JPH09314984A - インクジェット記録体 - Google Patents

インクジェット記録体

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JPH09314984A
JPH09314984A JP8131890A JP13189096A JPH09314984A JP H09314984 A JPH09314984 A JP H09314984A JP 8131890 A JP8131890 A JP 8131890A JP 13189096 A JP13189096 A JP 13189096A JP H09314984 A JPH09314984 A JP H09314984A
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ink
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速印字に対応し、優れたインク吸収性と画
質が得られるインクジェット記録体を提供する。 【解決手段】 基材に顔料および接着剤を含有する記録
層を少なくとも1層設けたインクジェット記録体におい
て、該インクジェット記録体の記録をおこなう面に水/
ジエチレングリコールを70:30の比率で混合した溶
液を滴下した際の吸収速度が、100nl/sec以上
であることを特徴とするインクジェット記録体。また基
材に顔料および接着剤を含有する記録層を少なくとも1
層設け、さらに該記録層にエチレン性不飽和結合を有す
るモノマーを重合させてなる重合体樹脂を含有する光沢
層を設けた上記インクジェット記録体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録体に関し、特に優れたインク吸収性を有し、高速で印
字されても画像品位に優れるインクジェット記録体に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、インクジェットプリンタによる記
録が、騒音が少なく、高速記録が可能であり、かつ、多
色化が容易なために多方面で利用されている。インクジ
ェット記録体としては、インク吸収性に富むように工夫
された上質紙や、表面に多孔性顔料を塗工した塗工紙等
が適用されている。また、最近になり表面に光沢層を設
けた光沢タイプのインクジェット記録体も開発されてき
ている。さらに、インクジェット記録の高速化、記録画
像の高精細化、フルカラー化といった用途の拡大に伴
い、高速印字適性に優れたインクジェット記録体が希求
されている。このような要求を満たすには、インクの吸
収速度を高める必要があるが、従来技術、例えば単にシ
リカ、アルミナ等の多孔性に富む顔料を用いた記録層を
設けただけでは十分でないことが明らかになってきた。
【0003】インクの吸収性を規定した従来技術として
は、インク吸収容量を規定(特開昭60−12218
8号)したものがある。ここでは、インクの付着した記
録用紙にその1秒後に吸取紙を押し当てて、吸取紙にイ
ンクが転移しない最大インク量をインク吸収容量として
いるが、インクの吸収速度と吸収容量には必ずしも相関
が無く、また吸取紙を押し当ててインクの転移をみる場
合、記録用紙の平滑性等にも影響を受け、測定値自体も
信頼性に欠ける恐れがある。またインク受理層中に吸
収される溶液の重量を規定した例(特開昭61−377
7号)もあるが、10秒という過剰の時間に溶液を吸収
させ、余分の溶液を取り除いて吸収量を測定するもので
あり、実際に記録する際のインクの吸収速度を議論でき
るものではない。またインク吸収性をインクの乾燥性
より規定し、インクジェット記録後、記録部を指で触
り、インクが付着しなくなる時間を測定した例(特開昭
62−140878号)もあるが、正確性に欠け、高速
印字適性を評価するのには不十分であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、高速印字に
対応し、優れたインク吸収性と画質が得られるインクジ
ェット記録体を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記の態様を
含む。 〔1〕 基材に顔料および接着剤を含有する記録層を少
なくとも1層設けたインクジェット記録体において、該
インクジェット記録体の記録をおこなう面に水/ジエチ
レングリコールを70:30の比率で混合した溶液を滴
下した際の吸収速度が、100nl/sec以上である
ことを特徴とするインクジェット記録体。 〔2〕 基材に顔料および接着剤を含有する記録層を少
なくとも1層設け、さらに該記録層にエチレン性不飽和
結合を有するモノマーを重合させてなる重合体樹脂を含
有する光沢層を設けた〔1〕記載のインクジェット記録
体。 〔3〕 基材に顔料および接着剤を含有する記録層を少
なくとも1層設け、さらに該記録層にエチレン性不飽和
結合を有するモノマーを重合させてなる重合体樹脂を含
有する光沢層を設けたインクジェット記録体において、
光沢層が、光沢層用塗工液を塗工し、加熱された鏡面ド
ラムに圧接、乾燥して仕上げてなる〔2〕記載のインク
ジェット記録体。 〔4〕 基材に顔料および接着剤を含有する記録層を少
なくとも1層設け、さらに該記録層にエチレン性不飽和
結合を有するモノマーを重合させてなる重合体樹脂を含
有する光沢層を設けたインクジェット記録体において、
光沢層が、光沢層用塗工液を塗工し、その塗工層が湿潤
状態にある間に、加熱された鏡面ドラムに圧接、乾燥し
て仕上げてなる〔2〕記載のインクジェット記録体。
【0006】
【発明の実施の形態】前記したように、本発明者等は、
高速印字適性を備えるインクジェット用紙につき鋭意検
討を重ねた結果、基材上に顔料および接着剤を含有する
記録層を少なくとも1層設けたインクジェット用紙にお
いて、インクジェット記録用紙の記録面上に、水/ジエ
チレングリコールを重量比で70:30の比率で混合し
た溶液を滴下した際の吸収速度が、100nl(ナノリ
ットル)/sec以上、より好ましくは200nl(ナ
ノリットル)/sec以上とすることにより、画質に優
れ、にじみがなく、記録濃度の高いインクジェット記録
用紙が得られることを見出した。上限は特にないが10
000nl(ナノリットル)/sec程度までは吸収速
度は上げられる。
【0007】ここで、吸収速度とは、インクジェット記
録用紙の記録面上に水/ジエチレングリコールを重量比
で70:30の比率で混合した溶液を滴下し、液滴の記
録面への吸収に伴う記録面上での体積の減少より、単位
時間当たりに減少した体積として表わされる。本発明で
は、FIBRO system ab社から販売されている動的液体吸
収試験器(ファイブロ1100DAT ダイナミック・
アブソープション・テスター,総発売元 松坂貿易株式
会社)を使用し測定した。具体的測定方法としては、精
密液体ポンプによりシリンジを通じて液滴を3μl(マ
イクロリットル)滴下し、滴下された液滴を真横からビ
デオカメラにて拡大観察し、液滴が記録面上に接触した
時点より20msec間隔で撮影し液滴の体積変化を追
跡した。吸収速度は、液滴が記録面上に接触した時点よ
り1秒後から5秒後までの間の液滴の体積変化より算出
した。本発明では以上の様にして吸収速度を求めたが、
測定装置としては同様の原理で測定できるものであれ
ば、上記のものに限定されるものではない。
【0008】本発明の吸収速度測定に用いる、水/ジエ
チレングリコールを重量比で70:30の比率で混合し
た溶液は、インクジェット記録用の水性インクの組成を
モデル化したものであり、各種のインクジェットプリン
ターで使用される水性インクの吸収性を把握するのに適
している。さらに本発明で規定した吸収速度は特に高速
印字を行うプリンターで重要な特性となることが判っ
た。本発明の吸収速度が100nl/sec未満では、
水性インクの吸収が遅くなり、インクが表面であふれて
にじんだり、吸収ムラが生じ、画質のベタ印字の均一性
が低下するようになる。本発明で規定した吸収速度は、
記録層の顔料と接着剤の種類および両者の配合比率等に
より調整される。インクジェットプリンター用の水性イ
ンクは、記録層の顔料間の隙間および顔料内の微孔に吸
収・保持されると考えられ、多孔性に富む顔料を使用
し、顔料間は十分に接着されているが、顔料間の隙間が
埋め尽くされず十分な空間が形成される程度に接着剤の
量を制御すると、本発明で規定した吸収速度を高めるこ
とができる。
【0009】記録層の顔料としては、例えばカオリン、
クレー、焼成クレー、無定形シリカ、酸化亜鉛、酸化ア
ルミニウム、水酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、サ
チンホワイト、珪酸アルミニウム、コロイダルシリカ、
ゼオライト、セピオライト、スメクタイト、珪酸マグネ
シウム、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、珪藻
土、スチレン系プラスチックピグメント、尿素樹脂系プ
ラスチックピグメント、ベンゾグアナミン系プラスチッ
クピグメント等、一般塗工紙製造分野で公知公用の各種
顔料が使用できるが、上記の顔料の中でも、記録層の構
造をポーラスでインク吸収性の優れたものにする意味
で、無定形シリカや酸化アルミニウム等の顔料が特に好
ましく使用される。
【0010】接着剤としては、カゼイン、大豆蛋白、合
成蛋白等の蛋白質類、澱粉や酸化澱粉等の各種澱粉類、
ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロースや
メチルセルロース等のセルロース誘導体、スチレン−ブ
タジエン共重合体、メチルメタクリレート−ブタジエン
共重合体の共役ジエン系重合体ラテックス、アクリル系
重合体ラテックス、エチレン−酢酸ビニル共重合体等の
ビニル系重合体ラテックス、等一般に塗被紙用として用
いられている従来公知の接着剤が単独、あるいは併用し
て用いられる。なお接着剤の配合量は特に限定しないが
顔料に対し、1〜40重量%、より好ましくは2〜20
重量%程度の範囲で調節される。ここで接着剤の量が少
ないと、記録層の強度が弱くなり表面が傷つきやすくな
ったり、粉落ちが発生する場合がある。逆に接着剤の量
が多いと、インク吸収性が低下し、所望のインクジェッ
ト記録適性が得られなくなる場合がある。
【0011】記録層にはポリエチレンポリアミンやポリ
プロピレンポリアミンなどのポリアルキレンポリアミン
類、またはその誘導体、第3級アミノ基や第4級アンモ
ニウム基を有するアクリル樹脂、ジアクリルアミン等の
カチオン性の樹脂を印字画像耐水性を向上させる目的で
顔料100重量部に対し、1〜30重量部、より好まし
くは5〜20重量部の範囲で添加することができる。
【0012】その他、一般塗工紙の製造において使用さ
れる分散剤、増粘剤、消泡剤、着色剤、帯電防止剤、防
腐剤等の各種助剤が適宜添加される。上記材料をもって
構成される記録層用組成物は、一般に固形分濃度を5〜
65重量%程度に調整し、坪量が約20〜400g/m
2 程度の基材上に乾燥重量で1〜50g/m2 程度、よ
り好ましくは2〜20g/m2 程度になるように塗工さ
れる。ブレードコーター、エアーナイフコーター、ロー
ルコーター、ブラシコーター、チャンプレックスコータ
ー、バーコーター、グラビアコーター等の各種公知公用
の塗工装置により塗工、乾燥できる。さらに、必要に応
じて記録層の乾燥後にスーパーキャレンダー、ブラシ掛
け等の平滑化処理を施すこともできる。なお、ベースと
なる基材は、特に限定されるものではなく、一般の塗工
紙に使用される酸性紙、あるいは中性紙等の紙基材、合
成紙、さらにポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエス
テル、ポリスチレン等の合成樹脂よりなる透明または不
透明のプラスチックフィルム、金属箔類、さらに紙とプ
ラスチックフィルム等のラミネート紙等が適宜使用され
る。
【0013】記録層の塗工量を比較的少なくし、基材に
もインクを吸収させるように設計することもできる。特
に紙基材を用いた場合は、紙基材のインク吸収性が重要
になる。紙基材のインク吸収性はサイズ度を調整するこ
とにより制御することが可能である。記録層の塗工量が
比較的少ない場合、例えば5g/m2 程度以下の場合、
サイズ度が低い方がインク吸収性が向上する傾向があ
る。サイズ度は、原紙のパルプの種類、パルプの叩解
度、紙力増強剤、内添サイズ剤、表面サイズ剤等により
影響される。プラスチックフィルムやラミネート紙等の
インク吸収性に乏しい基材を用いる場合、記録層自体が
十分なインク吸収容量を持つ必要があり、記録層の塗工
量をある程度多くする(例えば5g/m2 程度以上)と
よい。上記した顔料と接着剤を含有する記録層上にさら
に光沢層を設け、光沢タイプのインクジェット用紙を得
ることができる。この態様では写真調の高品位画像が得
られる。光沢層は、樹脂および必要に応じて顔料を添加
して構成される。光沢層はインクが速やかに通過できる
よう、光沢を阻害しない範囲で多孔性もしくは通液性に
するのが好ましい。このようにするためには、光沢を落
とさない範囲で、樹脂が完全に成膜しないような乾燥条
件を選択すると良い。また、顔料を配合する場合、透明
性や光沢を低下させないために、粒径の小さい、例えば
300nm程度以下のものを選択するのが良い。このよ
うな顔料としては、コロイダルシリカ、アルミナゾル、
シリカゾル等が挙げられる。
【0014】重合体樹脂としては、エチレン性不飽和結
合を有するモノマー(以下エチレン性モノマーという)
を重合してなる重合体樹脂が好適に使用され、この様な
重合体としては、例えばメチルアクリレート、エチルア
クリレートブチルアクリレート、2エチルヘキシルアク
リレート、ラウリルアクリレート、2−ヒドロキシエチ
ルアクリレート、グリシジルアクリレート等のアルキル
基炭素数が1〜18個のアクリル酸エステル、メチルメ
タクリレート、エチルメタクリレート、2−ヒドロキシ
エチルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピルメタク
リレート、グリシジルメタクリレート等のアルキル基炭
素数が1〜18個のメタクリル酸エステル、スチレン、
α−メチルスチレン、ビニルトルエン、アクリロニトリ
ル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、酢酸ビニル、プロピ
オン酸ビニル、アクリルアミド、N−メチロールアクリ
ルアミド、エチレン、ブタジエン等のエチレン性モノマ
ーを重合して得られる重合体が挙げられる。なお、重合
体樹脂は、必要に応じて2種類以上のエチレン性モノマ
ーを併用した共重合体であっても良いし、さらに、これ
ら重合体あるいは共重合体の置換誘導体でも良い。因み
に、置換誘導体としては、例えばカルボキシル基化した
もの、またはそれをアルカリ反応性にしたもの等が例示
される。また、上記のエチレン性モノマーをコロイダル
シリカの存在下で重合させ、Si−O−R(R:重合体
成分)結合によって複合体になった形で使用することも
可能である。
【0015】光沢層を設ける方法も限定しないが、上記
のエチレン性モノマーを重合してなる重合体樹脂あるい
は共重合体樹脂(以下一括して共重合体樹脂と称する)
を主成分として含有する塗工液を塗工して、塗工層が湿
潤状態にある間に加熱された鏡面ドラムに圧接、乾燥し
て仕上げる方法(ウェットキャスト方式)が、キャスト
方式の中でも優れた光沢とインク吸収性を兼ね備えるイ
ンクジェット記録用紙が得られるため好ましい。この場
合は、基材を通過して水分が蒸発し乾燥できる様、通気
性を有する基材例えば紙基材を用いるのが望ましい。上
記の共重合体樹脂は、そのガラス転移点が40℃以上の
ものが好ましく、50〜100℃の範囲であるものがよ
り好ましい。ガラス転移点が低いと乾燥の際に成膜が進
みすぎ、表面の多孔性が低下する結果、インクの吸収速
度が低下するおそれが生じる。また、乾燥温度が重要で
あり、乾燥温度が高すぎると成膜が進みすぎ、表面の多
孔性が低下する結果、インクの吸収速度が低下する場合
がある。逆に乾燥温度が低すぎると、光沢に乏しくなる
傾向が有り、生産性も低下する。また、光沢層用塗工液
中には白色度、粘度、流動性等を調節するために、一般
の印刷用塗工紙やインクジェット用紙に使用されている
顔料、消泡剤、着色剤、帯電防止剤、防腐剤及び上記し
た以外の分散剤・増粘剤等の各種助剤が適宜添加され
る。
【0016】前述した光沢層用塗工液を記録層上に塗工
する場合、ブレードコーター、エアーナイフコーター、
ロールコーター、ブラシコーター、チャンプレックスコ
ーター、バーコーター、グラビアコーター等の各種公知
の塗工装置が使用できる。また、好ましくは前述したよ
うに塗工層が湿潤状態にある間に、加熱された鏡面ドラ
ムに圧接、乾燥してキャスト仕上げを行う。この場合の
光沢層用塗工液の塗工量は、乾燥固形分で0.2〜30
g/m2 、好ましくは、1〜10g/m2 である。塗工
量が少ないと光沢が十分に出ない場合があり、多いとイ
ンク乾燥性が劣ったり、記録濃度が低下する恐れがあ
る。光沢層を設けた後で、さらにスーパーカレンダー等
により平滑化処理を行うこともできる。
【0017】
【実施例】以下に実施例を挙げて、本発明をより具体的
に説明するが、勿論これらに限定されるものではない。
また、例中の部および%は特に断らない限り、それぞれ
重量部および重量%を示す。
【0018】実施例1 顔料として酸化アルミニウム90部、スメクタイト粘土
10部、接着剤として、ポリビニルアルコール10部、
カチオン性樹脂としてジシアンジアミド系樹脂10部、
分散剤として、ポリ燐酸ソーダ0.5部を添加し、固形
分濃度18%の記録層用組成物(塗工液)を調成した。
この記録層用塗工液を、坪量100g/m2 の原紙に乾
燥重量で8g/m2 になるように、エアーナイフコータ
ーで塗工、乾燥しインクジェット記録用紙を得た。
【0019】実施例2 顔料として酸化アルミニウム90部、スメクタイト粘土
10部、接着剤として、ポリビニルアルコール5部、カ
チオン性樹脂としてジシアンジアミド系樹脂10部、分
散剤としてポリ燐酸ソーダ0.5部を添加し、固形分濃
度18%の記録層用組成物(塗工液)を調成した。この
記録層用組成物(塗工液)を、坪量100g/m2 の原
紙に乾燥重量で8g/m2 になるように、エアーナイフ
コーターで塗工、乾燥し記録層を設けた。一方、ガラス
転移点75℃のスチレン−2メチルヘキシルアクリレー
ト共重合体とコロイダルシリカの複合体(共重合体とコ
ロイダルシリカは、重量比で50:50)100部、増
粘・分散剤としてアルキルビニルエーテル・マレイン酸
誘導体共重合体5部、離型剤としてレシチン3部よりな
る固形分濃度が25%の光沢層用塗工液を調製した。こ
の光沢層用塗工液を上記の記録層上にロールコーターを
用いて塗工した後、ただちに表面温度が85℃の鏡面ド
ラムに圧接し、乾燥後、離型させ、光沢タイプのインク
ジェット記録用紙を得た。このときの光沢層の塗工量は
固形分重量で、8g/m2 であった。
【0020】実施例3 実施例2と同様にして記録層を形成させ、さらに実施例
2と同様の光沢層用塗工液を上記の記録層上にロールコ
ーターを用いて塗工した後、ただちに表面温度が90℃
の鏡面ドラムに圧接し、乾燥後、離型させ、光沢タイプ
のインクジェット記録用紙を得た。このときの光沢層の
塗工量は固形分重量で、8g/m2 であった。
【0021】実施例4 実施例2と同様にして記録層を形成させ、さらに実施例
2と同様の光沢層用塗工液を上記の記録層上にロールコ
ーターを用いて塗工した後、ただちに表面温度が80℃
の鏡面ドラムに圧接し、乾燥後、離型させ、光沢タイプ
のインクジェット記録用紙を得た。このときの光沢層の
塗工量は固形分重量で、8g/m2 であった。
【0022】実施例5 顔料として無定形シリカ90部、ゼオライト10部、接
着剤として、ポリビニルアルコール5部、カチオン性樹
脂としてジシアンジアミド系樹脂10部、分散剤とし
て、ポリ燐酸ソーダ0.5部を添加し、固形分濃度18
%の記録層用組成物(塗工液)を調成した。この記録層
用組成物(塗工液)を、坪量100g/m 2 の原紙に乾
燥重量で8g/m2 になるように、エアーナイフコータ
ーで塗工、乾燥し記録層を設けた。一方、ガラス転移点
75℃のスチレン−2メチルヘキシルアクリレート共重
合体とコロイダルシリカの複合体(共重合体とコロイダ
ルシリカは、重量比で50:50)100部、増粘・分
散剤としてアルキルビニルエーテル・マレイン酸誘導体
共重合体5部、離型剤としてレシチン3部よりなる固形
分濃度が25%の光沢層用塗工液を調製した。この光沢
層用塗工液を上記の記録層上にロールコーターを用いて
塗工した後、ただちに表面温度が85℃の鏡面ドラムに
圧接し、乾燥後、離型させ、光沢タイプのインクジェッ
ト記録用紙を得た。このときの光沢層の塗工量は固形分
重量で、8g/m2 であった。
【0023】比較例1 顔料として酸化アルミニウム90部、スメクタイト粘土
10部、接着剤として、ポリビニルアルコール5部、カ
チオン性樹脂としてジシアンジアミド系樹脂10部、分
散剤として、ポリ燐酸ソーダ0.5部を添加し、固形分
濃度18%の記録層用組成物(塗工液)を調成した。こ
の記録層用組成物(塗工液)を、坪量100g/m2
原紙に乾燥重量で8g/m2 になるように、エアーナイ
フコーターで塗工、乾燥し記録層を設けた。一方、ガラ
ス転移点30℃のスチレン−2メチルヘキシルアクリレ
ート共重合体100部、増粘・分散剤としてアルキルビ
ニルエーテル・マレイン酸誘導体共重合体5部、離型剤
としてレシチン3部よりなる固形分濃度が25%の光沢
層用塗工液を調製した。この光沢層用塗工液を上記の記
録層上にロールコーターを用いて塗工した後、ただちに
表面温度が85℃の鏡面ドラムに圧接し、乾燥後、離型
させ、光沢タイプのインクジェット記録用紙を得た。こ
のときの光沢層の塗工量は固形分重量で、8g/m2
あった。
【0024】比較例2 実施例2と同様にして記録層を形成させ、さらに実施例
2と同様の光沢層用塗工液を上記の記録層上にロールコ
ーターを用いて塗工した後、ただちに表面温度が95℃
の鏡面ドラムに圧接し、乾燥後、離型させ、光沢タイプ
のインクジェット記録用紙を得た。このときの光沢層の
塗工量は固形分重量で、8g/m2 であった。
【0025】比較例3 顔料として無定形シリカ90部、ゼオライト10部、接
着剤として、ポリビニルアルコール30部、カチオン性
樹脂としてジシアンジアミド系樹脂10部、分散剤とし
て、ポリ燐酸ソーダ0.5部を添加し、固形分濃度18
%の記録層用塗工液を調成した。この記録層用塗工液
を、坪量100g/m2 の原紙に乾燥重量で8g/m2
になるように、エアーナイフコーターで塗工、乾燥し記
録層を設けた。一方、ガラス転移点75℃のスチレン−
2メチルヘキシルアクリレート共重合体とコロイダルシ
リカの複合体(共重合体とコロイダルシリカは、重量比
で50:50)100部、増粘・分散剤としてアルキル
ビニルエーテル・マレイン酸誘導体共重合体5部、離型
剤としてレシチン3部よりなる固形分濃度が25%の光
沢層用塗工液を調製した。この光沢層用塗工液を上記の
記録層上にロールコーターを用いて塗工した後、ただち
に表面温度が85℃の鏡面ドラムに圧接し、乾燥後、離
型させ、光沢タイプのインクジェット記録用紙を得た。
このときの光沢層の塗工量は固形分重量で、8g/m2
であった。
【0026】比較例4 市販の光沢塗工タイプのインクジェット用紙(NS−1
01;キヤノン(株)製)を用いた。
【0027】比較例5 市販の光沢塗工タイプのインクジェット用紙(スーパー
ファイン専用光沢ハガキ;セイコーエプソン(株)製)
を用いた。 比較例6 市販のインクジェット用紙(インクジェット専用紙スタ
ンダード;花王(株)製)を用いた。
【0028】このようにして得られたインクジェット記
録用紙の吸収速度、インクジェット記録適性、白紙光沢
を表1にまとめて示した。なお、上記の評価については
下記の如き方法で評価を行った。 [吸収速度]動的液体吸収試験器 FIBRO 110
0 DAT(FIBRO system ab社製)を使用し、インクジ
ェット記録用紙の記録面上に、水(蒸留水)/ジエチレ
ングリコール=70/30(重量比)からなる混合液を
3μl滴下し、1秒後から5秒後までの間の吸収速度を
20msec毎に測定し、平均値を求めた。(単位はn
l/sec)
【0029】[インクジェット記録適性]高速印字タイ
プのインクジェットプリンターである、ラベルプリンタ
ーP−400L(キヤノンアプテックス(株)製)を用
いて印字を行なった。 (ベタ印字部の均一性)シアンインクとマゼンタインク
の2色混合のベタ印字部の印字ムラ(濃淡ムラ)を目視
にて評価した。 ◎:印字ムラはほとんど無く良好なレベル。 ○:印字ムラは若干あるが、実用上問題とならないレベ
ル。 △:印字ムラがやや目立ち、実用上問題となるレベル。 ×:印字ムラが著しく、実用上重大な問題となるレベ
ル。
【0030】(インクの乾燥性)シアンインクとマゼン
タインクの2色混合のベタ印字部につきインクの乾燥性
を評価した。 ○:印字直後に指で触れてもまったく汚れない。 ×:印字直後に指で触れると汚れる。 (インクジェット記録後の印字濃度)黒ベタ印字部分の
印字濃度をマクベスRD−914で測定。 〔白紙光沢〕JIS−P8142に準じて測定した。
【0031】
【表1】
【0032】
【発明の効果】本発明は、高速印字に対応し、優れたイ
ンク吸収性と画質が得られるインクジェット記録体であ
った。またベタ均一性、インク乾燥性に優れ、記録濃度
が高く、にじみがない画像が得られる。また光沢層を設
けた態様では一層優れた画像と写真調の高品位性が得ら
れた。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材に顔料および接着剤を含有する記録
    層を少なくとも1層設けたインクジェット記録体におい
    て、該インクジェット記録体の記録をおこなう面に水/
    ジエチレングリコールを70:30の比率で混合した溶
    液を滴下した際の吸収速度が、100nl/sec以上
    であることを特徴とするインクジェット記録体。
  2. 【請求項2】 基材に顔料および接着剤を含有する記録
    層を少なくとも1層設け、さらに該記録層にエチレン性
    不飽和結合を有するモノマーを重合させてなる重合体樹
    脂を含有する光沢層を設けた請求項1記載のインクジェ
    ット記録体。
  3. 【請求項3】 基材に顔料および接着剤を含有する記録
    層を少なくとも1層設け、さらに該記録層にエチレン性
    不飽和結合を有するモノマーを重合させてなる重合体樹
    脂を含有する光沢層を設けたインクジェット記録体にお
    いて、光沢層が、光沢層用塗工液を塗工し、加熱された
    鏡面ドラムに圧接、乾燥して仕上げてなる請求項2記載
    のインクジェット記録体。
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