JPH09277321A - 射出成形装置及びその方法 - Google Patents
射出成形装置及びその方法Info
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- JPH09277321A JPH09277321A JP11526696A JP11526696A JPH09277321A JP H09277321 A JPH09277321 A JP H09277321A JP 11526696 A JP11526696 A JP 11526696A JP 11526696 A JP11526696 A JP 11526696A JP H09277321 A JPH09277321 A JP H09277321A
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- gate
- product
- cavity
- injection molding
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ゲート断面積を増大して低圧成形を可能にし
て、生産性並びに製品の品質を向上でできる射出成形装
置及びその方法を提供する。 【解決手段】 加熱溶融された原料13をノズル20A
の先端部より射出し、金型5に設けられたランナー部9
を通し、ランナー部9に連通して設けられたキャビティ
6に注入して製品2を成形する射出成形装置において、
ランナー部9につながるキャビティ6の箇所をゲート部
7として設け、ゲート部7に対応して移動可能に設けら
れているとともに、原料13がキャビティ6に注入され
た後、ゲート部7側へ移動してゲート部7付近に存在し
た原料を逃がし、かつゲート部7を閉塞するゲートカッ
ト部材22を有している。
て、生産性並びに製品の品質を向上でできる射出成形装
置及びその方法を提供する。 【解決手段】 加熱溶融された原料13をノズル20A
の先端部より射出し、金型5に設けられたランナー部9
を通し、ランナー部9に連通して設けられたキャビティ
6に注入して製品2を成形する射出成形装置において、
ランナー部9につながるキャビティ6の箇所をゲート部
7として設け、ゲート部7に対応して移動可能に設けら
れているとともに、原料13がキャビティ6に注入され
た後、ゲート部7側へ移動してゲート部7付近に存在し
た原料を逃がし、かつゲート部7を閉塞するゲートカッ
ト部材22を有している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂成型品等を作
るための射出成形装置及びその成形方法に関するもので
ある。
るための射出成形装置及びその成形方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、従来の射出成形装置では、加熱
溶融された樹脂材を射出するノズルの先端部と金型内の
キャビティとの間に湯口であるゲート部が設けられ、ま
た、製品である成形品を多数個を同時に成形する場合に
各キャビティ部に通じるランナー部が設けられる。ま
た、ゲート機構的には、MD(ミニディスク)等のディ
スクカセット用シェルなどを成形する場合、後加工を省
略できるピンポイントゲートやサブマリンゲートなどが
多用されている。
溶融された樹脂材を射出するノズルの先端部と金型内の
キャビティとの間に湯口であるゲート部が設けられ、ま
た、製品である成形品を多数個を同時に成形する場合に
各キャビティ部に通じるランナー部が設けられる。ま
た、ゲート機構的には、MD(ミニディスク)等のディ
スクカセット用シェルなどを成形する場合、後加工を省
略できるピンポイントゲートやサブマリンゲートなどが
多用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記ピンポ
イントゲートを適用する場合は、一般的に位置的な制約
を受け易い関係でシェルの外から見える意匠面側にゲー
ト部を設定することが多い。このため、意匠面にゲート
部の跡が残って質感を損ねたり、ゲート部の跡の上に印
刷やラベルを貼る場合にはゲート部の跡を削る作業等が
必要となることもあり、外観品質及び作業工数的に問題
があった。また、上記サブマリンゲートを適用する場合
は、例えば、製品にボス部を突出す方向に設け、金型内
でゲートカットを行なうことも可能であるが、ゲートカ
ット時の押し込みストロークが長くなって製品に残留応
力を生じたり、ゲート位置的な制約もある。しかも、従
来の何れのゲート構造においても、ゲート断面積を増大
しにくく、射出成形条件の自由度が狭いと言う問題があ
る。
イントゲートを適用する場合は、一般的に位置的な制約
を受け易い関係でシェルの外から見える意匠面側にゲー
ト部を設定することが多い。このため、意匠面にゲート
部の跡が残って質感を損ねたり、ゲート部の跡の上に印
刷やラベルを貼る場合にはゲート部の跡を削る作業等が
必要となることもあり、外観品質及び作業工数的に問題
があった。また、上記サブマリンゲートを適用する場合
は、例えば、製品にボス部を突出す方向に設け、金型内
でゲートカットを行なうことも可能であるが、ゲートカ
ット時の押し込みストロークが長くなって製品に残留応
力を生じたり、ゲート位置的な制約もある。しかも、従
来の何れのゲート構造においても、ゲート断面積を増大
しにくく、射出成形条件の自由度が狭いと言う問題があ
る。
【0004】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的はゲート断面積を増大して低圧成形
を可能にして、生産性並びに製品の品質を向上できる射
出成形装置及びその方法を提供することにある。さら
に、他の目的は、以下に説明する内容の中で順次明らか
にして行く。
のであり、その目的はゲート断面積を増大して低圧成形
を可能にして、生産性並びに製品の品質を向上できる射
出成形装置及びその方法を提供することにある。さら
に、他の目的は、以下に説明する内容の中で順次明らか
にして行く。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、加熱溶融された原料をノズルの先端部よ
り射出し、金型に設けられたランナー部を通し、このラ
ンナー部に連通したキャビティに注入して製品を成形す
る射出成形装置において、前記ランナー部につながる前
記キャビティの箇所をゲート部として設け、前記ゲート
部に対応して移動可能に設けられているとともに、前記
原料が前記キャビティに注入された後、前記ゲート部側
へ移動して前記ゲート部付近に存在した原料を逃がし、
かつ前記ゲート部を閉塞するゲートカット部材を有して
いることを要部としている。
に、本発明は、加熱溶融された原料をノズルの先端部よ
り射出し、金型に設けられたランナー部を通し、このラ
ンナー部に連通したキャビティに注入して製品を成形す
る射出成形装置において、前記ランナー部につながる前
記キャビティの箇所をゲート部として設け、前記ゲート
部に対応して移動可能に設けられているとともに、前記
原料が前記キャビティに注入された後、前記ゲート部側
へ移動して前記ゲート部付近に存在した原料を逃がし、
かつ前記ゲート部を閉塞するゲートカット部材を有して
いることを要部としている。
【0006】また、本発明は、上記目的を達成するため
に、加熱溶融された原料を射出ノズルの先端部より射出
し、金型に設けられたランナー部を通し、このランナー
部に連通したキャビティに注入して製品を成形する射出
成形方法において、前記製品が使用状態で外側から見え
ない合わせ面を有している場合、前記キャビティの前記
ランナー部につながる箇所を前記製品の合わせ面に対応
させ、かつ前記キャビティのゲート部として設け、前記
原料が前記キャビティに注入された後、前記金型に移動
可能に設けられたゲートカット部材を前記ゲート部へ移
動することにより、前記ゲート部付近に存在した原料を
逃がし、かつ前記ゲート部を金型内で閉塞して、成形さ
れた製品を前記ランナー部側から分離すること要部とし
ている。
に、加熱溶融された原料を射出ノズルの先端部より射出
し、金型に設けられたランナー部を通し、このランナー
部に連通したキャビティに注入して製品を成形する射出
成形方法において、前記製品が使用状態で外側から見え
ない合わせ面を有している場合、前記キャビティの前記
ランナー部につながる箇所を前記製品の合わせ面に対応
させ、かつ前記キャビティのゲート部として設け、前記
原料が前記キャビティに注入された後、前記金型に移動
可能に設けられたゲートカット部材を前記ゲート部へ移
動することにより、前記ゲート部付近に存在した原料を
逃がし、かつ前記ゲート部を金型内で閉塞して、成形さ
れた製品を前記ランナー部側から分離すること要部とし
ている。
【0007】以上の構成によれば、原料がキャビティに
注入された後、ゲートカット部材をゲート部へ移動し
て、ゲート部を金型内で閉塞することから、ゲート部の
幅(ゲート断面積)を広くとることが可能となって、ゲ
ート部の圧力損失が小さく、低圧成形することも実現さ
れる。また、製品側ないしはキャビティ側のゲート部は
製品の外側から見えない位置、すなわち意匠面以外の合
わせ面に対応して設けられることで、質感を損ねること
がなく、しかもゲートの跡も残らないので印刷やラベリ
ングを行う場合でも精度よく行える。
注入された後、ゲートカット部材をゲート部へ移動し
て、ゲート部を金型内で閉塞することから、ゲート部の
幅(ゲート断面積)を広くとることが可能となって、ゲ
ート部の圧力損失が小さく、低圧成形することも実現さ
れる。また、製品側ないしはキャビティ側のゲート部は
製品の外側から見えない位置、すなわち意匠面以外の合
わせ面に対応して設けられることで、質感を損ねること
がなく、しかもゲートの跡も残らないので印刷やラベリ
ングを行う場合でも精度よく行える。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な形態を図
面を用いて説明する。なお、この形態説明では、MD
(ミニディスク)等のディスクカセットを成形する場合
を一例としており、図5はそのMDのディスクカセット
の概略外観斜視図である。このカセット1は、内部に光
磁気ディスク(不図示)を配した状態で互いに突き合わ
されてハウジングを構成するシェル2,2(A,B)を
有し、また一側部に開閉シャッター3が設けられてい
る。さらに、各シェル2には、機器内でカセット1を位
置決めたり、あるいは各種情報を機器側に提供するため
の、形状を異にする複数の切欠部分4が形成されてい
る。
面を用いて説明する。なお、この形態説明では、MD
(ミニディスク)等のディスクカセットを成形する場合
を一例としており、図5はそのMDのディスクカセット
の概略外観斜視図である。このカセット1は、内部に光
磁気ディスク(不図示)を配した状態で互いに突き合わ
されてハウジングを構成するシェル2,2(A,B)を
有し、また一側部に開閉シャッター3が設けられてい
る。さらに、各シェル2には、機器内でカセット1を位
置決めたり、あるいは各種情報を機器側に提供するため
の、形状を異にする複数の切欠部分4が形成されてい
る。
【0009】図3は前記シェル2を成形する射出成形装
置の主要部である金型の概念図である。図3において、
全体を示す符号5は金型であり、この金型5にはシェル
2に対応したキャビティ6が8箇所(各長方形内に1〜
8の番号を付けた箇所)に設けられ、8つのシェル2が
同時に成形される構造となっている。また、中央の符号
7は射出シリンダー20(図1及び図2参照)のノズル
20Aが取り付けられるノズル側ゲート部、符号8は各
キャビティ6に対応して設けられた製品(キャビティ)
側ゲート部、符号9はノズル側ゲート部7と各製品側ゲ
ート部8とを接続しているランナー部で、各製品側ゲー
ト部8と対応した位置にはそれぞれゲートカット機構1
0(図1及び図2参照)が設けられている。なお、製品
側ゲート部8は、図4中にダブルハッチングを入れて符
号8aで示す部分、すなわちシェル2の合わせ面2aに
対応させて設けられている。この合わせ面2aは、当然
のことながらカセット1として組み立てられた状態では
互いに突き合わされて外部からは見えない、つまり意匠
面以外の部分となる。
置の主要部である金型の概念図である。図3において、
全体を示す符号5は金型であり、この金型5にはシェル
2に対応したキャビティ6が8箇所(各長方形内に1〜
8の番号を付けた箇所)に設けられ、8つのシェル2が
同時に成形される構造となっている。また、中央の符号
7は射出シリンダー20(図1及び図2参照)のノズル
20Aが取り付けられるノズル側ゲート部、符号8は各
キャビティ6に対応して設けられた製品(キャビティ)
側ゲート部、符号9はノズル側ゲート部7と各製品側ゲ
ート部8とを接続しているランナー部で、各製品側ゲー
ト部8と対応した位置にはそれぞれゲートカット機構1
0(図1及び図2参照)が設けられている。なお、製品
側ゲート部8は、図4中にダブルハッチングを入れて符
号8aで示す部分、すなわちシェル2の合わせ面2aに
対応させて設けられている。この合わせ面2aは、当然
のことながらカセット1として組み立てられた状態では
互いに突き合わされて外部からは見えない、つまり意匠
面以外の部分となる。
【0010】図1及び図2は図3のA−A線に沿う概略
断面図であり、以下、図1及び図2を用いて本発明に係
る射出成形装置の要部構造を詳述する。金型5は、固定
側の雌型5Aと移動側の雄型5Bとで構成されている。
また、雌型5Aは射出成形装置の固定ベース11に固定
され、雄型5Bは同じく射出成形装置の可動側ベース1
2に固定されている。そして、雄型5Bは、可動側ベー
ス12と一体に移動されて雌型5Aに当接された位置
(成形位置)と、雌型5Aより大きく離れた位置(製品
取出し置)とに移動可能になっている。この移動は不図
示の型締めシリンダー機構により行なわれる。さらに、
金型5には、ノズル側ゲート部7に対応して雌型5A側
に射出シリンダー20のノズル20Aが配設されてお
り、このノズル20Aから射出シリンダー20内で加熱
溶融された原料、すなわち樹脂材13(図1及び図2中
で梨地模様で示す部分)が射出され、これがノズル側ゲ
ート部7,ランナー部9,各製品側ゲート部8を通って
対応するキャビティ6に所定圧で注入される。なお、こ
のような射出成形装置は、他の付属機構として成形され
た製品を金型5から外す突出機構、金型5を冷却する冷
却機構などを従来と同様に備えている。
断面図であり、以下、図1及び図2を用いて本発明に係
る射出成形装置の要部構造を詳述する。金型5は、固定
側の雌型5Aと移動側の雄型5Bとで構成されている。
また、雌型5Aは射出成形装置の固定ベース11に固定
され、雄型5Bは同じく射出成形装置の可動側ベース1
2に固定されている。そして、雄型5Bは、可動側ベー
ス12と一体に移動されて雌型5Aに当接された位置
(成形位置)と、雌型5Aより大きく離れた位置(製品
取出し置)とに移動可能になっている。この移動は不図
示の型締めシリンダー機構により行なわれる。さらに、
金型5には、ノズル側ゲート部7に対応して雌型5A側
に射出シリンダー20のノズル20Aが配設されてお
り、このノズル20Aから射出シリンダー20内で加熱
溶融された原料、すなわち樹脂材13(図1及び図2中
で梨地模様で示す部分)が射出され、これがノズル側ゲ
ート部7,ランナー部9,各製品側ゲート部8を通って
対応するキャビティ6に所定圧で注入される。なお、こ
のような射出成形装置は、他の付属機構として成形され
た製品を金型5から外す突出機構、金型5を冷却する冷
却機構などを従来と同様に備えている。
【0011】また、前記製品側ゲート部8は、各キャビ
ティ6のランナー部9につながる箇所を製品(シェル
2)の合わせ面2aに対応して設けられており、この形
態例において矩形状になっている。また、上記ゲートカ
ット機構10は、各製品側ゲート部8に対応して雄型5
B側に配設されており、油圧シリンダー21と、油圧シ
リンダー21のピストンロッド21Aと、カップリング
23とを介して結合されているゲートカット部材である
ゲートカットパンチ22を備えている。なお、このゲー
トカットパンチ22の先端形状は、製品側ゲート部8の
断面形状と略等しく形成されている。そして、ゲートカ
ットパンチ22は、油圧シリンダー21の駆動をピスト
ンロッド21A及びカップリング23を介して受けて、
雄型5B側から製品側ゲート部8まで前進移動すると、
そのゲート部8がゲートカットパンチ22の先端部で閉
塞されるとともに、ゲート部8の付近に存在していた原
料である樹脂材13をランナー部9ないしはキャビティ
6側に押し込んで逃がすことができる構造になってい
る。なお、図1及び図2中において、符号24で示す部
分はゲートカットパンチ22の移動を案内するためのス
トッパー兼用のガイド部材である。
ティ6のランナー部9につながる箇所を製品(シェル
2)の合わせ面2aに対応して設けられており、この形
態例において矩形状になっている。また、上記ゲートカ
ット機構10は、各製品側ゲート部8に対応して雄型5
B側に配設されており、油圧シリンダー21と、油圧シ
リンダー21のピストンロッド21Aと、カップリング
23とを介して結合されているゲートカット部材である
ゲートカットパンチ22を備えている。なお、このゲー
トカットパンチ22の先端形状は、製品側ゲート部8の
断面形状と略等しく形成されている。そして、ゲートカ
ットパンチ22は、油圧シリンダー21の駆動をピスト
ンロッド21A及びカップリング23を介して受けて、
雄型5B側から製品側ゲート部8まで前進移動すると、
そのゲート部8がゲートカットパンチ22の先端部で閉
塞されるとともに、ゲート部8の付近に存在していた原
料である樹脂材13をランナー部9ないしはキャビティ
6側に押し込んで逃がすことができる構造になってい
る。なお、図1及び図2中において、符号24で示す部
分はゲートカットパンチ22の移動を案内するためのス
トッパー兼用のガイド部材である。
【0012】以下、このように構成された射出成形装置
の動作を説明する。まず、図示せぬ型締めシリンダー機
構にて雄型5Bが雌型5Aに当接される前、及び当接さ
れた直後では、図1に示す如くゲートカットパンチ22
は油圧シリンダー21の制御で雄型5B内に引き込まれ
ている。この状態は、ゲートカットパンチ22の先端が
図1及び図6に示す如くランナー部9の一部を形成する
位置まで移動されよう制御されている。
の動作を説明する。まず、図示せぬ型締めシリンダー機
構にて雄型5Bが雌型5Aに当接される前、及び当接さ
れた直後では、図1に示す如くゲートカットパンチ22
は油圧シリンダー21の制御で雄型5B内に引き込まれ
ている。この状態は、ゲートカットパンチ22の先端が
図1及び図6に示す如くランナー部9の一部を形成する
位置まで移動されよう制御されている。
【0013】次いで、雌型5A側に配設されているノズ
ル20Aより、加熱溶融(例えば、ABS樹脂の場合に
約210℃に加熱)されている樹脂材13が射出シリン
ダー20内より所定の圧力がかけられて射出され、この
樹脂材13がノズル側ゲート部7,ランナー部9,製品
側ゲート部8を通って各キャビティ6に注入される。図
1は、この状態を示している。
ル20Aより、加熱溶融(例えば、ABS樹脂の場合に
約210℃に加熱)されている樹脂材13が射出シリン
ダー20内より所定の圧力がかけられて射出され、この
樹脂材13がノズル側ゲート部7,ランナー部9,製品
側ゲート部8を通って各キャビティ6に注入される。図
1は、この状態を示している。
【0014】樹脂材13の注入が終了し、また初期の保
圧を行なった後、油圧シリンダー21が駆動され、ゲー
トカットパンチ22を製品側ゲート部8に向かって前進
移動させる。すると、ゲートカットパンチ22の先端部
が、ランナー部9内にあって製品側ゲート部8の近傍に
ある半溶融状態の樹脂材13をランナー部9及びキャビ
ティ6内に押し込みながら前進し、最終位置ではゲート
部8を閉塞して、キャビティ6内の樹脂材13とランナ
ー部9内の樹脂材とを分離してキャビティ6内に作られ
た製品を独立させた状態にする。
圧を行なった後、油圧シリンダー21が駆動され、ゲー
トカットパンチ22を製品側ゲート部8に向かって前進
移動させる。すると、ゲートカットパンチ22の先端部
が、ランナー部9内にあって製品側ゲート部8の近傍に
ある半溶融状態の樹脂材13をランナー部9及びキャビ
ティ6内に押し込みながら前進し、最終位置ではゲート
部8を閉塞して、キャビティ6内の樹脂材13とランナ
ー部9内の樹脂材とを分離してキャビティ6内に作られ
た製品を独立させた状態にする。
【0015】一方、樹脂材13が射出された金型5側
は、冷却機構によって水等で冷やされて約40℃の温度
に保たれることから短時間で固化する。そして、その
後、図示せぬ型締めシリンダー機構が駆動されて、雄型
5Bが雌型5Aより離されて行く。このとき、ゲートカ
ットパンチ22も雄型5Bとともにゲート部8から離さ
れる。また、雄型5Bが所定の位置まで戻されたら、金
型5内で固まった樹脂材13を突出機構などを介して取
り出される。すると、製品(各シェル2)とランナー部
9に対応する部分9aとが完全に分離された状態で取り
出すことができる。図7は金型5より取り出された直後
の成形品であるシェル2の一部を示したもので、シェル
2は部分9aから完全にカットされている。
は、冷却機構によって水等で冷やされて約40℃の温度
に保たれることから短時間で固化する。そして、その
後、図示せぬ型締めシリンダー機構が駆動されて、雄型
5Bが雌型5Aより離されて行く。このとき、ゲートカ
ットパンチ22も雄型5Bとともにゲート部8から離さ
れる。また、雄型5Bが所定の位置まで戻されたら、金
型5内で固まった樹脂材13を突出機構などを介して取
り出される。すると、製品(各シェル2)とランナー部
9に対応する部分9aとが完全に分離された状態で取り
出すことができる。図7は金型5より取り出された直後
の成形品であるシェル2の一部を示したもので、シェル
2は部分9aから完全にカットされている。
【0016】したがって、本形態例に係る射出成形装置
では、略完全な形をした製品(シェル2)と廃棄ないし
は不要なランナー部9に対応する部分9aを最初から分
離した形で取り出すことができるので、従来方法で後作
業として行っていた、ランナーと製品を切り離す作業等
が不要であることに加え、製品側ゲート部8の跡8aが
製品(シェル2)の外側から見えない位置、すなわち意
匠面以外の合わせ面2aに形成されることから質感を損
ねることがなく、品質の向上が図れる。また、意匠面に
ゲート跡が出ないので印刷やラベリングを行う場合でも
不具合なく行える。しかも、ゲートカットパンチ22を
製品側ゲート部8へ移動して、そのゲート部8分を金型
5内で閉塞することから、ゲート幅(ゲート部8の断面
積)を広くとることが可能となる。これにより、製品側
ゲート部8の圧力損失が小さく、低圧成形も実現可能と
なり、原料となる樹脂材13を注入する時間の短縮も図
れることから生産性も向上する。
では、略完全な形をした製品(シェル2)と廃棄ないし
は不要なランナー部9に対応する部分9aを最初から分
離した形で取り出すことができるので、従来方法で後作
業として行っていた、ランナーと製品を切り離す作業等
が不要であることに加え、製品側ゲート部8の跡8aが
製品(シェル2)の外側から見えない位置、すなわち意
匠面以外の合わせ面2aに形成されることから質感を損
ねることがなく、品質の向上が図れる。また、意匠面に
ゲート跡が出ないので印刷やラベリングを行う場合でも
不具合なく行える。しかも、ゲートカットパンチ22を
製品側ゲート部8へ移動して、そのゲート部8分を金型
5内で閉塞することから、ゲート幅(ゲート部8の断面
積)を広くとることが可能となる。これにより、製品側
ゲート部8の圧力損失が小さく、低圧成形も実現可能と
なり、原料となる樹脂材13を注入する時間の短縮も図
れることから生産性も向上する。
【0017】なお、上記形態例の製品(キャビティ)側
ゲート部8はシェル2の平坦な合わせ面2aに対応して
設けた場合を示したが、これ以外にも、例えば図8乃至
図10に示すような合わせ面に対応して製品(キャビテ
ィ)側ゲート部8を設けても良いものである。すなわ
ち、図8と図9はシェル2の合わせ面がその一部に切欠
部分4を形成しているような態様である。図8では切欠
部分4の底面を形成していて、相手側シェル2に密着さ
れず、対向配置される合わせ面2bを示し、成形後には
上記製品側ゲート部8に対応した部分を符号8aで示し
ている。図9では階段状に形成されている切欠部分4に
あって、相手側シェル2に一部のみ密着(階段状の段差
部2cを除く合わせ面のみ密着)される場合であり、成
形後には製品側ゲート部8に対応した部分を符号8aで
示している。図10ではショル2の合わせ面2aに突出
壁25が設けられている場合で、成形後には製品側ゲー
ト部8に対応した部分を符号8aで示している。このよ
うに、本発明の合わせ面は、図9の如く階段状の切欠部
分4や図10の如く突出壁25が合わせ面の一部に設け
られている場合に、それら切欠部分4や突出壁25の各
段差を含む各面に対応して製品側ゲート部8を形成する
ようにしても差し支えないものである。また、原料とし
て樹脂材13を使用した場合について説明したが、これ
に限ることなく、加熱すると柔らかくなり、冷やすと固
まる性質を持つ材料を用いて成形する場合に広く適用で
きるものである。
ゲート部8はシェル2の平坦な合わせ面2aに対応して
設けた場合を示したが、これ以外にも、例えば図8乃至
図10に示すような合わせ面に対応して製品(キャビテ
ィ)側ゲート部8を設けても良いものである。すなわ
ち、図8と図9はシェル2の合わせ面がその一部に切欠
部分4を形成しているような態様である。図8では切欠
部分4の底面を形成していて、相手側シェル2に密着さ
れず、対向配置される合わせ面2bを示し、成形後には
上記製品側ゲート部8に対応した部分を符号8aで示し
ている。図9では階段状に形成されている切欠部分4に
あって、相手側シェル2に一部のみ密着(階段状の段差
部2cを除く合わせ面のみ密着)される場合であり、成
形後には製品側ゲート部8に対応した部分を符号8aで
示している。図10ではショル2の合わせ面2aに突出
壁25が設けられている場合で、成形後には製品側ゲー
ト部8に対応した部分を符号8aで示している。このよ
うに、本発明の合わせ面は、図9の如く階段状の切欠部
分4や図10の如く突出壁25が合わせ面の一部に設け
られている場合に、それら切欠部分4や突出壁25の各
段差を含む各面に対応して製品側ゲート部8を形成する
ようにしても差し支えないものである。また、原料とし
て樹脂材13を使用した場合について説明したが、これ
に限ることなく、加熱すると柔らかくなり、冷やすと固
まる性質を持つ材料を用いて成形する場合に広く適用で
きるものである。
【0018】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
加熱溶融された原料がキャビティに注入された後、ゲー
トカット部材を製品(キャビティ)側ゲート部へ移動し
て、ゲート部を金型内で閉塞することから、ゲート部の
幅(ゲート断面積)を広くとることが可能となって、ゲ
ート部の圧力損失が小さく、低圧成形することも実現さ
れる。これにより、装置を大型にすることなく原料を注
入する時間の短縮も図れるので、生産性が向上する等の
効果が得られる。また、前記ゲート部は製品の外側から
見えない位置、すなわち意匠面以外に対応して設けられ
ることから、質感を損ねることがなく、外観品質の向上
が図れるるとともに、印刷やラベリングを行う場合でも
不具合なく行える。
加熱溶融された原料がキャビティに注入された後、ゲー
トカット部材を製品(キャビティ)側ゲート部へ移動し
て、ゲート部を金型内で閉塞することから、ゲート部の
幅(ゲート断面積)を広くとることが可能となって、ゲ
ート部の圧力損失が小さく、低圧成形することも実現さ
れる。これにより、装置を大型にすることなく原料を注
入する時間の短縮も図れるので、生産性が向上する等の
効果が得られる。また、前記ゲート部は製品の外側から
見えない位置、すなわち意匠面以外に対応して設けられ
ることから、質感を損ねることがなく、外観品質の向上
が図れるるとともに、印刷やラベリングを行う場合でも
不具合なく行える。
【図1】本発明の一形態例として示す射出成形装置の要
部概略構成断面図である。
部概略構成断面図である。
【図2】前記射出成形装置を異なる射出過程で示す要部
概略構成断面図である。
概略構成断面図である。
【図3】前記射出成形装置の主要部である金型全体の概
念図である。
念図である。
【図4】本発明により作られた製品(カセット)を分解
して示す要部斜視図である。
して示す要部斜視図である。
【図5】前記製品例であるカセットを示す外観斜視図で
ある。
ある。
【図6】図1のB−B線に沿う要部断面図である。
【図7】本発明により成形された製品を説明するための
要部断面図である。
要部断面図である。
【図8】本発明の合わせ面の一変形例を説明するための
図である。
図である。
【図9】前記合わせ面の他の変形例を説明するための図
である。
である。
【図10】前記合わせ面のさらに他の変形例を説明する
ための図である。
ための図である。
2 シェル(製品) 5 金型 5A 雌型 5B 雄型 6 キャビティ 7 ノズル側ゲート部 8 製品(キャビティ)側ゲート部 9 ランナー部 10 ゲートカット機構 13 樹脂材(原料) 20 射出シリンダー 20A ノズル 22 ゲートカットパンチ(ゲートカット部材)
Claims (6)
- 【請求項1】 加熱溶融された原料をノズルの先端部よ
り射出し、金型に設けられたランナー部を通し、このラ
ンナー部に連通して設けられたキャビティに注入して製
品を成形する射出成形装置において、 前記ランナー部につながる前記キャビティの箇所をゲー
ト部として設け、 前記ゲート部に対応して移動可能に設けられているとと
もに、前記原料が前記キャビティに注入された後、前記
ゲート部側へ移動して前記ゲート部付近に存在した原料
を逃がし、かつ前記ゲート部を閉塞するゲートカット部
材を有していることを特徴とする射出成形装置。 - 【請求項2】 前記製品が互いに突き合わされて組み立
てられるカセット用のシェルであり、前記ゲート部を前
記シェル同士の合わせ面に対応して設けた請求項1に記
載の射出成形装置。 - 【請求項3】 加熱溶融された原料を射出ノズルの先端
部より射出し、金型に設けられたランナー部を通し、こ
のランナー部に連通したキャビティに注入して製品を成
形する射出成形方法において、 前記製品が使用状態で外側から見えない合わせ面を有し
ている場合、前記キャビティの前記ランナー部につなが
る箇所を前記製品の合わせ面に対応させ、かつ前記キャ
ビティのゲート部として設け、前記原料が前記キャビテ
ィに注入された後、前記金型に移動可能に設けられたゲ
ートカット部材を前記ゲート部へ移動することにより、
前記ゲート部付近に存在した原料を逃がし、かつ前記ゲ
ート部を金型内で閉塞して、成形された製品を前記ラン
ナー部側から分離することを特徴とする射出成形方法。 - 【請求項4】 前記製品が互いに突き合わされて組み立
てられるカセット用のシェルである請求項3に記載の射
出成形方法。 - 【請求項5】 前記ゲート部を、前記シェルの合わせ面
の一部に形成されて、相手側のシェルに密着せずに対向
配置される段差部分に対応して設けた請求項4に記載の
射出成形方法。 - 【請求項6】 前記ゲート部を、前記シェルの合わせ面
の一部に形成された段差部分の各面に対応して設けた請
求項4に記載の射出成形方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11526696A JPH09277321A (ja) | 1996-04-15 | 1996-04-15 | 射出成形装置及びその方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11526696A JPH09277321A (ja) | 1996-04-15 | 1996-04-15 | 射出成形装置及びその方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09277321A true JPH09277321A (ja) | 1997-10-28 |
Family
ID=14658422
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11526696A Pending JPH09277321A (ja) | 1996-04-15 | 1996-04-15 | 射出成形装置及びその方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09277321A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008053946A1 (en) * | 2006-11-01 | 2008-05-08 | Canon Kabushiki Kaisha | Injection molding process, resin molded product and mold |
| KR101303942B1 (ko) * | 2011-04-14 | 2013-09-05 | 나라엠앤디(주) | 사출금형의 게이트 커팅장치 |
-
1996
- 1996-04-15 JP JP11526696A patent/JPH09277321A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008053946A1 (en) * | 2006-11-01 | 2008-05-08 | Canon Kabushiki Kaisha | Injection molding process, resin molded product and mold |
| US7837915B2 (en) | 2006-11-01 | 2010-11-23 | Canon Kabushiki Kaisha | Injection molding process, resin molded product and mold |
| KR101303942B1 (ko) * | 2011-04-14 | 2013-09-05 | 나라엠앤디(주) | 사출금형의 게이트 커팅장치 |
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