JPH0971865A - シート状長尺被処理物の真空処理装置 - Google Patents

シート状長尺被処理物の真空処理装置

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JPH0971865A
JPH0971865A JP22669695A JP22669695A JPH0971865A JP H0971865 A JPH0971865 A JP H0971865A JP 22669695 A JP22669695 A JP 22669695A JP 22669695 A JP22669695 A JP 22669695A JP H0971865 A JPH0971865 A JP H0971865A
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vacuum
sheet
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chamber
vacuum processing
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JP22669695A
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Akira Doi
陽 土居
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Nissin Electric Co Ltd
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Nissin Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 所定真空下でシート状長尺被処理物の各部に
所定の処理を連続的に施すための真空処理装置であっ
て、真空処理室に対するシート状長尺被処理物の搬入及
び搬出を該処理室の所定真空状態を破ることなく繰り返
し簡単に行うことができるシール装置を提供する。 【解決手段】 真空処理室4の入口スリット411及び
出口スリット421に壁部材51、61で囲繞した被処
理物通路52、62を連設し、各通路に、シート状長尺
被処理物Sを挟着しつつ回転してその通過を許す回転ロ
ーラ群71、72等であって両端部が磁性流体シール装
置74によって気密にシールされたものを含む気密ゲー
ト7を設置して予備排気室91、92を形成し、さらに
各予備排気室に補助気密ゲート8を設けるとともに、真
空処理室4及び予備排気室91、92をそれぞれ所定真
空状態にするための排気装置100を設けたシート状長
尺被処理物の真空処理装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート状長尺被処
理物に対し、所定真空下で成膜処理、エッチング処理、
表面改質処理、洗浄処理等の真空処理を連続的に施すシ
ート状長尺被処理物の真空処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば長尺ゴムシート上に耐摩耗
性向上の目的でDLC(Diamond LikeCarbon )膜を形
成したり、樹脂フィルム表面に付着した油脂等の汚れを
除去する目的で該フィルムに対しプラズマによる洗浄処
理を行ったりする場合のように、シート状長尺被処理物
に対し所定真空下での処理を施す場合、通常、図5に示
す真空処理装置が用いられる。
【0003】この装置は、排気装置11が付設され、室
壁の一部にゲート弁Gが設けられた真空処理室1を有
し、室1内には成膜処理、エッチング処理、表面改質処
理、洗浄処理等の所定の真空処理を行える処理部2が備
えられている。また、シート状長尺被処理物Sの処理に
あたっては、室1内に、処理前の被処理物Sを巻いたリ
ールR1と処理済の被処理物Sを巻き取るリールR2が
処理部2を挟み相対する位置に設置される。
【0004】この真空処理装置によると、未処理の被処
理物Sを巻いたリールR1及びリールR2をゲート弁G
を介して室1内に搬入し、所定の位置に設置した後、ゲ
ート弁Gを閉じ、排気装置11の運転にて室1内を所定
の真空度とする。次いで、リールR1からリールR2に
被処理物Sを巻き取りつつ装置2により該被処理物Sの
各部に順次真空処理を施す。その後、室1内を常圧に戻
し、ゲート弁を開けて、処理済の被処理物SをリールR
2ごと室1外へ搬出する。
【0005】また、図6に示す装置も用いられる。この
装置は、内部に所定の真空処理を行える処理部2を備え
た真空処理室3と、その入口部及び出口部にそれぞれ複
数(通常5室程度)の予備真空室3a1、3a2・・・
3an及び3b1、3b2・・・3bnを有している。
真空処理室3並びに予備真空室3a1、3a2・・・3
an及び3b1、3b2・・・3bnには、それぞれ弁
v並びに弁va1、va2・・・van及びvb1、v
b2・・・vbnを介して排気装置31が接続されてい
る。また、各室間の隔壁には、それぞれシート状長尺被
処理物Sが通過できるだけの大きさを有するスリットが
設けられている。図3中、各スリットは、真空処理室3
側から遠い方に向かって、順にsa0、sa1・・・s
an及びsb0、sb1・・・sbnで表している。
【0006】この装置によると、先ず、予備真空室3a
nの外側に被処理物Sを巻いたリールR1を、予備真空
室3bnの外側に処理済の被処理物Sを巻き取るリール
R2を設置する。そして、リールR1から繰り出した被
処理物端を各スリットに順次通すことで処理室3の入口
側の各予備室、処理室3、処理室3の出口側の各予備室
に順次通してリールR2に連結する一方、真空処理室3
並びに予備真空室3a1、3a2・・・3an及び3b
1、3b2・・・3bnを、それぞれ弁v並びに弁va
1、va2・・・van及びvb1、vb2・・・vb
nによる調整のもとに排気装置31の運転にて所定の真
空度とする。次いで、被処理物SをリールR2に巻き取
りつつ、処理室3において装置2により被処理物各部に
所定の処理を施す。最終的に処理済の被処理物が全量リ
ールR2に巻き取られ、処理が終了する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5に
示す真空処理装置を用いた真空処理では、処理済の被処
理物を処理室外に搬出するにあたり、一旦、処理室内の
真空状態を破り大気圧にした後、リールに巻いた処理済
の被処理物を取り出さなければならず、また、次の未処
理の被処理物を巻いたリールの処理にあたり、再び該処
理室内を真空引きして所定の真空状態にしなければなら
ず、手間がかかり、生産性が悪い。また、いちいち真空
を破らなければならないので、各処理ごとで処理にバラ
ツキが生じ易く、ひいては各処理品の品質にバラツキが
生じ易い。また、未処理の被処理物を巻いたリールと巻
き取りリールとを真空処理室内に設置するため該処理室
の容積が大きくなり、その分排気に要するコストが高く
なる。
【0008】また、図6に示す装置を用いた真空処理で
は、被処理物を通過させるための室間隔壁におけるスリ
ット部分から気体の出入りが相当あるため、真空処理室
内を所定の処理真空度に保つためには、該室の両側にそ
れぞれ通常5室程度の予備真空室を連設しなければなら
ず、それだけ装置が大型化し、排気に要するコストが高
くなる。
【0009】そこで本発明は、所定真空下でシート状長
尺被処理物の各部に所定の処理を連続的に施すための真
空処理装置であって、真空処理室に対するシート状長尺
被処理物の搬入及び搬出を該処理室の所定真空状態を破
ることなく繰り返し簡単に行うことができ、それだけ所
定の処理を容易に、生産性よく、また、バラツキ少なく
安定的に実施でき、しかも装置全体を比較的小型にする
ことができ、また、ランニングコストも抑制できるシー
ト状長尺被処理物の真空処理装置を提供することを課題
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明の真空処理装置は、所定真空下でシート状長尺被処理
物に所定の処理を施すための真空処理室の被処理物入口
部及び出口部のそれぞれに周囲を壁部材で囲繞したシー
ト状長尺被処理物通路を連設し、前記各通路に、前記シ
ート状長尺被処理物を気密に又は略気密に挟着しつつ回
転してその通過を許す回転ローラ群であって両端部が磁
性流体シール手段によって気密にシールされたものを含
む気密ゲートを1又は2以上設置して前記真空処理室の
入口部及び出口部のそれぞれに1又は2以上の予備排気
室を形成するとともに、前記真空処理室及び前記各予備
排気室をそれぞれ所定真空状態にするための排気手段を
設けたことを特徴としている。
【0011】前記気密ゲートにおける気密状態が悪化し
たとき等に備えて、前記予備排気室のうち少なくとも前
記真空処理室に隣合う予備排気室において、該予備排気
室を形成している前記気密ゲートより該真空処理室に近
い位置に前記シート状長尺被処理物に気密に又は略気密
に接触しつつその通過を許す可撓性シール部材からなる
補助気密ゲートを設けてもよい。
【0012】本発明の真空処理装置では、真空処理室の
被処理物入口部側における一番外側の予備排気室の外側
に未処理のシート状長尺被処理物を巻き取った第1のリ
ールを配置するとともに、真空処理室の被処理物出口部
側における一番外側の予備排気室の外側に処理済のシー
ト状長尺被処理物を巻き取る第2のリールを配置し、真
空処理室及び各予備排気室を排気手段により所定の真空
度に排気し、第1のリールから被処理物端を繰り出し、
各気密ゲートに、そして補助気密ゲートが設けてあると
きはその補助気密ゲートにも順次通すことで真空処理室
入口側の各予備排気室、真空処理室、及び真空処理室出
口側の各予備排気室に順次通して第2のリールに連結
し、それに巻き取りつつ、真空処理室において被処理物
各部に所定の処理を施す。最終的に処理済の被処理物を
全量第2リールに巻き取る。かくして一連のシート状長
尺被処理物の各部に連続的に所定の処理を施すことがで
きる。処理済長尺物を巻き取った第2リールは取り外さ
れ、次の工程、保管場所等へ搬送される。
【0013】続けて処理を行う場合は、空になった第1
リールを次の被処理物を支持した新たなリールに交換す
るとともに、第2リールのあった位置に空の巻き取り用
リールを設置する。以後は前記と同様にして被処理物に
対する処理を実施できる。このとき、真空処理室に対す
る新たなシート状長尺被処理物の搬入及び搬出は、真空
処理室及び各予備排気室の真空を破ることなく簡単に行
うことができ、従って、新たな被処理物についても所定
の処理を容易に、生産性よく、また、前回の処理と同様
の条件でバラツキ少なく安定的に実施できる。
【0014】第1及び第2のリールは真空処理室や予備
排気室に設置しなくてよいので、真空処理装置全体をそ
れだけ小型にすることができる。また、予備排気室を形
成している前記の気密ゲートは、従来装置の予備真空室
における、シート状長尺被処理物を通過させるスリット
と比べるとはるかに気密性が良く、これと前記の装置を
小型にできることとが相まって、排気装置による各室の
排気も容易に迅速に行うことができ、それだけランニン
グコストを抑制できる。
【0015】前記予備排気室のうち少なくとも前記真空
処理室に隣合う予備排気室において、該予備排気室を形
成している前記気密ゲートより該真空処理室に近い位置
に前記シート状長尺被処理物に気密に又は略気密に接触
しつつその通過を許す可撓性シール部材からなる補助気
密ゲートを設けてあるときは、排気装置による真空処理
室等の排気を一層容易、迅速に行うことができ、また、
気密ゲートの気密性が悪化する等の事態が発生しても、
真空処理室の所定真空度を維持し易い利点がある。
【0016】予備排気室を形成している前記の気密ゲー
トについては、一つの好ましい例として、前記シート状
長尺被処理物を気密に又は略気密に挟着しつつ回転して
その通過を許す前記の回転ローラ群が、少なくとも被処
理物挟着のための表層部が柔軟な材料から形成されてい
てシート状長尺被処理物を気密に又は略気密に挟着しつ
つ回転してその通過を許す一対の主回転ローラと、該各
主回転ローラに気密に又は略気密に接触するバックアッ
プ回転ローラと、該各バックアップ回転ローラの回転を
許しつつ該ローラに気密に又は略気密に接触するととも
に前記の被処理物通路内面に対し気密に固定された固定
バックアップ部材とを含み、該主回転ローラ及びバック
アップ回転ローラの両端部が前記の磁性流体シール手段
によって気密にシールされているものを挙げることがで
きる。
【0017】この場合一対の主回転ローラにおける少な
くとも被処理物挟着のための表層部の材質は、被処理物
の厚さ、形状等に応じて該被処理物にできるだけ気密に
接触してこれを挟着しつつ通過を許すように回転できる
ものであればよく、例えば、柔軟なウレタンゴム、シリ
コンゴム、ネオプレンゴム等のゴムを挙げることができ
る。
【0018】また、バックアップ回転ローラは、硬質
で、固定バックアップ部材との摩擦抵抗が少ないものが
好ましく、例えば四フッ化エチレン樹脂からなるものが
考えられる。固定バックアップ部材も硬質なものが好ま
しく、例えば四フッ化エチレン樹脂からなるものが考え
られる。補助気密ゲートを設けるとき、前記シート状長
尺被処理物に気密に又は略気密に接触しつつその通過を
許す可撓性シール部材として、被処理物の通過位置を挟
んで突き合わせ状に配置される一対のシート状可撓性シ
ール部材を例示できる。或いは、比較的厚味の大きい長
尺被処理物についてその両側端面についても気密性を向
上させるために、前記一対のシート状可撓性シール部材
に加え、さらに、該一対のシール部材の両外側にそれぞ
れ設置されて該シール部材の側端面及び該シール部材の
間を通過する長尺被処理物の側端面に気密に又は略気密
に接触しつつ該被処理物の通過を許す可撓性のある一対
のシート状サイドシール部材を設けてもよい。
【0019】いずれにしても、かかる可撓性シール部材
の材質としては、ウレタンゴム、シリコンゴム、ネオプ
レンゴム等のゴムを例示できる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は本発明の1実施の形態である真空処理装置
の概略構成を示している。図2は図1のX−X線に沿う
断面及びY─Y線に沿う断面を重ねて一緒に示す断面図
であり、図3は図2のZ─Z線に沿う断面図である。
【0021】図示の真空処理装置は、中央に真空処理室
4を備えており、真空処理室4の一端には壁41が設け
られ、その中央部にシート状長尺被処理物Sの通過を許
すだけの寸法のスリット411が設けられ、これが室4
の入口部となっている。真空処理室4の他端には壁42
が設けられ、その中央部にシート状長尺被処理物Sの通
過を許すだけの寸法のスリット421が設けられ、これ
が室4の出口部となっている。
【0022】真空処理室4の内部には、所定真空下でシ
ート状長尺被処理物Sの表面に所定の処理(成膜処理
等)を施す処理部40が設けられている。入口スリット
411には周囲を壁部材51で気密に囲まれた四角形筒
形状の被処理物Sの通路52が連設されている。出口ス
リット421にも周囲を壁部材61で気密に囲まれた四
角形筒形状の被処理物Sの通路62が連設されている。
【0023】通路52には気密ゲート7が設けてあり、
該ゲート7と真空処理室4の一端壁41との間に予備排
気室91が形成されている。また、予備排気室91にお
いて、前記壁41に近い位置に補助気密ゲート8が設け
られている。通路62にも、通路52におけるものと同
構造の気密ゲート7が設けてあり、このゲート7と真空
処理室4の他端壁42との間に予備排気室92が形成さ
れている。また、予備排気室92には、前記壁42に近
い位置に、前記の予備排気室91におけるものと同構造
の補助気密ゲート8が設けられている。
【0024】真空処理室4及び予備排気室91、92に
は、それぞれ弁V4、V91、V92を介して排気ポン
プ100が接続されている。前記の各気密ゲート7は、
図2及び図3に示すように、シート状長尺被処理物Sを
実質的に気密に挟着しつつ回転してその通過を許す一対
の上下の主回転ローラ71、71と、上側及び下側の各
主回転ローラ71に実質的に気密に接触するバックアッ
プ回転ローラ72と、各バックアップ回転ローラ72に
その回転を許しつつ実質的に気密に接触するとともに被
処理物通路52(62)の壁部材51(61)内面に気
密に固定された固定バックアップ部材73とを含んでい
る。
【0025】各主回転ローラ71は磁性金属芯棒711
の周囲に、芯棒711の両端部を残して柔軟なシリコン
ゴム層712を被覆したもので、芯棒711の各端には
軸棒713が突出しており、これは壁部材51(61)
に設けた回転軸受714に回転可能に支持されている。
一対の主回転ローラ71、71は、これらの間に被処理
物を挟着していないときは、互いに気密に接触してい
る。
【0026】上下の各バックアップ回転ローラ72は磁
性金属芯棒721の周囲に、芯棒721の両端部を残し
て硬質の四フッ化エチレン樹脂層722を被覆したもの
で、芯棒721の各端には軸棒723が突出しており、
これは壁部材51(61)に設けた回転軸受724に回
転可能に支持されている。一対の主回転ローラ71、7
1及びこれらに接触する上下のバックアップ回転ローラ
72、72の磁性金属芯棒711、711、721、7
21の各端部は一連に構成さた磁性流体シール装置74
に囲繞され、気密にシールされている。このシール装置
74は通路壁部材51(61)に気密に固定されたケー
シング75に嵌着されている。
【0027】上下の各固定バックアップ部材73は硬質
の四フッ化エチレン樹脂から、断面形状にして略半楕円
形状に形成されており、隣合うバックアップ回転ローラ
72に気密に接触しているとともに、両端が磁性流体シ
ール装置74及びそのケーシング75に気密に接触して
いる。一方の主回転ローラ71は適当な伝動装置76を
介してモータMにより回転駆動される。該ローラ71が
モータMにより回転駆動されると、他方の主回転ローラ
71及び各主回転ローラに当接しているバックアップ回
転ローラ72、72は相互接触摩擦力で従動回転する。
このとき各バックアップ回転ローラ72は固定バックア
ップ部材73に対し気密接触を維持して摺動する。
【0028】なお、モータMで回転駆動される主回転ロ
ーラ71に対し他方の主回転ローラ71及びバックアッ
プ回転ローラ72、72を歯車伝動装置等の適当な伝動
手段を介して従動可能に連結してもよい。各補助気密ゲ
ート8は、図1に示すように、被処理物Sの通過位置を
挟んで突き合わせ状に配置された可撓性のあるシリコン
ゴムシートからなる、上下一対の可撓性シール部材8
1、81から構成されている。
【0029】上側のシール部材81はその上端及びそれ
に連続する両側端の一部が通路壁部材51(61)に気
密に接続され、両側端の残部が通路壁部材に気密状に摺
動可能に接触している。下側のシール部材81はその下
端及びそれに連続する両側端の一部が通路壁部材51
(61)に気密に接続され、両側端の残部が通路壁部材
に気密状に摺動可能に接触している。両シール部材8
1、81の間に被処理物Sが通っていないときは、上下
シール部材の突き合わせ部分は略気密状に相互接触して
いる。
【0030】以上説明した真空処理装置では、真空処理
室4の被処理物入口スリット411に隣合う予備排気室
91の外側に未処理のシート状長尺被処理物Sを巻き取
った第1のリールR10を配置するとともに、真空処理
室4の被処理物出口スリット421に隣合う予備排気室
92の外側に処理済のシート状長尺被処理物Sを巻き取
る第2のリールR20を配置し、真空処理室4及び各予
備排気室91、92を弁V4、V91、V92の開度を
調整して排気ポンプ100により所定の真空度に排気
し、真空処理室4においては処理部40を処理に備え整
える。また、各気密ゲート7においてモータMを運転
し、一方の主回転ローラ71を送り回転駆動し、他のロ
ーラをこれに従動回転させる。
【0031】しかるのち、リールR10から被処理物S
の端を繰り出し、予備排気室91における気密ゲート7
の一対の主回転ローラ71、71間に差し込むと、該対
ローラはその表層部の柔軟性で変形して被処理物Sを周
囲から実質的に気密に挟着しつつ被処理物Sを送り開始
する。このように搬送される被処理物Sは室91の補助
気密ゲート8における上下の気密シール部材81、81
間に突入し、該シール部材は被処理物に実質上気密に接
触しつつその通過を許す。かくして被処理物Sは真空処
理室4に搬入されていき、処理部40により所定の処理
を施され、引き続き予備排気室92の補助気密ゲート8
の上下の気密シール部材81、81間に突入する。該シ
ール部材は処理済の被処理物Sに実質上気密に接触しつ
つその通過を許す。被処理物Sはさらに室92の気密ゲ
ート7の一対の主回転ローラ71、71間に差し込まれ
る。該対ローラは被処理物Sを実質的に気密に挟着しつ
つ被処理物Sを送り出す。送り出された被処理物Sは第
2のリールR20に接続され、これに巻き取られてい
く。かくして被処理物Sの各部に連続的に目的とする処
理が施され、最終的に処理済の被処理物Sが全量第2リ
ールR20に巻き取られる。
【0032】処理済長尺物を巻き取った第2リールR2
0は取り外され、次の工程や保管場所等へ搬送される。
続けて処理を行う場合は、空になった第1リールR10
を次の被処理物を支持した新たなリールに交換するとと
もに、第2リールR20のあった位置に空の巻き取り用
リールを設置する。以後は前記と同様にして被処理物に
対する処理を実施できる。このとき、真空処理室4に対
する新たなシート状長尺被処理物Sの搬入及び搬出は、
真空処理室4及び各予備排気室91、92の真空を破る
ことなく簡単に行うことができ、従って、新たな被処理
物についても所定の処理を容易に、生産性よく、また、
前回の処理と同様の条件でバラツキ少なく安定的に実施
できる。
【0033】また、第1及び第2のリールR10、R2
0は真空処理室4や予備排気室91、92に設置しなく
てよいので、真空処理装置全体をそれだけ小型にするこ
とができる。また、予備排気室91、92を形成してい
る気密ゲート7は、従来装置の予備真空室における、シ
ート状長尺被処理物を通過させるスリットと比べるとは
るかに気密性がよく、このことと装置を小型にできるこ
ととが相まって、排気ポンプ100による各室の排気も
容易に迅速に行うことができ、それだけランニングコス
トを抑制できる。
【0034】また、前記のとおり補助気密ゲート8を設
けてあるので、排気ポンプ100による真空処理室4等
の排気を一層容易、迅速に行うことができ、また、気密
ゲート7の気密性が悪化する等の事態が発生しても、真
空処理室4の所定真空度を維持し易い利点がある。な
お、排気装置については、各室に対しそれぞれ設けても
よく、或いは適当に組み合わせた室に対しそれぞれ設け
てもよい。
【0035】本発明の他の実施の形態として、以上説明
した真空処理装置における各補助気密ゲート8に代えて
図4に示す補助気密ゲート80を採用してもよい。図4
は補助気密ゲート80の、被処理物進行方向α左側部分
を示している。図示していないが右側部分はこの左側部
分に対し左右対称構造に形成されている。図4のゲート
は、可撓性のあるシリコンゴムシートからなる上下一対
のシート状可撓性シール部材801、801を含んでい
る。これら一対のシール部材801、801は上(下)
端が通路52(62)の天井部(底部)にそれぞれ気密
に取り付けられ、それと反対側の自由端部801aが被
処理物Sの通過位置を挟んで突き合わせ状に配置されて
いる。これらの間に被処理物が通されていないとき、両
者は気密に又は略気密に接触しあっている。
【0036】ゲート80はまた、可撓性のあるシリコン
ゴムシートからなる左右一対のシート状サイドシール部
材802、802(図には左側のもののみ図示)を備え
ている。各サイドシール部材802は、被処理物Sの進
行方向αにおいて上流側の端部802aが通路52(6
2)の内側部に気密に取り付けられており、且つ、上下
端が通路52(62)の天井部及び底部に気密に又は略
気密に摺動可能に接触しており、さらに、上下のシール
部材801、801の側端面にも気密に又は略気密に接
している。
【0037】被処理物Sは、上下シール部材801、8
01と左右サイドシール部材802、802で囲まれる
部分800に通され、この部分800を通過するとき、
上下のシール部材801、801が被処理物の上下面に
気密に又は略気密に接触するとともに両サイドシール部
材802、802が被処理物Sの両側端面にも気密に又
は略気密に接する。このゲート80は比較的厚味の大き
い被処理物Sの気密シールに適している。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
所定真空下でシート状長尺被処理物の各部に所定の処理
を連続的に施すための真空処理装置であって、真空処理
室に対するシート状長尺被処理物の搬入及び搬出を該処
理室の所定真空状態を破ることなく繰り返し簡単に行う
ことができ、それだけ所定の処理を容易に、生産性よ
く、また、バラツキ少なく安定的に実施でき、しかも装
置全体を比較的小型にすることができ、また、ランニン
グコストも抑制できるシート状長尺被処理物の真空処理
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態である真空処理装置の概略
構成を示す図である。
【図2】図1のX−X線に沿う断面及びY─Y線に沿う
断面を重ねて一緒に示す断面図である。
【図3】図2のZ─Z線に沿う断面図である。
【図4】補助気密ゲートの他の例の一部の概略斜視図で
ある。
【図5】従来の真空処理装置の1例の概略構成を示す図
である。
【図6】従来の真空処理装置の他の例の概略構成を示す
図である。
【符号の説明】
S シート状長尺被処理物 4 真空処理室 40 真空処理部 41 真空処理室4の一端壁 411 スリット(入口部) 42 真空処理室4の他端壁 421 スリット(出口部) 51 通路壁部材 52 入口スリット411に連設された被処理物通路 61 通路壁部材 62 出口スリット421に連設された被処理物通路 7 気密ゲート 71 主回転ローラ 711 磁性金属芯棒 712 ローラ表層部 713 軸棒 714 回転軸受 72 バックアップ回転ローラ 721 磁性金属芯棒 722 ローラ表層部 723 軸棒 724 回転軸受 73 固定バックアップ部材 74 磁性流体シール装置 75 シール装置のケーシング 8 補助気密ゲート 81 シート状可撓性シール部材 91、92 予備排気室 100 排気ポンプ V4、V91、V92 弁 80 補助気密ゲート 801 シート状可撓性シール部材 802 可撓性のあるシート状サイドシール部材 800 被処理物の通過部位

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定真空下でシート状長尺被処理物に所
    定の処理を施すための真空処理室の被処理物入口部及び
    出口部のそれぞれに周囲を壁部材で囲繞したシート状長
    尺被処理物通路を連設し、前記各通路に、前記シート状
    長尺被処理物を気密に又は略気密に挟着しつつ回転して
    その通過を許す回転ローラ群であって両端部が磁性流体
    シール手段によって気密にシールされたものを含む気密
    ゲートを1又は2以上設置して前記真空処理室の入口部
    及び出口部のそれぞれに1又は2以上の予備排気室を形
    成するとともに、前記真空処理室及び前記各予備排気室
    をそれぞれ所定真空状態にするための排気手段を設けた
    ことを特徴とするシート状長尺被処理物の真空処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記予備排気室のうち少なくとも前記真
    空処理室に隣合う予備排気室において、該予備排気室を
    形成している前記気密ゲートより該真空処理室に近い位
    置に前記シート状長尺被処理物に気密に又は略気密に接
    触しつつその通過を許す可撓性シール部材からなる補助
    気密ゲートを設けた請求項1記載のシート状長尺被処理
    物の真空処理装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002031523A (ja) * 2000-05-10 2002-01-31 Rigaku Corp 薄膜測定装置、薄膜測定方法、および薄膜形成システム
JP2008150677A (ja) * 2006-12-19 2008-07-03 Miyako Roller Industry Co フィルムへの連続コーティング方法及び連続コーティング装置
CN108655115A (zh) * 2018-06-01 2018-10-16 江阴瑞兴科技有限公司 一种连续进出料式等离子清洗设备
JP2023172277A (ja) * 2022-05-23 2023-12-06 新東工業株式会社 真空シール装置、および真空チェンバ装置

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