JPH0957818A - 樹脂組成物押出用スクリーンメッシュおよびこれを用いた押出品の製造方法 - Google Patents

樹脂組成物押出用スクリーンメッシュおよびこれを用いた押出品の製造方法

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JPH0957818A
JPH0957818A JP7220715A JP22071595A JPH0957818A JP H0957818 A JPH0957818 A JP H0957818A JP 7220715 A JP7220715 A JP 7220715A JP 22071595 A JP22071595 A JP 22071595A JP H0957818 A JPH0957818 A JP H0957818A
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JP
Japan
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extrusion
screen mesh
resin composition
extruded
mesh
Prior art date
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Pending
Application number
JP7220715A
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English (en)
Inventor
Kazumasa Sakata
和正 坂田
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた耐食性および耐摩耗性を発揮すると共
に微細な異物を除去できる樹脂組成物押出用スクリーン
メッシュおよび長時間の連続押出成形が可能である押出
成形品の製造方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 押出機内に取り付けられており、押出の
際に押出材料中の異物を除去するスクリーンメッシュで
あって、前記スクリーンメッシュが、49.0〜51.
5原子%のニッケルを含有するNi−Ti系合金線材か
ら構成され、かつ、その表面にチタン酸化物を含む厚さ
0.1〜2.0μmの皮膜を有することを特徴とする。
また、このスクリーンメッシュを押出方向において押出
スクリューの前方に有する押出機を用いて樹脂組成物を
押し出すことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力ケーブル等に
使用されるゴム・プラスチック等の押出被覆材料(以
下、押出材料と省略する)中の微細な異物を安定して除
去し得る樹脂組成物押出用スクリーンメッシュ、および
これを用いた押出品の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、導体上にゴム・プラスチック等の
樹脂組成物を押出成形してなる絶縁電力ケーブル(以
下、電力ケーブルと省略する)においては、より高い電
圧下で使用する場合、絶縁層中に存在する異物や、半導
電層中に存在する異物を核として絶縁層と半導電層との
間の界面に生成した突起に起因して電界の集中が引き起
こされ、これによって電気トリーの発生や絶縁破壊がも
たらされることがある。したがって、電力ケーブルの高
電圧化や信頼性の向上を図るためには、各層を押出成形
する際に、上記異物を適宜除去しなければならない。こ
の押出成形の際における異物の除去は、耐食性に優れる
SUS304やSUS316等のステンレス鋼から構成
された線材を織り上げてなるスクリーンメッシュを、通
常押出機の先端に取り付けることにより行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、特に電力ケーブ
ルの高圧送電における信頼性を高めるために、絶縁破壊
の原因となる接続部の数を減らした長尺の電力ケーブル
が使用されている。このような長尺の電力ケーブルを製
造する場合、導体上に形成される半導電層および絶縁層
を、長時間にわたって連続して押出成形する必要があ
る。
【0004】しかしながら、押出もしくは押出成形する
押出材料、例えばゴム、プラスチックには、種々の添加
材、例えばカーボンブラックのような充填材が配合され
ている。このため、このような添加材が高い割合で配合
されている押出材料がスクリーンメッシュを通過する
と、スクリーンメッシュを構成する線材が添加材、特に
カーボンブラックにより摩耗して線材が細くなり、場合
によっては線材が破断されてしまう。その結果、押出の
際に押出材料中の微細な異物を除去することができなく
なる。また、押出材料としてエチレン−酢酸ビニル共重
合体(EVA)のような微量の酸を含む材料を用いる
と、スクリーンメッシュを構成する線材が酸によって腐
食するおそれがある。
【0005】このように、従来のスクリーンメッシュで
は、耐食性および耐摩耗性が不十分であるので、破断に
至るまでの期間が短く、連続押出成形に限界がある。こ
のため、長尺の電力ケーブルを製造する上で生産性の低
下等の問題が生じる。
【0006】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、優れた耐食性および耐摩耗性を発揮すると共に微
細な異物を除去できる樹脂組成物押出用スクリーンメッ
シュ、および長時間の連続押出成形が可能である押出品
の製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、押出機内に取り付けられており、押出の
際に押出材料中の異物を除去するスクリューメッシュで
あって、前記スクリーンメッシュが、49.0〜51.
5原子%のニッケルを含有するNi−Ti系合金線材に
より構成され、かつ、その表面にチタンの酸化物を含む
厚さ0.1〜2.0μmの皮膜を有することを特徴とす
る樹脂組成物押出用スクリーンメッシュを提供する。
【0008】本発明の線材の材料として用いられるNi
−Ti系合金において、ニッケルの含有量が49.0原
子%未満の場合には、十分な機械的特性を有するスクリ
ーンメッシュを得ることができず、特に伸びが不十分と
なる。一方、ニッケル含有量が51.5原子%を越えた
場合には、Ni−Ti系合金の加工性が低下するので、
細い線材を得ることが困難となる。なお、Ni−Ti系
合金中のニッケル含有量は、好ましくは、50.6〜5
1.5原子%である。
【0009】また、このNi−Ti系合金中には、F
e,Co,Cr,VおよびNbの合金元素群のなかから
選択された1種または2種以上の元素が含有されていて
もよく、この場合には、ニッケルおよびチタン以外の元
素の含有量は、合計で0.01〜5.0原子%とするこ
とが好ましい。さらに、Cuを含み前記合金元素(F
e,Co,Cr,VおよびNb)のなかから選択された
1種または2種以上の元素を、合計で1〜10原子%の
割合で含有してもよい。これらの元素を、所定の割合で
添加することによって、得られるNi−Ti系合金から
なるスクリーンメッシュの機械的特性を向上させること
ができ、添加元素の種類によっては、さらに耐食性を向
上させることが可能となる。しかしながら、添加元素の
含有量が前記範囲を越える場合には、Ni−Ti系合金
の加工性が悪くなり、細い線材を得ることが困難となる
ため実用的でない。
【0010】なお、Ni−Ti系合金中にこれらの元素
を添加する場合、ニッケルの含有量は、49.5〜5
1.5原子%であることが好ましい。ニッケル含有量の
下限が異なるのは、前記添加元素が合金に添加される際
に、Niおよび/またはTiと置換されるためである。
【0011】また、Ni−Ti合金中には、Siおよび
S等の不可避的不純物を含んでもよい。本発明において
は、線材の表面に形成される皮膜の厚さは、0.1〜
2.0μmに限定する。皮膜の厚さが0.1μm未満で
あると、その薄さに起因して皮膜が摩耗し、Ni−Ti
系合金母材にまで、腐食・摩耗が進展してしまう。その
母材の腐食は、ステンレス鋼母材よりは極めて少ないも
のの、摩耗量は、Ti系酸化皮膜の場合よりも大きくな
る。一方、皮膜厚さが2.0μmを超えると皮膜が厚す
ぎるためにクラックが発生し、押出成形時に押出材料の
通過により皮膜が剥離して、所望の耐食性・耐摩耗性が
得られずにスクリーンメッシュが破断してしまう。
【0012】線材にチタン酸化物を主成分とする酸化物
からなる皮膜を形成する方法としては、例えば、上述の
NiTi系合金線材を大気中で250〜800℃の温度
で熱処理を施す方法が挙げられる。さらに、真空蒸着ま
たはスパッタリング蒸着法等を用いて、線材に酸化皮膜
を被着することもできる。前記熱処理を施す方法におい
ては、熱処理温度が250℃未満であると、有効な皮膜
厚さ(0.1〜2.0μm)を得るまでの時間が長くな
り実用的でなく、一方、熱処理温度が800℃を越える
と、機械的強度の低下によって押出中にスクリーンメッ
シュが樹脂の圧力によって破断するおそれがある。
【0013】加熱処理の時間は、加熱温度によって適宜
選択することができるが、5時間を越えないことが好ま
しい。例えば、600℃の場合には、30分〜2時間の
加熱処理によって、本発明の範囲の膜厚を有する皮膜を
形成することができる。
【0014】なお、本発明において、この熱処理は、N
i−Ti系合金からなる線材を織り込んだ後に行う。こ
れは、線材の状態で熱処理を施しても、線材を織り込む
際に、表面に形成された皮膜が剥離して、充分な耐食性
・耐摩耗性を発揮しなくなる恐れがあるからである。
【0015】かかる皮膜を有する本発明のスクリーンメ
ッシュは、室温における2%以上の変形に対して、元の
形状に回復することが好ましい。また、本発明は、上記
スクリーンメッシュを押出方向において押出スクリュー
の前方に有する押出機を用いて樹脂組成物を押し出すこ
とを特徴とする押出品の製造方法を提供する。
【0016】本発明において使用される押出材料(樹脂
組成物)としては、エチレンプロピレンゴム、エチレン
−プロピレン−ジエンゴム、クロロプレンゴム、シリコ
ーンゴム、アクリルゴム、フッ素ゴム、天然ゴム等のゴ
ム、ポリエチレン、ポリプロピレン、塩素化ポリエチレ
ン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリ
ル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチ
レン−アクリル酸メチル共重合体、エチレン−アクリル
酸エチル共重合体等のオレフィン系重合体、ポリアミ
ド、ポリ塩化ビニル、テトラフルオロエチレンパーフル
オロアルキルビニルエーテル、テトラフルオロエチレン
−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、飽和ポリエステ
ル等のプラスチック、並びにこれらに充填材やその他の
添加材を配合したコンパウンドを挙げることができる。
【0017】また、本発明の樹脂組成物押出用スクリー
ンメッシュを用いて得られる押出品としては、ゴム・プ
ラスチック絶縁電力ケーブルにおける内部半導電層、外
部半導電層、絶縁層、押出フィルム等を挙げることがで
きる。このような押出品は、電力ケーブルの接続部に用
いられる押出モールド材や、プレハブジョイントにおけ
る電気絶縁部の材料として好適である。
【0018】なお、本発明のスクリーンメッシュを用い
て樹脂組成物の押出しを行なった後には、酸化皮膜は、
わずかではあるが摩耗してその膜厚が減少してしまう。
そのような場合でも、スクリーンメッシュを洗浄後、再
度、所定の条件下で加熱処理を行なって、0.1〜2.
0μmの厚さの酸化被膜を形成すれば、数回の繰り返し
使用が可能である。
【0019】上述のように、本発明の樹脂組成物押出用
スクリーンメッシュは、チタン酸化物を含む厚さ0.1
〜2.0μmの皮膜を表面に有し、ニッケル含有量が4
9.0〜51.5原子%のNiTi系合金からなる線材
により構成されていることを特徴とするものである。
【0020】この厚さの皮膜は、押出材料(樹脂組成
物)に含まれる酸やカーボンブラックのような添加材に
対する耐食性および耐摩耗性を発揮する。したがって、
大きな押出量で連続して長時間押出成形を行っても、破
断することなく充分に押出材料中の微細な異物を除去す
ることができる。
【0021】本発明の押出方法は、上記スクリーンメッ
シュを押出方向において押出スクリューの前方に有する
押出機を用いて樹脂組成物を押し出すことを特徴として
いる。本発明の押出方法においては、耐食性および耐摩
耗性に優れたスクリーンメッシュを使用するので、スク
リーンメッシュが破断に至るまでの期間を長くすること
ができ、長尺の電力ケーブルの製造に要求されるレベル
の連続押出成形を実現することができる。このため、電
力ケーブル製造における生産性が向上する。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例および比較
例を示して、本発明をより具体的に説明する。 (実施例1)51.0原子%のニッケルを含有し、残部
がTiであるNi−Ti系合金からなる線径40μmの
線材を織り込んで250メッシュ(開口径62μm)の
メッシュ本体を作製した。このメッシュ本体に大気中で
600℃×1時間の熱処理を施し、その後空冷すること
によりメッシュ本体上に厚さ0.8μmの皮膜を形成し
て、実施例1のスクリーンメッシュを作製した。なお、
皮膜の厚さは、オージェ分光分析法により測定した。
【0023】
【表1】
【0024】さらに、前記表1に示すようにして、実施
例2〜4および比較例1〜6のスクリーンメッシュを作
製した。すなわち、表1に示すような組成で他の元素を
含有するNi−Ti系合金からなる線材を用いる以外
は、実施例1と同様にしてメッシュ本体を作製し、それ
ぞれ表1に示す条件で加熱処理を施して、実施例2〜4
のスクリーンメッシュを作製した。実施例2〜4のスク
リーンメッシュの皮膜の厚さは、いずれも1.1〜1.
4μmであった。
【0025】また、実施例1〜4で作製されたメッシュ
本体に加熱処理を施さないで、比較例1〜4のスクリー
ンメッシュとし、SUS316およびSUS304を用
いて同様のメッシュを作製して、それぞれ比較例5およ
び6とした。なお、比較例のスクリーンメッシュの皮膜
の厚さは、いずれも0.01μmであった。
【0026】上述のようにして得られた実施例1〜4お
よび比較例1〜6のスクリーンメッシュを押出機に取り
付け、これを用いて樹脂組成物を押し出した後のスクリ
ーンメッシュの破断状況および削れた量を、以下のよう
にして観察した。まず、実施例1〜4および比較例1〜
6のスクリーンメッシュを、それぞれシリンダ径が65
mmφの押出機に取り付けた。一方、樹脂組成物として
は、メルトインデックスが10であるエチレン酢酸ビニ
ル(EVA)樹脂100重量部に、導電性カーボンブラ
ック65重量部および酸化防止剤0.3重量部を配合し
て得られた半導電性混和物であるEVA樹脂組成物を用
いた。
【0027】この樹脂組成物を、上記押出機を用いて、
それぞれ3種類の押出量(500kg、1t(トン)お
よび2t(トン))で連続押出し、そのときの各スクリ
ーンメッシュの破断状況および削れた量を顕微鏡により
観察した。その結果を下記表2に示す。
【0028】
【表2】
【0029】表2から明らかなように、本発明のスクリ
ーンメッシュ(実施例1〜4)は、材料中に微量な酸を
含み、さらに添加材を含有する押出材料を1tの通過量
で押し出した場合の線径の減少量は、最大でも0.5μ
mであり、さらに、2tの押出量で押出した場合におい
ても、スクリーンメッシュの構成する線材はほとんど削
れていない。
【0030】これに対して、本発明に規定する厚さの酸
化皮膜を有しないスクリーンメッシュ(比較例1〜4)
は、1tの材料を押し出した場合の線径の減少量は、
2.1μmと、本発明の4倍以上に達している。さら
に、押出量を2tと増加させると、その減少量は、18
μmにも及んでおり、このように摩耗量が大きくなる
と、異物除去のレベルが著しく低くなる。特に、比較例
5および6においては、500kg以上の長時間の押出
しでは、いずれもスクリーンメッシュの構成線材は破断
しているため、異物除去の役割を果たしていない。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明の樹脂組成物
押出用スクリーンメッシュは、スクリーンメッシュが、
49.0〜51.5原子%のニッケルを含有するNi−
Ti系合金線材から構成され、その表面にチタン酸化物
を含む厚さ0.1〜2.0μmの皮膜を有するので、優
れた耐食性および耐摩耗性を発揮すると共に微細な異物
を除去できるものである。
【0032】また、本発明の押出品の製造方法は、上記
スクリーンメッシュを押出方向において押出スクリュー
の前方に有する押出機を用いて樹脂組成物を押し出すの
で、長時間の連続押出成形が可能であり、連続して安定
した品質の押出成形品を得ることができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押出機内に取り付けられており、押出の
    際に押出材料中の異物を除去するスクリューメッシュで
    あって、前記スクリーンメッシュが、49.0〜51.
    5原子%のニッケルを含有するNi−Ti系合金線材に
    より構成され、かつ、その表面にチタンの酸化物を含む
    厚さ0.1〜2.0μmの皮膜を有することを特徴とす
    る樹脂組成物押出用スクリーンメッシュ。
  2. 【請求項2】 請求項1のスクリーンメッシュを押出方
    向において押出スクリューの前方に有する押出機を用い
    て樹脂組成物を押し出すことを特徴とする押出品の製造
    方法。
JP7220715A 1995-08-29 1995-08-29 樹脂組成物押出用スクリーンメッシュおよびこれを用いた押出品の製造方法 Pending JPH0957818A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10329199A (ja) * 1997-06-03 1998-12-15 Furukawa Electric Co Ltd:The 樹脂組成物押出用スクリーンメッシュ、その製造方法およびそれを用いた押出品の製造方法
JPH11291304A (ja) * 1998-04-13 1999-10-26 Mitsubishi Gas Chem Co Inc ポリカーボネート樹脂成形材料の製造方法及びその透明成形品

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