JPH0954407A - ハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理方法及びハロゲン化銀カラー写真感光材料用自動現像処理装置 - Google Patents

ハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理方法及びハロゲン化銀カラー写真感光材料用自動現像処理装置

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JPH0954407A
JPH0954407A JP7208849A JP20884995A JPH0954407A JP H0954407 A JPH0954407 A JP H0954407A JP 7208849 A JP7208849 A JP 7208849A JP 20884995 A JP20884995 A JP 20884995A JP H0954407 A JPH0954407 A JP H0954407A
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silver halide
processing
sensitive
emulsion layer
halide emulsion
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JP7208849A
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Shigeto Hirabayashi
茂人 平林
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 色再現性が良好であり、かつ補充が簡便でラ
ンニング処理時のカブリが少ないハロゲン化銀カラー写
真感光材料の処理方法及び自動現像装置を提供する。 【解決手段】 支持体上に青感性ハロゲン化銀乳剤層、
緑感性ハロゲン化銀乳剤層、及び赤感性ハロゲン化銀乳
剤層を含む写真構成層を有し、該赤感性ハロゲン化銀乳
剤層に下記(1)又は(2)で表されるシアンカプラー
の少なくとも一種を含有するハロゲン化銀カラー写真感
光材料を、固体処理剤を用いて調製された処理液により
処理するハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハロゲン化銀カラー写真
感光材料の処理方法及びハロゲン化銀カラー写真感光材
料用自動現像処理装置に関し、詳しくは色再現性が良好
であり、かつ補充が簡便でランニング処理時のカブリが
少ないハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理方法及び
ハロゲン化銀カラー写真感光材料用自動現像処理装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】ハロゲン化銀カラー写真感光材料(以
下、感光材料ないし写真材料と称することもある)は、
露光後、現像、脱銀、洗浄、安定化等の工程により処理
される。又黒白ハロゲン化銀写真感光材料は露光後現
像、定着処理される。黒白現像液、カラー現像液、脱銀
処理には漂白液、漂白定着液、定着処理には定着液、洗
浄には水道水又はイオン交換水、無水洗浄には安定化
液、又色素安定化処理には安定液がそれぞれ使用され
る。
【0003】これら各処理工程を行うための処理機能を
有する液体のことを処理液という。各処理液は通常30
〜40℃に温度調節され、感光材料はこれらの処理液中
に浸漬され処理される。
【0004】この様な処理は通常ハロゲン化銀カラー写
真感光材料用自動現像処理装置(以下、自動現像機或い
は自現機と称することもある)等で上記の処理液を収納
した処理槽内を順次搬送させることによって行われる。
【0005】従来、それらの処理液は、写真処理に際し
て良好な性能を発揮するように各種成分(以下、パーツ
剤ないしパート剤と称する)からなっており、これらの
パーツ剤は互いに接触した状態におかれると長い間には
反応し変質したりして写真処理剤としての機能が損なわ
れる。特に処理剤中には酸化還元反応により互いに反応
し易いものが多いため、一般には1種又は2種以上のパ
ーツ剤に分けてキット化されており、使用時にこれらを
一定量の水で溶解して使用に供している。
【0006】上記キット化されたパーツ剤は、各々ポリ
容器の内包容器に入れられ、これらをまとめて外袋(例
えば段ボール箱)に入れて1単位として市販されてい
る。
【0007】近年、ヨーロッパ、アメリカを中心にして
環境保全、省資源化が強く望まれており、写真関係では
処理剤のポリ容器が特に問題になってる。即ち、写真用
のポリ容器はコストが安く貯蔵や輸送にも便利で耐薬品
性に優れているものの、空になった容器は産業廃棄物と
して埋め立てられるか、廃棄され、或いは焼却される
が、ポリ容器は生分解性が殆どなく、蓄積され、焼却し
た場合は炭酸ガスの大量の発生を伴い、地球の温暖化等
の一因になるという問題がある。また、ユーザーの問題
としては作業スペースの狭いところにポリ容器が大量に
山積みされ更にスペースを狭くしている等の問題が指摘
されている。
【0008】このため、プラスチックボトルを実質的に
使用しない低公害化技術の開発が望まれ、処理剤の錠剤
化が検討されている。
【0009】しかし、固体処理剤を使用してハロゲン化
銀カラー写真感光材料をランニング処理した場合には、
カブリが増加するという欠点があることが明らかになっ
た。
【0010】直接鑑賞用に供されるハロゲン化銀写真感
光材料、例えばカラー印画紙等に於いては、色素画像を
形成する発色剤として、通常イエローカプラー、マゼン
タカプラー及びシアンカプラーの組み合わせが用いられ
る。これらのカプラーに対しては得られる色素画像にお
ける色再現性、発色性及び画像保存性等の基本的性能が
要求されるが、特に近年、対象物の本来の色を忠実に再
現すべく色再現性向上に対する要望がユーザー側から高
まっている。
【0011】シアン色画像形成カプラーとして、これま
でフェノール類或いはナフトール類が多く用いられてい
る。
【0012】ところが、従来用いられているフェノール
類及びナフトール類から得られるシアン画像には色再現
上大きな問題がある。それは、吸収の短波側のキレが悪
く、緑領域にも不要な吸収即ち不整吸収を持つことであ
る。これにより、ネガにおいてマスキング等による不整
吸収の補正を行わざるを得ず、またペーパーの場合は補
正の手段がなく、色再現性をかなり悪化させているのが
現状である。
【0013】色再現性の向上を目的として、特開昭64
−554号、同63−250649号、同63−250
650号等にピラゾロアゾール型のシアンカプラーが提
案されている。
【0014】しかしながら、これらのカプラーは、何れ
も形成される発色色素の吸収波長を満足させるために、
電子吸引性基及び水素結合性の基が導入してあるため、
良好な色再現性を示すもののカップリング活性の点で十
分満足できるレベルではなく、発色性と色再現性を同時
に満足するものではなかった。
【0015】また近年、自動現像機による写真感光材料
の処理には、環境対応の観点から、固体処理剤の利用が
検討されており、例えば、特開平2−109042号、
同3−39379号、同4−230748号等の各公報
に前記固体処理剤の開示が見られる。また、特開平5−
119454号、同5−188533号等の各公報に
は、固体処理剤を自動現像機にセットし、直接処理槽に
供給する方法が開示されている。
【0016】これらの特許には、従来の補充液を作成す
る手間がなくなり、安定な処理安定性を維持できるとい
う記載がされている。
【0017】確かに、上述の技術を用いれば、従来の補
充方式のように、酸化などによる補充液の劣化という問
題はある程度改善される。
【0018】しかしながら、1日当たりの処理される感
光材料の量がカラーネガでは24EX撮影感光材料で2
0本以下、カラーペーパーでは10m2以下といった極
端に少ない場合には、上述の技術を用いても、発色現像
処理槽内での発色現像主薬の酸化を完全防止することは
できず、発色現像処理液中での主薬酸化物の蓄積は免れ
ない。また、上述の技術を用いる場合には、補充用固体
処理剤を完全に溶解させることが必須であり、固体処理
剤が処理槽に投入された後、一定時間循環ポンプを駆動
させるなどの、処理液の循環をある程度活発に保つ必要
があり、このため、発色現像処理槽においては、発色現
像主薬の酸化が起こりやすいことも判明した。
【0019】このようにして生成した疎水性の酸化物が
感光材料に付着しながら、感光材料を搬送する渡り部の
スクイズローラー部に持ち出され、スクイズローラー部
にこの酸化物がタールとなって堆積する。このような酸
化析出物の付着したスクイズローラーは平滑性が減少し
てしまい、感光材料に膨潤、浸透した、或いは感光材料
表面に付着した発色現像処理液を充分に、且つ均一に絞
り出す能力が低下し、現像性のムラ、現像性のバラツキ
(処理変動)を起こし易くすることが判明した。また、
前記析出物が感光材料に転写され、その転写された部分
の次の工程での現像停止性が低下し、現像ムラ(漂白カ
ブリ)が発生しやすくなることも見出された。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、色再
現性が良好であり、かつ補充が簡便でランニング処理時
のカブリが少ないハロゲン化銀カラー写真感光材料の処
理方法及び自動現像装置を提供することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、下
記構成により達成された。
【0022】(1)支持体上に青感性ハロゲン化銀乳剤
層、緑感性ハロゲン化銀乳剤層、及び赤感性ハロゲン化
銀乳剤層を含む写真構成層を有し、該赤感性ハロゲン化
銀乳剤層に下記一般式(1)又は一般式(2)で表され
るシアンカプラーの少なくとも一種を含有するハロゲン
化銀カラー写真感光材料を、固体処理剤を用いて調製さ
れた処理液により処理することを特徴とするハロゲン化
銀カラー写真感光材料の処理方法。
【0023】
【化2】
【0024】〔式中、R1及びR3は各々分岐アルキル
基、置換アルキル基、置換アリール基又は複素環基を表
し、R2及びR4は各々置換基を表し、X1及びX2は各々
水素原子又は発色現像主薬の酸化体との反応により離脱
しうる基を表す。〕 (2)ハロゲン化銀写真感光材料用固体処理剤を自動現
像機の処理槽に実質的に直接投入するハロゲン化銀カラ
ー写真感光材料の処理方法において、該ハロゲン化銀カ
ラー写真感光材料が、支持体上に青感性ハロゲン化銀乳
剤層、緑感性ハロゲン化銀乳剤層、及び赤感性ハロゲン
化銀乳剤層を含む写真構成層を有し、該赤感性ハロゲン
化銀乳剤層に上記一般式(1)又は一般式(2)で表さ
れるシアンカプラーの少なくとも一種を含有するハロゲ
ン化銀カラー写真感光材料であることを特徴とするハロ
ゲン化銀カラー写真感光材料の処理方法。
【0025】(3)発色現像用固体処理剤を発色現像工
程の処理槽に直接供給する機構を有し、かつ該発色現像
工程におけるエアタイム比率が5〜30%であり、支持
体上に青感性ハロゲン化銀乳剤層、緑感性ハロゲン化銀
乳剤層、及び赤感性ハロゲン化銀乳剤層を含む写真構成
層を有し、該赤感性ハロゲン化銀乳剤層に上記一般式
(1)又は一般式(2)で表されるシアンカプラーの少
なくとも一種を含有するハロゲン化銀カラー写真感光材
料を処理することを特徴とする自動現像処理装置。
【0026】(4)発色現像用固体処理剤を発色現像工
程の処理槽に直接供給する機構を有し、かつ該発色現像
工程の処理槽の開口面積比率Nが、12cm2/l以下
であり、支持体上に青感性ハロゲン化銀乳剤層、緑感性
ハロゲン化銀乳剤層、及び赤感性ハロゲン化銀乳剤層を
含む写真構成層を有し、該赤感性ハロゲン化銀乳剤層に
上記一般式(1)又は一般式(2)で表されるシアンカ
プラーの少なくとも一種を含有するハロゲン化銀カラー
写真感光材料を処理することを特徴とする自動現像処理
装置。
【0027】以下、本発明について詳述する。
【0028】先ず、本発明の一般式(1)及び一般式
(2)で表されるシアンカプラーについて詳細に説明す
る。
【0029】前記一般式(1)及び一般式(2)におい
て、R1及びR3の表す分岐アルキル基としては、i−プ
ロピル基、t−ブチル基、sec−ブチル基、i−ブチ
ル基、t−オクチル基等を挙げることができる。
【0030】置換アルキル基のアルキル成分としては、
直鎖でも分岐でもまた環状アルキル基でもよく、メチル
基、エチル基、ブチル基、i−プロピル基、t−ブチル
基、sec−ブチル基、i−ブチル基、t−オクチル
基、シクロヘキシル基等を挙げることができる。
【0031】置換アリール基のアリール成分としては、
フェニル基等を挙げることができる。
【0032】複素環基としては、2−フリル基、2−チ
エニル基、2−イミダゾリル基、2−チアゾリル基、3
−イソオキサゾリル基、3−ピリジル基、2−ピリジル
基、2−ピリミジル基、3−ピラゾリル基、2−ベンゾ
チアゾリル基等を挙げることができる。
【0033】ただし、R1及びR3が置換アルキル基又は
置換アリール基を表す場合、これらアルキル成分及びア
リール成分は必ず置換基を有する。
【0034】R1及びR3は分岐アルキル基又は複素環基
を表す場合も、必要に応じてこれらの基は置換基を有し
てもよい。
【0035】これらの置換基としては特に制限はない
が、代表的には、アルキル、アリール、アニリノ、アシ
ルアミノ、スルホンアミド、アルキルチオ、アリールチ
オ、アルケニル、シクロアルキル等の各基が挙げられる
が、この他にハロゲン原子及びシクロアルケニル、アル
キニル、複素環、スルホニル、スルフィニル、ホスホニ
ル、アシル、カルバモイル、スルファモイル、シアノ、
アルコキシ、アリールオキシ、複素環オキシ、シロキ
シ、アシルオキシ、スルホニルオキシ、カルバモイルオ
キシ、アミノ、アルキルアミノ、イミド、ウレイド、ス
ルファモイルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、ア
リールオキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニ
ル、アリールオキシカルボニル、複素環チオ、チオウレ
イド、カルボキシル、ヒドロキシル、メルカプト、ニト
ロ、スルホ等の各基、ならびにスピロ化合物残基、有橋
炭化水素化合物残基等も挙げられる。
【0036】一般式(1)及び(2)において、R2
びR4の表す置換基としては特に制限はないが、代表的
には、アルキル、アリール、アニリノ、アシルアミノ、
スルホンアミド、アルキルチオ、アリールチオ、アルケ
ニル、シクロアルキル等の各基が挙げられるが、この他
にハロゲン原子及びシクロアルケニル、アルキニル、複
素環、スルホニル、スルフィニル、ホスホニル、アシ
ル、カルバモイル、スルファモイル、シアノ、アルコキ
シ、アリールオキシ、複素環オキシ、シロキシ、アシル
オキシ、スルホニルオキシ、カルバモイルオキシ、アミ
ノ、アルキルアミノ、イミド、ウレイド、スルファモイ
ルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アリールオキ
シカルボニルアミノ、アルコキシカルボニル、アリール
オキシカルボニル、複素環チオ、チオウレイド、カルボ
キシル、ヒドロキシル、メルカプト、ニトロ、スルホ等
の各基、ならびにスピロ化合物残基、有橋炭化水素化合
物残基等も挙げられる。これらの基は更に上記置換基に
より置換されてもよい。
【0037】以上の、R1,R3で表される分岐アルキル
基、置換アルキル基、置換アリール基又は複素環基への
置換基、及び、R2,R4で表される置換基において、ア
ルキル基としては、炭素数1〜32のものが好ましく、
直鎖でも分岐でもよい。
【0038】アリール基としては、フェニル基が好まし
い。
【0039】アシルアミノ基としては、アルキルカルボ
ニルアミノ基、アリールカルボニルアミノ基等が挙げら
れる。
【0040】スルホンアミド基としては、アルキルスル
ホニルアミノ基、アリールスルホニルアミノ基等が挙げ
られる。
【0041】アルキルチオ基、アリールチオ基における
アルキル成分、アリール成分としては上記R2,R4で表
される置換基におけるアルキル基、アリール基がそれぞ
れ挙げられる。
【0042】アルケニル基としては、炭素数2〜32の
もの、シクロアルキル基としては炭素数3〜12、特に
5〜7のものが好ましく、アルケニル基は直鎖でも分岐
でもよい。
【0043】シクロアルケニル基としては、炭素数3〜
12、特に5〜7のものが好ましい。
【0044】スルホニル基としてはアルキルスルホニル
基、アリールスルホニル基等;スルフィニル基としては
アルキルスルフィニル基、アリールスルフィニル基等;
ホスホニル基としてはアルキルホスホニル基、アルコキ
シホスホニル基、アリールオキシホスホニル基、アリー
ルホスホニル基等;アシル基としてはアルキルカルボニ
ル基、アリールカルボニル基等;カルバモイル基として
はアルキルカルバモイル基、アリールカルバモイル基
等;スルファモイル基としてはアルキルスルファモイル
基、アリールスルファモイル基等;アシルオキシ基とし
てはアルキルカルボニルオキシ基、アリールカルボニル
オキシ基等;スルホニルオキシ基としては、アルキルス
ルホニルオキシ基、アリールスルホニルオキシ基等;カ
ルバモイルオキシ基としてはアルキルカルバモイルオキ
シ基、アリールカルバモイルオキシ基等;ウレイド基と
してはアルキルウレイド基、アリールウレイド基等;ス
ルファモイルアミノ基としてはアルキルスルファモイル
アミノ基、アリールスルファモイルアミノ基等;複素環
基としては5〜7員のものが好ましく、具体的には2−
フリル基、2−チエニル基、2−ピリミジニル基、2−
ベンゾチアゾリル基、1−ピロリル基、1−テトラゾリ
ル基等;複素環オキシ基としては5〜7員の複素環を有
するものが好ましく、例えば3,4,5,6−テトラヒ
ドロピラニル−2−オキシ基、1−フェニルテトラゾー
ル−5−オキシ基等;複素環チオ基としては、5〜7員
の複素環チオ基が好ましく、例えば2−ピリジルチオ
基、2−ベンゾチアゾリルチオ基、2,4−ジフェノキ
シ−1,3,5−トリアゾール−6−チオ基等;シロキ
シ基としてはトリメチルシロキシ基、トリエチルシロキ
シ基、ジメチルブチルシロキシ基等;イミド基としては
コハク酸イミド基、3−ヘプタデシルコハク酸イミド
基、フタルイミド基、グルタルイミド基等;スピロ化合
物残基としてはスピロ[3.3]ヘプタン−1−イル
等;有橋炭化水素化合物残基としてはビシクロ[2.
2.1]ヘプタン−1−イル、トリシクロ[3.3.
1.137]デカン−1−イル、7,7−ジメチル−ビシ
クロ[2.2.1]ヘプタン−1−イル等が挙げられ
る。
【0045】R2及びR4の表す置換基としては、アルキ
ル基、アリール基が好ましく、アリール基が特に好まし
い。
【0046】上記の基は、更に長鎖炭化水素基やポリマ
ー残基などの耐拡散性基等の置換基を有してもよい。
【0047】X1,X2の表す発色現像主薬の酸化体との
反応により離脱しうる基としては、例えばハロゲン原子
(塩素原子、臭素原子、弗素原子等)及びアルコキシ、
アリールオキシ、複素環オキシ、アシルオキシ、スルホ
ニルオキシ、アルコキシカルボニルオキシ、アリールオ
キシカルボニル、アルキルオキザリルオキシ、アルコキ
シオキザリルオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、複
素環チオ、アルキルオキシチオカルボニルチオ、アシル
アミノ、スルホンアミド、N原子で結合した含窒素複素
環、アルキルオキシカルボニルアミノ、アリールオキシ
カルボニルアミノ、カルボキシル等の各基が挙げられ
る。X1,X2は好ましくは水素原子、ハロゲン原子、ア
ルコキシ基、アリールオキシ基、アルキルチオ基、アリ
ールチオ基、N原子で結合した含窒素複素環基等であ
る。
【0048】一般式(1)及び(2)で表されるシアン
カプラーのうち、好ましくは、一般式(1)で表される
ものである。
【0049】以下に、一般式(1)及び(2)で表され
るシアンカプラーの具体的な例示化合物を示すが、本発
明はこれに限定されるものではない。
【0050】
【化3】
【0051】
【化4】
【0052】
【化5】
【0053】
【化6】
【0054】
【化7】
【0055】
【化8】
【0056】
【化9】
【0057】
【化10】
【0058】
【化11】
【0059】
【化12】
【0060】
【化13】
【0061】
【化14】
【0062】
【化15】
【0063】本発明のシアンカプラーは、通常ハロゲン
化銀1モル当たり1×10-3〜1モル、好ましくは1×
10-2〜1×10-1モルの範囲で用いることができる。
【0064】次に、本発明の処理方法について詳述する
本発明でいう固体処理剤とは、粉末処理剤や錠剤、丸
薬、顆粒の如き固形処理剤などであり、必要に応じ防湿
加工を施したものである。輸送上の危険をともない規制
を受けるような形状のものは本発明の固体処理剤には含
まれない。
【0065】本発明でいう粉末とは、微粒結晶の集合体
のことをいう。本発明でいう顆粒とは、粉末に造粒工程
を加えたもので、粒径50〜5000μmの粒状物のこ
とをいう。本発明でいう錠剤とは、粉末又は顆粒を一定
の形状に圧縮成型したもののことを言う。
【0066】上記固体処理剤の中でも錠剤である方が、
補充精度が高くしかも取扱い性が簡単であることから好
ましく用いられる。
【0067】写真処理剤を固形化するには、濃厚液又は
微粉ないし粒状写真処理剤と水溶性結着剤を混練し成型
化するか、仮成型した写真処理剤の表面に水溶性結着剤
を噴霧したりすることで被覆層を形成する等、任意の手
段が採用できる(特開平4−29136号、同4−85
535号、同4−85536号、同4−85533号、
同4−85534号、同4−172341号の各公報参
照)。
【0068】好ましい錠剤の製造法としては粉末状の固
体処理剤を造粒した後打錠工程を行い形成する方法であ
る。単に固体処理剤成分を混合し打錠工程により形成さ
れた固形処理剤より溶解性や保存性が改良され結果とし
て写真性能も安定になるという利点がある。
【0069】錠剤形成のための造粒方法は転動造粒、押
し出し造粒、圧縮造粒、解砕造粒、攪拌造粒、流動層造
粒、噴霧乾燥造粒等公知の方法を用いることが出来る。
次に得られた造粒物を加圧圧縮する際には公知の圧縮
機、例えば油圧プレス機、単発式打錠機、ロータリー式
打錠機、プリケッテングマシンを用いることが出来る。
加圧圧縮されて得られる固形処理剤は任意の形状を取る
ことが可能であるが、生産性、取扱い性の観点から又は
ユーザーサイドで使用する場合の粉塵の問題からは円筒
型、いわゆる錠剤が好ましい。
【0070】更に好ましくは造粒時、各成分毎例えばア
ルカリ剤、還元剤、漂白剤、保恒剤等を分別造粒するこ
とによって更に上記効果が顕著になる。
【0071】錠剤処理剤の製造方法は、例えば、特開昭
51−61837号、同54−155038号、同52
−88025号、英国特許1213808号等の明細書
に記載される一般的な方法で製造でき、更に顆粒処理剤
は、例えば、特開平2−109042号、同2−109
043号、同3−39735号及び同3−39739号
等の明細書に記載される一般的な方法で製造できる。更
にまた粉末処理剤は、例えば、特開昭54−13333
2号、英国特許725892号、同729862号及び
ドイツ特許3733861号等の明細書に記載されるが
如き一般的な方法で製造できる。
【0072】本発明に用いられる固体処理剤は発色現像
剤、黒白現像剤、漂白剤、定着剤、漂白定着剤、安定剤
等写真用処理剤に用いられるが、本発明の効果とりわけ
写真性能を安定化させる効果が大きいのは発色現像剤で
ある。
【0073】又液体危険物の規制を除外できるのは黒白
現像剤、発色現像剤、漂白剤、漂白定着剤、安定剤であ
る。
【0074】本発明に用いられる固体処理剤はある処理
剤の1部の成分のみ固体化することも本発明の範囲に入
るが、好ましくは該処理剤の全成分が固体化されている
ことである。
【0075】処理量情報に応じて各処理槽に補充する処
理剤全てを固体処理剤として投入することが好ましい。
補充水が必要な場合には、処理量情報又は別の補充水制
御情報に基づき補充水が補充される。この場合処理槽に
補充する液体は補充水のみとすることが出来る。
【0076】発色現像剤を固形化する場合、アルカリ
剤、発色剤及び還元剤全てを固形処理剤化し、かつ錠剤
の場合には少なくとも3剤以内最も好ましくは1剤にす
ることが、本発明に用いられる固形処理剤の好ましい実
施態様である。
【0077】本発明において固体処理剤を処理槽に供給
する供給手段としては、例えば、固形処理剤が錠剤であ
る場合、実開昭63−137783号公報、同63−9
7522号公報、実開平1−85732号公報等公知の
方法があるが要は錠剤を処理槽に供給せしめる機能が最
低限付与されていればいかなる方法でも良い。又固体処
理剤が顆粒又は粉末である場合には実開昭62−819
64号、同63−84151号、特開平1−29237
5号、記載の重力落下方式や実開昭63−105159
号、同63−195345号等記載のスクリュー又はネ
ジによる方式が公知の方法としてあるがこれらに限定さ
れるものではない。
【0078】本発明の固体処理剤を投入する場所は処理
槽中であればよいが、好ましいのは、感光材料を処理す
る処理部と連通し、該処理部との間を処理液が流通して
いる場所であり、更に処理部との間に一定の処理液循環
量があり溶解した成分が処理部に移動する構造が好まし
い。固体処理剤は温調されている処理液中に投入される
ことが好ましい。
【0079】一般に自動現像機は温調のため、電気ヒー
ターにより処理液を温調しており、処理部としての処理
タンクと連結した補助タンクに熱交換部を設け、ヒータ
ーを設置しこの補充タンクには処理タンクから液を一定
循環量で送り込み、温度を一定ならしめるようポンプが
配置されている。
【0080】そして通常は処理液中に混入したり、結晶
化で生じる結晶異物を取り除く目的でフィルターが配置
され、異物を除去する役割を担っている。
【0081】この補助タンクの如き、処理部と連通した
場所であって、温調が施された場所に固体処理剤が投入
されるのが最も好ましい方法である。何故なら投入され
た処理剤のうちの不溶成分はフィルター部によって処理
部とは遮断され、固形分が処理部に流れ込み感光材料な
どに付着することは防止できるからである。
【0082】又、処理タンク内に処理部と共に処理剤投
入部を設ける場合には、不溶成分がフィルムなどに直接
接触しないよう遮蔽物等の工夫をすることが好ましい。
【0083】本発明は固体処理剤を処理槽に投入するこ
とで補充液をたくわえる為のタンク等が不要になり自現
機がコンパクトになる又循環手段を有する場合には、固
形処理剤の溶解性も非常に良好となる。
【0084】本発明における発色現像剤に用いられる発
色現像主薬としては、水溶性基を有するp−フェニレン
ジアミン系化合物が本発明の目的の効果を良好に奏し、
かつかぶりの発生が少ないため好ましく用いられる。
【0085】水溶性基を有するp−フェニレンジアミン
系化合物は、N,N−ジエチル−p−フェニレンジアミ
ン等の水溶性基を有しないパラフェニレンジアミン系化
合物に比べ、感光材料の汚染がなくかつ皮膚についても
皮膚がカブレにくいという長所を有するばかりでなく、
特に本発明の発色現像液に組み合わせることにより、本
発明の目的をより効率的に達成することができる。
【0086】前記水溶性基は、p−フェニレンジアミン
系化合物のアミノ基又はベンゼン核上に少なくとも1つ
有するものが挙げられ、具体的な水溶性基としては−
(CH2n−CH2OH、−(CH2m−NHSO2
(CH2nCH3、−(CH2m−O−(CH2n−C
3、−(CH2CH2O)nm2m+1(m及びnはそれ
ぞれ0以上の整数を表す。)、−COOH基、−SO3
H基等が好ましいものとして挙げられる。
【0087】本発明に好ましく用いられる発色現像主薬
の具体的例示化合物としては、特開平4−86741号
公報第7〜9頁に記載されている(C−1)〜(C−1
6)が挙げられる。
【0088】上記発色現像主薬は通常、塩酸塩、硫酸
塩、p−トルエンスルホン酸塩等の塩のかたちで用いら
れる。
【0089】また、前記発色現像主薬は単独で或いは二
種以上併用して、また所望により白黒現像主薬例えばフ
ェニドン、4−ヒドロキシメチル−4−メチル−1−フ
ェニル−3−ピラゾリドンやメトール等と併用して用い
てもよい。
【0090】本発明においては、ハロゲン化銀カラー写
真感光材料を処理する発色現像処理槽の処理液中に固体
処理剤を直接供給補充することを特徴とする。
【0091】従来の補充液による補充方法では、低補充
化のために補充液を作成してから補充されるまでの滞留
時間が増すため、補充液中で発色現像主薬の酸化物が処
理槽中に補充される前から生じ、特に少量処理の場合は
処理槽中の主薬酸化物の濃度が非常に増加してしまう
が、本発明によれば、ハロゲン化銀カラー写真感光材料
を処理する発色現像処理槽の処理液中に固体処理剤を直
接供給することにより、発色現像工程の処理槽中の発色
現像主薬の酸化物濃度を低下させることが可能となる。
【0092】現像主薬の酸化物は水溶性が低いため感光
材料の表面に付着しやすく、感光材料と一緒に液外に持
ち出され、ローラ、特にスクイズローラに大量に付着す
ると前述の問題が発生することになるが、発色現像用固
体処理剤を発色現像工程の処理槽に直接供給する機構を
有し、かつ、発色現像工程のエアタイム比率が5〜30
%とする本発明の自動現像処理装置で処理することによ
り、発色現像工程のスクイズローラへの現像主薬酸化物
の付着が著しく減少し、感光材料の均一なスクイズが行
われ、現像ムラを防止できる。また、スクイズローラか
ら現像主薬の酸化物が感光材料に付着しステインが発生
することを防止出来る。更には、漂白カブリの防止の効
果も認められた。
【0093】本発明においては、発色現像工程のエアタ
イム比率は5〜30%であり、好ましくは25%以下で
あることが好ましい。また前記エアタイム比率を5%以
下にすると渡り部でのスクイズ性が低下し、発色現像槽
から次槽への持ち込み量増大による次工程(漂白、漂白
定着工程)の性能の劣化、また現像ストップ性低下によ
る現像性バラツキを引き越こしやすくなる。
【0094】本発明において、処理工程のエアタイム
(Air Time)比率とは、感光材料が処理液に触
れてから次なる工程に触れるまでの時間の中で空気中に
存在する時間の占める割合を言い、例えば発色現像処理
工程のエアタイム比率とは、発色現像液に感光材料の先
端部が触れてから、この先端部が次なる工程である処理
液(漂白液、漂白定着液、停止液、等)に触れるまでの
時間A、即ち発色現像処理工程の時間Aに対し、この先
端部が発色現像処理液から出て次工程の処理液に入るま
での時間(エアタイム)Bの割合、即ちB/Aで表され
る値を示す。また、上述の次工程に移るとき以外でも、
一つの処理工程中で感光材料が処理液の外部を搬送され
る場合、例えばその処理工程が2槽以上の槽から構成さ
れていたり、或いは、複数の搬送ラックを使用して処理
液外の部分でラックをまたいで感光材料が搬送される場
合等の、感光材料が処理液面の外部を搬送される時間も
本発明のエアタイムBに含まれる(加算される)。
【0095】本発明における自動現像処理装置の、発色
現像処理槽の開口面積比率Nは、12cm2/l以下で
あることが好ましく、更に8cm2/l以下がより好ま
しい。
【0096】本発明における処理槽の開口面積比率Nと
は、該処理槽における総処理液容量C(l)に対する該
処理槽の気液界面面積である開口面積S(cm2)との
比、即ち、 N=S/C(cm2/l) で表される値である。ここで言う処理槽とは、感光材料
が搬送される処理ラックを収容する主要な部分だけでは
なく、温度調節、濾過フィルタ等を収容するための槽、
固体処理剤の溶解槽等、感光材料と接触している処理液
によって連通している部分(必ずしも常時連通している
場合に限定されない)の全ての部分が含まれる。
【0097】本発明の自動現像処理装置においては、発
色現像処理槽の容量y(l)に補充する発色現像用固体
処理剤の単位供給量x(g)の割合が5未満であるこ
と、即ち次式で表される関係となるように処理すると処
理変動が著しく少なくなり、好ましい。
【0098】(x/y)<5 ここで、発色現像処理槽に補充する発色現像用固体処理
剤の単位供給量xとは、補充動作における固体処理剤の
供給単位を表し、固体処理剤の自動補充装置によって補
充動作を行う場合、補充装置の1回の補充動作によって
補充される量である。錠剤状の固体処理剤の場合、1錠
ずつ投入する場合、xは1錠の重量に相当し、複数の錠
剤を1度にまとめて(又は連続して)投入する場合は、
その総量に相当する。また、発色現像処理槽に補充され
る固体処理剤は複数種(複数のパート)で構成されてい
ても差し支えなく、xの値は全てのパートを区別せず1
度の補充動作(1度の連続した補充動作)で補充される
総量である。また、固体処理剤の供給量の制御を処理剤
の数でなく容積、重量、補充装置の動作時間等の他の方
法で計量する場合も勿論本発明の範囲であるが、1度の
まとまった補充動作における固体処理剤の補充量の平均
値で表す。
【0099】また、本発明における発色現像処理槽と
は、感光材料を搬送するための主たる槽(通常ラック等
が配置されている部分)だけでなく該槽と発色現像処理
液によって常時又は随時連通している部分の全てが含ま
れ、循環ポンプ等で接続されたヒーター、フィルター、
センサ等を配置した副次的な槽を設けた場合も本発明の
処理槽の一部とし、発色現像処理槽の容量yとは、これ
ら処理槽に満たされた処理液の総量を表す。
【0100】次に、本発明において好ましくは、発色現
像用固体処理剤を発色現像工程の処理槽に直接供給する
機構を有し、かつ該発色現像工程におけるエアタイム比
率が5〜30%であり、支持体上に青感性ハロゲン化銀
乳剤層、緑感性ハロゲン化銀乳剤層、及び赤感性ハロゲ
ン化銀乳剤層を含む写真構成層を有し、該写真構成層の
少なくとも一層に、前記一般式(1)又は一般式(2)
で表されるシアンカプラーの少なくとも一つを含有する
ハロゲン化銀カラー写真感光材料を処理することを特徴
とする自動現像処理装置である。
【0101】本発明に係るシアンカプラーを本発明の写
真感光材料に含有せしめるには、通常のシアンカプラー
において用いられる公知の技術が適用できる。カプラー
を高沸点溶媒に、必要に応じて低沸点溶媒を併用して溶
解し、微粒子状に分散して本発明に係るハロゲン化銀乳
剤に添加するのが好ましい。このとき必要に応じてハイ
ドロキノン誘導体、紫外線吸収剤、褪色防止剤等を併用
してもさしつかえない。
【0102】本発明の写真感光材料がフルカラーの感光
材料として用いられる場合は、本発明に係るシアンカプ
ラー以外にマゼンタカプラー、イエローカプラーが用い
られる。マゼンタカプラー、イエローカプラーは、特に
制限がなく公知のものが使用できる。
【0103】マゼンタカプラーとしては、例えば5−ピ
ラゾロン系カプラー、ピラゾロベンツイミダゾール系カ
プラー、ピラゾロトリアゾール系カプラー、閉鎖アシル
アセトニトリル系カプラーを用いることができる。
【0104】イエローカプラーとしては、例えば開鎖ケ
トメチレン系カプラーを用いることができる。
【0105】本発明のハロゲン化銀写真感光材料には、
親水性コロイド層にフィルター染料として、或いはイラ
ジエーション防止その他種々の目的で、水溶性染料を含
有してもよい。
【0106】本発明のハロゲン化銀写真感光材料には他
に各種の写真用添加剤を含有せしめることができる。例
えばカブリ防止剤、現像促進剤、現像遅延剤、漂白促進
剤、安定剤、紫外線吸収剤、色汚染防止剤、蛍光増白
剤、色画像褪色防止剤、帯電防止剤、硬膜剤、界面活性
剤、可塑剤、湿潤剤等を用いることができる(RD17
643号を参照できる。)。
【0107】更に競合カプラー及び現像主薬の酸化体と
のカップリングによって現像促進剤、漂白促進剤、現像
剤、ハロゲン化銀溶剤、調色剤、硬膜剤、かぶり剤、か
ぶり防止剤、化学増感剤、分光増感剤、及び減感剤のよ
うな写真的に有用なフラグメントを放出する化合物を用
いることができる。
【0108】本発明のハロゲン化銀写真感光材料の支持
体は、例えばバライタ紙、ポリエチレン被覆紙、ポリプ
ロピレン合成紙、ガラス板、セルロースアセテート、セ
ルロースナイトレート、ポリエチレンテレフタレート等
のポリエステルフィルム、ポリアミドフィルム、ポリカ
ーボネートフィルム、ポリスチレンフィルム等があり、
透明支持体の場合は反射層を併用してもよい。
【0109】これらの支持体は感光材料の使用目的に応
じて適宜選択される。
【0110】本発明において用いられる乳剤層及びその
他の構成層の塗設には、ディッピング塗布、エアードク
ター塗布、カーテン塗布、ホッパー塗布等種々の塗布方
法を用いることができる。また米国特許2,781,7
91号、同2,941,898号に記載の方法による2
層以上の同時塗布法を用いることもできる。
【0111】本発明においては各乳剤層の塗設位置を任
意に定めることができるが、支持体側から順次青感性ハ
ロゲン化銀乳剤層、緑感性ハロゲン化銀乳剤層、赤感性
ハロゲン化銀乳剤層の配列とすることが好ましい。
【0112】本発明の感光材料において、目的に応じて
適当な厚さの中間層を設けることは任意であり、更にフ
ィルター層、カール防止層、保護層、アンチハレーショ
ン層等の種々の層を構成層として適宜組み合わせて用い
ることができる。これらの構成層には結合剤として親水
性コロイドを用いることができ、ゼラチンが好ましく用
いられる。またその層中には前記乳剤層中の説明で挙げ
た種々の写真用添加剤を含有せしめることができる。
【0113】本発明のハロゲン化銀乳剤を用いた写真感
光材料の処理方法については特に制限はなく、通常知ら
れているあらゆる処理方法が適用できる。例えばその代
表的なものとしては、発色現像後、漂白定着処理を行
い、必要なら更に水洗及び/又は安定処理を行う方法、
発色現像後、漂白と定着を分離して行い、必要に応じ更
に水洗及び/又は安定処理を行う方法、何れの方法を用
いて処理してもよいが、本発明のハロゲン化銀カラー写
真感光材料は、発色現像、漂白定着、水洗(又は安定
化)の工程で迅速に処理されるのに適している。
【0114】
【実施例】以下、本発明の実施例を以下に示すが、本発
明はこれらに限定されない。
【0115】実施例1 本発明を適用できる自動現像処理装置(以下、単に自現
機ともいう)の一例である本実施例の自現機を図面に基
づいて説明する。本実施例の自現機はコニカ(株)製N
PS818を改造した自現機である。図1は、自現機A
と写真焼付機Bとを一体的に構成したハロゲン化銀カラ
ー写真感光材料用自動現像処理装置(プリンタープロセ
ッサ)の概略構成図である。
【0116】図1において、写真焼付機Bの左下部に
は、未露光のハロゲン化銀写真感光材料である印画紙を
ロール状に収納したマガジンMがセットされる。マガジ
ンから引き出された印画紙は、送りローラR1及びカッ
ター部C1を介して所定のサイズに切断され、シート状
印画紙となる。このシート状印画紙は、ベルト搬送手段
Beによって搬送され、露光部Eにおいて光源及びレン
ズLにより、原画Oの画像を露光される。露光されたシ
ート状印画紙は更に複数対の送りローラR2,R3,R
4により搬送され、自現機A内に導入される。自現機A
では、シート状印画紙は、処理槽であるそれぞれ発色現
像槽1A、漂白定着槽1B、安定槽1C,1D,1E内
(実質的に3槽構成の処理槽1)をローラ搬送手段(参
照記号ナシ)により順次搬送され、それぞれ、発色現像
処理、漂白定着処理、安定化処理がなされる。前記各処
理がなされたシート状印画紙は、乾燥部5において乾燥
されて機外に排出される。
【0117】なお、図中の一点鎖線は、ハロゲン化銀写
真感光材料の搬送経路を示す。また、実施例において
は、感光材料はカットされた状態で自現機A内に導かれ
るものである。(本発明では、帯状で自現機A内に導か
れるものであってもよい。その場合、自現機Aと写真焼
付機Bとの間に、感光材料を一時的に滞留させるアキュ
ムレータを設けると処理効率が上がる。また、本発明に
係る自現機Aは、写真焼付機Bと一体的に構成しても、
自現機A単体だけでもよいことは言うまでもない。ま
た、本発明に係る自現機Aによって処理されるハロゲン
化銀写真感光材料は、露光済の印画紙に限られるもので
はなく、露光済のネガフィルム等でもよいことは言うま
でもない。)また、実施例の自現機は、発色現像槽1
A、漂白定着槽1B、安定槽1C,1D,1Eを有する
実質的に3槽構成の処理槽1を有する自現機Aである。
(本発明は、これに限られるものではなく、発色現像
槽、漂白槽、定着槽、安定槽を有する実質的に4槽構成
の自現機であっても適用できるものである。)上記発色
現像槽1A、漂白定着槽1B、安定槽1Eの各処理槽に
は、それぞれ固体処理剤を供給する固体処理剤供給装置
3A,3B,3Eが設けてある。
【0118】図2は本実施例の自動現像機Aと写真焼付
機BとソータCを一体的に組み合わせた感光材料処理装
置の全体を示す斜視図である。図において、自動現像機
Aの蓋A1を上方に開いて、固体処理剤を収納した収納
容器Dを装着部A2に図示左上方より右下方へと挿入し
て固定させる。
【0119】図3は、図1の自現機AのI−I断面にお
ける処理槽である発色現像槽1Aの処理剤投入部と処理
剤供給手段との断面図である。なお、漂白定着槽1B、
安定槽1C,1D,1Eにおいては、発色現像槽1Aと
同じ構成となるので、以下、処理槽1として説明する場
合は、発色現像槽1A、漂白定着槽1B、安定槽1C,
1D,1E何れも指すこととする。なお、図には、構成
をわかりやすくするために、感光材料を搬送する搬送手
段等は省略してある。また、実施例では、固体処理剤と
して錠剤を用いている。感光材料を処理する処理槽1
は、該処理槽1を形成する仕切壁の外側に一体的に設け
た錠剤(錠剤型固体処理剤)Jを供給する固体処理剤投
入部20及び恒温槽2を有する。これら処理槽1と恒温
槽2とは連通窓21が形成された仕切壁21Aにより仕
切られており、処理液は流通できるようになっている。
そして恒温槽2の上方に設けた固体処理剤投入部20に
は錠剤Jを受容する囲い25を設けたので、錠剤Jは固
体のまま処理槽1に移動することがない。なお、囲い2
5は処理液の通過は可能であるが、錠剤Jが溶けない限
り通過できない網である。
【0120】筒状のフィルター22は、恒温槽2の下方
に交換可能に設けられ、処理液中の不溶物、例えば析出
物等を除去する機能を果たす。このフィルター22の中
は、恒温槽2の下方壁を貫通して設けられた循環パイプ
23を介して循環ポンプ24(循環手段)の吸引側に連
通している。
【0121】循環系は、液の循環通路を形成する循環パ
イプ23、循環ポンプ24、及び、処理槽1等で構成さ
れていることになる。前記循環ポンプ24の吐出側に連
通した循環パイプ23の他端は処理槽1の下方壁を貫通
し、該処理槽1に連通している。このような構成によ
り、循環ポンプ24が作動すると処理液は恒温槽2から
吸い込まれ、処理槽1に吐出されて、処理液は処理槽1
内の処理液と混じり合い、再び恒温槽2へと入る循環を
繰り返すことになる。(本発明においては、処理液の循
環方向は、図3に示した方向に限られる必要はなく、逆
方向であってもよい。) 廃液管11は、処理槽1内の処理液をオーバーフローさ
せるためのものであり、液面レベルを一定に保つととも
に、他の処理槽から感光材料に付着して持ち込まれる成
分や、感光材料から浸み出す成分が貯留し、増加するこ
とを防ぐのに役立つ。
【0122】棒状のヒータ26は、恒温槽2の上方壁を
貫通して恒温槽2内の処理液中に浸漬するよう配設され
ている。このヒータ26は、恒温槽2及び処理槽1内の
処理液を加温するものであり、換言すると処理槽1内の
処理液を処理に適した温度範囲(例えば20〜55℃)
に保持する温度調整手段である。
【0123】処理量情報検出手段31としては光電セン
サが、自現機Aの入口に設けられ、処理される感光材料
の処理量を検出するために用いられる。この処理量情報
検出手段31は、左右方向に複数の検出部材を配してな
り、感光材料の幅を検出するとともに、検出されている
時間をカウントするための要素として機能する。感光材
料の搬送速度は機械的に予め設定されているので、幅情
報と時間情報とから感光材料の処理面積が算出できる。
(なお、本発明においてはこの処理量情報検出手段31
は、赤外線センサ、マイクロスイッチ、超音波センサ等
の感光材料の幅及び搬送時間を検出できるものであれば
よい。また、間接的に感光材料の処理面積が検出できる
もの、例えば図1のようなプリンタープロセッサの場
合、焼付を行った感光材料の量、或いは、予め決まって
いる面積を有する感光材料の処理数を検出するものでも
よい。更に、検出するタイミングは、本例では処理され
る前であるが、処理した後、或いは処理液中に浸漬され
ている間でも良い。このような場合は、処理量情報検出
手段31を設ける位置を処理後に検出できる位置や処理
中に検出できる位置に適宜変更することによりできる。
また、処理量情報検出手段31は、各処理槽1A,1
B,1C,1D,1E毎に設ける必要はなく、1台の自
現機Aに対して1つ設けることが好ましい。) 固体処理剤供給制御手段32は前記処理量情報検出手段
31による信号を受けて固体処理剤補充装置30の処理
剤の供給を制御し、また、補充水供給手段40の補充水
の供給を制御する。
【0124】本発明に用いることのできる固体処理剤補
充装置30は、露光された感光材料を処理する感光材料
処理装置の処理槽の上方に設定され、収納容器33、収
納容器装填手段34、供給手段35、駆動手段36から
構成されていて、上部カバー301によって密閉されて
いる。上記上部カバー301は、前記処理槽1及び恒温
槽2を収容する本体101と本体背部の支軸302によ
り揺動自在に結合されていて、該上部カバー301は、
図示一点鎖線A方向に持ち上げて、操作者側の前面及び
上面を大きく開放することにより、固体処理剤補充装置
30の点検や、前記フィルター22の交換作業をするこ
とができる。また、上記上部カバー301の上面の一部
には、天窓303が揺動自在に結合されていて、該天窓
303を図示一点鎖線B方向に開放して、前記収納容器
33の装着,交換を行う。
【0125】感光材料処理装置の本体101の内部で、
前記恒温槽2の近傍には、補充水供給手段40が設置し
てある。該補充水供給手段40は、補充水タンク41、
ベローズポンプ42、吸水管43,送水管44から構成
されている。補充水タンク41内に収容された補充水W
は、ベローズポンプ42の吸引作用により吸水管43を
通って吸引され、続いてベローズポンプ42の押出作用
より送水管44を通って恒温槽2内の処理液面上方に供
給される。前記ベローズポンプ42の駆動モータは補充
水供給制御手段(図示せず)によりタイミング制御され
て駆動回転して断続的に補充する。
【0126】以下のようにしてカラーペーパー用固体処
理剤を作成した。
【0127】〔1〕カラーペーパー用発色現像用固体処
理剤の作製 操作(1) 現像主薬のCD−3即ち4−アミノ−3−メチル−N−
エチル−N−[β−(メタンスルホンアミド)エチル]
アニリン硫酸塩1350.0gを市販のバンダムミル中
で平均粒径10μmになるまで粉砕する。この微粉末を
重量平均分子量6000のポリエチレングリコール10
00.0gを加え市販の混合機で均一に混合する。次に
市販の撹拌造粒機中で7分間室温にて50mlの水を添
加することにより造粒した後、造粒物を流動層乾燥機で
40℃にて2時間乾燥して造粒物の水分をほぼ完全に除
去する。
【0128】操作(2) ビス(スルホエチル)ヒドロキシルアミンジナトリウム
400.0g、p−トルエンスルホン酸ナトリウム17
00.0g、チノパールSFP(チバガイギー(株)
製)300.0gを操作(1)と同様にして各々粉砕す
る。これらとパインフロー(松谷化学社製)240.0
gを市販の混合機で均一に混合する。次に操作(1)と
同様にして、水の添加量を60mlにして造粒を行う。
造粒物を50℃で2時間乾燥して造粒物の水分をほぼ完
全に除去する。
【0129】操作(3) ジエチレントリアミン5酢酸5ナトリウム330.0
g、p−トルエンスルホン酸ナトリウム130.0g、
亜硫酸ナトリウム37.0g、水酸化リチウム1水塩3
40.0g、無水炭酸カリウム3300.0gを操作
(1)と同様にして各々粉砕する。これらと重量平均分
子量4000のポリエチレングリコール500.0g、
マンニトール600.0gを40%RH以下に調湿され
た部屋で市販の混合機を用いて均一に混合する。次に操
作(1)と同様にして水の添加量を800mlにして造
粒を行う。造粒物を60℃で30分乾燥して、造粒物の
水分をほぼ完全に除去する。
【0130】操作(4) 操作(1)〜(3)で作製した造粒物全てを、室温にて
市販のクロスロータリー式混合機を用いて10分間混合
し、これにN−ミリストイル−アラニンナトリウム5
0.0gを加えて市販の混合機で3分間均一に混合す
る。これを試料形態1とする。この混合物をロータリー
打錠機(菊水製作所(株)製クリーンプレスコレクトH
18)により直径30mm、厚み10mm、1錠あたり
の充填量を10.5g、打錠圧力を7tとし、連続圧縮
打錠を行い、カラーペーパー用発色現像液補充用錠剤を
作製した。これを試料形態2とする。
【0131】〔2〕カラーペーパー用漂白定着用固体処
理剤の作成 操作(5) 炭酸ナトリウム1水塩500.0g、エチレンジアミン
4酢酸第2鉄アンモニウム3水塩6000.0g、エチ
レンジアミン4酢酸300.0gを操作(1)と同様に
平均粒径10μmになるまで粉砕する。この微粉末を操
作(1)と同様に混合する。200mlの水を添加して
操作(1)と同様に造粒した後、造粒物を流動層乾燥機
で60℃にて3時間乾燥して造粒物の水分をほぼ完全に
除去する。
【0132】操作(6) チオ硫酸アンモニウム8000.0gとメタ重亜硫酸ナ
トリウム3050.0gを操作(1)と同様に粉砕し、
これにパインフロー(松谷化学(株)製)500.0g
を加えて、操作(1)と同様に混合する。水の添加量1
70mlで操作(1)と同様に造粒し、造粒後流動層乾
燥機で60℃で2時間乾燥して造粒物の水分をほぼ完全
に除去する。
【0133】操作(7) 操作(5),(6)で得られた造粒物を操作(4)と同
様に混合し、更に、重量平均分子量4000のポリエチ
レングリコール1000.0gとN−ラウロイルサルコ
シンナトリウム97.0gを添加して、25℃で40%
RH以下に調湿された部屋で混合機を用いて3分間混合
する。これを試料形態1とする。次に得られた混合物を
ロータリー打錠機(菊水製作所(株)製タフプレストコ
レクトH18)により、直径30mm、重量11.0g
のカラーペーパー用漂白定着補充用錠剤を作製した。こ
れを試料形態2とする。
【0134】〔3〕カラーペーパー用安定化固体処理剤
の作成 操作(8) 炭酸ナトリウム・1水塩450.0g、1−ヒドロキシ
エタン−1,1−ジホスホン酸3ナトリウム3000.
0g、エチレンジアミン4酢酸2ナトリウム150.0
g、o−フェニルフェノール70.0gを操作(1)と
同様に粉砕する。これにより重量平均分子量6000の
ポリエチレングリコール500.0gを加え操作(1)
と同様に混合する。水の添加量は60mlで操作(1)
と同様に造粒後、流動層乾燥機で70℃で2時間乾燥し
て造粒物の水分をほぼ完全に除去する。このようにし
て、調製した造粒物にN−ラウロイルサルコシンナトリ
ウム30.0gを添加し、25℃で、40%RH以下に
調湿された部屋で混合機を用いて3分間混合する。これ
を試料形態1とする。次に得られた混合物をロータリー
打錠機(菊水製作所(株)製タフプレストコレクトH1
8)により直径30mm、1錠当たりの重量を10.5
gのカラーペーパー用安定化錠剤を作成した。これを試
料形態2とする。
【0135】上記により作成した錠剤(試料形態2)を
用い、前述の図1〜3に示した構成にコニカ(株)製N
PS818を改造した自動現像機により、以下に示す感
光材料の作成の項の感光材料を用いて常法に従って露光
後、下記の処理工程に従って処理した。
【0136】 処理工程 処理温度 処理時間 錠剤補充量 補充水添加量 発色現像 40.0±0.5℃ 22秒 7.8g/m2 65ml/m2 漂白定着 35.0±1.0℃ 22秒 6.2g/m2 80ml/m2 安定 1 33.0±3.0℃ 22秒 − − 安定 2 33.0±3.0℃ 22秒 − − 安定 3 33.0±3.0℃ 22秒 1.0g/m2 247ml/m2 乾 燥 72.0±5.0℃ 50秒 − − 安定は3から1への向流方式であり、安定1のオーバー
フロー液のうち80ml/m2を補充水として漂白定着
槽に流入させた。錠剤を自動現像機に付加した錠剤供給
装置にセットし、その投入量が上記値になるように、投
入間隔を調整し、1回の投入量が発色現像では錠剤2個
(21.0g)、漂白定着では錠剤2個(22.0
g)、安定では錠剤1個(10.5g)となるようにし
た。そして、これに合わせて補充水量を調整し、処理を
行った。また、自動現像機の各処理槽の初期液は下記の
処方にて調製したものを使用した(補充方式1)。
【0137】 [発色現像液(1l当たり)] 亜硫酸ナトリウム 0.05g ジエチレントリアミン五酢酸5ナトリウム 3.0g 重量平均分子量4000のポリエチレングリコール 10.0g ビス(スルホエチル)ヒドロキシルアミンジナトリウム 4.0g チノパールSFP(チバガイギー(株)製) 1.0g p−トルエンスルホン酸ナトリウム 30.0g マンニット 6.0g 塩化カリウム 4.0g パインフロー 3.0g 発色現像主薬3−メチル−4−アミノ−N−エチル−N−(β−メタン スルホンアミドエチル)−アニリン硫酸塩〔CD−3〕 8.0g 炭酸カリウム 33.0g 水酸化リチウム 3.5g N−ミリストイルアラニンナトリウム 0.30g 水酸化カリウム又は硫酸を用いてpH10.00±0.05に調整する。
【0138】 [漂白定着液(1l当たり)] エチレンジアミン4酢酸第2鉄ナトリウム1水塩 60.0g エチレンジアミン4酢酸 6.7g チオ硫酸アンモニウム 72.0g チオ硫酸ナトリウム 8.0g メタ重亜硫酸アンモニウム 7.5g 炭酸カリウム又はマレイン酸を用いてpH6.0±0.5に調整する。
【0139】 [安定液(1l当たり)] 1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸3ナトリウム 3.0g エチレンジアミン4酢酸ジナトリウム 1.5g 炭酸ナトリウム 0.5g o−フェニルフェノール 0.08g 炭酸ナトリウム又は硫酸を用いてpH8.0±0.5 に調整する。
【0140】一方比較として、処理工程で示した固形処
理剤投入量と補充添加量の比率で補充液を作成し、前述
の図1に示した構成に改造していない従来の補充液補充
方式とした自動現像機ナイスプリントシステムNPS8
18(コニカ(株)製)にて、同様の処理を行った。こ
の時の各処理液の補充量は、処理工程で示した固形処理
剤投入量と補充水添加量の合計の量となるよう調整し処
理を行った(補充方式2)。
【0141】《感光材料の作成》紙支持体の片面にポリ
エチレンをラミネートし、もう一方の面に酸化チタンを
含有するポリエチレンをラミネートした支持体上に、以
下に示す構成の各層を酸化チタンを含有するポリエチレ
ン層の側に塗設し、多層ハロゲン化銀写真感光材料、試
料No.1を作製した。塗布液は下記のごとく調製し
た。
【0142】第1層塗布液 イエローカプラー(Y−1)26.7g、色素画像安定
化剤(ST−1)10.0g、色素画像安定化剤(ST
−2)6.67g、添加剤(HQ−1)0.67g、イ
ラジエーション防止染料(AI−3)0.33g及び高
沸点有機溶媒(DNP)6.67gに酢酸エチル60m
lを加え溶解し、この溶液を20%界面活性剤(SU−
1)7.0mlを含有する10%ゼラチン水溶液220
mlに超音波ホモジナイザーを用いて乳化分散させてイ
エローカプラー分散液を作製した。この分散液を下記条
件にて作製した青感光性ハロゲン化銀乳剤(銀8.68
g含有)と混合し、第1層塗布液を調製した。
【0143】第2層〜第7層塗布液も上記第1層塗布液
と同様に調製した。
【0144】また、硬膜剤として第2層及び第4層に
(H−1)を、第7層に(H−2)を添加した。塗布助
剤としては、界面活性剤(SU−2)、(SU−3)を
添加し、表面張力を調整した。なおハロゲン化銀写真材
料中の添加量は特に記載のない限り1m2当たりのグラ
ム数で示す。
【0145】なお、層構成は、下記表の如くである。
【0146】
【表1】
【0147】
【表2】
【0148】
【化16】
【0149】
【化17】
【0150】
【化18】
【0151】
【化19】
【0152】
【化20】
【0153】
【化21】
【0154】(青感性ハロゲン化銀乳剤の調製)40℃に
保温した2%ゼラチン水溶液1000ml中に下記(A
液)及び(B液)をpAg=6.5、pH=3.0に制
御しつつ30分かけて同時添加し、更に下記(C液)、
及び(D液)をpAg=7.3、pH=5.5に制御し
つつ180分かけて同時添加した。pHの制御は硫酸又
は水酸化ナトリウムの水溶液を用いて行った。pAgの
制御は、下記組成の制御液を用いた。制御液の組成は、
塩化ナトリウムと臭化カリウムからなる混合ハロゲン化
物塩水溶液であり、塩化物イオンと臭化物イオンの比
は、99.8:0.2とし、制御液の濃度は、A液,B
液を混合する際には0.1モル/l、C液,D液を混合
する際には1モル/lとした。
【0155】 (A液) 塩化ナトリウム 3.42g 臭化カリウム 0.03g 水を加えて 200ml (B液) 硝酸銀 10g 水を加えて 200ml (C液) 塩化ナトリウム 102.7g 臭化カリウム 1.0g 水を加えて 600ml (D液) 硝酸銀 300g 水を加えて 600ml 添加終了後、花王アトラス社製デモールNの5%水溶液
と硫酸マグネシウムの20%水溶液を用いて脱塩を行った
後、ゼラチン水溶液と混合して平均粒径0.85μm、
変動係数(S/R)=0.07、塩化銀含有率99.5
モル%の単分散立方体乳剤EMP−1を得た。
【0156】上記乳剤EMP−1に対し、下記化合物を
用い50℃にて90分化学熟成を行い、青感性ハロゲン
化銀乳剤(Em−B)を得た。
【0157】 チオ硫酸ナトリウム 0.8mg/モルAgX 塩化金酸 0.5mg/モルAgX 安定剤 STAB−1 6×10-4モル/モルAgX 増感色素 BS−1 4×10-4モル/モルAgX 増感色素 BS−2 1×10-4モル/モルAgX (緑感性ハロゲン化銀乳剤の調製方法)(A液)と(B
液)の添加時間及び(C液)と(D液)の添加時間を変
更する以外はEMP−1と同様にして、平均粒径0.4
3μm、変動係数(S/R)=0.08、塩化銀含有率
99.5モル%の単分散立方体乳剤EMP−2を得た。
【0158】EMP−2に対し、下記化合物を用いて5
5℃で120分化学熟成を行い、緑感性ハロゲン化銀乳
剤(Em−G)を得た。
【0159】 チオ硫酸ナトリウム 1.5mg/モルAgX 塩化金酸 1.0mg/モルAgX 安定剤 STAB−1 6×10-4モル/モルAgX 増感色素 GS−1 4×10-4モル/モルAgX (赤感性ハロゲン化銀乳剤の調製方法)(A液)と(B
液)の添加時間及び(C液)と(D液)の添加時間を変
更する以外はEMP−1と同様にして、平均粒径0.5
0μm、変動係数(S/R)=0.08、塩化銀含有率
99.5モル%の単分散立方体乳剤EMP−3を得た。
【0160】EMP−3に対し、下記化合物を用いて6
0℃で90分化学熟成を行い、赤感性ハロゲン化銀乳剤
(Em−R)を得た。
【0161】 チオ硫酸ナトリウム 1.8mg/モルAgX 塩化金酸 2.0mg/モルAgX 安定剤 STAB−1 6×10-4モル/モルAgX 増感色素 RS−1 1×10-4モル/モルAgX 変動係数は、標準偏差(S)と平均粒径(R)から計算
され、 S=〔Σ(Ri−R)2/Σni1/2iは粒径を表し、niは粒径がRiである粒子の数を表
す。
【0162】
【化22】
【0163】
【化23】
【0164】次に、試料1において、第5層のシアンカ
プラー(C−1)を表3に示すカプラー(添加量は比較
カプラーC−1と同モル量)にかえた以外は全く同様に
して本発明の試料2〜12を作成した。
【0165】得られた試料をウェッジ露光後、前記の処
理工程により1日あたりカラーペーパー5.0m2の連
続処理を2週間行い、ランニング後の赤感性感光層のカ
ブリ(Dmin)を測定した。
【0166】また、上記試料1〜12について前記ラン
ニング後の処理液を使用し、以下の方法によって色再現
性の評価を行った。
【0167】先ず、カラーネガフィルム(コニカカラー
LV−400:コニカ(株)製)とカメラ(コニカFT
−1MOTOR:コニカ(株)製)を用いてマクベス社
製カラーチェッカーを撮影した。続いて、カラーネガ現
像処理(CNK−4:コニカ(株))を行い、得られた
ネガ像をコニカカラープリンターCL−P2000(コ
ニカ(株))用いて上記試料No.1〜12に82mm
×117mmの大きさにプリントし、前記と同様にして
実技プリントを得た。プリントの際のプリンター条件
は、カラーチェッカー上の灰色がプリント上で灰色にな
るように各試料毎に設定を行った。
【0168】得られた実技プリントについて、色再現性
を目視により評価した。
【0169】結果を表3にまとめて示した。
【0170】
【表3】
【0171】表3から明らかなように、本発明の補充方
式によればカブリ及び色再現性を改善することができる
が、エアタイム比率を30%以下とし、ハロゲン化銀カ
ラー写真感光材料中に本発明の一般式(1)又は一般式
(2)で表されるシアンカプラーを含む試料を用いた実
験No.8〜20では、カブリ及び色再現性の更に著し
い改善が認められる。
【0172】実施例2 前記実施例1記載の自動現像機において、エアタイム比
を40%とし、更に浮き蓋を用いることにより発色現像
処理槽の開口面積比率を変えて前記実施例1と同様の処
理を行い、赤感光性乳剤層のカブリ及び色再現性を評価
した。結果を表4に示す。
【0173】
【表4】
【0174】表4から明らかなように、発色現像処理槽
の開口面積比率を12cm2/l以下とし、ハロゲン化
銀カラー写真感光材料中に本発明の一般式(1)又は一
般式(2)で表されるシアンカプラーを含む試料を用い
た実験No.22〜33は、何れもカブリが少なく、ま
た色再現性が非常に良好である。
【0175】
【発明の効果】本発明により、色再現性が良好であり、
かつ補充が簡便でランニング処理時のカブリが少ないハ
ロゲン化銀カラー写真感光材料の処理方法及び自動現像
装置を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】カラーペーパー用自動現像処理装置の概略構成
図。
【図2】上記自動現像処理装置の斜視図。
【図3】この発明に係る固体処理剤投入部の断面図。
【図4】処理槽間渡りラックを示す斜視図及び断面図。
【図5】顆粒状固体処理剤供給装置の断面図。
【図6】他の顆粒状固体処理剤供給装置の断面図。
【符号の説明】
1,1A,1B,1C,1D,1E 処理槽 20 固体処理剤投入部 30 固体処理剤補充装置 31 処理量情報検出手段 32 固体処理剤供給制御手段 33 収納容器(カートリッジ) 34 収納容器装填手段 35 供給手段 40 補充水供給手段 41 補充水タンク 42 ベローズポンプ 43 吸水管 44 送水管 J 錠剤型固体処理剤 W 補充水 50 渡りラック 52 ガイド 71 ホッパー 75 ピストン 81 パッケージ 82 スクリュー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03D 3/06 G03D 3/06 Z

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に青感性ハロゲン化銀乳剤層、
    緑感性ハロゲン化銀乳剤層、及び赤感性ハロゲン化銀乳
    剤層を含む写真構成層を有し、該赤感性ハロゲン化銀乳
    剤層に下記一般式(1)又は一般式(2)で表されるシ
    アンカプラーの少なくとも一種を含有するハロゲン化銀
    カラー写真感光材料を、固体処理剤を用いて調製された
    処理液により処理することを特徴とするハロゲン化銀カ
    ラー写真感光材料の処理方法。 【化1】 〔式中、R1及びR3は各々分岐アルキル基、置換アルキ
    ル基、置換アリール基又は複素環基を表し、R2及びR4
    は各々置換基を表し、X1及びX2は各々水素原子又は発
    色現像主薬の酸化体との反応により離脱しうる基を表
    す。〕
  2. 【請求項2】 ハロゲン化銀写真感光材料用固体処理剤
    を自動現像機の処理槽に実質的に直接投入するハロゲン
    化銀カラー写真感光材料の処理方法において、該ハロゲ
    ン化銀カラー写真感光材料が、支持体上に青感性ハロゲ
    ン化銀乳剤層、緑感性ハロゲン化銀乳剤層、及び赤感性
    ハロゲン化銀乳剤層を含む写真構成層を有し、該赤感性
    ハロゲン化銀乳剤層に上記一般式(1)又は一般式
    (2)で表されるシアンカプラーの少なくとも一種を含
    有するハロゲン化銀カラー写真感光材料であることを特
    徴とするハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理方法。
  3. 【請求項3】 発色現像用固体処理剤を発色現像工程の
    処理槽に直接供給する機構を有し、かつ該発色現像工程
    におけるエアタイム比率が5〜30%であり、支持体上
    に青感性ハロゲン化銀乳剤層、緑感性ハロゲン化銀乳剤
    層、及び赤感性ハロゲン化銀乳剤層を含む写真構成層を
    有し、該赤感性ハロゲン化銀乳剤層に上記一般式(1)
    又は一般式(2)で表されるシアンカプラーの少なくと
    も一種を含有するハロゲン化銀カラー写真感光材料を処
    理することを特徴とする自動現像処理装置。
  4. 【請求項4】 発色現像用固体処理剤を発色現像工程の
    処理槽に直接供給する機構を有し、かつ該発色現像工程
    の処理槽の開口面積比率Nが、12cm2/l以下であ
    り、支持体上に青感性ハロゲン化銀乳剤層、緑感性ハロ
    ゲン化銀乳剤層、及び赤感性ハロゲン化銀乳剤層を含む
    写真構成層を有し、該赤感性ハロゲン化銀乳剤層に上記
    一般式(1)又は一般式(2)で表されるシアンカプラ
    ーの少なくとも一種を含有するハロゲン化銀カラー写真
    感光材料を処理することを特徴とする自動現像処理装
    置。
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