JPH09207151A - フイルムの製造方法 - Google Patents

フイルムの製造方法

Info

Publication number
JPH09207151A
JPH09207151A JP3732896A JP3732896A JPH09207151A JP H09207151 A JPH09207151 A JP H09207151A JP 3732896 A JP3732896 A JP 3732896A JP 3732896 A JP3732896 A JP 3732896A JP H09207151 A JPH09207151 A JP H09207151A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
film
welded portion
circumferential direction
producing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3732896A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuaki Ito
伸明 伊藤
Wasuke Yoneyama
和祐 米山
Akimitsu Tsukuda
佃  明光
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP3732896A priority Critical patent/JPH09207151A/ja
Publication of JPH09207151A publication Critical patent/JPH09207151A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 周方向に沿って溶接したベルトを使用する際
に、溶接部でのフイルムの厚みむらが良好で、かつベル
トの蛇行が小さく製膜の安定性が良好な溶液製膜フイル
ムの製造方法を提供する。 【解決手段】 ポリマ溶液を支持体上に流延して成形す
るフイルムの製造方法において、前記支持体に、ベルト
の周方向に沿って少なくとも1箇所の溶接部を有し、該
溶接部の平坦度が1/150以下であり、ベルトの両端
部の長さ偏差が、ベルトの平均長さの1%以下であるエ
ンドレスベルトを用いることを特徴とするフイルムの製
造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンドレスベルト
を支持体として使用した溶液製膜フイルムの製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】有機ポリマは、融点以上の温度をかける
ことにより溶融状態となるものについてはそれを口金か
ら溶融膜として吐出してフイルムに成形されるが、融点
と分解温度の近い、または融点が分解温度よりも高いポ
リマは、溶融する前に分解が起るため、適当な溶媒にポ
リマを溶かし、そうして得られたポリマ溶液を支持体上
にキャストし、その後溶媒を除去する溶液製膜法により
フイルムに成形される。このような溶液製膜法により成
形されるフイルムとして、例えば、セルロース、酢酸ビ
ニル、あるいは芳香族ポリアミド、芳香族ポリイミドフ
イルムなどが挙げられる。
【0003】支持体上へ流延されたポリマ溶液は、自己
保持性をもつまで溶媒を除去したり、配向の調節をする
時間が必要であるが、一般には長時間を必要とするため
支持体としてエンドレスベルトが使用される(芳香族ポ
リアミドの例としては特開平4−139229号公
報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】製膜するフイルムによ
っては使用できるベルトの材質が制限されることがあ
る。例えば、腐食性や粘着性等のために特定の材質しか
使用できないことがあり、ベルトの製造設備の制約から
作成できるベルトの幅も必然的に決まってくることが多
い。しかし生産性の点からは、広いベルトで広幅のフイ
ルムを生産した方が好ましいが、このためには製造でき
るベルトを周方向(長手方向)に沿って溶接して広幅化
する方法が採用される。しかしこの溶接部分の精度が悪
いと、製膜したフイルムの厚みむらが悪化したり、ベル
トの走行性や製膜の安定性が悪い等の問題があった。
【0005】本発明の課題は、かかる問題点を解決し、
広幅のフイルムを製膜する際にも厚みむらが良好で、安
定した製膜が可能であるフイルムの製造方法を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のフイルムの製造方法は、ポリマ溶液を支持
体上に流延して成形するフイルムの製造方法において、
前記支持体に、ベルトの周方向に沿って少なくとも1箇
所の溶接部を有し、該溶接部の平坦度が1/150以下
であり、ベルトの両端部の長さ偏差が、ベルトの平均長
さの1%以下であるエンドレスベルトを用いることを特
徴とする方法からなる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明でいうフイルムとは、ポリ
マと溶媒を主成分とする溶液を口金より支持体上にキャ
ストして成形される溶液製膜フイルムである。溶媒の種
類はポリマを溶解するものであればとくに限定はされな
い。また、溶液中のポリマの濃度はポリマの種類にもよ
るが、一般的に3〜50重量%であり、溶液中にはポリ
マと溶媒以外に目的に応じて、滑材、可塑剤、導電性粒
子、酸化防止剤、その他の添加剤がブレンドされていて
も差し支えない。ポリマとしては、芳香族ポリアミド、
芳香族ポリイミド、ポリアリレート、、ポリカーボネー
ト、二酢酸セルロースや三酢酸セルロースなどのセルロ
ースポリマ、酢酸ビニル、ポリビニルアルコールなを用
いることができる。
【0008】本発明のフイルムの製造に使用される支持
体の形態は、エンドレスベルトである。材質としては、
鉄、ステンレス(SUS)、ニッケル、チタン、タンタ
ル、銅、ハステロイ等がある。さらにベルトの表面に
は、耐食性、硬度の向上や粘着性低下等のために、必要
に応じてクロム、金、銀、ニッケルなどのメッキや表面
処理を施してもよい。表面処理の一例としてはクロムの
薄膜酸化水和物皮膜形成、シリコーンあるいはフッソ皮
膜形成などがある。
【0009】ベルトの厚みは0.5〜3mmが平面性が
良好なものとなるので好ましい。より好ましくは1〜
2.5mmである。また幅については生産性の点から広
いほうが良く、1〜6mが使用上好ましい。幅はベルト
の製作時に一挙に広いものを製作できることが好ましい
が、インゴットや圧延機等の制約によりそれができない
時には、一定幅の材料を周方向(長手方向)に沿って溶
接して広幅化することが行われる。この周方向に沿う溶
接部の平坦度は1/150以下であることが必要であ
る。より好ましくは1/300以下である。これより大
きいと溶接部によりフイルムの厚みむらが悪化したり、
ベルト走行に影響が出たりする。
【0010】また、通常、エンドレス化のための溶接部
は少なくとも1箇所存在する。あるいは、必要なベルト
の大きさや製造できるベルト材の大きさにもよるが、2
箇所以上必要な場合もある。この溶接部の平坦度も1/
150以下であることが好ましい。より好ましくは1/
300以下である。
【0011】ベルトの両端部の長さ偏差は、ベルトの平
均長さの1%以下である必要がある。好ましくは0.5
%以下、より好ましくは0.2%以下である。1%より
大きいとベルトの蛇行が大きくなり、走行の安定化が難
しくなる。
【0012】図1ないし図4にエンドレスベルトの構成
例を示す。図1および図2は、ベルト周方向に沿う溶接
部2が、ベルト幅方向に1箇所設けられているエンドレ
スベルト1を示している。図3は、ベルト周方向に沿う
溶接部2が、ベルト幅方向に2箇所設けられているエン
ドレスベルトを示している。図4は、ベルト周方向に沿
う溶接部2は1箇所であるが、ベルト幅方向に延びる溶
接部3が複数箇所設けられてたエンドレスベルト1を示
している。また、本発明においては、ベルト周方向に沿
う溶接部が3箇所以上ある場合も含まれ、図示したもの
に限定されるものではない。
【0013】また、フイルムの流延はベルトの端部より
35mm以上内側に行うことが好ましい。より好ましく
は50mm以上内側である。これより外側になるとベル
トの振動等の影響で製膜の安定性が悪化する。
【0014】本発明のフイルムは、ポリマが芳香族ポリ
アミドや芳香族ポリイミドであるとき、本発明の効果が
大きく好ましい。製膜するフイルムの厚さは限定されな
いが、一般的には1〜100μmである。とくに10μ
m以下の薄いフイルムになると、ベルトの溶接部の影響
が大きくなるので、それだけ本発明による効果は相対的
に大きなものとなる。
【0015】以下に、本発明のフイルムの製造方法を芳
香族ポリアミドフイルムの場合を例にとって説明する
が、これに限定されるものではない。まず、芳香族ポリ
アミドポリマの製造であるが、酸クロリドとジアミンか
ら得る場合には、N−メチルピロリドン(NMP)、ジ
メチルアセトアミド(DMAc)、ジメチルホルムアミ
ド(DMF)などの非プロトン性有機極性溶媒中で、溶
液重合したり、水系媒体を使用する界面重合などで合成
される。ポリマ溶液は、単量体として酸クロリドとジア
ミンを使用すると塩化水素が副生するが、これを中和す
る場合には水酸化カルシウム、炭酸カルシウム、炭酸リ
チウムなどの無機の中和剤、またエチレンオキサイド、
プロピレンオキサイド、アンモニア、トリエチルアミ
ン、トリエタノールアミン、ジエタノールアミンなどの
有機の中和剤が使用される。また、イソシアネートとカ
ルボン酸との反応は、非プロトン性有機極性溶媒中、触
媒の存在下で行なわれる。
【0016】これらのポリマ溶液はそのまま製膜原液と
して使用してもよく、あるいはポリマを一度単離してか
ら上記の有機溶媒や、硫酸等の無機溶媒に再溶解して製
膜原液を調製してもよい。
【0017】フイルムの表面に微細な凹凸をつけるため
には、粒子を添加することが好ましい。粒子の添加方法
は、粒子を予め溶媒中に十分スラリー化した後、重合用
溶媒または希釈用溶媒として添加する方法や、製膜原液
を調製した後に直接添加する方法などがある。
【0018】ポリマ濃度は、高い方が生産性向上につな
がり望ましいが、現実的なプロセスの観点からは3〜5
0%の範囲内である。
【0019】上記のように調製された製膜原液を用い
て、溶液製膜法によりフイルム化が行なわれる。溶液製
膜法には乾式法、乾湿式法、湿式法があるが、エンドレ
スベルトを使用する方法であればどの方法でもよく、と
くに限定されるものではない。
【0020】乾湿式法で製膜する場合を例にとって説明
すると、まず上記溶液を口金からエンドレスベルト上に
押し出して薄膜とし、次いでかかる薄膜層から溶媒を飛
散させ薄膜が自己保持性をもつまで乾燥する。
【0021】このように支持体上にキャストされた膜
は、熱風、支持体加熱あるいは赤外線加熱などの方法に
より乾燥を受け、溶媒が除去される。乾燥条件は室温〜
溶媒の沸点+20℃、60分以内の範囲であり、好まし
くは室温〜溶媒の沸点の範囲である。
【0022】上記乾式工程を終えたフイルムは湿式工程
に導入され、ここでフイルム中に含有されている溶媒や
不純物が除去される。この浴は、一般に水系媒体からな
るものであり、水の他に有機溶媒や無機塩等を含有して
いてもよい。しかし、一般には水分量は30%以上、好
ましくは50%以上含有されているものであり、浴温度
は通常0〜100℃で使用される。
【0023】湿式工程を出たフイルムは更に乾燥、熱処
理が行われてフイルムとなる。温度としては200〜4
50℃で、1秒以上60分以下の処理時間である。
【0024】以上のように形成されるフイルムはその製
膜工程中で、厚みむら、機械特性向上の目的で延伸が行
なわれてもよい。延伸倍率は縦延伸倍率が0.95〜2
倍(縦延伸倍率とは巻取速度をキャスト速度で除した値
で定義する。)、面倍率で0.8〜4倍(面倍率とは延
伸後のフイルム面積を延伸前のフイルムの面積で除した
値で定義する。)の範囲内であると、局所厚みむら、機
械特性の点から好ましく、より好ましくは縦延伸倍率が
1.05〜1.5倍、面倍率が1.1〜3倍である。
【0025】上記のようにして得られたフイルムを巻き
取ることにより、芳香族ポリアミドフイルムが得られ
る。
【0026】本発明における各特性の測定方法、効果の
評価方法は次の方法による。 (1)平坦度 図5または図6に示す方法で測定する。図5は、ベルト
の溶接部の裏面が凹部を形成する場合に溶接部の平坦度
を求めるための一例を示した図であり、該ベルト溶接部
の裏面部分について、ベルトの幅方向と平行な厚み方向
概略断面図である。図6は、ベルトの溶接部の裏面が凸
部を形成する場合に溶接部の平坦度を求めるための一例
を示した図であり、該ベルト溶接部の裏面部分につい
て、ベルトの幅方向と平行な厚み方向概略断面図であ
る。ベルトの長手方向に1kg/mm2 の張力をかけ、
溶接部のベルト裏面側に溶接方向と直角に定規4を当
て、隙間ゲージでhを測定する。非平坦部の長さLを求
め、h/Lで表す。ベルト周方向において10点測定
し、その平均値で表す。溶接部が複数本ある場合はそれ
らの平均を求めて表す。
【0027】(2)ベルト両端部の長さ偏差 ベルトの長さを両端部でそれぞれ求め(A1、A2とす
る)、算術平均してベルトの平均長さとする。両端部の
長さの差を求め、ベルトの平均長さで割って求める。 |A1−A2|/[(A1+A2)/2]
【0028】(3)フイルムの厚みむら ベルトの周方向に沿う溶接部上で製膜した部分が入るよ
うにフイルムを採取し、電子マイクロ厚さ計でフイルム
幅方向(TD方向)に測定する。ベルトの溶接部分で製
膜された部分のフイルムの厚みが溶接部以外の厚みに対
し、20%以内のむらの場合は○、それより大きい場合
は×とした。
【0029】(4)ベルトの走行性 実施例に示すベルトを使用して製膜し、10時間当たり
のベルトの蛇行量が20mm以内の場合は○、20から
30mmの場合は△、それより大きい場合は×とした。
なおベルトを支持するドラムの一方のドラムの軸を動か
してベルトの左右両端の張力を変化させ、蛇行の制御を
行った。
【0030】(5)製膜安定性 製膜を行い、10時間以上フイルムが破れず製膜できた
ものを○、それ未満のものを×とした。
【0031】
【実施例】
実施例1 N−メチルピロリドン(NMP)に芳香族ジアミン成分
として85モル%に相当する2−クロルパラフェニレン
ジアミンと、15モル%に相当する4、4’−ジアミノ
ジフェニルエーテルとを溶解させ、これに99.7モル
%に相当する2−クロルテレフタル酸クロリドを添加
し、4時間撹拌して重合を完了した。これに0.05μ
m径のシリカを、ポリマ当たり0.2重量%になるよう
に添加した。これを炭酸リチウムで中和し、ついでアン
モニア水をNMPで希釈して添加し、ポリマ濃度10.
8重量%、溶液粘度4000ポイズ(30℃)の芳香族
ポリアミド溶液を得た。
【0032】このポリマ溶液を1μmカットのフィルタ
ーを通した後、口金からエンドレスベルト上にキャスト
した。ベルトは、材質はニッケル、全体の幅は1.2m
幅で、中央で周方向(長手方向)に沿って1箇所溶接さ
れている(図1の溶接方法で0.6m幅のものが溶接さ
れている)。またエンドレス化の溶接は1箇所である。
流延される表面は鏡面に研磨されており、ベルトの厚み
は1mm、長さは10mである。その他の条件は表1に
示したとおりである。
【0033】また流延位置はベルトの両端からそれぞれ
50mm(それぞれAサイド、Bサイドと呼ぶ)になる
ように行った。このベルト上で130℃で溶媒を自己保
持性をもつまで乾燥し、6m/分の速度でフイルムをベ
ルトから連続的に剥離した。次に50℃の水槽内へフイ
ルムを導入して残存溶媒と中和で生じた無機塩などを抽
出し、さらに300℃のテンターで1分間水分の乾燥と
熱処理を行なって厚さ5μmの芳香族ポリアミドフイル
ムを得た。この間にフイルム長手方向と幅方向に各々
1.1倍、1.2倍延伸を行なった。表1に示すよう
に、このフイルムの製膜は非常に安定しており、ベルト
の蛇行もほとんどなかった。また、周方向に沿う溶接部
でのフイルムの厚みむらも良好であった。
【0034】実施例2 使用したベルトは材質がSUS304、幅2.2m、厚
み1.6mm、長さ30mである。図1のように1.1
m幅のものが2本溶接されており、平坦度や長さ偏差等
は表1に示したとおりである。このベルト上に実施例1
と同一のポリマ溶液を使ってフイルムを製膜した。流延
したフイルムは140℃で15m/分で溶媒を蒸発さ
せ、自己保持性を有するフイルムをベルトから連続的に
剥離した。次に40℃の水槽内へフイルムを導入し残存
溶媒と中和で生じた無機塩などを抽出し、さらに300
℃のテンターで1分間水分の乾燥と熱処理を行なって厚
さ5μmの芳香族ポリアミドフイルムを得た。この間に
フイルム長手方向と幅方向に各々1.2倍、1.3倍延
伸を行なった。このフイルムの製膜は非常に安定してお
りベルトの蛇行もほとんどなかた。またベルトの周方向
の溶接部でのフイルムの厚みむらは良好であった。
【0035】実施例3 使用したベルトは材質がSUS316、幅2.4m、厚
み1.6mm、長さ30mである。図3のように溶接部
が2箇所あり0.8m幅の材料が周方向に沿って3枚溶
接されている。このベルト上に実施例2と同様にポリマ
溶液を流延し製膜したが、表1に示すように、製膜は非
常に安定しており、ベルトの蛇行もほとんどなかた。ま
たベルトの周方向の溶接部でのフイルムの厚みむらは良
好であった。
【0036】実施例4 使用したベルトは材質がタンタルで、幅1.2m、厚み
1.3mm、長さ10mである。溶接は図4のように長
さ2m、幅0.6mの板を長さ方向に5枚溶接し、さら
に幅方向で1箇所溶接されたものである。平坦度は周方
向に沿う溶接部で1/800であった。このベルトを使
用して実施例1と同様に製膜したが、表1に示すよう
に、ベルトの溶接部でのフイルムの厚みむらは良好であ
った。またベルトの走行性、製膜性とも優れたものであ
った。
【0037】比較例1〜3 実施例2とベルト全体の幅、長さが同じものを用い、実
施例2と同一のポリマ溶液を用いてフイルムを製膜し
た。比較例1は周方向に沿う溶接部に相当する部分で厚
みむらが大きく、また溶接部の平坦度の影響もあってか
ベルトの走行性もやや不安定であった。比較例2、3も
それぞれ表1のような結果となり、満足できるものはな
かった。
【0038】
【表1】
【0039】
【発明の効果】ベルトを作る際に製造設備等の制約で広
幅化ができない場合には、ベルト材を周方向に沿って溶
接することで広幅化が可能となるが、溶接部の精度が悪
いと品質的にも製膜安定性においても実用的に使用でき
るベルトがなかった。しかし本発明のベルトを使用する
ことで、フイルムの厚みむらが良好な広幅の製膜ができ
るようになり、またベルトの蛇行が小さく、長時間に渡
って安定した製膜が可能となった。とくに芳香族ポリア
ミドフイルムの製膜に使用したときは、その主要用途で
ある磁気記録媒体用に要求されるフイルムの厚みむらが
非常に優れ、良好な電磁変換特性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ベルトの周方向に沿って1箇所の溶接部がある
ベルトの一例を示した平面図である。
【図2】図1のベルトの側面図である。
【図3】ベルトの周方向に沿って2箇所の溶接部がある
ベルトの一例を示した平面図である。
【図4】ベルトの周方向に沿って1箇所の溶接部と、幅
方向に延びる溶接部が数箇所あるベルトの一例を示した
平面図である。
【図5】ベルトの溶接部の裏面が凹部を形成する場合に
溶接部の平坦度を求めるための一例を示した図であり、
該ベルト溶接部の裏面部分について、ベルトの幅方向と
平行な厚み方向概略断面図である。
【図6】ベルトの溶接部の裏面が凸部を形成する場合に
溶接部の平坦度を求めるための一例を示した図であり、
該ベルト溶接部の裏面部分について、ベルトの幅方向と
平行な厚み方向概略断面図である。
【符号の説明】
1 ベルト 2 溶接部(周方向に沿って延びる) 3 溶接部(幅方向に延びる) 4 定規

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリマ溶液を支持体上に流延して成形す
    るフイルムの製造方法において、前記支持体に、ベルト
    の周方向に沿って少なくとも1箇所の溶接部を有し、該
    溶接部の平坦度が1/150以下であり、ベルトの両端
    部の長さ偏差が、ベルトの平均長さの1%以下であるエ
    ンドレスベルトを用いることを特徴とするフイルムの製
    造方法。
  2. 【請求項2】 ベルトの周方向に沿った溶接部の平坦度
    が1/300以下である、請求項1に記載のフイルムの
    製造方法。
  3. 【請求項3】 ベルトの両端部の長さ偏差が、ベルトの
    平均長さの0.5%以下である、請求項1または2に記
    載のフイルムの製造方法。
  4. 【請求項4】 ベルトの端部から35mm以上内側にフ
    イルムを流延する、請求項1ないし3のいずれかに記載
    のフイルムの製造方法。
  5. 【請求項5】 フイルムが芳香族ポリアミドフイルムあ
    るいは芳香族ポリイミドフイルムである、請求項1ない
    し4のいずれかに記載のフイルムの製造方法。
JP3732896A 1996-01-31 1996-01-31 フイルムの製造方法 Pending JPH09207151A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3732896A JPH09207151A (ja) 1996-01-31 1996-01-31 フイルムの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3732896A JPH09207151A (ja) 1996-01-31 1996-01-31 フイルムの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09207151A true JPH09207151A (ja) 1997-08-12

Family

ID=12494583

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3732896A Pending JPH09207151A (ja) 1996-01-31 1996-01-31 フイルムの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09207151A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002307460A (ja) * 2001-04-12 2002-10-23 Konica Corp セルロースエステルフィルムの製造装置
JP2003170453A (ja) * 2001-12-10 2003-06-17 Kuraray Co Ltd ビニルアルコール系重合体フィルムおよび偏光フィルム
WO2010140721A1 (ko) * 2009-06-04 2010-12-09 에스케이에너지 주식회사 광폭 캐스팅 벨트, 광폭 필름의 제조방법 및 광폭 필름
WO2011074789A2 (en) 2009-12-14 2011-06-23 Sk Innovation Co., Ltd. Casting belt for producing transcendental wide width film
JP2012061842A (ja) * 2010-08-16 2012-03-29 Fujifilm Corp 溶液製膜方法及び流延装置
JP2013063511A (ja) * 2011-09-15 2013-04-11 Fujifilm Corp 金属ドラム、流延装置、流延膜の形成方法及び溶液製膜方法
US20130189508A1 (en) * 2012-01-23 2013-07-25 Sk Innovation Co., Ltd. Method for manufacturing a wide film, and wide film
JP2013208830A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Fujifilm Corp エンドレスバンドの評価方法及び溶液製膜方法、溶液製膜設備
KR101437617B1 (ko) * 2012-02-13 2014-09-18 에스케이이노베이션 주식회사 광폭 캐스팅 벨트, 광폭 필름의 제조방법 및 광폭 필름
JP2016517494A (ja) * 2013-03-07 2016-06-16 ベルンドルフ バント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 金属からなるベルトボディを有するエンドレスベルト及びベルト外側のベルト表面内の孔の大きさを検査する方法
WO2017138637A1 (ja) * 2016-02-10 2017-08-17 三菱ケミカル株式会社 金属製無端ベルト、金属製無端ベルトの製造方法及び補修方法、並びに鋳型
JP2017177408A (ja) * 2016-03-29 2017-10-05 コニカミノルタ株式会社 エンドレスベルトの製造方法

Cited By (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002307460A (ja) * 2001-04-12 2002-10-23 Konica Corp セルロースエステルフィルムの製造装置
JP2003170453A (ja) * 2001-12-10 2003-06-17 Kuraray Co Ltd ビニルアルコール系重合体フィルムおよび偏光フィルム
EP2439040A4 (en) * 2009-06-04 2014-07-02 Sk Innovation Co Ltd WIDE STRIP, METHOD FOR PRODUCING A WIDE FILM AND WIDE FILM
WO2010140721A1 (ko) * 2009-06-04 2010-12-09 에스케이에너지 주식회사 광폭 캐스팅 벨트, 광폭 필름의 제조방법 및 광폭 필름
US9884461B2 (en) 2009-06-04 2018-02-06 Berndorf Band Gmbh Wide casting belt, method for manufacturing a wide film, and wide film
US8784725B2 (en) 2009-06-04 2014-07-22 Sk Innovation Co., Ltd. Wide casting belt, method for manufacturing a wide film, and wide film
WO2011074789A2 (en) 2009-12-14 2011-06-23 Sk Innovation Co., Ltd. Casting belt for producing transcendental wide width film
EP2512767A4 (en) * 2009-12-14 2014-07-16 Sk Innovation Co Ltd CAST BELT FOR THE PRODUCTION OF A TRANSCENDENTAL WIDTH LAYER
JP2012061842A (ja) * 2010-08-16 2012-03-29 Fujifilm Corp 溶液製膜方法及び流延装置
JP2013063511A (ja) * 2011-09-15 2013-04-11 Fujifilm Corp 金属ドラム、流延装置、流延膜の形成方法及び溶液製膜方法
US9428624B2 (en) 2012-01-23 2016-08-30 Sk Innovation Co., Ltd. Method for manufacturing a wide film, and wide film
US20130189508A1 (en) * 2012-01-23 2013-07-25 Sk Innovation Co., Ltd. Method for manufacturing a wide film, and wide film
KR101437617B1 (ko) * 2012-02-13 2014-09-18 에스케이이노베이션 주식회사 광폭 캐스팅 벨트, 광폭 필름의 제조방법 및 광폭 필름
CN103364113A (zh) * 2012-03-30 2013-10-23 富士胶片株式会社 环状带的评价方法、溶液制膜方法及设备
KR20130111276A (ko) * 2012-03-30 2013-10-10 후지필름 가부시키가이샤 엔드리스 밴드의 평가 방법, 용액 제막 방법 및 설비
JP2013208830A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Fujifilm Corp エンドレスバンドの評価方法及び溶液製膜方法、溶液製膜設備
TWI576234B (zh) * 2012-03-30 2017-04-01 富士軟片股份有限公司 環狀帶的評價方法、溶液製膜方法及設備
JP2016517494A (ja) * 2013-03-07 2016-06-16 ベルンドルフ バント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 金属からなるベルトボディを有するエンドレスベルト及びベルト外側のベルト表面内の孔の大きさを検査する方法
KR20200001602A (ko) * 2013-03-07 2020-01-06 베른도르프 반트 게엠베하 금속으로 이루어진 벨트 몸체를 갖는 무한 벨트 및 그 무한 벨트 외부 표면의 기공 크기 검사 방법
WO2017138637A1 (ja) * 2016-02-10 2017-08-17 三菱ケミカル株式会社 金属製無端ベルト、金属製無端ベルトの製造方法及び補修方法、並びに鋳型
JPWO2017138637A1 (ja) * 2016-02-10 2018-02-15 三菱ケミカル株式会社 金属製無端ベルト、金属製無端ベルトの製造方法及び補修方法、並びに鋳型
JP2017177408A (ja) * 2016-03-29 2017-10-05 コニカミノルタ株式会社 エンドレスベルトの製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09207151A (ja) フイルムの製造方法
JP4893323B2 (ja) 溶液製膜フイルムの製造方法
JPH0929852A (ja) フィルムの製造方法
JPH0353336B2 (ja)
KR19990029095A (ko) 방향족폴리아미드 및/또는 방향족폴리이미드로 이루어지는필름 및 그것을 이용한 자기기록매체
JPH0957772A (ja) フィルムの製造方法
WO1998042493A1 (en) Aromatic polyamide film and magnetic recording medium made by using the same
JP5549360B2 (ja) ポリイミドフィルムの製造方法及びポリイミドフィルムロール
JPH11170339A (ja) ポリアミドフィルムの製造方法
JPH091568A (ja) 溶液製膜フィルムの製造方法
JP4248689B2 (ja) フィルムの製造法
JPH1110665A (ja) 支持体、および、それを用いた溶液製膜フイルムの製造方法
JP2004269655A (ja) アラミドフイルムの製造方法
JP4632109B2 (ja) 溶液製膜フィルムの製造方法
JPH11254469A (ja) 溶液製膜フィルムの製造方法
JPH08230124A (ja) 積層フィルムロール
JPH0952285A (ja) 溶液製膜シート状物の巻取方法および装置
JPH0825221B2 (ja) 磁気記録媒体用ベースフィルム
JP4221828B2 (ja) 磁気記録媒体用高弾性率フィルムロールおよび磁気記録媒体の製造方法
JPH03259929A (ja) フィルムの製造方法
JP3871225B6 (ja) 積層芳香族ポリアミドイミドフィルムの製造方法
JP4289699B2 (ja) 耐熱性フィルムの製造方法
JP2003094517A (ja) 芳香族ポリアミドフィルムおよびその製造方法
JPH1148334A (ja) 芳香族ポリアミドフイルムの製造方法
JP4214261B2 (ja) 樹脂フイルムの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040225

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20040309

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040428

A521 Written amendment

Effective date: 20040428

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

A02 Decision of refusal

Effective date: 20040730

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02