JPH0950134A - Ps版自動現像機 - Google Patents

Ps版自動現像機

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JPH0950134A
JPH0950134A JP20090095A JP20090095A JPH0950134A JP H0950134 A JPH0950134 A JP H0950134A JP 20090095 A JP20090095 A JP 20090095A JP 20090095 A JP20090095 A JP 20090095A JP H0950134 A JPH0950134 A JP H0950134A
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JP
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developing
plate
tank
liquid
solution
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JP20090095A
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Toshitsugu Suzuki
利継 鈴木
Hideyuki Nakai
英之 中井
Yoko Hirai
葉子 平井
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 少なくとも現像槽の現像液がPS版を良好に
現像し得る間は傷の無い良好な平版印刷版を生産できる
PS版自動現像機の提供。 【構成】 露光後のPS版を入り口ローラで現像槽内に
受け入れ、補充液の補充手段を備えた現像槽内で現像液
により現像処理して現像槽から送り出すPS版自動現像
機において、現像液の立ち上がり液のpH以下が、また
は補充液のpH以下の液体で、現像処理には未使用の液
体を前記入り口ローラに注ぎ掛けることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はネガ型またはポジ型のP
S版すなわち光硬化型または光可溶型の感光性樹脂層を
塗設された版材の像露光したものを現像処理する自動現
像機に関し、特に、露光後のPS版を入り口ローラで現
像槽内に受け入れ、補充液の補充手段を備えた現像槽内
で現像液により現像処理して現像槽から送り出すPS版
自動現像機に関する。
【0002】
【従来の技術】上述のようなPS版自動現像機は実開平
5−81842号公報、特開平6−236041号公報
等により知られている。そのような従来のPS版自動現
像機は、現像槽の現像液が補充液を補充されてまだ十分
多くのPS版を良好に現像し得る性能を維持しているに
も拘わらず、傷付いた平版印刷版が得られるようになっ
たりすると言う問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の問題
の無い自動現像機すなわち、少なくとも現像槽の現像液
がPS版を良好に現像し得る間は傷の無い良好な平版印
刷版を生産できるPS版自動現像機の提供を目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前述の問題
の原因を追求した結果、現像槽内に送り込まれるPS版
に付着したごみや現像槽内から跳ね出した現像液が入り
口ローラに付着して乾燥固化し、スラッジと成って版を
傷付けることが原因であることを解明した。
【0005】本発明は、本発明者らの上述の知見に基づ
いてなされたものであり、露光後のPS版を入り口ロー
ラで現像槽内に受け入れ、補充液の補充手段を備えた現
像槽内で現像液により現像処理して現像槽から送り出す
PS版自動現像機において、現像液の立ち上がり液のp
H以下か、または補充液のpH以下の液体で、現像処理
に未使用の液体を前記入り口ローラに注ぎ掛けることを
特徴とし、この特徴によって前記目的を達成する。
【0006】
【作用】すなわち、本発明のPS版自動現像機は、現像
液の立ち上がり液または補充液のpH以下のpHの現像
処理には未使用の液体を入り口ローラに注ぎ掛けるよう
にしているから、PS版からのごみも現像槽内からの跳
ね出し現像液も入り口ローラに付着して固化することが
無いように洗い流され、したがって入り口ローラの表面
が摩耗する事なく常に清浄に保たれてPS版を傷付ける
事が無く、現像液が良好にPS版を現像し得る性能を維
持している限り良好に現像された傷の無い平版印刷版を
生産することができ、しかもさらに、入り口ローラに注
ぎ掛ける現像処理に未使用の液体すなわち注ぎ液に現像
液の立ち上がり液や補充液の希釈に用いる希釈水を使用
した場合は、注ぎ液を後に現像液や補充液の希釈水とし
て利用できるから、平版印刷版の生産コストを殆ど上昇
させなくて済む。
【0007】
【実施例】以下、本発明を図面を参照して実施例により
説明する。
【0008】図1は本発明のPS版自動現像機の例を示
す構成概要断面図であり、このPS版自動現像機におい
ても、像露光されたPS版1が一対の入り口ローラ2で
現像槽3内に送り込まれて現像液により現像処理され、
次いで濯ぎ槽4に送り込まれて濯ぎ液で付着していた現
像液やそれに溶解している感光性樹脂等を濯ぎ落とさ
れ、次いでガム引き槽5に送り込まれてガム液を塗布さ
れ、次いで乾燥室6に送り込まれて乾燥された後に平版
印刷版として排出されることは、例えば特開平6−23
6041号、特開平6−35174号、実開平5−81
842号、特開平3−59666号、特開昭62−28
8845号、特開昭61−162049号各公報に記載
されている従来のPS版自動現像機におけると同様であ
る。
【0009】すなわちPS版1は、紙、プラスチックシ
ート、金属シート、紙にプラスチックまたはプラスチッ
クシートに金属をラミネートした複合シートなど、好ま
しくは片面を粗面化処理して両面に陽極酸化皮膜を設け
たアルミニウム乃至はアルミニウム合金シートを支持体
として、支持体の前記片面側に露光によって硬化型また
は可溶型に変化する感光性のジアゾ化合物、アジド化合
物、エチレン系不飽和二重結合を有する化合物、酸触媒
で重合を起こすエポキシ化合物、酸で分解するシリルエ
ーテルポリマーやC−O−C基を有する化合物と光酸発
生剤との組み合わせなどの層を形成した、ネガ型または
ポジ型のPS版のいずれであってもよい。PS版1の像
露光は、カーボンアーク灯、水銀灯、メタルハライドラ
ンプ、キセノンランプ、ケミカルランプ、タングステン
ランプ等の光源からの線画像や網点画像等を有する透明
原図を通した活性光線豊富な光によって行われる。
【0010】現像槽3の現像液にはアルカリ金属の珪酸
塩を含む水系アルカリ現像液が用いられる。アルカリ金
属の珪酸塩は〔SiO2〕/〔M〕(式中、〔SiO2〕
は、SiO2のモル濃度を示し、〔M〕は、アルカリ金
属のモル濃度を示す。)が0.5〜1.2の範囲にあっ
て、珪酸カリウム、珪酸ナトリウムであることが好まし
いが、特に珪酸カリウムであることが好ましい。この添
加量は現像液中のSiO2濃度が0.5〜6重量%とな
るように添加することが好ましい。それに必要に応じて
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、第三リン酸ナトリ
ウム、第二リン酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カ
リウム等の他のアルカリ剤を添加溶解させたアルカリ水
溶液であって、pH(25℃、以下同じ)が12以上1
3.5以下のアルカリ水溶液が現像液として好ましく用
いられる。
【0011】そして現像液の使用等による性能低下を回
復させるために現像液に補充する補充液として、アルカ
リ金属の珪酸塩を含むアルカリ剤濃度が現像液の濃度以
上のアルカリ水溶液が用いられる。アルカリ金属の珪酸
塩は〔SiO2〕/〔M〕が0.25〜0.8の範囲に
あって、珪酸カリウム、珪酸ナトリウムであることが好
ましいが、特に珪酸カリウムであることが好ましい。こ
の添加量は補充液中のSiO2濃度が0.5〜6重量%
となるように添加することが好ましい。それに必要に応
じて水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化リチウ
ム、第三リン酸ナトリウム、第二リン酸ナトリウム、第
三リン酸カリウム、第二リン酸カリウム、第三リン酸ア
ンモニウム、第二リン酸アンモニウム、メタケイ酸ナト
リウム、重炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリ
ウム、炭酸アンモニウム等の無機アルカリ剤やモノ、ジ
またはトリエタノールアミン、水酸化テトラアルキルア
ンモニウム、有機ケイ酸アンモニウム等の有機アルカリ
剤を0.05〜20重量%の範囲で添加溶解させたアル
カリ水溶液であって、pHが現像液のpH以上好ましく
は現像液のpHより0.3以上高いアルカリ水溶液が用
いられる。
【0012】また、上述の現像液や補充液には必要に応
じ現像性の促進や抑制、現像かすの分散あるいは親イン
キ性を高める等の目的で種々の界面活性剤や有機溶剤を
0.01〜10重量%の範囲で添加し得るが、補充液に
pHまたはアルカリ金属珪酸塩の濃度が現像液のそれよ
り大きいアルカリ水溶液を用いた場合、多くは現像液に
補充液を補充する際にpHや濃度を現像液のそれに近付
けるように希釈水も補給することになるので、希釈水に
界面活性剤や有機溶剤を添加して置くようにしてもよ
い。この他、現像液や補充液には消泡剤や硬水軟化剤等
の添加剤も添加し得る。
【0013】濯ぎ槽4の濯ぎ液には水や界面活性剤等を
含有したリンス液が用いられ、ガム引き槽5のガム液に
はアラビアガムや澱粉誘導体等の含有液が用いられる。
【0014】入り口ローラ2によってPS版1を送り込
まれる現像槽3には、PS版1を受けて搬送する搬送ロ
ーラ3Aと、それに対向した位置を占めてPS版1の表
面から感光性樹脂層の現像液によって溶解した部分を除
去する回転ブラシ3Bと、PS版1と一緒に現像液が通
過するのを阻止してPS版1を現像槽3から濯ぎ槽4へ
と送り出す一対の絞りローラ3Cと、現像槽3の不図示
の現像液レベルセンサーが検出する情報に基づいて開閉
して現像槽3の現像液レベルを所定のレベルに維持する
バルブ及びそれと共用または並列の現像槽3の現像液を
抜き去るためのバルブを備えて現像槽3から現像液を排
出する現像槽排液管3Dと、現像槽排液管3Dからの現
像液を受けて溜める現像液槽3Eと、入り口ローラ2で
送り込まれた現像槽3のPS版1に現像液槽3Eの現像
液をポンプで送ってノズルから注ぎ掛ける現像注液管3
Fと、現像液槽3Eの現像液を抜き去るためのバルブを
備えた現像液槽排液管3Gと、現像液槽排液管3Gから
の現像液を受けて溜める廃液槽3Hと、補充液槽3I並
びに現像槽3に送り込まれたPS版1の枚数、累積送り
方向長さ、面積、版面インピーダンス等の情報または現
像液の電導度、pH等の検出情報に基づいて駆動するポ
ンプを備えて補充液槽3Iの補充液を現像槽3に補充す
る補充管3Jと、希釈水槽3K並びに不図示のpHセン
サーが現像槽3または現像液槽3Eの現像液のpHを検
出した情報に基づいて駆動するか、または補充管3Jの
ポンプと連動するポンプを備えて希釈水槽3Kの希釈水
を現像槽3に補給する希釈管3Lと、立ち上がり液槽3
M並びにPS版自動現像機の立ち上がりに際し駆動する
ポンプを備えて立ち上がり液槽3Mの現像液を現像槽3
に供給する立ち上がり液供給管3Nとが配設されてい
る。
【0015】そして図示例のPS版自動現像機は、立ち
上がり液供給管3Nによる現像液の現像槽3への供給及
び希釈管3Lによる希釈水の現像槽3への補給を直接行
うことはせず、先ずそれぞれノズルで現像液及び希釈水
を入り口ローラ2に注ぎかけ、入り口ローラ2を洗った
現像液及び希釈水が入り口ローラ2の下方に流れ落ちた
後に現像槽3内に流れ込むようにしている。これによっ
て入り口ローラ2は、PS版1の送り込みを開始する際
に現像に未使用の感光性樹脂を溶解してない洗浄性能の
優れた現像液の立ち上がり液で洗浄されて表面を清浄に
され、さらにPS版1の送り込みを行うようになってか
らは同じく現像に未使用の感光性樹脂を溶解してないp
Hが立ち上がり液や補充液のpH以下の希釈水でPS版
1の送り込み枚数に略比例するように洗浄されるから、
表面にPS版1からのごみや現像槽3からの跳ね出し現
像液が付着して固化することは起こらず、入り口ローラ
2の表面が常に清浄に保たれて、PS版1の傷付けられ
ることが無くなり、またPS版1に入り口ローラ2を洗
浄した液が付着しても、それがPS版1を侵して現像不
良の原因となることは起こらず、PS版1は現像槽3の
現像液が現像性能を維持している限り現像槽3で良好に
現像される。
【0016】濯ぎ槽4には、現像槽3から送り込まれた
PS版1を受け入れて送る一対の受け送りローラ4A
と、受け送りローラ4Aで送られたPS版1を受けて案
内する案内部材4Bと、それに対向した位置を占めてP
S版1の表面から除去されなかった現像液による溶解感
光性樹脂を除去するための回転ブラシ4Cと、PS版1
と一緒に濯ぎ液が通過するのを阻止してPS版1を濯ぎ
槽4からガム引き槽5へと送り出す一対の絞りローラ4
Dと、濯ぎ槽4の底から濯ぎ液を抜き取って溜める濯ぎ
液槽4Eと、濯ぎ液槽4Eの濯ぎ液を送るポンプを備え
てノズルから濯ぎ液を受け送りローラ4Aと案内部材4
Bとの間送られるPS版1に注ぎ掛ける濯ぎ注液管4F
とが設けられている。
【0017】ガム引き槽5には、濯ぎ槽4から送り込ま
れたPS版1を受け入れて送る一対の受け送りローラ5
Aと、PS版1と一緒にガム液が通過するのを阻止して
PS版1をガム引き槽5から乾燥槽6へと送り出す一対
の絞りローラ5Bと、ガム引き槽5の底からガム液を抜
き取って溜めるガム液槽5Cと、ガム液槽5Cのガム液
を送るポンプを備えてノズルからガム液を受け送りロー
ラ5Aと絞りローラ5Bの間送られるPS版1に注ぎ掛
ける仕上げ注液管5Dとが設けられている。
【0018】ガム引き槽5から送り出されたPS版1は
渡り部ローラ56を介して乾燥室6に送り込まれ、乾燥
室6で搬送路上下のエアーノズル6A、6Bから温風を
上下両面に吹き付けられて一対の搬送ローラ6Cにより
送られ、さらに搬送路上下のエアーノズル6D、6Eか
ら温風を上下両面に吹き付けられて一対の搬送ローラ6
Fにより機外に排出されて、傷無く良好に現像された平
版印刷版として用いられる。
【0019】以下さらに特に好ましい実施例を示すが、
本発明は既に述べた通り以下の実施例に限定されるもの
ではない。
【0020】実施例1 図1に示したようなPS版自動現像機を用い、PS版1
は以下に示したポジ型PS版とネガ型PS版の両方を処
理する。
【0021】ポジ型PS版:厚さ0.24mmのJIS
1050アルミニウムシートを2%水酸化ナトリウム水
溶液中に浸漬して脱脂処理を行った後、希硝酸溶液中で
電気化学的に粗面化し、よく洗浄した後に希硫酸溶液中
で陽極酸化処理して2.5g/m2の酸化皮膜を粗面化
表面に形成する。このアルミニウムシートを水洗、乾燥
し、下記組成の感光性組成物塗布液を乾燥重量2.0g
/m2となるように塗布し、乾燥してPS版を得る。
【0022】 (感光性組成物塗布液) ナフトキノン−(1,2)−ジアジド−(2)−5− スルホン酸クロライドとピロガロール・アセトン樹脂とのエステル化合物 2.7重量部 フェノールとm−,p−混合クレゾールとホルムアルデヒドとの 共重縮合樹脂(合成時のフェノール、m−クレゾール及び p−クレゾール各々の仕込みモル比が10:54:36、 重量平均分子量MW=5500) 7.0重量部 p−tert−オクチルフェノールとホルムアルデヒドから合成された ノボラック樹脂とナフトキノン−(1,2)−ジアジド(2)−5− スルホン酸クロライドとのエステル化合物(縮合率:50モル%、 MW=1700) 0.1重量部 PEG#2000 0.1重量部 ナフトキノン−(1,2)−ジアジド−(2)−4−スルホン酸クロライド 0.05重量部 ビクトリア・ピュア・ブルーBOLL(保土ケ谷化学(株)製) 0.08重量部 エチルセロソルブ 80重量部 メチルセロソルブ 20重量部 ネガ型PS版:ポジ型におけると同じアルミニウムシー
トを3%水酸化ナトリウム水溶液で脱脂し、これを25
℃の11.5g/リットル塩酸溶液中で80A/dm2
の電流密度で11秒電解エッチングし、水洗後30℃の
30%硫酸溶液中で11.5A/dm2の条件で15秒
間陽極酸化した。次いで85℃の1%メタケイ酸ナトリ
ウム水溶液で30秒間処理し、水洗、乾燥して、支持体
を得た。この支持体上に濾過した下記組成の感光性組成
物塗布液をバーコーターにより乾燥重量が1.5g/m
2になるように塗布し、乾燥してPS版を得た。
【0023】 (感光性組成物塗布液) トリメチロールプロパントリアクリレート 0.3g ポリ(N−(4−ヒドロキシフェニル)メタクリルアミド/アクリロニトリル /メチルメタクリエート/メタクリル酸)共重合体モル比 25/25/42/8のコポリマー(Mw=42000) 0.3g 日本化薬(株)製DETX(下記構造) 0.03g
【0024】
【化1】
【0025】 日本化薬(株)製EPA(下記構造) 0.03g
【0026】
【化2】
【0027】 ジアゾ樹脂−1 0.024g ビクトリアブルーBOH(商品名、保土ヶ谷化学(株)製) 0.012g ジュリマーAC−10L(商品名、日本純薬(株)製) 0.012g メチルセルソルブ 8.0g 上記ジアゾ樹脂−1は以下のように得られたものであ
る。
【0028】p−ヒドロキシ安息香酸3.5g(25ミ
リモル)、及びp−ジアゾジフェニルアミン硫酸塩2
1.75g(75ミリモル)を、氷冷下で90gの濃硫
酸に溶解する。この溶液に、2.7g(90ミリモル)
のパラホルムアルデヒドをゆっくり、反応温度が10℃
を超えないように添加する。2時間反応溶液を撹拌した
後、1リットルのエタノールに滴下し、生じた沈殿を濾
別してエタノールで洗浄する。洗浄した沈殿を200m
lの純水に溶解し、10.5gの塩化亜鉛を溶解した水
溶液を加える。生じた沈殿を濾過し、エタノールで洗浄
した後、300mlの純水に溶解する。この溶液に、1
3.7gのヘキサフルオロリン酸アンモニウムを溶解し
た水溶液を添加する。生じた沈殿を濾別し、水、エタノ
ールで洗浄した後、25℃で一日乾燥してジアゾ樹脂−
1を得る。このジアゾ樹脂−1はゲルパーミエーション
クロマトグラフィー(以下、GPCと略す)で測定した
重量平均分子量が約2300であった。
【0029】上記のポジ型PS版及びネガ型PS版に、
それぞれ対応する網点の絵柄を有する原稿フィルム及び
感度測定用ステップタブレット(イーストマン・コダッ
ク社製、No.2、濃度差0.15ずつ21段階のグレ
ースケール)を密着して、2kWメタルハライドランプ
を光源として8.0mW/cm2の条件で70cmの距
離から60秒間露光し現像対象の試料とした。
【0030】下記組成の現像液及び補充液を調整し、現
像液の立ち上がり液はPS版1の送り込み開始から10
0ml/m2のペースで入り口ローラ2とそれによって
送られるPS版1に注ぎ掛けられて現像槽3に流れ込
み、現像槽3の現像液は同じく100ml/m2のペー
スで現像槽3に送り込まれたPS版1に注ぎ掛けられる
ように循環され、現像槽3の現像液に下記補充条件で補
充液の補充が行われる。それにより前記各試料は30℃
の現像液で12秒間現像処理される。処理の順序はポジ
型PS版及びネガ型PS版を1日に菊全サイズで各々1
50版及び50版の合計200版を2週間、総版数24
00版処理するものとし、細かい処理順序はランダムと
する。
【0031】 (現像液) A珪酸カリウム(SiO2:26重量%、K2O:13重量%) 100重量部 水酸化カリウム 19重量部 水 1200重量部 (補充液) A珪酸カリウム(SiO2:26重量%、K2O:13重量%) 100重量部 水酸化カリウム 22重量部 水 40重量部 (補充条件)補充液162重量部に対して希釈水600
重量部の割合で補充し、この希釈した補充量による処理
補充:70ml/m2、経時補充:240ml/h、日
間補充(自動現像機の非稼働期間での補充):200m
l/hとする。希釈水の補充は前述の通り入り口ローラ
2に注いで行う。
【0032】濯ぎ液には水を用い、ガム液には特開平4
−314054号公報に記載されているような従来公知
の条件のガム液を用いる。
【0033】以上の条件で2週間に2400版の平版印
刷板を得たが、何れも傷付きは無く、良好な画像の印刷
ができるものであった。
【0034】実施例2 現像液の立ち上がり液の現像槽3への供給をPS版1の
送り込み開始以前に行った以外は実施例1と同じ条件で
平版印刷版を得た。得られた平版印刷版は何れも傷付き
無く、良好な画像の印刷ができるものであった。
【0035】比較例1 PS版自動現像機に図1のものとは希釈水槽3Kからの
希釈管3L及び立ち上がり液槽3Mからの立ち上がり液
供給管3Nがそれぞれ現像槽3に直接希釈水及び立ち上
がり液を供給するようにしている点だけが異なるものを
用いて、実施例2と同じ処理条件で同じく平版印刷版を
得た。得られた平版印刷版には最初からの800版の中
に1枚、次の800版内に2枚、最後の800版内に5
枚の傷付き版が見出された。
【0036】
【発明の効果】本発明のPS版自動現像機によれば、入
り口ローラの表面が摩耗する事なく常に清浄に保たれて
PS版を傷付ける事が無く、現像液が良好にPS版を現
像し得る性能を維持している限り良好に現像された傷の
無い平版印刷版を生産できる。さらに、入り口ローラに
注ぎ掛ける注ぎ液に現像液の立ち上がり液や補充液の希
釈に用いる希釈水を使用することによって、注ぎ液を後
に現像液や補充液の希釈水として利用することができ、
平版印刷版の生産コストを殆ど上昇させなくて済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のPS版自動現像機の例を示す構成概要
断面図である。
【符号の説明】
1 PS版 2 入り口ローラ 3 現像槽 3B,4C 回転ブラシ 3C,4D,5B 絞りローラ 3D 現像槽排液管 3E 現像液槽 3F 現像注液管 3I 補充液槽 3J 補充管 3K 希釈水槽 3L 希釈管 3M 立ち上がり液槽 3N 立ち上がり液供給管 4 濯ぎ槽 5 ガム引き槽 56 渡り部ローラ 6 乾燥室

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光後のPS版を入り口ローラで現像槽
    内に受け入れ、補充液の補充手段を備えた現像槽内で現
    像液により現像処理して現像槽から送り出すPS版自動
    現像機において、現像液の立ち上がり液のpH以下か、
    または補充液のpH以下の液体で、現像処理に未使用の
    液体を前記入り口ローラに注ぎ掛けることを特徴とする
    PS版自動現像機。
  2. 【請求項2】 前記未使用の液体が前記立ち上がり液と
    同じであることを特徴とする請求項1に記載のPS版自
    動現像機。
  3. 【請求項3】 前記未使用の液体が補充液を希釈するの
    に用いる希釈水であることを特徴とする請求項1に記載
    のPS版自動現像機。
JP20090095A 1995-08-07 1995-08-07 Ps版自動現像機 Pending JPH0950134A (ja)

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