JPH09220037A - パチョリ変異植物及び改質パチョリ油の製造法 - Google Patents
パチョリ変異植物及び改質パチョリ油の製造法Info
- Publication number
- JPH09220037A JPH09220037A JP8030455A JP3045596A JPH09220037A JP H09220037 A JPH09220037 A JP H09220037A JP 8030455 A JP8030455 A JP 8030455A JP 3045596 A JP3045596 A JP 3045596A JP H09220037 A JPH09220037 A JP H09220037A
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- JP
- Japan
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- plant
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- Fats And Perfumes (AREA)
- Breeding Of Plants And Reproduction By Means Of Culturing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 パチョリ植物由来のカルス又は細胞を継
代培養して誘発された変異体細胞から個体復元すること
により得られ、パチョリアルコール及びノルパチョレノ
ールの合計含有量が35重量%以上の精油を生産するパ
チョリ変異植物、及びこれを用いた改質パチョリ油の製
法。 【効果】 夾雑臭のない高品質パチョリ油が安定して得
られる。
代培養して誘発された変異体細胞から個体復元すること
により得られ、パチョリアルコール及びノルパチョレノ
ールの合計含有量が35重量%以上の精油を生産するパ
チョリ変異植物、及びこれを用いた改質パチョリ油の製
法。 【効果】 夾雑臭のない高品質パチョリ油が安定して得
られる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は夾雑臭のない優れた
香気を有し、香粧品用賦香成分として有用な改質パチョ
リ油を生産するパチョリ変異植物及びこれを用いた改質
パチョリ油の製造法に関する。
香気を有し、香粧品用賦香成分として有用な改質パチョ
リ油を生産するパチョリ変異植物及びこれを用いた改質
パチョリ油の製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】パチョリ(Pogostemon cablin)はシソ
科の香料植物であり、その茎葉から得られる精油(パチ
ョリ油)はウッディ感、アースィー感といった他に類を
見ない香気を有することから香粧品産業において重要な
植物性精油の1つである。このパチョリ油はセスキテル
ペンを中心とする多成分の混合系であるが、パチョリ様
香気を醸し出す主要成分は、パチョリアルコール及びノ
ルパチョレノールの2種類のセスキテルペンアルコール
である。
科の香料植物であり、その茎葉から得られる精油(パチ
ョリ油)はウッディ感、アースィー感といった他に類を
見ない香気を有することから香粧品産業において重要な
植物性精油の1つである。このパチョリ油はセスキテル
ペンを中心とする多成分の混合系であるが、パチョリ様
香気を醸し出す主要成分は、パチョリアルコール及びノ
ルパチョレノールの2種類のセスキテルペンアルコール
である。
【0003】しかし、天然のパチョリから得られるパチ
ョリ油においては、この2成分はパチョリ油全体の20
〜30重量%しか占めず、セスキテルペンアルコール以
外の主成分であるセスキテルペン炭化水素類は無臭ある
いは夾雑臭に過ぎない。このためパチョリアルコール及
びノルパチョレノールの成分比が高い高品質パチョリ油
を得るべく種々の精製手段が試みられているが、物性が
近似していること、あるいは生産コストの問題から未だ
工業的に採用できる精製法は見出されていない。
ョリ油においては、この2成分はパチョリ油全体の20
〜30重量%しか占めず、セスキテルペンアルコール以
外の主成分であるセスキテルペン炭化水素類は無臭ある
いは夾雑臭に過ぎない。このためパチョリアルコール及
びノルパチョレノールの成分比が高い高品質パチョリ油
を得るべく種々の精製手段が試みられているが、物性が
近似していること、あるいは生産コストの問題から未だ
工業的に採用できる精製法は見出されていない。
【0004】また、かかる高品質のパチョリ油を生産す
る新たなパチョリ植物の作出も考えられるが、パチョリ
植物は不稔であるため、交雑育雑法など従来の育種手法
による品種改良は不可能である。
る新たなパチョリ植物の作出も考えられるが、パチョリ
植物は不稔であるため、交雑育雑法など従来の育種手法
による品種改良は不可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は夾雑臭のない優れた香気を有する高品質パチョリ油を
生産する植物及びこれを用いた高品質パチョリ油の製造
法を提供することにある。
は夾雑臭のない優れた香気を有する高品質パチョリ油を
生産する植物及びこれを用いた高品質パチョリ油の製造
法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは細
胞培養技術を利用して変異体を作出し、パチョリ油成分
の改変を図った結果、パチョリアルコールとノルパチョ
レノールの含量が高く優れた香気を有する精油を生産す
る変異植物の育種に成功し、本発明を完成するに至っ
た。
胞培養技術を利用して変異体を作出し、パチョリ油成分
の改変を図った結果、パチョリアルコールとノルパチョ
レノールの含量が高く優れた香気を有する精油を生産す
る変異植物の育種に成功し、本発明を完成するに至っ
た。
【0007】すなわち本発明は、パチョリ植物由来のカ
ルス又は細胞を継代培養して誘発された変異体細胞から
個体復元することにより得られ、パチョリアルコール及
びノルパチョレノールの合計含有量が35重量%以上の
精油を生産するパチョリ変異植物及びこの変異植物を用
いた改質パチョリ油の製造法を提供するものである。
ルス又は細胞を継代培養して誘発された変異体細胞から
個体復元することにより得られ、パチョリアルコール及
びノルパチョレノールの合計含有量が35重量%以上の
精油を生産するパチョリ変異植物及びこの変異植物を用
いた改質パチョリ油の製造法を提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の変異植物は、パチョリア
ルコール及びノルパチョレノールの合計含有量が35重
量%以上の精油(改質パチョリ油)を生産することを特
徴とし、これ以外の性質は天然のパチョリとほぼ同一で
あるか、葉先が巻く、葉の形状が丸みをおびるなどの若
干の形態的変化を生じている場合もある。かかる本発明
変異植物は、天然パチョリ植物由来のカルス又は細胞を
継代培養して誘発された変異体細胞から個体復元するこ
とにより得られる。
ルコール及びノルパチョレノールの合計含有量が35重
量%以上の精油(改質パチョリ油)を生産することを特
徴とし、これ以外の性質は天然のパチョリとほぼ同一で
あるか、葉先が巻く、葉の形状が丸みをおびるなどの若
干の形態的変化を生じている場合もある。かかる本発明
変異植物は、天然パチョリ植物由来のカルス又は細胞を
継代培養して誘発された変異体細胞から個体復元するこ
とにより得られる。
【0009】より詳しくは、天然パチョリ植物のカルス
又は培養細胞を、植物ホルモンの存在下で長期間継代培
養することにより体細胞変異を誘発せしめ、得られた培
養変異物から逐次植物を個体復元し、充分な大きさに生
育させることにより得られる。
又は培養細胞を、植物ホルモンの存在下で長期間継代培
養することにより体細胞変異を誘発せしめ、得られた培
養変異物から逐次植物を個体復元し、充分な大きさに生
育させることにより得られる。
【0010】上記方法を更に詳細に説明すれば、まず、
パチョリ植物の葉片や茎等の外植片をカルス誘導培地に
置床する。カルス誘導培地としては、基本培地に糖類、
生長調節物質、pH安定化剤、ゲル化剤等を添加したもの
が挙げられる。使用する基本培地としては植物の組織培
養において通常使用されるものなら適用可能であり、例
えば、MS、LS、B5、White等の培地を使用するこ
とができる。基本培地として特に好ましいのはLS培地
である。また培地に添加する糖類としては、例えばショ
糖、ブドウ糖などが挙げられ、その濃度は0.1〜10
重量%、特に0.5〜5重量%が好ましい。また生長調
節物質として各種植物ホルモンを添加するのが好まし
い。使用可能な植物ホルモンとしては、オーキシン類、
サイトカイニン類が用いられる。オーキシン類として
2,4−ジクロロフェノキシ酢酸(以下、2,4−Dと
略す)、1−ナフタレン酢酸(以下、NAAと略す)、
インドール−3−酢酸(以下、IAAと略す)、インド
ール−3−酪酸(以下、IBAと略す)等が挙げられ、
またサイトカイニン類として、例えば6−ベンジルアデ
ニン(以下、BAと略す)、カイネチン(以下、KIN
と略す)、ゼアチン(以下、ZEAと略す)等が挙げら
れる。これらの植物ホルモンは、通常1種類以上添加さ
れるが、オーキシン類の濃度は0.01〜40ppm 、特
に0.02〜10ppm が好ましく、サイトカイニン類は
0.01〜20ppm 、特に0.02〜10ppm が好まし
い。また培地のpHは4.0〜7.0、特に5.5〜6.
0が好ましい。pH安定化剤として2−(N−モルホリ
ノ)エタンスルホン酸(以下、MESと略す)等を0〜
1重量%適宜添加してもよい。これらに、ゲル化剤とし
て寒天やアガロース、ゲルライト等を添加した個体培地
を用いるのが好ましい。パチョリ外植片をこのDNA倍
加誘発培地に置床し、例えば0〜500ルクスの弱光又
は暗黒下、20〜30℃の温度条件下において無菌的に
培養するとカルスが得られる。
パチョリ植物の葉片や茎等の外植片をカルス誘導培地に
置床する。カルス誘導培地としては、基本培地に糖類、
生長調節物質、pH安定化剤、ゲル化剤等を添加したもの
が挙げられる。使用する基本培地としては植物の組織培
養において通常使用されるものなら適用可能であり、例
えば、MS、LS、B5、White等の培地を使用するこ
とができる。基本培地として特に好ましいのはLS培地
である。また培地に添加する糖類としては、例えばショ
糖、ブドウ糖などが挙げられ、その濃度は0.1〜10
重量%、特に0.5〜5重量%が好ましい。また生長調
節物質として各種植物ホルモンを添加するのが好まし
い。使用可能な植物ホルモンとしては、オーキシン類、
サイトカイニン類が用いられる。オーキシン類として
2,4−ジクロロフェノキシ酢酸(以下、2,4−Dと
略す)、1−ナフタレン酢酸(以下、NAAと略す)、
インドール−3−酢酸(以下、IAAと略す)、インド
ール−3−酪酸(以下、IBAと略す)等が挙げられ、
またサイトカイニン類として、例えば6−ベンジルアデ
ニン(以下、BAと略す)、カイネチン(以下、KIN
と略す)、ゼアチン(以下、ZEAと略す)等が挙げら
れる。これらの植物ホルモンは、通常1種類以上添加さ
れるが、オーキシン類の濃度は0.01〜40ppm 、特
に0.02〜10ppm が好ましく、サイトカイニン類は
0.01〜20ppm 、特に0.02〜10ppm が好まし
い。また培地のpHは4.0〜7.0、特に5.5〜6.
0が好ましい。pH安定化剤として2−(N−モルホリ
ノ)エタンスルホン酸(以下、MESと略す)等を0〜
1重量%適宜添加してもよい。これらに、ゲル化剤とし
て寒天やアガロース、ゲルライト等を添加した個体培地
を用いるのが好ましい。パチョリ外植片をこのDNA倍
加誘発培地に置床し、例えば0〜500ルクスの弱光又
は暗黒下、20〜30℃の温度条件下において無菌的に
培養するとカルスが得られる。
【0011】またカルスを液体培地に移植し、振とう培
養することにより遊離した細胞や小細胞塊を含む培養細
胞が得られるが、本発明においてはカルスを用いるのが
好ましい。
養することにより遊離した細胞や小細胞塊を含む培養細
胞が得られるが、本発明においてはカルスを用いるのが
好ましい。
【0012】上記の如くして得られたカルスは、更に前
述の培地を用いて、繰り返し継代培養することにより体
細胞変異が誘発される。培地には、変異頻度を積極的に
高めるため、メチルエタンスルホン酸等の変異誘発剤を
添加することもできる。また一次的に植物ホルモン濃度
の高い培地(例えば2,4−Dを100〜400ppm又
はNAAを40〜80ppm )で培養しても変異頻度が高
まる。変異誘導のための継代培養は、3回以上行うのが
好ましい。培養条件は例えば0〜500Luxの弱光又
は暗黒下、20〜30℃で行うのが好ましい。
述の培地を用いて、繰り返し継代培養することにより体
細胞変異が誘発される。培地には、変異頻度を積極的に
高めるため、メチルエタンスルホン酸等の変異誘発剤を
添加することもできる。また一次的に植物ホルモン濃度
の高い培地(例えば2,4−Dを100〜400ppm又
はNAAを40〜80ppm )で培養しても変異頻度が高
まる。変異誘導のための継代培養は、3回以上行うのが
好ましい。培養条件は例えば0〜500Luxの弱光又
は暗黒下、20〜30℃で行うのが好ましい。
【0013】得られた変異体細胞から植物個体への復元
は、例えばオーキシン濃度を低減あるいはホルモンフリ
ーの培地に移植することにより茎葉や根の分化を生じさ
せる。
は、例えばオーキシン濃度を低減あるいはホルモンフリ
ーの培地に移植することにより茎葉や根の分化を生じさ
せる。
【0014】かかる植物個体への復元過程のうち、個体
再生力を失ったものは再分化の過程で淘汰される。
再生力を失ったものは再分化の過程で淘汰される。
【0015】このようにして復元された植物個体は、更
に試験管外でのポット試験により、生育性の低いものや
環境適応力のない株は淘汰される。このポット試験は、
例えば20〜30℃、湿度60%以上に保たれたファイ
トトロンやガラス室内で行い、バーミキュライト等に植
える。湿度を低下させる等の操作を行った後も生存した
株を選択する。
に試験管外でのポット試験により、生育性の低いものや
環境適応力のない株は淘汰される。このポット試験は、
例えば20〜30℃、湿度60%以上に保たれたファイ
トトロンやガラス室内で行い、バーミキュライト等に植
える。湿度を低下させる等の操作を行った後も生存した
株を選択する。
【0016】更に、これら環境適応力のあるパチョリ変
異植物を野外において、さし木等の手段により生育せし
め、精油組成をガスクロマトグラフィーなどにより調
べ、最適な株を選択するのが望ましい。
異植物を野外において、さし木等の手段により生育せし
め、精油組成をガスクロマトグラフィーなどにより調
べ、最適な株を選択するのが望ましい。
【0017】かくして得られたパチョリ変異植物から改
質パチョリ油を製造するには、例えば収穫した茎葉を乾
燥し、常法により水蒸気蒸留すればよい。本発明のパチ
ョリ変異植物より抽出される改質パチョリ油は、パチョ
リアルコール及びノルパチョレノールの合計含有量が3
5重量%以上をしめることから夾雑臭の少ない優れた強
い香気を有する。また、これら2成分の含有量が高くな
っているのに比べ、主要な夾雑成分であるδ−グアイエ
ンの含有量が3重量%以下あるいは検出できない点に特
徴がある。
質パチョリ油を製造するには、例えば収穫した茎葉を乾
燥し、常法により水蒸気蒸留すればよい。本発明のパチ
ョリ変異植物より抽出される改質パチョリ油は、パチョ
リアルコール及びノルパチョレノールの合計含有量が3
5重量%以上をしめることから夾雑臭の少ない優れた強
い香気を有する。また、これら2成分の含有量が高くな
っているのに比べ、主要な夾雑成分であるδ−グアイエ
ンの含有量が3重量%以下あるいは検出できない点に特
徴がある。
【0018】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明
するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもので
はない。
するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもので
はない。
【0019】実施例1 (1)カルス培養Pogostemon calbin cultive
r I(Sugimura et al,Flavou
r and Fragrance Journal
5:109−114(1990))の葉片を、2%次亜
塩素酸ナトリウム溶液中で10分間殺菌処理し、滅菌水
で洗浄した。これら葉片をLS基本培地に糖類としてシ
ョ糖1%、植物ホルモンとして2,4−D 2ppm ゲル
化剤としてゲルライト0.18%、pHをオートクレーブ
前に6に調整した固体培地に置床した。暗黒下、26℃
で静置すると3日後〜2週間で多数のカルスが誘導され
た。
r I(Sugimura et al,Flavou
r and Fragrance Journal
5:109−114(1990))の葉片を、2%次亜
塩素酸ナトリウム溶液中で10分間殺菌処理し、滅菌水
で洗浄した。これら葉片をLS基本培地に糖類としてシ
ョ糖1%、植物ホルモンとして2,4−D 2ppm ゲル
化剤としてゲルライト0.18%、pHをオートクレーブ
前に6に調整した固体培地に置床した。暗黒下、26℃
で静置すると3日後〜2週間で多数のカルスが誘導され
た。
【0020】(2)カルスの継代培養 得られたカルスを更に前述の培地において3週間毎に5
回継代培養を行った。
回継代培養を行った。
【0021】(3)植物個体の復元 繰り返し継代培養したカルスを、上記培地に代えて、シ
ョ糖1%、植物ホルモンとしてNAA0.2ppm 、BA
0.2ppm 、ゲル化剤としてゲルライト0.2%を含み
オートクレーブ前にpHを6とした培地に移し、3000
ルクス、26℃の条件で2〜8日培養すると多数の不定
芽が分化した。これら苗条が2〜4cmにまで生育したも
のを刈りとり、培地として植物ホルモンを含まないLS
培地に挿し木した。3000ルクス光照明下、26℃で
培養すると3〜14日で次々と発根が観察され完全な植
物体に再生された。更に試験管内で培養し、草丈が10
cm程度になるまで培養した。
ョ糖1%、植物ホルモンとしてNAA0.2ppm 、BA
0.2ppm 、ゲル化剤としてゲルライト0.2%を含み
オートクレーブ前にpHを6とした培地に移し、3000
ルクス、26℃の条件で2〜8日培養すると多数の不定
芽が分化した。これら苗条が2〜4cmにまで生育したも
のを刈りとり、培地として植物ホルモンを含まないLS
培地に挿し木した。3000ルクス光照明下、26℃で
培養すると3〜14日で次々と発根が観察され完全な植
物体に再生された。更に試験管内で培養し、草丈が10
cm程度になるまで培養した。
【0022】(4)変異植物の選抜 試験管内で十分に生育した植物体を根ごと、バーミキュ
ライトの入ったポット中に移植し、ファイトトロン内で
馴化培養した(3000ルクス、27℃、湿度70
%)。馴化が終了した時点で湿度を40%に低下させ、
生存した株に関して、野外の圃場にて生育させた。
ライトの入ったポット中に移植し、ファイトトロン内で
馴化培養した(3000ルクス、27℃、湿度70
%)。馴化が終了した時点で湿度を40%に低下させ、
生存した株に関して、野外の圃場にて生育させた。
【0023】得られたパチョリ変異植物の茎葉を採取
し、乾燥した後水蒸気蒸留(常圧下、乾燥茎葉に対し5
0%の水蒸気を通過)により得られた上層を精油画分と
した。得られた精油をガスクロマトグラフィーにより分
析した。その結果を表2に示す。なお、ガスクロマトグ
ラフィー条件は以下に示す通りである。
し、乾燥した後水蒸気蒸留(常圧下、乾燥茎葉に対し5
0%の水蒸気を通過)により得られた上層を精油画分と
した。得られた精油をガスクロマトグラフィーにより分
析した。その結果を表2に示す。なお、ガスクロマトグ
ラフィー条件は以下に示す通りである。
【0024】
【表1】
【0025】
【表2】
【0026】また、本発明変異株から得られたパチョリ
油の香気を専門パネラーにより評価したところ、ウッデ
ィ、アースィー及びハーバルな香気を有し、従来のパチ
ョリ油に比べて青臭さが少なく、香気の強いものであっ
た。
油の香気を専門パネラーにより評価したところ、ウッデ
ィ、アースィー及びハーバルな香気を有し、従来のパチ
ョリ油に比べて青臭さが少なく、香気の強いものであっ
た。
【0027】また、挿し木3ケ月後における本発明変異
株の生育性を検討したところ、表3の如く通常品種と同
様であった。
株の生育性を検討したところ、表3の如く通常品種と同
様であった。
【0028】
【表3】
【0029】
【発明の効果】本発明により、青臭さなどの夾雑臭のな
い優れた強い香気を有するパチョリ油が安定して、製造
できるようになった。
い優れた強い香気を有するパチョリ油が安定して、製造
できるようになった。
Claims (3)
- 【請求項1】 パチョリ植物由来のカルス又は細胞を継
代培養して誘発された変異体細胞から個体復元すること
により得られ、パチョリアルコール及びノルパチョレノ
ールの合計含有量が35重量%以上の精油を生産するパ
チョリ変異植物。 - 【請求項2】 精油中のδ−グアイエン含有量が3重量
%以下である請求項1記載のパチョリ変異植物。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載のパチョリ変異植物
から抽出することを特徴とする、パチョリアルコール及
びノルパチョレノールの合計含有量が35重量%以上で
ある改質パチョリ油の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8030455A JPH09220037A (ja) | 1996-02-19 | 1996-02-19 | パチョリ変異植物及び改質パチョリ油の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8030455A JPH09220037A (ja) | 1996-02-19 | 1996-02-19 | パチョリ変異植物及び改質パチョリ油の製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09220037A true JPH09220037A (ja) | 1997-08-26 |
Family
ID=12304388
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8030455A Pending JPH09220037A (ja) | 1996-02-19 | 1996-02-19 | パチョリ変異植物及び改質パチョリ油の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09220037A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013231005A (ja) * | 2012-04-27 | 2013-11-14 | Takasago Internatl Corp | 6a,7,7−トリメチルデカヒドロ−1,4−メタノシクロプロパ[de]ナフタレン−1−オール |
| CN116195443A (zh) * | 2023-03-17 | 2023-06-02 | 中山大学附属第一医院 | 提高广藿香中百秋李醇含量的方法 |
-
1996
- 1996-02-19 JP JP8030455A patent/JPH09220037A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013231005A (ja) * | 2012-04-27 | 2013-11-14 | Takasago Internatl Corp | 6a,7,7−トリメチルデカヒドロ−1,4−メタノシクロプロパ[de]ナフタレン−1−オール |
| CN116195443A (zh) * | 2023-03-17 | 2023-06-02 | 中山大学附属第一医院 | 提高广藿香中百秋李醇含量的方法 |
| CN116195443B (zh) * | 2023-03-17 | 2023-09-26 | 中山大学附属第一医院 | 提高广藿香中百秋李醇含量的方法 |
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