JPH09217426A - ワンタッチジョイント - Google Patents

ワンタッチジョイント

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Publication number
JPH09217426A
JPH09217426A JP8026574A JP2657496A JPH09217426A JP H09217426 A JPH09217426 A JP H09217426A JP 8026574 A JP8026574 A JP 8026574A JP 2657496 A JP2657496 A JP 2657496A JP H09217426 A JPH09217426 A JP H09217426A
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JP
Japan
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roof
guide
unit
guide pin
pin
Prior art date
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Pending
Application number
JP8026574A
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English (en)
Inventor
Yoshishige Nagaki
良繁 長木
Kazuhiro Nohara
和宏 野原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP8026574A priority Critical patent/JPH09217426A/ja
Publication of JPH09217426A publication Critical patent/JPH09217426A/ja
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  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 屋根ユニット(屋根パネル)を当該屋根ユニ
ットの自重を利用するだけで、迅速確実にかつ手軽に部
屋ユニットの上に固定できるようにする。 【解決手段】 ユニット建物の建築現場において、屋根
ユニット2をクレーンで持ち上げ、屋根ユニット2下部
の軒梁211に開けられたガイド穴211bを部屋ユニ
ット1上部の屋根梁11に突設されたガイドピン3に位
置合わせした後、屋根ユニット2を部屋ユニット1の上
に降ろす。これに伴って、ガイドピン3がガイド穴21
1bに挿入され、このときの挿入荷重によってガイド穴
211bを塞いでいたキャップが押し上げられて解除さ
れ、コイルばね42の弾性エネルギが解放される。この
結果、係止ピン41が収納金物44の中から飛び出して
きて、ガイドピン3の周面部の係止穴31aを貫通し、
屋根ユニット2を部屋ユニット1の屋根梁11に係止固
定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ワンタッチジョ
イントに係り、例えば、所定の荷重条件を満たす屋根パ
ネルや屋根ユニット等を部屋ユニットの上に荷降ろしす
るだけで、屋根パネルや屋根ユニット等を部屋ユニット
の上にワンタッチで固定することのできるワンタッチジ
ョイントに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、建物の工業生産化率を高める一方
式として、ユニット建物が広く普及している。このユニ
ット建物は、一棟の建物を予めいくつかのユニットに分
けて工場で生産した後、これらのユニットを建築現場に
輸送し、予め準備した基礎の上で施工、組立する方式の
建物である。ユニット建物を構成するユニットとして
は、建物の居間、食堂、寝室等の各部屋部分を構成する
部屋ユニットと、建物の屋根部分を構成する屋根ユニッ
トとがある。部屋ユニットBは、例えば、軸組構造によ
る場合、図10に示すように、四隅の柱B1,…と梁
(屋根(天井)梁、床梁)B2,B2,…とで組まれた
箱形六面体の躯体に床パネルや壁パネルや天井パネルが
取着されてなっている。また、屋根ユニットAは、例え
ば、切妻の軒先側屋根ユニットにあっては、相対向する
一対の三角形の妻トラス梁A1と、これらの妻トラス梁
A1間に架設された軒梁A2や継梁と、これらの軒梁A
2や継梁の上面に敷かれた野地板(屋根下地材)とから
構成されている。組立は、まず、部屋ユニットBを基礎
に据え付けて相互に連結し、次に、据え付けられた部屋
ユニットBの上部に対応する屋根ユニットAを据え付
け、これら屋根ユニットAを相互に連結することで行わ
れる。
【0003】ところで、従来、屋根ユニットAを部屋ユ
ニットBの上に据え付ける施工では、同図に示すよう
に、まず、屋根ユニットAの角隅部の底面に設けられた
ガイド穴a1に、部屋ユニットBの柱B1の上面に設け
られたテーパ状のガイドピンb1を差し込ませること
で、屋根ユニットA側の梁(妻トラス梁A1や軒梁A2
等)の底面に形成されているボルト挿通孔a2と、部屋
ユニットB側の梁A2,A2の上面に形成されているボ
ルト挿通孔b2との位置合わを行い、次いで、これら両
方のボルト挿通孔a2,a2にボルトb3を通し、通された
ボルトb3に対してナットa3を螺合することにより、両
ユニットA,Bを連結することが行われている(例えば
特開平2−153151号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の屋根ユニットAの据付施工では、作業員が天井裏
(部屋ユニットBの天井パネルの上)に登って、いくつ
かの接合箇所で、ボルト締め作業を行わなければなら
ず、煩雑であった。特に、軒部における屋根ユニット
(軒先側屋根ユニット)Aと部屋ユニットBとの接合作
業では、作業員は、極端に狭い天井裏で、腹ばいになっ
ての窮屈なボルト締め作業を強いられるため、据付作業
に時間がかかり、このことが、工期の短縮化を妨げる要
因となっていた。
【0005】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
もので、例えば、屋根パネル又は屋根ユニットを当該屋
根パネル又は屋根ユニットの自重を利用するだけで、迅
速確実にかつ手軽に部屋ユニットの上に固定することの
できるワンタッチジョイントを提供することを目的とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項2記載の発明は、第1の建築用構造部材に取
付固定され、対応する第2の建築用構造部材に設けられ
たガイド穴に挿通されるガイドピンを、該ガイドピンに
対応して上記第2の建築用構造部材の上記ガイド穴の部
位に取り付けられるワンタッチ式係止具に所定の荷重を
越える挿入荷重で挿入すると、上記ガイドピンと上記ワ
ンタッチ式係止具とが係止状態となることで上記第1の
建築用構造部材と第2の建築用構造部材とを接合するワ
ンタッチジョイントであって、上記ガイドピンの周面に
は該ガイドピンの軸心に対して略直交する方向に貫通す
る係止用の貫通穴が設けられ、上記ワンタッチ式係止具
は、上記第2の建築用構成部材の上記ガイド穴近傍に配
備され、かつ該貫通穴に対して貫通可能な大きさに形成
された係止ピンと、該係止ピンに上記貫通穴に対する貫
通力を付与するばね部材と、上記ガイドピンが上記ガイ
ド穴に未だ挿通されていない状態では、上記ばね部材を
抑え、上記ガイド穴に対するガイドピン挿通時には、該
ガイドピンの上記挿入荷重によって、上記ばね部材の抑
えを解除されることで、上記係止ピンが飛び出して、上
記ガイドピンの貫通穴を貫通することを許すばね抑え部
材とを備えてなり、上記ガイド穴に対する上記ガイドピ
ンの挿通により、上記係止ピンが上記ガイドピンの貫通
穴を貫通することで、上記係止ピンと上記ガイドピンと
が互いに係止状態となることを特徴とするワンタッチジ
ョイント。
【0007】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のワンタッチジョイントであって、上記ばね抑え部材
が、上記ガイドピンが上記ガイド穴に未だ挿通されてい
ない状態では、上記枠材のガイド穴の全部又は一部を蓋
すると共に上記係止ピンの先頭部を抑え、上記ガイド穴
に対するガイドピン挿通時には、当該ガイドピンの挿入
荷重により、上記ガイド穴を蓋する部位が押されること
で、上記係止ピンの先頭部の抑えを解除される構成とな
っていることを特徴としている。
【0008】また、請求項3記載の発明は、請求項2記
載のワンタッチジョイントであって、上記ばね抑え部材
が、上記ガイド穴に着脱可能なキャップ部材であること
を特徴としている。
【0009】また、請求項4記載の発明は、請求項1,
2又は3記載のワンタッチジョイントであって、上記ワ
ンタッチ式係止具が、上記第2の建築用構成部材に設け
られた上記ガイド穴の近傍に取り付けられて上記ばね部
材及び係止ピンを保持すると共に、上記ガイド穴に対す
るガイドピン挿通時には、上記係止ピンを上記ガイドピ
ンの貫通穴に向けて飛び出させるガイド役を果たす保持
部材を有してなることを特徴としている。
【0010】また、請求項5記載の発明は、請求項1,
2,3又は4記載のワンタッチジョイントであって、上
記ガイドピンが、第1の部屋ユニット、屋根ユニット、
又は屋根パネルに組み込まれた上記第1の建築用構造部
材に予め取付固定されて使用されると共に、上記ワンタ
ッチ式係止具が、対応する第2の部屋ユニット、屋根ユ
ニット、又は屋根パネルに組み込まれた上記第2の建築
用構造部材に予め取付固定されて使用され、ユニット建
物を組み立てる際に、上層側の上記第2,第1の部屋ユ
ニット、屋根ユニット、又は屋根パネルを下層側の上記
第1又は第2の部屋ユニットの上に荷降ろしすると、上
記ガイドピンと上記ワンタッチ式係止具とが互いに係止
状態となって、上層側の上記第2,第1の部屋ユニッ
ト、屋根ユニット、又は屋根パネルと、下層側の上記第
1又は第2の部屋ユニットとを接合することを特徴とし
ている。
【0011】
【作用】例えば、予め工場にて、屋根梁(第1の建築用
構造部材)に上記ガイドピンの付いた部屋ユニットと、
枠材(第2の建築用構造部材)に開けたガイド穴の位置
に上記ワンタッチ式係止具の付いた屋根パネル又は屋根
ユニットとを生産した後、ユニット建物の建築現場に輸
送し、予め準備した基礎の上に上記部屋ユニットを据え
付ける。次に、上記屋根パネル又は屋根ユニットをクレ
ーンで持ち上げ、枠材に開けた上記ガイド穴を部屋ユニ
ットの対応する屋根梁に固着されたガイドピンに位置合
わせした後、上記屋根パネル又は屋根ユニットを上記部
屋ユニットの上に降ろす。これに伴って、ガイドピンが
ガイド穴に挿入され、このときの挿入荷重によってガイ
ド穴を塞いでいたばね抑え部材が押し上げられて解除さ
れるので、ばね部材の弾性エネルギが解放される。この
結果、係止ピンが飛び出してガイドピン周面部の貫通穴
を貫通するので、屋根パネル又は屋根ユニットが部屋ユ
ニットの屋根梁に係止固定される。
【0012】この発明のワンタッチジョイントによれ
ば、例えば、屋根パネル又は屋根ユニットに作用する鉛
直力に対しては、屋根梁(第1の建築用構造部材)に取
付固定されたガイドピンと、枠材(第2の建築用構造部
材)に取り付けられた係止ピンとが互いに係止状態とな
ることで抵抗でき、屋根パネル又は屋根ユニットに作用
する水平力に対しては、屋根パネル又は屋根ユニットの
枠材が、ガイド穴に挿通されたガイドピンに係止される
ことで、抵抗できるので、水平荷重に対しても垂直荷重
に対しても、高い接合強度を得ることができる。しか
も、屋根パネル又は屋根ユニットを当該屋根パネル又は
屋根ユニットの自重を利用するだけで、迅速確実にかつ
手軽に部屋ユニットに固定できるので、固定作業に手間
がかからず、腹ばい作業も解消する。それゆえ、工期の
短縮化が図られる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。説明は、実施例を用い
て具体的に行う。図1は、この発明の一実施例であるワ
ンタッチジョイントの接合状態を示す垂直断面図、図2
は同水平断面図、図3は同斜視図、図4は、同ワンタッ
チジョイントの接合前の状態を示す斜視図、図5は、同
ワンタッチジョイントが接合されて行く様子を段階的に
示す断面図、図6は、同実施例に係る軒先側屋根ユニッ
トの構成を示す分解斜視図、また、図7は、同実施例に
係るユニット建物の建築現場の情景を示す斜視図であ
る。まず、この実施例に係る部屋ユニット1及び軒先側
屋根ユニット2から説明する。この例に係る部屋ユニッ
ト1は、図7に示すように、四隅の角型鋼柱の上下端間
を溝形鋼の桁側屋根大梁(以下、桁屋根梁という)1
1,11、妻側屋根大梁(以下、妻屋根梁という)1
2,12や図示せぬ桁側床大梁、妻側床大梁で結び、さ
らに、相対向する2本の桁側屋根大梁11,11間に、
複数の天井小梁13,13,…を差し渡すことにより、
箱形六面体の躯体が構成され、この躯体に壁パネル14
や窓サッシや床パネル等が取着されて、ユニット建物C
の部屋部分を構成する。この部屋ユニット1の軒先側の
桁屋根梁11には、図1及び図3に示すように、上部フ
ランジ11aの両端部に近い部位(2箇所)に、この例
のワンタッチジョイントを構成するガイドピン(後述)
3をねじ止め固定するための取付穴11bが設けられて
いる。同様に、妻屋根梁12,12の上部フランジ中央
部にも、ガイドピン3をねじ止め固定するための取付穴
が設けられている。
【0014】また、この例に係る軒先側屋根ユニット2
は、図6に示すように、一枚の屋根パネル21と、この
屋根パネル21の両妻側端を支持する一対の妻トラス2
2,22とが組まれてなるもので、ユニット建物Cの軒
先側の切妻屋根部分を構成する。上記屋根パネル21
は、いずれも溝形鋼からなる桁側軒梁211(以下、単
に軒梁という)及び桁側継梁212と、これら軒梁21
1及び桁側継梁212の上面に両梁211,212とは
直交した延在方向で並設された複数のたる木213,2
13,…と、これらのたる木213,213,…の上面
に固定された野地板(屋根下地材)214とで構成され
ている。軒梁211には、図1及び図3に示すように、
下部フランジ211aの両端部に近い部位(つまり、部
屋ユニット1の軒先側の桁屋根梁11に設けられたガイ
ドピン用の取付穴11bに対応する2箇所)に、ガイド
ピン3を差し込ませるための直径略34mmのガイド穴
211bが設けられている。桁側継梁212には、図示
せぬウェブの両端部に近い部位に、棟側屋根ユニット2
Aの軒側継梁とボルト接合するための固定具挿通孔が設
けられている。上記妻トラス梁22,22は、いずれも
溝形鋼製の下枠221と、縦枠222と、上枠223と
を略三角形に組付してなっている。この例では、妻トラ
ス梁下枠221の下部フランジ中央部(部屋ユニット1
の妻屋根梁12,12の中央部に設けられたガイドピン
用の取付穴に対応する箇所)にも、ガイドピン3を差し
込ませるためのガイド穴が設けられている。軒先側屋根
ユニット2の組立は、まず、妻トラス22,22を所定
の間隔で並置し、次に、屋根パネル21の軒梁211と
妻トラス梁と22,22とを相互に結合すると共に、桁
側継梁212と妻トラス梁22,22とを相互に結合す
ることにより行われる。
【0015】次に、この例のワンタッチジョイントにつ
いて説明する。この例のワンタッチジョイントは、建築
現場においてユニット建物Cを組み立てる際に、軒先側
屋根ユニット2を、当該軒先側屋根ユニット2の自重を
利用するだけで、部屋ユニット1の上部に自動的に固定
できる緊結金物であり、固定に先立って、部屋ユニット
1の上部(軒先側の桁屋根梁11、妻屋根梁12,1
2)に予め工場にて取付固定されるガイドピン3と、軒
先側屋根ユニット2の下部(軒梁211、妻トラス梁下
枠221,221)に予め取付固定されるワンタッチ式
係止具4との対構造からなっている。
【0016】上記ガイドピン3は、図1乃至図4に示す
ように、直径略30mmの軸部31の底面に、この軸部
31と軸心を共通にする雄ねじ部32を有する軟鋼(S
S400)製のピン金物で、部屋ユニット1の上部(軒
先側の桁屋根梁11や妻屋根梁12,12の上部フラン
ジ11a)に軸部31を上向きにした状態で固着され、
軒先側屋根ユニット2を対応する部屋ユニット1の上部
に載せて固定する際に、軒先側屋根ユニット2の下部
(軒梁211や妻トラス梁下枠221,221の下部フ
ランジ211a)に略垂直に開けたガイド穴211bに
挿通される。この場合、ガイドピン3の固着は、部屋ユ
ニット1の上部(軒先側の桁屋根梁1や妻屋根梁12,
12の上部フランジ11a)に穿孔された取付穴11b
に、上方側から下方側に雄ねじ部31を挿通し、挿通さ
れた雄ねじ部32にナット33を螺合することで行われ
る。ガイドピン3において、軸部31の頂部は、軒先側
屋根ユニット2と部屋ユニット1との位置合わせが容易
かつ確実に行われるように、テーパ状になっており、ま
た、軸部31の周面部には、ガイドピン3の軸心に対し
て直交する軸心を持つ直径略15mmの係止用の貫通穴
31a(以下、係止穴という)が設けられている。な
お、ガイドピン3は、係止穴31aの軸心を軒先側の桁
屋根梁11(又は妻屋根梁12,12)の長手方向に向
けた状態で、上部フランジ11aに固着される。
【0017】次に、上記ワンタッチ式係止具4は、図1
乃至図4に示すように、係止ピン41と、この係止ピン
41にばね力を付与するコイルバネ42と、軒先側屋根
ユニット2の下部(軒梁211、妻トラス梁下枠22
1,221)に設けられたガイド穴211bを着脱自在
に蓋するキャップ43と、係止ピン41を収納する収納
金物44と、受け金物45とから構成され、ガイド穴2
11bへのガイドピン3の挿通が引き金となって、コイ
ルバネ42のばね力により収納金物44から係止ピン4
1が飛ばし、ガイドピン3の係止穴31aを貫通するこ
とで、軒先側屋根ユニット2(軒梁211、妻トラス梁
下枠221,221)が部屋ユニット1(軒先側の桁屋
根梁11、妻屋根梁12,12)に自動的に係止固定さ
れる仕組みとなっている。ここで、コイルバネ42以外
の構成各部は、例えば軟鋼(SS400)から形成され
ている。
【0018】係止ピン41は、ガイドピン3の係止穴3
1aに対して貫通可能な大きさ(例えば、直径略13m
m)に設定された円柱状のピン部材であり、その先頭部
を軒梁211(又は妻トラス梁下枠221,221)の
長手方向に向け、かつ、ガイド穴211b挿通後のガイ
ドピン3の係止穴31aと軸心が略一致する態様で、収
納金物44に飛び出し可能に収納されている。収納金物
44は、一端部に係止ピン41の飛び出し口たる開口を
有する長尺の箱金物で、上記開口をガイド穴211bの
軸心に向けた態様で軒梁211や妻トラス梁下枠22
1,221の下部フランジ211aに穿孔されたガイド
穴211b近傍にスポット溶接されて固着され、この収
納金物44の奥側には、コイルバネ42が、収納金物4
4の開口から係止ピン41が押し込められることによ
り、圧縮された状態で格納されている。
【0019】キャップ43は、上端に蓋部43aを有す
る中空円筒部材であり、ガイド穴211bに嵌合可能な
大きさ(直径略34mm)に形成されていて、ガイドピ
ン3がガイド穴211bに未だ挿通されていない状態で
は、収納金物44の開口から覗く係止ピン41の先頭部
を抑えて、コイルバネ42を圧縮状態に保つ機能、すな
わち、コイルバネ42の弾性エネルギを蓄積する機能を
有している。キャップ43は、軒先側屋根ユニット2
(軒梁211、妻トラス梁下枠221,221)を部屋
ユニット1の上部(軒先側の桁屋根梁11、妻屋根梁1
2,12)に載置固定する際に、蓋部43aに加えられ
るガイドピン3の挿入荷重によって、ガイド穴112b
から取り外される。しかして、キャップ43が外れる
と、係止ピン41の先頭部の抑えが解除されるので、コ
イルばね42に蓄積された弾性エネルギが解放され、こ
れにより、係止ピン41が収納金物44から飛び出し
て、ガイドピン3の係止穴31aを貫通する仕組みとな
っている。受け金物45は、一端部に開口を有する短尺
の箱金物であり、ガイド穴211bを挟んで、収納金物
44と開口同士が互いに向かい合う態様で、軒梁211
や妻トラス梁下枠221,221の下部フランジ211
aに設けられたガイド穴211b近傍にスポット溶接さ
れて固着され、上述したように、ガイド穴211bに対
するガイドピン3の挿通によって、コイルばね42の圧
縮が解かれ、その弾性エネルギが解放されたときに、収
納金物44から飛び出してきて、ガイドピン3の係止穴
31aを通過して突き進んでくる係止ピン41の先頭部
を受け止めて保持する機能を有している。
【0020】次に、図5を参照して、この例の動作につ
いて説明する。まず、上記構成の部屋ユニット1や軒先
側屋根ユニット2を工場生産する際に、部屋ユニット1
の上部(軒先側の桁屋根梁11及び妻屋根梁12,12
の上部フランジ11a)に設けられた取付穴11bの位
置にてガイドピン3を予め締結固定しておくと共に、軒
先側屋根ユニット2の下部(軒梁211、妻トラス梁下
枠221,221の下部フランジ211a)に設けられ
たガイド穴211b廻りにワンタッチ式係止具4を予め
取り付けておく(同図(a))。これらの部屋ユニット
1及び軒先側屋根ユニット2は、他の部屋ユニット1や
棟側屋根ユニット2A等と共に、工場で生産された後、
建築現場に輸送され、予め準備した基礎Gの上で組み立
てられる(図7参照)。組立は、まず、部屋ユニット1
を基礎Gに据え付けて相互に連結し、次に、据え付けら
れた部屋ユニット1の上部に対応する各種屋根ユニット
2,2Aを据え付け、これら屋根ユニット2,2Aを相
互に連結することで行われる。このとき、軒先側屋根ユ
ニット2を部屋ユニット1の上部に載置固定するには、
軒先側屋根ユニット2をクレーンで持ち上げ、軒先側屋
根ユニット2の下部(軒梁211、妻トラス梁下枠22
1,221)に設けられたガイド穴211bを部屋ユニ
ット1の上部(軒先側の桁屋根梁11、妻屋根梁12,
12)に取着されたガイドピン3に位置合わせした後、
軒先側屋根ユニット2を部屋ユニット1の上に降ろす。
【0021】これに伴って、図5(a)に示すように、
ガイドピン3がガイド穴211bに挿入され、このとき
の挿入荷重によって、同図(b)に示すように、ガイド
穴211bを塞いでいたキャップ43が押し上げられて
ガイド穴112bから取り外される。キャップ43が外
れると、係止ピン41の先頭部の抑えが解除されるの
で、コイルばね42の圧縮が解かれ、弾性エネルギが解
放される。この結果、係止ピン41が収納金物44から
飛び出してきて、ガイドピン3の係止穴31aを貫通す
る。係止穴31aを貫通した係止ピン41は、受け金物
45によって、先頭部を受け止められて前進を妨げられ
る。一方、係止ピン41はコイルバネ42によって後端
部が押圧されているので、後退することもできず、結
局、係止穴31aを貫通した状態で停止する。このよう
にして、軒先側屋根ユニット2が部屋ユニット1の上部
(軒先側の桁屋根梁11、妻屋根梁12,12)に自動
的に係止固定される。この後、軒先側屋根ユニット2と
棟側屋根ユニット2Aとを、ボルトとナットとで互いに
連結することにより、軒先側屋根ユニット2の据付作業
が完結する。
【0022】上記構成のワンタッチジョイントによれ
ば、軒先側屋根ユニット2に作用する鉛直力に対して
は、ガイドピン3に係止される係止ピン41の剛性によ
って抵抗でき、軒先側屋根ユニット2に作用する水平力
に対しては、軒梁211や妻トラス梁下枠221,22
1の下部フランジ211aがガイドピン3に係止される
ことにより、抵抗できるので、水平荷重に対しても垂直
荷重に対しても、高い接合強度を得ることができる。し
かも、軒先側屋根ユニット2を当該軒先側屋根ユニット
2の自重(ガイド穴112bに対するガイドピン3の挿
入荷重)を利用するだけで、迅速確実にかつ手軽に部屋
ユニット1に固定できるので、固定作業に手間がかから
ず、腹ばい作業も解消する。それゆえ、工期の短縮化を
図ることができる。
【0023】以上、この発明の実施例を図面により詳述
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があってもこの発明に含まれる。例えば、屋根ユニ
ットを接合する場合に、ボルト接合を併用しても良い。
逆に、屋根ユニットの軒梁と部屋ユニットとの接合だけ
で充分な接合強度が得られる場合には、妻トラス梁と部
屋ユニットとの接合を省略しても良い。また、接合対象
となる屋根ユニットは、軒先側屋根ユニットに限らず、
棟側屋根ユニットでも良い。同様に、切妻屋根ユニット
に限らず、寄棟屋根ユニットでも良い。また、上述の実
施例では、トラス梁を持つ屋根ユニットを部屋ユニット
に固定する場合について述べたが、トラス梁を持たない
屋根パネルを直接部屋ユニットに固定する場合にも、こ
の発明のワンタッチジョイントを用いることが好ましい
ことは勿論である。また、上述の実施例では、ガイドピ
ンを部屋ユニットの上部(軒先側の桁屋根梁11、妻屋
根梁12,12)にねじ止めしたが、ねじ止めに代え
て、例えば溶接により固着するようにしても良い。
【0024】また、図8及び図9に示すように、係止ピ
ン41aの後端部側の直径を、ガイドピン3の係止穴3
1aの直径よりも大きくする等の処置を施すことによ
り、係止ピン41aの後端部側は、係止穴31aを通過
できないようにすれば、受け金物45(図1及び図2)
を省略できる。また、上述の実施例では、部屋ユニット
1の上部にガイドピン3を取着し、軒先側屋根ユニット
2の下部にワンタッチ式係止具4を取着する場合につい
て述べたが、これに代えて、部屋ユニット1の上部にワ
ンタッチ式係止具4を取着し、軒先側屋根ユニット1の
下部にガイドピン3を取着するようにしても良い。ま
た、この発明のワンタッチジョイントは、部屋ユニット
と屋根ユニットとの接合に限らず、上階の部屋ユニット
と下階の部屋ユニットとの接合にも用いることができ
る。同様に、ユニット間接合やユニット・パネル間接合
に限らず、部材同士の接合にも適用できる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のワンタ
ッチジョイントによれば、上記第1の建築用構造部材と
第2の建築用構造部材とを引き離す力に対しては、ガイ
ドピンと、このガイドピンの周面に開けられた貫通孔を
貫通する係止ピンとが互いに係止状態となることで抵抗
でき、上記第1の建築用構造部材と第2の建築用構造部
材とを滑らせる力に対しては、第2の建築用構造部材
が、ガイド穴に挿通された上記ガイドピンに係止される
ことで、抵抗できるので、高い接合強度を得ることがで
きる。
【0026】しかも、第1の建築用構造部材に取付固定
されたガイドピンを、第2の建築用構造部材に取り付け
られたワンタッチ式係止具に所定の挿入荷重で挿入する
だけで、第1の建築用構造部材と第2の建築用構造部材
とが確実に接合されるので、固定作業が迅速かつ容易と
なる。したがって、部屋ユニットの上部(である第1の
建築用構造部材)にガイドピンを取付固定すると共に、
屋根パネル又は屋根ユニットの下部(である第2の建築
用構造部材)にワンタッチ式係止具を取り付ける構成と
すれば、屋根パネル又は屋根ユニットを当該屋根パネル
又は屋根ユニットの自重を利用するだけで、迅速確実に
かつ手軽に部屋ユニットに固定できるので、固定作業に
手間がかからず、腹ばい作業も解消する。それゆえ、工
期の短縮化が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例であるワンタッチジョイン
トの接合状態を示す垂直断面図である。
【図2】同ワンタッチジョイントの接合状態を示す水平
断面図である。
【図3】同ワンタッチジョイントの接合状態を示す斜視
図である。
【図4】同ワンタッチジョイントの接合前の状態を示す
斜視図である。
【図5】同ワンタッチジョイントが接合されて行く様子
を段階的に示す図である。
【図6】同実施例に係る軒先側屋根ユニットの構成を示
す分解斜視図である。
【図7】同実施例に係るユニット建物の建築現場の情景
を示す斜視図である。
【図8】同実施例の変形例であるワンタッチジョイント
の接合状態を示す垂直断面図である。
【図9】同変形例であるワンタッチジョイントの接合状
態を示す水平断面図である。
【図10】従来の技術を説明するための斜視図である。
【符号の説明】
1 部屋ユニット 11 軒先側の桁屋根梁(第1の建築用構造部材) 12 妻屋根梁(第1の建築用構造部材) 11a 上部フランジ 2 軒先側屋根ユニット(屋根ユニット) 21 屋根パネル 22 妻トラス梁(第2の建築用構造部材) 211 軒梁(第2の建築用構造部材) 221 妻トラス梁下枠 211b ガイド穴 3 ガイドピン 31 軸部(ガイドピンの一部) 31a 係止穴(貫通穴) 32 雄ねじ部(ガイドピンの一部) 33 ナット 4 ワンタッチ式係止具 41,41a 係止ピン 42 コイルバネ(ばね部材) 43 キャップ(ばね抑え部材、キャップ部材) 44 収納金物(保持部材の一部) 45 受け金物(保持部材の一部)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の建築用構造部材に取付固定され、
    対応する第2の建築用構造部材に設けられたガイド穴に
    挿通されるガイドピンを、該ガイドピンに対応して前記
    第2の建築用構造部材の前記ガイド穴の部位に取り付け
    られるワンタッチ式係止具に所定の荷重を越える挿入荷
    重で挿入すると、前記ガイドピンと前記ワンタッチ式係
    止具とが係止状態となることで前記第1の建築用構造部
    材と第2の建築用構造部材とを接合するワンタッチジョ
    イントであって、 前記ガイドピンの周面には該ガイドピンの軸心に対して
    略直交する方向に貫通する係止用の貫通穴が設けられ、 前記ワンタッチ式係止具は、 前記第2の建築用構成部材の前記ガイド穴近傍に配備さ
    れ、かつ該貫通穴に対して貫通可能な大きさに形成され
    た係止ピンと、 該係止ピンに前記貫通穴に対する貫通力を付与するばね
    部材と、 前記ガイドピンが前記ガイド穴に未だ挿通されていない
    状態では、前記ばね部材を抑え、前記ガイド穴に対する
    ガイドピン挿通時には、該ガイドピンの前記挿入荷重に
    よって、前記ばね部材の抑えを解除されることで、前記
    係止ピンが飛び出して、前記ガイドピンの貫通穴を貫通
    することを許すばね抑え部材とを備えてなり、 前記ガイド穴に対する前記ガイドピンの挿通により、前
    記係止ピンが前記ガイドピンの貫通穴を貫通すること
    で、前記係止ピンと前記ガイドピンとが互いに係止状態
    となることを特徴とするワンタッチジョイント。
  2. 【請求項2】 前記ばね抑え部材は、前記ガイドピンが
    前記ガイド穴に未だ挿通されていない状態では、前記枠
    材のガイド穴の全部又は一部を蓋すると共に前記係止ピ
    ンの先頭部を抑え、 前記ガイド穴に対するガイドピン挿通時には、当該ガイ
    ドピンの挿入荷重により、前記ガイド穴を蓋する部位が
    押されることで、前記係止ピンの先頭部の抑えを解除さ
    れる構成となっていることを特徴とする請求項1記載の
    ワンタッチジョイント。
  3. 【請求項3】 前記ばね抑え部材は、前記ガイド穴に着
    脱可能なキャップ部材であることを特徴とする請求項2
    記載のワンタッチジョイント。
  4. 【請求項4】 前記ワンタッチ式係止具は、 前記第2の建築用構成部材に設けられた前記ガイド穴の
    近傍に取り付けられて前記ばね部材及び係止ピンを保持
    すると共に、前記ガイド穴に対するガイドピン挿通時に
    は、前記係止ピンを前記ガイドピンの貫通穴に向けて飛
    び出させるガイド役を果たす保持部材を有してなること
    を特徴とする請求項1,2又は3記載のワンタッチジョ
    イント。
  5. 【請求項5】 前記ガイドピンは、第1の部屋ユニッ
    ト、屋根ユニット、又は屋根パネルに組み込まれた前記
    第1の建築用構造部材に予め取付固定されて使用される
    と共に、前記ワンタッチ式係止具は、対応する第2の部
    屋ユニット、屋根ユニット、又は屋根パネルに組み込ま
    れた前記第2の建築用構造部材に予め取付固定されて使
    用され、 ユニット建物を組み立てる際に、上層側の前記第2,第
    1の部屋ユニット、屋根ユニット、又は屋根パネルを下
    層側の前記第1又は第2の部屋ユニットの上に荷降ろし
    すると、前記ガイドピンと前記ワンタッチ式係止具とが
    互いに係止状態となって、上層側の前記第2,第1の部
    屋ユニット、屋根ユニット、又は屋根パネルと、下層側
    の前記第1又は第2の部屋ユニットとを接合することを
    特徴とする請求項1,2,3又は4記載のワンタッチジ
    ョイント。
JP8026574A 1996-02-14 1996-02-14 ワンタッチジョイント Pending JPH09217426A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116480014A (zh) * 2023-04-28 2023-07-25 温州市万丰建设工程有限公司 一种预制装配式房屋及其施工方法

Cited By (2)

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CN116480014A (zh) * 2023-04-28 2023-07-25 温州市万丰建设工程有限公司 一种预制装配式房屋及其施工方法
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