JPH09503505A - 化合物、組成物ならびにアレルギーおよび炎症の治療 - Google Patents

化合物、組成物ならびにアレルギーおよび炎症の治療

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JPH09503505A JP7510846A JP51084695A JPH09503505A JP H09503505 A JPH09503505 A JP H09503505A JP 7510846 A JP7510846 A JP 7510846A JP 51084695 A JP51084695 A JP 51084695A JP H09503505 A JPH09503505 A JP H09503505A
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Abstract

(57)【要約】 式(I):

Description

【発明の詳細な説明】 化合物、組成物ならびにアレルギーおよび炎症の治療発明の分野 本発明は新規化合物、これらの化合物を含有する医薬組成物、およびそのアレ ルギー性および炎症疾患の治療におけるおよび腫瘍壊死因子(TNF)の産生を 阻害するための使用に関する。発明の背景 気管支喘息は可逆性気道狭窄および呼吸管の外因性刺激に対する反応性亢進に よって特徴付けられる複合的多因性疾患である。 新規な喘息用治療薬の同定は、複数の媒介物質が喘息の発病に関与していると いう事実により困難となる。かくして、一の媒介物質の影響を排除することで慢 性喘息の3つのすべての要素に対して実質的な効果があるとは考えられない。「 媒介物質アプローチ」に代わる方法は、該疾患の病理生理学の原因である細胞の 活性を調節することである。 そのような方法の一つが、cAMP(アデノシン・サイクリック3',5'−モ ノホスフェート)の濃度を上昇させることである。サイクリックAMPが広範な ホルモン、神経伝達物質および薬剤に対する生物学的応答を媒介する第二メッセ ンジャーであることがわかっている[クレブス・エンドクリノロジー・プロシー ディングス・オブ・ザ・フォース・インターナショナル・コングレス・エクセル プタ・メディカ(Krebs Endocrinology Proceedings of the 4th International Congress Excerpta Medica),17−29,1973]。適当なアゴニストが 特定の細胞表面レセプターに結合すると、アデニレートシクラーゼが活性化され 、それが加速度的にMg+2−ATPをcAMPに変換する。 サイクリックAMPは、外因性(アレルギー性)喘息の病理生理学に起因する 、すべてではないが、大部分の細胞の活性を制御する。cAMPの増加は、それ として、以下のような有益な効果をもたらす:1)気道平滑筋の弛緩、2)肥満 細 胞媒介物質の放出の阻害、3)好中球脱顆粒の抑制、4)好塩基性球脱顆粒の阻 害、および5)単球およびマクロファージ活性化の阻害。かくして、アデニレー トシクラーゼを活性化するか、またはホスホジエステラーゼを阻害する化合物は 、気道平滑筋および種々の炎症細胞の不当な活性化を抑制するのに効果的なはず である。cAMPを不活化する主たる細胞機構は、サイクリック・ヌクレオチド ・ホスホジエステラーゼ(PDE)と称される1またはそれ以上の一連のイソ酵 素が結合した3'−ホスホジエステルを加水分解することにある。 今では、別のサイクリック・ヌクレオチド・ホスホジエステラーゼ(PDE) イソ酵素、PDE IVが、気道平滑筋および炎症細胞におけるcAMPの崩壊に 関与していることがわかっている。[トーフィー(Torphy)、ニュー・ドラッグ ス・フォー・アズマ(New Drugs for Asthma)における「ホスホジエステラーゼ・ イソザイムス:ポテンシャル・ターゲッツ・フォー・ノベル・アンチアズマティック・ エージェンツ(Phosphodiesteraze Isozymes:Potential Targets for Novel A nti-asthmatic Agents)」、バーンズ(Barnes)編、IBCテクニカル・サービ セス・リミテッド(IBC Technical Services Ltd.)、1989]。研究は、この 酵素の阻害が気道平滑筋の弛緩をもたらすだけでなく、単球および好中球の活性 化を阻害すると共に、肥満細胞、好塩基性球および好中球の脱顆粒を抑制するこ とを指摘している。さらには、PDE IV阻害剤の有益な効果は、in vivoの場合 と同様、標的細胞のアデニレートシクラーゼ活性が適当なホルモンまたはオート コイドにより上昇すると、著しく亢進される。したがって、PDE IV阻害剤は 、プロスタグランジンE2およびプロスタサイクリン(アデニレートシクラーゼ の活性化剤)の濃度が高い喘息肺にて効果的である。このような化合物は、気管 支喘息の薬物療法に対して独特な解決法を提供し、現在市場にある薬剤よりも著 しい治療効果を有する。 本発明の化合物はまた、腫瘍壊死因子(TNF)、血清中糖タンパク質の産生 を阻害する。過度のまたは非制限TNF産生は、慢性関節リューマチ、リューマ チ様脊椎炎、変形性関節症、通風性関節炎および他の関節炎症状;敗血症、敗血 性ショック、内毒素性ショック、グラム陰性敗血症、毒素性ショック症候群、成 人呼吸窮迫症候群、脳性マラリア、慢性肺炎、珪肺症、肺サルコイドーシス、骨 再吸収疾患、再潅流障害、移植片対宿主反応、同種移植片拒絶反応、インフルエ ンザのような感染症による発熱および筋肉痛、感染症または悪性疾患に対する二 次性カヘキシー、ヒト後天性免疫不全症候群(AIDS)に対する二次性カヘキ シー、AIDS、ARC(AIDS関連合併症)、ケロイド形成、瘢痕組織形成 、クローン病、潰瘍性大腸炎、または熱病、加えて多数の自己免疫疾患、例えば 多発性硬化症、自己免疫糖尿病および全身性エリテマトーゼスを包含する多数の 疾患の媒介または悪化に関連している。 AIDSはTリンパ球がヒト免疫不全ウイルス(HIV)に感染して生じる。 少なくとも3種の型または系統のHIV、すなわち、HIV−1、HIV−2お よびHIV−3が同定されている。HIV感染の結果、T−細胞介在免疫性が害 され、感染した個体に重度の日和見感染症および/または異常な腫瘍が現れる。 Tリンパ球内にHIVが侵入するにはTリンパ球の活性化が必要である。HIV −1またはHIV−2のようなウイルスはT細胞活性化後のTリンパ球に感染し 、そのようなウイルス性タンパク質の発現および/または複製はかかるT細胞活 性化により媒介されるかまたは維持される。一旦、活性化Tリンパ球がHIVに 感染すると、Tリンパ球は活性化状態に維持され続け、HIV遺伝子の発現およ び/またはHIVの複製が容認される。 サイトカイン、特にTNFは、Tリンパ球の活性化を維持することで役割を果 たすことにより、活性化T細胞介在HIVタンパク質の発現および/またはウイ ルスの複製に関与している。したがって、HIV感染した個体にて、サイトカイ ン、特にTNF産生を阻害するようなサイトカイン活性の干渉は、T細胞活性化 の維持を助成するように制限し、それによって未だ感染していない細胞へのHI V感染の進行が遅れ、その結果、HIV感染により誘起される免疫機能不全の進 行が遅くなるかまたは排除される。単球、マクロファージならびにクッパーおよ びグリア細胞のような関連細胞もまた、HIV感染の維持に関与している。T細 胞のようなこれらの細胞は、ウイルス複製の標的であり、ウイルス複製のレベル は該細胞の活性化状態に依存する。[ローゼンベルグ(Rosenberg)ら、ジ・イム ノパソゲネシス・オブ・HIV・インフェクション,アドバンセス・イン・イムノロ ジー(The Immunopathogenesis of HIV Infection,Advances in Immunology) ,第57巻,1989参照のこと]。TNFのようなモノカインは、単球および /またはマクロファージにおけるHIV複製を活性化することがわかっており[ ポリ(Poli)ら、プロシーディングス・オブ・ナショナル・アカデミー・オブ・サイ エンシス(Proc.Natl.Acad.Sci.),87:782−784,1990参照のこ と]、したがって、モノカイン産生または活性の阻害は、T細胞について前記さ れているように、HIV進行を助成して制限する。 TNFはまた、前記したと同様の理由から、サイトメガロウイルス(CMV) 、インフルエンザウイルス、アデノウイルスおよびヘルペスウイルスのような他 のウイルス感染と種々の役割にて関与している。 TNFはまた、酵母および真菌感染にも関与している。特に、カンジダ・アル ビカンス(Candida albicans)はヒト単球および天然キラー細胞にてin vitroで のTNF産生を誘発することがわかっている。[リーピ(Riipi)ら、インフェ クション・アンド・イムニティー(Infection and Immunity),58(9):27 50−54,1990;およびジャファリ(Jafari)ら、ジャーナル・オブ・イン フェクシャス・ディシーズ(Journal of Infectious Diseases),164:38 9−95,1991参照のこと]。さらに、ウェイサン(Wasan)ら、アンチミ クロバイアル・エージェンツ・ケモセラピー(Antimicrobial Agents and Chemo-t herapy),35(10):2046−48,1991;およびルーク(Luke)ら 、ジャーナル・オブ・インフェクシャス・ディシーズ,162:211−214, 1990を参照のこと。 TNFの有害な作用を調整する能力は、TNFを阻害する化合物の使用を必要 とする哺乳動物にて該化合物を使用することにより亢進される。TNFの産生が 過度および/または非調整であることにより悪化または誘起されるTNF介在疾 患の治療において有用な化合物に対する要求が依然としてある。発明の要約 本発明は、ホスホジエステラーゼIV(PDE IV)の酵素活性(または触媒活 性)の媒介または阻害にて有用な、以下に示す式(I)の新規化合物に関する。 これらの化合物はまた、腫瘍壊死因子(TNF)阻害活性を有する。 本発明はまた、式(I)の化合物と、医薬上許容される担体または希釈体とか らなる医薬組成物に関する。 本発明はまた、ヒトを含む哺乳動物におけるPDE IVの酵素活性(または触 媒活性)の媒介または阻害方法であって、そのような媒介または阻害を必要とす る哺乳動物に、有効量の以下に示す式(I)の化合物を投与することからなる方 法に関する。 本発明はさらに、アレルギー性および炎症疾患の治療法であって、その治療を 必要とするヒトを含む哺乳動物に、有効量の式(I)の化合物を投与することか らなる方法を提供する。 本発明はさらに、喘息の治療法であって、その治療を必要とするヒトを含む哺 乳動物に、有効量の式(I)の化合物を投与することからなる方法を提供する。 本発明はまた、ヒトを含む哺乳動物におけるTNF産生の阻害法であって、そ の阻害を必要とする哺乳動物に、有効なTNF阻害量の式(I)の化合物を投与 することからなる方法に関する。この方法は、それに敏感に反応しうるある種の TNF介在疾患の予防的治療または防止に用いてもよい。 本発明はまた、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)に苦しむヒトの治療法であっ て、そのようなヒトに有効なTNF阻害量の式(I)の化合物を投与することか らなる方法に関する。 式(I)の化合物はまた、別のウイルス感染(ここに、該ウイルスはTNFに よるアップレギュレーションに敏感であるか、またはin vivoにてTNF産生を 惹起する)の治療にて有用である。 加えて、式(I)の化合物はまた、酵母および真菌感染(ここに、該酵母およ び真菌はTNFによるアップレギュレーションに対して敏感であるか、またはin vivoにてTNF産生を惹起する)の治療にて有用である。 本発明の新規化合物は、式(I): [式中、 R1は、−(CR45)nC(O)O(CR45)m6、−(CR45)nC(O)NR4( CR45)m6、−(CR45)nO(CR45)m6または−(CR45)r6であり 、ここに、アルキル基は、所望により、1またはそれ以上のハロゲンで置換され ていてもよく; mは0〜2であり; nは1〜4であり; rは0〜6であり; R4およびR5は、独立して、水素またはC1-2アルキルから選択され; R6は水素、メチル、ヒドロキシル、アリール、ハロ置換アリール、アリール オキシC1-3アルキル、ハロ置換アリールオキシC1-3アルキル、インダニル、イ ンデニル、C7-11ポリシクロアルキル、テトラヒドロフラニル、フラニル、テト ラヒドロピラニル、ピラニル、テトラヒドロチエニル、チエニル、テトラヒドロ チオピラニル、チオピラニル、C3-6シクロアルキルまたは1または2個の不飽 和結合を有するC4-6シクロアルキルであり、ここにシクロアルキルおよび複素 環基は、所望により、1ないし3個のメチル基または1個のエチル基で置換され ていてもよい; ただし、 a)R6がヒドロキシルである場合、mは2であるか;または b)R6がヒドロキシルである場合、rは2〜6であるか;または c)R6が2−テトラヒドロピラニル、2−テトラヒドロチオピラニル、2− テトラヒドロフラニルまたは2−テトラヒドロチエニルである場合、mは1また は2であるか;または d)R6が2−テトラヒドロピラニル、2−テトラヒドロチオピラニル、2− テトラヒドロフラニルまたは2−テトラヒドロチエニルである場合、rは1〜6 であり; e)nが1であって、mが0である場合、−(CR45)nO(CR45)m6中 、R6はH以外の基であり; XはYR2、ハロゲン、ニトロ、NR45またはホルミルアミンであり; YはOまたはS(O)m'であり; m'は0、1または2であり; X2はOまたはNR8であり; X3は水素またはXであり; R2は、独立して、所望により1またはそれ以上のハロゲンで置換されていて もよい−CH3または−CH2CH3から選択され; sは0〜4であり; R3はC1-4アルキル、フルオロ置換C1-4アルキル、CH2NHC(O)C(O)N H2、CH=CR8'CR8'、所望によりR8'で置換されていてもよいシクロプロ ピル、CN、CH2OR8、CH2NR810、C(Z')H、C(O)OR8、C(O)N R810またはC≡CR8'であり; Z'はO、NR9、NOR8、NCN、C(CN)2、CR8CN、CR8NO2、C R8C(O)OR8、CR8C(O)NR88、C(CN)NO2、C(CN)C(O)OR9 またはC(CN)C(O)NR88であり; ZはO、NR7、NCR452-6アルケニル、NOR14、NOR15、NOCR452-6アルケニル、NNR414、NNR415、NCN、NNR8C(O)NR814、NNR8C(S)NR814、C(CN)2、CR14CN、CR14C(O)OR8 、CR14C(O)NR814、C(CN)NO2、C(CN)C(O)OR9、C(CN)O C(O)R9、C(CN)OR9、C(CN)C(O)NR814であるか、または=Zは 2−(1,3−ジチアン)、2−(1,3−ジチオラン)、ジメチルチオケタール 、ジエチルチオケタール、2−(1,3−ジオキソラン)、2−(1,3−ジオキ サン)、2−(1,3−オキサチオラン)、ジメチルケタールまたはジエチル ケタールであり; R7は−(CR45)q12またはC1-6アルキル(ここに、R12またはC1-6アル キル基は、所望により1〜3個のフッ素で置換されていてもよいC1-2アルキル 、−F、−Br、−Cl、−NO2、−Si(R4)3、−NR1011、−C(O)R8、 −CO28、−OR8、−CN、−C(O)NR1011、−OC(O)NR1011、 −OC(O)R8、−NR10C(O)NR1011、−NR10C(O)R11、−NR10C( O)OR9、−NR10C(O)R13、−C(NR10)NR1011、−C(NCN)NR10 11、−C(NCN)SR9、−NR10C(NCN)SR9、−NR10C(NCN)N R1011、−NR10S(O)29、−S(O)m'R9、−NR10C(O)C(O)NR10 11、−NR10C(O)C(O)R10、チアゾリル、イミダゾリル、オキサゾリル、 ピラゾリル、トリアゾリルまたはテトラゾリルで所望により1またはそれ以上の 回数置換されていてもよい)であり; qは0、1または2であり; R12はC3-7シクロアルキル、(2−、3−または4−ピリジル)、ピリミジ ル、ピラゾリル、(1−または2−イミダゾリル)、チアゾリル、トリアゾリル 、ピロリル、ピペラジニル、ピペリジニル、モルホリニル、フラニル、(2−ま たは3−チエニル)、(4−または5−チアゾリル)、キノリニル、ナフチルま たはフェニルであり; R8は、独立して、水素またはR9より選択され; R8'はR8またはフッ素であり; R9は、所望により1ないし3個のフッ素で置換されていてもよいC1-4アルキ ルであり; R10はOR8またはR11であり; R11は水素または所望により1ないし3個のフッ素により置換されていてもよ いC1-4アルキルであるか;またはR10およびR11がNR1011である場合、そ れらは窒素と一緒になって、所望によりO、NまたはSから選択される少なくと も1個の別のヘテロ原子を含有してもよい5〜7員環を形成し; R13はオキサゾリジニル、オキサゾリル、チアゾリル、ピラゾリル、トリアゾ リル、テトラゾリル、イミダゾリル、イミダゾリジニル、チアゾリジニル、イソ キサゾリル、オキサジアゾリルまたはチアジアゾリルであり、これらの複素環は 、各々、炭素原子を介して結合し、非置換であるかまたは1または2個のC1-2 アルキル基で置換されていてもよく; R14は水素またはR7であるか;またはR8およびR14がNR814である場合 、それらは窒素と一緒になって、所望によりO、NまたはSから選択される1ま たはそれ以上の別のヘテロ原子を含有してもよい5〜7員環を形成し; R15はC(O)R14、C(O)NR414、S(O)27またはS(O)2NR414で ある; ただし: (f)ZがOであり、X2が酸素であり、X3が水素であり、sが0であって、 XがYR2である場合、R3は水素以外の基であるか; (g)R12がN−ピラゾリル、N−イミダゾリル、N−トリアゾリル、N−ピ ロリル、N−ピペラジニル、N−ピペリジニルまたはN−モルホリニルである場 合、qは1以外の数であるか;または (h)ZがOであるか、または=Zが2−(1,3−ジオキソラン)であり、 R3がCH3、CH2OHまたはCH2OC1-4アルキルである場合、R12はC1− C3アルコキシ以外の基であって、Xはハロゲン、メトキシ、エトキシ、メチル チオまたはエチルチオ以外の基である] で示される化合物またはその医薬上許容される塩である。発明の詳細な記載 本発明はまた、PDE IVの酵素活性(または触媒活性)の媒介または阻害を 必要とする哺乳動物におけるその媒介または阻害方法、およびTNF産生の阻害 を必要とする哺乳動物におけるその阻害方法であって、該哺乳動物に有効量の式 (I)の化合物を投与することからなる方法に関する。 ホスホジエステラーゼIV阻害剤は、種々のアレルギー性および炎症疾患;例え ば、喘息、慢性気管支炎、アトピー性皮膚炎、蕁麻疹、アレルギー性鼻炎、アレ ルギー性結膜炎、春季結膜炎、好酸球性肉芽腫、乾癬、慢性関節リューマチ、敗 血性ショック、潰瘍性結腸炎、クローン病、心筋層および脳の再潅流損傷、慢性 糸球体腎炎、内毒素性ショックおよび成人呼吸窮迫症候群の治療にて有用である 。加えて、PDE IV阻害剤は、尿崩症および中枢神経系障害、例えば鬱病およ び多発性梗塞痴呆の治療にて有用である。 本発明の治療に関連するウイルスは、感染した結果、TNFを産生するもの、 または式(I)のTNF阻害剤によって、直接的または間接的に、複製が減少す るような、阻害に対して敏感なものである。かかるウイルスは、HIV−1、H IV−2およびHIV−3、サイトメガロウイルス(CMV)、インフルエンザ 、アデノウイルスおよびヘルペス群のウイルス、例えば、これに限定されるもの ではないが、帯状ヘルペスおよび単純ヘルペスを包含するが、これに限定される ものではない。 本発明は、さらに詳しくは、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)に苦しむ哺乳動 物の治療方法であって、かかる哺乳動物に、有効なTNF阻害量の式(I)の化 合物を投与することからなる方法に関する。 本発明の化合物はまた、TNF産生の阻害を必要とする、ヒト以外の動物の獣 医学的治療に関連して用いてもよい。動物にて、治療的にまたは予防的に処理す るためのTNF介在疾患は、前記した疾患、特にウイルス性感染症を包含する。 このようなウイルスは、例えば、ネコ免疫不全ウイルス(FIV)または他のレ トロウイルス、例えば、ウマ伝染性貧血ウイルス、ヤギ関節炎ウイルス、ビスナ ウイルス、マエジウイルスおよび他のレンチウイルスを包含するが、これに限定 されない。 本発明の化合物はまた、酵母および真菌感染症の治療においても有用であり、 この場合、かかる酵母および真菌はTNFによるアップレギュレーションに対し て敏感であるか、またはin vivoにてTNF産生を惹起する。真菌性髄膜炎が治 療するのに好ましい病状である。加えて、式(I)の化合物を、全身性の酵母お よび真菌感染症について選択される他の薬剤と組み合わせて投与してもよい。真 菌感染症について選択される薬剤は、ポリマイシンBのようなポリミキシンと称 される一群の化合物、クロトリマゾール、エコナゾール、ミコナゾールおよびケ トコナゾールのようなイミダゾールと称される一群の化合物、フルコナゾールお よびイトラナゾールのようなトリアゾールと称される一群の化合物、およびアン ホテリシン、特にアンホテリシンBおよびリポソーム性アンホテリシンBと称さ れる一連の化合物を包含するが、これに限定されない。 式(I)の化合物はまた、抗真菌剤、抗菌剤または抗ウイルス剤の毒性を抑制 および/または軽減させることが必要である哺乳動物に、有効量の式(I)の化 合物を投与することによりその毒性を抑制および/または軽減するのに用いても よい。好ましくは、式(I)の化合物を、アンホテリシン種の化合物、特にアン ホテリシンBの毒性を抑制または軽減させるのに投与する。 好ましい化合物は以下のとおりである: 式(I)の化合物についてのR1が1またはそれ以上のハロゲンで置換されて いるアルキルである場合、該ハロゲンは好ましくはフッ素または塩素であり、よ り好ましくは1またはそれ以上のフッ素で置換されたC1-4アルキルである。好 ましいハロ置換アルキル鎖長は炭素原子が1または2個であり、最も好ましくは 、−CF3、−CH2F、−CHF2、−CF2CHF2、−CH2CF3および−C H2CHF2基である。式(I)の化合物についての好ましいR1置換基は、CH2 −シクロプロピル、CH25-6シクロアルキル、C4-6シクロアルキル、C7-11 ポリシクロアルキル、(3−または4−シクロペンテニル)、フェニル、テトラ ヒドロフラン−3−イル、所望により1またはそれ以上のフッ素で置換されてい てもよいベンジルまたはC1-2アルキル、−(CH2)1-3C(O)O(CH2)0-2CH3 、−(CH2)1-3O(CH2)0-2CH3および−(CH2)2-4OHである。 R1基が(CR45)である場合、R4およびR5基は、独立して、水素または アルキルである。これにより、個々のメチレン単位が、(CR45)nまたは(CR45)mのように分枝し、繰り返しメチレン単位の各々が互いに独立しており、例 えば、nが2である(CR45)nは、例えば、−CH2CH(CH3)−とすること ができる。繰り返しメチレン単位または分枝状炭化水素の個々の水素原子は、所 望により、相互に独立するフッ素により置換されていてもよく、例えば、前記の ような好ましいR1置換基を生成することができる。 R1がC7-11ポリシクロアルキルである場合、例えば、ビシクロ[2.2.1] ヘプチル、ビシクロ[2.2.2]オクチル、ビシクロ[3.2.1]オクチル、ト リシクロ[5.2.1.02'6]デシルなどであり、その別の例がサッカマノ(Sacc amano)ら、1987年11月5日公開のWO87/06576に記載されてお り、その開示内容を出典明示により本明細書の一部とする。 好ましいZ基は、O、NCN、NR7、NOR14、NOR15、NNR414、N NR415、C(CN)2、C(CN)OC(O)R9、C(CN)OR9、CR14C(O)O R8、CR9C(O)NR1314、2−(1,3−ジチアン)、ジメチルチオケター ル、2−(1,3−ジオキソラン)またはジメチルケタールである。より好まし くは、O、NR7、NOR14、NOR15および2−(1,3−ジオキソラン)であ る。 式(I)についての好ましいX基は、XがYR2で、Yが酸素であるものであ る。式(I)についての好ましいX2基は、X2が酸素のものである。式(I)に ついての好ましいX3基は、X3が水素のものである。適用可能ならば、好ましい R2基は、所望により1またはそれ以上のハロゲンで置換されていてもよいC1-2 アルキルである。ハロゲン原子は、好ましくは、フッ素および塩素であり、より 好ましくはフッ素である。より好ましいR2基は、R2がメチルまたは−CF3、 −CHF2またはCH2CHF2基のようなフルオロ置換アルキル、特にC1-2アル キルのものである。−CHF2および−CH3基が最も好ましい。 好ましいR3基はC(O)NH2、C≡CR8、CN、C(Z')H、CH2OH、C H2F、CF2HおよびCF3である。より好ましくは、C≡CHおよびCNであ る。Z'は、好ましくは、OまたはNOR8である。 好ましいR7基は、所望により置換されていてもよい、−(CH2)1-2(シクロ プロピル)、−(CH2)0-2(シクロブチル)、−(CH2)0-2(シクロペンチル) 、−(CH2)0-2(シクロヘキシル)、−(CH2)0-2(2−、3−または4−ピリ ジル)、(CH2)1-2(2−イミダゾリル)、(CH2)2(4−モルホリニル)、− (CH2)2(4−ピペラジニル)、−(CH2)1-2(2−チエニル)、−(CH2)1-2 (4−チアゾリル)および−(CH2)0-2フェニルを包含する。 −NR1011部分におけるR10およびR11が、それらが結合する窒素と一緒に なって、所望により、O、NまたはSから選択される少なくとも1個の別のヘテ ロ原子を含有してもよい5〜7員環を形成する場合の好ましい環は、1−イミダ ゾリル、2−(R8)−1−イミダゾリル、1−ピラゾリル、3−(R8)−1− ピラゾリル、1−トリアゾリル、2−トリアゾリル、5−(R8)−1−トリア ゾリル、5−(R8)−2−トリアゾリル、5−(R8)−1−テトラゾリル、5 −(R8)−2−テトラゾリル、1−テトラゾリル、2−テトラゾリル、モルホ リニル、ピペラジニル、4−(R8)−1−ピペラジニル、またはピロリル環を 包含するが、これに限定されない。 −NR814部分のR8およびR14がそれらが結合する窒素と一緒になって、所 望により、O、NまたはSから選択される少なくとも1個の別のヘテロ原子を含 有していてもよい5〜7員環を形成する場合の好ましい環は、限定されるもので はないが、1−イミダゾリル、1−ピラゾリル、1−トリアゾリル、2−トリア ゾリル、1−テトラゾリル、2−テトラゾリル、モルホリニル、ピペラジニル、 およびピロリルを包含する。各環は、式(I)について記載したように、適用可 能であるならば、可能な窒素または炭素がR7基でさらに置換されていてもよい 。このような炭素置換の例は、限定されるものではないが、2−(R7)−1−イ ミダゾリル、4−(R7)−1−イミダゾリル、5−(R7)−1−イミダゾリル、3 −(R7)−1−ピラゾリル、4−(R7)−1−ピラゾリル、5−(R7)−1−ピラ ゾリル、4−(R7)−2−トリアゾリル、5−(R7)−2−トリアゾリル、4−( R7)−1−トリアゾリル、5−(R7)−1−トリアゾリル、5−(R7)−1−テト ラゾリルおよび5−(R7)−2−テトラゾリルを包含する。適用可能なR7による 窒素置換は、限定されるものではないが、1−(R7)−2−テトラゾリル、2−( R7)−1−テトラゾリル、4−(R7)−1−ピペラジニルを包含する。適用可能 な場合、環はR7で一回またはそれ以上の回数置換されていてもよい。 複素環を含有するNR814についての好ましい基は、5−(R14)−1−テト ラゾリル、2−(R14)−1−イミダゾリル、5−(R14)−2−テトラゾリル、4 −(R14)−1−ピペラジニルまたは4−(R15)−1−ピペラジニルである。 R13についての好ましい環は、(2−、4−または5−イミダゾリル)、(3 −、4−または5−ピラゾリル)、(4−または5−トリアゾリル[1,2,3] )、(3−または5−トリアゾリル[1,2,4])、(5−テトラゾリル)、( 2−、4−または5−オキサゾリル)、(3−、4−または5−イソキサゾリル )、(3−または5−オキサジアゾリル[1,2,4])、(2−オキサジアゾリ ル[1,3,4])、(2−チアジアゾリル[1,3,4])、(2−、4−または 5−チアゾリル)、(2−、4−または5−オキサゾリジニル)、(2−、4− または5−チアゾリジニル)または(2−、4−または5−イミダゾリジニル) を包含する。 R7基が、所望により、イミダゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、テトラゾ リルまたはチアゾリルのような複素環で置換されていてもよい場合、該複素環自 体は、所望により利用可能な窒素または炭素原子のいずれかでR8により置換さ れてもよく、例えば、1−(R8)−2−イミダゾリル、1−(R8)−4−イミダゾ リル、1−(R8)−5−イミダゾリル、1−(R8)−3−ピラゾリル、1−(R8) −4−ピラゾリル、1−(R8)−5−ピラゾリル、1−(R8)−4−トリアゾリル または1−(R8)−5−トリアゾリルである。適用可能であるならば、該環はR8 で1回またはそれ以上の回数置換されてもよい。 R1が−CH2−シクロプロピル、−CH2−C5-6シクロアルキル、−C4-6シ クロアルキル、テトラヒドロフラン−3−イル、(3−または4−シクロペンテ ニル)、所望により1またはそれ以上のフッ素で置換されていてもよいベンジル またはC1-2アルキルおよび−(CH2)2-4OHであり;R2がメチルまたはフルオ ロ置換アルキルであり;R3がCNまたはC≡CR8であって;XがYR2である 式(I)の化合物が好ましい。 R1が−CH2−シクロプロピル、シクロペンチル、メチルまたはCF2Hであ り;R3がCNまたはC≡CHであり;XがYR2であり;Yが酸素であり;X2 が酸素であり;X3が水素であって;およびR2がCF2Hまたはメチルである化 合物が最も好ましい。 式(I)の好ましい下位群の化合物は、式(Ia): [式中、 R1はCH2−シクロプロピル、CH2−C5-6シクロアルキル、C4-6シクロア ルキル、C7-11ポリシクロアルキル、(3−または4−シクロペンテニル)、フ ェニル、テトラヒドロフラン−3−イル、所望により1またはそれ以上のフッ素 で置換されていてもよいベンジルまたはC1-2アルキル、−(CH2)1-3C(O)O( CH2)0-2CH3、−(CH2)1-3O(CH2)0-2CH3および−(CH2)2-4OHであ り; XはYR2、ハロゲン、ニトロ、NR45またはホルミルアミン; YはOまたはS(O)m'であり; m'は0、1または2であり; R2は、所望により、1またはそれ以上のハロゲンで置換されていてもよい− CH3または−CH2CH3; R3はC1-4アルキル、ハロ置換C1-4アルキル、CH2NHC(O)C(O)NH2 、CN、CH2OR8、C(Z')H、C(O)OR8、C(O)NR810またはC≡C R8であり; Z'はOまたはNOR8であり; ZはO、NR7、NOR14、NOR15、NNR414、NNR415、NCN、 C(CN)2、C(CN)OC(O)R9、C(CN)OR9、CR14C(O)OR8であるか 、または=Zは2−(1,3−ジチアン)、ジメチルチオケタール、2−(1,3 −ジオキソラン)またはジメチルケタールであり; R7は−(CR45)q12またはC1-6アルキル(ここで、R12またはC1-6アル キル基は、所望により、1〜3個のフッ素で置換されていてもよいC1-2アルキ ル、−F、−Br、−Cl、−NO2、−Si(R4)3、−NR1011、−C(O)R8 、 −CO28、−OR8、−CN、−C(O)NR1011、−OC(O)NR1011、 −OC(O)R8、−NR10C(O)NR1011、−NR10C(O)R11、−NR10C( O)OR9、−NR10C(O)R13、−C(NR10)NR1011、−C(NCN)NR10 11、−C(NCN)SR9、−NR10C(NCN)SR9、−NR10C(NCN)NR1011、−NR10S(O)29、−S(O)m'R9、−NR10C(O)C(O)NR101 1 、−NR10C(O)C(O)R10、チアゾリル、イミダゾリル、オキサゾリル、ピ ラゾリル、トリアゾリルまたはテトラゾリルで所望により1回またはそれ以上の 回数置換されていてもよい)であり; qは0、1または2であり; R12はC3-7シクロアルキル、(2−、3−または4−ピリジル)、(1−ま たは2−イミダゾリル)、ピペラジニル、モルホリニル、(2−または3−チエ ニル)、(4−または5−チアゾリル)またはフェニルであり; R8は、独立して、水素またはR9から選択され; R9は、所望により、1〜3個のフッ素により置換されていてもよいC1-4アル キルであり; R10はOR8またはR11であり; R11は水素または所望により1ないしは3個のフッ素により置換されていても よいC1-4アルキルであるか、またはR10およびR11が−NR1011である場合 、これらは窒素原子と一緒になって、所望により、O、NまたはSから選択され る少なくとも1個の別のヘテロ原子を含有していてもよい5〜7員環を形成し; R13はオキサゾリジニル、オキサゾリル、チアゾリル、ピラゾリル、トリアゾ リル、テトラゾリル、イミダゾリル、イミダゾリジニル、チアゾリジニル、イソ キサゾリル、オキサジアゾリルまたはチアジアゾリルであり、これらの複素環は 、各々、炭素原子を介して結合しており、各々、置換されていないか、または1 または2個のC1-2アルキル基で置換されていてもよく; R14は水素またはR7であるか;またはR8およびR14がNR814である場合 、これらは窒素と一緒になって、所望により、O、NまたはSから選択される1 またはそれ以上の別のヘテロ原子を含有していてもよい5〜7員環を形成し; R15はC(O)R14、C(O)NR414、S(O)27またはS(O)2NR414を 意味する; ただし、R12がN−イミダゾリル、N−トリアゾリル、N−ピロリル、N−ピ ペラジニルまたはN−モルホリニルである場合、qは1以外の数である] で示される化合物またはその医薬上許容される塩である。 式(I)の好ましい化合物は、例えば、3−シアノ−3−(シクロペンチルオ キシ−4−メトキシフェニル)シクロヘキサン−1−オンである。 式(I)の化合物のうちいくつかは、ラセミ体および光学活性な形態の両方で 存在し、またあるものは異なる物理的および生物学的性質を有する異なるジアス テレオマー形態で存在することがわかるであろう。これらの化合物はすべて本発 明の範囲内にあると考えられる。 本明細書にて用いる「C1-3アルキル」、「C1-4アルキル」、「C1-6アルキ ル」または「アルキル」基なる語は、鎖長が限定されない限り、炭素数1〜10 の直鎖または分枝鎖の基を含み、限定されるものではないが、メチル、エチル、 n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イソブチル、tert− ブチルなどを包含する。 「アルケニル」は、鎖長が制限されない限り、限定されるものではないが、ビ ニル、1−プロペニル、2−プロペニル、2−プロピニルまたは3−メチル−2 −プロペニルを包含する、炭素長1〜6の直鎖または分枝鎖の基を意味する。 「シクロアルキル」または「シクロアルキルアルキル」なる語は、シクロプロ ピル、シクロプロピルメチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルのような炭 素数3〜7の基を意味する。 「アリール」または「アラルキル」は、特記しない限り、フェニル、ベンジル 、フェネチルまたはナフチルのような炭素数6〜10の芳香族環または環系を意 味する。好ましくは、アリールは、単環、即ちフェニルである。そのアルキル鎖 は、炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖基の両方を包含する。 「ヘテロアリール」は、イミダゾリル、トリアゾリル、オキサゾリル、ピリジ ル、ピリミジル、ピラゾリル、ピロリル、フラニルまたはチエニルのような1ま たはそれ以上のヘテロ原子を含む芳香族環系を意味する。 「ハロ」は一切のハロゲン、すなわち、クロロ、フルオロ、ブロモまたはヨー ドを意味する。 「IL−1の産生を阻害する」または「TNFの産生を阻害する」とは次のこ とを意味する: (a)過度のin vivoにおけるIL−1またはTNFレベルが、あらゆる細胞 (単球またはマクロファージが含まれるがこれに限定されない)によるIL−1 のin vivoにおける放出の阻害により、各々、ヒトにて正常レベルまたは正常レ ベル以下に減少すること; (b)過度のin vivoにおけるIL−1またはTNFレベルが、各々、翻訳ま たは転写レベルで、ヒトにおいて正常レベルまたは正常レベル以下にダウンレギ ュレーションされること;または (c)翻訳後の事象としてのIL−1またはTNFレベルの直接合成を抑制す ることによってダウンレギュレーションされること。 「TNF介在疾患または症状」なる用語は、TNF自体の産生または他の放出 されるサイトカイン(例えば、IL−1またはIL−6であるが、これに限定さ れない)を誘起するTNFのいずれかによって、TNFが役割を果たすいずれか およびあらゆる症状を意味する。したがって、例えばIL−1が主成分であり、 その産生または作用がTNFに応答して悪化または分泌される症状は、TNFが 介在する症状と考えられる。TNF−β(リンホトキシンとしても公知)は、T NF−α(カヘクチンとしても公知)と構造的に近似しており、それぞれが同様 な生物学的応答を誘発し、同一の細胞受容体に結合するので、TNF−αおよび TNF−βは共に本発明の化合物により阻害され、かくして、本明細書において 、特記しない限り、集合的に「TNF」という。TNF−αを阻害することが好 ましい。 「サイトカイン」は、細胞の機能に作用し、免疫、炎症、または造血応答にお いて細胞間の相互作用を調節する分子である、いずれの分泌ポリペプチドをも意 味する。サイトカインは、いずれの細胞が産生するかにかかわらず、モノカイン およびリホカインを包含するが、それらに限定されるものではない。 HIV感染のヒトの治療において用いる本発明の化合物により阻害されるサイ トカインは、(a)T細胞活性化および/または活性化T細胞介在HIV遺伝子 発現および/または複製の開始および/または維持に関連し、および/または( b)カヘキシーまたは筋肉変性のようなサイトカイン介在疾患に伴う問題に関連 するサイトカインでなければならない。このサイトカインはTNF−αであるこ とが好ましい。 式(I)のすべての化合物は、好ましくは、マクロファージ、単球またはマク ロファージと単球によるTNF産生を阻害する方法であって、その阻害を必要と するヒトを含めた哺乳動物において有用である。式(I)のすべての化合物は、 PDE IVの酵素または触媒活性を阻害または媒介する方法、およびこれにより 媒介される疾患の治療において有用である。調製方法 式(I)の化合物の調製は、当該分野における当業者であれば、以下の実施例 に概説する操作に従って実施することができる。実施例に記載されていない残り のいずれの式(I)の化合物の調製も、本明細書に開示された類似する方法によ り調製できる。 a)XまたはX3が、Br、I、NO2、アミン、ホルミルアミンまたは S(O)m'(m'は1または2)以外の化合物の場合、式(2): [式中、R1は式(I)に関して定義したR1またはR1に変換可能な基を表し、 Xは式(I)に関して定義したXまたはXに変換可能な基を表し、X3は式(I )に関して定義したX3またはX3に変換可能な基を表し、X4は対イオン(例、 リチウム、マグネシウムなど)を意味する] で示される化合物を、式(3): [式中、X5は、例えば、OCH3、OC25、OCH(CH3)2などを意味する] で示される化合物と反応させ、つづいて、適宜後処理して、式(4): [式中、R1は式(I)に関して定義したR1またはR1に変換可能な基を表し、 Xは式(I)に関して定義したXまたはXに変換可能な基を表し、X3は式(I )に関して定義したX3またはX3に変換可能な基を意味する(WIPOによって 公開されている特許出願WO9115−451−Aを参照のこと)] で示される化合物を得る。ついで、そのような式(4)の化合物をR3の適当な 先駆体とマイケル型反応(Michael-type reaction)に付し、式(I)の化合物 を得る;例えば、ジエチルアルミニウムシアニドを用いて式(I)の化合物(式 中、R1は式(I)に関して定義したR1またはR1に変換可能な基を表し、Xは 式(I)に関して定義したXまたはXに変換可能な基を表し、X3は式(I)に 関して定義したX3またはX3に変換可能な基を表し、R3はCNを意味する)を 得る。 式(I)の化合物(式中、R3はCHOであり、ZはOである)は、式(I) の化合物(式中、R3はCNであり、ZはOである)であるケトンを、例えばケ タールのように適宜保護し、つづいてCN基を、例えば水素化ジイソブチルアル ミニウムで還元し、つづいて適宜後処理に付して調製してもよく、式(I)の化 合物(式中、R3はCH2OHであり、ZはOである)は、式(I)の化合物(式 中、R3はCHOであり、=Zはケタール保護基である)を、例えば、水素化ホ ウ素ナトリウムで還元し、つづいて適宜後処理およびケトン脱保護に付すことに より調製してもよい。 式(I)の化合物(式中、R3はCH2NR88であり、ZはOである)は、式 (I)の化合物(式中、R3はCNであり、=Zはケタール保護基である)を、 例えば、水素化アルミニウムリチウムまたは触媒の存在下にある水素で還元し、 つづいて適宜後処理し、R8による標準的アルキル化操作に、ついでケトン脱保 護に付すことにより調製してもよい。 式(I)の化合物(式中、R3はC≡CR8'であり、ZはOである)は、式( I)の化合物(式中、R3はCHOであり、=Zはケタール保護基である)を、 不活性溶媒(例、テトラヒドロフラン)中、低温で、ジメチル(ジアゾメチル) ホスホネートおよびカリウムt−ブトキシドまたは他の適当な塩基の混合物を用 いて還元し、つづいて適宜後処理およびケトン脱保護に付することにより、式( I)の化合物(式中、R3はC≡CHである)を得;また、ケトン脱保護に付す 前に、強塩基を用い、つづいてアルキル化剤であるR8'L(ここに、Lは離脱基 であり、R8'は水素以外の基である)を用いる適当な条件下でアセチレンをアル キル化し、つづいてケトン脱保護に付して式(I)の化合物(式中、R3はC≡ CR8'である)を得てもよい。 式(I)の化合物(式中、R3はCH2Fであり、ZはOである)は、式(I) の化合物(式中、R3はCH2OHであり、=Zはケタール保護基である)を三フ ッ化ジエチルアミノ硫黄(DAST)で処理し、つづいてケトン脱保護に付すこ とで調製することができる。 式(I)の化合物(式中、R3はCHF2であり、ZはOである)は、式(I) の化合物(式中、R3はCHOであり、=Zはケタール保護基である)を三フッ 化ジエチルアミノ硫黄(DAST)で処理し、つづいてケトン脱保護に付すこと により調製してもよい。 式(I)の化合物(式中、R3はC1アルキルであり、ZはOである)は、式( I)の化合物(式中、R3はCH2OHであり、=Zは保護ケトンである)を、 アンモニア中リチウムで、水素化アルミニウムで該アルコールを還元除去するか 、または該アルコールを対応するチオカルバメートに変換し、つづいて例えば水 素化トリブチル錫もしくは水素化トリアルキルシリルで還元し、ケトン脱保護に 付し;別法として、式(I)の化合物(式中、R3はC1アルキルであり、ZはO である)は、式(I)の化合物(式中、R3はCHOであり、=Zは保護ケトン である)をチオケタール形成させ、脱硫およびケタール脱保護に付すことにより 調製してもよい。 式(I)の化合物(式中、R3はC2-4アルキルまたはハロゲン置換C2-4アル キルであり、ZはOである)は、式(I)の化合物(式中、R3はCHOであり 、=Zは保護ケトンである)とメチル金属またはハロゲン置換C2-4アルキル金 属試薬との反応より誘導される対応するアルコールを類似する脱酸素化操作に付 し、その後脱保護して=Zケトンを遊離させることで調製してもよい。 式(I)の化合物(式中、R3はビニルであり、ZはOである)は、式(I) の化合物(式中、R3はCHOであり、=Zは保護ケトンである)を、ウィッテ ィヒまたは他のオレフィン化反応に付し、その後脱保護して=Zケトンを遊離さ せることにより製造してもよい。 式(I)の化合物(式中、R3はシクロプロピルであり、ZはOである)は、 式(I)の化合物(式中、R3はビニルであり、=Zは保護ケトンである)を、 例えば、ヨウ化メチレンおよび亜鉛−銅複合体と反応させ、その後脱保護して= Zケトンを遊離させることにより調製してもよい。 ほとんどの式(I)の化合物(式中、ZはO以外の基である)は、対応する式 (I)の化合物(式中、ZはOである)を、触媒の存在下、または要すれば、1 992年4月2日付け出願の米国特許出願07/862,083および1992 年10月30日付け出願のその関連する米国特許出願07/968,753に記 載されているように水を除去しながら、適当なアミン、アルコール、活性メチレ ン試薬、チオールなどと反応させることにより調製される;しかし、R3がCH Oである場合、このR3基は、反応の間、例えばケタールのように保護を必要と し、つづいて脱保護される。 b)式(I)の化合物(式中、XまたはX3はホルミルアミンであり、ZはO である)は、アミン官能基より保護基を除去することで得られる化合物(ここに 、=Zは保護ケトンであり、XはNH2である)を最終段階でホルミル化するこ とにより調製してもよく;かかる保護基は当該分野における当業者に周知である 。グリーン・ティーおよびワッツ・ピー・ジー・エム(Greene,T.およびWuts,P.G.M. )、プロテクティング・グループス・イン・オーガニック・シンセシス(Protec ting Groups in Organic Synthesis)、第2版、ジョン・ウィリー・アンド・サ ンズ(John Wiley and Sons)、ニューヨーク(1991)参照のこと。 c)式(I)の化合物(式中、XまたはX3はBrまたはIであり、ZはOであ る)は、同様に脱保護したアミンをジアゾ化し、サンドマイヤー(Sandmeyer) 反応を介してジアニウム置換に付すことにより調製してもよい。 d)式(I)の化合物(式中、XまたはX3はNO2であり、ZはOである)は 、同様に脱保護したアミンを、アミノ基をニトロ基に酸化することにより調製し てもよい。 e)式(I)の化合物(式中、YはS(O)m'(m'は1または2である)であ り、ZはOである)は、式(I)の化合物(式中、YはSである)を、当該分野 の当業者に周知の条件下、SR2基を酸化することにより調製してもよい。 以下の実施例は、本発明の化合物の製法およびその治療活性の測定方法を説明 するものである。これらの実施例は何ら本願発明を限定するものではなく、その 目的は限定よりもむしろ例示することにある。 実施例1 3−シアノ−3−(シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニル) シクロヘキサン−1−オンの製造 1a. 3−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニル)シクロヘ キサ−2−エン−1−オン n−ブチルリチウム(ヘキサン中2.5M、15.5mL、38.9ミリモル) を、−78℃、アルゴン雰囲気下、3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシブ ロモベンゼン(10g、37ミリモル)の乾燥テトラヒドロフラン(100mL ) 中溶液に、30分間にわたって滴下した。1.5時間経過後、この溶液を、0℃ で、アルゴン雰囲気下、3−メトキシシクロヘキサ−2−エノン(4.62g、 37.4ミリモル、ピアソン・エイ・ジェイ;リチャード・アイ・シー;ガードナー・ デイ・ブイ(Pearson,A.J.;Richards,I.C.;Gardner,D.V.)、ジャーナル・オブ ・オーガニック・ケミストリー(J.Org.Chem.)、1984、49、3887− 3891)の記載に従って製造)の乾燥テトラヒドロフラン(50mL)中溶液 に導入した。2時間後、室温で、エーテルと水の混合液を加え、水層をエーテル で3回抽出し、合した抽出液を水およびブラインで洗浄し、乾燥(硫酸マグネシ ウム)し、蒸発させた。エーテル/ヘキサンからトリチュレートし、灰白色個体 を得た(7.33g、68%)。母液をさらに酢酸エチル/ヘキサン(1:3) で溶出するフラッシュクロマトグラフィーに、つづいてエーテル/ヘキサンから トリチュレートする精製操作に付し、白色個体(1.59g、7%)を得た。融 点89−90℃。 元素分析(C18223・1/8H2Oとして) 計算値:C 74.91,H 7.77; 測定値:C 74.96,H 7.76。 1b. 3−シアノ−3−(シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニル) シクロヘキサン−1−オン 3−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニル)シクロヘキサ−2 −エン−1−オン(1.46g、5.10ミリモル)の乾燥トルエン(45mL) 中溶液に、室温で、アルゴン雰囲気下、5分間にわたって、ジエチルアルミニウ ムシアニド(トルエン中1.0M、15.5mL、15.5ミリモル)を加えた。 6時間後、反応物を注意して水酸化ナトリウム(2N、75mL、150ミリモ ル)でクエンチし、塩化メチレンで3回抽出し、該抽出液を乾燥(硫酸マグネシ ウム)して蒸発させた。酢酸エチル/ヘキサン(1:4)で溶出するフラッシュ クロマトグラフィーに付して精製し、淡黄色個体(1.20g、75%)を得た 。融点110〜111℃。 元素分析(C1923NO3・1/8H2Oとして) 計算値:C 72.30,H 7.42,N 4.44;測定値:C 72.24, H 7.45,N 4.58。治療法 式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩をヒトおよび他の哺乳動物の 治療に用いるために、通常、該化合物は標準的製薬技法に従って医薬組成物とし て処方する。 式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩は、ヒトまたは他の哺乳動物 における、PDE IVの阻害により媒介される症状、限定されるものではないが 、例えば喘息、アレルギー性または炎症疾患の予防または治療用の医薬の製造に 用いることができる。式(I)の化合物を、ヒトまたは他の哺乳動物においてか かる疾患を治療するのに十分な量で投与する。 本発明の目的のため、すべての治療法および投与計画を式(I)の化合物に等 しく適用する。 式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩をヒトおよび他の哺乳動物の 治療に用いるために、通常、該化合物は標準的製薬技法に従って医薬組成物とし て処方される。 局所投与で治療効果を得るのに要求される式(I)の化合物の量は、もちろん 、選択される化合物、症状の特性および重度、治療を受ける動物で変化するが、 最終的には顧問医が判断する。 経口投与の場合、一日の投与量は、適当には、約0.001mg/kg〜10 0mg/kg、好ましくは0.01mg/kg〜40mg/kgの式(I)の化 合物またはその医薬上許容される塩(遊離塩基として換算)である。活性成分を 一日に1〜6回、活性を示すのに十分な量服用する。これらの化合物を本発明に 従って投与した場合、いずれの毒性効果も考えられない。実用例 実施例A ヒト単球によるin vitro TNF産生に対する式(I)の化合物の阻害効果 ヒト単球によるin vitro TNF産生に対する式(I)の化合物の阻害効果は 、バジャー(Badger)ら、EPO公開出願第0411754A2号(1991年 2月6日)およびハンナ(Hanna)、WO90/15534号(1990年12 月27日)に記載されているプロトコルにより測定できる。 実施例B 内毒素性ショックの2通りの実験を、式(I)の化合物についてのin vivo T NF活性を測定するのに用いた。これらの実験に用いるプロトコルは、バジャー ら、EPO公開出願第0411754A2号(1991年2月6日)およびハン ナ、WO90/15534号(1990年12月27日)に記載されている。 本明細書の実施例1の化合物は、内毒素の注射により誘発されるTNFの血清 レベルの低下において陽性のin vivo応答を示した。 実施例C PDEイソ酵素の単離 式(I)の化合物のホスホジエステラーゼ阻害活性および選択性は、一群5つ の異なるPDEイソ酵素を用いて測定できる。異なるイソ酵素の供給源として用 いた組織は以下のとおりである:1)PDE Ib:ブタ大動脈;2)PDE I c:モルモット心臓;3)PDE III:モルモット心臓;4)PDE IV:ヒト 単球;および5)PDE V(「Ia」とも言う):イヌ気管。PDE Ia、I b、IcおよびIIIを、標準的クロマトグラフィー技法を用いて一部精製する[ トーフィーおよびシースリンスキ(TorphyおよびCieslinski)、モレキュラー・ ファーマコロジー(Mol.Pharmacol.),37:206〜214(1990)]。 PDE IVを、動力学的に均質になるまで、アニオン交換、続いてヘパリン−セ ファロース・クロマトグラフィーを連続的に使用して精製する[トーフィー(To rphy)ら、ジャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミストリー(J.Biol.Chem.)、 267:1798〜1804(1992)]。 ホスホジエステラーゼ活性は、トーフィーおよびシースリンスキ、モレキュラ ー・ファーマコロジー,37:206〜214(1990)のプロトコルにおい て記載されているようにして検定する。式(I)について本明細書に記載されて いる実施例の化合物は、ナノモルからμMの範囲にて正のIC50を示した。 実施例D 選択されたPDE IV阻害剤の、完全な組織におけるcAMP蓄積増加能を、 多量のPDE IVを含有することがわかっている、ヒト単球細胞系、U−937 細胞を用いて評価する。完全細胞におけるPDE IV阻害活性を評価するために 、非分化U−937細胞(約105細胞/反応管)を種々の濃度(0.01〜10 00μM)のPDE阻害剤と共に1分間インキュベートし、1μMプロスタグラ ンジンE2でさらに4分間インキュベートした。反応を開始した5分後に、17. 5%の過塩素酸を添加することにより細胞を溶解させ、1M炭酸カリウムを添加 することによりそのpHを中和し、RIAによりcAMP含量を評価した。この 検定についての一般的プロトコルは、ブルッカー(Brooker)ら、ラジオイムノ アッセイ・オブ・サイクリックAMP・アンド・サイクリックGMP(Radioimmunoa ssay of cyclic AMP and cyclic GMP),アドブ・サイクリック・ヌクレオチド・レ ス(Adv.CyclicNucleotide Res.),10:1〜33(1979)に記載されて いる。式(I)について本明細書に記載されている実施例の化合物は、前記検定 においてμMの範囲にて陽性のEC50を示した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ),AM, AU,BB,BG,BR,BY,CA,CN,CZ,F I,GE,HU,JP,KG,KP,KR,KZ,LK ,LT,LV,MD,MG,MN,NO,NZ,PL, RO,RU,SI,SK,TJ,TT,UA,US,U Z,VN (72)発明者 クリステンセン,ジークフリート・ベンジ ャミン・ザ・フォース アメリカ合衆国ペンシルベニア州19103、 フィラデルフィア、レイス・ストリート 2216番 (72)発明者 ウェブ,ケビン・スコット アメリカ合衆国ペンシルベニア州19460、 フェニックスビル、パウダー・ホーン・ド ライブ1415番

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 式(I): [式中、 R1は、−(CR45)nC(O)O(CR45)m6、−(CR45)nC(O)NR4( CR45)m6、−(CR45)nO(CR45)m6または−(CR45)r6であり 、ここに、アルキル基は、所望により、1またはそれ以上のハロゲンで置換され ていてもよく; mは0〜2であり; nは1〜4であり; rは0〜6であり; R4およびR5は、独立して、水素またはC1-2アルキルから選択され; R6は水素、メチル、ヒドロキシル、アリール、ハロ置換アリール、アリール オキシC1-3アルキル、ハロ置換アリールオキシC1-3アルキル、インダニル、イ ンデニル、C7-11ポリシクロアルキル、テトラヒドロフラニル、フラニル、テト ラヒドロピラニル、ピラニル、テトラヒドロチエニル、チエニル、テトラヒドロ チオピラニル、チオピラニル、C3-6シクロアルキルまたは1または2個の不飽 和結合を有するC4-6シクロアルキルであり、ここにシクロアルキルおよび複素 環基は、所望により、1ないし3個のメチル基または1個のエチル基で置換され ていてもよい; ただし、 a)R6がヒドロキシルである場合、mは2であるか; b)R6がヒドロキシルである場合、rは2〜6であるか; c)R6が2−テトラヒドロピラニル、2−テトラヒドロチオピラニル、2− テトラヒドロフラニルまたは2−テトラヒドロチエニルである場合、mは1また は2であるか; d)R6が2−テトラヒドロピラニル、2−テトラヒドロチオピラニル、2− テトラヒドロフラニルまたは2−テトラヒドロチエニルである場合、rは1〜6 であり; e)nが1であって、mが0である場合、−(CR45)nO(CR45)m6中 、R6はH以外の基であり; XはYR2、ハロゲン、ニトロ、NR45またはホルミルアミンであり; YはOまたはS(O)m'であり; m'は0、1または2であり; X2はOまたはNR8であり; X3は水素またはXであり; R2は、独立して、所望により1またはそれ以上のハロゲンで置換されていて もよい−CH3または−CH2CH3から選択され; sは0〜4であり; R3はC1-4アルキル、フルオロ置換C1-4アルキル、CH2NHC(O)C(O)N H2、CH=CR8'CR8'、所望によりR8'で置換されていてもよいシクロプロ ピル、CN、CH2OR8、CH2NR810、C(Z')H、C(O)OR8、C(O)N R810またはC≡CR8'であり; Z'はO、NR9、NOR8、NCN、C(CN)2、CR8CN、CR8NO2、C R8C(O)OR8、CR8C(O)NR88、C(CN)NO2、C(CN)C(O)OR9 またはC(CN)C(O)NR88であり; ZはO、NR7、NCR452-6アルケニル、NOR14、NOR15、NOCR452-6アルケニル、NNR414、NNR415、NCN、NNR8C(O)NR814、NNR8C(S)NR814、C(CN)2、CR14CN、CR14C(O)OR8 、CR14C(O)NR814、C(CN)NO2、C(CN)C(O)OR9、C(CN)O C(O)R9、C(CN)OR9、C(CN)C(O)NR814であるか、または=Z は2−(1,3−ジチアン)、2−(1,3−ジチオラン)、ジメチルチオケター ル、ジエチルチオケタール、2−(1,3−ジオキソラン)、2−(1,3−ジオ キサン)、2−(1,3−オキサチオラン)、ジメチルケタールまたはジエチル ケタールであり; R7は−(CR45)q12またはC1-6アルキル(ここに、R12またはC1-6アル キル基は、所望により1〜3個のフッ素で置換されていてもよいC1-2アルキル 、−F、−Br、−Cl、−NO2、−Si(R4)3、−NR1011、−C(O)R8、 −CO28、−OR8、−CN、−C(O)NR1011、−OC(O)NR1011、 −OC(O)R8、−NR10C(O)NR1011、−NR10C(O)R11、−NR10C( O)OR9、−NR10C(O)R13、−C(NR10)NR1011、−C(NCN)NR10 11、−C(NCN)SR9、−NR10C(NCN)SR9、−NR10C(NCN)NR1011、−NR10S(O)29、−S(O)m'R9、−NR10C(O)C(O)NR101 1 、−NR10C(O)C(O)R10、チアゾリル、イミダゾリル、オキサゾリル、ピ ラゾリル、トリアゾリルまたはテトラゾリルで所望により1またはそれ以上の回 数置換されていてもよい)であり; qは0、1または2であり; R12はC3-7シクロアルキル、(2−、3−または4−ピリジル)、ピリミジ ル、ピラゾリル、(1−または2−イミダゾリル)、チアゾリル、トリアゾリル 、ピロリル、ピペラジニル、ピペリジニル、モルホリニル、フラニル、(2−ま たは3−チエニル)、(4−または5−チアゾリル)、キノリニル、ナフチルま たはフェニルであり; R8は、独立して、水素またはR9より選択され; R8'はR8またはフッ素であり; R9は、所望により1ないし3個のフッ素で置換されていてもよいC1-4アルキ ルであり; R10はOR8またはR11であり; R11は水素または所望により1ないし3個のフッ素により置換されていてもよ いC1-4アルキルであるか;またはR10およびR11がNR1011である場合、そ れらは窒素と一緒になって、所望によりO、NまたはSから選択される少なくと も1個の別のヘテロ原子を含有してもよい5〜7員環を形成し; R13はオキサゾリジニル、オキサゾリル、チアゾリル、ピラゾリル、トリアゾ リル、テトラゾリル、イミダゾリル、イミダゾリジニル、チアゾリジニル、イソ キサゾリル、オキサジアゾリルまたはチアジアゾリルであり、これらの複素環は 、各々、炭素原子を介して結合し、非置換であるかまたは1または2個のC1-2 アルキル基で置換されていてもよく; R14は水素またはR7であるか;またはR8およびR14がNR814である場合 、それらは窒素と一緒になって、所望によりO、NまたはSから選択される1ま たはそれ以上の別のヘテロ原子を含有してもよい5〜7員環を形成し; R15はC(O)R14、C(O)NR414、S(O)27またはS(O)2NR414で ある; ただし: (f)ZがOであり、X2が酸素であり、X3が水素であり、sが0であって、 XがYR2である場合、R3は水素以外の基であるか; (g)R12がN−ピラゾリル、N−イミダゾリル、N−トリアゾリル、N−ピ ロリル、N−ピペラジニル、N−ピペリジニルまたはN−モルホリニルである場 合、qは1以外の数であるか;または (h)ZがOであるか、または=Zが2−(1,3−ジオキソラン)であり、 R3がCH3、CH2OHまたはCH2OC1-4アルキルである場合、R12はC1− C3アルコキシ以外の基であって、Xはハロゲン、メトキシ、エトキシ、メチル チオまたはエチルチオ以外の基である] で示される化合物またはその医薬上許容される塩。 2. 3−シアノ−3−(シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニル)シ クロヘキサン−1−オンである請求項1記載の化合物。 3. 請求項1に記載の化合物と、医薬上許容される賦形剤とからなる医薬組 成物。 4. アレルギー性および炎症疾患の治療法であって、有効量の式(I)の化 合物を単独でまたは医薬上許容される賦形剤と組み合わせてその治療を必要とす る対象に投与することからなる方法。
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