JPH109220A - ワンタッチジョイント - Google Patents

ワンタッチジョイント

Info

Publication number
JPH109220A
JPH109220A JP8167309A JP16730996A JPH109220A JP H109220 A JPH109220 A JP H109220A JP 8167309 A JP8167309 A JP 8167309A JP 16730996 A JP16730996 A JP 16730996A JP H109220 A JPH109220 A JP H109220A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide pin
hole
roof
unit
guide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8167309A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Yamazaki
真郷 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP8167309A priority Critical patent/JPH109220A/ja
Publication of JPH109220A publication Critical patent/JPH109220A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Clamps And Clips (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 屋根ユニット(屋根パネル)を当該屋根ユニ
ットの自重を利用するだけで、迅速確実にかつ手軽に部
屋ユニットの上に固定できるようにする。 【解決手段】 ユニット建物を組み立てる際、屋根ユニ
ット2の軒梁211に開けたガイド穴211bを部屋ユ
ニット1上部に突設されたガイドピン3に位置合わせし
て、屋根ユニット2を部屋ユニット1の上に降ろす。ガ
イドピン3がガイド穴211bに挿入されると、このと
きの挿入荷重によりガイドピン貫通孔K1が拡開して、
ガイドピン3を通す。このとき、ウィング42,43同
士を弾性結合する引張りコイルばね45は、さらに引っ
張られるが、ガイドピン3が、ガイドピン貫通孔K1を
通り抜けると、復原力が働いてガイドピン貫通孔K1を
収縮させる。これにより、ウィング42,43の嵌合雌
片と係止段部31aとが互いに係止状態となって、屋根
ユニット2が部屋ユニット1の上に固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ワンタッチジョ
イントに係り、例えば、所定の荷重条件を満たす屋根パ
ネルや屋根ユニット等を部屋ユニットの上に荷降ろしす
るだけで、屋根パネルや屋根ユニット等を部屋ユニット
の上にワンタッチで固定することのできるワンタッチジ
ョイントに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、建物の工業生産化率を高める一方
式として、ユニット建物が広く普及している。このユニ
ット建物は、一棟の建物を予めいくつかのユニットに分
けて工場で生産した後、これらのユニットを建築現場に
輸送し、予め準備した基礎の上で施工、組立する方式の
建物である。ユニット建物を構成するユニットとして
は、建物の居間、食堂、寝室等の各部屋部分を構成する
部屋ユニットと、建物の屋根部分を構成する屋根ユニッ
トとがある。部屋ユニットBは、例えば、軸組構造によ
る場合、図30に示すように、四隅の柱B1,…と梁
(屋根(天井)梁、床梁)B2,B2,…とで組まれた
箱形六面体の躯体に床パネルや壁パネルや天井パネルが
取着されてなっている。また、屋根ユニットAは、例え
ば、切妻の軒先側屋根ユニットにあっては、相対向する
一対の三角形の妻トラス梁A1と、これらの妻トラス梁
A1間に架設された軒梁A2や継梁と、これらの軒梁A
2や継梁の上面に敷かれた野地板(屋根下地材)とから
構成されている。組立は、まず、部屋ユニットBを基礎
に据え付けて相互に連結し、次に、据え付けられた部屋
ユニットBの上部に対応する屋根ユニットAを据え付
け、これら屋根ユニットAを相互に連結することで行わ
れる。
【0003】ところで、従来、屋根ユニットAを部屋ユ
ニットBの上に据え付ける施工では、同図に示すよう
に、まず、屋根ユニットAの角隅部の底面に設けられた
ガイド穴a1に、部屋ユニットBの柱B1の上面に設け
られたテーパ状のガイドピンb1を差し込ませること
で、屋根ユニットA側の梁(妻トラス梁A1や軒梁A2
等)の底面に形成されているボルト挿通孔a2と、部屋
ユニットB側の梁A2,A2の上面に形成されているボ
ルト挿通孔b2との位置合わを行い、次いで、これら両
方のボルト挿通孔a2,a2にボルトb3を通し、通された
ボルトb3に対してナットa3を螺合することにより、両
ユニットA,Bを連結することが行われている(例えば
特開平2−153151号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の屋根ユニットAの据付施工では、作業員が天井裏
(部屋ユニットBの天井パネルの上)に登って、いくつ
かの接合箇所で、ボルト締め作業を行わなければなら
ず、煩雑であった。特に、軒部における屋根ユニット
(軒先側屋根ユニット)Aと部屋ユニットBとの接合作
業では、作業員は、極端に狭い天井裏で、腹ばいになっ
ての窮屈なボルト締め作業を強いられるため、据付作業
に時間がかかり、このことが、工期の短縮化を妨げる要
因となっていた。
【0005】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
もので、例えば、屋根パネル又は屋根ユニットを当該屋
根パネル又は屋根ユニットの自重を利用するだけで、迅
速確実にかつ手軽に部屋ユニットの上に固定することの
できるワンタッチジョイントを提供することを目的とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、第1の建築用構造部材に取
付固定され、対応する第2の建築用構造部材に設けられ
たガイド穴に挿通されるガイドピンを、該ガイドピンに
対応して上記第2の建築用構造部材の上記ガイド穴の部
位に取り付けられるワンタッチ式係止具に所定の荷重を
越える挿入荷重で挿入すると、上記ガイドピンと上記ワ
ンタッチ式係止具とが係止状態となることで上記第1の
建築用構造部材と第2の建築用構造部材とを接合するワ
ンタッチジョイントであって、上記ガイドピンの周面に
は係止段部が設けられ、かつ、上記ワンタッチ式係止具
は、互いが組み合わせられて拡開可能なガイドピン貫通
孔を形成する一組の嵌合雌部材と、上記ガイドピン貫通
孔を上記第2の建築用構造部材の上記ガイド穴に重ねる
態様で上記一組の嵌合雌部材を取り付けるための取付部
材と、上記各嵌合雌部材に対して上記ガイドピン貫通孔
の拡開を抑える方向にばね力を働かせるばね部材とを備
えてなり、上記ガイドピンによって加えられる上記挿入
荷重で、上記ガイドピン貫通孔が拡開して、上記ガイド
ピンが上記ガイドピン貫通孔に挿通され、上記ガイドピ
ンの係止段部が挿通されると、上記ばね部材のばね力に
より上記ガイドピン貫通孔が収縮することで、上記一組
の嵌合雌部材と上記ガイドピンの係止段部とが互いに嵌
合係止状態となることを特徴としている。
【0007】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のワンタッチジョイントであって、上記ガイドピン
は、直径が先端側で不連続的に大となる円環状の上記係
止段部を有すると共に、該係止段部から先端部に向けて
先細りの形状となっていることを特徴としている。
【0008】また、請求項3記載の発明は、請求項1又
は2記載のワンタッチジョイントであって、上記一組の
嵌合雌部材は、上記ガイド穴の軸心に略平行な単数又は
複数の軸部材にそれぞれ回動可能に支持された複数の羽
根部材からなることを特徴としている。
【0009】また、請求項4記載の発明は、請求項3記
載のワンタッチジョイントであって、上記軸部材は、上
記取付部材に設けられた長穴に挿通され、かつ、該長穴
の下面に移動自在に係止されることで、当該取付部材に
取着されていることを特徴としている。
【0010】また、請求項5記載の発明は、請求項1,
2又は3記載のワンタッチジョイントであって、上記取
付部材は、上記ガイドピンを挿通するための挿通孔を有
し、かつ、上記第2の建築用構造部材に固着された保持
部材によって、上記ガイド穴の廻りの面に摺動自在に当
接され保持されていることを特徴としている。
【0011】また、請求項6記載の発明は、請求項1又
は2記載のワンタッチジョイントであって、上記一組の
嵌合雌部材は、レール部材に沿って直線移動可能な単数
又は複数のスライド部材からなることを特徴としてい
る。
【0012】さらにまた、請求項7記載の発明は、請求
項1,2,3,4,5又は6記載のワンタッチジョイン
トであって、上記ガイドピンは、第1の部屋ユニット、
屋根ユニット、又は屋根パネルに組み込まれた上記第1
の建築用構造部材に予め取付固定されて使用されると共
に、上記ワンタッチ式係止具は、対応する第2の部屋ユ
ニット、屋根ユニット、又は屋根パネルに組み込まれた
上記第2の建築用構造部材に予め取付固定されて使用さ
れ、ユニット建物を組み立てる際に、上層側の上記第
2,第1の部屋ユニット、屋根ユニット、又は屋根パネ
ルを下層側の上記第1又は第2の部屋ユニットの上に荷
降ろしすると、上記ガイドピンと上記ワンタッチ式係止
具とが互いに係止状態となって、上層側の上記第2,第
1の部屋ユニット、屋根ユニット、又は屋根パネルと、
下層側の上記第1又は第2の部屋ユニットとを接合する
ことを特徴としている。
【0013】
【作用】例えば、予め工場にて、屋根梁(第1の建築用
構造部材)に上記ガイドピンが取り付けられた部屋ユニ
ットと、枠材(第2の建築用構造部材)に開けたガイド
穴の位置に上記ワンタッチ式係止具が取り付けられた屋
根パネル又は屋根ユニットとを生産した後、ユニット建
物の建築現場に輸送し、予め準備した基礎の上に上記部
屋ユニットを据え付ける。次に、上記屋根パネル又は屋
根ユニットをクレーンで持ち上げ、枠材に開けた上記ガ
イド穴を部屋ユニットの対応する屋根梁に固着されたガ
イドピンに位置合わせした後、上記屋根パネル又は屋根
ユニットを上記部屋ユニットの上に降ろしていく。これ
に伴って、ガイドピンがガイド穴に挿入され、さらに、
ワンタッチ式係止具を構成する一組の嵌合雌部材のガイ
ドピン貫通孔に挿入されるが、このときの挿入荷重の水
平成分が、各嵌合雌部材に働くばね部材のばね力に打ち
勝つように設計しておけば、ガイドピンの挿入により、
ガイドピン貫通孔が拡開する。
【0014】それゆえ、特別の荷重を必要とすることな
く、屋根パネル又は屋根ユニットの自重のみで、ガイド
ピン貫通孔が拡開して、ガイドピンがガイドピン貫通孔
に挿通される。そして、ガイドピンの先端から係止段部
までが、ガイド穴を通り抜けると、途端に、ガイドピン
の直径が小さくなるので、ばね部材のばね力が働いてガ
イドピン貫通孔を収縮させてガイドピンに当接させる。
この結果、各嵌合雌部材がガイドピンの係止段部に嵌合
係止されて、屋根パネル又は屋根ユニットが部屋ユニッ
トの屋根梁に固定される。
【0015】この発明のワンタッチジョイントの構成に
よれば、例えば、屋根パネル又は屋根ユニットに作用す
る鉛直力に対しては、枠材(第2の建築用構造部材)に
取り付けられた一組の嵌合雌部材と、屋根梁(第1の建
築用構造部材)に取付固定されたガイドピンの係止段部
とが互いに嵌合係止状態となることで抵抗でき、屋根パ
ネル又は屋根ユニットに作用する水平力、すなわち、横
ずれに対しては、屋根パネル又は屋根ユニットの枠材
が、ガイド穴に挿通されたガイドピンに係止されること
で、抵抗できるので、水平荷重に対しても垂直荷重に対
しても、高い接合強度を得ることができる。しかも、屋
根パネル又は屋根ユニットを当該屋根パネル又は屋根ユ
ニットの自重を利用するだけで、迅速確実にかつ手軽に
部屋ユニットに固定できるので、固定作業に手間がかか
らず、腹ばい作業も解消する。それゆえ、工期の短縮化
が図られる。加えて、吊り荷下の作業につきまとう危険
も回避できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。説明は、実施例を用い
て具体的に行う。 ◇第1実施例 図1は、この発明の第1実施例であるワンタッチジョイ
ントの接合状態を示す垂直断面図、図2は同じく水平断
面図、図3は同じく斜視図、図4は、同ワンタッチジョ
イントの接合前の状態を示す垂直断面図、図5は同じく
水平断面図、図6は同じく斜視図、図7及び図8は、同
ワンタッチジョイントが接合されて行く様子を段階的に
示す断面図、図9は、同実施例に係る軒先側屋根ユニッ
トの構成を示す分解斜視図、また、図10は、同実施例
に係るユニット建物の建築現場の情景を示す斜視図であ
る。
【0017】まず、この実施例に係る部屋ユニット1及
び軒先側屋根ユニット2から説明する。この例に係る部
屋ユニット1は、図9に示すように、四隅の角型鋼柱の
上下端間を溝形鋼の桁側屋根大梁(以下、桁屋根梁とい
う)11,11、妻側屋根大梁(以下、妻屋根梁とい
う)12,12や図示せぬ桁側床大梁、妻側床大梁で結
び、さらに、相対向する2本の桁側屋根大梁11,11
間に、複数の天井小梁13,13,…を差し渡すことに
より、箱形六面体の躯体が構成され、この躯体に壁パネ
ル14や窓サッシや床パネル等が取着されて、ユニット
建物Cの部屋部分を構成する。この部屋ユニット1の軒
先側の桁屋根梁11には、図1に示すように、上部フラ
ンジ11aの両端部に近い部位(2箇所)に、この例の
ワンタッチジョイントを構成するガイドピン(後述)3
をねじ止め固定するための取付穴11bが設けられてい
る。同様に、妻屋根梁12,12の上部フランジ中央部
にも、ガイドピン3をねじ止め固定するための取付穴が
設けられている。
【0018】また、この例に係る軒先側屋根ユニット2
は、図10に示すように、一枚の屋根パネル21と、こ
の屋根パネル21の両妻側端を支持する一対の妻トラス
22,22とが組まれてなるもので、ユニット建物Cの
軒先側の切妻屋根部分を構成する。上記屋根パネル21
は、いずれも溝形鋼からなる桁側軒梁211(以下、単
に軒梁という)及び桁側継梁212と、これら軒梁21
1及び桁側継梁212の上面に両梁211,212とは
直交した延在方向で並設された複数のたる木213,2
13,…と、これらのたる木213,213,…の上面
に固定された野地板(屋根下地材)214とで構成され
ている。軒梁211には、図1に示すように、下部フラ
ンジ211aの両端部に近い部位(つまり、部屋ユニッ
ト1の軒先側の桁屋根梁11に設けられたガイドピン用
の取付穴11bに対応する2箇所)に、ガイドピン3を
差し込ませるための直径略34mmのガイド穴211b
が設けられている。桁側継梁212には、図示せぬウェ
ブの両端部に近い部位に、棟側屋根ユニット2Aの軒側
継梁とボルト接合するための固定具挿通孔が設けられて
いる。
【0019】上記妻トラス梁22,22は、いずれも溝
形鋼製の下枠221と、縦枠222と、上枠223とを
略三角形に組付してなっている。この例では、妻トラス
梁下枠221の下部フランジ中央部(部屋ユニット1の
妻屋根梁12,12の中央部に設けられたガイドピン用
の取付穴に対応する箇所)にも、ガイドピン3を差し込
ませるためのガイド穴211bが設けられている。軒先
側屋根ユニット2の組立は、まず、妻トラス22,22
を所定の間隔で並置し、次に、屋根パネル21の軒梁2
11と妻トラス梁と22,22とを相互に結合すると共
に、桁側継梁212と妻トラス梁22,22とを相互に
結合することにより行われる。
【0020】次に、この例のワンタッチジョイントにつ
いて説明する。この例のワンタッチジョイントは、建築
現場においてユニット建物Cを組み立てる際に、軒先側
屋根ユニット2を、当該軒先側屋根ユニット2の自重を
利用するだけで、部屋ユニット1の上部に自動的に固定
できる緊結金物であり、固定に先立って、部屋ユニット
1の上部(軒先側の桁屋根梁11、妻屋根梁12,1
2、すなわち、第1の建築用構造部材)に予め工場にて
取付固定されるガイドピン3と、軒先側屋根ユニット2
の下部(軒梁211、妻トラス梁下枠221,221、
すなわち、第2の建築用構造部材)のガイド穴211b
の部位に予め取付固定されるワンタッチ式係止具4との
対構造からなっている。
【0021】上記ガイドピン3は、図1乃至図6に示す
ように、直径略10mmの軸部31の底面に、この軸部
31と軸心を共通にする雄ねじ部32を有する軟鋼(S
S400)製のピン金物であり、軸部31の中央部先端
寄りには、後述する係止機能を担う円環状の係止段部3
1aが設けられている。この係止段部31aでは、先端
側に向けて直径が不連続に大となり、さらに、この係止
段部31aから先端部にかけては、軒先側屋根ユニット
2と部屋ユニット1との位置合わせが容易かつ確実に行
われるように、つまり、ガイド機能を効果的に発揮でき
るように、先細りの形状となっている。ガイドピン3
は、部屋ユニット1の上部(軒先側の桁屋根梁11や妻
屋根梁12,12の上部フランジ11a)に軸部31を
上向きにした状態で固着され、軒先側屋根ユニット2を
対応する部屋ユニット1の上部に載せて固定する際に、
軒先側屋根ユニット2の下部(軒梁211や妻トラス梁
下枠221,221の下部フランジ211a)に略垂直
に開けたガイド穴211bに挿通される。この場合、ガ
イドピン3の固着は、部屋ユニット1の上部(軒先側の
桁屋根梁11や妻屋根梁12,12の上部フランジ11
a)に穿孔された取付穴11bに、上方側から下方側に
雄ねじ部32を挿通し、挿通された雄ねじ部32にナッ
ト33を螺合することで行われる。
【0022】次に、上記ワンタッチ式係止具4は、図1
乃至図6に示すように、中央部にガイドピン3を挿通す
るための開口H1を有し、この開口H1がガイド穴21
1bに重なる状態で下部フランジ211aの上面に載置
されるテーブル41と、互いに同一形状の半円状凹部を
有し、これら半円状凹部を合わせて、拡開可能なガイド
ピン貫通孔K1を形成する一対のウィング(羽根部材)
42,43と、テーブル41に取着され、ウィング4
2,43をそれぞれ回動可能に取り付けるための長軸ボ
ルト44と、一対のウィング42,43に対してガイド
ピン貫通孔K1の拡開を妨げる方向にばね力を働かせる
引張りコイルばね45と、テーブル41に取着され、ガ
イドピン貫通孔K1が開口H1(ガイド穴211b)に
重なる状態を保たせるストッパ46と、ウィング42,
43が取り付けられたテーブル41を、後述する開口H
1をガイド穴211bに重ねた状態で、下部フランジ2
11aの上面を摺動自在に保持するカバー47とを有し
てなっている。
【0023】ここで、ガイドピン3がガイド穴211b
に挿入されると、まず、ガイドピン貫通孔K1が一旦割
れて、ガイドピン3がガイドピン貫通孔K1に挿通さ
れ、係止段部31aが挿通されると、引張りコイルばね
45のばね力によりガイドピン貫通孔K1がガイドピン
3挿通前の形状に戻り、ウィング42,43が係止段部
31aによって係止されることにより、軒先側屋根ユニ
ット2(軒梁211、妻トラス梁下枠221,221)
が部屋ユニット1(軒先側の桁屋根梁11、妻屋根梁1
2,12)に自動的に係止固定される仕組みとなってい
る。ここで、引張りコイルばね45以外の構成各部は、
例えば軟鋼(SS400)から形成されている。
【0024】テーブル41は、略円環状の板材であり、
上面から所定の深さまで穿設された長軸ボルト44と螺
合する雌ねじ部を有している。また、開口H1は、テー
ブル41の底面側から上面側に向けて先細りの垂直断面
形状を有し、開口1の大きさは、底面においてはガイド
穴211bと、上面においてはガイドピン3が挿通され
ていないときのガイドピン貫通孔K1の下部開口と略同
径に設定されている。また、このテーブル41は、下部
フランジ211aの上面に載置するのみとして、カバー
47の内側で摺動自在とされている。
【0025】ウィング42,43は、半円状凹部の箇所
でガイドピン3を嵌着状態に挟みつけるための嵌合雌片
421,431と、引張りコイルばね45が固定されて
このばね力を受けるためのレバー片422,432とが
一体成形されてなっている。また、ウィング42,43
は互いに略線対称の関係にある形状を有しているが、ウ
ィング42においては、長軸ボルト44に取り付けられ
て使用される際に、レバー片422がレバー片432の
上側で回動可能となるように、レバー片422は段差を
設けて嵌合雌片421に取着されている。また、レバー
片422,432の嵌合雌片421,431に近い部位
には、長軸ボルト44を挿通するためのボルト挿通孔が
穿設されている。なお、ウィング43には、ばね固定ピ
ン432aを介して引張りコイルばね45が取着されて
いる。
【0026】ウィング42,43が組み合わされて使用
される際、嵌合雌片421,431の互いに相対向する
側の側端面421a,431aのガイド穴211bの真
上に当たる部位は、それぞれ、略半円形に打ち抜かれて
ガイドピン圧接面421b,431bを有する凹部が形
成され、上記半円の径は、上記ガイドピン貫通孔K1の
上端側端縁において、ガイドピン3の軸部31の径と略
同一となっている。また、ガイドピン圧接面421b,
431bの垂直断面形状は、下部から上部に向けて先細
りとなっている。すなわち、ガイドピン貫通孔K1は、
ガイドピン3の入口側から出口側へ向けて先細りの形状
となっている。ガイドピン3がガイドピン貫通孔K1に
挿通されていない状態では、引張りコイルばね45のば
ね力がレバー片422,432に作用してウィング4
2,43は、ガイドピン圧接面421b,431bを除
く側端面421a,431aにおいて互いに当接し、か
つ、上記ガイドピン貫通孔K1を形成している。また、
ガイドピン3の先端部がガイドピン貫通孔K1に挿入さ
れた状態では、ガイドピン圧接面421b,431b
は、ガイドピン3を圧接しながら互いに離れ、ガイドピ
ン貫通孔K1は割れてガイドピン3の太さに応じて押し
広げられる。係止段部31aがガイドピン貫通孔K1を
貫通した直後は、引張りコイルばね45のばね力によっ
てウィング42,43がガイドピン圧接面421b,4
31bにおいて係止段部31a直下の軸部31を圧接す
る。このときガイドピン貫通孔K1の大きさは、ガイド
ピン3がガイドピン貫通孔K1に挿通されていない状態
における大きさに戻っている。
【0027】引張りコイルばね45は、線材がコイル状
に成形されてなり、両端はそれぞれレバー片422及び
レバー片432に固着されている。この引張りコイルば
ね45は、両端が引っ張られた状態で使用され、コイル
部分の長さが縮まる方向に復原力が働く。ストッパ46
は、レバー片422,432が交差した部位に両レバー
片によって挟み込まれるようにして配置される棒状部材
であり、テーブル41に固着される。このストッパ46
は、例えば、ガイドピン3がガイドピン貫通孔K1に挿
通されていない場合には、ウィング42,43がガイド
ピン圧接面421b,431bを除く側端面421a,
431aにおいて互いに当接し、ガイドピン貫通孔K1
を形成した状態で、このガイドピン貫通孔K1が、長軸
ボルト44の廻りに回転するのを防止して、ガイドピン
貫通孔K1が開口H1(ガイド穴211b)に重なった
状態を保持するために、レバー片422,432の側端
部を押さえてウィング42,43の回転を制限する。
【0028】次に、図7及び図8を参照して、この例の
動作について説明する。まず、上記構成の部屋ユニット
1や軒先側屋根ユニット2を工場生産する際に、部屋ユ
ニット1の上部(軒先側の桁屋根梁11及び妻屋根梁1
2,12の上部フランジ11a)に設けられた取付穴1
1bの位置にてガイドピン3を予め締結固定しておくと
共に、軒先側屋根ユニット2の下部(軒梁211、妻ト
ラス梁下枠221,221の下部フランジ211a)に
設けられたガイド穴211b廻りにワンタッチ式係止具
4を予め取り付けておく(図7(a))。これらの部屋
ユニット1及び軒先側屋根ユニット2は、他の部屋ユニ
ット1や棟側屋根ユニット2A等と共に、工場で生産さ
れた後、建築現場に輸送され、予め準備した基礎Gの上
で組み立てられる(図10参照)。組立は、まず、部屋
ユニット1を基礎Gに据え付けて相互に連結し、次に、
据え付けられた部屋ユニット1の上部に対応する各種屋
根ユニット2,2Aを据え付け、これら屋根ユニット
2,2Aを相互に連結することで行われる。このとき、
軒先側屋根ユニット2を部屋ユニット1の上部に載置固
定するには、軒先側屋根ユニット2をクレーンで持ち上
げ、軒先側屋根ユニット2の下部(軒梁211、妻トラ
ス梁下枠221,221)に設けられたガイド穴211
bを部屋ユニット1の上部(軒先側の桁屋根梁11、妻
屋根梁12,12)に取着されたガイドピン3に位置合
わせした後、軒先側屋根ユニット2を部屋ユニット1の
上に降ろす。
【0029】これに伴って、ガイドピン3がガイド穴2
11bに挿入されるが、このとき、開口H1及びガイド
ピン貫通孔K1の軸心が、図7(a)に示すように、例
えば、ガイドピン3の軸心から図中左方にずれていて
も、開口H1及びガイドピン貫通孔K1の内周面がテー
パ状になっているので、ガイドピン3の挿入が進むにつ
れて、ウィング42,43が取り付けられたテーブル4
1が右方に摺動し、同図(b)に示すように、両軸心が
一致するようになる。そして、ガイドピン3の先端部が
ガイドピン貫通孔K1の上側端縁に略隙間なく接した状
態に達した後は、このときの挿入荷重によって、図8
(c)に示すように、挿入荷重の水平成分が、ウィング
42,43に働く引張りコイルばね45の復原力に打ち
勝って、先端部はガイドピン貫通孔K1を押し広げるよ
うにテーパ状のガイドピン圧接面421b,431bを
押しながらなおも進む。
【0030】係止段部31aがガイドピン貫通孔K1を
通過した直後では、同図(d)に示すように、ガイドピ
ン3の半径が縮小するので、引張りコイルばね45の復
原力によりガイドピン3直下の軸部31はウィング4
2,43のガイドピン圧接面421b,431bに圧接
される。この結果、ウィング42,43とガイドピン3
の係止段部31aとが互いに嵌合係止状態となる。この
ようにして、軒先側屋根ユニット2が部屋ユニット1の
上部(軒先側の桁屋根梁11、妻屋根梁12,12)に
自動的に係止固定される。この後、軒先側屋根ユニット
2と棟側屋根ユニット2Aとを、ボルトとナットとで互
いに連結することにより、軒先側屋根ユニット2の据付
作業が完結する。
【0031】上記構成のワンタッチジョイントによれ
ば、軒先側屋根ユニット2に作用する鉛直力に対して
は、軒梁211や妻トラス梁下枠221,221に取り
付けられたガイドピン3の係止段部31aによって、桁
屋根梁11や妻屋根梁12に取り付けられたウィング4
2,43が係止されることで抵抗でき、軒先側屋根ユニ
ット2に作用する水平力、すなわち、横ずれに対して
は、軒梁211や妻トラス梁下枠221,221がガイ
ド穴211bに挿通されたガイドピン3に係止されるこ
とで、抵抗できるので、水平荷重に対しても垂直荷重に
対しても、高い接合強度を得ることができる。しかも、
軒先側屋根ユニット2を当該軒先側屋根ユニット2の自
重(ガイド穴211bに対するガイドピン3の挿入荷
重)を利用するだけで、迅速確実にかつ手軽に部屋ユニ
ット1に固定できるので、固定作業に手間がかからず、
腹ばい作業も解消する。それゆえ、工期の短縮化が図ら
れる。加えて、吊り荷下の作業につきまとう危険も回避
できる。
【0032】また、テーブル41は、下部フランジ21
1aの上面に載置するのみとして、カバー47の内側で
摺動自在とされており、かつ、開口H1及びガイドピン
貫通孔K1の内周面がテーパ状になっているので、ガイ
ドピン3がガイド穴211bに挿入される際、開口H1
及びガイドピン貫通孔K1の軸心がガイドピン3の軸心
からずれていても、開口H1及びガイドピン貫通孔K1
のテーパ状の内周面に沿って、ガイドピン3が挿入され
るにつれて、ウィング42,43が取り付けられたテー
ブル41が摺動して両軸心が一致するようになる。
【0033】◇第2実施例 図11は、この発明の第2実施例であるワンタッチジョ
イントの接合状態を示す垂直断面図、図12は同じく水
平断面図、図13は同じく斜視図、図14は、同ワンタ
ッチジョイントの接合前の状態を示す垂直断面図、図1
5は同じく水平断面図、図16は同じく斜視図、また、
図17及び図18は、同ワンタッチジョイントが接合さ
れて行く様子を段階的に示す断面図である。この第2実
施例のワンタッチジョイントが、上述の第1実施例と大
きく異なるところは、第1実施例のワンタッチジョイン
トにおいては、ウィング42,43を共に長軸ボルト4
4にこの長軸ボルト44の廻りに回動可能に取り付けて
ガイドピン3を嵌着状態に挟みつける構成であったのに
対して、一対のスライドプレートを下部フランジ211
aの上面に水平方向に摺動自在に取り付けて左右両側か
らガイドピン3を嵌着状態に挟みつける構成とした点で
ある。これ以外の点では、第1実施例の構成各部と略同
一構成であるので、第1実施例の構成部分と対応する各
部には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0034】図11乃至図16に示すように、この例の
ワンタッチジョイントのワンタッチ式係止具5は、中央
部にガイドピン3を挿通するための開口H2を有し、こ
の開口H2がガイド穴211bに重なる状態で下部フラ
ンジ211aの上面に溶着されるテーブル51と、互い
に同一形状の半円状凹部を有し、これら半円状凹部を合
わせて、拡開可能なガイドピン貫通孔K2を形成する一
対のスライドプレート52,53(スライド部材)と、
テーブル51に取着され、スライドプレート52,53
がテーブル51上で下部フランジ211aの長尺方向に
摺動可能となるように案内するレール54,54と、一
対のスライドプレート52,53に対してガイドピン貫
通孔K2の拡開を妨げる方向にばね力を働かせる圧縮コ
イルばね55,55,…とを備えてなっている。
【0035】ここで、ガイドピン3がガイド穴211b
に挿入されると、まず、ガイドピン貫通孔K2が一旦割
れて、ガイドピン3がガイドピン貫通孔K2に挿通さ
れ、係止段部31aが挿通されると、圧縮コイルばね5
5,55,…のばね力によりガイドピン貫通孔K2がガ
イドピン3挿通前の形状に戻り、スライドプレート5
2,53が係止段部31aによって係止されることによ
り、軒先側屋根ユニット2(軒梁211、妻トラス梁下
枠221,221)が部屋ユニット1(軒先側の桁屋根
梁11、妻屋根梁12,12)に自動的に係止固定され
る仕組みとなっている。ここで、圧縮コイルばね55以
外の構成各部は、例えば軟鋼(SS400)から形成さ
れている。
【0036】テーブル51は、矩形の板状部材であり、
開口H2は、テーブル51の底面側から上面側に向けて
先細りの垂直断面形状を有し、開口2の大きさは、底面
においてはガイド穴211bと、上面においてはガイド
ピン3が挿通されていないときのガイドピン貫通孔K2
の下部開口と略同径に設定されている。なお、テーブル
51は、例えば、スポット溶接等により下部フランジ2
11aの上面に固着されている。スライドプレート5
2,53は、互いに略同一形状の板状部材であって、組
み合わされて使用される際、互いに相対向する側の側端
面521,531のガイド穴211bの真上に当たる部
位は、それぞれ、略半円形に打ち抜かれて、ガイドピン
3を嵌着状態に挟みつけるためのガイドピン圧接面52
1a,531aを有する凹部が形成され、上記半円の径
は、上記ガイドピン貫通孔K2の上端側端縁において、
ガイドピン3の軸部31の径と略同一となっている。ま
た、ガイドピン圧接面521a,531aの垂直断面形
状は、下部から上部に向けて先細りとなっている。すな
わち、ガイドピン貫通孔K2は、ガイドピン3の入口側
から出口側へ向けて先細りの形状となっている。
【0037】ガイドピン3がガイドピン貫通孔K2に挿
通されていない状態では、圧縮コイルばね55のばね力
によってスライドプレート52,53は、ガイドピン圧
接面521a,531aを除く側端面521,531に
おいて互いに当接し、かつ、上記ガイドピン貫通孔K2
を、開口H2(ガイド穴211b)に重なる態様に形成
している。また、ガイドピン3の係止段部31aがガイ
ドピン貫通孔K2に挿入された状態では、ガイドピン圧
接面521a,531aは、係止段部31aを圧接しな
がら互いに離れ、ガイドピン貫通孔K2は左右に割れて
ガイドピン3の太さに応じて押し広げられる。係止段部
31aがガイドピン貫通孔K2を貫通した直後は、圧縮
コイルばね55のばね力によってスライドプレート5
2,53がガイドピン圧接面521a,531aにおい
て係止段部31a直下の軸部31を圧接する。このとき
ガイドピン貫通孔K2の大きさは、ガイドピン3がガイ
ドピン貫通孔K2に挿通されていない状態における大き
さに戻っている。
【0038】各レール54は、断面山形の部材からな
り、側面及び上面においてスライドプレート52,53
を押さえて、スライドプレート52,53を案内すると
共に脱落を防止する。また、各レール54の両端部に
は、開口を塞ぎ、圧縮コイルばね55を固定するための
蓋部材54a,54aが取着されている。各圧縮コイル
ばね55は、線材がコイル状に成形されてなり、一端は
スライドプレート52,53の側端面521,531の
反対側の側端面に、他端はテーブル51に固定されてい
る。この圧縮コイルばね55は、全体が圧縮された状態
で使用され、コイル部分の長さが伸びる方向に復原力が
働く。なお、圧縮コイルばね55は、各スライドプレー
トの上記側端面の両端部にすなわち2箇所に取り付けら
れている。
【0039】次に、図17及び図18を参照して、この
例の動作について説明する。まず、上記構成の部屋ユニ
ット1や軒先側屋根ユニット2を工場生産する際に、部
屋ユニット1の上部(軒先側の桁屋根梁11及び妻屋根
梁12,12の上部フランジ11a)に設けられた取付
穴11bの位置にてガイドピン3を予め締結固定してお
くと共に、軒先側屋根ユニット2の下部(軒梁211、
妻トラス梁下枠221,221の下部フランジ211
a)に設けられたガイド穴211b廻りにワンタッチ式
係止具5を予め取り付けておく(図17(a))。これ
らの部屋ユニット1及び軒先側屋根ユニット2は、他の
部屋ユニット1や棟側屋根ユニット2A等と共に、工場
で生産された後、建築現場に輸送され、予め準備した基
礎Gの上で組み立てられる(図10参照)。組立は、ま
ず、部屋ユニット1を基礎Gに据え付けて相互に連結
し、次に、据え付けられた部屋ユニット1の上部に対応
する各種屋根ユニット2,2Aを据え付け、これら屋根
ユニット2,2Aを相互に連結することで行われる。こ
のとき、軒先側屋根ユニット2を部屋ユニット1の上部
に載置固定するには、軒先側屋根ユニット2をクレーン
で持ち上げ、軒先側屋根ユニット2の下部(軒梁21
1、妻トラス梁下枠221,221)に設けられたガイ
ド穴211bを部屋ユニット1の上部(軒先側の桁屋根
梁11、妻屋根梁12,12)に取着されたガイドピン
3に位置合わせした後、軒先側屋根ユニット2を部屋ユ
ニット1の上に降ろす。
【0040】これに伴って、図17(b)に示すよう
に、ガイドピン3がガイド穴211bに挿入され、ま
ず、ガイドピン3の係止段部31aはテーブル51の開
口H2のテーパ状の内周面に案内されて進み、ガイドピ
ン貫通孔K2に達する。そして、このときの挿入荷重に
よって、図18(c)に示すように、挿入荷重の水平成
分が、スライドプレート52,32に働く圧縮コイルば
ね55の復原力に打ち勝って、係止段部31aはガイド
ピン貫通孔K2を押し広げるようにテーパ状のガイドピ
ン圧接面521a,531aを押しながらなおも進む。
【0041】係止段部31aがガイドピン貫通孔K2を
通過した直後では、同図(d)に示すように、ガイドピ
ン3の半径が縮小するので、圧縮コイルばね55の復原
力によりガイドピン3直下の軸部31はスライドプレー
ト52,53のガイドピン圧接面521a,531aに
圧接される。この結果、スライドプレート52,53と
ガイドピン3の係止段部31aとが互いに嵌合係止状態
となる。このようにして、軒先側屋根ユニット2が部屋
ユニット1の上部(軒先側の桁屋根梁11、妻屋根梁1
2,12)に自動的に係止固定される。この後、軒先側
屋根ユニット2と棟側屋根ユニット2Aとを、ボルトと
ナットとで互いに連結することにより、軒先側屋根ユニ
ット2の据付作業が完結する。
【0042】上記構成のワンタッチジョイントによれ
ば、軒先側屋根ユニット2に作用する鉛直力に対して
は、ガイドピン3の係止段部31aによって、スライド
プレート52,53が係止されることで抵抗でき、軒先
側屋根ユニット2に作用する水平力、すなわち、横ずれ
に対しては、軒梁211や妻トラス梁下枠221,22
1がガイド穴211bに挿通されたガイドピン3に係止
されることで、抵抗できるので、第1実施例と同様の効
果を得ることができる。
【0043】◇第3実施例 図19は、この発明の第3実施例であるワンタッチジョ
イントの接合状態を示す垂直断面図、図20は、図19
のD−D線に沿う垂直断面図、図21は同ワンタッチジ
ョイントの接合状態を示す水平断面図、図22は同じく
斜視図、図23は、同ワンタッチジョイントの接合前の
状態を示す垂直断面図、図24は同じく水平断面図、図
25は同じく斜視図、また、図26及び図27は、同ワ
ンタッチジョイントが接合されて行く様子を段階的に示
す断面図である。この第3実施例のワンタッチジョイン
トが、上述の第1実施例と大きく異なるところは、第1
実施例のワンタッチジョイントにおいては、テーブル4
1をウィング42,43と共に、下部フランジ211a
の上面に沿って、カバー47の内側で移動自在となるよ
うな構成としていたのに対して、図19乃至図25に示
すように、テーブル71を下部フランジ211aの上面
に固着し、ウィング72,73を取り付けたリベット7
4が長孔71aにしたがって移動可能とすることによっ
て、ウィング72,73をテーブル71の上面に沿っ
て、移動可能となるような構成とした点と、直径が先端
側で不連続的に大となる円環状の係止段部31aを有す
るガイドピン3に代えて、直径が先端側で急激に大とな
る係止テーパ部61aを有するガイドピン6を用いてい
る点である。また、これに伴い、引張りコイルばね45
がレバー片422,433に固定されていたのに対し
て、引張りコイルばね75をウィング71,72の先端
部側に固定するようにし、かつ、ストッパ46及びカバ
ー47を廃した。これ以外の点では、第1実施例の構成
各部と略同一構成であるので、第1実施例の構成部分と
対応する各部には同一の符号を付してその説明を簡略に
する。
【0044】同図に示すように、この例のガイドピン6
は、軸部61の底面に、この軸部61と軸心を共通にす
る雄ねじ部62を有するピン金物であり、軸部61の中
央部先端寄りには、後述する係止機能を担う係止テーパ
部61aが設けられている。この係止テーパ部61aで
は、直径が先端側で急激に大となり、さらに、この係止
テーパ部61aから先端部にかけては、先細りの形状と
なっている。ガイドピン6は、上部フランジ11aに軸
部61を上向きにした状態で固着され、軒先側屋根ユニ
ット2を対応する部屋ユニット1の上部に載せて固定す
る際に、下部フランジ211aに略垂直に開けたガイド
穴211bに挿通される。この場合、ガイドピン6の固
着は、上部フランジ11aに穿孔された取付穴11b
に、上方側から下方側に雄ねじ部62を挿通し、挿通さ
れた雄ねじ部62にナット63を螺合することで行われ
る。
【0045】次に、上記ワンタッチ式係止具7は、同図
に示すように、中央部にガイドピン6を挿通するための
開口H3を有し、この開口H3がガイド穴211bに重
なる状態で下部フランジ211aの上面に溶着されるテ
ーブル71と、互いに同一形状の半円状凹部を有し、こ
れら半円状凹部を合わせて、拡開可能なガイドピン貫通
孔K3を形成する一対のウィング(羽根部材)72,7
3と、テーブル71に移動可能に取着され、ウィング7
2,73をそれぞれ回動可能に取り付けるためのリベッ
ト74と、一対のウィング72,73に対してガイドピ
ン貫通孔K3の拡開を妨げる方向にばね力を働かせる引
張りコイルばね75とを有してなっている。
【0046】ここで、ガイドピン6がガイド穴211b
に挿入されると、まず、ガイドピン貫通孔K3が割れ
て、ガイドピン6がガイドピン貫通孔K3に挿通され、
ガイドピン6の先端部の最大径の部位が通過して、係止
テーパ部61aの所定の径の部位で止まる。ここで、引
張りコイルばね75のばね力によって、後述するガイド
ピン圧接面721a,731aが係止テーパ部61aを
押し付け、ウィング72,73が係止テーパ部61aに
よって係止されることにより、軒先側屋根ユニット2
(軒梁211、妻トラス梁下枠221,221)が部屋
ユニット1(軒先側の桁屋根梁11、妻屋根梁12,1
2)に自動的に係止固定される仕組みとなっている。
【0047】テーブル71は、略円環状の板材であり、
上面から所定の深さまで穿設された、リベット74の脚
部を水平方向に移動可能なように挿通するための長孔7
1aを有し、長孔71aの直下には、長孔71aと連通
してリベット74の頭部を収納するためのスペースが設
けられている。なお、リベット74の頭部は長孔71a
の下面において係止される。また、開口H3は、テーブ
ル71の底面側から上面側に向けて先細りの垂直断面形
状を有し、開口3の大きさは、底面においてはガイド穴
211bと、上面においてはガイドピン6が挿通されて
いないときのガイドピン貫通孔K3の下部開口と略同径
に設定されている。
【0048】ウィング72,73は、ガイドピン6を嵌
着状態に挟みつけるための半円状凹部を有し、また、一
端側において、リベット74を挿通するためのリベット
挿通孔がそれぞれ穿設されており、他端側においては、
それぞれ、ばね固定ピン72a,73aを介して引張り
コイルばね75が取着されている。また、ウィング7
2,73は互いに略線対称の関係にある形状を有してい
るが、ウィング72においては、リベット74に取り付
けられて使用される際に、ウィング72がウィング73
の上側で回動可能となるように、ウィング72はリベッ
ト74に取り付けられる側において段差が設けられてい
る。
【0049】ウィング72,73が組み合わされて使用
される際、互いに相対向する側の側端面721,731
のガイド穴211bの真上に当たる部位は、それぞれ、
略半円形に打ち抜かれてガイドピン圧接面721a,7
31aを有する凹部が形成され、上記半円の径は、上記
ガイドピン貫通孔K3の上端側端縁において、ガイドピ
ン6の軸部61の径と略同一となっている。また、ガイ
ドピン圧接面721a,731aの垂直断面形状は、下
部から上部に向けて先細りとなっている。すなわち、ガ
イドピン貫通孔K3は、ガイドピン6の入口側から出口
側へ向けて先細りの形状となっている。
【0050】ガイドピン6がガイドピン貫通孔K3に挿
通されていない状態では、引張りコイルばね75のばね
力がウィング72,73に作用して、ウィング72,7
3は、ガイドピン圧接面721a,731aを除く側端
面721,731において互いに接触し、かつ、上記ガ
イドピン貫通孔K3を形成している。また、ガイドピン
6の先端部がガイドピン貫通孔K3に挿入された状態で
は、ガイドピン圧接面721a,731aは、ガイドピ
ン6を圧接しながら互いに離れ、ガイドピン貫通孔K3
は割れてガイドピン3の太さに応じて押し広げられる。
ガイドピン6の先端部の最大径の部位がガイドピン貫通
孔K3を通過すると、引張りコイルばね75のばね力に
よってウィング72,73がガイドピン圧接面721
a,731aにおいて係止テーパ部61aの所定の径の
部位を圧接した状態でガイドピン6の挿入動作が終了す
る。このときガイドピン貫通孔K3の大きさは、ガイド
ピン6がガイドピン貫通孔K3に挿通されていない状態
における大きさよりもやや広げられた大きさとなってい
る。
【0051】リベット74は、ウィング72,73のリ
ベット挿通孔及びテーブル71の長孔71aに挿通さ
れ、ウィング72,73を回動自在に取着している脚部
741と、長孔71aの直下のスペースに収納され、長
孔71aの下面に係止されることによって、リベット7
4の上方への突き抜けを防止する頭部742と、ウィン
グ72,73をテーブル71に取り付けるために、リベ
ットをテーブル71の下面側から挿入した際、ウィング
72のリベット挿入孔から突出した部分の脚部をかしめ
て形成され、リベット74の落下を防止するかしめ部7
43とからなっている。引張りコイルばね75は、線材
がコイル状に成形されてなり、両端はそれぞれ、ばね固
定ピン72a,73aに固着されている。この引張りコ
イルばね75は、両端が引っ張られた状態で使用され、
コイル部分の長さが縮まる方向に復原力が働く。
【0052】次に、図26及び図27を参照して、この
例の動作について説明する。まず、上記構成の部屋ユニ
ット1や軒先側屋根ユニット2を工場生産する際に、上
部フランジ11aに設けられた取付穴11bの位置にて
ガイドピン6を予め締結固定しておくと共に、下部フラ
ンジ211aに設けられたガイド穴211b廻りにワン
タッチ式係止具7を予め取り付けておく(図26
(a))。ここで、ウィング72,73をテーブル71
に取り付けるには、まず、テーブル71の上面にウィン
グ72,73を両リベット挿入孔が重なるように載置
し、リベットをテーブル71の下側から長孔71a及び
両リベット挿入孔に挿入し、リベットの頭部742が長
孔71aの下面に当接したところで、頭部742を抑え
てウィング72側にリベット挿入孔から突出した脚部を
かしめる。そして、このウィング72,73を載せたテ
ーブル71を、下部フランジ211aの上面に、スポッ
ト溶接等により溶着して固定する。
【0053】これらの部屋ユニット1及び軒先側屋根ユ
ニット2は、他の部屋ユニット1や棟側屋根ユニット2
A等と共に、工場で生産された後、建築現場に輸送さ
れ、予め準備した基礎Gの上で組み立てられる(図10
参照)。組立は、まず、部屋ユニット1を基礎Gに据え
付けて相互に連結し、次に、据え付けられた部屋ユニッ
ト1の上部に対応する各種屋根ユニット2,2Aを据え
付け、これら屋根ユニット2,2Aを相互に連結するこ
とで行われる。このとき、軒先側屋根ユニット2を部屋
ユニット1の上部に載置固定するには、軒先側屋根ユニ
ット2をクレーンで持ち上げ、軒先側屋根ユニット2の
下部(軒梁211、妻トラス梁下枠221,221)に
設けられたガイド穴211bを部屋ユニット1の上部
(軒先側の桁屋根梁11、妻屋根梁12,12)に取着
されたガイドピン6に位置合わせした後、軒先側屋根ユ
ニット2を部屋ユニット1の上に降ろす。
【0054】これに伴って、ガイドピン6がガイド穴2
11bに挿入されるが、このとき、ガイドピン貫通孔K
3の軸心が、図26(a)に示すように、例えば、ガイ
ドピン3の軸心から図中左方にずれていても、ガイドピ
ン貫通孔K3の内周面がテーパ状になっているので、ガ
イドピン6の挿入が進むにつれて、リベット64がテー
ブル71の長孔71aに案内されることにより、ウィン
グ72,73は共に右方に移動し、同図(b)に示すよ
うに、両軸心が一致するようになる。そして、ガイドピ
ン6の先端部がガイドピン貫通孔K3の上側端縁に略隙
間なく接した状態に達した後は、このときの挿入荷重に
よって、図27(c)に示すように、挿入荷重の水平成
分が、ウィング72,73に働く引張りコイルばね75
の復原力に打ち勝って、先端部はガイドピン貫通孔K3
を押し広げるようにテーパ状のガイドピン圧接面721
a,731aを押しながらなおも進む。
【0055】そして、ガイドピン6の先端部の最大径の
部位が貫通し、同図(d)に示すように、係止テーパ部
61aの所定の径の部位で止まる。ここで、引張りコイ
ルばね75のばね力によって、係止テーパ部61aはガ
イドピン圧接面721a,731aに圧接され、ウィン
グ72,73が係止テーパ部61aによって係止され
る。このようにして、軒先側屋根ユニット2が部屋ユニ
ット1の上部(軒先側の桁屋根梁11、妻屋根梁12,
12)に自動的に係止固定される。この後、軒先側屋根
ユニット2と棟側屋根ユニット2Aとを、ボルトとナッ
トとで互いに連結することにより、軒先側屋根ユニット
2の据付作業が完結する。
【0056】上記構成のワンタッチジョイントによれ
ば、軒先側屋根ユニット2に作用する鉛直力に対して
は、軒梁211や妻トラス梁下枠221,221に取り
付けられたガイドピン6の係止テーパ部61aによっ
て、桁屋根梁11や妻屋根梁12に取り付けられたウィ
ング72,73が係止されることで抵抗でき、軒先側屋
根ユニット2に作用する水平力、すなわち、横ずれに対
しては、軒梁211や妻トラス梁下枠221,221が
ガイド穴211bに挿通されたガイドピン6に係止され
ることで、抵抗できるので、水平荷重に対しても垂直荷
重に対しても、高い接合強度を得ることができる。
【0057】しかも、軒先側屋根ユニット2を当該軒先
側屋根ユニット2の自重(ガイド穴211bに対するガ
イドピン6の挿入荷重)を利用するだけで、迅速確実に
かつ手軽に部屋ユニット1に固定できるので、固定作業
に手間がかからず、腹ばい作業も解消する。それゆえ、
工期の短縮化が図られる。加えて、吊り荷下の作業につ
きまとう危険も回避できる。
【0058】また、ウィング72,73が取り付けられ
たリベット74は、水平方向に移動可能なように長孔7
1aに挿通されてテーブル71に取付支持されており、
かつ、ガイドピン貫通孔K3の内周面はテーパ状になっ
ているので、ガイドピン6がガイド穴211bに挿入さ
れる際に、ガイドピン貫通孔K3の軸心が、ガイドピン
3の軸心からずれていても、ガイドピン貫通孔K3のテ
ーパ状の内周面に沿ってガイドピン6が挿入されるにつ
れて、ウィング72,73が共に移動し、両軸心が一致
するようになる。また、ガイドピン6には勾配が急激に
変化するように係止テーパ部61aが設けられているの
で、略直角に段差が設けられた場合に生じていた、ガイ
ドピン挿入後の上下方向のがたつきを抑えることができ
る。
【0059】以上、この発明の実施例を図面により詳述
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があってもこの発明に含まれる。例えば、屋根ユニ
ットを接合する場合に、ボルト接合を併用しても良い。
逆に、屋根ユニットの軒梁と部屋ユニットとの接合だけ
で充分な接合強度が得られる場合には、妻トラス梁と部
屋ユニットとの接合を省略しても良い。また、接合対象
となる屋根ユニットは、軒先側屋根ユニットに限らず、
棟側屋根ユニットでも良い。同様に、切妻屋根ユニット
に限らず、寄棟屋根ユニットでも良い。
【0060】また、上述の実施例では、トラス梁を持つ
屋根ユニットを部屋ユニットに固定する場合について述
べたが、トラス梁を持たない屋根パネルを直接部屋ユニ
ットに固定する場合にも、この発明のワンタッチジョイ
ントを用いることが好ましいことは勿論である。また、
上述の実施例では、ガイドピンを部屋ユニットの上部
(軒先側の桁屋根梁11、妻屋根梁12,12)にねじ
止めしたが、ねじ止めに代えて、例えば溶接により固着
するようにしても良い。
【0061】また、上述の第1実施例において用いた、
ウィング42,43を共に長軸ボルト44の廻りに回動
させてガイドピン3を挟み込んで圧接する構成としたワ
ンタッチ式係止具4に替えて、図28に示すように、2
枚のウィング81,82をそれぞれ別々の長軸ボルト8
3,83に回動可能に取り付け、ねじりコイルばね8
4,84のばね力によって両側からガイドピン3を嵌着
状態に挟み込むように構成したワンタッチ式係止具8を
用いても良い。また、上述した第1実施例では、テーブ
ル41を下部フランジ211aの上面に載置するのみと
して、カバー47の内側で摺動自在としたが、テーブル
41を、例えば、スポット溶接等により下部フランジ2
11aの上面に固着するようにしても良い。また、この
場合は、カバー47を省略しても良い。
【0062】また、この第1実施例のワンタッチ式係止
具4においては、引張りコイルばね45はレバー片42
2,433に固定されていたが、例えば、図29に示す
ように、引張りコイルばね94をウィング91,92の
嵌合雌片911,921の先端部に固定するようにした
ワンタッチ式係止具9を用いても良い。また、上述の実
施例では、部屋ユニット1の上部にガイドピン3(6)
を取着し、軒先側屋根ユニット2の下部にワンタッチ式
係止具4(5,7)を取着する場合について述べたが、
これに代えて、部屋ユニット1の上部にワンタッチ式係
止具4(5,7)を取着し、軒先側屋根ユニット1の下
部にガイドピン3(6)を取着するようにしても良い。
また、この発明のワンタッチジョイントは、部屋ユニッ
トと屋根ユニットとの接合に限らず、上階の部屋ユニッ
トと下階の部屋ユニットとの接合にも用いることができ
る。同様に、ユニット間接合やユニット・パネル間接合
に限らず、部材同士の接合にも適用できる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のワンタ
ッチジョイントによれば、上記第1の建築用構造部材と
第2の建築用構造部材とを引き離す力に対しては、第1
の建築用構造部材に取付固定されたガイドピンの係止段
部と、第2の建築用構造部材に取り付けられた一組の嵌
合雌部材とが互いに嵌合係止されることで抵抗でき、上
記第1の建築用構造部材と第2の建築用構造部材とを滑
らせる力、すなわち、横ずれに対しては、第2の建築用
構造部材が、ガイド穴に挿通されたガイドピンに係止さ
れることで、抵抗できるので、水平荷重に対しても垂直
荷重に対しても、高い接合強度を得ることができる。
【0064】しかも、第1の建築用構造部材に取付固定
されたガイドピンを、第2の建築用構造部材に取り付け
られたワンタッチ式係止具に所定の挿入荷重で挿入する
だけで、第1の建築用構造部材と第2の建築用構造部材
とが確実に接合されるので、固定作業が迅速かつ容易と
なる。
【0065】したがって、部屋ユニットの上部(である
第1の建築用構造部材)にガイドピンを取付固定すると
共に、屋根パネル又は屋根ユニットの下部(である第2
の建築用構造部材)にワンタッチ式係止具を取り付ける
構成とすれば、屋根パネル又は屋根ユニットを当該屋根
パネル又は屋根ユニットの自重を利用するだけで、迅速
確実にかつ手軽に部屋ユニットに固定できるので、固定
作業に手間がかからず、腹ばい作業も解消する。それゆ
え、工期の短縮化が図られる。加えて、吊り荷下の作業
につきまとう危険も回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例であるワンタッチジョイ
ントの接合状態を示す垂直断面図である。
【図2】同ワンタッチジョイントの接合状態を示す水平
断面図である。
【図3】同ワンタッチジョイントの接合状態を示す斜視
図である。
【図4】同ワンタッチジョイントの接合前の状態を示す
垂直断面図である。
【図5】同ワンタッチジョイントの接合前の状態を示す
水平断面図である。
【図6】同ワンタッチジョイントの接合前の状態を示す
斜視図である。
【図7】同ワンタッチジョイントが接合されて行く様子
を段階的に示す図である。
【図8】同ワンタッチジョイントが接合されて行く様子
を段階的に示す図である。
【図9】同実施例に係る軒先側屋根ユニットの構成を示
す分解斜視図である。
【図10】同実施例に係るユニット建物の建築現場の情
景を示す斜視図である。
【図11】この発明の第2実施例であるワンタッチジョ
イントの接合状態を示す垂直断面図である。
【図12】同ワンタッチジョイントの接合状態を示す水
平断面図である。
【図13】同ワンタッチジョイントの接合状態を示す斜
視図である。
【図14】同ワンタッチジョイントの接合前の状態を示
す垂直断面図である。
【図15】同ワンタッチジョイントの接合前の状態を示
す水平断面図である。
【図16】同ワンタッチジョイントの接合前の状態を示
す斜視図である。
【図17】同ワンタッチジョイントが接合されて行く様
子を段階的に示す図である。
【図18】同ワンタッチジョイントが接合されて行く様
子を段階的に示す図である。
【図19】この発明の第3実施例であるワンタッチジョ
イントの接合状態を示す垂直断面図である。
【図20】図19のD−D線に沿う垂直断面図である。
【図21】同ワンタッチジョイントの接合状態を示す水
平断面図である。
【図22】同ワンタッチジョイントの接合状態を示す斜
視図である。
【図23】同ワンタッチジョイントの接合前の状態を示
す垂直断面図である。
【図24】同ワンタッチジョイントの接合前の状態を示
す水平断面図である。
【図25】同ワンタッチジョイントの接合前の状態を示
す斜視図である。
【図26】同ワンタッチジョイントが接合されて行く様
子を段階的に示す図である。
【図27】同ワンタッチジョイントが接合されて行く様
子を段階的に示す図である。
【図28】この発明の第1実施例の変形例であるワンタ
ッチジョイントの接合状態を示す斜視図である。
【図29】この発明の第1実施例の別の変形例であるワ
ンタッチジョイントの接合状態を示す水平断面である。
【図30】従来の技術を説明するための斜視図である。
【符号の説明】
1 部屋ユニット 11 軒先側の桁屋根梁(第1の建築用構造部材) 12 妻屋根梁(第1の建築用構造部材) 2 軒先側屋根ユニット(屋根ユニット) 21 屋根パネル 211 軒梁(第2の建築用構造部材) 221 妻トラス梁下枠(第2の建築用構造部材) 211b ガイド穴 3,6 ガイドピン 31,61 軸部(ガイドピンの一部) 31a 係止段部 61a 係止テーパ部(係止段部) 4,5,7,8,9 ワンタッチ式係止具 41,51,71 テーブル(取付部材) 42,43,72,73,82,83,92,93
ウィング(嵌合雌組部材、羽根部材) 44,84 長軸ボルト(軸部材) 45,75,95 引張りコイルばね(ばね部材) 47 カバー(保持部材) 52,53 スライドプレート(嵌合雌組部材、ス
ライド部材) 54 レール(レール部材) 55 圧縮コイルばね(ばね部材) 74 リベット(軸部材) 85 ねじりコイルばね(ばね部材) K1,K2,K3 ガイドピン貫通孔

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の建築用構造部材に取付固定され、
    対応する第2の建築用構造部材に設けられたガイド穴に
    挿通されるガイドピンを、該ガイドピンに対応して前記
    第2の建築用構造部材の前記ガイド穴の部位に取り付け
    られるワンタッチ式係止具に所定の荷重を越える挿入荷
    重で挿入すると、前記ガイドピンと前記ワンタッチ式係
    止具とが係止状態となることで前記第1の建築用構造部
    材と第2の建築用構造部材とを接合するワンタッチジョ
    イントであって、 前記ガイドピンの周面には係止段部が設けられ、 かつ、前記ワンタッチ式係止具は、 互いが組み合わせられて拡開可能なガイドピン貫通孔を
    形成する一組の嵌合雌部材と、 前記ガイドピン貫通孔を前記第2の建築用構造部材の前
    記ガイド穴に重ねる態様で前記一組の嵌合雌部材を取り
    付けるための取付部材と、 前記各嵌合雌部材に対して前記ガイドピン貫通孔の拡開
    を抑える方向にばね力を働かせるばね部材とを備えてな
    り、 前記ガイドピンによって加えられる前記挿入荷重で、前
    記ガイドピン貫通孔が拡開して、前記ガイドピンが前記
    ガイドピン貫通孔に挿通され、前記ガイドピンの係止段
    部が挿通されると、前記ばね部材のばね力により前記ガ
    イドピン貫通孔が収縮することで、前記一組の嵌合雌部
    材と前記ガイドピンの係止段部とが互いに嵌合係止状態
    となることを特徴とするワンタッチジョイント。
  2. 【請求項2】 前記ガイドピンは、直径が先端側で不連
    続的に大となる円環状の前記係止段部を有すると共に、
    該係止段部から先端部に向けて先細りの形状となってい
    ることを特徴とする請求項1記載のワンタッチジョイン
    ト。
  3. 【請求項3】 前記一組の嵌合雌部材は、前記ガイド穴
    の軸心に略平行な単数又は複数の軸部材にそれぞれ回動
    可能に支持された複数の羽根部材からなることを特徴と
    する請求項1又は2記載のワンタッチジョイント。
  4. 【請求項4】 前記軸部材は、前記取付部材に設けられ
    た長穴に挿通され、かつ、該長穴の下面に移動自在に係
    止されることで、当該取付部材に取着されていることを
    特徴とする請求項3記載のワンタッチジョイント。
  5. 【請求項5】 前記取付部材は、前記ガイドピンを挿通
    するための挿通孔を有し、かつ、前記第2の建築用構造
    部材に固着された保持部材によって、前記ガイド穴の廻
    りの面に摺動自在に当接され保持されていることを特徴
    とする請求項1,2又は3記載のワンタッチジョイン
    ト。
  6. 【請求項6】 前記一組の嵌合雌部材は、レール部材に
    沿って直線移動可能な単数又は複数のスライド部材から
    なることを特徴とする請求項1又は2記載のワンタッチ
    ジョイント。
  7. 【請求項7】 前記ガイドピンは、第1の部屋ユニッ
    ト、屋根ユニット、又は屋根パネルに組み込まれた前記
    第1の建築用構造部材に予め取付固定されて使用される
    と共に、前記ワンタッチ式係止具は、対応する第2の部
    屋ユニット、屋根ユニット、又は屋根パネルに組み込ま
    れた前記第2の建築用構造部材に予め取付固定されて使
    用され、 ユニット建物を組み立てる際に、上層側の前記第2,第
    1の部屋ユニット、屋根ユニット、又は屋根パネルを下
    層側の前記第1又は第2の部屋ユニットの上に荷降ろし
    すると、前記ガイドピンと前記ワンタッチ式係止具とが
    互いに係止状態となって、上層側の前記第2,第1の部
    屋ユニット、屋根ユニット、又は屋根パネルと、下層側
    の前記第1又は第2の部屋ユニットとを接合することを
    特徴とする請求項1,2,3,4,5又は6記載のワン
    タッチジョイント。
JP8167309A 1996-06-27 1996-06-27 ワンタッチジョイント Pending JPH109220A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8167309A JPH109220A (ja) 1996-06-27 1996-06-27 ワンタッチジョイント

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8167309A JPH109220A (ja) 1996-06-27 1996-06-27 ワンタッチジョイント

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH109220A true JPH109220A (ja) 1998-01-13

Family

ID=15847365

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8167309A Pending JPH109220A (ja) 1996-06-27 1996-06-27 ワンタッチジョイント

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH109220A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018162796A1 (en) * 2017-03-08 2018-09-13 Vetokatto Oy Method for building a roof

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018162796A1 (en) * 2017-03-08 2018-09-13 Vetokatto Oy Method for building a roof

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0762876A (ja) 建造物の施工方法
JPH09280219A (ja) ワンタッチジョイント
KR100789036B1 (ko) 성형 금속 부재의 상호 연결 조립체
EA037901B1 (ru) Соединитель для соединения двух или более компонентов вместе, комбинация соединителя и двух или более компонентов и способ соединения двух или более компонентов вместе с использованием соединителя
US20210222420A1 (en) Installation and construction method of wall panel
JPH109220A (ja) ワンタッチジョイント
JPH1030616A (ja) ワンタッチジョイント及び該ワンタッチジョイントを用いた建築用構造部材間の接合構造
JPH09296554A (ja) ワンタッチジョイント
AU2004324972A1 (en) Framing members and their inter-connection
JP7658838B2 (ja) 屋根構造体及び屋根の施工方法
WO2022044008A1 (en) A curtain wall construction system and method
JPH1162021A (ja) 梁連結構造及び梁連結金具付き鋼製梁並びに梁連結方法
JP3742369B2 (ja) 梁の接合構造
JPH09217426A (ja) ワンタッチジョイント
JPH07116782B2 (ja) 壁パネルの支持機構
JP3510807B2 (ja) 柱の締結構造及び方法
KR102868530B1 (ko) 자가 체결형 모듈러 체결 시스템
JPH09209456A (ja) ワンタッチジョイント
JP7117439B2 (ja) 建材の連結装置、その連結構造及びその連結方法
JP7377155B2 (ja) I型ジョイスト部材連結具、i型ジョイスト部材連結具を用いたi型ジョイスト部材の連結方法およびi型ジョイスト部材連結具を用いた木造建物
JPH09268660A (ja) 柱頭柱脚梁接合金物及び柱頭柱脚梁接合構造並びにユニット建物
JP2021195766A (ja) 建材の連結具、その連結構造及びその連結方法
JPH09268658A (ja) 柱頭柱脚接合構造及びユニット建物
JPH0978702A (ja) ワンタッチジョイント及びユニット建物の組立方法
JPH0734977Y2 (ja) 壁パネル上部の取り付け金物