JPH09254539A - 感熱記録体 - Google Patents

感熱記録体

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JPH09254539A
JPH09254539A JP8063042A JP6304296A JPH09254539A JP H09254539 A JPH09254539 A JP H09254539A JP 8063042 A JP8063042 A JP 8063042A JP 6304296 A JP6304296 A JP 6304296A JP H09254539 A JPH09254539 A JP H09254539A
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JP
Japan
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recording layer
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polyvinyl alcohol
coating
recording
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JP8063042A
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English (en)
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Masato Kawai
昌人 河合
Toshiaki Hata
俊朗 秦
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New Oji Paper Co Ltd
Original Assignee
Oji Paper Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】耐水性、耐ヘッドカスおよび耐スティッキング
性に優れた感熱記録体を提供することにある。 【解決手段】支持体上に、無色ないし淡色の塩基性染料
と呈色剤を含有する記録層を設けた感熱記録体におい
て、記録層中にポリビニルアルコールと、下記一般式
(1)で表される有機ホウ素化合物とを含有させる。 【化1】 (一般式(1)において、Mは水素原子またはメチル基
を示す。Xは水素原子、ナトリウム、カリウムまたはア
ンモニウムを示す。nは10以上の整数を示す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は無色ないし淡色の塩
基性染料と呈色剤と発色反応を利用した感熱記録体に関
し、特に耐水性、耐ヘッドカスおよび耐スティッキング
性に優れた感熱記録体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】無色ないしは淡色の塩基性染料と有機ま
たは無機の呈色剤との呈色反応を利用し、熱により両発
色物質を接触させて記録像を得るようにした感熱記録体
はよく知られている。かかる感熱記録体は比較的安価で
あり、また記録機器がコンパクトで、且つその保守も容
易なため、ファクシミリや各種計算機等の記録媒体とし
てのみならず巾広い分野において使用されている。
【0003】例えば、その利用分野の1つとして、検針
用等に使用される、ハンディタ−ミナル機のように屋外
を始め、様々な場所、条件で使用されることが多くなっ
てきてる。すなわち、雨天の時のように感熱層表面が水
で濡れる場合が生じてきており、高感度、高保存性だけ
ではなく、水に濡れても塗膜が剥がれたり、記録濃度が
低下しない高耐水性でなおかつヘッドマッチング性に優
れた感熱記録紙が望まれている。
【0004】記録層の耐水性を改善する目的で特開昭4
9−36343号公報、特開昭54−133352号公
報には記録層中に耐水化剤を添加する方法が記載されて
いる。また、特公昭58−33117号公報公報および
特公昭59−30555号公報には記録層中のポリビニ
ルアルコールの耐水化剤としてそれぞれ四ホウ酸ナトリ
ウム、およびアルデヒド化合物を添加する方法が記載さ
れているが、ポリビニルアルコールと四ホウ酸ナトリウ
ムとを併用すると記録層を形成するための塗液がゲル化
する恐れがあり、またアルデヒド化合物の場合は充分に
耐水化するには100℃程度に加熱する必要があり実用
上問題がある。更に、記録層上に保護層を設けることに
よって耐水性を向上させる方法も種々提案されているが
感度の低下、および製造コストが高くなる欠点がある。
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、耐水
性、耐ヘッドカスおよび耐スティッキング性に優れた感
熱記録体を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、鋭意検討
の結果、支持体上に、無色ないし淡色の塩基性染料と呈
色剤を含有する記録層を設けた感熱記録体において、記
録層中にポリビニルアルコールと、下記一般式(1)で
表される有機ホウ素化合物とを含有させることにより、
上記の課題が解決されることを見出し、本発明を完成す
るに至った。
【0006】
【化2】 (一般式(1)において、Mは水素原子またはメチル基
を示す。Xは水素原子、ナトリウム、カリウムまたはア
ンモニウムを示す。nは10以上の整数を示す。)
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は無色ないし淡色の塩基性
染料と呈色剤を有する記録層を設けた感熱記録体におい
て、記録層中にポリビニルアルコールと、一般式(1)
で表される有機ホウ素化合物(以下、特定の有機ホウ素
化合物と称す。)とを含有させることを特徴とし、ポリ
ビニルアルコールの重合度およびケン化度としては特に
限定されないが、重合度は200〜4000程度、好ま
しくは500〜2000程度が記録層を形成するための
記録層用塗液の塗工性に優れ特に好ましい。ケン化度と
しては70〜100%のものが好ましい。かかるポリビ
ニルアルコールの使用量としては、記録層の全固形量に
対して5〜40重量%程度である。
【0008】更に、ポリビニルアルコールとしてはビニ
ルアルコール単量体の0.1〜10モル%程度がカルボ
キシル基、アミノ基、オルガノシロキサン、およびアセ
トトセチル基などを有する単量体で置換されたカルボキ
シル基変性ポリビニルアルコール、アミノ基変性ポリビ
ニルアルコール、ケイ素変性ポリビニルアルコール、お
よびアセトアセチル基変性ポリビニルアルコールなどの
変性ポリビニルアルコールも含まれる。
【0009】特定の有機ホウ素化合物はアクリル酸モノ
グリセライドまたはメタクリル酸モノグリセライドの重
合体とホウ酸とを混合攪拌することにより得られる。重
合体の重合度が10未満になると特定の有機ホウ素化合
物が加水分解される恐れがあり、重合度が5000を越
えると重合体とホウ酸との反応性が低下して特定の有機
ホウ素化合物の生成が低下する恐れがある。アクリル酸
モノグリセライドまたはメタクリル酸モノグリセライド
の重合体は通常のラジカル重合法により合成できる。
【0010】特定の有機ホウ素化合物はポリビニルアル
コールと良好に相溶し、ポリビニルアルコールの親水基
をホウ素部分に引きつける作用をする。このため本発明
における記録層中ではポリビニルアルコール分子のヒド
ロキシル基が一定方向に配向するため耐水性、ヘッドカ
スおよび耐スティッキング性が発現するものと推測され
る。
【0011】特定のホウ素化合物の使用量は、ポリビニ
ルアルコール100重量部に対し1〜80重量部、より
好ましくは5〜50重量部程度である。使用量が1重量
部より少ないと耐水性、耐スティッキング性に対する効
果が不十分となり、80重量部を超えると記録層用塗液
の粘度が高くなり過ぎたり、更にはゲル化して支持体上
に塗布できない恐れがある。
【0012】本発明において、記録層に含有される無色
ないし淡色の塩基性染料としては、各種公知のものが使
用できる。かかる具体的としては、例えば3,3−ビス
(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジメチルアミノ
フタリド、3−(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェ
ニル)−3−(4−ジメチルアミノフェニル)−6−ジ
メチルアミノフタリド、3−ジエチルアミノ−7−ジベ
ンジルアミノ−ベンゾ〔a〕フルオラン、3−(N−エ
チル−N−p−トリル)アミノ−7−N−メチルアニリ
ノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−アニリノフル
オラン、3−ジエチルアミノ−7−ジベンジルアミノフ
ルオラン、3,6−ビス(ジエチルアミノ)フルオラン
−γ−アニリノラクタム、3−シクロヘキシルアミノ−
6−クロロフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチ
ル−7−クロロフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−
クロロフルオラン、3−(N−エチル−N−イソアミ
ル)アミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3
−(N−メチル−N−シクロヘキシル)アミノ−6−メ
チル−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−
6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジ(n−ブ
チル)アミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、
3−ジ(n−ペンチル)アミノ−6−メチル−7−アニ
リノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(o−クロ
ロフェニルアミノ)フルオラン、3−ジ(n−ブチル)
アミノ−7−(o−フルオロフェニルアミノ)フルオラ
ン、3−(N−エチル−N−イソブチル)アミノ−7−
(p−トリフルオロメチルアニリノ)フルオラン、3−
ジエチルアミノ−7−(m−トリフルオロメチルアニリ
ノ)フルオラン、3−(N−エチル−N−イソブチル)
アミノ−7−(o−トリフルオロメチルアニリノ)フル
オラン、3−(N−メチル−N−シクロヘキシル)アミ
ノ−7−(o−トリフルオロメチルアニリノ)フルオラ
ン、3−(N−エチル−p−トルイジノ)−6−メチル
−7−アニリノフルオラン、3−(N−エチル−N−フ
ルフリルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ン、3−ジエチルアミノ−6−クロロ−7−アニリノフ
ルオラン、3−(N−メチル−N−n−プロピルアミ
ノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3,3−
ビス〔1−(4−メトキシフェニル)−1−(4−ジメ
チルアミノフェニル)エチレン−2−イル〕−4,5,
6,7−テトラクロロフタリド、3−p−(p−アニリ
ノアニリノ)アニリノ−6−メチル−7−クロロフルオ
ラン、2,2−ビス{4−〔6’−(N−シクロヘキシ
ル−N−メチルアミノ)−3’−メチルスピロ〔フタリ
ド−3,9’−キサンテン−2’−イルアミノ〕フェニ
ル}プロパン、3,6−ビス(ジメチルアミノ)フルオ
レン−9−スピロ−3’−(6’−ジメチルアミノ)フ
タリド、3−(N−エチル−N−イソブチル)アミノ−
7−(p−トリフルオロメチルアニリノ)フルオラン、
3−(N−エチル−N−イソブチル)アミノ−7−(o
−トリフルオロメチルアニリノ)フルオラン、3−(N
−エチル−N−イソアミル)アミノ−7−(p−トリフ
ルオロメチルアニリノ)フルオラン、3−ジ(n−ブチ
ル)アミノ−7−(m−トリフルオロメチルアニリノ)
フルオラン等が挙げられる。勿論、これらの塩基性染料
は二種以上併用することもできる。また、塩基性染料の
使用量は特に限定されないが、記録層の全固形量に対し
て5〜40重量%程度が好ましい。
【0013】塩基性染料と共に併用される呈色剤として
は、例えば下記の如き公知のものが挙げられる。4,
4’−ジヒドロキシ−ジフェニルメタン、4,4’−イ
ソプロピリデンジフェノール、4,4’−シクロヘキシ
リデンビスフェノール、4,4’−(1,3−ジメチル
ブチリデン)ビスフェノール、2,2−ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)−4−メチル−ペンタン、4,4’−
ジヒドロキシジフェニルサルファイド、4,4’−ジヒ
ドロキシジフェニルスルホン、2,4’−ジヒドロキシ
ジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−4’−メチルジ
フェニルスルホン、4−ヒドロキシ−4’−メトキシジ
フェニルスルホン、4−ヒドロキシ−4’−イソプロポ
キシジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−3’,4’
−トリメチレンジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−
3’,4’−テトラメチレンジフェニルスルホン、3,
4−ジヒドロキシ−4’−メチルジフェニルスルホン、
ビス(3−アリル−4−ヒドロキシフェニル)スルホ
ン、1,3−ジ〔2−(4−ヒドロキシフェニル)−2
−プロピル〕ベンゼン、ヒドロキノンモノベンジルエー
テル、4−ヒドロキシ安息香酸ベンジル、N,N’−ジ
−m−クロロフェニルチオ尿素、4−〔2−(p−メト
キシフェノキシ)エチルオキシ〕サリチル酸亜鉛、4−
〔3−(p−トリルスルホニル)プロピルオキシ〕サリ
チル酸亜鉛、5−〔p−(2−p−メトキシフェノキシ
エトキシ)クミル〕サリチル酸亜鉛、4,4’−ビス
(p−トリルスルホニルアミノカルボニルアミノ)ジフ
ェニルメタン、N−p−トリルスルホニル−N’−フェ
ニル尿素など。
【0014】呈色剤の使用量としては、無色ないし淡色
の塩基性染料に対して50〜500重量%が好ましい。
【0015】本発明の感熱記録体では、目的に応じて記
録層中に記録感度を高めるの増感剤、および記録像の保
存性を高めるのに保存性改良剤を添加することができ
る。増感剤の具体例としては、例えばステアリン酸アミ
ド、メトキシカルボニル−N−ステアリン酸ベンズアミ
ド、N−ベンゾイルステアリン酸アミド、N−エイコサ
ン酸アミド、エチレンビステアリン酸アミド、ベヘン酸
アミド、メチレンビスステアリン酸アミド、N−メチロ
ールステアリン酸アミド、テレフタル酸ジベンジル、テ
レフタル酸ジメチル、テレフタル酸ジオクチル、p−ベ
ンジルオキシ安息香酸ベンジル、1−ヒドロキシ−2−
ナフトエ酸フェニル、シュウ酸ジベンジル、シュウ酸ジ
−p−メチルベンジル、シュウ酸ジ−p−クロロベンジ
ル、2−ナフチルベンジルエーテル、m−ターフェニ
ル、p−ベンジルビフェニル、トリルビフェニルエーテ
ル、ジ(p−メトキシフェノキシエチル)エーテル、
1,2−ジ(3−メチルフェノキシ)エタン、1,2−
ジ(4−メチルフェノキシ)エタン、1,2−ジ(4−
メトキシフェノキシ)エタン、1,2−ジ(4−クロロ
フェノキシ)エタン、1,2−ジフェノキシエタン、1
−(4−メトキシフェノキシ)−2−(2−メチルフェ
ノキシ)エタン、p−メチルチオフェニルベンジルエー
テル、1,4−ジ(フェニルチオ)ブタン、p−アセト
トルイジド、p−アセトフェネチジド、N−アセトアセ
チル−p−トルイジン、ジ(β−ビフェニルエトキシ)
ベンゼン、p−ジ(ビニルオキシエトキシ)ベンゼン、
1−イソプロピルフェニル−2−フェニルエタン等が例
示される。
【0016】保存性改良剤の具体例としては、例えば
2,2’−メチレンビス(4−エチル−6−tert−ブチ
ルフェノール)、2,2’−メチレンビス(4,6−ジ
−tert−ブチルフェノール)、2,2’−エチリデンビ
ス(4,6−ジ−tert−ブチルフェノール)、2,2’
−メチレンビス(4−メトキシ−6−tert−ブチルフェ
ノール)、2,2’−メチレンビス(6−tert−ブチル
フェノール)、4,4’−チオビス(2−メチル−6−
tert−ブチルフェノール)、4,4’−チオビス(5−
メチル−6−tert−ブチルフェノール)、4,4’−チ
オビス(2−エチル−6−tert−ブチルフェノール)、
4,4’−ブチリデンビス(6−tert−ブチル−m−ク
レゾール)、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒ
ドロキシ−5−シクロヘキシルフェニル)ブタン、1,
1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−te
rt−ブチルフェニル)ブタン、4,4’−チオビス(3
−メチルフェノール)、2,2−ビス(4−ヒドロキシ
−3,5−ジブロモフェニル)プロパン、2,2−ビス
(4−ヒドロキシ−3,5−ジクロロフェニル)プロパ
ン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチル
フェニル)プロパン等のヒンダードフェノール化合物、
1,4−ジグリシジルオキシベンゼン、4,4’−ジグ
リシジルオキシジフェニルスルホン、テレフタル酸ジグ
ルシジル、ビスフェノールA型エポキシ樹脂等のエポキ
シ化合物、1−〔α−メチル−α−(4’−ヒドロキシ
フェニル)エチル〕−4−〔α’,α’−ビス(4”−
ヒドロキシフェニル)エチル〕ベンゼン、N,N’−ジ
−2−ナフチル−p−フェニレンジアミン、2,2’−
メチレンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)リ
ン酸ソーダ等が挙げられる。増感剤および保存性改良剤
の使用量としては塩基性染料に対してそれぞれ500重
量%以下である。
【0017】塩基性染料および呈色剤を含有する記録層
用塗液は、一般に水を分散媒体とし、ボールミル、アト
ライター、サンドミル等の攪拌・粉砕機により塩基性染
料、呈色剤、さらには必要に応じて添加される増感剤、
保存性改良剤等を一緒にまたは別々に微分散した後、ポ
リビニルアルコール水溶液を添加して調製される。
【0018】また、本発明の効果を損なわない限り、ポ
リビニルアルコール以外の接着剤を併用するもできる。
かかる接着剤としては、例えばデンプン類、ヒドロキシ
エチルセルローズ、メチルセルローズ、カルボキシメチ
ルセルローズ、ゼラチン、カゼイン、アラビヤゴム、ポ
リビニルアルコール、ジイソブチレン・無水マレイン酸
共重合体塩、スチレン・無水マレイン酸共重合体塩、エ
チレン・アクリル酸共重合体塩、スチレン・アクリル酸
共重合体塩、スチレン・ブタジエン系ラテックス、アク
リル系ラテックス、ポリウレタン系ラテックス等が挙げ
られる。
【0019】更に、記録層用塗液中には、例えばカオリ
ン、クレー、タルク、炭酸カルシウム、水酸化アルミニ
ウム、焼成クレー、酸化チタン、珪藻土、無定形シリカ
等の顔料、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム
などの滑剤、ジオクチルスルフォコハク酸ナトリウム、
ドデシルベンゼンスルフォン酸ナトリウム、ラウリルア
ルコール硫酸エステル・ナトリウム塩などの界面活性
剤、ベンゾフェノン系、トリアゾール系などの紫外線吸
収剤、その他消泡剤、蛍光染料、着色染料などが必要に
より添加される。
【0020】本発明において、記録層の形成方法につい
ては特に限定されず、従来から周知慣用の技術に従って
形成することができ、例えばエアーナイフコーティン
グ、バリバーブレードコーティング、ピュアーブレード
コーティング、バーコーティング、ロッドブレードコー
ティング、ショート・ドウェルコーティング、カーテン
コーティング、ダイコーティング等の適当な塗布方法に
より記録層用塗液を支持体上に塗布・乾燥する方法など
によって形成される。なお、支持体としては、酸性紙、
中性紙、プラスチックフィルム、合成紙、不織布、金属
蒸着物等のうちから適宜選択して使用される。また、記
録層用塗液の塗布量は乾燥重量で2〜12g/m2 、好
ましくは3〜10g/m2 程度である。
【0021】なお、必要に応じて感熱記録体の記録層上
及びの裏面側にも成膜性を有する接着剤を含有する保護
層を設けることも可能である。さらに、支持体と記録層
との間に断熱効果を高めるのに下塗り層を設けたり、各
層塗工後にスーパーカレンダー掛け等の平滑化処理を施
したり、あるいは記録体裏面に粘着剤処理を施して粘着
ラベルに加工するなど、感熱記録体製造分野における各
種の公知技術が必要に応じて付加し得るものである。
【0022】
【実施例】以下に実施例を示し、本発明をより具体的に
説明するが、勿論これらに限定されるものではない。ま
た、特に断らない限り例中の「部」および「%」はそれ
ぞれ「重量部」および「重量%」を示す。
【0023】〔実施例1〕 A液調製 3−ジ(n−ブチル)アミノ−6−メチル−7−アニリ
ノフルオラン10部、メチルセルロースの5%水溶液5
部、及び水25部からなる組成物をサンドミルで平均粒
子径が0.8μmとなるまで粉砕してA液を得た。
【0024】B液調製 シュウ酸ジ−p−メチルベンジルエステル20部、メチ
ルセルロースの5%水溶液5部、及び水55部からなる
組成物をサンドミルで平均粒子径が1.0μmとなるま
で粉砕してB液を得た。
【0025】C液調製 4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスル
フォン20部、メチルセルロースの5%水溶液5部、及
び水55部からなる組成物をサンドミルで平均粒子径が
0.8μmとなるまで粉砕してC液を得た。
【0026】下塗り層の形成 吸油量140ml/100gの焼成カオリン(商品名:
アンシレックス、EMC社製)100部、ポリアクリル
酸ナトリウムの10%水溶液3部、部分ケン化ポリビニ
ルアルコール(商品名:PVA210、クラレ社製)の
10%70部、固形濃度48%のスチレン−ブタジエン
系ラテックス15部および水200部からなる組成物を
混合攪拌して得られた下塗り層用塗液を、60g/m2
の中性紙の片面に乾燥後の塗布量が6g/m2 となるよ
うに塗布乾燥して下塗り層を形成した。
【0027】記録層の形成 A液40部、B液80部、C液80部、完全ケン化ポリ
ビニルアルコール(商品名:PVA110、クラレ社
製)の10%水溶液100部、水酸化アルミニウムの5
0%分散液50部、30%ステアリン酸亜鉛15部、一
般式(1)に相当する有機ホウ素化合物の10%水溶液
(商品名:ハイボロンDDGB−90、(株)ボロンイ
ンターナショナル社製)30部を混合攪拌して得られた
記録層用塗液を上記の下塗り層上に乾燥後の塗布量が6
g/m2 となるようにバーコーティング方式により塗布
した後、記録層面の温度が40〜60℃で乾燥して記録
層を形成し、スーパーキャレンダー処理して感熱記録体
を得た。
【0028】〔実施例2〕実施例1の記録層の形成にお
いて、有機ホウ素化合物の10%水溶液30部の代わり
に、これを4部用いた以外は実施例1と同様にして感熱
記録体を得た。
【0029】〔実施例3〕実施例1の記録層の形成にお
いて、有機ホウ素化合物の10%水溶液30部の代わり
に、これを80部用いた以外は実施例1と同様にして感
熱記録体を得た。
【0030】〔実施例4〕実施例1の記録層の形成にお
いて、完全ケン化ポリビニルアルコール(商品名:PV
A110、クラレ社製)の10%水溶液100部の代わ
りにケイ素変性ポリビニルアルコール(商品名:R−1
130、クラレ社製)の10%水溶液100を用いた以
外は実施例1と同様にして感熱記録体を得た。
【0031】〔比較例1〕実施例1の記録層の形成にお
いて、有機ホウ素化合物の10%水溶液30部の代わり
に水30部を用いた以外は実施例1と同様にして感熱記
録体を得た。
【0032】〔比較例2〕実施例1の記録層の形成にお
いて、有機ホウ素化合物の10%水溶液30部の代わり
にグリオキザールの10%水溶液を5部を用いた以外は
実施例1と同様にして感熱記録体を得た。
【0033】〔比較例3〕実施例1の記録層の形成にお
いて、有機ホウ素化合物の10%水溶液30部の代わり
に硼砂の3%水溶液10部を用いたところ記録層用塗液
がゲル化して記録層が形成できなかった。
【0034】かくして得られた感熱記録体について、以
下の品質評価テストを行い、その結果を表1に示した。
【0035】〔評価〕 〔発色濃度〕感熱記録評価機(商品名:TH−PMD
型、印加エネルギー0.4mJ/dot、大倉電気社製)
で印字して得た記録部および未記録部の濃度を、マクベ
ス濃度計(商品名:RD−914R型、マクベス社製)
でビジュアルモードにて測定した。
【0036】〔ヘッド粕〕感熱記録評価機(商品名:T
H−PMD型、印加エネルギー0.4mJ/dot、大倉
電気社製)で、30m印字した後、ヘッド粕の度合いを
目視判定した。 評価基準 ヘッド粕は、ほとんど無い。・・・◎ ヘッド粕が、僅かに付着する。・・○ ヘッド粕が、多い。 ・・・×
【0037】〔スティッキング〕感熱記録評価機(商品
名:TH−PMD型、印加エネルギー0.3mJ/do
t、パルス幅3ms/L、大倉電気社製)で、印字を行
い、印字音を判定した。 評価基準 印字音が全く無い。 ・・・◎ 印字音が僅かに聞き取れる ・・・○ 印字音が大きい。 ・・・×
【0038】〔耐水性〕感熱記録面に水道水1ml適下
し、指で10往復擦ったときの記録層面の状態を目視で
判定した。 評価基準 記録面が全く剥がれない無い。・・・◎ 記録面が僅かに剥がれる。 ・・・○ 記録面が剥がれる ・・・×
【0039】〔塗工性〕記録層用塗液をバーコーティン
グ方式で60g/m2 の中性紙の片面に乾燥後の塗布量
が4g/m2 となるように塗布乾燥して形成された記録
層の面の状態を目視判定した。 評価基準 記録面が非常に均一である。 ・・・◎ 記録面に少しバー筋が発生している。○
【0040】
【表1】
【発明の効果】表1の結果から明らかなように本発明の
感熱記録体は、耐水性、耐ヘッドカスおよび耐スティッ
キング性に優れ効果を有するものでる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体上に、無色ないし淡色の塩基性染料
    と呈色剤を含有する記録層を設けた感熱記録体におい
    て、記録層中にポリビニルアルコールと、下記一般式
    (1)で表される有機ホウ素化合物とを含有させたこと
    を特徴とする感熱記録体。 【化1】 (一般式(1)において、Mは水素原子またはメチル基
    を示す。Xは水素原子、ナトリウム、カリウムまたはア
    ンモニウムを示す。nは10以上の整数を示す。) 【0001】
JP8063042A 1996-03-19 1996-03-19 感熱記録体 Pending JPH09254539A (ja)

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