JPH09208883A - 磁気記録媒体用添加剤 - Google Patents

磁気記録媒体用添加剤

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JPH09208883A
JPH09208883A JP3751196A JP3751196A JPH09208883A JP H09208883 A JPH09208883 A JP H09208883A JP 3751196 A JP3751196 A JP 3751196A JP 3751196 A JP3751196 A JP 3751196A JP H09208883 A JPH09208883 A JP H09208883A
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JP
Japan
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magnetic
polymer particles
parts
crosslinked polymer
magnetic recording
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JP3751196A
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English (en)
Inventor
Toru Masukawa
亨 増川
Nobuyuki Ito
信幸 伊藤
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JSR Corp
Original Assignee
Japan Synthetic Rubber Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フロッピーディスク、光磁気ディスク、デー
ターストレージ(DDS)用磁気テープの磁性層に添加
して磁気記録媒体の表面に凹凸を形成して、その滑り
性、耐久性を改良した磁気記録媒体用ディスク及び磁気
テープを製造するための磁気記録媒体用添加剤を得る。 【構成】 架橋性モノマーの含有量が10〜100重量
%の重合性モノマーを重合 して得られる架橋ポリマー
粒子(A)が、平均粒子径が0.01〜5μmである架
橋ポリマー粒子であることを特徴とする磁気記録媒体用
添加剤

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、架橋ポリマー粒子
に関し、可撓性非磁性支持体上に磁性粉末等を含む磁性
層を塗設してなる磁気記録媒体(以下、磁気記録媒体と
いう)、詳しくはフロッピーディスク等の磁気ディス
ク、データストレージ(DDS)用磁気テープ等の磁性
層に添加して磁気記録媒体の表面に凹凸を形成して、そ
の滑り性、耐久性を改良した磁気記録ディスクを製造す
るための添加剤に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気テープや磁気ディスク等の磁気記録
媒体は、一般にポリエステルフィルムなどの可撓性非磁
性支持体上に磁性粉末、結合剤成分、有機溶剤及びその
他の必要成分からなる磁性塗料を塗布、乾燥してつくら
れている。これらの磁気記録媒体は、年々小型化、大記
録容量化に伴い、従来以上の走行安定性および信頼性が
要求されており、特にフロッピーディスク等では高密度
記録化とともに記録波長の短波長化に対応させるため、
より平滑に(表面粗さが小さく)しなければならず、必
然的に摩擦係数が高くなる傾向になり、その結果 耐久
性(ヘッド目詰まり、ドロップアウト等の増加、媒体の
破壊)に関する特性を改善することが技術上重要になっ
てくる。これらの課題を解決する方向として、脂肪酸、
脂肪酸エステル、シリコーン等の潤滑剤やグラファイト
化カーボンブラック、酸化アルミナ等の無機系潤滑剤粒
子を添加する方法が知られている。しかしこれらを添加
したものは、潤滑剤のブリードアウトや磁性粉末の粉落
ち、カレンダー時のカレンダー汚れが生じ、耐久性や電
磁変換特性などを充分に向上させることができなかっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、走行性、耐
久性に優れた高密度磁気記録媒体用を製造するための添
加剤を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】以下、本発明について詳
細に説明する。本発明は、架橋性モノマーを含むモノマ
ーを重合して得られる平均粒子径が0.01〜5μmで
ある架橋ポリマー粒子(以下、「架橋ポリマー粒子
(A)」という)からなることを特徴とする磁気記録媒
体用添加剤ならびに架橋ポリマー粒子が、架橋性モノマ
ーの含有量が10重量%未満の重合性モノマーを重合し
て得られる重合体により変性された粒子からなることを
特徴とする磁気記録媒体用添加剤を提供するものであ
る。本発明において架橋ポリマー粒子(A)は、分子中
に重合性二重結合を含有する基を2個以上有する架橋性
モノマー(以下、単に「架橋性モノマー」という)を含
有する重合性モノマーを重合して得られる。架橋ポリマ
ー粒子(A)で用いられる重合性モノマー中の架橋性モ
ノマーの含有量は10〜100重量%、好ましくは15
〜100重量%、さらに好ましくは20〜100重量%
である。架橋性モノマーの含有量が10重量%未満であ
ると、粒子の硬度が充分でなく磁気ディスクの滑り性が
劣る。
【0005】本発明で使用できる架橋性モノマーとして
は、ジビニルベンゼンに代表される非共役ビニル化合物
あるいはトリメチレンプロパントリメタクリレートも代
表される多価アクリレート化合物などの2個以上の共重
合性二重結合を有する下記の化合物が挙げられ、これら
は1種または2種以上で用いられる。架橋性モノマーの
具体例としては、ポリエチレングリコールジアクリレー
ト、1,3−ブチレングリコールジアクリレート、1,
6−ブチレングリコールジアクリレート、1,6−ヘキ
サンレングリコールジアクリレート、ネオペンチルグリ
コールジアクリレート、ポリプロピレンジアクリレー
ト、2,2′−ビス(4−アクリロキシプロピロキシフ
ェニル)プロパン、2,2′−ビス(4−アクリロキシ
ジエトキシフェニル)プロパン、などのジアクリレート
化合物、トリメチロールプロパントリアクリレート、ト
リメチロールエタントリアクリレート、テトラメチロー
ルメタントリアクリレートなどのトリアクリレート化合
物、ジトリメチロールプロパンテトラアクリレート、テ
トラメチロールメタンテトラアクリレート、ペンタエリ
スリトールテトラアクリレートなどのテトラアクリレー
ト化合物、エチレングリコールジメタクリレート、ジエ
チレングリコールジメタクリレート、トリエチレングリ
コールメタクリレート、ポリエチレングリコールメタク
リレート、1,3−ブチレングリコールジメタクリレー
ト、1,4−ブチレングリコールジメタクリレート、
1,6−ヘキサングリコールジメタクリレート、ネオペ
ンチルグリコールジメタクリレート、ジプロピレングリ
コールジメタクリレート、ポリプロピレングリコールジ
メタクリレート、2,2−ビス(4−メタクリロキシジ
エトキシフェニル)プロパンなどのメタクリレート化合
物、トリメチロールプロパントリメタクリレート、トリ
メチロールエタントリメタクリレートなどのトリメタク
リレート化合物、メチレンビスアクリルアミド、ジビニ
ルベンゼンなどが挙げられる。以上のうち、ジビニルベ
ンゼン、エチレングリコールジメタクリレート、または
トリメチロールプロパントリメタクリレートを用いるこ
とが好ましく特にジビニルベンゼンが好ましい。
【0006】架橋性モノマー以外の重合性モノマーのう
ち官能基を有さないモノマーとしては、下記の化合物が
挙げられ、これらは1種または2種以上で使用される。
スチレン、エチルビニルベンゼン、α−メチルスチレ
ン、フルオロスチレン、ビニルピリジンなどの芳香族モ
ノビニル化合物、ブチルアクリレート、2−エチルヘキ
シルアクリレート、β−メタクリロイルオキシエチルハ
イドロジエンフタレート、N,N′−ジメチルアミノエ
チルアクリレートなどのアクリル酸エステルモノマー、
2−エチルヘキシルメタクリレート、メトキシジエチレ
ングリコールメタクリレート、メトキシポリエチレング
リコールメタクリレート、メチルメタクリレート、エチ
ルメタクリレート、ブチルメタクリレート、N,N′−
ジメチルアミノエチルメタクリレートなどのメタクリル
酸エステルモノマー、シリコン変性モノマー、マクロモ
ノマーなど。さらに、ブタジエン、イソプレンなどの共
役二重結合化合物や酢酸ビニルなどのビニルエステル化
合物、4−メチル−1−ペンテン、その他のα−オレフ
ィン化合物が挙げられる。
【0007】また、架橋性モノマー以外の重合性モノマ
ーのうち官能基を有するモノマーとしては、アクリル
酸、メタクリル酸、マレイン酸、イタコン酸などのモノ
またはジカルボン酸モノマー、2−アクリロイルオキシ
エチル−2−ヒドロキシエチルフタル酸、2−ヒドロキ
シ−3−フェノキシプロピルアクリレート、2−ヒドロ
キシエチルメタクリレート、N−メチロールアクリルア
ミド、スチレンスルホン酸ナトリウム、無水マレイン
酸、グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレー
ト、アクリルアミド、メタクリルアミド、メチレンビス
アミドなどのアミド化合物、アクリロニトリル、メタク
リロニトリルなどのシアン化ビニル化合物などを挙げる
ことができる。架橋性ポリマー粒子(A)を構成する重
合性モノマーの好ましい組合せとしては、非共役ビニル
化合物、多価メタクリレート化合物などの架橋性モノマ
ーと芳香族モノビニル化合物、アクリル酸エステルモノ
マー、メタクリル酸エステルモノマーなどの重合性モノ
マーとの組み合わせを挙げることができ、特に、非共役
ビニル化合物と芳香族モノビニル化合物の組合せが好ま
しい。
【0008】架橋性モノマー粒子(A)は、架橋性モノ
マーを含有する重合性モノマーを好ましくは乳化重合法
の重合法で重合することにより得られる。このときの架
橋ポリマー粒子(A)の平均粒子径のコントロールは乳
化剤の量、撹拌、その他公知の方法により行なうことが
できる。本発明の架橋ポリマー粒子(A)の平均粒子径
は、0.01〜5μm、好ましくは0.01〜2μm、
さらに好ましくは0.01〜1μmである。平均粒子径
が0.1μm未満であると表面粗さが劣り、一方5μm
を超えると磁気ディスクでは表面の凹凸が大きすぎて磁
気ディスクの滑り性が劣る。ここでの平均粒子径は、下
記の方法で測定される。架橋ポリマー粒子(A)の平均
粒子径の測定は、透過型電子顕微鏡写真により直接10
0個の粒子について計測した粒子径(粒子が円球でない
場合は、長径と短径を測定しその平均値を求めた。)の
平均値を求めることにより行なった。本発明において、
官能基を有するモノマーは重合体(B)を構成するモノ
マー中の0.05〜20重量%、特に0.1〜15重量
%含まれることが得られる複合架橋ポリマー粒子のバイ
ンダーとの分散性をより向上させ磁気ディスクの耐久性
を向上させることから好ましい。好ましい重合性モノマ
ーは、スチレン、エチルビニルベンゼン、アクリロニト
リル、メチルメタクリレート、ブチルアクリレート、官
能基を有するモノマーである。また、重合体(B)を構
成する重合性モノマーの好ましい組合せとしては、非共
役ビニル化合物、多価メタクリレート化合物などの架橋
性モノマーと芳香族モノビニル化合物、アクリル酸エス
テルモノマー、メタクリル酸エステルモノマーなどの重
合性モノマーと官能基を含有するモノマーの組み合わせ
を挙げることができ、特に、非共役ビニル化合物と芳香
族モノビニル化合物とジまたはモノカルボン酸との組合
せが好ましい。
【0009】重合体(B)で用いられる重合性モノマー
中の架橋性モノマーの含有量は10重量%未満、好まし
くは5重量%未満、さらに好ましくは3重量%未満であ
る。重合体(B)を構成する重合性モノマーのうち架橋
性モノマーの含有量が10重量%を超えると重合中に粗
大粒子が発生し磁気ディスクの滑り性が劣る。架橋ポリ
マー粒子(A)を、部分的または全面的に変性する重合
体(B)の量は、架橋ポリマー粒子(A)100重量部
に対して0.01〜900重量部、好ましくは0.1〜
400重量部、さらに好ましくは0.5〜200重量部
である。重合体(B)の量が0.01重量部未満である
と高分子バインダーとの親和性に劣り磁気ディスクの耐
久性が劣る。一方、900重量部を超えるとカレンダー
時にカレンダー汚れを生じやすい。ここで、官能基とし
てはカルボキシル基、水酸基、N−メチロール基、スル
ホン基、無水マレイン酸ユニット、エポキシ基、アミノ
基、アミド基、ニトリル基など反応性を有する官能基を
挙げることができる。好ましい官能基としてはカルボキ
シル基、水酸基、アミノ基、アミド基である。
【0010】上記の重合体重合体(B)の好ましいガラ
ス転移温度は、200℃以下、特に150℃以下であ
る。変性架橋ポリマー粒子は、架橋ポリマー粒子(A)
100重量部の存在下で、架橋性モノマーの含有量が1
0重量%未満、および好ましくはさらに官能基を有する
モノマーの含有量が5〜0.005重量%の重合性モノ
マー0.01〜900重量部を、好ましくは乳化重合法
の重合法で重合することで、重合体(B)で架橋ポリマ
ー粒子(A)を変性する。本発明において、架橋ポリマ
ー粒子(A)を部分的に重合体(B)で変性するという
ことは、架橋ポリマー粒子(A)の全表面積の100%
未満、好ましくは0.00001%以上100%未満を
重合体(B)で被覆するということを示す。本発明にお
いて、重合体(B)を得るための重合における重合性モ
ノマーの添加方法は、好ましくは一部または全量を連続
的または間欠的に添加する方法である。また、上記の重
合体(B)に官能基を化学処理することにより付与する
方法については、例えば、エポキシ基を持つ重合体
(B)を得た後、アンモニア、メチルアミン等で処理す
ることによるアミノ基の付与、または亜硫酸水素ナトリ
ウム、硫酸で処理することによるスルホン基を付与する
ことができる。
【0011】上記の乳化重合で使用される重合開始剤と
しては、通常の乳化重合、懸濁重合で用いられるもので
あれば特に制限されないが、過硫酸カリウム、過硫酸ナ
トリウム、過硫酸アンモニウムなどの過硫酸塩系開始
剤、アゾ系開始剤および過酸化水素、有機過酸化物など
を単独で、あるいはアスコルビン酸などの各種還元剤と
組み合わせて使用してもよい。上記の乳化重合において
は、重合反応系の安定性を高めるため、懸濁保護剤また
は界面活性剤が使用される。界面活性剤としては通常の
ものを用いることができ、例えば、ドデシルベンゼンス
ルホン酸塩、ドデシル硫酸塩、ラウリル硫酸塩、ジアル
キルスルホコハク酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフ
ェニルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルプ
ロペニルフェニルエーテル硫酸塩、ナフタレンスルホン
酸のホルマリン縮合物などのアニオン系界面活性剤を例
示するこができる。ここで、塩としてナトリウム、アン
モニウムなどを挙げることができる。さらに、ポリオキ
シエチレンノニルフェニルエーテル、ポリエチレングリ
コールモノステアレート、ポリオキシエチレンアルキル
プロペニルフェニルエーテル、ソルビタンモノステアレ
ートなどのノニオン系界面活性剤を使用することも可能
である。
【0012】また、ナフタレンスルホン酸ナトリウムな
ど一般に知られている反応性乳化剤を単独あるいは上記
の界面活性剤と併用して使用することが可能である。好
ましい懸濁保護剤としては、ポリビニルアルコール、ポ
リビニルピロリドン、カルボキシメチルセルロース、ポ
リアクリル酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロー
スなどの水溶性高分子を使うことができる。これらは、
単独でもよく、また組み合わせて使用することが可能で
ある。好ましい組み合わせとしては、アニオン系界面活
性剤とノニオン系界面活性剤と水溶性高分子の組み合わ
せがある。本発明において架橋ポリマー粒子の使用形態
としては粉体、水分散体、またアルコール、メチルエチ
ルケトン等の有機溶剤分散体がある。架橋ポリマー粒子
の有機溶剤分散体の製造方法について述べる。凝集粒子
を生じることなく分散安定性に優れた架橋ポリマー粒子
の有機溶剤分散体の製造方法としては、(1)得られた
架橋ポリマー粒子のスラリーを精製後、粉体化処理した
のち、有機溶剤に懸濁して有機溶剤分散体とする方法
(2)得られた架橋ポリマー粒子のスラリーを精製後、
有機溶剤に溶媒置換して有機溶剤分散体とする方法等が
ある。先ず(1)の方法について述べる。精製した架橋
ポリマー粒子のスラリーの粉体化処理方法としては、例
えばろ過、遠心分離等により分散溶媒より該粒子を分離
したのち乾燥させる方法、または該粒子のスラリーを直
接溶媒が蒸発する温度以上の高温環境下に吹き出して溶
媒を除去して乾燥する方法、即ちスプレードライヤー等
による粉体化処理方法等がある。乾燥処理中に凝集粒子
をより防止する方法としてはスプレードライの方法が好
ましい。得られた架橋ポリマー粒子粉体の有機溶剤への
分散方法としては、一般に用いられる方法で良く例えば
有機溶剤中に懸濁させた後、攪拌羽根等による攪拌、超
音波分散、機器たとえばビーズミル等による分散方法が
ある。分散体中に凝集粒子をより防止する方法としては
超音波分散による方法が好ましい。
【0013】(2)の溶媒置換の方法として、例えば架
橋ポリマー粒子のろ過、遠心分離等により分散溶媒より
該粒子を分離した後アルコール等有機溶剤に分散させる
方法、架橋ポリマー粒子のスラリーを有機溶剤の存在で
分散溶媒を溜出せしめて有機溶剤分散体とする方法、
(c)逆浸透膜により分散溶媒を段階的に有機溶剤に置
換する方法等任意の方法がとりうる。ここで、(b)溶
媒置換,(c)逆浸透膜の方法は有機溶剤を共存させる
ことにより、粒子表面が活発な状態で有機溶剤と接触さ
せる事により粒子表面と有機溶剤との親和性を高める
事、乾燥等別工程を含まないことで工程中の粒子の凝集
化を防止する事であり、より凝集粒子の少ない有機溶剤
の分散液を得ることができる。有機溶剤分散体中に凝集
粒子をより防止する方法としては溶媒置換、逆浸透膜の
方法が好ましい。またさらに凝集粒子を少なくする方法
としては、該粒子スラリーの段階でまたは得られた有機
溶剤分散体を精密ろ過、遠心分離等をすることにより、
僅かな粗大粒子、凝集粒子、又は工程中に混入する異物
を除去することができる。本発明で使用される有機溶剤
としては、シクロヘキサノン、メチルエチルケトン、メ
チルイソブチルケトン、酢酸エチル、トルエン、ジメチ
ルスルホキシド、テトラヒドロフラン、ジオキサンなど
使用する結合剤樹脂を溶解するのに適した溶剤が、特に
制限されることなく単独または二種以上混合して使用さ
れる。
【0014】本発明の磁気記録媒体用添加剤は、上記の
架橋ポリマー粒子を主成分としてなり、必要に応じて、
その他の有機または無機粒子を添加してもよい。次に、
本発明の磁気記録媒体用添加剤を用いた磁気ディスクの
製造方法について述べる。先ず、本発明の磁気記録媒体
用添加剤を、磁性粉末、結合樹脂及びその他の必要成分
とともに混合分散して磁性塗料を調製し、、この磁性塗
料をポリエステルフィルムなどの可撓性非磁性指示体上
に塗布、乾燥し、必要に応じて、熱硬化あるいは放射線
硬化させるなどの方法でおこなわれる。その後、円板状
に打ち抜き研磨して磁気ディスクを作製する。本発明の
磁気記録媒体用添加剤の磁性層における含有量は、磁性
粉末に対して通常、0.5〜20重量%、好ましくは1
〜5重量%である。0.5重量%未満では磁気ディスク
の滑り性が劣り、20重量%を超えると電磁変換特性、
耐久性が低下する。磁気ディスクにおいて磁性層の厚さ
は、通常0.5μm〜10μmである。ここで磁性層に
使用される磁性粉末としては、例えば、γ−Fe23
末、Fe34粉末、Co含有γ−Fe23粉末、Co含
有Fe34粉末、CrO2粉末の他、α−Fe粉末、C
o粉末、Fe−Ni粉末などの金属粉末、さらにバリウ
ムフェライト粉末など、従来公知の各種磁性粉末が広く
包含される。また、結合剤樹脂としては、塩化ビニル−
酢酸ビニル系共重合体、繊維素系樹脂、ポリビニルブチ
ラール系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリエステル系樹
脂、エポキシ系樹脂、ポリエーテル系樹脂、イソシアネ
ート化合物、放射線硬化樹脂など、従来から汎用されて
いる結合剤樹脂がいずれも用いられる。なお、磁性塗料
中には、通常使用されている各種添加剤、たとえば、分
散剤、研磨剤、帯電防止剤などを適宜添加に使用しても
よい。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明するが、本発明
はこれらに限定されるものではない。なお、以下の記載
において「部」は重量部、「%」は「重量%」を表わ
す。
【0016】粒子径の測定方法 重合体微粒子の平均粒子径の測定は、透過型電子顕微鏡
写真により直接100個の粒子について計測した粒子径
(粒子が円球でない場合は、長径と短径を測定しその平
均値を求めた。)の平均値を求めることにより行なっ
た。
【0017】重合体微粒子スラリーの製造例 製造例1 重量平均分子量が15,000からなる平均粒子径が
0.25μmポリスチレン粒子を10部、ドデシルベン
ゼンスルホン酸ナトリウム5部、ジビニルベンゼン65
部、スチレン35部、過硫酸ナトリウム1部、イオン交
換水700部を反応容器に仕込み窒素ガスを吹き込みな
がら撹拌下80℃で3時間重合し重合を完結させ架橋ポ
リマー粒子aを得た。得られた架橋ポリマー粒子aの平
均粒子径を測定したところ、0.5μmであった。
【0018】製造例2 製造例1においた重合体微粒子aを得た後、引き続き第
二工程でスチレン10部、2−ヒドロキシエチルメタク
リレート0.5部、過硫酸ナトリウム0.5部を添加
し、80℃でさらに3時間重合し重合を完結させ架橋ポ
リマー粒子bを製造した。得られた架橋ポリマー粒子b
の平均粒子径を測定したところ、0.53μmであっ
た。
【0019】製造例3 第一工程として、ジビニルベンゼン35部、スチレン5
5部、アクリル酸10部、ドデシルベンゼンスルホン酸
ナトリウム30部、過硫酸ナトリウム1部、イオン交換
水1900部を反応容器に仕込み窒素ガスを吹き込みな
がら撹拌下80℃で1時間重合した。その後、引き続き
第二工程でメチルメタクリレート70部、n−ブチルメ
タクチレート20部、メタクリル酸9部、エチレングリ
コールメジタクリレート1部をの混合モノマー成分を3
時間に渡り連続的に添加し、重合を完結させ架橋ポリマ
ー粒子cを製造した。得られた架橋ポリマー粒子cの平
均粒子径を測定したところ、0.02μmであった。
【0020】製造例4 製造例1に於いてジビニルベンゼン65部およびスチレ
ン35部の代わりに、スチレン65部、n−ブチルアク
リレート35部を使用する以外は、製造例1と同様にし
てポリマー粒子dを得た。得られたポリマー粒子dの平
均粒子径を測定したところ、0.5μmであった。
【0021】製造例5 製造例3に於いて第一工程においてスチレン65部、n
−ブチルアクリレート35部を使用して、ドデシルベン
ゼンスルホン酸ナトリウム33部、過硫酸ナトリウム1
部、イオン交換水1900部を反応容器に仕込み窒素ガ
スを吹き込みながら撹拌下80℃で1時間重合した以外
は製造例3と同様にしてポリマー粒子eを得た。得られ
た架橋ポリマー粒子eの平均粒子径を測定したところ、
0.02μmであった。
【0022】
【実施例1】 <磁性塗料> α−Fe粉末 100部 塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体 13部 ポリエステルポリウレタン 8部 ポリイソシアネート化合物 4部 架橋ポリマー粒子aのスプレードライ粉末 3部 α−Al2O3粉末 15部 カーボンブラック 3部 オレイン酸オレイル 8部 トルエン 180部 シクロヘキサノン 180部 この組成物をボールミル中で64時間混合分散して磁性
塗料を調製した。この磁性塗料を厚さ75μmのポリエ
ステルフィルムの両面に、乾燥後の厚さが表裏それぞれ
2.5μmとなるように塗布、乾燥した後、カレンダリ
ング処理を施して磁性層を形成した。次にこれを80℃
にて16時間熱キュアした後、円盤状に打ち抜き研磨し
て磁気ディスクを作製した。
【0023】
【実施例2】実施例1における磁性塗料の組成におい
て、架橋ポリマー粒子aに代えて、架橋ポリマー粒子b
のトルエン分散体(固形分10%)を同量使用した以外
は、実施例1と同様にして磁気ディスクをつくった。
【0024】
【実施例3】 <磁性塗料> Co含有γ−Fe23 100部 ニトロセルロース 16部 ポリエステルポリウレタン 16部 ポリイソシアネート化合物 8部 架橋ポリマー粒子aのトルエン分散体(固形分10%) 5部 α−Al23粉末 10部 カーボンブラック 10部 オレイン酸オレイル 7部 トルエン 220部 シクロヘキサン 220部 この組成物をボールミル中で48時間混合分散して磁性
塗料を調製した。この磁性塗料を厚さ75μmのポリエ
ステルフィルムの両面に、乾燥後の厚さが表裏それぞれ
1.0μmとなるように塗布、乾燥した後、カレンダリ
ング処理を施して磁性層を形成した。次にこれを80℃
にて16時間熱キュアした後、円盤状に打ち抜き研磨し
て磁気ディスクを作製した。
【0025】
【実施例4】実施例3における磁性塗料の組成におい
て、架橋ポリマー粒子a3部に代えて、架橋ポリマー粒
子cのシクロヘキサン分散体(固形分10%)を10部
使用した以外は、実施例3と同様にして磁気ディスクを
つくった。
【0026】
【比較例1】実施例1における磁性塗料の組成におい
て、架橋ポリマー粒子aに代えて、ポリマー粒子dのス
プレードライ粉末を同量使用した以外は、実施例1と同
様にして磁気ディスクをつくった。
【0027】
【比較例2】実施例3における磁性塗料の組成におい
て、架橋ポリマー粒子cに代えて、ポリマー粒子eのシ
クロヘキサン分散体(固形分10%)を同量使用した以
外は、実施例1と同様にして磁気ディスクをつくった。
【0028】<磁気ディスクの評価方法>磁気ディスク
の評価は、フロッピーディスクドライブで使用した時の
スターティングトルク、動摩擦力、及び耐久性を測定し
た。スターティングトルクは3.5インチフロッピーデ
ィスクドライブを改良した測定装置を用い、25℃にお
いて磁気ディスクの回転初期のトルクを測定した。また
動摩擦力は3.5インチフロッピーディスクドライブを
用い、磁気ディスクの回転時に加わるモーターの不可電
流を測定した。さらに、耐久性は、各磁気ディスクを
3.5インチフロッピーディスクドライブに 装填し、
0℃〜50℃の温度サイクル環境下でディスクをヘッド
に摺接させながら回転させて、磁性層の磨耗のよる再生
出力レベルの低を調べ、再生出力が初期の70%まで低
下するまでの走行バス回数にて示した。下記第1表に結
果を示した。
【0029】
【0030】
【発明の効果】本発明の磁気記録媒体用添加剤を使用し
た磁性層は、その表面に凹凸を形成して、その滑り性、
耐久性を向上させた磁気記録媒体を製造することができ
る。このため本発明の磁気記録媒体用添加剤を磁性層に
使用した磁気記録媒体は、フロッピーディスク、データ
ーストレージ(DDS)用磁気テープ等の用途に有効で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09D 175/06 PHR C09D 175/06 PHR G11B 5/70 G11B 5/70 //(C09D 127/06 125:00 175:06)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】架橋性モノマーを含むモノマーを重合して
    得られる平均粒子径が0.01〜5μmである架橋ポリ
    マー粒子からなることを特徴とする磁気記録媒体用添加
    剤。
  2. 【請求項2】架橋ポリマー粒子が、架橋性モノマーの含
    有量が10重量%未満の重合性モノマーを重合して得ら
    れる重合体により変性された粒子からなることを特徴と
    する磁気記録媒体用添加剤。
JP3751196A 1996-01-31 1996-01-31 磁気記録媒体用添加剤 Pending JPH09208883A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014196468A (ja) * 2013-03-04 2014-10-16 三菱化学株式会社 ポリエステル用ジオールスラリーの製造方法、ポリエステル樹脂組成物の製造方法及びポリエステルフィルム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014196468A (ja) * 2013-03-04 2014-10-16 三菱化学株式会社 ポリエステル用ジオールスラリーの製造方法、ポリエステル樹脂組成物の製造方法及びポリエステルフィルム

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