JPH09324143A - 磁性塗料,磁気記録媒体,及びその製造方法 - Google Patents

磁性塗料,磁気記録媒体,及びその製造方法

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JPH09324143A
JPH09324143A JP14303896A JP14303896A JPH09324143A JP H09324143 A JPH09324143 A JP H09324143A JP 14303896 A JP14303896 A JP 14303896A JP 14303896 A JP14303896 A JP 14303896A JP H09324143 A JPH09324143 A JP H09324143A
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JP
Japan
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magnetic
coating
binder resin
powder
recording medium
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JP14303896A
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Tamiko Anpo
多美子 安保
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Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 微細で高磁力な磁性粉においても塗料中の分
散性に優れた磁性塗料と,それを用いることによって,
磁気特性や電磁変換特性,耐磨耗性に優れた磁気記録媒
体と,その製造方法とを提供すること。 【解決手段】 磁性粉末を結合剤樹脂中に分散させた磁
性塗料において,磁性粉末と,結合剤樹脂と,アルコキ
シジシラン[R1 n 2 3-n SiSiR3 m (O
4 3-m ](但し,R1 〜R4 は,それぞれ炭素数1
から6の直鎖または分岐したアルキル基,アルケニル基
のうち少くとも一種,nとmは夫々0〜3の整数である
が,nとmとが同時に3を取ることはない。)とを含
む。この磁性塗料を光照射の後,非磁性基体上に塗布乾
燥することによって磁気記録媒体を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,磁気テープ,磁気
ディスク,磁気カード等に用いる磁性塗料,それを用い
た塗布型磁気記録媒体,及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来,磁気テープ,磁気ディスク,磁気
カード等の磁気記録媒体は,ポリエステルフィルムなど
の非磁性体上に,強磁性体粉末や結合剤,有機溶剤,各
種添加剤などを混合分散して調製される磁性塗料を塗布
して形成されている。
【0003】ところで一般に,磁性粉は,磁気的吸引力
のため結合剤溶液中に分散しにくく,凝集してネットワ
ーク構造を形成している。このような磁性粉の分散状態
は,塗料の流動性,塗膜の粉末充填率,配向性,表面平
滑性などに深く係わっている。これらの性質は,前記の
磁気記録媒体において,磁気特性や電磁変換特性などを
支配する重要な因子になっている。
【0004】従来,磁性塗料中の磁性粉の分散性を向上
させるため,結合剤にスルフォン酸基などの極性基を導
入したり,脂肪酸,リン酸エステル等の界面活性剤を塗
料中に添加したり,シランカップリング剤やチタンカッ
プリング剤を用いて磁性粉末表面を改質するなどの処置
が施されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが,近年高品質
化のため磁性粉は微粉化や高磁力化する傾向にあり,そ
のため磁気的凝集力が強まり,これらの方法では磁性粉
の分散性を充分に満足しきれなくなっている。
【0006】そこで,本発明の技術的課題は,微細で高
磁力な磁性粉においても塗料中の分散性に優れた磁性塗
料と,それを用いることによって,磁気特性や電磁変換
特性,耐磨耗性に優れた磁気記録媒体と,その製造方法
とを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は,非磁性支持
体上に,磁性粉末を結合剤樹脂中に分散した磁性塗料を
塗布,乾燥することにより形成された磁性層を有する磁
気記録媒体において,前記磁性塗料は前記磁性粉末とア
ルコキシジシラン[R1 n (R2 O)3-n SiSiR3
m (OR4 3-m ](R1 からR4 はそれぞれ炭素数1
から6の直鎖または分岐したアルキル基またはアルケニ
ル基,nとmはそれぞれ0から3の整数であるが,nと
mが同時に3を取ることはない)と結合剤樹脂を混合し
た溶液に光照射して製造されることを特徴とする磁気記
録媒体により上記課題を解決できることを見いだした。
【0008】即ち,本発明によれば,磁性粉末を結合剤
樹脂中に分散させた磁性塗料において,前記磁性粉末
と,前記結合剤樹脂と,アルコキシジシラン[R1 n
2 3- n SiSiR3 m (OR4 3-m ](但し,R1
〜R4 は,それぞれ炭素数1から6の直鎖または分岐し
たアルキル基,アルケニル基のうち少くとも一種,nと
mは夫々0〜3の整数であるが,nとmとが同時に3を
取ることはない。)とを含むことを特徴とする磁性塗料
が得られる。
【0009】また,本発明によれば,非磁性支持体と,
前記非磁性支持上に,磁性粉末を結合剤樹脂中に分散し
た磁性材料を塗布,乾燥することにより形成してなる磁
性層とを有する磁気記録媒体において,上記磁性塗料は
前記磁性粉末とアルコキシジシラン[R1 n (R2 O)
3-n SiSiR3 m (OR4 3-m ](但し,R1 から
4 はそれぞれ炭素数1から6の直鎖または分岐したア
ルキル基またはアルケニル基,nとmはそれぞれ0から
3の整数であるが,nとmが同時に3を取ることはな
い)と結合剤樹脂とを混合した混合液に光照射されたも
のであることを特徴とする磁気記録媒体が得られる。
【0010】さらに,本発明によれば,非磁性支持体上
に磁性粉末を結合剤樹脂中に分散させた磁性塗料を塗
布,乾燥することにより磁性層を形成する磁気記録媒体
の製造方法において,前記磁性塗料として,前記磁性粉
末とアルコキシジシラン[R1 n 2 3-n SiSiR
3 m (OR4 3-m ](但し,R1 からR4 はそれぞれ
炭素数1から6の直鎖または分岐したアルキル基,アル
ケニル基のうち少くとも一種,nとmは,夫々0〜3の
整数であるが,nとmとが同時に3を取ることはな
い。)と前記結合剤樹脂を混合し,光照射したものを用
いることを特徴とする磁気記録媒体の製造方法が得られ
る。
【0011】本発明においては,磁性粉と結合剤を混合
分散する過程において,アルコキシジシランを添加し光
照射すると,粉末の触媒作用によりアルコキシジシラン
のSi−Si結合が切れてアルコキシシリルラジカル
(・SiR′n (OR″)3-n)アルコキシシリレ
ン(:SiR′n (OR″)2-n )のような反応活性種
が発生する。これらの反応活性種は,アルコキシル基の
加水分解により粉末を均一に被覆する一方で,そのケイ
素末端が結合剤樹脂と反応するため,従来の界面活性剤
やカップリング剤より粉末と結合剤の結合力が強固にな
り,磁性粉の均一分散性や分散安定性が増すのではない
かと考えられる。
【0012】本発明においては,アルコキシジシランの
添加量は,磁性粉末100重量部に対して0.1ないし
15重量部で,望ましくは0.5ないし5重量部であ
る。
【0013】このように限定したのは,添加量が少なす
ぎると十分な効果が得られず,多すぎると磁性粉の表面
と反応しなかった光反応生成物が低分子の化合物を生成
するため,膜強度が低下してしまうからである。
【0014】また,本発明の磁性塗料の製造方法として
は,磁性粉と結合剤樹脂とアルコキシジシランを溶剤中
で混合し,望ましくは攪拌しながら光照射し,これに分
散剤,潤滑剤,研磨剤,帯電防止剤,防錆剤等を必要に
応じて加え,必要ならば分散器にかけ分散を完了させ
る。添加剤を混合する時期は光照射前でも光照射後でも
かまわないが,光照射する溶液に少なくとも磁性粉全量
とアルコキシジシラン全量と結合剤樹脂が磁性粉100
重量部に対して5重量部含有していることが望ましい。
【0015】また,本発明に用いる磁性粉としては,通
常磁気記録媒体に用いられている粉末ならいかなるもの
でもよく,例えばγ−Fe2 3 ,Co−γ−Fe2
3 ,Fe3 4 ,Co−Fe3 4 ,CrO3 ,バリウ
ムフェライトなどの酸化物磁性粉,Fe,Ni,Co,
Fe−Ni,Fe−Ni−P,Fe−Ni−Co,Sm
−Co(特願平6−320091号公報)などのメタル
磁性粉などの各種磁性粉が挙げられる。
【0016】また,本発明において,結合剤樹脂として
は,磁気記録媒体に従来用いられている公知の熱可塑性
樹脂を用いることができ,例示すれば塩化ビニル−酢酸
ビニル共重合体,塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアル
コール共重合体,塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合
体,塩化ビニル−アクリルニトリル共重合体,アクリル
ニトリル−ブタジエン共重合体,ポリビニルブチラール
樹脂,ニトロセルロースやアセチルセルロースなどのセ
ルロース系樹脂,ウレタン樹脂,ポリアミド樹脂,ポリ
エステル樹脂などが挙げられる。これらは単独または二
種以上混合して用いることができ,磁性粉100重量部
に対して5ないし50重量部使用する。また樹脂を硬化
させるためポリイソシアネート類などの硬化剤を使用す
ることもできる。
【0017】また,本発明において,磁性塗料に用いる
溶媒は,アセトン,メチルエチルケトン,シクロヘキサ
ノン,メチルイソブチルケトン等のケトン類,ベンゼ
ン,トルエン,キシレン等の芳香族炭化水素,ジオキサ
ン,テトラヒドロフラン等のエーテル類,アルコール
類,酢酸エチル,酢酸ブチル等のエステル類,ハロゲン
化炭化水素等が使用できる。
【0018】また,本発明において,磁性塗料に用いる
潤滑剤としては,シリコンオイル,グラファイトや二硫
化モリブデンなどの無機粉末,ポリエチレン等のプラス
チック微粉末,高級脂肪酸などが使用できる。
【0019】また,本発明において,磁性塗料に用いる
研磨剤としてはアルミナ,炭化ケイ素,酸化クロム等が
用いられる。
【0020】さらに,本発明において,磁性塗料に用い
る帯電防止剤としては,グラファイト,カーボンブラッ
ク等が使用できる。
【0021】
【発明の実施の形態】次に,本発明の実施の形態につい
て述べるが,本発明はその要旨を越えない限りこれらに
限定されるものではない。
【0022】(試料1〜5)
【表1】
【0023】
【表2】
【0024】上記表1,表2の組成物のうち,磁性粉と
アルコキシジシランとポリウレタン樹脂と溶剤をガラス
容器に入れ,攪拌しながら254nmの光を30分照射
した。これにイソシアネートを加えてビーズミルで分散
した。これを支持体のポリエチレンテレフタレートへ塗
布して乾燥させ,カレンダー処理を施した。乾燥後の層
厚は約6μmであった。これを1/2インチの幅に裁断
してテープとした。
【0025】(試料6)磁性粉としてSm−Coを用
い,他は試料1と同様の方法でテープを作成した。
【0026】(比較試料1)アルコキシジシランを添加
せず,光照射を行わず,他は本発明の実施の形態による
試料1〜5と同様の方法でテープを作成した。
【0027】(比較試料2)磁性粉をシランカップリン
グ剤のC3 7 Si(OCH3 3 で処理した後,他は
比較試料1と同様の方法でテープを作成した。
【0028】(比較試料3)磁性粉としてSm−Coを
用い,他は比較試料2と同様の方法でテープを作成し
た。
【0029】上記本発明の実施の形態による試料1〜6
及び比較試料1〜3のテープについて角形比,残留磁束
密度,S/N比,光沢度を測定した。その測定結果を下
記表3に示す。
【0030】
【表3】
【0031】上記表3から,本発明の実施の形態による
試料1〜3と比較試料1及び2との比較からわかるよう
に,アルコキシジシラン(H3 CO)3 SiSi(OC
33 を添加する効果は,0.5〜5重量部の時に最
も認められた。また,本発明の実施の形態による試料の
場合,耐磨耗性や分散性に優れ,磁気特性や電磁交換特
性も向上していることがわかる。
【0032】
【発明の効果】以上,説明した通り,本発明によれば,
非磁性支持体上に,磁性粉末とアルコキシジシラン[R
1 n (R2 O)3-n SiSiR3 m (OR4 3-m
(R1 からR4 はそれぞれ炭素数1から6の直鎖または
分岐したアルキル基またはアルケニル基,nとmはそれ
ぞれ0から3の整数であるが,nとmが同時に3を取る
ことはない)と結合剤樹脂とを混合した混合液に光照射
した磁性塗料を塗布・乾燥して磁性層を形成することに
より,磁性塗料中の磁性粉の分散性を確保した磁性塗料
と,それを用いることによって磁気特性や電磁変換特
性,耐磨耗性に優れた磁気記録媒体と,その製造方法と
を提供することができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性粉末を結合剤樹脂中に分散させた磁
    性塗料において,前記磁性粉末と,前記結合剤樹脂と,
    アルコキシジシラン[R1 n 2 3-nSiSiR3 m
    (OR4 3-m ](但し,R1 〜R4 は,それぞれ炭素
    数1から6の直鎖または分岐したアルキル基,アルケニ
    ル基のうち少くとも一種,nとmは夫々0〜3の整数で
    あるが,nとmとが同時に3を取ることはない。)とを
    含むことを特徴とする磁性塗料。
  2. 【請求項2】 非磁性支持体と,前記非磁性支持上に,
    磁性粉末を結合剤樹脂中に分散した磁性材料を塗布,乾
    燥することにより形成してなる磁性層とを有する磁気記
    録媒体において,前記磁性塗料は前記磁性粉末とアルコ
    キシジシラン[R1 n (R2 O)3-n SiSiR
    3 m (OR4 3-m ](但し,R1 からR4はそれぞれ
    炭素数1から6の直鎖または分岐したアルキル基または
    アルケニル基,nとmはそれぞれ0から3の整数である
    が,nとmが同時に3を取ることはない)と結合剤樹脂
    とを混合した混合液に光照射されたものであることを特
    徴とする磁気記録媒体。
  3. 【請求項3】 非磁性支持体上に磁性粉末を結合剤樹脂
    中に分散させた磁性塗料を塗布,乾燥することにより磁
    性層を形成する磁気記録媒体の製造方法において,前記
    磁性塗料として,前記磁性粉末とアルコキシジシラン
    [R1 n 2 3-nSiSiR3 m (OR4 3-m
    (但し,R1 からR4 はそれぞれ炭素数1から6の直鎖
    または分岐したアルキル基,アルケニル基のうち少くと
    も一種,nとmは,夫々0〜3の整数であるが,nとm
    とが同時に3を取ることはない。)と前記結合剤樹脂を
    混合し,光照射したものを用いることを特徴とする磁気
    記録媒体の製造方法。
JP14303896A 1996-06-05 1996-06-05 磁性塗料,磁気記録媒体,及びその製造方法 Withdrawn JPH09324143A (ja)

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