JPH09261904A - 回転電機の固定子巻線及びこの巻線を用いた回転電機の固定子並びにこの巻線を用いた回転電機 - Google Patents

回転電機の固定子巻線及びこの巻線を用いた回転電機の固定子並びにこの巻線を用いた回転電機

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JPH09261904A
JPH09261904A JP6132596A JP6132596A JPH09261904A JP H09261904 A JPH09261904 A JP H09261904A JP 6132596 A JP6132596 A JP 6132596A JP 6132596 A JP6132596 A JP 6132596A JP H09261904 A JPH09261904 A JP H09261904A
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JP
Japan
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coil
stator
electric machine
rotating electric
end portion
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Application number
JP6132596A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Yasuhara
隆 安原
Akiji Yamada
旭司 山田
Hiromitsu Fuku
裕光 富久
Tsugio Sekine
次雄 関根
Izumi Shimizu
泉 清水
Yukiro Endo
幸郎 遠藤
Matsutoshi Ihara
松利 井原
Ryuichi Iwata
竜一 岩田
Takahiro Takeda
高広 竹田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分割鉄心形固定子を用いたことによる小形軽
量化とコイル占積率の向上を充分に図りながら、組立が
容易で、信頼性の高い回転電機が確実に得られるように
することができる回転電機の固定子巻線を提供するこ
と。 【解決手段】 コイルエンド部33cの上コイル部33
bに近い部分33cbはその外側に他のコイル33のコ
イルエンド部33cの下コイル部33aに近い部分33
caが重なるので、比較的小さい曲げ半径R1に成形
し、コイルエンド部33cの下コイル部33aに近い部
分33caは、その内側に他のコイル33のコイルエン
ド部33cの上コイル部33bに近い部分33cbが重
なるので、比較的大きい曲げ半径R2に成形したもの。 【効果】 コイルエンド部全体での形状を、外側に広が
った円筒形状にすることができるので、コイルの占積率
を高めてもコイルエンド部が膨らむ虞れがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分割鉄心形固定子
を用いた誘導機や同期機などの回転電機に係り、特に比
較的小容量の汎用誘導電動機に好適な回転電機の固定子
巻線及びこの巻線を用いた回転電機の固定子並びにこの
巻線を用いた回転電機に関する。
【0002】
【従来の技術】比較的小容量の汎用誘導電動機などの回
転電機としては、図12に示す構造のものが、従来から
一般的に使用されている。この図12において、1はハ
ウジングで、枠体或いはフレームとも呼ばれ、鋳鉄など
鉄系材料の鋳造によりほぼ筒状に作られ、電動機の外被
を構成している。1aは放熱フィンで、軸方向に伸びた
短冊状をなし、ハウジング1と一体鋳造され、その外周
に放射状に形成されている。
【0003】2A、2Bはエンドブラケットで、軸受ブ
ラケットとも呼ばれ、軸受4A、4Bを収納しハウジン
グ1の両端に各々インロー嵌合して取付けられるように
なっている。
【0004】3は固定子で、図13に示すように、複数
のスロット3Cを内周側に持つ環状のけい素鋼板の積層
体からなる固定子鉄心3Aと、図14に示すように、固
定子鉄心3Aのスロット3C内に巻回された固定子巻線
3Bとで構成されている。なお、この図14で、3Dは
固定子コイル絶縁用のスロットライナである。
【0005】5は回転子で、回転軸6を有し、この回転
軸6がエンドブラケット2A、2Bの軸受4A、4Bに
より回転自在に保持されることにより、固定子3内の所
定の位置で、この固定子3に対向した位置で回転するよ
うに構成されている。
【0006】そして、このような従来の電動機では、予
め固定子3をハウジング1の内側に挿入して、その内周
壁に取付けておき、その後、この固定子3内に回転子5
を挿入し、次いで回転軸6に軸受4A、4Bが嵌合する
ようにして、ハウジング1の両端にそれぞれエンドブラ
ケット2A、2Bをインロー嵌合させ、複数本のボルト
(図示してない)により、ハウジング1に固着して取付
け、組立てるようになっている。
【0007】回転軸6は、その一端側(図では右側)がエ
ンドブラケット2Aの軸受4Bを挿通して外部に突出
し、出力軸を形成しているが、他端側(同、左側)はエン
ドブラケット2Aの軸受4Aから突出した部分に外部冷
却扇9(以下、外ファンと称す)が取付けられている。
【0008】10はエンドカバーで、外ファン9を覆う
カバーを形成している。そして、このエンドカバー10
には、外気を外ファン9で取り込むための開孔10a
(以下、通風入口と称す)が設けられている。また、この
開孔10aの反対側は、開放した円筒形若しくは異形の
円筒形に形成され、これによりエンドブラケット2A及
びハウジング1の外径部との間に径方向の隙間部10b
からなる通風出口が形成されるようになっている。
【0009】従って、回転子5により外ファン9が回転
されると、エンドカバー10の通風入口10aから外気
が吸い込まれ、隙間部10bから吹き出されるようにな
り、これによりエンドブラケット2Aと、ハウジング1
及びエンドブラケット2Bの外部表面に外気を通風し、
冷却作用が得られるようになっている。
【0010】回転子5は、上記したように、回転軸6の
ハウジング1内で固定子2と対向する位置に取付けられ
ており、この回転子5には、図示してない二次導体バー
と、エンドリング7が設けられており、さらに、このエ
ンドリング7と一体に内部冷却扇8(以下、内ファンと
称す)が形成されている。
【0011】この内ファン8は、エンドリング7の両端
面から軸方向に突設された複数の羽根ブレードからな
り、電動機内部での空気の循環を図り、冷却作用が得ら
れるようにしている。すなわち、内ファン8により起こ
された空気流は、回転子5、エンドリング7、固定子巻
線3B及び固定子鉄心3Aの両端面を冷却しながら通過
した後、ハウジング1に比して比較的温度上昇の低いエ
ンドブラケット2A、2Bの内面に沿って通過するとき
に放熱が得られるようになっているのである。
【0012】なお、この種の従来技術に関するものとし
ては、例えば特開昭61ー251440号公報等を挙げ
ることができる。
【0013】ところで、このような回転電機にあって
は、小形軽量化が常に大きな命題であるが、回転電機
は、小形化により特性が低下する傾向にあり、特に出力
や停動トルク(最大トルク)が低下する傾向がある。しか
して、これらの低下を防ぐため、固定子コイル(電機子
コイル)の巻線数を増やし、磁束密度を上げようとする
と、鉄損が大きくなり、力率や効率が悪くなるという問
題があった。
【0014】また、一般に回転電機を小形にするには、
固定子を小さくするのが効果的であるが、しかし、この
場合、固定子外径を小さくして同一トルクを出力するた
めには、起磁力を同一の大きさに保たなければならな
い。つまり、磁気装荷を変えることなく回転電機を構成
する必要がある。言い換えると、固定子で発生する磁束
量を減少することなく、しかも固定子の単位面積当たり
の磁束量(以下磁束密度という)を一定に保つことが重要
なのである。
【0015】しかしながら、この状態では、磁束量は小
型化する前と同じままで、固定子だけが小さくなるの
で、磁束密度の増加をもたらし、そのため、磁束飽和を
招く結果、回転電機の特性が悪化してしまう。そこで、
固定子が小さくなっても磁束密度が飽和しないように、
磁気装荷を変えることなく構成するためには、固定子の
磁路各部の面積を、小形化する前と同等になるように確
保する必要がある。しかして、この結果、固定子のスロ
ット面積が減少するので、該スロットに固定子巻線3B
を収納することができなくなってしまう。
【0016】これは、従来の技術では、固定子巻線3B
は、スロット3C内に開口溝から一本ずつスロット内へ
挿入していたので、スロット3C内では、図13に示す
ように、固定子巻線3Bの配列が不規則になり、そのた
め、コイルの収納容積がスロット容積に匹敵する程度に
はならず、これらの容積比(以下占積率という)では60
%台にとどまり、コイル収納に限度があるからである。
【0017】そこで、この占積率を向上するために、固
定子鉄心を分割してコイルの収納性を改善するようにし
た、いわゆる分割鉄心形固定子を用いる方法が従来から
知られている。
【0018】この分割鉄心形の固定子鉄心は、図4に示
すように、何れも積層された電磁鋼板からなる鉄心片3
1と棒状鉄心片32との二種類に分割して形成され、こ
れらが交互に複数個、環状に配置されることにより、図
示のように、固定子鉄心3Aが構成されるようになって
いる。
【0019】そして、まず、鉄心片31は、図5(a)に
示すように、背部31aと、該背部31aの内側中央部
に求心方向に沿って突設された歯部31bと、該歯部3
1bの周方向の両側に、スロット3Cを形成するための
切欠き部31cとを有するほぼT字状に形成されてい
る。
【0020】また、鉄心片31の背部31aには、同じ
く図5(a)に示すように、両側部に棒状鉄心片32と係
合し得る突起31dが形成され、しかも両側部において
突起31dより外周側となる上部には面取り31eが設
けられている。
【0021】次に、棒状鉄心片32は、図5(b)に示す
ように、鉄心片31の背部31aと同様の長さをなす背
部32aと、鉄心片31の歯部31bと同様の幅をもっ
て求心方向に真直に延長形成され、かつ先端に幅方向に
突出する舌片32cを設けた歯部32bとを有して形成
されている。
【0022】また、背部32aの両側部には、鉄心片3
1の背部31aの突起31dと係合し得る凹溝32dが
形成され、しかもその両側部において凹溝32dより外
周側となる上部には、鉄心片31と同様に面取り32e
が設けられている。
【0023】そこで、これら積層された電磁鋼板からな
る鉄心片31と棒状鉄心片32を交互に複数個、環状に
配置することにより、図4に示すように、固定子鉄心3
Aが形成されることになる。
【0024】そして、このとき、棒状鉄心片32は、鉄
心片31の間に、固定子鉄心3Aの中心側から外方に挿
入したとき、各棒状鉄心片32の凹溝32dに鉄心片3
1の突起31dが係合することによって互いに組み付け
られ、これにより棒状鉄心片32の歯部32bと鉄心片
31の歯部31bとによってスロット3Cが形成される
ようにしてある。
【0025】従って、各鉄心片31における背部31a
の周方向の板幅は、棒状鉄心片32が挿入係合されたと
き、スロット3Cの空間部とこれに隣接する歯部31b
と、これに隣接するスロット3Cの空間部とを形成し得
る寸法をなしている。
【0026】そして、この固定子鉄心3Aには、図6に
示すように、そのスロット3Cの空間部に固定子巻線3
Bが施されて固定子3が構成されるのであるが、この固
定子巻線3Bは、予め、スロット3C内に収納可能な形
状に作成された複数個の個別コイルから組立てられてお
り、これに、図7に示すようにして、積層された電磁鋼
板からなる鉄心片31と棒状鉄心片32を交互に組み付
けることにより、図6に示すように、固定子巻線3Bが
施された固定子3を得るようになっているのである。
【0027】なお、この図7は、コイルに対する鉄心の
組み付け方を説明するための概念図であり、従って、鉄
心片31と棒状鉄心片32の形状は、図4と図5で示さ
れているものとは異なっている。
【0028】この固定子の組立方法について、図7を参
照してさらに詳しく説明すると、まず、予め上述の如く
成形された所定個数の個別コイル33からなる固定子巻
線3Bを、図示しない治具により所定の位置に環状に配
列保持し、その固定子巻線3Bに対し、予め鉄心片31
を積層して構成した積層鉄心片310を外周方向から図
示しないインデックス等の移動手段によって移動させ、
積層鉄心片310の歯部31b両側の切欠き部31cに
固定子巻線3Bを位置決めした後、これも予め棒状鉄心
片32を積層して構成した積層棒状鉄心片320を固定
子巻線3B、積層鉄心片310双方の内方から図示しな
い移動手段により径方向に沿って移動させ、積層鉄心片
310間に挿入係合させてやれば、積層鉄心片310の
歯部31bと積層棒状鉄心片320の歯部32bとで画
成されるスロット3C内に固定子巻線3Bを収納するこ
とができる。
【0029】次に、固定子巻線3Bの構成について説明
する。上記したように、この固定子巻線3Bは、複数個
の個別コイルにより、いわゆる二層重ね巻されたもの
で、この個別コイルを33とすると、この個別コイル3
3は以下のようにして作成される。
【0030】まず、図8に示すように、絶縁導線(マグ
ネットワイヤ)をほぼ角形に所定回数巻回して個別コイ
ル33とする。次に、この個別コイル33は、図9に示
すように、その角形の両側部がスロット3Cに挿入され
る下コイル部33aと上コイル部33bを形成するよう
に折り曲げ成形され、次いで、これら上コイル部33a
と下コイル部33bの一方の端部と他方の端部をそれぞ
れ連結している部分が、固定子鉄心3Aの両端から外側
に位置するコイルエンド部33c、33dを形成するよ
うに、鞍形に折り曲げ成形される。
【0031】ここで、これらコイルエンド部33c、3
3dは、図7に示すように、固定子巻線3Bが固定子鉄
心3Aのスロット3Cに挿入されたとき、固定子鉄心3
Aの軸方向の外側に各々露出する部分である。
【0032】一方、下コイル部3a、33bは、上述し
たように、スロット3C内に挿入される部分であり、ス
ロット3Cが放射状に配置されていることから、図10
に示す順序でコイルエンド部33c、33dが折り曲げ
成形されれ、最終的にスロット3Cの角度位置に応じた
角度になるように、所定の曲げ半径Rで成形されて仕上
げ済みの個別コイル33を得るのである。
【0033】このとき、個別コイル33の下コイル部3
aは、スロット3Cの奥の方に挿入配置される部分で、
上コイル部33bはスロット3Cの入口側に配置される
部分である。従って、組み上がった固定子3の内側から
コイルエンド部33cを見ると、図11に示すようにな
っている。
【0034】この分割鉄心形固定子を用いた従来の回転
電機によれば、固定子コイルをスロット内に圧入する必
要がないので、スロット内において固定子コイルの導体
を多数本にわたり収納させることができ、しかも、各鉄
心片の移動により固定子が形成できるので、固定子コイ
ルの収納を極めて容易に行うことができる。また、この
結果、スロットの面積を小さくしてもコイル占積率を確
実に高めることができる。
【0035】従って、この従来技術によれば、固定子外
径を小さくすることができ、且つ、スロット容積が小さ
くなっても、コイルの巻数を減らすなど、回転電機の磁
気装荷を変える必要が無くなり、この結果、小形軽量化
にも拘らず、力率や効率等が低下することがなく、電気
特性やトルク特性の良好な回転電機を得ることができ
る。
【0036】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、分割
鉄心形固定子を用いた回転電機における固定子巻線のコ
イルエンド部の形状についての配慮がされておらず、よ
り一層の小型化を図る点で問題があった。
【0037】すなわち、上記従来技術では、コイル占積
率を高めることができるので、固定子の外径を抑えるこ
とができ、これにより小型化が図れるが、この結果、コ
イルエンド部で周囲スペースに余裕がなくなり、コイル
エンド部が膨らんで、その内径が回転子の外径よりも小
さくなって、回転電機組立時、回転子の挿入ができなく
なったり、回転子の外径との余裕が少なくなって、組み
付けに際して充分特別に注意を払わないと、コイルエン
ド部に損傷を与えてしまうなどの問題が生じてしまうの
である。
【0038】本発明の目的は、分割鉄心形固定子を用い
たことによる小形軽量化とコイル占積率の向上を充分に
図りながら、組立が容易で、信頼性の高い回転電機が確
実に得られるようにすることができる回転電機の固定子
巻線を提供することにある。
【0039】
【課題を解決するための手段】上記目的は、二層重ね巻
方式の回転電機の固定子巻線において、この固定子巻線
の各個別コイルのコイルエンド部の形状を、上コイル部
側と下コイル部側とで部分的に異ならしめ、全体として
外形側に曲げられた形状にすることにより達成される。
【0040】すなわち、各個別コイルのコイルエンド部
は、個別コイルが固定子鉄心のスロットに挿入されたと
き、固定子鉄心の端面から軸方向の一方と他方に露出す
るように形成されるが、個別コイルの側部は、固定子鉄
心に放射状に配置されたスロットの角度に合わせて成形
される。
【0041】このとき、コイルエンド部の、スロットの
入口側に収納されるコイル部(上コイル部という)に近い
部分は、曲げ半径が小さくなるようにし、スロットの奥
の方、つまり底部側に収納されるコイル部(下コイル部
という)に近い部分は、曲げ半径が大きくなるように形
成したものである。
【0042】このように形成された個別コイルにより固
定子巻線を構成してやれば、コイルエンド部での内径寸
法が、固定子鉄心の内径よりも小さくなるのが防止でき
る。同様に、コイルエンド部の厚さ、すなわち、内径寸
法と外形寸法の差を最小限にすることができるので、こ
の部分がハウジングに接近しすぎたり、接触してしまう
のを防止できる。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、本発明による回転電機の固
定子巻線について、図示の実施形態により詳細に説明す
る。図1は、本発明による固定子巻線の1実施形態にお
ける個別コイル33’を示したもので、図において、3
3caは、コイルエンド部33cの下コイル部33aに
近い部分を表わし、33cbは、コイルエンド部33c
の上コイル部33bに近い部分を表わす。
【0044】まず、この個別コイル33’では、そのコ
イルエンド部33cが全体として外側に膨らんだ状態で
曲げられているが、このとき、図示のように、その曲げ
半径が、部分33caでは比較的大きい半径R2となる
ように、部分33cbでは比較的小さい半径R1(R2
>R1)となるように曲げ成形されている。そして、そ
の他の構成は、図8〜図10で説明した従来例と同じで
ある。なお、この図1では、一方のコイルエンド部33
cしか示してないが、他方のコイルエンド部33dでも
同様に、異なった曲げ半径で成形されている。
【0045】コイルエンド部33cの上コイル部33b
に近い部分33cbは、その外側に他のコイル33のコ
イルエンド部33cの下コイル部33aに近い部分33
caが重なるので、比較的小さい曲げ半径R1に成形さ
れている。
【0046】また、コイルエンド部33cの下コイル部
33aに近い部分33caは、その内側に他のコイル3
3のコイルエンド部33cの上コイル部33bに近い部
分33cbが重なるので、比較的大きい曲げ半径R2に
成形されている。
【0047】図2は、この個別コイル33’を用いて形
成した固定子巻線3Bに、固定子鉄心3Aを組み付けた
状態を軸方向から見た図で、ここでは1個のコイルエン
ド部33cだけを示したものであり、次に、図3は、固
定子鉄心3Aの内側からコイルエンド部33cを見た図
である。
【0048】そして、これらの図から明らかなように、
まず、コイルエンド部33cの上コイル部33bに近い
部分で、小さい曲げ半径R1に成形されている部分33
cbは、その外側に他のコイル33のコイルエンド部3
3cの下コイル部33aに近い部分33caが重なるこ
とになる。
【0049】次に、コイルエンド部33cの下コイル部
33aに近い部分で、大きい曲げ半径R2に成形されて
いる部分33caは、その内側に他のコイル33のコイ
ルエンド部33cの上コイル部33bに近い部分33c
bが重なるようになる。
【0050】ここで、個別コイル33’のコイルエンド
部33c(反対側のコイルエンド部33dも同じ)は、図
12に表われているように、固定子鉄心3Aの軸方向の
左右の端面から突き出しているので、この部分では、コ
イル全体としてほぼ円筒形をなしている。
【0051】このため、コイルエンド部33cでの重な
り合いが隙間を持ってしまうと、この円筒形をなしてい
る部分での厚みが増加してしまい、この円筒形部分の内
径が小さくなってしまう虞れが生じる。そして、この場
合には、回転子5の挿入に際してコイルエンドに損傷を
与えてしまう虞れを生じたり、挿入自体が困難になって
しまう虞れを生じてしまう。
【0052】しかしながら、まず、コイルエンド部33
cは、全体として外側に膨らんだ状態に曲げられてお
り、この結果、全ての個別コイル33’を固定子鉄心3
Aに組み付けた状態では、各個別コイル33’のコイル
エンド部33cは互いに押し付け合って、コイルエンド
全体が隙間の無い状態に形成されると共に、全体として
外側に開いた状態になる。
【0053】また、この個別コイル33’によれば、コ
イルエンド部33cの小さい曲げ半径R1に成形されて
いる部分33cbでは、その曲げ剛性が高いので、その
外側に部分33caが重なっても、内側に変位する虞れ
が無く、この結果、全体として外側に開いた形状が確実
に保たれるようになる。
【0054】従って、この実施形態例によれば、コイル
の占積率を高めてもコイルエンド部が膨らむ虞れがな
く、内径が回転子の外径よりも小さくなって、回転電機
組立時に回転子の挿入ができなくなったり、回転子の外
径との余裕が少なくなって、組み付けに際して充分特別
に注意を払わないとコイルエンド部に損傷を与えてしま
うなどの虞れが無く、分割鉄心形固定子を用いたことに
よる小形軽量化とコイル占積率の向上を充分に図りなが
ら、組立が容易で、信頼性の高い回転電機を容易に得る
ことができる。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、個別コイルのコイルエ
ンド部での形状を変えるだけで、コイルエンド部全体で
の形状を、外側に広がった円筒形状にすることができる
ので、コイルの占積率を高めてもコイルエンド部が膨ら
む虞れがなく、内径が回転子の外径よりも小さくなっ
て、回転電機組立時、回転子の挿入ができなくなった
り、回転子の外径との余裕が少なくなって、組み付けに
際して充分特別に注意を払わないとコイルエンド部に損
傷を与えてしまうなどの虞れが無く、分割鉄心形固定子
を用いたことによる小形軽量化とコイル占積率の向上を
充分に図りながら、組立が容易で、信頼性の高い回転電
機を容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による回転電機の固定子巻線における個
別コイルの一実施形態例を示す説明図である。
【図2】本発明による固定子巻線の個別コイルの一実施
形態例を示す装着状態の説明図である。
【図3】本発明の一実施形態例におけるコイルエンド部
の説明図である。
【図4】分割鉄心形の固定子鉄心の説明図である。
【図5】分割鉄心形の固定子鉄心の分解説明図である。
【図6】分割鉄心形の固定子鉄心にコイルを装着した状
態を示す説明図である。
【図7】分割鉄心形の固定子鉄心にコイルを装着する方
法の説明図である。
【図8】成形前の個別コイルの斜視図である。
【図9】成形後の個別コイルを示す説明図である。
【図10】個別コイルの折り曲げ成形の説明図である。
【図11】コイルエンド部の説明図である。
【図12】回転電機の一例を示す説明図である。
【図13】固定子鉄心の一例を示す平面図である。
【図14】固定子鉄心のスロット内での固定子巻線の説
明図である。
【図15】固定子鉄心のスロット内での角線による固定
子巻線の説明図である。
【符号の説明】 1 ハウジング 3 固定子 3A 固定子鉄心 3B 固定子コイル 3C スロット 31 鉄心片 32 棒状鉄心片 33’ 個別コイル 33c コイルエンド部 33ca コイルエンド部33cの下コイル部33aに
近い部分 33cb コイルエンド部33cの上コイル部33bに
近い部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関根 次雄 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所内 (72)発明者 清水 泉 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所内 (72)発明者 遠藤 幸郎 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所内 (72)発明者 井原 松利 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所内 (72)発明者 岩田 竜一 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所内 (72)発明者 竹田 高広 千葉県習志野市東習志野7丁目1番1号 株式会社日立製作所産業機器事業部内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二層重ね巻方式の回転電機の固定子巻線
    において、 この固定子巻線の各個別コイルのコイルエンド部の形状
    を、上コイル部側と下コイル部側とで部分的に異ならし
    め、全体として外形側に曲げられた形状にし、且つ、ス
    ロットの入口側に収納されるコイル部に近い部分は、曲
    げ半径が小さくなるようにし、スロットの底部側に収納
    されるコイル部に近い部分は、曲げ半径が大きくなるよ
    うに形成したことを特徴とする回転電機の固定子巻線。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記各個別コイルが、ほぼ矩形断面を有する導体で構成
    されていることを特徴とする回転電機の固定子巻線。
  3. 【請求項3】 請求項1の固定子巻線を用いたことを特
    徴とする回転電機の固定子。
  4. 【請求項4】 請求項1固定子巻線を用いたことを特徴
    とする回転電機。
JP6132596A 1996-03-18 1996-03-18 回転電機の固定子巻線及びこの巻線を用いた回転電機の固定子並びにこの巻線を用いた回転電機 Pending JPH09261904A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013027174A (ja) * 2011-07-21 2013-02-04 Honda Motor Co Ltd 回転電機のステータ
WO2020202711A1 (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 日本電産株式会社 ステータ、ステータの製造方法、モータ

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