JPH0976781A - 四輪駆動車 - Google Patents
四輪駆動車Info
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- JPH0976781A JPH0976781A JP23561795A JP23561795A JPH0976781A JP H0976781 A JPH0976781 A JP H0976781A JP 23561795 A JP23561795 A JP 23561795A JP 23561795 A JP23561795 A JP 23561795A JP H0976781 A JPH0976781 A JP H0976781A
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- fluid pressure
- speed difference
- pressure pump
- port
- rotational speed
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Abstract
(57)【要約】
【課題】駆動車軸から従動車軸への駆動力を必要としな
い高摩擦係数路の走行時に、作動流体の脈圧発生による
車内フロアへの騒音や振動を抑制すると共に、燃費の向
上及び作動流体の温度上昇の抑制を図る四輪駆動車を提
供する。 【解決手段】主原動機1により駆動される駆動車軸4の
回転によって流体圧ポンプ6から回転速度に応じた流量
の作動流体が吐出され、これが第1流路8Hを通じて流
体圧駆動手段の流体圧ポンプモータ10に供給される。
ここで、駆動車軸及び従動車軸の回転数差が基準回転数
差ΔNF より小さいときには、制御手段24は電磁切換
弁22に対して第1位置に切換える制御を行う。このと
き、流体圧ポンプ6の吐出口6c側及び吸込口6b側が
連通状態となるので、流体圧ポンプ6の吐出口6cから
吐出される作動流体は第1流路8Hに流入せず、バイパ
ス流路20及び電磁切換弁22を介して流体圧ポンプ6
の吸込口6b側に流れる。
い高摩擦係数路の走行時に、作動流体の脈圧発生による
車内フロアへの騒音や振動を抑制すると共に、燃費の向
上及び作動流体の温度上昇の抑制を図る四輪駆動車を提
供する。 【解決手段】主原動機1により駆動される駆動車軸4の
回転によって流体圧ポンプ6から回転速度に応じた流量
の作動流体が吐出され、これが第1流路8Hを通じて流
体圧駆動手段の流体圧ポンプモータ10に供給される。
ここで、駆動車軸及び従動車軸の回転数差が基準回転数
差ΔNF より小さいときには、制御手段24は電磁切換
弁22に対して第1位置に切換える制御を行う。このと
き、流体圧ポンプ6の吐出口6c側及び吸込口6b側が
連通状態となるので、流体圧ポンプ6の吐出口6cから
吐出される作動流体は第1流路8Hに流入せず、バイパ
ス流路20及び電磁切換弁22を介して流体圧ポンプ6
の吸込口6b側に流れる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主原動機の回転
駆動力を前輪及び後輪に伝達するようにした四輪駆動車
に係り、特に駆動力の伝達を作動流体圧により行うよう
にした四輪駆動車に関する。
駆動力を前輪及び後輪に伝達するようにした四輪駆動車
に係り、特に駆動力の伝達を作動流体圧により行うよう
にした四輪駆動車に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の四輪駆動車にあっては、パート
タイム式のように手動で二輪駆動と四輪駆動との機械的
な連結を切換える四輪駆動車の場合、その切換え操作が
面倒である他、タイトコーナーブレーキング現象などの
不具合を生じ乗用車には不向きである。これに対してフ
ルタイム式四輪駆動車はタイトコーナーブレーキング現
象は解消できるが、センタデフに差動制限装置が必要と
なり装置が複雑になる。また、パートタイム式及びフル
タイム式にかかわらず現在の乗用車に用いられている駆
動方式ではプロペラシャフトを有することから、これが
前輪駆動車に対する重量の増加、車室内スペースへの悪
影響、燃費の悪化、騒音や振動の悪化をもたらし、後輪
駆動車の場合でも重量増、燃費の悪化を免れない。
タイム式のように手動で二輪駆動と四輪駆動との機械的
な連結を切換える四輪駆動車の場合、その切換え操作が
面倒である他、タイトコーナーブレーキング現象などの
不具合を生じ乗用車には不向きである。これに対してフ
ルタイム式四輪駆動車はタイトコーナーブレーキング現
象は解消できるが、センタデフに差動制限装置が必要と
なり装置が複雑になる。また、パートタイム式及びフル
タイム式にかかわらず現在の乗用車に用いられている駆
動方式ではプロペラシャフトを有することから、これが
前輪駆動車に対する重量の増加、車室内スペースへの悪
影響、燃費の悪化、騒音や振動の悪化をもたらし、後輪
駆動車の場合でも重量増、燃費の悪化を免れない。
【0003】そこで、従来、構成部材の重量軽減を図る
目的で、例えば特開平3−224830号公報(以下、
第1従来例と称す)に記載されているように、原動機で
直接的に駆動される前輪と、流体圧で作動するクラッチ
を介して駆動される後輪とを有する四輪駆動車両の動力
伝達装置であって、前記前輪に連動して駆動される第1
流体圧ポンプと、前記後輪に連動して駆動される第2流
体圧ポンプと、前記第1流体圧ポンプの吐出ポートと前
記第2流体圧ポンプの吸入ポートとを連通接続する連結
油路と、この連結油路と前記流体圧クラッチの作動油圧
室とを連通接続する油圧供給油路とを備えた構成を有
し、前輪側及び後輪側の回転速度差による第1流体圧ポ
ンプ及び第2流体圧ポンプの流量差に応じてクラッチを
制御することにより、駆動力の伝達を制御するようにし
た四輪駆動車が提案されている。
目的で、例えば特開平3−224830号公報(以下、
第1従来例と称す)に記載されているように、原動機で
直接的に駆動される前輪と、流体圧で作動するクラッチ
を介して駆動される後輪とを有する四輪駆動車両の動力
伝達装置であって、前記前輪に連動して駆動される第1
流体圧ポンプと、前記後輪に連動して駆動される第2流
体圧ポンプと、前記第1流体圧ポンプの吐出ポートと前
記第2流体圧ポンプの吸入ポートとを連通接続する連結
油路と、この連結油路と前記流体圧クラッチの作動油圧
室とを連通接続する油圧供給油路とを備えた構成を有
し、前輪側及び後輪側の回転速度差による第1流体圧ポ
ンプ及び第2流体圧ポンプの流量差に応じてクラッチを
制御することにより、駆動力の伝達を制御するようにし
た四輪駆動車が提案されている。
【0004】また、プロペラシャフトに代えて油圧伝動
装置を利用し、低摩擦係数路などで主駆動輪がスリップ
したときのみ駆動車軸から従動車軸への駆動力の伝達を
行う目的で、例えば特開平1−223030号公報(以
下、第2従来例と称す)に記載されているように、駆動
車軸と連動回転し、回転速度に応じた油圧を発生する例
えばベーンポンプで構成される第1の油圧ポンプと、従
動車軸と連動回転し、回転速度に応じた油圧を発生する
同様にベーンポンプで構成される第2の油圧ポンプと、
前記第1,第2の油圧ポンプの一方の吐出口と他方の吸
込口とを夫々連通する油路とを備えた構成を有するもの
が提案されている。
装置を利用し、低摩擦係数路などで主駆動輪がスリップ
したときのみ駆動車軸から従動車軸への駆動力の伝達を
行う目的で、例えば特開平1−223030号公報(以
下、第2従来例と称す)に記載されているように、駆動
車軸と連動回転し、回転速度に応じた油圧を発生する例
えばベーンポンプで構成される第1の油圧ポンプと、従
動車軸と連動回転し、回転速度に応じた油圧を発生する
同様にベーンポンプで構成される第2の油圧ポンプと、
前記第1,第2の油圧ポンプの一方の吐出口と他方の吸
込口とを夫々連通する油路とを備えた構成を有するもの
が提案されている。
【0005】しかし、上記第1従来例の四輪駆動車にあ
っては、伝達トルクを制限することにより、プロペラシ
ャフトを軽量化することはできるが、プロペラシャフト
を省略することはできないので、軽量化には一定の限度
があり、また車室内スペースへの悪影響に対しては全く
改善することができないという未解決の課題がある。ま
た、第2従来例の四輪駆動車にあっては、油圧伝動装置
を利用しているので、プロペラシャフトを省略して軽量
化、車室内スペースの確保、燃費の向上、騒音や振動の
低下等を図ることができるが、前進時と後進時とで車軸
の回転方向が異なることによる作動油の流れ方向の逆転
に対応するため、構成としては第1の油圧ポンプと第2
の油圧ポンプとの間を連通する一対の油圧配管の双方を
高価な高圧配管とせざるを得ず、油圧伝動装置中に弁等
の油圧要素を適用する場合には高低双方の圧力に対応す
る必要があり、全体の構成が複雑となるという未解決の
課題がある。
っては、伝達トルクを制限することにより、プロペラシ
ャフトを軽量化することはできるが、プロペラシャフト
を省略することはできないので、軽量化には一定の限度
があり、また車室内スペースへの悪影響に対しては全く
改善することができないという未解決の課題がある。ま
た、第2従来例の四輪駆動車にあっては、油圧伝動装置
を利用しているので、プロペラシャフトを省略して軽量
化、車室内スペースの確保、燃費の向上、騒音や振動の
低下等を図ることができるが、前進時と後進時とで車軸
の回転方向が異なることによる作動油の流れ方向の逆転
に対応するため、構成としては第1の油圧ポンプと第2
の油圧ポンプとの間を連通する一対の油圧配管の双方を
高価な高圧配管とせざるを得ず、油圧伝動装置中に弁等
の油圧要素を適用する場合には高低双方の圧力に対応す
る必要があり、全体の構成が複雑となるという未解決の
課題がある。
【0006】そこで、本出願人は、油圧伝動装置の高圧
配管部分を少なくして全体構成を簡略化するとともに、
駆動車軸及び従動車軸の回転数差が小さいときには従動
車軸への駆動力の伝達を殆ど無くして二輪駆動状態を維
持し、回転数差が大きくなるに従って従動車軸への駆動
力の伝達を大きくして四輪駆動状態を維持する目的で、
例えば特願平6−049146号(以下、第3従来例と
称す)記載されているように、主原動機により駆動され
る駆動車軸と、該駆動車軸に連動して回転すると共に、
駆動車軸の回転方向にかかわらず一定方向に作動流体を
吐出する例えば吸入絞り型ピストンポンプで構成される
流体圧ポンプと、従動車軸に連動して回転する例えば斜
板型可変容量ポンプモータで構成される流体圧ポンプモ
ータと、前記流体圧ポンプモータに接続された例えば2
位置4ポートの電磁方向切換弁で構成される前後進切換
手段と、前記流体圧ポンプの吐出口と前記前後進切換手
段の吸込口とを連通する高圧流路と、前記前後進切換手
段の吐出口と前記流体圧ポンプの吸込口とを連通する低
圧流路と、前記流体圧ポンプ及び前記前後進切換手段間
の伝達トルクの上限を規定する例えばリリーフ弁で構成
されるトルク制限手段と、前記高圧流路と低圧流路を連
通する連通通路に介挿された低圧流路から高圧流路側へ
の流体流れを許容する逆止弁とを備えた構成を有するも
のを提案している。
配管部分を少なくして全体構成を簡略化するとともに、
駆動車軸及び従動車軸の回転数差が小さいときには従動
車軸への駆動力の伝達を殆ど無くして二輪駆動状態を維
持し、回転数差が大きくなるに従って従動車軸への駆動
力の伝達を大きくして四輪駆動状態を維持する目的で、
例えば特願平6−049146号(以下、第3従来例と
称す)記載されているように、主原動機により駆動され
る駆動車軸と、該駆動車軸に連動して回転すると共に、
駆動車軸の回転方向にかかわらず一定方向に作動流体を
吐出する例えば吸入絞り型ピストンポンプで構成される
流体圧ポンプと、従動車軸に連動して回転する例えば斜
板型可変容量ポンプモータで構成される流体圧ポンプモ
ータと、前記流体圧ポンプモータに接続された例えば2
位置4ポートの電磁方向切換弁で構成される前後進切換
手段と、前記流体圧ポンプの吐出口と前記前後進切換手
段の吸込口とを連通する高圧流路と、前記前後進切換手
段の吐出口と前記流体圧ポンプの吸込口とを連通する低
圧流路と、前記流体圧ポンプ及び前記前後進切換手段間
の伝達トルクの上限を規定する例えばリリーフ弁で構成
されるトルク制限手段と、前記高圧流路と低圧流路を連
通する連通通路に介挿された低圧流路から高圧流路側へ
の流体流れを許容する逆止弁とを備えた構成を有するも
のを提案している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記第
3従来例の四輪駆動車にあっては、駆動車軸から従動車
軸への駆動力を必要としない通常走行時にも、作動流体
が流体圧ポンプから高圧流路を介して流体圧ポンプモー
タに循環し、作動流体の流量脈動による脈圧が車内フロ
アの下に配設された高圧流路の配管を振動させるので、
車内フロアへの騒音や振動の面でFF車に比べ不利であ
る。また、通常走行時に、作動流体が高圧流路の長い配
管を循環することは圧力損失が生じやすく、燃費、作動
流体の温度上昇の面でも不利である。
3従来例の四輪駆動車にあっては、駆動車軸から従動車
軸への駆動力を必要としない通常走行時にも、作動流体
が流体圧ポンプから高圧流路を介して流体圧ポンプモー
タに循環し、作動流体の流量脈動による脈圧が車内フロ
アの下に配設された高圧流路の配管を振動させるので、
車内フロアへの騒音や振動の面でFF車に比べ不利であ
る。また、通常走行時に、作動流体が高圧流路の長い配
管を循環することは圧力損失が生じやすく、燃費、作動
流体の温度上昇の面でも不利である。
【0008】また、例えば、変速機を手動変速機とし、
上り坂の途中において手動変速機のクラッチの切断動作
を行うことにより車両を後進させる場合に、シフトに連
動した前後進切換手段の流路が切り換えられていない
と、流体圧ポンプから吐出される作動流体が高圧流路に
封じ込まれることが予想される。この際には、作動流体
が高圧流路に封じ込まれるので、リリーフ弁のクラッキ
ング圧力に応じたブレーキングトルクが発生し、運転者
に違和感を与える場合がある。
上り坂の途中において手動変速機のクラッチの切断動作
を行うことにより車両を後進させる場合に、シフトに連
動した前後進切換手段の流路が切り換えられていない
と、流体圧ポンプから吐出される作動流体が高圧流路に
封じ込まれることが予想される。この際には、作動流体
が高圧流路に封じ込まれるので、リリーフ弁のクラッキ
ング圧力に応じたブレーキングトルクが発生し、運転者
に違和感を与える場合がある。
【0009】そこで、この発明は、上記従来例の未解決
の課題に着目してなされたものであり、駆動車軸から従
動車軸への駆動力を必要としない高摩擦係数路の走行時
に、作動流体の脈圧発生による車内フロアへの騒音や振
動を抑制し、燃費の向上と作動流体の温度上昇の抑制を
図るとともに、前後進切換時においてブレーキングトル
クが発生せず運転者の違和感を解消することが可能な四
輪駆動車を提供することを目的としている。
の課題に着目してなされたものであり、駆動車軸から従
動車軸への駆動力を必要としない高摩擦係数路の走行時
に、作動流体の脈圧発生による車内フロアへの騒音や振
動を抑制し、燃費の向上と作動流体の温度上昇の抑制を
図るとともに、前後進切換時においてブレーキングトル
クが発生せず運転者の違和感を解消することが可能な四
輪駆動車を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、主原動機により駆動される駆動
車軸と、該駆動車軸に連動して回転し、作動流体を吐出
する流体圧ポンプを有する流体圧供給手段と、従動車軸
に連動して回転する流体圧ポンプモータを有する流体圧
駆動手段と、前記流体圧ポンプの吐出口と前記流体圧駆
動手段の吸込口とを連通する第1流路と、前記流体圧駆
動手段の吐出口と前記流体圧ポンプの吸込口とを連通す
る第2流路とを備えた四輪駆動車において、前記流体圧
ポンプの吐出口側と吸込口側とを連通するバイパス流路
と、このバイパス流路に介挿されて前記流体圧ポンプの
吐出口及び吸込口を連通状態とする第1位置と前記流体
圧ポンプの吐出口及び吸込口を非連通状態とする第2位
置とに切換わる電磁切換弁と、前記駆動車軸及び前記従
動車軸の回転数差を検出する回転数差検出手段と、該回
転数差検出手段により検出した回転数差に基づいて前記
電磁切換弁の切換制御を行う制御手段とを備え、前記制
御手段は、二輪駆動走行状態に発生する前記駆動車軸及
び前記従動車軸の回転数差が小さい値を基準回転数差と
して予め設定し、前記回転数差検出手段による回転数差
の検出値が前記基準回転数差以下であるときに前記電磁
切換弁を前記第1位置に切換えると共に、前記回転数差
の検出値が前記基準回転数差を上回るときに前記電磁切
換弁を前記第2位置に切換えるようにした。
に、請求項1の発明は、主原動機により駆動される駆動
車軸と、該駆動車軸に連動して回転し、作動流体を吐出
する流体圧ポンプを有する流体圧供給手段と、従動車軸
に連動して回転する流体圧ポンプモータを有する流体圧
駆動手段と、前記流体圧ポンプの吐出口と前記流体圧駆
動手段の吸込口とを連通する第1流路と、前記流体圧駆
動手段の吐出口と前記流体圧ポンプの吸込口とを連通す
る第2流路とを備えた四輪駆動車において、前記流体圧
ポンプの吐出口側と吸込口側とを連通するバイパス流路
と、このバイパス流路に介挿されて前記流体圧ポンプの
吐出口及び吸込口を連通状態とする第1位置と前記流体
圧ポンプの吐出口及び吸込口を非連通状態とする第2位
置とに切換わる電磁切換弁と、前記駆動車軸及び前記従
動車軸の回転数差を検出する回転数差検出手段と、該回
転数差検出手段により検出した回転数差に基づいて前記
電磁切換弁の切換制御を行う制御手段とを備え、前記制
御手段は、二輪駆動走行状態に発生する前記駆動車軸及
び前記従動車軸の回転数差が小さい値を基準回転数差と
して予め設定し、前記回転数差検出手段による回転数差
の検出値が前記基準回転数差以下であるときに前記電磁
切換弁を前記第1位置に切換えると共に、前記回転数差
の検出値が前記基準回転数差を上回るときに前記電磁切
換弁を前記第2位置に切換えるようにした。
【0011】また、請求項2記載の発明は、主原動機に
より駆動される駆動車軸と、該駆動車軸に連動して回転
し、作動流体を吐出する流体圧ポンプを有する流体圧供
給手段と、従動車軸に連動して回転する流体圧ポンプモ
ータと、この流体圧ポンプモータの近傍に配設され該流
体圧ポンプモータの吸込口及び吐出口に対する流路を切
換える前後進切換用切換弁と、前記流体圧ポンプの吐出
口と前記前後進切換用切換弁の吸込口とを連通する高圧
流路と、前記前後進切換用切換弁の吸込口と前記流体圧
ポンプモータの吐出口とを連通する低圧流路とを備えた
四輪駆動車において、前記流体圧ポンプの吐出口側と吸
込口側とを連通するバイパス流路と、このバイパス流路
に介挿されて前記流体圧ポンプの吐出口及び前記ポンプ
吸込口を連通状態とする第1位置と前記流体圧ポンプの
吐出口及びポンプ吸込口を非連通状態とする第2位置と
に切換わる電磁切換弁と、前記駆動車軸及び前記従動車
軸の回転数差を検出する回転数差検出手段と、該回転数
差検出手段により検出した回転数差に基づいて前記電磁
切換弁の切換制御を行う制御手段とを備え、前記制御手
段は、二輪駆動走行状態に発生する前記駆動車軸及び前
記従動車軸の回転数差が小さい値を基準回転数差として
予め設定し、前記回転数差検出手段による回転数差の検
出値が前記基準回転数差以下であるときに前記電磁切換
弁を前記第1位置に切換えると共に、前記回転数差の検
出値が前記基準回転数差を上回るときに前記電磁切換弁
を前記第2位置に切換えるようにした。
より駆動される駆動車軸と、該駆動車軸に連動して回転
し、作動流体を吐出する流体圧ポンプを有する流体圧供
給手段と、従動車軸に連動して回転する流体圧ポンプモ
ータと、この流体圧ポンプモータの近傍に配設され該流
体圧ポンプモータの吸込口及び吐出口に対する流路を切
換える前後進切換用切換弁と、前記流体圧ポンプの吐出
口と前記前後進切換用切換弁の吸込口とを連通する高圧
流路と、前記前後進切換用切換弁の吸込口と前記流体圧
ポンプモータの吐出口とを連通する低圧流路とを備えた
四輪駆動車において、前記流体圧ポンプの吐出口側と吸
込口側とを連通するバイパス流路と、このバイパス流路
に介挿されて前記流体圧ポンプの吐出口及び前記ポンプ
吸込口を連通状態とする第1位置と前記流体圧ポンプの
吐出口及びポンプ吸込口を非連通状態とする第2位置と
に切換わる電磁切換弁と、前記駆動車軸及び前記従動車
軸の回転数差を検出する回転数差検出手段と、該回転数
差検出手段により検出した回転数差に基づいて前記電磁
切換弁の切換制御を行う制御手段とを備え、前記制御手
段は、二輪駆動走行状態に発生する前記駆動車軸及び前
記従動車軸の回転数差が小さい値を基準回転数差として
予め設定し、前記回転数差検出手段による回転数差の検
出値が前記基準回転数差以下であるときに前記電磁切換
弁を前記第1位置に切換えると共に、前記回転数差の検
出値が前記基準回転数差を上回るときに前記電磁切換弁
を前記第2位置に切換えるようにした。
【0012】また、請求項3記載の発明は、主原動機に
より駆動される駆動車軸と、該駆動車軸に連動して回転
し、作動流体の供給源から吸入した作動流体を吐出する
流体圧ポンプを有する流体圧供給手段と、従動車軸に連
動して回転する流体圧ポンプモータを有する流体圧駆動
手段と、前記流体圧ポンプの吐出口と前記流体圧駆動手
段の吸込口とを連通する第1流路と、前記流体圧駆動手
段の吐出口と前記流体圧ポンプの吸込口とを連通する第
2流路とを備えた四輪駆動車において、前記供給源と前
記流体圧ポンプの吸込口との間の吸入流路に、前記供給
源側に接続する入力ポートと、前記流体圧ポンプの吸込
口側に接続する出力ポートと、前記流体圧ポンプの吐出
口から吐出される作動流体の一部が制御圧として入力す
る制御ポートと、作動流体の流れを制限する絞りを有す
るパイロット操作形式の流量制御弁を介挿し、当該流量
制御弁は、前記従動車軸に対して駆動力の伝達を行わな
い低圧の作動流体が制御圧として前記制御ポートに入力
したときに前記絞りを介して前記入力ポートと前記出力
ポートとを連通する第1位置に切換わると共に、前記従
動車軸に対して駆動力の伝達を行う所定圧の作動流体が
制御圧として前記制御ポートに入力したときに前記絞り
を介せずに前記入力ポートと前記出力ポートとを連通す
る第2位置に切換わるようにした。
より駆動される駆動車軸と、該駆動車軸に連動して回転
し、作動流体の供給源から吸入した作動流体を吐出する
流体圧ポンプを有する流体圧供給手段と、従動車軸に連
動して回転する流体圧ポンプモータを有する流体圧駆動
手段と、前記流体圧ポンプの吐出口と前記流体圧駆動手
段の吸込口とを連通する第1流路と、前記流体圧駆動手
段の吐出口と前記流体圧ポンプの吸込口とを連通する第
2流路とを備えた四輪駆動車において、前記供給源と前
記流体圧ポンプの吸込口との間の吸入流路に、前記供給
源側に接続する入力ポートと、前記流体圧ポンプの吸込
口側に接続する出力ポートと、前記流体圧ポンプの吐出
口から吐出される作動流体の一部が制御圧として入力す
る制御ポートと、作動流体の流れを制限する絞りを有す
るパイロット操作形式の流量制御弁を介挿し、当該流量
制御弁は、前記従動車軸に対して駆動力の伝達を行わな
い低圧の作動流体が制御圧として前記制御ポートに入力
したときに前記絞りを介して前記入力ポートと前記出力
ポートとを連通する第1位置に切換わると共に、前記従
動車軸に対して駆動力の伝達を行う所定圧の作動流体が
制御圧として前記制御ポートに入力したときに前記絞り
を介せずに前記入力ポートと前記出力ポートとを連通す
る第2位置に切換わるようにした。
【0013】また、請求項4記載の発明は、主原動機に
より駆動される駆動車軸と、該駆動車軸に連動して回転
し、作動流体の供給源から吸入した作動流体を吐出する
流体圧ポンプを有する流体圧供給手段と、従動車軸に連
動して回転する流体圧ポンプモータを有する流体圧駆動
手段と、前記流体圧ポンプの吐出口と前記流体圧駆動手
段の吸込口とを連通する第1流路と、前記流体圧駆動手
段の吐出口と前記流体圧ポンプの吸込口とを連通する第
2流路とを備えた四輪駆動車において、前記供給源と前
記流体圧ポンプの吸込口との間の吸入流路に介挿されて
前記供給源側に接続する入力ポートと、前記流体圧ポン
プの吸込口側に接続する出力ポートと、作動流体の流れ
を制限する絞りとを有し、且つ前記絞りを介して前記入
力ポートと前記出力ポートとを連通する第1位置と前記
絞りを介せずに前記入力ポートと前記出力ポートとを連
通する第2位置とに切換わる電磁流量制御弁と、前記駆
動車軸及び前記従動車軸の回転数差を検出する回転数差
検出手段と、該回転数差検出手段により検出した回転数
差に基づいて前記電磁流量制御弁の切換制御を行う制御
手段とを備え、前記制御手段は、二輪駆動走行状態に発
生する前記駆動車軸及び前記従動車軸の回転数差が小さ
い値を基準回転数差として予め設定し、前記回転数差検
出手段による回転数差の検出値が前記基準回転数差以下
であるときに前記電磁流量制御弁を前記第1位置に切換
えると共に、前記回転数差の検出値が前記基準回転数差
を上回るときに前記電磁流量制御弁を前記第2位置に切
換えるようにした。
より駆動される駆動車軸と、該駆動車軸に連動して回転
し、作動流体の供給源から吸入した作動流体を吐出する
流体圧ポンプを有する流体圧供給手段と、従動車軸に連
動して回転する流体圧ポンプモータを有する流体圧駆動
手段と、前記流体圧ポンプの吐出口と前記流体圧駆動手
段の吸込口とを連通する第1流路と、前記流体圧駆動手
段の吐出口と前記流体圧ポンプの吸込口とを連通する第
2流路とを備えた四輪駆動車において、前記供給源と前
記流体圧ポンプの吸込口との間の吸入流路に介挿されて
前記供給源側に接続する入力ポートと、前記流体圧ポン
プの吸込口側に接続する出力ポートと、作動流体の流れ
を制限する絞りとを有し、且つ前記絞りを介して前記入
力ポートと前記出力ポートとを連通する第1位置と前記
絞りを介せずに前記入力ポートと前記出力ポートとを連
通する第2位置とに切換わる電磁流量制御弁と、前記駆
動車軸及び前記従動車軸の回転数差を検出する回転数差
検出手段と、該回転数差検出手段により検出した回転数
差に基づいて前記電磁流量制御弁の切換制御を行う制御
手段とを備え、前記制御手段は、二輪駆動走行状態に発
生する前記駆動車軸及び前記従動車軸の回転数差が小さ
い値を基準回転数差として予め設定し、前記回転数差検
出手段による回転数差の検出値が前記基準回転数差以下
であるときに前記電磁流量制御弁を前記第1位置に切換
えると共に、前記回転数差の検出値が前記基準回転数差
を上回るときに前記電磁流量制御弁を前記第2位置に切
換えるようにした。
【0014】さらに、請求項5記載の発明は、主原動機
により駆動される駆動車軸と、該駆動車軸に連動して回
転し、作動流体の供給源から吸入した作動流体を吐出す
る流体圧ポンプを有する流体圧供給手段と、従動車軸に
連動して回転する流体圧ポンプモータを有する流体圧駆
動手段と、前記流体圧ポンプの吐出口と前記流体圧駆動
手段の吸込口とを連通する第1流路と、前記流体圧駆動
手段の吐出口と前記流体圧ポンプの吸込口とを連通する
第2流路とを備えた四輪駆動車において、前記供給源と
前記流体圧ポンプの吸込口との間の吸入流路に介挿され
て前記供給源側に接続する入力ポートと前記流体圧ポン
プの吸込口側に接続する出力ポートと作動流体の流れを
制限する絞りとを有し、且つ前記絞りを介して前記入力
ポートと前記出力ポートとを連通する第1位置と前記絞
りを介せずに前記入力ポートと前記出力ポートとを連通
する第2位置とに切換わる電磁流量制御弁と、前記流体
圧供給手段から吐出される作動流体の圧力の変化状態を
検出する流体圧検出手段と、該流体圧検出手段の検出結
果に基づいて前記電磁流量制御弁の切換制御を行う制御
手段とを備え、前記制御手段は、前記流体圧検出手段に
より前記従動車軸に対して駆動力の伝達を行わない低圧
の作動流体に達したことを検出したときに前記電磁流量
制御弁を前記第1位置に切換えると共に、前記流体圧検
出手段により前記従動車軸に対して駆動力の伝達を行う
所定圧の作動流体に達したことを検出したときに前記電
磁流量制御弁を前記第2位置に切換えるようにした。
により駆動される駆動車軸と、該駆動車軸に連動して回
転し、作動流体の供給源から吸入した作動流体を吐出す
る流体圧ポンプを有する流体圧供給手段と、従動車軸に
連動して回転する流体圧ポンプモータを有する流体圧駆
動手段と、前記流体圧ポンプの吐出口と前記流体圧駆動
手段の吸込口とを連通する第1流路と、前記流体圧駆動
手段の吐出口と前記流体圧ポンプの吸込口とを連通する
第2流路とを備えた四輪駆動車において、前記供給源と
前記流体圧ポンプの吸込口との間の吸入流路に介挿され
て前記供給源側に接続する入力ポートと前記流体圧ポン
プの吸込口側に接続する出力ポートと作動流体の流れを
制限する絞りとを有し、且つ前記絞りを介して前記入力
ポートと前記出力ポートとを連通する第1位置と前記絞
りを介せずに前記入力ポートと前記出力ポートとを連通
する第2位置とに切換わる電磁流量制御弁と、前記流体
圧供給手段から吐出される作動流体の圧力の変化状態を
検出する流体圧検出手段と、該流体圧検出手段の検出結
果に基づいて前記電磁流量制御弁の切換制御を行う制御
手段とを備え、前記制御手段は、前記流体圧検出手段に
より前記従動車軸に対して駆動力の伝達を行わない低圧
の作動流体に達したことを検出したときに前記電磁流量
制御弁を前記第1位置に切換えると共に、前記流体圧検
出手段により前記従動車軸に対して駆動力の伝達を行う
所定圧の作動流体に達したことを検出したときに前記電
磁流量制御弁を前記第2位置に切換えるようにした。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づいて説明する。図1はこの発明を前輪駆動車をベ
ースとした四輪駆動車に適用した場合の第1実施形態を
示す概略構成図である。図中符号1は、主原動機として
のエンジンであり、このエンジン1の回転駆動力が変速
機2を介して前輪側差動装置3に入力され、この差動装
置3の出力側に駆動車軸としての前車軸4を介して前輪
5が連結されている。
に基づいて説明する。図1はこの発明を前輪駆動車をベ
ースとした四輪駆動車に適用した場合の第1実施形態を
示す概略構成図である。図中符号1は、主原動機として
のエンジンであり、このエンジン1の回転駆動力が変速
機2を介して前輪側差動装置3に入力され、この差動装
置3の出力側に駆動車軸としての前車軸4を介して前輪
5が連結されている。
【0016】前輪側差動装置3は、デファレンシャギヤ
ケース3aに形成されたリングギヤ3bが変速機2の出
力側に連結されたギヤ2aに噛合されて回転駆動され、
このディファレンシャルギヤケース3a内に形成された
一対のピニオンシャフト3cにピニオン3dが取付けら
れ、これらピニオン3dに一対のサイドギヤ3eが噛合
し、これらサイドギヤ3eに前車軸4が連結されてい
る。
ケース3aに形成されたリングギヤ3bが変速機2の出
力側に連結されたギヤ2aに噛合されて回転駆動され、
このディファレンシャルギヤケース3a内に形成された
一対のピニオンシャフト3cにピニオン3dが取付けら
れ、これらピニオン3dに一対のサイドギヤ3eが噛合
し、これらサイドギヤ3eに前車軸4が連結されてい
る。
【0017】また、ディファレンシャルギヤケース3a
にリングギヤ3bと並列に形成されたリングギヤ3fが
これに噛合するギヤ3gを介して流体圧供給手段を構成
する流体圧ポンプとしての吸入絞り型ピストンポンプ6
(以下、ピストンポンプ6と略称する。)の回転軸6a
に連結されている。このピストンポンプ6は、その吸込
口6bがリザーバタンク7内に配設されたストレーナ7
aに吸入配管8Sを介して連結されていると共に、低圧
流路としての低圧配管8Lを通じて2位置4ポートの電
磁方向切換弁9のタンクポートTに接続され、吐出口6
cが高圧流路としての高圧配管8Hを通じて前後進切換
手段としての前後進切換用の電磁方向切換弁9の吸入口
となるポンプポートPに接続されている。ここで、ピス
トンポンプ6は、回転軸6aの回転方向によって吸入口
と吐出口とが入れ替わることがなく、その吐出流量は、
図2の特性曲線L1 で示すように、回転速度が“0”か
ら所定値V1 に達するまでの間では、回転速度の増加に
比例して増加し、所定値V1 以上では最大吐出流量Q
1MAXで飽和するように設定されている。
にリングギヤ3bと並列に形成されたリングギヤ3fが
これに噛合するギヤ3gを介して流体圧供給手段を構成
する流体圧ポンプとしての吸入絞り型ピストンポンプ6
(以下、ピストンポンプ6と略称する。)の回転軸6a
に連結されている。このピストンポンプ6は、その吸込
口6bがリザーバタンク7内に配設されたストレーナ7
aに吸入配管8Sを介して連結されていると共に、低圧
流路としての低圧配管8Lを通じて2位置4ポートの電
磁方向切換弁9のタンクポートTに接続され、吐出口6
cが高圧流路としての高圧配管8Hを通じて前後進切換
手段としての前後進切換用の電磁方向切換弁9の吸入口
となるポンプポートPに接続されている。ここで、ピス
トンポンプ6は、回転軸6aの回転方向によって吸入口
と吐出口とが入れ替わることがなく、その吐出流量は、
図2の特性曲線L1 で示すように、回転速度が“0”か
ら所定値V1 に達するまでの間では、回転速度の増加に
比例して増加し、所定値V1 以上では最大吐出流量Q
1MAXで飽和するように設定されている。
【0018】前後進切換用の電磁方向切換弁9は、ソレ
ノイド9aが非通電状態であるノーマル位置において、
吸入口となるポンプポートPを出力ポートAに、吐出口
となるタンクポートTを出力ポートBに夫々連通する。
また、ソレノイド9aが通電状態であるオフセット位置
でポンプポートPを出力ポートBに、タンクポートTを
出力ポートAに夫々連通し、出力ポートA及びBが流体
圧ポンプモータとしての斜板型可変容量ポンプモータ1
0(以下、ポンプモータ10と略称する。)の吸入・吐
出口10a及び10bに接続されており、ソレノイド9
aが非通電状態であるノーマル位置で高圧配管8Hの高
圧油をポンプモータ10の吸入・吐出口10aに、低圧
配管8Lを吸入・吐出口10bに連通させて回転軸10
cを前進走行時の回転方向例えば左側面からみて時計方
向に回転駆動し、逆にオフセット位置で高圧配管8Hの
高圧の作動油をポンプモータ10の吸入・吐出口10b
に、低圧配管8Lを吸入・吐出口10aに連通させて回
転軸10cを前進走行時の回転方向例えば左側面からみ
て反時計方向に回転駆動する。
ノイド9aが非通電状態であるノーマル位置において、
吸入口となるポンプポートPを出力ポートAに、吐出口
となるタンクポートTを出力ポートBに夫々連通する。
また、ソレノイド9aが通電状態であるオフセット位置
でポンプポートPを出力ポートBに、タンクポートTを
出力ポートAに夫々連通し、出力ポートA及びBが流体
圧ポンプモータとしての斜板型可変容量ポンプモータ1
0(以下、ポンプモータ10と略称する。)の吸入・吐
出口10a及び10bに接続されており、ソレノイド9
aが非通電状態であるノーマル位置で高圧配管8Hの高
圧油をポンプモータ10の吸入・吐出口10aに、低圧
配管8Lを吸入・吐出口10bに連通させて回転軸10
cを前進走行時の回転方向例えば左側面からみて時計方
向に回転駆動し、逆にオフセット位置で高圧配管8Hの
高圧の作動油をポンプモータ10の吸入・吐出口10b
に、低圧配管8Lを吸入・吐出口10aに連通させて回
転軸10cを前進走行時の回転方向例えば左側面からみ
て反時計方向に回転駆動する。
【0019】なお、電磁方向切換弁9は、ポンプモータ
10に内蔵され、出力ポートA及びBが配管を介するこ
となくポンプモータ10の吸入・吐出口10a及び10
bに連結されている。また、電磁方向切換弁9のソレノ
イド9aへの通電は、図示しないシフトレバーで後進を
選択したときにオン状態となるシフト位置検出スイッチ
9bを介して直流電源9cに接続されることにより、前
進走行時には非通電状態に、後進走行時には通電状態に
夫々制御されるようになっている。
10に内蔵され、出力ポートA及びBが配管を介するこ
となくポンプモータ10の吸入・吐出口10a及び10
bに連結されている。また、電磁方向切換弁9のソレノ
イド9aへの通電は、図示しないシフトレバーで後進を
選択したときにオン状態となるシフト位置検出スイッチ
9bを介して直流電源9cに接続されることにより、前
進走行時には非通電状態に、後進走行時には通電状態に
夫々制御されるようになっている。
【0020】このポンプモータ10の流量は、電磁方向
切換弁9のタンクポートT近傍の低圧配管8Lに介挿さ
れた差圧検出用オリフィス11の両端に発生する差圧で
油圧シリンダ12aを含んで構成される斜板可変機構1
2を制御することにより、図2の特性曲線L2 で示すよ
うに、回転速度がV1 に達するまでの間では回転速度の
増加に比例して増加して回転速度V1 に達したときに、
ピストンポンプ6の最大吐出流量Q1MAXより多い吐出流
量Q2 となり、その後回転速度の増加に伴って比較的緩
やかに増加する。ここで、ポンプモータ10の吐出流量
とピストンポンプ6の吐出流量とは、図2に示すよう
に、同一車輪速度に対してポンプモータ10の吐出流量
がピストンポンプ6の吐出流量より多くなるように固有
吐出流量、回転軸に連結されたギヤのギヤ比が設定され
ている。
切換弁9のタンクポートT近傍の低圧配管8Lに介挿さ
れた差圧検出用オリフィス11の両端に発生する差圧で
油圧シリンダ12aを含んで構成される斜板可変機構1
2を制御することにより、図2の特性曲線L2 で示すよ
うに、回転速度がV1 に達するまでの間では回転速度の
増加に比例して増加して回転速度V1 に達したときに、
ピストンポンプ6の最大吐出流量Q1MAXより多い吐出流
量Q2 となり、その後回転速度の増加に伴って比較的緩
やかに増加する。ここで、ポンプモータ10の吐出流量
とピストンポンプ6の吐出流量とは、図2に示すよう
に、同一車輪速度に対してポンプモータ10の吐出流量
がピストンポンプ6の吐出流量より多くなるように固有
吐出流量、回転軸に連結されたギヤのギヤ比が設定され
ている。
【0021】また、図1に示すように、高圧配管8H及
び低圧配管8L間を連通する連通配管14Aには、トル
ク制限手段としてのピストンポンプ6の吐出圧の上限を
定めるリリーフ弁13が介挿されていると共に、連通配
管14Aと並列に配設された連通配管14B、14Cの
夫々には、リリーフ弁13と並列関係に低圧配管8L側
から高圧配管8H側への流体流れのみを許容する逆止弁
15と、固定オリフィス16とが接続されている。
び低圧配管8L間を連通する連通配管14Aには、トル
ク制限手段としてのピストンポンプ6の吐出圧の上限を
定めるリリーフ弁13が介挿されていると共に、連通配
管14Aと並列に配設された連通配管14B、14Cの
夫々には、リリーフ弁13と並列関係に低圧配管8L側
から高圧配管8H側への流体流れのみを許容する逆止弁
15と、固定オリフィス16とが接続されている。
【0022】さらに、吸込口6b側近くの高圧配管8H
及び吸入配管8S間には連通配管(バイパス流路)20
が接続され、この連通配管20には、通常走行時(高摩
擦係数路での走行時)に高圧配管8H及び吸入配管8S
を連通する電磁切換弁22が介挿されている。この電磁
切換弁22は、スプリングオフセット形の2位置2ポー
トに構成され、ソレノイドaと、吐出口6c側の高圧配
管8Hと接続する入力ポート22bと、吸入配管8Sと
接続する出力ポート22cと、リターンスプリング22
dと、入力ポート22b及び出力ポート22cを連通状
態又は非連通状態に切換えるスプールとを有している。
そして、ソレノイド22aが非通電状態であると、スプ
ールは入力ポート22bと出力ポート22cとを連通す
るノーマル位置に移動する。また、ソレノイド22aが
通電状態であると、スプールは入力ポート22b及び出
力ポート22cを非連通状態とするオフセット位置に移
動する。そして、ソレノイド22aには、後述するコン
トローラ24から励磁電流iが通電されるようになって
いる。
及び吸入配管8S間には連通配管(バイパス流路)20
が接続され、この連通配管20には、通常走行時(高摩
擦係数路での走行時)に高圧配管8H及び吸入配管8S
を連通する電磁切換弁22が介挿されている。この電磁
切換弁22は、スプリングオフセット形の2位置2ポー
トに構成され、ソレノイドaと、吐出口6c側の高圧配
管8Hと接続する入力ポート22bと、吸入配管8Sと
接続する出力ポート22cと、リターンスプリング22
dと、入力ポート22b及び出力ポート22cを連通状
態又は非連通状態に切換えるスプールとを有している。
そして、ソレノイド22aが非通電状態であると、スプ
ールは入力ポート22bと出力ポート22cとを連通す
るノーマル位置に移動する。また、ソレノイド22aが
通電状態であると、スプールは入力ポート22b及び出
力ポート22cを非連通状態とするオフセット位置に移
動する。そして、ソレノイド22aには、後述するコン
トローラ24から励磁電流iが通電されるようになって
いる。
【0023】また、ポンプモータ10の回転軸10cに
ギヤ10dが取付けられ、このギヤ10dに後輪側差動
装置17のディファレンシャルギヤケース17aに形成
されたリングギヤ17bが噛合されている。この後輪側
差動装置17は、前述した前輪側差動装置3と略同様の
構成を有し、ディファレンシャルギヤケース17a内に
形成された一対のピニオンシャフト17cにピニオン1
7dが取付けられ、これらピニオン17dに一対のサイ
ドギヤ17eが噛合し、これらサイドギヤ17eに後車
軸18が連結され、この後車軸18に後輪19が連結さ
れている。
ギヤ10dが取付けられ、このギヤ10dに後輪側差動
装置17のディファレンシャルギヤケース17aに形成
されたリングギヤ17bが噛合されている。この後輪側
差動装置17は、前述した前輪側差動装置3と略同様の
構成を有し、ディファレンシャルギヤケース17a内に
形成された一対のピニオンシャフト17cにピニオン1
7dが取付けられ、これらピニオン17dに一対のサイ
ドギヤ17eが噛合し、これらサイドギヤ17eに後車
軸18が連結され、この後車軸18に後輪19が連結さ
れている。
【0024】さらに、前車軸4には、その回転数を検出
する前車軸回転数センサ26が配設されていると共に、
後車軸18には、その回転数を検出する後車軸回転数セ
ンサ28が配設されている。これら前車軸回転数センサ
26及び後車軸回転数センサ28が本発明の回転数差検
出手段に相当し、これら前車軸回転数センサ26及び後
車軸回転数センサ28から出力される前車軸回転数検出
値NF 、後車軸回転数検出値NR がコントローラ24に
入力される。
する前車軸回転数センサ26が配設されていると共に、
後車軸18には、その回転数を検出する後車軸回転数セ
ンサ28が配設されている。これら前車軸回転数センサ
26及び後車軸回転数センサ28が本発明の回転数差検
出手段に相当し、これら前車軸回転数センサ26及び後
車軸回転数センサ28から出力される前車軸回転数検出
値NF 、後車軸回転数検出値NR がコントローラ24に
入力される。
【0025】コントローラ24は、前車軸回転数センサ
26及び後車軸回転数センサ28からの検出信号に基づ
いて電磁切換弁22に対して励磁電流iを出力及び停止
を行う。すなわち、このコントローラ24は、図3に示
すように、マイクロコンピュータ30と、マイクロコン
ピュータ30から出力される制御信号CSに応じた励磁
電流iを出力する駆動回路32とを備えている。
26及び後車軸回転数センサ28からの検出信号に基づ
いて電磁切換弁22に対して励磁電流iを出力及び停止
を行う。すなわち、このコントローラ24は、図3に示
すように、マイクロコンピュータ30と、マイクロコン
ピュータ30から出力される制御信号CSに応じた励磁
電流iを出力する駆動回路32とを備えている。
【0026】そして、マイクロコンピュータ30は、前
車軸回転数センサ26及び後車軸回転数センサ28から
の検出信号を読み込むためのA/D変換機能を有する入
力インタフェース回路30aと、所定のプログラムに従
って電磁切換弁22の切換動作のための演算処理を行う
演算処理装置30bと、ROM、RAM等の記憶装置3
0cと、制御信号CSを出力する出力インタフェース回
路30dとを備えている。
車軸回転数センサ26及び後車軸回転数センサ28から
の検出信号を読み込むためのA/D変換機能を有する入
力インタフェース回路30aと、所定のプログラムに従
って電磁切換弁22の切換動作のための演算処理を行う
演算処理装置30bと、ROM、RAM等の記憶装置3
0cと、制御信号CSを出力する出力インタフェース回
路30dとを備えている。
【0027】ここで、記憶装置30cには、演算処理装
置30bの演算処理の実行に必要なプログラム及び固定
データ等が予め記憶されているとともに、その処理結果
が一時記憶可能とされている。この内、固定データとし
ては、異径タイヤの走行時に生ずる前後車軸4、18の
回転数差、即ち、タイヤの摩耗などにより径変化が生じ
た状態で走行する際に生じる前後車軸4、18の回転数
差より所定値だけ高めに設定した基準回転数差ΔNF が
記憶されている。なお、車速が大きくなると回転数差Δ
Nは大になるので、前記基準回転数差ΔNF は車速に応
じて変化する。すなわち、基準回転数差ΔNF は車速の
関数である。
置30bの演算処理の実行に必要なプログラム及び固定
データ等が予め記憶されているとともに、その処理結果
が一時記憶可能とされている。この内、固定データとし
ては、異径タイヤの走行時に生ずる前後車軸4、18の
回転数差、即ち、タイヤの摩耗などにより径変化が生じ
た状態で走行する際に生じる前後車軸4、18の回転数
差より所定値だけ高めに設定した基準回転数差ΔNF が
記憶されている。なお、車速が大きくなると回転数差Δ
Nは大になるので、前記基準回転数差ΔNF は車速に応
じて変化する。すなわち、基準回転数差ΔNF は車速の
関数である。
【0028】そして、演算処置装置30bでは、前車軸
回転数検出値NF から後車軸回転数検出値NR を減算し
た回転数差ΔN(=NF −NR )を算出し、この回転数
差ΔNと前記基準回転数差ΔNF との比較判定を行う。
そして、この演算処理装置30bは、現状の回転数差Δ
Nが基準回転数差ΔNF を下回ると判定したときには
(ΔN<ΔNF )、出力インタフェース回路30dから
駆動回路32に制御信号CSを出力せず、ソレノイド2
2aに励磁電流iを出力しないので、ソレノイド22a
は非通電状態を維持する。一方、回転数差ΔNが基準回
転数差ΔNF 以上であると判定したときには(ΔN≧Δ
NF )、出力インタフェース回路30dから駆動回路3
2に制御信号CSを出力する。これにより、ソレノイド
22aは通電状態を維持する。
回転数検出値NF から後車軸回転数検出値NR を減算し
た回転数差ΔN(=NF −NR )を算出し、この回転数
差ΔNと前記基準回転数差ΔNF との比較判定を行う。
そして、この演算処理装置30bは、現状の回転数差Δ
Nが基準回転数差ΔNF を下回ると判定したときには
(ΔN<ΔNF )、出力インタフェース回路30dから
駆動回路32に制御信号CSを出力せず、ソレノイド2
2aに励磁電流iを出力しないので、ソレノイド22a
は非通電状態を維持する。一方、回転数差ΔNが基準回
転数差ΔNF 以上であると判定したときには(ΔN≧Δ
NF )、出力インタフェース回路30dから駆動回路3
2に制御信号CSを出力する。これにより、ソレノイド
22aは通電状態を維持する。
【0029】次に、上記実施例の動作を説明する。今、
車両が乾燥路面等の高摩擦係数路で停車し、エンジン1
がアイドリング状態にある制動状態で前進走行を開始す
る場合には、シフトレバーを前進走行側に切換えること
により発進状態となるが、このとき、後進走行側のシフ
ト位置検出スイッチ9bはオフ状態を維持するため、電
磁方向切換弁9のソレノイド9aは非通電状態を維持
し、切換位置が図1に示すノーマル位置を継続する。こ
の状態で、ブレーキペダルを解放してアクセルペダルを
踏込むことにより、エンジン1の回転力が変速機2を介
して前輪側差動装置3に伝達され、この前輪側作動装置
3で前輪5を前進方向に回転駆動することにより、前進
を開始する。
車両が乾燥路面等の高摩擦係数路で停車し、エンジン1
がアイドリング状態にある制動状態で前進走行を開始す
る場合には、シフトレバーを前進走行側に切換えること
により発進状態となるが、このとき、後進走行側のシフ
ト位置検出スイッチ9bはオフ状態を維持するため、電
磁方向切換弁9のソレノイド9aは非通電状態を維持
し、切換位置が図1に示すノーマル位置を継続する。こ
の状態で、ブレーキペダルを解放してアクセルペダルを
踏込むことにより、エンジン1の回転力が変速機2を介
して前輪側差動装置3に伝達され、この前輪側作動装置
3で前輪5を前進方向に回転駆動することにより、前進
を開始する。
【0030】このとき、前車軸回転数センサ26及び後
車軸回転数センサ28から回転数検出値NF 、NR が入
力されるコントローラ24は、回転数差ΔN(=NF −
NR)と基準回転数差ΔNF との比較演算を行う。そし
て、この高摩擦係数路の走行では回転数差ΔNがほとん
ど零となり、基準回転数差ΔNF より低い値となるので
(ΔN<ΔNF )、電磁切換弁22のソレノイド22a
を非通電状態に維持し、切換位置を図1に示すノーマル
位置とする。
車軸回転数センサ28から回転数検出値NF 、NR が入
力されるコントローラ24は、回転数差ΔN(=NF −
NR)と基準回転数差ΔNF との比較演算を行う。そし
て、この高摩擦係数路の走行では回転数差ΔNがほとん
ど零となり、基準回転数差ΔNF より低い値となるので
(ΔN<ΔNF )、電磁切換弁22のソレノイド22a
を非通電状態に維持し、切換位置を図1に示すノーマル
位置とする。
【0031】このとき、前進走行により、ピストンポン
プ6の回転軸6aが左側面からみて時計方向に回転駆動
し、このピストンポンプ6から回転速度に応じた吐出流
量の作動油が吐出口6cから吐出されるが、ノーマル位
置を継続する電磁切換弁22により入力ポート22b及
び出力ポート22cが連通しているので、吐出口6c側
のほとんどの作動油は電磁切換弁22を通過して吸込口
6b側に戻されていく。
プ6の回転軸6aが左側面からみて時計方向に回転駆動
し、このピストンポンプ6から回転速度に応じた吐出流
量の作動油が吐出口6cから吐出されるが、ノーマル位
置を継続する電磁切換弁22により入力ポート22b及
び出力ポート22cが連通しているので、吐出口6c側
のほとんどの作動油は電磁切換弁22を通過して吸込口
6b側に戻されていく。
【0032】このため、ピストンポンプ6から吐出され
る高圧の作動油は、車内フロアの下に配設されている高
圧配管8Hからポンプモータ10側にほとんど流れ込ま
ず、作動油の流動脈動による高圧配管8Hの振動が発生
しないので、車内フロアへの騒音や振動を抑制すること
ができる。また、高圧作動油が長尺な高圧配管8Hを流
れないので、流量増大によって発生する引きずり抵抗、
即ち、配管抵抗などによる圧力損失が低減し、且つキャ
ビテーションの発生も抑制されるので、燃費悪化を避け
ることができる。さらに、作動油の温度上昇も抑制する
ことができるので、作動油の粘性を適正値に維持するこ
とができる。
る高圧の作動油は、車内フロアの下に配設されている高
圧配管8Hからポンプモータ10側にほとんど流れ込ま
ず、作動油の流動脈動による高圧配管8Hの振動が発生
しないので、車内フロアへの騒音や振動を抑制すること
ができる。また、高圧作動油が長尺な高圧配管8Hを流
れないので、流量増大によって発生する引きずり抵抗、
即ち、配管抵抗などによる圧力損失が低減し、且つキャ
ビテーションの発生も抑制されるので、燃費悪化を避け
ることができる。さらに、作動油の温度上昇も抑制する
ことができるので、作動油の粘性を適正値に維持するこ
とができる。
【0033】なお、車両の発進により後輪19も前輪5
と同方向に同一回転速度で回転駆動し、後輪側差動装置
17を介してポンプモータ10の回転軸10cが左側面
からみて時計方向に回転する。これにより、ポンプモー
タ10吸入・吐出口10aから作動油が吸入され、且つ
吸入・吐出口10bから作動油が吐出されるが、吸入・
吐出口10bから吐出された作動油は、連通配管14B
の逆止弁15を通過して再度吸入・吐出口10aに戻さ
れるので、ポンプモータ10はポンプとして作用せず、
高圧配管8Hに影響を与えることがない。しかも、ポン
プモータ10は油圧モータとしても作用せず後輪19に
駆動力が伝達されることはなく、前輪駆動車と同様の状
態で前進走行する。
と同方向に同一回転速度で回転駆動し、後輪側差動装置
17を介してポンプモータ10の回転軸10cが左側面
からみて時計方向に回転する。これにより、ポンプモー
タ10吸入・吐出口10aから作動油が吸入され、且つ
吸入・吐出口10bから作動油が吐出されるが、吸入・
吐出口10bから吐出された作動油は、連通配管14B
の逆止弁15を通過して再度吸入・吐出口10aに戻さ
れるので、ポンプモータ10はポンプとして作用せず、
高圧配管8Hに影響を与えることがない。しかも、ポン
プモータ10は油圧モータとしても作用せず後輪19に
駆動力が伝達されることはなく、前輪駆動車と同様の状
態で前進走行する。
【0034】次に、例えば、変速機2が手動変速機を採
用しており、上り坂の途中において手動変速機2のクラ
ッチ切断動作を行って車両を後進させる場合には、シフ
トレバーが後進を選択していないのでシフト位置検出ス
イッチ9bはオフ状態を維持している。これにより、ソ
レノイド9aは非通電状態となるので、電磁方向切換弁
9の切換位置は図1に示すノーマル位置を継続する。そ
して、ポンプモータ10の回転軸10cは、前進時と逆
の左側面からみて反時計方向に回転し、作動油が吸入・
吐出口10bから吸入され、且つ吸入・吐出口10aか
ら吐出することにより作動油が高圧配管8Hに流れ込
む。ところが、このとき、回転数差ΔNは基準回転数差
ΔNF より低い値(ΔN<ΔNF )となっているので電
磁切換弁22はノーマル位置を継続しており、作動油は
高圧配管8H内部に封じ込まれることがない。このよう
に、本装置は、上り坂の途中において手動変速機2のク
ラッチ切断動作を行って車両を後進させる場合であって
も、高圧配管8Hに作動油を封じ込まない構造とされて
いるので、リリーフ弁13のクラッキング圧力に応じた
ブレーキングトルクが発生せず、運転者に違和感を与え
ることがない。 次に、凍結路、降雪路等の低摩擦係数
路で発進する場合には、先ず前輪5が回転駆動するが、
低摩擦係数路であるため、前輪5がスリップして前輪5
及び後輪19との間に前輪5が高回転数となる回転数差
が生じる。
用しており、上り坂の途中において手動変速機2のクラ
ッチ切断動作を行って車両を後進させる場合には、シフ
トレバーが後進を選択していないのでシフト位置検出ス
イッチ9bはオフ状態を維持している。これにより、ソ
レノイド9aは非通電状態となるので、電磁方向切換弁
9の切換位置は図1に示すノーマル位置を継続する。そ
して、ポンプモータ10の回転軸10cは、前進時と逆
の左側面からみて反時計方向に回転し、作動油が吸入・
吐出口10bから吸入され、且つ吸入・吐出口10aか
ら吐出することにより作動油が高圧配管8Hに流れ込
む。ところが、このとき、回転数差ΔNは基準回転数差
ΔNF より低い値(ΔN<ΔNF )となっているので電
磁切換弁22はノーマル位置を継続しており、作動油は
高圧配管8H内部に封じ込まれることがない。このよう
に、本装置は、上り坂の途中において手動変速機2のク
ラッチ切断動作を行って車両を後進させる場合であって
も、高圧配管8Hに作動油を封じ込まない構造とされて
いるので、リリーフ弁13のクラッキング圧力に応じた
ブレーキングトルクが発生せず、運転者に違和感を与え
ることがない。 次に、凍結路、降雪路等の低摩擦係数
路で発進する場合には、先ず前輪5が回転駆動するが、
低摩擦係数路であるため、前輪5がスリップして前輪5
及び後輪19との間に前輪5が高回転数となる回転数差
が生じる。
【0035】このとき、コントローラ24は、回転数差
ΔNが基準回転数差ΔNF を上回る値であることを判断
し(ΔN≧ΔNF )、電磁切換弁22のソレノイド22
aを通電状態として入力ポート22b及び出力ポート2
2cを非連通状態とするオフセット位置に切換える。こ
れにより連通配管20が遮断されるので、ピストンポン
プ6からポンプモータ10に作動油が流れ込み、ピスト
ンポンプ6の吐出流量がポンプモータ10の吐出流量を
上回ることになると、ポンプモータ10の抵抗が負荷と
なり高圧配管8Hの作動油圧が上昇することになるた
め、ポンプモータ10が油圧モータとして作動する。こ
れにより、高圧配管8H内部の圧力に応じた駆動力が後
輪側差動装置17を介して後輪19に伝達され、四輪駆
動状態に移行する。すなわち、後輪19側に伝達される
トルクは、図4に示すように、回転数差の増大と共に急
増し、リリーフ弁13による圧力制限によって最大トル
クT MAX が規制されることになる。
ΔNが基準回転数差ΔNF を上回る値であることを判断
し(ΔN≧ΔNF )、電磁切換弁22のソレノイド22
aを通電状態として入力ポート22b及び出力ポート2
2cを非連通状態とするオフセット位置に切換える。こ
れにより連通配管20が遮断されるので、ピストンポン
プ6からポンプモータ10に作動油が流れ込み、ピスト
ンポンプ6の吐出流量がポンプモータ10の吐出流量を
上回ることになると、ポンプモータ10の抵抗が負荷と
なり高圧配管8Hの作動油圧が上昇することになるた
め、ポンプモータ10が油圧モータとして作動する。こ
れにより、高圧配管8H内部の圧力に応じた駆動力が後
輪側差動装置17を介して後輪19に伝達され、四輪駆
動状態に移行する。すなわち、後輪19側に伝達される
トルクは、図4に示すように、回転数差の増大と共に急
増し、リリーフ弁13による圧力制限によって最大トル
クT MAX が規制されることになる。
【0036】次に、車両を後進させる場合には、シフト
レバーを後進位置に切換えることにより、シフト位置検
出スイッチ9bがオン状態となるため、前後進切換用電
磁方向切換弁9のソレノイド9aが通電状態となり、切
換位置がノーマル位置からオフセット位置に切換わる。
これによって、高圧配管8H内部の作動油をポンプモー
タ10の吸入・吐出口10bに供給し、吸入・吐出口1
0aから吐出される作動油を低圧配管8L側に戻すこと
により、ポンプモータ10の回転軸10cを前進走行時
とは逆転させて、後輪19を逆回転させる。
レバーを後進位置に切換えることにより、シフト位置検
出スイッチ9bがオン状態となるため、前後進切換用電
磁方向切換弁9のソレノイド9aが通電状態となり、切
換位置がノーマル位置からオフセット位置に切換わる。
これによって、高圧配管8H内部の作動油をポンプモー
タ10の吸入・吐出口10bに供給し、吸入・吐出口1
0aから吐出される作動油を低圧配管8L側に戻すこと
により、ポンプモータ10の回転軸10cを前進走行時
とは逆転させて、後輪19を逆回転させる。
【0037】このとき、回転数差ΔNが基準回転数差Δ
NF より低い値を示すときは(ΔN<ΔNF )、ソレノ
イド22aを非通電状態に維持して電磁切換弁22の切
換位置をノーマル位置とし、回転数差ΔNが基準回転数
差ΔNF を上回るときには(ΔN≧ΔNF )、ソレノイ
ド22aを通電状態に維持して電磁切換弁22の切換位
置をオフセット位置とする。このため、後進時において
も、駆動力の伝達については前進時と全く同様であり、
前輪5がスリップして前後車軸4,18に基準回転数差
ΔNF 以上の回転数差が生じた時のみ高圧配管8H内部
に圧力が発生し、駆動力が後輪19に伝達される。
NF より低い値を示すときは(ΔN<ΔNF )、ソレノ
イド22aを非通電状態に維持して電磁切換弁22の切
換位置をノーマル位置とし、回転数差ΔNが基準回転数
差ΔNF を上回るときには(ΔN≧ΔNF )、ソレノイ
ド22aを通電状態に維持して電磁切換弁22の切換位
置をオフセット位置とする。このため、後進時において
も、駆動力の伝達については前進時と全く同様であり、
前輪5がスリップして前後車軸4,18に基準回転数差
ΔNF 以上の回転数差が生じた時のみ高圧配管8H内部
に圧力が発生し、駆動力が後輪19に伝達される。
【0038】次に、本発明の第2実施形態を図5に基づ
いて説明する。この第2実施形態は、第1実施形態の連
通配管20に介挿した電磁切換弁22を省略し、これに
代えて、ピストンポンプ6の吐出圧が制御圧として入力
され、ピストンポンプ6の吐出圧が規定圧力Ps以下と
なると吸込通路の開度を小さく制御するパイロット操作
形式の吸入流量制御弁34を吸入配管8Sに介挿した装
置である。なお、この流量制御弁34を適用したことを
除いては前述した第1実施形態と同様の構成を有し、図
1との対応部分には同一符号を付し、その詳細な説明は
これを省略する。
いて説明する。この第2実施形態は、第1実施形態の連
通配管20に介挿した電磁切換弁22を省略し、これに
代えて、ピストンポンプ6の吐出圧が制御圧として入力
され、ピストンポンプ6の吐出圧が規定圧力Ps以下と
なると吸込通路の開度を小さく制御するパイロット操作
形式の吸入流量制御弁34を吸入配管8Sに介挿した装
置である。なお、この流量制御弁34を適用したことを
除いては前述した第1実施形態と同様の構成を有し、図
1との対応部分には同一符号を付し、その詳細な説明は
これを省略する。
【0039】流量制御弁34は、スプリングオフセット
形の切換弁であり、リザーバタンク7側と接続する入力
ポート34aと、ピストンポンプ6の吸込口6b側と接
続する出力ポート34bと、ピストンポンプ6の吐出口
6c側と連通する制御配管35と接続してこの制御配管
35から作動流体が制御圧として供給される制御ポート
34cと、制御圧Psが作用する方向と逆向きに押圧力
を作用するリターンスプリング34dと、所定の通路面
積に設定されたオリフィス34eと、入力ポート34a
及び出力ポート34bをオリフィス34eを介して連通
状態、又は、入力ポート34a及び出力ポート34bを
オリフィス34eを介せずに連通状態となるように切換
えるスプールとを有している。
形の切換弁であり、リザーバタンク7側と接続する入力
ポート34aと、ピストンポンプ6の吸込口6b側と接
続する出力ポート34bと、ピストンポンプ6の吐出口
6c側と連通する制御配管35と接続してこの制御配管
35から作動流体が制御圧として供給される制御ポート
34cと、制御圧Psが作用する方向と逆向きに押圧力
を作用するリターンスプリング34dと、所定の通路面
積に設定されたオリフィス34eと、入力ポート34a
及び出力ポート34bをオリフィス34eを介して連通
状態、又は、入力ポート34a及び出力ポート34bを
オリフィス34eを介せずに連通状態となるように切換
えるスプールとを有している。
【0040】そして、この流量制御弁34は、制御ポー
ト34cに供給される制御圧が規定圧力Ps以下となる
と、リターンスプリング34dの押圧力によって入力ポ
ート34a及び出力ポート34bがオリフィス34eを
介して連通するように、スプールがノーマル位置に移動
する。また、制御ポート34cに供給される制御圧が規
定圧力Psを上回ると、オリフィス34eを介せずに入
力ポート34a及び出力ポート34bが連通するよう
に、リターンスプリング34dに抗してスプールがオフ
セット位置に移動する。
ト34cに供給される制御圧が規定圧力Ps以下となる
と、リターンスプリング34dの押圧力によって入力ポ
ート34a及び出力ポート34bがオリフィス34eを
介して連通するように、スプールがノーマル位置に移動
する。また、制御ポート34cに供給される制御圧が規
定圧力Psを上回ると、オリフィス34eを介せずに入
力ポート34a及び出力ポート34bが連通するよう
に、リターンスプリング34dに抗してスプールがオフ
セット位置に移動する。
【0041】ここで、前記規定圧力Psは、前後車軸
4、18の回転数差が略零であり、ポンプモータ10が
油圧モータとして作用せずに後輪19に駆動力が伝達さ
れない程度の高圧配管8H内部の低い圧力値と略同一値
に設定されている。また、前記オリフィス34eは、リ
ザーバタンク7から吸入絞り型ピストンポンプの吸入口
6bに流れ込む作動油が僅かな量となるように狭い通路
面積に形成されている。このため、流量制御弁34がノ
ーマル位置となると、ピストンポンプ6の吐出流量は最
小限に制限される。一方、流量制御弁34がオフセット
位置となると、リザーバタンク7の作動油はオリフィス
34eを通過せずに吸入口6bに流れ込み、ピストンポ
ンプ6は、図2の特性曲線L1 で示した吐出流量とな
る。
4、18の回転数差が略零であり、ポンプモータ10が
油圧モータとして作用せずに後輪19に駆動力が伝達さ
れない程度の高圧配管8H内部の低い圧力値と略同一値
に設定されている。また、前記オリフィス34eは、リ
ザーバタンク7から吸入絞り型ピストンポンプの吸入口
6bに流れ込む作動油が僅かな量となるように狭い通路
面積に形成されている。このため、流量制御弁34がノ
ーマル位置となると、ピストンポンプ6の吐出流量は最
小限に制限される。一方、流量制御弁34がオフセット
位置となると、リザーバタンク7の作動油はオリフィス
34eを通過せずに吸入口6bに流れ込み、ピストンポ
ンプ6は、図2の特性曲線L1 で示した吐出流量とな
る。
【0042】上記構成の第2実施形態によれば、車両が
高摩擦係数路を走行する場合には、前後車軸14、18
間に回転数差がほとんど発生しないので、高圧配管8H
の作動油の圧力は規定圧力Psを下回る。これにより、
流量制御弁34はノーマル位置となり、ピストンポンプ
6の吐出流量は最小限に制限されるので、高圧配管8H
からポンプモータ10側には、ほとんど作動油が流れ込
まない。したがって、第1実施形態と同様に、車内フロ
アへの騒音や振動を抑制することができるとともに、配
管抵抗などによる圧力損失の低減やキャビテーションの
抑制により燃費悪化を防止することができる。さらに
は、作動油の温度上昇の抑制により作動油の粘性を適正
値に維持することができる。
高摩擦係数路を走行する場合には、前後車軸14、18
間に回転数差がほとんど発生しないので、高圧配管8H
の作動油の圧力は規定圧力Psを下回る。これにより、
流量制御弁34はノーマル位置となり、ピストンポンプ
6の吐出流量は最小限に制限されるので、高圧配管8H
からポンプモータ10側には、ほとんど作動油が流れ込
まない。したがって、第1実施形態と同様に、車内フロ
アへの騒音や振動を抑制することができるとともに、配
管抵抗などによる圧力損失の低減やキャビテーションの
抑制により燃費悪化を防止することができる。さらに
は、作動油の温度上昇の抑制により作動油の粘性を適正
値に維持することができる。
【0043】また、車両が低摩擦係数路を走行する場合
には、前輪5がスリップして前後輪5、19との間に回
転数差が生じ、ピストンポンプ6の吐出流量がポンプモ
ータ10の吐出流量を上回ることから、ポンプモータ1
0の抵抗が負荷となり高圧配管8Hの作動油の圧力が上
昇していく。このとき、高圧配管8Hの作動油の圧力が
規定圧力Psを上回ると、制御ポート34cに供給され
る制御圧がリターンスプリング34dに抗する方向にス
プールを移動させていき、流量制御弁34はオフセット
位置となる。このとき、吸入絞り型ピストンポンプ6
は、図2の特性曲線L1 で示した吐出流量となる。そし
て、ポンプモータ10が油圧モータとして作動すること
から、高圧配管8Hの圧力に応じた駆動力が後輪側差動
装置17を介して後輪19に伝達され、四輪駆動状態に
移行する。
には、前輪5がスリップして前後輪5、19との間に回
転数差が生じ、ピストンポンプ6の吐出流量がポンプモ
ータ10の吐出流量を上回ることから、ポンプモータ1
0の抵抗が負荷となり高圧配管8Hの作動油の圧力が上
昇していく。このとき、高圧配管8Hの作動油の圧力が
規定圧力Psを上回ると、制御ポート34cに供給され
る制御圧がリターンスプリング34dに抗する方向にス
プールを移動させていき、流量制御弁34はオフセット
位置となる。このとき、吸入絞り型ピストンポンプ6
は、図2の特性曲線L1 で示した吐出流量となる。そし
て、ポンプモータ10が油圧モータとして作動すること
から、高圧配管8Hの圧力に応じた駆動力が後輪側差動
装置17を介して後輪19に伝達され、四輪駆動状態に
移行する。
【0044】次に、本発明の第3実施形態を図6に基づ
いて説明する。なお、この実施形態も、前述した第1及
び第2実施形態と同様の構成部材には同一符号を付して
その詳細な説明を省略する。この第3実施形態は、第2
実施形態で使用した流量制御弁34を省略し、これに代
えて、前後車軸4、18間に発生する回転数差に基づい
てコントローラ24が電磁流量制御弁36を制御する。
いて説明する。なお、この実施形態も、前述した第1及
び第2実施形態と同様の構成部材には同一符号を付して
その詳細な説明を省略する。この第3実施形態は、第2
実施形態で使用した流量制御弁34を省略し、これに代
えて、前後車軸4、18間に発生する回転数差に基づい
てコントローラ24が電磁流量制御弁36を制御する。
【0045】電磁流量制御弁36は、スプリングオフセ
ット形の2位置2ポートに構成された電磁切換弁であ
り、リザーバタンク7側と接続する入力ポート36a
と、ピストンポンプ6の吸込口6b側と接続する出力ポ
ート36bと、ソレノイド36cと、リターンスプリン
グ36dと、所定の通路面積に設定されたオリフィス3
6eと、入力ポート36a及び出力ポート36bをオリ
フィス36eを介して連通状態、又は、入力ポート36
a及び出力ポート36bをオリフィス36eを介せずに
連通状態となるように切換えるスプールとを有してい
る。
ット形の2位置2ポートに構成された電磁切換弁であ
り、リザーバタンク7側と接続する入力ポート36a
と、ピストンポンプ6の吸込口6b側と接続する出力ポ
ート36bと、ソレノイド36cと、リターンスプリン
グ36dと、所定の通路面積に設定されたオリフィス3
6eと、入力ポート36a及び出力ポート36bをオリ
フィス36eを介して連通状態、又は、入力ポート36
a及び出力ポート36bをオリフィス36eを介せずに
連通状態となるように切換えるスプールとを有してい
る。
【0046】そして、この電磁流量制御弁36は、ソレ
ノイド36cが非通電状態であると、オリフィス36e
を介して入力ポート36aと出力ポート36bとが連通
するノーマル位置にスプールが移動する。また、ソレノ
イド36cが通電状態であると、オリフィス36eを介
せずに入力ポート36a及び出力ポート36bが連通す
るオフセット位置に移動する。なお、オリフィス36e
は、前述した第2実施形態のオリフィス34eと同様
に、リザーバタンク7から吸入絞り型ピストンポンプに
流れ込む作動油が僅かな量となるように狭い通路面積に
形成されている。
ノイド36cが非通電状態であると、オリフィス36e
を介して入力ポート36aと出力ポート36bとが連通
するノーマル位置にスプールが移動する。また、ソレノ
イド36cが通電状態であると、オリフィス36eを介
せずに入力ポート36a及び出力ポート36bが連通す
るオフセット位置に移動する。なお、オリフィス36e
は、前述した第2実施形態のオリフィス34eと同様
に、リザーバタンク7から吸入絞り型ピストンポンプに
流れ込む作動油が僅かな量となるように狭い通路面積に
形成されている。
【0047】そして、コントローラ24は第1実施形態
と同様に、前後車軸4、18間の回転数差ΔNが基準回
転数差ΔNF を下回ると(ΔN<ΔNF )、ソレノイド
36cに対して励磁電流iを出力せず、ソレノイド36
cを非通電状態に維持する。一方、回転数差ΔNが基準
回転数差ΔNF 以上であるときには(ΔN≧ΔNF )、
ソレノイド36cに励磁電流iを出力し、ソレノイド3
6cを通電状態に維持する。
と同様に、前後車軸4、18間の回転数差ΔNが基準回
転数差ΔNF を下回ると(ΔN<ΔNF )、ソレノイド
36cに対して励磁電流iを出力せず、ソレノイド36
cを非通電状態に維持する。一方、回転数差ΔNが基準
回転数差ΔNF 以上であるときには(ΔN≧ΔNF )、
ソレノイド36cに励磁電流iを出力し、ソレノイド3
6cを通電状態に維持する。
【0048】上記構成の第3実施形態によれば、車両が
高摩擦係数路を走行し、前後車軸14、18間に回転数
差がほとんど発生しない場合には(ΔN<ΔNF )、コ
ントローラ24の制御により電磁流量制御弁36のソレ
ノイド36cを非通電状態に維持し、切換位置を図6に
示すノーマル位置とする。これにより、ピストンポンプ
6は吐出流量が最小限に制限されるので、高圧配管8H
からポンプモータ10側にはほとんど作動油が流れ込ま
ない。したがって、第2実施例と同様の効果を得ること
ができる。
高摩擦係数路を走行し、前後車軸14、18間に回転数
差がほとんど発生しない場合には(ΔN<ΔNF )、コ
ントローラ24の制御により電磁流量制御弁36のソレ
ノイド36cを非通電状態に維持し、切換位置を図6に
示すノーマル位置とする。これにより、ピストンポンプ
6は吐出流量が最小限に制限されるので、高圧配管8H
からポンプモータ10側にはほとんど作動油が流れ込ま
ない。したがって、第2実施例と同様の効果を得ること
ができる。
【0049】また、車両が低摩擦係数路を走行し、前輪
5のスリップにより前後車軸4、18間に基準回転数差
ΔNF を上回る回転数差ΔNが生じる場合には(ΔN≧
ΔN F )、コントローラ24の制御により電磁流量制御
弁36のソレノイド36cを通電状態に維持し、切換位
置を図6に示すようにオフセット位置とする。これによ
り、ピストンポンプ6は、図2の特性曲線L1 で示した
吐出流量となり、ポンプモータ10が油圧モータとして
作動し、高圧配管8Hの圧力に応じた駆動力が後輪側差
動装置17を介して後輪19に伝達され、四輪駆動状態
に移行する。
5のスリップにより前後車軸4、18間に基準回転数差
ΔNF を上回る回転数差ΔNが生じる場合には(ΔN≧
ΔN F )、コントローラ24の制御により電磁流量制御
弁36のソレノイド36cを通電状態に維持し、切換位
置を図6に示すようにオフセット位置とする。これによ
り、ピストンポンプ6は、図2の特性曲線L1 で示した
吐出流量となり、ポンプモータ10が油圧モータとして
作動し、高圧配管8Hの圧力に応じた駆動力が後輪側差
動装置17を介して後輪19に伝達され、四輪駆動状態
に移行する。
【0050】次に、本発明の第4実施形態を図7に基づ
いて説明する。なお、この実施形態も、前述した第3実
施形態と同様の構成部材には同一符号を付してその詳細
な説明を省略する。この第4実施形態は、高圧配管8H
の圧力が規定圧力Psに達しているか否かを検出する圧
力スイッチ38を配設し、この圧力スイッチ38の検出
値に基づいてコントローラ24が電磁流量制御弁36を
制御する。
いて説明する。なお、この実施形態も、前述した第3実
施形態と同様の構成部材には同一符号を付してその詳細
な説明を省略する。この第4実施形態は、高圧配管8H
の圧力が規定圧力Psに達しているか否かを検出する圧
力スイッチ38を配設し、この圧力スイッチ38の検出
値に基づいてコントローラ24が電磁流量制御弁36を
制御する。
【0051】ここで、規定圧力Psは、第2実施形態と
同様に、ポンプモータ10が油圧モータとして作用せ
ず、後輪19に駆動力が伝達されない程度の高圧配管8
H内部の低い圧力値と略同一値に設定されている。ま
た、前記圧力スイッチ38は、高圧配管8Hの圧力が前
記規定圧力Psを上回っている場合には、コントローラ
24の入力インタフェース回路30aに対して検出信号
SA を出力する。一方、高圧配管8Hの圧力が規定圧力
Ps以下である場合には、入力インタフェース回路30
aへの検出信号SA を停止する。
同様に、ポンプモータ10が油圧モータとして作用せ
ず、後輪19に駆動力が伝達されない程度の高圧配管8
H内部の低い圧力値と略同一値に設定されている。ま
た、前記圧力スイッチ38は、高圧配管8Hの圧力が前
記規定圧力Psを上回っている場合には、コントローラ
24の入力インタフェース回路30aに対して検出信号
SA を出力する。一方、高圧配管8Hの圧力が規定圧力
Ps以下である場合には、入力インタフェース回路30
aへの検出信号SA を停止する。
【0052】また、コントローラ24の演算処置装置3
0bは、圧力スイッチ38から検出信号SA が入力され
ると、出力インタフェース回路30dから駆動回路32
に制御信号CSを出力し、圧力スイッチ38からの検出
信号SA が停止した場合には、出力インタフェース回路
30dから駆動回路32への制御信号CSの停止を行う
処理を行う。
0bは、圧力スイッチ38から検出信号SA が入力され
ると、出力インタフェース回路30dから駆動回路32
に制御信号CSを出力し、圧力スイッチ38からの検出
信号SA が停止した場合には、出力インタフェース回路
30dから駆動回路32への制御信号CSの停止を行う
処理を行う。
【0053】これにより、車両が高摩擦係数路を走行す
る場合には、前後車軸14、18間に回転数差がほとん
ど発生せず、高圧配管8Hの作動油圧力が規定圧力Ps
を下回るので、前記圧力スイッチ38はコントローラ2
4への検出信号SA を停止する。このとき、コントロー
ラ24からソレノイド36cに励磁電流iを出力しない
ので、ソレノイド36cは非通電状態を維持し、電磁流
量制御弁36は図7に示すようにノーマル位置となる。
これにより、ピストンポンプ6は吐出流量が最小限に制
限されるので、高圧配管8Hからポンプモータ10側に
はほとんど作動油が流れ込まず、第3実施例と同様の効
果を得ることができる。
る場合には、前後車軸14、18間に回転数差がほとん
ど発生せず、高圧配管8Hの作動油圧力が規定圧力Ps
を下回るので、前記圧力スイッチ38はコントローラ2
4への検出信号SA を停止する。このとき、コントロー
ラ24からソレノイド36cに励磁電流iを出力しない
ので、ソレノイド36cは非通電状態を維持し、電磁流
量制御弁36は図7に示すようにノーマル位置となる。
これにより、ピストンポンプ6は吐出流量が最小限に制
限されるので、高圧配管8Hからポンプモータ10側に
はほとんど作動油が流れ込まず、第3実施例と同様の効
果を得ることができる。
【0054】また、車両が低摩擦係数路を走行して前輪
5がスリップして前後輪5、19との間に回転数差が生
じる場合には、高圧配管8Hの作動油圧力が規定圧力P
sを上回るので、前記圧力スイッチ38はコントローラ
24に検出信号SA を出力する。このとき、コントロー
ラ24からソレノイド36cに励磁電流iが出力され、
ソレノイド36cは通電状態を維持するので、電磁流量
制御弁36はオフセット位置に移動する。これにより、
ピストンポンプ6は、図2の特性曲線L1 で示した吐出
流量となり、ポンプモータ10が油圧モータとして作動
し、高圧配管8Hの圧力に応じた駆動力が後輪側差動装
置17を介して後輪19に伝達され、四輪駆動状態に移
行する。
5がスリップして前後輪5、19との間に回転数差が生
じる場合には、高圧配管8Hの作動油圧力が規定圧力P
sを上回るので、前記圧力スイッチ38はコントローラ
24に検出信号SA を出力する。このとき、コントロー
ラ24からソレノイド36cに励磁電流iが出力され、
ソレノイド36cは通電状態を維持するので、電磁流量
制御弁36はオフセット位置に移動する。これにより、
ピストンポンプ6は、図2の特性曲線L1 で示した吐出
流量となり、ポンプモータ10が油圧モータとして作動
し、高圧配管8Hの圧力に応じた駆動力が後輪側差動装
置17を介して後輪19に伝達され、四輪駆動状態に移
行する。
【0055】なお、上記第1から第4実施形態において
は、後輪側差動装置17を設けた場合について説明した
が、これに限定されるものではなく、後輪差動装置17
を省略し、これに代えて左右後輪19L,19Rの左右
車軸18L,18Rに個別にポンプモータ10L及び1
0Rを設けるように構成してもよく、この場合には、旋
回時などで左右輪で異なる負荷となる場合には、各ポン
プモータ10L,10Rで自然にその差に応じた吐出流
量差を生じることから差動装置と同等の差動機能を発揮
することができる。
は、後輪側差動装置17を設けた場合について説明した
が、これに限定されるものではなく、後輪差動装置17
を省略し、これに代えて左右後輪19L,19Rの左右
車軸18L,18Rに個別にポンプモータ10L及び1
0Rを設けるように構成してもよく、この場合には、旋
回時などで左右輪で異なる負荷となる場合には、各ポン
プモータ10L,10Rで自然にその差に応じた吐出流
量差を生じることから差動装置と同等の差動機能を発揮
することができる。
【0056】また、上記各実施形態においては、前後進
切換用電磁方向切換弁9をポンプモータ10に内蔵させ
た場合について説明したが、これに限定されるものでは
なく、ポンプモータ10の外側に別設するようにしても
よい。また、上記実勢形態においては、前輪駆動車をベ
ースとした実施例について説明したが、これに限らず後
輪駆動車をベースとした場合にも、ピストンポンプ6を
後輪側に、ポンプモータ10を前輪側に配置すること
で、上記実施例と同様の作用効果を得ることができる。
切換用電磁方向切換弁9をポンプモータ10に内蔵させ
た場合について説明したが、これに限定されるものでは
なく、ポンプモータ10の外側に別設するようにしても
よい。また、上記実勢形態においては、前輪駆動車をベ
ースとした実施例について説明したが、これに限らず後
輪駆動車をベースとした場合にも、ピストンポンプ6を
後輪側に、ポンプモータ10を前輪側に配置すること
で、上記実施例と同様の作用効果を得ることができる。
【0057】さらにまた、上記各実施形態においては、
ピストンポンプ6及びポンプモータ10の吐出流量特性
が図2である場合について説明したが、斜板型可変容量
ポンプモータ10の吐出流量特性を、所定車輪速度V1
以上となったときに吐出流量の増加を停止して一定流量
に保持したり、所定車輪速度V1 より小さい車輪速度V
r から車輪速度の増加に対する吐出流量の増加を緩やか
に変更するようにしてもよい。
ピストンポンプ6及びポンプモータ10の吐出流量特性
が図2である場合について説明したが、斜板型可変容量
ポンプモータ10の吐出流量特性を、所定車輪速度V1
以上となったときに吐出流量の増加を停止して一定流量
に保持したり、所定車輪速度V1 より小さい車輪速度V
r から車輪速度の増加に対する吐出流量の増加を緩やか
に変更するようにしてもよい。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る四
輪駆動車は、主原動機により駆動される駆動車軸の回転
によって流体圧ポンプから回転速度に応じた流量の作動
流体が吐出され、これが第1流路を通じて流体圧駆動手
段の流体圧ポンプモータに作動流体が供給される。ここ
で、高摩擦係数路の走行時のように駆動車軸及び従動車
軸の回転数差が基準回転数差より小さく、駆動車軸から
従動車軸への駆動力の伝達が行われていないときには、
制御手段は電磁切換弁に対して第1位置に切換える制御
を行う。このとき、流体圧ポンプの吐出口及び吸込口が
連通状態となるので、流体圧ポンプの吐出口から吐出さ
れる作動流体は第1流路に流入せず、バイパス流路及び
電磁切換弁を介して流体圧ポンプの吸込口側に流れてい
く。したがって、第1流路には作動油の流動脈動による
振動が発生しないので、車内フロアへの騒音や振動を抑
制することができる。また、フロア下部を長尺配管とし
て延在する第1流路に作動流体が流れないので、配管抵
抗などによる圧力損失が低減し、燃費悪化や作動流体の
温度上昇を防止することができる。
輪駆動車は、主原動機により駆動される駆動車軸の回転
によって流体圧ポンプから回転速度に応じた流量の作動
流体が吐出され、これが第1流路を通じて流体圧駆動手
段の流体圧ポンプモータに作動流体が供給される。ここ
で、高摩擦係数路の走行時のように駆動車軸及び従動車
軸の回転数差が基準回転数差より小さく、駆動車軸から
従動車軸への駆動力の伝達が行われていないときには、
制御手段は電磁切換弁に対して第1位置に切換える制御
を行う。このとき、流体圧ポンプの吐出口及び吸込口が
連通状態となるので、流体圧ポンプの吐出口から吐出さ
れる作動流体は第1流路に流入せず、バイパス流路及び
電磁切換弁を介して流体圧ポンプの吸込口側に流れてい
く。したがって、第1流路には作動油の流動脈動による
振動が発生しないので、車内フロアへの騒音や振動を抑
制することができる。また、フロア下部を長尺配管とし
て延在する第1流路に作動流体が流れないので、配管抵
抗などによる圧力損失が低減し、燃費悪化や作動流体の
温度上昇を防止することができる。
【0059】また、請求項2に係る四輪駆動車は、駆動
車軸及び従動車軸の回転数差が基準回転数差より小さ
く、駆動車軸から従動車軸への駆動力の伝達が行われて
いないときに、制御手段が電磁切換弁に対して第1位置
に切換える制御を行うと流体圧ポンプの吐出口及び吸込
口が連通状態となり、流体圧ポンプの吐出口から吐出さ
れる作動流体は高圧流路に流入せず、バイパス流路及び
電磁切換弁を介して流体圧ポンプの吸込口側に流れてい
くので、請求項1記載と同様の効果を得ることができ
る。また、例えば、車両が後進する際に前後進切換用切
換弁の流路が切り換わらず、流体圧ポンプから吐出され
る作動流体が高圧流路に封じ込まれることが予想される
が、本発明では、制御手段による電磁切換弁に対する第
1位置への切換制御により高圧流路内の作動流体が流体
圧ポンプの吸込口側に流れていき、作動流体は高圧流路
に封じ込まれないので、ブレーキングトルクが発生せず
運転者に違和感を与えることがない。
車軸及び従動車軸の回転数差が基準回転数差より小さ
く、駆動車軸から従動車軸への駆動力の伝達が行われて
いないときに、制御手段が電磁切換弁に対して第1位置
に切換える制御を行うと流体圧ポンプの吐出口及び吸込
口が連通状態となり、流体圧ポンプの吐出口から吐出さ
れる作動流体は高圧流路に流入せず、バイパス流路及び
電磁切換弁を介して流体圧ポンプの吸込口側に流れてい
くので、請求項1記載と同様の効果を得ることができ
る。また、例えば、車両が後進する際に前後進切換用切
換弁の流路が切り換わらず、流体圧ポンプから吐出され
る作動流体が高圧流路に封じ込まれることが予想される
が、本発明では、制御手段による電磁切換弁に対する第
1位置への切換制御により高圧流路内の作動流体が流体
圧ポンプの吸込口側に流れていき、作動流体は高圧流路
に封じ込まれないので、ブレーキングトルクが発生せず
運転者に違和感を与えることがない。
【0060】また、請求項3に係る四輪駆動車は、高摩
擦係数路の走行時のように駆動車軸から従動車軸への駆
動力の伝達が行われていないときには流量制御弁の制御
ポートに低圧の作動流体が入力し、該流量制御弁は、絞
りを介した入力ポートと出力ポートとを連通する第1位
置に切換わる。このとき、供給源から前記絞りを通過し
て流体圧ポンプに流れ込む作動流体はその流れが制限さ
れるので、流体圧ポンプは最小限の吐出流量となる。し
たがって、流体圧ポンプの吐出口から吐出される作動流
体は小流量しか第1流路に流入せず、第1流路には作動
油の流動脈動による振動が発生しないので、車内フロア
への騒音や振動を抑制することができる。また、配管抵
抗などによる圧力損失が低減し、燃費悪化や作動流体の
温度上昇をも防止することができる。
擦係数路の走行時のように駆動車軸から従動車軸への駆
動力の伝達が行われていないときには流量制御弁の制御
ポートに低圧の作動流体が入力し、該流量制御弁は、絞
りを介した入力ポートと出力ポートとを連通する第1位
置に切換わる。このとき、供給源から前記絞りを通過し
て流体圧ポンプに流れ込む作動流体はその流れが制限さ
れるので、流体圧ポンプは最小限の吐出流量となる。し
たがって、流体圧ポンプの吐出口から吐出される作動流
体は小流量しか第1流路に流入せず、第1流路には作動
油の流動脈動による振動が発生しないので、車内フロア
への騒音や振動を抑制することができる。また、配管抵
抗などによる圧力損失が低減し、燃費悪化や作動流体の
温度上昇をも防止することができる。
【0061】また、請求項4に係る四輪駆動車は、高摩
擦係数路の走行時のように駆動車軸及び従動車軸の回転
数差が基準回転数差より小さく、駆動車軸から従動車軸
への駆動力の伝達が行われていないときには、制御手段
は電磁流量制御弁に対して第1位置に切換える制御を行
う。このとき、供給源から前記絞りを通過して流体圧ポ
ンプに流れ込む作動流体はその流れが制限されるので、
流体圧ポンプは最小限の吐出流量となる。したがって、
流体圧ポンプの吐出口から吐出される作動流体は小流量
しか第1流路に流入しないので、前記請求項3と同様の
効果を得ることができる。
擦係数路の走行時のように駆動車軸及び従動車軸の回転
数差が基準回転数差より小さく、駆動車軸から従動車軸
への駆動力の伝達が行われていないときには、制御手段
は電磁流量制御弁に対して第1位置に切換える制御を行
う。このとき、供給源から前記絞りを通過して流体圧ポ
ンプに流れ込む作動流体はその流れが制限されるので、
流体圧ポンプは最小限の吐出流量となる。したがって、
流体圧ポンプの吐出口から吐出される作動流体は小流量
しか第1流路に流入しないので、前記請求項3と同様の
効果を得ることができる。
【0062】さらに、請求項5に係る四輪駆動車は、高
摩擦係数路の走行時のように駆動車軸から従動車軸への
駆動力の伝達が行われていないときに、流体圧供給手段
から吐出する作動流体が低圧であることを流体圧検出手
段が検出する。この流体圧検出手段の検出結果に基づ
き、制御手段は電磁流量制御弁に対して第1位置に切換
える制御を行う。このとき、供給源から前記絞りを通過
して流体圧ポンプに流れ込む作動流体はその流れが制限
されるので、流体圧ポンプは最小限の吐出流量となる。
したがって、流体圧ポンプの吐出口から吐出される作動
流体は小流量しか第1流路に流入しないので、前記請求
項3と同様の効果を得ることができる。
摩擦係数路の走行時のように駆動車軸から従動車軸への
駆動力の伝達が行われていないときに、流体圧供給手段
から吐出する作動流体が低圧であることを流体圧検出手
段が検出する。この流体圧検出手段の検出結果に基づ
き、制御手段は電磁流量制御弁に対して第1位置に切換
える制御を行う。このとき、供給源から前記絞りを通過
して流体圧ポンプに流れ込む作動流体はその流れが制限
されるので、流体圧ポンプは最小限の吐出流量となる。
したがって、流体圧ポンプの吐出口から吐出される作動
流体は小流量しか第1流路に流入しないので、前記請求
項3と同様の効果を得ることができる。
【図1】本発明の第1実施形態を示す概略構成図であ
る。
る。
【図2】本発明に係る流体圧ポンプ及び流体圧ポンプモ
ータの吐出流量特性を示す特性線図である。
ータの吐出流量特性を示す特性線図である。
【図3】本発明に係る制御手段を示すブロック図であ
る。
る。
【図4】前後車軸回転数差と伝達トルクとの関係を示す
特性線図である。
特性線図である。
【図5】本発明の第2実施形態を示す概略構成図であ
る。
る。
【図6】本発明の第3実施形態を示す概略構成図であ
る。
る。
【図7】本発明の第4実施形態を示す概略構成図であ
る。
る。
1 エンジン(主原動機) 4 前車軸(駆動車軸) 6 吸込絞り型ピストンポンプ(流体圧ポンプ) 6b 吸込絞り型ピストンポンプの吸込口 6c 吸込絞り型ピストンポンプの吐出口 8H 高圧配管(第1流路、高圧流路) 8L 低圧配管(第2流路、低圧流路) 9 前後進切換用切換弁 10 斜板型可変容量ポンプモータ(流体圧ポンプモー
タ) 18 後車軸(従動車軸) 20 連通配管(バイパス流路) 22 電磁切換弁 24 コントローラ(制御手段) 26 前車軸回転数センサ(回転数差検出手段) 28 後車軸回転数センサ(回転数差検出手段) 34 流量制御弁 34a 入力ポート 34b 出力ポート 34c 制御ポート 34e 絞り 36 電磁流量制御弁 36a 入力ポート 36b 出力ポート 36c ソレノイド 36e 絞り 38 圧力スイッチ(流体圧検出手段) ΔNF 基準回転数差
タ) 18 後車軸(従動車軸) 20 連通配管(バイパス流路) 22 電磁切換弁 24 コントローラ(制御手段) 26 前車軸回転数センサ(回転数差検出手段) 28 後車軸回転数センサ(回転数差検出手段) 34 流量制御弁 34a 入力ポート 34b 出力ポート 34c 制御ポート 34e 絞り 36 電磁流量制御弁 36a 入力ポート 36b 出力ポート 36c ソレノイド 36e 絞り 38 圧力スイッチ(流体圧検出手段) ΔNF 基準回転数差
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北田 裕生 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】 主原動機により駆動される駆動車軸と、
該駆動車軸に連動して回転し、作動流体を吐出する流体
圧ポンプを有する流体圧供給手段と、従動車軸に連動し
て回転する流体圧ポンプモータを有する流体圧駆動手段
と、前記流体圧ポンプの吐出口と前記流体圧駆動手段の
吸込口とを連通する第1流路と、前記流体圧駆動手段の
吐出口と前記流体圧ポンプの吸込口とを連通する第2流
路とを備えた四輪駆動車において、 前記流体圧ポンプの吐出口側と吸込口側とを連通するバ
イパス流路と、このバイパス流路に介挿されて前記流体
圧ポンプの吐出口及び吸込口を連通状態とする第1位置
と前記流体圧ポンプの吐出口及び吸込口を非連通状態と
する第2位置とに切換わる電磁切換弁と、前記駆動車軸
及び前記従動車軸の回転数差を検出する回転数差検出手
段と、該回転数差検出手段により検出した回転数差に基
づいて前記電磁切換弁の切換制御を行う制御手段とを備
え、 前記制御手段は、二輪駆動走行状態に発生する前記駆動
車軸及び前記従動車軸の回転数差が小さい値を基準回転
数差として予め設定し、前記回転数差検出手段による回
転数差の検出値が前記基準回転数差以下であるときに前
記電磁切換弁を前記第1位置に切換えると共に、前記回
転数差の検出値が前記基準回転数差を上回るときに前記
電磁切換弁を前記第2位置に切換えることを特徴とする
四輪駆動車。 - 【請求項2】 主原動機により駆動される駆動車軸と、
該駆動車軸に連動して回転し、作動流体を吐出する流体
圧ポンプを有する流体圧供給手段と、従動車軸に連動し
て回転する流体圧ポンプモータと、この流体圧ポンプモ
ータの近傍に配設され該流体圧ポンプモータの吸込口及
び吐出口に対する流路を切換える前後進切換用切換弁
と、前記流体圧ポンプの吐出口と前記前後進切換用切換
弁の吸込口とを連通する高圧流路と、前記前後進切換用
切換弁の吸込口と前記流体圧ポンプモータの吐出口とを
連通する低圧流路とを備えた四輪駆動車において、 前記流体圧ポンプの吐出口側と吸込口側とを連通するバ
イパス流路と、このバイパス流路に介挿されて前記流体
圧ポンプの吐出口及び前記ポンプ吸込口を連通状態とす
る第1位置と前記流体圧ポンプの吐出口及びポンプ吸込
口を非連通状態とする第2位置とに切換わる電磁切換弁
と、前記駆動車軸及び前記従動車軸の回転数差を検出す
る回転数差検出手段と、該回転数差検出手段により検出
した回転数差に基づいて前記電磁切換弁の切換制御を行
う制御手段とを備え、 前記制御手段は、二輪駆動走行状態に発生する前記駆動
車軸及び前記従動車軸の回転数差が小さい値を基準回転
数差として予め設定し、前記回転数差検出手段による回
転数差の検出値が前記基準回転数差以下であるときに前
記電磁切換弁を前記第1位置に切換えると共に、前記回
転数差の検出値が前記基準回転数差を上回るときに前記
電磁切換弁を前記第2位置に切換えることを特徴とする
四輪駆動車。 - 【請求項3】 主原動機により駆動される駆動車軸と、
該駆動車軸に連動して回転し、作動流体の供給源から吸
入した作動流体を吐出する流体圧ポンプを有する流体圧
供給手段と、従動車軸に連動して回転する流体圧ポンプ
モータを有する流体圧駆動手段と、前記流体圧ポンプの
吐出口と前記流体圧駆動手段の吸込口とを連通する第1
流路と、前記流体圧駆動手段の吐出口と前記流体圧ポン
プの吸込口とを連通する第2流路とを備えた四輪駆動車
において、 前記供給源と前記流体圧ポンプの吸込口との間の吸入流
路に、前記供給源側に接続する入力ポートと、前記流体
圧ポンプの吸込口側に接続する出力ポートと、前記流体
圧ポンプの吐出口から吐出される作動流体の一部が制御
圧として入力する制御ポートと、作動流体の流れを制限
する絞りを有するパイロット操作形式の流量制御弁を介
挿し、 当該流量制御弁は、前記従動車軸に対して駆動力の伝達
を行わない低圧の作動流体が制御圧として前記制御ポー
トに入力したときに前記絞りを介して前記入力ポートと
前記出力ポートとを連通する第1位置に切換わると共
に、前記従動車軸に対して駆動力の伝達を行う所定圧の
作動流体が制御圧として前記制御ポートに入力したとき
に前記絞りを介せずに前記入力ポートと前記出力ポート
とを連通する第2位置に切換わることを特徴とする四輪
駆動車。 - 【請求項4】 主原動機により駆動される駆動車軸と、
該駆動車軸に連動して回転し、作動流体の供給源から吸
入した作動流体を吐出する流体圧ポンプを有する流体圧
供給手段と、従動車軸に連動して回転する流体圧ポンプ
モータを有する流体圧駆動手段と、前記流体圧ポンプの
吐出口と前記流体圧駆動手段の吸込口とを連通する第1
流路と、前記流体圧駆動手段の吐出口と前記流体圧ポン
プの吸込口とを連通する第2流路とを備えた四輪駆動車
において、 前記供給源と前記流体圧ポンプの吸込口との間の吸入流
路に介挿されて前記供給源側に接続する入力ポートと、
前記流体圧ポンプの吸込口側に接続する出力ポートと、
作動流体の流れを制限する絞りとを有し、且つ前記絞り
を介して前記入力ポートと前記出力ポートとを連通する
第1位置と前記絞りを介せずに前記入力ポートと前記出
力ポートとを連通する第2位置とに切換わる電磁流量制
御弁と、 前記駆動車軸及び前記従動車軸の回転数差を検出する回
転数差検出手段と、 該回転数差検出手段により検出した回転数差に基づいて
前記電磁流量制御弁の切換制御を行う制御手段とを備
え、 前記制御手段は、二輪駆動走行状態に発生する前記駆動
車軸及び前記従動車軸の回転数差が小さい値を基準回転
数差として予め設定し、前記回転数差検出手段による回
転数差の検出値が前記基準回転数差以下であるときに前
記電磁流量制御弁を前記第1位置に切換えると共に、前
記回転数差の検出値が前記基準回転数差を上回るときに
前記電磁流量制御弁を前記第2位置に切換えることを特
徴とする四輪駆動車。 - 【請求項5】 主原動機により駆動される駆動車軸と、
該駆動車軸に連動して回転し、作動流体の供給源から吸
入した作動流体を吐出する流体圧ポンプを有する流体圧
供給手段と、従動車軸に連動して回転する流体圧ポンプ
モータを有する流体圧駆動手段と、前記流体圧ポンプの
吐出口と前記流体圧駆動手段の吸込口とを連通する第1
流路と、前記流体圧駆動手段の吐出口と前記流体圧ポン
プの吸込口とを連通する第2流路とを備えた四輪駆動車
において、 前記供給源と前記流体圧ポンプの吸込口との間の吸入流
路に介挿されて前記供給源側に接続する入力ポートと前
記流体圧ポンプの吸込口側に接続する出力ポートと作動
流体の流れを制限する絞りとを有し、且つ前記絞りを介
して前記入力ポートと前記出力ポートとを連通する第1
位置と前記絞りを介せずに前記入力ポートと前記出力ポ
ートとを連通する第2位置とに切換わる電磁流量制御弁
と、 前記流体圧供給手段から吐出される作動流体の圧力の変
化状態を検出する流体圧検出手段と、 該流体圧検出手段の検出結果に基づいて前記電磁流量制
御弁の切換制御を行う制御手段とを備え、 前記制御手段は、前記流体圧検出手段により前記従動車
軸に対して駆動力の伝達を行わない低圧の作動流体に達
したことを検出したときに前記電磁流量制御弁を前記第
1位置に切換えると共に、前記流体圧検出手段により前
記従動車軸に対して駆動力の伝達を行う所定圧の作動流
体に達したことを検出したときに前記電磁流量制御弁を
前記第2位置に切換えることを特徴とする四輪駆動車。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23561795A JPH0976781A (ja) | 1995-09-13 | 1995-09-13 | 四輪駆動車 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23561795A JPH0976781A (ja) | 1995-09-13 | 1995-09-13 | 四輪駆動車 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0976781A true JPH0976781A (ja) | 1997-03-25 |
Family
ID=16988670
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23561795A Pending JPH0976781A (ja) | 1995-09-13 | 1995-09-13 | 四輪駆動車 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0976781A (ja) |
-
1995
- 1995-09-13 JP JP23561795A patent/JPH0976781A/ja active Pending
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