JPH09324082A - 樹脂組成物 - Google Patents
樹脂組成物Info
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- JPH09324082A JPH09324082A JP8165211A JP16521196A JPH09324082A JP H09324082 A JPH09324082 A JP H09324082A JP 8165211 A JP8165211 A JP 8165211A JP 16521196 A JP16521196 A JP 16521196A JP H09324082 A JPH09324082 A JP H09324082A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】低複屈折性,透明性および流動性に優れた樹脂
組成物を得る。 【構成】 [A]フェニル−ノルボルネン類の開環
(共)重合体の主鎖の二重結合と側鎖のベンゼン環とで
六員環を形成して成る環化物を水素添加して得た樹脂お
よび/または[B](a)エチレンと(b)環状オレフ
ィン系化合物とを共重合させた環状オレフィン系共重合
体ならびに[C]ポリスチレン換算重量平均分子量が2
×104以下で、かつ常温で固体の炭化水素樹脂を含有
してなる樹脂組成物。
組成物を得る。 【構成】 [A]フェニル−ノルボルネン類の開環
(共)重合体の主鎖の二重結合と側鎖のベンゼン環とで
六員環を形成して成る環化物を水素添加して得た樹脂お
よび/または[B](a)エチレンと(b)環状オレフ
ィン系化合物とを共重合させた環状オレフィン系共重合
体ならびに[C]ポリスチレン換算重量平均分子量が2
×104以下で、かつ常温で固体の炭化水素樹脂を含有
してなる樹脂組成物。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂組成物に関
し、更に詳しくは、低複屈折性,透明性および流動性に
優れた樹脂組成物に関するものである。
し、更に詳しくは、低複屈折性,透明性および流動性に
優れた樹脂組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、透明樹脂は自動車部品、照明
機器、電機部品など通常の透明性が要求される成形品の
材料として用いられ、特に最近においては、光学的性質
が重視される光学材料としての応用が進みつつある。か
かる用途に好適に用いられる透明樹脂として、ポリカー
ボネート系樹脂やアクリル系樹脂が知られている。しか
し、アクリル系樹脂は透明性に優れているが、耐熱性や
吸水性等の点で問題があり、一方、ポリカーボネート系
樹脂は耐熱性、吸水性はアクリル系樹脂より優れている
が、複屈折が大きいなどの問題がある。最近では、透明
性、低吸水性、低複屈折性、高耐熱性などを兼ね備えて
いる熱可塑性ノルボルネン系樹脂が光学材料用の透明樹
脂として用いられてきている。しかし、技術の進歩に伴
い、より低複屈折性を示す光学材料が求められていた。
機器、電機部品など通常の透明性が要求される成形品の
材料として用いられ、特に最近においては、光学的性質
が重視される光学材料としての応用が進みつつある。か
かる用途に好適に用いられる透明樹脂として、ポリカー
ボネート系樹脂やアクリル系樹脂が知られている。しか
し、アクリル系樹脂は透明性に優れているが、耐熱性や
吸水性等の点で問題があり、一方、ポリカーボネート系
樹脂は耐熱性、吸水性はアクリル系樹脂より優れている
が、複屈折が大きいなどの問題がある。最近では、透明
性、低吸水性、低複屈折性、高耐熱性などを兼ね備えて
いる熱可塑性ノルボルネン系樹脂が光学材料用の透明樹
脂として用いられてきている。しかし、技術の進歩に伴
い、より低複屈折性を示す光学材料が求められていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な課題を背景になされたもので、従来のノルボルネン系
樹脂が持つ特性を保持したままで、低複屈折性かつ高流
動性を示す樹脂組成物を提供することにある。
な課題を背景になされたもので、従来のノルボルネン系
樹脂が持つ特性を保持したままで、低複屈折性かつ高流
動性を示す樹脂組成物を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、[A]フェニ
ル−ノルボルネン類の開環(共)重合体の主鎖の二重結
合と側鎖のベンゼン環とで六員環を形成して成る環化物
を水素添加して得た樹脂および/または[B](a)エ
チレンと(b)環状オレフィン系化合物とを共重合させ
た環状オレフィン系共重合体ならびに[C]ポリスチレ
ン換算重量平均分子量が2×104以下で、かつ常温で
固体の炭化水素樹脂を含有してなる樹脂組成物を提供す
るものである。以下、本発明について詳細に報告する。
本発明に用いられる[A]フェニル−ノルボルネン類の
開環(共)重合体の主鎖の二重結合と側鎖のベンゼン環
とで六員環を形成して成る環化物を水素添加して得る樹
脂の単量体であるフェニル−ノルボルネン類は、2位及
び/または3位にフェニル基または置換フェニル基を含
有するノルボルネン誘導体から選ばれた少なくとも一種
の化合物であり、下記一般式化1で表される。
ル−ノルボルネン類の開環(共)重合体の主鎖の二重結
合と側鎖のベンゼン環とで六員環を形成して成る環化物
を水素添加して得た樹脂および/または[B](a)エ
チレンと(b)環状オレフィン系化合物とを共重合させ
た環状オレフィン系共重合体ならびに[C]ポリスチレ
ン換算重量平均分子量が2×104以下で、かつ常温で
固体の炭化水素樹脂を含有してなる樹脂組成物を提供す
るものである。以下、本発明について詳細に報告する。
本発明に用いられる[A]フェニル−ノルボルネン類の
開環(共)重合体の主鎖の二重結合と側鎖のベンゼン環
とで六員環を形成して成る環化物を水素添加して得る樹
脂の単量体であるフェニル−ノルボルネン類は、2位及
び/または3位にフェニル基または置換フェニル基を含
有するノルボルネン誘導体から選ばれた少なくとも一種
の化合物であり、下記一般式化1で表される。
【0005】
【化1】
【0006】(式中、R1〜R7は、水素原子、炭素数1
〜4の炭化水素基、ハロゲン基、アルコキシ基、シアノ
基等の極性基、またはこれらの極性基で置換された炭素
数1〜4の炭化水素基を示す。)
〜4の炭化水素基、ハロゲン基、アルコキシ基、シアノ
基等の極性基、またはこれらの極性基で置換された炭素
数1〜4の炭化水素基を示す。)
【0007】上記一般式1で表される単量体の具体例と
しては、5−フェニルビシクロ[2,2,1]ヘプト−
2−エン、5−(2’−メチルフェニル)ビシクロ
[2,2,1]ヘプト−2−エン、5−フェニル−6−
メチルビシクロ[2,2,1]ヘプト−2−エン、5−
フェニル−5−メチルビシクロ[2,2,1]ヘプト−
2−エン、5−(4’−クロロフェニル)ビシクロ
[2,2,1]ヘプト−2−エン、5−(2’−エトキ
シカルボニルフェニル)ビシクロ[2,2,1]ヘプト
−2−エン、5−フェニル−5−シアノビシクロ[2,
2,1]ヘプト−2−エンなどが挙げられる。上記の特
定単量体は必ずしも単独で用いる必要はなく、2種以上
を用いて開環共重合反応を行うこともできる。
しては、5−フェニルビシクロ[2,2,1]ヘプト−
2−エン、5−(2’−メチルフェニル)ビシクロ
[2,2,1]ヘプト−2−エン、5−フェニル−6−
メチルビシクロ[2,2,1]ヘプト−2−エン、5−
フェニル−5−メチルビシクロ[2,2,1]ヘプト−
2−エン、5−(4’−クロロフェニル)ビシクロ
[2,2,1]ヘプト−2−エン、5−(2’−エトキ
シカルボニルフェニル)ビシクロ[2,2,1]ヘプト
−2−エン、5−フェニル−5−シアノビシクロ[2,
2,1]ヘプト−2−エンなどが挙げられる。上記の特
定単量体は必ずしも単独で用いる必要はなく、2種以上
を用いて開環共重合反応を行うこともできる。
【0008】〈共重合性単量体〉上記の単量体を単独で
開環重合させたものであっても良いが、該単量体と共重
合性単量体とを開環共重合させた共重合体であっても良
い。この場合に使用される共重合性単量体の具体例とし
ては、ビシクロ[2,2,1]ヘプト−2−エン、5−
メチルビシクロ[2,2,1]ヘプト−2−エン、5−
エチルビシクロ[2,2,1]ヘプト−2−エン、5−
イソプロペニルビシクロ[2,2,1]ヘプト−2−エ
ン、5,5−ジメチルビシクロ[2,2,1]ヘプト−
2−エン、5−メトキシカルボニルビシクロ[2,2,
1]ヘプト−2−エン、5−シアノビシクロ[2,2,
1]ヘプト−2−エン、5−メチル−5−メトキシカル
ボニルビシクロ[2,2,1]ヘプト−2−エン、5−
ヘキシルビシクロ[2,2,1]ヘプト−2−エン、そ
のアルキル、アルキリデン、アルケニル、ハロゲン、水
酸基、エステル基、アルコキシ基、シアノ基、アミド
基、イミド基、シリル基等の極性基置換体、テトラシク
ロ[4,4,0,12,5,17,10]−3−ドデセン、8
−メチルテトラシクロ[4,4,0,12,5,17,10]
−3−ドデセン、8−エチルテトラシクロ[4,4,
0,12,5,17,10]−3−ドデセン、8−メトキシカ
ルボニルテトラシクロ[4,4,0,12,5,17,10]
−3−ドデセン、8−エトキシカルボニルテトラシクロ
[4,4,0,12,5,17,10]−3−ドデセン、8−
メチル−8−メトキシカルボニルテトラシクロ[4,
4,0,12,5,17,1 0]−3−ドデセン、8−メチル
−8−エトキシカルボニルテトラシクロ[4,4,0,
12,5,17,1 0]−3−ドデセン、その上記と同様の誘
導体や置換体、ジシクロペンタジエンやその誘導体、シ
クロブテン、シクロペンテン、シクロヘプテン、シクロ
オクテンなどのシクロオレフィン類、トリシクロ[5.
2.1.02,6 ]−3−デセン、5−エチリデン−2−
ノルボルネンなどを挙げることができる。さらに、ポリ
ブタジエン、ポリイソプレン、スチレン−ブタジエン共
重合体、エチレン−非共役ジエン重合体、ポリノルボル
ネンなどの主鎖に炭素−炭素間二重結合を含む不飽和炭
化水素系ポリマーなどの存在下に単量体を開環重合させ
てもよい。そして、この場合に得られる開環共重合体の
水素添加物は、耐衝撃性の大きいフェニル−ノルボルネ
ン系樹脂の原料として有用である。
開環重合させたものであっても良いが、該単量体と共重
合性単量体とを開環共重合させた共重合体であっても良
い。この場合に使用される共重合性単量体の具体例とし
ては、ビシクロ[2,2,1]ヘプト−2−エン、5−
メチルビシクロ[2,2,1]ヘプト−2−エン、5−
エチルビシクロ[2,2,1]ヘプト−2−エン、5−
イソプロペニルビシクロ[2,2,1]ヘプト−2−エ
ン、5,5−ジメチルビシクロ[2,2,1]ヘプト−
2−エン、5−メトキシカルボニルビシクロ[2,2,
1]ヘプト−2−エン、5−シアノビシクロ[2,2,
1]ヘプト−2−エン、5−メチル−5−メトキシカル
ボニルビシクロ[2,2,1]ヘプト−2−エン、5−
ヘキシルビシクロ[2,2,1]ヘプト−2−エン、そ
のアルキル、アルキリデン、アルケニル、ハロゲン、水
酸基、エステル基、アルコキシ基、シアノ基、アミド
基、イミド基、シリル基等の極性基置換体、テトラシク
ロ[4,4,0,12,5,17,10]−3−ドデセン、8
−メチルテトラシクロ[4,4,0,12,5,17,10]
−3−ドデセン、8−エチルテトラシクロ[4,4,
0,12,5,17,10]−3−ドデセン、8−メトキシカ
ルボニルテトラシクロ[4,4,0,12,5,17,10]
−3−ドデセン、8−エトキシカルボニルテトラシクロ
[4,4,0,12,5,17,10]−3−ドデセン、8−
メチル−8−メトキシカルボニルテトラシクロ[4,
4,0,12,5,17,1 0]−3−ドデセン、8−メチル
−8−エトキシカルボニルテトラシクロ[4,4,0,
12,5,17,1 0]−3−ドデセン、その上記と同様の誘
導体や置換体、ジシクロペンタジエンやその誘導体、シ
クロブテン、シクロペンテン、シクロヘプテン、シクロ
オクテンなどのシクロオレフィン類、トリシクロ[5.
2.1.02,6 ]−3−デセン、5−エチリデン−2−
ノルボルネンなどを挙げることができる。さらに、ポリ
ブタジエン、ポリイソプレン、スチレン−ブタジエン共
重合体、エチレン−非共役ジエン重合体、ポリノルボル
ネンなどの主鎖に炭素−炭素間二重結合を含む不飽和炭
化水素系ポリマーなどの存在下に単量体を開環重合させ
てもよい。そして、この場合に得られる開環共重合体の
水素添加物は、耐衝撃性の大きいフェニル−ノルボルネ
ン系樹脂の原料として有用である。
【0009】<開環重合反応>本発明において、単量体
の開環重合反応は、公知のメタセシス触媒を用いる開環
重合反応でよく、特に限定されない。例えば、特開昭5
0−154399号公報等に記載の方法でよい。具体的
には、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、オスミウ
ム、イリジウム、もしくは白金などのハロゲン化物、硝
酸塩またはアセチルアセトン化合物とアルコールなどの
還元剤とからなる系、チタン、バナジウム、ジルコニウ
ム、タングステンもしくはモリブデンなどのハロゲン化
物またはアセチルアセトン化合物と有機アルミニウムな
どとからなる系を用いることができる。
の開環重合反応は、公知のメタセシス触媒を用いる開環
重合反応でよく、特に限定されない。例えば、特開昭5
0−154399号公報等に記載の方法でよい。具体的
には、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、オスミウ
ム、イリジウム、もしくは白金などのハロゲン化物、硝
酸塩またはアセチルアセトン化合物とアルコールなどの
還元剤とからなる系、チタン、バナジウム、ジルコニウ
ム、タングステンもしくはモリブデンなどのハロゲン化
物またはアセチルアセトン化合物と有機アルミニウムな
どとからなる系を用いることができる。
【0010】〈開環(共)重合体〉本発明で用いる開環
(共)重合体において、下記一般式化2で表されるフェ
ニル−ノルボルネン類のノルボルネン環が開環した繰り
返し構造単位は、全繰り返し構造単位中5〜100モル
%である。
(共)重合体において、下記一般式化2で表されるフェ
ニル−ノルボルネン類のノルボルネン環が開環した繰り
返し構造単位は、全繰り返し構造単位中5〜100モル
%である。
【0011】
【化2】
【0012】(式中、R1〜R7は、水素原子、炭素数1
〜4の炭化水素基、ハロゲン基、アルコキシ基、シアノ
基等の極性基、またはこれらの極性基で置換された炭素
数1〜4の炭化水素基を示す。)
〜4の炭化水素基、ハロゲン基、アルコキシ基、シアノ
基等の極性基、またはこれらの極性基で置換された炭素
数1〜4の炭化水素基を示す。)
【0014】〈環化反応〉本発明において環化とは、上
記一般式化2で表される繰り返し構造単位を下記一般式
化3で表される繰り返し構造単位に変換することをい
う。
記一般式化2で表される繰り返し構造単位を下記一般式
化3で表される繰り返し構造単位に変換することをい
う。
【0015】
【化3】
【0016】(式中、R1〜R7は、水素原子、炭素数1
〜4の炭化水素基、ハロゲン基、アルコキシ基、シアノ
基等の極性基、またはこれらの極性基で置換された炭素
数1〜4の炭化水素基を示す。)
〜4の炭化水素基、ハロゲン基、アルコキシ基、シアノ
基等の極性基、またはこれらの極性基で置換された炭素
数1〜4の炭化水素基を示す。)
【0017】本発明で用いる開環(共)重合体を環化す
る方法は、特に限定されず、酸性化合物を用いた公知の
方法でよい。酸性化合物は、ルイス酸、ブレンステッド
酸である。本発明に用いる開環(共)重合体100重量
部に対し、酸性化合物を0.01〜1000重量部用い
る。環化反応は均一系中で行い、用いる溶媒は開環
(共)重合体を溶解できる溶媒であり、環化反応に不活
性な溶媒であれば特に限定されない。
る方法は、特に限定されず、酸性化合物を用いた公知の
方法でよい。酸性化合物は、ルイス酸、ブレンステッド
酸である。本発明に用いる開環(共)重合体100重量
部に対し、酸性化合物を0.01〜1000重量部用い
る。環化反応は均一系中で行い、用いる溶媒は開環
(共)重合体を溶解できる溶媒であり、環化反応に不活
性な溶媒であれば特に限定されない。
【0018】環化は、重合体の主鎖構造中の二重結合を
消費しながら行われ、その残存率が0〜95%であるよ
うにする。開環(共)重合体環化物は、25℃のデカリ
ンもしくはトルエン中で測定した極限粘度〔η〕が、
0.05〜30dl/gである。 〈水素添加反応〉環化物の水素添加方法は特に限定され
ず、一般のノルボルネン系開環重合体を水素添加する公
知の方法でよい。例えば、ウィルキンソン錯体、ニッケ
ルアセチルアセトナート/トリイソブチルアルミニウム
等の均一系触媒、ケイソウ土、マグネシア、アルミナ、
シリカ等の担体にニッケル、パラジウム、白金等の触媒
金属を担持させた不均一系触媒等の存在下に環化物を水
素ガスと接触させる。
消費しながら行われ、その残存率が0〜95%であるよ
うにする。開環(共)重合体環化物は、25℃のデカリ
ンもしくはトルエン中で測定した極限粘度〔η〕が、
0.05〜30dl/gである。 〈水素添加反応〉環化物の水素添加方法は特に限定され
ず、一般のノルボルネン系開環重合体を水素添加する公
知の方法でよい。例えば、ウィルキンソン錯体、ニッケ
ルアセチルアセトナート/トリイソブチルアルミニウム
等の均一系触媒、ケイソウ土、マグネシア、アルミナ、
シリカ等の担体にニッケル、パラジウム、白金等の触媒
金属を担持させた不均一系触媒等の存在下に環化物を水
素ガスと接触させる。
【0019】水素添加においては、環化前の重合体主鎖
構造中の二重結合の残存率が10%以下になるように水
素添加する。一般には、環化物構造中の芳香族環構造も
水素添加するが、目的によっては、芳香族環構造を残存
させるように水素添加しても良い。開環(共)重合体環
化水添物は、25℃のデカリンもしくはトルエン中で測
定した極限粘度〔η〕が、0.05〜30dl/gであ
る。次に、本発明に用いられる[B](a)エチレン、
および(b)環状オレフィン系化合物を共重合させた環
状オレフィン系共重合体の単量体である環状オレフィン
系化合物は、下記一般式化4で表わされる化合物、
構造中の二重結合の残存率が10%以下になるように水
素添加する。一般には、環化物構造中の芳香族環構造も
水素添加するが、目的によっては、芳香族環構造を残存
させるように水素添加しても良い。開環(共)重合体環
化水添物は、25℃のデカリンもしくはトルエン中で測
定した極限粘度〔η〕が、0.05〜30dl/gであ
る。次に、本発明に用いられる[B](a)エチレン、
および(b)環状オレフィン系化合物を共重合させた環
状オレフィン系共重合体の単量体である環状オレフィン
系化合物は、下記一般式化4で表わされる化合物、
【0020】
【化4】
【0021】(式中、mは0または1であり、nは0ま
たは正の整数であり、wは0または1であり、R8〜R2
5ならびにRa1およびRb1は、それぞれ独立に、水素原
子、ハロゲン原子または炭化水素基であり、R22〜R25
は、互いに結合して単環または多環を形成していてもよ
く、かつ該単環または多環が二重結合を有していてもよ
く、またR22とR23とで、またはR24とR25とでアルキ
リデン基を形成していてもよい) 下記一般式化5で表わされる化合物、
たは正の整数であり、wは0または1であり、R8〜R2
5ならびにRa1およびRb1は、それぞれ独立に、水素原
子、ハロゲン原子または炭化水素基であり、R22〜R25
は、互いに結合して単環または多環を形成していてもよ
く、かつ該単環または多環が二重結合を有していてもよ
く、またR22とR23とで、またはR24とR25とでアルキ
リデン基を形成していてもよい) 下記一般式化5で表わされる化合物、
【0022】
【化5】
【0023】(式中、xおよびdは0または1以上の整
数であり、yおよびzは0、1または2であり、R26〜
R44はそれぞれ独立に水素原子、ハロゲン原子、脂肪族
炭化水素基、脂環族炭化水素基、芳香族炭化水素基また
はアルコキシ基であり、R34およびR35が結合している
炭素原子と、R38が結合している炭素原子またはR36が
結合している炭素原子とは、直接あるいは炭素原子数1
〜3のアルキレン基を介して結合していてもよく、また
y=z=0のとき、R40とR37またはR40とR44とは互
いに結合して単環または多環の芳香族環を形成していて
もよい) および下記一般式化6で表される化合物よるなる群から
選ばれる少なくとも1種である。
数であり、yおよびzは0、1または2であり、R26〜
R44はそれぞれ独立に水素原子、ハロゲン原子、脂肪族
炭化水素基、脂環族炭化水素基、芳香族炭化水素基また
はアルコキシ基であり、R34およびR35が結合している
炭素原子と、R38が結合している炭素原子またはR36が
結合している炭素原子とは、直接あるいは炭素原子数1
〜3のアルキレン基を介して結合していてもよく、また
y=z=0のとき、R40とR37またはR40とR44とは互
いに結合して単環または多環の芳香族環を形成していて
もよい) および下記一般式化6で表される化合物よるなる群から
選ばれる少なくとも1種である。
【0024】
【化6】
【0025】(式中、R45、R46は互いに独立に水素
原子または炭素数1〜5の炭化水素基を表わし、fは1
≦f≦18である) 上記一般式4〜6で表される単量体としては、具体的に
は、ビシクロ−2−ヘプテン誘導体(ビシクロヘプト−
2−エン誘導体)、トリシクロ−3−デセン誘導体、ト
リシクロ−3−ウンデセン誘導体、テトラシクロ−3−
ドデセン誘導体、ペンタシクロ−4−ペンタデセン誘導
体、ペンタシクロペンタデカジエン誘導体、ペンタシク
ロ−3−ペンタデセン誘導体、ペンタシクロ−4−ヘキ
サデセン誘導体、ペンタシクロ−3−ヘキサデセン誘導
体、ヘキサシクロ−4−ヘプタデセン誘導体、ヘプタシ
クロ−5−エイコセン誘導体、ヘプタシクロ−4−エイ
コセン誘導体、ヘプタシクロ−5−ヘンエイコセン誘導
体、オクタシクロ−5−ドコセン誘導体、ノナシクロ−
5−ペンタコセン誘導体、ノナシクロ−6−ヘキサコセ
ン誘導体、シクロペンタジエン−アセナフチレン付加
物、1,4−メタノ−1,4,4a,9a−テトラヒドロフ
ルオレン誘導体、1,4−メタノ−1,4,4a,5,10,
10a−ヘキサヒドロアントラセン誘導体、炭素数3〜
20のシクロアルキレン誘導体などが挙げられる。この
中では、ビシクロ[2.2.1]−2−ヘプテン誘導体、
テトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセ
ン誘導体およびヘキサシクロ[6.6.1.13,6.
110,13.02,7.09,14]−4−ヘプタデセン誘導体が好
ましい。特にビシクロ[2.2.1]−2−ヘプテン、テ
トラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン
が好ましい。これらの一般式化4〜6で表わされる環状
オレフィンは、単独であるいは2種以上組み合わせて用
いることができる。 〈重合反応〉環状オレフィン系共重合体の重合に用いる
触媒は、(c)(c1)下記一般式化7で表わされる遷
移金属化合物
原子または炭素数1〜5の炭化水素基を表わし、fは1
≦f≦18である) 上記一般式4〜6で表される単量体としては、具体的に
は、ビシクロ−2−ヘプテン誘導体(ビシクロヘプト−
2−エン誘導体)、トリシクロ−3−デセン誘導体、ト
リシクロ−3−ウンデセン誘導体、テトラシクロ−3−
ドデセン誘導体、ペンタシクロ−4−ペンタデセン誘導
体、ペンタシクロペンタデカジエン誘導体、ペンタシク
ロ−3−ペンタデセン誘導体、ペンタシクロ−4−ヘキ
サデセン誘導体、ペンタシクロ−3−ヘキサデセン誘導
体、ヘキサシクロ−4−ヘプタデセン誘導体、ヘプタシ
クロ−5−エイコセン誘導体、ヘプタシクロ−4−エイ
コセン誘導体、ヘプタシクロ−5−ヘンエイコセン誘導
体、オクタシクロ−5−ドコセン誘導体、ノナシクロ−
5−ペンタコセン誘導体、ノナシクロ−6−ヘキサコセ
ン誘導体、シクロペンタジエン−アセナフチレン付加
物、1,4−メタノ−1,4,4a,9a−テトラヒドロフ
ルオレン誘導体、1,4−メタノ−1,4,4a,5,10,
10a−ヘキサヒドロアントラセン誘導体、炭素数3〜
20のシクロアルキレン誘導体などが挙げられる。この
中では、ビシクロ[2.2.1]−2−ヘプテン誘導体、
テトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセ
ン誘導体およびヘキサシクロ[6.6.1.13,6.
110,13.02,7.09,14]−4−ヘプタデセン誘導体が好
ましい。特にビシクロ[2.2.1]−2−ヘプテン、テ
トラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン
が好ましい。これらの一般式化4〜6で表わされる環状
オレフィンは、単独であるいは2種以上組み合わせて用
いることができる。 〈重合反応〉環状オレフィン系共重合体の重合に用いる
触媒は、(c)(c1)下記一般式化7で表わされる遷
移金属化合物
【0026】
【化7】
【0027】(式中、M1はチタン、ジルコニウム、ハ
フニウム、バナジウム、ニオブまたはタンタルであり、
R47およびR48は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲ
ン原子、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数1〜10
のアルコキシ基、炭素数 6〜10のアリール基、炭素
数6〜10のアリールオキシ基、炭素数2〜10のアル
ケニル基、炭素数7〜40のアリールアルキル基、炭素
数7〜40のアルキルアリール基または炭素数8〜40
のアリールアルケニル基を意味し、R49〜R50は、それ
ぞれ独立に、中心金属M1と一緒にサンドイッチ構造を
形成し得るシクロペンタジエニル骨格を有する単核また
は多核の炭化水素基を意味し、R51は、
フニウム、バナジウム、ニオブまたはタンタルであり、
R47およびR48は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲ
ン原子、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数1〜10
のアルコキシ基、炭素数 6〜10のアリール基、炭素
数6〜10のアリールオキシ基、炭素数2〜10のアル
ケニル基、炭素数7〜40のアリールアルキル基、炭素
数7〜40のアルキルアリール基または炭素数8〜40
のアリールアルケニル基を意味し、R49〜R50は、それ
ぞれ独立に、中心金属M1と一緒にサンドイッチ構造を
形成し得るシクロペンタジエニル骨格を有する単核また
は多核の炭化水素基を意味し、R51は、
【0028】
【化8】
【0029】=BR52、=AlR52、−Ge−、−Sn
−、−O−、−S−、=SO、=SO2、=NR52、=
CO、=PR52、または=P(O)R52を意味し、その
際R52、R53およびR54は、それぞれ独立に、水素原
子、ハロゲン原子、炭素原子数1〜10のアルキル基、
炭素原子数1〜10のフルオロアルキル基、炭素原子数
6〜10のフルオロアリール基、炭素原子数6〜10の
アリール基、炭素原子数1〜10のアルコキシ基、炭素
原子数2〜10のアルケニル基、炭素原子数7〜40の
アリールアルキル基、炭素原子数7〜40のアルキルア
リール基または炭素原子数8〜40のアリールアルケニ
ル基を意味するかまたは、R52とR53またはR52とR54
はそれぞれ、それらの結合する原子と一緒に成って環を
形成してもよく、そしてM2は珪素、ゲルマニウム、ま
たは錫である。) および(c2)有機アルミニウムオキシ化合物、遷移金
属化合物と反応してイオン性錯体を形成し得る化合物お
よびこれらの少なくとも1種と有機アルミニウム化合物
との組合せよりなる群から選ばれる少なくとも1種とか
らなるものである。上記遷移金属化合物としては、遷移
金属がジルコニウムである場合には、具体的には、イソ
プロピリデン(シクロペンタジエニル−フルオレニル)
ジルコニウムジクロリド、イソプロピリデン(メチルシ
クロペンタジエニル−フルオレニル)ジルコニウムジク
ロリド、イソプロピリデン(イソプロピルシクロペンタ
ジエニル−フルオレニル)ジルコニウムジクロリド、イ
ソプロピリデン(シクロペンタジエニル−インデニル)
ジルコニウムジクロリド、イソプロピリデン(シクロペ
ンタジエニル−ベンゾインデニル)ジルコニウムジクロ
リド、ジフェニルメチレン(シクロペンタジエニル−イ
ンデニル)ジルコニウムジクロリド等が挙げられる。ま
た、本発明で用いられる遷移金属がチタン、ハフニウ
ム、バナジウム、ニオブまたはタンタルである化合物
は、上記の如きジルコニウム化合物の中心金属を上記の
それぞれの金属に換えた化合物を例示することができ
る。これらの遷移金属化合物は、担体に担持されていて
もよい。有機アルミニウムオキシ化合物は、従来公知の
アルミノオキサンであってもよく、またベンゼン不溶性
の有機アルミニウムオキシ化合物であってもよい。なお
本発明で用いられる有機アルミニウムオキシ化合物は、
少量のアルミニウム以外の金属の有機化合物成分を含有
していてもよい。また、有機アルミニウムオキシ化合物
は、担体化合物に担持させて用いることもできる。遷移
金属化合物と反応してイオン性錯体を形成し得る化合物
としては、例えばカチオンと複数の基が元素に結合した
アニオンとからなる化合物、特にカチオンと複数の基が
元素に結合したアニオンとからなる配位錯化合物を好適
に使用することができる。また、環状オレフィン系共重
合体の重合に用いる触媒として、反応溶媒に対して可溶
性のバナジウム化合物と、有機アルミニウム化合物とか
らなる触媒を用いることもできる。可溶性バナジウム化
合物は、下記一般式で表される。
−、−O−、−S−、=SO、=SO2、=NR52、=
CO、=PR52、または=P(O)R52を意味し、その
際R52、R53およびR54は、それぞれ独立に、水素原
子、ハロゲン原子、炭素原子数1〜10のアルキル基、
炭素原子数1〜10のフルオロアルキル基、炭素原子数
6〜10のフルオロアリール基、炭素原子数6〜10の
アリール基、炭素原子数1〜10のアルコキシ基、炭素
原子数2〜10のアルケニル基、炭素原子数7〜40の
アリールアルキル基、炭素原子数7〜40のアルキルア
リール基または炭素原子数8〜40のアリールアルケニ
ル基を意味するかまたは、R52とR53またはR52とR54
はそれぞれ、それらの結合する原子と一緒に成って環を
形成してもよく、そしてM2は珪素、ゲルマニウム、ま
たは錫である。) および(c2)有機アルミニウムオキシ化合物、遷移金
属化合物と反応してイオン性錯体を形成し得る化合物お
よびこれらの少なくとも1種と有機アルミニウム化合物
との組合せよりなる群から選ばれる少なくとも1種とか
らなるものである。上記遷移金属化合物としては、遷移
金属がジルコニウムである場合には、具体的には、イソ
プロピリデン(シクロペンタジエニル−フルオレニル)
ジルコニウムジクロリド、イソプロピリデン(メチルシ
クロペンタジエニル−フルオレニル)ジルコニウムジク
ロリド、イソプロピリデン(イソプロピルシクロペンタ
ジエニル−フルオレニル)ジルコニウムジクロリド、イ
ソプロピリデン(シクロペンタジエニル−インデニル)
ジルコニウムジクロリド、イソプロピリデン(シクロペ
ンタジエニル−ベンゾインデニル)ジルコニウムジクロ
リド、ジフェニルメチレン(シクロペンタジエニル−イ
ンデニル)ジルコニウムジクロリド等が挙げられる。ま
た、本発明で用いられる遷移金属がチタン、ハフニウ
ム、バナジウム、ニオブまたはタンタルである化合物
は、上記の如きジルコニウム化合物の中心金属を上記の
それぞれの金属に換えた化合物を例示することができ
る。これらの遷移金属化合物は、担体に担持されていて
もよい。有機アルミニウムオキシ化合物は、従来公知の
アルミノオキサンであってもよく、またベンゼン不溶性
の有機アルミニウムオキシ化合物であってもよい。なお
本発明で用いられる有機アルミニウムオキシ化合物は、
少量のアルミニウム以外の金属の有機化合物成分を含有
していてもよい。また、有機アルミニウムオキシ化合物
は、担体化合物に担持させて用いることもできる。遷移
金属化合物と反応してイオン性錯体を形成し得る化合物
としては、例えばカチオンと複数の基が元素に結合した
アニオンとからなる化合物、特にカチオンと複数の基が
元素に結合したアニオンとからなる配位錯化合物を好適
に使用することができる。また、環状オレフィン系共重
合体の重合に用いる触媒として、反応溶媒に対して可溶
性のバナジウム化合物と、有機アルミニウム化合物とか
らなる触媒を用いることもできる。可溶性バナジウム化
合物は、下記一般式で表される。
【0030】 VO(OR)aXb または V(OR)cXd (式中、Rは炭化水素基であり、a、b、c、dはそれ
ぞれ0≦a≦3、0≦b≦3、2≦a+b≦3、0≦c
≦4、0≦d≦4、3≦c+d≦4を満たす。) バナジウム化合物の具体例は、VOCl3、VO(OC
H3)Cl2、VO(OC2H5)1.5Cl1.5、VOBr2
などが挙げられる。これらは、単独であるいは2種以上
組み合わせて用いることができる。また上記可溶性バナ
ジウム化合物は、以下に示すような電子供与体を接触さ
せて得られるこれらの電子供与体付加物として用いるこ
ともできる。このような電子供与体としては、アルコー
ル類、フェノール類、ケトン類、アルデヒド類、カルボ
ン酸類、有機酸ハライド類、有機酸または無機酸エステ
ル類、エーテル類、ジエーテル類、酸アミド類、酸無水
物類、アルコキシシランなどの含酸素電子供与体、アン
モニア類、アミン類、ニトリル類、ピリジン類、イソシ
アネート類などの含窒素電子供与体を挙げることができ
る。有機アルミニウム化合物は、下記一般式で表され
る。
ぞれ0≦a≦3、0≦b≦3、2≦a+b≦3、0≦c
≦4、0≦d≦4、3≦c+d≦4を満たす。) バナジウム化合物の具体例は、VOCl3、VO(OC
H3)Cl2、VO(OC2H5)1.5Cl1.5、VOBr2
などが挙げられる。これらは、単独であるいは2種以上
組み合わせて用いることができる。また上記可溶性バナ
ジウム化合物は、以下に示すような電子供与体を接触さ
せて得られるこれらの電子供与体付加物として用いるこ
ともできる。このような電子供与体としては、アルコー
ル類、フェノール類、ケトン類、アルデヒド類、カルボ
ン酸類、有機酸ハライド類、有機酸または無機酸エステ
ル類、エーテル類、ジエーテル類、酸アミド類、酸無水
物類、アルコキシシランなどの含酸素電子供与体、アン
モニア類、アミン類、ニトリル類、ピリジン類、イソシ
アネート類などの含窒素電子供与体を挙げることができ
る。有機アルミニウム化合物は、下記一般式で表され
る。
【0031】R1 nAlX3-n (式中、R1は炭素数1〜15炭化水素基であり、Xは
ハロゲン原子または水素原子であり、nは1〜3であ
る。) このような有機アルミニウム化合物の具体例としては、
トリメチルアルミニウム、トリエチルアルミニウムなど
のトリアルキルアルミニウム、イソプレニルアルミニウ
ムなどのアルケニルアルミニウム、ジメチルアルミニウ
ムクロリドなどのジアルキルアルミニウムハライド、メ
チルアルミニウムセスキクロリドなどのアルキルアルミ
ニウムセスキハライドなどが挙げられる。環状オレフィ
ン系共重合体を重合する際に、炭素数3〜20のα−オ
レフィンをα−オレフィン対エチレンのモル比が0.0
005〜0.2となる割合で供給してもよい。用いられ
る炭素数3〜20のα−オレフィンとしては、具体的に
はプロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセ
ン、4−メチル−1−ペンテン、1−オクテン、1−デ
セン、1−ドデセン、1−テトラデセン、1−ヘキサデ
セン、1−オクタデセン、1−エイコセン、スチレン、
4−フェニル−1−ブテンなどが挙げられる。これらの
中では、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−
ヘキセンが特に好ましい。
ハロゲン原子または水素原子であり、nは1〜3であ
る。) このような有機アルミニウム化合物の具体例としては、
トリメチルアルミニウム、トリエチルアルミニウムなど
のトリアルキルアルミニウム、イソプレニルアルミニウ
ムなどのアルケニルアルミニウム、ジメチルアルミニウ
ムクロリドなどのジアルキルアルミニウムハライド、メ
チルアルミニウムセスキクロリドなどのアルキルアルミ
ニウムセスキハライドなどが挙げられる。環状オレフィ
ン系共重合体を重合する際に、炭素数3〜20のα−オ
レフィンをα−オレフィン対エチレンのモル比が0.0
005〜0.2となる割合で供給してもよい。用いられ
る炭素数3〜20のα−オレフィンとしては、具体的に
はプロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセ
ン、4−メチル−1−ペンテン、1−オクテン、1−デ
セン、1−ドデセン、1−テトラデセン、1−ヘキサデ
セン、1−オクタデセン、1−エイコセン、スチレン、
4−フェニル−1−ブテンなどが挙げられる。これらの
中では、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−
ヘキセンが特に好ましい。
【0032】重合形態としては、溶液重合、バルク重合
およびスラリー重合のいずれを採用することもでき、ま
た連続重合およびバッチ重合のいずれで実施することも
できる。また、上記共重合で用いられる重合溶媒として
は、例えばヘキサン、ヘプタン、オクタン、灯油のよう
な脂肪族炭化水素;シクロヘキサン、メチルシクロヘキ
サンなどの脂環族炭化水素;ベンゼン、トルエン、キシ
レンなどの芳香族炭化水素などを例示することができ
る。これらの溶媒は、単独であるいは混合して用いるこ
とができる。上記の重合温度は、−50〜230℃の範
囲であり、重合反応時間は、2分〜5時間である。ま
た、重合反応の際の圧力は、0を超えて1000kg/
cm2の範囲である。触媒の調製は、遷移金属化合物
と、有機アルミニウムオキシ化合物、遷移金属化合物と
反応してイオン性錯体を形成し得る化合物または有機ア
ルミニウム化合物とを重合器内に別々にフィードしても
よく、また予め重合器の系外で接触させておいてもよ
い。重合反応系における遷移金属化合物の濃度は、好ま
しくは0.00005〜1.0ミリモル/リットル、より
好ましくは0.0001〜0.3ミリモル/リットルであ
る。有機アルミニウムオキシ化合物および遷移金属化合
物と反応してイオン性錯体を形成し得る化合物の濃度
は、遷移金属化合物の1から104当量用いるのが好ま
しい。また、これらと一緒に用いられる有機アルミニウ
ム化合物の濃度は、有機アルミニウムオキシ化合物のア
ルミニウム原子に対して、または遷移金属化合物と反応
してイオン性錯体を形成し得る化合物の錯体金属原子に
対して、0.01から100当量用いるのが好ましい。
およびスラリー重合のいずれを採用することもでき、ま
た連続重合およびバッチ重合のいずれで実施することも
できる。また、上記共重合で用いられる重合溶媒として
は、例えばヘキサン、ヘプタン、オクタン、灯油のよう
な脂肪族炭化水素;シクロヘキサン、メチルシクロヘキ
サンなどの脂環族炭化水素;ベンゼン、トルエン、キシ
レンなどの芳香族炭化水素などを例示することができ
る。これらの溶媒は、単独であるいは混合して用いるこ
とができる。上記の重合温度は、−50〜230℃の範
囲であり、重合反応時間は、2分〜5時間である。ま
た、重合反応の際の圧力は、0を超えて1000kg/
cm2の範囲である。触媒の調製は、遷移金属化合物
と、有機アルミニウムオキシ化合物、遷移金属化合物と
反応してイオン性錯体を形成し得る化合物または有機ア
ルミニウム化合物とを重合器内に別々にフィードしても
よく、また予め重合器の系外で接触させておいてもよ
い。重合反応系における遷移金属化合物の濃度は、好ま
しくは0.00005〜1.0ミリモル/リットル、より
好ましくは0.0001〜0.3ミリモル/リットルであ
る。有機アルミニウムオキシ化合物および遷移金属化合
物と反応してイオン性錯体を形成し得る化合物の濃度
は、遷移金属化合物の1から104当量用いるのが好ま
しい。また、これらと一緒に用いられる有機アルミニウ
ム化合物の濃度は、有機アルミニウムオキシ化合物のア
ルミニウム原子に対して、または遷移金属化合物と反応
してイオン性錯体を形成し得る化合物の錯体金属原子に
対して、0.01から100当量用いるのが好ましい。
【0033】また、本発明において環状オレフィンの液
中供給濃度[b]と、エチレン液中供給濃度[a]の関
係は、 0.30≦[B]/([A]+[B])≦0.99 であることが好ましく、 0.50≦[B]/([A]+[B])≦0.98 であることが特に好ましい。本発明により得られる環状
オレフィン系共重合体は、エチレン成分に由来する繰り
返し単位は、通常5〜95モル%の範囲の量で存在する
ことが望ましく、上記一般式4〜6で表わされる環状オ
レフィン成分に由来する繰り返し単位は、通常95〜5
モル%の範囲の量で存在することが望ましい。また、炭
素数3〜20のα−オレフィン成分に由来する繰り返し
単位は20モル%以下の範囲であることが好ましい。1
35℃デカリン中での極限粘度[η]は0.05〜1.5
dl/gの範囲であることが望ましい。DSCにより測
定したガラス転移温度(Tg)は0〜250℃の範囲で
あることが望ましい。また、ヨウ素価は、1.5g−ヨ
ウ素/100gポリマー以下であることが望ましい。
中供給濃度[b]と、エチレン液中供給濃度[a]の関
係は、 0.30≦[B]/([A]+[B])≦0.99 であることが好ましく、 0.50≦[B]/([A]+[B])≦0.98 であることが特に好ましい。本発明により得られる環状
オレフィン系共重合体は、エチレン成分に由来する繰り
返し単位は、通常5〜95モル%の範囲の量で存在する
ことが望ましく、上記一般式4〜6で表わされる環状オ
レフィン成分に由来する繰り返し単位は、通常95〜5
モル%の範囲の量で存在することが望ましい。また、炭
素数3〜20のα−オレフィン成分に由来する繰り返し
単位は20モル%以下の範囲であることが好ましい。1
35℃デカリン中での極限粘度[η]は0.05〜1.5
dl/gの範囲であることが望ましい。DSCにより測
定したガラス転移温度(Tg)は0〜250℃の範囲で
あることが望ましい。また、ヨウ素価は、1.5g−ヨ
ウ素/100gポリマー以下であることが望ましい。
【0034】次に、本発明で使用する炭化水素樹脂とし
ては、ポリスチレン換算重量平均分子量が2×104以
下、好ましくは2×104〜100のものであり、かつ
常温で固体のものである。具体例としては、C5系樹
脂、C9系樹脂、C5系/C9系混合樹脂、シクロペンタ
ジエン系樹脂、ビニル置換芳香族系化合物の重合体系樹
脂、オレフィン/ビニル置換芳香族系化合物の共重合体
系樹脂、シクロペンタジエン系化合物/ビニル置換芳香
族系化合物の共重合体系樹脂、ロジン系樹脂、テルペン
系樹脂あるいは前記樹脂の水素添加物等を挙げることが
できる。具体的には、エスコレッツ(トーネックス
(株)社)、アルコン(荒川化学工業(株)社)、アイ
マーブ(出光石油化学(株)社)、ハイレッツ(三井石
油化学(株)社)、ペトロジン(三井石油化学(株)
社)、FTA(三井石油化学(株)社)、クイントン
(日本ゼオン(株)社)、マルカレッツ(丸善石油化学
(株)社)、コーポレックス(東邦化学工業(株)
社)、ハイレジン(東邦化学工業(株)社)、ペトロタ
ック(東ソー(株)社)、ペトコール(東ソー(株)
社)、ネオポリマー(日本石油化学(株)社)などが挙
げられる。これらの炭化水素系樹脂のポリスチレン換算
重量平均分子量が高すぎると、[A]フェニル−ノルボ
ルネン類の開環(共)重合体の主鎖の二重結合と側鎖の
ベンゼン環とで六員環を形成して成る環化物を水素添加
して得た樹脂および/または[B](a)エチレン、お
よび(b)環状オレフィン系化合物を共重合させた環状
オレフィン系共重合体の環状オレフィン系化合物との相
溶性が悪くなり透明性が低減するので好ましくない。
ては、ポリスチレン換算重量平均分子量が2×104以
下、好ましくは2×104〜100のものであり、かつ
常温で固体のものである。具体例としては、C5系樹
脂、C9系樹脂、C5系/C9系混合樹脂、シクロペンタ
ジエン系樹脂、ビニル置換芳香族系化合物の重合体系樹
脂、オレフィン/ビニル置換芳香族系化合物の共重合体
系樹脂、シクロペンタジエン系化合物/ビニル置換芳香
族系化合物の共重合体系樹脂、ロジン系樹脂、テルペン
系樹脂あるいは前記樹脂の水素添加物等を挙げることが
できる。具体的には、エスコレッツ(トーネックス
(株)社)、アルコン(荒川化学工業(株)社)、アイ
マーブ(出光石油化学(株)社)、ハイレッツ(三井石
油化学(株)社)、ペトロジン(三井石油化学(株)
社)、FTA(三井石油化学(株)社)、クイントン
(日本ゼオン(株)社)、マルカレッツ(丸善石油化学
(株)社)、コーポレックス(東邦化学工業(株)
社)、ハイレジン(東邦化学工業(株)社)、ペトロタ
ック(東ソー(株)社)、ペトコール(東ソー(株)
社)、ネオポリマー(日本石油化学(株)社)などが挙
げられる。これらの炭化水素系樹脂のポリスチレン換算
重量平均分子量が高すぎると、[A]フェニル−ノルボ
ルネン類の開環(共)重合体の主鎖の二重結合と側鎖の
ベンゼン環とで六員環を形成して成る環化物を水素添加
して得た樹脂および/または[B](a)エチレン、お
よび(b)環状オレフィン系化合物を共重合させた環状
オレフィン系共重合体の環状オレフィン系化合物との相
溶性が悪くなり透明性が低減するので好ましくない。
【0035】また、常温で液状の炭化水素化合物を用い
ると、樹脂の強度を低下させやすく、しかも樹脂の表面
にブリードするので好ましくない。炭化水素樹脂の配合
割合は、[A]フェニル−ノルボルネン類の開環(共)
重合体の主鎖の二重結合と側鎖のベンゼン環とで六員環
を形成して成る環化物を水素添加して得た樹脂と[B]
(a)エチレン、および(b)環状オレフィン系化合物
を共重合させた環状オレフィン系共重合体の環状オレフ
ィン系化合物の合計100重量部に対して、通常0.0
1〜50重量部、好ましくは0.1〜25重量部であ
る。本発明の樹脂組成物の配合方法は、例えば、二軸押
出し機、ロール混練機などによる配合や、[A]フェニ
ル−ノルボルネン類の開環(共)重合体の主鎖の二重結
合と側鎖のベンゼン環とで六員環を形成して成る環化物
を水素添加して得た樹脂および/または[B](a)エ
チレン、および(b)環状オレフィン系化合物を共重合
させた環状オレフィン系共重合体の環状オレフィン系化
合物の溶液に炭化水素樹脂の溶液をブレンドしてペレッ
ト化する方法などが挙げられる。
ると、樹脂の強度を低下させやすく、しかも樹脂の表面
にブリードするので好ましくない。炭化水素樹脂の配合
割合は、[A]フェニル−ノルボルネン類の開環(共)
重合体の主鎖の二重結合と側鎖のベンゼン環とで六員環
を形成して成る環化物を水素添加して得た樹脂と[B]
(a)エチレン、および(b)環状オレフィン系化合物
を共重合させた環状オレフィン系共重合体の環状オレフ
ィン系化合物の合計100重量部に対して、通常0.0
1〜50重量部、好ましくは0.1〜25重量部であ
る。本発明の樹脂組成物の配合方法は、例えば、二軸押
出し機、ロール混練機などによる配合や、[A]フェニ
ル−ノルボルネン類の開環(共)重合体の主鎖の二重結
合と側鎖のベンゼン環とで六員環を形成して成る環化物
を水素添加して得た樹脂および/または[B](a)エ
チレン、および(b)環状オレフィン系化合物を共重合
させた環状オレフィン系共重合体の環状オレフィン系化
合物の溶液に炭化水素樹脂の溶液をブレンドしてペレッ
ト化する方法などが挙げられる。
【0036】本発明の樹脂組成物には、公知の酸化防止
剤、例えば、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェ
ノール、2,2’−ジオキシ−3,3’−ジ−t−ブチ
ル−5,5’−ジメチルジフェニルメタン、テトラキス
[メチレン−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシフェニル)プロピオネート]メタン;紫外線吸収
剤、例えば、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2
−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノンなどを添加
することによって安定化することができる。また、加工
性を向上させる目的で滑剤等の添加剤を添加することも
できる。本発明の樹脂組成物は、公知の成形手段、例え
ば射出成形、圧縮成形、押出し成形等を用いて成形品を
作成することができる。また、キャスト成形法によって
もフィルムを製造することができる。
剤、例えば、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェ
ノール、2,2’−ジオキシ−3,3’−ジ−t−ブチ
ル−5,5’−ジメチルジフェニルメタン、テトラキス
[メチレン−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシフェニル)プロピオネート]メタン;紫外線吸収
剤、例えば、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2
−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノンなどを添加
することによって安定化することができる。また、加工
性を向上させる目的で滑剤等の添加剤を添加することも
できる。本発明の樹脂組成物は、公知の成形手段、例え
ば射出成形、圧縮成形、押出し成形等を用いて成形品を
作成することができる。また、キャスト成形法によって
もフィルムを製造することができる。
【0037】また、作製された成形品の表面に、無機化
合物、シランカップリング剤などの有機シリコン化合
物、アクリル系樹脂、ビニル系樹脂、メラニン樹脂、エ
ポキシ樹脂、フッ素系樹脂、シリコーン樹脂などからな
るハードコート層を形成することができる。ハードコー
ト層の形成手段としては、熱硬化法、紫外線硬化法、真
空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法
などの公知の方法を挙げることができる。これによっ
て、成形品の耐熱性、光学特性、耐薬品性、耐磨耗性お
よび透湿性などを向上させることができる。本発明の樹
脂組成物の用途は限定されるものでなく、広い範囲にわ
たって使用することができ、例えば、一般カメラ用レン
ズ、ビデオカメラ用レンズ、望遠鏡レンズ、眼鏡レン
ズ、レーザビーム用レンズなどのレンズ類、光学式ビデ
オディスク、オーディオディスク、文書ファイルディス
ク、メモリディスクなどの光ディスク類、光ファイバー
などの光学材料、受像転写シートや各種フィルム、シー
ト、封止剤、無機または有機化合物のバインダーとして
特に好適に使用することができる。
合物、シランカップリング剤などの有機シリコン化合
物、アクリル系樹脂、ビニル系樹脂、メラニン樹脂、エ
ポキシ樹脂、フッ素系樹脂、シリコーン樹脂などからな
るハードコート層を形成することができる。ハードコー
ト層の形成手段としては、熱硬化法、紫外線硬化法、真
空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法
などの公知の方法を挙げることができる。これによっ
て、成形品の耐熱性、光学特性、耐薬品性、耐磨耗性お
よび透湿性などを向上させることができる。本発明の樹
脂組成物の用途は限定されるものでなく、広い範囲にわ
たって使用することができ、例えば、一般カメラ用レン
ズ、ビデオカメラ用レンズ、望遠鏡レンズ、眼鏡レン
ズ、レーザビーム用レンズなどのレンズ類、光学式ビデ
オディスク、オーディオディスク、文書ファイルディス
ク、メモリディスクなどの光ディスク類、光ファイバー
などの光学材料、受像転写シートや各種フィルム、シー
ト、封止剤、無機または有機化合物のバインダーとして
特に好適に使用することができる。
【0038】
【実施例】以下、本発明を実施例によって説明するが、
本発明はこれら実施例に限定されるものではない。ま
ず、[A]フェニル−ノルボルネン類の開環(共)重合
体の主鎖の二重結合と側鎖のベンゼン環とで六員環を形
成して成る環化物を水素添加して得た樹脂の合成例を示
す。
本発明はこれら実施例に限定されるものではない。ま
ず、[A]フェニル−ノルボルネン類の開環(共)重合
体の主鎖の二重結合と側鎖のベンゼン環とで六員環を形
成して成る環化物を水素添加して得た樹脂の合成例を示
す。
【0039】合成例1 〔開環重合反応〕窒素置換したガラス製反応容器に、5
−フェニルビシクロ[2,2,1]ヘプト−2−エン6
0重量部とトルエン300重量部を仕込み、分子量調節
剤として、1−ヘキセンを1重量部添加した。溶液を4
0℃に加温した後、重合触媒としてトリエチルアルミニ
ウムの15重量%トルエン溶液10重量部、トリエチル
アミン5重量部、および四塩化チタンの20重量トルエ
ン溶液10重量部を添加して開環重合を開始した。溶液
の温度を40℃に保ったまま1時間反応させた時点でメ
タノール5重量部添加して反応を停止した。アセトン5
00重量部とイソプロピルアルコール500重量部の混
合溶液中に反応溶液を注いで重合体を沈殿させ、濾別回
収し、50重量部の開環重合体を得た。 〔環化反応〕この開環重合体50重量部とトルエン45
0重量部を新たな窒素置換したガラス製反応器に入れ、
50℃に加温した。攪拌しながら塩化アルミニウム5重
量部を添加し、反応温度50℃で5時間反応させた後、
反応溶液を1000重量部のイソプロピルアルコール中
に入れ、沈殿した重合体を濾別し、47重量部の樹脂を
得た。得られた樹脂の極限粘度は0.41dl/g、T
gは141℃であり、主鎖構造中の二重結合の残存率は
79%であった。 〔水素添化反応〕この樹脂30重量部をトルエン70重
量部に溶解し、アルミナ担持ニッケル触媒(触媒1重量
部中、ニッケル0.35重量部、酸化ニッケル0.2重
量部、細孔容積0.8cm3/g、比表面積300m2/
g)1重量部とイソプロピロアルコール2重量部を加
え、オートクレーブ中で230℃、水素圧50kg/c
m2で5時間反応させた。反応終了後、触媒を濾別し、
反応溶液を500重量部のイソプロピルアルコール中に
入れ、沈殿した重合体を濾別し、28重量部の無色の樹
脂を得た。得られた樹脂の極限粘度は0.41dl/
g、Tgは107℃であった。水素添加率は実質上10
0%であり、主鎖構造中の二重結合の残存率は0%、芳
香族環構造も飽和しており残存していなかった。
−フェニルビシクロ[2,2,1]ヘプト−2−エン6
0重量部とトルエン300重量部を仕込み、分子量調節
剤として、1−ヘキセンを1重量部添加した。溶液を4
0℃に加温した後、重合触媒としてトリエチルアルミニ
ウムの15重量%トルエン溶液10重量部、トリエチル
アミン5重量部、および四塩化チタンの20重量トルエ
ン溶液10重量部を添加して開環重合を開始した。溶液
の温度を40℃に保ったまま1時間反応させた時点でメ
タノール5重量部添加して反応を停止した。アセトン5
00重量部とイソプロピルアルコール500重量部の混
合溶液中に反応溶液を注いで重合体を沈殿させ、濾別回
収し、50重量部の開環重合体を得た。 〔環化反応〕この開環重合体50重量部とトルエン45
0重量部を新たな窒素置換したガラス製反応器に入れ、
50℃に加温した。攪拌しながら塩化アルミニウム5重
量部を添加し、反応温度50℃で5時間反応させた後、
反応溶液を1000重量部のイソプロピルアルコール中
に入れ、沈殿した重合体を濾別し、47重量部の樹脂を
得た。得られた樹脂の極限粘度は0.41dl/g、T
gは141℃であり、主鎖構造中の二重結合の残存率は
79%であった。 〔水素添化反応〕この樹脂30重量部をトルエン70重
量部に溶解し、アルミナ担持ニッケル触媒(触媒1重量
部中、ニッケル0.35重量部、酸化ニッケル0.2重
量部、細孔容積0.8cm3/g、比表面積300m2/
g)1重量部とイソプロピロアルコール2重量部を加
え、オートクレーブ中で230℃、水素圧50kg/c
m2で5時間反応させた。反応終了後、触媒を濾別し、
反応溶液を500重量部のイソプロピルアルコール中に
入れ、沈殿した重合体を濾別し、28重量部の無色の樹
脂を得た。得られた樹脂の極限粘度は0.41dl/
g、Tgは107℃であった。水素添加率は実質上10
0%であり、主鎖構造中の二重結合の残存率は0%、芳
香族環構造も飽和しており残存していなかった。
【0040】合成例2 環化反応の反応温度を55℃、塩化アルミニウムによる
反応時間を12時間とする以外は合成例1と同様に行っ
た。得られた樹脂の極限粘度は0.41dl/g、Tg
は166℃であり、主鎖構造中の二重結合の残存率は3
2%であった。さらに水素添加して得られた樹脂の極限
粘度は0.41dl/g、Tgは156℃であった。水
素添加率は実質上100%であり、主鎖構造中の二重結
合の残存率は0%、芳香族環構造も飽和しており残存し
ていなかった。次に、[B](a)エチレン、および
(b)環状オレフィン系化合物を共重合させた環状オレ
フィン系共重合体の環状オレフィン系化合物の合成例を
示す。
反応時間を12時間とする以外は合成例1と同様に行っ
た。得られた樹脂の極限粘度は0.41dl/g、Tg
は166℃であり、主鎖構造中の二重結合の残存率は3
2%であった。さらに水素添加して得られた樹脂の極限
粘度は0.41dl/g、Tgは156℃であった。水
素添加率は実質上100%であり、主鎖構造中の二重結
合の残存率は0%、芳香族環構造も飽和しており残存し
ていなかった。次に、[B](a)エチレン、および
(b)環状オレフィン系化合物を共重合させた環状オレ
フィン系共重合体の環状オレフィン系化合物の合成例を
示す。
【0041】合成例3 〔触媒の予備活性化〕窒素置換を十分行なったガラス容
器に、イソプロピリデン(シクロペンタジエニル)(フ
ルオレニル)ジルコニウムジクロリド10.0mgを秤
量し、これにメチルアルミノキサン(以下MAOと略
す)のトルエン溶液をアルミニウム原子が9.25ミリ
モルとなるように(4.67ミリリットル)加え、23
℃で15分間超音波照射を行なった。次いでこれを4
2.1ミリリットルのシクロヘキサンで希釈し、触媒溶
液とした。 〔加圧バッチ重合〕減圧乾燥および窒素置換してある
1.5リットル オートクレーブに、常温でテトラシク
ロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン(以下T
CDと略す)37.5g,シクロヘキサン170.2ミ
リリットル、トリイソブチルアルミニウムのシクロヘキ
サン溶液(1.0ミリモル/ミリリットル)を0.3ミリ
リットル加え、続いて撹拌下にエチレンを3kg/cm
2Gにまで加圧、続いて脱圧を3回繰り返した。常圧と
なったことを確認した後、プロピレン690ミリリット
ルをオートクレーブ中に仕込んだ。系内を積算式流量計
を通じてエチレンにて1.5kg/cm2Gに加圧し、昇
温を開始し70℃に到達させた。その後エチレンにて内
圧がを3kg/cm2になるように加圧した。15分間
撹拌した後、さきに用意したイソプロピリデン(シクロ
ペンタジエニル)(フルオレニル)ジルコニウムジクロ
リドとMAOを含むシクロヘキサン溶液から3.03ミ
リリットルを系内に添加することによって、エチレン、
TCDの共重合反応を開始させた。このときの触媒濃度
は、全系に対してイソプロピリデン(シクロペンタジエ
ニル)(フルオレニル)ジルコニウムジクロリドが0.
005ミリモル/リットル、メチルアルモキサンが2.
0ミリモル/リットルであった。重合中、エチレンを連
続的に供給することにより、内圧を3kg/cm2に保
持した。20分後、重合反応をイソプロピルアルコール
を添加することにより停止した。加圧開始から停止まで
に供給したエチレンの体積は、25℃で10000ml
であった。すなわち、この系における成分[d]のプロ
ピレンとエチレンの供給量の比は、0.0690あっ
た。脱圧後、ポリマー溶液を取り出し、水1リットルに
対し濃塩酸5mlを添加した水溶液と重合液とを1:1
の割合でホモミキサーを用い強撹拌下で接触させ、触媒
残渣を水相へ移行させた。この接触混合液を静置した
後、水相を分離除去し、さらに蒸留水で水洗を2回行な
い、重合液相を精製分離した。次いで精製分離された重
合液を3倍量のアセトンと強撹拌下で接触させ、共重合
体を析出させた後、固体部(共重合体)を濾過により採
取し、アセトンで十分洗浄した。さらに、ポリマー中に
存在する未反応のTCDを抽出するため、この固体部を
40g/リットルとなるようにアセトン中に投入した
後、60℃で2時間の条件で抽出操作を行なった。抽出
処理後、固体部を濾過により採取し、窒素流通下、13
0℃、350mmHgで12時間乾燥した。以上のよう
にして、得られたエチレン・TCD共重合体の収量は1
7.0gであり、[η]は0.57dl/g、Tg;13
0℃であり、プロピレン含有量は3.1モル%、ヨウ素
価は0.7g−ヨウ素/100gポリマーであった。
器に、イソプロピリデン(シクロペンタジエニル)(フ
ルオレニル)ジルコニウムジクロリド10.0mgを秤
量し、これにメチルアルミノキサン(以下MAOと略
す)のトルエン溶液をアルミニウム原子が9.25ミリ
モルとなるように(4.67ミリリットル)加え、23
℃で15分間超音波照射を行なった。次いでこれを4
2.1ミリリットルのシクロヘキサンで希釈し、触媒溶
液とした。 〔加圧バッチ重合〕減圧乾燥および窒素置換してある
1.5リットル オートクレーブに、常温でテトラシク
ロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン(以下T
CDと略す)37.5g,シクロヘキサン170.2ミ
リリットル、トリイソブチルアルミニウムのシクロヘキ
サン溶液(1.0ミリモル/ミリリットル)を0.3ミリ
リットル加え、続いて撹拌下にエチレンを3kg/cm
2Gにまで加圧、続いて脱圧を3回繰り返した。常圧と
なったことを確認した後、プロピレン690ミリリット
ルをオートクレーブ中に仕込んだ。系内を積算式流量計
を通じてエチレンにて1.5kg/cm2Gに加圧し、昇
温を開始し70℃に到達させた。その後エチレンにて内
圧がを3kg/cm2になるように加圧した。15分間
撹拌した後、さきに用意したイソプロピリデン(シクロ
ペンタジエニル)(フルオレニル)ジルコニウムジクロ
リドとMAOを含むシクロヘキサン溶液から3.03ミ
リリットルを系内に添加することによって、エチレン、
TCDの共重合反応を開始させた。このときの触媒濃度
は、全系に対してイソプロピリデン(シクロペンタジエ
ニル)(フルオレニル)ジルコニウムジクロリドが0.
005ミリモル/リットル、メチルアルモキサンが2.
0ミリモル/リットルであった。重合中、エチレンを連
続的に供給することにより、内圧を3kg/cm2に保
持した。20分後、重合反応をイソプロピルアルコール
を添加することにより停止した。加圧開始から停止まで
に供給したエチレンの体積は、25℃で10000ml
であった。すなわち、この系における成分[d]のプロ
ピレンとエチレンの供給量の比は、0.0690あっ
た。脱圧後、ポリマー溶液を取り出し、水1リットルに
対し濃塩酸5mlを添加した水溶液と重合液とを1:1
の割合でホモミキサーを用い強撹拌下で接触させ、触媒
残渣を水相へ移行させた。この接触混合液を静置した
後、水相を分離除去し、さらに蒸留水で水洗を2回行な
い、重合液相を精製分離した。次いで精製分離された重
合液を3倍量のアセトンと強撹拌下で接触させ、共重合
体を析出させた後、固体部(共重合体)を濾過により採
取し、アセトンで十分洗浄した。さらに、ポリマー中に
存在する未反応のTCDを抽出するため、この固体部を
40g/リットルとなるようにアセトン中に投入した
後、60℃で2時間の条件で抽出操作を行なった。抽出
処理後、固体部を濾過により採取し、窒素流通下、13
0℃、350mmHgで12時間乾燥した。以上のよう
にして、得られたエチレン・TCD共重合体の収量は1
7.0gであり、[η]は0.57dl/g、Tg;13
0℃であり、プロピレン含有量は3.1モル%、ヨウ素
価は0.7g−ヨウ素/100gポリマーであった。
【0042】実施例1 合成例1で製造した水素化フェニル−ノルボルネン系樹
脂100重量部に対し、炭化水素樹脂を0〜50部の範
囲で配合割合を第1表のとおりに変えて混合した。これ
らの混合物を二軸押出し機で220〜240℃にてペレ
ット化した。炭化水素樹脂として、シクロペンタジエン
系化合物/ビニル置換芳香族系化合物の共重合体系樹脂
(出光石油化学(株)社製のアイマーブ)を使用した。
この炭化水素樹脂の分子量は650、軟化点100℃で
常温で固体であった。前記各ペレットを用い、220〜
240℃の条件でプレス成形を行い、長さ55mm、幅
10mm,厚み0.5mmの透明板を成形した。この透
明板をTg+20℃の油浴中で延伸(延伸倍率:1.3
倍、延伸速度:1mm/sec)した。この透明板につ
いて、物性を測定し、その結果を第1表に示す。延伸後
の透明板のレタデーションは、エリプソメーター(溝尻
光学〓社製、光源:He−Neレーザー)により測定し
た。
脂100重量部に対し、炭化水素樹脂を0〜50部の範
囲で配合割合を第1表のとおりに変えて混合した。これ
らの混合物を二軸押出し機で220〜240℃にてペレ
ット化した。炭化水素樹脂として、シクロペンタジエン
系化合物/ビニル置換芳香族系化合物の共重合体系樹脂
(出光石油化学(株)社製のアイマーブ)を使用した。
この炭化水素樹脂の分子量は650、軟化点100℃で
常温で固体であった。前記各ペレットを用い、220〜
240℃の条件でプレス成形を行い、長さ55mm、幅
10mm,厚み0.5mmの透明板を成形した。この透
明板をTg+20℃の油浴中で延伸(延伸倍率:1.3
倍、延伸速度:1mm/sec)した。この透明板につ
いて、物性を測定し、その結果を第1表に示す。延伸後
の透明板のレタデーションは、エリプソメーター(溝尻
光学〓社製、光源:He−Neレーザー)により測定し
た。
【0043】 *炭化水素樹脂:出光石油化学社製、アイマーブ
【0044】実施例2 合成例1で製造した水素化フェニル−ノルボルネン系樹
脂100重量部に対し、炭化水素樹脂として東邦化学工
業(株)社製ハイレジン樹脂(分子量850、軟化点1
00℃、常温で固体)25部を配合した以外は実施例1
と同様にして物性の測定を行ったところ、Tgは90
℃、レタデーションは>10nm、光線透過率は92%
であった。 実施例3 合成例1で製造した水素化フェニル−ノルボルネン系樹
脂100重量部に対し、炭化水素樹脂としてトーネック
ス(株)社製Escorez樹脂(分子量420、軟化
点105℃、常温で固体)25部を配合した以外は実施
例1と同様にして物性の測定を行ったところ、Tgは9
3℃、レタデーションは>10nm、光線透過率は92
%であった。 実施例4 合成例1で製造した水素化フェニル−ノルボルネン系樹
脂100重量部に対し、炭化水素樹脂として日本石油化
学(株)社製日石ネオポリマー樹脂(分子量2200、
軟化点145℃、常温で固体)25部を配合した以外は
実施例1と同様にして物性の測定を行ったところ、Tg
は100℃、レタデーションは>10nm、光線透過率
は92%であった。
脂100重量部に対し、炭化水素樹脂として東邦化学工
業(株)社製ハイレジン樹脂(分子量850、軟化点1
00℃、常温で固体)25部を配合した以外は実施例1
と同様にして物性の測定を行ったところ、Tgは90
℃、レタデーションは>10nm、光線透過率は92%
であった。 実施例3 合成例1で製造した水素化フェニル−ノルボルネン系樹
脂100重量部に対し、炭化水素樹脂としてトーネック
ス(株)社製Escorez樹脂(分子量420、軟化
点105℃、常温で固体)25部を配合した以外は実施
例1と同様にして物性の測定を行ったところ、Tgは9
3℃、レタデーションは>10nm、光線透過率は92
%であった。 実施例4 合成例1で製造した水素化フェニル−ノルボルネン系樹
脂100重量部に対し、炭化水素樹脂として日本石油化
学(株)社製日石ネオポリマー樹脂(分子量2200、
軟化点145℃、常温で固体)25部を配合した以外は
実施例1と同様にして物性の測定を行ったところ、Tg
は100℃、レタデーションは>10nm、光線透過率
は92%であった。
【0045】実施例5 合成例1で製造した水素化フェニル−ノルボルネン系樹
脂100重量部に対し、炭化水素樹脂として荒川化学工
業(株)製アルコン樹脂(分子量750、軟化点125
℃、常温で固体)25部を配合した以外は実施例1と同
様にして物性の測定を行ったところ、Tgは96℃、レ
タデーションは>10nm、光線透過率は92%であっ
た。 実施例6 合成例2で製造した水素化フェニル−ノルボルネン系樹
脂100重量部に対し、炭化水素樹脂として出光石油化
学〓社製アイマーブ樹脂(分子量650、軟化点100
℃、常温で固体)25部を配合した。この配合物を二軸
押し出し機で250℃にてペレット化した。このペレッ
トを用い、250℃の条件でプレス成形を行ったこと以
外は実施例1と同様にして物性の測定を行った。Tgは
138℃、レタデーションは>10nm、光線透過率は
92%であった。
脂100重量部に対し、炭化水素樹脂として荒川化学工
業(株)製アルコン樹脂(分子量750、軟化点125
℃、常温で固体)25部を配合した以外は実施例1と同
様にして物性の測定を行ったところ、Tgは96℃、レ
タデーションは>10nm、光線透過率は92%であっ
た。 実施例6 合成例2で製造した水素化フェニル−ノルボルネン系樹
脂100重量部に対し、炭化水素樹脂として出光石油化
学〓社製アイマーブ樹脂(分子量650、軟化点100
℃、常温で固体)25部を配合した。この配合物を二軸
押し出し機で250℃にてペレット化した。このペレッ
トを用い、250℃の条件でプレス成形を行ったこと以
外は実施例1と同様にして物性の測定を行った。Tgは
138℃、レタデーションは>10nm、光線透過率は
92%であった。
【0046】実施例7 合成例3で製造した環状オレフィン系共重合体樹脂10
0重量部に対し、炭化水素樹脂として出光石油化学〓社
製アイマーブ樹脂(分子量650、軟化点100℃、常
温で固体)25部を配合した。この配合物を二軸押し出
し機で240℃にてペレット化した。このペレットを用
い、240℃の条件でプレス成形を行ったこと以外は実
施例1と同様にして物性の測定を行った。Tgは115
℃、レタデーションは>10nm、光線透過率は92%
であった。 実施例8 合成例3で製造した環状オレフィン系共重合体樹脂10
0重量部に対し、炭化水素樹脂として荒川化学工業
(株)製アルコン樹脂(分子量750、軟化点125
℃、常温で固体)25部を配合した以外は実施例1と同
様にして物性の測定を行ったところ、Tgは125℃、
レタデーションは>10nm、光線透過率は92%であ
った。 実施例9 合成例3で製造した環状オレフィン系共重合体樹脂10
0重量部に対し、炭化水素樹脂としてトーネックス
(株)社製Escorez樹脂(分子量420、軟化点
105℃、常温で固体)25部を配合した以外は実施例
1と同様にして物性の測定を行ったところ、Tgは11
6℃、レタデーションは>10nm、光線透過率は92
%であった。
0重量部に対し、炭化水素樹脂として出光石油化学〓社
製アイマーブ樹脂(分子量650、軟化点100℃、常
温で固体)25部を配合した。この配合物を二軸押し出
し機で240℃にてペレット化した。このペレットを用
い、240℃の条件でプレス成形を行ったこと以外は実
施例1と同様にして物性の測定を行った。Tgは115
℃、レタデーションは>10nm、光線透過率は92%
であった。 実施例8 合成例3で製造した環状オレフィン系共重合体樹脂10
0重量部に対し、炭化水素樹脂として荒川化学工業
(株)製アルコン樹脂(分子量750、軟化点125
℃、常温で固体)25部を配合した以外は実施例1と同
様にして物性の測定を行ったところ、Tgは125℃、
レタデーションは>10nm、光線透過率は92%であ
った。 実施例9 合成例3で製造した環状オレフィン系共重合体樹脂10
0重量部に対し、炭化水素樹脂としてトーネックス
(株)社製Escorez樹脂(分子量420、軟化点
105℃、常温で固体)25部を配合した以外は実施例
1と同様にして物性の測定を行ったところ、Tgは11
6℃、レタデーションは>10nm、光線透過率は92
%であった。
【0047】実施例10 合成例1で製造した水素化フェニル−ノルボルネン系樹
脂50重量部および合成例3で製造した環状オレフィン
系共重合体樹脂50重量部に対し、炭化水素樹脂として
荒川化学工業(株)製アルコン樹脂(分子量750、軟
化点125℃、常温で固体)25部を配合した以外は実
施例1と同様にして物性の測定を行ったところ、Tgは
128℃、レタデーションは>10nm、光線透過率は
92%であった。
脂50重量部および合成例3で製造した環状オレフィン
系共重合体樹脂50重量部に対し、炭化水素樹脂として
荒川化学工業(株)製アルコン樹脂(分子量750、軟
化点125℃、常温で固体)25部を配合した以外は実
施例1と同様にして物性の測定を行ったところ、Tgは
128℃、レタデーションは>10nm、光線透過率は
92%であった。
【0048】 〔発明の名称〕本発明の樹脂組成物は、低複屈折性,透
明性および流動性に優れる。
明性および流動性に優れる。
Claims (1)
- 【請求項1】 [A]フェニル−ノルボルネン類の開環
(共)重合体の主鎖の二重結合と側鎖のベンゼン環とで
六員環を形成して成る環化物を水素添加して得た樹脂お
よび/または[B](a)エチレンと(b)環状オレフ
ィン系化合物とを共重合させた環状オレフィン系共重合
体ならびに[C]ポリスチレン換算重量平均分子量が2
×104以下で、かつ常温で固体の炭化水素樹脂を含有
してなる樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8165211A JPH09324082A (ja) | 1996-06-05 | 1996-06-05 | 樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8165211A JPH09324082A (ja) | 1996-06-05 | 1996-06-05 | 樹脂組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09324082A true JPH09324082A (ja) | 1997-12-16 |
Family
ID=15807965
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8165211A Pending JPH09324082A (ja) | 1996-06-05 | 1996-06-05 | 樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09324082A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2352244A (en) * | 1999-07-21 | 2001-01-24 | Jsr Corp | Cyclic polyolefin optical moulding material |
| JP2003068446A (ja) * | 2001-08-29 | 2003-03-07 | Jsr Corp | エレクトロルミネッセンス用プラスチック基板 |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04266950A (ja) * | 1991-02-22 | 1992-09-22 | Toray Ind Inc | 非晶ポリオレフィンフィルム |
| JPH0753680A (ja) * | 1993-08-11 | 1995-02-28 | Nippon Zeon Co Ltd | 新規な樹脂、その水素添加物、それらの製造方法、及びそれらの用途 |
| JPH0762068A (ja) * | 1993-08-23 | 1995-03-07 | Nippon Zeon Co Ltd | 開環(共)重合体環化水素添加物、その製造方法、及びその用途 |
| JPH0892441A (ja) * | 1994-09-26 | 1996-04-09 | Mitsui Petrochem Ind Ltd | 樹脂組成物 |
-
1996
- 1996-06-05 JP JP8165211A patent/JPH09324082A/ja active Pending
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| US6447868B1 (en) | 1999-07-21 | 2002-09-10 | Jsr Corporation | Optical molding material, and optical disk substrate and production method thereof |
| GB2352244B (en) * | 1999-07-21 | 2003-10-01 | Jsr Corp | Optical molding material and optical disk substrate and production method thereof |
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