JPH09296340A - フラットヘルド分離方法及びフラットヘルド分離機構 - Google Patents

フラットヘルド分離方法及びフラットヘルド分離機構

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JPH09296340A
JPH09296340A JP11380996A JP11380996A JPH09296340A JP H09296340 A JPH09296340 A JP H09296340A JP 11380996 A JP11380996 A JP 11380996A JP 11380996 A JP11380996 A JP 11380996A JP H09296340 A JPH09296340 A JP H09296340A
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JP
Japan
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flat
heald
healds
suction
lowermost
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JP11380996A
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Kazunori Kuroyanagi
和典 黒柳
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Original Assignee
Hamamatsu Photonics KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、群をなしたフラットヘルドから最
下段のフラットヘルドを確実に分離させるようにしたフ
ラットヘルド分離機構及びフラットヘルド分離方法を提
供することを目的とする。 【構成】 本発明によるフラットヘルド分離機構は、略
水平状態のフラットヘルドAをヘルド支持面16上で上
下方向に積重ねた状態で、ヘルド支持面16の最前端1
6aより前方に位置する最下段のフラットヘルドAにお
ける竿部1の前端の下方に配置させると共に、上下方向
に移動する吸引ヘッド41と、吸引ヘッド41の頂面に
開口として設けられ、最下段の竿部1のフラット面Fに
対峙させた吸引ポート42aと、吸引ポート42aから
空気を吸引する真空源Sとを備え、積重ねたフラットヘ
ルド群のうち最下段のフラットヘルドAから順に分離さ
せる構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フラットヘルド分
離方法及びフラットヘルド分離機構に係り、並設した多
数のフラットヘルドからなるヘルド群から最下段に位置
するフラットヘルドの分離に利用するフラットヘルド分
離方法及びフラットヘルド分離機構に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から存在するフラットヘルド分離機
構の一例として、特開平6−57596号公報がある。
この公報に開示されたフラットヘルド分離機構は、水平
に延びた上下のガイドレールによって保持されたフラッ
トヘルド群のうち最も端にあるフラットヘルドA(図1
2参照)の中央を、エアー吸引装置で分離した後、最端
のフラットヘルドAと次位のフラットヘルドAとの間に
分離爪を差し込むことによって、最端のフラットヘルド
Aを他のフラットヘルドAから僅かに引き離している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たフラットヘルド分離機構は、上下方向に吊るされた最
端のフラットヘルドAの中央を、エアー吸引装置で吸引
しながら引っ張り出しているので、例えば、フラットヘ
ルドAに機械油等が付着した状態で、これらが重ね合わ
されると、フラットヘルドA同士が油を介して張り付い
た状態となる。その状態で、フラットヘルドAの中央を
盛り上げるようにして吸引しながら分離させた場合、次
位のフラットヘルドAに対して最端のフラットヘルドA
を無理に引き離そうとする感は否めず、引き離しに多大
な吸引力を必要とし、場合によっては、最端のフラット
ヘルドA一枚だけを引き離そうとしても、二、三枚が張
り付いた状態で分離される虞れがある。
【0004】本発明は、上述の課題を解決するためにな
されたもので、特に、群をなしたフラットヘルドから最
下段のフラットヘルドを確実に分離させるようにしたフ
ラットヘルド分離機構及びフラットヘルド分離方法を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によるフラットヘ
ルド分離方法は、並設させた多数のフラットヘルドから
任意のフラットヘルドを分離させるフラットヘルドの分
離方法において、略水平状態のフラットヘルドをヘルド
支持面上で上下方向に積重ねた状態で、ヘルド支持面の
最前端より前方に位置する最下段のフラットヘルドにお
ける竿部の前端を、下方へ真空吸引することにより、ヘ
ルド支持面の最前端を支点として、次位のフラットヘル
ドに対して最下段のフラットヘルドを、片持ち支持状態
で下方へ反るように引き離すことを特徴とする。
【0006】このフラットヘルド分離方法において、略
水平状態のフラットヘルドをヘルド支持面上で上下方向
に積重ねることで、最下段のフラットヘルドはヘルド支
持面で片持ち支持される。そして、最下段のフラットヘ
ルドにおいて、ヘルド支持面の最前端より前方の部分
は、下から支持されることなくフリーになっている。そ
こで、このフリーの部分において、竿部の前端を、下方
へ真空吸引することで、最下段のフラットヘルドは、ヘ
ルド支持面の最前端を支点として、片持ち支持状態で下
方に反るようにして引き離される。このとき、最下段の
フラットヘルドは、次位のフラットヘルドに対し最前端
の方から徐々に剥がれるようにして分離させられる。従
って、フラットヘルド同士が機械油等で張り付いている
ような場合でも、最下段のフラットヘルドは最前端から
引き離されてゆくので、僅かな力でもフラットヘルド同
士を簡単に引き離すことができる。
【0007】この場合、略水平のヘルド支持面をもった
ハウジング内で、フラットヘルドを上下方向に積重ねる
と好適である。
【0008】本発明によるフラットヘルド分離機構は、
並設させた多数のフラットヘルドから任意のフラットヘ
ルドを分離させるフラットヘルド分離機構において、略
水平状態のフラットヘルドをヘルド支持面上で上下方向
に積重ねた状態で、ヘルド支持面の最前端より前方に位
置する最下段のフラットヘルドにおける竿部の前端の下
方に配置させると共に、上下方向に移動する吸引ヘッド
と、吸引ヘッドの頂面に開口として設けられ、最下段の
竿部のフラット面に対峙させた吸引ポートと、吸引ポー
トから空気を吸引する真空源とを備えたことを特徴とす
る。
【0009】このフラットヘルド分離機構においては、
略水平状態のフラットヘルドをヘルド支持面上で上下方
向に積重ねることにより、最下段のフラットヘルドはヘ
ルド支持面で片持ち支持される。そして、最下段のフラ
ットヘルドにおいて、ヘルド支持面の最前端より前方の
部分は、下から支持されることなくフリーになってい
る。この状態で、吸引ヘッドを上昇させ、最下段の竿部
のフラット面に吸引ポートを近接又は接触させる。そし
て、真空源を作動させ、吸引ポートで真空引きを行うこ
とにより、吸引ヘッドの頂面に最下段の竿部のフラット
面が吸着される。この状態で、吸引ヘッドを下降させる
ことにより、最下段のフラットヘルドは、ヘルド支持面
の最前端を支点として、片持ち支持状態で下方に反るよ
うにして引き離される。このとき、最下段のフラットヘ
ルドは、次位のフラットヘルドに対し最前端の方から徐
々に剥がれるようにして分離させられる。従って、フラ
ットヘルド同士が機械油等で張り付いているような場合
でも、最下段のフラットヘルドは最前端から引き離され
てゆくので、僅かな力でもフラットヘルド同士を簡単に
引き離すことができる。そして、支点をなすヘルド支持
面の最前端と、吸引ヘッドの吸引ポートとの間の距離を
長くすることで、テコの原理により、真空源のパワーを
小さくすることが可能になる。なお、真空源を作動させ
ながら吸引ヘッドを上昇させ、吸引ヘッドの頂面に最下
段の竿部のフラット面を吸着させた後、吸引ヘッドを下
降させて最下段のフラットヘルドを引き離してもよい。
【0010】この場合、略水平のヘルド支持面をもった
ハウジング内で、フラットヘルドを上下方向に積重ねる
と好適である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明によるフ
ラットヘルド分離機構及びフラットヘルド分離方法の好
適な実施形態について詳細に説明する。なお、本発明で
対象になっているフラットヘルドAの一例は、バネ性を
もつ磁性体のSUS420等で一体形成され、図12に
示すように、断面矩形の偏平な細長い竿部1を有し、こ
の竿部1の中央にはメール2が形成され、この竿部1の
両端にはリング部3が設けられ、各リング部3には、長
穴状をなす案内穴4が形成されている。そして、このフ
ラットヘルドAは、矢印方向へ容易に撓るが、捩れに強
く変形しにくい特性をもっている。
【0012】図1は、平置型のフラットヘルド用ストッ
カの要部を示す斜視図、図2は、図1のII−II線に沿う
断面図である。これら図面に示すフラットヘルド用スト
ッカ10は、フラットヘルドAを水平方向にして、上下
方向に積重ねるハウジング11を有している。このハウ
ジング11は、フラットヘルドAの細長い形状に合わせ
るように細長く形成されると共に、フラットなベース1
2と、このベース12上に立設固定させてフラットヘル
ドAを積重ね状態で収容する枠本体13と、ベース12
上の前部に立設固定させて前側のリング部3を収容する
リング収容枠14とを備えている。
【0013】枠本体13は、フラットヘルドAを上下方
向に積重ねるためのヘルド収容スリット15を有し、こ
のヘルド収容スリット15は、鉛直方向に切り込むよう
に形成されて、水平方向に延びるヘルド支持面(以下、
「ヘルド収容底面」という)16を有している(図3参
照)。また、枠本体13は、後側でフラットヘルドAの
長さの半分より大なる範囲を収容すると共に、フラット
ヘルドAの前側を支持しない。従って、フラットヘルド
Aの重心を枠本体13内に位置させることにより、枠本
体13は、フラットヘルドAを片持ち支持しながら上下
方向に積重ねることができる。この枠本体13の上方は
ロート状に拡開され、この頂端にはヘルド補充用開口1
7が設けられており、フラットヘルドAを水平に維持し
たまま開口17から挿入し易くなっている。また、枠本
体13の前端にはヘルド引出し口18が上下方向に細長
く設けられ、このヘルド引出し口18はヘルド収容スリ
ット15の前端をなしている。
【0014】更に、前述のリング収容枠14内は、前側
のリング部3を収容するために上下方向に延びるリング
収容スリット19が設けられ、このリング収容スリット
19の上端、下端及び後端は開放されている。リング収
容枠14の上端は、前側のリング部3を上から挿入する
ために開放され、リング収容枠14の下端は、最下段の
フラットヘルドAを下から引き抜くために開放され、リ
ング収容枠14の後端は、ヘルド引出し口18に対峙す
ると共に、リング収容枠14と枠本体13との協働によ
りフラットヘルドAを収容するために開放されている。
【0015】図2に示すように、ヘルド収容スリット1
5のヘルド収容底面16と、ベース12の上面12aと
の間に所定の間隔を設ける。このように構成すること
で、フラットヘルドAを枠本体13のヘルド引出し口1
8から適切に突出させることができ、しかも、フラット
ヘルドAの前部分をベース12の上方に位置させた場合
でも、フラットヘルドAの前部分がベース12に当たる
ことがなく、ベース12に対してフラットヘルドAの前
部分を浮かせた状態にすることができる。
【0016】このような状態は、枠本体13の底板13
aの厚みHで達成され、底板13aの厚みHを増減させ
ることにより、フラットヘルドAの浮き量を調整するこ
とができる。そして、ベース12に対してフラットヘル
ドAの前部分を浮かせる理由は、最下段のフラットヘル
ドAを他のフラットヘルドAと分離させるために、最下
段のフラットヘルドAの前端部分を真空吸引等の手段に
より強制的に引き下げた時に、最下段のフラットヘルド
Aの前端部分が、それより上段にあるフラットヘルドA
の前端部分に触れないようにして、最下段のフラットヘ
ルドAを確実に引出すようにするためである。
【0017】なお、図1及び図2に示すように、ヘルド
収容スリット15をもった枠本体13は、フラットヘル
ドAの竿部1を収容するための竿収容部13Aと、後側
のリング部3を収容するためのリング収容部13Bとか
ら構成されている。なお、竿収容部13Aとリング収容
部13Bとは別体でも一体でもよい。また、枠本体13
のリング収容部13Bと、前側のリング部3を収容する
リング収容枠14とは鏡像関係になるように配置されて
いる。しかも、ヘルド収容底面16の高さ位置に対し
て、リング収容枠14に形成された前壁14aの底面1
4bを低く設定することで、ハウジング11内に積重ね
たフラットヘルドAが前壁14aから抜け出すことがな
い。しかも、フラットヘルドAを挟むようにして、リン
グ収容枠14の前壁14aとリング収容部13Bの後壁
13Baとを対峙させることで、ハウジング11内でフ
ラットヘルドAが前後方向に抜け出ることがない。
【0018】ここで、ストッカ10内で積重ねたフラッ
トヘルドAを、最下段から一本ずつ引き出す手段とし
て、例えば図1及び図2に示すようなフラットヘルド引
出し機構30がある。このヘルド引出し機構30は、上
下動し且つ電磁石の一部をなす鉄芯からなるヘルド引出
し用磁気ヘッド31と、この磁気ヘッド31の頂部に設
けられた非磁性体の引出しピン32と、磁気ヘッド31
を水平方向に移動させる直動ステージ(図示せず)とを
備えている。
【0019】従って、引出しピン32を、前側のリング
部3における案内孔4の真下に位置させ、後述する吸引
ヘッド41を利用して下方へ引張り出された最下段のフ
ラットヘルドAの案内孔4内に挿入させる(図6参
照)。このとき、磁気ヘッド31に通電して、磁気ヘッ
ド31にリング部3を磁気吸着させることにより、フラ
ットヘルドAの引出し準備が整う。そして、図7に示す
ように、引出しピン32に最下段のリング部3を引掛け
ながら、直動ステージ(図示せず)により、磁気ヘッド
31を水平方向に引き出すことで、フラットヘルドAの
水平引出しが達成される。
【0020】次に、図1,図2及び図4に示すように、
フラットヘルド用ストッカ10は、最下段のフラットヘ
ルドAの引出しを一層確実にするためのフラットヘルド
分離機構40を備えている。このフラットヘルド分離機
構40は、ハウジング11の前部に設けられると共に、
最下段のフラットヘルドAの竿部1を下方から真空吸引
するための吸引ヘッド41を有している。この吸引ヘッ
ド41は、最下段のリング部3を磁気ヘッド31まで強
制的に引き寄せるために上下動する。更に、吸引ヘッド
41は、ヘルド収容底面(ヘルド支持面)16の最前端
16aよりも前方の位置において、磁気ヘッド31とベ
ース12の前端との間に配置されると共に、前側のリン
グ部3近傍における竿部1の真下に位置している。
【0021】更に、吸引ヘッド41内には、上下方向に
延びる吸引孔42が設けられ、この吸引孔42の頂面に
は、竿部1に向けて露出する吸引ポート42aが形成さ
れている。この吸着ポート42aは、円形の開口をなす
と共に、竿部1のフラット面Fの幅Wより小さな直径を
有し、フラット面Fと対峙する位置に設けられている。
従って、竿部1のフラット面Fと吸着ポート42aとを
密着させた場合でも、吸着ポート42aがフラット面F
からはみ出すことがなく、吸着時において、吸着ヘッド
41の頂面に対するフラット面Fの密着性を高めること
ができる。なお、支点をなすヘルド収容底面16の最前
端16aと、吸引ヘッド41の吸引ポート42aとの間
の距離を長くすることで、テコの原理により、吸引力を
小さくすることができる。
【0022】更に、フラットヘルド分離機構40は、吸
引ヘッド41を立設固定させる基部46を有し、この基
部46は、ベース12の下方に配置されている。この基
部46の上面46aにはバネ着座用の凹部47が形成さ
れ、基部46には、凹部47を挟むようにして基部46
を上下に貫通するピン挿入孔48が形成されている(図
4参照)。また、基部46の上面46aとベース12の
底面12bは、凹部47内に着座させられた圧縮バネ5
0を介して連結され、この圧縮バネ50は、ベース12
に対して基部46を離間させる方向に付勢させている。
そこで、ベース12の底面12bに2本のピン51を下
方に向けて突出させ、このピン51を基部46のピン挿
入孔48内に挿入し、ピン51の下端にスナップリング
等からなるストッパー部51aを設けることにより、圧
縮バネ50の弾性下で、ピン51の延在方向に基部46
を上下動させることができる。
【0023】図2に示すように、基部46内には、水平
方向に延びる吸引孔53が設けられ、この吸引孔53の
一端は吸引ヘッド41の吸引孔42に連通し、吸引孔5
3の他端は、基部46の末端に固定された可撓性の吸引
パイプ54の吸引孔55に連通している。この吸引パイ
プ54は、ベース12に沿って水平に延在すると共に、
基部46に追従して上下動する。また、吸引パイプ54
のコネクタ部56は、ベース12の後端より突出すると
共に、真空ポンプとしての真空源Sに接続される。従っ
て、この真空源Sを作動させることにより、吸引孔4
2,53,55を介して吸引ポート42aで真空引きを
行うことができる。なお、図4に示すように、基部46
には、後述する作動片64に係合させる上下一対の舌片
52が突設されている。この上側の舌片52は、作動片
64の先端により押上げられ、下側の舌片52は、基部
46が圧縮バネ50によりスムーズに下降しない場合
に、作動片64の先端により押し下げられる。
【0024】ここで、図2に示すように、基部46は駆
動手段60により上下動する。この駆動手段60は、ハ
ウジング11のベース12を支持するための支持台61
に固定されたエアーシリンダ62と、このエアーシリン
ダ62に対して所定のストロークで上下方向に往復動し
回り止めが施されたシリンダロッド63と、このシリン
ダロッド63の先端に固定されると共に先端が基部46
の舌片52に係合する作動片64とを備えている。従っ
て、シリンダロッド63のストローク量に応じて、基部
46を所定量だけ上下動させることができる。なお、舌
片52間に作動片64の先端を挿入させた場合、舌片5
2間で作動片64に遊びをもたせている関係上、シリン
ダロッド63のストローク量が基部46の上昇量にはな
っていない。ただし、吸引ヘッド41をエアーシリンダ
62で直接駆動させることにより、基部46や作動片6
4を採用する必要がなく、舌片52間と作動片64の先
端との間に遊びをもたせる必要もなくなる。
【0025】次に、フラットヘルド分離機構40と関係
させながらフラットヘルド引出し機構30の動作につい
て説明する。
【0026】図5に示すように、エアーシリンダ62を
駆動させて、作動片64を上昇させることにより、作動
片64の先端で上側の舌片52が押し上げられるので、
圧縮バネ50のばね力に抗して基部46が所定量だけ上
昇する。このとき、吸引ヘッド41の頂面を、最下段の
フラットヘルドAの竿部1のフラット面Fに極めて接近
させるか又は当接させる。その後、真空源Sを作動さ
せ、吸引ポート42aによる真空引きを行うことで、吸
引ヘッド41の頂面に竿部1のフラット面Fを真空吸着
させる。その後、図6に示すように、エアーシリンダ6
2を駆動させて、作動片64を下降させることで、基部
46を、圧縮バネ50のバネ力により所定位置まで下降
させる。
【0027】このとき、最下段のフラットヘルドAは、
ヘルド収容底面(ヘルド支持面)16の最前端16aを
支点として、片持ち支持状態で下方に反るようにして引
き離される。そして、最下段のフラットヘルドAは、次
位のフラットヘルドAに対し最前端の方から徐々に剥が
れるようにして分離させられるので、フラットヘルドA
同士が機械油等で張り付いているような場合でも、最下
段のフラットヘルドAは最前端の方から引き離されてゆ
き、僅かな力でもフラットヘルドA同士を簡単に引き離
すことができる。更に、吸引ヘッド41を下降し続ける
ことで、最下段のリング部3の案内孔4内に引出しピン
32を挿入させ、その後、磁気ヘッド31に巻回された
コイル(図示せず)を通電させて、磁気ヘッド31にリ
ング部3を磁気吸着させる。
【0028】その後、磁気ヘッド31の前方に待機させ
た脱落防止プレート70の下まで引出しピン32が来る
ように、磁気ヘッド31を水平方向に移動させる。そし
て、この時点で、吸着ヘッド41によるフラットヘルド
Aの真空吸引を停止させる。なお、磁気ヘッド31の磁
気吸着力が強い場合には、フラットヘルドAにリング部
3が磁気ヘッド31に磁気吸着された時点で、この真空
吸引を停止させてもよい。その後、図7に示すように、
脱落防止プレート70と磁気ヘッド31とを直動ステー
ジ(図示せず)に沿って水平方向に移動させることによ
り、脱落防止プレート70と磁気ヘッド31との協働に
より、引出しピン32に最下段のリング部3を確実に引
掛けながら、フラットヘルドAの安定した水平引出しが
達成される。
【0029】なお、吸引ヘッド41の作動により、最下
段のリング部3を磁気ヘッド31に磁気吸着させた後、
脱落防止プレート70を引出しピン32の上方まで移動
させ、その後、脱落防止プレート70と一緒に磁気ヘッ
ド31を水平方向に移動させてもよい。このようにする
ことで、フラットヘルドAの極めて安定した水平引出し
が達成される。
【0030】本発明は、前述した実施形態に限定される
ものではない。例えば、図1に示すように、リング収容
枠14と枠本体13とをベース12上で分割させるので
はなく、枠本体13とリング収容枠14とを一体に形成
してもよい。この場合、図2に示すように、ハウジング
11の下部前端において符号Pで示す部分にヘルド引出
し口を設けるとよい。また、ベース12上に複数の枠本
体13を並設させる構成としてもよい。このように構成
した場合、並設させた複数の枠本体13の端から順にフ
ラットヘルドAを一本ずつ分離させたり、または、並設
させた全ての枠本体13からフラットヘルドAを一度に
分離させてもよい。
【0031】また、ヘルド収容底面16は前述したよう
な水平状態に限定されず、略(すなわち実質的)水平を
保つように後方へ傾斜させることもできる。例えば、図
8に示すように、後方へ傾斜したヘルド収容底面16A
は、枠本体13の底板13aの上面に形成され、ヘルド
収容底面16Aの最前端16aは、ベース12の上面1
2aから離れるようにして上方に設けられている。この
ように構成することで、ヘルド収容底面16Aに着座さ
せたフラットヘルド群をハウジング11内で安定させる
ことができ、図9に示すように、最下段のフラットヘル
ドAにおける前部分を吸引ヘッド41で引き下げた時
に、このフラットヘルドAの前部分を水平状態に近づけ
ることができる。その結果、磁気ヘッド31の上面に最
下段のリング部3を確実に着座させることができる。
【0032】また、図10に示すように、後方へ傾斜し
たヘルド収容底面16Bは、ベース12の上面に凹状に
形成され、ヘルド収容底面16Bの最前端16aは、ベ
ース12の水平な前部分12Aの上面と一致させてい
る。このように構成することで、ヘルド収容底面16B
に着座させたフラットヘルド群をハウジング11内で安
定させることができる。そして、図11に示すように、
最下段のフラットヘルドAにおける前部分を吸引ヘッド
41で引き下げた時に、このフラットヘルドAの前部分
をベース12の前部分12Aの平坦な上面に沿わせるこ
とができ、フラットヘルドAの前部分を水平状態に極め
て近づけることができる。その結果、磁気ヘッド31の
上面に対する最下段のリング部3の着座性が極めて向上
する。
【0033】
【発明の効果】本発明によるフラットヘルド分離機構及
びフラットヘルド分離方法は、以上のように構成されて
いるため、次のような効果を得ることができる。
【0034】すなわち、本発明に係るフラットヘルド分
離機構において、略水平状態のフラットヘルドをヘルド
支持面上で上下方向に積重ねた状態で、ヘルド支持面の
最前端より前方に位置する最下段のフラットヘルドにお
ける竿部の前端の下方に配置させると共に、上下方向に
移動する吸引ヘッドと、吸引ヘッドの頂面に開口として
設けられ、最下段の竿部のフラット面に対峙させた吸引
ポートと、吸引ポートから空気を吸引する真空源とを備
えたことにより、フラットヘルドにおける竿部の平坦な
形状に着目することで、群をなしたフラットヘルドから
最下段のフラットヘルドを確実に分離させることができ
る。
【0035】また、本発明に係るフラットヘルド分離方
法において、略水平状態のフラットヘルドをヘルド支持
面上で上下方向に積重ねた状態で、ヘルド支持面の最前
端より前方に位置する最下段のフラットヘルドにおける
竿部の前端を、下方へ真空吸引することにより、ヘルド
支持面の最前端を支点として、次位のフラットヘルドに
対して最下段のフラットヘルドを、片持ち支持状態で下
方へ反るように引き離すことにより、群をなしたフラッ
トヘルドから最下段のフラットヘルドを確実に分離させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフラットヘルド分離機構を適用したス
トッカの一実施形態を示す斜視図である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】図1のIII−III線に沿う断面図である。
【図4】フラットヘルド分離機構を示す斜視図である。
【図5】フラットヘルド分離機構の吸引ヘッドを上昇さ
せて、吸引ヘッドの頂面を竿部に近接させた状態を示す
側面図である。
【図6】吸引ヘッドを下降させて、最下段のフラットヘ
ルドを他のフラットヘルドから分離させた状態を示す側
面図である。
【図7】最下段のフラットヘルドを引き出した状態を示
す断面図である。
【図8】本発明のフラットヘルド分離機構を適用したス
トッカの他の実施形態を示す断面図である。
【図9】図8に示した最下段のフラットヘルドを吸引ヘ
ッドで分離させた状態を示す側面図である。
【図10】本発明のフラットヘルド分離機構を適用した
ストッカの更に他の実施形態を示す断面図である。
【図11】図10に示した最下段のフラットヘルドを吸
引ヘッドで分離させた状態を示す側面図である。
【図12】フラットヘルドの一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
A…フラットヘルド、F…フラット面、S…真空源、1
…竿部、11…ハウジング、16…ヘルド支持面(ヘル
ド収容底面)、16a…ヘルド支持面の最前端、41…
吸引ヘッド、42a…吸引ポート。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 並設させた多数のフラットヘルドから任
    意の前記フラットヘルドを分離させるフラットヘルドの
    分離方法において、 略水平状態の前記フラットヘルドをヘルド支持面上で上
    下方向に積重ねた状態で、前記ヘルド支持面の最前端よ
    り前方に位置する最下段の前記フラットヘルドにおける
    竿部の前端を、下方へ真空吸引することにより、前記ヘ
    ルド支持面の前記最前端を支点として、次位の前記フラ
    ットヘルドに対して最下段の前記フラットヘルドを、片
    持ち支持状態で下方へ反るように引き離すことを特徴と
    するフラットヘルド分離方法。
  2. 【請求項2】 略水平の前記ヘルド支持面をもったハウ
    ジング内で、前記フラットヘルドを上下方向に積重ねた
    ことを特徴とする請求項1記載のフラットヘルド分離方
    法。
  3. 【請求項3】 並設させた多数のフラットヘルドから任
    意の前記フラットヘルドを分離させるフラットヘルド分
    離機構において、 略水平状態の前記フラットヘルドをヘルド支持面上で上
    下方向に積重ねた状態で、前記ヘルド支持面の最前端よ
    り前方に位置する最下段の前記フラットヘルドにおける
    竿部の前端の下方に配置させると共に、上下方向に移動
    する吸引ヘッドと、 前記吸引ヘッドの頂面に開口として設けられ、最下段の
    前記竿部のフラット面に対峙させた吸引ポートと、 前記吸引ポートから空気を吸引する真空源とを備えたこ
    とを特徴とするフラットヘルド分離機構。
  4. 【請求項4】 略水平の前記ヘルド支持面をもったハウ
    ジング内で、前記フラットヘルドを上下方向に積重ねた
    ことを特徴とする請求項3記載のフラットヘルド分離機
    構。
JP11380996A 1996-05-08 1996-05-08 フラットヘルド分離方法及びフラットヘルド分離機構 Pending JPH09296340A (ja)

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