JPH09207151A - フイルムの製造方法 - Google Patents
フイルムの製造方法Info
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- JPH09207151A JPH09207151A JP3732896A JP3732896A JPH09207151A JP H09207151 A JPH09207151 A JP H09207151A JP 3732896 A JP3732896 A JP 3732896A JP 3732896 A JP3732896 A JP 3732896A JP H09207151 A JPH09207151 A JP H09207151A
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Abstract
に、溶接部でのフイルムの厚みむらが良好で、かつベル
トの蛇行が小さく製膜の安定性が良好な溶液製膜フイル
ムの製造方法を提供する。 【解決手段】 ポリマ溶液を支持体上に流延して成形す
るフイルムの製造方法において、前記支持体に、ベルト
の周方向に沿って少なくとも1箇所の溶接部を有し、該
溶接部の平坦度が1/150以下であり、ベルトの両端
部の長さ偏差が、ベルトの平均長さの1%以下であるエ
ンドレスベルトを用いることを特徴とするフイルムの製
造方法。
Description
を支持体として使用した溶液製膜フイルムの製造方法に
関するものである。
ことにより溶融状態となるものについてはそれを口金か
ら溶融膜として吐出してフイルムに成形されるが、融点
と分解温度の近い、または融点が分解温度よりも高いポ
リマは、溶融する前に分解が起るため、適当な溶媒にポ
リマを溶かし、そうして得られたポリマ溶液を支持体上
にキャストし、その後溶媒を除去する溶液製膜法により
フイルムに成形される。このような溶液製膜法により成
形されるフイルムとして、例えば、セルロース、酢酸ビ
ニル、あるいは芳香族ポリアミド、芳香族ポリイミドフ
イルムなどが挙げられる。
保持性をもつまで溶媒を除去したり、配向の調節をする
時間が必要であるが、一般には長時間を必要とするため
支持体としてエンドレスベルトが使用される(芳香族ポ
リアミドの例としては特開平4−139229号公
報)。
っては使用できるベルトの材質が制限されることがあ
る。例えば、腐食性や粘着性等のために特定の材質しか
使用できないことがあり、ベルトの製造設備の制約から
作成できるベルトの幅も必然的に決まってくることが多
い。しかし生産性の点からは、広いベルトで広幅のフイ
ルムを生産した方が好ましいが、このためには製造でき
るベルトを周方向(長手方向)に沿って溶接して広幅化
する方法が採用される。しかしこの溶接部分の精度が悪
いと、製膜したフイルムの厚みむらが悪化したり、ベル
トの走行性や製膜の安定性が悪い等の問題があった。
広幅のフイルムを製膜する際にも厚みむらが良好で、安
定した製膜が可能であるフイルムの製造方法を提供する
ことにある。
に、本発明のフイルムの製造方法は、ポリマ溶液を支持
体上に流延して成形するフイルムの製造方法において、
前記支持体に、ベルトの周方向に沿って少なくとも1箇
所の溶接部を有し、該溶接部の平坦度が1/150以下
であり、ベルトの両端部の長さ偏差が、ベルトの平均長
さの1%以下であるエンドレスベルトを用いることを特
徴とする方法からなる。
マと溶媒を主成分とする溶液を口金より支持体上にキャ
ストして成形される溶液製膜フイルムである。溶媒の種
類はポリマを溶解するものであればとくに限定はされな
い。また、溶液中のポリマの濃度はポリマの種類にもよ
るが、一般的に3〜50重量%であり、溶液中にはポリ
マと溶媒以外に目的に応じて、滑材、可塑剤、導電性粒
子、酸化防止剤、その他の添加剤がブレンドされていて
も差し支えない。ポリマとしては、芳香族ポリアミド、
芳香族ポリイミド、ポリアリレート、、ポリカーボネー
ト、二酢酸セルロースや三酢酸セルロースなどのセルロ
ースポリマ、酢酸ビニル、ポリビニルアルコールなを用
いることができる。
体の形態は、エンドレスベルトである。材質としては、
鉄、ステンレス(SUS)、ニッケル、チタン、タンタ
ル、銅、ハステロイ等がある。さらにベルトの表面に
は、耐食性、硬度の向上や粘着性低下等のために、必要
に応じてクロム、金、銀、ニッケルなどのメッキや表面
処理を施してもよい。表面処理の一例としてはクロムの
薄膜酸化水和物皮膜形成、シリコーンあるいはフッソ皮
膜形成などがある。
良好なものとなるので好ましい。より好ましくは1〜
2.5mmである。また幅については生産性の点から広
いほうが良く、1〜6mが使用上好ましい。幅はベルト
の製作時に一挙に広いものを製作できることが好ましい
が、インゴットや圧延機等の制約によりそれができない
時には、一定幅の材料を周方向(長手方向)に沿って溶
接して広幅化することが行われる。この周方向に沿う溶
接部の平坦度は1/150以下であることが必要であ
る。より好ましくは1/300以下である。これより大
きいと溶接部によりフイルムの厚みむらが悪化したり、
ベルト走行に影響が出たりする。
は少なくとも1箇所存在する。あるいは、必要なベルト
の大きさや製造できるベルト材の大きさにもよるが、2
箇所以上必要な場合もある。この溶接部の平坦度も1/
150以下であることが好ましい。より好ましくは1/
300以下である。
均長さの1%以下である必要がある。好ましくは0.5
%以下、より好ましくは0.2%以下である。1%より
大きいとベルトの蛇行が大きくなり、走行の安定化が難
しくなる。
例を示す。図1および図2は、ベルト周方向に沿う溶接
部2が、ベルト幅方向に1箇所設けられているエンドレ
スベルト1を示している。図3は、ベルト周方向に沿う
溶接部2が、ベルト幅方向に2箇所設けられているエン
ドレスベルトを示している。図4は、ベルト周方向に沿
う溶接部2は1箇所であるが、ベルト幅方向に延びる溶
接部3が複数箇所設けられてたエンドレスベルト1を示
している。また、本発明においては、ベルト周方向に沿
う溶接部が3箇所以上ある場合も含まれ、図示したもの
に限定されるものではない。
35mm以上内側に行うことが好ましい。より好ましく
は50mm以上内側である。これより外側になるとベル
トの振動等の影響で製膜の安定性が悪化する。
アミドや芳香族ポリイミドであるとき、本発明の効果が
大きく好ましい。製膜するフイルムの厚さは限定されな
いが、一般的には1〜100μmである。とくに10μ
m以下の薄いフイルムになると、ベルトの溶接部の影響
が大きくなるので、それだけ本発明による効果は相対的
に大きなものとなる。
香族ポリアミドフイルムの場合を例にとって説明する
が、これに限定されるものではない。まず、芳香族ポリ
アミドポリマの製造であるが、酸クロリドとジアミンか
ら得る場合には、N−メチルピロリドン(NMP)、ジ
メチルアセトアミド(DMAc)、ジメチルホルムアミ
ド(DMF)などの非プロトン性有機極性溶媒中で、溶
液重合したり、水系媒体を使用する界面重合などで合成
される。ポリマ溶液は、単量体として酸クロリドとジア
ミンを使用すると塩化水素が副生するが、これを中和す
る場合には水酸化カルシウム、炭酸カルシウム、炭酸リ
チウムなどの無機の中和剤、またエチレンオキサイド、
プロピレンオキサイド、アンモニア、トリエチルアミ
ン、トリエタノールアミン、ジエタノールアミンなどの
有機の中和剤が使用される。また、イソシアネートとカ
ルボン酸との反応は、非プロトン性有機極性溶媒中、触
媒の存在下で行なわれる。
して使用してもよく、あるいはポリマを一度単離してか
ら上記の有機溶媒や、硫酸等の無機溶媒に再溶解して製
膜原液を調製してもよい。
には、粒子を添加することが好ましい。粒子の添加方法
は、粒子を予め溶媒中に十分スラリー化した後、重合用
溶媒または希釈用溶媒として添加する方法や、製膜原液
を調製した後に直接添加する方法などがある。
がり望ましいが、現実的なプロセスの観点からは3〜5
0%の範囲内である。
て、溶液製膜法によりフイルム化が行なわれる。溶液製
膜法には乾式法、乾湿式法、湿式法があるが、エンドレ
スベルトを使用する方法であればどの方法でもよく、と
くに限定されるものではない。
すると、まず上記溶液を口金からエンドレスベルト上に
押し出して薄膜とし、次いでかかる薄膜層から溶媒を飛
散させ薄膜が自己保持性をもつまで乾燥する。
は、熱風、支持体加熱あるいは赤外線加熱などの方法に
より乾燥を受け、溶媒が除去される。乾燥条件は室温〜
溶媒の沸点+20℃、60分以内の範囲であり、好まし
くは室温〜溶媒の沸点の範囲である。
に導入され、ここでフイルム中に含有されている溶媒や
不純物が除去される。この浴は、一般に水系媒体からな
るものであり、水の他に有機溶媒や無機塩等を含有して
いてもよい。しかし、一般には水分量は30%以上、好
ましくは50%以上含有されているものであり、浴温度
は通常0〜100℃で使用される。
理が行われてフイルムとなる。温度としては200〜4
50℃で、1秒以上60分以下の処理時間である。
膜工程中で、厚みむら、機械特性向上の目的で延伸が行
なわれてもよい。延伸倍率は縦延伸倍率が0.95〜2
倍(縦延伸倍率とは巻取速度をキャスト速度で除した値
で定義する。)、面倍率で0.8〜4倍(面倍率とは延
伸後のフイルム面積を延伸前のフイルムの面積で除した
値で定義する。)の範囲内であると、局所厚みむら、機
械特性の点から好ましく、より好ましくは縦延伸倍率が
1.05〜1.5倍、面倍率が1.1〜3倍である。
取ることにより、芳香族ポリアミドフイルムが得られ
る。
評価方法は次の方法による。 (1)平坦度 図5または図6に示す方法で測定する。図5は、ベルト
の溶接部の裏面が凹部を形成する場合に溶接部の平坦度
を求めるための一例を示した図であり、該ベルト溶接部
の裏面部分について、ベルトの幅方向と平行な厚み方向
概略断面図である。図6は、ベルトの溶接部の裏面が凸
部を形成する場合に溶接部の平坦度を求めるための一例
を示した図であり、該ベルト溶接部の裏面部分につい
て、ベルトの幅方向と平行な厚み方向概略断面図であ
る。ベルトの長手方向に1kg/mm2 の張力をかけ、
溶接部のベルト裏面側に溶接方向と直角に定規4を当
て、隙間ゲージでhを測定する。非平坦部の長さLを求
め、h/Lで表す。ベルト周方向において10点測定
し、その平均値で表す。溶接部が複数本ある場合はそれ
らの平均を求めて表す。
る)、算術平均してベルトの平均長さとする。両端部の
長さの差を求め、ベルトの平均長さで割って求める。 |A1−A2|/[(A1+A2)/2]
うにフイルムを採取し、電子マイクロ厚さ計でフイルム
幅方向(TD方向)に測定する。ベルトの溶接部分で製
膜された部分のフイルムの厚みが溶接部以外の厚みに対
し、20%以内のむらの場合は○、それより大きい場合
は×とした。
のベルトの蛇行量が20mm以内の場合は○、20から
30mmの場合は△、それより大きい場合は×とした。
なおベルトを支持するドラムの一方のドラムの軸を動か
してベルトの左右両端の張力を変化させ、蛇行の制御を
行った。
ものを○、それ未満のものを×とした。
として85モル%に相当する2−クロルパラフェニレン
ジアミンと、15モル%に相当する4、4’−ジアミノ
ジフェニルエーテルとを溶解させ、これに99.7モル
%に相当する2−クロルテレフタル酸クロリドを添加
し、4時間撹拌して重合を完了した。これに0.05μ
m径のシリカを、ポリマ当たり0.2重量%になるよう
に添加した。これを炭酸リチウムで中和し、ついでアン
モニア水をNMPで希釈して添加し、ポリマ濃度10.
8重量%、溶液粘度4000ポイズ(30℃)の芳香族
ポリアミド溶液を得た。
ーを通した後、口金からエンドレスベルト上にキャスト
した。ベルトは、材質はニッケル、全体の幅は1.2m
幅で、中央で周方向(長手方向)に沿って1箇所溶接さ
れている(図1の溶接方法で0.6m幅のものが溶接さ
れている)。またエンドレス化の溶接は1箇所である。
流延される表面は鏡面に研磨されており、ベルトの厚み
は1mm、長さは10mである。その他の条件は表1に
示したとおりである。
50mm(それぞれAサイド、Bサイドと呼ぶ)になる
ように行った。このベルト上で130℃で溶媒を自己保
持性をもつまで乾燥し、6m/分の速度でフイルムをベ
ルトから連続的に剥離した。次に50℃の水槽内へフイ
ルムを導入して残存溶媒と中和で生じた無機塩などを抽
出し、さらに300℃のテンターで1分間水分の乾燥と
熱処理を行なって厚さ5μmの芳香族ポリアミドフイル
ムを得た。この間にフイルム長手方向と幅方向に各々
1.1倍、1.2倍延伸を行なった。表1に示すよう
に、このフイルムの製膜は非常に安定しており、ベルト
の蛇行もほとんどなかった。また、周方向に沿う溶接部
でのフイルムの厚みむらも良好であった。
み1.6mm、長さ30mである。図1のように1.1
m幅のものが2本溶接されており、平坦度や長さ偏差等
は表1に示したとおりである。このベルト上に実施例1
と同一のポリマ溶液を使ってフイルムを製膜した。流延
したフイルムは140℃で15m/分で溶媒を蒸発さ
せ、自己保持性を有するフイルムをベルトから連続的に
剥離した。次に40℃の水槽内へフイルムを導入し残存
溶媒と中和で生じた無機塩などを抽出し、さらに300
℃のテンターで1分間水分の乾燥と熱処理を行なって厚
さ5μmの芳香族ポリアミドフイルムを得た。この間に
フイルム長手方向と幅方向に各々1.2倍、1.3倍延
伸を行なった。このフイルムの製膜は非常に安定してお
りベルトの蛇行もほとんどなかた。またベルトの周方向
の溶接部でのフイルムの厚みむらは良好であった。
み1.6mm、長さ30mである。図3のように溶接部
が2箇所あり0.8m幅の材料が周方向に沿って3枚溶
接されている。このベルト上に実施例2と同様にポリマ
溶液を流延し製膜したが、表1に示すように、製膜は非
常に安定しており、ベルトの蛇行もほとんどなかた。ま
たベルトの周方向の溶接部でのフイルムの厚みむらは良
好であった。
1.3mm、長さ10mである。溶接は図4のように長
さ2m、幅0.6mの板を長さ方向に5枚溶接し、さら
に幅方向で1箇所溶接されたものである。平坦度は周方
向に沿う溶接部で1/800であった。このベルトを使
用して実施例1と同様に製膜したが、表1に示すよう
に、ベルトの溶接部でのフイルムの厚みむらは良好であ
った。またベルトの走行性、製膜性とも優れたものであ
った。
施例2と同一のポリマ溶液を用いてフイルムを製膜し
た。比較例1は周方向に沿う溶接部に相当する部分で厚
みむらが大きく、また溶接部の平坦度の影響もあってか
ベルトの走行性もやや不安定であった。比較例2、3も
それぞれ表1のような結果となり、満足できるものはな
かった。
幅化ができない場合には、ベルト材を周方向に沿って溶
接することで広幅化が可能となるが、溶接部の精度が悪
いと品質的にも製膜安定性においても実用的に使用でき
るベルトがなかった。しかし本発明のベルトを使用する
ことで、フイルムの厚みむらが良好な広幅の製膜ができ
るようになり、またベルトの蛇行が小さく、長時間に渡
って安定した製膜が可能となった。とくに芳香族ポリア
ミドフイルムの製膜に使用したときは、その主要用途で
ある磁気記録媒体用に要求されるフイルムの厚みむらが
非常に優れ、良好な電磁変換特性を得ることができる。
ベルトの一例を示した平面図である。
ベルトの一例を示した平面図である。
方向に延びる溶接部が数箇所あるベルトの一例を示した
平面図である。
溶接部の平坦度を求めるための一例を示した図であり、
該ベルト溶接部の裏面部分について、ベルトの幅方向と
平行な厚み方向概略断面図である。
溶接部の平坦度を求めるための一例を示した図であり、
該ベルト溶接部の裏面部分について、ベルトの幅方向と
平行な厚み方向概略断面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 ポリマ溶液を支持体上に流延して成形す
るフイルムの製造方法において、前記支持体に、ベルト
の周方向に沿って少なくとも1箇所の溶接部を有し、該
溶接部の平坦度が1/150以下であり、ベルトの両端
部の長さ偏差が、ベルトの平均長さの1%以下であるエ
ンドレスベルトを用いることを特徴とするフイルムの製
造方法。 - 【請求項2】 ベルトの周方向に沿った溶接部の平坦度
が1/300以下である、請求項1に記載のフイルムの
製造方法。 - 【請求項3】 ベルトの両端部の長さ偏差が、ベルトの
平均長さの0.5%以下である、請求項1または2に記
載のフイルムの製造方法。 - 【請求項4】 ベルトの端部から35mm以上内側にフ
イルムを流延する、請求項1ないし3のいずれかに記載
のフイルムの製造方法。 - 【請求項5】 フイルムが芳香族ポリアミドフイルムあ
るいは芳香族ポリイミドフイルムである、請求項1ない
し4のいずれかに記載のフイルムの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3732896A JPH09207151A (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | フイルムの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3732896A JPH09207151A (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | フイルムの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09207151A true JPH09207151A (ja) | 1997-08-12 |
Family
ID=12494583
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3732896A Pending JPH09207151A (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | フイルムの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09207151A (ja) |
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