JPH09228153A - 詰め物用短繊維 - Google Patents
詰め物用短繊維Info
- Publication number
- JPH09228153A JPH09228153A JP3235696A JP3235696A JPH09228153A JP H09228153 A JPH09228153 A JP H09228153A JP 3235696 A JP3235696 A JP 3235696A JP 3235696 A JP3235696 A JP 3235696A JP H09228153 A JPH09228153 A JP H09228153A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fiber
- polyester
- composite
- crimp
- filling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
- Artificial Filaments (AREA)
- Multicomponent Fibers (AREA)
- Nonwoven Fabrics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 嵩高性や軽量性などのポリエステ系繊維の優
れた特性を具備しながら、吸湿性による快適な使用感を
可能にする詰め物用短繊維および詰め物を提供する。 【解決手段】 親水性化合物(A)を共重合するととも
に、極性基含有化合物(B)および架橋剤(C)の少な
くとも一方を含有した共重合ポリエステルを複合または
ブレンドしたポリエステ系繊維である。該ポリエステ系
繊維の30℃×90%RHの雰囲気中に24時間放置後
の吸湿率が2%以上である。
れた特性を具備しながら、吸湿性による快適な使用感を
可能にする詰め物用短繊維および詰め物を提供する。 【解決手段】 親水性化合物(A)を共重合するととも
に、極性基含有化合物(B)および架橋剤(C)の少な
くとも一方を含有した共重合ポリエステルを複合または
ブレンドしたポリエステ系繊維である。該ポリエステ系
繊維の30℃×90%RHの雰囲気中に24時間放置後
の吸湿率が2%以上である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、掛け布団、敷き布
団、肌掛け布団、座布団などの布団類、枕、背当てクッ
ション等の詰め用短繊維に関し、さらに詳しくはポリエ
ステ系繊維からなるものでありながら吸湿性を有し、こ
れら用途商品の使用快適性を向上させる詰め物用短繊維
に関するものである。
団、肌掛け布団、座布団などの布団類、枕、背当てクッ
ション等の詰め用短繊維に関し、さらに詳しくはポリエ
ステ系繊維からなるものでありながら吸湿性を有し、こ
れら用途商品の使用快適性を向上させる詰め物用短繊維
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ポリエステル系合成繊維からなる
詰め綿は、優れた嵩高性と軽量性とを有することにより
優れた保温性を発揮するため、上記布団類、枕、クッシ
ョン類の用途商品に多く使用されている。通常、このポ
リエステル系合成繊維の詰め綿は複合紡糸や非対称冷却
などにより3次元巻縮を発現させており、さらには繊維
を中空断面などに異形化したり、繊度、繊維長あるいは
油剤を適正化したりして嵩高性や風合いを改良するなど
の試みがされている。
詰め綿は、優れた嵩高性と軽量性とを有することにより
優れた保温性を発揮するため、上記布団類、枕、クッシ
ョン類の用途商品に多く使用されている。通常、このポ
リエステル系合成繊維の詰め綿は複合紡糸や非対称冷却
などにより3次元巻縮を発現させており、さらには繊維
を中空断面などに異形化したり、繊度、繊維長あるいは
油剤を適正化したりして嵩高性や風合いを改良するなど
の試みがされている。
【0003】しかしながら、これらポリエステル系合成
繊維の詰め綿は、上記のように嵩高性や風合いについて
は天然繊維の詰め綿に比べて優れた点を有しているもの
の、吸湿性がないため蒸れやすく、そのため冬用あるい
は合物用の詰め綿として使用され、夏用としてはほとん
ど使用されていないのが現状である。
繊維の詰め綿は、上記のように嵩高性や風合いについて
は天然繊維の詰め綿に比べて優れた点を有しているもの
の、吸湿性がないため蒸れやすく、そのため冬用あるい
は合物用の詰め綿として使用され、夏用としてはほとん
ど使用されていないのが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、嵩高
性や軽量性などのポリエステ系繊維の優れた特性を具備
しながら、吸湿性による快適な使用感を可能にする詰め
物用短繊維を提供することにある。
性や軽量性などのポリエステ系繊維の優れた特性を具備
しながら、吸湿性による快適な使用感を可能にする詰め
物用短繊維を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の詰め物用短繊維は、親水性化合物(A)を共重合す
るとともに、極性基含有化合物(B)および架橋剤
(C)の少なくとも一方を含有した共重合ポリエステル
を複合またはブレンドしたポリエステ系繊維であって、
該ポリエステ系繊維の30℃×90%RHの雰囲気中に
24時間放置後の吸湿率が2%以上であることを特徴と
するものである。
明の詰め物用短繊維は、親水性化合物(A)を共重合す
るとともに、極性基含有化合物(B)および架橋剤
(C)の少なくとも一方を含有した共重合ポリエステル
を複合またはブレンドしたポリエステ系繊維であって、
該ポリエステ系繊維の30℃×90%RHの雰囲気中に
24時間放置後の吸湿率が2%以上であることを特徴と
するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の詰め物用短繊維は、吸湿
性を有する共重合ポリエステルをベースとして構成さ
れ、その共重合ポリエステルを繊維形成性重合体と複合
させた複合繊維または繊維形成性重合体にブレンドさせ
たブレンド繊維の形態にして使用されている。
性を有する共重合ポリエステルをベースとして構成さ
れ、その共重合ポリエステルを繊維形成性重合体と複合
させた複合繊維または繊維形成性重合体にブレンドさせ
たブレンド繊維の形態にして使用されている。
【0007】本発明に使用される共重合ポリエステル
は、それを構成する酸成分としては、テレフタル酸、イ
ソフタル酸、ナフタレン−2,6−ジカルボン酸等の芳
香族ジカルボン酸、アジピン酸、セバシン酸等の脂肪族
ジカルボン酸等を挙げることができる。特に好ましいの
はテレフタル酸である。また、グリコール成分として
は、エチレングリコール、プロピレングリコール、テト
ラメチレングリコール、ジエチレングリコール、ネオペ
ンチルグリコール等を挙げることができる。特に好まし
いのはエチレングリコールである。
は、それを構成する酸成分としては、テレフタル酸、イ
ソフタル酸、ナフタレン−2,6−ジカルボン酸等の芳
香族ジカルボン酸、アジピン酸、セバシン酸等の脂肪族
ジカルボン酸等を挙げることができる。特に好ましいの
はテレフタル酸である。また、グリコール成分として
は、エチレングリコール、プロピレングリコール、テト
ラメチレングリコール、ジエチレングリコール、ネオペ
ンチルグリコール等を挙げることができる。特に好まし
いのはエチレングリコールである。
【0008】ポリエステルに共重合させる親水性化合物
(A)は、吸湿性を付与するための必須成分であり、ま
た極性基含有化合物(B)および/または架橋剤(C)
は、その吸湿性はさらに向上させる補助成分として、ま
た繊維物性を安定させる成分として含有させるものであ
る。共重合ポリエステル中の親水性化合物(A)の共重
合量は、吸湿性および製糸性の観点から40〜99重量
%が好ましい。さらに好ましくは50〜95重量%、特
に好ましくは55〜90重量%である。
(A)は、吸湿性を付与するための必須成分であり、ま
た極性基含有化合物(B)および/または架橋剤(C)
は、その吸湿性はさらに向上させる補助成分として、ま
た繊維物性を安定させる成分として含有させるものであ
る。共重合ポリエステル中の親水性化合物(A)の共重
合量は、吸湿性および製糸性の観点から40〜99重量
%が好ましい。さらに好ましくは50〜95重量%、特
に好ましくは55〜90重量%である。
【0009】さらに親水性化合物(A)の分子量は、ポ
リエステルとの相溶性およびポリエステル中の分散性の
点で600〜20000が好ましく、さらに好ましくは
1000〜10000、特に好ましくは2000〜60
00である。本発明に使用する親水性化合物(A)とし
ては、エステル形成性基を1個以上含有する化合物であ
れば特に限定はしない。代表的な化合物として、ポリオ
キシアルキレン化合物、ポリオキサゾリン類、ポリアク
リルアミドとその誘導体、ポリスルホエチルメタクリレ
ート、ポリ(メタ)アクリル酸およびその塩、ポリヒド
ロキシエチル(メタ)アクリレート、ポリビニルアルコ
ール、およびポリビニルピロリドンなどがあげられる。
その中でもポリオキシアルキレン化合物が好ましい。
リエステルとの相溶性およびポリエステル中の分散性の
点で600〜20000が好ましく、さらに好ましくは
1000〜10000、特に好ましくは2000〜60
00である。本発明に使用する親水性化合物(A)とし
ては、エステル形成性基を1個以上含有する化合物であ
れば特に限定はしない。代表的な化合物として、ポリオ
キシアルキレン化合物、ポリオキサゾリン類、ポリアク
リルアミドとその誘導体、ポリスルホエチルメタクリレ
ート、ポリ(メタ)アクリル酸およびその塩、ポリヒド
ロキシエチル(メタ)アクリレート、ポリビニルアルコ
ール、およびポリビニルピロリドンなどがあげられる。
その中でもポリオキシアルキレン化合物が好ましい。
【0010】ポリオキシアルキレン化合物としては、ポ
リオキシエチレン化合物、ポリオキシプロピレン化合
物、ポリオキシテトラメチレン化合物等があり、その中
でもポリオキシエチレン化合物が好ましく、特にポリエ
チレングリコールが好ましい。ポリエチレングリコール
の中でも結晶化抑制因子成分を含むポリエチレングリコ
ールが特に好ましい。
リオキシエチレン化合物、ポリオキシプロピレン化合
物、ポリオキシテトラメチレン化合物等があり、その中
でもポリオキシエチレン化合物が好ましく、特にポリエ
チレングリコールが好ましい。ポリエチレングリコール
の中でも結晶化抑制因子成分を含むポリエチレングリコ
ールが特に好ましい。
【0011】ここで、結晶化抑制因子成分とは、分子鎖
中あるいは末端に存在し、ポリエチレングリコールの繰
り返し単位の対称性を乱すような有機残基をいう。結晶
化抑制とは、示差走査熱分析(DSC、昇温条件16℃
/分)によって求めた融点が同じ分子量のポリエチレン
グリコールの融点より低くなることをいう。具体的な化
合物としては、下記一般式(I)
中あるいは末端に存在し、ポリエチレングリコールの繰
り返し単位の対称性を乱すような有機残基をいう。結晶
化抑制とは、示差走査熱分析(DSC、昇温条件16℃
/分)によって求めた融点が同じ分子量のポリエチレン
グリコールの融点より低くなることをいう。具体的な化
合物としては、下記一般式(I)
【0012】
【化1】
【0013】(ただし、式中Xは−CR5R6 −(R5
およびR6 は水素またはアルキル基を示す)、−SO2
−、−O−、−S−、−C(O)−等であり、10≦n
+m≦450の整数を示す。)で表されるポリエチレン
グリコールの誘導体を挙げることができ、ビスフェノー
ルAやビスフェノールS等にエチレンオキサイド(E
O)を付加させた化合物が特に好ましい。
およびR6 は水素またはアルキル基を示す)、−SO2
−、−O−、−S−、−C(O)−等であり、10≦n
+m≦450の整数を示す。)で表されるポリエチレン
グリコールの誘導体を挙げることができ、ビスフェノー
ルAやビスフェノールS等にエチレンオキサイド(E
O)を付加させた化合物が特に好ましい。
【0014】これらの化合物は大部分がポリエステル中
に共重合されている必要があるが、一部についてはポリ
マ中に分散した状態で存在していてもよい。また、共重
合ポリエステル中に含有させる極性基含有化合物(B)
としては特に限定はしないが、下記一般式(II) Yi −R1 −Xn (II) (ただし、式中R1 は有機残基、Xはエステル形成性基
でありnは1以上の正数、Yi はアミノ基、スルホン酸
基、カルボキシル基、水酸基、アミド基、およびホスホ
ン酸基等の誘導体の中から選ばれる1つ以上の極性基を
示す(i≧1の整数)。)で表される極性基を有する化
合物が好ましい。ここで含有とは、ポリエステル中に分
散または共重合した状態をいうが、特に共重合している
ことが好ましい。
に共重合されている必要があるが、一部についてはポリ
マ中に分散した状態で存在していてもよい。また、共重
合ポリエステル中に含有させる極性基含有化合物(B)
としては特に限定はしないが、下記一般式(II) Yi −R1 −Xn (II) (ただし、式中R1 は有機残基、Xはエステル形成性基
でありnは1以上の正数、Yi はアミノ基、スルホン酸
基、カルボキシル基、水酸基、アミド基、およびホスホ
ン酸基等の誘導体の中から選ばれる1つ以上の極性基を
示す(i≧1の整数)。)で表される極性基を有する化
合物が好ましい。ここで含有とは、ポリエステル中に分
散または共重合した状態をいうが、特に共重合している
ことが好ましい。
【0015】化合物としては、特にスルホン酸塩基を有
する化合物が好ましい。極性基含有化合物を含有させる
ことでポリマの吸湿性がさらに高まるばかりか、ポリマ
中に水素結合やイオン性相互作用が生じ、繊維とした場
合に経時的な物性の変化が生じ難いという効果も持つ。
共重合ポリエステル中の極性基含有化合物(B)の含有
量は、全ポリマを構成する酸成分に対して0〜50モル
%が好ましい。さらに好ましくは2〜30モル%であ
り、特に好ましくは2〜15モル%である。このような
範囲の含有量とすることにより糸切れしにくく、また繊
度強度が高くなり、かつ経時的な伸度変化が生じにくく
なる。
する化合物が好ましい。極性基含有化合物を含有させる
ことでポリマの吸湿性がさらに高まるばかりか、ポリマ
中に水素結合やイオン性相互作用が生じ、繊維とした場
合に経時的な物性の変化が生じ難いという効果も持つ。
共重合ポリエステル中の極性基含有化合物(B)の含有
量は、全ポリマを構成する酸成分に対して0〜50モル
%が好ましい。さらに好ましくは2〜30モル%であ
り、特に好ましくは2〜15モル%である。このような
範囲の含有量とすることにより糸切れしにくく、また繊
度強度が高くなり、かつ経時的な伸度変化が生じにくく
なる。
【0016】また、共重合ポリエステル中に含有させる
架橋剤としては、該共重合ポリエステルと反応し、架橋
構造を形成する化合物であれば特に限定はしないが、一
般には下記一般式(III) (R3O)nR2 (COOR4)m (III) (ただし、式中R2 は3〜6の有機残基、R3 は水素あ
るいはアセチル基、R4は水素あるいはアルキル基、3
≦m+n≦6を示す。)で表される多官能化合物を用い
ることが好ましい。ここで含有とは、ポリエステル中に
分散することも含むが、共重合により架橋構造をとるこ
とが好ましい。
架橋剤としては、該共重合ポリエステルと反応し、架橋
構造を形成する化合物であれば特に限定はしないが、一
般には下記一般式(III) (R3O)nR2 (COOR4)m (III) (ただし、式中R2 は3〜6の有機残基、R3 は水素あ
るいはアセチル基、R4は水素あるいはアルキル基、3
≦m+n≦6を示す。)で表される多官能化合物を用い
ることが好ましい。ここで含有とは、ポリエステル中に
分散することも含むが、共重合により架橋構造をとるこ
とが好ましい。
【0017】化合物としては、トリメリット酸、ピロメ
リット酸等の多官能カルボン酸、グリセリン、トリメチ
ロールプロパン、ペンタエリスリトールのごときポリオ
ールが好ましいが、特に好ましいのはトリメリット酸で
ある。架橋剤(C)を含有させることでポリマの吸湿性
がさらに高まるばかりか、ポリマ中に架橋構造が形成
し、繊維とした場合に経時的な物性の変化が生じにくい
という効果も持つ。
リット酸等の多官能カルボン酸、グリセリン、トリメチ
ロールプロパン、ペンタエリスリトールのごときポリオ
ールが好ましいが、特に好ましいのはトリメリット酸で
ある。架橋剤(C)を含有させることでポリマの吸湿性
がさらに高まるばかりか、ポリマ中に架橋構造が形成
し、繊維とした場合に経時的な物性の変化が生じにくい
という効果も持つ。
【0018】共重合ポリエステル中の架橋剤の割合は、
全ポリマを構成する酸成分に対して0〜30モル%が好
ましく、さらに好ましくは1〜15モル%、特に好まし
くは2〜10モル%である。該範囲とすることにより、
吸湿性を高く保持し、製糸性が良好となり、強度等の繊
維物性が向上するので好ましい。また、本発明におい
て、極性基含有化合物(B)と架橋剤(C)の少なくと
もいずれか一方は共重合ポリエステル中に含有されてい
なくてはならない。極性基含有化合物(B)および架橋
剤(C)の両者を含むことは特に好ましい。
全ポリマを構成する酸成分に対して0〜30モル%が好
ましく、さらに好ましくは1〜15モル%、特に好まし
くは2〜10モル%である。該範囲とすることにより、
吸湿性を高く保持し、製糸性が良好となり、強度等の繊
維物性が向上するので好ましい。また、本発明におい
て、極性基含有化合物(B)と架橋剤(C)の少なくと
もいずれか一方は共重合ポリエステル中に含有されてい
なくてはならない。極性基含有化合物(B)および架橋
剤(C)の両者を含むことは特に好ましい。
【0019】また、共重合ポリエステル中には、本発明
の目的を損なわない範囲で酸化チタン、カーボンブラッ
ク等の顔料、アルキルベンゼンスルホン酸塩等の界面活
性剤、従来公知の抗酸化剤、着色防止剤、耐光剤、帯電
防止剤等が添加されても勿論よい。本発明において、共
重合ポリエステルと併用して複合繊維またはブレンド繊
維にするための繊維形成性重合体としては、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ナイロン6、
ナイロン66等のポリアミド、ポリエチレンテレフタレ
ート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステルが
挙げられるが、これらに限定されるものではない。好ま
しくは最も汎用性の高いポリエチレンテレフタレートを
主体とするポリエステルを使用するのがよい。
の目的を損なわない範囲で酸化チタン、カーボンブラッ
ク等の顔料、アルキルベンゼンスルホン酸塩等の界面活
性剤、従来公知の抗酸化剤、着色防止剤、耐光剤、帯電
防止剤等が添加されても勿論よい。本発明において、共
重合ポリエステルと併用して複合繊維またはブレンド繊
維にするための繊維形成性重合体としては、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ナイロン6、
ナイロン66等のポリアミド、ポリエチレンテレフタレ
ート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステルが
挙げられるが、これらに限定されるものではない。好ま
しくは最も汎用性の高いポリエチレンテレフタレートを
主体とするポリエステルを使用するのがよい。
【0020】共重合ポリエステルと繊維形成性重合体と
が形成する繊維の形態としては、図1に示すように芯部
1と鞘部2とからなる芯鞘型複合繊維、図2に示すよう
な芯部1と鞘部2と中空部3とからなる芯鞘型複合中空
繊維、図3に示すような島部1aと海部2aとからなる
海島型複合繊維、図4に示すような張り合わせ部1b,
2bが張り合わされた張り合わせ型複合繊維、あるいは
ブレンド繊維等があげられる。
が形成する繊維の形態としては、図1に示すように芯部
1と鞘部2とからなる芯鞘型複合繊維、図2に示すよう
な芯部1と鞘部2と中空部3とからなる芯鞘型複合中空
繊維、図3に示すような島部1aと海部2aとからなる
海島型複合繊維、図4に示すような張り合わせ部1b,
2bが張り合わされた張り合わせ型複合繊維、あるいは
ブレンド繊維等があげられる。
【0021】本発明において、上記共重合ポリエステル
は、芯鞘型複合繊維(図1)および芯鞘型複合中空繊維
(図2)の場合には芯部1に使用され、その芯部の共重
合ポリエステルの複合比率(重量%)は芯/鞘=5/9
5〜90/10とすることが好ましい。さらに好ましく
は7/93〜50/50、特に好ましくは10/90〜
30/70である。芯部の複合比率の下限は十分な吸湿
性を付与する目的から決めればよく、複合繊維比率の上
限は紡糸性の低下や繊維物性の低下を防止する観点から
決めればよい。
は、芯鞘型複合繊維(図1)および芯鞘型複合中空繊維
(図2)の場合には芯部1に使用され、その芯部の共重
合ポリエステルの複合比率(重量%)は芯/鞘=5/9
5〜90/10とすることが好ましい。さらに好ましく
は7/93〜50/50、特に好ましくは10/90〜
30/70である。芯部の複合比率の下限は十分な吸湿
性を付与する目的から決めればよく、複合繊維比率の上
限は紡糸性の低下や繊維物性の低下を防止する観点から
決めればよい。
【0022】また、海島型複合繊維(図3)および張り
合わせ型複合繊維(図4)の場合には、上記共重合ポリ
エステルは島部1aおよび一方の張り合わせ成分1bに
使用され、その共重合ポリエステルの複合比率は5〜9
0重量%が好ましい。さらに好ましくは7〜50重量
%、特に好ましくは10〜30重量%である。複合比率
の下限は十分な吸湿性を付与する目的から決めればよ
く、複合繊維比率の上限は紡糸性の低下や繊維物性の低
下を防止する観点から決めればよい。
合わせ型複合繊維(図4)の場合には、上記共重合ポリ
エステルは島部1aおよび一方の張り合わせ成分1bに
使用され、その共重合ポリエステルの複合比率は5〜9
0重量%が好ましい。さらに好ましくは7〜50重量
%、特に好ましくは10〜30重量%である。複合比率
の下限は十分な吸湿性を付与する目的から決めればよ
く、複合繊維比率の上限は紡糸性の低下や繊維物性の低
下を防止する観点から決めればよい。
【0023】また、繊維形成性重合体に共重合ポリエス
テルをブレンドしたブレンド繊維の場合には、共重合ポ
リエステルの配合比率は全ポリマ量に対して3〜80重
量%とする。好ましくは5〜35重量%、さらに好まし
くは7〜30重量%である。配合比率の下限は十分な吸
湿性を付与する目的から決めればよく、配合比率の上限
は紡糸性の低下や繊維物性の低下を防止する観点から決
めればよい。
テルをブレンドしたブレンド繊維の場合には、共重合ポ
リエステルの配合比率は全ポリマ量に対して3〜80重
量%とする。好ましくは5〜35重量%、さらに好まし
くは7〜30重量%である。配合比率の下限は十分な吸
湿性を付与する目的から決めればよく、配合比率の上限
は紡糸性の低下や繊維物性の低下を防止する観点から決
めればよい。
【0024】本発明において上記複合繊維の製造方法と
しては、従来公知の方法によって容易に製造することが
できる。以下に、代表例として芯鞘型複合繊維の詰め物
用短繊維を製造する場合について説明する。芯鞘複合繊
維は、通常のポリエステル(鞘部)と共重合ポリエステ
ル(芯部)とをそれぞれ別々に溶融し、それぞれ紡糸パ
ックに導いて芯鞘複合流を形成し、吐出孔から芯鞘複合
繊維として紡出して未延伸トウを得る。次いで、この未
延伸トウを通常の延伸機によって延伸し、給油、ケン縮
加工したのち、短繊維に切断すれば詰め物用短繊維が得
られる。
しては、従来公知の方法によって容易に製造することが
できる。以下に、代表例として芯鞘型複合繊維の詰め物
用短繊維を製造する場合について説明する。芯鞘複合繊
維は、通常のポリエステル(鞘部)と共重合ポリエステ
ル(芯部)とをそれぞれ別々に溶融し、それぞれ紡糸パ
ックに導いて芯鞘複合流を形成し、吐出孔から芯鞘複合
繊維として紡出して未延伸トウを得る。次いで、この未
延伸トウを通常の延伸機によって延伸し、給油、ケン縮
加工したのち、短繊維に切断すれば詰め物用短繊維が得
られる。
【0025】本発明の詰め物用短繊維の断面形状は円形
だけでなく、三角、偏平、多葉型などの各種の異形断面
にしたり、またそれらの中空断面にしてもよい。また、
本発明の詰め物用複合短繊維は、共重合ポリエステルと
繊維形成性重合体との複合量や複合形態を決定すること
により、30℃×90%RHの雰囲気中に24時間放置
後の吸湿率が2%以上になるようにする。吸湿率が2%
未満では、本発明の目的とする吸湿による使用快適性は
得られない。実用上の快適性を得るためには、経時変化
が問題とならない範囲で高いほど好ましく、さらに好ま
しくは2.5%以上、特に好ましくは4%以上である。
吸湿率の上限は特に限定されるものではなく、短繊維製
造時の製糸性を損なわない範囲で可及的に高いものであ
ることが好ましく、一般的には30%までである。
だけでなく、三角、偏平、多葉型などの各種の異形断面
にしたり、またそれらの中空断面にしてもよい。また、
本発明の詰め物用複合短繊維は、共重合ポリエステルと
繊維形成性重合体との複合量や複合形態を決定すること
により、30℃×90%RHの雰囲気中に24時間放置
後の吸湿率が2%以上になるようにする。吸湿率が2%
未満では、本発明の目的とする吸湿による使用快適性は
得られない。実用上の快適性を得るためには、経時変化
が問題とならない範囲で高いほど好ましく、さらに好ま
しくは2.5%以上、特に好ましくは4%以上である。
吸湿率の上限は特に限定されるものではなく、短繊維製
造時の製糸性を損なわない範囲で可及的に高いものであ
ることが好ましく、一般的には30%までである。
【0026】さらに、本発明の詰め物用複合短繊維は、
繊度が0.5〜30デニール、繊維長が10〜100m
mが好ましく用いられる。繊度が0.5デニールより細
いと詰め物として必要な集合体としての嵩が低くなった
り、圧縮に対する反発性や嵩の回復性が低下する恐れが
ある。また、30デニールより太くなると、触感が粗硬
になりがちである。繊維長は10mmよりも短いと、繊
維間の絡合性が悪くなって綿切れが生じやすくなり、ま
た100mmより長いと開繊性や製綿性が悪くなる恐れ
がある。
繊度が0.5〜30デニール、繊維長が10〜100m
mが好ましく用いられる。繊度が0.5デニールより細
いと詰め物として必要な集合体としての嵩が低くなった
り、圧縮に対する反発性や嵩の回復性が低下する恐れが
ある。また、30デニールより太くなると、触感が粗硬
になりがちである。繊維長は10mmよりも短いと、繊
維間の絡合性が悪くなって綿切れが生じやすくなり、ま
た100mmより長いと開繊性や製綿性が悪くなる恐れ
がある。
【0027】詰め物用複合短繊維に与える巻縮は、使用
する用途によって適宜決定すればよいが、嵩高性、ソフ
ト感、圧縮に対する反発性や回復性あるいは製綿性をよ
くするために、機械巻縮を与えることが好ましく、さら
に複合短繊維製糸時に非対称冷却処理することにより、
繊維1本1本に横断面の左右方向に構造差を与えて3次
元巻縮化するとより好ましい。このようにして形成した
巻縮としては、巻縮数が3山/25mm以上、巻縮度が
5%以上であることが好ましい。
する用途によって適宜決定すればよいが、嵩高性、ソフ
ト感、圧縮に対する反発性や回復性あるいは製綿性をよ
くするために、機械巻縮を与えることが好ましく、さら
に複合短繊維製糸時に非対称冷却処理することにより、
繊維1本1本に横断面の左右方向に構造差を与えて3次
元巻縮化するとより好ましい。このようにして形成した
巻縮としては、巻縮数が3山/25mm以上、巻縮度が
5%以上であることが好ましい。
【0028】また、本発明の複合短繊維またはブレンド
短繊維を布団等の詰め物にする場合、上記複合短繊維ま
たはブレンド短繊維を30〜70重量%に、通常のポリ
エステル短繊維詰め綿、特に中空ポリエステル短繊維詰
め綿を70〜30重量%を混綿したものが好ましい。こ
のように通常のポリエステル短繊維詰め綿を混綿するこ
とにより一層嵩高性を高め、混綿集合体中の水分移行性
を良好にして使用快適性を向上することができる。ただ
し、通常のポリエステル短繊維詰め綿の量が70重量%
を越えると、本発明による複合短繊維またはブレンド短
繊維の割合が少なくなるため吸湿による使用快適性が不
十分となることがある。上述した本発明による詰物用の
複合短繊維あるいはブレンド短繊維は、掛け布団、敷き
布団、肌掛け布団、座布団などの布団類、また枕、背当
てクッションなどの詰物用として有効に使用することが
できる。
短繊維を布団等の詰め物にする場合、上記複合短繊維ま
たはブレンド短繊維を30〜70重量%に、通常のポリ
エステル短繊維詰め綿、特に中空ポリエステル短繊維詰
め綿を70〜30重量%を混綿したものが好ましい。こ
のように通常のポリエステル短繊維詰め綿を混綿するこ
とにより一層嵩高性を高め、混綿集合体中の水分移行性
を良好にして使用快適性を向上することができる。ただ
し、通常のポリエステル短繊維詰め綿の量が70重量%
を越えると、本発明による複合短繊維またはブレンド短
繊維の割合が少なくなるため吸湿による使用快適性が不
十分となることがある。上述した本発明による詰物用の
複合短繊維あるいはブレンド短繊維は、掛け布団、敷き
布団、肌掛け布団、座布団などの布団類、また枕、背当
てクッションなどの詰物用として有効に使用することが
できる。
【0029】
【実施例】以下に説明する実施例において記述した諸特
性の測定法は次の通りである。 (1)吸湿率 詰め物用短繊維の絶乾時の重量と、30℃×90%RH
の雰囲気下に恒温恒湿器の中に24時間放置した後の重
量の変化から、次式で求めた。
性の測定法は次の通りである。 (1)吸湿率 詰め物用短繊維の絶乾時の重量と、30℃×90%RH
の雰囲気下に恒温恒湿器の中に24時間放置した後の重
量の変化から、次式で求めた。
【0030】吸湿率(%)=[(吸湿後の重量−絶乾時
の重量)/絶乾時の重量]×100 (2)繊度 JIS L 1015−7−51A に規定の方法に準
じて測定した。 (3)平均繊維長(カット長) JIS L 1015A に規定の法(ステープルダイ
ヤグラム法)に準じて測定した。 (4)巻縮数および巻縮度 JIS L 1015−7−12−1およびJIS L
1015−7−12−2 に規定の方法に準じて測定
した。 (5)紡糸・延伸時の製糸性 紡糸・延伸時の糸切れ、膠着、口金汚れなどのトラブル
がなく、製糸性良好なもの(◎)から、製糸困難なもの
(×)までを7段階にして評価した。 (6)掛け布団用詰め綿として使用時の快適感 本発明の詰め物用短繊維をローラーカードでカーディン
グしたウエッブを積層製綿して、ポリエステル側地の肌
掛け布団にし、敷き布団は市販の木綿製を使用し、枕は
市販の通常ポリエステルチップを詰めた物として、温度
27℃×70%RHにコントロールした部屋で、木綿製
夏用パジャマを着用して実際に就寝実験した結果を、快
適(◎)から非常に蒸れる(×)までを7段階にして評
価した。
の重量)/絶乾時の重量]×100 (2)繊度 JIS L 1015−7−51A に規定の方法に準
じて測定した。 (3)平均繊維長(カット長) JIS L 1015A に規定の法(ステープルダイ
ヤグラム法)に準じて測定した。 (4)巻縮数および巻縮度 JIS L 1015−7−12−1およびJIS L
1015−7−12−2 に規定の方法に準じて測定
した。 (5)紡糸・延伸時の製糸性 紡糸・延伸時の糸切れ、膠着、口金汚れなどのトラブル
がなく、製糸性良好なもの(◎)から、製糸困難なもの
(×)までを7段階にして評価した。 (6)掛け布団用詰め綿として使用時の快適感 本発明の詰め物用短繊維をローラーカードでカーディン
グしたウエッブを積層製綿して、ポリエステル側地の肌
掛け布団にし、敷き布団は市販の木綿製を使用し、枕は
市販の通常ポリエステルチップを詰めた物として、温度
27℃×70%RHにコントロールした部屋で、木綿製
夏用パジャマを着用して実際に就寝実験した結果を、快
適(◎)から非常に蒸れる(×)までを7段階にして評
価した。
【0031】実施例1〜5、比較例1〜2 ジメチルテレフタル酸194部、エチレングリコール
(分子量4000)135部、5−ナトリウムスルホイ
ソフタル酸ジメチル(SSIA)26.6部、トリメリ
ット酸トリメチル(TMTM)7.5部およびテトラブ
チルチタネート0.1部を加え、140〜230℃でメ
タノールを留出しつつエステル交換反応を行った後、リ
ン酸トリメチル0.08部のエチレングリコール溶液お
よび分子量4000のポリエチレングリコール328
部、抗酸化剤として イルガノックス1010(チバガイギ
ー社製)0.2部、消泡剤としてシリコーン0.2部、
及びテトラブチルチタネート0.1部を加え、1.0m
mHgの減圧下,250℃の条件下に4時間重合を行っ
て吸湿性の共重合ポリエステルを製造した。
(分子量4000)135部、5−ナトリウムスルホイ
ソフタル酸ジメチル(SSIA)26.6部、トリメリ
ット酸トリメチル(TMTM)7.5部およびテトラブ
チルチタネート0.1部を加え、140〜230℃でメ
タノールを留出しつつエステル交換反応を行った後、リ
ン酸トリメチル0.08部のエチレングリコール溶液お
よび分子量4000のポリエチレングリコール328
部、抗酸化剤として イルガノックス1010(チバガイギ
ー社製)0.2部、消泡剤としてシリコーン0.2部、
及びテトラブチルチタネート0.1部を加え、1.0m
mHgの減圧下,250℃の条件下に4時間重合を行っ
て吸湿性の共重合ポリエステルを製造した。
【0032】この共重合ポリエステルに共重合されたポ
リエチレングリコールの割合は60重量%であり、また
その共重合ポリエステルの吸湿率は29.5%であっ
た。上記共重合ポリエステルを芯部とし、極限粘度0.
70のポリエチレンテレフタレートを鞘部として別々に
溶融し、同心円芯鞘複合口金から芯/鞘複合比率を表1
のように変更した7種類の複合未延伸糸を紡糸したのち
延伸し、クリンパーで機械巻縮を付与し、熱処理して繊
度6デニール,繊維長51mmの同心円芯鞘複合短繊維
を製造した(実施例1〜5,比較例1,2)。
リエチレングリコールの割合は60重量%であり、また
その共重合ポリエステルの吸湿率は29.5%であっ
た。上記共重合ポリエステルを芯部とし、極限粘度0.
70のポリエチレンテレフタレートを鞘部として別々に
溶融し、同心円芯鞘複合口金から芯/鞘複合比率を表1
のように変更した7種類の複合未延伸糸を紡糸したのち
延伸し、クリンパーで機械巻縮を付与し、熱処理して繊
度6デニール,繊維長51mmの同心円芯鞘複合短繊維
を製造した(実施例1〜5,比較例1,2)。
【0033】表1に、上記7種類の複合短繊維の性質、
紡糸・延伸時の製糸性およびこれら複合短繊維を夏用肌
掛け布団にしたときの快適性評価結果を示す。表1の結
果から、実施例5を除く実施例1〜4の複合短繊維は、
紡糸時の製糸性が良好であった。また、実施例1〜5の
複合短繊維の吸湿率は2.1〜26.7%であり、掛け
布団として使用時の快適性も良好であった。
紡糸・延伸時の製糸性およびこれら複合短繊維を夏用肌
掛け布団にしたときの快適性評価結果を示す。表1の結
果から、実施例5を除く実施例1〜4の複合短繊維は、
紡糸時の製糸性が良好であった。また、実施例1〜5の
複合短繊維の吸湿率は2.1〜26.7%であり、掛け
布団として使用時の快適性も良好であった。
【0034】これに対し、比較例1の短繊維は、通常の
ポリエステルのみで製造したものであるため吸湿率が低
く、そのため掛け布団は蒸れを感じて寝苦しかった。比
較例2は共重合ポリエステル5重量%を芯部に有する複
合短繊維であるが、快適性は不十分であった。実施例5
の複合短繊維は吸湿率26.7%であり、掛け布団とし
ての快適性は良好であった。ただし、糸の強度低下が生
じて紡糸時に糸切れがあり、製糸性がやや不良であっ
た。
ポリエステルのみで製造したものであるため吸湿率が低
く、そのため掛け布団は蒸れを感じて寝苦しかった。比
較例2は共重合ポリエステル5重量%を芯部に有する複
合短繊維であるが、快適性は不十分であった。実施例5
の複合短繊維は吸湿率26.7%であり、掛け布団とし
ての快適性は良好であった。ただし、糸の強度低下が生
じて紡糸時に糸切れがあり、製糸性がやや不良であっ
た。
【0035】また、実施例3の複合短繊維については、
市販の木綿の側地の中に詰め綿として1.8kgを詰
め、冬場の雰囲気の部屋で、冬のパジャマを着用して実
使用した結果、従来のポリエステル短繊維詰め綿を使用
した市販の掛け布団に比べてやや嵩高性には欠けるもの
の、実用上ほとんど問題のない布団であった。
市販の木綿の側地の中に詰め綿として1.8kgを詰
め、冬場の雰囲気の部屋で、冬のパジャマを着用して実
使用した結果、従来のポリエステル短繊維詰め綿を使用
した市販の掛け布団に比べてやや嵩高性には欠けるもの
の、実用上ほとんど問題のない布団であった。
【0036】
【表1】
【0037】実施例6 実施例3の吸湿性複合短繊維50重量%と、市販の通常
ポリエステル短繊維(円形断面で中空率31%の非対称
冷却3次元巻縮を有し、繊度13デニール、繊維長64
mm)50重量%とを混綿した他は、実施例3と同様に
して夏用肌掛け布団にし、これを掛け布団にして使用し
た時の快適感を評価した。詰め綿全体の平均吸湿率は
3.9%であり、掛け布団として使用時の快適感は良好
であった。
ポリエステル短繊維(円形断面で中空率31%の非対称
冷却3次元巻縮を有し、繊度13デニール、繊維長64
mm)50重量%とを混綿した他は、実施例3と同様に
して夏用肌掛け布団にし、これを掛け布団にして使用し
た時の快適感を評価した。詰め綿全体の平均吸湿率は
3.9%であり、掛け布団として使用時の快適感は良好
であった。
【0038】
【発明の効果】上述したように、本発明の詰め物用短繊
維および該短繊維からなる詰め物は、ポリエステ系繊維
をベースとするため嵩高性や軽量性などのポリエステ系
繊維の優れた特性を具備しながら、吸湿性による快適な
使用感を与えることができる。
維および該短繊維からなる詰め物は、ポリエステ系繊維
をベースとするため嵩高性や軽量性などのポリエステ系
繊維の優れた特性を具備しながら、吸湿性による快適な
使用感を与えることができる。
【図1】本発明に使用される芯鞘型複合繊維の横断面を
示すモデル図である。
示すモデル図である。
【図2】本発明に使用される芯鞘型複合中空繊維の横断
面を示すモデル図である。
面を示すモデル図である。
【図3】本発明に使用される海島型複合繊維の横断面を
示すモデル図である。
示すモデル図である。
【図4】本発明に使用される張り合わせ型複合繊維の横
断面を示すモデル図である。
断面を示すモデル図である。
1 芯部 2 鞘部 1a 島部 2a 海部 1b,2b 張り合わせ部 3 中空部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D04H 1/02 D04H 1/02
Claims (4)
- 【請求項1】 親水性化合物(A)を共重合するととも
に、極性基含有化合物(B)および架橋剤(C)の少な
くとも一方を含有した共重合ポリエステルを複合または
ブレンドしたポリエステル系繊維であって、該ポリエス
テル系繊維の30℃×90%RHの雰囲気中に24時間
放置後の吸湿率が2%以上である詰め物用短繊維。 - 【請求項2】 前記共重合ポリエステルに対する前記親
水性化合物(A)の共重合量が40〜99重量%である
請求項1に記載の詰め物用短繊維。 - 【請求項3】 前記ポリエステル系繊維の繊度が0.5
〜30デニール、繊維長が10〜100mmである請求
項1または2項に記載の詰め物用短繊維。 - 【請求項4】 前記ポリエステル系繊維が非対称冷却に
よる3次元巻縮を有し、該巻縮の巻縮数が少なくとも3
山/25mm、巻縮度が少なくとも5%である請求項1
〜3項のいずれかに記載の詰め物用短繊維。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3235696A JPH09228153A (ja) | 1996-02-20 | 1996-02-20 | 詰め物用短繊維 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3235696A JPH09228153A (ja) | 1996-02-20 | 1996-02-20 | 詰め物用短繊維 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09228153A true JPH09228153A (ja) | 1997-09-02 |
Family
ID=12356687
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3235696A Pending JPH09228153A (ja) | 1996-02-20 | 1996-02-20 | 詰め物用短繊維 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09228153A (ja) |
-
1996
- 1996-02-20 JP JP3235696A patent/JPH09228153A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN1109782C (zh) | 卷曲聚酯纤维及包含其的混合纤维结构 | |
| US5462793A (en) | Structured fiber material comprised of composite fibers coiled around crimped short fibers | |
| CN1720360A (zh) | 立体织物及其制造方法 | |
| JP2024130540A (ja) | 繊維構造体 | |
| JP4872339B2 (ja) | 芯鞘型複合繊維、捲縮糸、およびそれらを用いてなる繊維構造体 | |
| JPH04126856A (ja) | ポリエステル固綿 | |
| JP3139315B2 (ja) | 吸湿性に優れた共重合ポリエステルを用いた吸湿性複合繊維 | |
| JPH09228153A (ja) | 詰め物用短繊維 | |
| JP4862605B2 (ja) | 耐摩耗性に優れた内装材 | |
| JPH09228216A (ja) | 繊維成形体および繊維成形体の製造方法 | |
| JP2013133571A (ja) | 機械捲縮性能の高い熱接着性複合繊維およびその製造方法 | |
| JP3275974B2 (ja) | ポリエステル系低収縮熱接着繊維 | |
| JP2018119240A (ja) | 繊維構造体 | |
| JP3352022B2 (ja) | バインダー繊維を用いてなる高温雰囲気下での耐へたり性に優れる固綿 | |
| JP4326083B2 (ja) | ポリエステル系熱接着性複合短繊維及び不織布 | |
| JPS59168159A (ja) | 高弾性不織布 | |
| JPH11241261A (ja) | 形状記憶能を有するポリエステル繊維構造体 | |
| JPH09220147A (ja) | 布団カバー類 | |
| JP3201688B2 (ja) | ポリエステル玉状綿 | |
| JPH09228155A (ja) | 吸湿性複合短繊維 | |
| JP3539029B2 (ja) | 吸湿性複合短繊維 | |
| JPH09310231A (ja) | 詰綿用吸湿性複合短繊維およびその製造方法 | |
| JPH1015265A (ja) | 繊維詰め物体 | |
| JPH09132850A (ja) | 短繊維不織布 | |
| JPH11247026A (ja) | 耐光性に優れた制電性共重合ポリエステル、それを用いた制電性複合繊維およびその製造方法 |