロトリフ
ルオロエチレン、シクロアルキルビニルエーテル、アル
キルビニルエーテルおよびヒドロキシアルキルビニルエ
ーテルからなる共重合体(特開昭57−34107号公
報)または、クロロトリフルオロエチレン、カルボン酸
ビニルエステルおよび水酸基含有ビニル単量体からなる
共重合体(特開昭61−57609号公報、特開昭3−
231906号公報)等の有機溶剤に可溶でかつ官能基
として水酸基を有する含フッ素共重合体と硬化剤からな
る溶液型塗料組成物が提案され、ビル、橋梁、高速道路
の側壁などの屋外建造物に使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
含フッ素溶液型塗料組成物は含フッ素共重合体の溶解性
の点から芳香族系有機溶剤を大量に含んでおり、これら
の溶剤の強い溶解力のため、下塗り塗膜の種類によって
は、リフティング等の問題があり、下塗り塗膜に対する
選択幅が依然として狭いものであった。さらに近年、地
球環境問題が国際的に話題になってきており、有機溶剤
の排出規制が進んでいる。国内においても悪臭防止法に
トルエン、キシレン等の溶剤が追加指定されるなど、芳
香族系有機溶剤等を含む塗料組成物についての規制が一
段と厳しくなってきている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決するべく鋭意検討した結果、特定の単量体単位
から構成される含フッ素共重合体が脂肪族系有機溶剤に
溶解して、かつ耐候性に優れる塗膜を与えることを見出
し、本発明を完成するに至った。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は全構
成単量体単位の合計量を基準にして、(a)フルオロオ
レフィン単量体単位:30〜60モル%、(b)下記一
般式〔1〕で表されるカルボン酸ビニルエステル単量体
単位:15〜50モル%、(c)アクリル酸ヒドロキシ
アルキルエステル単量体単位:1.5〜15モル%、
(d)クロトン酸ヒドロキシアルキルエステル単量体単
位および/またはヒドロキシアルキルビニルエーテル単
量体単位:1.5〜15モル%から構成される含フッ素
共重合体、脂肪族系有機溶剤および硬化剤からなる溶液
型塗料組成物である。
【0006】
【化2】
【0007】(式中、Rは炭素数が5〜17である脂肪
族、芳香族または脂環式の炭化水素基を示す)
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明について更に詳しく
説明する。本発明における(a)フルオロオレフィン単
量体としては、フッ化ビニル、フッ化ビニリデン、トリ
フルオロエチレン、テトラフルオロエチレン、クロロト
リフルオロエチレンおよびヘキサフルオロプロピレン等
が挙げられ、重合反応性の点からテトラフルオロエチレ
ン、クロロトリフルオロエチレンおよびヘキサフルオロ
プロピレンが好ましく、クロロトリフルオロエチレンが
特に好ましい。また、2種類以上のフルオロオレフィン
を併用しても良い。フルオロオレフィン単量体単位は、
全構成単位の合計量を基準にして30〜60モル%であ
る。フルオロオレフィン単量体の量が30モル%を越え
ると、共重合体の脂肪族系有機溶剤に対する溶解性が劣
る。
【0009】本発明における(b)前記一般式〔1〕で
表されるカルボン酸ビニルエステル単量体としては、具
体的にはカプロン酸ビニル、カプリル酸ビニル、カプリ
ン酸ビニル、ラウリン酸ビニル、ミリスチン酸ビニル、
パルミチン酸ビニル、ステアリン酸ビニル、バーサチッ
ク酸ビニル、シクロヘキサンカルボン酸ビニル、安息香
酸ビニルおよびp−ターシャリーブチル安息香酸ビニル
等が挙げられる。ここで、一般式〔1〕においてRの炭
素数が4以下であるカルボン酸ビニルエステル単量体で
は、得られる共重合体が脂肪族系有機溶剤に溶解しない
ため、これらは本発明に使用することが出来ない。
【0010】前記一般式〔1〕で表されるカルボン酸ビ
ニルエステル単量体は、全構成単量体単位の合計量を基
準にして15〜50モル%である。カルボン酸ビニルエ
ステル単量体の量が15モル%未満であると、共重合体
の脂肪族系有機溶剤に対する溶解性が劣り、50モル%
を越えると、共重合体の耐候性が劣る。
【0011】本発明における(c)アクリル酸ヒドロキ
シアルキルエステル単量体としては、アクリル酸2−ヒ
ドロキシエチル、アクリル酸3−ヒドロキシプロピル、
アクリル酸3−ヒドロキシブチル、アクリル酸4−ヒド
ロキシブチル、アクリル酸4−ヒドロキシメチルシクロ
ヘキシルおよびアクリル酸ヒドロキシエチルのカプロラ
クトン変性物等が挙げられる。アクリル酸ヒドロキシア
ルキルエステル単量体単位は、全構成単量体単位の合計
量を基準にして1.5〜15モル%である。アクリル酸
ヒドロキシアルキルエステル単量体単位の量が1.5モ
ル%未満であると塗膜の光沢が劣り、15モル%を越え
ると、硬化剤との相溶性が劣る。
【0012】本発明における(d)クロトン酸ヒドロキ
シアルキルエステル単量体および/またはヒドロキシア
ルキルビニルエーテル単量体としては、クロトン酸2−
ヒドロキシエチル、クロトン酸4−ヒドロキシブチル、
クロトン酸2−ヒドロキシプロピル、2−ヒドロキシエ
チルビニルエーテル、2−ヒドロキシプロピルビニルエ
ーテル、4−ヒドロキシブチルビニルエーテルおよび6
−ヒドロキシヘキシルビニルエーテル等が挙げられ、耐
候性や基材との密着性の点においてクロトン酸2−ヒド
ロキシエチルが好ましい。これら単量体単位は、全構成
単量体単位の合計量を基準にして1.5〜15モル%で
ある。これら単量体単位の量が1.5モル%未満である
と共重合体と硬化剤の相溶性が劣り、15モル%を越え
ると耐候性に劣る。
【0013】本発明におけるアクリル酸ヒドロキシアル
キルエステル、クロトン酸ヒドロキシアルキルエステル
およびヒドロキシアルキルビニルエーテルの合計量が、
全構成単位中の割合として3モル%未満であると、途膜
形成時の硬化が不足し強靭な塗膜が得られない。一方、
30モル%を越えると、耐候性や耐水性が低下する。
【0014】本発明においては、前記単量体以外のラジ
カル重合性単量体を使用しても良い。かかるラジカル重
合性単量体としては、エチレン、プロピレンおよびイソ
ブチレン等のα−オレフィン;塩化ビニルおよび塩化ビ
ニリデン等の塩素化オレフィン;酢酸アリルおよび酪酸
アリル等のアリル化合物;酢酸ビニル、プロピオン酸ビ
ニル、ピバリン酸ビニルおよび酪酸ビニル等の炭素数2
から4のアルキル基を有するカルボン酸ビニルエステル
類;エチルビニルエーテルおよびブチルビニルエーテル
等のアルキルビニルエーテル類;クロトン酸エチルおよ
びクロトン酸プロピル等のクロトン酸エステル類;クロ
トン酸、(メタ)アクリル酸およびビニル酢酸等のα,
β−不飽和カルボン酸等が挙げられる。
【0015】本発明における前記構成単位からなる含フ
ッ素共重合体は、例えば特開平3−231906号公報
等に記載されている溶液重合法によって製造できる。重
合溶媒としては、トルエン、キシレン、シクロヘキサ
ン、n−ヘキサン、酢酸エチル、酢酸ブチル、メチルエ
チルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノ
ン、エタノール、n−ブタノール、ターシャリーブタノ
ールおよびミネラルスピリット等が挙げられる。このミ
ネラルスピリットとは、石油の精留により得られる揮発
油の重沸点の留分で、一般的に蒸留範囲の初留点が14
0℃以上、50%留出温度が180℃以下、乾点が20
5℃以下のものである。重合溶媒は、全単量体に対して
重量比で0.25〜4倍の範囲で使用することが好まし
い。
【0016】重合開始剤としては、ジー2ーエトキシエ
チルパーオキシジカーボネート、ジイソプロピルパーオ
キシジカーボネート、ターシャリーブチルパーオキシピ
バレート、ベンゾイルパーオキサイドおよびラウロイル
パーオキサイド等の過酸化物、ならびにアゾビスイソブ
チロニトリルおよびアゾイソブチルバレロニトリル等の
アゾ化合物等が挙げられる。重合開始剤の使用量は、全
単量体に対して0.1〜5重量%であることが好まし
い。
【0017】前記重合溶媒および重合開始剤を用いて、
重合温度30℃から80℃程度、圧力5〜15kg/c
2 程度で、前記単量体を5〜10時間重合させること
により、本発明の含フッ素共重合体を得ることができ
る。重合中にフルオロオレフィン単量体から生じる酸を
捕捉させるために塩基性化合物、陰イオン交換樹脂、ハ
イドロタルサイト類およびエポキシ化合物を重合溶液中
に適量加えても良い。
【0018】上記溶液重合によって得られる含フッ素共
重合体溶液は、重合溶媒として脂肪族系有機溶剤を使用
した場合には、該脂肪族系有機溶剤をそのまま塗料組成
物の一成分として使用すれば良いが、それ以外の重合溶
媒を使用した場合は、使用した溶剤を全て蒸散させ、得
られた含フッ素樹脂を脂肪族系有機溶剤に溶解させて塗
料用組成物とする。
【0019】本発明における脂肪族系有機溶剤として
は、ミネラルスピリット、工業用ガソリン4号揮発油、
同3号揮発油、灯油およびテレビン油等が挙げられる。
溶解力、揮発速度の点からミネラルスピリットがより好
ましい。ミネラルスピリットは各種成分の特性を生かし
種々の品種のものが市販されているが、本発明において
はいずれかの品種に限定されるものではない。前記脂肪
族系有機溶剤は、塗料組成物において含フッ素樹脂の固
形分が20〜80重量%の割合となるように使用するこ
とが好ましい。
【0020】本発明における硬化剤は多価イソシアネー
ト化合物またはアミノプラスト樹脂などの、水酸基との
反応性基を1分子中に複数個有する化合物である。かか
る多価イソシアネート化合物としては、ヘキサメチレン
ジイソシアネート、イソホロンジイソシアネートおよび
ブロックイソシアネート等が挙げられ、アミノプラスト
樹脂としてはメチル化メラミンおよびブチル化メラミン
等のメラミン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂および尿素樹
脂等が挙げられる。多価イソシアネート化合物の好まし
い使用量は、イソシアネート基が含フッ素共重合体にお
ける水酸基とほぼ等モルとなる量であり、またアミノプ
ラスト樹脂を使用する場合には、含フッ素共重合体10
0重量部当たり、アミノプラスト樹脂10〜30重量部
程度が好ましい。前記硬化剤と共に、ジブチル錫ジラウ
レートおよびp−トルエンスルホン酸等の硬化反応を促
進させる化合物を用いても良い。
【0021】本発明における溶液型塗料組成物の調製に
あたり、上記各成分以外に顔料、流動調整剤、紫外線吸
収剤、分散安定剤およびレベリング剤等の各種添加剤な
らびに必要に応じて他の樹脂等を加えても良い。
【0022】
【実施例】以下に、実施例、比較例を示して本発明をさ
らに具体的に説明する。 実施例1 (1)含フッ素共重合体の調製 攪拌機を備えた1.5リットルのオートクレーブに、キ
シレンを200g、炭素数9のアルキル基を有するバー
サチック酸ビニル(シェル石油化学(株)製のベオバ−
9、以下、V−9という)を195g、クロトン酸2−
ヒドロキシエチル(以下、HECという)を20g仕込
み、窒素ガスで置換した後、クロロトリフルオロエチレ
ン(以下、CTFEという)を280g加え、オートク
レーブを40℃に加温した。次に、キシレン100gと
アクリル酸4−ヒドロキシブチル(以下、HBAとい
う)25gの混合液およびキシレン30gとジ−2−エ
トキシエチルパーオキシジカーボネート(日本油脂
(株)製のパーロイルEEP、以下、EEPという)6
gの混合液をそれぞれ6時間かけて仕込んだ。その後、
3時間攪拌しながら40℃の温度に保った。反応後、未
反応のCTFEをパージし、オートクレーブを開放し
て、700gの重合反応液を得た。
【0023】(2)含フッ素共重合体の物性評価 上記重合反応液の一部を採り、共重合体の数平均分子量
(ゲルパーミエーション法)、フッ素含有量(フッ素定
量分析法)、水酸基価の測定および核磁気共鳴分析を行
った。その結果、数平均分子量は12000(ポリスチ
レン換算値)、フッ素含有量は21.5重量%、水酸基
価は46(mg−KOH/g−レジン)であった。さら
に、1 H−NMRおよび13C−NMRの測定結果とも併
せて、重合体の組成解析を行った結果、共重合体の組成
はCTFE/V−9/HEC/HBA=50/39/5
/6(モル%)であると認められた。
【0024】(3)塗料塗膜の評価 上記重合反応液を減圧乾燥させ、重合溶剤であるキシレ
ンを全て蒸散させ、含フッ素共重合体を単離した後、脂
肪族系有機溶剤であるエクソンナフサNo.6(エクソ
ン化学(株)製、以下、E−6という)に固形分濃度6
0重量%となるように溶解させた。この固形分60重量
%の溶液50gをガラス瓶に入れ、さらにE−6を30
g、酸化チタン(石原産業(株)製CR−97)を18
g、ガラスビーズを50gを加え、ペイントコンディシ
ョナーで1時間分散混合した。その後、ガラスビーズの
みを分離させて酸化チタン分散液を得た。この酸化チタ
ン分散液にジブチル錫ジラウレートの0.1%溶液を
0.7gおよびシクロヘキサン誘導体イソシアネート
(武田薬品工業(株)製タケネートD−127N)7.
0gを添加し、得られた塗料組成物をクロメート処理し
た0.6mmのアルミ板にバーコーターで塗布し、常温
で1週間自然乾燥し、厚さ20μmの塗膜を得た。塗膜
の評価をJIS−K5400および常用の各種方法で行
い、表1の結果を得た。光沢保持試験は蛍光紫外線耐候
性試験機(Qパネル社製)を用いて、光線を連続照射さ
せながら、4時間ごとに塗面裏側からイオン交換水をス
プレーし、4000時間試験後の60度光沢度の初期光
沢度に対する保持率(%)を測定した。
【0025】実施例2 (1)含フッ素共重合体の調製 攪拌機を備えた1.5リットルのオートクレーブに、E
−6を200g、炭素数10のアルキル基を有するバー
サチック酸ビニル(シェル石油化学(株)製のベオバ−
10、以下、V−10という)を200g、4−ヒドロ
キシブチルビニルエーテル(以下、HBVEという)を
20gを仕込み、窒素ガスで置換した後、CTFE28
0gを加え、オートクレーブを40℃に加温した。つい
で、E−6を100gとアクリル酸2−ヒドロキシエチ
ル(以下、HEAという)30gの混合液およびE−6
を30gとEEP6gの混合液をそれぞれ6時間かけて
仕込んだ。その後3時間攪拌しながら、40℃の温度に
保った。反応後、未反応のCTFEをパージし、オート
クレーブを開放したところ、重合反応液は透明かつ均一
で不溶部はなく、680gの重合反応液を得た。
【0026】(2)含フッ素共重合体の物性評価 上記重合反応液の一部を採り、実施例1と同様にして物
性評価を行った結果、数平均分子量は15000、フッ
素含有量は21.0重量%、水酸基価は43(mg−K
OH/g−レジン)であった。共重合体の組成はCTF
E/V−10/HBVE/HEA=51/39/5/5
(モル%)であると認められた。
【0027】(3)塗料塗膜の評価 次に、重合溶媒に使用したE−6をそのまま組成物に一
部に用いた以外は実施例1と同様に塗料組成物を調整
し、実施例1と同様にして形成した塗膜の評価を行っ
た。その結果を表1に記載した。
【0028】実施例3 (1)含フッ素共重合体の調製 攪拌機を備えた1.5リットルのオートクレーブに、酢
酸ブチルを200g、シクロヘキサンカルボン酸ビニル
(以下、VCHという)を163g、HECを12g、
HBVEを10g仕込み、窒素ガスで置換した後、CT
FEを300g加え、オートクレーブを50℃に加温し
た。ついで、酢酸ブチル100gとアクリル酸2−ヒド
ロキシエチルのラクトン変性物(ダイセル化学工業
(株)製のFA−1、以下、FAという)60gの混合
液および酢酸ブチル30gとターシャリーブチルパーオ
キシジカーボネート(日本油脂(株)製のパーブチルP
V、以下、BPVという)3.5gの混合液をそれぞれ
5時間かけて仕込んだ。その後、4時間攪拌しながら5
0℃の温度に保った。反応後、未反応のCTFEをパー
ジし、オートクレーブを開放して、710gの重合反応
液を得た。
【0029】(2)含フッ素共重合体の物性評価 上記重合反応液の一部を採り、実施例1と同様に物性評
価を行った結果、数平均分子量は18000、フッ素含
有量は21.2重量%、水酸基価は40(mg−KOH
/g−レジン)であった。共重合体の組成はCTFE/
VCH/FA/HEC/HBVE=53/38/3/3
/3(モル%)であると認められた。
【0030】(3)塗料塗膜の評価 次に実施例1と同様に、上記重合反応液を減圧乾燥さ
せ、重合溶媒である酢酸ブチルを全て蒸散させ、含フッ
素共重合体をE−6に固形分濃度60重量%で混合させ
た後、実施例1と同様に塗料組成物を調整し塗膜の評価
を行い、その結果を表1に記載した。
【0031】比較例1 攪拌機を備えた1.5リットルのオートクレーブに、キ
シレン300g、プロピオン酸ビニル(以下、VPrと
いう)106g、HBA37g、EEP6gを仕込み、
窒素ガスで置換した後、CTFEを280g加え、オー
トクレーブを40℃に加温した。その後、8時間攪拌し
ながら40℃の温度に保った。反応後、未反応のCTF
Eをパージし、オートクレーブを開放し、590gの重
合反応液を得た。上記重合反応液を減圧乾燥させ、重合
溶媒であるキシレンを全て蒸散させ、含フッ素共重合体
を単離し、E−6に固形分濃度30重量%で混合したが
溶解しなかった。
【0032】比較例2 攪拌機を備えた1.5リットルのオートクレーブに、キ
シレン200g、カプロン酸ビニル(以下、VCpとい
う)150gを仕込み、窒素ガスで置換した後、CTF
Eを280g加え、オートクレーブを40℃に加温し
た。ついで、キシレン100gとメタクリル酸2−ヒド
ロキシエチル(以下、HEMAという)34gの混合液
およびキシレン30gとEEP6gの混合液をそれぞれ
高圧定流量マイクロポンプで6時間かけて仕込んだ。そ
の後、5時間攪拌しながら、40℃の温度に保った。反
応後、未反応のCTFEをパージし、オートクレーブを
開放し、630gの重合反応液を得た。上記重合反応液
を減圧乾燥させ、重合溶媒であるキシレンを全て蒸散さ
せ、含フッ素共重合体を単離し、E−6に固形分濃度3
0重量%で混合したが溶解しなかった。
【0033】
【表1】
【0034】
【発明の効果】本発明の溶液型塗料組成物は、耐候性に
優れる含フッ素共重合体と溶解力の低い脂肪族系有機溶
剤から構成されるため、従来の塗料組成物と比較して、
フッ素塗料本来の高耐候性を維持しながら、下塗り塗膜
に対する選択性が改善され、かつ地球環境や人体への悪
影響の点においても改善された塗料組成物である。
【手続補正書】
【提出日】平成8年9月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】 本発明における溶液型塗料組成物の調製
にあたり、上記各成分以外に顔料、流動調整剤、紫外線
吸収剤、分散安定剤およびレベリング剤等の各種添加剤
ならびに必要に応じて他の樹脂等を加えても良い。他の
樹脂としては、本発明における含フッ素共重合体と相溶
性のあるアクリル樹脂およびポリエステル樹脂等が挙げ
られる。アクリル樹脂としては、例えば、炭素数が2〜
18個のアルキル基を有するアクリル酸またはメタクリ
ル酸のアルキルエステル、水酸基含有ビニルモノマーお
よびその他の共重合性モノマーを構成成分とする共重合
体等が挙げられる。含フッ素共重合体と他の樹脂の混合
割合としては、特に限定されないが、重量比で95/5
〜20/80の範囲であることが好適である。塗料組成
物の耐侯性の面から、含フッ素共重合体の割合が多い方
が好ましい。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】 (3)塗料塗膜の評価 次に実施例1と同様に、上記重合反応液を減圧乾燥さ
せ、重合溶媒である酢酸ブチルを全て蒸散させ、含フッ
素共重合体をE−6に固形分濃度60重量%で混合させ
た後、実施例1と同様に塗料組成物を調整し塗膜の評価
を行い、その結果を表1に記載した。実施例4 実施例1で得た含フッ素共重合体に、エチルメタクリレ
ートを65重量%、2−エチルヘキシルメタクリレート
を5重量%、n−ブチルメタクリレートを20重量%お
よび2−ヒドロキシエチルメタクリレートを10重量%
の比率で含有するアクリル樹脂を添加して、含フッ素共
重合体とアクリル樹脂の割合が重量比で75/25であ
り、固形分濃度が60重量%であるE−6の樹脂溶液を
調製した。この樹脂溶液から実施例1と同様に塗料組成
物を調整し塗膜の評価を行い、その結果を表1に示し
た。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09D 131/02 PFR C09D 131/02 PFR (72)発明者 犬飼 宏 愛知県名古屋市港区船見町1番地の1 東 亞合成株式会社名古屋総合研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全構成単量体単位の合計量を基準にし
    て、(a)フルオロオレフィン単量体単位:30〜60
    モル%、(b)下記一般式〔1〕で表されるカルボン酸
    ビニルエステル単量体単位:15〜50モル%、(c)
    アクリル酸ヒドロキシアルキルエステル単量体単位:
    1.5〜15モル%、(d)クロトン酸ヒドロキシアル
    キルエステル単量体単位および/またはヒドロキシアル
    キルビニルエーテル単量体単位:1.5〜15モル%か
    ら構成される含フッ素共重合体、脂肪族系有機溶剤およ
    び硬化剤からなる溶液型塗料組成物。 【化1】 (式中、Rは炭素数が5〜17である脂肪族、芳香族ま
    たは脂環式の炭化水素基を示す)
JP35429195A 1995-12-28 1995-12-28 溶液型塗料組成物 Pending JPH09183937A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35429195A JPH09183937A (ja) 1995-12-28 1995-12-28 溶液型塗料組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35429195A JPH09183937A (ja) 1995-12-28 1995-12-28 溶液型塗料組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09183937A true JPH09183937A (ja) 1997-07-15

Family

ID=18436554

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35429195A Pending JPH09183937A (ja) 1995-12-28 1995-12-28 溶液型塗料組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09183937A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009126990A (ja) * 2007-11-27 2009-06-11 Dic Corp 二液硬化型含フッ素ビニル系共重合体組成物
JP2017165958A (ja) * 2016-03-10 2017-09-21 ダイキン工業株式会社 重合体、組成物、塗膜、積層体、バックシート及び太陽電池モジュール
US20190169338A1 (en) * 2017-12-01 2019-06-06 Honeywell International Inc. Fluoropolymers for coating applications

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009126990A (ja) * 2007-11-27 2009-06-11 Dic Corp 二液硬化型含フッ素ビニル系共重合体組成物
JP2017165958A (ja) * 2016-03-10 2017-09-21 ダイキン工業株式会社 重合体、組成物、塗膜、積層体、バックシート及び太陽電池モジュール
JP2017190461A (ja) * 2016-03-10 2017-10-19 ダイキン工業株式会社 重合体、組成物、塗膜、積層体、バックシート及び太陽電池モジュール
US20190169338A1 (en) * 2017-12-01 2019-06-06 Honeywell International Inc. Fluoropolymers for coating applications

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3515956B2 (ja) 水媒介性の周囲温度で硬化可能な膜形成組成物
JPH07110890B2 (ja) 含フッ素共重合体およびそれを用いた塗料用組成物
EP3328949A1 (en) Coating compositions
JPH02251555A (ja) 含ふっ素樹脂組成物
JP3064463B2 (ja) 常温硬化性樹脂組成物
KR20010061957A (ko) 페인트 조성물
US5142011A (en) Fluorine-containing copolymer and curable composition containing the same
JPH04226111A (ja) 含フッ素塗料用重合体および組成物
JP3160869B2 (ja) 含フッ素共重合体および該共重合体を主成分とする塗料用組成物
JPS6112760A (ja) 塗料用樹脂組成物
JP4622042B2 (ja) 塗料用組成物
JPH0269507A (ja) 常温硬化型塗料用分散体組成物
JPH03182539A (ja) 含ふっ素樹脂組成物
JP2503475B2 (ja) メタリツク仕上げ方法
JP2503477B2 (ja) メタリツク仕上げ方法
JPH11166007A (ja) 含フッ素共重合体水性分散液の製造方法
JPH0455482A (ja) 塗料用組成物
JP2932542B2 (ja) 水性ふっ素樹脂組成物
JPH02289639A (ja) 含フッ素水性塗料組成物
JP3316870B2 (ja) 常温硬化性樹脂組成物
JPH0786178B2 (ja) つや消し塗料組成物
JP3613850B2 (ja) 粉体塗料用樹脂組成物
JPH11302334A (ja) 含フッ素共重合体
JPH06100834A (ja) 含フッ素樹脂塗料組成物
JPH08193178A (ja) 二液型水性含フッ素樹脂塗料