JPH09212070A - ホログラム転写箔及びその製造方法 - Google Patents
ホログラム転写箔及びその製造方法Info
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- JPH09212070A JPH09212070A JP1877896A JP1877896A JPH09212070A JP H09212070 A JPH09212070 A JP H09212070A JP 1877896 A JP1877896 A JP 1877896A JP 1877896 A JP1877896 A JP 1877896A JP H09212070 A JPH09212070 A JP H09212070A
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Abstract
脂層の表面に経済的かつ装飾効果の高いレリーフ型ホロ
グラムを形成したものであり、転写層の剥離性、箔切れ
性などが極めて優れ、さらに、一度、転写した後も箔を
回収して再使用することが可能なホログラム転写箔とそ
の製造方法を提供することを目的とする。 【解決手段】基材シート上にホログラム形成樹脂層、剥
離層、光反射層、接着剤層を順次積層して成るホログラ
ム転写箔において、剥離層と光反射層の界面の密着を構
成上最も弱くなるようにそれぞれ親和性の低い材料を用
いて形成し、剥離層と光反射層との界面で剥離し易い構
成としたラベル及びその製造方法である。
Description
ムが形成された転写箔及びその製造方法に関する。更に
詳しくは、溶融押出成形法を利用して、ホログラム形成
樹脂層の表面にレリーフ型ホログラムが形成されたもの
であり、転写層の転移性、箔切れ性などが良好で、極め
て優れた転写性能を示し、また、一度転写した後も箔を
回収して再使用することが可能なホログラム転写箔及び
その製造方法に関するものである。
凸形状にて記録したものである。一般的に感光性樹脂の
表面にホログラムの凹凸形状を記録させ、この凹凸形状
をメッキ等により型取りして、レリーフ型ホログラムス
タンパーを得る。このスタンパーを、例えば熱可塑性樹
脂の表面にエンボスすることにより大量にレリーフ型ホ
ログラムが複製される。
としては図1に示す通り、基材シート1の片面に、基材
シートに対して剥離性を有する剥離樹脂層2を設け、次
いでレリーフ型ホログラムを有する樹脂層3を形成した
後、さらに光反射層4、感熱接着剤層5を設けた構成が
一般的であった。
っては例えば、剥離性を有する基材シート上に透明樹脂
を溶融押出しラミネートすると共に、押出成形機の冷却
ロール表面に装着されたレリーフ型ホログラムスタンパ
ーによって溶融状態の樹脂を押圧して樹脂表面にレリー
フ型ホログラムを形成する。次いで、このレリーフ型ホ
ログラム形成面に光反射層と感熱接着剤層を積層して転
写箔を得る方法が知られており、特開昭63−9668
9号公報、特開昭63−106779号公報等に開示さ
れている。また、剥離容易な二層の樹脂層を溶融共押出
しラミネート成形しながら、その一方の樹脂面に押出成
形機の冷却ロール表面に装着されたレリーフ型ホログラ
ムスタンパーを押圧して、樹脂表面にレリーフ型ホログ
ラムを形成する。次いで、このレリーフ型ホログラム形
成面に光反射層と感熱接着剤層を積層して転写箔を製造
する方法等も知られており、特開昭62−217282
号公報等に開示されている。
高速かつ連続的に製造することができるので生産効率に
優れ、経済的で安価なホログラム転写箔を製造すること
ができるものである。また、溶融押出成形法により得ら
れるホログラム形成層は装飾効果が極めて高いという特
徴を有している。
は転写時の転写層(被転写体に移行する層、この場合、
ホログラム形成樹脂層、光反射層、感熱接着剤層の三層
を指す)の箔切れ性、すなわち被転写体に接着した部分
とその周囲が分断され難いために、精度の良い転写が困
難であるという問題があった。また、このような転写箔
は一度転写を行なってしまうと使い捨ててしまうのが一
般的であった。
面図を示したような表面張力が31dyn/cm未満の
樹脂3の表面にレリーフ型ホログラムを形成し、そのレ
リーフ型ホログラム形成面に光反射層4、感熱接着剤層
5を順次積層した構成のホログラム転写箔が提案されて
いる(実開平6−33164号公報)。この方法によれ
ば、転写時にホログラム形成樹脂層3と光反射層4との
界面で剥離が起こるので、光反射層4と感熱接着剤層5
の二層が被転写体に転写される。すなわち、従来の方法
では転写されていたホログラム形成樹脂層3が転写され
なくなるので、転写層10を薄膜化することができ、転
写時の転写層10の箔切れ性が向上し、精度の良い転写
が可能となるというものであった。また、一度転写を行
った後も、剥離したホログラム形成樹脂層3のレリーフ
型ホログラム形成面に、改めて光反射層4を形成するこ
とにより何度でも再利用が可能となるものであった。し
かし、この転写箔の場合、剥離性をホログラム形成樹脂
層2の表面張力の作用に依存しているのため、常に安定
した剥離性を得るのが難しく、やや生産性の点で劣ると
いう問題点があった。また、安定した剥離性を得るべ
く、ホログラム形成樹脂層3の上に光反射層4に対して
剥離性を有する剥離層を介して、光反射層4を積層した
としても、従来の剥離層は剥離させたい層に応じて各種
材料を塗料化して積層していたために、ホログラム形成
樹脂層3の表面に形成されたホログラムの微細な凹凸が
消失してしまうという問題点があった。
な状況を鑑みなされたもので、溶融押出成形法を利用し
て、ホログラム形成樹脂層の表面に経済的かつ装飾効果
の高いレリーフ型ホログラムを形成したものであり、転
写層の剥離性、箔切れ性などが極めて優れ、さらに、一
度転写した後も箔を回収して再使用することが可能なホ
ログラム転写箔及びその製造方法を提供することを目的
とする。
成するために考えられたホログラム転写箔及びその製造
方法で、請求項1の発明は基材シート上にホログラム形
成樹脂層、剥離層、光反射層、接着剤層を順次積層して
成るホログラム転写箔において、剥離層と光反射層の界
面の密着を、構成上最も弱くなるようにそれぞれ互いに
親和性の低い材料を用いて形成し、剥離層と光反射層と
の界面で剥離が起こる構成としたことを特徴とするホロ
グラム転写箔である。請求項2の発明は光反射層が、反
射性金属材料から成ることを特徴とする請求項1記載の
ホログラム転写箔である。請求項3の発明は光反射層
が、接着剤層と屈折率が異なる透明な無機化合物から成
ることを特徴とする請求項1記載のホログラム転写箔で
ある。請求項4の発明は光反射層を形成する透明無機化
合物が、接着剤層との屈折率の差が0.1以上、好まし
くは0.5以上であることを特徴とする請求項3記載の
ホログラム転写箔である。請求項5の発明は剥離層に透
明無機化合物、光反射層に反射性金属材料を組み合わせ
た構成であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか
に記載のホログラム転写箔である。請求項6の発明は剥
離層に反射性金属材料、光反射層に接着剤層と屈折率が
異なる透明無機化合物を組み合わせた構成であることを
特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のホログラム
転写箔である。請求項7の発明は基材シート上にホログ
ラム形成樹脂層、剥離層、光反射層、接着剤層を順次積
層して成るホログラム転写箔の製造方法において、互い
に親和性の低い材料によって構成される剥離層と光反射
層とを、順次、物理蒸着法によって形成することを特徴
とするホログラム転写箔の製造方法である。請求項8の
発明はホログラム形成樹脂層のホログラム形成面に、コ
ロナ処理、イオンボンバード処理、プラズマ処理等の乾
式の表面処理を行なった後、剥離層を物理蒸着法によっ
て積層することを特徴とする請求項7記載のホログラム
転写箔の製造方法である。
して説明する。図3は、本発明のホログラム転写箔の構
造を示す断面を示した説明図である。図3に示したよう
に、基材シート1上に、ホログラム形成樹脂層3、剥離
層2、光反射層4、接着剤層5を順次積層して構成され
ている。
ム、ポリプロピレンフィルム、ポリ塩化ビニルフィル
ム、ポリスチレンフィルム、ポリエステルフィルム、ポ
リカーボネートフィルム、セロファン、ナイロンフィル
ム、などが使用できるが、表面平滑性、寸法安定性、耐
熱性、加工性、経済性、強靭性等の点から、二軸延伸さ
れたポリエステルフィルム、あるいは二軸延伸されたポ
リプロピレンフィルムが最も好ましい。厚みとしては、
6〜30μm程度が好ましい。
グラムを形成する方法としては例えば、図4に示すよう
な、溶融押出成形機21のT−ダイ22より基材シート
1上に押し出された溶融樹脂3’を、T−ダイ22の直
下に配置されたニップロール23と冷却ロール24の間
でラミネートすると同時に、冷却ロール24に装着され
たレリーフ型ホログラムスタンパー25で押圧すること
で得ることができる。この方法によれば、ホログラムの
形成と基材シート1と樹脂層3との積層を一度に行うこ
とができるので、生産工程を合理化することが可能であ
る。また、本方法は、溶融状態の樹脂3’をホログラム
スタンパー25にて押圧すると共に、冷却ロール24に
て瞬時に樹脂3’を冷却固化するので、ホログラムの成
形性に優れており、その結果、極めて装飾効果の高いた
ホログラム形成樹脂層3を得ることができる。
としては冷却ロール23に装着されたレリーフ型ホログ
ラムスタンパー25の微細な凹凸を精度良く再現できる
ことが必要であり、このような樹脂としてはポリオレフ
ィン系樹脂が好ましく、その中でもポリエチレン樹脂、
ポリプロピレン樹脂が好ましく使用できる。
際、ホログラムスタンパー25に付着・汚染するような
添加剤は、ホログラムの成形性を劣化させるため、含有
しないものが好ましい。また、ホログラム形成樹脂層3
の厚みは転写作業性の観点から、10μm〜100μm
の範囲が適当である。また、基材シート1上にホログラ
ム形成樹脂層3をラミネートする際に、両者の接着性を
向上させるために、必要に応じて基材シート1の樹脂積
層面に予めアンカーコート層を設けても良い。アンカー
コート層としてはポリブタジエン系樹脂、ポリウレタン
系樹脂、アルキルチタネート樹脂、ポリエチレンイミン
系樹脂等を一般的に用いることができる。
の剥離性を向上させる目的で設けられ、真空蒸着法、ス
パッタリング法、イオンプレーティング法等の物理蒸着
法によって形成される。剥離層2を形成する材料として
は物理蒸着法にて薄膜を形成できるものであれば、特に
制限はなく、例えば、アルミニウム、金、銀、銅、錫、
鉄、ニッケル、コバルト、クロム、鉛の一種あるいは二
種以上の合金からなる金属材料や、酸化チタン、酸化
錫、酸化珪素、酸化インジウム、酸化アルミニウム、酸
化亜鉛、酸化マグネシウム、硫化亜鉛、硫化カドミニウ
ム等の透明無機化合物の中から任意に選択して用いるこ
とができる。剥離層2の厚みとしては100Å〜100
00Å、好ましくは200Å〜4000Åであることが
望ましい。
樹脂層3のホログラム形成面には予め、剥離層2との密
着性を向上させるためにコロナ放電処理、イオンボンバ
ード処理、プラズマ処理等の乾式の表面処理を行ってお
いても良い。ホログラム形成樹脂層3と剥離層2との密
着が、剥離層2と光反射層4との密着よりも充分に高く
ないと転写時にホログラム形成樹脂層3と剥離層2との
界面でも剥離が生じ、所望のラベルが得られなくなる恐
れがあるためである。そのため、好ましくはホログラム
形成樹脂層3のホログラム形成面(剥離層2を積層する
面)の表面張力は40dyn/cm以上に調整しておく
ことが望ましい。ただし、プライマーコーティング処理
や化学薬品処理などの湿式処理は、ホログラム形成樹脂
層3表面に形成されたレリーフ型ホログラムの微細な凹
凸を消失させるため使用することはできない。
15へ転写後にホログラム形成層を兼ねるものであり、
剥離層2同様に真空蒸着法、スパッタリング法、イオン
プレーティング法等の物理蒸着法によって形成される。
光反射層4を形成する材料としては例えば、アルミニウ
ム、金、銀、銅、錫、鉄、ニッケル、コバルト、クロ
ム、鉛の一種あるいは二種以上の合金からなる反射性金
属材料、あるいは酸化チタン、酸化錫、酸化珪素、酸化
インジウム、酸化アルミニウム、酸化亜鉛、酸化マグネ
シウム、硫化亜鉛、硫化カドミニウム等の高屈折率の透
明無機化合物を用いることができる。高屈折率の透明無
機化合物を用いるのは、光反射層4の上に、さらに接着
剤層5を積層した際に、接着剤層5と屈折率の近い透明
無機化合物を用いるとホログラムの画像が認識しにくく
なるためである。そのため、光反射層4に透明無機化合
物を用いる場合には接着剤層5との屈折率の差が0.1
以上、好ましくは0.5以上であることが望ましく、接
着剤層5に用いる材料との組合せを考慮した上で前記透
明無機化合物の中から選択する必要がある。光反射層4
の厚みとしては100Å〜10000Å、好ましくは2
00Å〜4000Åであることが望ましい。
反射層4との界面で剥離を起こさせるために、剥離層2
と光反射層4とは親和性の低い材料同士を組み合わせた
構成である必要がある。したがって、先に述べたような
剥離層2および光反射層4に使用できる材料の中で、親
和性の低い材料同士を任意に選択して、剥離層2および
光反射層4をそれぞれ形成すればよい。例えば、剥離層
2に酸化チタン、酸化錫、酸化珪素、酸化インジウム、
酸化アルミニウム、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、硫化
亜鉛、硫化カドミニウム等の透明無機化合物、光反射層
4にアルミニウム、金、銀、銅、錫、鉄、ニッケル、コ
バルト、クロム、鉛の一種あるいは二種以上の合金から
なる反射性金属材料を組み合わせた構成や、剥離層2に
アルミニウム、金、銀、銅、錫、鉄、ニッケル、コバル
ト、クロム、鉛の一種あるいは二種以上の合金からなる
反射性金属材料、光反射層4に接着剤層5と屈折率が異
なる酸化チタン、酸化錫、酸化珪素、酸化インジウム、
酸化アルミニウム、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、硫化
亜鉛、硫化カドミニウム等の透明無機化合物を組み合わ
せた構成等が掲げられる。
接着性を有するものであり、また、転写時に剥離層2と
光反射層4との界面で良好に剥離を生じさせるために、
光反射層4に対しても充分な接着性を有する必要があ
る。このような接着剤層5としては例えば、反応硬化型
接着剤、溶剤揮散型接着剤、ホットメルト型接着剤、電
子線硬化型接着剤、あるいは感熱接着剤等を用いること
ができ、光反射層4および被転写体15の種類によっ
て、任意に選択して用いればよい。
レタンやポリエーテルウレタン、又はアクリルウレタン
等のポリウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂等が例示でき
る。溶剤揮散型接着剤としては酢酸ビニル樹脂、アクリ
ル酸エステル共重合樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合
樹脂、アイオノマー樹脂、ウレタン樹脂等から成る水性
エマルジョン型接着剤や天然ゴム、スチレン−ブタジエ
ン共重合樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン共重合樹
脂等から成るラテックス型接着剤等が例示できる。ホッ
トメルト型接着剤としてはエチレン−酢酸ビニル共重合
樹脂、エチレン−エチルアクリレート共重合樹脂、ポリ
エステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリビニルエー
テル樹脂、ポリウレタン樹脂等をベース樹脂としたもの
が例示できる。電子線硬化型接着剤としてはアクリロイ
ル基、アリル基、ビニル基等のビニル系官能基を一個ま
たは数個持つオリゴマーを主成分とするもので、ポリエ
ステルアクリレート、ポリエステルメタクリレート、エ
ポキシアクリレート、エポキシメタクリレート、ウレタ
ンアクリレート、ウレタンメタクリレート、ポリエーテ
ルアクリレート、ポリエーテルメタクリレート等に、目
的に応じて接着付与剤としてリンを含むアクリレートま
たはその誘導体、あるいはカルボキシル基を含むアクリ
レートまたはその誘導体を適量添加したもの等を用いる
ことができる。感熱接着剤としてはポリエステル樹脂、
アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリ
酢酸ビニル樹脂、ゴム系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共
重合樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂等が例示
できる。
の樹脂を適当な溶媒を用いて塗料化したものを、グラビ
アコート、ロールコート、スクリーンコート、ブレード
コート等の既知の塗布方式の中から接着剤の粘度に応じ
て選択して塗布形成を行えばよい。また、接着剤層5の
厚みは1μm〜10μm程度でよい。
揮散型接着剤、ホットメルト接着剤、電子線硬化型接着
剤を用いた場合は接着剤層5を光反射層4へ前記塗布方
式によって、全ベタあるいは所望のパターン状に塗布
後、接着剤が固化する前に被転写体15を積層させ、接
着剤を固化させた後、剥離層2と光反射層4との界面で
剥離させることで接着剤層5を塗布した部分が転写され
る。また、接着剤層5として感熱接着剤を用いた場合
は、接着剤層5を光反射層4上へ前記塗布方式によって
塗布した後、例えばホットスタンプ装置に転写箔30と
被転写体15を重ね合わせてセットし、ホットスタンプ
装置に設置された所望形状の熱板によって加熱加圧を行
い、接着剤が固化後、剥離層2と光反射層4との間で剥
離させることで熱板で加熱加圧された部分が転写され
る。
の溶融押出成形法を利用して、経済的かつ装飾効果の高
いホログラムを表面に形成したホログラム形成樹脂層3
を用いて成るホログラム転写箔30において、ホログラ
ム形成樹脂層3と光反射層4との間に、光反射層4との
親和性の低い材料を用いて剥離層2を形成したので、剥
離層2と光反射層4との界面で容易に剥離させることが
可能となり、転写時の転写層10の剥離性が向上する。
蒸着法を用いるため、ホログラム形成樹脂層3の表面に
形成されたホログラムの微細な凹凸を消失させることが
なく、剥離層2、光反射層4ともにホログラムの微細な
凹凸を形成することが可能となる。このため、本発明の
ホログラム転写箔30により転写を行った際に、被転写
体15に転写された光反射層4がホログラム形成層とし
ての機能を兼ねることが可能になる。
明する。 <実施例1>図4に示した装置を用い、基材シートであ
る厚み30μmの二軸延伸ポリプロピレンフィルム(二
村化学(株)製 FOR)上に、熱可塑性樹脂としてポ
リプロピレン樹脂(三菱化学(株)製 FL25R)
を、T−ダイより押出温度290℃、押出厚み20μm
となるように押出し、表面にニッケル製のレリーフ型ホ
ログラムスタンパーが装着された冷却ロール(ロール温
度20℃)及びニップロール(シリコンゴム製 ゴム硬
度85度)との間で押圧・冷却することで、表面にレリ
ーフ型ホログラムが形成されたホログラム形成樹脂層を
連続して得た。次いで、得られたホログラム形成樹脂層
のホログラム形成面に、コロナ放電処理を行い、樹脂表
面の表面張力を45dyn/cmとした後、前記ホログ
ラム形成面へ真空蒸着法によって剥離層として厚み10
00Åの硫化亜鉛蒸着層を形成し、さらに真空蒸着法に
より光反射層として厚さ500Åのアルミニウム蒸着層
を積層した。次いで、接着剤層としてポリエステルウレ
タン樹脂からなる反応硬化型接着剤をグラビアコーター
にて、厚み約1.5μmに全ベタ塗工を行い、図3に断
面図を示すようなホログラム転写箔を得た。このように
して、得られたホログラム転写箔を反応硬化型接着剤が
固化する前に、被転写体としてコート紙(坪量65g/
m2 )と積層し、接着剤の固化後、箔を剥離したとこ
ろ、剥離層である硫化亜鉛蒸着層と光反射層であるアル
ミニウム蒸着層との界面で容易に剥離し、被転写体のコ
ート紙へアルミニウム蒸着層からなるホログラム形成層
が綺麗に転写されていた。
装置を用い、厚み12μmの二軸延伸ポリエステルフィ
ルム(東洋紡績(株)製 T4100)上に、熱可塑性
樹脂としてポリエチレン樹脂(三井石油化学(株)製
M16P)を、T−ダイより押出温度320℃、押出厚
み30μmとなるように押出し、表面にニッケル製のレ
リーフ型ホログラムスタンパーが装着された冷却ロール
(ロール温度20℃)及びニップロール(シリコンゴム
製 ゴム硬度85度)との間で押圧・冷却することで、
表面にレリーフ型ホログラムが形成されたホログラム形
成樹脂層を連続して得た。次いで、得られたホログラム
形成樹脂層のホログラム形成面に、アルゴンガスによる
イオンボンバード処理を行った後、前記ホログラム形成
面へ真空蒸着法によって剥離層として厚み400Åのア
ルミニウム蒸着層を形成し、さらに真空蒸着法により光
反射層として厚さ500Åの酸化チタン蒸着層を積層し
た。次いで、塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合樹脂から
なる感熱接着剤をグラビアコーターにて、厚さ約2μm
に塗工し、図3にその断面図を示すようなホログラム転
写箔を得た。このようにして得られたホログラム転写箔
を厚み188μmのポリエステルフィルムに重ね合わ
せ、ホットスタンプ装置の熱板によりホログラム転写箔
側から加熱加圧を行った後、箔を剥離したところ、剥離
層であるアルミニウム蒸着層と光反射層である酸化チタ
ン蒸着層との界面で容易に剥離し、被転写体のポリエス
テルフィルムへ酸化チタン蒸着層からなるホログラム形
成層が綺麗に転写されていた。
のコート紙(坪量65g/m2 )へ転写を行った後の箔
を回収して、回収された箔の剥離層(硫化亜鉛蒸着層)
の上に、再度、真空蒸着法により光反射層として厚さ5
00Åのアルミニウム蒸着層を積層した。次いで、接着
剤層として下記組成の電子線硬化性接着剤をグラビアコ
ーターにて、厚み約3.0μmに所望形状に塗工した。
次いで、被転写体であるコート紙(坪量65g/m2 )
と積層し、窒素雰囲気下で、電子線を照射電圧200
V、照射線量30kGyにて転写箔側から照射し、接着
剤層を固化させた。その後、箔を剥離したところ、接着
剤を塗布した部分において、剥離層である硫化亜鉛蒸着
層と光反射層であるアルミニウム蒸着層との界面で容易
に剥離し、被転写体のコート紙へアルミニウム蒸着層か
らなるホログラム形成層が、所望形状の通り、綺麗に転
写された。このように、一度、箔を使用後、回収してリ
サイクル使用した場合でも、一度目に転写したときと同
様に優れた剥離性と箔切れ性を示した。 <電子線硬化性接着剤の組成> ・ノニルフェニルオキシエチルアクリレート (東亜合成(株)製 アロニックスM111) 100重量部 ・アクリル変性ロジン (荒川化学(株)製 BS101) 20重量部 ・リンを含むメタクリレート (日本化薬(株)製 KAYAMER) 0.5重量部
ある硫化亜鉛蒸着層を形成しなかった以外は、同様の装
置、材料、操作により、図2に断面図を示すようなホロ
グラム転写箔を得た。このようにして得られたホログラ
ム転写箔を、実施例1と同様に被転写体のコート紙(坪
量65g/m2 )と積層し、接着剤の固化後、ホログラ
ム形成樹脂層と光反射層であるアルミニウム蒸着層との
界面で剥離させたところ、アルミニウム蒸着層が若干ホ
ログラム形成樹脂層側に残り、被転写体であるコート紙
にアルミニウム蒸着層からなるホログラム形成層が途切
れることなく、綺麗に転写することができなかった。
ム形成樹脂層のホログラム形成面に、コロナ放電処理を
行わずに剥離層を積層した以外は、実施例1と同様の操
作にて、図3に示すようなホログラム転写箔を作製し
た。次いで、得られたホログラム転写箔を、被転写体で
あるコート紙(坪量65g/m2 )と積層し、接着剤の
固化後、剥離層と光反射層との界面で剥離させようとし
たところ、ホログラム形成樹脂層と剥離層との界面でも
剥離が生じ、光反射層だけでなく、部分的に剥離層もコ
ート紙に転写されてしまい、安定した剥離性が得られな
かった。
ム転写箔によれば、溶融押出成形法を利用して、経済的
かつ装飾効果の高いホログラム形成樹脂層を有してなる
ホログラム転写箔において、ホログラム形成樹脂層のホ
ログラム形成面に、光反射層に対して剥離性を有する材
料により形成された剥離層を介して、光反射層を設けた
ので、転写時に剥離層と光反射層との界面で容易に剥離
させることができ、安定的な被転写体への転写層(光反
射層と接着剤層)の転移が可能となる。また、転写時に
剥離層と光反射層との界面で安定して剥離が行われるの
で一度、転写した後も箔を回収し、再度、剥離層の上に
光反射層、接着剤層を形成すれば、繰り返しホログラム
転写箔として再利用することができるものである。
方法によると、ホログラム形成樹脂層への剥離層、光反
射層の形成を物理蒸着法によって行うので、ホログラム
形成樹脂層の表面に形成されたホログラムの微細な凹凸
を消失させることがなく、剥離層および光反射層にホロ
グラムの微細な凹凸を形成することが可能となる。した
がって、被転写体へ転写を行った際に、転写された光反
射層がホログラム形成層を兼ねるができ、優れたホログ
ラムの装飾効果を有するとともに、安定した剥離性を有
するホログラム転写箔を製造することができる。
明図。
説明図。
た状態を示す断面説明図。
Claims (8)
- 【請求項1】基材シート上にホログラム形成樹脂層、剥
離層、光反射層、接着剤層を順次積層して成るホログラ
ム転写箔において、剥離層と光反射層の界面の密着を、
構成上最も弱くなるようにそれぞれ互いに親和性の低い
材料を用いて形成し、剥離層と光反射層との界面で剥離
が起こる構成としたことを特徴とするホログラム転写
箔。 - 【請求項2】光反射層が、反射性金属材料から成ること
を特徴とする請求項1記載のホログラム転写箔。 - 【請求項3】光反射層が、接着剤層と屈折率が異なる透
明な無機化合物から成ることを特徴とする請求項1記載
のホログラム転写箔。 - 【請求項4】光反射層を形成する透明無機化合物が、接
着剤層との屈折率の差が0.1以上、好ましくは0.5
以上であることを特徴とする請求項3記載のホログラム
転写箔。 - 【請求項5】剥離層に透明無機化合物、光反射層に反射
性金属材料を組み合わせた構成であることを特徴とする
請求項1乃至4の何れかに記載のホログラム転写箔。 - 【請求項6】剥離層に反射性金属材料、光反射層に接着
剤層と屈折率が異なる透明無機化合物を組み合わせた構
成であることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記
載のホログラム転写箔。 - 【請求項7】基材シート上にホログラム形成樹脂層、剥
離層、光反射層、接着剤層を順次積層して成るホログラ
ム転写箔の製造方法において、互いに親和性の低い材料
によって構成される剥離層と光反射層とを、順次、物理
蒸着法によって形成することを特徴とするホログラム転
写箔の製造方法。 - 【請求項8】ホログラム形成樹脂層のホログラム形成面
に、コロナ処理、イオンボンバード処理、プラズマ処理
等の乾式の表面処理を行なった後、剥離層を物理蒸着法
によって積層することを特徴とする請求項7記載のホロ
グラム転写箔の製造方法。
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|---|---|---|---|
| JP01877896A JP3873312B2 (ja) | 1996-02-05 | 1996-02-05 | ホログラム転写箔の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01877896A JP3873312B2 (ja) | 1996-02-05 | 1996-02-05 | ホログラム転写箔の製造方法 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09212070A true JPH09212070A (ja) | 1997-08-15 |
| JP3873312B2 JP3873312B2 (ja) | 2007-01-24 |
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|---|---|---|---|
| JP01877896A Expired - Fee Related JP3873312B2 (ja) | 1996-02-05 | 1996-02-05 | ホログラム転写箔の製造方法 |
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|---|---|
| JP (1) | JP3873312B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002366042A (ja) * | 2001-06-07 | 2002-12-20 | Toppan Printing Co Ltd | Ovdシールおよびその製造方法 |
| JP2004506541A (ja) * | 2000-08-11 | 2004-03-04 | テーザ スクリボス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | ホログラフィックデータ記録媒体 |
| AU782782B2 (en) * | 2000-04-28 | 2005-08-25 | Dainippon Printing Co. Ltd. | Hologram transfer foil |
| JP2009048017A (ja) * | 2007-08-21 | 2009-03-05 | Dainippon Printing Co Ltd | レリーフ形状転写箔及びレリーフ形状形成物 |
-
1996
- 1996-02-05 JP JP01877896A patent/JP3873312B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AU782782B2 (en) * | 2000-04-28 | 2005-08-25 | Dainippon Printing Co. Ltd. | Hologram transfer foil |
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| JP2012051380A (ja) * | 2000-08-11 | 2012-03-15 | Tesa Scribos Gmbh | ホログラフィックデータ記録媒体 |
| JP2013232008A (ja) * | 2000-08-11 | 2013-11-14 | Tesa Scribos Gmbh | ホログラフィックデータ記録媒体 |
| JP2002366042A (ja) * | 2001-06-07 | 2002-12-20 | Toppan Printing Co Ltd | Ovdシールおよびその製造方法 |
| JP2009048017A (ja) * | 2007-08-21 | 2009-03-05 | Dainippon Printing Co Ltd | レリーフ形状転写箔及びレリーフ形状形成物 |
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| Publication number | Publication date |
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| JP3873312B2 (ja) | 2007-01-24 |
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