JPH0966704A - 自動車用スリップ防止装置 - Google Patents

自動車用スリップ防止装置

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JPH0966704A
JPH0966704A JP24665395A JP24665395A JPH0966704A JP H0966704 A JPH0966704 A JP H0966704A JP 24665395 A JP24665395 A JP 24665395A JP 24665395 A JP24665395 A JP 24665395A JP H0966704 A JPH0966704 A JP H0966704A
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JP
Japan
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sand
pipe
vehicle
blower motor
storage tank
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JP24665395A
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Hirokimi Doi
洋公 土居
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の搭載スペースの少ない自動車の特殊性
に鑑み、部品点数の削減と機構の小型化を図り、スリッ
プ防止のための砂の使用量を効率的に調整可能とする点
にある。 【解決手段】 砂の車載容器と、車載容器とタイヤの前
方位置とを連絡する管状手段と、駆動スイッチに応答し
て車載容器内に格納した散布砂をタイヤ側へ移送させる
散布駆動手段とを備え、車載容器と管状手段の吐出開口
との間に散布駆動手段を配する一方、散布駆動手段は回
転軸に複数のフィンを備えるブロアモータを使用し、前
記管状手段は、車載容器から立ち下る下降部と、この下
降部から立ち上がって前記フィンへ連絡される上昇部と
を備える。圧縮空気およびバルブは使用しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、砂の散布によって自動
車のスリップを防止する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】路面が凍結する冬期に自動車のスリップ
を防止するため、タイヤの前方に向けて砂を散布する技
術が各種提案されている。散布する砂は車載タンクに貯
留しておき、操作スイッチによって必要量の砂をタイヤ
前方に撒くわけであるが、このときの駆動方式は大別し
て二つある。ひとつは圧縮空気によって強制散布する方
式であり、もう一つはバルブを開いて砂を自由落下させ
る方式である。
【0003】図3は、圧縮空気を利用して砂を強制散布
する機構を示すものである(実開昭61−38202
号)。これはコントロールユニット1からの指令によっ
て、空気開閉バルブ2を開動し、圧気供給管3から圧縮
空気を後段へ送り込む一方、タンク4の下方に設けた開
閉バルブ5を開いて砂を落下させ、エゼクタ6によって
砂と空気とを混合し、輸送管7を介して砂をタイヤ側へ
強制的に送り込むものである。尚、符号8は車室内に設
けたマニュアルスイッチ、9はブレーキ油圧センサであ
る。
【0004】一方、図4は、タンク10の下方に設けた
バルブ11を開動し、砂12を自由落下させるタイプの
ものである(実開平2−54703号)。バルブ11
は、バキューム装置(図示せず)および吸気管15を介
してエキゾーストシリンダ16を駆動することによって
開動させる。バルブ11はパネルに散布孔を穿設してな
り、当該パネルを吸引することで散布孔が砂管17の位
置に移動し、砂を落下させるわけである。尚、18はリ
ターンスプリングである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来のスリッ
プ防止装置は、以下のような問題があった。まず圧縮空
気を利用した強制散布方式は、コンプレッサーやバルブ
等の複雑な機構を要するが、一般の自家用自動車には搭
載スペースに限界があり、またパワーにも限界があるの
で、複雑な機構を採用することは難しい。とくに冬季は
電力消費の激しいヒーターを使用している場合が多いか
ら、パワーの消耗は極力避ける必要がある。またバルブ
数が多くなると、散布する砂がバルブの微小機構に挟ま
って正常な作動を妨げるなど、故障発生の確率も高くな
る。また図3に示す装置では、エアと砂とを混合するエ
ゼクタ(6)を使用するため、目詰まりを起こす可能性
を否定できない。
【0006】自動車は一般装置に較べてメンテナンスが
煩雑であり、時間も費用も要する。従って、機構的には
部品点数を少なくし、より故障の発生確率を低減させる
必要がある。そこで、砂を自由落下させる実開平2−5
4703号記載の発明をみると、単純なバルブ機構で砂
を散布できるため、メンテナンスの問題は一応解決でき
るようである。しかしながらバルブを駆動して散布孔か
ら砂を落下させるために、砂の使用量が多くなり易いと
いう難がある。このためタンク内の砂の残量を頻繁に点
検する煩わしさがあり、点検や砂の補充を怠ると、本当
に急制動が必要な緊急停止時に所期の目的を達成できな
いという問題が生じ易い。一方、砂の使用量を考える
と、凍結路面であっても少量の砂の散布によって十分に
制動力を高めることが出来る。雪道の轍(わだち)から
脱出するときにはやや多めの砂を要するが、それでも砂
を貯留タンクから自由に落下させるほどの量は要しな
い。
【0007】そこで本発明の目的は、搭載スペースの少
ない自動車の特殊性に鑑み、部品点数の削減と機構の小
型化を図り、スリップ防止のための砂の使用量を効率的
に調整可能とする点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成して課題
を達成するため本発明に係る自動車用スリップ防止装置
は、車載容器と、該車載容器とタイヤの前方位置とを連
絡する管状手段と、駆動スイッチに応答して車載容器内
に格納した散布砂をタイヤ側へ移送させる散布駆動手段
とを備える装置を技術的前提として、車載容器と管状手
段の吐出開口との間に散布駆動手段を配する一方、散布
駆動手段は回転軸に複数のフィンを備えるブロアモータ
を使用し、前記管状手段は、車載容器から立ち下る下降
部と、この下降部から立ち上がって前記フィンへ連絡さ
れる上昇部とを備える。
【0009】
【作用】本発明に係るスリップ防止装置は、ブロアモー
タの回転によって生ずるエアの流れに乗せて砂を移送す
る。バルブは使用しない。車室内の操作スイッチによっ
て作動する機構はブロアモータだけである。砂の散布量
はブロアモータの回転数または作動時間によって制御す
る。
【0010】本発明では、砂の貯留タンクと移送パイプ
の吐出口との間にブロアモータを配してある。モータ回
転軸に固定したフィンが作る負圧によって、モータの前
段にある砂を吸引し、後段の吐出開口へ強制搬送する。
このとき、貯留タンク内の砂が、一時に多量にブロアモ
ータ回転軸(フィン)へ流れ込むと、回転軸が目詰まり
を起こす可能性がある。そこで本発明では、貯留タンク
からブロアモータへ至る部分の砂の移送パイプを略U字
状に形成し、貯留タンクから下方へ落とした砂がブロア
モータの負圧によって吸引されるようにしてある。吸引
される砂は必ずエアの流れとともに上昇して後段へ送り
込まれる。砂の移動経路に上昇部分を設けてあるので、
砂は上昇するエアの流れに従って上昇移動し、砂だけの
自由な落下散布は防止される。
【0011】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明の実施例を
説明する。図1は本発明に係るスリップ防止装置の一例
を示すものである。このスリップ防止装置20は、砂2
1の貯留タンク22と、砂21の移動経路となるパイプ
23と、砂21を強制的に移動させるブロアモータ30
とを備える。尚、符号35はブロアモータ30を制御す
るコントローラ、36は車室内に設けたマニュアルスイ
ッチ、37はブレーキセンサである。
【0012】貯留タンク22は、例えば図2に示すよう
にフロントフード25内の余裕スペースに収納する。容
積は問わないが1〜2リットル程度の容量があれば十分
実用に耐える。この貯留タンク22は走行振動やエンジ
ン熱によって変形しない樹脂素材で成形することが望ま
しい。また使用しない夏場には取り外し可能とするた
め、フックやボルト(またはネジ)等の着脱可能な手段
によって固定することが望ましい。
【0013】砂21の移送経路であるパイプ23は、好
ましくは可撓性樹脂チューブを使用し、エンジンルーム
26からタイヤ27,28へと自由な経路を選択して配
設する。パイプ23の後端部は貯留タンク22に接続
し、後端部の吐出開口をタイヤ(この実施例ではタイヤ
27,28)の前方位置まで導く。また中間部にブロア
モータ30が位置するから、砂の露出を防止するためモ
ータ本体、または少なくとも回転軸31に固定したフィ
ン32の外周部を被覆させる。従ってパイプ23は中間
部において若干のふくらみ部分(24)をもつ。尚、図
ではパイプ23の後端部と貯留タンク22との接続部分
を一体成形の如く示してあるが、この部分はタンク(2
2)下端に設けた吐出口と、別体のパイプ23の端部と
を嵌合させるだけで良い。
【0014】貯留タンク22は、砂の吐出口を下端部に
設ける。砂をいったん下方に落とすためである。またパ
イプ23は、下降点Dからブロアモータ30へ向けて上
昇する経路を辿るように配する。符号Pで示す部分が上
昇経路である。上昇経路Pを設けるため、この実施例で
は貯留タンク22の下部に傾斜面Rを設け、パイプ23
の引き回し距離を短絡させた。尚、図1ではブロアモー
タ30の後段部分のパイプ(符号Qで示す部分)を下降
ぎみに示してあるが、これは前輪(27)までの距離が
短いことを前提にするためであり、砂21の移送が無理
でない限り水平経路であっても構わない。
【0015】コントローラ35を制御するブレーキセン
サ37は急制動を検出するものである。通常の信号停止
や交差点徐行におけるブレーキ使用のときにまで砂を散
布する必要はないからである。つまりブレーキセンサ3
7は、ブレーキペダルが異常に強く踏まれたときに作動
すればよく、このときには凍結路面でのスリップが生ず
る蓋然性が高いので砂を散布して制動力を高める。より
具体的には、ブレーキペダルが所定閾値よりも強く踏ま
れたときに作動する検出スイッチ(センサ)を設ける。
かかる検出センサは、最も単純にはバネの反発力によっ
て踏込力の強さをON、OFFを判断構成できるから、
例えば交差点停止時におけるブレーキの確認操作程度の
踏込み力ではONしないよう構成することが出来る。ま
たブレーキペダルの踏込み速度を検出することで、通常
のブレーキ操作と緊急停止のブレーキ操作の区別をする
ことも可能である。ブレーキ油圧(流量)による緊急制
動の検出でも良い。
【0016】従ってかかるスリップ防止装置によれば、
車室内に設けたマニュアルスイッチ36またはブレーキ
センサ37からの信号により、コントローラ35がブロ
アモータ30を駆動する。そしてフィン32が作る負圧
によって、貯留タンク30の下方に位置する砂21が上
方に向かって吸引され、後段へ移送され、パイプ23の
吐出開口からタイヤ27,28の前方に向けて散布され
る。
【0017】フィン32の回転負圧による吸引移送であ
るから、砂21の散布量は自由落下に較べて少量に制御
することが可能である。また散布孔からの自由落下に較
べて緊急時の応答速度も優れる。尚、雪道の轍(わだ
ち)のように砂の使用量を増やす必要がある場合にはマ
ニュアルスイッチ36によってブロアモータ30を所望
タイミングで作動させ、必要量の砂21を散布すること
もできる。
【0018】この装置はバルブ機構を使用しないから、
冬季、例えばマイナス10℃〜20℃といった外気温条
件下においても、部材の凍結による不作動事故を生じな
い。モータ回転軸31は低温条件での氷雪付着があって
も正常に作動し、砂21を確実に散布する。
【0019】尚、パイプ23の吐出開口は、基本的には
タイヤ(27,28)の前方位置に砂21が散布される
よう設計するが、雪道ではタイヤ(27,28)が濡れ
ているので、タイヤの前方中間部より下側に直接吹き付
けても砂21を付着させることができ、制動力を高める
ことが出来る。また緊急時のハンドル操作によって砂の
散布位置とタイヤの前進方向とが若干の位置ズレを起こ
すことも考えられるが、吐出口に拡開ノズルを設けて砂
を拡散散布すれば、砂の散布によるブレーキ制動の向上
という初期目的は確実に達成できる。また散布する砂の
凍結を防止するため、木炭粉末等の湿気吸収剤を混合し
ても良い。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るスリッ
プ防止装置によれば、少ない部品点数によって装置の故
障確率を低減し、機構の小型化すると同時に、砂の使用
量を効率的に調整可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスリップ防止装置の一例を示す図
である。
【図2】図1の装置を自家用車に搭載した状態を例示す
る図である。
【図3】従来のスリップ防止装置を示す図である。
【図4】従来のスリップ防止装置の他の機構例を示す図
である。
【符号の説明】
20 スリップ防止装置 21 砂 22 貯留タンク 23 パイプ 25 フロントフード 26 エンジンルーム 27,28 タイヤ 30 ブロアモータ 35 コントローラ 36 マニュアルスイッチ 37 ブレーキセンサ P パイプの上昇部 D パイプの下降点 Q パイプ後段の下降部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車載容器と、該車載容器とタイヤの前方位
    置とを連絡する管状手段と、駆動スイッチに応答して車
    載容器内に格納した散布砂をタイヤ側へ移送させる散布
    駆動手段とを備える自動車用スリップ防止装置におい
    て、 車載容器と管状手段の吐出開口との間に散布駆動手段を
    配する一方、 散布駆動手段は回転軸に複数のフィンを備えるブロアモ
    ータを使用し、 前記管状手段は、車載容器から立ち下る下降部と、この
    下降部から立ち上がって前記フィンへ連絡される上昇部
    とを備えることを特徴とする自動車用スリップ防止装
    置。
JP24665395A 1995-08-30 1995-08-30 自動車用スリップ防止装置 Withdrawn JPH0966704A (ja)

Priority Applications (1)

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JP24665395A JPH0966704A (ja) 1995-08-30 1995-08-30 自動車用スリップ防止装置

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JP24665395A JPH0966704A (ja) 1995-08-30 1995-08-30 自動車用スリップ防止装置

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JPH0966704A true JPH0966704A (ja) 1997-03-11

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ID=17151625

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JP24665395A Withdrawn JPH0966704A (ja) 1995-08-30 1995-08-30 自動車用スリップ防止装置

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JP (1) JPH0966704A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102632768A (zh) * 2012-04-20 2012-08-15 山东交通学院 湿滑路面应急制动系统
CN109229118A (zh) * 2018-09-27 2019-01-18 黄程程 车辆行驶防滑系统
CN109229117A (zh) * 2018-09-27 2019-01-18 黄程程 车辆防滑装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102632768A (zh) * 2012-04-20 2012-08-15 山东交通学院 湿滑路面应急制动系统
CN109229118A (zh) * 2018-09-27 2019-01-18 黄程程 车辆行驶防滑系统
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Effective date: 20021105