JPH0931894A - オフ輪印刷用塗被紙 - Google Patents
オフ輪印刷用塗被紙Info
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- JPH0931894A JPH0931894A JP18532995A JP18532995A JPH0931894A JP H0931894 A JPH0931894 A JP H0931894A JP 18532995 A JP18532995 A JP 18532995A JP 18532995 A JP18532995 A JP 18532995A JP H0931894 A JPH0931894 A JP H0931894A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】表面強度、耐水性、インク着肉性、耐ブリスタ
ー性等の諸特性がバランス良く改善されたオフ輪印刷用
塗被紙を提供する。 【解決手段】原紙上に、顔料と接着剤を主成分とする塗
被組成物を塗被、乾燥してなるオフ輪印刷用塗被紙であ
って、特に該接着剤が(1)共役ジエン系単量体、
(2)エチレン系不飽和カルボン酸、および(3)
(2)以外のエチレン系不飽和単量体を含む単量体混合
物を乳化重合するにあたり、最初の仕込段において、
(2)エチレン系不飽和カルボン酸のうちエチレン系不
飽和ジカルボン酸およびメタクリル酸の全量を含み、か
つ前記単量体混合物の全量の40重量%以下を重合反応
器内に一括添加によって仕込みを行い、乳化重合を行っ
て得られる共重合体ラテックスであり、かつ該共重合体
ラテックスが顔料100重量部に対し1〜30重量部配
合されているオフ輪印刷用塗被紙。
ー性等の諸特性がバランス良く改善されたオフ輪印刷用
塗被紙を提供する。 【解決手段】原紙上に、顔料と接着剤を主成分とする塗
被組成物を塗被、乾燥してなるオフ輪印刷用塗被紙であ
って、特に該接着剤が(1)共役ジエン系単量体、
(2)エチレン系不飽和カルボン酸、および(3)
(2)以外のエチレン系不飽和単量体を含む単量体混合
物を乳化重合するにあたり、最初の仕込段において、
(2)エチレン系不飽和カルボン酸のうちエチレン系不
飽和ジカルボン酸およびメタクリル酸の全量を含み、か
つ前記単量体混合物の全量の40重量%以下を重合反応
器内に一括添加によって仕込みを行い、乳化重合を行っ
て得られる共重合体ラテックスであり、かつ該共重合体
ラテックスが顔料100重量部に対し1〜30重量部配
合されているオフ輪印刷用塗被紙。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オフ輪印刷用塗被
紙に関し、特に表面強度、耐水性、インク着肉性、耐ブ
リスター性等の諸々の特性がバランス良く改善されたオ
フ輪印刷用塗被紙に関するものである。
紙に関し、特に表面強度、耐水性、インク着肉性、耐ブ
リスター性等の諸々の特性がバランス良く改善されたオ
フ輪印刷用塗被紙に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、塗被紙需要の急増とあいまって、
紙塗工速度が早くなり、また印刷物の生産量の増加のた
めに、印刷速度もますます高速化している。特に、オフ
セット印刷において、この傾向が強まっている。このよ
うに生産性の向上、さらには印刷速度の高速化にともな
って印刷用紙には次ぎのような紙質が要求されている。
紙塗工速度が早くなり、また印刷物の生産量の増加のた
めに、印刷速度もますます高速化している。特に、オフ
セット印刷において、この傾向が強まっている。このよ
うに生産性の向上、さらには印刷速度の高速化にともな
って印刷用紙には次ぎのような紙質が要求されている。
【0003】第1に、塗被紙には優れた表面強度が要求
される。即ち、一般に塗被層を構成する塗被組成物は顔
料を主成分としており、接着強度が低いと、そのような
組成物を塗布した塗被紙面に対する印刷時の機械的な力
によって、塗被層から顔料が脱落したり、あるいは塗被
層が原紙から剥離したりする。このような塗被層の破壊
は印刷速度が速いほど、また、重ね刷り回数が多いほど
ひどくなる。そのために、塗被紙により強い表面強度が
要求されている。
される。即ち、一般に塗被層を構成する塗被組成物は顔
料を主成分としており、接着強度が低いと、そのような
組成物を塗布した塗被紙面に対する印刷時の機械的な力
によって、塗被層から顔料が脱落したり、あるいは塗被
層が原紙から剥離したりする。このような塗被層の破壊
は印刷速度が速いほど、また、重ね刷り回数が多いほど
ひどくなる。そのために、塗被紙により強い表面強度が
要求されている。
【0004】第2に、塗被紙表面が耐水性に優れている
ことが必要である。特に、オフセット印刷においては、
印刷プロセス上、版面を湿潤させるために湿し水が用い
られる。そのために、塗被層が湿った状態で印刷に対す
る機械的な抵抗力、即ち、優れた耐水性を有することが
要求されている。
ことが必要である。特に、オフセット印刷においては、
印刷プロセス上、版面を湿潤させるために湿し水が用い
られる。そのために、塗被層が湿った状態で印刷に対す
る機械的な抵抗力、即ち、優れた耐水性を有することが
要求されている。
【0005】第3に、印刷速度の高速化にともなって、
オフセット輪転印刷(オフ輪印刷)においては、乾燥加
熱の条件が厳しくなってきており、塗被層は従来に比べ
て、より一層優れたインク着肉性と耐ブリスター性が要
求されている。
オフセット輪転印刷(オフ輪印刷)においては、乾燥加
熱の条件が厳しくなってきており、塗被層は従来に比べ
て、より一層優れたインク着肉性と耐ブリスター性が要
求されている。
【0006】このように、オフセット印刷用紙、特にオ
フ輪印刷用塗被紙の場合には、表面強度、耐水性、イン
ク着肉性、耐ブリスター性等の種々の特性が要求されて
いる。しかし、従来の方法では、これらの特性を全て高
水準でバランスよく有する塗被紙は得られていない。そ
の理由は、これらの特性は、塗被組成物中の接着剤、特
に共重合体ラテックスの物性(ゲル含有率、粒子径、ガ
ラス転移点等)に依存するところが大きく、これらの物
性によって表面強度、耐水性、インク着肉性および耐ブ
リスター性などは大きく左右されるからである。即ち、
共重合体ラテックスの物性のうち、ある特定の物性に限
定して、例えば表面強度を改善する対応をすると耐ブリ
スター性が悪化するなど、それぞれが相反する性質を示
すといった具合である。
フ輪印刷用塗被紙の場合には、表面強度、耐水性、イン
ク着肉性、耐ブリスター性等の種々の特性が要求されて
いる。しかし、従来の方法では、これらの特性を全て高
水準でバランスよく有する塗被紙は得られていない。そ
の理由は、これらの特性は、塗被組成物中の接着剤、特
に共重合体ラテックスの物性(ゲル含有率、粒子径、ガ
ラス転移点等)に依存するところが大きく、これらの物
性によって表面強度、耐水性、インク着肉性および耐ブ
リスター性などは大きく左右されるからである。即ち、
共重合体ラテックスの物性のうち、ある特定の物性に限
定して、例えば表面強度を改善する対応をすると耐ブリ
スター性が悪化するなど、それぞれが相反する性質を示
すといった具合である。
【0007】具体例として、従来、印刷用塗被紙の表面
強度を改善する方法としては、共重合体ラテックスのゲ
ル含有率を高める方法が知られている。ところがゲル含
有率を高めると、得られる印刷用塗被紙の耐水性と耐ブ
リスター性が低下する。他方、インク着肉性を改善する
方法としては、共重合体ラテックスの粒子径を大きくす
るか、またはガラス転移点を高くする等の方法が知られ
ている。一方、この対策をとると、塗被紙の表面強度と
耐水性が低下する等の難点が伴う。
強度を改善する方法としては、共重合体ラテックスのゲ
ル含有率を高める方法が知られている。ところがゲル含
有率を高めると、得られる印刷用塗被紙の耐水性と耐ブ
リスター性が低下する。他方、インク着肉性を改善する
方法としては、共重合体ラテックスの粒子径を大きくす
るか、またはガラス転移点を高くする等の方法が知られ
ている。一方、この対策をとると、塗被紙の表面強度と
耐水性が低下する等の難点が伴う。
【0008】このような難点を解決する方法として、例
えば、特開昭61−63794号公報、特開昭63−1
1308号公報、特開平1−192896号公報等に
は、共重合体ラテックス製造の際に、重合連鎖移動剤や
重合開始剤の添加方法を工夫することが提案されてい
る。しかしながら、このようにして得られる共重合体ラ
テックスを接着剤として塗被組成物に使用し、オフ輪印
刷用塗被紙に仕上げる場合、表面強度、耐水性、インク
着肉性、あるいは耐ブリスター性等の諸々の特性をバラ
ンス良く具備した印刷用塗被紙に仕上げるという観点か
らは十分とはいえないのが実状である。
えば、特開昭61−63794号公報、特開昭63−1
1308号公報、特開平1−192896号公報等に
は、共重合体ラテックス製造の際に、重合連鎖移動剤や
重合開始剤の添加方法を工夫することが提案されてい
る。しかしながら、このようにして得られる共重合体ラ
テックスを接着剤として塗被組成物に使用し、オフ輪印
刷用塗被紙に仕上げる場合、表面強度、耐水性、インク
着肉性、あるいは耐ブリスター性等の諸々の特性をバラ
ンス良く具備した印刷用塗被紙に仕上げるという観点か
らは十分とはいえないのが実状である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、上述し
たような従来のオフ輪印刷用塗被紙における問題を解決
するために鋭意研究した。その結果、本発明は、塗被組
成物中の接着剤として特定の共重合体ラテックスを使用
することで、表面強度、耐水性、インク着肉性、および
耐ブリスター性等のオフ輪印刷用塗被紙に要求される紙
質特性が極めてバランスよく改良された塗被紙を提供す
るものである。
たような従来のオフ輪印刷用塗被紙における問題を解決
するために鋭意研究した。その結果、本発明は、塗被組
成物中の接着剤として特定の共重合体ラテックスを使用
することで、表面強度、耐水性、インク着肉性、および
耐ブリスター性等のオフ輪印刷用塗被紙に要求される紙
質特性が極めてバランスよく改良された塗被紙を提供す
るものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、原紙上に、顔
料と接着剤を主成分とする塗被組成物を塗被、乾燥して
なるオフ輪印刷用塗被紙において、該接着剤が(1)共
役ジエン系単量体、(2)エチレン系不飽和カルボン
酸、および(3)(2)以外のエチレン系不飽和単量体
を含む単量体混合物を乳化重合するにあたり、最初の仕
込段において、(2)エチレン系不飽和カルボン酸のう
ちエチレン系不飽和ジカルボン酸およびメタクリル酸の
全量を含み、かつ前記単量体混合物の全量の40重量%
以下を重合反応器内に一括添加によって仕込みを行い、
乳化重合を行って得られる共重合体ラテックスであり、
かつ該共重合体ラテックスが顔料100重量部に対し1
〜30重量部配合されていることを特徴とするオフ輪印
刷用塗被紙である。
料と接着剤を主成分とする塗被組成物を塗被、乾燥して
なるオフ輪印刷用塗被紙において、該接着剤が(1)共
役ジエン系単量体、(2)エチレン系不飽和カルボン
酸、および(3)(2)以外のエチレン系不飽和単量体
を含む単量体混合物を乳化重合するにあたり、最初の仕
込段において、(2)エチレン系不飽和カルボン酸のう
ちエチレン系不飽和ジカルボン酸およびメタクリル酸の
全量を含み、かつ前記単量体混合物の全量の40重量%
以下を重合反応器内に一括添加によって仕込みを行い、
乳化重合を行って得られる共重合体ラテックスであり、
かつ該共重合体ラテックスが顔料100重量部に対し1
〜30重量部配合されていることを特徴とするオフ輪印
刷用塗被紙である。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明者等は、オフ輪印刷用塗被
紙における塗被組成物中の接着剤成分として、特定の共
重合体ラテックスを使用することにより、表面強度、耐
水性、インク着肉性、および耐ブリスター適性が極めて
バランスよく優れたオフ輪印刷用塗被紙が得られること
を見出し、本発明を完成するに至った。
紙における塗被組成物中の接着剤成分として、特定の共
重合体ラテックスを使用することにより、表面強度、耐
水性、インク着肉性、および耐ブリスター適性が極めて
バランスよく優れたオフ輪印刷用塗被紙が得られること
を見出し、本発明を完成するに至った。
【0012】即ち、本発明は塗被組成物に添加する接着
剤として、(1)共役ジエン系単量体、(2)エチレン
系不飽和カルボン酸および(3)(2)以外のエチレン
系不飽和単量体を含む単量体混合物を乳化重合するにあ
たり、最初の仕込段階において、(2)エチレン系不飽
和カルボン酸のうちエチレン系不飽和ジカルボン酸およ
びメタクリル酸の全量を含む前記単量体混合物の全量の
40重量%以下を重合反応器内に一括添加による仕込み
を行い、乳化重合を行って得られる共重合体ラテックス
を使用することを特徴とするオフ輪印刷用塗被紙に関す
るものである。
剤として、(1)共役ジエン系単量体、(2)エチレン
系不飽和カルボン酸および(3)(2)以外のエチレン
系不飽和単量体を含む単量体混合物を乳化重合するにあ
たり、最初の仕込段階において、(2)エチレン系不飽
和カルボン酸のうちエチレン系不飽和ジカルボン酸およ
びメタクリル酸の全量を含む前記単量体混合物の全量の
40重量%以下を重合反応器内に一括添加による仕込み
を行い、乳化重合を行って得られる共重合体ラテックス
を使用することを特徴とするオフ輪印刷用塗被紙に関す
るものである。
【0013】以下に、本発明のオフ輪印刷用塗被紙にお
いて使用される特定の共重合体ラテックスの製造方法に
ついて詳細に述べる。先ず、(1)共役ジエン系単量体
としては、例えば1,3−ブタジエン、イソプレン、2
−クロロ−1,3−ブタジエン、2−メチル−1,3−
ブタジエン等、従来共重合体ラテックスの製造に一般に
用いられているものを挙げることができる。そして、こ
れらの共役ジエン系単量体の1種、または2種以上を適
宜組み合せて用いられる。特に、1,3−ブタジエンが
好ましく用いられる。
いて使用される特定の共重合体ラテックスの製造方法に
ついて詳細に述べる。先ず、(1)共役ジエン系単量体
としては、例えば1,3−ブタジエン、イソプレン、2
−クロロ−1,3−ブタジエン、2−メチル−1,3−
ブタジエン等、従来共重合体ラテックスの製造に一般に
用いられているものを挙げることができる。そして、こ
れらの共役ジエン系単量体の1種、または2種以上を適
宜組み合せて用いられる。特に、1,3−ブタジエンが
好ましく用いられる。
【0014】なお、共役ジエン系単量体は、得られる共
重合体ラテックスに適当な弾性および膜の硬さを付与す
るために用いられ、その配合割合は全単量体混合物に対
し、20〜50重量%の範囲である。因みに、20重量
%未満のときには、十分な表面強度が得られなくなるお
それがあり、一方、50重量%を越えるときは、得られ
る塗被紙の耐水性や表面強度の低下が懸念される。
重合体ラテックスに適当な弾性および膜の硬さを付与す
るために用いられ、その配合割合は全単量体混合物に対
し、20〜50重量%の範囲である。因みに、20重量
%未満のときには、十分な表面強度が得られなくなるお
それがあり、一方、50重量%を越えるときは、得られ
る塗被紙の耐水性や表面強度の低下が懸念される。
【0015】次ぎに、(2)エチレン系不飽和カルボン
酸(単量体)としては、例えばアクリル酸、メタクリル
酸、クロトン酸等のモノカルボン酸、マレイン酸、フマ
ル酸、イタコン酸等のジカルボン酸やそれらの無水物、
例えばマレイン酸メチル、イタコン酸メチル等のジカル
ボン酸のモノエステル、即ち、半エステル等を挙げるこ
とができる。これらのエチレン系不飽和カルボン酸単量
体のうち、特に本発明においては、エチレン系不飽和ジ
カルボン酸およびメタクリル酸は必須成分として使用さ
れるものである。勿論、エチレン系不飽和ジカルボン酸
およびメタクリル酸以外のエチレン系不飽和カルボン酸
単量体も、適宜組み合せて使用することができる。
酸(単量体)としては、例えばアクリル酸、メタクリル
酸、クロトン酸等のモノカルボン酸、マレイン酸、フマ
ル酸、イタコン酸等のジカルボン酸やそれらの無水物、
例えばマレイン酸メチル、イタコン酸メチル等のジカル
ボン酸のモノエステル、即ち、半エステル等を挙げるこ
とができる。これらのエチレン系不飽和カルボン酸単量
体のうち、特に本発明においては、エチレン系不飽和ジ
カルボン酸およびメタクリル酸は必須成分として使用さ
れるものである。勿論、エチレン系不飽和ジカルボン酸
およびメタクリル酸以外のエチレン系不飽和カルボン酸
単量体も、適宜組み合せて使用することができる。
【0016】なお、これらエチレン系不飽和カルボン酸
単量体の使用量は、全単量体混合物に対し0.2〜12
重量%、好ましくは0.5〜8重量%の範囲で調整され
る。因みに、0.2重量%未満のときには、得られる共
重合体ラテックスの機械的安定性が不安定となり、かつ
そのような共重合体ラテックスを使用して得られる塗被
紙の表面強度の低下が懸念される。一方、12重量%を
越えると、得られる共重合体ラテックスの粘度が高くな
り過ぎ、実用に適さなくなるおそれがある。前記エチレ
ン系不飽和ジカルボンおよびメタクリル酸の使用量は、
全単量体混合物の固形分に対して0.1〜10重量%、
好ましくは0.5〜5重量%程度である。また、エチレ
ン系不飽和ジカルボン酸とメタクリル酸との割合は、例
えば、エチレン系不飽和ジカルボン酸/メタクリル酸=
10/90〜90/10(重量%)、好ましくは25/
75〜75/25(重量%)程度である。
単量体の使用量は、全単量体混合物に対し0.2〜12
重量%、好ましくは0.5〜8重量%の範囲で調整され
る。因みに、0.2重量%未満のときには、得られる共
重合体ラテックスの機械的安定性が不安定となり、かつ
そのような共重合体ラテックスを使用して得られる塗被
紙の表面強度の低下が懸念される。一方、12重量%を
越えると、得られる共重合体ラテックスの粘度が高くな
り過ぎ、実用に適さなくなるおそれがある。前記エチレ
ン系不飽和ジカルボンおよびメタクリル酸の使用量は、
全単量体混合物の固形分に対して0.1〜10重量%、
好ましくは0.5〜5重量%程度である。また、エチレ
ン系不飽和ジカルボン酸とメタクリル酸との割合は、例
えば、エチレン系不飽和ジカルボン酸/メタクリル酸=
10/90〜90/10(重量%)、好ましくは25/
75〜75/25(重量%)程度である。
【0017】さらに、(3)エチレン系不飽和カルボン
酸単量体以外のエチレン系不飽和単量体としては、例え
ばスチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、p
−メチルスチレンなどの芳香族ビニル化合物や、アクリ
ル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、ア
クリル酸−2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸メチ
ル、メタクリル酸−2−ヒドロキシエチル、メタクリル
酸グリシジル等の不飽和カルボン酸アルキルエステル化
合物、アクリルアミド、メタクリルアミド、N,N−ジ
メチルアクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド
などのエチレン系不飽和カルボン酸アミド化合物、酢酸
ビニルなどのカルボン酸ビニルエステル類、アクリロニ
トリル、メタクリロニトリル、α−クロルアクリロニト
リルなどのシアン化ビニル化合物、メチルアミノエチル
(メタ)アクリレート、ジメチルアミノエチル(メタ)
アクリレート、ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリ
レート、ジブチルアミノエチル(メタ)アクリレート、
ジメチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド、ジメチ
ルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、2−ビニル
ピリジン、4−ビニルピリジンなどのエチレン系不飽和
アミン化合物等を挙げることができる。
酸単量体以外のエチレン系不飽和単量体としては、例え
ばスチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、p
−メチルスチレンなどの芳香族ビニル化合物や、アクリ
ル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、ア
クリル酸−2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸メチ
ル、メタクリル酸−2−ヒドロキシエチル、メタクリル
酸グリシジル等の不飽和カルボン酸アルキルエステル化
合物、アクリルアミド、メタクリルアミド、N,N−ジ
メチルアクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド
などのエチレン系不飽和カルボン酸アミド化合物、酢酸
ビニルなどのカルボン酸ビニルエステル類、アクリロニ
トリル、メタクリロニトリル、α−クロルアクリロニト
リルなどのシアン化ビニル化合物、メチルアミノエチル
(メタ)アクリレート、ジメチルアミノエチル(メタ)
アクリレート、ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリ
レート、ジブチルアミノエチル(メタ)アクリレート、
ジメチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド、ジメチ
ルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、2−ビニル
ピリジン、4−ビニルピリジンなどのエチレン系不飽和
アミン化合物等を挙げることができる。
【0018】これらは単独、あるいは2種以上を適宜組
み合せて用いられる。中でも、特に芳香族ビニル化合物
としてはスチレンが、不飽和カルボン酸アルキルエステ
ル化合物としてはメタクリル酸メチルが、さらにシアン
化ビニル化合物としてはアクリロニトリルが、それぞれ
好ましく用いられる。
み合せて用いられる。中でも、特に芳香族ビニル化合物
としてはスチレンが、不飽和カルボン酸アルキルエステ
ル化合物としてはメタクリル酸メチルが、さらにシアン
化ビニル化合物としてはアクリロニトリルが、それぞれ
好ましく用いられる。
【0019】なお、前記エチレン系不飽和カルボン酸以
外のエチレン系不飽和単量体の使用量は、全単量体混合
物に対して20〜79.8重量%、好ましくは50〜7
9.8重量%の範囲である。因みに、20重量%未満の
ときは、得られる共重合体ラテックスを使用した塗被紙
の耐水性が低下し易く、一方、79.8重量%を越える
と、得られる共重合体ラテックスの剛性が高くなり過ぎ
て、得られる塗被紙の表面強度の低下が懸念される。
外のエチレン系不飽和単量体の使用量は、全単量体混合
物に対して20〜79.8重量%、好ましくは50〜7
9.8重量%の範囲である。因みに、20重量%未満の
ときは、得られる共重合体ラテックスを使用した塗被紙
の耐水性が低下し易く、一方、79.8重量%を越える
と、得られる共重合体ラテックスの剛性が高くなり過ぎ
て、得られる塗被紙の表面強度の低下が懸念される。
【0020】本発明に係わる共重合体ラテックスを調製
するための乳化重合の際に使用する重合連鎖移動剤は、
特に限定されるものではなく、一般に乳化重合に使用さ
れている通常の連鎖移動剤を用いることができる。具体
例としては、例えば2−メルカプトプロピオン酸、3−
メルカプトプロピオン酸、メルカプト酢酸等のメルカプ
トカルボン酸、またはその塩(例えば、メルカプト酢酸
アンモニウムなど)、メルカプトコハク酸などのメルカ
プタンジカルボン酸またはその塩(例えばメルカプタン
ジカルボン酸塩など)、2−メルカプトエタノール、3
−メルカプト−1,2−プロパンジオールなどの分子内
に水酸基を有するメルカプタン類、2−メルカプトエチ
ルアミンなどの分子内にアミノ基を有するメルカプタン
類、チオグリコール酸、3,3’−チオジプロピオン酸
などの分子内にカルボキシル基を有するモノスルフィド
類またはその塩、β−チオジグリコールなどの分子内に
水酸基を有するモノスルフィド類、チオジエチルアミン
などの分子内にアミノ基を有するモノスルフィド類、ジ
チオジグリコール酸、2,2’−ジチオジプロピオン
酸,3,3’−ジチオジプロピオン酸、4,4’−ジチ
オ二酪酸などの分子内にカルボキシル基を有するジスル
フィド類またはその塩、チオジグリコール酸無水物など
のようなモノスルフィド類およびジスルフィド類の酸無
水物、D−、L−またはDL−シスチンなどのような分
子内にカルボキシル基とアミノ基を有するジスルフィド
類、クロロメタノール、2−クロロエタノール、1−ク
ロロ−2−プロパノール、2または3−クロロ−n−プ
ロパノール、2−、3−または4−クロロ−n−ブタノ
ール、クロロペンタノールなどの分子内に水酸基を有す
るハロゲン化炭化水素類、モノクロロ酢酸、ジクロロ酢
酸、トリクロロ酢酸、クロロジフルオロ酢酸、2−クロ
ロプロピロン酸、3−クロロプロピオン酸、2−ブロモ
プロピオン酸、3−ブロモプロピオン酸、2−ブロモペ
ンタン酸、クロロコハク酸、クロロフマル酸、クロロマ
レイン酸、クロロマロン酸などの分子内にカルボキシル
基を有するハロゲン化炭化水素類またはその塩、クロロ
マレイン酸無水物などのようなハロゲン化炭化水素類の
酸無水物、ヘキシルメルカプタン、
するための乳化重合の際に使用する重合連鎖移動剤は、
特に限定されるものではなく、一般に乳化重合に使用さ
れている通常の連鎖移動剤を用いることができる。具体
例としては、例えば2−メルカプトプロピオン酸、3−
メルカプトプロピオン酸、メルカプト酢酸等のメルカプ
トカルボン酸、またはその塩(例えば、メルカプト酢酸
アンモニウムなど)、メルカプトコハク酸などのメルカ
プタンジカルボン酸またはその塩(例えばメルカプタン
ジカルボン酸塩など)、2−メルカプトエタノール、3
−メルカプト−1,2−プロパンジオールなどの分子内
に水酸基を有するメルカプタン類、2−メルカプトエチ
ルアミンなどの分子内にアミノ基を有するメルカプタン
類、チオグリコール酸、3,3’−チオジプロピオン酸
などの分子内にカルボキシル基を有するモノスルフィド
類またはその塩、β−チオジグリコールなどの分子内に
水酸基を有するモノスルフィド類、チオジエチルアミン
などの分子内にアミノ基を有するモノスルフィド類、ジ
チオジグリコール酸、2,2’−ジチオジプロピオン
酸,3,3’−ジチオジプロピオン酸、4,4’−ジチ
オ二酪酸などの分子内にカルボキシル基を有するジスル
フィド類またはその塩、チオジグリコール酸無水物など
のようなモノスルフィド類およびジスルフィド類の酸無
水物、D−、L−またはDL−シスチンなどのような分
子内にカルボキシル基とアミノ基を有するジスルフィド
類、クロロメタノール、2−クロロエタノール、1−ク
ロロ−2−プロパノール、2または3−クロロ−n−プ
ロパノール、2−、3−または4−クロロ−n−ブタノ
ール、クロロペンタノールなどの分子内に水酸基を有す
るハロゲン化炭化水素類、モノクロロ酢酸、ジクロロ酢
酸、トリクロロ酢酸、クロロジフルオロ酢酸、2−クロ
ロプロピロン酸、3−クロロプロピオン酸、2−ブロモ
プロピオン酸、3−ブロモプロピオン酸、2−ブロモペ
ンタン酸、クロロコハク酸、クロロフマル酸、クロロマ
レイン酸、クロロマロン酸などの分子内にカルボキシル
基を有するハロゲン化炭化水素類またはその塩、クロロ
マレイン酸無水物などのようなハロゲン化炭化水素類の
酸無水物、ヘキシルメルカプタン、
【0021】オクチルメルカプタン、n−ドデシルメル
カプタン、t−ドデシルメルカプタン、n−ヘキサデシ
ルメルカプタン、n−テトラデシルメルカプタン等のモ
ノチオール類、1,10−デカンジチオール、1,14
−テトラデカンジチオール、トリグリコールジメルカプ
タン等のジチオール、1,5,10−デカントリチオー
ル、トリメチロールプロパントリスチオグリコレート等
のトリチオール、ペンタエリスリトールテトラキスチオ
グリコレート、ペンタエリスリトールテトラキスチオプ
ロピオネート等のテトラチオール等、分子内に少なくと
も2つのメルカプト基を有するポリチオール、ジメチル
キサントゲンジスルフィド、ジエチルキサントゲンジス
ルフィド、ジイソプロピルキサンチゲンジスルフィド等
のキサントゲンジスルフィド、テトラメチルチウラムジ
スルフィド、テトラエチルチウラムジスルフィド、テト
ラブチルチウラムジスルフィド等のチウラムジスルフィ
ド、四塩化炭素、四臭化炭素、臭化エチレン等のハロゲ
ン化炭化水素、メルカプト酢酸−2−エチルヘキシルエ
ステル、メルカプトプロピオン酸−2−エチルヘキシル
エステル、メルカプトプロピオン酸トリデシルエステル
等のメルカプトカルボン酸アルキルエステル、メルカプ
ト酢酸メトキシブチルエステル、メルカプトプロピオン
酸メトキシブチルエステル等のメルカプトカルボン酸ア
ルコキシアルキルエステル、オクタン酸−2−メルカプ
トエチルエステル等のカルボン酸メルカプトアルキルエ
ステルおよびα−メチルスチレンダイマー、ターピノー
レン、α−テルピネン、γ−テルピネン、ジペンテン、
アニソール、アリルアルコール等が挙げられる。
カプタン、t−ドデシルメルカプタン、n−ヘキサデシ
ルメルカプタン、n−テトラデシルメルカプタン等のモ
ノチオール類、1,10−デカンジチオール、1,14
−テトラデカンジチオール、トリグリコールジメルカプ
タン等のジチオール、1,5,10−デカントリチオー
ル、トリメチロールプロパントリスチオグリコレート等
のトリチオール、ペンタエリスリトールテトラキスチオ
グリコレート、ペンタエリスリトールテトラキスチオプ
ロピオネート等のテトラチオール等、分子内に少なくと
も2つのメルカプト基を有するポリチオール、ジメチル
キサントゲンジスルフィド、ジエチルキサントゲンジス
ルフィド、ジイソプロピルキサンチゲンジスルフィド等
のキサントゲンジスルフィド、テトラメチルチウラムジ
スルフィド、テトラエチルチウラムジスルフィド、テト
ラブチルチウラムジスルフィド等のチウラムジスルフィ
ド、四塩化炭素、四臭化炭素、臭化エチレン等のハロゲ
ン化炭化水素、メルカプト酢酸−2−エチルヘキシルエ
ステル、メルカプトプロピオン酸−2−エチルヘキシル
エステル、メルカプトプロピオン酸トリデシルエステル
等のメルカプトカルボン酸アルキルエステル、メルカプ
ト酢酸メトキシブチルエステル、メルカプトプロピオン
酸メトキシブチルエステル等のメルカプトカルボン酸ア
ルコキシアルキルエステル、オクタン酸−2−メルカプ
トエチルエステル等のカルボン酸メルカプトアルキルエ
ステルおよびα−メチルスチレンダイマー、ターピノー
レン、α−テルピネン、γ−テルピネン、ジペンテン、
アニソール、アリルアルコール等が挙げられる。
【0022】これらの連鎖移動剤は単独、または2種以
上を適宜組み合せて用いられる。本発明で使用される共
重合体ラテックスでは、特にモノチオール、ポリチオー
ル、キサントゲンジスルフィド、チウラムジスルフィ
ド、四塩化炭素、メルカプト酢酸−2−エチルヘキシル
エステル、オクタン酸−2−メルカプトエチルエステ
ル、メルカプト酢酸メトキシブチルエステル、メルカプ
トプロピオン酸メトキシブチルエステル、α−メチルス
チレンダイマー、ターピノーレン等が好ましく用いられ
る。これらの連鎖移動剤は全単量体混合物100重量部
に対して、通常0.05〜20重量部、好ましくは0.
1〜15重量部、より好ましくは0.2〜10重量部の
範囲で調節される。
上を適宜組み合せて用いられる。本発明で使用される共
重合体ラテックスでは、特にモノチオール、ポリチオー
ル、キサントゲンジスルフィド、チウラムジスルフィ
ド、四塩化炭素、メルカプト酢酸−2−エチルヘキシル
エステル、オクタン酸−2−メルカプトエチルエステ
ル、メルカプト酢酸メトキシブチルエステル、メルカプ
トプロピオン酸メトキシブチルエステル、α−メチルス
チレンダイマー、ターピノーレン等が好ましく用いられ
る。これらの連鎖移動剤は全単量体混合物100重量部
に対して、通常0.05〜20重量部、好ましくは0.
1〜15重量部、より好ましくは0.2〜10重量部の
範囲で調節される。
【0023】なお、乳化重合法としては、従来より知ら
れている乳化重合方法が適宜採用される。例えば、水の
ような水性媒体中に単量体混合物、重合開始剤、乳化剤
および重合連鎖移動剤などを加えて乳化重合が行われ
る。
れている乳化重合方法が適宜採用される。例えば、水の
ような水性媒体中に単量体混合物、重合開始剤、乳化剤
および重合連鎖移動剤などを加えて乳化重合が行われ
る。
【0024】また、重合開始剤としては特に制限される
ものではなく、例えば過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウ
ム、過硫酸アンモニウムなどの無機過硫酸塩、クメンハ
イドロパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド、イ
ソプロピルベンゼンパーオキサイドなどの有機過酸化
物、アゾイソブチロニトリル等のアゾ系の開始剤等を用
いることができる。これらは、単独でまたは2種以上を
組み合せて使用することができる。これらの重合開始剤
のうち、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウム、過硫酸ア
ンモニウム等の過硫酸塩等が重合安定性の面から好まし
く用いられる。また、本発明で使用される共重合体ラテ
ックスの乳化重合においては、上記した重合開始剤は、
重亜硫酸ナトリウム、硫酸第一鉄などの還元剤と組み合
せてなる、所謂レドックス系重合開始剤として用いるこ
とも可能である。重合開始剤の使用量は、全単量体混合
物100重量部に対して、通常0.1〜5重量部、好ま
しくは0.2〜2重量部程度の範囲で調整される。
ものではなく、例えば過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウ
ム、過硫酸アンモニウムなどの無機過硫酸塩、クメンハ
イドロパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド、イ
ソプロピルベンゼンパーオキサイドなどの有機過酸化
物、アゾイソブチロニトリル等のアゾ系の開始剤等を用
いることができる。これらは、単独でまたは2種以上を
組み合せて使用することができる。これらの重合開始剤
のうち、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウム、過硫酸ア
ンモニウム等の過硫酸塩等が重合安定性の面から好まし
く用いられる。また、本発明で使用される共重合体ラテ
ックスの乳化重合においては、上記した重合開始剤は、
重亜硫酸ナトリウム、硫酸第一鉄などの還元剤と組み合
せてなる、所謂レドックス系重合開始剤として用いるこ
とも可能である。重合開始剤の使用量は、全単量体混合
物100重量部に対して、通常0.1〜5重量部、好ま
しくは0.2〜2重量部程度の範囲で調整される。
【0025】さらに、共重合体ラテックスの乳化重合の
際に用いられる乳化剤も、特に制限されるものではな
く、例えばドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ラ
ウリル硫酸ナトリウム、ドデシルジフェニルエーテルジ
スルホン酸ナトリウム、コハク酸ジアルキルエステルス
ルホン酸ナトリウム等のアニオン系界面活性剤、ポリオ
キシエチレンアルキルエステル、ポリオキシエチレンア
ルキルアリールエーテル等のノニオン系界面活性剤、ラ
ウリルベタイン、ステアリルベタインの塩などのアルキ
ルベタイン型の塩やラウリル−β−アラニン、ラウリル
ジ(アミノエチル)グリシン、オクチルジ(アミノエチ
ル)グリシンの塩等のアミノ酸型等の両性界面活性剤等
が挙げられる。これらは単独で、または2種以上を適宜
組み合わせて用いることができる。これらの乳化剤のう
ち、特にドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムまたは
ドデシルジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウムな
どが好ましく用いられる。
際に用いられる乳化剤も、特に制限されるものではな
く、例えばドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ラ
ウリル硫酸ナトリウム、ドデシルジフェニルエーテルジ
スルホン酸ナトリウム、コハク酸ジアルキルエステルス
ルホン酸ナトリウム等のアニオン系界面活性剤、ポリオ
キシエチレンアルキルエステル、ポリオキシエチレンア
ルキルアリールエーテル等のノニオン系界面活性剤、ラ
ウリルベタイン、ステアリルベタインの塩などのアルキ
ルベタイン型の塩やラウリル−β−アラニン、ラウリル
ジ(アミノエチル)グリシン、オクチルジ(アミノエチ
ル)グリシンの塩等のアミノ酸型等の両性界面活性剤等
が挙げられる。これらは単独で、または2種以上を適宜
組み合わせて用いることができる。これらの乳化剤のう
ち、特にドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムまたは
ドデシルジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウムな
どが好ましく用いられる。
【0026】このような乳化剤の使用量は、用いる全単
量体混合物100重量部に対して、通常0.05〜2.
5重量部、好ましくは0.1〜1.5重量部程度の範囲
である。因みに、2.5重量部を越えると、得られる塗
被紙の耐水性が劣る傾向があり、さらに原紙へ塗被組成
物を塗被する際に塗被組成物の泡立ちが激しくなり、塗
工操業性が低下するために好ましくない。
量体混合物100重量部に対して、通常0.05〜2.
5重量部、好ましくは0.1〜1.5重量部程度の範囲
である。因みに、2.5重量部を越えると、得られる塗
被紙の耐水性が劣る傾向があり、さらに原紙へ塗被組成
物を塗被する際に塗被組成物の泡立ちが激しくなり、塗
工操業性が低下するために好ましくない。
【0027】また、共重合体ラテックスの重合に際して
は、必要に応じてエチレンジアミン四酢酸ナトリウムな
どのキレート剤、ナトリウムホルムアルデヒドスルホキ
シレートなどの分散剤や無機塩等の存在下で行ってもよ
い。
は、必要に応じてエチレンジアミン四酢酸ナトリウムな
どのキレート剤、ナトリウムホルムアルデヒドスルホキ
シレートなどの分散剤や無機塩等の存在下で行ってもよ
い。
【0028】さらに、本発明に係る共重合体ラテックス
の重合方法では、最初の仕込み段において、エチレン系
不飽和カルボン酸のうち、エチレン系不飽和ジカルボン
酸およびメタクリル酸の全量を含み、かつ単量体混合物
の全量の40重量%以下の量を重合反応器内に一括添加
によって仕込み、乳化重合を行い所望とする共重合体ラ
テックスを得るところに特徴を有する。
の重合方法では、最初の仕込み段において、エチレン系
不飽和カルボン酸のうち、エチレン系不飽和ジカルボン
酸およびメタクリル酸の全量を含み、かつ単量体混合物
の全量の40重量%以下の量を重合反応器内に一括添加
によって仕込み、乳化重合を行い所望とする共重合体ラ
テックスを得るところに特徴を有する。
【0029】即ち、最初の仕込み段において、エチレン
系不飽和カルボン酸のうちエチレン系不飽和ジカルボン
酸およびメタクリル酸の全量を含み、かつ単量体混合物
の全量の40重量%以下の量を重合反応器内に一括添加
によって仕込み、重合反応を行なうことによって得られ
る共重合体ラテックスを接着剤として配合した塗被組成
物を設けてなる塗被紙は、とりわけ従来の共重合体ラテ
ックスには見られなかった表面強度と耐ブリスター適性
面でバランスが取れ、かつ優れた印刷適性を有する塗被
紙を提供できることが分かった。なお、最初の仕込段に
おいて、エチレン系不飽和カルボン酸のうち全量の5〜
40重量%を重合反応容器内に一括添加によって仕込む
ことが望ましい。また、乳化重合の方法として、2段目
から最終段までを複数段に分割して添加する分割添加方
法、2段目から最終段までを連続して添加する連続添加
方式、あるいはこれらの組み合わせのいずれでも良い。
系不飽和カルボン酸のうちエチレン系不飽和ジカルボン
酸およびメタクリル酸の全量を含み、かつ単量体混合物
の全量の40重量%以下の量を重合反応器内に一括添加
によって仕込み、重合反応を行なうことによって得られ
る共重合体ラテックスを接着剤として配合した塗被組成
物を設けてなる塗被紙は、とりわけ従来の共重合体ラテ
ックスには見られなかった表面強度と耐ブリスター適性
面でバランスが取れ、かつ優れた印刷適性を有する塗被
紙を提供できることが分かった。なお、最初の仕込段に
おいて、エチレン系不飽和カルボン酸のうち全量の5〜
40重量%を重合反応容器内に一括添加によって仕込む
ことが望ましい。また、乳化重合の方法として、2段目
から最終段までを複数段に分割して添加する分割添加方
法、2段目から最終段までを連続して添加する連続添加
方式、あるいはこれらの組み合わせのいずれでも良い。
【0030】本発明において、共重合体ラテックスの製
造時における重合転化率は、好ましくは約90重量%以
上、さらに好ましくは約95重量%以上である。
造時における重合転化率は、好ましくは約90重量%以
上、さらに好ましくは約95重量%以上である。
【0031】また、本発明で使用する特定の共重合体ラ
テックスの粒子径としては、50〜200nm程度、さ
らにゲル含有率(トルエン不溶分による表示)として
は、20〜70重量%、好ましくは40〜69重量%の
範囲で仕上げるのが、本発明が所望とする効果を得る上
で望ましい。因みに、ゲル含有率が上記の範囲から外れ
ると、本発明の所望とする表面強度、耐水性、インク着
肉性、耐ブリスター性等の諸特性に対するバランスの取
れた塗被紙を得ることが難しくなる。
テックスの粒子径としては、50〜200nm程度、さ
らにゲル含有率(トルエン不溶分による表示)として
は、20〜70重量%、好ましくは40〜69重量%の
範囲で仕上げるのが、本発明が所望とする効果を得る上
で望ましい。因みに、ゲル含有率が上記の範囲から外れ
ると、本発明の所望とする表面強度、耐水性、インク着
肉性、耐ブリスター性等の諸特性に対するバランスの取
れた塗被紙を得ることが難しくなる。
【0032】なお、塗被組成物(以後、単に塗料と称
す)中における上記の共重合体ラテックスの配合量は、
顔料100重量部に対して1〜30重量部、好ましくは
2〜25重量部の範囲である。
す)中における上記の共重合体ラテックスの配合量は、
顔料100重量部に対して1〜30重量部、好ましくは
2〜25重量部の範囲である。
【0033】次に、塗料の成分の1つである顔料として
は、特に限定されるものではなく、印刷用塗被紙の製造
分野で用いられる一般に公知の顔料、例えばカオリン、
デラミネーテッドカオリン、焼成カオリン、タルク、軽
質炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム、水酸化アルミ
ニウム、サチンホワイト、二酸化チタン、酸化亜鉛、無
定形シリカ、ゼオライト、硫酸カルシウム、パイオフィ
ライトクレー、プラスチックピグメント等が挙げられ、
これらの顔料の1種または2種以上が適宜使用される。
は、特に限定されるものではなく、印刷用塗被紙の製造
分野で用いられる一般に公知の顔料、例えばカオリン、
デラミネーテッドカオリン、焼成カオリン、タルク、軽
質炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム、水酸化アルミ
ニウム、サチンホワイト、二酸化チタン、酸化亜鉛、無
定形シリカ、ゼオライト、硫酸カルシウム、パイオフィ
ライトクレー、プラスチックピグメント等が挙げられ、
これらの顔料の1種または2種以上が適宜使用される。
【0034】また、塗料の成分の1つである接着剤とし
ては、上記で特定した共重合体ラテックスの他に、例え
ばスチレン・アクリル系、エチレン・酢酸ビニル系、ブ
タジエン・メチルメタアクリル系、酢酸ビニル・ブチル
アクリレート系等の各種共重合体ラテックスおよびポリ
酢酸ビニル等のアルカリ感応性または非感応性接着剤、
さらにはポリビニルアルコール、スチレン共重合体、無
水マレイン酸共重合体、アクリル酸・メチルメタクリレ
ート系共重合体等の合成接着剤、酸化澱粉、エステル化
澱粉、エーテル化澱粉、酵素変性澱粉等の澱粉類。それ
らをフラッシュドライして得られる冷水可溶性澱粉、カ
ゼイン、大豆蛋白等の天然系接着剤等が挙げられる。な
お、これらの接着剤の配合量は全顔料100重量部に対
して1〜20重量部の範囲で調節される。
ては、上記で特定した共重合体ラテックスの他に、例え
ばスチレン・アクリル系、エチレン・酢酸ビニル系、ブ
タジエン・メチルメタアクリル系、酢酸ビニル・ブチル
アクリレート系等の各種共重合体ラテックスおよびポリ
酢酸ビニル等のアルカリ感応性または非感応性接着剤、
さらにはポリビニルアルコール、スチレン共重合体、無
水マレイン酸共重合体、アクリル酸・メチルメタクリレ
ート系共重合体等の合成接着剤、酸化澱粉、エステル化
澱粉、エーテル化澱粉、酵素変性澱粉等の澱粉類。それ
らをフラッシュドライして得られる冷水可溶性澱粉、カ
ゼイン、大豆蛋白等の天然系接着剤等が挙げられる。な
お、これらの接着剤の配合量は全顔料100重量部に対
して1〜20重量部の範囲で調節される。
【0035】塗料中には、その他必要に応じて、分散
剤、増粘剤、保水性剤、消泡剤、滑剤、染料、pH調整
剤等の各種助剤が適宜配合される。なお、塗料の調製に
際してはコーレスミキサー、ニーダー、ボールミル等の
混合攪拌機を適宜用いて固形分濃度が50〜70重量%
になるように水性系塗料として調製される。かくして調
製された塗料は、塗被紙製造分野で一般に用いられてい
る塗工機、例えばエアーナイフコーター、ロールコータ
ー、あるいはパドルまたはインバーター型のベベルまた
はベンド型のブレードコーター、ビルブレード、ツイン
ブレード、チャンプレックスコーター、バリバーコータ
ー等のブレードコーターやショートドウェルコーター、
バーコーター等を用いて、米坪が約30〜400g/m
2 程度の塗被紙用原紙の両面または片面に乾燥後のコー
ト量が片面当たり3〜40g/m2 程度になるように一
層もしくは多層に分けて塗被される。
剤、増粘剤、保水性剤、消泡剤、滑剤、染料、pH調整
剤等の各種助剤が適宜配合される。なお、塗料の調製に
際してはコーレスミキサー、ニーダー、ボールミル等の
混合攪拌機を適宜用いて固形分濃度が50〜70重量%
になるように水性系塗料として調製される。かくして調
製された塗料は、塗被紙製造分野で一般に用いられてい
る塗工機、例えばエアーナイフコーター、ロールコータ
ー、あるいはパドルまたはインバーター型のベベルまた
はベンド型のブレードコーター、ビルブレード、ツイン
ブレード、チャンプレックスコーター、バリバーコータ
ー等のブレードコーターやショートドウェルコーター、
バーコーター等を用いて、米坪が約30〜400g/m
2 程度の塗被紙用原紙の両面または片面に乾燥後のコー
ト量が片面当たり3〜40g/m2 程度になるように一
層もしくは多層に分けて塗被される。
【0036】なお、塗被紙用原紙としては、特に限定さ
れるものではなく、一般に印刷用塗被紙分野で使用され
る酸性紙、あるいは中性紙が適用されるものである。原
紙の片面または両面には必要に応じて、一般の顔料塗料
を予め塗被してもよく、その場合の塗被量は片面当り乾
燥重量で1〜20g/m2 程度が望ましい。必要であれ
ば、原紙もしくはこの予備塗工した紙に前もってスーパ
ーキャレンダー、ソフトキャレンダー、ブラシ掛け等の
平滑化処理を施してもよい。
れるものではなく、一般に印刷用塗被紙分野で使用され
る酸性紙、あるいは中性紙が適用されるものである。原
紙の片面または両面には必要に応じて、一般の顔料塗料
を予め塗被してもよく、その場合の塗被量は片面当り乾
燥重量で1〜20g/m2 程度が望ましい。必要であれ
ば、原紙もしくはこの予備塗工した紙に前もってスーパ
ーキャレンダー、ソフトキャレンダー、ブラシ掛け等の
平滑化処理を施してもよい。
【0037】このようにして得られた塗被紙は通常、ス
ーパーキャレンダー、グロスキャレンダー、マットキャ
レンダー等の仕上げ装置に通紙して塗被層面に平滑性を
付与し、オフ輪印刷用塗被紙として仕上げられる。
ーパーキャレンダー、グロスキャレンダー、マットキャ
レンダー等の仕上げ装置に通紙して塗被層面に平滑性を
付与し、オフ輪印刷用塗被紙として仕上げられる。
【0038】
【実施例】以下に実施例を挙げて、本発明の効果を具体
的に説明するが、勿論本発明はこれらに限定されるもの
ではない。なお、特に断らない限り、実施例中の「部」
および「%」は、それぞれ「重量部」および「重量%」
を示す。
的に説明するが、勿論本発明はこれらに限定されるもの
ではない。なお、特に断らない限り、実施例中の「部」
および「%」は、それぞれ「重量部」および「重量%」
を示す。
【0039】実施例1 (共重合体ラテックスの製造)窒素置換したオートクレ
ーブに第1段の仕込みとして、1,3−ブタジエン5
部、スチレン7部、メタクリル酸メチル5部、アクリル
アミド1部、イタコン酸1部、メタクリル酸1部、過硫
酸カリウム0.5部、水100部、アルキルベンゼンス
ルホン酸ナトリウム0.1部およびオクタン酸−2−メ
ルカプトエチルエステル0.2部を仕込み、撹拌しなが
ら、70℃にて反応させた。
ーブに第1段の仕込みとして、1,3−ブタジエン5
部、スチレン7部、メタクリル酸メチル5部、アクリル
アミド1部、イタコン酸1部、メタクリル酸1部、過硫
酸カリウム0.5部、水100部、アルキルベンゼンス
ルホン酸ナトリウム0.1部およびオクタン酸−2−メ
ルカプトエチルエステル0.2部を仕込み、撹拌しなが
ら、70℃にて反応させた。
【0040】2時間後、第2段の仕込みとして、1,3
−ブタジエン20部、スチレン39.5部、メタクリル
酸メチル10部、アクリロニトリル5部、アクリル酸−
2−ヒドロキシエチル2.5部、アクリル酸3部および
オクタン酸−2−メルカプトエチルエステル0.5部を
アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.5部と共に
5時間かけて連続逐次添加し反応させた。
−ブタジエン20部、スチレン39.5部、メタクリル
酸メチル10部、アクリロニトリル5部、アクリル酸−
2−ヒドロキシエチル2.5部、アクリル酸3部および
オクタン酸−2−メルカプトエチルエステル0.5部を
アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.5部と共に
5時間かけて連続逐次添加し反応させた。
【0041】15時間にわたって反応を行わせた後、重
合転化率95%以上(単量体100部当り)に達した時
点にて、得られた反応混合物を30℃まで冷却し、水酸
化ナトリウムを用いて、pH7.0±0.2に調整し
た。ついで、反応混合物に水蒸気を吹き込み、未反応単
量体を除去し、さらに、固形分濃度50%まで濃縮し
て、目的とする共重合体ラテックスを得た。
合転化率95%以上(単量体100部当り)に達した時
点にて、得られた反応混合物を30℃まで冷却し、水酸
化ナトリウムを用いて、pH7.0±0.2に調整し
た。ついで、反応混合物に水蒸気を吹き込み、未反応単
量体を除去し、さらに、固形分濃度50%まで濃縮し
て、目的とする共重合体ラテックスを得た。
【0042】(塗被紙の製造)次ぎに、このようにして
得られた共重合体ラテックスを用いて、以下のような塗
料を調製した。即ち、カオリン(商品名:ウルトラホワ
イト−90/Engelhard社製)70部、重質炭
酸カルシウム(商品名:カービタール−90/ECC社
製)30部、ポリアクリル酸ソーダ(商品名:アロンT
−40/東亜合成化学工業(株)製)0.1部、上記で
得られた共重合体ラテックス14部(固形分)、および
変性澱粉MS−4600(日本食品化工社製)3部を、
それぞれ混合攪拌して、水を加えて固形分濃度が60%
の塗料を調製した。 このようにして得られた塗料を坪
量75g/m2 のオフ輪印刷用塗被原紙上に、片面当り
の乾燥後の塗被量が15g/m2 となるようにブレード
コーターで両面に塗被した後、エアーフローティングド
ライヤーで乾燥し、オフ輪印刷用塗被紙を得た。
得られた共重合体ラテックスを用いて、以下のような塗
料を調製した。即ち、カオリン(商品名:ウルトラホワ
イト−90/Engelhard社製)70部、重質炭
酸カルシウム(商品名:カービタール−90/ECC社
製)30部、ポリアクリル酸ソーダ(商品名:アロンT
−40/東亜合成化学工業(株)製)0.1部、上記で
得られた共重合体ラテックス14部(固形分)、および
変性澱粉MS−4600(日本食品化工社製)3部を、
それぞれ混合攪拌して、水を加えて固形分濃度が60%
の塗料を調製した。 このようにして得られた塗料を坪
量75g/m2 のオフ輪印刷用塗被原紙上に、片面当り
の乾燥後の塗被量が15g/m2 となるようにブレード
コーターで両面に塗被した後、エアーフローティングド
ライヤーで乾燥し、オフ輪印刷用塗被紙を得た。
【0043】このようにして得た塗被紙を、線圧100
kg/cm、ロール温度70℃という条件下でスーパー
キャレンダー処理を行った。かくして得られた塗被紙の
品質特性を測定し、その結果を表4に示した。
kg/cm、ロール温度70℃という条件下でスーパー
キャレンダー処理を行った。かくして得られた塗被紙の
品質特性を測定し、その結果を表4に示した。
【0044】実施例2〜11 表1および表2に示す単量体組成、重合連鎖移動剤組成
および重合開始剤組成により重合を行った以外は、実施
例1と同様に乳化重合を行い、共重合体ラテックスを製
造し、共重合体ラテックスの部分をそれぞれ変更した以
外は、全て実施例1と同様にして塗料を調製し、さらに
その塗料を用いて塗被紙を得た。かくして得られた各塗
被紙の品質特性を測定し、その結果を表4に示した。
および重合開始剤組成により重合を行った以外は、実施
例1と同様に乳化重合を行い、共重合体ラテックスを製
造し、共重合体ラテックスの部分をそれぞれ変更した以
外は、全て実施例1と同様にして塗料を調製し、さらに
その塗料を用いて塗被紙を得た。かくして得られた各塗
被紙の品質特性を測定し、その結果を表4に示した。
【0045】比較例1〜5 表3に示す単量体組成、重合連鎖移動剤組成および重合
開始剤組成により重合を行った以外は、実施例1と同様
に乳化重合を行い、共重合体ラテックスを製造し、共重
合体ラテックスの部分をそれぞれ変更した以外は、全て
実施例1と同様にして塗料を調製し、さらにその塗料を
用いて塗被紙を得た。かくして得られた各塗被紙の品質
特性を測定し、その結果を表4に示した。
開始剤組成により重合を行った以外は、実施例1と同様
に乳化重合を行い、共重合体ラテックスを製造し、共重
合体ラテックスの部分をそれぞれ変更した以外は、全て
実施例1と同様にして塗料を調製し、さらにその塗料を
用いて塗被紙を得た。かくして得られた各塗被紙の品質
特性を測定し、その結果を表4に示した。
【0046】実施例12〜22および比較例6〜10 実施例1〜11および比較例1〜5で得た共重合体ラテ
ックスを用い、次ぎの組成を有する下塗り塗料を調製し
た。即ち、カオリン(商品名:ウルトラホワイト−90
/Engelhard社製)20部、重質炭酸カルシウ
ム(商品名:カービタール−90/ECC社製)80
部、ポリアクリル酸ソーダ(商品名:アロンT−40/
東亜合成化学工業(株)製)0.1部、上記で得られた
共重合体ラテックス3部(固形分)、変性澱粉MS−4
600(日本食品化工社製)8部を、それぞれ混合攪拌
して水を加えて固形分濃度が60%の塗料を調製した。
ックスを用い、次ぎの組成を有する下塗り塗料を調製し
た。即ち、カオリン(商品名:ウルトラホワイト−90
/Engelhard社製)20部、重質炭酸カルシウ
ム(商品名:カービタール−90/ECC社製)80
部、ポリアクリル酸ソーダ(商品名:アロンT−40/
東亜合成化学工業(株)製)0.1部、上記で得られた
共重合体ラテックス3部(固形分)、変性澱粉MS−4
600(日本食品化工社製)8部を、それぞれ混合攪拌
して水を加えて固形分濃度が60%の塗料を調製した。
【0047】このようにして得られた下塗り塗料を坪量
75g/m2 のオフ輪印刷用塗被原紙上に片面当り9g
/m2 となるように、ブレードコーターで両面に塗被、
乾燥して下塗り塗被紙を得た。
75g/m2 のオフ輪印刷用塗被原紙上に片面当り9g
/m2 となるように、ブレードコーターで両面に塗被、
乾燥して下塗り塗被紙を得た。
【0048】次いで、このようにして得られた各下塗り
塗被紙上に実施例1〜11および比較例1〜5で得た塗
料を上塗り塗料として片面当り8g/m2 となるよう
に、ブレードコーターで両面に塗被、乾燥して片面2度
塗りの両面塗被紙を得た。このようにして得られた塗被
紙を、線圧100kg/cm、ロール温度70℃の条件
下にスーパーキャレンダー処理を行った。得られた塗被
紙の品質特性を測定し、その結果を表5に示した。
塗被紙上に実施例1〜11および比較例1〜5で得た塗
料を上塗り塗料として片面当り8g/m2 となるよう
に、ブレードコーターで両面に塗被、乾燥して片面2度
塗りの両面塗被紙を得た。このようにして得られた塗被
紙を、線圧100kg/cm、ロール温度70℃の条件
下にスーパーキャレンダー処理を行った。得られた塗被
紙の品質特性を測定し、その結果を表5に示した。
【0049】なお、表4および表5中の各品質特性は、
以下のようにして行い、評価を行なった。 (1)トルエン不溶分(ゲル含有率) 共重合体ラテックスをガラスモールドに流し、厚さ0.
3mmのフィルムを作製する。このフィルムを2〜3m
m角に切り、0.4gを精秤する。その試料を100m
lのトルエンに浸漬し、30℃の振とう式恒温槽で6時
間振とうする。次いで、100メッシュ金網でろ過し、
ろ液の固形分を求め、このゾル固形分よりゲル分を算出
した。
以下のようにして行い、評価を行なった。 (1)トルエン不溶分(ゲル含有率) 共重合体ラテックスをガラスモールドに流し、厚さ0.
3mmのフィルムを作製する。このフィルムを2〜3m
m角に切り、0.4gを精秤する。その試料を100m
lのトルエンに浸漬し、30℃の振とう式恒温槽で6時
間振とうする。次いで、100メッシュ金網でろ過し、
ろ液の固形分を求め、このゾル固形分よりゲル分を算出
した。
【0050】(2)表面強度(ドライピック) RIテスター(明製作所)を用いてタックNo.13の
紅インキで数回重ね刷りをし、印刷面のピッキングの状
態を肉眼で判定し、下記の基準にしたがって評価した。 ◎ :まったくピッキングしていない。 ○ :わずかにピッキングが見られる。 △ :ピッキングが見られるが、印刷可能な表面強度。 × :ピッキングが著しく見られ、印刷不可能。
紅インキで数回重ね刷りをし、印刷面のピッキングの状
態を肉眼で判定し、下記の基準にしたがって評価した。 ◎ :まったくピッキングしていない。 ○ :わずかにピッキングが見られる。 △ :ピッキングが見られるが、印刷可能な表面強度。 × :ピッキングが著しく見られ、印刷不可能。
【0051】(3)耐水性(ウェットピック) RIテスターを用い、モルトンロールで試験片の表面を
水に濡らし、その直後、タックNo.13の紅インキで
印刷を行い、印刷面のピッキングの状態を肉眼で判定
し、下記の基準にしたがって評価した。 ◎ :まったくピッキングしていない。 ○ :わずかにピッキングが見られる。 △ :ピッキングが見られるが、印刷可能な表面強度。 × :ピッキングが著しく見られ、印刷不可能。
水に濡らし、その直後、タックNo.13の紅インキで
印刷を行い、印刷面のピッキングの状態を肉眼で判定
し、下記の基準にしたがって評価した。 ◎ :まったくピッキングしていない。 ○ :わずかにピッキングが見られる。 △ :ピッキングが見られるが、印刷可能な表面強度。 × :ピッキングが著しく見られ、印刷不可能。
【0052】(4)インク着肉性 耐水性と同様の方法により印刷するが、耐水性測定の場
合よりも、タック値の低いインキ(ニューチャンピオン
F−GLOSS(墨)/大日本インキ工業製)を使用
し、ピックを起こさせないように印刷して、インキ転移
の状態を肉眼で比較判定し、下記の基準にしたがって評
価した。 ◎ :インキ着肉性が非常に優れている。 ○ :インキ着肉性が良い。 △ :インキ着肉性が劣っている。
合よりも、タック値の低いインキ(ニューチャンピオン
F−GLOSS(墨)/大日本インキ工業製)を使用
し、ピックを起こさせないように印刷して、インキ転移
の状態を肉眼で比較判定し、下記の基準にしたがって評
価した。 ◎ :インキ着肉性が非常に優れている。 ○ :インキ着肉性が良い。 △ :インキ着肉性が劣っている。
【0053】(5)ブリスター適性 小森オフ輪印刷機(SystemC−20)を使用し、
インキにウェブオフセット用インキ(Web Worl
d Luster H Type/大日本インキ工業
製)を用いて、印刷速度200rpmで印刷を行い、ブ
リスターの発生する温度を調べた(温度の低い程、耐ブ
リスター性が劣る)。
インキにウェブオフセット用インキ(Web Worl
d Luster H Type/大日本インキ工業
製)を用いて、印刷速度200rpmで印刷を行い、ブ
リスターの発生する温度を調べた(温度の低い程、耐ブ
リスター性が劣る)。
【0054】
【表1】
【0055】
【表2】
【0056】
【表3】
【0057】
【表4】
【0058】
【表5】
【0059】
【発明の効果】表4〜表5の結果より明らかなように、
本発明の実施例で得られたオフ輪印刷用塗被紙は、表面
強度、耐水性、インキ着肉性および耐ブリスター性等に
おいて極めてバランスの優れたものであった。
本発明の実施例で得られたオフ輪印刷用塗被紙は、表面
強度、耐水性、インキ着肉性および耐ブリスター性等に
おいて極めてバランスの優れたものであった。
Claims (5)
- 【請求項1】原紙上に、顔料と接着剤を主成分とする塗
被組成物を塗被、乾燥してなるオフ輪印刷用塗被紙にお
いて、該接着剤が(1)共役ジエン系単量体、(2)エ
チレン系不飽和カルボン酸、および(3)(2)以外の
エチレン系不飽和単量体を含む単量体混合物を乳化重合
するにあたり、最初の仕込段において、(2)エチレン
系不飽和カルボン酸のうちエチレン系不飽和ジカルボン
酸およびメタクリル酸の全量を含み、かつ前記単量体混
合物の全量の40重量%以下を重合反応器内に一括添加
によって仕込みを行い、乳化重合を行って得られる共重
合体ラテックスであり、かつ該共重合体ラテックスが顔
料100重量部に対し1〜30重量部配合されているこ
とを特徴とするオフ輪印刷用塗被紙。 - 【請求項2】共重合体ラテックスを構成する単量体組成
が(1)共役ジエン系単量体20〜50重量%、(2)
エチレン系不飽和カルボン酸0.2〜12重量%、およ
び(3)(2)以外のエチレン系不飽和単量体50〜7
9.8重量%からなる請求項1記載のオフ輪印刷用塗被
紙。 - 【請求項3】共役ジエン系単量体が1,3−ブタジエン
である請求項1または請求項2記載のオフ輪印刷用塗被
紙。 - 【請求項4】共重合体ラテックスが50〜200nmの
平均粒子径を有する請求項1または請求項2記載のオフ
輪印刷用塗被紙。 - 【請求項5】共重合体ラテックスが20〜70重量%の
ゲル分を有する請求項4記載のオフ輪印刷用塗被紙。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18532995A JPH0931894A (ja) | 1995-07-21 | 1995-07-21 | オフ輪印刷用塗被紙 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18532995A JPH0931894A (ja) | 1995-07-21 | 1995-07-21 | オフ輪印刷用塗被紙 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0931894A true JPH0931894A (ja) | 1997-02-04 |
Family
ID=16168923
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18532995A Pending JPH0931894A (ja) | 1995-07-21 | 1995-07-21 | オフ輪印刷用塗被紙 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0931894A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002227092A (ja) * | 2001-01-31 | 2002-08-14 | Asahi Kasei Corp | 多層塗工紙 |
-
1995
- 1995-07-21 JP JP18532995A patent/JPH0931894A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002227092A (ja) * | 2001-01-31 | 2002-08-14 | Asahi Kasei Corp | 多層塗工紙 |
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