JPH09265208A - トナー用樹脂組成物及びトナー - Google Patents
トナー用樹脂組成物及びトナーInfo
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- JPH09265208A JPH09265208A JP7412196A JP7412196A JPH09265208A JP H09265208 A JPH09265208 A JP H09265208A JP 7412196 A JP7412196 A JP 7412196A JP 7412196 A JP7412196 A JP 7412196A JP H09265208 A JPH09265208 A JP H09265208A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 低温定着性に優れ、定着温度域が広く、高速
型や小型の電子複写機を用いて複写する場合でも、充分
に安定した画像が得られるトナー用樹脂組成物及びトナ
ーを得る。 【解決手段】 この発明のトナー用樹脂組成物及びトナ
ーは特定の複素弾性率、緩和弾性率及び緩和時間を有す
る。例えば、上記トナーは、角周波数1rad/se
c、歪み振幅0.5%で測定した複素弾性率の絶対値|
G*0 1 |が107 Paとなる温度が70℃以上で、且つ
角周波数100rad/sec、歪み振幅1%で測定し
た複素弾性率の絶対値|G*0 2 |が5×104 Paとな
る温度が135℃以下で、且つ温度190℃、初期歪み
450%での緩和弾性率の測定において、歪みを加えて
から0.02秒後の緩和弾性率をG0 としたとき、歪み
を加えてから緩和弾性率がG0 /100となるまでの時
間が0.15秒以上である。
型や小型の電子複写機を用いて複写する場合でも、充分
に安定した画像が得られるトナー用樹脂組成物及びトナ
ーを得る。 【解決手段】 この発明のトナー用樹脂組成物及びトナ
ーは特定の複素弾性率、緩和弾性率及び緩和時間を有す
る。例えば、上記トナーは、角周波数1rad/se
c、歪み振幅0.5%で測定した複素弾性率の絶対値|
G*0 1 |が107 Paとなる温度が70℃以上で、且つ
角周波数100rad/sec、歪み振幅1%で測定し
た複素弾性率の絶対値|G*0 2 |が5×104 Paとな
る温度が135℃以下で、且つ温度190℃、初期歪み
450%での緩和弾性率の測定において、歪みを加えて
から0.02秒後の緩和弾性率をG0 としたとき、歪み
を加えてから緩和弾性率がG0 /100となるまでの時
間が0.15秒以上である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子写真等に使
用するトナー用樹脂組成物及びトナーに関し、さらに詳
しくいえば、静電荷像を現像する方法において、乾式現
像方式に使用するトナー用樹脂組成物及びトナーに関す
る。
用するトナー用樹脂組成物及びトナーに関し、さらに詳
しくいえば、静電荷像を現像する方法において、乾式現
像方式に使用するトナー用樹脂組成物及びトナーに関す
る。
【0002】
【従来の技術】電子写真等において、静電荷像を現像す
る方法として、乾式現像方式が多用されている。この乾
式現像方式では、バインダーとなるトナー用樹脂にカー
ボンブラック等の着色剤、その他帯電制御剤等の添加剤
を含有させた微粉末に、鉄粉やガラスビーズ等のキャリ
アーを混合した摩擦帯電性のトナー(現像剤)が用いら
れる。
る方法として、乾式現像方式が多用されている。この乾
式現像方式では、バインダーとなるトナー用樹脂にカー
ボンブラック等の着色剤、その他帯電制御剤等の添加剤
を含有させた微粉末に、鉄粉やガラスビーズ等のキャリ
アーを混合した摩擦帯電性のトナー(現像剤)が用いら
れる。
【0003】複写物を得るには、通常、感光体上に静電
潜像を形成し、この静電潜像に摩擦帯電性のトナーを電
気的に付着させて現像し、ここで得られたトナー像を用
紙等のシート上に転写し、その後トナーに対して離型性
を有する熱圧ローラーで定着させて永久可視像とする。
潜像を形成し、この静電潜像に摩擦帯電性のトナーを電
気的に付着させて現像し、ここで得られたトナー像を用
紙等のシート上に転写し、その後トナーに対して離型性
を有する熱圧ローラーで定着させて永久可視像とする。
【0004】この種のトナーには、主に、耐オフセット
性(定着用の熱圧ローラーにトナーが付着し、これが用
紙を汚さないこと)、低温定着性(低温でトナーが用紙
に強固に付着すること)、耐ブロッキング性(トナー粒
子が凝集しないこと)、画像安定性(帯電量の変化がな
く、画像濃度が均一であること)の優れたものが要求さ
れ、さらに、トナー製造のために、微粉砕性の良好なト
ナー用樹脂組成物も要求される。
性(定着用の熱圧ローラーにトナーが付着し、これが用
紙を汚さないこと)、低温定着性(低温でトナーが用紙
に強固に付着すること)、耐ブロッキング性(トナー粒
子が凝集しないこと)、画像安定性(帯電量の変化がな
く、画像濃度が均一であること)の優れたものが要求さ
れ、さらに、トナー製造のために、微粉砕性の良好なト
ナー用樹脂組成物も要求される。
【0005】耐オフセット性、低温定着性、耐ブロッキ
ング性などの主要性能を改善したトナーとして、低分子
量のビニル系樹脂成分と高分子量のビニル系樹脂成分と
からなり、特に、上記各樹脂成分がスチレン系重合体や
(メタ)アクリル酸エステル系重合体からなるトナー用
樹脂組成物を用いたトナーが広く知られている(例え
ば、特開昭56−158340号公報など)。
ング性などの主要性能を改善したトナーとして、低分子
量のビニル系樹脂成分と高分子量のビニル系樹脂成分と
からなり、特に、上記各樹脂成分がスチレン系重合体や
(メタ)アクリル酸エステル系重合体からなるトナー用
樹脂組成物を用いたトナーが広く知られている(例え
ば、特開昭56−158340号公報など)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この種の従
来のトナー用樹脂組成物及びトナーは、いずれも、耐オ
フセット性、低温定着性及び耐ブロッキング性が良好
で、しかも一定レベルの画像安定性は良好に維持してい
るものの、近年需要が伸びている高速型や小型の電子複
写機を用いて複写する場合には、必ずしも上記性能が充
分に満足のいくものではなく、特に、低温定着性をより
一層改善したトナーが要望されている。
来のトナー用樹脂組成物及びトナーは、いずれも、耐オ
フセット性、低温定着性及び耐ブロッキング性が良好
で、しかも一定レベルの画像安定性は良好に維持してい
るものの、近年需要が伸びている高速型や小型の電子複
写機を用いて複写する場合には、必ずしも上記性能が充
分に満足のいくものではなく、特に、低温定着性をより
一層改善したトナーが要望されている。
【0007】この発明は、このような従来のトナー用樹
脂組成物及びトナーの有する問題を解決するもので、そ
の目的とするところは、耐オフセット性、低温定着性、
耐ブロッキング性に優れ、特に、低温定着性がより一層
優れ、定着温度域が広く、高速型や小型の電子複写機を
用いて複写する場合でも、充分に安定した画像が得られ
るトナー用樹脂組成物及びトナーを提供することにあ
る。
脂組成物及びトナーの有する問題を解決するもので、そ
の目的とするところは、耐オフセット性、低温定着性、
耐ブロッキング性に優れ、特に、低温定着性がより一層
優れ、定着温度域が広く、高速型や小型の電子複写機を
用いて複写する場合でも、充分に安定した画像が得られ
るトナー用樹脂組成物及びトナーを提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明のトナー用樹脂
組成物は、角周波数1rad/sec、歪み振幅0.5
%で測定した複素弾性率の絶対値|G* 1 |が107 P
aとなる温度が70℃以上で、且つ角周波数100ra
d/sec、歪み振幅3%で測定した複素弾性率の絶対
値|G* 2 |が104 Paとなる温度が170℃以下
で、且つ温度190℃、初期歪み450%での緩和弾性
率の測定において、歪みを加えてから0.02秒後の緩
和弾性率をGとしたとき、歪みを加えてから緩和弾性率
がG/100となるまでの時間が0.15秒以上である
ことを特徴とし、それにより上記の目的を達成すること
ができる。
組成物は、角周波数1rad/sec、歪み振幅0.5
%で測定した複素弾性率の絶対値|G* 1 |が107 P
aとなる温度が70℃以上で、且つ角周波数100ra
d/sec、歪み振幅3%で測定した複素弾性率の絶対
値|G* 2 |が104 Paとなる温度が170℃以下
で、且つ温度190℃、初期歪み450%での緩和弾性
率の測定において、歪みを加えてから0.02秒後の緩
和弾性率をGとしたとき、歪みを加えてから緩和弾性率
がG/100となるまでの時間が0.15秒以上である
ことを特徴とし、それにより上記の目的を達成すること
ができる。
【0009】また、この発明のトナーは、角周波数1r
ad/sec、歪み振幅0.5%で測定した複素弾性率
の絶対値|G*0 1 |が107 Paとなる温度が70℃以
上で、且つ角周波数100rad/sec、歪み振幅1
%で測定した複素弾性率の絶対値|G*0 2 |が5×10
4 Paとなる温度が135℃以下で、且つ温度190
℃、初期歪み450%での緩和弾性率の測定において、
歪みを加えてから0.02秒後の緩和弾性率をG0 とし
たとき、歪みを加えてから緩和弾性率がG0 /100と
なるまでの時間が0.15秒以上であることを特徴と
し、それにより上記の目的を達成することができる。
ad/sec、歪み振幅0.5%で測定した複素弾性率
の絶対値|G*0 1 |が107 Paとなる温度が70℃以
上で、且つ角周波数100rad/sec、歪み振幅1
%で測定した複素弾性率の絶対値|G*0 2 |が5×10
4 Paとなる温度が135℃以下で、且つ温度190
℃、初期歪み450%での緩和弾性率の測定において、
歪みを加えてから0.02秒後の緩和弾性率をG0 とし
たとき、歪みを加えてから緩和弾性率がG0 /100と
なるまでの時間が0.15秒以上であることを特徴と
し、それにより上記の目的を達成することができる。
【0010】この発明のトナー用樹脂組成物及びトナー
を構成する樹脂成分としては、ビニル系樹脂、ポリエス
テル樹脂、エポキシ樹脂、キシレン樹脂、クマロン−イ
ンデン樹脂、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック
共重合樹脂、ブチラール樹脂、テルペン樹脂、ロジン、
石油樹脂等が用いられる。その中でも、ビニル系樹脂の
範疇に入るスチレン系重合体や(メタ)アクリル酸エス
テル系重合体及びポリエステル樹脂が好ましい。
を構成する樹脂成分としては、ビニル系樹脂、ポリエス
テル樹脂、エポキシ樹脂、キシレン樹脂、クマロン−イ
ンデン樹脂、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック
共重合樹脂、ブチラール樹脂、テルペン樹脂、ロジン、
石油樹脂等が用いられる。その中でも、ビニル系樹脂の
範疇に入るスチレン系重合体や(メタ)アクリル酸エス
テル系重合体及びポリエステル樹脂が好ましい。
【0011】これ等の樹脂成分は非架橋タイプ、架橋タ
イプのいずれでもよい。また、これ等の樹脂成分は単独
の樹脂を用いてもよく、或いは2種以上の樹脂を併用し
てもよい。2種以上の樹脂を併用する場合は、これ等の
樹脂が相溶して単相構造をとっていてもよく、また非相
溶で相分離構造をとっていてもよい。
イプのいずれでもよい。また、これ等の樹脂成分は単独
の樹脂を用いてもよく、或いは2種以上の樹脂を併用し
てもよい。2種以上の樹脂を併用する場合は、これ等の
樹脂が相溶して単相構造をとっていてもよく、また非相
溶で相分離構造をとっていてもよい。
【0012】なお、非相溶で相分離構造をとっている樹
脂成分の物性は、その分散形状や大きさに強く影響され
るので、ロールミル、ニーダー、押出機等で充分に混練
した後の樹脂成分を物性測定に用いる。
脂成分の物性は、その分散形状や大きさに強く影響され
るので、ロールミル、ニーダー、押出機等で充分に混練
した後の樹脂成分を物性測定に用いる。
【0013】この発明のトナー用樹脂組成物としては、
特に、低分子量のスチレン−(メタ)アクリル酸エステ
ル共重合体と、高分子量のスチレン−(メタ)アクリル
酸エステル共重合体とを分子レベルで相溶させたブレン
ド樹脂、このブレンド樹脂に50〜80℃で融解する低
温定着性を改善するための助剤(高級アルコール、高級
脂肪酸、高級脂肪酸エステルなど)又は/及び定着強度
を改善するための助剤(室温においてゴム状のスチレン
系ゴム、アクリル系ゴム、オレフィン系ゴムなど)を配
合したもの、低分子量のスチレン系重合体と高分子量の
ポリエステルとのブレンド樹脂、このブレンド樹脂に上
記低温定着性を改善するための助剤又は/及び定着強度
を改善するための助剤を配合したもの等が好適に用いら
れる。
特に、低分子量のスチレン−(メタ)アクリル酸エステ
ル共重合体と、高分子量のスチレン−(メタ)アクリル
酸エステル共重合体とを分子レベルで相溶させたブレン
ド樹脂、このブレンド樹脂に50〜80℃で融解する低
温定着性を改善するための助剤(高級アルコール、高級
脂肪酸、高級脂肪酸エステルなど)又は/及び定着強度
を改善するための助剤(室温においてゴム状のスチレン
系ゴム、アクリル系ゴム、オレフィン系ゴムなど)を配
合したもの、低分子量のスチレン系重合体と高分子量の
ポリエステルとのブレンド樹脂、このブレンド樹脂に上
記低温定着性を改善するための助剤又は/及び定着強度
を改善するための助剤を配合したもの等が好適に用いら
れる。
【0014】この発明のトナー用樹脂組成物は、その動
的粘弾性試験において、角周波数1rad/sec、歪
み振幅0.5%で測定した複素弾性率の絶対値|G* 1
|が107 Paとなる温度が70℃以上で、且つ角周波
数100rad/sec、歪み振幅3%で測定した複素
弾性率の絶対値|G* 2 |が104 Paとなる温度が1
70℃以下で、且つ温度190℃、初期歪み450%で
の緩和弾性率の測定において、歪みを加えてから0.0
2秒後の緩和弾性率をGとしたとき、歪みを加えてから
緩和弾性率がG/100となるまでの時間が0.15秒
以上でなければならない。
的粘弾性試験において、角周波数1rad/sec、歪
み振幅0.5%で測定した複素弾性率の絶対値|G* 1
|が107 Paとなる温度が70℃以上で、且つ角周波
数100rad/sec、歪み振幅3%で測定した複素
弾性率の絶対値|G* 2 |が104 Paとなる温度が1
70℃以下で、且つ温度190℃、初期歪み450%で
の緩和弾性率の測定において、歪みを加えてから0.0
2秒後の緩和弾性率をGとしたとき、歪みを加えてから
緩和弾性率がG/100となるまでの時間が0.15秒
以上でなければならない。
【0015】ここで、上記トナー用樹脂組成物の複素弾
性率及び緩和弾性率は、動的粘弾性試験装置(粘弾性ス
ペクトロメーター)、例えば、レオメトリック社製RM
S−800により測定される。なお、緩和弾性率の測定
において、歪みを加えてから0.02秒後とは、実質的
には歪みを加えた瞬間を意味する。
性率及び緩和弾性率は、動的粘弾性試験装置(粘弾性ス
ペクトロメーター)、例えば、レオメトリック社製RM
S−800により測定される。なお、緩和弾性率の測定
において、歪みを加えてから0.02秒後とは、実質的
には歪みを加えた瞬間を意味する。
【0016】上記複素弾性率の絶対値|G* 1 |が10
7 Paとなる温度が70℃未満であると、得られるトナ
ーの耐ブロッキング性が不充分となる。特に、複素弾性
率の絶対値|G* 1 |が107 Paとなる温度は75℃
以上が好ましい。また、上記複素弾性率の絶対値|G*
2 |が104 Paとなる温度が170℃を越えると、得
られるトナーの低温定着性が不充分となる。特に、複素
弾性率の絶対値|G* 2 |が104 Paとなる温度は1
40℃以下が好ましい。また、歪みを加えてから緩和弾
性率がG/100となるまでの時間が0.15秒未満で
は、トナーの耐オフセット性が不充分で、充分に広い定
着温度域を得ることができない。特に、緩和弾性率がG
/100となるまでの時間は0.2〜2秒の範囲が好ま
しい。
7 Paとなる温度が70℃未満であると、得られるトナ
ーの耐ブロッキング性が不充分となる。特に、複素弾性
率の絶対値|G* 1 |が107 Paとなる温度は75℃
以上が好ましい。また、上記複素弾性率の絶対値|G*
2 |が104 Paとなる温度が170℃を越えると、得
られるトナーの低温定着性が不充分となる。特に、複素
弾性率の絶対値|G* 2 |が104 Paとなる温度は1
40℃以下が好ましい。また、歪みを加えてから緩和弾
性率がG/100となるまでの時間が0.15秒未満で
は、トナーの耐オフセット性が不充分で、充分に広い定
着温度域を得ることができない。特に、緩和弾性率がG
/100となるまでの時間は0.2〜2秒の範囲が好ま
しい。
【0017】この発明のトナー用樹脂組成物は、上述の
ような特定の複素弾性率、緩和弾性率及び緩和時間を有
する。
ような特定の複素弾性率、緩和弾性率及び緩和時間を有
する。
【0018】このようなトナー用樹脂組成物を用いて、
この発明のトナーを得るには、例えば、上記のようなト
ナー用樹脂組成物に、着色剤、その他帯電制御剤等の従
来慣用のトナー用添加剤を配合し、これをロールミル、
ニーダー、押出機などを用いて混練した後、冷却して微
粉砕する方法が採用される。
この発明のトナーを得るには、例えば、上記のようなト
ナー用樹脂組成物に、着色剤、その他帯電制御剤等の従
来慣用のトナー用添加剤を配合し、これをロールミル、
ニーダー、押出機などを用いて混練した後、冷却して微
粉砕する方法が採用される。
【0019】上記着色剤としては、カーボンブラック、
クロームイエロー、アニリンブルー等のこの種のトナー
に慣用されている顔料或いは染料が使用される。また、
帯電制御剤としては、ニグロシン、スピロンブラック
(保土ケ谷化学社製)等の染料、その他フタロシアニン
系の顔料からなる帯電制御剤が使用される。また、複写
機の定着ローラーに対して剥離作用のあるポリプロピレ
ンワックス、低分子ポリエチレン、その他脂肪族アミ
ド、ビス脂肪族アミド、金属石鹸、パラフィン等が配合
されてもよい。
クロームイエロー、アニリンブルー等のこの種のトナー
に慣用されている顔料或いは染料が使用される。また、
帯電制御剤としては、ニグロシン、スピロンブラック
(保土ケ谷化学社製)等の染料、その他フタロシアニン
系の顔料からなる帯電制御剤が使用される。また、複写
機の定着ローラーに対して剥離作用のあるポリプロピレ
ンワックス、低分子ポリエチレン、その他脂肪族アミ
ド、ビス脂肪族アミド、金属石鹸、パラフィン等が配合
されてもよい。
【0020】また、トナー粒子の流動性を上げるため
に、疎水性シリカ等を後添加してもよい。また、磁性ト
ナーとするために、マグネタイト、フェライト、ヘマタ
イト等の鉄、亜鉛、コバルト、ニッケル、マンガンなど
の強磁性を示す合金又は化合物からなる磁性粉が配合さ
れてもよい。
に、疎水性シリカ等を後添加してもよい。また、磁性ト
ナーとするために、マグネタイト、フェライト、ヘマタ
イト等の鉄、亜鉛、コバルト、ニッケル、マンガンなど
の強磁性を示す合金又は化合物からなる磁性粉が配合さ
れてもよい。
【0021】この発明のトナーは、その動的粘弾性試験
において、角周波数1rad/sec、歪み振幅0.5
%で測定した複素弾性率の絶対値|G*0 1 |が107 P
aとなる温度が70℃以上で、且つ角周波数100ra
d/sec、歪み振幅1%で測定した複素弾性率の絶対
値|G*0 2 |が5×104 Paとなる温度が135℃以
下で、且つ温度190℃、初期歪み450%での緩和弾
性率の測定において、歪みを加えてから0.02秒後の
緩和弾性率をG0 としたとき、歪みを加えてから緩和弾
性率がG0 /100となるまでの時間が0.15秒以上
でなければならない。
において、角周波数1rad/sec、歪み振幅0.5
%で測定した複素弾性率の絶対値|G*0 1 |が107 P
aとなる温度が70℃以上で、且つ角周波数100ra
d/sec、歪み振幅1%で測定した複素弾性率の絶対
値|G*0 2 |が5×104 Paとなる温度が135℃以
下で、且つ温度190℃、初期歪み450%での緩和弾
性率の測定において、歪みを加えてから0.02秒後の
緩和弾性率をG0 としたとき、歪みを加えてから緩和弾
性率がG0 /100となるまでの時間が0.15秒以上
でなければならない。
【0022】ここで、上記トナーの複素弾性率及び緩和
弾性率は、動的粘弾性試験装置(粘弾性スペクトロメー
ター)、例えば、レオメトリック社製RMS−800に
より測定される。なお、緩和弾性率の測定において、歪
みを加えてから0.02秒後とは、実質的には歪みを加
えた瞬間を意味する。
弾性率は、動的粘弾性試験装置(粘弾性スペクトロメー
ター)、例えば、レオメトリック社製RMS−800に
より測定される。なお、緩和弾性率の測定において、歪
みを加えてから0.02秒後とは、実質的には歪みを加
えた瞬間を意味する。
【0023】上記複素弾性率の絶対値|G*0 1 |が10
7 Paとなる温度が70℃未満であると、得られるトナ
ーの耐ブロッキング性が不充分となる。特に、複素弾性
率の絶対値|G*0 1 |が107 Paとなる温度は75℃
以上が好ましい。また、上記複素弾性率の絶対値|G*0
2 |が5×104 Paとなる温度が135℃を越える
と、得られるトナーの低温定着性が不充分となる。特
に、複素弾性率の絶対値|G*0 2 |が5×104 Paと
なる温度は125℃以下が好ましい。また、歪みを加え
てから緩和弾性率がG0 /100となるまでの時間が
0.15秒未満では、トナーの耐オフセット性が不充分
で、充分に広い定着温度域を得ることができない。特
に、緩和弾性率がG0 /100となるまでの時間は0.
2〜2秒の範囲が好ましい。
7 Paとなる温度が70℃未満であると、得られるトナ
ーの耐ブロッキング性が不充分となる。特に、複素弾性
率の絶対値|G*0 1 |が107 Paとなる温度は75℃
以上が好ましい。また、上記複素弾性率の絶対値|G*0
2 |が5×104 Paとなる温度が135℃を越える
と、得られるトナーの低温定着性が不充分となる。特
に、複素弾性率の絶対値|G*0 2 |が5×104 Paと
なる温度は125℃以下が好ましい。また、歪みを加え
てから緩和弾性率がG0 /100となるまでの時間が
0.15秒未満では、トナーの耐オフセット性が不充分
で、充分に広い定着温度域を得ることができない。特
に、緩和弾性率がG0 /100となるまでの時間は0.
2〜2秒の範囲が好ましい。
【0024】この発明のトナーは、上述のような特定の
複素弾性率、緩和弾性率及び緩和時間を有する。
複素弾性率、緩和弾性率及び緩和時間を有する。
【0025】(作用)トナーのブロッキングは、熱によ
りトナー粒子を構成する分子の運動性が大きくなり、互
いに接触しているトナー粒子の構成分子との絡み合いが
生じるために発生し、トナーの耐ブロッキング性は、ト
ナー用樹脂組成物又はトナーを構成する分子の運動性、
即ち硬さと関係があり、複素弾性率の絶対値|G* |で
評価できることがわかった。
りトナー粒子を構成する分子の運動性が大きくなり、互
いに接触しているトナー粒子の構成分子との絡み合いが
生じるために発生し、トナーの耐ブロッキング性は、ト
ナー用樹脂組成物又はトナーを構成する分子の運動性、
即ち硬さと関係があり、複素弾性率の絶対値|G* |で
評価できることがわかった。
【0026】そこで、角周波数1rad/sec、歪み
振幅0.5%で測定した複素弾性率の絶対値|G* 1 |
が107 Paとなる温度が70℃以上のトナー樹脂組成
物を用いると、トナーの耐ブロッキングが改善されるこ
とを見出した。また、角周波数1rad/sec、歪み
振幅0.5%で測定した複素弾性率の絶対値|G*0 1|
が107 Paとなる温度が70℃以上のトナーを用いて
も、トナーの耐ブロッキングが改善されることを見出し
た。
振幅0.5%で測定した複素弾性率の絶対値|G* 1 |
が107 Paとなる温度が70℃以上のトナー樹脂組成
物を用いると、トナーの耐ブロッキングが改善されるこ
とを見出した。また、角周波数1rad/sec、歪み
振幅0.5%で測定した複素弾性率の絶対値|G*0 1|
が107 Paとなる温度が70℃以上のトナーを用いて
も、トナーの耐ブロッキングが改善されることを見出し
た。
【0027】また、トナーの定着は、熱圧ローラーでト
ナー粒子が熔融変形して紙との接触面積を増大させるこ
とにより行われ、トナーの低温定着性は、トナー用樹脂
組成物又はトナーの変形しやすさと関係があり、これも
複素弾性率の絶対値|G* |で評価できることがわかっ
た。
ナー粒子が熔融変形して紙との接触面積を増大させるこ
とにより行われ、トナーの低温定着性は、トナー用樹脂
組成物又はトナーの変形しやすさと関係があり、これも
複素弾性率の絶対値|G* |で評価できることがわかっ
た。
【0028】そこで、角周波数100rad/sec、
歪み振幅3%で測定した複素弾性率の絶対値|G* 2 |
が104 Paとなる温度が170℃以下のトナー樹脂組
成物を用いると、トナーの低温定着性が改善されること
を見出した。また、角周波数100rad/sec、歪
み振幅1%で測定した複素弾性率の絶対値|G*0 2 |が
5×104 Paとなる温度が135℃以下のトナーを用
いると、トナーの低温定着性が改善されることを見出し
た。
歪み振幅3%で測定した複素弾性率の絶対値|G* 2 |
が104 Paとなる温度が170℃以下のトナー樹脂組
成物を用いると、トナーの低温定着性が改善されること
を見出した。また、角周波数100rad/sec、歪
み振幅1%で測定した複素弾性率の絶対値|G*0 2 |が
5×104 Paとなる温度が135℃以下のトナーを用
いると、トナーの低温定着性が改善されることを見出し
た。
【0029】一方、トナーのオフセットは、熔融したト
ナーの凝集力がトナーと熱圧ローラーの接着力よりも小
さい場合に発生し、トナーの耐オフセット性は、トナー
樹脂組成物又はトナーの凝集力の大きさと大変形下での
トナー樹脂組成物又はトナーの緩和時間の長さに関係が
あることがわかった。
ナーの凝集力がトナーと熱圧ローラーの接着力よりも小
さい場合に発生し、トナーの耐オフセット性は、トナー
樹脂組成物又はトナーの凝集力の大きさと大変形下での
トナー樹脂組成物又はトナーの緩和時間の長さに関係が
あることがわかった。
【0030】そこで、温度190℃、初期歪み450%
での緩和弾性率の測定において、歪みを加えてから0.
02秒後の緩和弾性率をGとしたとき、歪みを加えてか
ら緩和弾性率がG/100となるまでの時間が0.15
秒以上であるトナー樹脂組成物を用いると、トナーの耐
オフセット性が改善されることを見出した。また、温度
190℃、初期歪み450%での緩和弾性率の測定にお
いて、歪みを加えてから0.02秒後の緩和弾性率をG
0 としたとき、歪みを加えてから緩和弾性率がG0 /1
00となるまでの時間が0.15秒以上であるトナーを
用いても、トナーの耐オフセット性が改善されることを
見出した。
での緩和弾性率の測定において、歪みを加えてから0.
02秒後の緩和弾性率をGとしたとき、歪みを加えてか
ら緩和弾性率がG/100となるまでの時間が0.15
秒以上であるトナー樹脂組成物を用いると、トナーの耐
オフセット性が改善されることを見出した。また、温度
190℃、初期歪み450%での緩和弾性率の測定にお
いて、歪みを加えてから0.02秒後の緩和弾性率をG
0 としたとき、歪みを加えてから緩和弾性率がG0 /1
00となるまでの時間が0.15秒以上であるトナーを
用いても、トナーの耐オフセット性が改善されることを
見出した。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施例及び比較
例を示す。実施例1 トナー用樹脂組成物の製造 3リットルの円筒型反応器にスパイラル攪拌器、還流冷
却器、窒素導入管、温度測定用熱電対を取付け、これに
トルエン100重量部、重量平均分子量1万のスチレン
−メチルメタクリレート共重合体(成分比:前者75重
量%/後者25重量%)100重量部、重量平均分子量
81万のスチレン−n−ブチルアクリレート共重合体
(成分比:前者90重量%/後者10重量%)15重量
部、重量平均分子量800で融点80℃のポリエチレン
ワックス10重量部を加え、窒素パージしながらトルエ
ンの沸点まで加熱し、トルエンが沸騰した状態を4時間
維持した。なお、上記共重合体の重量平均分子量はゲル
パーミエーションクロマトグラフィ(GPC)法で測定
した値である。
例を示す。実施例1 トナー用樹脂組成物の製造 3リットルの円筒型反応器にスパイラル攪拌器、還流冷
却器、窒素導入管、温度測定用熱電対を取付け、これに
トルエン100重量部、重量平均分子量1万のスチレン
−メチルメタクリレート共重合体(成分比:前者75重
量%/後者25重量%)100重量部、重量平均分子量
81万のスチレン−n−ブチルアクリレート共重合体
(成分比:前者90重量%/後者10重量%)15重量
部、重量平均分子量800で融点80℃のポリエチレン
ワックス10重量部を加え、窒素パージしながらトルエ
ンの沸点まで加熱し、トルエンが沸騰した状態を4時間
維持した。なお、上記共重合体の重量平均分子量はゲル
パーミエーションクロマトグラフィ(GPC)法で測定
した値である。
【0032】その後、還流冷却器を外して減圧装置を取
付け、140〜170℃に加熱してトルエンを留去し、
上記二種の共重合体とワックスとからなるトナー用樹脂
組成物を得た。このトナー用樹脂組成物は、スチレン−
メチルメタクリレート共重合体とスチレン−n−ブチル
アクリレート共重合体とが相溶したマトリックスの中
に、ワックスがドメインを形成した相分離構造をとって
いた。
付け、140〜170℃に加熱してトルエンを留去し、
上記二種の共重合体とワックスとからなるトナー用樹脂
組成物を得た。このトナー用樹脂組成物は、スチレン−
メチルメタクリレート共重合体とスチレン−n−ブチル
アクリレート共重合体とが相溶したマトリックスの中
に、ワックスがドメインを形成した相分離構造をとって
いた。
【0033】このトナー用樹脂組成物において、角周波
数1rad/sec、歪み振幅0.5%で測定した複素
弾性率の絶対値|G* 1 |が107 Paとなる温度は7
6℃であった。また、角周波数100rad/sec、
歪み振幅3%で測定した複素弾性率の絶対値|G* 2 |
が104 Paとなる温度は126℃であった。さらに、
温度190℃、初期歪み450%での緩和弾性率の測定
において、歪みを加えてから0.02秒後の緩和弾性率
をGとしたとき、歪みを加えてから緩和弾性率がG/1
00となるまでの時間は0.25秒であった。
数1rad/sec、歪み振幅0.5%で測定した複素
弾性率の絶対値|G* 1 |が107 Paとなる温度は7
6℃であった。また、角周波数100rad/sec、
歪み振幅3%で測定した複素弾性率の絶対値|G* 2 |
が104 Paとなる温度は126℃であった。さらに、
温度190℃、初期歪み450%での緩和弾性率の測定
において、歪みを加えてから0.02秒後の緩和弾性率
をGとしたとき、歪みを加えてから緩和弾性率がG/1
00となるまでの時間は0.25秒であった。
【0034】トナーの製造 上記トナー用樹脂組成物100重量部と、カーボンブラ
ック(MA−100:三菱化成社製)6重量部と、スピ
ロンブラックTRH(保土ケ谷化学社製)1重量部と、
ポリプロピレンワックス(ビスコール660P:三洋化
成社製)3重量部とを、ロールミルで溶融混練し、冷却
後粗粉砕し、さらにジェットミルで微粉砕し分級して、
平均粒度約11μm のトナー粉末を得た。このトナー粉
末に、疎水性シリカ粉末(R−972:日本アエロジル
社製)0.3重量部を後添加(外添)してトナーを得
た。
ック(MA−100:三菱化成社製)6重量部と、スピ
ロンブラックTRH(保土ケ谷化学社製)1重量部と、
ポリプロピレンワックス(ビスコール660P:三洋化
成社製)3重量部とを、ロールミルで溶融混練し、冷却
後粗粉砕し、さらにジェットミルで微粉砕し分級して、
平均粒度約11μm のトナー粉末を得た。このトナー粉
末に、疎水性シリカ粉末(R−972:日本アエロジル
社製)0.3重量部を後添加(外添)してトナーを得
た。
【0035】このトナーにおいて、角周波数1rad/
sec、歪み振幅0.5%で測定した複素弾性率の絶対
値|G*0 1 |が107 Paとなる温度は75℃以上であ
った。また、角周波数100rad/sec、歪み振幅
1%で測定した複素弾性率の絶対値|G*0 2 |が5×1
04 Paとなる温度は117℃であった。さらに、温度
190℃、初期歪み450%での緩和弾性率の測定にお
いて、歪みを加えてから0.02秒後の緩和弾性率をG
0 としたとき、歪みを加えてから緩和弾性率がG0 /1
00となるまでの時間は0.22秒であった。
sec、歪み振幅0.5%で測定した複素弾性率の絶対
値|G*0 1 |が107 Paとなる温度は75℃以上であ
った。また、角周波数100rad/sec、歪み振幅
1%で測定した複素弾性率の絶対値|G*0 2 |が5×1
04 Paとなる温度は117℃であった。さらに、温度
190℃、初期歪み450%での緩和弾性率の測定にお
いて、歪みを加えてから0.02秒後の緩和弾性率をG
0 としたとき、歪みを加えてから緩和弾性率がG0 /1
00となるまでの時間は0.22秒であった。
【0036】トナーの性能評価 上記トナーについて、次の方法でトナーの低温定着性及
びトナーの保存安定性を評価した。その結果、定着温度
範囲は119℃〜200℃(以上)で、低温定着性に優
れ、定着温度域が広いものであった。また、トナーの保
存安定性は良好(トナーの通過率99%)であった。
びトナーの保存安定性を評価した。その結果、定着温度
範囲は119℃〜200℃(以上)で、低温定着性に優
れ、定着温度域が広いものであった。また、トナーの保
存安定性は良好(トナーの通過率99%)であった。
【0037】<トナーの低温定着性>トナー4重量部と
平均粒径約50〜80μm の鉄粉キャリアー96重量部
とを均一に混合して現像剤を作り、この現像剤を用いて
電子写真複写機による定着試験を行い、定着温度範囲を
求めた。
平均粒径約50〜80μm の鉄粉キャリアー96重量部
とを均一に混合して現像剤を作り、この現像剤を用いて
電子写真複写機による定着試験を行い、定着温度範囲を
求めた。
【0038】定着試験は、電子写真複写機の定着用の熱
圧ローラーの設定温度を段階的に変えて複写を行い、オ
フセット(2重画像)の発生がなく、この複写画像をタ
イプライター用砂消しゴムで摩擦したとき、複写画像の
濃度の低下が10%未満である場合を定着性が良好と判
定し、定着温度範囲とした。なお、使用した電子写真複
写機は、富士ゼロックス社製のVivace310を、
定着用の熱圧ローラーの温度が約100〜200℃の範
囲で変えられるように改造したものである。
圧ローラーの設定温度を段階的に変えて複写を行い、オ
フセット(2重画像)の発生がなく、この複写画像をタ
イプライター用砂消しゴムで摩擦したとき、複写画像の
濃度の低下が10%未満である場合を定着性が良好と判
定し、定着温度範囲とした。なお、使用した電子写真複
写機は、富士ゼロックス社製のVivace310を、
定着用の熱圧ローラーの温度が約100〜200℃の範
囲で変えられるように改造したものである。
【0039】<トナーの保存安定性>トナー10gを1
00mlのサンプル瓶に採り、50℃の恒温槽中に8時
間放置した後、このトナーを目開き250μm の篩いに
かけ、トナーの篩い通過率が95%以上の場合を、トナ
ーの保存安定性が良好とした。
00mlのサンプル瓶に採り、50℃の恒温槽中に8時
間放置した後、このトナーを目開き250μm の篩いに
かけ、トナーの篩い通過率が95%以上の場合を、トナ
ーの保存安定性が良好とした。
【0040】また、複素弾性率及び緩和弾性率は、下記
条件で測定した。 ・複素弾性率|G* 1 |及び|G*0 1 |の測定 装置 :レオメトリックス社製RMS−800 治具 :直径25mm、円盤−円盤治具 昇温速度温度 :2℃/分 角周波数 :1rad/sec 歪み振幅 :0.5% ・複素弾性率|G* 2 |及び|G*0 2 |の測定 装置 :レオメトリックス社製RMS−800 治具 :直径25mm、円盤−円盤治具 昇温速度温度 :3℃/分 角周波数 :100rad/sec 歪み振幅 :3%及び1% ・緩和弾性率G及びG0 の測定 装置 :レオメトリックス社製RMS−800 治具 :直径25mm、円錐−円盤治具 温度 :190℃ 初期歪み :450%
条件で測定した。 ・複素弾性率|G* 1 |及び|G*0 1 |の測定 装置 :レオメトリックス社製RMS−800 治具 :直径25mm、円盤−円盤治具 昇温速度温度 :2℃/分 角周波数 :1rad/sec 歪み振幅 :0.5% ・複素弾性率|G* 2 |及び|G*0 2 |の測定 装置 :レオメトリックス社製RMS−800 治具 :直径25mm、円盤−円盤治具 昇温速度温度 :3℃/分 角周波数 :100rad/sec 歪み振幅 :3%及び1% ・緩和弾性率G及びG0 の測定 装置 :レオメトリックス社製RMS−800 治具 :直径25mm、円錐−円盤治具 温度 :190℃ 初期歪み :450%
【0041】実施例2 3リットルの円筒型反応器にスパイラル攪拌器、還流冷
却器、窒素導入管、温度測定用熱電対を取付け、これに
トルエン100重量部、重量平均分子量1万のスチレン
−メチルメタクリレート−ヒドロキシエチルメタクリレ
ート共重合体(成分比:75重量%/10重量%/15
重量%)100重量部、重量平均分子量81万のスチレ
ン−n−ブチルアクリレート共重合体(成分比:90重
量%/10重量%)10重量部、重量平均分子量800
で融点80℃のポリエチレンワックス10重量部、スチ
レンブロックコポリマー(S−EB−Sゴム)(クレイ
トン G1726:シェル社製)2重量部を加え、窒素
パージしながらトルエンの沸点まで加熱し、トルエンが
沸騰した状態を4時間維持した。
却器、窒素導入管、温度測定用熱電対を取付け、これに
トルエン100重量部、重量平均分子量1万のスチレン
−メチルメタクリレート−ヒドロキシエチルメタクリレ
ート共重合体(成分比:75重量%/10重量%/15
重量%)100重量部、重量平均分子量81万のスチレ
ン−n−ブチルアクリレート共重合体(成分比:90重
量%/10重量%)10重量部、重量平均分子量800
で融点80℃のポリエチレンワックス10重量部、スチ
レンブロックコポリマー(S−EB−Sゴム)(クレイ
トン G1726:シェル社製)2重量部を加え、窒素
パージしながらトルエンの沸点まで加熱し、トルエンが
沸騰した状態を4時間維持した。
【0042】その後、還流冷却器を外して減圧装置を取
付け、140〜170℃に加熱してトルエンを留去し、
上記二種の共重合体とワックスとS−EB−Sゴムとか
らなるトナー用樹脂組成物を得た。このトナー用樹脂組
成物は、スチレン−メチルメタクリレート−ヒドロキシ
エチルメタクリレート共重合体とスチレン−n−ブチル
アクリレート共重合体とが相溶したマトリックスの中
に、ワックスとS−EB−Sとがドメインを形成した相
分離構造をとっていた。
付け、140〜170℃に加熱してトルエンを留去し、
上記二種の共重合体とワックスとS−EB−Sゴムとか
らなるトナー用樹脂組成物を得た。このトナー用樹脂組
成物は、スチレン−メチルメタクリレート−ヒドロキシ
エチルメタクリレート共重合体とスチレン−n−ブチル
アクリレート共重合体とが相溶したマトリックスの中
に、ワックスとS−EB−Sとがドメインを形成した相
分離構造をとっていた。
【0043】このトナー用樹脂組成物において、複素弾
性率の絶対値|G* 1 |が107 Paとなる温度は77
℃であった。また、複素弾性率の絶対値|G* 2 |が1
04Paとなる温度は122℃であった。さらに、緩和
弾性率がG/100となるまでの時間は0.21秒であ
った。
性率の絶対値|G* 1 |が107 Paとなる温度は77
℃であった。また、複素弾性率の絶対値|G* 2 |が1
04Paとなる温度は122℃であった。さらに、緩和
弾性率がG/100となるまでの時間は0.21秒であ
った。
【0044】このトナー用樹脂組成物を用いたこと以外
は、実施例1と同様に行ってトナーを得た。このトナー
において、複素弾性率の絶対値|G*0 1 |が107 Pa
となる温度は75℃以上であった。また、複素弾性率の
絶対値|G*0 2 |が5×10 4 Paとなる温度は115
℃であった。さらに、緩和弾性率がG0 /100となる
までの時間は0.20秒であった。
は、実施例1と同様に行ってトナーを得た。このトナー
において、複素弾性率の絶対値|G*0 1 |が107 Pa
となる温度は75℃以上であった。また、複素弾性率の
絶対値|G*0 2 |が5×10 4 Paとなる温度は115
℃であった。さらに、緩和弾性率がG0 /100となる
までの時間は0.20秒であった。
【0045】また、定着温度範囲は115℃〜195℃
で、低温定着性に優れ、定着温度域が広いものであっ
た。また、トナーの保存安定性は良好(トナーの篩い通
過率98%)であった。
で、低温定着性に優れ、定着温度域が広いものであっ
た。また、トナーの保存安定性は良好(トナーの篩い通
過率98%)であった。
【0046】実施例3 3リットルの円筒型反応器にスパイラル攪拌器、還流冷
却器、窒素導入管、温度測定用熱電対を取付け、これに
トルエン100重量部、重量平均分子量1万のポリスチ
レン100重量部、重量平均分子量75万のポリスチレ
ン15重量部、ベヘニルアルコール10重量部、スチレ
ンブロックコポリマー(S−EB−Sゴム)(クレイト
ン G1726:シェル社製)2重量部を加え、窒素パ
ージしながらトルエンの沸点まで加熱し、トルエンが沸
騰した状態を4時間維持した。
却器、窒素導入管、温度測定用熱電対を取付け、これに
トルエン100重量部、重量平均分子量1万のポリスチ
レン100重量部、重量平均分子量75万のポリスチレ
ン15重量部、ベヘニルアルコール10重量部、スチレ
ンブロックコポリマー(S−EB−Sゴム)(クレイト
ン G1726:シェル社製)2重量部を加え、窒素パ
ージしながらトルエンの沸点まで加熱し、トルエンが沸
騰した状態を4時間維持した。
【0047】その後、還流冷却器を外して減圧装置を取
付け、140〜170℃に加熱してトルエンを留去し、
上記二種の重合体とベヘニルとS−EB−Sゴムとから
なるトナー用樹脂組成物を得た。このトナー用樹脂組成
物は、低分子量のポリスチレンと高分子量のポリスチレ
ンとが相溶したマトリックスの中に、ベヘニルアルコー
ルとS−EB−Sとがドメインを形成した相分離構造を
とっていた。
付け、140〜170℃に加熱してトルエンを留去し、
上記二種の重合体とベヘニルとS−EB−Sゴムとから
なるトナー用樹脂組成物を得た。このトナー用樹脂組成
物は、低分子量のポリスチレンと高分子量のポリスチレ
ンとが相溶したマトリックスの中に、ベヘニルアルコー
ルとS−EB−Sとがドメインを形成した相分離構造を
とっていた。
【0048】このトナー用樹脂組成物において、複素弾
性率の絶対値|G* 1 |が107 Paとなる温度は73
℃であった。また、複素弾性率の絶対値|G* 2 |が1
04Paとなる温度は125℃であった。さらに、緩和
弾性率がG/100となるまでの時間は0.24秒であ
った。
性率の絶対値|G* 1 |が107 Paとなる温度は73
℃であった。また、複素弾性率の絶対値|G* 2 |が1
04Paとなる温度は125℃であった。さらに、緩和
弾性率がG/100となるまでの時間は0.24秒であ
った。
【0049】このトナー用樹脂組成物を用いたこと以外
は、実施例1と同様に行ってトナーを得た。このトナー
において、複素弾性率の絶対値|G*0 1 |が107 Pa
となる温度は74℃であった。また、複素弾性率の絶対
値|G*0 2 |が5×104 Paとなる温度は117℃で
あった。さらに、緩和弾性率がG0 /100となるまで
の時間は0.21秒であった。
は、実施例1と同様に行ってトナーを得た。このトナー
において、複素弾性率の絶対値|G*0 1 |が107 Pa
となる温度は74℃であった。また、複素弾性率の絶対
値|G*0 2 |が5×104 Paとなる温度は117℃で
あった。さらに、緩和弾性率がG0 /100となるまで
の時間は0.21秒であった。
【0050】また、定着温度範囲は120℃〜200℃
(以上)で、低温定着性に優れ、定着温度域が広いもの
であった。また、トナーの保存安定性は良好(トナーの
篩い通過率97%)であった。
(以上)で、低温定着性に優れ、定着温度域が広いもの
であった。また、トナーの保存安定性は良好(トナーの
篩い通過率97%)であった。
【0051】比較例1 3リットルの円筒型反応器にスパイラル攪拌器、還流冷
却器、窒素導入管、温度測定用熱電対を取付け、これに
トルエン100重量部、重量平均分子量1万のスチレン
−メチルメタクリレート−n−ブチルアクリレート共重
合体(成分比:75重量%/10重量%/15重量%)
100重量部、重量平均分子量81万のスチレン−n−
ブチルアクリレート共重合体(成分比:90重量%/1
0重量%重量%)15重量部、重量平均分子量800で
融点80℃のポリエチレンワックス10重量部を加え、
窒素パージしながらトルエンの沸点まで加熱し、トルエ
ンが沸騰した状態を4時間維持した。
却器、窒素導入管、温度測定用熱電対を取付け、これに
トルエン100重量部、重量平均分子量1万のスチレン
−メチルメタクリレート−n−ブチルアクリレート共重
合体(成分比:75重量%/10重量%/15重量%)
100重量部、重量平均分子量81万のスチレン−n−
ブチルアクリレート共重合体(成分比:90重量%/1
0重量%重量%)15重量部、重量平均分子量800で
融点80℃のポリエチレンワックス10重量部を加え、
窒素パージしながらトルエンの沸点まで加熱し、トルエ
ンが沸騰した状態を4時間維持した。
【0052】その後、還流冷却器を外して減圧装置を取
付け、140〜170℃に加熱してトルエンを留去し、
上記二種の重合体とワックスからなるトナー用樹脂組成
物を得た。このトナー用樹脂組成物は、スチレン−メチ
ルメタクリレート−n−ブチルアクリレート共重合体と
スチレン−n−ブチルアクリレート共重合体とが相溶し
たマトリックスの中に、ワックスがドメインを形成した
相分離構造をとっていた。
付け、140〜170℃に加熱してトルエンを留去し、
上記二種の重合体とワックスからなるトナー用樹脂組成
物を得た。このトナー用樹脂組成物は、スチレン−メチ
ルメタクリレート−n−ブチルアクリレート共重合体と
スチレン−n−ブチルアクリレート共重合体とが相溶し
たマトリックスの中に、ワックスがドメインを形成した
相分離構造をとっていた。
【0053】このトナー用樹脂組成物において、複素弾
性率の絶対値|G* 1 |が107 Paとなる温度は67
℃であった。また、複素弾性率の絶対値|G* 2 |が1
04Paとなる温度は120℃であった。さらに、緩和
弾性率がG/100となるまでの時間は0.25秒であ
った。
性率の絶対値|G* 1 |が107 Paとなる温度は67
℃であった。また、複素弾性率の絶対値|G* 2 |が1
04Paとなる温度は120℃であった。さらに、緩和
弾性率がG/100となるまでの時間は0.25秒であ
った。
【0054】このトナー用樹脂組成物を用いたこと以外
は、実施例1と同様に行ってトナーを得た。このトナー
において、複素弾性率の絶対値|G*0 1 |が107 Pa
となる温度は65℃であった。また、複素弾性率の絶対
値|G*0 2 |が5×104 Paとなる温度は113℃で
あった。さらに、緩和弾性率がG0 /100となるまで
の時間は0.22秒であった。
は、実施例1と同様に行ってトナーを得た。このトナー
において、複素弾性率の絶対値|G*0 1 |が107 Pa
となる温度は65℃であった。また、複素弾性率の絶対
値|G*0 2 |が5×104 Paとなる温度は113℃で
あった。さらに、緩和弾性率がG0 /100となるまで
の時間は0.22秒であった。
【0055】また、定着温度範囲は113℃〜200℃
で、低温定着性に優れ、定着温度域が広いものであっ
た。しかし、トナーの保存安定性はトナーの篩い通過率
87%で悪かった。
で、低温定着性に優れ、定着温度域が広いものであっ
た。しかし、トナーの保存安定性はトナーの篩い通過率
87%で悪かった。
【0056】比較例2 3リットルの円筒型反応器にスパイラル攪拌器、還流冷
却器、窒素導入管、温度測定用熱電対を取付け、これに
トルエン100重量部、重量平均分子量1万のスチレン
−メチルメタクリレート−n−ブチルアクリレート共重
合体(成分比:75重量%/20重量%/5重量%)1
00重量部、重量平均分子量47万のスチレン−メチル
メタクリレート−n−ブチルアクリレート共重合体(成
分比:85重量%/10重量%/5重量%)15重量部
を加え、窒素パージしながらトルエンの沸点まで加熱
し、トルエンが沸騰した状態を4時間維持した。
却器、窒素導入管、温度測定用熱電対を取付け、これに
トルエン100重量部、重量平均分子量1万のスチレン
−メチルメタクリレート−n−ブチルアクリレート共重
合体(成分比:75重量%/20重量%/5重量%)1
00重量部、重量平均分子量47万のスチレン−メチル
メタクリレート−n−ブチルアクリレート共重合体(成
分比:85重量%/10重量%/5重量%)15重量部
を加え、窒素パージしながらトルエンの沸点まで加熱
し、トルエンが沸騰した状態を4時間維持した。
【0057】その後、還流冷却器を外して減圧装置を取
付け、140〜170℃に加熱してトルエンを留去し、
上記二種の共重合体からなるトナー用樹脂組成物を得
た。このトナー用樹脂組成物は、低分子量のスチレン−
メチルメタクリレート−n−ブチルアクリレート共重合
体と高分子量のスチレン−メチルメタクリレート−n−
ブチルアクリレート共重合体とが相溶して単相構造をと
っていた。
付け、140〜170℃に加熱してトルエンを留去し、
上記二種の共重合体からなるトナー用樹脂組成物を得
た。このトナー用樹脂組成物は、低分子量のスチレン−
メチルメタクリレート−n−ブチルアクリレート共重合
体と高分子量のスチレン−メチルメタクリレート−n−
ブチルアクリレート共重合体とが相溶して単相構造をと
っていた。
【0058】このトナー用樹脂組成物において、複素弾
性率の絶対値|G* 1 |が107 Paとなる温度は76
℃であった。また、複素弾性率の絶対値|G* 2 |が1
04Paとなる温度は135℃であった。さらに、緩和
弾性率がG/100となるまでの時間は0.11秒であ
った。
性率の絶対値|G* 1 |が107 Paとなる温度は76
℃であった。また、複素弾性率の絶対値|G* 2 |が1
04Paとなる温度は135℃であった。さらに、緩和
弾性率がG/100となるまでの時間は0.11秒であ
った。
【0059】このトナー用樹脂組成物を用いたこと以外
は、実施例1と同様に行ってトナーを得た。このトナー
において、複素弾性率の絶対値|G*0 1 |が107 Pa
となる温度は76℃であった。また、複素弾性率の絶対
値|G*0 2 |が5×104 Paとなる温度は120℃で
あった。さらに、緩和弾性率がG0 /100となるまで
の時間は0.10秒であった。
は、実施例1と同様に行ってトナーを得た。このトナー
において、複素弾性率の絶対値|G*0 1 |が107 Pa
となる温度は76℃であった。また、複素弾性率の絶対
値|G*0 2 |が5×104 Paとなる温度は120℃で
あった。さらに、緩和弾性率がG0 /100となるまで
の時間は0.10秒であった。
【0060】また、定着温度範囲は125℃〜150℃
で、低温定着性に優れているものの、定着温度域は狭い
ものであった。なお、トナーの保存安定性は良好(トナ
ーの篩い通過率99%)であった。
で、低温定着性に優れているものの、定着温度域は狭い
ものであった。なお、トナーの保存安定性は良好(トナ
ーの篩い通過率99%)であった。
【0061】比較例3 3リットルの円筒型反応器にスパイラル攪拌器、還流冷
却器、窒素導入管、温度測定用熱電対を取付け、これに
トルエン100重量部、重量平均分子量1万のスチレン
−メチルメタクリレート−ヒドロキシエチルアクリレー
ト共重合体(成分比:75重量%/10重量%/15重
量%)100重量部、重量平均分子量81万のスチレン
−n−ブチルアクリレート共重合体(成分比:90重量
%/10重量%)35重量部、融点80℃のポリエチレ
ンワックス5重量部、スチレンブロックコポリマー(S
−EB−Sゴム)(クレイトン G1726:シェル社
製)2重量部を加え、窒素パージしながらトルエンの沸
点まで加熱し、トルエンが沸騰した状態を4時間維持し
た。
却器、窒素導入管、温度測定用熱電対を取付け、これに
トルエン100重量部、重量平均分子量1万のスチレン
−メチルメタクリレート−ヒドロキシエチルアクリレー
ト共重合体(成分比:75重量%/10重量%/15重
量%)100重量部、重量平均分子量81万のスチレン
−n−ブチルアクリレート共重合体(成分比:90重量
%/10重量%)35重量部、融点80℃のポリエチレ
ンワックス5重量部、スチレンブロックコポリマー(S
−EB−Sゴム)(クレイトン G1726:シェル社
製)2重量部を加え、窒素パージしながらトルエンの沸
点まで加熱し、トルエンが沸騰した状態を4時間維持し
た。
【0062】その後、還流冷却器を外して減圧装置を取
付け、140〜170℃に加熱してトルエンを留去し、
上記二種の共重合体とワックスとS−EB−Sゴムとか
らなるトナー用樹脂組成物を得た。このトナー用樹脂組
成物は、スチレン−メチルメタクリレート−ヒドロキシ
エチルアクリレート共重合体とスチレン−n−ブチルア
クリレート共重合体とが相溶したマトリックスの中に、
ワックスとS−EB−Sゴムとがドメインを形成した相
分離構造をとっていた。
付け、140〜170℃に加熱してトルエンを留去し、
上記二種の共重合体とワックスとS−EB−Sゴムとか
らなるトナー用樹脂組成物を得た。このトナー用樹脂組
成物は、スチレン−メチルメタクリレート−ヒドロキシ
エチルアクリレート共重合体とスチレン−n−ブチルア
クリレート共重合体とが相溶したマトリックスの中に、
ワックスとS−EB−Sゴムとがドメインを形成した相
分離構造をとっていた。
【0063】このトナー用樹脂組成物において、複素弾
性率の絶対値|G* 1 |が107 Paとなる温度は81
℃であった。また、複素弾性率の絶対値|G* 2 |が1
04Paとなる温度は172℃であった。さらに、緩和
弾性率がG/100となるまでの時間は0.53秒であ
った。
性率の絶対値|G* 1 |が107 Paとなる温度は81
℃であった。また、複素弾性率の絶対値|G* 2 |が1
04Paとなる温度は172℃であった。さらに、緩和
弾性率がG/100となるまでの時間は0.53秒であ
った。
【0064】このトナー用樹脂組成物を用いたこと以外
は、実施例1と同様に行ってトナーを得た。このトナー
において、複素弾性率の絶対値|G*0 1 |が107 Pa
となる温度は77℃であった。また、複素弾性率の絶対
値|G*0 2 が5×104 Paとなる温度は136℃であ
った。さらに、緩和弾性率がG0 /100となるまでの
時間は0.51秒であった。
は、実施例1と同様に行ってトナーを得た。このトナー
において、複素弾性率の絶対値|G*0 1 |が107 Pa
となる温度は77℃であった。また、複素弾性率の絶対
値|G*0 2 が5×104 Paとなる温度は136℃であ
った。さらに、緩和弾性率がG0 /100となるまでの
時間は0.51秒であった。
【0065】また、定着温度範囲は155℃〜200℃
(以上)で、低温定着性が悪かった。なお、トナーの保
存安定性は良好(トナーの篩い通過率99%)であっ
た。
(以上)で、低温定着性が悪かった。なお、トナーの保
存安定性は良好(トナーの篩い通過率99%)であっ
た。
【0066】以上、各実施例及び各比較例の結果をまと
めて表1に示す。
めて表1に示す。
【0067】
【表1】
【0068】
【発明の効果】この発明のトナー用樹脂組成物及びトナ
ーは、上述のように構成され、特定の複素弾性率、緩和
弾性率及び緩和時間を有するもので、それにより、耐オ
フセット性、低温定着性、耐ブロッキング性に優れ、特
に、低温定着性がより一層優れ、定着温度域が広く、高
速型や小型の電子複写機を用いて複写する場合でも、充
分に安定した画像が得られるという顕著な効果を奏す
る。
ーは、上述のように構成され、特定の複素弾性率、緩和
弾性率及び緩和時間を有するもので、それにより、耐オ
フセット性、低温定着性、耐ブロッキング性に優れ、特
に、低温定着性がより一層優れ、定着温度域が広く、高
速型や小型の電子複写機を用いて複写する場合でも、充
分に安定した画像が得られるという顕著な効果を奏す
る。
【0069】したがって、この発明のトナー用樹脂組成
物及びトナーによれば、複写の高速化、小型化、省エネ
ルギーなど、近年高まっている要求に充分に対応するこ
とができる。
物及びトナーによれば、複写の高速化、小型化、省エネ
ルギーなど、近年高まっている要求に充分に対応するこ
とができる。
Claims (2)
- 【請求項1】 角周波数1rad/sec、歪み振幅
0.5%で測定した複素弾性率の絶対値|G* 1 |が1
07 Paとなる温度が70℃以上で、且つ角周波数10
0rad/sec、歪み振幅3%で測定した複素弾性率
の絶対値|G* 2|が104 Paとなる温度が170℃
以下で、且つ温度190℃、初期歪み450%での緩和
弾性率の測定において、歪みを加えてから0.02秒後
の緩和弾性率をGとしたとき、歪みを加えてから緩和弾
性率がG/100となるまでの時間が0.15秒以上で
あることを特徴とするトナー用樹脂組成物。 - 【請求項2】 角周波数1rad/sec、歪み振幅
0.5%で測定した複素弾性率の絶対値|G*0 1 |が1
07 Paとなる温度が70℃以上で、且つ角周波数10
0rad/sec、歪み振幅1%で測定した複素弾性率
の絶対値|G*0 2|が5×104 Paとなる温度が13
5℃以下で、且つ温度190℃、初期歪み450%での
緩和弾性率の測定において、歪みを加えてから0.02
秒後の緩和弾性率をG0 としたとき、歪みを加えてから
緩和弾性率がG0 /100となるまでの時間が0.15
秒以上であることを特徴とするトナー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7412196A JPH09265208A (ja) | 1996-03-28 | 1996-03-28 | トナー用樹脂組成物及びトナー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7412196A JPH09265208A (ja) | 1996-03-28 | 1996-03-28 | トナー用樹脂組成物及びトナー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09265208A true JPH09265208A (ja) | 1997-10-07 |
Family
ID=13538065
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7412196A Pending JPH09265208A (ja) | 1996-03-28 | 1996-03-28 | トナー用樹脂組成物及びトナー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09265208A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2019219640A (ja) * | 2018-06-13 | 2019-12-26 | キヤノン株式会社 | トナー及びトナーの製造方法 |
-
1996
- 1996-03-28 JP JP7412196A patent/JPH09265208A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2019219640A (ja) * | 2018-06-13 | 2019-12-26 | キヤノン株式会社 | トナー及びトナーの製造方法 |
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