JPH09274612A - ベクトル処理装置 - Google Patents

ベクトル処理装置

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JPH09274612A
JPH09274612A JP11023796A JP11023796A JPH09274612A JP H09274612 A JPH09274612 A JP H09274612A JP 11023796 A JP11023796 A JP 11023796A JP 11023796 A JP11023796 A JP 11023796A JP H09274612 A JPH09274612 A JP H09274612A
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scalar
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JP11023796A
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Mihoko Koga
美穂子 古賀
Yoshiko Tamaoki
由子 玉置
Masao Furukawa
政男 古川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベクトルプロセッサにおけるスカラデータの
スカラレジスタへのセットを直接ベクトル命令で行いセ
ット時間を短縮する。 【解決手段】 一対のベクトル命令として、スカラレジ
スタの下位32ビットに即値データを設定するVLI命令
と、スカラレジスタの上位32ビットに即値データを設定
するVLIS命令を用意し、これら命令はOPコードと
設定するスカラレジスタ番号と即値データからなり、命
令デコードにより即値データをデータ制御回路のレジス
タ2371の下位側とレジスタ2372の上位側にセットし、命
令実行時にVLI命令の場合は、レジスタ2371のデータ
を選択し、選択回路により、設定するスカラレジスタに
該データを書き込み、VLIS命令の場合は、レジスタ
2372のデータを選択し、選択回路により、設定するスカ
ラレジスタに該データを書き込むが、セット信号制御回
路の指定で該データの上位部分のみを書き込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、科学技術計算など
で多く出現する関数計算等、スカラデータが多量に必要
な場合の処理の高速化に好適なベクトル処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のベクトル処理装置は、スカラデー
タをスカラレジスタにセットするためには、ベクトル処
理準備命令のLMS(Load Multiple S
calar)命令等により、主記憶装置から読み出し、
記憶制御ユニット、データ転送回路を経由して、スカラ
レジスタにデータをセットしていた。そのため、各ユニ
ットを経由するだけでなく、さらにセットすべきスカラ
データの数が多い場合は、主記憶アクセスの競合や、主
記憶装置上のバンクの競合などにより、待ちが生じるこ
とがあり、時間がかかっていた。一般に、関数計算で
は、係数部分に多量のスカラデータが必要であり、スカ
ラレジスタを多数使用する。したがって、従来のベクト
ル処理装置では、DOループの中に関数が出てきた場
合、関数以前のベクトル処理終了後、再びベクトル処理
起動を行ない、スカラレジスタの値をセットし直し、さ
らにまた、関数の処理終了後、再びベクトル処理起動を
行ない、関数以後のベクトル処理で用いるスカラレジス
タの値をセットし直していた。すなわち、1つのDOル
ープで少なくとも3回はベクトル処理起動をおこなって
おり、しかも、関数部分では多量のスカラデータを主記
憶装置から読み出し、記憶制御ユニット、データ転送回
路を経由して、スカラレジスタにセットしていたため、
処理時間が長くなっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術では、ベクト
ル処理起動の際に、スカラレジスタにデータを主記憶装
置から読み出してセットしていたため、関数計算の係数
等のように必要なスカラデータの数が多い場合に、ベク
トル処理起動に時間がかかり、しかも、関数を含むルー
プの処理は、ベクトル処理起動を複数回行なわなければ
ならず、ベクトル処理起動の時間が全体のベクトル処理
時間に占める割合が高くなり、ベクトル処理の高速化を
妨げていた。本発明の目的は、関数計算等で必要なスカ
ラデータを、直接ベクトル命令で指定し、ベクトルプロ
セッサの中で、スカラレジスタにセットすることによ
り、ベクトル処理起動時のスカラのセットアップ時間を
短縮すると同時に、ベクトル処理起動回数をも減らすこ
とにより高速演算を可能にすることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、スカラの即値データをスカラレジスタに
セットするベクトル命令を実行するベクトル処理装置で
あり、前記ベクトル命令は、オペレーションコードと、
設定するスカラレジスタ番号と、即値データを有し、命
令実行判定回路は、該ベクトル命令をデコードして、即
値データをデータ制御回路に転送し、他の部分をベクト
ル命令レジスタに転送し、命令実行制御部は命令起動に
応じて前記ベクトル命令レジスタの内容に従い、選択回
路により前記スカラレジスタ番号のスカラレジスタを選
択して前記データ制御回路内の即値データを書き込むよ
うにしている。また、前記ベクトル命令は、VLI命令
とVLIS命令の一対の命令からなり、VLI命令は、
オペレーションコードと、設定するスカラレジスタ番号
と、スカラレジスタの下位側部分の即値データを有し、
VLIS命令は、オペレーションコードと、設定するス
カラレジスタ番号と、スカラレジスタの上位側部分の即
値データを有し、命令実行判定回路は、前記VLI命令
またはVLIS命令をデコードして、即値データをデー
タ制御回路の第1のレジスタの下位部分と第2のレジス
タの上位部分に転送し、命令の他の部分をベクトル命令
レジスタに転送し、命令実行制御部は命令起動に応じて
前記ベクトル命令レジスタの内容に従い、VLI命令の
場合は、前記データ制御回路内の第1のレジスタのデー
タをセレクタにより選択して選択回路に転送し、選択回
路により前記スカラレジスタ番号のスカラレジスタを選
択して該データを書き込み、VLIS命令の場合は、前
記データ制御回路内の第2のレジスタのデータをセレク
タにより選択して選択回路に転送し、選択回路により前
記スカラレジスタ番号のスカラレジスタを選択し、かつ
セット信号制御回路の制御の下に該データの上位部分の
みを書き込むようにしている。
【0005】
【発明実施の形態】以下、本発明の一実施形態を詳細に
説明する。図1は、本発明のベクトル処理装置の一実施
形態を示す全体の構成図であり、1はスカラプロセッ
サ、2はベクトルプロセッサ、3は記憶制御ユニット、
4は主記憶装置である。ベクトルプロセッサ2は、ベク
トル命令バッファ21、ベクトルアドレスレジスタ2
2、命令実行判定回路23、ベクトル命令レジスタ2
4、起動制御部25、命令実行制御部26、ベクトル演
算器271、後処理演算器272、ベクトルレジスタ2
8、スカラレジスタ29、データ転送回路210から構
成されている。図では、ベクトル演算器271やデータ
転送回路210は、1つしか示していないが、実際は複
数あってもよい。
【0006】図1において、スカラプロセッサ1は、ベ
クトル処理を行なわなければならなくなった場合、ベク
トルプロセッサ2に対して、ベクトル処理起動をかけ
る。この時、スカラプロセッサ1では、ベクトル処理準
備命令を処理する。ベクトル処理準備命令には、例え
ば、以下のような命令がある。 LMA(Load Multiple Vector Address & Increment)
命令 LMB(Load Multiple Vector Base)命令 これらの命令は、共に、主記憶装置4上にあるデータ
(アドレス)を記憶制御ユニット3を経由して、ベクト
ルアドレスレジスタ22にセットする。 LMS(Load Multiple Scalar)命令 この命令は、主記憶装置4上にあるデータ(スカラデー
タ)を記憶制御ユニット3を経由して、スカラレジスタ
29にセットする。 EXVP(Execute Vector Processing)命令 この命令は、ベクトルプロセッサ2にベクトル処理の開
始を指示する。スカラプロセッサ1では、順次、このよ
うなベクトル処理準備命令を処理する。
【0007】LMS命令の処理では、主記憶装置4上の
スカラデータは、記憶制御ユニット3を経由し、選択回
路291を通って、スカラレジスタ29にセットされ
る。選択回路291は、このような主記憶装置4からの
スカラデータの他、スカラプロセッサ1からのスカラデ
ータや、内積、総和等の後処理演算器272により得ら
れた演算結果等を指定されたスカラレジスタ29にセッ
トする。スカラレジスタ29にデータがセットされると
同時に、対応するValidビットも1にセットされ
る。Validビットは、スカラレジスタ29の各々の
レジスタに対応して1ビットずつ設けられており、スカ
ラレジスタ29にデータがセットされると、対応するV
alidビットの値を1にセットするようになってい
る。これにより、スカラデータのスカラレジスタ29へ
のセットが終了したか否かを管理することができる。
【0008】また、EXVP命令の処理では、ベクトル
プロセッサ2に対し、ベクトル処理開始信号12が送出
され、主記憶装置4上のベクトル命令列の先頭アドレス
からベクトル命令列が読み出され、ベクトル命令バッフ
ァ21にセットされる。なお、Validビットにより
スカラデータのスカラレジスタ29へのセット終了が管
理されているため、スカラレジスタ29へのデータのセ
ット終了を待たずに、ベクトル処理起動を開始すること
が出来る。
【0009】命令実行判定回路23では、命令デコーダ
231が、ベクトル処理開始信号12を受け取ると、ベ
クトル命令バッファ21の先頭取り出し位置から、1つ
のベクトル命令を取り出してデコードする。図1の命令
デコーダ231の中には、取り出したベクトル命令のデ
コード結果のフォーマットを示してある。これにおい
て、OPは演算の種類を表すオペレーションコード、R
N1〜RN3は、ベクトルレジスタ番号あるいはスカラ
レジスタ番号を指定するレジスタ指定部、VAIRNお
よびVBRNは、ともにベクトルアドレスレジスタ番号
を指定するベクトルアドレスレジスタ指定部である。ま
た、ベクトル命令レジスタ24に示したフォーマットも
同様であるが、さらにALNはこのベクトル命令で使用
するベクトル演算器を指定するベクトル演算器指定部、
TRNはこのベクトル命令で使用するデータ転送回路を
指定するデータ転送回路指定部である。
【0010】命令デコーダ231は、デコードされたベ
クトル命令が実行可能かどうかを判定するために、コン
フリクトチェック回路235にデコード結果を送出す
る。ベクトル命令が、実行可能かどうかの判定には、取
り出したベクトル命令で指定されたベクトルレジスタ2
8やスカラレジスタ29、そのベクトル命令で指定され
た演算を行なうためのベクトル演算器271やデータ転
送回路210があいていることが必要であり、そのた
め、表示回路234の結果を用いて、コンフリクトチェ
ックを行なう。表示回路234は、ベクトル演算器27
1、ベクトルレジスタ28、スカラレジスタ29、デー
タ転送回路210の各々に対応して1個ずつの表示子を
備え、それらが使用中であるかどうかを表示したもので
ある。コンフリクトチェック回路235は、これらの表
示子を参照することにより、取り出したベクトル命令で
指定されたベクトルレジスタ28やスカラレジスタ2
9、そのベクトル命令で指定された演算を行なうための
ベクトル演算器271やデータ転送回路210があいて
いるかどうかを調べ、必要なものがすべて空いているこ
とを検出すると、そのベクトル命令は、実行可能である
と判定し、信号線341を起動制御部25に送出し、そ
のベクトル命令のデコード結果を信号線342によって
ベクトル命令レジスタ24に送出する。そして、その場
合には、そのベクトル命令で使用するベクトルレジスタ
28、スカラレジスタ29、ベクトル演算器271、デ
ータ転送回路210に対応する表示子を、それらが使用
中であることを表示するようにセットする。必要なもの
が使用中の時は、空くまで待つ。
【0011】また、そのベクトル命令でスカラレジスタ
29が指定されている場合は、Validビット読み出
し制御回路232から、指定されたスカラレジスタ29
に対応するValidビットの値を読み出す指示を信号
線39を介してスカラレジスタ29に送出し、Vali
dビットの値を読み出す。SRセットアップチェック回
路236では、読み出されたValidビットの値によ
り、指定されたスカラレジスタ29に対してデータのセ
ットが終了しているかどうかを判断する。指定されたス
カラレジスタ29に対応するValidビットの値が1
で、なおかつ、そのスカラレジスタ29とそのベクトル
命令で指定されたベクトルレジスタ28や、そのベクト
ル命令で指定された演算を行なうためのベクトル演算器
271やデータ転送回路210がコンフリクトチェック
の結果、すべて空いていれば、そのベクトル命令は実行
可能であると判定し、その判定結果を信号線351を介
して起動制御部に送出し、そのベクトル命令のデコード
結果を信号線352によってベクトル命令レジスタ24
に送出する。Validビットの値が0ならば、指定さ
れたスカラレジスタ29にデータがまだセットされてい
ないため、Validビットの値が1になるまでそのベ
クトル命令は実行しない。
【0012】起動制御部25は、命令実行判定回路23
から信号線341または351を受け取ると、命令実行
制御部26に対して、起動信号56を送出する。命令実
行制御部26は、起動信号56を受け取ると、ベクトル
命令レジスタ24から1つのベクトル命令を取り出し、
そのベクトル命令で指定されたベクトル演算器271、
ベクトルレジスタ28、スカラレジスタ29、データ転
送回路210にベクトル処理動作を行なわせる。
【0013】以上のようにして、通常のベクトル処理が
行なわれるが、このようなベクトル処理装置において、
次のようなDOループを処理することを考える。
【0014】
【数1】
【0015】一般に、関数計算では、係数部分に多量の
スカラデータが必要であり、スカラレジスタ29を多数
使用する。したがって、このようなDOループの中に関
数が出てきた場合、関数以前の(ベクトル処理)終了
後、再びベクトル処理起動を行ない、スカラレジスタ2
9の値をセットし直さなければならず、さらにまた、関
数の処理終了後、再びベクトル処理起動を行ない、関数
以後の(ベクトル処理)で用いるスカラレジスタ29の
値をセットし直さなければならない。このことにより、
上記のDOループの処理においては、ベクトル処理実行
時間以外に、ベクトル処理起動時間が多くかかり、しか
も、多量のスカラデータを主記憶装置から読み出し、記
憶制御ユニット3を経由して、スカラレジスタ29にセ
ットしなくてはならず、処理時間が長くなる。しかし、
本発明では2つのベクトル命令を新設し、これらの命令
を実行するための構成を設けることにより、このような
DOループの処理でも、ベクトル処理起動を1回にする
ことができ、また、多量のスカラデータをスカラレジス
タ29にセットする時間も大幅に短縮することができ
る。
【0016】図2は、新設した2つのベクトル命令の仕
様を示したものである。VLI命令では、スカラレジス
タ29の下位32ビットに即値データを設定し、VLI
S命令では、スカラレジスタ29の上位32ビットに即
値データを設定する。ただし、必ず、これら2つのベク
トル命令は、セットで用いることとする。図3は、図1
における、新設した2つのベクトル命令を実行する構成
部分を示す図であり、データ制御回路237からスカラ
レジスタ29までのデータの流れに沿って詳細に示した
図である。
【0017】以下、図1と図3を用いて2つのベクトル
命令の処理動作について説明する。図1において、命令
実行判定回路23では、命令デコーダ231はベクトル
処理開始信号12を受け取ると、ベクトル命令バッファ
の先頭取り出し位置から、1つのベクトル命令を取り出
してデコードする。命令デコーダ231にはVLI命令
およびVLSI命令をデコードする手段を設ける。取り
出したベクトル命令がVLI命令またはVLIS命令の
場合、Validビット読み出し制御回路232が起動
され、該Validビット読み出し制御回路232は指
定されたスカラレジスタ29に対応するValidビッ
トの値を読み出すよう読み出し指示信号を信号線39に
より送出し、Validビットの値を読み出す。なお、
図3ではValidビット読み出し制御回路232およ
びスカラレジスタ29からのValidビット読み出し
信号線の図示は省略している。一方、命令デコーダ23
1は、VLI命令またはVLIS命令で指定された即値
データ32ビットを、データ制御回路237に送出す
る。
【0018】図3に示すように、データ制御回路237
では、命令デコーダ231から受け取った32ビットの
データの上位に、32ビット all‘0’のデータを
追加した64ビットデータ2371と、32ビットのデ
ータの下位に、32ビットall‘0’のデータを追加
した64ビットデータ2372を生成する。SRセット
アップチェック回路236では、読み出されたVali
dビットの値が0ならば、そのスカラレジスタ29への
書き込みが可能と判断し、信号線651を介して判断結
果の信号を起動制御部25に送出し、オペレーションコ
ード等のデコード結果を信号線652によってベクトル
命令レジスタ24に送出する。
【0019】起動制御部25は、信号線651を受け取
ると、命令実行制御部26に対して、信号線56により
起動信号を送出する。命令実行制御部26は、起動信号
を受け取ると、ベクトル命令レジスタ24から1つのベ
クトル命令を取り出し、それがVLI命令またはVLI
S命令であることを確認すると、データ制御回路237
に対して、セレクト信号生成回路2374を起動する信
号を信号線671により送出し、また、それと同時に信
号線672によってオペレーションコードを送出する。
データ制御回路237では、64ビットデータ2371
と64ビットデータ2372のうちの1つを、セレクタ
2373により選択するようになっている。セレクト信
号は、信号線671からの起動信号と、信号線672か
らのオペレーションコードの入力によりセレクト信号生
成回路2374で生成される。VLI命令の場合は、6
4ビットデータ2371を選択するように、VLIS命
令の場合は、64ビットデータ2372を選択するよう
にセレクト信号がセレクト信号生成回路2374で生成
される。
【0020】また、命令実行制御部26は、選択回路2
91に対して、指定されたスカラレジスタ29に64ビ
ットのデータを書き込むよう指示する信号を信号線69
1により送出する。それと同時に、スカラレジスタ29
へのセット信号を制御するセット信号制御回路294に
対して、信号線692によりセット信号を、信号線69
3によってオペレーションコードを送出する。セット信
号制御回路294は、オペレーションコードの内容に応
じて、VLIS命令の場合は、64ビットのデータのう
ち、上位32ビット分だけを書き込むよう、下位32ビ
ットへのセット信号を抑止する。VLI命令の場合は、
64ビットのデータ全部を書き込むため、何もしない。
このようにして、VLI命令によって指定された即値デ
ータ32ビットが、指定されたスカラレジスタ29の下
位32ビットへ、VLIS命令によって指定された即値
データ32ビットが、指定されたスカラレジスタ29の
上位32ビットに書き込まれる。また、VLIS命令に
よるスカラレジスタ29への書き込みと同時に、そのス
カラレジスタ29に対応するValidビットの値を1
にする。
【0021】ここで、VLI命令およびVLIS命令で
指定されたスカラレジスタ29に対応するValidビ
ットの値は、即値データを書き込む前は必ず0であるは
ずであるが、Validビット読み出し制御回路232
により読み出した値が1の場合は、コンパイラのバグに
よるものか、ハードウェアの何らかの不良によるものと
考え、Validビットの値が0である時と同様の手順
で、指定されたスカラレジスタ29に上書きを行なう。
なお、1になったValidビットは、ベクトル処理終
了後、コンパイラによって、リセットされる。
【0022】以上のようにして、VLI命令およびVL
IS命令の2つのベクトル命令を新設し、これらの命令
を実行するために必要な構成を設けることによって、ベ
クトルプロセッサ2の中で、ベクトル命令で指定した即
値データを、スカラレジスタ29にセットすることがで
き、主記憶装置4から読み出したスカラデータを記憶制
御ユニット3を経由して、スカラレジスタ29にセット
するのに比べて、短時間でセットできる。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、スカラの即値データ
を、直接ベクトル命令で指定し、ベクトルプロセッサの
中で、スカラレジスタにセットすることができるように
なり、関数計算のような多量のスカラデータが必要な場
合の、ベクトル処理起動時のスカラのセットアップ時間
を短縮すると同時に、関数計算等を含むDOループのベ
クトル処理起動の回数を減らすことができ、ベクトル処
理の高速化が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のベクトル処理装置の一実施形態を示す
全体の構成を示す図である。
【図2】本発明で新設したベクトル命令の仕様を示した
図である。
【図3】新設した2つのベクトル命令を実行する構成部
分を示す図である。
【符号の説明】
1 スカラプロセッサ 2 ベクトルプロセッサ 3 記憶制御ユニット 4 主記憶装置 21 ベクトル命令バッファ 22 ベクトルアドレスレジスタ 23 命令実行判定回路 24 ベクトル命令レジスタ 25 起動制御部 26 命令実行制御部 28 ベクトルレジスタ 29 スカラレジスタ 210 データ転送回路 237 データ制御回路 271 ベクトル演算部 281、282、291、292 選択回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スカラの即値データをスカラレジスタに
    セットするベクトル命令を実行するベクトル処理装置で
    あって、 前記ベクトル命令は、オペレーションコードと、設定す
    るスカラレジスタ番号と、即値データを有し、 命令実行判定回路は、該ベクトル命令をデコードして、
    即値データをデータ制御回路に転送し、他の部分をベク
    トル命令レジスタに転送し、 命令実行制御部は命令起動に応じて前記ベクトル命令レ
    ジスタの内容に従い、選択回路により前記スカラレジス
    タ番号のスカラレジスタを選択して前記データ制御回路
    内の即値データを書き込むことを特徴とするベクトル処
    理装置。
  2. 【請求項2】 スカラの即値データをスカラレジスタに
    セットするベクトル命令を実行するベクトル処理装置で
    あって、 前記ベクトル命令は、VLI命令とVLIS命令の一対
    の命令からなり、 VLI命令は、オペレーションコードと、設定するスカ
    ラレジスタ番号と、スカラレジスタの下位側部分の即値
    データを有し、 VLIS命令は、オペレーションコードと、設定するス
    カラレジスタ番号と、スカラレジスタの上位側部分の即
    値データを有し、 命令実行判定回路は、前記VLI命令またはVLIS命
    令をデコードして、即値データをデータ制御回路の第1
    のレジスタの下位部分と第2のレジスタの上位部分に転
    送し、命令の他の部分をベクトル命令レジスタに転送
    し、 命令実行制御部は命令起動に応じて前記ベクトル命令レ
    ジスタの内容に従い、 VLI命令の場合は、前記データ制御回路内の第1のレ
    ジスタのデータをセレクタにより選択して選択回路に転
    送し、選択回路により前記スカラレジスタ番号のスカラ
    レジスタを選択して該データを書き込み、 VLIS命令の場合は、前記データ制御回路内の第2の
    レジスタのデータをセレクタにより選択して選択回路に
    転送し、選択回路により前記スカラレジスタ番号のスカ
    ラレジスタを選択し、かつセット信号制御回路の制御の
    下に該データの上位部分のみを書き込むことを特徴とす
    るベクトル処理装置。
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